JPH0630640A - コンバインの伝動構造 - Google Patents

コンバインの伝動構造

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JPH0630640A
JPH0630640A JP18645792A JP18645792A JPH0630640A JP H0630640 A JPH0630640 A JP H0630640A JP 18645792 A JP18645792 A JP 18645792A JP 18645792 A JP18645792 A JP 18645792A JP H0630640 A JPH0630640 A JP H0630640A
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Norimune Ozaki
徳宗 尾崎
Sotokazu Terao
外和 寺尾
Tamotsu Soya
保 征矢
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植立穀稈の倒伏状態に対応して機体走行速度
を変更するだけで、引起し速度を常に適切な速度に維持
して、穀稈の引きちぎり等を発生を未然に防止する。 【構成】 エンジン11の動力が静油圧式無段変速装置
HSTにおいて変速された後、伝動ケース13から機体
走行装置1並びに茎稈引起し装置6に分岐伝達するよう
構成して、引起し作動速度を車速に同期させるよう構成
してあるコンバインの伝動構造において、前記伝動ケー
ス13から茎稈引起し装置6に対する伝動系に無段変速
装置15を介装するとともに、機体の走行速度を検出す
る車速検出センサSを備え、検出された車速が設定値以
下であるときは、前記無段変速装置15を高速側に切り
換え制御するよう構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの動力が静油
圧式無段変速装置において変速された後、伝動ケースか
ら機体走行装置並びに茎稈引起し装置に分岐伝達するよ
う構成して、引起し作動速度を車速に同期させるよう構
成してあるコンバインの伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記したようなコンバインの伝動構造
は、刈取前処理部の処理速度を機体の走行速度と同期さ
せて変更させるようにして、常に適切な作業状態で植立
穀稈の引起し作動や刈取装置による刈取作業が行え、脱
穀装置に対する刈取穀稈の円滑な搬送が行えるようにし
たものであるが、走行速度の変速操作を静油圧式無段変
速装置により行うものにあっては、その走行速度がほぼ
零速から無段階に変速できる構造であるから、例えば、
植立穀稈が圃場の途中部から倒伏度合いが強くなってい
るようなとき、走行速度を微速状態に切り換えると、そ
れに伴って引起し装置の作動速度も微速状態となって、
倒伏穀稈に対して引起し爪がゆっくり係止作用して1回
の引起し操作における処理量が多くなり、穀稈を引きち
ぎってしまうといった弊害が発生する。そこで、このよ
うな弊害を防止するために、伝動ケース内における機体
走行駆動系にギア咬合式の副変速装置を介装して、上記
したような速度低下が必要な場合には、この副変速装置
を低速側に操作して、走行速度に対する引起し装置の相
対駆動速度を速くさせるように構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構造にお
いても、副変速装置のための専用の切り換え操作が必要
で操作が煩わしい欠点があるとともに、静油圧式無段変
速装置を微速状態に設定した状態では引起し速度もゆっ
くりにならざるを得ず、植立穀稈の引きちぎり等の抑制
には充分な対策とは言えないものであった。本発明は、
合理的構造改良によって、上記不具合点を解消すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したコンバインの伝動構造において、前記伝動
ケースから茎稈引起し装置に対する伝動系に無段変速装
置を介装するとともに、機体の走行速度を検出する車速
検出センサを備え、検出された車速が設定値以下である
ときは、前記無段変速装置を高速側に切り換えるよう制
御する引起し速度制御手段を備えてある点にある。
【0005】
【作用】植立穀稈の倒伏度合いが強くなった場合等にお
いて機体走行速度を低速にさせるために静油圧式無段変
速装置を低速側に操作して走行速度が設定値以下にまで
下がると、そのことが車速検出センサにより検出され、
茎稈引起し装置に対する伝動系に介装された別の無段変
速装置を自動的に高速側に切り換え制御するのである。
その結果、走行速度が微速状態となってもその伝動下手
側に配設される無段変速装置により引起し装置の駆動速
度が植立穀稈の引きちぎり等の生じにくい高速状態に設
定できる。
【0006】
【発明の効果】従って、植立穀稈の倒伏状態等の作業条
件の違いに応じて、機体走行速度を適切な状態に変速操
作すると、その走行速度に変化に追従しながら茎稈引起
し装置の駆動速度が作業負荷が大となる極めて低速の状
態になるのを阻止することになるので、作業者は機体走
行速度の調節だけに専念できて操縦操作性が低下するこ
とがなく、植立穀稈の引きちぎり等の弊害も未然に防止
できるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図5
にコンバインを示している。このコンバインは、左右一
対のクローラ走行装置1,1を装着した機体フレーム2
上に脱穀装置3を搭載するとともに、機体フレーム2の
前部に刈取前処理部4を横軸芯P周りで昇降自在に連結
して構成してある。前記刈取前処理部4は、倒伏した植
立穀稈を立姿勢に引起しする茎稈引起し装置6、立姿勢
に引起しされた植立穀稈の株元を切断するバリカン型刈
取装置7、刈取り後の立姿勢の穀稈を、その株元側を挟
持し、穂先側を係止した状態で後方の脱穀フィードチェ
ーン8始端部に搬送しながら徐々に横向き姿勢に向けて
姿勢変更させる縦搬送装置9等を備えて構成され、パイ
