JPH0739345U - 農作業機 - Google Patents

農作業機

Info

Publication number
JPH0739345U
JPH0739345U JP6979793U JP6979793U JPH0739345U JP H0739345 U JPH0739345 U JP H0739345U JP 6979793 U JP6979793 U JP 6979793U JP 6979793 U JP6979793 U JP 6979793U JP H0739345 U JPH0739345 U JP H0739345U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
lever
spin
sub
clutch lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6979793U
Other languages
English (en)
Inventor
輝光 大家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP6979793U priority Critical patent/JPH0739345U/ja
Publication of JPH0739345U publication Critical patent/JPH0739345U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易且つ高い信頼性を確保しつつ、圃場走行と
路上走行とで各々に適したスピンターン制御を行わせ
る。 【構成】可動部材11とスピンターン許可スイッチ12
とを用いて副変速レバー71と作業クラッチレバー90
とを機械的に連動させ、構成簡易で高い信頼性を確保し
つつ、クラッチレバー90が入位置にある圃場走行時は
副変速レバー71が中速又は低速位置に操作されたとき
にスピンターンを許可し、低速のほかに中速でのスピン
ターンを可能として作業効率を向上させると共に、圃場
走行時でも高速スピンターンを禁止したことにより一層
の安全を図る。一方、クラッチレバー90が切位置にあ
る路上走行時は副変速レバー71が低速位置に操作され
たときのみにスピンターンを許可し、倒伏事故を未然に
防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車速変更用の副変速レバーと、作業装置を入切するクラッチレバー とを備え、スピンターンにより小さい旋回半径で機体の急旋回が行えるコンバイ ン等の農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開平5−5668号公報に開示され、且つ図6に示すように、副変速 レバーAの副変速段位を検出する副変速検出器Bと、作業装置のクラッチレバー の入切を検出する入切検出器Cとを設けて、これら検出器A,Bをスピンターン 制御機構Dを制御するコントローラEに入力させ、非作業時である路上走行時に は、副変速レバーAが高速位置に操作されるとスピンターンを禁止し、機体のあ おりによる倒伏事故を未然に防止すると共に、作業時である圃場走行時には、副 変速レバーAが高速位置に操作されてもスピンターンを許可し、機体のあおりの 影響が比較的小さい圃場において、効率的な作業が行えるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、以上のものでは、副変速検出器Bと入切検出器Cとの二つの検出器を 用い、これらの検出器B,CをコントローラEに入力させてスピンターン制御を 行っているから、構成が複雑であり、高い信頼性を得るにはコスト高となる問題 がある。又、圃場走行時は、高速時もスピンターンを許可しているが、路上ほど ではないにしても圃場条件によっては機体のあおりが大きい場合もあり、より一 層の安全を図るのが好ましい。
【0004】 本考案の目的は、副変速レバーと作業クラッチレバーの相対位置の変化に着目 して両者を機械的に連動させ、簡易で且つ信頼性が高く、しかも圃場走行時の一 層の安全が図れるスピンターン制御を可能にした農作業機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記目的を達成するために、図1〜図5に示すように、左右の走行装 置2,2の駆動を複数の速度段にわたり変速させる副変速レバー71と、作業装 置3の駆動を入切するクラッチレバー90とを備え、左右の走行装置2,2を正 逆に回転させるスピンターンを可能にした農作業機において、前記副変速レバー 71に、前記クラッチレバー90の動きに連動して変位する可動部材11を付設 すると共に、前記可動部材11に、前記副変速レバー71とクラッチレバー90 との相対位置に応じて前記副変速レバー71と接触又は非接触となり、前記クラ ッチレバー90が入位置にある場合は前記副変速レバー71が高速段よりも小さ く、低速段よりも大きい第一速度段以下の速度段に操作されたときにスピンター ンを許可し、前記クラッチレバー90が切位置にある場合は前記副変速レバー7 1が前記第一速度段よりも小さい第二速度段以下の速度段に操作されたときにス ピンターンを許可するスピンターン許可スイッチ12を設けた。
【0006】
【作用】
クラッチレバー90が入位置にある圃場走行時は、図1に示すように、副変速 レバー71が高速段よりも小さい第一速度段以下の速度段に操作されたときにス ピンターンが許可され、圃場走行時においても高速段でのスピンターンを禁止し たことにより一層の安全が図れるし、又、低速段よりも大きい第一速度段でのス ピンターンを可能としたから、作業効率を向上できる。
【0007】 一方、クラッチレバー90が切位置にある路上走行時は、図2に示すように、 副変速レバー71が前記第一速度段よりも小さい第二速度段以下の速度段に操作 されたとき初めてスピンターンが許可されることになるから、倒伏事故を未然に 防止できる。
【0008】 そして、これら圃場走行及び路上走行時におけるスピンターン制御は、クラッ チレバー90の動きに連動して変位する可動部材11と、この可動部材61に設 け、副変速レバー71とクラッチレバー90との相対位置に応じて副変速レバー 71と接触又は非接触となるスイッチ12とによる機械的な連動により行うこと としているから、構成が簡易で、しかも、低コストでありながら高い信頼性を確 保できるのである。
【0009】
【実施例】
図4は農作業機の一例としてコンバインを示しており、機体1の下部側で左右 両側にクローラ式走行装置2をそれぞれ支持すると共に、前記機体1に備える作 業装置3として、前記機体1の上部側に脱穀装置31を、また、前記機体1の前 方側で車幅方向一側に、刈刃32aと該刈刃32aによる刈取穀稈を前記脱穀装 置31へと搬送する搬送部32bなどを備えた刈取装置32を支持させる一方、 前記機体1の前方側で前記刈取装置32の側部に操縦席4を配設している。
