JP4921953B2 - 半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法 Download PDF

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Description

この発明は、半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法に関する。例えば、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するMOSトランジスタを含む半導体メモリのテスト方法に関する。
半導体メモリは日々大容量化が進んでおり、それに伴いデータを記憶するメモリセルの数も増大してきている。またそれぞれのメモリセルは、数百にも及ぶ膨大なプロセスステップを経て製造される。よって、全てのメモリセルを同一の状態で作成出来ることは不可能に近く、ある程度のプロセスバラツキを持った状態で半導体メモリは製造される。
上記のようなプロセスバラツキを持った半導体メモリを出荷するにあたり、不良ビットを予め冗長部と置き換えるようにしたり、または不良品としたりすることで、初期不良や信頼性不良の無い製品が市場に出荷される。そのために、半導体メモリの製造段階ではいくつもの電気的検査工程が実施されている。
微細化が進む中で更なる信頼性向上には、より高い精度でのスクリーニング(不良の選別)方法が求められている。そして半導体メモリの検査の為に、メモリ内部に自己テスト(Build in Self Test)回路(以下BIST回路と呼ぶ)を使用する方法が、種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
上記スクリーニング方法のひとつに、離れビットのサーチがある。離れビットとは、閾値電圧がメモリセル全体の閾値分布(母集団分布)からはずれたメモリセルのことである。このようなメモリセルは信頼性が悪化していることが多く、スクリーニングの際には離れビットを探索することが重要である。
しかしながら、従来の検査方法であると、離れビットの探索が非常に困難であるという問題があった。
特開平11−39226号公報
この発明は、信頼性を向上出来る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法を提供する。
この発明の一態様に係る半導体集積回路装置は、複数の不揮発性メモリセルを有するメモリブロックを備え、テスト動作時において該メモリセルの良/不良のテストを行う半導体メモリと、前記半導体メモリの前記テスト動作を制御するテスト回路とを具備し、前記テスト回路は、前記メモリブロック単位によるデータの読み出し動作を複数のゲート電圧を用いて行うことにより前記テストを行うよう前記半導体メモリを制御する制御部と、前記半導体メモリにおける前記テストにおいて、不良と判断された前記メモリセルの数を、各々のゲート電圧毎に計測するカウンタ部とを備え、前記制御部は、前記ゲート電圧を昇順または降順に連続して変化させ、前記カウンタ部におけるカウンタ数が、前記ゲート電圧を変化させた際に連続して所定の範囲内の数であった場合に、当該メモリブロックを不良とみなす。
また、この発明の一態様に係る半導体記憶装置のテスト方法は、不揮発性のメモリセルを複数有するメモリブロックを備えた半導体記憶装置のテスト方法であって、前記メモリブロック内の前記メモリセルにつき、一括してデータの消去または書き込みを行うステップと、第1閾値電圧、及び電圧変動幅を設定するステップと、前記メモリブロック内において、前記第1閾値電圧から前記電圧変動幅ずつ昇順または降順で変動させた際の、それぞれの値を超える閾値電圧を有する前記メモリセル数を計数し、(n+1)ビット(nは1以上の自然数)を計数可能なカウンタにカウントするステップと、前記電圧変動幅を変動させた際に、前記カウンタのカウント数が連続して1以上n以下であった場合に、当該メモリブロックを不良とみなすステップとを具備する。
本発明によれば、信頼性を向上出来る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法を提供出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法について説明する。図1は、本実施形態に係るLSIのブロック図である。
図示するようにLSI1は、EEPROM2及びBIST回路3を備えている。EEPROM2は例えばNOR型フラッシュメモリであり、データを記憶する。BIST回路3は、EEPROM2のテスト動作を制御する。
まずEEPROM2の構成について説明する。図1に示すようにEEPROM2は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、カラムデコーダ12、カラムセレクタ13、書き込みデータバッファ14、センスアンプ15、データ入出力バッファ16、アドレスバッファ17、電圧発生回路18、ベリファイ回路19、及び制御回路20を備えている。
メモリセルアレイ10は、マトリクス状に配置された複数のNOR型フラッシュメモリセルを備えている。各メモリセルは、ビット線、ワード線、及びソース線に接続されている。ロウデコーダ11は、メモリセルアレイ10のロウ方向を選択する。すなわち、ワード線を選択する。カラムデコーダ12は、メモリセルアレイ10のカラム方向を選択する。カラムセレクタ13は、カラムデコーダ12の選択動作に基づいてビット線を選択し、ビット線を書き込みデータバッファ14またはセンスアンプ15に接続する。センスアンプ15は、ロウデコーダ11及びカラムデコーダ12によって選択されたメモリセルから読み出されたデータをセンスして増幅する。具体的には、選択ビット線に流れる電流、すなわち選択メモリセルのドレイン電流を、リファレンスセルのドレイン電流と比較してデータを判別する。書き込みデータバッファ14は、メモリセルに対して書き込むべきデータを保持し、所定のメモリセル単位で、一括してデータをメモリセルに書き込む。
データ入出力バッファ16は、メモリセルに対する書き込みデータを外部から受け取り、この書き込みデータを書き込みデータバッファ14へ転送する。またセンスアンプ15で増幅された読み出しデータを外部へ出力する。EEPROM2のテスト動作時には、BIST回路3から書き込みデータパターンW_DATを受け取り、これを書き込みデータバッファ14へ転送する。
アドレスバッファ17は、外部からアドレス信号を受け取り、そのうちのカラムアドレスCAをカラムデコーダ12へ転送し、ロウアドレスをロウデコーダ11へ転送する。EEPROM2のテスト動作時には、BIST回路3から読み出しアドレスR_ADD及び書き込みアドレスW_ADDを受け取る。
電圧発生回路18は、制御回路20の制御に従って電圧を発生する。そして発生した電圧を、例えばロウデコーダ11、書き込みデータバッファ14、及びメモリセルアレイ10等へ供給する。
