JP2622198B2 - 作業車 - Google Patents

作業車

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JP2622198B2
JP2622198B2 JP3030813A JP3081391A JP2622198B2 JP 2622198 B2 JP2622198 B2 JP 2622198B2 JP 3030813 A JP3030813 A JP 3030813A JP 3081391 A JP3081391 A JP 3081391A JP 2622198 B2 JP2622198 B2 JP 2622198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクローラ式や多輪式の走
行装置を左右一対備えた作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の1つであるコンバ
インにおいてはクローラ式の走行装置を左右一対備え
て、一方の走行装置を他方よりも低速で駆動して緩旋回
を行うように構成しているものがあり、その構造として
次のようなものがある。つまり、図3に示すように、左
右の走行装置24に動力を伝達する左右サイドギヤ21
L,21Rを両者共に伝動側ギヤ19に咬合させると、
両走行装置24に動力が入力ギヤ23R,23L及び車
軸22R,22Lを介して正転状態で流れて行き、機体
は直進する。そして、例えば左サイドギヤ21Lをスラ
イド操作して左減速側ギヤ26Lに咬合させて切換レバ
ーの操作により油圧クラッチ30を入り操作すると、上
手側の減速機構40からの低速の動力がギヤ29を介し
て左減速側ギヤ26L及び左サイドギヤ21Lに伝達さ
れる。これにより、左の走行装置24が低速で駆動され
て左右の走行装置24の速度差により機体が左に緩旋回
して行く。さらに、ブレーキペダルやブレーキレバー等
の人為操作具を操作することにより、左右サイドギヤ2
1L,21Rをスライド操作して左右減速側ギヤ26
L,26Rに咬合させた後、ブレーキ49によって左右
減速側ギヤ26L,26Rに制動を掛けて機体を駐車さ
せることができるようにも構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような作業車に
おいて一方の走行装置を低速で駆動しての緩旋回終了直
後に、前述のような人為操作具による駐車操作を行うと
次のような問題の生ずる場合がある。つまり、図3に示
すように、例えば左サイドギヤ21Lを左減速側ギヤ2
6Lに咬合させての緩旋回直後にブレーキ操作を行う場
合、左サイドギヤ21Lを左減速側ギヤ26Lに咬合さ
せたままで、右サイドギヤ21Rを右減速側ギヤ26R
に咬合させながらブレーキ49を入り操作するような状
態になる。この場合、右減速側ギヤ26Rはギヤ29及
び伝動軸27を介して油圧クラッチ30及び減速機構4
0につながっている為に、油圧クラッチ30及び減速機
構40が伝動状態の場合には右減速側ギヤ26Rも低速
で駆動されている。従って減速機構40の伝動切り操作
を行わないで、前述のように右サイドギヤ21Rをスラ
イド操作して右減速側ギヤ26Rに咬合させると、右サ
イドギヤ21Rも低速で駆動されてしまう。又、左減速
側ギヤ26Lに咬合している左サイドギヤ21Lは以前
から低速で駆動されている為に、主ブレーキ49を入り
操作してもこれに抗して機体が低速で前進してしまうよ
うな状態となるので、安全性の面で改善の余地がある。
本発明は、人為操作具によりブレーキ操作した場合に機
体が前進したりしないように構成することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、以上の
ような減速機構及びブレーキを備えた作業車において、
次のように構成することにある。つまり、ブレーキ軸の
ブレーキに対するブレーキ操作具を設けて、ブレーキ操
作具の操作により左右のサイドギヤが減速側ギヤに咬合
し、且つ、ブレーキが入り操作されるように連係すると
共に、ブレーキ操作具の操作に連動して減速機構を伝動
切り状態に切換操作する切換手段を備えている。
【0005】
