JP2911720B2 - 作業車の旋回操作構造 - Google Patents
作業車の旋回操作構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片側4輪の多輪式やク
ローラ式等の走行装置を左右一対備えた作業車の旋回操
作構造に関する。
ローラ式等の走行装置を左右一対備えた作業車の旋回操
作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例としてクロー
ラ式の走行装置を左右一対装備したコンバインがあり、
その旋回操作構造の一例が特開平4‐321473号公
報に開示されている。このようなコンバインにおいて
は、選択された一方の走行装置に他方の走行装置よりも
低速の正転動力を伝達する緩旋回機構(前記公報の図2
中の11,9,RC)と、選択された一方の走行装置に
逆転動力を伝達する急旋回機構(前記公報の図2中の1
1,27,28,9,RC)とを備えて、緩旋回機構を
作動させての緩旋回状態と急旋回機構を作動させての急
旋回状態とに、人為的に選択切換操作可能な切換レバー
(前記公報の図2中の32)(切換操作具に相当)を備
えているものがある。
ラ式の走行装置を左右一対装備したコンバインがあり、
その旋回操作構造の一例が特開平4‐321473号公
報に開示されている。このようなコンバインにおいて
は、選択された一方の走行装置に他方の走行装置よりも
低速の正転動力を伝達する緩旋回機構(前記公報の図2
中の11,9,RC)と、選択された一方の走行装置に
逆転動力を伝達する急旋回機構(前記公報の図2中の1
1,27,28,9,RC)とを備えて、緩旋回機構を
作動させての緩旋回状態と急旋回機構を作動させての急
旋回状態とに、人為的に選択切換操作可能な切換レバー
(前記公報の図2中の32)(切換操作具に相当)を備
えているものがある。
【0003】これにより、切換レバーを操作して緩旋回
状態を選択している状態において、操作レバー(前記公
報の図3中の40)(旋回操作具に相当)を左右に操作
すると、緩旋回機構が作動し一方の走行装置が低速で正
転駆動されて、左右の走行装置の速度差により機体が比
較的大きな旋回半径で緩旋回していく。そして、切換レ
バーを操作して急旋回状態を選択している状態におい
て、操作レバーを左右に操作すると、急旋回機構が作動
し一方の走行装置が逆転駆動されて、機体が小さな旋回
半径で急旋回していくのである。
状態を選択している状態において、操作レバー(前記公
報の図3中の40)(旋回操作具に相当)を左右に操作
すると、緩旋回機構が作動し一方の走行装置が低速で正
転駆動されて、左右の走行装置の速度差により機体が比
較的大きな旋回半径で緩旋回していく。そして、切換レ
バーを操作して急旋回状態を選択している状態におい
て、操作レバーを左右に操作すると、急旋回機構が作動
し一方の走行装置が逆転駆動されて、機体が小さな旋回
半径で急旋回していくのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構成では旋回操
作用の操作レバーと、旋回状態(緩旋回状態及び急旋回
状態)の選択用の切換レバーとが別々に備えられてい
る。この場合、走行中において旋回操作用の操作レバー
からは手を離すことはできないので、走行中において例
えば右手で操作レバーを持って操作しながら、左手で切
換レバーを操作して旋回状態を切り換えると言うような
状態になるので、操作性の面で改善の余地がある。本発
明は前述のように緩旋回状態と急旋回状態とに選択切換
操作可能な作業車において、旋回状態の切換操作が容易
に行えるように構成することを目的としている。
作用の操作レバーと、旋回状態(緩旋回状態及び急旋回
状態)の選択用の切換レバーとが別々に備えられてい
る。この場合、走行中において旋回操作用の操作レバー
からは手を離すことはできないので、走行中において例
えば右手で操作レバーを持って操作しながら、左手で切
換レバーを操作して旋回状態を切り換えると言うような
状態になるので、操作性の面で改善の余地がある。本発
明は前述のように緩旋回状態と急旋回状態とに選択切換
操作可能な作業車において、旋回状態の切換操作が容易
