JP3987715B2 - 不揮発性半導体メモリおよび不揮発性半導体メモリのプログラム電圧制御方法 - Google Patents
不揮発性半導体メモリおよび不揮発性半導体メモリのプログラム電圧制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体メモリに関し、特に、プログラム電圧を徐々に増加させてメモリセルをプログラムする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プログラム電圧を徐々に増加させてメモリセルをプログラムする不揮発性半導体メモリとして、特開平11−31391号公報に開示される技術が知られている。この公報では、メモリセルの閾値電圧を高い精度で目標値に設定するために、メモリセルに印加するプログラム電圧を、その増分が徐々に小さくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した技術では、プログラム電圧の増分が徐々に小さくなるため、閾値電圧の変化量は、目標値に近づくにつれて小さくなってしまう。すなわち、閾値電圧の変化量は、プログラム回数の増加とともに小さくなっていく。このため、閾値電圧の設定精度を高くするほど、閾値電圧が目標値に到達するまでのプログラム回数が増加するという問題があった。換言すれば、閾値電圧の設定精度の向上とプログラム時間の短縮とを両立することが困難であった。
【0004】
また、プログラム電圧の増分が、プログラム毎に異なるため、プログラム電圧を生成する回路が複雑になり、レイアウト設計が複雑になるという問題があった。
一方、近時、1つのメモリセルに複数ビットのデータを記憶する多値メモリセルを有する不揮発性半導体メモリが開発されている。この種の多値メモリセルでは、メモリセルの閾値電圧を複数通りに設定することで、1つのメモリセルに複数ビットのデータを記憶する。例えば、4値メモリセルでは、データに応じてメモリセルに3通りの閾値電圧をプログラムする必要がある。したがって、多値メモリセルでは、2値メモリセルよりも高い精度で設定する必要がある。同時に、多値メモリセルのプログラム時間を、極力短縮する必要がある。
【0005】
本発明の目的は、不揮発性半導体メモリのプログラム時間を短縮することにある。
本発明の別の目的は、多値メモリセルを有する不揮発性半導体メモリにおいて、メモリセルの閾値電圧を高い精度で制御するとともに、プログラム時間を短縮することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性半導体メモリおよび不揮発性半導体メモリのプログラム電圧制御方法では、電気的にデータを書き換え可能な複数の不揮発性のメモリセルにデータをプログラムするときに、プログラム電圧を徐々に増加させながらこのプログラム電圧がメモリセルに複数回印加される。この際、プログラムする全てのメモリセルの閾値電圧が初期値に達するまで、プログラム電圧の増分は第1電圧に設定される。その後、閾値電圧が目標値に達するまで、プログラム電圧の増分は第2電圧に設定される。第1電圧および第2電圧の設定およびプログラム電圧の生成は、例えば、プログラム電圧生成回路により行われる。
【0007】
このように、プログラムする全てのメモリセルの閾値電圧が初期値に達するまで、プログラム電圧をその増分を変えることなく上昇させることで、少ないプログラム回数で、メモリセルの閾値電圧を目標値に近づけることができる。また、閾値電圧が初期値を超えた後、プログラム電圧の増分を第2電圧に設定することで、閾値電圧の目標値に対する誤差を最小限にできる。この結果、少ないプログラム回数で、メモリセルの閾値電圧を高い精度でプログラムできる。プログラム回数が少なくなるため、メモリセルのプログラム時間を削減できる。
【0008】
また、プログラム電圧の増分の種類は、第1電圧および第2電圧の2種類と少ないため、プログラム電圧生成回路を簡易に構成できる。特に、プログラム電圧生成回路に形成される素子の種類を少なくできるため、レイアウト設計が容易になる。
本発明の不揮発性半導体メモリでは、第1電圧は、第2電圧より大きいため、メモリセルの閾値電圧が目標値に近づくまでのプログラム回数を少なくできる。閾値電圧が目標値に近づいてからは、プログラム電圧の増分が小さくなるため、プログラムされるメモリセルの閾値電圧のばらつきを小さくできる。
【0009】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、ソース線およびビット線が、メモリセルのソースおよびドレインにそれぞれ接続されている。閾値電圧の検出時に、電圧設定回路は、メモリセルの制御ゲートおよびソース線に所定のゲート電圧およびソース電圧を与える。このとき、メモリセルのソース・ドレイン間にメモリセル電流が流れることで、ビット線に電流が発生する。閾値電圧検出回路は、ビット線を流れるメモリセル電流によって閾値電圧を検出する。閾値電圧検出回路は、ビット線にそれぞれ接続されている。このため、プログラムする全てのメモリセルの閾値電圧を、同時に検出できる。したがって、プログラム電圧の印加および閾値電圧の検出を複数回行う場合にも、プログラム時間が増加することを防止できる。
【0010】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、電圧設定回路は、閾値電圧が初期値および目標値に達したことを検出するときに、ゲート電圧を一定にし、ソース電圧を相違させる。閾値電圧の検出時にゲート電圧を一定とすることで、メモリセルトランジスタの利得を一定にできる。このため、閾値電圧を高い精度で検出できる。
【0011】
また、初期値は目標値より低いため、メモリセル電流は、初期値のほうが目標値より大きくなる。このため、例えば、初期値を検出するときのソース電圧を、目標値を検出するときのソース電圧より高くした場合、メモリセル電流が相対的に減るため、ソース線の過渡的な電圧上昇を小さくできる。