【作用】前述のように構成すると、ブレーキ操作具によ
り左右のサイドギヤを各々減速側ギヤに咬合させながら
ブレーキを入り操作した場合に、切換機構により上手側
の減速機構が伝動切り状態に操作されるので、左右のサ
イドギヤが咬合する減速側ギヤに低速の動力が流れなく
なる。これによって、ブレーキにより減速側ギヤが確実
に停止されるのであり、旋回パターン切換レバーをわざ
わざ非伝動位置に戻し操作をしなくとも確実なブレーキ
操作が行えるのである。
【0006】
【発明の効果】以上のように、ブレーキ操作具を操作し
た場合に機体を前進させずに確実に停止させることがで
きるようになって、作業車の安全性の向上を図ることが
できた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3は作業車の1つであるコンバインの走行系の
ミッションケース8内の構造を示しており、エンジン
(図外)からの動力がテンションクラッチを備えたベル
ト伝動機構(図示せず)を介して静油圧式無段変速装置
1の入力プーリー2に伝達されると共に、静油圧式無段
変速装置1の出力軸3からの動力が第1伝動軸4を介し
て刈取部6に伝達されて行く。
【0008】第1伝動軸4からの動力は第1ギヤ9及び
第2ギヤ10を介して第2伝動軸11に伝達される。こ
の第2伝動軸11にはシフトギヤ14がスプライン構造
にてスライド自在に外嵌されると共に、第1高速ギヤ1
2が相対回転自在に外嵌されている。これに対して、第
3伝動軸15には第2高速ギヤ16、中速ギヤ18及び
低速ギヤ17が固定され、第1高速ギヤ12と第2高速
ギヤ16とが咬合している。以上の構造によりシフトギ
ヤ14をスライド操作して第1高速ギヤ12、中速ギヤ
18及び低速ギヤ17に咬合させることにより、動力を
高中低の3段に変速するギヤシフト型式の変速装置35
が構成されており、この動力が中速ギヤ18に咬合する
第3ギヤ19(伝動側ギヤに相当)に伝達される。そし
て、図1及び図4に示すようにこの変速装置35のシフ
トギヤ14をスライド操作する変速レバー45が備えら
れている。
【0009】第3ギヤ19を支持する支持軸20には右
サイドギヤ21R及び左サイドギヤ21Lが相対回転自
在に外嵌されると共に、左右の車軸22L,22Rの入
力ギヤ23R,23Lが左右サイドギヤ21L,21R
に常時咬合している。これにより、右又は左サイドギヤ
21R,21Lを第3ギヤ19に対しスライド操作し咬
合・離間させて、クローラ式の走行装置24に対し動力
の伝動及び遮断操作を行うのであり、第3ギヤ19と左
右サイドギヤ21L,21Rとの間でサイドクラッチ2
5R,25Lが構成されている。
【0010】図3に示すように、支持軸20に右第4ギ
ヤ26R(減速側ギヤに相当)及び左第4ギヤ26L
(減速側ギヤに相当)が相対回転自在にベアリング支持
されると共に、第4伝動軸27に固定された1対の第5
ギヤ29が右第4ギヤ26R及び左第4ギヤ26Lに咬
合している。第4伝動軸27には第6ギヤ37が相対回
転自在に外嵌されると共に、第6ギヤ37と第4伝動軸
27との間に油圧クラッチ30(減速機構に相当)が設
けられている。
【0011】これに対し、第3伝動軸15にはシフトギ
ヤ5がスプライン構造にて外嵌されており、このシフト
ギヤ5を第6ギヤ37に咬合した第7ギヤ対38に咬合
する位置、第6ギヤ37に直接咬合する位置、どれにも
咬合しない中立位置の3位置に亘ってスライド操作自在
に構成している。第7ギヤ対38はミッションケース8
に固定された固定軸7に相対回転自在に外嵌されてお
り、この固定軸7にスプライン構造にて外嵌されたシフ
ト部材13を第7ギヤ対38に咬合させることにより、
第7ギヤ対38を固定することができる。
【0012】次に一方の車軸22R又は22Lに制動を
掛ける構成について説明する。図3に示すように、シフ
ト部材13を第7ギヤ対38に咬合させると、第6ギヤ
37が固定された状態となる(シフトギヤ5は中立位
置)。これにより、右サイドギヤ21R又は左サイドギ
ヤ21Lを第3ギヤ19より離間させ右第4ギヤ26R
又は左第4ギヤ26Lに咬合させた状態で、油圧クラッ
チ30を入り操作すると一方の車軸22R又は22Lに