に行えるように構成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の旋回操作構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、左右一対の走行装置に速度差を
生じさせて機体を旋回させる緩旋回機構と、左右一対の
走行装置に緩旋回機構よりも大きな速度差を生じさせて
機体を旋回させる急旋回機構とを備え、緩旋回機構が作
動可能で急旋回機構を停止させる緩旋回状態と、急旋回
機構が作動可能で緩旋回機構を停止させる急旋回状態と
に、選択切換操作可能な切換手段を備えると共に、人為
的に右又は左に操作することにより緩旋回機構又は急旋
回機構を作動させて、機体を右又は左に旋回操作する単
一の旋回操作具を備え、切換手段を緩旋回状態と急旋回
状態とに人為的に選択切換操作する切換操作具を、旋回
操作具に備えてある。
うな作業車の旋回操作構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、左右一対の走行装置に速度差を
生じさせて機体を旋回させる緩旋回機構と、左右一対の
走行装置に緩旋回機構よりも大きな速度差を生じさせて
機体を旋回させる急旋回機構とを備え、緩旋回機構が作
動可能で急旋回機構を停止させる緩旋回状態と、急旋回
機構が作動可能で緩旋回機構を停止させる急旋回状態と
に、選択切換操作可能な切換手段を備えると共に、人為
的に右又は左に操作することにより緩旋回機構又は急旋
回機構を作動させて、機体を右又は左に旋回操作する単
一の旋回操作具を備え、切換手段を緩旋回状態と急旋回
状態とに人為的に選択切換操作する切換操作具を、旋回
操作具に備えてある。
【0006】
【作用】本発明のように、旋回状態の選択用の切換操作
具を旋回操作用の旋回操作具に備えておくと、走行中に
おいて例えば右手で旋回操作具を持って操作しながら、
旋回状態(緩旋回状態及び急旋回状態)の切換操作を行
う場合、旋回操作具を持っている右手で切換操作具を操
作することができる。これによって、右手で旋回操作具
を持ちながら左手で切換操作具を操作すると言うような
ことを行う必要がない。
具を旋回操作用の旋回操作具に備えておくと、走行中に
おいて例えば右手で旋回操作具を持って操作しながら、
旋回状態(緩旋回状態及び急旋回状態)の切換操作を行
う場合、旋回操作具を持っている右手で切換操作具を操
作することができる。これによって、右手で旋回操作具
を持ちながら左手で切換操作具を操作すると言うような
ことを行う必要がない。
【0007】ところで、左右一対の走行装置に速度差を
生じさせて機体を緩旋回させる方法としては、選択され
た一方の走行装置に対する伝動を遮断して従動させる方
法と、選択された一方の走行装置に他方の走行装置より
も低速の正転動力を伝達する方法とがある。前者の方法
を採用した場合、舗装路や乾いた圃場などのように比較
的に走行抵抗の小さい場所で緩旋回状態を現出しようと
すると、駆動される他方の走行装置に対して一方の走行
装置が適度な速度差をもって従動するようになることか
ら、好適な緩旋回状態を現出することができるものの、
湿田などのように比較的に走行抵抗の大きい場所で緩旋
回状態を現出しようとしても、大きい走行抵抗によって
一方の走行装置が従動せずに停止するようになることか
ら、緩旋回状態が現出されずに一方の走行装置を制動さ
せた信地旋回と略同じ状態が現出されるようになる。一
方、後者の方法を採用した場合、選択された一方の走行
装置に他方の走行装置よりも低速の正転動力を伝達する
ようになることから、走行する場所の走行抵抗の大小に
かかわらず、適度な速度差をもって左右の走行装置が駆
動される好適な緩旋回状態を現出できるようになる。つ
まり、緩旋回機構としては、選択された一方の走行装置
に他方の走行装置よりも低速の正転動力を伝達するよう
に構成することが望ましく、これによって、走行する場
所の走行抵抗の大小にかかわらず、好適な緩旋回状態を
現出することができて、機体の向きを少し変えると言う
ような操作を行うことができる。
生じさせて機体を緩旋回させる方法としては、選択され
た一方の走行装置に対する伝動を遮断して従動させる方
法と、選択された一方の走行装置に他方の走行装置より
も低速の正転動力を伝達する方法とがある。前者の方法
を採用した場合、舗装路や乾いた圃場などのように比較
