JPH069428U - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH069428U
JPH069428U JP5631692U JP5631692U JPH069428U JP H069428 U JPH069428 U JP H069428U JP 5631692 U JP5631692 U JP 5631692U JP 5631692 U JP5631692 U JP 5631692U JP H069428 U JPH069428 U JP H069428U
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JP5631692U
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本 俊 徳 藤
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セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】走行速度に同調させて刈取速度を変化させると
共に、所定以下の低速出力による作業を阻止する微速カ
ット部材を設けるコンバインにおいて、主変速センサ4
8,49,58及び副変速センサ52,53を設け、前
記各センサ48,49,52,53,58によって主変
速位置及び副変速位置を検出して微速カット部材を制御
するように構成したものである。 【効果】副変速位置を切換えても略一定速度で作業を開
始でき、微速カット速度が常に所定範囲に保たれて微速
カットの性能を適正に維持できると共に、刈取作業時の
副変速切換の制約などを不要にして運転操作性の向上な
どを容易に図ることができるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は穀稈を連続的に刈取って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧無段変速装置(HST)を用いて走行変速と同調して刈取り変速を 行うと共に、所定以下の低速度での作業を阻止し、刈取穀稈搬送など刈取作業の 性能を維持する技術があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術は、主変速だけを検出して超低速での作業を阻止する微速カット を行っていたから、副変速を切換えたときに微速カット時の基準速度も変更され 、微速カットの性能が変化する等の機能上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るに、本考案は、走行速度に同調させて刈取速度を変化させると共に、所定 以下の低速出力による作業を阻止する微速カット部材を設けるコンバインにおい て、主変速センサ及び副変速センサを設け、前記各センサによって主変速位置及 び副変速位置を検出して微速カット部材を制御するように構成したもので、副変 速位置を切換えても略一定速度で作業を開始し得、微速カット速度が常に所定範 囲に保たれて微速カットの性能を適正に維持し得ると共に、刈取作業時の副変速 切換の制約などを不要にして運転操作性の向上などを容易に図り得るものである 。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は要部の電気回路図、 図2は全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を 装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設する 機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7 )を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを 備える刈取部、(11)は昇降支点筒軸(12)を介して刈取部(8)を昇降さ せる油圧シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁カッター 、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タ ンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(1 8)は運転操作部(19)及び運転席(20)を備える運転台、(21)は運転 席(20)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するよう に構成している。
【0006】 また、操向用サイドクラッチレバー(22)をフロントコラム(23)に設け ると共に、走行主変速レバー(24)、走行副変速レバー(25)、刈取クラッ チレバー(26)及び脱穀クラッチレバー(27)をサイドコラム(28)に設 けている。
