JPH0420181Y2 - - Google Patents

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JPH0420181Y2
JPH0420181Y2 JP12044784U JP12044784U JPH0420181Y2 JP H0420181 Y2 JPH0420181 Y2 JP H0420181Y2 JP 12044784 U JP12044784 U JP 12044784U JP 12044784 U JP12044784 U JP 12044784U JP H0420181 Y2 JPH0420181 Y2 JP H0420181Y2
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handling cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は穀稈を刈取ると共に脱穀処理する収穫
機に関し、更に詳述すれば脱穀装置における脱穀
負荷に基づいて車速を制御する収穫機の自動車速
制御装置に関する。
〔従来技術〕
収穫機においては脱穀装置における脱穀負荷に
基づいて変速して、刈取穀稈量を変更することに
より脱穀負荷を一定とする自動車速制御装置の開
発が進んでいる。
このような自動車速制御装置では、一般に脱穀
装置の扱胴の回転数を検出し、扱胴回転数が低下
した過負荷時には減速制御し、反対に扱胴回転数
が増加した軽負荷時には増速制御されるようにな
つている。しかし、刈刃にて刈取られた穀稈が脱
穀装置に至るまでは若干の時間を要するため、例
えば扱胴回転数の低下に応じて減速制御する場合
には、回転数の低下前に刈取られた穀稈が脱穀装
置を通過するまでの間は扱胴回転数の低下状態が
継続することになり、この間にさらに減速制御さ
れる虞がある。このような不都合を解決すべく、
扱胴回転数の低下の信号が適宜時間継続する毎に
段階的に減速するようにした自動車速制御装置
(実開昭55−28564号)が開発されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、収穫機においては、刈取部における刈
刃、搬送装置等の駆動速度を変速するようになつ
ており、走行速度に対する刈取速度が変更され
る。このような収穫機では走行速度に対する刈取
速度を変更すると、刈刃から脱穀装置までの搬送
速度が変更されることになり、前述の自動車速制
御における扱胴回転数の低下の信号が一定時間継
続する毎に段階的に減速する構成では搬送速度が
変更されると、刈取られた穀稈が刈刃から脱穀装
置に達する時間が変化し、必要以上の変速、或い
は制御の応答遅れを招来する虞がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであ
り、脱穀装置における脱穀負荷を検出する負荷検
出器と、走行機体の変速装置と、該変速装置を変
速駆動する駆動機と、刈取つた穀稈を脱穀装置ま
で搬送する搬送装置を含む刈取部の駆動速度変更
装置と、該変更装置の設定速度を検出する刈取速
度検出器と、前記負荷検出器の検出結果が所定時
間にわたつて所定範囲外となつている場合に、前
記駆動機を動作させる手段と、前記刈取速度検出
器の検出結果に基づいて前記時間を変更する手段
とを具備することを特徴とする。
〔実施例〕
以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て詳述する。第1図は本考案に係る自動車速制御
装置(以下本案装置という)を装備した収穫機の
一部破断左側面図である。この収穫機は、油圧を
用いたパワーシフト変速装置を主変速装置とし、
またギヤ噛合式の副変速装置も併設されている。
図において1は走行クローラであり、その上側に
は脱穀装置3が搭載されている。脱穀装置の前側
には運転席2及び刈取部7が設けられている。刈
取部7は分草板4,刈刃5,引起し装置6,縦搬
送装置8等で構成されており、分草板4にて分草
され、引起し装置6にて抱き起こされた穀稈が刈
刃5にて刈取られ、図示しない上部及び下部搬送
装置、縦搬送装置8にて脱穀装置3へ送給されて
脱穀装置3の扱胴31にて脱穀処理される。
脱穀装置3における扱胴31には、該扱胴31
の回転数を検出する扱胴センサ32が設けられて
おり、該扱胴センサ32の検出結果に基づいて車
速を変更して扱胴回転数が一定となるように車速
制御される。
運転席2側方のサイドコラム9には、主変速装
置における主変速レバ10及び副変速装置におけ
る副変速レバ11が夫々配設されている。主変速
装置は主変速レバ10の回動により前進4速段
「F4」〜1速段「F1」及び後進段に設定され、ま
た副変速装置は副変速レバ11の回動により低速
段「L」,高速段「H」,及び高速段「H」よりも
さらに高速である走行段「VH」に設定され、各
変速装置の設定速度段にて規定される速度にて機
体は走行される。主変速レバ10の基端部には、
その回動位置により設定走行段を検出する主変速
センサ12が設けられており、また副変速レバ1