ベリファイ回路19は、制御回路20の制御に従って、書き込みデータバッファ内のデータと、センスアンプで増幅された読み出しデータとを用いてベリファイ動作を行う。なおテスト動作時においては、読み出しデータとの比較対象データがBIST回路3から直接与えられても良い。そしてベリファイ回路19は、ベリファイの結果、メモリセルを不良セルとみなした場合(これをフェイル(fail)と呼ぶことにする)には、フェイル信号FAILをBIST回路3へ出力する。なお、メモリセルが正常であった場合には、これパス(pass)と呼ぶことにする。
制御回路20は、BIST回路3の制御に従って、EEPROM2内の各ブロックの動作を制御する。
次に、上記メモリセルアレイ10の構成について図2を用いて説明する。図2は、メモリセルアレイ10の構成を示す回路図である。
図示するように、メモリセルアレイ10は((m+1)×(n+1))個(m、nは自然数)のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは、電荷蓄積層(例えばフローティングゲート)と制御ゲートとを含む積層ゲートを備えたMOSトランジスタである。そして、同一行にあるメモリセルMCの制御ゲートは、同一のワード線WL0〜WLmのいずれかに共通接続される。また同一列にあるメモリセルMCのドレインは、同一のビット線BL0〜BLnのいずれかに共通接続される。更にメモリセルMCのソースは、同一のソース線SLに共通接続される。なお以下では説明の便宜上、ワード線WL0〜WLmをワード線WL、ビット線BL0〜BLnをビット線BLと一括して呼ぶことがある。また、同一のワード線に接続された(n+1)個のメモリセルMCの集合を、以下「ページ」と呼ぶことにする。なお「1ページ」は、同一のワード線に接続された複数のメモリセルの集合でありさえすれば良い。
次にメモリセルMCの断面構成について図3を用いて説明する。図3はメモリセルアレイ10の一部領域の断面図である。図示するように、p型半導体基板30の表面領域内にn型ウェル領域31が形成され、n型ウェル領域31の表面領域内にはp型ウェル領域32が形成されている。p型ウェル領域32上にはゲート絶縁膜33が形成され、ゲート絶縁膜33上に、メモリセルMCのゲート電極が形成されている。メモリセルMCのゲート電極は、ゲート絶縁膜33上に形成された多結晶シリコン層34、多結晶シリコン層34上にゲート間絶縁膜35を介在して形成された多結晶シリコン層36を有している。ゲート間絶縁膜35は、例えばシリコン酸化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜、またはONO膜で形成される。多結晶シリコン層34はフローティングゲート(FG)として機能し、メモリセルMC毎に分離されている。他方、多結晶シリコン層36はビット線に直交する方向で隣接するもの同士で共通接続されており、コントロールゲート(ワード線WL)として機能する。隣接するゲート電極間に位置するp型ウェル領域32表面内には、n型不純物拡散層37が形成されている。不純物拡散層37は隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース領域またはドレイン領域として機能する。そして、メモリセルMCのソース領域はソース線SLに接続され、ドレインはビット線BLに接続される。更にp型ウェル領域32の表面領域内にはp型不純物拡散層38が形成され、n型ウェル領域31の表面領域内にはn型不純物拡散層39が形成されている。p型ウェル領域32に対しては、不純物拡散層38を介してソース線SLと同じ電位が与えられ、n型ウェル領域31に対しては、不純物拡散層39を介してウェル電圧VNWが与えられる。
次に図1に戻ってBIST回路3の構成について説明する。図示するようにBIST回路3は、テスト制御回路21、カウンタ22、プログラム保持部23、及びROM24を備えている。
カウンタ22は、ベリファイ回路19からフェイル信号FAILが出力された回数をカウントする。すなわち、フェイル信号FAILが出力される度にカウントアップし、これにより当該ベリファイにおける不良メモリセル数を計数する。
プログラム保持部23は例えば不揮発性の記憶装置であり、離れビットのサーチプログラム25を保持する。サーチプログラム25の詳細については後述する。
ROM24は、サーチプログラム25を実行する際のサーチ条件データ26を保持する。サーチ条件データ26の詳細についても後述する。
テスト制御回路21は、プログラム保持部23に保持されているサーチプログラム25と、ROM24に保持されているサーチ条件データ26を読み出し、EEPROM2のテストを行う。具体的には、メモリセルアレイ10において、メモリブロック毎に離れビットの有無を探索し、離れビットが存在する場合には当該メモリブロックを不良ブロックとして管理する。なおメモリブロックとは、メモリセルアレイ10におけるメモリセルMCの集合であり、データが一括して消去される単位である。テストのためにテスト制御回路21は、書き込みデータパターンW_DAT、書き込みアドレスW_ADD、及び読み出しアドレスR_ADDをEEPROM2へ出力し、また制御回路20の動作を制御する。
次に、上記構成のBIST回路3による離れビットのサーチプログラム25の概念について、大まかに説明する。本実施形態では、消去ベリファイを用いて離れビットを探索する。
図4は、あるメモリブロックに含まれるメモリセルMCの閾値分布を示すグラフである。図4では、横軸に閾値電圧Vthをプロットし、縦軸にメモリセル数をプロットしており、離れビットが存在しない場合について示している。図示するように、製造プロセス等に問題が無く、信頼性が十分高いメモリブロックの場合には、全てのメモリセルMCの消去状態(“1”データ保持時)における閾値Vthは、母集団分布(主たる分布:図中において斜線で示した領域)の中に含まれる。なお、図中のVeraseは消去ベリファイポイントであり、データの消去後のベリファイ動作において、メモリセルMCの閾値電圧はVeraseよりも低くされる。
これに対して、離れビットが存在する場合の閾値分布を示すグラフを図5に示す。図示するように、メモリブロックの全体的な特性として、データが消去され易い(データの消去速度が速い)場合には、母集団分布は図4に比べて閾値の低い位置に分布する。この際、信頼性の低いメモリセルMCでは、母集団分布に含まれるメモリセルMCに比べて消去速度が遅く、図示するように母集団から離れた位置で且つ母集団分布よりも高い閾値電圧を有する場合がある。これが離れビットとなるメモリセルMCである。従って、離れビットを探索することが半導体メモリの信頼性確保の為にも重要である。