プフレーム10を介して刈取前処理部4全体が油圧シリ
ンダ5により横軸芯P周りで駆動昇降自在に連結支持し
てある。次に伝動構造について説明する。図1に示すよ
うに、搭載されるエンジン11の動力がベルト伝動機構
12を介して静油圧式無段変速装置HSTに供給され、
その変速後の出力が伝動ケース13を介して刈取前処理
部4と左右クローラ走行装置1,1に分岐伝達されるよ
う伝動系を構成してある。つまり、伝動ケース13から
一方向回転クラッチ14を介して機体前進時にのみ刈取
前処理部4に動力が伝わるよう構成し、ベルト式無段変
速装置15を介して横向き伝動軸16に供給され、この
伝動軸16から縦搬送装置9並びに前記パイプフレーム
10内に配設した前後向き伝動軸17を介して刈取装
置、引起し装置6夫々に動力伝達されるよう構成してあ
る。尚、伝動ケース13内には、刈取前処理部4に対す
る動力を断続操作自在な刈取クラッチ18を内装し、刈
取クラッチレバー19の操作で入り切り操作できるよう
構成してある。前記ベルト式無段変速装置15は、駆動
側プーリ20と前記横向き伝動軸16に取付けられた従
動プーリ21とに亘って伝動ベルト22を巻回するとと
もに、従動プーリ21を割りプーリに構成して、電動シ
リンダ23により駆動される乗り上がりカム機構24を
介してプーリ間隔を変更自在に構成してある。そして、
車軸25に機体走行速度を検出するための車速検出セン
サSを設け、このセンサSによる検出値が設定値以下に
なった場合には、前記ベルト式無段変速装置15を高速
側に切り換えるよう制御する引起し速度制御手段Aを備
えてある。詳述すると、図2に示すように、前記電動シ
リンダ23をマイクロコンピュータを備えた制御装置2
6により駆動制御するよう構成し、ストロークセンサ2
7により電動シリンダ23の実作動量を検出してフィー
ドバックするよう構成するとともに、車速検出センサS
の出力を制御装置26に入力し、後記するような自動制
御を行う状態と手動操作により変速操作する状態とに操
作切り換え自在なモード切換スイッチSW1、手動操作
によりベルト式無段変速装置15を変速操作するための
手動切換スイッチSW2及び刈取クラッチレバー19が
クラッチ入り位置に操作されたことを検出するクラッチ
状態検出スイッチSW3の夫々の出力が制御装置26に
入力されるよう構成してある。そして、制御装置26は
以下のように制御を実行する。図4に示すように、刈取
クラッチ18が入り状態にあれば、電動シリンダ23を
予め設定した標準速度位置に設定操作する〔ステップ
1、2〕。そして、モード切換スイッチSW1が自動制
御モードに設定されていれば、車速検出センサSの出力
を読み込み〔ステップ3〕、その検出速度Vが第1設定
値Va〔図3参照〕よりも低いときは、引起し装置6の
駆動速度が植立穀稈の引きちぎり等の発生し易い設定最
少値よりも遅い速度にならないよう電動シリンダ23を
増速側に自動切り換え操作する〔ステップ5、6〕。
又、前記検出速度Vが第2設定値Vbより高いときは、
引起し速度が設定最大値よりも大きくならないよう電動
シリンダ23を減速側に自動切り換え制御する〔ステッ
プ7、8〕。晴天時、又は雨天時等の気候に起因する植
立穀稈の濡れ具合等によって作業者が任意に引起し速度
を変更操作したい場合であって、モード切換スイッチS
W1が手動モードに設定されているときは、手動切換ス
イッチSW2の操作位置に対応するよう電動シリンダ2
3を増速側あるいは減速側のいずれかに切り換え操作す
る〔ステップ9〜12〕。以下、このような制御を繰り
返す。前記ステップ6により引起し速度制御手段Aを構
成する。
【0008】前記ベルト式無段変速装置15は、従動側
プーリのみ割りプーリ型に構成するものに代えて、駆動
側及び従動側夫々のプーリ20、21を割りプーリ型に
構成して、夫々のプーリ間隔を背反的に変更させて変速
操作するよう構成するものでもよい。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝動系統図
【図2】制御ブロック図
【図3】制御特性図
【図4】制御フローチャート
【図5】コンバイン前部の側面図
【符号の説明】
1 走行装置 6 茎稈引起し装置 11 エンジン 13 伝動ケース 15 無段変速装置 A 引起し速度制御手段 HST 静油圧式無段変速装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(11)の動力が静油圧式無段
    変速装置(HST)において変速された後、伝動ケース
    (13)から機体走行装置(1)並びに茎稈引起し装置
    (6)に分岐伝達するよう構成して、引起し作動速度を
    車速に同期させるよう構成してあるコンバインの伝動構
    造であって、前記伝動ケース(13)から茎稈引起し装
    置(6)に対する伝動系に無段変速装置(15)を介装
    するとともに、機体の走行速度を検出する車速検出セン
    サ(S)を備え、検出された車速が設定値以下であると
    きは、前記無段変速装置(15)を高速側に切り換える
    よう制御する引起し速度制御手段(A)を備えてあるコ
    ンバインの伝動構造。
JP18645792A 1992-07-14 1992-07-14 コンバインの伝動構造 Expired - Lifetime JP2813642B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005058011A1 (ja) * 2003-12-19 2005-06-30 Yanmar Co., Ltd. コンバイン
WO2005058010A1 (ja) * 2003-12-19 2005-06-30 Yanmar Co., Ltd. コンバイン
US7247388B2 (en) 2003-08-27 2007-07-24 Nok Corporation Vulcanizable adhesive composition

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