JP2545897Y2 - 農作業機 - Google Patents
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 27
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003306 harvesting Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スピンターン制御機構
を備え、小さい旋回角度で機体の急旋回を行えるように
したコンバインなどの農作業機に関する。
を備え、小さい旋回角度で機体の急旋回を行えるように
したコンバインなどの農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種農作業機は、主変速装置と
副変速装置とを備え、該副変速装置に左右走行装置と各
種作業装置とを連動連結すると共に、これら作業装置へ
の動力伝達系に作業クラッチを介装する一方、前記各走
行装置の旋回方向一方側を他方側に対し逆回転させて小
さい旋回角度で機体の急旋回を行えるようにしたスピン
ターン制御機構を備えている。また、前記副変速装置
は、通常、路上走行時に使用されて前記走行装置を高速
走行させる高速段位と、前記走行装置を低速走行させる
低速段位とに切換可能になっていて、農作業機の路上走
行を行うときには、前記副変速装置を高速段位に切換え
て所定の高速度で移動を行い、また、農作業機による圃
場での作業走行時には、前記副変速装置を高速段位のま
ゝ又は作業低速段位に切換えて、これら各段位を選択し
ながら圃場での作業走行を行うようにしている。
副変速装置とを備え、該副変速装置に左右走行装置と各
種作業装置とを連動連結すると共に、これら作業装置へ
の動力伝達系に作業クラッチを介装する一方、前記各走
行装置の旋回方向一方側を他方側に対し逆回転させて小
さい旋回角度で機体の急旋回を行えるようにしたスピン
ターン制御機構を備えている。また、前記副変速装置
は、通常、路上走行時に使用されて前記走行装置を高速
走行させる高速段位と、前記走行装置を低速走行させる
低速段位とに切換可能になっていて、農作業機の路上走
行を行うときには、前記副変速装置を高速段位に切換え
て所定の高速度で移動を行い、また、農作業機による圃
場での作業走行時には、前記副変速装置を高速段位のま
ゝ又は作業低速段位に切換えて、これら各段位を選択し
ながら圃場での作業走行を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】所で、以上の農作業機
においては、路上走行を行うような場合で、前記副変速
装置の副変速段位が高速段位に切換えられて、前記走行
装置が高速域で走行されているときに、前記スピンター
ン制御機構を介して機体のスピンターンを行ったりする
と、該機体の倒伏事故を招いたりする危険があった。こ
の危険を防止するためには、前記副変速装置の副変速段
位が高速域にある場合は前記スピンターン制御機構を作
動不能にして、該スピンターン制御機構による前記機体
のスピンターンを禁止し、このスピンターンを低速域に
ある場合にのみ許容するようになすことが考えられる
が、斯くするときには、次のような問題が発生する。即
ち、圃場で作業を行う場合において、前記機体の旋回を
行うようなとき熟練者は、前記作業装置の作業クラッチ
を入れたままの作業態勢で、前記副変速装置による副変
速段位を高速域で走行させながら、前記スピンターン制
御機構で前記機体のスピンターンを行い、作業効率をで
きるだけ高めるようにしているが、前述したように、前
記走行装置が高速域で走行されているときに前記スピン
ターン制御機構による機体のスピンターンを禁止し、こ
のスピンターンを低速域での走行時にのみ許容するよう
になすときには、以上のような熟練者による効率的な作
業が行えなくなるのである。
においては、路上走行を行うような場合で、前記副変速
装置の副変速段位が高速段位に切換えられて、前記走行
装置が高速域で走行されているときに、前記スピンター
ン制御機構を介して機体のスピンターンを行ったりする
と、該機体の倒伏事故を招いたりする危険があった。こ
の危険を防止するためには、前記副変速装置の副変速段
位が高速域にある場合は前記スピンターン制御機構を作
