JPH1139226A - 自己テスト回路を内蔵する半導体装置 - Google Patents

自己テスト回路を内蔵する半導体装置

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JPH1139226A
JPH1139226A JP9195652A JP19565297A JPH1139226A JP H1139226 A JPH1139226 A JP H1139226A JP 9195652 A JP9195652 A JP 9195652A JP 19565297 A JP19565297 A JP 19565297A JP H1139226 A JPH1139226 A JP H1139226A
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JP
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address
test
signal
output
circuit
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JP9195652A
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Hiroshi Kamitoza
裕 史 上戸鎖
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェイルしたデータのアドレス及びビットの
検出をするためにはスキャン回路を付加する必要があ
り、テスト時間及びコストの増加を招くと共に、アクセ
ス時間等のAC特性をテストすることが困難であった。 【解決手段】 データの書き込み及び読み出しが可能な
記憶装置100と記憶装置100のテストを行うBIS
T回路101とを備え、BIST回路101は、BIS
TクロックとBIST開始信号とを与えられて制御信号
を出力するコントローラ104、アドレス信号を記憶装
置100に出力するアドレス発生器105、テストデー
タを記憶装置100に出力するデータ発生器107、テ
ストデータと記憶装置100が出力した実データとを比
較し相違する場合エラー信号を出力する比較器108、
実データ又はアドレス信号をシリアルにスキャン出力す
るスキャン回路112、エラー信号、実データ、アドレ
ス信号のいずれかを選択的に出力するマルチプレクサ1
10とを備える。そして、テスト開始後にエラーが発生
すると、このときの実データ及びアドレス信号が外部に
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己テスト回路が
組み込まれた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の不良を検知するため、自己
テスト回路(Built-In Self Test、以下、BIST回路
という)を組み込み、テストの容易化を図ることが行わ
れている。従来、半導体記憶装置のテスト用にBIST
回路を内蔵させた場合、記憶装置の出力段に、パラレル
に出力されたデータをフリップフロップ等に保持してシ
リアルに出力するシグネチャー圧縮器を組み込んだり、
あるいは記憶装置の出力信号を期待値と1ビットずつ比
較する期待値比較回路を組み込んだりしていた。
【0003】シグネチャー圧縮器を用いた場合は、最終
的にパターン圧縮された結果のみが出力されるので、装
置全体として良品か不良品かの判定は可能である。しか
し、記憶装置のいずれのアドレスにおいてどのビットが
フェイルしたかを検出することはできなかった。
【0004】期待値比較回路を用いた場合は、1ビット
ずつ比較した結果が出力されるので、フェイルしたアド
レスは判明する。しかし、通常の期待値比較回路は記憶
装置から出力される複数ビット分のデータを1ビットに
纏めて出力するので、どのビットがフェイルしたかまで
は分からなかった。
【0005】このような問題を解決するために、従来は
記憶装置の出力段に出力信号観測用のスキャン回路を付
加し、テスト回路と併用してテストすることが行われて
いた。ところが、この場合に通常動作モードとは異なる
スキャンモードを設定し、記憶装置からの出力信号をス
キャン出力する必要がある。このため、テストパターン
のステップ数が膨大になり、テスト時間が長くなると同
時にテスタのパターンメモリにも大容量が要求される。
テスト時間を短縮化するために、期待値比較回路の出力
