JP3176011B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3176011B2
JP3176011B2 JP21803194A JP21803194A JP3176011B2 JP 3176011 B2 JP3176011 B2 JP 3176011B2 JP 21803194 A JP21803194 A JP 21803194A JP 21803194 A JP21803194 A JP 21803194A JP 3176011 B2 JP3176011 B2 JP 3176011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係わ
り、例えば電気的書替え可能な不揮発性半導体記憶装置
(EEPROM)に係わり、また、トンネル電流により
メモリセルに対して書き込み/消去を行うEEPROM
に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMの1つとして、高集積化が
可能なNANDセル型EEPROMが知られている。こ
れは、複数のメモリセルをそれらのソース・ドレインを
隣接するもの同士で共用する形で直列接続して1単位と
してビット線に接続するものである。メモリセルは通
常、電荷蓄積層(浮遊ゲート)と制御ゲートが積層され
たFETMOS構造を有する。メモリセルアレイは、p
型基板又はp型ウェル内に集積形成される。NANDセ
ルのドレイン側は選択ゲートを介してビット線に接続さ
れ、ソース側はやはり選択ゲートを介して共通ソース線
に接続される。メモリセルの制御ゲートは、行方向に連
続的に配設されてワード線となる。
【0003】このNANDセル型EEPROMの動作
は、次の通りである。データ書き込みは、ビット線から
最も離れた位置のメモリセルから順に行う。選択された
メモリセルの制御ゲートには高電圧VppW (=18V程
度)を印加し、それよりビット線側にあるメモリセルの
制御ゲート及びドレイン側の選択ゲートには中間電圧V
m10 (=10V程度)を印加し、ビット線にはデータに
応じて0V又は中間電圧Vm8(=8V程度)を与える。
【0004】ビット線に0Vが与えられた時、その電位
は選択メモリセルのドレインまで転送されて、電荷蓄積
層に電子注入が生じる。これにより、選択されたメモリ
セルのしきい値は正方向にシフトする。この状態を例え
ば“0”とする。ビット線にVm8が与えられた時は電子
注入が実効的に起こらず、従ってしきい値は変化せず、
負に止まる。この状態は消去状態で“1”とする。デー
タ書き込みは制御ゲートを共有するメモリセルに対して
同時に行われる。
【0005】データ消去は、選択されたNANDセル内
の全てのメモリセルに対してブロック単位で同時に行わ
れる。即ち、選択されたNANDセルブロック内の全て
の制御ゲートを0Vとし、p型ウェルを20Vとする。
このとき、p型ウェルに印加される高電圧に対して選択
ゲート,ビット線,ソース線も20Vにされる。これに
より、選択されたNANDセルブロック内の全てのメモ
リセルで電荷蓄積層の電子がp型ウェルに放出され、し
きい値は負方向にシフトする。消去しないNANDセル
ブロック内のメモリセルの全制御ゲートは20Vにされ
る。書き込みや消去に必要な高電圧は、内部で昇圧回路
で発生している。
【0006】データ読み出しは、選択されたメモリセル
の制御ゲートを0Vとし、それ以外のメモリセルの制御
ゲート及び選択ゲートを電源電位Vcc(例えば3V)と
して、選択メモリセルで電流が流れるか否かを検出する
ことにより行われる。このため、書き込み後のメモリセ
ルのしきい値はVcc以下でなければならない。
【0007】このようなNANDセル型EEPROMで
は、0V〜Vpp(〜20V)の広い範囲の電圧を扱うた
め、例えば0V〜Vm10 (〜10V)の範囲の電圧を扱
うトランジスタ(以下、Vm系Tr.と略す)と、0V
〜Vppまでの範囲の電圧を扱う高耐圧構造トランジスタ
(以下、Vpp系Tr.)とが必要であった。これは、V
m10 以下の電圧しか印加されない回路は、比較的トラン
ジスタサイズの小さいVm系Tr.で構成し回路面積を
抑え、Vppが印加されるトランジスタのみVpp系Tr.
とするためである。
【0008】しかしながら、この種の装置にあっては次
のような問題があった。即ち、Vpp系Tr.としてnチ
ャネル及びpチャネルの各MOSトランジスタを使う
と、トランジスタの種類が増加し、製造コストが増加す
るという問題があった。また、Vpp系Tr.として例え
ばnチャネルMOSトランジスタのみで回路を構成する
と、トランジスタのしきい値による電圧転送効率の低下
のため、電源電圧を低くできないという問題があった。
さらに、Vpp系Tr.として低いしきい値を持つ例えば
nチャネルMOSトランジスタで回路を構成すると、ト
ランジスタのリーク電流によって、待機中の消費電流が
増加する、或いは電源電圧から昇圧されるはずの高電圧
Vppが昇圧できない、などの問題があった。
【0009】また、書き込み電圧や消去電圧を内部で昇
圧回路によって発生しているため製造ばらつきに弱い、
メモリセルの書き込み後のしきい値ばらつきはある所定
の範囲内に収めなければならない、などの問題があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のN
ANDセル型EEPROMでは、Vpp系Tr.としてn
チャネル及びpチャネルの各MOSトランジスタを使う
と、トランジスタの種類が増加し、製造コストが増加す
るという問題があった。また、Vpp系Tr.として、例
えばnチャネルMOSトランジスタのみで回路を構成す
ると、トランジスタのしきい値による電圧転送効率の低
下のため、電源電圧を低くできないという問題があっ
た。さらに、Vpp系Tr.として低いしきい値を持つ例
えばnチャネルMOSトランジスタで回路を構成する
と、トランジスタのリーク電流によって、待機中の消費
電流が増加する、或いは電源電圧から昇圧されるはずの
高電圧Vppが昇圧できない、などの問題があった。ま
た、書き込み電圧や消去電圧を内部で昇圧回路によって
発生しているため製造ばらつきに弱い、メモリセルの書
き込み後のしきい値ばらつきはある所定の範囲内に収め
なければならない、などの問題があった。
【0011】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、Vpp系Tr.として
しきい値が低いnチャネルMOSトランジスタのみで回
路を構成しても、待機中の消費電力を少なくすることが
でき、かつ高電圧Vppを十分に昇圧することができ、電
源電圧の低減化及び製造コストの低減化等をはかり得る
半導体記憶装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるNAND
セル型EEPROMは、Vpp系Tr.として低いしきい
値を持つ例えばnチャネルMOSトランジスタのみを用
いる。電圧転送効率の面だけからいえば、消去や書き込
みのための高電圧を転送するVpp系Tr.は全て低いし
きい値を持つ例えばnチャネルMOSトランジスタのみ
とする。リーク電流を抑えるため、待機中はブロック選
択回路を全て選択状態にする。また、ゲート電極を共有
するVpp系Tr.を2つ直列接続した電圧転送回路と、
その接続部に接続され電圧非転送時のリークを抑えるた
めのバイアスを印加するため活性化されるバイアス回路
とでスイッチング回路を構成し、待機中の消費電流を低
減するため待機中はこのバイアス回路を非活性化する。
【0013】また、書き込み後のしきい値分布を測定
し、所定の分布度数以上のしきい値から書き込み電圧の
調整を行い、また、そのしきい値から所定の値以上離れ
たしきい値を持つメモリセルを救済する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】即ち本発明は、メモリセルがマトリクス状
に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルを制
御するためのメモリセル制御手段とを備えた不揮発性半
導体記憶装置において、前記メモリセル制御手段を構成
するスイッチング回路は、第1のMOSトランジスタの
ソース電極と第2のMOSトランジスタのドレイン電極
が接続され、前記第1のMOSトランジスタのゲート電
極と前記第2のMOSトランジスタのゲート電極が接続
さた電荷転送回路と、前記第1のMOSトランジスタの
ソース電極及び前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ン電極に活性化されてバイアス電圧を印加するバイアス
回路とからなり、前記バイアス回路を活性化し、前記第
1のMOSトランジスタのドレイン電極と前記第2のM
OSトランジスタのソース電極を電気的に切り離し、前
記バイアス回路を非活性化し、前記第1のMOSトラン
ジスタのドレイン電極と前記第2のMOSトランジスタ
のソース電極を電気的に接続し、待機中は、前記バイア
ス回路は被活性化されていることを特徴とする。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】本発明においては、Vpp系Tr.として低いし
きい値を持つ例えばnチャネルMOSトランジスタのみ
を用いるにも拘らず、リーク電流を低減することで、製
造コストの低い、低消費電力の、低い電源電圧でも効率
