JP2752302B2 - 作業車の走行伝動構造 - Google Patents

作業車の走行伝動構造

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JP2752302B2 JP4251775A JP25177592A JP2752302B2 JP 2752302 B2 JP2752302 B2 JP 2752302B2 JP 4251775 A JP4251775 A JP 4251775A JP 25177592 A JP25177592 A JP 25177592A JP 2752302 B2 JP2752302 B2 JP 2752302B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多輪式やクローラ式等
の走行装置を左右一対装備した作業車の走行伝動構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例として、クロ
ーラ式の走行装置を左右一対装備したコンバインがあ
り、このようなコンバインの走行伝動構造及び旋回構造
の一例が特開平4‐46871号公報に開示されてい
る。この構造では前記公報の第2図に示すように、左右
のサイドギヤ(前記公報の第2図中の12)を第1伝動
ギヤ(前記公報の第2図中の7)に咬合させていると、
左右の走行装置(前記公報の第2図中の4)が同じ速度
で正転駆動されて機体は直進する。
【0003】前記公報の第2図及び第3図に示すよう
に、伝動軸(前記公報の第3図中の24)を紙面左方に
スライド操作すると、伝動軸の両端のギヤ(前記公報の
第3図中の11)がギヤ(前記公報の第3図中の27)
に咬合して、この伝動軸からの動力が逆転状態で第2伝
動ギヤ(前記公報の第2図中の9)に伝達される(急旋
回機構に相当)。これにより、旋回操作用の操作レバー
(前記公報の第1図中の34)を例えば左の旋回位置
(前記公報の第1図中のL2)に操作すると、前記公報
の第2図に示すように左のサイドギヤがスライド操作さ
れ、クラッチ(前記公報の第2図中のRC)を介して左
の走行装置に逆転動力が伝達されて、機体は左に超信地
旋回する(左右の走行装置に大きな速度差を与えて行う
急旋回状態に相当)。
【0004】次に伝動軸(前記公報の第3図中の24)
を紙面右方にスライド操作すると、伝動軸の両端のギヤ
(前記公報の第3図中の11)が、第2伝動ギヤ(前記
公報の第2図中の9)に直接咬合して、この伝動軸から
の動力が低速の正転状態で第2伝動ギヤに伝達される
(緩旋回機構に相当)。これにより、旋回操作用の操作
レバーを前述のように左の旋回位置に操作すると、前記
公報の第2図に示すように左のサイドギヤがスライド操
作されクラッチを介して、左の走行装置に低速の正転動
力が伝達されて、機体は左に緩旋回する(左右の走行装
置に小さな速度差を与えて行う緩旋回状態に相当)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造において緩
旋回状態と超信地旋回状態(急旋回状態)の選択は、作
業者が切換レバー(切換操作具に相当)により、伝動軸
(前記公報の第2図及び第3図中の24)をスライド操
作することによって行っている。従って、走行する作業
地の状態に応じて、作業者が緩旋回状態と超信地旋回状
態(急旋回状態)のうち、どちらを選択するかを事前に
判断して切換レバーを操作しておく。
【0006】これにより例えば切換レバーにより緩旋回
状態を選択している状態において、作業者が操作レバー
を左の旋回位置に操作して左に旋回しようとしたとす
る。この場合、作業地の状態の変化によって、作業者が
予想している旋回半径で機体が旋回せず、機体が左に充
分に旋回しないような場合がある。このような場合に
は、作業者は操作レバーを中立位置に戻し操作し機体を
一度停止させて、切換レバーを緩旋回側から超信地旋回
側(急旋回側)に操作し直す必要がある。次に、この状
態で再び操作レバーを左の旋回位置に操作して、機体を
左に超信地旋回(急旋回)させる必要があるので、操作
性の面で改良の余地がある。本発明は、以上のように緩