本発明の不揮発性半導体メモリでは、閾値電圧検出回路は、ラッチ回路とラッチ制御回路とを有している。ラッチ回路は、プログラムするプログラムデータを保持する。ラッチ回路は、メモリセルのプログラム時に保持しているデータをビット線に出力する。ラッチ制御回路は、閾値電圧が初期値および目標値にそれぞれ達したことをビット線の電圧変化によって検出したときに、ラッチ回路のデータを反転する。このため、ラッチ回路に保持されているデータを読むだけで、メモリセルの閾値電圧が初期値(または目標値)に達したことが分かる。すなわち、次のプログラムで印加すべきプログラム電圧を容易に求めることができる。また、データが反転されたラッチ回路は、その後のプログラム時にビット線に出力するレベルを反転する。このため、閾値電圧が初期値(または目標値)に達したメモリセルについては、その後プログラム電圧が印加されることを防止できる。この結果、閾値電圧がばらつくことを防止できる。
【0012】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、データ保持回路が、ラッチ回路に対応してそれぞれ形成されている。データ保持回路は、メモリセルにプログラムされるプログラムデータを保持する。そして、メモリセルの閾値電圧が初期値に達し、ラッチ回路が反転された後、保持しているプログラムデータをラッチ回路に転送する。すなわち、ラッチ回路に保持されているプログラムデータが、初期値の検出により反転された後に、ラッチ回路に再び正しいプログラムデータが転送される。このため、その後プログラム電圧が、増分を第2電圧にしてメモリセルに印加されるときに、プログラムが必要なメモリセルのみにプログラム電圧を印加できる。
【0013】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、複数ビットのデータを記憶する多値メモリセルにデータがプログラムされる。データ保持回路は、多値メモリセルが保持するデータのビット数と同数形成されている。各ビットに対応してデータ保持回路を形成することで、ラッチ回路のデータが反転した後に、多値データに対応するプログラムデータをラッチ回路に転送できる。すなわち、多値データに応じて複数種の閾値電圧をメモリセルに設定できる。
【0014】
なお、本発明では、目標値に対するメモリセルの閾値電圧のばらつきを小さくできるため、多値メモリセルにおいても、複数種の閾値電圧を高精度に設定できる。閾値電圧のばらつきが小さくなるため、多値データを確実にプログラムできる。また、プログラム回数が少なくなるため、多値メモリセルにおいても、プログラム時間を短縮できる。
【0015】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、目標値と初期値との差は、プログラムする全てのメモリセルの閾値電圧が、初期値に達したときに、これ等閾値電圧のばらつきより大きくなるように設定されている。このため、プログラム電圧の増分が第1電圧のときに、閾値電圧が目標値を超えることが防止される。換言すれば、閾値電圧が目標値を超えた一部のメモリセルについて、増分を第1電圧としてさらにプログラムされることを防止できる。この結果、閾値電圧が目標値から大幅にずれることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の不揮発性半導体メモリおよび不揮発性半導体メモリのプログラム制御方法の一実施形態を示している。この実施形態の不揮発性半導体メモリは、シリコン基板上に、CMOSプロセスを使用して、64メガビットのNAND型フラッシュメモリとして形成されている。
フラッシュメモリは、高電圧発生回路10、ソース電圧発生回路11、状態制御回路12、コマンドレジスタ14、アドレスレジスタ16、メモリコア18、およびデータ入出力バッファ20を有している。メモリコア18は、メモリセルアレイ22、メモリセルアレイ22の両側(図の左右)に形成されたロウデコーダ24、メモリセルアレイ22の両側(図の上下)に形成されたページバッファ26、ロウデコーダ24の一端(図の上側)に形成されたストリングデコーダ28、およびロウデコーダ24の他端(図の下側)に形成されたブロックデコーダ30を有している。
【0017】
高電圧発生回路10は、状態制御回路12からの制御信号を受け、プログラム電圧等の高電圧を発生し、この電圧をロウデコーダ24、ページバッファ26、およびストリングデコーダ28に供給している。ソース電圧発生回路11は、状態制御回路12からの制御信号を受け、ソース電圧ARVSSを発生し、この電圧をメモリセルアレイ22に供給している。ソース電圧発生回路11は、後述するメモリセルMCのソース線にソース電圧ARVSSを与える電圧設定回路として動作する。状態制御回路12は、外部から供給される制御信号CNT(チップイネーブル信号、書き込みイネーブル信号など)、およびコマンドレジスタ14からの制御信号を受け、これ等制御信号に応じて読み出し動作、書き込み動作(プログラム動作)、および消去動作を実行するためのタイミング信号を生成する。
【0018】
コマンドレジスタ14は、入出力端子I/Oに供給されるコマンド信号を、データ入出力バッファ20を介して受け、受けた信号を状態制御回路12に出力している。アドレスレジスタ16は、入出力端子I/Oに供給されるアドレス信号を、データ入出力バッファ20を介して受け、受けた信号をロウデコーダ26およびコラムデコーダ(図示せず)に出力している。データ入出力バッファ20は、入出力端子I/Oを介してコマンド信号、アドレス信号、およびデータ信号を受ける。データ信号は、ページバッファ26に入出力される。
【0019】
