JP2013229080A - 半導体記憶装置および半導体記憶装置のテスト方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体記憶装置のテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的なテストが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルを共通に接続するワード線とを有するメモリセルアレイ(1)を含む。判定回路(12)は、1つのワード線の第1の側の第1メモリセル群への書き込みが成功したかを判定し、1つのワード線の第1の側と反対の第2の側の第2メモリセル群への書き込みが成功したかを判定する。検査回路(14)は、1つのワード線への書き込みの間の書き込み電圧の印加回数を計数し、第1メモリセル群への書き込みおよび第2メモリセル群への書き込みの一方が成功した時点の書き込み電圧の印加回数と第1メモリセル群への書き込みおよび第2メモリセル群への書き込みの他方が成功した時点の書き込み電圧の印加回数との差を閾値と比較し、比較の結果を出力する。
【選択図】 図7

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置および半導体記憶装置のテスト方法に関する。
NAND型フラッシュメモリの微細化が進むにつれて、ワード線起因による不具合が増大している。具体的には、書込み特性がワード線ごとにばらつき、メモリの書込み性能が劣化する。ワード線起因の不良を検出するために、ダイソート段階において色々なスクリーニングテストが実行される。しかしながら、メモリの容量の増大に伴い、テスト時間が増大する。
特開2007−226936号公報
効率的なテストが可能な半導体記憶装置および半導体記憶装置のテスト方法を提供しようとするものである。
一実施形態による半導体記憶装置は、半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルを共通に接続するワード線とを有するメモリセルアレイを含む。判定回路は、1つのワード線の第1の側の第1メモリセル群への書き込みが成功したかを判定し、1つのワード線の第1の側と反対の第2の側の第2メモリセル群への書き込みが成功したかを判定する。検査回路は、1つのワード線への書き込みの間の書き込み電圧の印加回数を計数し、第1メモリセル群への書き込みおよび第2メモリセル群への書き込みの一方が成功した時点の書き込み電圧の印加回数と第1メモリセル群への書き込みおよび第2メモリセル群への書き込みの他方が成功した時点の書き込み電圧の印加回数との差を閾値と比較し、比較の結果を出力する。
スクリーニングテストでの一状態の例を示す図。 スクリーニングテストのフローの例を示す図。 スクリーニングテストでの一状態の例を示す図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置を例示するブロック図。 ブロックの例の回路図。 ブロックの例の断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示すブロック図。 第1実施形態に係るスクリーニングテスト中の一状態を示す図。 第1実施形態のスクリーニングテストの一部のフローチャート。 第1実施形態に係るスクリーニングテスト中の一状態を示す図。 第1実施形態のスクリーニングテストの一部のフローチャート。 第1実施形態のスクリーニングテスト中のケースの例。 第1実施形態のスクリーニングテスト中のケースの例。 第1実施形態のスクリーニングテスト中のケースの例。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示すブロック図。 第2実施形態のスクリーニングテストの一部のフローチャート。 第2実施形態のスクリーニングテストの一部のフローチャート。
メモリセルの微細化に伴い、ワード線の一部が意図せずに細くなること(ワード線細線効果)が問題となってきている。本発明者等は、実施形態の開発の過程において、以下に述べるような知見を得た。図1は、ワード線細線効果を奏するメモリを検出するためのスクリーニングテスト中の一状態の例を示している。図2は、スクリーニングテストのフローチャートである。ここで、メモリセルアレイ101中において、それぞれのワード線WLはワード線方向に延び、ビット線方向に複数本配置されている。また、それぞれのワード線に電圧を与えるロウデコーダ(図示せず)はその一方の側(例えば左側)に配置されている。まず、検査対象のワード線WLに、その一方の側(例えば左側)において接続される特定数のメモリセルへの書き込みが検査される。すなわち、検査対象ページの左側の特定数のビット(斜線により明示)への書き込みが検査される。まず、書き込みデータがテスタからI/Oを介してNAND型フラッシュメモリに供給される(ステップS101)。