この離れビットを探索するために、BIST回路3のテスト制御回路21は、複数の閾値電圧についてベリファイを行う。すなわち、あるベリファイ開始電圧から、あるベリファイ終了電圧までの間を、あるステップ電圧毎に昇順に連続してベリファイを行う。このベリファイとは、ワード線WLの電圧をベリファイ開始電圧からステップ電圧毎に変化させていき、メモリセルがオンするかオフするかを観測する。そして、オンした場合にはパス、オフした場合にはフェイルとしてフェイル信号を出力する。そして連続してベリファイを行った結果、所定の基準を満たした場合に、離れビットが存在すると判定する。この点につき、図6及び図7を用いて説明する。図6は、離れビットが存在するメモリブロックについての閾値分布を示すグラフであり、図7は離れビットの存在の判定基準を示す概念図である。
図6に示すように、離れビットとなるメモリセルMC(これを以下、単に離れビットと呼ぶ)が2個存在し、閾値電圧Vth1より高い閾値電圧を有するメモリセルMCの数が1000個あったとする。また閾値電圧Vth1と、離れビットとなるメモリセルMCの閾値電圧との間の電圧が閾値電圧Vth2である。また2つの離れビットについての中間の閾値電圧を閾値電圧Vth3、離れビットの閾値電圧より高い閾値電圧を閾値電圧Vth4とする。すると、閾値電圧Vth1につきベリファイを行うと(つまりワード線WLの電圧をVth1に設定して読み出し動作を行うと)、当該ベリファイにおいて不良とみなされる(オフする)メモリセルMCの数は1000個である。また閾値電圧Vth2、Vth3、Vth4につきベリファイを行うと、それぞれのベリファイで不良とみなされるメモリセルMCの数はそれぞれ2個、1個、0個となる。
テスト制御回路21は図7に示すように、メモリセルMCの数が1個以上3個以下である分布が見つかった際に、その分布が離れビットの可能性があると判断する。また4個以上である分布については、これは母集団分布に含まれるものであると判断する。メモリセルMCの数が0個であれば、当該閾値電圧よりも上の閾値電圧を有するメモリセルMCは存在しないので、離れビットは存在しない。従ってテスト制御回路21は、メモリセルMCの数が1〜3個である分布が見つかった場合、当該分布は離れビットである可能性があると判断する。そしてそのような分布が連続して行った2回のベリファイで発見された際に、当該分布は離れビットであると判定する。
なお、本実施形態では離れビットの判定基準を、メモリセルMCの数が1〜3個である場合について説明するが、その上限(これをXとする)及び下限は適宜選択することが出来、例えば1〜10個(X=10)のように設定しても良い。またBIST回路3のカウンタは、少なくとも1〜(X+1)個までをカウント可能であれば良い。従って本実施形態では、カウンタ22のカウント上限は少なくとも“4”あれば十分である。
ここで、BIST回路3のROM24の保持するサーチ条件データ26について図8乃至図10を用いて説明する。図8乃至図10は、サーチ条件データ26の具体例を示す表である。サーチ条件データ26は、上記したように閾値電圧を変えつつ連続してベリファイを行う際の、ベリファイ開始電圧、ベリファイ終了電圧、ステップ電圧を含む。図8はベリファイ開始電圧について示しており、ベリファイを開始する際の最初の閾値電圧が、複数保持されている。以下、ベリファイ開始電圧を閾値電圧Vthi(iは1以上の自然数)と呼ぶ。図9はベリファイ終了電圧について示しており、ベリファイを終了する最後の閾値電圧が、複数保持されている。以下、ベリファイ終了電圧を閾値電圧Vth-endk(kは1以上の自然数)と呼ぶ。図10はステップ電圧について示しており、連続してベリファイを行う際の電圧変動幅が、複数保持されている。以下、ステップ電圧を電圧ΔVthj(jは1以上の自然数)と呼ぶ。
次に、BIST回路3による上記離れビット探索方法の詳細について、図11を用いて説明する。図11は、離れビット探索方法のフローチャートである。図11に示すフローチャートがサーチプログラム25の内容であり、テスト制御回路21はプログラム保持部23からサーチプログラム25を読み出し、図11に示す処理を行う。
図示するように、まずテスト制御回路21は、EEPROM2の制御回路20に対して、メモリセルアレイ10内のテスト対象となるメモリブロックにつきデータ消去を命令する(ステップS10)。これにより、メモリブロック内のメモリセルMCの全てにつきデータ消去が行われ、メモリセルMCの閾値電圧は消去ベリファイレベルVerase以下となる。また、テスト制御回路21は例えば自身が保持するレジスタ等に、h=0を保持する(ステップS11)。ここで“h”とは、メモリセル数が1〜3個であった分布が発見された回数を意味する。
次にテスト制御回路21は、ROM24からベリファイ開始電圧Vthi、ベリファイ終了電圧Vth-endk、及びステップ電圧ΔVthjを選択する(ステップS12)。本ステップは、ステップS10の消去動作の前に行っても良い。
次にテスト制御回路21は、最初のベリファイを行うための閾値電圧Vthを、ステップS21で決定したベリファイ開始電圧Vthiに設定する(ステップS13)。そしてテスト制御回路21は、ステップS13で決定した閾値電圧Vthについてのベリファイを行うよう、EEPROM2の制御回路21に命令する(ステップS14)。ステップS14のおおまかな流れは次のようである。
まずテスト制御回路21は、EEPROM2のアドレスバッファ17に読み出しアドレスR_ADDを与える。これはデータの読み出しを行うための先頭アドレスである。これに基づいて、ロウデコーダ11及びカラムデコーダ21が、ワード線WL及びビット線BLの選択動作を行う。また制御回路21は、電圧発生回路18に対して電圧Vthを発生するよう命令する。この命令に応答して電圧発生回路18で発生された電圧Vthを、ロウデコーダ11は選択ワード線に印加する。その結果、選択メモリセルMCから読み出されたデータが“0”であるか否か、すなわち選択メモリセルMCがオンしたか否かを、ベリファイ回路19が判定する。ステップS10でデータは消去されているので、メモリセルMCがオフ状態であった場合にベリファイ回路19は、当該メモリセルMCは不良であると判断し、フェイル信号FAILを出力する。出力されたフェイル信号FAILはカウンタ22に与えられ、カウンタ22はフェイル信号FAILの出力回数をカウントする。このカウント数を、以下カウント数N_FAILと呼ぶ。制御回路21は、上記の読み出し動作を対象メモリブロックについて行う。
そしていずれかの時点でN_FAILが4に達すると(ステップS15、YES)、当該電圧Vthは母集団分布の中の電圧であるとテスト制御回路21は判断する。従ってテスト制御回路21は、電圧Vthがベリファイ終了電圧Vth-endkに等しいか否かを判定して、等しくなければ(ステップS16、NO)、電圧Vthをステップ電圧ΔVthjだけ高くして(ステップS17)、ステップS14の処理を繰り返す。等しければ(ステップS16、YES)、サーチは終了する。この場合には離れビットの有無を判別できなかったので、ベリファイ開始電圧、ベリファイ終了電圧、及びステップ電圧等を変えて、再度同様の処理を繰り返す。