メモリセルアレイ22は、マトリックス状に配置された電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリセルMC、ロウデコーダ24に接続されたワード線WL、およびページバッファ26に接続されたビット線BLを有している。ワード線WLは、図の左右のロウデコーダ24に交互に接続されている。1本のワード線WLには、例えば1Kバイト(2ページ分)のメモリセルMCが接続されている。ビット線BLは、図の上下のページバッファ26に交互に接続されている。ページバッファ26は、512バイト(1ページ)のデータを入出力する。メモリセルMCのプログラムは、2ページ単位で行われる。また、16個のメモリセルMCが、ビット線BLとソース線ARVSSとの間に直列に接続されている。そして、16本のワード線WLに接続されたメモリセルMCにより、ブロックが構成されている。ブロックについては、後述する図2で説明する。
【0020】
ブロックデコーダ30は、アドレス信号に応じて、ブロックを選択するためのデコード信号を生成する。ロウデコーダ24は、ブロックデコーダ30から出力されるデコード信号に応じてブロックを選択する。ストリングデコーダ28は、アドレス信号に応じて、選択されたブロック内の16本のワード線WLのいずれかを選択する。
【0021】
図2は、メモリセルアレイ22およびロウデコーダ24の要部を示している。なお、図2では説明を簡単にするため、図1に示した2つのロウデコーダ24を1つにまとめて表している。
メモリセルアレイ22は、複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、...)で構成されている。各ブロックBLKは、ビット線BLに対応してNAND型のメモリセル列22aを有している。各メモリセル列22aには、制御ゲートおよびフローティングゲートを有するメモリセルが直列に16個配置されている。メモリセルMCの制御ゲートは、ワード線WL(WL0-15)にそれぞれ接続されている。メモリセル列22aの両端は、選択トランジスタを介して、ビット線BLまたはソース線ARVSSに接続されている。選択トランジスタのゲートは、選択線SG(SG01、SG02)にそれぞれ接続されている。
【0022】
ワード線WL0-15は、ロウデコーダ24のトランスファスイッチ24a(nMOSトランジスタ)を介してストリング線XT0-15にそれぞれ接続されている。ストリング線XT0-15は、ストリングデコーダ28の出力に接続されており、複数のブロックBLKに共通の信号線である。トランスファスイッチ24aのゲートは、ロウデコーダ24のデコード信号XDEC(XDEC0、XDEC1、...)を受けている。デコード信号XDECは、ブロックデコーダ30から出力されるデコード信号Z0、Z1、Z2により活性化される。ロウデコーダ24は、メモリセルMCの制御ゲートにゲート電圧を与える電圧設定回路としても動作する。
【0023】
以下、メモリセルMCの動作について簡単に説明する。
メモリセルMCのプログラム動作は、プログラムするデータを入力後、プログラムを開始するコマンドを入力することで開始される。プログラムするメモリセルMCに対応するワード線WLには、高電圧(例えば18V)が供給される。ビット線BLには、0Vが供給される。そして、FNトンネル現象によりメモリセルMCのフローティングゲートに電子を注入することで、メモリセルMCがプログラムされる(論理0の書き込み。閾値電圧は高くなる)。
【0024】
メモリセルMCの読み出し動作は、データを読み出すためのコマンドを入力することで開始される。データを読み出すメモリセルMCに対応するワード線WLには、低電圧(例えば0V)が供給される。それ以外のワード線WLおよび選択線SGには、高レベル(例えば4V)が供給される。ソース線ARVSSには、低電圧(例えば0V)が供給される。フローティングゲートに電子が蓄積されているときには(プログラム状態)、メモリセルMCにチャネルが形成されず、ソース線ARVSSとビット線BLとは導通しない。フローティングゲートに電子が蓄積されていないときには(消去状態)、メモリセルMCにチャネルが形成され、ソース線ARVSSとビット線BLとが導通する。そして、ワード線WLに接続された1kバイトのメモリセルMCからデータが読み出される。実際には、ビット線BLを流れるメモリセル電流が、ページバッファ26により検出され、メモリセルMCに記憶されているデータの論理レベルが判定される。
【0025】
メモリセルMCの消去動作は、データを消去するコマンドを入力することで開始される。データを消去するメモリセルMCの制御ゲートには、低電圧(例えば0V)が供給される。メモリセルMCのウエル領域には、高電圧(例えば20V)が供給される。そして、フローティングゲートに蓄積されている電子が放出されて、メモリセルMCのデータが消去される(論理0から論理1に変化。閾値電圧は低くなる。)。このとき、データを消去するメモリセルMCに接続されたワード線WLを除くワード線WL(メモリセルMCの制御ゲート)は、例えば、フローティング状態にされる。
【0026】
図3は、図1に示したページバッファ26内に形成される閾値電圧検出回路32を示している。閾値電圧検出回路32は、メモリセルMCにプログラムするためのデータを保持するデータラッチとしての機能も有している。
閾値電圧検出回路32は、ラッチ回路32a、データ保持回路32b、およびスイッチとして動作するnMOSトランジスタ32c、32d、32e、32f、32g、32h、pMOSトランジスタ32iを有している。以下、nMOSトランジスタ、pMOSトランジスタを単にnMOS、pMOSと称する。ラッチ回路32aおよびデータ保持回路32bは、2つのインバータの入力と出力とを互いに接続して構成されている。
【0027】
