JPH06343331A - コンバインの車速制御装置 - Google Patents

コンバインの車速制御装置

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JPH06343331A
JPH06343331A JP13804993A JP13804993A JPH06343331A JP H06343331 A JPH06343331 A JP H06343331A JP 13804993 A JP13804993 A JP 13804993A JP 13804993 A JP13804993 A JP 13804993A JP H06343331 A JPH06343331 A JP H06343331A
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Atsushi Tonari
厚史 戸成
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン負荷の増大に起因するエンストを未
然防止しながら、不必要な減速制御による作業能率の低
下を抑制する。 【構成】 走行用変速装置7を変速操作する電動モータ
8と、エンジン回転数検出センサS1と、刈取作業状態
にあるか否かを検出する株元センサS0とを備え、前記
株元センサS0により刈取作業状態から非刈取作業状態
に変化したことが検出された後に、エンジン回転数検出
センサS1により検出されるエンジン回転数が設定値以
上に維持されるように電動モータ8を減速操作制御する
制御装置15を備えてあるコンバインの車速制御装置に
おいて、走行機体が旋回走行状態にあるか否かを検出す
る旋回状態検出センサS2を備えるとともに、この旋回
状態検出センサS2が旋回走行状態を検出し且つ制御装
置15による減速制御が実行されている場合において、
旋回状態検出センサS2が旋回走行状態から非旋回状態
に変化したことを検出すると、制御装置15が減速制御
を停止するよう構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行用変速装置を変速
操作するアクチュエータと、エンジンの回転数を検出す
るエンジン回転数検出手段と、刈取作業状態にあるか否
かを検出する作業状態検出手段とを備え、前記作業状態
検出手段による検出結果が、刈取作業状態から非刈取作
業状態に変化したことが検出された後に、前記エンジン
回転数検出手段により検出されるエンジン回転数が設定
値以上に維持されるように前記アクチュエータを減速操
作制御する減速制御手段を備えてあるコンバインの車速
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインの車速制御装置は、過負
荷時には自動的に減速してエンジン負荷を軽減すること
によりエンストを未然防止するようにしたものである。
つまり、コンバインにおける刈取作業において、一つの
作業行程を終了して次の作業行程に移動する場合、例え
ば図4に示すように、一つの刈取作業行程が終了するに
伴って略90度旋回した後に直進し、再度、略90度旋
回して前行程と対向する辺側に位置する次の作業行程に
移動する所謂、往復刈り作業形態をとることがあるが、
一つの刈取作業行程が終了して旋回走行する場合には、
刈取作業が終了していても脱穀装置内には刈取穀稈が存
在しているから脱穀作業負荷がある上に、旋回走行に伴
い走行負荷が増大してエンジンに対する負荷が大になる
から、このときに、自動的に減速操作するようにしたも
のである。ところで、従来では、エンジン回転数が設定
回転数より低下すると、エンジンに対する負荷が増大し
たと判断して、エンジン回転数が設定回転数以上に復帰
するまで減速操作するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
にエンジン回転数が設定回転数に復帰するまで減速操作
するようにしてあるから、旋回走行が終了して直進走行
を開始する状態になってもエンジン回転数が復帰せず減
速操作を続行して、不必要な減速を行う場合があり、改
善が望まれていた。つまり、旋回走行が終了して走行負
荷が軽減されるに伴って、エンジン回転数が復帰するこ
とになるが、エンジンの特性上、その回転数が大きく減
速して作業能率が低下する欠点があった。本発明は上記
不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したコンバインの車速制御装置において、前記
走行機体が旋回走行状態にあるか否かを検出する旋回状
態検出手段を備えるとともに、この旋回状態検出手段が
前記旋回走行状態を検出し且つ前記減速制御手段による
減速制御が実行されている場合において、前記旋回状態
検出手段が旋回走行状態から非旋回状態に変化したこと
を検出すると、前記減速制御手段が、減速制御を停止す
るよう構成してある点にある。
【0005】
【作用】1つの作業行程での刈取作業が終了してその後
すぐに旋回走行する際に、走行負荷の増大に起因してエ
ンジン回転数が低下して設定値を下回ると、減速制御手
段が減速制御を実行するが、このとき、エンジン回転数
の低下量が大きく減速制御量が大になっている場合であ
っても、旋回状態検出手段が旋回走行状態から非旋回状
態に変化したことを検出すると、エンジン回転数の増大
復帰状況にかかわらずその時点で前記減速制御を停止す
るので、必要以上に車速が減速するのを防止できるので
ある。尚、旋回走行状態から非旋回状態に変化した時点
では、機体の旋回走行が終了しておりその後は走行負荷
が徐々に軽減されていくから、その時点で減速制御を停
止してもエンストを起こすおそれは殆ど無い。
【0006】
【発明の効果】従って、1行程での刈取作業終了後すぐ
に略90度旋回して直進走行する回り刈り作業形態にお
いて、エンジン負荷の増大に起因するエンストを未然に
防止できるようにしながら、合理的なタイミングで減速
制御を停止させることで、その後の直進走行において速
やかに速度上昇させることが可能となって、不必要な減
速制御による作業能率の低下を防止することができるコ
ンバインの車速制御装置を提供できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