良く動作するNANDセル型EEPROMを実現でき
る。
【0025】また、メモリセルの本来の特性に合わせて
書き込み電圧調整やメモリセル救済を行うことにより、
精度良く信頼性の高いNANDセル型EEPROMを実
現できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施例におけるN
ANDセル型EEPROMの構成を示している。2分割
されたメモリセルアレイ1A,1Bに対して、それぞれ
ビット線を制御するための主ビット線制御回路2A,2
Bと、副ビット線制御回路3A,3Bが設けられてい
る。メモリセルアレイ1に対して、読み出し時にセンス
アンプとして、書き込み時に書き込みデータラッチ回路
として動作するデータラッチ兼センスアンプ4が設けら
れている。主、副ビット線制御回路2A,2B,3A,
3B及びデータラッチ兼センスアンプ4は、カラム系制
御回路5によって制御される。
【0028】ブロックアドレスバッファ8の出力を受け
ブロック選択を行うブロック選択回路7A,7Bと、選
択されたブロックのワード線を制御するワード線制御回
路6A,6Bが、メモリセルアレイ1A,1Bに対して
それぞれ設けられている。ブロック選択回路7A,7B
とワード線制御回路6A,6Bは、ロウ系制御回路9に
よって制御される。
【0029】また、メモリセルアレイ1が形成されるセ
ルウェルとメモリセルのソース線を制御するために、そ
れぞれセルウェル制御回路10とセルソース制御回路1
1が設けられている。
【0030】書き込み/消去に必要なVpp(〜20
V),Vm10 (〜10V),Vm8(〜8V)の電圧は、
Vpp昇圧回路12,Vm10 昇圧回路13,Vm8昇圧回路
14でそれぞれ電源電圧Vcc(例えば3V)から昇圧さ
れる。
【0031】図2(a)は、本実施例で用いられ、電圧
Vppが印加される高耐圧構造nチャネルMOSトランジ
スタ(以下、HV n-ch Tr. )Qhを示している。図2
(b)(c)はこのトランジスタの静特性を示してい
て、図2(a)に見られるように、ソースと基板を接地
し5極管動作するようにドレインに電圧を印加した場合
のゲート電圧Vg をパラメータとしたドレイン電流Id
を示している。しきい値Vt は図2(b)に示されるよ
うに定義する。このHV n-ch Tr. Qhのしきい値はエン
ハンスメントタイプのトランジスタに比べ低く、図2
(c)に見られるようにゲート電圧Vg が0Vでもカッ
トオフしない、弱反転状態にある。しきい値Vt は負で
もよいが、しきい値Vt は正であってゲート電圧Vg が
0Vで弱反転状態となるのが望ましい。
【0032】基板バイアス電圧を動作に合わせて適宜印
加してもよいが、接地しておくのが望ましい。
【0033】図3(a)は、HV n-ch Tr. Qhで構成さ
れた、スイッチング回路を示している。HV n-ch Tr. Q
h1とQh2がノードN1 で接続され、ゲート電圧はどちら
もV1 である。ノードN1 にバイアス回路15が接続さ
れる。以下、nチャネルMOSトランジスタの基板バイ
アスは断らない限り0Vである。
【0034】HV n-ch Tr. Qh1のドレイン電圧VinをHV
n-ch Tr. Qh2のソース電圧Voutに転送する場合、電
圧V1 をVin+Vt(sub=Vin)以上とする。Vt(su
b=Vsub )は、基板バイアスが−Vsub の時の HV n-ch
Tr.のしきい値を示している。この時、バイアス回路1
5は非活性化状態にあり、ノードN1 に影響を与えない
ようにされている。
【0035】電圧VinとVout を電気的に遮断する場
合、V1 を十分低い電圧(例えば0V)にしてノードN
1 には活性化状態のバイアス回路15によって所定の十
分高い電圧が印加される。電圧Vin或いはVout が所定
の十分高い電圧であれば、HV n-ch Tr. Qh1或いはQh2
はカットオフ状態となり、電圧VinとVout は電気的に
遮断される。また、このスイッチング回路が待機中は、
バイアス回路15も非活性化状態となる。
【0036】このスイッチング回路のより具体的な回路
を図3(b)に示し、本実施例での具体的な動作例を説
明する。HV n-ch Tr. Qh1とQh2が直列接続され、HV n
-chTr. Qh3で構成されるバイアス回路がノードN1 に
接続される。バイアス回路の電源Vbiasは例えば電源電
圧Vcc(〜3V)とされる。電圧Vinが昇圧電位Vpp
(〜20V)であって、これをVout に転送する時、電
圧V1 はVpp+Vt(sub=Vpp)以上とされる。また、
バイアス回路の制御電圧V2 は例えば0Vにされる。ソ
ース,ドレインがVcc、基板バイアス,ゲートが0Vの
状態でHV n-ch Tr. Qhがカットオフ状態であれば、電
圧VinはVout にのみ転送される。
【0037】バイアス回路の制御電圧V2 が例えばVcc
でも、バックバイアス効果により、ノードN1 からVbi
asに電荷が転送されなければよい。
【0038】電圧Vinが昇圧電位Vpp(〜20V)であ
って、これとVout を電気的に遮断する時、電圧V1 は
例えば0Vとされる。また、電圧V2 は例えばVccとな
る。HV n-ch Tr. Qh3によって転送されるノードN1 の
電圧をVn1とし、ソース,ドレインがVn1、基板バイア
ス,ゲートが0Vの状態でHV n-ch Tr. Qhがカットオ
フ状態であれば、HV n-ch Tr. Qh1はカットオフ状態と
なり、Vinに入力される電圧VppはVout と電気的に遮
断される。
【0039】例えば、本実施例のNANDセル型EEP
ROMが待機中(全ての回路は待機中)、図3(b)に
示されるスイッチング回路も電圧V1 が例えば0Vで待
機中となる。電圧Vout が0Vの場合、電圧V2 が例え
ばVccであると、電圧Vbiasであるところの例えばVcc
がVout にリークする。そこでこのスイッチング回路が
待機中は、電圧V2 は例えば0Vにされバイアス回路1
5は非活性化される。これによってVbiasからVout へ
のリーク電流は格段に低減される。待機中VinはVcc程
度であることが多いのでVinからVout へのリーク電流
も存在するが、電圧V2 が例えばVccである場合のVbi
asからVout へのリーク電流に比べれば格段に少ない。
【0040】図3(c)はスイッチング回路の変形例で
ある。HV n-ch Tr. Qh3と電圧Vbiasの間にエンハンス
メントタイプpチャネルMOSトランジスタ(以下、p-
ch Tr.)Qp1が直列に接続され、HV n-ch Tr. Qh3とで
バイアス回路15を構成する。このp-ch Tr.は高耐圧構
造ではない。また、そのゲート電圧はV3 である。待機
中は電圧V3 が例えばVccとされ、電圧VbiasからVou
t へのリーク電流を遮断する。非待機中(活性化中)は
V3 は例えば0Vとされる。このスイッチング回路で
は、待機中、電圧V2 は例えばVccでもよい。
【0041】図3に示されたスイッチング回路は、しき
い値の低いHV n-ch Tr. Qhで構成されるため、電圧V
inに印加される高電圧Vppを転送する場合、電圧V1 の
電位を低く抑えることができゲート絶縁膜耐圧を下げる
ことができるなど、の利点がある。
【0042】図4は、メモリセルアレイ1の具体的な構
成を示している。メモリセルM1 〜M16が直列接続さ
れ、一端はデプレッションタイプ選択トランジスタS1
とエンハンスメントタイプ選択トランジスタS2 を介し
てビット線BLに接続され、他端はデプレッションタイ
プ選択トランジスタS3 とエンハンスメントタイプ選択
トランジスタS4 を介して共通ソース線Vsourceに接続
され、NAND型セルユニットNCU1を構成する。
【0043】メモリセルM1 〜M16のゲート電極はそれ
ぞれ制御ゲートCG1 〜CG16に接続され、複数個のN
AND型セルユニットで共有する。制御ゲートを共有す
る、NANDセルユニットNCU1 に隣接したNAND
セルユニットNCU2 は、選択トランジスタS1 のタイ
プが異なる。これは、選択トランジスタS2 〜S4 に関
しても同じである。つまり、1本の選択ゲート、例えば
SGD1 を共有する選択トランジスタS1 は、デプレッ
ションタイプとエンハンスメントタイプのものが交互に
配置される。
【0044】交互に配置されたNAND型セルユニット
NCU1 とNCU2 は、隣接した1組でビット線BLを
共有する。また、制御ゲートCG1 〜CG16、選択ゲー
トSGD1 ,SGD2 ,SGS1 ,SGS2 を共有する
NAND型セルユニットでブロックを構成する。メモリ
セルM及び選択トランジスタSはnチャネルタイプであ
り、このメモリセルアレイは、専用のpタイプウェル C
-p-well 上に形成される。
【0045】図5は、図1に示されるワード線制御回路
6とブロック選択回路7を図4で示したメモリセルアレ
イとともに具体的に示している。
【0046】HV n-ch Tr. Qh20 〜24とエンハンスメン
トタイプnチャネルMOSトランジスタ(以下、n-ch T
r.)Qn4で選択ゲート、例えばSGD1 を制御する選択
ゲート制御回路を構成する。n-ch Tr. Qnは高耐圧構
造ではない。HV n-ch Tr. Qh21 〜23で構成される回路
は、図3(c)に示したHV n-ch Tr. Qh1〜3 で構成さ
れるスイッチング回路と同じ構成である。 HV n-ch Tr.