【0010】 また、以上のコンバインには、前記機体1に搭載したエンジン5から前記各走 行装置2と前記脱穀装置31及び刈取装置32とにそれぞれ回転動力を伝達する 動力伝達装置が設けられており、この動力伝達装置は、図5で示したように、前 記エンジン5に接続される可変容量形油圧ポンプ61と、該ポンプ61で駆動さ れる油圧モータ62とから成る主変速機能をもった油圧伝動装置(HST)6と 、この油圧伝動装置6に並設された副変速装置7とを備え、該副変速装置7の出 力側に前記各走行装置2をスピンターン制御機構8を介して連動連結させると共 に、前記作業装置3への動力伝達を断続させる作業クラッチ9として、前記副変 速装置7の出力側と前記脱穀装置31と刈取装置32との間に、それぞれ脱穀ク ラッチ91と刈取クラッチ92とを介装させている。前記油圧伝動装置6は、前 記油圧ポンプ61からの油吐出量を調節することにより主変速を行うようにして おり、また、前記副変速装置7は、図1に示す副変速レバー71を備え、このレ バー71の操作で、前記走行装置2を高速、中速、低速に切換えるようになって いる。
【0011】 以上の構成で、図1及び図2に示すように、前記作業クラッチ9のうち、例え ば前記脱穀クラッチ91の入切を操作するクラッチレバー90と連結ロッド10 を介して連結し、前記クラッチレバー90の動きに連動して変位する可動部材1 1を形成して、この可動部材11を前記副変速レバー71の支点軸72に揺動自 由に支持させる。
【0012】 又、前記可動部材11に、前記副変速レバー71とクラッチレバー90との相 対位置に応じて前記副変速レバー71と接触又は非接触となり、前記クラッチレ バー90が図1で示す入位置にある場合は、前記副変速レバー71が第一速度段 である中速以下の速度段つまり中速段又は低速段に操作されたときにオンされて スピンターンを許可し、前記クラッチレバー90が図2で示す切位置にある場合 は、前記副変速レバー71が第二速度段である低速段に操作されたときのみにオ ンされてスピンターンを許可するリミットスイッチ等から成るスピンターン許可 スイッチ12を設ける。このスピンターン許可スイッチ12は、図3に示すよう に、スピンターン制御機構8により左右の走行装置2,2を正逆に回転させてス ピンターンを行わせる操作スイッチ81の通電回路に直列に介装している。82 はスピンターン時に点灯させる表示ランプである。
【0013】 尚、図1及び図2において、72aは、副変速レバー71と副変速機7とを結 ぶ副変速ロッド、90aは、クラッチレバー90と脱穀クラッチ91とを結ぶク ラッチワイヤである。
【0014】 以上の構成により、表1に示すように、クラッチレバー90が入位置にある圃 場走行時は、副変速レバー71が中速又は低速位置に操作されたときにスピンタ ーンが許可され、低速のほかに中速でのスピンターンを可能としたから、作業効 率を向上できるし、高速位置に操作されたときはスピンターンが禁止され、圃場 走行時においても高速でのスピンターンを禁止したことにより一層の安全が図れ る。一方、クラッチレバー90が切位置にある路上走行時は、副変速レバー71 が低速位置に操作されたときのみにスピンターンが許可され、副変速レバー71 を中速以上に操作したときにはスピンターンをしないようにしたから、倒伏事故 を未然に防止できるのである。
【0015】
【表1】
【0016】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、可動部材11とスピンターン許可スイッチ12とによ り、構成簡易で、しかも低コストでありながら高い信頼性を確保しつつ、クラッ チレバー90が入位置にある圃場走行時は、副変速レバー71が高速段よりも小 さい第一速度段以下の速度段に操作されたときにスピンターンが許可され、圃場 走行時においても高速でのスピンターンを禁止したことにより一層の安全が図れ るし、又、低速段よりも大きい第一速度段でのスピンターンを可能としたことに より作業効率を向上できるのであり、一方、クラッチレバー90が切位置にある 路上走行時は、副変速レバー71が第一速度段よりも小さい第二速度段以下の速 度段に操作されたとき初めてスピンターンが許可されるから、倒伏事故を未然に 防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る農作業機の圃場走行時を示す要部
図面。
【図2】同路上走行時を示す要部図面。
【図3】スピンターン制御の回路図。
【図4】農作業機の一例として示すコンバインの側面
図。
【図5】農作業機の動力伝達装置を示すブロック図。
【図6】従来例のブロック図。
【符号の説明】
2;走行装置、3;作業装置、11;可動部材、12;
スピンターン許可スイッチ、71;副変速レバー、9
0;クラッチレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の走行装置(2,2)の駆動を複数の
    速度段にわたり変速させる副変速レバー(71)と、作
    業装置(3)の駆動を入切するクラッチレバー(90)
    とを備え、左右の走行装置(2,2)を正逆に回転させ
    るスピンターンを可能にした農作業機において、前記副
    変速レバー(71)に、前記クラッチレバー(90)の
    動きに連動して変位する可動部材(11)を付設すると
    共に、前記可動部材(11)に、前記副変速レバー(7
    1)とクラッチレバー(90)との相対位置に応じて前
    記副変速レバー(71)と接触又は非接触となり、前記
    クラッチレバー(90)が入位置にある場合は前記副変
    速レバー(71)が高速段よりも小さく、低速段よりも
    大きい第一速度段以下の速度段に操作されたときにスピ
    ンターンを許可し、前記クラッチレバー(90)が切位
    置にある場合は前記副変速レバー(71)が前記第一速
    度段よりも小さい第二速度段以下の速度段に操作された
    ときにスピンターンを許可するスピンターン許可スイッ
    チ(12)を設けたことを特徴とする農作業機。
JP6979793U 1993-12-27 1993-12-27 農作業機 Pending JPH0739345U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6979793U JPH0739345U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 農作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6979793U JPH0739345U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 農作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0739345U true JPH0739345U (ja) 1995-07-18