的に走行抵抗の小さい場所で緩旋回状態を現出しようと
すると、駆動される他方の走行装置に対して一方の走行
装置が適度な速度差をもって従動するようになることか
ら、好適な緩旋回状態を現出することができるものの、
湿田などのように比較的に走行抵抗の大きい場所で緩旋
回状態を現出しようとしても、大きい走行抵抗によって
一方の走行装置が従動せずに停止するようになることか
ら、緩旋回状態が現出されずに一方の走行装置を制動さ
せた信地旋回と略同じ状態が現出されるようになる。一
方、後者の方法を採用した場合、選択された一方の走行
装置に他方の走行装置よりも低速の正転動力を伝達する
ようになることから、走行する場所の走行抵抗の大小に
かかわらず、適度な速度差をもって左右の走行装置が駆
動される好適な緩旋回状態を現出できるようになる。つ
まり、緩旋回機構としては、選択された一方の走行装置
に他方の走行装置よりも低速の正転動力を伝達するよう
に構成することが望ましく、これによって、走行する場
所の走行抵抗の大小にかかわらず、好適な緩旋回状態を
現出することができて、機体の向きを少し変えると言う
ような操作を行うことができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように、右手で旋回操作具を持ち
ながら左手で切換操作具を操作すると言うようなことを
行わなくても、旋回操作用の旋回操作具を持った片手で
切換操作具の操作が行えるようになり、旋回状態の切換
操作の操作性を向上させることができるようになった。
又、緩旋回機構を、一方の走行装置を他方の走行装置よ
りも低速で正転駆動するように構成すれば、走行抵抗の
大きな作業地においても緩旋回機構により機体の向きを
少し変えると言う操作を行えるようになることから、作
業車の旋回性能を向上させることも可能になった。
ながら左手で切換操作具を操作すると言うようなことを
行わなくても、旋回操作用の旋回操作具を持った片手で
切換操作具の操作が行えるようになり、旋回状態の切換
操作の操作性を向上させることができるようになった。
又、緩旋回機構を、一方の走行装置を他方の走行装置よ
りも低速で正転駆動するように構成すれば、走行抵抗の
大きな作業地においても緩旋回機構により機体の向きを
少し変えると言う操作を行えるようになることから、作
業車の旋回性能を向上させることも可能になった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1) 図2は作業車の一例であるコンバインにおいて、走行系
のミッションケース8内の構造を示しており、エンジン
(図示せず)からの動力がテンションクラッチを備えた
ベルト伝動機構(図示せず)を介して、静油圧式無段変
速装置1の入力プーリー2に伝達され、静油圧式無段変
速装置1の出力軸3からの動力が第1伝動軸4を介し
て、機体前部の刈取部(図示せず)に伝達される。
する。 (1) 図2は作業車の一例であるコンバインにおいて、走行系
のミッションケース8内の構造を示しており、エンジン
(図示せず)からの動力がテンションクラッチを備えた
ベルト伝動機構(図示せず)を介して、静油圧式無段変
速装置1の入力プーリー2に伝達され、静油圧式無段変
速装置1の出力軸3からの動力が第1伝動軸4を介し
て、機体前部の刈取部(図示せず)に伝達される。
【0010】第1伝動軸4からの動力は、第1ギヤ9及
び第2ギヤ10を介して第2伝動軸11に伝達される。
この第2伝動軸11にはシフトギヤ14がスプライン構
造にてスライド自在に外嵌されており、これに対する第
3伝動軸15には高速ギヤ16、中速ギヤ17及び低速
ギヤ6が固定されている。以上の構造によりシフトギヤ
14をスライド操作し、高速ギヤ16に咬合する高速ギ
ヤ7、中速ギヤ17又は低速ギヤ6に咬合させて、直進
用の正転動力を高中低の3段に変速できるのであり、こ
の正転動力は中速ギヤ17に咬合する第1伝動ギヤ19
に伝達される。以上のように、シフトギヤ14及び高速
ギヤ7等により、ギヤシフト型式の変速装置13を構成
している。
び第2ギヤ10を介して第2伝動軸11に伝達される。
この第2伝動軸11にはシフトギヤ14がスプライン構
造にてスライド自在に外嵌されており、これに対する第