旋回状態と急旋回状態を事前に選択しておく型式の作業
車の走行伝動構造において、緩旋回状態時に機体が充分
に旋回しないような場合の操作性を向上させることを目
的としている。
【0007】
〔1〕
左右の走行装置に速度差を与えて機体を右又は左に旋回
させる緩旋回機構と、緩旋回機構よりも大きな速度差を
左右の走行装置に与えて機体を右又は左に急旋回させる
急旋回機構、及び人為的に左右に操作可能な旋回操作用
の操作レバー。操作レバーを中立位置から右又は左の旋
回位置に操作すると、緩旋回機構が作動する緩旋回状
態、及び、操作レバーを中立位置から右又は左の旋回位
置に操作すると、急旋回機構が作動する急旋回状態の2
状態に切換可能な切換機構、並びに、切換機構を緩旋回
状態及び急旋回状態に人為的に選択切換操作可能な切換
操作具。切換操作具により選択切換操作された切換機構
が緩旋回状態にあり、且つ、操作レバーが右又は左の旋
回位置にある状態において、切換操作具とは別に切換機
構を緩旋回状態から急旋回状態に切換操作可能で、操作
レバーに備えられる旋回状態切換手段。機体が高速走行
状態であることを検出する検出手段と、この検出手段の
検出に基づいて、旋回状態切換手段の作動を牽制阻止す
る牽制手段。
【0008】〔2〕 左右の走行装置に速度差を与えて機体を右又は左に旋回
させる緩旋回機構と、緩旋回機構よりも大きな速度差を
左右の走行装置に与えて機体を右又は左に急旋回させる
急旋回機構、及び人為的に左右に操作可能な旋回操作用
の操作レバー。操作レバーを中立位置から右又は左の旋
回位置に操作すると、緩旋回機構が作動する緩旋回状
態、及び、操作レバーを中立位置から右又は左の旋回位
置に操作すると、急旋回機構が作動する急旋回状態の2
状態に切換可能な切換機構、並びに、切換機構を緩旋回
状態及び急旋回状態に人為的に選択切換操作可能な切換
操作具。操作レバーを設定以上の操作力で右又は左の旋
回位置を越えるように操作するとこの操作を許す操作許
容機構と、切換操作具により選択切換操作された切換機
構が緩旋回状態にある状態において、操作レバーを右又
は左の旋回位置を越えて操作すると、切換機構を緩旋回
状態から急旋回状態に切換操作し、且つ、操作レバーを
右又は左の旋回位置に戻し操作すると、切換機構を急旋
回状態から緩旋回状態に戻し操作する旋回状態切換手
段。機体が高速走行状態であることを検出する検出手段
と、この検出手段の検出に基づいて、旋回状態切換手段
の作動を牽制阻止する牽制手段。
【0009】
【作用】〔I〕 請求項1及び2の特徴によると、走行する作業地の状態
に応じて作業者は切換操作具により、緩旋回状態と急旋
回状態のうちどちらかを事前に選択しておく。これによ
り緩旋回状態を選択していれば、操作レバーを中立位置
から右又は左の旋回位置に操作すると緩旋回機構が作動
して、機体は右又は左に緩旋回する。逆に急旋回状態を
選択していれば、操作レバーを中立位置から右又は左の
旋回位置に操作すると急旋回機構が作動して、機体は右
又は左に急旋回する。このようにして操作レバーを中立
位置と左右の旋回位置との間で操作する状態が、通常の
状態である。
【0010】〔II〕 請求項1及び2の特徴によると、緩旋回状態を選択して
いる状態において、操作レバーを例えば左の旋回位置に
操作して左に旋回しようとした場合、作業者が予想して
いる旋回半径で機体が充分に旋回しなければ、操作レバ
ーの旋回状態切換手段を操作してやる(操作レバーを左
の旋回位置を越えて操作し旋回状態切換手段を作動させ
てやる)。これにより、切換機構が緩旋回状態から急旋
回状態に切換操作されて、緩旋回状態よりも大きな速度
差が左右の走行装置に与えられ、機体が急旋回を開始す
るので、機体を所望の旋回半径で左に旋回させることが
できる。請求項2の特徴によると、操作レバーを左の旋
回位置に戻し操作すると、切換機構が急旋回状態から最
初の緩旋回状態に戻し操作される。
【0011】〔従来の技術〕に記載の構造では緩旋回状
態を選択している状態で、作業者が手で操作レバーを持
ち左右に操作して旋回操作を行っている状態において、
一時的に機体を小さく旋回させたい場合には、操作レバ
