JP2647777B2 - 刈取収穫機の操向操作構造 - Google Patents

刈取収穫機の操向操作構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、稲麦用のコンバインや
藺草用のハーベスタ等の刈取収穫機における操向操作構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】刈取収穫機の一例であるコンバインにお
いては、例えば実開平3−72089号公報に開示され
ているような操向操作構造を備えているものがある。こ
の構造では単一の操作レバー(前記公報の図1の8)
を、中立位置から例えば右の第1旋回位置(前記公報の
図1のR1)に操作すると、右の走行装置用のサイドク
ラッチが伝動遮断操作される。これにより、右の走行装
置が自由回転状態となるので、圃場から右の走行装置に
掛かる走行抵抗により右の走行装置の回転が遅れて、機
体が右に少しずつ向きを変えていく。そして、操作レバ
ーを第1旋回位置から第2旋回位置(前記公報の図1の
R2)に操作すると、右のクラッチ(前記公報の図1の
CL)が入り操作されて右の走行装置に制動が掛かる。
これにより、機体は右に大きく向きを変えるのである
(信地旋回に相当し、緩旋回状態側に対応)。前述の構
造では、切換レバー(前記公報の図1の9)を事前に切
換操作して、左右のクラッチに逆転動力を伝達しておく
こともできる。これにより、操作レバーを例えば右の第
2旋回位置に操作して右のクラッチが入り操作される
と、右の走行装置が逆転駆動されて、さらに小さな旋回
半径で大きく機体の向きを変えることができる(超信地
旋回に相当し、急旋回状態側に対応)。以上のように、
切換レバーを事前に切換操作しておくことにより操作レ
バーを第2旋回位置に操作した際に、一方の走行装置に
制動が掛かる信地旋回状態と、一方の走行装置が逆転駆
動される超信地旋回状態とを選択できるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインにおいて圃
場の穀稈を刈り取りながら走行する場合、穀稈の列に沿
って機体が走行するように、作業者は操作レバーを左右
に操作して機体の向きを絶えず修正している。このよう
な刈取走行時において、操作レバーを第1旋回位置(サ
イドクラッチを伝動遮断操作)に操作しただけでは、機
体の向きが変わらずそのまま直進してしまう場合があ
る。これは、圃場が乾いている場合には圃場から機体の
走行装置に掛かる走行抵抗が小さくなるので、伝動遮断
側の走行装置の回転が低下せず、駆動されている反対側
の走行装置の牽引力で機体が直進してしまうからであ
る。従って、このような状態になると作業者は機体の向
きを修正する為に、操作レバーを第1旋回位置から第2
旋回位置にまで操作してしまう。この場合、前述の切換
レバーが超信地旋回状態側に操作されていれば、操作レ
バーを第2旋回位置に操作した時に一方の走行装置が逆
転駆動されて、機体が急激に、且つ大きく向きを変えて
しまうような状態になる。このような状態になると、穀
稈の列に入り込んでいる刈取部が穀稈を横に押し倒して
しまったり、刈取部内に穀稈が挟み込まれて詰まってし
まうような状態となる。本発明は、刈取走行時において
操作レバーを操作した場合に、機体の向きが急激に変わ
ったりしないように構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな刈取収穫機の操向操作構造において、次のような構
成を備えることにある。つまり、左右の走行装置のうち
の選択された一方への動力を、伝動及び伝動遮断操作自
在な左右一対のサイドクラッチ。左右の走行装置のうち
の選択された一方の走行装置を、低速側又は逆転側に変
速して左右の走行装置の速度差により、一方の走行装置
側に機体の向きを変えさせる緩旋回状態と、緩旋回状態
よりもさらに大きな速度差を生じさせて、一方の走行装
置側に機体の向きをさらに大きく変えさせる急旋回状態
とに切換操作自在な伝動切換手段、並びに、伝動切換手