動不能にして、該スピンターン制御機構による前記機体
のスピンターンを禁止し、このスピンターンを低速域に
ある場合にのみ許容するようになすことが考えられる
が、斯くするときには、次のような問題が発生する。即
ち、圃場で作業を行う場合において、前記機体の旋回を
行うようなとき熟練者は、前記作業装置の作業クラッチ
を入れたままの作業態勢で、前記副変速装置による副変
速段位を高速域で走行させながら、前記スピンターン制
御機構で前記機体のスピンターンを行い、作業効率をで
きるだけ高めるようにしているが、前述したように、前
記走行装置が高速域で走行されているときに前記スピン
ターン制御機構による機体のスピンターンを禁止し、こ
のスピンターンを低速域での走行時にのみ許容するよう
になすときには、以上のような熟練者による効率的な作
業が行えなくなるのである。
【0004】本考案は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、例えば路上走行を行う場合に、前
記副変速装置の副変速段位が高速段位にあるときには、
前記スピンターン制御機構による機体のスピンターンを
禁止し、該機体の倒伏事故などを未然に防止して路上走
行時の安全性を高め、また、前記副変速装置の副変速段
位が高速段位にあっても作業クラッチが入の場合、つま
り圃場での作業走行を行う場合には、前記スピンターン
制御機構による前記機体のスピンターンを許容して、熟
練者による効率的な作業を行うことができる農作業機を
提供することにある。
もので、その目的は、例えば路上走行を行う場合に、前
記副変速装置の副変速段位が高速段位にあるときには、
前記スピンターン制御機構による機体のスピンターンを
禁止し、該機体の倒伏事故などを未然に防止して路上走
行時の安全性を高め、また、前記副変速装置の副変速段
位が高速段位にあっても作業クラッチが入の場合、つま
り圃場での作業走行を行う場合には、前記スピンターン
制御機構による前記機体のスピンターンを許容して、熟
練者による効率的な作業を行うことができる農作業機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、副変速装置7を備え、該副変速装置8に
連動する左右走行装置2と、作業装置3及び該作業装置
3への動力伝達系に介装する作業クラッチ9とを備える
と共に、スピンターン可能とした農作業機において、前
記副変速装置7による副変速段位を検出する副変速検出
器11と前記作業クラッチ9の入切を検出するクラッチ
入切検出器12とを設け、副変速段位が高速段位でない
とき、スピンターンを許容し、副変速段位が高速段位
で、かつ、前記作業クラッチ9が切のとき、スピンター
ンを禁止するスピンターン制御手段10を設けたことを
特徴とするものである。
に、本考案は、副変速装置7を備え、該副変速装置8に
連動する左右走行装置2と、作業装置3及び該作業装置
3への動力伝達系に介装する作業クラッチ9とを備える
と共に、スピンターン可能とした農作業機において、前
記副変速装置7による副変速段位を検出する副変速検出
器11と前記作業クラッチ9の入切を検出するクラッチ
入切検出器12とを設け、副変速段位が高速段位でない
とき、スピンターンを許容し、副変速段位が高速段位
で、かつ、前記作業クラッチ9が切のとき、スピンター
ンを禁止するスピンターン制御手段10を設けたことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】以上の農作業機により路上走行を行うとき、つ
まり、前記作業クラッチ9の切動作により前記作業装置
3が非作業態勢で走行する場合で、前記副変速装置7の
副変速段位が高速段位にある場合には、前記副変速検出
器11とクラッチ入切検出器12との検出結果に基づく
前記スピンターン制御手段10の作動により機体のスピ
ンターンを禁止するのであるから、機体の倒伏事故が未
然に防止されて路上走行時の安全性が高められるのであ
り、また、前記副変速装置7の副変速段位が高速段位に
あっても前記作業クラッチ9を入動作させて圃場作業を
行う場合には、前記副変速検出器11とクラッチ入切検
出器12との検出結果に基づく前記スピンターン制御手
段10の作動で機体のスピンターンが許容されて、熟練
者による効率的な作業が行われるのである。