3伝動軸15には高速ギヤ16、中速ギヤ17及び低速
ギヤ6が固定されている。以上の構造によりシフトギヤ
14をスライド操作し、高速ギヤ16に咬合する高速ギ
ヤ7、中速ギヤ17又は低速ギヤ6に咬合させて、直進
用の正転動力を高中低の3段に変速できるのであり、こ
の正転動力は中速ギヤ17に咬合する第1伝動ギヤ19
に伝達される。以上のように、シフトギヤ14及び高速
ギヤ7等により、ギヤシフト型式の変速装置13を構成
している。
【0011】第1伝動ギヤ19を支持する支持軸20に
は右のサイドギヤ21R及び左のサイドギヤ21Lが相
対回転自在に外嵌されており、左右の車軸22の入力ギ
ヤ23が左右のサイドギヤ21R,21Lに常時咬合し
ている。これにより、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lを第1伝動ギヤ19に対しスライド操作し咬合・離
間させて、クローラ式の走行装置24に対して動力の伝
動及び伝動遮断操作を行うのであり、第1伝動ギヤ19
と左右のサイドギヤ21R,21Lとの間でサイドクラ
ッチ25R,25Lが構成されている。
は右のサイドギヤ21R及び左のサイドギヤ21Lが相
対回転自在に外嵌されており、左右の車軸22の入力ギ
ヤ23が左右のサイドギヤ21R,21Lに常時咬合し
ている。これにより、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lを第1伝動ギヤ19に対しスライド操作し咬合・離
間させて、クローラ式の走行装置24に対して動力の伝
動及び伝動遮断操作を行うのであり、第1伝動ギヤ19
と左右のサイドギヤ21R,21Lとの間でサイドクラ
ッチ25R,25Lが構成されている。
【0012】(2) 次に、一方の走行装置24を逆転駆動して超信地旋回
(急旋回に相当)を行う構造について説明する。図2に
示すように、第3伝動軸15の高速ギヤ16に咬合する
第3ギヤ37が第4伝動軸27に相対回転自在に外嵌さ
れ、第3ギヤ37と第4伝動軸27との間に逆転クラッ
チ30(急旋回機構に相当)が設けられている。支持軸
20の左右両端に第2伝動ギヤ26R,26Lがベアリ
ング支持されており、第4伝動軸27の両端に固定され
た第4伝動ギヤ29の各々が、第2伝動ギヤ26R,2
6Lに咬合している。
(急旋回に相当)を行う構造について説明する。図2に
示すように、第3伝動軸15の高速ギヤ16に咬合する
第3ギヤ37が第4伝動軸27に相対回転自在に外嵌さ
れ、第3ギヤ37と第4伝動軸27との間に逆転クラッ
チ30(急旋回機構に相当)が設けられている。支持軸
20の左右両端に第2伝動ギヤ26R,26Lがベアリ
ング支持されており、第4伝動軸27の両端に固定され
た第4伝動ギヤ29の各々が、第2伝動ギヤ26R,2
6Lに咬合している。
【0013】これにより、右のサイドギヤ21R又は左
のサイドギヤ21Lを、右又は左の第2伝動ギヤ26
R,26Lに咬合させた状態で逆転クラッチ30を入り
操作すると、高速ギヤ16からの動力が逆転状態で、且
つ、1/3に減速されて一方の走行装置24に伝達され
て行く。この場合、他方のサイドギヤ21R,21Lは
第1伝動ギヤ19に咬合して正転駆動されているので、
機体は超信地旋回して行くのである。
のサイドギヤ21Lを、右又は左の第2伝動ギヤ26
R,26Lに咬合させた状態で逆転クラッチ30を入り
操作すると、高速ギヤ16からの動力が逆転状態で、且
つ、1/3に減速されて一方の走行装置24に伝達され
て行く。この場合、他方のサイドギヤ21R,21Lは
第1伝動ギヤ19に咬合して正転駆動されているので、
機体は超信地旋回して行くのである。
【0014】(3) 次に、一方の走行装置24を他方よりも低速で正転駆動
して緩旋回を行う構造について説明する。図2に示すよ
うに、第1伝動ギヤ19のボス部に小径の出力ギヤ28
が固定され、第4伝動軸27に大径の第3伝動ギヤ40
が相対回転自在に外嵌されて、第3伝動ギヤ40が出力
ギヤ28に咬合している。そして、第3伝動ギヤ40と
第4伝動軸27との間に緩旋回クラッチ12(緩旋回機
構に相当)が設けられている。
して緩旋回を行う構造について説明する。図2に示すよ
うに、第1伝動ギヤ19のボス部に小径の出力ギヤ28
が固定され、第4伝動軸27に大径の第3伝動ギヤ40