ステップS15において、全てのメモリセルMCについてベリファイを行った結果N_FAILが4に達しなかった場合(ステップS15、NO)には、テスト制御回路21はN_FAILがゼロであるか否かを判定する。ゼロであった場合(ステップS18、YES)には、当該電圧Vthより高い閾値電圧を有するメモリセルMCは存在しないので、当該メモリブロックは正常であると、テスト制御回路21は最終的な判断をする(ステップS19)。
ステップS18においてN_FAILがゼロでなかった場合(ステップS18、NO)、これはN_FAILが1〜3のいずれかである場合に該当する。すなわち離れビットの可能性がある。そこでテスト制御回路21はレジスタを確認し、h=1であるか否かを判定する。これはつまり、以前に離れビットの可能性のある分布が発見されていたか否かを判定することを意味する。h=1でなければ(ステップS20、NO)、つまりh=0であり、以前に上記分布が発見されていなければ、h=h+1=1として(ステップS21)、ステップS16に戻る。そしてVth=Vth-endkでなければ、テスト制御回路21はステップS17の処理を行って、ステップS14以降の処理を繰り返す。
ステップS20においてh=1であると判定された場合(ステップS21、YES)には、離れビットの可能性がある分布が2回、発見されたことになる。従ってテスト制御回路21は、当該電圧Vthを閾値とするメモリセルMCは離れビットであると判断し、当該メモリブロックは不良であると、最終的な判断をする(ステップS22)。
以上の処理を、具体例を挙げて説明する。以下、離れビットがある場合をCASE1、無い場合をCASE2として説明する。
<CASE1>
まず、離れビットがある場合について説明する。図12はメモリセルブロック内のメモリセルMCの閾値分布を示すグラフである。例えば離れビットが2個であったとする。このような分布において、図示するようにベリファイ開始電圧Vth1、ステップ電圧ΔVth1を用いて離れビットのサーチを行う。なお、Vth1を超える閾値電圧を有するメモリセル数が1000個、(Vth1+ΔVth1)を超える閾値電圧を有するメモリセル数が2個、(Vth1+2・ΔVth1)を超える閾値電圧を有するメモリセル数が2個、(Vth1+3・ΔVth1)を超える閾値電圧を有するメモリセル数が1個、(Vth1+4・ΔVth1)を超える閾値電圧を有するメモリセル数が0個であるものとする。なおベリファイ終了電圧については省略する。
図13は、メモリブロックの模式図であり、図11に示す処理の流れの一部を示している。まずテスト制御回路21は、Vth1を閾値電圧Vthに設定してベリファイを行う(ステップS12〜S14)。すると、図12で説明したように閾値電圧Vth1以上のメモリセル数は1000個であるので、図13に示すように、ベリファイがメモリブロック内の全てのメモリセルMCについて終了する前に、カウンタ22のカウンタ値N_FAILが4に達する(ステップS15、YES)。
従ってテスト制御回路21は、Vth=(Vth+ΔVth1)=(Vth1+ΔVth1)として(ステップS17)、再びベリファイを行う(ステップS14)。すると、図12で説明したように閾値電圧(Vth1+ΔVth1)以上のメモリセル数は2個であるので、図13に示すように、ベリファイがメモリブロック内の全てのメモリセルMCについて終了した結果、カウンタ22のカウンタ値N_FAILが2となる(ステップS15、NO)。この時点では、テスト制御回路21のレジスタにおいてh=0である(ステップS20、NO)。
従ってテスト制御回路21は、h=1とし(ステップS21)、またVth=(Vth+ΔVth1)=(Vth1+2・ΔVth1)として(ステップS17)、再びベリファイを行う(ステップS14)。すると、閾値電圧(Vth1+2・ΔVth1)以上のメモリセル数も2個であるので、図13に示すように、ベリファイがメモリブロック内の全てのメモリセルMCについて終了した結果、カウンタ22のカウンタ値N_FAILが2となる(ステップS15、NO、ステップS18、NO)。この時点でテスト制御回路21のレジスタは、h=1を保持する(ステップS20、NO)。よって、この時点でテスト制御回路21は離れビットが存在することを認識する(ステップS22)。そして、当該ブロックを不良ブロックとして管理し、例えばブロックリダンダンシによる置き換えを行う。
<CASE2>
次に、離れビットが無い場合について説明する。図14はメモリセルブロック内のメモリセルMCの閾値分布を示すグラフである。図示するように、母集団分布の裾となる閾値電圧がVth1と(Vth1+ΔVth1)との間に位置していると仮定する。
図15は、メモリブロックの模式図であり、図11に示す処理の流れの一部を示している。まずテスト制御回路21は、ベリファイ開始電圧Vth1を閾値電圧Vthに設定してベリファイを行う(ステップS12〜S14)。すると、図13と同様に、ベリファイがメモリブロック内の全てのメモリセルMCについて終了する前に、カウンタ22のカウンタ値N_FAILが4に達する(ステップS15、YES)。
従ってテスト制御回路21は、Vth=(Vth1+ΔVth1)として(ステップS17)、再びベリファイを行う(ステップS14)。すると、図14に示すように閾値電圧(Vth1+ΔVth1)以上のメモリセル数は0個であるので、図15に示すように、ベリファイがメモリブロック内の全てのメモリセルMCについて終了した結果、カウンタ22のカウンタ値N_FAILが0となる(ステップS15、NO、ステップS18、YES)。よって、この時点でテスト制御回路21は離れビットの不存在を認識し、当該メモリブロックは正常であると判断する(ステップS19)。
上記のように、本実施形態に係るLSIであると、半導体メモリの信頼性を向上出来る。以下、本効果について説明する。
不揮発性半導体メモリの消去特性は、メモリブロック内における各メモリセルMCの消去特性が大きくばらつかないことが理想である。すなわち、全てのメモリセルMCの消去時の閾値電圧は母集団分布内にあることが望ましい。しかし、消去特性は製造プロセスのばらつきの影響を大きく受け、このことはメモリセルMCの信頼性にも影響を与える。従って、母集団分布から大きくはずれた閾値電圧を有するメモリセルMC、すなわち離れビットについては、救済措置を設けておくことが重要である。本救済措置としては、離れビットを含むメモリセルブロックについては、メモリセルアレイ10内に設けたリダンダンシ用のメモリブロックで置き換える方法(ブロックリダンダンシ)等がある。