に示すように、左右一対のクローラ走行装置1,1を備
えた機体2の前部に、機体走行に伴って植立穀稈を刈取
り、刈取穀稈を後方に向けて搬送する刈取前処理部5
を、リフトシリンダ6により駆動昇降自在に連結すると
ともに、機体2の後部に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装
置3を搭載し、刈取前処理部5の右横側に搭乗運転部4
を設けてコンバインを構成してある。
【0008】図1に示すように、機体2に搭載されるエ
ンジンEの動力を脱穀装置3に供給する一方、静油圧式
の無段変速装置7及びミッションケースMを介して左右
クローラ走行装置1,1に供給するよう伝動系を構成し
てある。前記無段変速装置7は自動変速用アクチュエー
タとしての電動モータ8により自動的に変速操作できる
ように構成するとともに、電動モータ8による操作に優
先して人為操作によっても変速できるよう構成してあ
る。つまり、無段変速装置7の変速アーム7aと、搭乗
運転部4に配備された変速レバー9とを連動連結し、変
速レバー9と無段変速装置7との連係経路中に摩擦保持
機構10を介して電動モータ8を変速操作自在に連係し
てある。
【0009】前記ミッションケースM内には、無段変速
装置7からの左右クローラ走行装置1,1への駆動力を
左右で各別に入り切り操作する操向クラッチ11R,1
1Lを内装してあり、各操向クラッチ11R,11Lを
夫々油圧シリンダ12R,12Lにより入り切り操作す
るよう構成するとともに、搭乗運転部4に備えた操向レ
バー14の左右への揺動操作に伴って前記各油圧シリン
ダ12R,12Lに対する制御弁13を操作して選択的
に左右操向クラッチ11R,11Lを入り切りさせて機
体を操向操作するよう構成してある。
【0010】そして、前記刈取前処理部5における刈取
穀稈の搬送経路中に、刈取穀稈の株元に接触して搬送穀
稈が存在しているときにはオン作動し、搬送穀稈が不存
在になるとオフ作動する株元センサS0〔作業状態検出
手段の一例〕を設けるとともに、エンジンEの回転数を
検出するエンジン回転数検出センサS1〔エンジン回転
数検出手段の一例〕と、前記操向レバー14の操作状態
つまり走行機体が旋回走行状態にあるか否かを検出する
旋回状態検出手段としての旋回状態検出センサS2と、
株元センサS0がオン状態からオフ状態に変化したこ
と、即ち、刈取作業状態から非刈取作業状態に変化した
ことが検出された後に、エンジン回転数検出センサS1
により検出されるエンジン回転数が設定値以上に維持さ
れるように自動変速用電動モータ8を減速操作制御する
減速制御手段としての制御装置15とを備えてある。
【0011】そして、前記旋回状態検出センサS2が旋
回走行状態を検出し且つ制御装置15による減速制御が
実行されている場合において、旋回状態検出センサS2
が旋回走行状態から非旋回状態に変化したことを検出す
ると、制御装置15が減速制御を停止するよう構成して
ある。つまり、図2の制御フローチャートに示すよう
に、制御装置15は、1つの作業行程での刈取作業が終
了して株元スイッチS0がオン状態からオフ状態に切り
換わた後に、脱穀装置3内に刈取穀稈が存在して脱穀作
業負荷がある状態で機体旋回走行等に伴う走行負荷が増
大してエンジン回転数Nが設定値Kよりも下回ると、電
動モータ8を車速減速側に減速作動させて減速制御を実
行する。そして、旋回走行中に上記減速制御が行われて
いるときにおいて、旋回状態検出センサS2が旋回走行
状態から非旋回状態に変化したことを検出すると、エン
ジン回転数Nが設定値Kまで復帰していない場合であっ
ても、その時点で制御装置15が減速制御を停止するの
である。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御フローチャート
【図3】コンバイン前部の側面図
【図4】刈取作業状態を示す平面図
【符号の説明】
7 変速装置 8 アクチュエータ 15 減速制御手段 E エンジン S0 作業状態検出手段 S1 エンジン回転数検出手段 S2 旋回状態検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用変速装置(7)を変速操作するア
    クチュエータ(8)と、エンジン(E)の回転数を検出
    するエンジン回転数検出手段(S1)と、刈取作業状態
    にあるか否かを検出する作業状態検出手段(S0)とを
    備え、 前記作業状態検出手段(S0)による検出結果が、刈取
    作業状態から非刈取作業状態に変化したことが検出され
    た後に、前記エンジン回転数検出手段(S1)により検
    出されるエンジン回転数が設定値以上に維持されるよう
    に前記アクチュエータ(8)を減速操作制御する減速制
    御手段(15)を備えてあるコンバインの車速制御装置
    であって、 前記走行機体が旋回走行状態にあるか否かを検出する旋
    回状態検出手段(S2)を備えるとともに、この旋回状
    態検出手段(S2)が前記旋回走行状態を検出し且つ前
    記減速制御手段(15)による減速制御が実行されてい
    る場合において、前記旋回状態検出手段(S2)が旋回
    走行状態から非旋回状態に変化したことを検出すると、
    前記減速制御手段(15)が、減速制御を停止するよう
    構成してあるコンバインの車速制御装置。
JP5138049A 1993-06-10 1993-06-10 コンバインの車速制御装置 Expired - Lifetime JP3020766B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020149106A1 (ja) 2019-01-15 2020-07-23 株式会社クボタ 車速制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020149106A1 (ja) 2019-01-15 2020-07-23 株式会社クボタ 車速制御システム
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