が相対回転自在に外嵌されて、第3伝動ギヤ40が出力
ギヤ28に咬合している。そして、第3伝動ギヤ40と
第4伝動軸27との間に緩旋回クラッチ12(緩旋回機
構に相当)が設けられている。
【0015】これにより、右又は左のサイドギヤ21
R,21Lを右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに
咬合させた状態で緩旋回クラッチ12を入り操作する
と、第1伝動ギヤ19に伝達されてくる直進用の正転動
力が出力ギヤ28、第3伝動ギヤ40、緩旋回クラッチ
12、第4伝動軸27、第4伝動ギヤ29及び右又は左
の第2伝動ギヤ26R,26Lを介して、1/3に減速
された正転動力として一方の走行装置24に伝達されて
行く。この場合、他方のサイドギヤ21R,21Lは第
1伝動ギヤ19に咬合して所定の速度で正転駆動されて
いるので、機体は左右の走行装置24の速度差により緩
旋回して行くのである。
R,21Lを右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに
咬合させた状態で緩旋回クラッチ12を入り操作する
と、第1伝動ギヤ19に伝達されてくる直進用の正転動
力が出力ギヤ28、第3伝動ギヤ40、緩旋回クラッチ
12、第4伝動軸27、第4伝動ギヤ29及び右又は左
の第2伝動ギヤ26R,26Lを介して、1/3に減速
された正転動力として一方の走行装置24に伝達されて
行く。この場合、他方のサイドギヤ21R,21Lは第
1伝動ギヤ19に咬合して所定の速度で正転駆動されて
いるので、機体は左右の走行装置24の速度差により緩
旋回して行くのである。
【0016】(4) 次に、左右のサイドギヤ21R,21Lのスライド操作
を行う油圧シリンダ31R,31L、緩旋回及び逆転ク
ラッチ12,30への作動油供給構造について説明す
る。図1に示すようにポンプ32からの作動油が第1切
換弁33を介して、左右のサイドギヤ21R,21Lに
対する油圧シリンダ31R,31Lに供給され、油圧シ
リンダ31R,31Lの側面からの油路34が、緩旋回
及び逆転クラッチ12,30への第2切換弁35(切換
手段に相当)に接続されている。さらに油路34には、
緩旋回及び逆転クラッチ12,30に対する可変リリー
フ弁36が接続されている。機体の操縦部に旋回操作用
の操作レバー39(旋回操作具に相当)が備えられてお
り、操作レバー39と第1切換弁33及び可変リリーフ
弁36とが連係機構41,42を介して機械的に連係さ
れている。
を行う油圧シリンダ31R,31L、緩旋回及び逆転ク
ラッチ12,30への作動油供給構造について説明す
る。図1に示すようにポンプ32からの作動油が第1切
換弁33を介して、左右のサイドギヤ21R,21Lに
対する油圧シリンダ31R,31Lに供給され、油圧シ
リンダ31R,31Lの側面からの油路34が、緩旋回
及び逆転クラッチ12,30への第2切換弁35(切換
手段に相当)に接続されている。さらに油路34には、
緩旋回及び逆転クラッチ12,30に対する可変リリー
フ弁36が接続されている。機体の操縦部に旋回操作用
の操作レバー39(旋回操作具に相当)が備えられてお
り、操作レバー39と第1切換弁33及び可変リリーフ
弁36とが連係機構41,42を介して機械的に連係さ
れている。
【0017】第2切換弁35は、緩旋回クラッチ12に
作動油を供給する緩旋回位置35aと、逆転クラッチ3
0に作動油を供給する超信地旋回位置35bとに切換操
作する電磁操作式であり、バネ35cで緩旋回位置35
aに付勢されている。そして、操作レバー39の上端に
プッシュオンプッシュオフ型式の切換ボタン5(切換操
作具に相当)が備えられており、切換ボタン5をプッシ
ュオフ操作していると、第2切換弁35が緩旋回位置3
5aに操作され、切換ボタン5をプッシュオン操作して
いると、第2切換弁35が超信地旋回位置35bに操作
されるように、切換ボタン5と第2切換弁35とが電気
的に連係されている。
作動油を供給する緩旋回位置35aと、逆転クラッチ3
0に作動油を供給する超信地旋回位置35bとに切換操
作する電磁操作式であり、バネ35cで緩旋回位置35
aに付勢されている。そして、操作レバー39の上端に
プッシュオンプッシュオフ型式の切換ボタン5(切換操