従って、半導体メモリの信頼性向上には離れビットのサーチが重要となる。この点、従来の方法であると、ある閾値レベルを消去ベリファイ電圧よりも低い値に一意に設定し、離れビットの基準を例えば1〜3個とした場合、設定した閾値レベルより高い閾値を有するメモリセルが1〜3個であれば、離れビットが存在すると判断していた。しかしながら本方法であると、設定した閾値レベルが例えば図6におけるVth4である場合には、離れビットを見つけることが出来ない。また、設定した閾値レベルが母集団分布のちょうど裾の部分に位置した場合には、母集団分布に含まれるメモリセルMCについても不良とみなしてしまうおそれがある。従って、精度の高いサーチ方法ではなかった。また別の方法としては、母集団分布の全体の分布形状を把握する手法が考えられる。しかし本方法は非常に時間がかかり、現実的では無いという問題があった。
これに対して本実施形態に係る構成であると、LSI1内にBIST回路3を設けている。そして、BIST回路3の制御によって、閾値レベルを変化させながらベリファイを行い、フェイル数をカウントしている。
従って、母集団分布全体の分布形状を把握すること無く、離れビットのサーチを行うことが出来る。また、離れビットの基準をX個とした場合、カウンタは(X+1)までカウント可能であれば良く、その場合にはカウンタ値が(X+1)に達した時点で当該閾値レベルにおけるベリファイが終了する。つまり図13及び図15で説明したように、当該閾値レベルが母集団分布内にある場合には、一部のメモリセルMCについてのみ読み出し動作を行えば足りる。そのため、離れビットのサーチ時間を大幅に短縮しつつ、高精度に離れビットをサーチ出来る。更に本実施形態では、従来のようにテスタ装置を用いるのではなく、LSI1内のBIST回路3によって離れビットのサーチを行っている。従って、離れビットの存在の判断処理を高速化出来る。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、母集団分布よりも閾値電圧の低い離れビットをサーチする方法に関する。図16は、本実施形態に係るLSIのブロック図である。
図示するようにLSI1の構成は、上記第1の実施形態とほぼ同様であるので、以下では第1の実施形態に係る構成と異なる点についてのみ説明する。
まずEEPROM2におけるベリファイ回路19は、メモリセルを正常であるとみなした場合(pass)、パス信号PASSをBIST回路3へ出力する。そしてカウンタ22は、ベリファイ回路19からパス信号PASSが出力された回数をカウントする。すなわち、パス信号PASSが出力される度にカウントアップし、これにより当該ベリファイにおける正常なメモリセル数を計数する。プログラム保持部23に保持されるサーチプログラム25の詳細については後述する。ROM24は、サーチプログラム25を実行する際のサーチ条件データ26を保持する。本実施形態に係るサーチ条件データ26が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態ではベリファイ開始電圧はベリファイ終了電圧よりも低い電圧であったのに対し、本実施形態では逆にベリファイ終了電圧がベリファイ開始電圧よりも低い電圧である点である。その他の構成及び動作は上記第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
次に、上記構成のBIST回路3による離れビットのサーチ方法について説明する。図17は、サーチ対象となるメモリブロックに含まれるメモリセルMCの、消去状態の閾値分布を示すグラフであり、本実施形態でサーチすべき離れビットを示している。図示するように、母集団分布よりも閾値レベルが低く、母集団分布と離れた閾値電圧を有するメモリセルMCが存在する場合がある。これは、製造プロセス等に起因して、データの消去速度が速すぎるメモリセルMCであって、このようなメモリセルMCの存在は信頼性上好ましくない。そこで本実施形態では、母集団分布よりも低い閾値電圧を有する離れビットを探索する。
なおサーチ方法の大まかな概念は第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態と異なる点は、閾値レベルを低下させながらベリファイを繰り返す点と、カウンタ22はフェイル数をカウントするのではなくパス数をカウントする点である。
図18は、本実施形態に係る離れビット探索方法のフローチャートであり、サーチプログラム25の内容を示している。図示するように、テスト制御回路21はまず第1の実施形態と同様に、図11で説明したステップS10〜S14の処理を行う。
ステップS14においてテスト制御回路21は、EEPROM2を次のように制御する。すなわち、テスト制御回路21は、EEPROM2のアドレスバッファ17に読み出しアドレスR_ADDを与える。これに基づいて、ロウデコーダ11及びカラムデコーダ21が、ワード線WL及びビット線BLの選択動作を行う。また制御回路21は、電圧発生回路18に対して電圧Vthを発生するよう命令する。この命令に応答して電圧発生回路18で発生された電圧Vthを、ロウデコーダ11は選択ワード線に印加する。その結果、選択メモリセルMCから読み出されたデータが“0”であるか否か、すなわち選択メモリセルMCがオンしたか否かを、ベリファイ回路19が判定する。ベリファイ回路19は、判定の結果、メモリセルMCが正常であると判断した場合には、パス信号PASSを出力する。出力されたパス信号PASSはカウンタ22に与えられ、カウンタ22はパス信号PASSの出力回数をカウントする。すなわちカウンタ22は、オンしたメモリセル数、つまり正常なメモリセル数をカウントする。このカウント数を、以下カウント数N_PASSと呼ぶ。制御回路21は、上記の読み出し動作を対象メモリブロックについて行う。
そしていずれかの時点でN_PASSが4に達すると(ステップS30、YES)、当該電圧Vthは母集団分布の中の電圧であるとテスト制御回路21は判断する。従ってテスト制御回路21は、電圧Vthがベリファイ終了電圧Vth-endkに等しいか否かを判定して、等しくなければ(ステップS16、NO)、電圧Vthをステップ電圧ΔVthjだけ低くして(ステップS31)、ステップS14の処理を繰り返す。等しければ(ステップS16、YES)、サーチは終了する。
ステップS30において、全てのメモリセルMCについてベリファイを行った結果N_PASSが4に達しなかった場合(ステップS30、NO)には、テスト制御回路21はN_PASSがゼロであるか否かを判定する。ゼロであった場合(ステップS32、YES)には、当該電圧Vthより低い閾値電圧を有するメモリセルMCは存在しないので、当該メモリブロックは正常であると、テスト制御回路21は最終的な判断をする(ステップS19)。