を用いて人手を介して解析することも考えられる。しか
し、この場合には解析に時間がかかると共に、テストデ
ータを別途作成しなければならない。
【0006】さらに、従来は記憶装置からの出力データ
を一旦シグネチャー圧縮器や期待値比較回路に取り込む
必要があり、記憶装置のアクセス時間等のAC特性をテ
ストすることが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
はシグネチャー圧縮器又は期待値比較回路のいずれを組
み込んだ場合にも、フェイルしたデータがどのビットで
あるか検出することができず、またスキャン回路を組み
込んでフェイルしたビットを明らかにしようとすると、
テスト時間及びコストの増加を招いていた。また、アク
セス時間等のAC特性をテストすることが困難であっ
た。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、テスト時間及びコストの増加を招くことなく、フェ
イルしたデータのアドレス及びビットを明らかにするこ
とができ、またアクセス時間等のAC特性のテストを容
易に行うことが可能な自己テスト回路を内蔵する半導体
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自己テスト回路
を内蔵する半導体装置は、データの書き込み及び読み出
しが可能な記憶装置と、前記記憶装置のテストを行うた
めの自己テスト回路とを備え、前記自己テスト回路は、
テストクロックとテスト開始信号とを与えられて制御信
号を出力するコントローラと、前記制御信号を与えられ
てアドレス信号を発生し、前記記憶装置に出力するアド
レス発生器と、前記制御信号を与えられてテストデータ
を発生し、前記記憶装置に出力するデータ発生器と、前
記データ発生器が出力した前記テストデータと、前記記
憶装置が前記テストデータを与えられて書き込んだ後読
み出した実データとを与えられて比較し、前記テストデ
ータと前記実データとが相違する場合にエラー信号を出
力する比較器と、前記記憶装置が出力した前記実データ
又は前記アドレス発生器が出力した前記アドレス信号を
与えられてシリアルに出力するスキャン回路と、前記制
御信号に基づき、前記比較器から出力された前記エラー
信号、前記スキャン回路から出力された前記実データ又
は前記アドレス信号のいずれかを選択的に出力するマル
チプレクサとを備え、テスト開始後に前記比較器が前記
エラー信号を出力した場合、このエラーが発生したとき
の前記実データが前記マルチプレクサを介して外部に出
力され、さらにこの実データに対応する前記アドレス信
号が前記マルチプレクサを介して外部に出力されること
を特徴とする。
【0010】ここで、前記アドレス発生器は、発生した
アドレスをシリアルに出力するアドレス用スキャン回路
を有し、テスト開始後に前記比較器が前記エラー信号を
出力した場合、このエラーが発生したときの前記実デー
タに対応する前記アドレス信号が前記スキャン回路から
出力されて前記アドレス用スキャン回路に与えられてア
ドレスが設定され、このエラーが発生した後に設定され
たアドレスからテストが再開されるものであってもよ
い。
【0011】前記自己テスト回路は、前記記憶装置が出
力した実データを取り込む記憶素子をさらに備え、前記
テストクロックに同期して前記アドレス発生器がアドレ
ス信号を発生した時点から、前記記憶装置が前記アドレ
ス信号を与えられて読み出した実データを前記記憶素子
が取り込むまでのアクセス時間をテストするものであっ
てもよい。
【0012】あるいは、前記自己テスト回路は、パルス
幅が異なる複数のアクセス時間テスト用クロックを発生
するクロック発生回路と、前記記憶装置が出力した実デ
ータを、前記アクセス時間テスト用クロックに同期して
取り込む記憶素子とをさらに備え、前記テストクロック
に同期して前記アドレス発生器がアドレス信号を発生し
た時点から、前記記憶装置が前記アドレス信号を与えら
れて読み出した実データを前記記憶装置が取り込むまで
のアクセス時間を、前記アクセス時間テスト用クロック
を変えてテストするものであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】図1に、第1の実施の形態によるBIST
回路を内蔵する半導体装置の構成を示す。この装置は、
記憶装置100とBIST回路101とを備えている。
記憶装置100は、アドレスバッファ501、ロウデコ
