JPS5841803B2 - 移動農作業機 - Google Patents

移動農作業機

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JPS5841803B2
JPS5841803B2 JP8113178A JP8113178A JPS5841803B2 JP S5841803 B2 JPS5841803 B2 JP S5841803B2 JP 8113178 A JP8113178 A JP 8113178A JP 8113178 A JP8113178 A JP 8113178A JP S5841803 B2 JPS5841803 B2 JP S5841803B2
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JP
Japan
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transmission
neutral
arm
shaft
linking
Prior art date
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JP8113178A
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JPS557079A (en
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博幸 三木
正 中村
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、対地駆動作業装置を昇降駆動させる機構を有
するとともに、前記対地駆動作業装置への伝動系に高・
低−中立切換自在な変速装置を介在させであるトラクタ
などの移動農作業機に関する。
従来は、耕耘ロータリ装置などの対地駆動作業装置を所
望の高さ位置にまで駆動上昇させて機体旋回や路上走行
などを行なう際、高低何れかの変速状態にある変速装置
を変速中立位置に一々手動操作することによって、対地
上昇された作業装置が駆動状態のままにあることに起因
する対人面での危険防止を図っていたが、この場合は機
体旋回時や路上走行への切換時など、もともと種々の操
作を要する上に、変速装置の中立操作が加わるため、全
体として操作が煩雑になるばかりでなく、その中立位置
への操作忘れを招き易(、その結果、前記作業装置が、
駆動されたままの状態での機体旋回や路上走行が行なわ
れてしまう可能性があった。
そこで、かかる欠点を解決すべ(、変速装置が高低何れ
の変速状態にあるときでも、対地駆動作業装置が所定位
置まで上昇されれば、この変速装置を自動的に中立に戻
す手段が、たとえば特開昭52−131803号公報で
、提案されている。
しかし、このものはすべてが油圧によって作動されるも
の故に、コスト高になる上に機構的にも複雑である欠点
を有していた。
本発明は、上述の実情に鑑み、機体旋回時や路土走行時
等における安全性確保の上で必要な変速装置の変速中立
位置への切換えを、この時の必須の動作である対地駆動
作業装置の駆動上昇動作を有効に利用して自動的にかつ
確実に行なうことができるようにして、操作の簡略化を
図れるものを構造簡単にして、且つ低廉に提供できるよ
うにせんとするもので、冒頭に記した移動農作業機にお
いて、対地駆動作業装置を昇降駆動させる機構の油圧シ
リンダのピストンロッドとリフトアームとの枢支ピンに
係合可能な係止突片を有し、かつ、この油圧シリンダ伸
張作動に伴って機体後方に摺動移動される連動部材を設
けるとともに、この連動部材の摺動移動方向に直交する
方向の横軸芯周りで揺動自在な中立位置規制アームを設
け、該アームの一端を、変速装置の切換用可動部材をシ
フトさせるためのシフトフォークを設けであるシフトフ
ォーク軸に連動連結するとともに、前記規制アームの、
その揺動軸芯を対称中心とする上下三箇所に連係ピンを
固着し、かつ、前記連動部材の前端には、前記連係ピン
と接当係合可能な係止片を連設し、もって、前記変速装
置が高低何れの変速状態にあるときでも、対地駆動作業
装置が所定位置まで駆動上昇されたとき、前記可動部材
を自動的に変速中立位置に移動させるように構成しであ
ることを特徴とする。
つまり、リフトアームの所定位置への上昇に連動してシ
フトフォークを中立位置に復帰させるための操作構造部
分がすべて機械的に構成されている故に、従来の油圧に
よるものに較べてこの連動構造が簡単なものとなる上に
、はるかに低廉となる。
従って又補修点検等メンテナンスの面においてもはるか
に有オリとなり、加えてこの連動構造を構成する各部材
は油圧シリンダのピストンロッドとリフトアームとの枢
支ピンの作動方向に沿って作動できるように構成されて
いるが故に、一層簡素に構成でき、且つ、故障等も生じ
にくいものとして提供できるもので、産業利用の価値は
多大である。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は農用トラクタを示し、トラクタ本体1の構成部
材であるミッションケース2の後方に、このミッション
ケース2から後方に突出されたPTO軸3によって駆動
される対地駆動作業装置の一つである耕耘ロータリ装置
4を、一本のトップリンク5と平面視においてほぼへの
字状に対設した一対のロアリンク6.6とを介して昇降
自在に連結するとともに、前記ミッションケース2側に