まり、前記作業クラッチ9の切動作により前記作業装置
3が非作業態勢で走行する場合で、前記副変速装置7の
副変速段位が高速段位にある場合には、前記副変速検出
器11とクラッチ入切検出器12との検出結果に基づく
前記スピンターン制御手段10の作動により機体のスピ
ンターンを禁止するのであるから、機体の倒伏事故が未
然に防止されて路上走行時の安全性が高められるのであ
り、また、前記副変速装置7の副変速段位が高速段位に
あっても前記作業クラッチ9を入動作させて圃場作業を
行う場合には、前記副変速検出器11とクラッチ入切検
出器12との検出結果に基づく前記スピンターン制御手
段10の作動で機体のスピンターンが許容されて、熟練
者による効率的な作業が行われるのである。
【0007】
【実施例】図5は農作業機の一例としてコンバインを示
しており、機体1の下部側で左右両側にクローラ式走行
装置2をそれぞれ支持すると共に、前記機体1に備える
作業装置3として、前記機体1の上部側に脱穀装置31
を、また、前記機体1の前方側で車幅方向一側に、刈刃
32aと該刈刃32aによる刈取穀稈を前記脱穀装置3
1へと搬送する搬送部32bなどを備えた刈取装置32
を支持させる一方、前記機体1の前方側で前記刈取装置
32の側部に操縦席4を配設している。
しており、機体1の下部側で左右両側にクローラ式走行
装置2をそれぞれ支持すると共に、前記機体1に備える
作業装置3として、前記機体1の上部側に脱穀装置31
を、また、前記機体1の前方側で車幅方向一側に、刈刃
32aと該刈刃32aによる刈取穀稈を前記脱穀装置3
1へと搬送する搬送部32bなどを備えた刈取装置32
を支持させる一方、前記機体1の前方側で前記刈取装置
32の側部に操縦席4を配設している。
【0008】また、以上のコンバインには、前記機体1
に搭載したエンジン5から前記各走行装置2と前記脱穀
装置31及び刈取装置32とにそれぞれ回転動力を伝達
する動力伝達装置が設けられており、この動力伝達装置
は、図4で示したように、前記エンジン5に接続される
可変容量形油圧ポンプ61と、該ポンプ61で駆動され
るポンプモータ62とから成る主変速機能をもった油圧
伝動装置(HST)6と、この油圧伝動装置6に並設さ
れた副変速装置7とを備え、該副変速装置7の出力側に
前記各走行装置2をスピンターン制御機構8を介して連
動連結させると共に、前記作業装置3への動力伝達を断
続させる作業クラッチ9として、前記副変速装置7の出
力側と前記脱穀装置31と刈取装置32との間に、それ
ぞれ脱穀クラッチ91と刈取クラッチ92とを介装させ
ている。前記油圧伝動装置6は、前記油圧ポンプ61か
らの油吐出量を調節することにより主変速を行うように
しており、また、前記副変速装置7は、前記走行装置2
を高速走行させる高速段位と、低速走行させる作業低速
段位とに切換えられるようになっている。
に搭載したエンジン5から前記各走行装置2と前記脱穀
装置31及び刈取装置32とにそれぞれ回転動力を伝達
する動力伝達装置が設けられており、この動力伝達装置
は、図4で示したように、前記エンジン5に接続される
可変容量形油圧ポンプ61と、該ポンプ61で駆動され
るポンプモータ62とから成る主変速機能をもった油圧
伝動装置(HST)6と、この油圧伝動装置6に並設さ
れた副変速装置7とを備え、該副変速装置7の出力側に
前記各走行装置2をスピンターン制御機構8を介して連
動連結させると共に、前記作業装置3への動力伝達を断
続させる作業クラッチ9として、前記副変速装置7の出
力側と前記脱穀装置31と刈取装置32との間に、それ
ぞれ脱穀クラッチ91と刈取クラッチ92とを介装させ
ている。前記油圧伝動装置6は、前記油圧ポンプ61か
らの油吐出量を調節することにより主変速を行うように
しており、また、前記副変速装置7は、前記走行装置2
を高速走行させる高速段位と、低速走行させる作業低速
段位とに切換えられるようになっている。
【0009】しかして以上のコンバインに、前記スピン
ターン制御機構8による前記各走行装置2のスピンター
ンを所定条件下においてのみ許容し、所定条件以外では
禁止するスピンターン制御手段10を設けるのである。
そして、このスピンターン制御手段10としては、図1
で明らかにしたように、前記副変速装置7における副変