ーダ502、メモリセルアレイ503、カラムデコーダ
504、データコントロール回路505、出力バッファ
506を有している。
【0015】メモリセルアレイ503は、ビット線及び
ワード線の交点にマトリクス状に配置されたメモリセル
を有する。アドレスバッファ501は、後述するように
BIST回路101からロウアドレス信号及びカラムア
ドレス信号を与えられ、増幅して出力する。ロウデコー
ダ502は、BIST回路101からリード/ライトイ
ネーブル信号EN121を与えられて動作又は非動作状
態に制御され、動作状態の場合にロウアドレス信号を与
えられるとデコードし、いずれかのワード線を選択す
る。カラムデコーダ504は、カラムアドレス信号を与
えられてデコードし、いずれかのビット線を選択する。
データコントロール回路505は、BIST回路101
からリード/ライトイネーブル信号EN121を与えら
れて動作又は非動作状態になり、動作状態の場合にBI
ST回路101からデータを与えられるとカラムデコー
ダ504を介してビット線BLよりメモリセルアレイ5
03に転送する。出力バッファ506は、リード/ライ
トイネーブル信号EN121を与えられて動作又は非動
作状態になり、動作状態になるとメモリセルアレイ50
3から読み出されてビット線BLを介して出力されたデ
ータを、カラムデコーダ504を介して与えられ、増幅
して出力する。
【0016】BIST回路101は、ロジックコントロ
ーラ104、スキャン回路111を有するアドレス発生
器105、アドレス制御ロジック回路106、データ発
生器107、比較回路108、ラッチ回路109、マル
チプレクサ110、スキャン回路112を備えている。
【0017】ロジックコントローラ104は、BIST
回路101に含まれる他の回路の動作を制御する。具体
的には、アドレス発生器105が記憶装置100に書き
込み又は読み出し用のアドレス信号を出力する動作、ア
ドレス発生器105が内蔵するスキャン回路111を介
してアドレス信号をスキャン回路112にシリアルに出
力する動作、アドレス制御ロジック回路106がリード
/ライトイネーブル信号EN121を発生しアドレス発
生器105がアドレス信号を発生するタイミングを制御
する動作、データ発生器107がテスト用のデータを発
生する動作を制御する。また、ロジックコントローラ1
04は、後述するように比較回路108から出力された
エラー信号をラッチ回路109を介して与えられると、
フェイルがあったことを認識し、BISTクロックの外
部からの取り込みを停止すると共に、外部に対してエラ
ー信号、フェイルした実データ、又はフェイルした実デ
ータのアドレス信号のいずれかを選択して出力するよう
にマルチプレクサ110の出力を切り換える制御を行
う。より具体的には、ロジックコントローラ104がア
ドレス制御ロジック回路106に制御信号を与えてマル
チプレクサ110からの出力を切り換えて、比較回路1
08が出力したエラー信号とスキャン回路112が出力
した信号のいずれかが出力されるようにする。スキャン
回路112には、記憶装置100のメモリセルアレイ5
03から出力された実データと、アドレス発生器105
内のスキャン回路111から出力されたアドレス信号の
いずれかが与えられシリアルに出力される。よって、マ
ルチプレクサ110からはエラー信号、実データ又はア
ドレス信号のいずれかが選択的に出力されることにな
る。
【0018】アドレス制御ロジック回路106は、ロジ
ックコントローラ104からの制御に基づいて、アドレ
ス信号を発生するタイミングを規定するタイミング制御
信号をアドレス発生器105に与える。アドレス発生器
105は、タイミング制御信号に基づいてアドレス信号
を発生し、記憶装置100内のアドレスバッファ501
に与える。また、アドレス制御ロジック回路106は、
テスト時に記憶装置100を動作させるために、ロウデ
コーダ502、データコントロール回路505及び出力
バッファ506にリード/ライトイネーブル信号EN1
21を出力する。
【0019】データ発生器107は、ロジックコントロ
ーラ104からの制御に基づいて、記憶装置100に与
えるテスト用のデータを発生する。発生されたデータ
は、記憶装置100内のデータコントロール回路505
にテストデータとして与えられると同時に、比較回路1
08にも期待値データとして与えられる。
【0020】ラッチ回路109は、比較回路108が実
データと期待値データとを比較した結果として、例えば