作具に相当)が備えられており、切換ボタン5をプッシ
ュオフ操作していると、第2切換弁35が緩旋回位置3
5aに操作され、切換ボタン5をプッシュオン操作して
いると、第2切換弁35が超信地旋回位置35bに操作
されるように、切換ボタン5と第2切換弁35とが電気
的に連係されている。
【0018】(5) 以上の構造により、操作レバー39の切換ボタン5をプ
ッシュオフ操作して、第2切換弁35を緩旋回位置35
aに操作しておく。この状態で操作レバー39を中立位
置Nに操作していると、第1切換弁33も中立位置に操
作され左右の油圧シリンダ31R,31Lが収縮して、
左右のサイドギヤ21R,21Lが第1伝動ギヤ19に
咬合している。これにより、第1伝動ギヤ19に伝達さ
れてくる正転動力が左右の走行装置24に伝達され、左
右の走行装置24が同速度で駆動されて機体は直進す
る。
ッシュオフ操作して、第2切換弁35を緩旋回位置35
aに操作しておく。この状態で操作レバー39を中立位
置Nに操作していると、第1切換弁33も中立位置に操
作され左右の油圧シリンダ31R,31Lが収縮して、
左右のサイドギヤ21R,21Lが第1伝動ギヤ19に
咬合している。これにより、第1伝動ギヤ19に伝達さ
れてくる正転動力が左右の走行装置24に伝達され、左
右の走行装置24が同速度で駆動されて機体は直進す
る。
【0019】次に、操作レバー39を中立位置Nから右
の第1旋回位置R1又は左の第1旋回位置L1に操作す
ると、第1切換弁33のみが操作されて油圧シリンダ3
1R又は31Lにより、右又は左の操作部18を介し
て、第1伝動ギヤ19に咬合していた右又は左のサイド
ギヤ21R,21Lが、第1伝動ギヤ19から離されて
右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合する。
の第1旋回位置R1又は左の第1旋回位置L1に操作す
ると、第1切換弁33のみが操作されて油圧シリンダ3
1R又は31Lにより、右又は左の操作部18を介し
て、第1伝動ギヤ19に咬合していた右又は左のサイド
ギヤ21R,21Lが、第1伝動ギヤ19から離されて
右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合する。
【0020】この場合、可変リリーフ弁36は全開状態
に在り緩旋回クラッチ12が切り状態となっている為、
右又は左の走行装置24への伝動が断たれた状態(サイ
ドクラッチ25R又は25Lの伝動遮断状態)となり、
機体は右又は左に緩やかに向きを変えていく。そして、
油路34に設けられているシーケンス弁38は、右又は
左のサイドギヤ21R,21Lが、右又は左の第2伝動
ギヤ26R,26Lに完全に咬合するのに必要な圧力
を、油圧シリンダ31R,31Lに確保する為のもので
ある。
に在り緩旋回クラッチ12が切り状態となっている為、
右又は左の走行装置24への伝動が断たれた状態(サイ
ドクラッチ25R又は25Lの伝動遮断状態)となり、
機体は右又は左に緩やかに向きを変えていく。そして、
油路34に設けられているシーケンス弁38は、右又は
左のサイドギヤ21R,21Lが、右又は左の第2伝動
ギヤ26R,26Lに完全に咬合するのに必要な圧力
を、油圧シリンダ31R,31Lに確保する為のもので
ある。
【0021】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が緩旋回位置35aに操作さ
れた状態で、可変リリーフ弁36が全開状態から徐々に
閉側に操作されて行く。これにより、緩旋回クラッチ1
2が作用し始めて右又は左の走行装置24が徐々に低速
で正転駆動されて行き、機体は右又は左に緩旋回して行
く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位置
R2,L2において、緩旋回速度が最大となる(以上、
緩旋回状態に相当)。
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が緩旋回位置35aに操作さ
れた状態で、可変リリーフ弁36が全開状態から徐々に
閉側に操作されて行く。これにより、緩旋回クラッチ1
2が作用し始めて右又は左の走行装置24が徐々に低速