Qh25 で制御ゲート、例えばCG1を制御する制御ゲー
ト制御回路を構成する。4つの選択ゲート制御回路と1
6個の制御ゲート制御回路で、1つのセルブロックのワ
ード線を制御するワード線制御回路6を構成する。
【0047】各ワード線制御回路6は、ブロック選択回
路7の出力N2 をブロック選択信号として、選択された
ブロックの制御ゲートSGD1 ,SGD2 ,SGS1 ,
SGS2 と制御ゲートCG1 〜16に、各ブロックに共通
の電圧VSGD1 ,VSGD2 ,VSGS1 ,VSGS
2 と電圧VCG1 〜16をそれぞれ選択的に転送し印加す
る。
【0048】ブロック選択回路7は、大きく2つの回路
から構成される。1つは、p-ch Tr.Qp2〜5 、n-ch Tr.
Qn1〜3 、ヒューズF1 、インバータI1 ,I2 、NO
RゲートG1 ,G2 から構成されるブロックアドレスデ
コーダである。ヒューズFが切断されている場合、或い
はブロックアドレス信号RA,RB,RCのうち1つで
も“L”である場合、デコーダ活性化反転信号RDEN
BBが“L”の時、ブロックアドレスデコーダの出力N
3 は“L”となってブロック非選択状態となる。この
時、副デコーダ活性化反転信号RDENBBDが“L”
なら、信号φは“H”となる。
【0049】もう1つは、NANDゲートG3 ,インバ
ータI3 ,HV n-ch Tr. Qh4〜19で構成される電圧変換
回路である。ノードN3 が“H”でブロック選択状態と
なって、信号RNGRDが発振すると、このブロック選
択回路の出力N2 が電圧VppRW+Vt(sub=VppRW)と
なる。待機時、全てのブロック選択回路7は、電圧Vpp
RWからのリーク電流を防ぐため、信号RDENBBが
“H”とされノードN3が“H”となってブロック選択
状態となる。
【0050】電圧変換回路が正常に動作するためには、
HV n-ch Tr. QhのVt(sub=VppRW)がVcc以下であ
るのが望ましい。また、HV n-ch Tr. Qhは基板バイア
ス0V、ソース電圧とゲート電圧がVccで、極弱い反転
状態或いはカットオフ状態であるのが望ましい。
【0051】図6は、図1に示される主ビット線制御回
路2、副ビット線制御回路3とデータラッチ兼センスア
ンプ4の具体的な構成を示している。
【0052】主ビット線制御回路2Aは、n-ch Tr.Qn1
4 のゲート電極である信号SAが“H”となるとデータ
ラッチ兼センスアンプ4と接続される。n-ch Tr.Qn15,
16は、データラッチ兼センスアンプ4に記憶されている
データに応じて、ベリファイ信号VRFYAが“H”に
なると、デプレッションタイプnチャネルMOSトラン
ジスタQd1のゲート電極を充電する。デプレッションタ
イプnチャネルMOSトランジスタのチャネルは、メモ
リセルアレイ中のディプリションタイプの選択トランジ
スタのチャネル形成時に同時に形成すれば、製造工程を
増加させることなく形成される。或いは、このデプレッ
ションタイプnチャネルMOSトランジスタの代わり
に、HV n-ch Tr. QhでMOSキャパシタを形成しても
よい。
【0053】信号SRが“H”、信号SS1 又はSS2
が“H”となってメモリセルアレイ1Aのビット線BL
1 又はBL2 と主ビット線制御回路2を選択的に接続す
る。このため、n-ch Tr.Qn17,19,20 とHV n-ch Tr. Q
h28,29が設けられている。n-ch Tr.Qn18 は信号RST
が“H”でビット線をリセットする。
【0054】主ビット線制御回路2Bは主ビット線制御
回路2Aと同じ回路構成であるが、セルアレイ1Bのビ
ット線BL3 ,BL4 に対応して、信号SAに対して信
号SB、信号VRFYAに対して信号VRFYBが制御
信号として設定される。
【0055】データラッチ兼センスアンプ4は、n-ch T
r.Qn11 〜13とp-ch Tr.Qp6〜8 で構成されるフリップ
フロップFFと、イコライズ回路であるn-ch Tr.Qn10
と、カラム選択ゲートであるn-ch Tr.Qn21,22と、カラ
ムアドレスデコーダであるNOR回路G4 で構成され
る。
【0056】信号φN ,φp がそれぞれ“H”,“L”
でフリップフロップFFは活性化され、それぞれ
“L”,“H”で非活性化される。信号φE が“H”と
なると、フリップフロップFFの2端子はイコライズさ
れる。電圧VBITHはフリップフロップFFの電源電
圧である。カラムアドレス反転信号CADDBn(n=
1,2,3)が全て“L”、カラムアドレスデコーダ活
性化反転信号CENBBが“L”で、カラム選択ゲート
が“ON”となり、フリップフロップFFとデータ入出
力線IOA,IOBが接続される。
【0057】副ビット線制御回路3Aは、HV n-ch Tr.
Qh26,27とn-ch Tr.Qn5,6で構成されるビット線選択ゲ
ートと、ビット線リセットのためのn-ch Tr.Qn7と、ビ
ット線に電圧VAを転送するためのn-ch Tr.Qn8と、ビ
ット線電位検出回路であるn-ch Tr.Qn9と、欠陥ビット
線救済のためのヒューズF2,3 で構成される。
【0058】信号SS1 とSS2 によって選択的にビッ
ト線BL1 又はBL2 を副ビット線制御回路3Aに接続
する。信号RSTDが“H”でビット線をリセットす
る。信号PREが“H”で、ビット線充電電圧VAをビ
ット線に転送する。ビット線電位検出回路の出力はφDT
CAとして出力される。リーク欠陥のあるビット線ではヒ
ューズF2,3 が切断される。
【0059】副ビット線制御回路3Bは副ビット線制御
回路3Aと同じ回路構成であるが、セルアレイ1Bのビ
ット線BL3 ,BL4 に対応して、電圧VAに対して電
圧VB、信号φDTCAに対して信号φDTCBが設定される。
【0060】図7,8〜13に従って、メモリセルアレ
イ1、主ビット線制御回路2、副ビット線制御回路3、
データラッチ兼センスアンプ4、ワード線制御回路6、
ブロック選択回路7の動作を説明する。図中のセルアレ
イ部とはメモリセルアレイ1の部分、ロウデコーダ部と
はワード線制御回路6とブロック選択回路7の部分、セ
ンスアンプ部とは主ビット線制御回路2と副ビット線制
御回路3とデータラッチ兼センスアンプ4の部分のこと
を示している。
【0061】図7,8は、NANDセルユニットNCU
1 が選択され、制御ゲートCG2 が選択され、ビット線
BL1 が選択されている場合の読み出し動作のタイミン
グを示している。この場合、ビット線BL3 がダミービ
ット線となり、ビット線BL2,4 はシールド線となる。
【0062】まず、信号SS1 が“L”となって、ビッ
ト線BL1 が副ビット線制御回路3A、ビット線BL2
が主ビット線制御回路2A、ビット線BL3 が副ビット
線制御回路3B、ビット線BL4 が主ビット線制御回路
2B、に接続される。信号PREが“H”となって電圧
VA(例えば1.2V)、VB(例えば1.0V)がそ
れぞれビット線BL1 ,BL3 に充電される。充電終了
後、信号PREが“L”、続いて信号SS2 が“L”と
なって、全ビット線はフローティングとなる。信号RS
Tが“L”、続いて、信号RSTDが“H”、SS1 が
“H”となって、選択ビット線BL1 とダミービット線
BL3 が主ビット線制御回路2に接続され、ビット線B
L2,4 は副ビット線制御回路3に接続され接地される。
【0063】信号RDENBBが“L”となって、ブロ
ックアドレス信号RAn,RBn,RCn(図7,8で
はまとめてAddRとしている)が全て“H”となった
ブロック選択回路7のみ、その出力N2 は“H”とな
る。信号RDENBBDが“L”となり、信号RNGR
Dが発振すると、ブロック選択回路7の出力N2 はVcc
+Vt(sub=Vcc)まで昇圧される。また、信号LIN
KもVcc+Vt(sub=Vcc)以上に昇圧される。
【0064】信号VCG1,3 〜16、VSGD2 ,VSG
S2 がVccとなって、選択された制御ゲートCG2 のみ
0V、その他のCG1,3 〜16はVccとなる。メモリセル
Mのしきい値が0V以上ならビット線BL1 の電位は変
化せず、0V以下ならビット線BL1 の電位はダミービ
ット線BL3 の電位以下に低下する。書き込みベリファ
イ時には、図7,8中点線のようにVCG2 は例えば
0.5VとなってCG2が0.5Vとなり、ビット線B
L1 の電位がダミービット線BL3 の電位以下に低下す
るのは、メモリセルMのしきい値が0.5V以下の時と
なる。
【0065】信号VSGD2 ,VSGS2 ,VCG1 〜
16が全て0V、信号RNGRDの発振が止まり、信号R
DENBBDが“H”続いてRDENBBが“H”にな
った後、信号SRが“L”となり、選択ビット線BL1
の電位はデプレッションタイプnチャネルMOSトラン
ジスタQd1のゲート電極に、ダミービット線BL3 の電
位はデプレッションタイプnチャネルMOSトランジス
タQd2のゲート電極に取り込まれる。この後、書き込み
ベリファイ時のみ信号VRFYAが“H”となって、
“1”書き込み後のデプレッションタイプnチャネルM
OSトランジスタQd1のゲート電極の電位は、デプレッ
ションタイプnチャネルMOSトランジスタQd2のゲー
ト電極の電位以上にされる。
【0066】信号φN ,φP がそれぞれ“L”,
“H”、続いて信号φE が“H”となってデータラッチ
兼センスアンプ4はリセットされる。信号SA,SBが
“H”となって主ビット線制御回路2とデータラッチ兼
センスアンプ4が接続され、信号φP が“L”、φN が
“H”となってデプレッションタイプnチャネルMOS
トランジスタQd1,2のゲート電極の電位がセンスされ、
そのデータはラッチされる。信号SRが“H”となっ
て、センスされた情報はビット線BLを介して、ビット
線電位検出回路であるn-ch Tr.Qn9のゲートに転送され
る。
【0067】書き込みベリファイ時に書き込みが終了し
ている場合は、全てのダミ−ビット線BL3 が“L”と
なっているので、前もって“H”に充電されている信号
φDCTBは“H”のままとなる。消去ベリファイ時に消去
が終了している場合は、全ての選択ビット線BL1 が