ステップS32においてN_PASSがゼロでなかった場合(ステップS32、NO)、これはN_PASSが1〜3のいずれかである場合に該当する。すなわち離れビットの可能性がある。そこでテスト制御回路21はレジスタを確認し、h=1であるか否かを判定する。これはつまり、以前に離れビットの可能性のある分布が発見されていたか否かを判定することを意味する。h=1でなければ(ステップS20、NO)、つまりh=0であり、以前に上記分布が発見されていなければ、h=h+1=1として(ステップS21)、ステップS16に戻る。そしてVth=Vth-endkでなければ、テスト制御回路21はステップS31の処理を行って、ステップS14以降の処理を繰り返す。
ステップS20においてh=1であると判定された場合(ステップS21、YES)には、離れビットの可能性がある分布が2回、発見されたことになる。従ってテスト制御回路21は、当該電圧Vthを閾値とするメモリセルMCは離れビットであると判断し、当該メモリブロックは不良であると、最終的な判断をする(ステップS22)。
以上の処理を、具体例を挙げて簡単に説明する。図19はメモリセルブロック内のメモリセルMCの閾値分布を示すグラフであり、離れビットが2個である場合について示している。
図示するようにベリファイ開始電圧Vth1、ステップ電圧ΔVth1を用いて離れビットのサーチを行う。なお、Vth1より低い閾値を有するメモリセル数が1000個、(Vth1−ΔVth1)以下の閾値を有するメモリセル数が2個、(Vth1−2・ΔVth1)以下の閾値を有するメモリセル数が2個、(Vth1−3・ΔVth1)以下の閾値を有するメモリセル数が1個、(Vth1−4・ΔVth1)以下の閾値を有するメモリセル数が0個であるものとする。なおベリファイ終了電圧については省略する。
まずテスト制御回路21は、ベリファイ開始電圧Vth1を閾値電圧Vthに設定してベリファイを行う(ステップS12〜S14)。すると、閾値電圧がVth1以下であるメモリセル数は1000個であるので、ベリファイがメモリブロック内の全てのメモリセルMCについて終了する前に、カウンタ22のカウンタ値N_PASSが4に達する(ステップS30、YES)。
従ってテスト制御回路21は、Vth=(Vth−ΔVth1)=(Vth1−ΔVth1)として(ステップS31)、再びベリファイを行う(ステップS14)。すると、閾値電圧が(Vth1+ΔVth1)以下であるメモリセル数は2個であるので、カウンタ22のカウンタ値N_PASSが2となる(ステップS30、NO、ステップS32、NO)。この時点では、テスト制御回路21のレジスタにおいてh=0である(ステップS20、NO)。
従ってテスト制御回路21は、h=1とし(ステップS21)、またVth=(Vth−ΔVth1)=(Vth1−2・ΔVth1)として(ステップS31)、再びベリファイを行う(ステップS14)。すると、閾値電圧が(Vth1−2・ΔVth1)以下であるメモリセル数も2個であるので、カウンタ22のカウンタ値N_PASSが2となる(ステップS30、NO、ステップS32、NO)。この時点でテスト制御回路21のレジスタは、h=1を保持する(ステップS20、NO)。よって、この時点でテスト制御回路21は離れビットが存在することを認識する(ステップS22)。そして、当該ブロックを不良ブロックとして管理し、例えばブロックリダンダンシによる置き換えを行う。
上記のように、本実施形態に係るLSIであると、母集団分布よりも低い閾値電圧を有する離れビットを探索することができ、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法について説明する。上記第2の実施形態においては、消去時の閾値電圧が母集団分布よりも低い離れビットの探索方法について説明したが、本実施形態は、データ書き込み時(“0”データ保持時)の閾値電圧が母集団分布よりも低い離れビットの探索方法に関するものである。
本実施形態に係るLSI1の構成は、上記第2の実施形態で説明した図16の通りである。またサーチ条件は図8乃至図10に示した通りであるが、第2の実施形態と同様に、ベリファイ終了電圧はベリファイ開始電圧よりも低い値である。その他の構成及び動作は第2の実施形態と同様であるので説明は省略する。
次に、本実施形態に係るBIST回路3による離れビットのサーチ方法について説明する。図20は、サーチ対象となるメモリブロックに含まれるメモリセルMCの、“0”データ保持時(データ書き込み時)の閾値分布を示すグラフであり、本実施形態でサーチすべき離れビットを示している。図示するように、母集団分布よりも閾値レベルが低く、母集団分布と離れた閾値電圧を有するメモリセルMCが存在する場合がある。これは、製造プロセス等に起因して、データの書き込み速度が遅すぎるメモリセルMCであって、このようなメモリセルMCの存在は信頼性上好ましくない。そこで本実施形態では、母集団分布よりも低い閾値電圧を有する離れビットを探索する。なお図中におけるVprogは書き込みベリファイレベルであり、“0”データの書き込み後、書き込まれたメモリセルMCの閾値電圧はVprog以上に設定される。
図21は、本実施形態に係る離れビット探索方法のフローチャートであり、サーチプログラム25の内容を示している。サーチプログラム25の内容は、ほぼ第2の実施形態と同様である。
図示するように、まずテスト制御回路21は、EEPROM2の制御回路20に対して、メモリセルアレイ10内のテスト対象となるメモリブロックの全メモリセルMCにつき“0”データの書き込みを命令する(ステップS40)。すなわちテスト制御回路21は、全メモリセルMCに“0”を書き込むような書き込みデータパターンW_DATを発生し、これをデータ入出力バッファ16へ与える。その後はステップS11に進み、第2の実施形態と同様の処理を行う。
以上のように、本実施形態に係る方法であると、“0”データを保持するメモリセルMCについても離れビットを探索することが出来る。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法について説明する。上記第1の実施形態においては、消去時の閾値電圧が母集団分布よりも高い離れビットの探索方法について説明したが、本実施形態は、データ書き込み時(“0”データ保持時)の閾値電圧が母集団分布よりも高い離れビットの探索方法に関するものである。
本実施形態に係るLSI1の構成は、上記第1の実施形態で説明した図1の通りである。またサーチ条件は図8乃至図10に示した通りであり、第1の実施形態と同様に、ベリファイ終了電圧はベリファイ開始電圧よりも高い値である。その他の構成及び動作は第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
次に、本実施形態に係るBIST回路3による離れビットのサーチ方法について説明する。図22は、サーチ対象となるメモリブロックに含まれるメモリセルMCの、“0”データ保持時の閾値分布を示すグラフであり、本実施形態でサーチすべき離れビットを示している。図示するように、母集団分布よりも閾値レベルが高く、母集団分布と離れた閾値電圧を有するメモリセルMCが存在する場合がある。本実施形態では、書き込み時の閾値電圧が母集団分布よりも高い離れビットを探索する。