【0007】 さらに、図4に示す如く、走行クローラ(2)を駆動する機械式の走行ミッシ ョン(29)上部に無段油圧変速機(30)を設け、出入力プーリ(31)(3 2)及びベルト(33)を介して変速機(30)にエンジン(21)出力を伝達 し、変速機(30)の変速出力によって走行ミッション(29)を介して左右の 走行クローラ(2)を駆動すると共に、ミッション(29)にPTO出力プーリ (34)を設け、また前記筒軸(12)右側端に刈取入力プーリ(35)を設け 、刈取クラッチであるテンションローラ(36)とベルト(37)を介して前記 各プーリ(34)(35)を連結させ、走行速度と刈取り速度を同調させ乍ら刈 取部(8)各部を駆動するように構成している。
【0008】 また、前記変速機(30)に設ける主変速軸(38)にロッド(39)を介し て主変速レバー(24)を連結させると共に、前記ミッション(29)に設ける 副変速軸(40)にロッド(41)を介して副変速レバー(25)を連結させる もので、ミッション(29)の副変速出力側に前記PTO出力プーリ(34)を 設け、ミッション(29)の副変速出力によってプーリ(34)を介して刈取部 (8)を駆動するように構成している。
【0009】 さらに、図5に示す如く、閉油圧回路で接続させる油圧ポンプ(42)及び油 圧モータ(43)を前記変速機(30)に備え、入力プーリ(32)を介してエ ンジン(21)によって油圧ポンプ(42)を駆動し、また主変速軸(38)を 介して主変速レバー(24)に前記ポンプ(42)の出力制御斜板(44)を連 結させ、レバー(24)操作によって油圧ポンプ(42)の吐出量及び吐出方向 を切換えると共に、ミッション(29)の副変速部に連結させる主変速出力軸( 45)を油圧モータ(43)によって駆動するもので、所定以下の低速出力によ る作業を阻止する微速カット部材である微速カットバルブ(46)を備え、該バ ルブ(46)を油圧モータ(43)に並列接続させ、微速カットソレノイド(4 7)がオフのときに油圧ポンプ(42)によって油圧モータ(43)を駆動させ 、また前記ソレノイド(47)がオンになってバルブ(46)を切換えたとき、 油圧ポンプ(42)の圧油を前記バルブ(46)を介してバイパス連通させ、油 圧モータ(43)を非作動状態に保ち、微速カット動作を行わせるように構成し ている。
【0010】 さらに、図6の如く、主変速レバー(24)の前進位置を検出する主変速セン サである高速側及び低速側スイッチ(48)(49)と、前記レバー(24)の 中立位置を検出する中立スイッチ(50)と、前記レバー(24)の後進操作を 検出する後進スイッチ(51)を設けると共に、図7の如く、副変速レバー(2 5)の低速及び高速操作を検出する副変速センサである副変速低速及び高速スイ ッチ(52)(53)を設けている。
【0011】 また、図1に示す如く、刈取クラッチレバー(26)操作によって刈取クラッ チを入にしたときにオンになる刈取スイッチ(54)と、常閉リレースイッチ( 55)及び自己保持スイッチ(56)を有する微速カット解除リレー(57)を 備え、刈取スイッチ(54)及び常閉リレースイッチ(55)を介して電源であ るバッテリ(58)に微速カットソレノイド(47)を接続させ、バッテリ(5 8)に刈取スイッチ(54)を介してリレー(57)入力側を接続させ、常閉型 の中立スイッチ(50)を介して自己保持スイッチ(56)をアース接続させる もので、刈取スイッチ(54)のオンによってソレノイド(47)を励磁作動さ せ、微速カットバルブ(46)を切換えて微速カット動作を行わせると共に、解 除リレー(57)の励磁動作によってソレノイド(47)をオフにして微速カッ ト動作を解除して油圧モータ(43)を作動させ、また主変速レバー(24)を 中立にするまでリレー(57)を自己保持させ、前記レバー(24)の中立復帰 によってリレー(57)をオフにリセットし、ソレノイド(47)を再び励磁作 動させて微速カット動作を復帰させるように構成している。
【0012】 また、主変速高速側スイッチ(48)と副変速低速スイッチ(52)をリレー (57)接地側に直列に設け、各スイッチ(48)(52)のオンによってリレ ー(57)を励磁させる一方、主変速低速側スイッチ(49)と副変速高速スイ ッチ(53)をリレー(57)接地側に設け、各スイッチ(49)(53)のオ ンによってリレー(57)を励磁させ、主変速と副変速の位置を検出してリレー (57)によりソレノイド(47)をオフ制御するもので、主変速の高速側と低 速側のスイッチ(52)(53)位置の速度差と、副変速の低速と高速の速度差 が略等しくなるように高速側と低速側のスイッチ(52)(53)を配設させ、 副変速が低速または高速のいずれであっても、走行クローラ(2)及び刈取部( 8)が略一定速度以上で駆動可能な主変速位置でリレー(57)が励磁し、ソレ ノイド(47)をオフにして微速カット動作を解除し、油圧モータ(43)を作 動させて走行及び刈取を開始させるように構成している。