ラッチ回路32aの出力(ノードND01)は、nMOS32c、32dを介してデータバスBUSに接続されている。nMOS32cのゲートは、ロード信号LD1により制御されている。nMOS32dのゲートは、ロード信号LD2により制御されている。ラッチ回路32aのノードND01は、nMOS32eを介してノードND02に接続されている。nMOS32eのゲートは、プログラム制御信号PGMにより制御されている。ラッチ回路32aのノード/ND01は、nMOS32f、32gを介して接地線VSSに接続されている。nMOS32fのゲートは、ノードND02に接続されている。nMOS32gのゲートは、セット信号SETにより制御されている。nMOS32f、32gは、ビット線BLの電圧に応じてラッチ回路32aのデータを反転させるラッチ制御回路として動作する。
【0028】
ノードND02は、nMOS32hを介してビット線BLに接続されている。nMOS32hのゲートは、ビット線制御信号BLCNTにより制御されている。また、ノードND02は、pMOS32iを介して電源線VCCに接続されている。pMOS32iのゲートは、バイアス信号PBIASにより制御されている。データ保持回路32bは、nMOS32cを介してデータバスBUSに接続されている。
【0029】
図4は、図1に示した高電圧発生回路10内に形成されるプログラム電圧生成回路34を示している。プログラム電圧生成回路34は、一端がノードVDIVに接続された容量CA、CBと、nMOSを介してノードVDIVに接続された複数の容量CC(CC10、CC11、CC12、...)、CD(CD20、CD21、CD22、...)と、ノードVDIVを接地線VSSに接続するためのnMOS34aと、差動増幅回路34bと、VPP調整回路34cとを有している。
【0030】
容量CAは、pMOSで構成され、容量CB、CC、CDは、nMOSで構成されている。容量CCは、制御信号REG(REG10、11、12、...)で制御されるnMOSを介してノードVDIVに接続されている。容量CDは、制御信号REG(REG20、21、22、...)で制御されるnMOSを介してノードVDIVに接続されている。nMOS34aは、セット信号SETBで制御されている。容量CA、CBの他端は、それぞれブースト電圧VPP、接地電圧VSSに接続されている。
【0031】
差動増幅回路34bは、参照電圧VREF(1.3V)およびノードVDIVの電圧(以下、分圧電圧VDIV)を受け、制御電圧VOUTを出力する。制御電圧VOUTは、分圧電圧VDIVが参照電圧VREFより高いときに高くなり、分圧電圧VDIVが参照電圧VREFより低いときに低くなる。VPP調整回路34cは、ブースト電圧線VPPと接地線VSSの間に直列に接続されたpMOSおよびnMOSを有している。pMOSのゲートには、フラッシュメモリのプログラム時に低レベルに変化するイネーブル信号ENBが供給されている。nMOSのゲートには、制御電圧VOUTが供給されている。
【0032】
このプログラム電圧生成回路34では、制御信号REGを高レベルに変化させ、ノードVDIVに新たな容量CCまたは容量CDを接続することで、付加された容量値に応じて分圧電圧VDIVは下降する。差動増幅回路34bおよびVPP調整回路34cは、分圧電圧VDIVが常に参照電圧VREFに等しくなるように帰還制御する。この結果、容量CCが一つ接続される毎に、ブースト電圧VPP(プログラム電圧PVPP)は、ΔV1(第1電圧)だけ上昇する。また、容量CDが一つ接続される毎に、ブースト電圧VPP(プログラム電圧PVPP)は、ΔV2(第2電圧)だけ上昇する。本実施形態では、プログラム電圧の増分の種類を2種類にしたので、プログラム電圧生成回路34に形成される容量の種類を少なくでき、レイアウト設計が容易になる。
【0033】
次に、上述したフラッシュメモリのプログラム動作の説明をする。
図5は、メモリセルMCの制御ゲートに印加されるプログラム電圧PVPPを示している。プログラム電圧PVPPは、図4に示したノードVDIVの電圧である。この実施形態では、メモリセルMCのプログラム時に、プログラム電圧PVPPを徐々に増加させながら、プログラム電圧PVPPがメモリセルMCに複数回印加される。プログラム電圧PVPPの増分は、プログラムする全てのメモリセルMCの閾値電圧が初期値VTiに達するまでΔV1(第1電圧)に設定され、これ等メモリセルMCの閾値電圧がその後目標値VTに達するまでΔV2(第2電圧)に設定される。
【0034】
まず、プログラム開始時に、プログラム電圧PVPPは、電圧V0に設定される。電圧V0は、図4に示したプログラム電圧生成回路34の容量CA、CBの容量分割により得られる電圧である。そして、1回目のプログラムは、電圧V0をプログラムするメモリセルMCの制御ゲートに印加することで行われる。以下、プログラムするメモリセルMCを、プログラムセルPMCとも称する。電圧V0は、プログラムが不要なメモリセルMCにも印加される。このため、これ等メモリセルMCについては、ビット線BLを高レベルにし、メモリセルMCのゲート・チャネル間電圧を下げることで、プログラム電圧が印加されることを防止する。このとき、図3に示した閾値電圧検出回路32のラッチ回路32aに論理1をラッチさせることで、ビット線BLに高レベルが与えられる。実際には、ビット線BLの高レベルは、図2に示したメモリセル列22aの選択トランジスタの寄生容量のカップリングによりさらに上昇し、メモリセルMCのドレインに与えられる。
【0035】
電圧V0でのプログラム後、プログラムセルPMCの閾値電圧が検出される。閾値電圧の検出は、図3に示した閾値電圧検出回路32により行われる。プログラムセルPMCに対応するラッチ回路32aおよびデータ保持回路32bには、データバスを介して論理0(低レベル)が取り込まれている。プログラムしないメモリセルMCに対応するラッチ回路32aおよびデータ保持回路32bには、データバスを介して論理1(高レベル)が取り込まれている。
【0036】