ーとは別の切換操作具を緩旋回側から急旋回側に操作す
る必要がある。これに対して、請求項1及び2の特徴に
よると、当初より手で持っている操作レバーの旋回状態
切換手段を操作するだけで(当初より手で持っている操
作レバーを少し大きく操作するだけで)、切換機構が緩
旋回状態から急旋回状態に自動的に切換操作されるの
で、〔従来の技術〕に記載の構造のように、操作レバー
とは別の切換操作具を操作する必要はない。
【0012】〔III〕 高速走行時において急旋回機構により左右の走行装置に
大きな速度差を与えて急旋回を行うと、遠心力により機
体が旋回外側に振られて乗り心地が悪くなるような場合
がある。これにより高速走行時には、切換操作具を旋回
半径の大きな緩旋回状態側に事前に操作しておく必要が
あり、低速走行時において切換操作具を急旋回状態側に
操作し急旋回を行えばよい。
【0013】請求項1及び2の特徴によると、高速走行
時に切換操作具を緩旋回状態側に操作した状態におい
て、誤って操作レバーの旋回状態切換手段を操作しても
(誤って操作レバーを右又は左の旋回位置を越えて操作
しても)、切換機構が急旋回状態側に操作されることな
く緩旋回状態側に保持されたままとなる。
【0014】
【発明の効果】請求項1及び2の特徴によると、緩旋回
状態と急旋回状態とを事前に選択しておく型式の作業車
において、緩旋回状態時に機体を一時的に小さく旋回さ
せたい場合に、別の切換操作具を操作しなくても、手で
持っている操作レバーの旋回状態切換手段を操作するだ
けで(手で持っている操作レバーを少し大きく操作する
だけで)、急旋回状態に切換操作することができるよう
になって、作業車の旋回時の操作性を向上させることが
できた。請求項1及び2の特徴によると、高速走行時に
誤って操作レバーの旋回状態切換手段を操作しても(誤
って操作レバーを右又は左の旋回位置を越えて操作して
も)、緩旋回状態から急旋回状態への自動的な切換操作
は行われないので、乗り心地が悪くなるようなこともな
い。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4は作業車の一例であるコンバインにおいて、
走行系のミッションケース8の構造を示しており、エン
ジン(図示せず)からの動力がテンションクラッチを備
えたベルト伝動機構(図示せず)を介して、静油圧式の
無段変速装置1の入力プーリー2に伝達され、無段変速
装置1の出力軸3からの動力が第1伝動軸4を介して、
機体の前部の刈取部(図示せず)に伝達される。
【0016】第1伝動軸4からの動力は、第1ギヤ9及
び第2ギヤ10を介して第2伝動軸11に伝達される。
第2伝動軸11にシフトギヤ14がスプライン構造にて
スライド自在に外嵌されており、第3伝動軸15に高速
ギヤ16、中速ギヤ17及び低速ギヤ6が固定されてい
る。以上の構造によりシフトギヤ14をスライド操作し
て、高速ギヤ16に咬合する高速ギヤ7、中速ギヤ17
又は低速ギヤ6に咬合させることにより、直進用の正転
動力を高中低の3段に変速できるのであり、直進用の正
転動力は中速ギヤ17に咬合する第1伝動ギヤ19に伝
達される。以上のようにシフトギヤ14及び高速ギヤ7
等により、ギヤシフト型式の変速装置13が構成されて
いる。
【0017】第1伝動ギヤ19を支持する支持軸20に
右のサイドギヤ21R及び左のサイドギヤ21Lが相対
回転自在に外嵌されており、左右の車軸22の入力ギヤ
23が左右のサイドギヤ21R,21Lに常時咬合して
いる。これにより、右又は左のサイドギヤ21R,21
Lを、第1伝動ギヤ19に対してスライド操作し咬合及
び離間させて、クローラ式の走行装置24に対して動力
の伝動及び伝動遮断操作を行うのであり、第1伝動ギヤ
19と左右のサイドギヤ21R,21Lとの間でサイド
クラッチ25R,25Lが構成されている。
【0018】次に、一方の走行装置24を逆転駆動する
構造(超信地旋回(急旋回)用)について説明する。図
4に示すように、第3伝動軸15の高速ギヤ16に咬合
する第3ギヤ37が第4伝動軸27に相対回転自在に外
嵌され、第3ギヤ37と第4伝動軸27との間に、油圧