両者が一致した場合は論理「0」の信号、不一致でエラ
ーが発生した場合には論理「1」のエラー信号を与えら
れて保持する。マルチプレクサ110は、ラッチ回路1
09からの出力信号と、スキャン回路112からの出力
信号とを与えられ、アドレス制御ロジック回路106の
制御によりいずれか一方を選択して出力する。
【0021】スキャン回路112は、記憶装置100か
らパラレルに出力された実データを与えられてシリアル
に変換して出力する。あるいは、フェイルした時にアド
レス発生器105内のスキャン回路111からアドレス
信号を与えられたときは、このアドレス信号を実データ
の替わりに与えられてマルチプレクサ110にシリアル
に出力する。
【0022】このような構成を備えた本実施の形態によ
る装置の動作について述べる。先ず、ロジックコントロ
ーラ104に外部からBIST開始信号102が入力さ
れると、通常動作モードからテストモードに切り換わ
る。そして、外部から入力されたBISTクロック10
3に同期して、ロジックコントローラ回路104が制御
信号を発生する。アドレス制御ロジック回路106は、
ロジックコントローラ104から制御信号を与えられる
と、アドレス発生器105がアドレス信号を発生するタ
イミングを制御する。アドレス発生器105は、メモリ
セルアレイ503にテストデータを書き込むため又は書
き込んだ実データを読み出すためのアドレス信号を発生
する。このアドレス信号はアドレスバッファ501に与
えられ、増幅された後ロウデコーダ502とカラムデコ
ーダ504とに与えられる。ロウデコーダ502及びデ
ータコントロール回路505は、それぞれアドレス制御
ロジック106が発生したライトイネーブル信号EN1
21を与えられて書き込み動作状態になり、ワード線及
びビット線が選択される。
【0023】さらに、ロジックコントローラ104から
出力された制御信号により規定されるタイミングに従っ
て、データ発生器107がテスト用データを発生しデー
タコントロール回路505に出力する。このテスト用デ
ータがカラムデコーダ504を介してメモリセルアレイ
503に与えられ、書き込まれる。
【0024】次に、メモリセルアレイ503に書き込ま
れたデータを実データとして読み出して、本来のデータ
即ち期待値データと比較する動作に移行する。ロジック
コントローラ104からの制御に基づいて、アドレス制
御ロジック回路106がリードイネーブル信号EN12
1を発生し、ロウデコーダ502及び出力バッファ50
6が読み出し動作状態になる。アドレス発生器105が
アドレス信号を発生し、このアドレス信号に従ってロウ
デコーダ502及びカラムデコーダ504がワード線及
びビット線を選択する。メモリセルアレイ503からデ
ータが読み出され、カラムデコーダ504及び出力バッ
ファ506を介して出力される。
【0025】このメモリセルアレイ503から読み出さ
れた実データと、データ発生器107が発生した本来の
期待値データとが比較回路108に与えれて比較され
る。また、メモリセルアレイ503から出力された実デ
ータは、スキャン回路112にも与えられ、パラレルに
与えられた実データがシリアルに出力される。比較した
結果は、ラッチ回路109に与えられて保持される。上
述したように、両者が一致している間は比較回路108
からは「0」の信号が出力され、両者が一致せずフェイ
ルした場合は「1」の値を持つエラー信号が出力され
て、ラッチ回路109に保持される。マルチプレクサ1
10は、ラッチ回路109から出力されたエラー信号を
与えられて外部に出力する。
【0026】エラー信号が比較回路108から出力され
ると、ラッチ回路109を介してロジックコントローラ
104に与えられ、フェイルしたことが認識される。ロ
ジックコントローラ104は、BISTクロックを入力
する動作を停止すると共に、アドレス制御ロジック10
6にフェイル発生時の実データを出力するように通知
し、アドレス制御ロジック106はマルチプレクサ11
0の出力を切り換えて、スキャン回路112から出力さ
れた実データを外部にシリアルに出力させる。
【0027】これにより、フェイルした時のみスキャン
回路112から実データ及びアドレスが外部へ出力され
る。従って、全ての実データをスキャン出力していた従
来と比較し、テスト時間やテスタの記憶容量を低減する
ことができ、テストに要するコストを削減することがで
きる。また、全ての実データを出力して故障か否かを判
定する場合には、故障解析のためのテストパターンを必