段を緩旋回状態と急旋回状態とに選択切換操作自在な切
換手段。単一の操作レバーを中立位置から右又は左の第
1旋回位置に操作すると、右又は左のサイドクラッチを
伝動遮断操作し、操作レバーを中立位置から右又は左の
第1旋回位置を越えて右又は左の第2旋回位置に操作す
ると、伝動切換手段を作動させる連係手段。機体が刈取
走行状態であることを検出する刈取検出手段と、この刈
取検出手段による刈取検出に基づいて、伝動切換手段を
自動的に緩旋回状態側に切換操作する自動切換手段。
【0005】
【作用】前述のように構成すると、路上走行等のように
刈取走行状態ではない状態においては、切換手段の操作
位置に応じて伝動切換手段が緩旋回状態又は急旋回状態
に切換操作される。これにより、操作レバーを第1旋回
位置に操作すれば一方のサイドクラッチが伝動遮断操作
され、第2旋回位置に操作すれば切換手段の操作位置に
応じて機体は緩旋回状態又は急旋回状態となる。逆に、
刈取走行状態においては切換手段が急旋回状態側に操作
されていても、伝動切換手段が緩旋回状態に操作されて
いる。従って、この状態で操作レバーを第2旋回位置に
操作した場合、常に機体は緩旋回状態となる。これによ
り、操作レバーを第1旋回位置(サイドクラッチを伝動
遮断操作)に操作しただけでは機体の向きが変わらずそ
のまま直進してしまうような場合に、機体の向きを修正
する為に作業者が操作レバーを第1旋回位置から第2旋
回位置にまで操作してしまっても、前述の緩旋回状態の
作用により機体は急旋回状態よりも緩やかに向きを変え
ることになる。
【0006】
【発明の効果】以上のように刈取走行状態において、機
体の向きを修正する為に作業者が操作レバーを第2旋回
位置にまで操作しても、機体の向きが急激に変わるよう
なことがなくなり、刈取部で穀稈を横に押し倒してしま
ったり、刈取部内に穀稈が挟み込まれて詰まってしまう
ような刈取不良を未然に防止することができた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4は刈取収穫機の一例であるコンバインの前部
を示しており、左右一対のクローラ式の走行装置24を
備えた機体の前部に刈取部6を備えている。次に、走行
系の伝動構造について説明する。図2は走行系のミッシ
ョンケース8内の構造を示しており、エンジン(図外)
からの動力がテンションクラッチを備えたベルト伝動機
構(図示せず)を介して、静油圧式無段変速装置1の入
力プーリー2に伝達されると共に、静油圧式無段変速装
置1の出力軸3からの動力が第1伝動軸4を介して、図
4に示す刈取部6に伝達される。
【0008】第1伝動軸4からの動力は第1ギヤ9及び
第2ギヤ10を介して第2伝動軸11に伝達される。こ
の第2伝動軸11にはシフトギヤ14がスプライン構造
にてスライド自在に外嵌されており、これに対する第3
伝動軸15には高速ギヤ16及び低速ギヤ17が固定さ
れている。以上の構造によりシフトギヤ14をスライド
操作して、高速ギヤ16又は低速ギヤ17に咬合させる
ことにより、動力を高低の2段に変速できるのであり、
この動力は低速ギヤ17に咬合する第3ギヤ19に伝達
される。
【0009】第3ギヤ19を支持する支持軸20には右
のサイドギヤ21R及び左のサイドギヤ21Lが相対回
転自在に外嵌されており、左右の車軸22の入力ギヤ2
3が左右のサイドギヤ21R,21Lに常時咬合してい
る。これにより、右又は左のサイドギヤ21R,21L
を第3ギヤ19に対しスライド操作し咬合・離間させ
て、図4に示すクローラ式の走行装置24の駆動スプロ
ケット24aに対し動力の伝動及び伝動遮断操作を行う
のであり、第3ギヤ19と左右のサイドギヤ21R,2
1Lとの間でサイドクラッチ25R,25Lが構成され
ている。
【0010】次に、一方の走行装置24に制動を掛ける
構造について説明する。図2に示すように、支持軸20
に右第4ギヤ26R及び左第4ギヤ26Lが相対回転自
在にベアリング支持されると共に、第4伝動軸27に固
定された1対の第5ギヤ29が右第4ギヤ26R及び左
第4ギヤ26Lに咬合している。そして、第4伝動軸2