Family

ID=13413098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6979793U Pending JPH0739345U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 農作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739345U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0739345U (ja) 農作業機
JP2007020517A (ja) モーア
JP2005265052A (ja) 作業車の走行用変速操作装置
JP2009083612A (ja) 作業車
JP2545897Y2 (ja) 農作業機
JP2838830B2 (ja) コンバインの伝動構造
JP2843731B2 (ja) コンバインの駆動構造
JP2935016B2 (ja) コンバイン
JP3515618B2 (ja) 乗用型田植機の走行変速構造
JPS5931469Y2 (ja) 移動農機の走行伝動構造
JP3892890B2 (ja) コンバインの操作装置
JPS6028190Y2 (ja) 刈取機における操作装置
JPH0719223Y2 (ja) 刈取作業機の刈取出力装置
JP3612614B2 (ja) 走行車両の動力制御装置
JP3967222B2 (ja) コンバイン
JPS5853213Y2 (ja) 移動農機の走行変速機構
JPS5853214Y2 (ja) 移動農機の走行変速機構
JPH03149452A (ja) 作業車の車速制御装置
JP3519957B2 (ja) 作業車の走行制御装置
JPH0613652Y2 (ja) 収穫機の自動車速制御装置
JP2850708B2 (ja) コンバイン等の操向操作装置
JPH1146550A (ja) 自走式作物収穫機
JP3190986B2 (ja) 移動農機
JP2707090B2 (ja) コンバインの速度制御装置
JP3198411B2 (ja) 移動農機