書き込みデータは次いでメモリセルアレイ101中の検査対象のページに書き込まれる(ステップS102)。検査対象以外のビットには、データは書き込まれない。次に、ベリファイが行われる(ステップS103)。ベリファイでは、あるビットへのデータ書き込みが成功すると、データレジスタ102中のこのビットに対応するラッチ回路に、書き込み完了の旨の値が第1データとして保持される。なお、データを書き込まないラッチ回路は、もともと書き込み完了の旨の値を第1データとして保持することができる。次いで、ディテクトスキャンが行われる(ステップS104)。ステップS104において、判定回路103は、データレジスタ102を検査して書き込み完了を示す第1データの個数が、閾値以上であるかを判定する(ステップS106)。この判定がYesであれば、判定回路103は、検査対象のページをパスと判定し、信号Detectを出力する。書き込み、ベリファイ、ディテクトスキャンが繰り返され、このループの回数はカウンタ106によってカウントおよび保持されている。なお、2回目以降の書き込みを「追加書き込み」と称する場合があり、前回の書き込み電圧よりも電圧値をステップアップさせて書き込みを行うことができる(再書き込み電圧印加)。ステップS106での判定がYesであれば、カウンタ106に保持されている値が、I/Oを介してテスタに出力される。テスタは受け取った値を保持する。ステップS106での判定がNoであれば、ステップS101から新たなループ(追加書き込み)が繰り返される。
続いて、図3に示されるように、検査対象のページのもう一方の側(例えば右側)の特定数のビット(斜線により明示)への書き込みが検査される。詳細は、左側のビットに対する検査(図2)と同じである。検査対象のページがパス判定となるのに要したループ数は、OPCカウンタ106からテスタに出力される。テスタは受け取った値を保持する。テスタは、左側の第1データについてのループ数と、右側の第1データについてのループ数との差を算出する。テスタは、この差が閾値を超えている場合、検査対象のワード線がワード線細線効果による不良(段切れ不良)と判定する。段切れ不良と判定されたワード線を含んだブロックは、バッドブロックに分類される。バッドブロックとの分類は、テスタがバッドブロック制御回路108にアドレスを指定することを通じて行われる。以上の処理が、全ワード線WLに対して行われる。
図1〜図3の例による手法によって段切れ不良を効果的に判定することは可能である。すなわち、ロウデコーダに近い側と遠い側のメモリセル群の書き込み状況の差分を取得することにより、検査対象のワード線がワード線細線効果により細くなっていることを簡易に判定することができる。
しかし、図1〜図3の例では、各ワード線WLに対して2回の書き込みが必要である。また、ワード線WLごとの2つのループ数の出力およびそれらの出力のテスタでの処理が必要である。上記のようにメモリの容量増加に伴い、ワード線WLの本数は非常に多い。このため、テストに要する時間も非常に長い。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。また、各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。実施形態の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
また、機能ブロックが、図のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が以下の説明において例示されている機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。どの機能ブロックによって特定されるかによって実施形態が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。図4に示されるように、半導体記憶装置(NAND型フラッシュメモリ)10は、メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データバッファ4、データ入出力端子5、ワード線制御回路6、制御回路7、制御信号入力端子8、電圧生成回路9を含んでいる。メモリセルアレイ1は、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のメモリセル、ワード線、ビット線等を含んでいる。ブロックは、複数のメモリセルからなる複数のページを含んでおり、詳細については後に詳述する。メモリセルアレイ1は、ビット線制御回路2、ワード線制御回路6、制御回路7、電圧生成回路9と電気的に接続されている。
ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1内のメモリセルのデータを読み出し、ビット線を介してメモリセルの状態を検出する。また、ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1内のメモリセルに書き込み(プログラム)電圧を印加してメモリセルにデータを書き込む(プログラムする)。ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データバッファ4、制御回路7が電気的に接続されている。
ビット線制御回路2はセンスアンプやデータ記憶回路等(図示せず)を含んでいる。特定のデータ記憶回路がカラムデコーダ3によって選択される。選択されたデータ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、データバッファ4を介してデータ入出力端子5からメモリの外部へ出力される。データ入出力端子5は、メモリ外部の装置(例えば、ホスト、メモリコントローラなど)に接続される。データ入出力端子5は、半導体記憶装置10の動作を制御する各種コマンドCOM、アドレスADDをホストまたはメモリコントローラHMなどから受け取り、またデータDTを受け取ったり、データDTをホストまたはメモリコントローラHMなどに出力したりする。データ入出力端子5に入力された書き込みデータDTは、データバッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択されたデータ記憶回路に供給される。コマンドCOMおよびアドレスADDは、制御回路7に供給される。センスアンプは、ビット線上の電位を増幅する。
ワード線制御回路6は、制御回路7の制御に従ってメモリセルアレイ1内の特定のワード線を選択する。また、ワード線制御回路6は、読み出し、書き込み、あるいは消去に必要な電圧を電圧生成回路9から受け取る。ワード線制御回路6は、これらの電圧を、選択されたワード線に印加する。
制御回路7は、メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データバッファ4、ワード線制御回路6、電圧生成回路9に電気的に接続され、これらを制御する。制御回路7は、制御信号入力端子8に接続され、外部から制御信号入力端子8を介して入力されるALE(アドレスラッチイネーブル)信号等の制御信号によって制御される。また、制御回路7は、電圧生成回路9に制御信号を出力し、電圧生成回路9を制御する。
電圧生成回路9は、制御回路7の制御に従って、書き込み、読み出し、消去等の各動作において、メモリセルアレイ1、ワード線制御回路6等に必要な電圧を与える。電圧生成回路9は、そのような種々の電圧を生成できるように構成されている。具体的には、電圧生成回路9は、例えば、データ読み出し(リード)の際に電圧VREAD、データ書き込みの際に電圧VPGM、VPASS、VISO、データ消去の際に電圧VERA等を生成する。
図5および図6は、それぞれブロックBlockの例を示す回路図および断面図である。図5には、1つのブロックBlockのみが描かれている。図5および図6に示されるように、ブロックBlockは、ワード線方向(WL_direction)に沿って並ぶ複数のメモリセル列(メモリセルユニット)MUを含んでいる。メモリセル列MUは、ビット線方向(BL_direction)に沿って延びる。メモリセル列MUは、NANDストリングと、選択トランジスタS1、S2と、から構成される。NANDストリングは、電流経路(ソース/ドレインSD)同士が相互に直列接続されている複数個(例えば32個)のメモリセルトランジスタMTからなる。選択トランジスタS1、S2は、NANDストリングの両端にそれぞれ接続される。選択トランジスタS2の電流経路の他端はビット線BLに接続され、選択トランジスタS1の電流経路の他端はソース線SLに接続されている。
ワード線WL0〜WL31は、WL方向に延び、同じ行に属する複数のメモリセルトランジスタMTに接続される。セレクトゲート線SGDは、WL方向に沿って延び、ブロック内の全選択トランジスタS2に接続されている。セレクトゲート線SGSは、WL方向に沿って延び、ブロック内の全選択トランジスタS1に接続されている。
同じワード線WLと接続されている複数のメモリセルトランジスタMTの集まりはページを構成する。ページごとにデータが読み出しおよび書き込みされる。1つのメモリセルが複数ビットのデータを保持可能な多値メモリセルの場合、1つのワード線に複数ページが割り当てられる。なお、データの消去はブロック単位で行われる。
メモリセルMTは、ビット線BLとワード線WLとの各交点に設けられる。メモリセルMTは、半導体基板内に形成されたウェル上に設けられる。メモリセルMTは、ウェル上に積層されたトンネル絶縁膜(図示せず)、電荷蓄積層FG(例えば、フローティングゲート電極、トラップを有する絶縁膜、または、これらの積層膜)、中間絶縁膜(図示せず)、制御電極(コントロールゲート電極)CG(ワード線WL)、ソース/ドレイン領域SDを有する。メモリセルMTの電流経路であるソース/ドレインは、隣接するメモリセルMTのソース/ドレインに直列接続されている。選択トランジスタS1、S2は、半導体基板上に積層されたゲート絶縁膜(図示せず)、ゲート電極SGS、SGD、ソース/ドレイン領域SDを含んでいる。