まず、nMOS32hをオフした状態で、pMOS32iが所定の期間オンし、ノードND02が高レベルにプリチャージされる。このとき、nMOS32gはオフしているため、ラッチ回路32aのデータが破壊されることはない。
次に、図6に示すように、プログラムセルPMCに接続されたワード線WLに1.0Vが与えられ、その他のワード線に3.6Vが与えられ、ソース線ARVSSに0.2Vが与えられる。この後、図3に示したビット線制御信号BLCNTおよびセット信号SETが高レベルに変化され、nMOS32h、32gはオンする。メモリセルMCの閾値電圧が初期値VTi(この例では、0.8V)に達している場合、プログラムセルPMCのソース・ドレインは導通しない。すなわち、ビット線BLとソース線ARVSSとは導通しないため、ノードND02は高レベルに保持される。ノードND02の高レベルにより、nMOS32fがオンする。したがって、プログラムするメモリセルMCに対応するラッチ回路32aのノード/ND01は、低レベルに変化し、ノードND01は、高レベルに変化する。すなわち、閾値電圧が初期値VTiに達したメモリセルMCに対応するラッチ回路32aのデータは反転する。この結果、増分がΔV1にされるその後のプログラム時に、ビット線BLは高レベルになる。したがって、閾値電圧が初期値VTiに達したメモリセルMCについては、プログラム電圧PVPPによりプログラムが実行されることが防止される。
【0037】
一方、メモリセルMCの閾値電圧が初期値VTiに達していない場合、プログラムセルPMCのソース・ドレインは導通する。すなわち、ビット線BLとソース線ARVSSとは導通するため、ノードND02は低レベルに変化する。nMOS32fはオンしないため、ラッチ回路32aのデータは変化しない。この例では、1回目のプログラム電圧の印加では、プログラムセルPMCの閾値電圧は、初期値VTiに達していないと判定される。
【0038】
なお、閾値電圧検出回路32は、ビット線BLに対応してそれぞれ形成されているため、ワード線WLに接続された全てのメモリセルMCの閾値電圧を同時に検出できる。すなわち、プログラム時間の増加が防止される。
次に、高電圧発生回路10は、図4に示した制御信号REG10を高レベルに変化させ、容量CC10をノードVDIVに接続する。この接続により、分圧電圧VDIVは、所定値だけ下がり参照電圧VREFより低くなる。差動増幅回路34bは、分圧電圧VDIVの変化に応じて制御電圧VOUTを下げる。制御電圧VOUTの低下により、VPP調整回路34cのnMOSのオン抵抗が上昇し、ブースト電圧線VPPから接地線VSSへのリーク量は減少する。この結果、ブースト電圧VPPは上昇する。
【0039】
ブースト電圧VPPの上昇により、分圧電圧VDIVが上昇する。このようにして、分圧電圧VDIVは、差動増幅回路34bおよびVPP調整回路34cの帰還制御により、参照電圧VREFに等しくなるまで上昇する。この結果、ブースト電圧VPP(プログラム電圧PVPP)は、ΔV1(第1電圧)だけ上昇する。そして、上述と同様に、2回目のプログラムが実行され、プログラムセルPMCの閾値電圧の検出が行われる。この例では、2回目のプログラム後、プログラムセルPMCの閾値電圧が、初期値VTiに達していないことが検出される。
【0040】
次に、高電圧発生回路10は、制御信号REG10に加え、制御信号REG11を高レベルに変化させ、容量CC10、CC11をノードVDIVに接続する。この接続により、分圧電圧VDIVは、所定値だけ下がり参照電圧VREFより低くなる。そして、上述と同様に、差動増幅回路34bおよびVPP調整回路34cの帰還制御により、ブースト電圧VPP(プログラム電圧PVPP)は、さらにΔV1(第1電圧)だけ上昇する。そして、3回目のプログラム電圧PVPPがプログラムセルPMCに印加される。
【0041】
3回目のプログラムにより、全プログラムセルPMCの閾値電圧が、初期値VTiを超えたことが検出される。このように、プログラムセルPMCの閾値電圧が初期値VTiに達するまで、プログラム電圧の増分を変えることなく、プログラム電圧PVPPを上昇させることで、少ないプログラム回数で、プログラムセルPMCの閾値電圧を目標値VTに近づけることができる。
【0042】
全プログラムセルPMCの閾値電圧が、初期値VTiを超えたことが検出されたため、全てのラッチ回路32a(図3)のデータは、反転している。このため、nMOS32dをオンさせて、データ保持回路32bのデータ(正しいプログラムデータ)がラッチ回路32aに転送される。ラッチ回路32aに正しいプログラムデータをラッチさせるため、データ保持回路32bの駆動能力は、ラッチ回路32aの駆動能力に比べ高くする必要がある。
【0043】
次に、高電圧発生回路10は、制御信号REG10、11に加え、制御信号REG22を高レベルに変化させ、容量CC10、CC11と容量CD22をノードVDIVに接続する。この接続により、ブースト電圧VPP(プログラム電圧PVPP)は、さらにΔV2(第2電圧)だけ上昇する。このプログラム電圧PVPPがプログラムセルPMCに印加され、4回目のプログラムが行われた後、図7に示すように、プログラムセルPMCに接続されたワード線WLに1.0Vが与えられ、その他のワード線に3.6Vが与えられ、ソース線ARVSSに0Vが与えられる。そして、プログラムセルPMCのソース・ドレインを流れるメモリセル電流IREFに応じて、ビット線BLの電圧が変化することで、プログラムセルPMCの閾値電圧が、目標値に達しているかどうかが検出される。
【0044】
ここで、閾値電圧を検出するときに、ゲート電圧は一定(1.0V)にし、ソース電圧を変化させている(0.2Vと0V)。ゲート電圧を一定にすることで、メモリセルトランジスタの利得は一定になる。このため、閾値電圧を高い精度で検出できる。また、初期値VTiを検出するときのソース電圧を、目標値VTを検出するときのソース電圧より高くすることで、メモリセル電流IREFは相対的に減り、ソース線の過渡的な電圧上昇が小さくなる。