図23は、本実施形態に係る離れビット探索方法のフローチャートであり、サーチプログラム25の内容を示している。サーチプログラム25の内容は、ほぼ第1の実施形態と同様である。
図示するように、まずテスト制御回路21は、EEPROM2の制御回路20に対して、メモリセルアレイ10内のテスト対象となるメモリブロックの全メモリセルMCにつき“0”データの書き込みを命令する(ステップS40)。すなわちテスト制御回路21は、全メモリセルMCに“0”を書き込むような書き込みデータパターンW_DATを発生し、これをデータ入出力バッファ16へ与える。その後はステップS11に進み、第1の実施形態と同様の処理を行う。
以上のように、本実施形態に係る方法であると、“0”データを保持するメモリセルMCについても離れビットを探索することが出来る。
[第5の実施形態]
次に、この発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法について説明する。本実施形態は、上記第1、第4の実施形態において、ステップS14におけるベリファイ時の観測電流ポイントに関するものである。
図24は、離れビットが無い場合における、あるメモリブロックに含まれるメモリセルMCの、ゲート電圧Vgに対するドレイン電流Idの特性を示すグラフである。図示するようにドレイン電流Idは、ゲート電圧Vgにほぼ比例して増加する特性を有する。そしてステップS14では、ドレイン電流Idのあるポイントを観測ポイント(これをId1と呼ぶ)としてベリファイを行っている。そして図中に示すように、観測ポイントId1において、ワード線の電圧をVthiから順に変化させながらベリファイを行っている。この際、ドレイン電流Idの特性はメモリセルMC毎にバラツキを有しているため、図中の斜線で示した領域のように、メモリセルMCの閾値電圧はある一定の範囲を持って分布する。しかしながら、特にメモリセルMCに不良が無い場合にはこの分布はひとつの母集団を形成し、離れビットは存在しない。
図25は、離れビットが存在する場合における、ゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの関係を示すグラフである。図示するように、母集団よりも高い閾値を有する離れビットとなるメモリセルMCのドレイン電流Idの特性は、正常な(つまり母集団分布に含まれる)メモリセルMCのドレイン電流Idの特性に比べて、その傾きが小さい。従って、観測ポイントId1においては、離れビットの閾値が母集団分布から離れて観測される。
図26は、図25と同様のグラフである。前述のように、観測ポイントId1でベリファイを行うと、離れビットとなるメモリセルMCの閾値は母集団から離れて観測出来る。しかし、観測ポイントがId1よりも低いId2であると、離れビットとなるメモリセルMCの閾値も母集団分布内部にあるように観測される。つまり、不良とすべきメモリセルMCであるにも関わらず、観測ポイントとなるドレイン電流Idが小さいために、正常なメモリセルMCとして観測されてしまう。
そこで、上記第1、第4の実施形態においては、ドレイン電流Idの観測ポイントを適切な値に設定することが望ましい。より具体的には、複数の観測ポイントにおいて、ステップS14を実施することにより、より精度良く離れビットを探索出来る。
上記は、第2、第3の実施形態の場合も同様である。離れビットの閾値が母集団分布よりも低い場合には、離れビットのドレイン電流Idの傾きが母集団分布に含まれるメモリセルのドレイン電流Idの傾きよりも大きいことが考えられる。従って、この場合にも複数の観測ポイントにおいてステップS14を行うことが望ましい。
以上のように、この発明の第1乃至第5の実施形態に係る半導体集積回路装置及び半導体記憶装置のテスト方法であると、閾値レベルを変化させつつ、当該閾値レベルよりも高いまたは低いメモリセル数を計測している。そして、離れビットの基準となる個数よりもメモリセル数が少ないケースが連続した場合に、これを離れビットであると判定している。より具体的には、母集団分布よりも高い閾値を有する離れビットを探索する際には、閾値レベルを上げながらオフ状態のメモリセル数を計測する。逆に母集団分布よりも低い閾値を有する離れビットを探索する際には、閾値レベルを下げながらオン状態のメモリセル数を計測している。また、上記手法をLSI1内に設けたBIST回路3によって行っている。その結果、サーチ時間を短縮しつつ、高精度に離れビットを探索出来る。
なお、上記実施形態においては、サーチプログラム25を複数回実行することにより離れビットを探索しても良い。本方法について図27及び図28を用いて説明する。図27及び図28は、あるメモリブロックに含まれるメモリセルMCの閾値分布を示すグラフである。
まず図27に示すように、離れビットが2個あり、ベリファイ開始電圧をVth1、ステップ電圧をΔVth1として探索を行ったとする。すると、閾値レベルがVth1でのオフセル数が10000個であり、閾値レベルが(Vth1+ΔVth1)でのオフセル数が100個であり、閾値レベルが(Vth1+2・ΔVth1)でのオフセル数が0個であったとする。すると、この場合には離れビットがあるにもかかわらず、当該メモリブロックは良品であると判定される。これはステップ電圧ΔVth1が大きすぎることに起因する。
従って、このような場合には図28に示すように、2回目のサーチを行う。すなわち、図27におけるサーチにより、母集団分布の裾は(Vth1+ΔVth1)と(Vth1+2・ΔVth1)との間に存在することが分かる。従って、2回目のサーチはこの範囲内で行う。つまり、ベリファイ開始電圧をVth2=(Vth1+ΔVth1)に設定し、ステップ電圧をΔVth2(<ΔVth1)としてサーチを行う。すると、閾値レベルが(Vth2+ΔVth2)でのオフセル数が2個、(Vth2+2・ΔVth2)でのオフセル数が1個となる。その結果、離れビットを発見出来、当該メモリブロックは不良であると判定出来る。
また、母集団分布よりも高い閾値を有する離れビットをサーチする際には、閾値レベルを下げながらサーチを行っても良い。また母集団分布よりも低い閾値を有する離れビットをサーチする際には、閾値レベルを上げながらサーチを行っても良い。しかし、サーチ時間の短縮という観点からは、上記実施形態で説明した手法を用いることが望ましい。