制動が掛かる。そして、これが信地旋回状態である。
【0013】次に一方の車軸22R又は22Lを逆転さ
せる構成について説明する。図3に示すように、シフト
ギヤ5を第6ギヤ37に直接咬合させると、第3伝動軸
15からの動力が逆転状態で、且つ、1/2に減速され
て第6ギヤ37に伝達される(シフト部材13は第7ギ
ヤ対38から離間)。これにより、右サイドギヤ21R
又は左サイドギヤ21Lを前述のように右第4ギヤ26
R又は左第4ギヤ26Lに咬合させた状態で油圧クラッ
チ30を入り操作すると、車軸22R又は22Lが逆転
状態で、且つ、1/2に減速されて駆動される。そし
て、これが超信地旋回状態である。
【0014】次に一方の車軸22R又は22Lを他方よ
りも低速で正転駆動する構成について説明する。図3に
示すように、シフトギヤ5を第6ギヤ37に咬合する第
7ギヤ対38に咬合させると、第3伝動軸15からの正
転動力が1/2に減速されて第6ギヤ37に伝達される
(シフト部材13は第7ギヤ対38から離間)。これに
より、右又は左サイドギヤ21R,21Lを右又は左第
4ギヤ26R,26Lに咬合させた状態で油圧クラッチ
30を入り操作すると、一方の車軸22R又は22Lが
低速で駆動される。そして、これが緩旋回状態であり、
シフトギヤ5及び第7ギヤ対38等により減速機構40
が構成されている。
【0015】次に、左右サイドギヤ21L,21Rのス
ライド操作を行う油圧シリンダ31R,31L、油圧ク
ラッチ30への作動油供給構造について説明する。図2
に示すようにポンプ32からの作動油が切換弁33を介
して、左右サイドギヤ21L,21Rに対する油圧シリ
ンダ31R,31Lに供給されると共に、油圧シリンダ
31R,31Lの側面からの油路34が油圧クラッチ3
0に接続されている。さらに油路34には、油圧クラッ
チ30に対する可変リリーフ弁36が接続されている。
次に切換弁33及び可変リリーフ弁36の操作について
説明する。図2に示すように、可変リリーフ弁36を閉
側に操作する揺動式の操作アーム28が備えられると共
に、この操作アーム28と操作レバー39とがワイヤ4
1により機械的に連係されている。さらに、操作レバー
39と切換弁33とが連係機構42により機械的に連係
されている。
【0016】図1及び図2に示す状態はシフトギヤ5及
びシフト部材13操作用の切換レバー43を緩旋回位置
に操作している状態であり、シフトギヤ5が第7ギヤ対
38に咬合操作されて低速の正転動力が第6ギヤ37に
伝達されている状態である。この状態で操作レバー39
を中立位置Nから右第1旋回位置R1又は左第1旋回位
置L1に操作すると、切換弁33のみが操作されて油圧
シリンダ31R又は31Lにより右又は左の操作部46
R,46Lを介して、第3ギヤ19に咬合していた右又
は左サイドギヤ21R,21Lが第3ギヤ19から離さ
れて、右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合する。
【0017】この場合、可変リリーフ弁36は全開状態
に在り油圧クラッチ30が切り状態となっている為、右
又は左の車軸22R,22Lへの伝動が断たれた状態
(サイドクラッチ25R又は25Lの遮断状態) とな
り、機体は右又は左に緩やかに向きを変えて行く。又、
油路34に設けられているシーケンス弁47は、右又は
左サイドギヤ21R,21Lが右又は左第4ギヤ26
R,26Lに完全に咬合するのに必要な圧力を、油圧シ
リンダ31R,31Lに確保する為のものである。
【0018】次に操作レバー39を右又は左第1旋回位
置R1,L1から右又は左第2旋回位置R2,L2に操
作して行くと、ワイヤ41の引き作用により操作アーム
28が、図2の紙面時計方向に揺動操作されて可変リリ
ーフ弁36が閉側に操作されて行く。これにより、油圧
クラッチ30が入り操作され始めて右又は左の車軸22
R,22Lが徐々に低速で正転駆動されて行き、機体は
右又は左に緩旋回して行く。そして、操作レバー39の
右又は左第2旋回位置R2,L2において、油圧クラッ
チ30が完全に入り状態となる。
【0019】そして、図1及び図4に示すように、図3