要とするが、本実施の形態ではフェイルした場合にのみ
実データが出力されるので、このようなテストパターン
の作成が不要である。
【0028】また、フェイルした実データを出力した
後、フェイル発生時のアドレスのスキャン出力を行うこ
とができる。ロジックコントローラ104の制御によ
り、アドレス発生器105に含まれるスキャン回路11
1からアドレス信号がシリアルに出力されてスキャン回
路112に与えられる。スキャン回路112は、出力バ
ッファ506から出力された実データの替わりにスキャ
ン回路111から出力されたアドレス信号を出力し、マ
ルチプレクサ110に出力する。マルチプレクサ110
は、フェイル発生時のアドレス信号を外部に出力する。
【0029】このように、フェイルしたときの実データ
のみならずアドレスも出力されるので、メモリセルアレ
イ503のいずれの箇所が故障したか容易に解析するこ
とができる。
【0030】また、スキャン回路111とスキャン回路
112との間にはループが形成されている。これによ
り、スキャン回路112から出力されたアドレス信号が
スキャン回路111にフィードバックされ、アドレス発
生器105が発生するアドレスがフェイルした時点のア
ドレスに再設定される。
【0031】よって、テストを開始してフェイルが発生
した場合、この時のアドレスがアドレス発生器105に
設定されるので、フェイル発生後のアドレスからテスト
を再開することができ、最初のアドレスからテストをや
り直す無駄を省いて効率を向上させることができる。
【0032】次に、比較回路108、スキャン回路11
1及び112のそれぞれの回路構成の一例について述べ
る。比較回路108は例えば図2に示されるような構成
を備え、排他的論理和ゲート202a、202b及び2
02cと論理和ゲート203を有している。排他的論理
和ゲート202a〜202cには、それぞれデータ発生
器107及び記憶装置100から対応する実データと期
待値データとを与えられ、一致した場合には「0」、不
一致の場合に「1」を出力する。論理和ゲート203
は、排他的論理和ゲート202a〜202cの出力を与
えられ、少なくともいずれか一つが不一致の場合に
「1」のエラー信号を出力する。
【0033】スキャン回路112は、図3に示されるよ
うに、複数のスキャンレジスタ311、312、31
3、…、314を備えている。このスキャンレジスタの
数は、記憶装置100の出力バッファ506の出力幅、
即ち1アドレスのビット幅に対応している。出力バッフ
ァ506から出力された実データは、それぞれスキャン
レジスタ311〜314に与えられ、シリアルに変換さ
れてスキャン出力される。
【0034】アドレス発生器105が内蔵するスキャン
回路111と、記憶装置100から実データを与えられ
る上記スキャン回路112とは、図4に示されるような
構成を有している。スキャン回路111はスキャンレジ
スタ411〜414を有し、アドレス発生器105が発
生したアドレスを与えられてシリアルに出力していく。
このアドレスがスキャン回路112に与えられると、記
憶装置100から出力される実データの替わりにアドレ
スがスキャン回路112からスキャン出力される。この
スキャン回路112から出力されたアドレスは、スキャ
ンレジスタ111にフィードバックされて、フェイルし
た時のアドレスに再設定される。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態による半
導体装置の構成を図5に示す。本実施の形態が備えるB
IST回路101aは、第1の実施の形態におけるBI
ST回路101の構成にさらに加えて、記憶装置100
のアクセス時間のテストを行うために、クロック発生回
路601、マルチプレクサ602、記憶素子603を備
えている。
【0036】クロック発生回路601は、外部からBI
STクロック103を与えられ、ロジックコントローラ
104aからクロック選択制御信号を与えられて、3種
類のクロックCK1〜CK3のうちのいずれか一つを発
生し、マルチプレクサ602に出力する。このクロック
CK1〜CK3は、立ち上がるタイミングは同一である
が立ち下がるまでのクロック幅が異なっている。
【0037】マルチプレクサ602は、クロック発生回
路601の出力の他に外部から外部クロック信号を入力
され、ロジックコントローラ104aからの制御に基づ
き、どちらか一つを選択して出力する。記憶素子603
はD型フリップフロップで構成され、マルチプレクサ6
