JP2571767Y2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2571767Y2
JP2571767Y2 JP1992056316U JP5631692U JP2571767Y2 JP 2571767 Y2 JP2571767 Y2 JP 2571767Y2 JP 1992056316 U JP1992056316 U JP 1992056316U JP 5631692 U JP5631692 U JP 5631692U JP 2571767 Y2 JP2571767 Y2 JP 2571767Y2
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transmission
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JP1992056316U
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JPH069428U (ja
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本 俊 徳 藤
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は穀稈を連続的に刈取って
脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧無段変速装置(HST)を用
いて走行変速と同調して刈取り変速を行うと共に、所定
以下の低速度での作業を阻止し、刈取穀稈搬送など刈取
作業の性能を維持する技術があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術は、主変
速だけを検出して超低速での作業を阻止する微速カット
を行っていたから、副変速を切換えたときに微速カット
時の基準速度も変更され、微速カットの性能が変化する
等の機能上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、走行
速度に同調させて刈取速度を変化させると共に、所定以
下の低速出力による作業を阻止する微速カットバルブを
設け、主変速位置及び副変速位置を検出して微速カット
バルブを制御するように構成したコンバインにおいて、
主変速レバーの前進位置を検出する高速側及び低速側ス
イッチとで主変速センサを構成し、副変速レバーの低速
及び高速操作を検出する低速及び高速スイッチとで副変
速センサを構成し、微速カットバルブのソレノイドを制
御するリレーに主変速高速側スイッチと副変速低速スイ
ッチの直列回路と、主変速低速側スイッチと副変速高速
スイッチの直列回路とを並列に接続すると共に、主変速
の高速側及び低速側スイッチの取付位置を副変速が変わ
ったとき車速か略一定となる位置とするもので、副変速
位置を切換えても略一定速度で作業を開始し得、微速カ
ット速度が常に所定範囲に保たれて微速カットの性能を
適正に維持し得ると共に、刈取作業時の副変速切換の制
約などを不要にして運転操作性の向上などを容易に図り
得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の電気回路図、図2は全体側面図、図
3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)
を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフ
レーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェ
ン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を
内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送
機構(10)などを備える刈取部、(11)は昇降支点
筒軸(12)を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シ
リンダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませる
排藁カッター、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚
穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、(17)は
前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する排出オー
ガ、(18)は運転操作部(19)及び運転席(20)
を備える運転台、(21)は運転席(20)下方に設け
るエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するよ
うに構成している。
【0006】また、操向用サイドクラッチレバー(2
2)をフロントコラム(23)に設けると共に、走行主
変速レバー(24)、走行副変速レバー(25)、刈取
クラッチレバー(26)及び脱穀クラッチレバー(2
7)をサイドコラム(28)に設けている。
【0007】さらに、図4に示す如く、走行クローラ
(2)を駆動する機械式の走行ミッション(29)上部
に無段油圧変速機(30)を設け、出入力プーリ(3
1)(32)及びベルト(33)を介して変速機(3
0)にエンジン(21)出力を伝達し、変速機(30)
の変速出力によって走行ミッション(29)を介して左
右の走行クローラ(2)を駆動すると共に、ミッション
(29)にPTO出力プーリ(34)を設け、また前記
筒軸(12)右側端に刈取入力プーリ(35)を設け、
刈取クラッチであるテンションローラ(36)とベルト
(37)を介して前記各プーリ(34)(35)を連結
させ、走行速度と刈取り速度を同調させ乍ら刈取部
(8)各部を駆動するように構成している。
【0008】また、前記変速機(30)に設ける主変速
軸(38)にロッド(39)を介して主変速レバー(2
4)を連結させると共に、前記ミッション(29)に設
ける副変速軸(40)にロッド(41)を介して副変速
レバー(25)を連結させるもので、ミッション(2
9)の副変速出力側に前記PTO出力プーリ(34)を
設け、ミッション(29)の副変速出力によってプーリ
(34)を介して刈取部(8)を駆動するように構成し
ている。
【0009】さらに、図5に示す如く、閉油圧回路で接
続させる油圧ポンプ(42)及び油圧モータ(43)を
前記変速機(30)に備え、入力プーリ(32)を介し
てエンジン(21)によって油圧ポンプ(42)を駆動
し、また主変速軸(38)を介して主変速レバー(2
4)に前記ポンプ(42)の出力制御斜板(44)を連
結させ、レバー(24)操作によって油圧ポンプ(4
2)の吐出量及び吐出方向を切換えると共に、ミッショ
ン(29)の副変速部に連結させる主変速出力軸(4
5)を油圧モータ(43)によって駆動するもので、所
定以下の低速出力による作業を阻止する微速カット部材
である微速カットバルブ(46)を備え、該バルブ(4
6)を油圧モータ(43)に並列接続させ、微速カット
ソレノイド(47)がオフのときに油圧ポンプ(42)