“L”となっているので、前もって“H”に充電されて
いる信号φDCTAは“H”のままとなる。
【0068】本実施例では、デプレッションタイプnチ
ャネルMOSトランジスタQd1,2のゲート電極にビット
線BLの電位を取り込んでセンスしているが、図7,8
に一点鎖線で示されているように信号SRを制御すれ
ば、ビット線BLを直接センスできる。
【0069】読み出し中は、ブロック選択回路7の電圧
VppRWとデータラッチ兼センスアンプ4の電圧VBIT
Hは電源電圧Vccである。
【0070】図9,10は、NANDセルユニットNC
U1 が選択され、制御ゲートCG2が選択され、ビット
線BL1 が選択されている場合の書き込み動作のタイミ
ングを示している。
【0071】信号RDENBBが“L”となり、ブッロ
クアドレスAddRが確定し、信号RDENBBDが
“L”となって、信号RNGRDが発振すると、ブッロ
ク選択回路の出力N2 がVppRW+Vt(sub=VppRW)に
なる。
【0072】信号SS2 が“L”となって、選択ビット
線BL1 は主ビット線制御回路2Aに、非選択ビット線
BL2 は副ビット線制御回路3Aに接続される。また、
信号RSTが“L”となる。
【0073】信号VSGD2 ,VSGS1 ,VCG1 〜
16、電圧Vsource,VA、信号PRE,VRFYAが電
源電圧Vccとなる。このとき選択ビット線BL1 は、
“1”書き込みの場合“H”で“0”書き込みの場合
“L”となる。信号VRFYAが“L”となって、信号
SAが“H”となるとビット線BL1 とデータラッチ兼
センスアンプ4は、主ビット線制御回路2Aを介して接
続される。
【0074】続いて、電圧Vsource,VA,VBITH
がVm8昇圧回路14の出力Vm8(〜8V)に、信号LI
NK、電圧VppRWがVpp昇圧回路12の出力VppW (〜
18V)に、信号SS1 ,PRE,SA,SRがVm10
昇圧回路13の出力Vm10 (〜10V)になる。
【0075】また、信号VSGD2 ,VSGS1 ,VC
G1,3 〜16がVm10 となる。このタイミングは電圧VB
ITHがVm8に昇圧されるタイミングと同じでもよい。
続いて、信号VCG2 がVppW となり、選択された制御
ゲートCG2 が書き込み電圧VppW となる。このとき選
択ビット線BL1 は、“1”書き込み時Vm8、“0”書
き込み時0Vである。また、非選択ビット線BL2 はV
m8である。これによって“0”書き込みのメモリセルM
でのみ、制御ゲートCGの電位VppW とチャネル電位0
Vの電位差で電荷蓄積層に電子注入が起こりしきい値が
正に方向にシフトする。
【0076】この実施例では、“1”書き込み時のビッ
ト線BL1 、非選択ビット線BL2とVsourceの電圧を
Vm8としたが、ビット線BL1 ,BL2 、ソース線Vso
urce、選択ゲートSGD2 ,SGS1 をVccとして制御
ゲートCG1 〜16がVccからVm10 又はVppW に高めら
れるのを利用して、制御ゲートCGとメモリセルMのチ
ャネルの静電容量結合でメモリセルMのチャネルをVm8
程度にしてもよい。この場合は図9,10の点線で示さ
れているようになり、チャネルフローティング方式と呼
ぶ。
【0077】信号VCG2 がVppW からVccとなり選択
された制御ゲートCG2 がVccとなる。続いて信号VS
GD2 ,VSGS1 ,VCG1,3 〜16がVm10 からVcc
となり、各信号、電圧は待機状態にリセットされる。書
き込み動作中、信号φN はVcc、φpとφE は0Vであ
る。
【0078】図11は、書き込み動作中に電圧Vm8,V
m10 ,VppW が印加されるメモリセルアレイ以外の回路
の書き込みストレス試験の動作を示している。
【0079】基本的に書き込み動作と同じであるが、書
き込み電圧VppW はどの制御ゲートにも印加されない。
さらに、選択ゲートSGD1 ,SGD2 ,SGS1 ,S
GS2 は同時に選択され、信号SS1 ,SS2 、電圧V
A,VBも同時に選択される。信号SA,SBはどちら
も“L”のままである。信号SA,SBが“L”である
のは、メモリセルアレイに電圧ストレスが印加されない
ようにするためで、信号SA,SBにVm10 が印加され
る場合のストレス試験は消去ストレス試験時に行う。こ
れは図13でのちほど説明する。
【0080】また、全てのブロックを選択するようにブ
ロックアドレスAddRは発生させられる。このときブ
ロック選択回路7中のヒューズF1 が切断されたブロッ
クは選択されないが、このようなブロックも選択するに
は信号RDENBBとRDENBBDを“H”にしてお
けばよい。
【0081】図11の実線は第1書き込みストレス試験
を示していて、メモリセルアレイの選択ゲート,制御ゲ
ートにVm10 が、ビット線とソース線にVm8が印加され
る。図9,10を用いて説明した書き込み動作でチャネ
ルフローティング方式の場合は、点線のようになる。図
11の1点鎖線は第2書き込みストレス試験を示してい
て、選択ゲート,制御ゲート,ビット線,ソース線は全
て0Vである。第1の書き込みストレス試験時のデータ
ラッチ兼センスアンプ4のデータは、第2の書き込みス
トレス試験時に反転させられる。
【0082】図12は消去動作を示すタイミング図であ
る。まず、信号VCG1 〜16が全てVECG となる。この
VECG という電圧は、HV n-ch Tr. Qhのソースとドレ
インにVECG を印加し、ゲート及び基板電圧を0Vにし
たとき、HV n-ch Tr. Qhがカットオフ状態になる電圧
であり、1V程度ある。ブロックアドレス信号RA,R
B,RCは、選択ブロックで全て“H”(図12でAd
dRが“H”として示される)、非選択ブロックではい
ずれかが“L”(図12でAddRが“L”として示さ
れる)である。
【0083】信号RDENBB,LINK、SS1 とS
S2 が“L”となり、ビット線と非選択ブロックの制御
ゲートはフローティングとなる。また、ソース線Vsour
ceもフローティング状態にされている。続いて、信号V
SGD1,2 とVSGS1,2 がVccとなり、メモリセルア
レイ1が形成されるセルウェル C-p-well がVccとな
る。この結果、全ビット線BL,ソース線Vsource,全
選択ゲートSG,全非選択ブロックの制御ゲートCG
は、セルウェル C-p-well の電位によってほぼVccまで
引き上げられる。選択ブロックの全制御ゲートCGのみ
VECG である。
【0084】さらに、セルウェル C-p-well がVpp昇圧
回路12の出力である消去電圧VppE (〜20V)とな
ると、全ビット線BL,ソース線Vsource,全選択ゲー
トSG,全非選択ブロックの制御ゲートCGは、セルウ
ェル C-p-well の電位によってほぼVppE まで引き上げ
られる。選択されたブロックの制御ゲートCGの電位V
ECG とセルウェル C-p-well の電位VppE との電位差に
よって、選択ブロックのメモリセルMでは電荷蓄積層か
ら電子が放出され、しきい値は負の方向へシフトする。
【0085】セルウェル C-p-well が消去電圧VppE か
らVccになってから、各信号、電圧は待機状態にリセッ
トされる。消去動作中、電圧VppRWはVcc、信号RNG
RDは0Vで、センスアンプ部の各信号、電圧は信号S
S1 ,SS2 を除いて待機中と同じである。
【0086】図13は、メモリセルアレイ以外の消去電
圧が印加される周辺回路の消去ストレス試験の動作を示
している。基本的に消去動作と同じであるが、どのブロ
ックも選択されない。また、書き込みストレス試験で行
われない、信号VCG1 〜16のVpp出力(書き込みでは
VppW だがVppE を出力)が行われ、信号φN が
“L”、φpが“H”となってデータラッチ兼センスア
ンプ4が非活性化され信号SA、SBがVm10 となる。
【0087】図14〜37は、図1に示されたカラム系
制御回路5,ロウ系制御回路9,セルウェル制御回路1
0,セルソース制御回路11,昇圧回路12〜14のう
ち、電圧Vm8,Vm10 ,Vppを扱う全ての主要回路を示
している。
【0088】図14(a)は、書き込み電圧/消去電圧
(Vpp)と接地電位を切り替えるためのVppスイッチ回
路16の具体的な構成を示している。図14(b)はこ
のVppスイッチ回路の略式記号を示している。HV n-ch
Tr. Qh34 〜36,Qh37 〜39,Qh40 〜42,Qh43 〜45
はそれぞれ図3(c)に示したスイッチング回路と同じ
構成である。信号PONBが“H”で出力Vout は0
V、信号PONBが“L”で信号RNGが発振すると出
力Vout は、書き込み電圧/消去電圧(Vpp)以上のV
pp+Vt(sub=Vpp)となる。図38はこの動作タイミ
ングを示している。待機中は信号RNGは0V、信号P
ONBはVcc、電圧VppはVccでVout は0Vである。
信号PONBが0VとなるとVout はVcc−Vt(sub=
Vcc)程度となる。信号RNGが発振すると、電圧Vpp
がVqqのときVout はVqq+Vt(sub=Vqq)となる。
電圧VppがVccとなり信号PONBがVccとなるとVou
t は0Vとなる。
【0089】図15(a)は、電圧Vm8又はVm10 と接
地電位を切り替えるためのVmスイッチ回路17の具体
的な構成を示している。図15(b)はこのVmスイッ
チ回路の略式記号を示している。HV n-ch Tr. Qh50 〜
52,Qh53 〜55はそれぞれ図3(c)に示したスイッチ
ング回路と同じ構成である。信号PONBが“H”で出
力Vout は0V、信号PONBが“L”で信号RNGが
発振すると出力VoutはVm+Vt(sub=Vm)とな
る。図39はこの動作タイミングを示している。待機中
は信号RNGは0V、信号PONBはVccでVout は0
Vである。信号PONBが0VとなるとVout はVcc−
Vt(sub=Vcc)程度となる。信号RNGが発振する
と、Vout はVm+Vt(sub=Vm)となる。信号PO
NBがVccとなるとVout は0Vとなる。
【0090】図16(a)は、電源電圧Vccと接地電位