【0045】
この後、プログラムセルPMCの閾値電圧が目標値VTを超えるまで、プログラム電圧PVPPがΔV2ずつ増加され、5回目、6回目のプログラムが行われる。なお、閾値電圧が目標値VTを超えたプログラムセルPMCについては、対応するラッチ回路32aのデータは、反転する。データの反転された後、ビット線BLには高レベルが供給されるため、閾値電圧が目標値VTを超えたプログラムセルPMCのプログラムは行われない。
【0046】
そして、ラッチ回路32aに保持されているデータにより、プログラムする全てのメモリセルMCの閾値電圧が目標値VTに達したことが検出されたとき(6回目のプログラム後)、メモリセルMCのプログラムが完了する。
図8は、図5に示したメモリセルMCのプログラム動作時における、プログラムセルPMCの閾値電圧の分布の変化例を示している。分布(1)-(6)は、それぞれ図5の1回目から6回目のプログラム後の閾値電圧の分布を示している。初期のプログラム電圧V0は、0.3Vに設定されている。プログラム電圧の増分ΔV1、ΔV2は、それぞれ0.3V、0.1Vに設定されている。また、初期値VTiおよび目標値VTは、それぞれ0.8Vおよび1.0Vに設定されている。
【0047】
この例では、3回目のプログラム後に、全プログラムセルPMCの閾値電圧は、初期値VTi(0.8V)を超える。このとき、分布の端(高電圧側)が目標値VT(1.0V)を超えないように、初期値VTiおよび目標値VTが設定されている。換言すれば、全プログラムセルPMCの閾値電圧が初期値VTiに達したとき、目標値VTと初期値VTiとの差が、閾値電圧のばらつきより大きくなるように、目標値VTと初期値VTiとが設定されている。このため、プログラム電圧PVPPの増分がΔV1のときのプログラムで、閾値電圧が目標値VTを超えることはない。したがって、閾値電圧が目標値VTから大幅にずれることが防止される。
【0048】
この結果、この例では、最終的なプログラムセルPMCの閾値電圧のばらつきを約0.1Vに抑えることができる。すなわち、プログラムセルPMCの閾値電圧を高い精度で制御できる。これに対して、目標値VTと初期値VTiとの差が、上記閾値電圧のばらつきより小さい場合、増分をΔV1としたプログラムにおいて、一部のプログラムセルPMCの閾値電圧が目標値VTを超えてしまう。このとき、別の一部のプログラムセルPMCの閾値電圧は、初期値VTiに達していない。このため、閾値電圧が目標値VTを超えたプログラムセルPMCについて、プログラム電圧PVPPの増分をΔV1としてさらにプログラムされてしまう。この結果、閾値電圧のばらつきは、約0.3Vと大きくなる。
【0049】
なお、初期値VTiおよび目標値VTの設定は、製造されたフラッシュメモリの特性に応じて微調整することで、より確実に閾値電圧を設定できる。この場合、初期値VTiおよび目標値VTを複数通り設定可能な閾値電圧調整回路およびこの閾値電圧調整回路内の回路の接続を設定するヒューズ回路を形成すればよい。あるいは、ヒューズ回路の代わりに不揮発性のメモリを利用してもよい。そして、例えば、製造ロット毎にフラッシュメモリの特性を測定し、ヒューズの溶断仕様を決めることで、最適な初期値VTiおよび目標値VTを設定できる。
【0050】
4回目以降のプログラムでは、全プログラムセルPMCの閾値電圧が、初期値VTiを超えているため、プログラム電圧の増分は、ΔV2(0.1V)に設定される。4回目のプログラムにより、プログラムするメモリセルMCのうち約半数の閾値電圧が、目標値VTに達する。閾値電圧が目標値VTに達したプログラムセルPMCは、以後プログラムされない。5回目のプログラムにより、全プログラムセルの閾値電圧が、目標値VTに達し、プログラムが完了する。
【0051】
以上、本実施形態の不揮発性半導体メモリおよび不揮発性半導体メモリのプログラム制御方法では、プログラムセルPMCの閾値電圧が初期値VTiに達するまで、プログラム電圧PVPPの増分をΔV1に固定した。このため、少ないプログラム回数で、プログラムセルPMCの閾値電圧を目標値VTに近づけることができる。また、全プログラムセルPMCの閾値電圧が初期値VTiを超えた後、プログラム電圧PVPPの増分をΔV1より小さいΔV2に変更したので、閾値電圧が目標値に近づいてからは、プログラム電圧の増分を小さくできる。したがって、閾値電圧の目標値VTに対する誤差を最小限にできる。この結果、少ないプログラム回数で、メモリセルの閾値電圧を高い精度でプログラムできる。一例として、閾値電圧のばらつきを約0.1Vにできる。プログラム回数が少なくなるため、メモリセルのプログラム時間を削減できる。
【0052】
プログラム電圧PVPPの増分の種類を2種類にした。このため、プログラム電圧生成回路34を簡易に構成できる。特に、プログラム電圧生成回路34に形成される容量の種類を少なくできるため、レイアウト設計が容易になる。
閾値電圧検出回路32を、ビット線BL毎に形成した。このため、プログラムセルPMCの閾値電圧を、同時に検出できる。したがって、プログラム時間が増加することを防止できる。
【0053】
閾値電圧を検出するときに、ゲート電圧を一定にし、ソース電圧のみを相違させた。このため、メモリセルトランジスタの利得を一定にでき、閾値電圧を高い精度で検出できる。また、初期値VTiを検出するときのソース電圧を、目標値VTを検出するときのソース電圧より高くすることで、メモリセル電流IREFが相対的に減るため、ソース線の過渡的な電圧上昇を小さくできる。
【0054】
閾値電圧が初期値VTiおよび目標値VTにそれぞれ達したときに、ラッチ回路32aのデータを反転した。このため、ラッチ回路32aに保持されているデータを読むだけで、プログラムセルPMCの閾値電圧が初期値VTi(または目標値VT)に達したことを確認できる。また、データが反転されたラッチ回路32aにより、閾値電圧が初期値VTi(または目標値VT)に達したプログラムセルPMCについては、その後プログラム電圧PVPPが印加されることを防止できる。この結果、閾値電圧がばらつくことを防止できる。