設けた昇降駆動機構7の油圧シリンダ7Aによって上下
方向揺動駆動される一対のリフトアーム8.8と前記ロ
アリンク6.6とをリフトロッド9.9を介して枢支連
結し、以って、前記油圧シリンダ7Aの作業に伴うリフ
トアーム8,8の上下揺動により、耕耘ロータリ装置4
を昇降駆動させるべく構成している。
前記ミッションケース2に内装具備される伝動機構は第
2図で示す如く構成されている。
即ち、ミッションケース2内部の、機体前後方向で三つ
に区画された伝動用空間2人、2B。
2Cのうち、前部空間2人に、エンジン10によって駆
動される推進軸11と走行系の出力軸12ならびに作業
装置系の出力軸13とを軸架し、前記推進軸11と走行
系出力軸12との間に、油圧ラッチ14A・・・・・・
・・・を選択的に入り作動させることにより出力軸12
を前進3段、後進1段に変速することが可能な変速装置
14を設けるとともに、前記推進軸11と作業装置系出
力軸13との間には、中央空間2B及び後部空間2Cと
に亘って軸架したPTO伝動軸15を介して前記PTO
軸3の回転数を3段に変速する変速装置16を設け、か
つ、前記PTO伝動軸15を、作業装置系出力軸13に
連動させた高速状態Hと前後輪17゜18に動力を伝達
するベベルピニオン軸19に同期させた低速状態りなら
びに中立状態Nとに切換可能な変速装置20を設けてい
る。
前記変速装置20は、次の如く構成されている。
即ち、PTO伝動軸15に、前記出力軸13に固着した
ギヤ13Aと常時咬合する第1ギヤ21Aとベベルピニ
オン軸19に固着したギヤ19Aと常時咬合する第2ギ
ヤ21Bとを回転のみ自在に嵌着するとともに、これら
両ギヤ21A。
21B間に位置するPTO伝動軸15のスプライン軸部
分には、前記両ギヤ21A、21Bに形成したドック爪
21 a 、21 bに嵌係合可能なドック爪22a、
22bを有する切換用可動部材22を摺動自在に嵌着し
、以って、前記切換用可動部材22をPTO伝動軸15
の軸芯方向に摺動させることにより、このPTO伝動軸
15を高速H1低速し、中立Nの三状態に切換えるべく
構成している。
そして、第3図、第4図で示すように、前記昇降駆動機
構7の油圧シリンダ7Aと変速装置20の切換用可動部
材22との間に、この変速装置20が高低n > L
FJれの変速状態にあるときでも、前記耕耘ロータリ装
置4が所定位置まで駆動上昇されたとき、前記可動部材
22を自動的に変速中立位置Nに移動させる連係機構2
4を設けるとともに、この連係機構24による連係作用
時期を調整するための調整装置25が設けられている。
前記連係機構Z4及び調整装置25は次の如く構成され
ている。
即ち、ミッションケース2の後部空間2Cに、機体前後
方向に治う調整軸26を回転のみ自在に軸架し、この調
整軸26に摺動自在に外嵌させた筒状部材27の前端ス
プライン部分27Aに、油圧シリンダ7Aのピストンロ
ッド1aとリフトアーム8,8との枢支ピン23に係合
可能な係止突片28aを有し、かつ、この油圧シリンダ
7A伸張作動に伴って機体後方に摺動移動される連動部
材28を設けるととに、前記調整軸26のスプライン部
分26Aに摺動自在に外嵌させた筒状の調整用摺動部材
29を前記筒状部材27の後端に螺合させ、かつ、前記
連動部材28のボス部28Aと前記調整用摺動部材29
の前端部に形状した環状段部29aとの間に亘って、前
記連動部材28を筒状部材27の軸芯方向に沿って機体
前方に移動付勢するスプリング30を介装している。
また、前記調整軸26の軸芯を通る横軸芯周りで揺動自
在な中立位置規制アーム31と前記切換用可動部材22
をシフトさせるためのシフトフォーク32Aを設けであ
るシフトフォーク軸32とを切欠溝36及びピン37を
介して連動連結するとともに、前記規制アーム31の、
その揺動軸芯を対称中心とする上下三箇所に、調整軸2
6側に突出する連係ピン33A、33Bを固着し、力′
)つ、前記筒状部材21の前端には、前記連係ピン33
A、33Bと接当係合可能な係止片34を設けている。
尚、図中35は、前記調整軸26の、ミッションケース
2よりも後方に突出する軸部分に設けた調整用摘みであ
る。
そして、前記油圧シリンダ7Aの伸張作動に伴う連動部
材28の機体後方への摺動移動によって、前記スプリン
グ30が一定以上に弾性変位されたとき、言換えれば、
耕耘ロータリ装置4が所定位置にまで駆動上昇されたと
き、このスプリング300弾性付勢力によって、筒状部
材27が調整軸26の軸芯方向に沿って機体後方に移動
させて、この筒状部材27の移動に伴う係止片34のピ
ン押圧作用により、前記規制アーム31.シフトフォー
ク軸32、シフトフォーク32Aを介して、高速状態H
又は低速状態りにある前記可動部材22を変速中立位置
Nにまで自動的に移動させるべく構成している。
また、前記調整軸26の回転操作に伴う筒状部材27と
調整用摺動部材29との相対回転によって、これら両部
材27,29を調整軸26の軸芯方向に沿って相対遠近
移動させることにより、連係機構え4による連係作用時
期を調整する。
つまり、耕耘ロータリ装置4の上昇高さ位置に対する切
換用可動部材22の変速中立位置Nへの切換移動時期を
調整すべく構成している。
従って、今第3図に示した作用状態、つまり変速装置2
0の切換用可動部材22が左方の第1ギヤ21Aに噛合
して高速伝動状態にあり、ロータリー耕耘装置4が下降
して耕耘作業を行っている状態、では、シリンダーロッ
ド7aとリフトアーム8との枢支ピン23は連動部材2