1にもその回動位置により設定走行段を検出する
副変速センサ13が設けられている。主変速レバ
10は後述のモータ17にて回動されて、その設
定速度段が変更されるようになつている。
また、サイドコラム9には、刈取部7における
刈刃5、縦搬送装置8等の駆動速度を変更する刈
取変速レバ14が設けられており、該刈取変速レ
バ14の回動位置により刈取部7における駆動速
度は高速及び低速に設定される。刈取変速レバ1
4の基端部には、その設定速度を検出する刈取速
度センサ15が設けられている。
第2図は、本案装置の要部の制御ブロツク図で
ある。図において20は制御部であり、その入力
ポートa1には前述の扱胴31の回転数を検出する
扱胴センサ32の出力が与えられており、入力ポ
ートa2には主変速レバ10の設定速度段を検出す
る主変速センサ12の出力が与えられている。入
力ポートa3には副変速レバ11の設定速度段を検
出する副変速センサ13の出力が与えられてお
り、入力ポートa4には、刈取部7における刈刃
5、縦搬送装置8等の駆動速度を変更する刈取変
速レバ14の設定速度段を検出する刈取変速セン
サ15の出力が与えられている。入力ポートa5
は、運転席2の前方の操作コラム18に配され、
緊急時には操作されるエマージエンシースイツチ
16の出力が与えられている。
制御部20の出力ポートb1及びb2には、主変速
レバ10の基端部近傍に設けられ、その正逆回転
により主変速レバ10が回動されて主変速装置の
設定走行段が変更されるモータ17の各端子が接
続されており、出力ポートb1のハイレベル出力に
よりモータ17は正転されて、主変速レバ10は
増速側(「F4」側)に回動(いわゆるシフトアツ
プ)され、出力ポートb2のハイレベル出力により
モータ17は逆転されて主変速レバ10は減速側
(「F1」側)に回動(いわゆるシフトダウン)さ
れる。
出力ポートb3,b4には、主変速装置が最高速走
行段「F4」,または最低速走行段「F1」になつて
いる場合に、扱胴回転数が適正範囲外であつてさ
らに増速,又は減速する必要があるとき点灯され
る増速指示ランプ21,又は減速指示ランプ22
が夫々接続されている。
出力ポートb5には、緊急状態となつてエマージ
エンシースイツチ16がオンされた場合に点灯す
る停止ランプ23が接続されており、また出力ポ
ートb6にはエマージエンシースイツチ16のオン
により鳴動するブザ24が接続されている。
〔作用〕
叙上の如く構成された収穫機の自動車速制御に
ついて、第3図のフローチヤートに基づいて説明
する。自動車速制御を開始すると、制御部20
は、まず主変速装置がシフトアツプされたことを
示すシフトアツプフラグU及びスフトダウンされ
たことを示すシフトダウンフラグDを夫々リセツ
ト(U=0,D=0)状態とする。
斯かる状態に制御部20は、刈取変速レバ14
が高速側に設定されているか、低速側に設定され
ているかを調べ、低速側に設定されている場合に
は扱胴31の軽負荷(又は過負荷)が所定時間
T3(又はT4)継続することにより、シフトアツプ
(又はシフトダウン)させるべきであると考えら
れるその継続時間T3(又はT4)、及びシフトアツ
プ(又はシフトダウン)の後に再度シフトアツプ
(又はシフトダウン)させるべきであると考えら
れる扱胴31の軽負荷(又は過負荷)の継続時間
T1(又はT2)として、夫々τ3(又はτ4)、τ1(又は
τ2)を設定する。この設定時間τ1(又はτ2)は一
旦シフトアツプ(又はシフトダウン)したことに
よる影響が扱胴の負荷となつて現れるまでの時間
として設定されるのでシフトアツプ(又はシフト
ダウン)前における設定時間τ3(又はτ4)よりは
長く設定され、τ1>τ3(又はτ2>τ4)となつてい
る。各設定時間τ1〜τ4は刈取部7における駆動速
度が低速時において、穀稈が刈刃5から脱穀装置
3における扱胴31に達する時間よりも若干長く
なつている。
一方、刈取変速レバ14が高速側に設定されて
いる場合には、各時間T1〜T4としてτ1′〜τ4′が
設定される。この各設定時間τ1′〜τ4′は刈取部7
における被動系の駆動速度が高速である場合に、
穀稈が刈刃5から脱穀装置3における扱胴31に
達する時間よりも若干長く設定され、また刈取変
速レバ14が低速側となつている場合に設定され
る各時間τ1〜τ4よりは夫々短くなつている(τ1
<τ1,τ2′<τ2,τ3′<τ3,τ4′<τ4)。
斯かる状態にて自動車速制御は行われ、扱胴負
荷が大きく(又は小さく)なり、扱胴回転数が適
正範囲以下(又は以上)に低下(又は上昇)する
と、増速ランプ21(又は減速ランプ22)を消
灯すると共に、スフトアツプフラグU(又はシフ
トダウンフラグD)をリセツト状態U=0(又は
D=0)とする。そして一旦シフトダウン(又は
シフトアツプ)が行われたか否かを調べ、一旦シ
フトダウン(又はシフトアツプ)されていない場
合、即ちシフトダウンフラグD(又はシフトアツ
プフラグU)がリセツト状態D=0(又はU=0)
である場合には、その扱胴回転数の低下(又は上
昇)状態が前述の設定時間T4(又はT3)継続する