【0013】 また、前記リレー(57)接地側に後進スイッチ(51)を設け、主変速レバ ー(24)の後進操作によってリレー(57)を励磁させ、ソレノイド(47) をオフにしてバルブ(46)の微速カット動作を解除し、後進走行させるもので ある。
【0014】 さらに、図4、図8に示す如く、主変速レバー(24)の変速位置を検出する 主変速センサである主変速ポテンショメータ(58)と、副変速レバー(25) の変速位置を検出する副変速センサである副変速ポテンショメータ(59)と、 前記微速カットバルブ(46)の微速カット速度の基準値を初期設定する微速カ ット速度設定器(60)を備え、マイクロコンピュータで構成するコントローラ (61)に前記各ポテンショメータ(58)(59)及び設定器(60)を接続 させると共に、微速カットソレノイド(47)及び刈取スイッチ(54)を前記 コントローラ(61)に接続させるもので、図9のフローチャートに示す如く、 主変速ポテンショメータ(58)を入力させ、主変速レバー(24)の走行変速 が後進のとき、または刈取クラッチが切で刈取スイッチ(54)がオフのとき、 前記ソレノイド(47)がオフに保たれてバルブ(46)の微速カット動作が行 われないと共に、主変速レバー(24)が前進で刈取スイッチ(54)がオンの ときに副変速ポテンショメータ(59)を入力させ、各ポテンショメータ(58 )(59)値によって走行速度(刈取駆動速度)を演算し、また前記設定器(6 0)の微速カット速度(基準値)を入力させ、前記走行速度が微速カット速度以 下のとき、ソレノイド(47)をオン動作させてバルブ(46)を切換え、微速 カット動作を行わせて走行クローラ(2)及び刈取部(8)を停止維持する一方 、前記走行速度が微速カット速度以上のとき、ソレノイド(47)をオフにして バルブ(46)の微速カット動作を解除するもので、常に略一定速度以上で走行 クローラ(2)及び刈取部(8)を駆動開始するものである。
【0015】
【考案の効果】
以上実施例から明らかなように本考案は、走行速度に同調させて刈取速度を変 化させると共に、所定以下の低速出力による作業を阻止する微速カット部材(4 6)を設けるコンバインにおいて、主変速センサ(48)(49)(58)及び 副変速センサ(52)(53)(59)を設け、前記各センサ(48)(49) (52)(53)(58)(59)によって主変速位置及び副変速位置を検出し て微速カット部材(46)を制御するように構成したもので、副変速位置を切換 えても略一定速度で作業を開始でき、微速カット速度が常に所定範囲に保たれて 微速カットの性能を適正に維持できると共に、刈取作業時の副変速切換の制約な どを不要にして運転操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】微速カット電気回路図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】ミッション部の側面図。
【図5】変速機の油圧回路図。
【図6】主変速レバー部の平面図。
【図7】副変速レバー部の平面図。
【図8】変形例を示す微速カット制御回路図。
【図9】前図のフローチャート。
【符号の説明】
(46) 微速カットバルブ(微速カット部材) (48) 高速側スイッチ(主変速センサ) (49) 低速側スイッチ(主変速センサ) (52) 低速スイッチ(副変速センサ) (53) 高速スイッチ(副変速センサ) (58) 主変速ポテンショメータ(主変速センサ) (59) 副変速ポテンショメータ(副変速センサ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行速度に同調させて刈取速度を変化さ
    せると共に、所定以下の低速出力による作業を阻止する
    微速カット部材を設けるコンバインにおいて、主変速セ
    ンサ及び副変速センサを設け、前記各センサによって主
    変速位置及び副変速位置を検出して微速カット部材を制
    御するように構成したことを特徴とするコンバイン。
JP1992056316U 1992-07-16 1992-07-16 コンバイン Expired - Lifetime JP2571767Y2 (ja)

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JPH069428U true JPH069428U (ja) 1994-02-08
JP2571767Y2 JP2571767Y2 (ja) 1998-05-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149332U (ja) * 1979-04-14 1980-10-27
JPH01109935U (ja) * 1988-01-19 1989-07-25

Patent Citations (2)

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