速レバー71の近くに配設された副変速段位を検出する
副変速検出器11と、前記作業クラッチ9のうち、例え
ば前記脱穀クラッチ91の入切を検出するクラッチ入切
検出器12とを用い、これら副変速検出器11とクラッ
チ入切検出器12とをコントローラ13の入力側に接続
すると共に、該コントローラ13の出力側に前記スピン
ターン制御機構8を接続して、前記副変速検出器11で
検出される前記副変速装置7の副変速段位が高速段位で
ないとき、前記コントローラ13からの出力で前記スピ
ンターン制御機構8による前記機体1のスピンターンを
許容し、また、前記副変速検出器11で検出される前記
副変速装置7の副変速段位が高速段位で、かつ、前記ク
ラッチ入切検出器12で検出される前記脱穀クラッチ9
1が切状態のとき、前記コントローラ13からの出力で
前記スピンターン制御機構8による前記機体1のスピン
ターンを禁止するようにしたものである。
ターン制御機構8による前記各走行装置2のスピンター
ンを所定条件下においてのみ許容し、所定条件以外では
禁止するスピンターン制御手段10を設けるのである。
そして、このスピンターン制御手段10としては、図1
で明らかにしたように、前記副変速装置7における副変
速レバー71の近くに配設された副変速段位を検出する
副変速検出器11と、前記作業クラッチ9のうち、例え
ば前記脱穀クラッチ91の入切を検出するクラッチ入切
検出器12とを用い、これら副変速検出器11とクラッ
チ入切検出器12とをコントローラ13の入力側に接続
すると共に、該コントローラ13の出力側に前記スピン
ターン制御機構8を接続して、前記副変速検出器11で
検出される前記副変速装置7の副変速段位が高速段位で
ないとき、前記コントローラ13からの出力で前記スピ
ンターン制御機構8による前記機体1のスピンターンを
許容し、また、前記副変速検出器11で検出される前記
副変速装置7の副変速段位が高速段位で、かつ、前記ク
ラッチ入切検出器12で検出される前記脱穀クラッチ9
1が切状態のとき、前記コントローラ13からの出力で
前記スピンターン制御機構8による前記機体1のスピン
ターンを禁止するようにしたものである。
【0010】尚、前記スピンターン制御手段10は、図
2のように構成することも可能である。図2に示したス
ピンターン制御状態10は、副変速装置7の出力側に配
置される出力側軸14に、磁石15を設け、この磁石1
5の回転周りにリードスイッチ16を配設すると共に、
このリードスイッチ16ニリレー18をもったバルス発
信器17を接続し、前記リレー18の動作で前記出力側
軸14が一定回転数以下のとき、つまり車速が一定値以
下のときと、一定値を越えるときとで切換スイッチ19
をコントローラ13の入力側に前記クラッチ入切検出器
12及び副変速検出器11と共に接続したもので、前記
副変速検出器11で検出される前記副変速装置7の副変
速段位が、高速段位でないときには、前記クラッチ91
の入切如何に拘らず前記スピンターン制御機構8による
前記機体1のスピンターンを許容し、また、前記副変速
検出器11で検出される前記副変速装置7の副変速段位
が高速段位で、かつ、前記クラッチ入切検出器12で検
出される前記脱穀クラッチ91が切状態のときには、前
記スピンターン制御機構8による前記機体1のスピンタ
ーンを禁止するが、前記クラッチ91が入の場合には、
前記副変速段位が高速段であっても、前記リードスイッ
チ16及びパルス発信器17により検出する車速が一定
値以下の場合には、スピンターンを許容し、車速が一定
値を越える場合にのみスピンターンを禁止するようにし
たものである。
2のように構成することも可能である。図2に示したス
ピンターン制御状態10は、副変速装置7の出力側に配
置される出力側軸14に、磁石15を設け、この磁石1
5の回転周りにリードスイッチ16を配設すると共に、
このリードスイッチ16ニリレー18をもったバルス発
信器17を接続し、前記リレー18の動作で前記出力側
軸14が一定回転数以下のとき、つまり車速が一定値以
下のときと、一定値を越えるときとで切換スイッチ19
をコントローラ13の入力側に前記クラッチ入切検出器
12及び副変速検出器11と共に接続したもので、前記
副変速検出器11で検出される前記副変速装置7の副変
速段位が、高速段位でないときには、前記クラッチ91