7の一端に多板油圧操作式のサイドブレーキ28が設け
られている。これにより、右のサイドギヤ21R又は左
のサイドギヤ21Lを第3ギヤ19より離間させ右第4
ギヤ26R又は左第4ギヤ26Lに咬合させると共に、
サイドブレーキ28を入り操作することによって、一方
の走行装置24に制動を掛けることができる。そして、
これが信地旋回状態である。
【0011】次に、一方の走行装置24を逆転させる構
造について説明する。図2に示すように、第3伝動軸1
5の高速ギヤ16に咬合する第6ギヤ37が第4伝動軸
27に相対回転自在に外嵌されると共に、第6ギヤ37
と第4伝動軸27との間に第2油圧クラッチ30が設け
られている。これにより、右のサイドギヤ21R又は左
のサイドギヤ21Lを、前述のように右第4ギヤ26R
又は左第4ギヤ26Lに咬合させた状態で第2油圧クラ
ッチ30を入り操作すると、高速ギヤ16からの動力が
逆転状態で、且つ、1/2に減速されて一方の走行装置
24に伝達されて行く。そして、これが超信地旋回状態
である。
【0012】次に、一方の走行装置24を他方よりも低
速で正転駆動する構造について説明する。図2に示すよ
うに第3伝動軸15に第1スプロケット13が固定され
ると共に、第4伝動軸27に第2スプロケット38が相
対回転自在に外嵌され、第1及び第2スプロケット1
3,38に亘り伝動チェーン40が巻回されている。そ
して、第2スプロケット38と第4伝動軸27との間に
第1油圧クラッチ12が設けられている。これにより、
右又は左のサイドギヤ21R,21Lを右又は左第4ギ
ヤ26R,26Lに咬合させた状態で第1油圧クラッチ
12を入り操作すると、第3伝動軸15からの正転動力
が1/2に減速されて一方の走行装置24に伝達されて
行く。そして、これが緩旋回状態である。
【0013】次に、左右のサイドギヤ21R,21Lの
スライド操作を行う油圧シリンダ31R,31L、サイ
ドブレーキ28、第1及び第2油圧クラッチ12,30
への作動油供給構造について説明する。図1に示すよう
にポンプ32からの作動油が第1切換弁33を介して、
左右のサイドギヤ21R,21Lに対する油圧シリンダ
31R,31Lに供給されると共に、油圧シリンダ31
R,31Lの側面からの油路34が、サイドブレーキ2
8、第1及び第2油圧クラッチ12,30に対する第2
切換弁35(伝動切換手段に相当)に接続されている。
さらに油路34にはサイドブレーキ28、第1及び第2
油圧クラッチ12,30に対する可変リリーフ弁36が
接続されている。
【0014】次に、第1切換弁33、第2切換弁35及
び可変リリーフ弁36の操作について説明する。図1に
示すように切換レバー18(切換手段に相当)の操作位
置が制御装置5に入力されており、この切換レバー18
の操作位置に基づいて電磁操作式の第2切換弁35が、
制御装置5により第1油圧クラッチ12に作動油を供給
する緩旋回位置35a,サイドブレーキ28に作動油を
供給する信地旋回位置35b、及び第2油圧クラッチ3
0に作動油を供給する超信地旋回位置35cに切換操作
される。そして、操作レバー39と第1切換弁33及び
可変リリーフ弁36とが、第1連係機構41(連係手段
に相当)及び第2連係機構42(連係手段に相当)を介
して機械的に連係されている。
【0015】図1に示す状態は切換レバー18を信地旋
回位置に操作している状態であり、第2切換弁35が信
地旋回位置35bに操作されている状態である。この状
態において、操作レバー39を中立位置Nから右の第1
旋回位置R1又は左の第1旋回位置L1に操作すると、
第1切換弁33のみが操作されて油圧シリンダ31R又
は31Lにより、右又は左の操作部46R,46Lを介
して、第3ギヤ19に咬合していた右又は左のサイドギ
ヤ21R,21Lが第3ギヤ19から離されて右又は左
第4ギヤ26R,26Lに咬合する。
【0016】この場合、可変リリーフ弁36は全開状態
に在りサイドブレーキ28が切り状態となっている為、
右又は左の走行装置24への伝動が断たれた状態(サイ
ドクラッチ25R又は25Lの伝動遮断状態)となり、