【0055】
ラッチ回路32aに対応してプログラムデータを保持するデータ保持回路32bを形成した。このため、ラッチ回路32aのデータが反転した後に、ラッチ回路32aに再び正しいプログラムデータを転送できる。この結果、その後のプログラムを正常に行うことができる。
目標値と初期値との差を、プログラムセルPMCの閾値電圧が、初期値に達したときに、これ等閾値電圧のばらつきより大きくなるように設定した。このため、閾値電圧が目標値VTを超えた一部のプログラムセルPMCについて、増分をΔV1としてさらにプログラムされることを防止できる。この結果、閾値電圧が目標値VTから大幅にずれることを防止できる。
【0056】
なお、上述した実施形態では、本発明を2値を記憶する不揮発性メモリセルを有するフラッシュメモリに適用した例について述べた。本発明はこれに限定されるものではない。例えば、4値以上を記憶する不揮発性メモリセルを有するフラッシュメモリに適用してもよい。この場合、データ保持回路は、多値メモリセルが保持するデータのビット数と同数形成される。各ビットに対応してデータ保持回路を形成することで、ラッチ回路のデータが反転した後に、多値データに対応するプログラムデータをラッチ回路に転送できる。すなわち、多値データに応じて複数種の閾値電圧をメモリセルに設定できる。
【0057】
なお、本発明では、目標値に対するメモリセルの閾値電圧のばらつきを小さくできるため、多値メモリセルにおいても、複数種の閾値電圧を高精度に設定できる。閾値電圧のばらつきが小さくなるため、多値データを確実にプログラムできる。また、プログラム回数が少なくなるため、多値メモリセルにおいても、プログラム時間を短縮できる。
【0058】
上述した実施形態では、本発明をフラッシュメモリに適用した例について述べた。本発明はこれに限定されるものではない。例えば、システムLSIに搭載されるフラッシュメモリコアに適用してもよい。
上述した実施形態では、本発明をNAND型のフラッシュメモリに適用した例について述べた。本発明はこれに限定されるものではない。例えば、NOR型のフラッシュメモリに適用してもよい。さらに、フラッシュメモリ以外の不揮発性半導体メモリに適用してもよい。
【0059】
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
【0060】
【発明の効果】
本発明の不揮発性半導体メモリおよび不揮発性半導体メモリのプログラム電圧制御方法では、少ないプログラム回数で、メモリセルの閾値電圧を目標値に近づけることができる。閾値電圧の目標値に対する誤差を最小限にできる。プログラム回数が少なくなるため、メモリセルのプログラム時間を削減できる。
本発明の不揮発性半導体メモリでは、プログラムされるメモリセルの閾値電圧のばらつきを小さくできる。
【0061】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、プログラムする全てのメモリセルの閾値電圧を、同時に検出できる。したがって、プログラム電圧の印加および閾値電圧の検出を複数回行う場合にも、プログラム時間が増加することを防止できる。
本発明の不揮発性半導体メモリでは、閾値電圧を高い精度で検出できる。閾値電圧を検出するときに、ソース線の過渡的な電圧上昇を小さくできる。
【0062】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、次のプログラムで印加すべきプログラム電圧を容易に求めることができる。閾値電圧が初期値(または目標値)に達したメモリセルについては、その後プログラム電圧が印加されることを防止できる。この結果、閾値電圧がばらつくことを防止できる。
本発明の不揮発性半導体メモリでは、メモリセルの閾値電圧が初期値に達し、ラッチ回路が反転された後、プログラム電圧を、増分を第2電圧にしてメモリセルに印加するときに、プログラムが必要なメモリセルのみにプログラム電圧を印加できる。
【0063】
本発明の不揮発性半導体メモリでは、複数ビットのデータを記憶する多値メモリセルにデータがプログラムされる。データ保持回路は、前記多値メモリセルが保持するデータのビット数と同数形成されている。各ビットに対応してデータ保持回路を形成することで、ラッチ回路のデータが反転した後に、多値データに対応するプログラムデータをラッチ回路に転送できる。すなわち、多値データに応じて複数種の閾値電圧をメモリセルに設定できる。
【0064】
多値メモリセルにおいても、複数種の閾値電圧を高精度に設定できる。閾値電圧のばらつきが小さくなるため、多値データを確実にプログラムできる。また、プログラム回数が少なくなるため、多値メモリセルにおいても、プログラム時間を短縮できる。
本発明の不揮発性半導体メモリでは、プログラム電圧の増分が第1電圧のときに、閾値電圧が目標値を超えることを防止できる。この結果、閾値電圧が目標値から大幅にずれることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1のメモリセルアレイおよびロウデコーダの要部を示す回路図である。
【図3】閾値電圧検出回路を示す回路図である。
【図4】プログラム電圧生成回路を示す回路図である。
【図5】メモリセルに印加されるプログラム電圧を示す説明図である。
【図6】メモリセルの閾値電圧が初期値に達したことを確認するための主要なノードの電圧を示す説明図である。
【図7】メモリセルの閾値電圧が目標値に達したことを確認するための主要なノードの電圧を示す説明図である。