の変速装置35用の変速レバー45が軸芯P1周りに揺
動自在に支持されており、この軸芯P1と直交する軸芯
P2周りに揺動自在に平面視L字状の牽制アーム46が
支持されると共に、この牽制アーム46と切換レバー4
3とがワイヤ48により連係されている。
【0020】以上の構造により図1及び図4に示すよう
に切換レバー43を緩旋回位置に操作すると、牽制アー
ム46が変速レバー45の操作経路内に入り込む。これ
により、変速レバー45は中速位置と低速位置とにのみ
操作可能となり、高速位置には操作できなくなる。逆
に、変速レバー45を高速位置に操作している状態にて
切換レバー43を緩旋回位置に操作しようとしても、牽
制アーム46が変速レバー45に接当するので切換レバ
ー43を緩旋回位置に操作できない。
【0021】さらに、図4に示すように牽制アーム46
が平面視にて変速レバー45の操作経路に対し斜めの状
態で変速レバー45に接当し、図1に示すように正面視
にて変速レバー45に対し牽制アーム46が斜めの状態
になっているので、図1及び図4に示す状態(変速レバ
ー45が中速又は低速位置、切換レバー43が緩旋回位
置)にて、変速レバー45を高速位置に操作して行くと
変速レバー45にて牽制アーム46が持ち上げられ切換
レバー43が中立位置N1に戻し操作される。この中立
位置N1は後述する信地旋回位置と緩旋回位置との中間
位置であり、図3のシフトギヤ5が第7ギヤ対38から
離れシフト部材13が第7ギヤ対38に咬合する前の位
置である。この状態では、下手側の第6ギヤ37及び油
圧クラッチ30には動力が流れず、右及び左第4ギヤ2
6R,26Lが自由回転状態となるので、操作レバー3
9を右又は左第2旋回位置R2,L2に操作しても緩旋
回状態は生じない。
【0022】次に信地旋回状態について説明する。図1
に示すようにシフトギヤ5及びシフト部材13操作用の
切換レバー43を信地旋回に操作して、シフト部材13
を第7ギヤ対38に咬合させ第6ギヤ37を固定した状
態とすると共に、シフトギヤ5を中立位置にする。この
状態において、操作レバー39を中立位置Nから右又は
左第1旋回位置R1,L1に操作すると、前述と同様に
サイドクラッチ25R又は25Lの遮断状態となり、機
体は右又は左に緩やかに向きを変えて行く。次に操作レ
バー39を右又は左第2旋回位置R2,L2に操作して
行くと、右又は左サイドギヤ21R,21Lが右又は左
第4ギヤ26R,26Lに咬合した状態で、可変リリー
フ弁36が全開状態から徐々に閉側に操作されて行く。
これにより、油圧クラッチ30が入り操作されて行き、
右又は左の車軸22R,22Lに徐々に制動が掛かり機
体が右又は左に信地旋回して行く。そして、操作レバー
39の右又は左第2旋回位置R2,L2において制動力
は最大となる。
【0023】次に、超信地旋回状態について説明する。
図1に示すように切換レバー43を超信地旋回位置に操
作して、シフト部材13を第7ギヤ対38から離間さ
せ、シフトギヤ5を第6ギヤ37に直接咬合させる。こ
の状態において、操作レバー39を中立位置Nから右又
は左第1旋回位置R1,L1に操作すると、前述と同様
にサイドクラッチ25R又は25Lの遮断状態となり、
機体は右又は左に緩やかに向きを変えて行く。次に操作
レバー39を右又は左第2旋回位置R2,L2に操作し
て行くと、右又は左サイドギヤ21R,21Lが右又は
左第4ギヤ26R,26Lに咬合した状態で、可変リリ
ーフ弁36が全開状態から徐々に閉側に操作されて行
く。これにより、油圧クラッチ30が入り操作されてい
き、右又は左の車軸22R,22Lが逆転駆動されて、
機体が右又は左に超信地旋回して行く。
【0024】図1及び図3に示すように、第4伝動軸2
7(ブレーキ軸)の一端に駐車用の主ブレーキ49が設
けられており、ブレーキペダル50(人為操作具に相
当)と主ブレーキ49がワイヤ51により連係されてい
る。そして、ブレーキペダル50に別のワイヤ52のイ
ンナーが接続され、このワイヤ52の他端側のインナー
が図2に示す右の操作部46Rに、アウターが左の操作
部46Lに接続されている。以上の構造により、ブレー
キペダル50を踏み込み操作すると左右の操作部46
R,46Lにより、右及び左サイドギヤ21R,21L