多板式の逆転クラッチ30(急旋回機構に相当)が設け
られている。支持軸20の左右両端に第2伝動ギヤ26
R,26Lがベアリング支持されており、第4伝動軸2
7の両端に固定された第4伝動ギヤ29の各々が、第2
伝動ギヤ26R,26Lの各々に咬合している。
【0019】これにより、右のサイドギヤ21R又は左
のサイドギヤ21Lを、右又は左の第2伝動ギヤ26
R,26Lに咬合させた状態で、逆転クラッチ30を入
り操作すると、高速ギヤ16からの動力が逆転状態で、
且つ、1/2に減速されて一方の走行装置24に伝達さ
れるのであり、これが超信地旋回状態(急旋回状態に相
当)である。
【0020】次に、一方の走行装置24を他方よりも低
速で正転駆動する構造(緩旋回用)について説明する。
図4に示すように、第1伝動ギヤ19のボス部に小径の
出力ギヤ38が固定されて、第4伝動軸27に大径の第
3伝動ギヤ40が相対回転自在に外嵌され、第3伝動ギ
ヤ40が出力ギヤ38に咬合している。第3伝動ギヤ4
0と第4伝動軸27との間に、油圧多板式の緩旋回クラ
ッチ12(緩旋回機構に相当)が設けられている。
【0021】これにより、右又は左のサイドギヤ21
R,21Lを右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに
咬合させた状態で、緩旋回クラッチ12を入り操作する
と、第1伝動ギヤ19に伝達されてくる直進用の正転動
力が出力ギヤ38、第3伝動ギヤ40、緩旋回クラッチ
12、第4伝動軸27、第4伝動ギヤ29及び右又は左
の第2伝動ギヤ26R,26Lを介して、充分に減速さ
れた正転動力として一方の走行装置24に伝達されるの
であり、これが緩旋回状態である。
【0022】次に、左右のサイドギヤ21R,21Lの
スライド操作を行う油圧シリンダ31R,31L、緩旋
回及び逆転クラッチ12,30への作動油供給構造につ
いて説明する。図3に示すようにポンプ32からの作動
油が第1切換弁33を介して、左右のサイドギヤ21
R,21Lに対する油圧シリンダ31R,31Lに供給
され、油圧シリンダ31R,31Lの側面からの油路3
4が、緩旋回及び逆転クラッチ12,30に対する第2
切換弁35(切換機構に相当)に接続されている。油路
34に、緩旋回及び逆転クラッチ12,30に対する可
変リリーフ弁36が接続されている。
【0023】次に、第1切換弁33、第2切換弁35及
び可変リリーフ弁36の操作について説明する。図3に
示すように、揺動操作式の切換レバー18(切換操作具
に相当)が機体の操縦部に備えられ、切換レバー18の
操作位置が制御装置54に入力されており、第2切換弁
35を切換操作するソレノイド53が備えられている。
これにより、切換レバー18を緩旋回位置(湿田位置)
に操作すると、ソレノイド53により第2切換弁35
が、緩旋回クラッチ12に作動油を供給する緩旋回位置
35aに切換操作されるのであり、切換レバー18を超
信地旋回位置に操作すると、ソレノイド53により第2
切換弁35が、逆転クラッチ30に作動油を供給する超
信地旋回位置35bに切換操作される。
【0024】図1及び図2に示すように、機体の操縦部
の横軸芯P1周りに操作アーム43が揺動自在に支持さ
れており、操作アーム43に操作レバー39が支持され
ている。操作レバー39は操作アーム43に固定された
下レバー部分39dと、下レバー部分39dの上端の横
軸芯P2周りに揺動自在に支持された上レバー部分39
cとにより構成されており、上レバー部分39cに下向
きに固定された舌片39aに、下レバー部分39dに固
定されたボール式のデテント機構45が作用して、下レ
バー部分39dに対し上レバー部分39cが、図1の実
線に示す姿勢に保持されている。
【0025】図1及び図2に示すように操作アーム43
の横軸芯P1周りに、一対のアーム48,49が自由揺
動自在に支持されており、レリーズワイヤ42のインナ
ーが一方のアーム48に接続され、レリーズワイヤ42
のアウターが他方のアーム49に接続されている。一対
のアーム48,49に亘り引っ張りバネ50が接続さ
れ、図3に示すようにレリーズワイヤ42のインナーの
他方が可変リリーフ弁36に接続されている。操作アー
