JPS638543Y2 - - Google Patents

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JPS638543Y2
JPS638543Y2 JP1981145535U JP14553581U JPS638543Y2 JP S638543 Y2 JPS638543 Y2 JP S638543Y2 JP 1981145535 U JP1981145535 U JP 1981145535U JP 14553581 U JP14553581 U JP 14553581U JP S638543 Y2 JPS638543 Y2 JP S638543Y2
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JP
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gear
clutch
valve
side clutch
spool
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JP1981145535U
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JPS5848568U (ja
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 従来、コンバイン等の走行装置における超信地
旋回機構は1速で走行する作業中は勿論のこと路
上走行すべく2速以上の高速にした時にも作動す
るように構成されていたので、高速走行時に操作
を誤つて超信地旋回すると機体が不意に急旋回し
てジヤンピングし、操縦者にとつてきわめて危険
であつた。
このような問題点を解決せんとするものとして
ミツシヨンケース内に高速操作に連動するストツ
パーをクラツチアームに対設したものは実公昭40
−5707号公報により提案されたが、前記ストツパ
ーを手動操作力に対抗し得るようにするためには
相当強固に構成しなければならないので、それを
収納するミツシヨンケースが大型化すると共にミ
ツシヨンケースを分解しないと整備点検すること
ができない等の問題点があり、また、サイドクラ
ツチギヤの軸にブレーキを断続するクラツチを介
装し、逆転伝動系にもクラツチを介装し、それら
のクラツチを処理対象となる穀稈の有無に関連し
て断続するようにしたものは特開昭54−15822号
公報により提案されたが、所謂、信地旋回を行な
うためにサイドクラツチ軸にブレーキ及びそれを
作動非作動にするためのクラツチを設けなければ
ならないので、構成が複雑になつて著しくコスト
高になると共に穀稈の有無によりクラツチを断続
する制御装置をも必要とし、その上、超信地旋回
せんとする時、穀稈を検出するセンサーが障害物
を検出すると、操縦者は機体が超信地旋回するも
のと予測して操作しているところ、意に反して大
きな回行半径で回行するので、畦畔に乗り上げた
り、構築物に衝突して事故を起す等の問題点があ
り、更に、操作盤に穿設されたサイドクラツチレ
バーのガイド溝の中途部に超信地旋回用の横溝を
設け、この横溝に高速時にそれを閉鎖するストツ
パーを付設したものを実開昭55−161660号公報に
より提案したが、サイドクラツチレバーを通常の
前後傾動操作に加え横作動することは操作性及び
操作感が悪くなり、かつ操作機構も複雑になる等
の問題点があり、しかも前記各既知の考案はいず
れも噛合クラツチであつたので、機体を旋回させ
る時、急激に起動するので危険であつた。
本考案は前述の諸問題を解決せんとするもので
あつて、ミツシヨンケース内のサイドクラツチギ
ヤを逆回転させる伝動系中に、油圧によつて作動
するトルク可変クラツチを挿入し、該トルク可変
クラツチを制御する単一のバルブをミツシヨンケ
ースの外側に装着し、左右のサイドクラツチ操作
系を往復動する単一の受部材に連繋し、該受部材
と前記バルブのスプールとを可撓部材を介して連
動連結し、前記バルブに、上記両操作系と連動し
て高速時に前記スプールの作動を制限する単一の
ストツパーを付設し、このストツパーが作用姿勢
になると上記可撓部材が前記往復動する部材の作
動を撓むことにより吸収するように構成したこと
を特徴とするものである。
以下図面に示す実施例について説明すると、第
1図において、1は無段変速装置に従動プーリー
であつて、ミツシヨンケースの入力軸2に装着し
てあり、該入力軸2は変速軸のギヤ4をギヤ5,
6を介して駆動し、変速軸3のシフトギヤ7を、
ブレーキクラツチ軸8のギヤ9に噛合させると1
速になり、ギヤ10に噛合している変速ギヤ11
の側面に噛合させると2速になり、逆転軸12の
ギヤ13に噛合させるとブレーキクラツチ軸8は
逆回転する。
14はブレーキクラツチ軸8のギヤ15に噛合
するセンターギヤ16と、その両側に係脱して動
力を断続するサイドクラツチギヤ17a,17b
とを回転自在に軸支した操向軸であつて、その一
端には側面にクラツチ爪を有する逆回転体18a
を固定し、他端に固着した逆回転体は軸着部の内
側面にクラツチ爪を有する逆転ギヤ18bで構成
してあり、該逆転ギヤ18bは中間軸19のギヤ