によって油圧モータ(43)を駆動させ、また前記ソレ
ノイド(47)かオンになってバルブ(46)を切換え
たとき、油圧ポンプ(42)の圧油を前記バルブ(4
6)を介してバイパス連通させ、油圧モータ(43)を
非作動状態に保ち、微速カット動作を行わせるように構
成している。
【0010】さらに、図6の如く、主変速レバー(2
4)の前進位置を検出する主変速センサである高速側及
び低速側スイッチ(48)(49)と、前記レバー(2
4)の中立位置を検出する中立スイッチ(50)と、前
記レバー(24)の後進操作を検出する後進スイッチ
(51)を設けると共に、図7の如く、副変速レバー
(25)の低速及び高速操作を検出する副変速センサで
ある副変速低速及び高速スイッチ(52)(53)を設
けている。
【0011】また、図1に示す如く、刈取クラッチレバ
ー(26)操作によって刈取クラッチを入にしたときに
オンになる刈取スイッチ(54)と、常閉リレースイッ
チ(55)及ひ自己保持スイッチ(56)を有する微速
カット解除リレー(57)を備え、刈取スイッチ(5
4)及び常閉リレースイッチ(55)を介して電源であ
るバッテリ(58)に微速カットソレノイド(47)を
接続させ、バッテリ(58)に刈取スイッチ(54)を
介してリレー(57)入力側を接続させ、常閉型の中立
スイッチ(50)を介して自己保持スイッチ(56)を
アース接続させるもので、刈取スイッチ(54)のオン
によってソレノイド(47)を励磁作動させ、微速カッ
トバルブ(46)を切換えて微速カット動作を行わせる
と共に、解除リレー(57)の励磁動作によってソレノ
イド(47)をオフにして微速カット動作を解除して油
圧モータ(43)を作動させ、また主変速レバー(2
4)を中立にするまでリレー(57)を自己保持させ、
前記レバー(24)の中立復帰によってリレー(57)
をオフにリセットし、ソレノイド(47)を再び励磁作
動させて微速カット動作を復帰させるように構成してい
る。
【0012】また、主変速高速側スイッチ(48)と副
変速低速スイッチ(52)をリレー(57)接地側に直
列に設け、各スイッチ(48)(52)のオンによって
リレー(57)を励磁させる一方、主変速低速側スイッ
チ(49)と副変速高速スイッチ(53)をリレー(5
7)接地側に設け、各スイッチ(49)(53)のオン
によってリレー(57)を励磁させ、主変速と副変速の
位置を検出してリレー(57)によりソレノイド(4
7)をオフ制御するもので、主変速の高速側と低速側の
スイッチ(48)(49)位置の速度差と、副変速の低
速と高速の速度差が略等しくなるように主変速の高速側
と低速側のスイッチ(48)(49)を配設させ、副変
速が低速または高速のいずれであっても、走行クローラ
(2)及び刈取部(8)が略一定速度以上で駆動可能な
主変速位置でリレー(57)が励磁し、ソレノイド(4
7)をオフにして微速カット動作を解除し、油圧モータ
(43)を作動させて走行及び刈取を開始させるように
構成している。
【0013】また、前記リレー(57)接地側に後進ス
イッチ(51)を設け、主変速レバー(24)の後進操
作によってリレー(57)を励磁させ、ソレノイド(4
7)をオフにしてバルブ(46)の微速カット動作を解
除し、後進走行させるものである。
【0014】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、走行速度に同調させて刈取速度を変化させると共
に、所定以下の低速出力による作業を阻止する微速カッ
バルブ(46)を設け、主変速位置及び副変速位置を
検出して微速カットバルブ(46)を制御するように構
成したコンバインにおいて、主変速レバー(24)の前
進位置を検出する高速側及び低速側スイッチ(48)
(49)とで主変速センサを構成し、副変速レバー(2
5)の低速及び高速操作を検出する低速及び高速スイッ
チ(52)(53)とで副変速センサを構成し、微速カ
ットバルブ(46)のソレノイド(47)を制御するリ
レー(57)に主変速高速側スイッチ(48)と副変速
低速スイッチ(52)の直列回路と、主変速低速側スイ
ッチ(49)と副変速高速スイッチ(53)の直列回路
とを並列に接続すると共に、主変速の高速 側及び低速側
スイッチ(48)(49)の取付位置を副変速が変わっ
たとき車速が略一定となる位置とするもので、副変速位
置を切換えても略一定速度で作業を開始でき、微速カッ
ト速度が常に所定範囲に保たれて微速カットの性能を適
正に維持できると共に、刈取作業時の副変速切換の制約
などを不要にして運転操作性の向上などを容易に図るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】微速カット電気回路図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】ミッション部の側面図。
【図5】変速機の油圧回路図。
【図6】主変速レバー部の平面図。
【図7】副変速レバー部の平面図。
【符号の説明】
(46) 微速カットバルブ (47) 微速カットソレノイド (48) 高速側スイッチ(主変速センサ) (49) 低速側スイッチ(主変速センサ) (52) 低速スイッチ(副変速センサ) (53) 高速スイッチ(副変速センサ)(57) 微速カット解除リレー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行速度に同調させて刈取速度を変化さ
    せると共に、所定以下の低速出力による作業を阻止する
    微速カットバルブを設け、主変速位置及び副変速位置を
    検出して微速カットバルブを制御するように構成したコ
    ンバインにおいて、主変速レバーの前進位置を検出する
    高速側及び低速側スイッチとで主変速センサを構成し、
    副変速レバーの低速及び高速操作を検出する低速及び高
    速スイッチとで副変速センサを構成し、微速カットバル
    ブのソレノイドを制御するリレーに主変速高速側スイッ
    チと副変速低速スイッチの直列回路と、主変速低速側ス
    イッチと副変速高速スイッチの直列回路とを並列に接続
    すると共に、主変速の高速側及び低速側スイッチの取付
    位置を副変速が変わったとき車速が略一定となる位置と
    することを特徴とするコンバイン。
JP1992056316U 1992-07-16 1992-07-16 コンバイン Expired - Lifetime JP2571767Y2 (ja)

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JPH069428U JPH069428U (ja) 1994-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55149332U (ja) * 1979-04-14 1980-10-27
JPH0637640Y2 (ja) * 1988-01-19 1994-10-05 ヤンマー農機株式会社 コンバインの速度制御装置

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JPH069428U (ja) 1994-02-08

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