02から出力されたクロックをクロック端子に入力され
て、クロックの立ち下がりで出力バッファ506から出
力されたデータを取り込んでマルチプレクサ110aに
出力する。
【0038】一方、アドレス発生器105は、ロジック
コントローラ104aから与えられるBISTクロック
の立ち上がりに同期してアドレスを発生する。ここで、
BISTクロックとマルチプレクサ602が出力するク
ロックとは立ち上がるタイミングは同一である。従っ
て、外部クロック信号又はクロックCK1〜CK3のい
ずれかを選択し、クロックの幅を変えることによって、
記憶装置100のアクセス時間をどこまで短縮しても正
常なデータが読み出されるかをテストすることができ
る。
【0039】図6に、クロックの立ち上がり、立ち下が
り及びクロック幅と、アドレスが変化するタイミング
と、データが出力されるタイミングとの関係を示す。時
点701においてクロックが立ち上がり、時点702に
おいてクロックが立ち下がり、時点701と時点702
との間の期間をクロック幅Tとする。時点701におけ
るクロックの立上がりエッジに同期してアドレスが変化
する。このアドレスがBIST回路101aから記憶装
置100へ与えられる。時点701から所定時間が経過
した後、データ711が記憶装置100からBIST回
路101aへ出力される。
【0040】そして、時点702におけるクロックの立
ち下がりエッジに同期して、記憶装置100から出力さ
れたデータが記憶素子603に取り込まれる。記憶素子
603から出力されたデータをマルチプレクサ110a
を介して取り出して調べることで、正常なデータが出力
されたかどうかを判別することができる。
【0041】クロックの幅Tは、クロックCK1〜CK
3と外部クロック信号のいずれかを選択することで、変
えることができる。そこで、クロック幅Tが広いクロッ
クから徐々に狭いクロックを選択していき、どのクロッ
ク幅Tまで短縮しても正常なデータの取り込みが可能な
どうかを判別することが明らかになる。このように、本
実施の形態によれば、上記第1の実施の形態における期
待値データと実データとの比較テストに加えて、記憶装
置100のアクセス時間をテストすることができる。
【0042】上述した実施の形態は一例であり、本発明
を限定するものではない。例えば、図2、図3及び図4
にそれぞれ示された比較回路及びスキャン回路の構成は
一例であり、種々の変形が可能である。また、第2の実
施の形態では、アクセス時間をテストするためのクロッ
クを発生する回路を内蔵する他に、外部からもクロック
を入力していずれかを選択してテストに用いる構成を備
えているが、必ずしもこのような外部からのクロックを
入力して選択する構成まで備える必要はない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のBIST
回路を内蔵する半導体装置は、期待値データと実データ
とを比較し、フェイルが発生した時の実データを出力し
て調べることができるので、テスト時間の短縮が可能で
あり、またフェイルが発生した時のアドレスを出力する
ことでフェイル発生箇所を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるBIST回路
を内蔵する半導体装置の構成を示した回路図。
【図2】同半導体装置における比較回路の構成を示した
回路図。
【図3】同半導体装置におけるスキャン回路の構成を示
した回路図。
【図4】同半導体装置におけるアドレス発生器のアドレ
スをフェイル発生時点のアドレスに設定するためのルー
プ構成を示した回路図。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるBIST回路
を内蔵する半導体装置の構成を示した回路図。
【図6】同半導体装置におけるクロック幅とアドレス及
び出力データとの関係を示したタイムチャート。
【符号の説明】
100 記憶装置 101、101a BIST回路 102 BIST開始信号 103 BISTクロック 104、104a ロジックコントローラ 105、105a アドレス発生器 106 アドレス制御ロジック回路 107 データ発生器 108 比較回路 109 ラッチ回路 110、110a、602 マルチプレクサ 111、112 スキャン回路 202a〜202c 排他的論理和素子 203 OR素子 311〜314、411〜414 スキャンレジスタ 501 アドレスバッファ 502 ロウデコーダ 503 メモリセルアレイ 504 カラムデコーダ 505 データコントロール回路 506 出力バッファ 601 クロック発生回路 603 記憶素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データの書き込み及び読み出しが可能な記