を切り替えるためのVccスイッチ回路18の具体的な構
成を示している。図16(b)はこのVccスイッチ回路
の略式記号を示している。信号PONBが“H”で出力
Vout は0V、信号PONBが“L”で信号RNGが発
振すると出力Vout はVcc+2Vt(sub=Vcc)程度と
なる。図40はこの動作タイミングを示している。待機
中は信号RNGは0V、信号PONBはVccでVout は
0Vである。信号PONBが0VとなるとVout はVcc
−Vt(sub=Vcc)程度となる。信号RNGが発振する
と、Vout はVcc+2Vt(sub=Vcc)程度となる。信
号PONBがVccとなるとVout は0Vとなる。
【0091】図17(a)は、書き込み電圧/消去電圧
と電源電圧Vcc電位を切り替えるためのVpp−Vccスイ
ッチ回路19の具体的な構成を示している。図17
(b)はこのVpp−Vccスイッチ回路の略式記号を示し
ている。信号EVCCBが“L”で信号EVPPが
“L”の時は出力Vout はVcc、信号EVCCBが
“H”で信号EVPPが“H”で信号RNGが発振する
と出力Vout はVppとなる。図41はこの動作タイミン
グを示している。待機中は信号RNGは0V、信号EV
CCB,EVPPは0VでVout はVcc程度のフローテ
ィングである。信号RNGが発振すると、Vout はVcc
となる。信号EVCCBがVccとなり続いて信号EVP
PがVccとなるとVout はVppとなる。信号EVPPが
0Vとなって、続いて信号EVCCBが0VとなるとV
out はVccとなる。
【0092】この回路では、HV n-ch Tr. Qh63,64,70,
71,72,78,79 をよりしきい値の低いデプレッションタイ
プにすると安定性が増す。このときのデプレッションタ
イプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタは、ゲー
ト電圧がVcc、ソース電圧がVcc、ドレイン電圧がVc
c、基板電圧が0Vで反転状態となり、ゲート電圧が0
V、ソース電圧がVcc、ドレイン電圧がVcc、基板電圧
が0Vでカットオフ状態となるようなものが望ましい。
また、デプレッションタイプを用いた場合、NAND回
路G8,9 の入力信号RNGは必要なく0Vにしておけば
よい。さらに、上述のデプレッションタイプ高耐圧構造
nチャネルMOSトランジスタQhd1,2 を用いて図61
のようにしてもよい。この図61に示される回路は、用
いられるトランジスタの数が少なく回路面積を小さくで
きる。
【0093】図5に示したブロック選択回路7のHV n-c
h Tr. Qh4,5,6,7を、上述のデプレッションタイプ高耐
圧構造nチャネルMOSトランジスタQhdにして、Qh
4,5のゲートを信号RDENBBDとしてもよい。ま
た、図14,15,16のHV n-ch Tr. Qh30,31,32,3
3,46,47,48,56,57,58を、上述のデプレッションタイプ
高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタQhdにして、
Qh30,31,46,47,56,57のゲートを信号PONBにしても
よい。
【0094】図18は、信号VCGn(n=1〜16)
を出力する制御ゲートドライバの具体的な構成を示して
いる。HV n-ch Tr. Qh95 〜97,Qh98 〜100 はそれぞ
れ図3(c)に示したスイッチング回路と同じ構成であ
る。図42はこの動作タイミングを示している。待機
中、信号RNG,CGVGL,CGVCC,CGVM,
CGVPP,WPnは0Vである。WPn(n=1〜1
6)はそれぞれ出力VCGn(n=1〜16)に対応し
ていて、WPnBはその反転信号である。また、待機
中、信号CG0V,CGTRはVcc、電圧VPPCG1
,VPPCG2 はVcc、電圧VGLは0Vである。よ
って出力VCGnは0Vである。
【0095】読み出し時などでは、信号CG0Vが0V
となって、信号CGVGLとCGVCCがVccとなる。
このときWPnがVccの場合、電圧VGLが出力され
る。VGLは読み出し時0V、書き込みベリファイ時は
ベリファイ電圧(〜0.5V)、メモリセルのしきい値
を測定するテスト動作の時は0V〜Vcc程度となる。W
Pnが0Vの時、出力VCGnはVccとなる。
【0096】書き込み時などでは、信号CG0Vが0
V、CGTRが0V、CGVCCがVccとなって、まず
Vccが出力される。その後、信号CGVCCが0Vとな
って、信号CGVPPとCGVMがVccとなり、電圧V
PPCG1,2 がVppW となる。この時、信号WPnがV
ccの場合はVppWが出力され、WPnが0Vの場合はV
m10 が出力される。電圧VPPCG2 がVccに戻ると、
WPnがVccの場合出力はVccとなる。こののちVPP
CG1 がVccに戻る。続いて、信号CGVPPが0V、
CGVMが0Vとなる。再度信号CGVCCをVccにす
ると、WPnが0Vの場合出力がVccになる。信号CG
VCCが0V、CG0VとCGTRがVccとなって出力
は0Vに戻る。
【0097】消去時などでは、信号CG0Vが0V、W
Pnは全てVccとなって、信号CVGLがVccとなるこ
とで電圧VGLが出力される。電圧VGLはVECG (〜
1V)となっている。
【0098】HV n-ch Tr. Qh94 を、上述のデプレッシ
ョンタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタQ
hdにしてもよい。
【0099】図19は、信号VSGXn(X=D,S、
n=1,2)を出力する選択ゲートドライバの具体的な
構成を示している。HV n-ch Tr. Qh105〜107 は図3
(c)に示したスイッチング回路と同じ構成である。図
43はこの動作タイミングを示している。待機中、信号
RNG,SGGND,SGVCC,SGVM,WSXn
は0Vである。信号WSXn(X=D,S、n=1,
2)は出力VSGXn(X=D,S、n=1,2)に対
応していて、WSXnBはその反転信号である。信号S
G0VはVccである。
【0100】読み出し時などでは、信号SG0Vが0V
となって信号SGGND,SGVCCがVccとなると、
信号WSXnがVccの場合はVccが出力され、WSXn
が0Vの場合は出力は0Vとなる。書き込み時などで
は、信号SG0Vが0Vとなって、信号WSXnが0V
の場合はVccとなる信号SGGNDによって0Vが出力
される。信号WSXnがVccの場合は、SGVCCがV
ccの場合にVcc、信号SGVMがVccの場合にVm10 が
それぞれ出力される。消去時などでは信号WSXnが全
てVccとなり、全VSGXnはVccとなる。
【0101】図20は、電圧VPPCGn(n=1,
2)を制御する回路を示している。信号CDVPPn
(n=1,2)とCDVCCnB(n=1,2)はそれ
ぞれ出力VPPCGn(n=1,2)に対応している。
信号CDVPPnとCDVCCnBが0Vで出力はVc
c、CDVPPnとCDVCCnBがVccで信号RNG
が発振するとVppが出力される。
【0102】図21は、電圧VppRWを制御する回路を示
している。信号RWVPPとRWVCCBが0Vで出力
はVcc、RWVPPとRWVCCBがVccで信号RNG
が発振するとVppが出力される。
【0103】図22は、信号LINKを出力する回路の
具体的な構成を示している。図44はこの動作タイミン
グを示している。待機中、信号RNG,LK0V,LK
BT,LKVCCBは0Vで、信号LKTR,LKVP
PBはVcc、電圧VPPLK1,2 はVccである。よって
出力はVccとなる。
【0104】読み出し時などでは、信号LKTRが0V
となり信号LKVCCBがVccとなって、信号LKBT
がVccとなると出力LINKはVccから昇圧されVcc+
αとなる。αはVcc以下である。書き込み時などでは、
信号LKTRが0V、LKVCCBがVcc、LKVPP
Bが0Vとなって、電圧VPPLK1,2 がVppWとなっ
て出力LINKはVppW となる。電圧VPPLK2がV
ccとなって、出力LINKはVccとなる。消去時などで
は、信号LKVCCBとLK0VがVccとなって、出力
LINKは0Vとなる。
【0105】HV n-ch Tr. Qh108,109を、上述のデプレ
ッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジス
タQhdにしてもよい。
【0106】図23は、電圧VPPLKn(n=1,
2)を制御する回路を示している。信号LKVPPn
(n=1,2)とLKVCCnB(n=1,2)はそれ
ぞれ出力VPPLKn(n=1,2)に対応している。
信号LKVPPnとLKVCCnBが0Vで出力はVc
c、LKVPPnとLKVCCnBがVccで信号RNG
が発振するとVppが出力される。
【0107】図24は、電圧VPPCPWn(n=1,
2)を制御する回路を示している。信号CPVPPn
(n=1,2)とCPVCCnB(n=1,2)はそれ
ぞれ出力VPPCPWn(n=1,2)に対応してい
る。信号CPVPPnとCPVCCnBが0Vで出力は
Vcc、CPVPPnとCPVCCnBがVccで信号RN
Gが発振するとVppが出力される。
【0108】図25は、電圧 C-p-well を出力する回路
の具体的な構成を示している。HV n-ch Tr. Qh115〜11
7 は図3(c)に示したスイッチング回路と同じ構成で
ある。図45はこの動作タイミングを示している。待機
中、信号RNGE,READ,MVTDは0Vで、信号
CPW0V,CPW3VB,CPWTR,CPWVPP
BはVcc、電圧VPPCPW1,2 はVccである。よって
出力は0Vとなる。
【0109】読み出し時などでは、出力 C-p-well は0
Vであるが、信号MVTDがVccとなると電圧VPWを
出力する。電圧VPWは0V〜Vccで、メモリセルMの
負のしきい値を測定するテスト動作時に用いられる。消
去時などでは、信号CPW0V,CPW3VB,CPW
TR,CPWVPPBが0Vとなって、電圧VPPCP