20に噛合し、中間軸19のもう一つのギヤ21
は前記ブレーキクラツチ軸8に可変トルククラツ
チ22を介して連繋したギヤ23に噛合してい
る。
また、前記サイドクラツチギヤ17a,17b
は左右のクローラーを駆動する車軸24,24の
内端部に取付けた車軸ギヤ25,25に噛合して
いる。
第2〜8図において、26a,26bは前記サ
イドクラツチギヤ17a,17bのシフターaを
駆動するシフターカムcを装着した左右一対のシ
フター軸であつて、その外端部に固定したボスに
は後述するバルブ(切替弁又は可変絞弁)27の
スプール28を作動させる揺動アーム29a,2
9bと、先端が操縦部にある左右のサイドクラツ
チレバーにワイヤー30a,30bにより連結さ
れたアーム31a,31bを突設してある。
そして、前記揺動アーム29a,29bが当接
する受板32は軸33の一端に固定し、該軸33
は支点軸34に取付けられたプレート35にピン
35aを介して支持されていて調節ナツト36を
螺合し、他端はゴム等の可撓パイプ37を介して
前記スプール28の先端に連結してある。
また、前記トルク可変クラツチ22を作動する
油圧シリンダーの前記バルブ27の側面にはL型
受金38によりスプール28と平行な軸39が摺
動自在に保持されており、該軸39の先端はアー
ム40とピン41によりスプール28に連結し、
アーム40の受金38との間に押出付勢するスプ
リング41aを介装し、基部には抜け止め用のC
リング41bが装着してある。
更に前記バルブ27に突設したピン42にはス
トツパーボルト43とアーム44とを有するボス
45が遊嵌してあり、アーム44はロツド46に
より、前記シフトギヤ7のシフター軸47から突
出したアーム48に、シフトギヤ7を1速にセツ
トするとストツパーボルト43が第2図に実線
(第4図では鎖線)で示す位置にあり、2速にセ
ツトすると第4図に実線で示す位置へ回動するよ
うに連結してある。
次に作用について説明すると、例えばコンバイ
ンにおいて刈取脱穀作業中シフトギヤ7をギヤ9
に噛合させて1速で機体を走行させている時、走
行方向を変更すべく一方のサイドクラツチレバー
を引いてワイヤー30bによりアーム31bを第
4図に鎖線で示す位置から実線で示す位置へ回動
させると、サイドクラツチギヤ17bがセンター
ギヤ16から離脱して逆転ギヤ18bに噛合す
る。
その間、シフターaと一体なアームbは第8図
aに示す如くシフター軸26bのシフターカムc
によつて回動し、前述のようにサイドクラツチギ
ヤ17bを移動させ、同図bの状態でサイドクラ
ツチギヤ17bは逆転ギヤ18bの爪に完全に係
合する。
サイドクラツチレバーを更に引張ると、一方で
はアームbの先端の突起は同図cに示す如くカム
cの周面に乗り上げるのでサイドクラツチギヤ1
7bは噛合状態を保持し続け、他方シフター軸2
6bは更に回転するので、揺動アーム29bが受
板32を押し上げ、それにともなつて可撓パイプ
37を介してスプール28を徐々に押し下げてバ
ルブ27を開く。
その時1速となつていて、ストツパーボルト4
3は第4図に鎖線で示す位置へ退避しているので
スプール28の作動を停止させない。
このようにバルブ27が開いて作動油が油圧シ
リンダーに圧入されると前記トルク可変クラツチ
22の伝達トルクが次第に大となり、ギヤ23,
21、中間軸19、ギヤ20、逆転ギヤ18b及
び操向軸14を介してその側の車軸24は最初制
動されトルクが大となると遂には完全に逆回転す
る。
従つて、機体はサイドクラツチギヤ17bを切
つた状態又は逆回転ギヤ18bに係合させただけ
では大きな回行半径で回行し、次いでトルク可変
クラツチ22が作動するにつれて次第に回行半径
が小となり、逆転ギヤ18bが停止した時信地旋
回をなし、それ以後逆向きに回転しながら速度を
増大させ、完全な入り状態になると左右の走行装
置が同じ速度で互いに逆回転して超信地旋回とな
る。
また、両方のサイドクラツチレバーを同時に切
つて更にその側へ引張ると機体は停止してから直
線的にバツクする。
次に路上走行時にシフトギヤ7をギヤ11にド
ツクさせて2速で走行中に一方のサイドクラツチ
レバーを引くと、前記ストツプボルト43は第4
図に実線で示す位置にあるので、揺動アーム29
bが受板32を押すと可撓パイプ37が撓み、ス
プール28の作動による最高圧が制限され、従つ
てトルク可変クラツチ22は入り状態に作動せ
ず、高速走行していると機体が急旋回することが
なく、前記ストツパーボルト43を回動して進退
調節すると、前記最高圧の調整を行なうことがで
きる。
また、超信地旋回する時もサイドクラツチギヤ
17a又は17bは速度を低下させながら停止状
態を経て逆向きに回転速度を所定の速度まで次第
に高めるので急激な旋回が起らず安全である。
また、変速機構、サイドクラツチ機構の操作部
材及び超信地旋回油圧バルブ並びにその連動機構
をミツシヨンの外面に設けたので、整備性が向上
した。
なお、図面中49はブレーキである。
本考案は前述のようにミツシヨンケース内のサ
イドクラツチギヤを逆回転させる伝動系中に、油
圧によつて作動するトルク可変クラツチを挿入
し、該トルク可変クラツチを制御する単一のバル
ブをミツシヨンケースの外側に装着し、左右のサ
