JPH0532243U - 移動農機の操向装置 - Google Patents

移動農機の操向装置

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JPH0532243U
JPH0532243U JP9107991U JP9107991U JPH0532243U JP H0532243 U JPH0532243 U JP H0532243U JP 9107991 U JP9107991 U JP 9107991U JP 9107991 U JP9107991 U JP 9107991U JP H0532243 U JPH0532243 U JP H0532243U
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JP
Japan
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spin turn
clutch
spin
turn
turning
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Application number
JP9107991U
Other languages
English (en)
Inventor
高 茂 實 日
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 走行クローラでもって機体を走行させる移
動農機において、スピンターンを安全且つスムーズに行
わしめる。 [構成] 左右走行クローラ(2)の駆動を継断する
左右サイドクラッチ(30a)(30b)と、左右走行
クローラ(2)を相互逆回転状態に連動連結するスピン
ターン用クラッチ(37)と、スピンターン動作を開始
させるスピンターンスイッチ(59)と、該スピンター
ンスイッチ(59)のオン操作より一定時間(T)後に
前記スピンターン用クラッチ(37)をオンとするクラ
ッチ制御部材(46)を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は左右一対のクローラでもって機体を走行させるようにした主にコンバ インなど移動農機の操向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばコンバイン機体のスピンターンを行う場合、旋回内径側となる左右一方 のクローラを前進から後進に切換えて機体のスピンターンを行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら、メカニカルミッションでこのスピンターンを行う場合、逆転側の クローラが前進からいきなり後進に切換わるため、非常に衝撃も大きなものとな って危険であるばかりでなく、ミッション自体の駆動負荷も増大してミッション 寿命を短いものとさせるなどの欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
したがって本考案は、左右走行クローラの駆動を継断する左右サイドクラッチ と、左右走行クローラを相互逆回転状態に連動連結するスピンターン用クラッチ と、スピンターン動作を開始させるスピンターンスイッチと、該スピンターンス イッチのオン操作より一定時間後に前記スピンターン用クラッチをオンとするク ラッチ制御部材を設けることによって、前記スピンターンスイッチのオン操作に よる左右サイドクラッチの何れか一方をオフとさせての機体旋回時、開始よりは 一定時間緩旋回とさせ後にスピンターン用クラッチをオンとさせてのスピンター ンを行わしめて、このスピンターン動作時における衝撃の緩和やミッション負荷 の低減を図って、安全且つスムーズなスピンターンを可能にするものである。
【0005】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。図1は制御回路図、図2は コンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ( 2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架 設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理 胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬送機構などを備える刈 取部、(9)は排藁チェン(10)(11)終端を臨ませる排藁処理部、(12 )は運転席(13)及び運転操作部(14)を備える運転台、(15)はエンジ ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記エンジン部(15)前方に配 設して脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(18)を介し溜める穀粒タンク、(1 9)は前記穀粒タンク(17)内の穀粒を外側に取出す上部排出オーガであり、 連続的に刈取り・脱穀作業を行うように構成している。