ム43に固定されたピン43aが一対のアーム48,4
9の間に入り込んでおり、図1及び図3に示すようにピ
ン43aと第1切換弁33とがプッシュプルワイヤ41
により接続されて、位置固定のピン51が一対のアーム
48,49の間に入り込んでいる。
【0026】以上の構造により、先ず図3に示す切換レ
バー18を緩旋回位置又は湿田位置に操作し、第2切換
弁35を緩旋回位置35aに操作して、緩旋回状態を選
択していたとする。この状態で操作レバー39(上及び
下レバー部分39c,39d)を中立位置Nに操作して
いると、第1切換弁33も中立位置に操作され左右の油
圧シリンダ31R,31Lが収縮して、左右のサイドギ
ヤ21R,21Lが第1伝動ギヤ19に咬合している。
これにより、第1伝動ギヤ19に伝達されてくる直進用
の正転動力が左右の走行装置24に伝達され、左右の走
行装置24が同速度で駆動されて機体は直進する。
【0027】次に、操作レバー39(上及び下レバー部
分39c,39d)を、中立位置Nから右の第1旋回位
置R1又は左の第1旋回位置L1に操作すると、プッシ
ュプルワイヤ41により第1切換弁33のみが操作され
て、油圧シリンダ31R又は31Lにより右又は左の操
作部46R,46Lを介して、第1伝動ギヤ19に咬合
していた右又は左のサイドギヤ21R,21Lが、第1
伝動ギヤ19から離されて右又は左の第2伝動ギヤ26
R,26Lに咬合する。この場合、図1に示すデテント
機構45の保持作用が充分なものに設定されているの
で、上レバー部分39cが下レバー部分39dの横軸芯
P2周りに折れるようなことはなく、操作レバー39
(上及び下レバー部分39c,39d)が図1の実線の
姿勢を維持して、横軸芯P1周りに右の第1旋回位置R
1又は左の第1旋回位置L1に操作される。
【0028】以上のように、操作レバー39(上及び下
レバー部分39c,39d)を操作すると、ピン43a
により一方又は他方のアーム48,49が揺動操作され
て、レリーズワイヤ42のインナーが引き操作される
が、操作レバー39(上及び下レバー部分39c,39
d)を、右の第1旋回位置R1又は左の第1旋回位置L
1に操作した状態では、可変リリーフ弁36はまだ全開
状態であり緩旋回クラッチ12は切り状態となってい
る。これにより、右又は左の走行装置24への伝動が断
たれた状態(サイドクラッチ25R又は25Lの伝動遮
断状態)となり、機体は右又は左に緩やかに向きを変え
ていく。図3に示す油路34に設けられているシーケン
ス弁47は、右又は左のサイドギヤ21R,21Lが、
右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに完全に咬合す
るのに必要な圧力を、油圧シリンダ31R,31Lに確
保する為のものである。
【0029】次に、操作レバー39(上及び下レバー部
分39c,39d)を右又は左の第1旋回位置R1,L
1から、右又は左の第2旋回位置R2,L2(右又は左
の旋回位置に相当)に操作していくと、レリーズワイヤ
42のインナーがさらに引き操作される。これにより、
右又は左のサイドギヤ21R,21Lが右又は左の第2
伝動ギヤ26R,26Lに咬合し、且つ第2切換弁35
が緩旋回位置35aに操作された状態で、可変リリーフ
弁36が全開状態から徐々に閉側に操作されていく。従
って、緩旋回クラッチ12が作用し始めて右又は左の走
行装置24が徐々に低速で正転駆動されて、機体は右又
は左に緩旋回していくのであり、操作レバー39(上及
び下レバー部分39c,39d)の右又は左の第2旋回
位置R2,L2において、緩旋回速度が最大となる。
【0030】次に、切換レバー18を超信地旋回位置に
操作し第2切換弁35を超信地旋回位置35bに操作し
て、超旋回状態を選択したとする。この状態で、操作レ
バー39(上及び下レバー部分39c,39d)を中立
位置Nに操作していると前述と同様に直進状態となるの
であり、操作レバー39(上及び下レバー部分39c,
39d)を、中立位置Nから右又は左の第1旋回位置R
1,L1に操作すると、前述と同様に右又は左のサイド
クラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現出する。
【0031】次に、操作レバー39(上及び下レバー部
分39c,39d)を右又は左の第1旋回位置R1,L
1から、右又は左の第2旋回位置R2,L2に操作して
いくと、右又は左のサイドギヤ21R,21Lが右又は
左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合し、且つ、第2
切換弁35が超信地旋回位置35bに操作された状態
で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全開状態から徐
々に閉側に操作されていく。これにより、逆転クラッチ
30が作用し始めて右又は左の走行装置24が徐々に逆
転駆動されて、機体は右又は左に超信地旋回していくの
であり、操作レバー39(上及び下レバー部分39c,
39d)の右又は左の第2旋回位置R2,L2におい
て、逆転速度が最大となる。
【0032】次に緩旋回状態を選択している状態におい
て、機体を一時的に小さく旋回させる場合について説明
する。図1及び図2に示すように、下レバー部分39d
のデテント機構45を囲むリング部材39bが、上レバ
ー部分39cの舌片39aに固定されており、上レバー
部分39cが下レバー部分39dに対して、図1の実線
に示す姿勢から横軸芯P2周りに左右に折れたことを、
リング部材39bに接触及び離間して検出するリミット
スイッチ52が、下レバー部分39dに固定されてい
る。
【0033】図3に示すように、変速装置13(図4参
照)のシフトギヤ14をスライド操作して変速操作を行
う第2変速レバー28が、機体の操縦部に備えられてお
り、第2変速レバー28が高速位置に操作されているこ
とを検出するリミットスイッチ55(高速走行状態の検
出手段に相当)が備えられている。切換レバー18が湿
田位置に操作されていることを検出するリミットスイッ
チ56も備えられている。
【0034】以上の構造により、図3に示すように切換
レバー18を緩旋回位置に操作し、第2切換弁35を緩
旋回位置35aに操作して、緩旋回状態を選択していた
とする。この状態において図1及び図5に示すように、
例えば操作レバー39(上及び下レバー部分39c,3
9d)を、横軸芯P1周りに左の第2旋回位置L2に操
作したとする。この状態で予想に反して機体が左に充分
に旋回しない場合や、さらに小さく左に旋回したい場合
には、上レバー部分39cを握っている手を左に少し強
く捻るようにして、図1に示すデテント機構45を上レ
バー部分39cの舌片39aから外し、図1の二点鎖線
に示すように上レバー部分39cを下レバー部分39d
に対し横軸芯P2周りに折り操作して、左の補助旋回位
置L2’に操作する(操作許容機構に相当)(ステップ
S1)。
【0035】このように操作したことがリミットスイッ
チ52により検出されると、第2切換弁35が緩旋回位
置35aに操作されている場合において(ステップS
2)、制御装置54から図3に示すソレノイド53に操
作信号が発信されて、ソレノイド53により第2切換弁
35が、緩旋回位置35aから超信地旋回位置35bに
切換操作される。これにより、逆転クラッチ30が入り
操作され左の走行装置24が逆転駆動されて、超信地旋
回状態となる(ステップS5)。この場合、第2変速レ
バー28が高速位置に操作されていれば、ステップS3
からステップS1に戻り、第2切換弁35が超信地旋回
位置35bに切換操作されることはない(牽制阻止手段
に相当)。
【0036】切換レバー18が湿田位置に操作されて第
2切換弁35が緩旋回位置35aに操作されている場合
においても、ステップS4からステップS1に戻り、第
2切換弁35が超信地旋回位置35bに切換操作される
ことはない。これは超信地旋回が走行装置24で土を横
に押し退けるようにして行われ大きな動力が必要である
為に、走行抵抗の大きな湿田において無理に超信地旋回
を行うと、エンジンの停止を招くおそれがあるからであ
る。これにより湿田を走行する場合には、切換レバー1
8を事前に湿田位置に操作しておいて、緩旋回しか行え