の入切如何に拘らず前記スピンターン制御機構8による
前記機体1のスピンターンを許容し、また、前記副変速
検出器11で検出される前記副変速装置7の副変速段位
が高速段位で、かつ、前記クラッチ入切検出器12で検
出される前記脱穀クラッチ91が切状態のときには、前
記スピンターン制御機構8による前記機体1のスピンタ
ーンを禁止するが、前記クラッチ91が入の場合には、
前記副変速段位が高速段であっても、前記リードスイッ
チ16及びパルス発信器17により検出する車速が一定
値以下の場合には、スピンターンを許容し、車速が一定
値を越える場合にのみスピンターンを禁止するようにし
たものである。
【0011】次に、図2に示した実施例のスピンターン
制御手段10による作用を図3に示したフローチャート
に基づいて説明する。
制御手段10による作用を図3に示したフローチャート
に基づいて説明する。
【0012】先ず、ステップS1において前記副変速検
出器11により検出する副変速段位が前記コントローラ
13に読み込まれ、また、ステップ2で前記出力側軸1
4の回転数による車速が読み込まれて、この後ステップ
3において、前記副変速検出器11で検出される副変速
段位が高速段位であるかが判断され、ノーの場合、つま
り前記副変速装置8の副変速段位が高速段位以外の場合
には、ステップ4において、作業クラッチ9の入切如何
に拘らず前記機体1のスピンターンが許容されるのであ
る。従って、圃場への乗り入れやトラックへの積み込み
作業などにおいてスピンターンが可能となり、その作業
性を向上できるのである。また、前記ステップ3での判
断結果がイエスの場合、つまり、副変速段位が高速段位
の場合には、ステップ5において、前記クラッチ入切検
出器12で検出される前記作業クラッチ9が切状態にあ
るかが判断され、イエスの場合、つまり前記作業クラッ
チ9が切状態で非作業態勢にあり、かつ、前記副変速装
置8の副変速段位が高速段位にあるときには、路上走行
とみなしステップ6において、前記スピンターン制御手
段13による前記機体1のスピンターンが禁止されてい
るのである。従って、路上走行時に前記機体1の倒伏を
招いたりすることなく、この路上走行時の安全性が高め
られる。更に、前記ステップ5での判断結果がノーの場
合、つまり、前記作業クラッチ9が入状態の場合には、
ステップ7において、前記出力側軸14の回転数をもと
に検出する車速が一定値以下であるかが判断されて、ノ
ーの場合つまり車速が一定値を越えているときには、前
記ステップ6でスピンターンが禁止されて作業時の安全
性が高められ、また、前記ステップ7での判断結果がイ
エスの場合、つまり前記作業クラッチ9が入状態とされ
て作業態勢にあるときで、車速が一定値以下のときに
は、前記副変速段位が高速段位でも前記ステップ4での
スピンターンが許容されるのであって、熟練者による効
率的な圃場作業が行われるのである。
出器11により検出する副変速段位が前記コントローラ
13に読み込まれ、また、ステップ2で前記出力側軸1
4の回転数による車速が読み込まれて、この後ステップ
3において、前記副変速検出器11で検出される副変速
段位が高速段位であるかが判断され、ノーの場合、つま
り前記副変速装置8の副変速段位が高速段位以外の場合
には、ステップ4において、作業クラッチ9の入切如何
に拘らず前記機体1のスピンターンが許容されるのであ
る。従って、圃場への乗り入れやトラックへの積み込み
作業などにおいてスピンターンが可能となり、その作業
性を向上できるのである。また、前記ステップ3での判
断結果がイエスの場合、つまり、副変速段位が高速段位
の場合には、ステップ5において、前記クラッチ入切検
出器12で検出される前記作業クラッチ9が切状態にあ
るかが判断され、イエスの場合、つまり前記作業クラッ
チ9が切状態で非作業態勢にあり、かつ、前記副変速装
置8の副変速段位が高速段位にあるときには、路上走行
とみなしステップ6において、前記スピンターン制御手
段13による前記機体1のスピンターンが禁止されてい
るのである。従って、路上走行時に前記機体1の倒伏を
招いたりすることなく、この路上走行時の安全性が高め
られる。更に、前記ステップ5での判断結果がノーの場
合、つまり、前記作業クラッチ9が入状態の場合には、
ステップ7において、前記出力側軸14の回転数をもと