W1,2がVppE となってVppE が出力される。電圧V
PPCPW2がVccとなって、 C-p-well はVccとな
り、信号CPW0V,CPW3VB,CPWTR,CP
WVPPBがVccとなって0Vとなる。
【0110】HV n-ch Tr. Qh114を、上述のデプレッシ
ョンタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタQ
hdにしてもよい。
【0111】図26は、電圧Vsourceを出力する回路の
具体的な構成を示している。HV n-ch Tr. Qh120〜122
は図3(c)に示したスイッチング回路と同じ構成であ
る。図46はこの動作タイミングを示している。待機
中、信号RNG,READ,MVTDは0Vで、信号C
S0V,CSTR,CS3VB,CSVCCB,CSV
M8BはVccである。よって出力は0Vとなる。
【0112】読み出し時などでは、出力Vsourceは0V
であるが、信号MVTDがVccとなると電圧VPWを出
力する。電圧VPWは0V〜Vccで、メモリセルMの負
のしきい値を測定するテスト動作時に用いられる。書き
込み時などでは、信号CS0Vが0VとなってCS3V
BとCSVCCBが0Vとなると、Vccが出力される。
その後、信号CSVCCBがVccとなって、CSTRと
CSVM8Bが0Vとなると、Vm8が出力される。消去
時などでは、信号CS0V,CS3VB,CSTRが0
Vとなって、出力Vsourceはフローティングとなる。こ
のとき、電圧 C-p-well に従って電位は変化する。
【0113】HV n-ch Tr. Qh118を、上述のデプレッシ
ョンタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタQ
hdにしてもよい。
【0114】図27は、信号SX(X=A,B)を出力
する回路の具体的な構成を示している。HV n-ch Tr. Q
h127〜129 は図3(c)に示したスイッチング回路と同
じ構成である。図47はこの動作タイミングを示してい
る。待機中、信号RNG,SABTRB,SAB3V,
SABBT,SAB10V,CELLXは0Vで、信号
SAB0VはVccである。よって出力は0Vとなる。信
号CELLX(X=A,B)は出力SX(X=A,B)
に対応している。
【0115】読み出し時などでは、信号SAB0Vが0
V、SAB3VがVcc、CELLA,CELLBが共に
Vccとなって、続いて信号SABTRBとSABBTが
Vccとなると出力はVcc+αとなる。αはVcc以下であ
る。書き込み時などでは、信号SAB0Vが0V、信号
SAB3VがVccとなって、続いて信号SABTRBが
VccとなってSAB10VがVccとなると、信号CEL
LXがVccの場合、出力はVm10 +Vcc−Vt(sub=V
m10 )程度となる。
【0116】HV n-ch Tr. Qh123,124を、上述のデプレ
ッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジス
タQhdにしてもよい。
【0117】図28は、信号SSn(n=1,2)を出
力する回路の具体的な構成を示している。図48はこの
動作タイミングを示している。待機中、信号RNG,S
SRSTB,SSGND,SSBT,SSVCC,SS
10V,SBLnは0Vである。よって出力はVccとな
る。信号SBLn(n=1,2)は出力SSn(n=
1,2)に対応している。信号SBLnBは、その反転
信号である。
【0118】読み出し時などでは、信号SSRSTBが
Vcc、SSGNDがVccとなってSSBTがVccとなる
と、信号SBLnがVccの場合は出力がVcc+αに昇圧
される。αはVcc以下である。信号SBLnが0Vの場
合、出力は0Vとなる。書き込み時などでは、信号SS
RSTBとSSGNDがVccとなり、信号SS10Vが
Vccとなると、信号SBLnがVccの場合はVm10 +V
cc−Vt(sub=Vm10)程度となる。信号SBLnが0
Vの場合は、0Vが出力される。消去時などでは、信号
SSRSTBとSSGNDがVccとなり、SBL1 ,S
BL2 が共に0Vとなって出力SS1 ,SS2 は共に0
Vとなる。
【0119】図29は、電圧VBITHを制御する回路
の具体的な構成を示している。図49はこの動作タイミ
ングを示している。待機中、信号RNG,NW8Vは0
Vで、信号NW8VDBはVccである。よって出力はV
ccとなる。信号NW8VがVcc、NW8VDBが0Vと
なると電圧VBITHはVm8となる。
【0120】HV n-ch Tr. Qh138を、上述のデプレッシ
ョンタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタQ
hdにしてもよい。
【0121】図30は、電圧VX(X=A,B)を出力
する回路の具体的な構成を示している。HV n-ch Tr. Q
h144〜146 は図3(c)に示したスイッチング回路と同
じ構成である。図50はこの動作タイミングを示してい
る。待機中、信号RNG,VABRSTB,VAB0
V,VABL,VABH,VAB8V,PRCXは0V
であり、電圧VHL,VHHとも0Vである。よって出
力は0Vとなる。信号PRCX(X=A,B)は出力V
X(X=A,B)に対応している。信号PRCXBはP
RCXの反転信号である。
【0122】読み出し時などでは、信号VABRSTB
がVcc、VABLとVABHがVccで、PRCXがVcc
の場合は電圧VHHが出力される。信号PRCXが0V
の場合は、電圧VHLが出力される。書き込み時などで
は、信号VABRSTBがVccとなる。信号PRCXが
0Vの場合は、信号VAB0VがVccとなることで出力
は0Vである。信号PRCXがVccの場合は、信号VA
BHと電圧VHHがVccとなることで出力はVccとな
り、信号VAB8VがVccとなることで出力はVm8とな
る。
【0123】図31は、信号PREを出力する回路の具
体的な構成を示している。HV n-chTr. Qh151〜153 は
図3(c)に示したスイッチング回路と同じ構成であ
る。図51はこの動作タイミングを示している。待機
中、信号RNG,PREBT,PRE10Vは0Vで、
信号PR0V,PRTRはVccである。よって出力は0
Vとなる。
【0124】読み出し時などでは、信号PR0Vが0
V、PRTRが0Vとなって、信号PRBTがVccとな
ると出力はVcc+αとなる。αはVcc以下である。書き
込み時などでは、信号PR0Vが0V、信号PRTRが
0Vとなって、続いて信号PR10VがVccとなると、
出力はVm10 +Vcc−Vt(sub=Vm10 )程度となる。
【0125】HV n-ch Tr. Qh147,148を、上述のデプレ
ッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジス
タQhdにしてもよい。
【0126】図32は、信号SRを出力する回路の具体
的な構成を示している。図52はこの動作タイミングを
示している。待機中、信号RNG,SR0V,SRB
T,SRVCCBは0Vで、信号SR10VBはVccで
ある。よって、出力はVccとなる。
【0127】読み出し時などでは、信号SRVCCBが
Vccとなって、信号SRBTがVccとなると出力はVcc
+αとなる。αはVcc以下である。続いてSR0VがV
ccとなると出力は0Vとなる。書き込み時などでは、信
号SRVCCBがVccとなって、続いて信号SR10V
Bが0Vとなると、出力はVm10 +Vcc−Vt(sub=V
m10 )程度となる。
【0128】図33は、信号φE を出力する回路の具体
的な構成を示している。図53はこの動作タイミングを
示している。待機中、信号FIETRB,FIEBTは
0Vで、信号FIE3VBはVccである。よって出力は
0Vとなる。
【0129】読み出し時などでは、信号FIE3VBが
0Vとなって、信号FIETRBがVccとなり、続いて
信号FIEBTがVccとなると出力はVcc+αとなる。
αはVcc以下である。HV n-ch Tr. Qh162,163を、上述
のデプレッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSト
ランジスタQhdにしてもよい。
【0130】図34は、信号VRFYX(X=A,B)
を出力する回路の具体的な構成を示している。図54は
この動作タイミングを示している。待機中、信号VR3
V,VRTRB,VRBT,PRCXは0Vである。よ
って出力は0Vとなる。信号PRCX(X=A,B)は
出力VRFYX(X=A,B)に対応している。信号P
RCXBはPRCXの反転信号である。
【0131】読み出し時などでは、信号VR3VがVcc
となって、信号VRTRBがVccとなり、続いて信号V
RBTがVccとなると、信号PRCXがVccの場合は出
力はVcc+αとなる。αはVcc以下である。信号PRC
Xが0Vの場合は、出力は0Vである。
【0132】HV n-ch Tr. Qh164,165を、上述のデプレ
ッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジス
タQhdにしてもよい。
【0133】図35(a)は、昇圧回路で用いられる昇
圧セルを具体的に示している。信号PRSTが十分高く
なると、この昇圧セルはリセットされる。信号PRST
が0Vで、信号φが0Vで、信号φBがVccとなると、
入力電圧VinがVout に転送される。この後、信号φが
Vccとなって電圧Vout は昇圧される。図35(b)は
この昇圧セル20の略式記号である。
【0134】HV n-ch Tr. Qh166,169,170,172を、上述
のデプレッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSト
ランジスタQhdにしてもよい。
【0135】図36は、昇圧回路の具体的な構成を示し
ている。Vpp昇圧回路12、Vm10昇圧回路13、Vm8
昇圧回路14とも、図36に示される回路であるが、そ