【0006】 図4乃至図5に示す如く、このコンバインの車速の変速はHSTである無段変 速機構(20)を構成する可変容量形油圧ポンプ(21)と油圧モータ(22) とで行うもので、エンジン(16)の出力軸(16a)にベルト及びギヤ伝達機 構(23)を介し前記油圧ポンプ(21)の入力軸(21a)を連動連結させ、 前記走行クローラ(2)の駆動スプロケット(24)を有するミッションケース (25)に前記油圧モータ(22)の出力軸(22a)を連動連結させる一方、 前記扱胴(6)の扱胴入力軸(6a)をベルト及びギヤ伝達機構(26)を介し エンジン(16)の出力軸(16a)に連動連結させている。
【0007】 また、前記エンジン(16)には燃料噴射ポンプの燃料噴射量を噴射量調整用 ラックで制御して定格回転数(N)を一定保持する電子ガバナ(27)を有する と共に、前記油圧ポンプ(21)には斜板角を制御して油圧吐出量の調整を行う 車速制御部材であるDC形サーボモータ(28)を有して、該モータ(28)の 正逆駆動でもって車速の増減速制御を行うように構成している。
【0008】 さらに、前記ミッションケース(25)にあっては、油圧モータ(22)の出 力軸(22a)を副変速ギヤ(29)を介し左右サイドクラッチ(30a)(3 0b)及び左右ブレーキ(31a)(31b)を有する左右サイドクラッチ軸( 32a)(32b)に連動連結させると共に、左右車軸である左右の駆動スプロ ケット軸(33a)(33b)に左右減速ギヤ軸(34a)(34b)を介し左 右サイドクラッチ軸(32a)(32b)を連動連結させている。そして左減速 ギヤ軸(34a)に逆転伝達軸(35)を介しクラッチ主軸(36a)を連動連 結させると共に、右減速ギヤ軸(34b)にクラッチ副軸(36b)を連動連結 させ、クラッチ主軸(36a)と副軸(36b)とをスピンターン作動部材であ る例えば油圧多板式スピンターン用クラッチ(37)を介して継断自在に連結さ せて、前記サイドクラッチ(30a)(30b)及びブレーキ(31a)(31 b)の何れか一方が共にオフの切状態のとき、前記クラッチ(37)をオンの入 状態とすることによって、左右スプロケット軸(33a)(33b)を相互逆方 向に回転させて、左右走行クローラ(2)(2)による機体のスピンターンを行 わしめるように構成したものである。
【0009】 図5に示す如く、前記の左右サイドクラッチ(30a)(30b)をオン・オ フ(入切)操作するクラッチシリンダ(38a)(38b)と、左右ブレーキ( 31a)(31b)をオン・オフ(入切)操作するブレーキシリンダ(39a) (39b)と、スピンターン用クラッチ(37)をオン・オフ(入切)操作する スピンターンシリンダ(40)とに、各電磁切換弁(41a)(41b)・(4 2a)(42b)・(43)を介してモータ(44)駆動形の油圧ポンプ(45 )を回路接続させて、各切換弁(41a)(41b)・(42a)(42b)・ (43)の電磁切換操作でもって左右サイドクラッチ(30a)(30b)及び ブレーキ(31a)(31b)及びスピンターン用クラッチ(37)の適宜オン ・オフ(入切)を行うように構成している。
【0010】 そして図1に示す如く、前記サーボモータ(28)をファジイ推論に基づいて 駆動制御するクラッチ制御部材でもある制御回路(46)に、車速の自動制御を 行う自動スイッチ(47)と、車速を検出する車速センサ(48)と、HST油 圧センサ(49)とを入力接続させると共に、前記刈取部(8)の縦搬送装置( 50)に設けて搬送される穀稈より脱穀部(4)に送り込まれる穀稈を検出する 穀稈センサ(51)と、刈取作業クラッチレバー(52a)のオン(入)操作時 にこれを検出する作業クラッチスイッチである作業スイッチ(52)とを前記制 御回路(46)に入力接続させている。そして、燃料噴射ポンプの噴射量を調整 する電子ガバナ(27)のラック位置調節機構(53)を駆動制御するエンジン 出力特性変更手段であるガバナ制御回路(54)に、前記エンジン(16)での 回転を検出するエンジン回転センサ(55)と、前記ガバナ(27)での噴射量 調整用ラックの位置を検出するガバナラック位置センサ(56)とを入力接続さ せ、前記制御回路(46)(54)間を通信接続させて、これら各センサ(48 )(49)(51)(55)(56)の検出に基づいてエンジン回転数の一定制 御やファジィ推論に基づく車速制御を行うように構成している。
【0011】 また、シフトレバー(57a)操作によるシフト位置を検出するシフト位置セ ンサ(57)と、刈取株元の検出に基づいて機体の操向制御を行う自動操向セン サ(58)と、左右サイドクラッチ(30a)(30b)のオン・オフ操作を行 う左右旋回スイッチ(59a)(59b)と、機体をスピンターン操作するスピ ンターンスイッチ(60)とを前記制御回路(46)に入力接続させると共に、 各電磁切換弁(41a)(41b)(42a)(42b)(43)と、スピンタ ーン動作中を表示する表示ランプ(61)とに前記制御回路(46)を出力接続 させて、自動操向中などにスピンターンスイッチ(60)がオン操作されるとき 機体をスピンターンさせるように構成している。
【0012】 本実施例は上記の如く構成するものにして、刈取作業中にあって前記電子ガバ ナ(27)よりエンジン負荷(燃料噴射量)に対応するラック位置データが入力 されると、ラック位置とエンジン回転数の関係を最大負荷曲線で表わす最大出力 マップデータとに基づいて目標車速が推論され、該目標車速とこの車速の変化率 より現在車速よりどの程度増減させるかの車速偏差をファジイ推論し、前記変速 機構(20)をシフト駆動するサーボモータ(28)のシフト量である駆動パル スの決定が行われるもので、エンジン負荷を適正維持させるように車速制御が行 われる。