図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示すブロック図である。具体的には、図7は、半導体記憶装置のうちのワード線細線効果による不良(段切れ不良)を有するメモリを検出するためのスクリーニングテストに関する部分を示している。図7に示されるように、半導体記憶装置10は、メモリセルアレイ1、データレジスタ11、判定回路12、検査回路14、バッドブロック制御回路15を含んでいる。データレジスタ11は、図4の例えばビット線制御回路2の一部に相当する。判定回路12、検査回路14、バッドブロック制御回路15は、図4の例えば制御回路7の機能の一部に相当する。検査回路14は、さらに、カウンタ21、スタックレジスタ22、スタックフラグ保持部24、コンパレータ25、閾値レジスタ27、検出回路制御部29を含んでいる。カウンタ21、スタックレジスタ22、スタックフラグ保持部24、コンパレータ25、閾値レジスタ27は、図4の例えば制御回路7に含まれている。なお、検査回路制御部29は半導体記憶装置10の外部、例えばメモリテスター内に配置されていても良い。スタックフラグ保持部24は、例えばレジスタである。また、カウンタ21は、通常の書き込みの際の書き込み電圧の印加回数(ループ回数)をカウントおよび保持するレジスタによる実現されることが可能である。図中のバスI/Oは、図4のデータ入出力端子5およびデータバッファ4に相当する。
データレジスタ11は、1ページの大きさのデータを保持し、1ページを構成する複数メモリセルの各々のためのデータを対応するレジスタ回路において保持する。ここで、1ページとは1回の書き込み動作、または、読み出し動作で読み出せるメモリセルを意味する。例えば、1ページは1本のワード線に接続されたメモリセルで構成される。判定回路12は、検査対象のワード線WLと接続された複数メモリセル(すなわち1ページ分のデータ)のうちの全てまたは一部に書き込まれたデータに対して、パス/フェイルの判定を行う(ディテクトスキャンと称される)。すなわち、判定回路12は、書き込み中のページへのデータ書き込みが成功したかを判定する。具体的には、判定回路12は、1ページ分の全ビットのうちデータ書き込みが成功したビットの数が、閾値以上であるかを判定し、この判定がYesであれば信号Detect(例えば“1”の信号Detect)を出力する。閾値は、1ページのうちの判定される全てのメモリセルの数または一部のメモリセルの数と同じ値にすることができる。判定の詳細は、以下の通りである。データレジスタ11の中のデータを書き込まれるビットに対応するラッチ回路は、例えば“0”を保持し、書き込まれないビットに対応するラッチ回路は例えば“1”を保持する。ページへの書き込みが行われ、次いでデータレジスタ11中の書き込みが成功したビットに対応するラッチ回路には、“1”が上書きされる。判定回路12は、データレジスタ11中の“1”を保持するラッチ回路の個数が閾値以上であるかを判定する。
判定回路12は、また、データレジスタ11中のデータのうちで信号ScanEnにより指定される範囲に対して判定を行う。信号ScanEnは、1ページ分の全ビット(メモリセル)、最初の連続する複数ビット、最後の連続する複数ビットのいずれかを指定する。以下の記述では、各ページ中の最初の連続する複数メモリセルおよび最後の連続する複数メモリセルをそれぞれゾーンAおよびゾーンBと称する。ゾーンAおよびゾーンBは、例えば1ページ分の複数メモリセルのうちのそれぞれ約10%である。しかしながら、10%とは異なる割合であってもよいし、ゾーンAとゾーンBの大きさが異なっていてもよい。信号ScanEnは、また、ディテクトスキャンの開始を判定回路12に指示する機能も有する。ここで、ゾーンA、ゾーンBに属するメモリセルの数が数個(例えばECCで救済可能なメモリセル数近辺の数以下)であると、段切れ不良かどうかの判別が難しくなる。ゾーンA、ゾーンBに属するメモリセルが段切れ不良以外の起因でパスまたはフェイルしてしまうからである。一方、ゾーンA、ゾーンBに属するメモリセルの数が1ページ分の複数メモリセルの大部分を占めても、段切れ不良を検知する部分の範囲(ゾーンAとゾーンBの間の領域)が狭くなってしまう。よって、ゾーンAおよびゾーンBは、例えば1ページ分の複数メモリセルのうちのそれぞれ約10%程度にすることが好ましい。