に検出する車速が一定値以下であるかが判断されて、ノ
ーの場合つまり車速が一定値を越えているときには、前
記ステップ6でスピンターンが禁止されて作業時の安全
性が高められ、また、前記ステップ7での判断結果がイ
エスの場合、つまり前記作業クラッチ9が入状態とされ
て作業態勢にあるときで、車速が一定値以下のときに
は、前記副変速段位が高速段位でも前記ステップ4での
スピンターンが許容されるのであって、熟練者による効
率的な圃場作業が行われるのである。
【0013】以上説明した実施例は前記副変速装置7を
高速段位と低速段位との2段階に切換制御するようにし
たものであるが、路上走行時に用いる最高速の走行段位
と作業走行時に用いる作業高速段位と作業低速段位との
3段階に切換制御するようにしたものでも適用できる。
この場合走行段位で、前記クラッチ9が切のときスピン
ターンを禁止し、作業高速及び低速段位のとき、前記ク
ラッチ9の入切如何に拘らずスピンターンを許容するよ
うにすれば、走行段位置で前記クラッチ9を入れて圃場
作業する場合でも、車速が一定値以下のときスピンター
ンが可能となり、それだけ作業性を向上できることにな
る。
高速段位と低速段位との2段階に切換制御するようにし
たものであるが、路上走行時に用いる最高速の走行段位
と作業走行時に用いる作業高速段位と作業低速段位との
3段階に切換制御するようにしたものでも適用できる。
この場合走行段位で、前記クラッチ9が切のときスピン
ターンを禁止し、作業高速及び低速段位のとき、前記ク
ラッチ9の入切如何に拘らずスピンターンを許容するよ
うにすれば、走行段位置で前記クラッチ9を入れて圃場
作業する場合でも、車速が一定値以下のときスピンター
ンが可能となり、それだけ作業性を向上できることにな
る。
【0014】
【考案の効果】以上の説明したように本考案の農作業機
では、副変速装置7による副変速段位を検出する副変速
検出器11と、作業装置3に備える作業クラッチ9の入
切を検出するクラッチ入切検出器12とを設け、副変速
段位が高速段位でないとき、スピンターンを許容し、副
変速段位が高速段位で、かつ、前記作業クラッチ9が切
のとき、スピンターンを禁止するスピンターン制御手段
10を設けたから、前記副変速装置7の副変速段位が高
速段位にあって前記作業クラッチ9が切の場合路上走行
とみなし、前記スピンターン制御手段10による機体1
のスピンターンを禁止しできるのであって、路上走行
時、機体1の倒伏事故などを未然に防止して路上走行時
の安全性を高めることができるのである。また、前記副
変速装置7の副変速段位が高速段位にあるときには、前
記クラッチ9の入切如何に拘らず前記スピンターン制御
手段10による前記機体1のスピンターンを許容して、
圃場への乗り入れやトラックへの積み込みなどを行う場
合、スピンターンによりその作業性を向上できるのであ
り、しかも、前記作業クラッチ9が入動作されていると
き、つまり前記作業装置3が作業態勢にあって、圃場で
の作業走行を行う場合には前記副変速装置7の副変速段
位が高速段位であっても、前記スピンターン制御手段1
0による前記機体1のスピンターンを許容するのであっ
て、熟練者が作業する場合スピンターンによる効率的な
作業を行うことができる。
では、副変速装置7による副変速段位を検出する副変速
検出器11と、作業装置3に備える作業クラッチ9の入
切を検出するクラッチ入切検出器12とを設け、副変速
段位が高速段位でないとき、スピンターンを許容し、副
変速段位が高速段位で、かつ、前記作業クラッチ9が切
のとき、スピンターンを禁止するスピンターン制御手段
10を設けたから、前記副変速装置7の副変速段位が高
速段位にあって前記作業クラッチ9が切の場合路上走行
とみなし、前記スピンターン制御手段10による機体1
のスピンターンを禁止しできるのであって、路上走行
時、機体1の倒伏事故などを未然に防止して路上走行時
の安全性を高めることができるのである。また、前記副
変速装置7の副変速段位が高速段位にあるときには、前
記クラッチ9の入切如何に拘らず前記スピンターン制御
手段10による前記機体1のスピンターンを許容して、
圃場への乗り入れやトラックへの積み込みなどを行う場
合、スピンターンによりその作業性を向上できるのであ
り、しかも、前記作業クラッチ9が入動作されていると