で正転駆動されて行き、機体は右又は左に緩旋回して行
く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位置
R2,L2において、緩旋回速度が最大となる(以上、
緩旋回状態に相当)。
【0022】(6) 次に、操作レバー39の切換ボタン5をプッシュオン操
作して、第2切換弁35を超信地旋回位置35bに操作
する。この状態で、操作レバー39を中立位置Nに操作
していると前述と同様に直進状態となるのであり、操作
レバー39を中立位置Nから右又は左の第1旋回位置R
1,L1に操作すると、前述と同様に右又は左のサイド
クラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現出する。
作して、第2切換弁35を超信地旋回位置35bに操作
する。この状態で、操作レバー39を中立位置Nに操作
していると前述と同様に直進状態となるのであり、操作
レバー39を中立位置Nから右又は左の第1旋回位置R
1,L1に操作すると、前述と同様に右又は左のサイド
クラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現出する。
【0023】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が超信地旋回位置35bに操
作された状態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全
開状態から徐々に閉側に操作されて行く。これにより、
逆転クラッチ30が作用し始めて右又は左の走行装置2
4が徐々に逆転駆動されて行き、機体は右又は左に超信
地旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は左の
第2旋回位置R2,L2において、逆転速度が最大とな
る(以上、超信地旋回状態に相当)。
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が超信地旋回位置35bに操
作された状態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全
開状態から徐々に閉側に操作されて行く。これにより、
逆転クラッチ30が作用し始めて右又は左の走行装置2
4が徐々に逆転駆動されて行き、機体は右又は左に超信
地旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は左の
第2旋回位置R2,L2において、逆転速度が最大とな
る(以上、超信地旋回状態に相当)。
【0024】〔別実施例〕 図1に示す構成おいて、切換ボタン5をプッシュオンプ
ッシュオフ型式ではなく復帰付勢型に構成して、切換ボ
タン5を押し操作していると第2切換弁35が超信地旋
回位置35bに操作され、切換ボタン5から手を離すと
切換ボタン5が復帰して、第2切換弁35が緩旋回位置
35aに操作されるように構成してもよい。前述の復帰
付勢型の切換ボタン5において、操作レバー39を右又
は左の第2旋回位置R2,L2に操作している状態で切
換ボタン5を押し操作しないと、第2切換弁35が超信
地旋回位置35bに操作されないように構成してもよ
い。
ッシュオフ型式ではなく復帰付勢型に構成して、切換ボ
タン5を押し操作していると第2切換弁35が超信地旋
回位置35bに操作され、切換ボタン5から手を離すと
切換ボタン5が復帰して、第2切換弁35が緩旋回位置
35aに操作されるように構成してもよい。前述の復帰
付勢型の切換ボタン5において、操作レバー39を右又
は左の第2旋回位置R2,L2に操作している状態で切
換ボタン5を押し操作しないと、第2切換弁35が超信
地旋回位置35bに操作されないように構成してもよ
い。
【0025】切換ボタン5に代えて、トッグル式の切換
スイッチ(図示せず)(切換操作具に相当)を、操作レ
バー39に備えてもよい。図2に示す構成において逆転
クラッチ30に代えて、一方の走行装置24に制動を掛
けて機体を信地旋回させるサイドブレーキ(図示せず)
を、急旋回機構として備えた型式の作業車にも本発明は
適用できる。そして、本発明は前記公報(特開平4−3
21473号公報)の図2に示すように、ギヤの切換操