    憶装置と、 前記記憶装置のテストを行うための自己テスト回路と、 を備え、 前記自己テスト回路は、 テストクロックとテスト開始信号とを与えられて制御信
    号を出力するコントローラと、 前記制御信号を与えられてアドレス信号を発生し、前記
    記憶装置に出力するアドレス発生器と、 前記制御信号を与えられてテストデータを発生し、前記
    記憶装置に出力するデータ発生器と、 前記データ発生器が出力した前記テストデータと、前記
    記憶装置が前記テストデータを与えられて書き込んだ後
    読み出した実データとを与えられて比較し、前記テスト
    データと前記実データとが相違する場合にエラー信号を
    出力する比較器と、 前記記憶装置が出力した前記実データ又は前記アドレス
    発生器が出力した前記アドレス信号を与えられてシリア
    ルに出力するスキャン回路と、 前記制御信号に基づき、前記比較器から出力された前記
    エラー信号、前記スキャン回路から出力された前記実デ
    ータ又は前記アドレス信号のいずれかを選択的に出力す
    るマルチプレクサとを備え、 テスト開始後に前記比較器が前記エラー信号を出力した
    場合、このエラーが発生したときの前記実データが前記
    マルチプレクサを介して外部に出力され、さらにこの実
    データに対応する前記アドレス信号が前記マルチプレク
    サを介して外部に出力されることを特徴とする自己テス
    ト回路を内蔵する半導体装置。
  2. 【請求項2】前記アドレス発生器は、発生したアドレス
    をシリアルに出力するアドレス用スキャン回路を有し、 テスト開始後に前記比較器が前記エラー信号を出力した
    場合、このエラーが発生したときの前記実データに対応
    する前記アドレス信号が前記スキャン回路から出力され
    て前記アドレス用スキャン回路に与えられてアドレスが
    設定され、このエラーが発生した後に設定されたアドレ
    スからテストが再開されることを特徴とする請求項1記
    載の自己テスト回路を内蔵する半導体装置。
  3. 【請求項3】前記自己テスト回路は、前記記憶装置が出
    力した実データを取り込む記憶素子をさらに備え、 前記テストクロックに同期して前記アドレス発生器がア
    ドレス信号を発生した時点から、前記記憶装置が前記ア
    ドレス信号を与えられて読み出した実データを前記記憶
    素子が取り込むまでのアクセス時間をテストすることを
    特徴とする請求項1又は2記載の自己テスト回路を内蔵
    する半導体装置。
  4. 【請求項4】前記自己テスト回路は、パルス幅が異なる
    複数のアクセス時間テスト用クロックを発生するクロッ
    ク発生回路と、 前記記憶装置が出力した実データを、前記アクセス時間
    テスト用クロックに同期して取り込む記憶素子とをさら
    に備え、 前記テストクロックに同期して前記アドレス発生器がア
    ドレス信号を発生した時点から、前記記憶装置が前記ア
    ドレス信号を与えられて読み出した実データを前記記憶
    装置が取り込むまでのアクセス時間を、前記アクセス時
    間テスト用クロックを変えてテストすることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の自己テスト回路を内蔵する半導
    体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100356806B1 (ko) * 2000-12-28 2002-10-18 주식회사 하이닉스반도체 에스디램의 내장 셀프 테스트를 위한 디큐 비교기
US6646935B2 (en) 2001-01-17 2003-11-11 Nec Electronics Corporation Semiconductor memory device for reducing number of input cycles for inputting test pattern
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