【0013】 このような走行刈取作業中にあって、前記スピンターンスイッチ(59)がオ ン操作されて、機体のスピンターンが行われるときのフローチャートを図7に示 すもので、今前進或いは後進での直進走行中にあっては左右サイドクラッチ(3 0a)(30b)が共にオン(ブレーキ(31a)(31b)はオフ)でスピン ターン用クラッチ(37)がオフ状態での走行が行われ、左右方向に進路を修正 或いは旋回する際などにはスピンターンクラッチ(37)をオフに維持にさせた 状態で左右何れか一方のサイドクラッチ(30a)或いは(30b)をオフ(ブ レーキ(31a)或いは(31b)はオン)とさせての走行が行われる。
【0014】 また、前進或いは後進走行中にあってスピンターンスイッチ(59)がオン操 作され、前記スイッチ(59a)(59b)の何れか一方がオン操作されて、機 体を左或いは右方向にスピンターンさせる際には、左或いは右サイドクラッチ( 30a)或いは(30b)がオフ(ブレーキ(31a)或いは(31b)もオフ )となってからより、その走行速度に応じた一定時間(T)経過後にスピンター ンクラッチ(37)がオンとなって、スピンターンの開始直後は左右旋回側の走 行クローラ(2)の駆動を停止させての緩旋回ゾーンでの旋回が行われると共に 、開始から一定時間(T)経過後にはこの旋回側の走行クローラ(2)を反旋回 側の走行クローラ(2)に対し逆回転させての機体の略中央を中心とした急旋回 ゾーンでの旋回が行われる。このため従来の如きスピンターンの開始時に、左或 いは右サイドクラッチ(30a)或いは(30b)をオフとするとき同時にスピ ンターン用クラッチ(37)をオンとさせていきなり左右の走行クローラ(2) (2)を相互に逆回転状態とさせる手段のものに比べ、スピンターン開始直後の 衝撃やミッションケースに加えられる負荷の大幅な緩和が図られる。
【0015】 なお、前記左右旋回スイッチ(59a)(59b)は運転操作部(14)の運 転パネル面に設けて直接操作或いは左右サイドクラッチレバー(62)(62) に連動連結させて該レバー(62)(62)による間接操作の何れでも良い。
【0016】
【考案の効果】
以上実施例からも明らかなように本考案は、左右走行クローラ(2)の駆動を 継断する左右サイドクラッチ(30a)(30b)と、左右走行クローラ(2) を相互逆回転状態に連動連結するスピンターン用クラッチ(37)と、スピンタ ーン動作を開始させるスピンターンスイッチ(59)と、該スピンターンスイッ チ(59)のオン操作より一定時間(T)後に前記スピンターン用クラッチ(3 7)をオンとするクラッチ制御部材(46)を設けたものであるから、スピンタ ーン開始直後の一定時間は緩旋回とさせることができて、過大衝撃を発生させた りミッションを過負荷とさせることのないスムーズにして安全なスピンターンを 可能にできるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図である。
【図2】コンバインの側面図である。
【図3】コンバインの平面図である。
【図4】エンジン駆動系の説明図である。
【図5】ミッションケースの駆動系を示す説明図であ
る。
【図6】油圧回路図である。
【図7】フローチャートである。
【符号の説明】
(2) 走行クローラ (30a)(30b) サイドクラッチ (37) スピンターン用クラッチ (46) 制御回路(制御部材) (59) スピンターンスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右走行クローラの駆動を継断する左右
    サイドクラッチと、左右走行クローラを相互逆回転状態
    に連動連結するスピンターン用クラッチと、スピンター
    ン動作を開始させるスピンターンスイッチと、該スピン
    ターンスイッチのオン操作より一定時間後に前記スピン
    ターン用クラッチをオンとするクラッチ制御部材を設け
    たことを特徴とする移動農機の操向装置。
JP9107991U 1991-10-08 1991-10-08 移動農機の操向装置 Pending JPH0532243U (ja)

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JP9107991U JPH0532243U (ja) 1991-10-08 1991-10-08 移動農機の操向装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9107991U JPH0532243U (ja) 1991-10-08 1991-10-08 移動農機の操向装置

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JPH0532243U true JPH0532243U (ja) 1993-04-27

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ID=14016507

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JP9107991U Pending JPH0532243U (ja) 1991-10-08 1991-10-08 移動農機の操向装置

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