更に、上記実施形態ではメモリブロック毎にステップS14のベリファイを行う場合を例に説明した。しかし、ブロックリダンダンシを行うための一例に過ぎず、カラム毎に置き換えを行う場合には、カラム毎にステップS14のベリファイを行っても良い。また上記実施形態ではNOR型フラッシュメモリの場合について説明したが、例えばNAND型フラッシュメモリ等、不揮発性半導体メモリ全般に広く適用することが出来る。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るLSIのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリセルアレイの断面図。 EEPROMの閾値分布を示すグラフ。 EEPROMの閾値分布を示すグラフであり、離れビットがある場合について示す図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリブロックの閾値分布を示すグラフであり、離れビットのサーチ方法を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るLSIにおける、離れビットのサーチ方法の概念を示す模式図。 この発明の第1の実施形態に係るBIST回路が保持するサーチ条件を示す模式図。 この発明の第1の実施形態に係るBIST回路が保持するサーチ条件を示す模式図。 この発明の第1の実施形態に係るBIST回路が保持するサーチ条件を示す模式図。 この発明の第1の実施形態に係るLSIにおける、離れビットのサーチ方法を示すフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリブロックの閾値分布を示すグラフであり、離れビットのサーチ方法を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリブロックの模式図であり、離れビットのサーチ方法を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリブロックの閾値分布を示すグラフであり、離れビットのサーチ方法を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリブロックの模式図であり、離れビットのサーチ方法を示す図。 この発明の第2の実施形態に係るLSIのブロック図。 EEPROMの閾値分布を示すグラフ。 この発明の第2の実施形態に係るLSIにおける、離れビットのサーチ方法を示すフローチャート。 この発明の第2の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリブロックの閾値分布を示すグラフであり、離れビットのサーチ方法を示す図。 EEPROMの閾値分布を示すグラフ。 この発明の第3の実施形態に係るLSIにおける、離れビットのサーチ方法を示すフローチャート。 EEPROMの閾値分布を示すグラフ。 この発明の第4の実施形態に係るLSIにおける、離れビットのサーチ方法を示すフローチャート。 この発明の第5の実施形態に係るEEPROMにおける、ゲート電圧に対するドレイン電流を示すグラフ。 この発明の第5の実施形態に係るEEPROMにおける、ゲート電圧に対するドレイン電流を示すグラフ。 この発明の第5の実施形態に係るEEPROMにおける、ゲート電圧に対するドレイン電流を示すグラフ。 この発明の第1乃至第5の実施形態の変形例に係るEEPROMの備えるメモリブロックの閾値分布を示すグラフであり、離れビットのサーチ方法を示す図。 この発明の第1乃至第5の実施形態の変形例に係るEEPROMの備えるメモリブロックの閾値分布を示すグラフであり、離れビットのサーチ方法を示す図。
符号の説明
1…LSI、2…EEPROM、3…BIST回路、10…メモリセルアレイ、11…ロウデコーダ、12…カラムデコーダ、13…カラムセレクタ、14…書き込みデータバッファ、15…センスアンプ、16…データ入出力バッファ、17…アドレスバッファ、18…電圧発生回路、19…ベリファイ回路、20…制御回路、21…テスト制御回路、22…カウンタ、23…プログラム保持部、24…ROM、25…サーチプログラム、26…サーチ条件

Claims (5)

  1. 複数の不揮発性メモリセルを有するメモリブロックを備え、テスト動作時において該メモリセルの良/不良のテストを行う半導体メモリと、
    前記半導体メモリの前記テスト動作を制御するテスト回路と
    を具備し、前記テスト回路は、前記メモリブロック単位によるデータの読み出し動作を複数のゲート電圧を用いて行うことにより前記テストを行うよう前記半導体メモリを制御する制御部と、
    前記半導体メモリにおける前記テストにおいて、不良と判断された前記メモリセルの数を、各々のゲート電圧毎に計測するカウンタ部と
    を備え、前記制御部は、前記ゲート電圧を昇順または降順に連続して変化させ、前記カウンタ部におけるカウンタ数が、前記ゲート電圧を変化させた際に連続して所定の範囲内の数であった場合に、当該メモリブロックを不良とみなす
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記制御部は、前記メモリセルの閾値電圧が主たる分布からはずれた前記メモリセルの数がn(nは1以上の自然数)以上存在する場合に、当該メモリブロックを不良とみなし、
    前記カウンタ部は、少なくとも(n+1)ビットを計数可能であり、
    前記制御部は、前記カウンタ部におけるカウント数が連続して1以上n以下であった場合に、当該メモリブロックを不良とみなす
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記テスト回路は、前記ゲート電圧を変化させる際のゲート電圧の上限及び下限、並びに変動幅についての情報を保持する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記情報に応じて、前記半導体メモリの前記テストを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 不揮発性のメモリセルを複数有するメモリブロックを備えた半導体記憶装置のテスト方法であって、
    前記メモリブロック内の前記メモリセルにつき、一括してデータの消去または書き込みを行うステップと、
    第1閾値電圧、及び電圧変動幅を設定するステップと、
    前記メモリブロック内において、前記第1閾値電圧から前記電圧変動幅ずつ昇順または降順で変動させた際の、それぞれの値を超える閾値電圧を有する前記メモリセル数を計数し、(n+1)ビット(nは1以上の自然数)を計数可能なカウンタにカウントするステップと、
    前記電圧変動幅を変動させた際に、前記カウンタのカウント数が連続して1以上n以下であった場合に、当該メモリブロックを不良とみなすステップと
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置のテスト方法。
  5. 前記カウントするステップは、前記カウンタのカウント数が(n+1)に達したら、前記閾値電圧を前記電圧変動幅だけ変動させて、再び前記メモリセル数の計数を繰り返す
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置のテスト方法。
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