ない状態に設定しておく。
【0037】次に操作レバー39(上及び下レバー部分
39c,39d)を、左の補助旋回位置L2’に操作し
ている状態から左の第2旋回位置L2に戻し操作し、上
レバー部分39cと下レバー部分39dとを真っすぐな
状態に戻すと(ステップS6)、リミットスイッチ52
の検出により、制御装置54からソレノイド53に操作
信号が発信されて、ソレノイド53により第2切換弁3
5が、超信地旋回位置35bから緩旋回位置35aに戻
し操作される(ステップS7)。
【0038】次に、無段変速装置1を変速操作する第1
変速レバー5について説明する。図6及び図7に示すよ
うに機体の操縦部の横軸芯P3周りに、側面視L字状の
操作部材57が揺動自在に支持されており、操作部材5
7と無段変速装置1とが連係機構58により機械的に連
動連結されている。横軸芯P3周りに第1変速レバー5
が揺動自在に支持され、第1変速レバー5が操作部材5
7のガイド孔57aに挿入されており、ガイド孔57a
の前後の位置に接触式の前進スイッチ59及び後進スイ
ッチ60が設けられている。摩擦板61を介してギヤ6
2が操作部材57に接触押圧されており、ギヤ62を回
転駆動するモータ63が備えられている。
【0039】以上の構造により、第1変速レバー5を前
進側F又は後進側Rに操作して、第1変速レバー5がガ
イド孔57aの端部に達すると、第1変速レバー5と一
緒に操作部材57が前進側F又は後進側Rに操作され
て、無段変速装置1が変速操作される。この場合、第1
変速レバー5が前進又は後進スイッチ59,60に接触
すると、モータ63によりギヤ62が前進側F又は後進
側Rに回転駆動されて、第1変速レバー5及び操作部材
57の変速操作を助けるようにしており、第1変速レバ
ー5が軽く操作できるようにしている。
【0040】図3に示す第2変速レバー28が高速位置
に操作されていることがリミットスイッチ55により検
出されていると、モータ63が簡欠的に駆動されギヤ6
2が簡欠的に回転駆動される。これにより、第1変速レ
バー5及び操作部材57の操作に対してギヤ62の回転
が遅れ気味になり、ギヤ62及び摩擦板61が抵抗とな
って、第1変速レバー5の操作が重くなる。つまり、第
2変速レバー28を中速及び低速位置に操作している場
合に比べて、高速位置に操作している場合の方が、第1
変速レバー5の操作が重くなるようにしている。
【0041】〔別実施例〕 以上の実施例では切換レバー18によって、緩旋回状態
(一方の走行装置24が低速で正転駆動される状態)
と、超信地旋回状態(一方の走行装置24が逆転駆動さ
れる状態)(急旋回状態)に切換操作する型式である
が、図4の逆転クラッチ30に代えて、油圧式のサイド
ブレーキ(図示せず)を備えた型式に構成してもよい。
このように図4に示す第4伝動軸27にサイドブレーキ
を備えた場合、右のサイドギヤ21R又は左のサイドギ
ヤ21Lを第1伝動ギヤ19より離間させて、右又は左
の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合させ、サイドブレ
ーキを入り操作することによって、一方の走行装置24
に制動を掛けて信地旋回(急旋回状態に相当)を行うこ
とができる。この場合、切換レバー18により、緩旋回
状態(一方の走行装置24が低速で正転駆動される状
態)と、信地旋回状態(一方の走行装置24に制動を掛
ける状態)に切換操作する。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作レバー付近の正面図
【図2】操作レバー付近の側面図
【図3】左右のサイドギヤの油圧シリンダ、第1及び第
2切換弁、可変リリーフ弁等の油圧回路図
【図4】ミッションケースの走行系の伝動構造を示す概
略図
【図5】切換レバーの緩旋回位置、超信地旋回位置及び
湿田位置での制御の流れを示す図
【図6】第1変速レバー付近の側面図
【図7】第1変速レバー付近の平面図
【符号の説明】