き、つまり前記作業装置3が作業態勢にあって、圃場で
の作業走行を行う場合には前記副変速装置7の副変速段
位が高速段位であっても、前記スピンターン制御手段1
0による前記機体1のスピンターンを許容するのであっ
て、熟練者が作業する場合スピンターンによる効率的な
作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の農作業機に用いるスピンターン制御手
段の一実施例を示すブロック図である。
段の一実施例を示すブロック図である。
【図2】他のスピンターン制御手段の他の実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】図2に示した実施例によるフローチャート図で
ある。
ある。
【図4】農作業機の動力伝達装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】農作業機の一例として示すコンバインの側面図
である。
である。
3 作業装置 7 副変速装置 9 作業クラッチ 8 同調機構 10 スピンターン制御手段 11 副変速検出器 11 クラッチ入切検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 副変速装置7を備え、該副変速装置7に
連動する左右走行装置2と、作業装置3及び該作業装置
3への動力伝達系に介装する作業クラッチ9とを備える
と共に、スピンターン可能とした農作業機において、前
記副変速装置7による副変速段位を検出する副変速検出
器11と前記作業クラッチ9の入切を検出するクラッチ
入切検出器12とを設け、副変速段位が高速段位でない
とき、スピンターンを許容し、副変速段位が高速段位
で、かつ、前記作業クラッチ9が切のとき、スピンター
ンを禁止するスピンターン制御手段10を設けているこ
とを特徴とする農作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211191U JP2545897Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 農作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211191U JP2545897Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 農作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055668U JPH055668U (ja) | 1993-01-26 |
JP2545897Y2 true JP2545897Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=12905756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5211191U Expired - Lifetime JP2545897Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 農作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545897Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169273U (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-11 | 株式会社ホツト製作所 | 水道蛇口等の分配弁 |
JP4607002B2 (ja) * | 2005-12-05 | 2011-01-05 | ヤンマー株式会社 | 走行型車両 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP5211191U patent/JP2545897Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055668U (ja) | 1993-01-26 |
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