作により緩旋回状態と急旋回状態とを選択する型式の作
業車にも適用できる。
スイッチ(図示せず)(切換操作具に相当)を、操作レ
バー39に備えてもよい。図2に示す構成において逆転
クラッチ30に代えて、一方の走行装置24に制動を掛
けて機体を信地旋回させるサイドブレーキ(図示せず)
を、急旋回機構として備えた型式の作業車にも本発明は
適用できる。そして、本発明は前記公報(特開平4−3
21473号公報)の図2に示すように、ギヤの切換操
作により緩旋回状態と急旋回状態とを選択する型式の作
業車にも適用できる。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】左右のサイドギヤ用の油圧シリンダ、第1切換
弁、第2切換弁及び可変リリーフ弁等の油圧回路図
弁、第2切換弁及び可変リリーフ弁等の油圧回路図
【図2】ミッションケース内の伝動構造を示す概略図
5 切換操作具 12 緩旋回機構 24 走行装置 30 急旋回機構 35 切換手段 39 旋回操作具
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対の走行装置(24)に速度差を
生じさせて機体を旋回させる緩旋回機構(12)と、左
右一対の走行装置(24)に前記緩旋回機構(12)よ
りも大きな速度差を生じさせて機体を旋回させる急旋回
機構(30)とを備え、 前記緩旋回機構(12)が作動可能で前記急旋回機構
(30)を停止させる緩旋回状態と、前記急旋回機構
(30)が作動可能で前記緩旋回機構(12)を停止さ
せる急旋回状態とに、選択切換操作可能な切換手段(3
5)を備えると共に、 人為的に右又は左に操作することにより前記緩旋回機構
(12)又は急旋回機構(30)を作動させて、機体を
右又は左に旋回操作する単一の旋回操作具(39)を備
え、前記切換手段(35)を緩旋回状態と急旋回状態と
に人為的に選択切換操作する切換操作具(5)を、前記
旋回操作具(39)に備えてある作業車の旋回操作構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18100593A JP2911720B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 作業車の旋回操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18100593A JP2911720B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 作業車の旋回操作構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733045A JPH0733045A (ja) | 1995-02-03 |
JP2911720B2 true JP2911720B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=16093078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18100593A Expired - Fee Related JP2911720B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 作業車の旋回操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911720B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3760194B2 (ja) * | 1996-06-13 | 2006-03-29 | ヤンマー建機株式会社 | 走行車輌の操向操作機構 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP18100593A patent/JP2911720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0733045A (ja) | 1995-02-03 |
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