と、シフトダウンすべくモータ17を逆転(又は
正転)駆動して1速度段シフトダウン(又はシフ
トアツトプ)する。
このようなシフトダウン(又はシフトアツプ)
の後において、扱胴回転数の低下(又は上昇)状
態が前述の時間T4(又はT3)よりは長い時間T2
(又はT1)継続すると、制御部20は再度モータ
17を逆転(又は正転)駆動して1速度段シフト
ダウン(又はシフトアツトプ)する。この場合、
主変速装置が最低速度段「F1」(又は最高速度段
「F4」)となつている場合には、主変速装置にお
けるそれ以上のシフトダウン(又はシフトアツ
プ)ができないので、減速ランプ22(又は増速
ランプ21)を点灯し、副変速レバ11の減速
(又は増速)操作を促す。
そして扱胴負荷が適正状態となれば、シフトア
ツプフラグU及びシフトダウンフラグDはリセツ
ト状態とされる。
而して、副変速装置が最高速状態である「走
行」段に設定されている場合には、扱胴が軽負荷
となり、増速する必要が生じた場合にも、シフト
アツプされず、また副変速装置の増速を促す増速
ランプ21も点灯されない。これは、副変速装置
が「走行」段である場合には、機体の走行速度は
速くなり、扱胴が軽負荷であることによりシフト
アツプされて機体走行速度が異常に速くなると、
非常に危険な状態となるので、このような状態を
回避するようにしたものである。この場合におい
ても、扱胴が重負荷になると前述したシフトダウ
ン制御が行われる。なお、副変速装置が「走行」
段である場合には、自動車速制御を禁じる構成と
して、シフトアツプ制御は勿論、シフトダウン制
御も行わせないようにしてもよい。
また、自動車速制御時において、エマージエン
シースイツチ16がオンされた場合には自動車速
制御は行われず、増速ランプ21及び減速ランプ
22は消灯され、さらに主変速装置は中立段とさ
れて機体の走行は停止されると共に、ブザ24を
鳴動させ、停止ランプ23を点灯するようになつ
ている。
〔効果〕
本考案によれば、脱穀負荷に応じて車速が制御
され、また脱穀負荷に基づいて増,減速制御され
た場合には、その制御後、穀稈が脱穀装置に搬送
される時間に対応させた所定時間の経過を待つて
増,減速制御されることになり、過制御されるこ
とによる制御のハンチングを防止できる。特に扱
胴の軽負荷により増速制御された場合には、所定
時間の経過を待つことなく連続的に増速制御され
ると、扱胴は重負荷となつて扱室の詰り、破損を
招来する虞があるが、本考案はこのような虞も回
避できる。
なお、上述の実施例では、副変速装置が「走
行」段である場合には、脱穀負荷に基づく増速制
御は行われず、従つて機体が異常に速くなるとい
う虞がなく、安心して作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は収穫機の一部破断略示左側面図、第2図は自
動車速制御装置のブロツク図、第3図は自動車速
制御装置の動作説明のためのブロツク図である。 3……脱穀装置、7……刈取部、8……縦搬送
装置、10……主変速レバ、11……副変速レ
バ、12……主変速センサ、13……副変速セン
サ、15……刈取変速センサ、17……モータ、
20……制御部、31……扱胴、32……扱胴セ
ンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱穀装置における脱穀負荷を検出する負荷検出
    器と、走行機体の変速装置と、該変速装置を変速
    駆動する駆動機と、刈取つた穀稈を脱穀装置まで
    搬送する搬送装置を含む刈取部の駆動速度変更装
    置と、該変更装置の設定速度を検出する刈取速度
    検出器と、前記負荷検出器の検出結果が所定時間
    にわたつて所定範囲外となつている場合に、前記
    駆動機を動作させる手段と、前記刈取速度検出器
    の検出結果に基づいて前記時間を変更する手段と
    を具備することを特徴とする収穫機の自動車速制
    御装置。
JP12044784U 1984-08-03 1984-08-03 収穫機の自動車速制御装置 Granted JPS6134841U (ja)

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JP12044784U JPS6134841U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 収穫機の自動車速制御装置

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JP12044784U JPS6134841U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 収穫機の自動車速制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS6134841U JPS6134841U (ja) 1986-03-03
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