機体は右又は左に緩やかに向きを変えていく。そして、
油路34に設けられているシーケンス弁47は、右又は
左のサイドギヤ21R,21Lが、右又は左第4ギヤ2
6R,26Lに完全に咬合するのに必要な圧力を、油圧
シリンダ31R,31Lに確保する為のものである。
【0017】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合し、且
つ、第2切換弁35が信地旋回位置35bに操作された
状態において、可変リリーフ弁36が全開状態から徐々
に閉側に操作されて行く。これにより、サイドブレーキ
28が作用し始めて右又は左の走行装置24に徐々に制
動が掛かって行き、機体は右又は左に信地旋回して行
く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位置
R2,L2においてサイドブレーキ28の制動力は最大
となる。
【0018】次に、切換レバー18を超信地旋回位置に
操作すると、第2切換弁35が超信地旋回位置35cに
切換操作される。この状態で、操作レバー39を中立位
置Nから右又は左の第1旋回位置R1,L1に操作する
と、前述と同様に右又は左のサイドクラッチ25R,2
5Lの伝動遮断状態が現出する。
【0019】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合し、且
つ、第2切換弁35が超信地旋回位置35cに操作され
た状態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全開状態
から徐々に閉側に操作されて行く。これにより、第2油
圧クラッチ30が作用し始めて右又は左の走行装置24
が徐々に逆転駆動されて行き、機体は右又は左に超信地
旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は左の第
2旋回位置R2,L2において、逆転速度が最大とな
る。
【0020】次に、切換レバー18を緩旋回位置に操作
すると、第2切換弁35が緩旋回位置35aに切換操作
される。この状態で、操作レバー39を中立位置Nから
右又は左の第1旋回位置R1,L1に操作すると、前述
と同様に右又は左のサイドクラッチ25R,25Lの伝
動遮断状態が現出する。
【0021】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左第4ギヤ26R,26Lに咬合し、且
つ、第2切換弁35が緩旋回位置35aに操作された状
態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全開状態から
徐々に閉側に操作されて行く。これにより、第1油圧ク
ラッチ12が作用し始めて右又は左の走行装置24が徐
々に低速で正転駆動されて行き、機体は右又は左に緩旋
回して行く。そして、操作レバー39の右又は左の第2
旋回位置R2,L2において、緩旋回速度が最大とな
る。
【0022】以上のようなサイドクラッチ25R,25
Lの伝動遮断操作による旋回、一方の走行装置24を低
速で正転駆動する緩旋回、一方の走行装置24に制動を
掛ける信地旋回、及び一方の走行装置24を逆転駆動す
る超信地旋回において、その旋回半径はサイドクラッチ
25R,25Lの伝動遮断操作による旋回、緩旋回、信
地旋回、及び超信地旋回の順番で小さくなる。
【0023】図4に示すように、刈取部6には刈り取っ
た穀稈を搬送する係止搬送装置43及び挟持搬送装置4
4が備えられており、挟持搬送装置44の先端に刈り取
った穀稈の存否を検出する接触式の株元センサー7(刈
取検出手段に相当)が設けられている。次に、株元セン
サー7と切換レバー18との関係に基づいた制御につい
て、図3により説明する。
【0024】通常の路上走行時や枕地での旋回時等のよ
うに、刈取走行状態ではない場合には、図4の刈取部6
の株元センサー7が穀稈の存在を検出せずOFF状態と
なる(ステップS1)。この場合には、切換レバー18
の操作位置に基づいて(ステップS2)、図1の第2切