れぞれ昇圧セル20の個数nがちがう。昇圧電位が低い
ものは、昇圧セルの個数は少なくてよい。この図36で
は出力がVPUMPとなっているが、Vpp昇圧回路1
2,Vm10 昇圧回路13,Vm8昇圧回路14に対して、
それぞれVpp,Vm10 ,Vm8である。信号PRSTBが
Vccで昇圧回路はリセットされる。信号PRSTBが0
Vとなって、信号φ1〜4が発振すると出力VPUMP
は昇圧される。
【0136】HV n-ch Tr. Qh173,174,176,178を、上述
のデプレッションタイプ高耐圧構造nチャネルMOSト
ランジスタQhdにしてもよい。Qh174,176のゲートは信
号PRSTBにするとよい。
【0137】図37は、昇圧電位リミッタ回路の具体的
な構成を示している。Vpp昇圧回路12,Vm10 昇圧回
路13,Vm8昇圧回路14の出力に接続される昇圧電位
リミッタとも、図37に示される回路であるが、それぞ
れスイッチSWの接続がちがう。この図37では出力が
VPUMPとなっているが、Vpp昇圧回路12,Vm10
昇圧回路13,Vm8昇圧回路14に対して、それぞれV
pp,Vm10 ,Vm8である。信号PRSTBがVccで、出
力VPUMPはVccとなる。
【0138】信号EXVは通常0Vで、テスト動作時に
外部からVpp,Vm10 ,Vm8を供給する場合には、EX
VはVccとなる。信号PRSTBが0Vとなると、電圧
VPUMPと接地電位の間の抵抗R1〜Rnによって、
VPUMPに比例した電圧がスイッチSWを介して電圧
比較器21に入力される。この電圧は、参照電圧Vre
fと比較され、Vrefの方が高いとn-ch Tr.Qn35 の
ゲート電極に電圧比較器によって“L”レベルの電圧が
印加され、Vrefの方が低いとn-ch Tr.Qn35 のゲー
ト電極に電圧比較器によって“H”レベルの電圧が印加
されVPUMPの電位が下げられる。このリミッタ回路
では、製造後にスイッチSWの接続を変えることで、製
造ばらつきに対応して電圧トリミングができる。図55
はこの昇圧動作のタイミングを示している。また、図5
5に対応して、例としてVpp昇圧回路の出力Vppが昇圧
される様子が図56に示されている。
【0139】HV n-ch Tr. Qh181を、上述のデプレッシ
ョンタイプ高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタQ
hdにしてもよい。Qh181のゲートは信号PRSTBにす
るとよい。
【0140】図57は、電圧Vddを制御する回路の具体
的な構成を示している。待機中は、信号CESBがVcc
で電圧Vddは電源電圧Vccと切り離される。待機中でな
ければ、信号CESBは0Vとなり、VddはVccとな
る。
【0141】図58は、このようなNAND型EEPR
OMの書き込み動作後のメモリセルMのしきい値分布を
示している。この分布は、どのメモリセルMにも同じ書
き込み電圧、同じ書き込み時間で“0”書き込みをした
ときのものである。実際の書き込みは書き込み動作とビ
ット毎ベリファイ動作を繰り返しながら行われるので、
メモリセルMのしきい値分布幅はより狭くなる。しかし
ながら、所定の書き込み時間内に所定の分布範囲に収め
るには、図58に示されたような分布も所定の範囲内に
なければならないので、その所定範囲から離れたしきい
値を持つセル(離れビット)は冗長セルに置き換える必
要がある。また、書き込み電圧が設定値からずれている
場合は、トリミングしなければならない。そこで、適当
な分布度数K以上の分布度数を持つしきい値範囲を測定
する。その下限をVt-min 、上限をVt-max とする。
【0142】図59,60は、このVt-min 、Vt-max
を用いた書き込み電圧VppW トリミングと離れビットの
検出方法を示している。
【0143】まず、所定個数以上の例えば全メモリセル
を消去する(P1)。書き込み電圧VppW を初期値Vpp
W0にして(P2)、固定書き込み時間TpWで前述の消去
されたメモリセルに書き込みを行う(P3)。書き込み
後、前述の書き込みが行われたメモリセルのしきい値分
布を測定し、Vth-minとVth-maxを求める(P4)。
【0144】Vt-min が0V以下となっている場合は書
き込み電圧が低すぎる、Vt-max が電源電圧Vccを越え
ている場合は書き込み電圧が高すぎるので、書き込み電
圧VppWを、低すぎる場合はΔVppだけ高め、高すぎる
場合はΔVppだけ低めた方がよい。これは、精度良く測
定できるしきい値の範囲をはずれているためである。そ
して、全ビット消去して、再測定する。但し、書き込み
電圧VppW の上限VppW-max を越えるVppW や、下限V
ppW-min を下回るVppW となったときは、測定を中止
し、不良品として扱う。(P5,P6,P17〜21) Vt-centerを(Vt-max +Vt-min )/2とする(P
7)。
【0145】Vt-centerがV2 より高い場合は書き込み
電圧が高すぎる、Vt-centerがV1より低い場合は書き
込み電圧が低すぎるので、書き込み電圧VppW を、低す
ぎる場合はΔVppだけ高め、高すぎる場合はΔVppだけ
低めた方がよい。これは、精度良く測定できるしきい値
の範囲を外れているためである。そして、全ビット消去
して、再測定する。但し、書き込み電圧VppW の上限V
ppW-max を越えるVppW や、下限VppW-min を下回るV
ppW となったときは、測定を中止し、不良品として扱
う。(P8,P9,P22〜26) 書き込み電圧の初期値VppW0と測定に用いた書き込み電
圧VppW の差を考慮して、Vt-centerを補正しVt1とす
る。例えば、Vt-centerをVppW0−VppW だけ補正した
ものをVt1とする(P10)。それから、Vt1の最適値
Vt0からのずれΔVtを求める(P11)。ΔVtがト
リミング可能な値でなければ、測定を中止し不良品とし
て扱う(P12)。
【0146】ΔVtから、書き込み電圧トリミングを行
い(P13)、Vt-centerを中心に所定の範囲外のしき
い値を持つメモリセルMを離れビットとする(P1
4)。離れビットが、救済不可能であれば不良品として
扱う(P15)。最後に、離れビットを救済して(P1
6)、終了する。
【0147】書き込み電圧VppW のトリミングは、例え
ばΔVtだけずらす。つまり、製造直後のVppW が20
VでΔVtが1Vであれば、VppW が21Vに最も近く
なるようにトリミングする。なお、消去電圧トリミング
や消去後の離れビットに対しては、消去後のしきい値分
布から同様に行うことができる。
【0148】以上、説明のように本発明では、書き込み
電圧や消去電圧が印加される高耐圧構造のトランジスタ
を、しきい値が低く、ゲート電圧,ソース電圧,基板電
圧が0Vのとき反転又は弱反転状態であるようなトラン
ジスタのみとした。またさらに、その高耐圧トランジス
タの種類を1種類のみとすることもできることを説明し
た。本実施例では、高耐圧構造トランジスタとしてnチ
ャネルMOSトランジスタを例に説明したが、pチャネ
ルMOSトランジスタでも同様に実施できる。
【0149】さらに本発明では、ベリファイ動作を伴わ
ない書き込み動作後のメモリセルのしきい値分布の内、
所定の分布度数を持つしきい値範囲から、書き込み電圧
トリミングやしきい値分布の裾を形成する離れたしきい
値を持つメモリセルの検出を行うことができる。本実施
例では、書き込み後のしきい値をもとに行ったが、NO
R型EEPROMなどでは、消去後のしきい値をもとに
同様に行うことができる。
【0150】本発明に係わる不揮発性半導体記憶装置
は、上記実施例の如くNANDセル型EEPROMに限
らず、NORセル型EEPROMなどにも同様に適用で
きる。さらに部分的に、DRAM,SRAM,MROM
などの各種半導体記憶装置にも適用できる。
【0151】また、以上の主旨に従ってさまざまな応用
もできる。例えば、図3(b)(c)に示されるスイッ
チング回路は、HV n-ch Tr. Qh3をデプレッションタイ
プnチャネルMOSトランジスタにして、そのゲート電
圧を例えば0Vに固定してもよい。このときのデプレッ
ションタイプnチャネルMOSトランジスタは、基板バ
イアスとゲート電圧が0V、ソース電圧がVccの条件で
カットオフ状態であるのが望ましく、また、基板バイア
スとゲート電圧が0V、ドレイン電圧がVccの条件でソ
ースに転送される電圧が基板バイアスとゲート電圧が0
VのHV n-ch Tr. Qhのソースに印加された場合、HV n
-ch Tr. Qhがカットオフ状態になるのが望ましい。
【0152】
【発明の効果】以上、説明のように本発明では、書き込
み電圧や消去電圧が印加される高耐圧構造のトランジス
タを、しきい値が低く、ゲート電圧,ソース電圧,基板
電圧が0Vのとき反転又は弱反転状態であるようなトラ
ンジスタのみとすることができる。またさらに、その高
耐圧トランジスタの種類を1種類のみとすることもでき
る。しきい値が低いために発生し易い待機中のリーク電
流は、全てのブロック選択回路を待機中にブロック選択
状態とすることで抑えることができる。また、この高耐
圧構造トランジスタ2つを直列接続し、その接続点に電
圧をバイアスするバイアス回路を備えたスイッチング回
路で、待機中はこのバイアス回路を非活性化すること
で、待機中のリーク電流を抑えることができる。これに
より、低い電源電圧でも動作し、製造コストの低い半導
体記憶装置が実現される。
【0153】さらに本発明では、消去動作時の周辺回路
電圧ストレス試験時に、書き込みデータを一時的に記憶
するデータ記憶回路を非活性化し、高速にストレス試験
ができる。これによって、テスト工程のスループットが
速くなり、テストコストの低い半導体記憶装置を製造で
きる。
【0154】また、ベリファイ動作を伴わない書き込み
動作後のメモリセルのしきい値分布の内、所定の分布度
数を持つしきい値範囲から、書き込み電圧トリミングや
しきい値分布の裾を形成する離れたしきい値を持つメモ
リセルの検出を、精度良く行うことができる。これによ
って、歩留まりを上げることができ、製造コストの低い