【図8】メモリセルのプログラム時におけるメモリセルの閾値電圧の分布の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
10 高電圧発生回路
11 ソース電圧発生回路
12 状態制御回路
14 コマンドレジスタ
16 アドレスレジスタ
18 メモリコア
20 データ入出力バッファ
22 メモリセルアレイ
22a メモリセル列
24 ロウデコーダ
26 ページバッファ
28 ストリングデコーダ
30 ブロックデコーダ
32a ラッチ回路
32b データ保持回路
34 プログラム電圧生成回路
ARVSS ソース電圧、ソース線
BL ビット線
BLK ブロック
CNT 制御信号
I/O 入出力端子
MC メモリセル
WL ワード線
Claims (8)
- 電気的にデータを書き換え可能な複数の不揮発性のメモリセルと、
前記メモリセルに複数回印加されるプログラム電圧を生成する際に、前記プログラム電圧の増分を、プログラムする全ての前記メモリセルの閾値電圧が初期値に達するまで第1電圧に設定し、これ等メモリセルの閾値電圧がその後目標値に達するまで前記第1電圧より小さい第2電圧に設定するプログラム電圧生成回路とを備え、
前記プログラム電圧生成回路は、
第1スイッチをそれぞれ介して電圧生成ノードに並列に接続された複数の第1容量と、
第2スイッチをそれぞれ介して前記電圧生成ノードに並列に接続され、前記第1容量より容量値の小さい複数の第2容量と、
ブースト電源線と接地線の間に前記電圧生成ノードを介して直接に接続された第3容量および第4容量と、
前記電圧生成ノードに生成される前記プログラム電圧と参照電圧とを比較する差動増幅回路と、
前記差動増幅回路の出力に基づいて、前記プログラム電圧が前記参照電圧より低いときに、前記ブースト電圧線から接地線に流れる電流を小さくし、前記プログラム電圧が前記参照電圧より高いときに、前記ブースト電圧線から接地線に流れる電流を大きくする電圧調整回路とを備え、
プログラムする全ての前記メモリセルの閾値電圧が前記初期値に達するまで、前記第1スイッチを順次オンすることにより前記第1容量を1つずつ前記電圧生成ノードに接続し、
前記メモリセルの閾値電圧が前記初期値に達した後目標値に達するまで、前記第2スイッチを順次オンすることにより前記第2容量を1つずつ前記電圧生成ノードに接続することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項1記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記電圧調整回路は、
前記差動増幅回路の出力をゲートで受けるトランジスタと、
前記メモリセルのプログラム時に前記トランジスタのドレインを前記ブースト電圧線に接続する制御スイッチとを備えていることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項1記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記メモリセルのソースおよびドレインにそれぞれ接続されたソース線およびビット線と、
前記閾値電圧の検出時に、前記メモリセルの制御ゲートおよび前記ソース線に所定のゲート電圧およびソース電圧を与える電圧設定回路と、
前記ビット線にそれぞれ接続され、前記ビット線を流れるメモリセル電流によって前記閾値電圧を検出する閾値電圧検出回路とを備えていることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項3記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記電圧設定回路は、前記閾値電圧が、前記初期値および前記目標値に達したことを検出するときに、前記ゲート電圧を一定にし、前記ソース電圧を相違させることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項3記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記各閾値電圧検出回路は、
プログラムするプログラムデータを保持し、前記メモリセルのプログラム時に出力が前記ビット線に接続されるラッチ回路と、
前記閾値電圧が前記初期値および前記目標値にそれぞれ達したことを、前記ビット線の電圧によって検出し、前記ラッチ回路を反転するラッチ制御回路とを備えていることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項5記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記閾値電圧が前記初期値に達して前記ラッチ回路が反転された後、前記ラッチ回路に転送するための前記プログラムデータを保持するデータ保持回路を前記ラッチ回路に対応してそれぞれ備えていることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項6記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記メモリセルは、複数ビットのデータを記憶する多値メモリセルであり、
前記データ保持回路は、前記多値メモリセルが保持するデータのビット数と同数形成されていることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 請求項1記載の不揮発性半導体メモリにおいて、
前記目標値と前記初期値との差は、プログラムする全ての前記メモリセルの閾値電圧が、前記初期値に達したときに、これ等メモリセルの閾値電圧のばらつきより大きくなるように設定されていることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
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