イドクラツチ操作系を往復動する単一の受部材に
連繋し、該受部材と前記バルブのスプールとを可
撓部材を介して連動連結し、前記バルブに、上記
両操作系と連動して高速時に前記スプールの作動
を制限する単一のストツパーを付設し、このスト
ツパーが作用姿勢になると上記可撓部材が前記往
復動する部材の作動を撓むことにより吸収するよ
うに構成したので、低速走行する作業中にはいず
れのサイドクラツチ操作系を作動させた場合で
も、単一の受部材が一方向に往復動し、それによ
り可撓部材を介して単一のバルブのスプールを順
次作動させ、その結果、トルク可変クラツチは伝
達トルクを次第に大きくし、回転を伝えないブレ
ーキ状態で機体を超信地旋回させることができ、
その状態から前記サイドクラツチ操作系を更に作
動させると伝達トルクが更に増大して逆回転し、
遂にはクラツチが完全に入つた状態になつて機体
を超信地旋回せしめることができる。
また、高速走行時には逆回転伝動系のトルク可
変クラツチを油圧により作動させるためのバルブ
がサイドクラツチの操作系と連動するストツパー
により阻止され、それにより左右のサイドクラツ
チ操作系に連動して往復動する単一の受部材の作
動を、可撓部材が撓むことにより吸収してバルブ
の作動を制限することができ、結局、サイドクレ
ツチレバーを通常の操作方向と交叉する方向へ傾
動するような面倒な操作をしなくとも超信地旋回
と信地旋回等を同じ操作パターンで行なうことが
でき、運転技術が未熟であつても簡単な操作で安
全な運転を行なうことができる。
更に、左右のサイドクラツチ操作系のストツパ
ーを単一のもので兼用することができ、構成を簡
略化してコストダウンと小型化を図ることができ
る。
しかも、処理対象物を検出して複数のクラツチ
の入断を制御する機構を必要とせず、構成を簡略
化してコストダウンを図ることができると共に誤
検出による操作ミスをすることがなく、この点で
も安全である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はミツシヨンの展開断面図、第2図は同上
正面図、第3図は同上側面図、第4図は作用図、
第5図は一部を破断した同上側面図、第6図はサ
イドクラツチギヤ作動部の側断面図、第7図は同
上作用図、第8図a,b,c、はシフターカムの
作用図である。 7……シフトギヤ、16……センターギヤ、1
7a,17b……サイドクラツチギヤ、18a…
…逆回転体、22……トルク可変クラツチ、27
……バルブ、28……スプール、29a,29b
……揺動アーム、42……ストツパーボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミツシヨンケース内のサイドクラツチギヤを逆
    回転させる伝動系中に、油圧によつて作動するト
    ルク可変クラツチを挿入し、該トルク可変クラツ
    チを制御する単一のバルブをミツシヨンケースの
    外側に装着し、左右のサイドクラツチ操作系を往
    復動する単一の受部材に連繋し、該受部材と前記
    バルブのスプールとを可撓部材を介して連動連結
    し、前記バルブに、上記両操作系と連動して高速
    時に前記スプールの作動を制限する単一のストツ
    パーを付設し、このストツパーが作用姿勢になる
    と上記可撓部材が前記往復動する部材の作動を撓
    むことにより吸収するように構成したことを特徴
    とする走行装置における超信地旋回装置。
JP14553581U 1981-09-30 1981-09-30 走行装置における超信地旋回装置 Granted JPS5848568U (ja)

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JPS5848568U JPS5848568U (ja) 1983-04-01
JPS638543Y2 true JPS638543Y2 (ja) 1988-03-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415822A (en) * 1977-07-04 1979-02-06 Kubota Ltd Steering device for travelling farm machine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54176932U (ja) * 1978-06-01 1979-12-14
JPS55161660U (ja) * 1979-04-29 1980-11-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5415822A (en) * 1977-07-04 1979-02-06 Kubota Ltd Steering device for travelling farm machine

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JPS5848568U (ja) 1983-04-01

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