半導体記憶装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係わるNANDセル型EEPROMの
構成を示すブロック図。
【図2】実施例に係わる高耐圧構造MOSトランジスタ
の特性を示す図。
【図3】実施例に係わるスイッチング回路の構成を示す
図。
【図4】実施例に係わるNAND型メモリセルアレイの
構成を示す図。
【図5】実施例に係わるブロック選択回路とブロック制
御回路の構成を示す図。
【図6】実施例に係わる主ビット線制御回路、副ビット
線制御回路、データラッチ兼センスアンプの構成を示す
図。
【図7】実施例に係わる読み出し動作を説明するための
タイミング図。
【図8】実施例に係わる読み出し動作を説明するための
タイミング図。
【図9】実施例に係わる書き込み動作を説明するための
タイミング図。
【図10】実施例に係わる書き込み動作を説明するため
のタイミング図。
【図11】実施例に係わる書き込み周辺回路ストレス試
験動作を説明するためのタイミング図。
【図12】実施例に係わる消去動作を説明するためのタ
イミング図。
【図13】実施例に係わる消去周辺回路ストレス試験動
作を説明するためのタイミング図。
【図14】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図15】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図16】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図17】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図18】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図19】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図20】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図21】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図22】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図23】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図24】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図25】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図26】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図27】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図28】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図29】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図30】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図31】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図32】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図33】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図34】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図35】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図36】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図37】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図38】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図39】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図40】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図41】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図42】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図43】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図44】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図45】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図46】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図47】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図48】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図49】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図50】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図51】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図52】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図53】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図54】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図55】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図56】実施例に係わる制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図。
【図57】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【図58】実施例に係わるメモリセルの書き込み後のし
きい値分布を示す図。
【図59】実施例に係わる書き込み電圧トリミングと離
れビット検出方法のアルゴリズムを示す図。
【図60】実施例に係わる書き込み電圧トリミングと離
れビット検出方法のアルゴリズムを示す図。
【図61】実施例に係わる制御回路の具体的な構成を示
す図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ 2…主ビット線制
御回路、3…副ビット線制御回路 4…デー
タラッチ兼センスアンプ、5…カラム系制御回路
6…ワード線制御回路、7…ブロック選択回路
8…ブロックアドレスバッファ、9…ロ
ウ系制御回路 10…セルウェル制御回
路、11…セルソース制御回路 12…Vpp昇
圧回路、13…Vm10 昇圧回路 14…V
m8昇圧回路、15…バイアス回路 16
…Vppスイッチ回路、17…Vmスイッチ回路
18…Vccスイッチ回路、19…Vpp−Vccスイッ
チ回路 20…昇圧セル、21…電圧比較器 Qh…高耐圧構造nチャネルMOSトランジスタ Qhd…高耐圧構造ディプリーションタイプnチャネルM
OSトランジスタ Qd…ディプリーションタイプnチャネルMOSトラン
ジスタ Qn…nチャネルMOSトランジスタ Qp…pチャネルMOSトランジスタ S…選択トランジスタ M…メモリセル SG…選択ゲート CG…制御ゲート I…インバータ回路 G…論理ゲート回
路 R…抵抗器 SW…スイッチ回
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−37325(JP,A) 特開 平6−188711(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34 H03K 17/00 - 17/70

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルがマトリクス状に配置されたメ
    モリセルアレイと、前記メモリセルを制御するためのメ
    モリセル制御手段とを備えた半導体記憶装置において、 前記メモリセル制御手段を構成するスイッチング回路
    は、第1のMOSトランジスタのソース電極と第2のM
    OSトランジスタのドレイン電極が接続され、前記第1
    のMOSトランジスタのゲート電極と前記第2のMOS
    トランジスタのゲート電極が接続さた電荷転送回路と、
    前記第1のMOSトランジスタのソース電極及び前記第
    2のMOSトランジスタのドレイン電極に活性化されて
    バイアス電圧を印加するバイアス回路とからなり、 前記バイアス回路を活性化し、前記第1のMOSトラン
    ジスタのドレイン電極と前記第2のMOSトランジスタ
    のソース電極を電気的に切り離し、前記バイアス回路を
    非活性化し、前記第1のMOSトランジスタのドレイン
    電極と前記第2のMOSトランジスタのソース電極を電
    気的に接続し、 待機中は、前記バイアス回路は非活性化されていること
    を特徴とする半導体記憶装置。
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