8の係止突片28aに係合しておらず、又規制アーム3
1はその揺動軸芯を中心にして下端が左方に揺動し、二
つの連係ピン33A、33Bの内の下方の連係ピン33
Bがこの揺動軸芯より前方側に、又上方の連係ピン33
Aが後方側にあり、係止片34は下方の連係ピン33B
の前方に位置している。
以上の如き作用状態からリフトアーム8を上昇させると
枢支ピン23が後方に揺動移動して来て連動部材28の
係止片28aに係合し、この連動部材28を後方へ摺動
移動させることとなるので、この連動部材28の移動が
スプリング30を圧縮する。
そして、更にリフトアームの上昇がつづきその上昇所定
位置にまで至ろうとすると、スプリング30の圧縮反発
力によって、調整用摺動部材29が後方へ摺動移動し、
これにともなって筒状部材27が一体的に後方へ摺動移
動し、前端の係止片34も後方へ移動することとなる。
従ってこの係止片34の後方移動により、下方の連係ピ
ン33Bが後方に押圧され、規制アーム31が揺動軸芯
を中心にしてその下端が後方に揺動されてシフトフォー
ク軸32が後方へ摺動するに至り、シフトフォーク32
Aを介して切換用可動部材22が中立状態Nに戻され、
PTQ伝動軸15への動力伝達が断たれるのである(第
4図)。
又、逆に切換用可動部材22が低速状態にあるときは、
規制アーム31がその下端を第4図実線の位置より後方
に位置され、又上方の連係ピン33Aが揺動軸芯より前
側に、又下方の連係ピン33Bが後方にある姿勢に保た
れ、他の部材は第3図と同様の位置を保っている。
そしてロータリー耕耘装置15を上昇させれば各部材は
先と同様の動きを生ずるのであるが、この場合は、係止
片34によって上方の連係ピン33Aが後方に押されて
規制アーム31の下端は前方へ揺動して第4図実線の位
置に戻る点が前記高速状態から中立に戻す場合の作動状
態と異なる。
つまり規制アーム31は逆の動き方をすることになる。
以上のようにして切換用可動部材が高・低いずれの変速
作用位置にあっても、リフトアームの所定位置上昇によ
りこの切換用可動部材22が自動的に中立状態Nに戻さ
れることになるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る移動農作業機の実施例を示し、第1
図は農用トラクタの全体側面図、第2図は要部の伝動系
統を示す概略側面図、第3図、第4図は要部の拡大一部
切欠側面図とその作用図である。 4・・・・・・対地駆動作業装置、1・・・・・・昇降
駆動機構、7A・・・・・・油圧シリンダ、1a・・・
・・・ピストンロッド、8・・・・・・リフトアーム、
20・・・・・・変速装置、22・・・・・・切換用可
動部材、23・・・・・・枢支ピン、24・・・・・・
連係機構、25・・・・・・調整装置、28・・−・・
・連動部材、28a・・・・・・係止突片、31・・・
・・・規制アーム、32・・・・・・シフトフォーク軸
、32A・・・・・・シフトフォーク、33A、33B
・・・・・・連係ピン、34・・・・・・係(止片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 対地駆動作業装置4を昇降駆動させる機構7を有す
    るとともに、前記対地駆動作業装置4への伝動系に高−
    低・中立切換自在な変速装置20を介在させである移動
    農作業機において、前記昇降駆動機構7の油圧シリンダ
    7Aのピストンロッド7aとリフトアーム8,8との枢
    支ピン23に係合可能な係止突片28aを有し、かつ、
    この油圧シリンダ7A伸張作動に伴って機体後方に摺動
    移動される連動部材28を設けるとともに、この連動部
    材28の摺動移動方向に直交する方向の横軸芯周りで揺
    動自在な中立位置規制アーム31を設け、該アーム31
    の一端を、変速装置20の切換用可動部材22をシフト
    させるためのシフトフォーク32Aを設けであるシフト
    フォーク軸32に連動連結するとともに、前記規制アー
    ムUの、その揺動軸芯を対称中心とする上下三箇所に連
    係ピン33A、33Bを固着し、かつ、前記連動部材2
    8の前端には、前記連係ピン33A、33Bと接当係合
    可能な係止片34を連設し、もって、前記変速装置20
    が高低何れの変速状態にあるときでも、対地駆動作業装
    置4が所定位置まで駆動上昇されたとき、前記可動部材
    22を自動的に変速中立位置に移動させるように構成し
    であると(とを特徴とする移動農作業機。
JP8113178A 1978-07-03 1978-07-03 移動農作業機 Expired JPS5841803B2 (ja)

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JPS557079A JPS557079A (en) 1980-01-18
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KR102036427B1 (ko) 2015-05-29 2019-10-24 아사히 가세이 가부시키가이샤 기체 분리막
KR102022206B1 (ko) 2015-08-13 2019-09-17 아사히 가세이 가부시키가이샤 기체 분리막
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