が右及び左第4ギヤ26R,26Lに咬合操作されると
共に、主ブレーキ49が入り操作される。そして、ロッ
ク部材53によりブレーキペダル50を踏み込み位置で
固定することによって駐車操作が行える。
【0025】この場合、図1に示すようにブレーキペダ
ル50には、切換レバー43を押し操作可能なロッド状
の連係機構54(切換機構に相当)が連結されている。
以上の構造によって、前述のように切換レバー43を緩
旋回位置に操作している状態でブレーキペダル50によ
り駐車操作を行うと、連係機構54により切換レバー4
3が中立位置N1に操作されるのである。この場合、左
右のサイドクラッチ25R,25L及び減速機構40に
おいて伝動が断たれるのでエンジンが停止することはな
く、エンジンからの動力は静油圧式無段変速装置1を介
して刈取部6に伝達され続けているので、刈取部6内に
残っている穀稈はそのまま脱穀装置(図示せず)に送ら
れ処理されるのである。
【0026】〔別実施例〕前述の実施例ではシフトギヤ
5及びシフト部材13等を減速機構40と見なして、ブ
レーキペダル50を踏み込み操作するとこの減速機構4
0が伝動切り状態である中立位置N1に操作されるよう
に構成したが、図3の油圧クラッチ30を減速機構30
と見なして、ブレーキペダル50を踏み込み操作すると
油圧クラッチ30がアンロード操作されるように構成し
てよい。又、ブレーキペダル50の代わりにブレーキレ
バーを人為操作具50として使用してもよい。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回状態選択用の切換レバー、変速装置用の変
速レバー及び主ブレーキ用のブレーキペダルの連係状態
を示す図
【図2】操向用の操作レバー、左右サイドギヤ用の油圧
シリンダ及び油圧クラッチの連係状態を示す油圧回路図
【図3】ミッションケース内の伝動構造を示す概略図
【図4】変速装置用の変速レバー及び牽制アーム付近の
平面図
【符号の説明】
19 伝動側ギヤ 21R,21L サイドギヤ 24 走行装置 27 ブレーキ軸 26R,26L 減速側ギヤ 30,40 減速機構 43 旋回パターン切換レバー 49 ブレーキ 50 ブレーキ操作具 54 切換手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(24),(24)
    に動力を伝達する左右一対のサイドギヤ(21R),
    (21L)の各々に対して、直進用の正転動力を受け取
    る伝動側ギヤ(19)と、1組の減速機構(30),
    (40)からブレーキ軸(27)に装着の左右一対の伝
    動ギヤ(29),(29)を介して前記伝動側ギヤ(1
    9)の正転動力よりも低速の正転動力を受け取る左右一
    対の減速側ギヤ(26R),(26L)とを配置し、前
    記サイドギヤ(21R),(21L)を伝動側ギヤ(1
    9)との咬合位置と減速側ギヤ(26R),(26L)
    との咬合位置とに亘ってスライド操作自在に構成すると
    ともに、前記減速機構(30),(40)を伝動状態と
    非伝動状態とに切換える旋回パターン切換レバー(4
    3)を設けてある作業車であって、前記ブレーキ軸(27)のブレーキ(49)に対するブ
    レーキ操作具(50)を設けて、前記ブレーキ操作具
    (50) の操作により前記左右のサイドギヤ(21
    R),(21L)が減速側ギヤ(26R),(26L)
    に咬合し、且つ、前記ブレーキ(49)が入り操作され
    るように連係すると共に、前記ブレーキ操作具(50)
    の操作に連動して前記減速機構(30),(40)を伝
    動切り状態に切換操作する切換手段(54)を備えてい
    る作業車。
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JPH0745154Y2 (ja) * 1988-04-30 1995-10-18 三菱農機株式会社 作業車輌における操作装置
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