換弁35が緩旋回位置35a、信地旋回位置35b、及
び超信地旋回位置35cに操作される(ステップS3,
S4,S5)。
【0025】そして、刈取走行中においては図4の刈取
部6の株元センサー7が穀稈の存在を検出するON状態
となる(ステップS1)。この場合、切換レバー18が
超信地旋回位置に操作されていればステップS6からス
テップS4に移行して、第2切換弁35がこれよりも旋
回半径の大きくなる信地旋回位置35bに切換操作され
る(自動的に緩旋回状態側に切換操作する自動切換手段
に相当)。そして、切換レバー18が信地旋回位置に操
作されていればステップS6からステップS3に移行し
て、第2切換弁35がこれよりも旋回半径の大きくなる
緩旋回位置35aに切換操作されるのである(自動的に
緩旋回状態側に切換操作する自動切換手段に相当)。
【0026】又、前述のように、刈取走行中に第2切換
弁35が超信地旋回位置35cから信地旋回位置35b
に切換操作された状態において、刈取走行中に切換レバ
ー18を緩旋回位置に操作すれば、ステップS1,S6
からステップS3に移行して第2切換弁35が緩旋回位
置35aに切換操作される。そして、以上の状態から刈
取走行ではない通常の状態に戻ると、ステップS1から
ステップS2に移行して、第2切換弁35が切換レバー
18の操作位置に対応する位置に操作されるのである。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右のサイドギヤ用の油圧シリンダ、サイドブ
レーキ、第1及び第2油圧クラッチに対する油圧回路図
【図2】走行系の伝動構造を示すミッションケースの縦
断概略正面図
【図3】制御の流れを示すフローチャート
【図4】コンバインの前半部の側面図
【符号の説明】
7 刈取検出手段 18 切換手段 24 走行装置 25R,25L サイドクラッチ 35 伝動切換手段 39 操作レバー 41,42 連係手段 N 操作レバーの中立位置 R1,L1 操作レバーの第1旋回位置 R2,L2 操作レバーの第2旋回位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(24)を備えた刈
    取収穫機の操向操作構造であって、下記の〔ア〕〜
    〔エ〕に記載の構成を備えている刈取収穫機の操向操作
    構造。 〔ア〕前記左右の走行装置(24)のうちの選択された
    一方への動力を、伝動及び伝動遮断操作自在な左右一対
    のサイドクラッチ(25R),(25L)。 〔イ〕前記左右の走行装置(24)のうちの選択された
    一方の走行装置(24)を、低速側又は逆転側に変速し
    て左右の走行装置(24)の速度差により、前記一方の
    走行装置(24)側に機体の向きを変えさせる緩旋回状
    態と、前記緩旋回状態よりもさらに大きな速度差を生じ
    させて、前記一方の走行装置(24)側に機体の向きを
    さらに大きく変えさせる急旋回状態とに切換操作自在な
    伝動切換手段(35)、並びに、前記伝動切換手段(3
    5)を緩旋回状態と急旋回状態とに選択切換操作自在な
    切換手段(18)。 〔ウ〕単一の操作レバー(39)を中立位置(N)から
    右又は左の第1旋回位置(R1),(L1)に操作する
    と、前記右又は左のサイドクラッチ(25R),(25
    L)を伝動遮断操作し、前記操作レバー(39)を中立
    位置(N)から右又は左の第1旋回位置(R1),(L
    1)を越えて右又は左の第2旋回位置(R2),(L
    2)に操作すると、前記伝動切換手段(35)を作動さ
    せる連係手段(41),(42)。 〔エ〕機体が刈取走行状態であることを検出する刈取検
    出手段(7)と、この刈取検出手段(7)による刈取検
    出に基づいて、前記伝動切換手段(35)を自動的に緩
    旋回状態側に切換操作する自動切換手段。
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