12 緩旋回機構 18 切換操作具 24 走行装置 30 急旋回機構 35 切換機構 39 操作レバー 55 検出手段 N 操作レバーの中立位置 R2,L2 操作レバーの右又は左の旋回位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(24)を備えた作
    業車の走行伝動構造であって、下記の〔ア〕〜〔エ〕に
    記載の構成を備えている作業車の走行伝動構造。 〔ア〕 前記左右の走行装置(24)に速度差を与えて機体を右
    又は左に旋回させる緩旋回機構(12)と、前記緩旋回
    機構(12)よりも大きな速度差を前記左右の走行装置
    (24)に与えて機体を右又は左に急旋回させる急旋回
    機構(30)、及び人為的に左右に操作可能な旋回操作
    用の操作レバー(39)。 〔イ〕 前記操作レバー(39)を中立位置(N)から右又は左
    旋回位置(R2),(L2)に操作すると、前記緩旋
    回機構(12)が作動する緩旋回状態、及び、前記操作
    レバー(39)を中立位置(N)から前記右又は左の
    回位置(R2),(L2)に操作すると、前記急旋回機
    構(30)が作動する急旋回状態の2状態に切換可能な
    切換機構(35)、 並びに、前記切換機構(35) を前記緩旋回状態及び急
    旋回状態に人為的に選択切換操作可能な切換操作具(1
    8)。 〔ウ〕前記切換操作具(18)により選択切換操作された切換
    機構(35)が緩旋回状態にあり、且つ、前記操作レバ
    ー(39)が前記右又は左の旋回位置(R2),(L
    2)にある状態において、前記切換操作具(18)とは
    別に前記切換機構(35)を緩旋回状態から急旋回状態
    に切換操作可能で、前記操作レバー(39)に備えられ
    る旋回状態切換手段。 〔エ〕 機体が高速走行状態であることを検出する検出手段(5
    5)と、この検出手段(55)の検出に基づいて、前記
    旋回状態切換手段の作動を牽制阻止する牽制手段。
  2. 【請求項2】 左右一対の走行装置(24)を備えた作
    業車の走行伝動構造であって、下記の〔カ〕〜〔ケ〕に
    記載の構成を備えている作業車の走行伝動構造。 〔カ〕 前記左右の走行装置(24)に速度差を与えて機体を右
    又は左に旋回させる緩旋回機構(12)と、前記緩旋回
    機構(12)よりも大きな速度差を前記左右の走行装置
    (24)に与えて機体を右又は左に急旋回させる急旋回
    機構(30)、及び人為的に左右に操作可能な旋回操作
    用の操作レバー(39)。 〔キ〕 前記操作レバー(39)を中立位置(N)から右又は左
    の旋回位置(R2),(L2)に操作すると、前記緩旋
    回機構(12)が作動する緩旋回状態、及び、前記操作
    レバー(39)を中立位置(N)から前記右又は左の旋
    回位置(R2),(L2)に操作すると、前記急旋回機
    構(30)が作動する急旋回状態の2状態に切換可能な
    切換機構(35)、 並びに、前記切換機構(35)を前記緩旋回状態及び急
    旋回状態に人為的に選択切換操作可能な切換操作具(1
    8)。 〔ク〕 前記操作レバー(39)を設定以上の操作力で前記右又
    は左の旋回位置(R2),(L2)を越えるように操作
    するとこの操作を許す操作許容機構と、 前記切換操作具(18)により選択切換操作された切換
    機構(35)が緩旋回状態にある状態において、前記操
    作レバー(39)を前記右又は左の旋回位置(R2),
    (L2)を越えて操作すると、前記切換機構(35)を
    緩旋回状態から急旋回状態に切換操作し、且つ、前記操
    作レバー(39)を前記右又は左の旋回位置(R2),
    (L2)に戻し操作すると、前記切換機構(35)を急
    旋回状態から緩旋回状態に戻し操作する旋回状態切換手
    段。 〔ケ〕 機体が高速走行状態であることを検出する検出手段(5
    5)と、この検出手段(55)の検出に基づいて、前記
    旋回状態切換手段の作動を牽制阻止する牽制手段。
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