半導体記憶装置10では、1回の書き込み(特定の1ページへの書き込み)の実行のために、書き込み電圧の印加が複数回行われる。カウンタ21は、書き込みの間に書き込み電圧が何回印加されたか(ループ回数)を計数し、保持する。スタックレジスタ22は、検査中のページについてゾーンAおよびゾーンBのうち一方が先にパスすると、その時点でのループ回数をカウンタ21からコピーして保持する。スタックフラグ保持部(フラグ)24は、初期値は0であり、スタックレジスタ22がカウンタ21の値を保持すると“1”に設定される。カウンタ21はまた、1回の書き込みにおけるループ回数が上限を超えると信号PCMAXを出力する。PCMAXが出力されると、書き込みシーケンスは終了する。
コンパレータ25は、スタックレジスタ22中の値と、カウンタ21中の現在のループ回数の差を算出する。すなわち、コンパレータ25は、ゾーンAが先にパスした場合、スタックレジスタ22中のゾーンAについてのパス時のループ回数と、カウンタ21中のゾーンBについてのパス時のループ回数の差を算出する。コンパレータ25はまた、ループ回数差を、閾値レジスタ27中の閾値と比較する。コンパレータ25は、差が閾値を超えていれば、フェイルの旨の値の信号WLPass(例えば“0”)をバッドブロック制御回路15に出力する。一方、ループ回数差が閾値以下であれば、パスの旨の値の信号WLPass(例えば“1”)をバッドブロック制御回路15に出力する。閾値レジスタ27に保持される値は、半導体記憶装置10の外部から任意の値に設定されることが可能になっている。検査回路制御部29は、検査回路12の全体の動作を制御する。
信号WLPassは、バッドブロック化制御回路15に供給される。フェイルの旨の信号WLPassが出力される際、検査回路制御部29から、検査中の、すなわちフェイル判定のページを特定するアドレス(ワード線WLのアドレス)がバッドブロック制御回路15に供給される。供給されるアドレスは、対象のワード線WLを含んだブロックのアドレスであってもよい。バッドブロック制御回路15は、フェイルの旨の信号WLPassを受け取ると、対応するワード線WLを含んだブロックをバッドブロックとして登録する。バッドブロックと登録されたブロックは半導体記憶装置10によって使用されない。バッドブロックとしての登録は、例えば未使用ブロックテーブルに、バッドブロックを含めないことによって実現される。
次に、図8〜図10を参照して、第1実施形態の半導体記憶装置でのスクリーニングテストについて説明する。図8、図10は、第1実施形態に係るスクリーニングテストの間の一状態を示している。図9は、第1実施形態の半導体記憶装置のスクリーニングテスト(書き込みシーケンス)のフローチャートである。図9は、1ページついてのフローを示している。
また、スクリーニングテストは色々なテストモードから構成されている。例えば、通常の書き込み不良のスクリーニングテストをテストモード0とする。また、段切れ不良のスクリーニングテストをテストモード1とする。
まず、検査対象のページ(ワード線WL)、すなわち書き込み対象のページが、例えば半導体記憶装置10の外部(例えば、テスタ)から指定される。次に、図8および図9に示されるように、データレジスタ11に書き込みデータが保持される(ステップS1)。テストモード0の場合、制御回路7はワード線制御回路6、ビット線制御回路2、電圧生成回路6を制御し、書き込みデータを全てのメモリセルに書き込む。テストモード1の場合、制御回路7はワード線制御回路6、ビット線制御回路2、電圧生成回路6を制御し、書き込みデータをゾーンAおよびゾーンBの両方に同時に書き込む。ここで、「同時」とは、1つのワード線に接続されたメモリセルにおいてゾーンAおよびゾーンBに同時に書き込まれるという意味である。したがって、書き込みデータは、ゾーンAおよびゾーンBの両方において、未書き込み状態とは異なるビット(例えば“0”)を有する。データレジスタ11中のゾーンAおよびゾーンB以外のラッチ回路は、未書き込み状態のビット(例えば“1”)を保持する。書き込みデータは、半導体記憶装置10の外部から供給されてもよいし、検査回路14(例えば検査回路制御部29)によって生成されてもよい。データレジスタ11中の書き込みデータは、次いで、検査対象のページに書き込まれる(ステップS2)。上記のように、ゾーンAおよびゾーンBのデータは、1回の書き込みで書き込まれる。これは、図1〜図3の例の2回とは対照的である。
ステップS4において、ベリファイが行われる。すなわち、制御回路7がワード線制御回路6、ビット線制御回路2、電圧生成回路6を制御し、前回書き込み動作を行ったページのデータが読み出される。ここで、データレジスタ11中のデータ書き込みに成功したビットに対応するラッチ回路に書き込み完了の旨の値(例えば“1”)が上書きされる。すなわち、データレジスタ11中のデータ書き込みに成功したビットに対応するラッチ回路には書き込み完了の旨の値(例えば“1”)が保持されることになる。
次に、信号ScanEnが判定回路12に供給され、ディテクトスキャンが開始する。信号ScanEnが、テストモード0を指定している場合、処理はステップS6に移行する。ステップS6は、図2のステップS104と同じである。ステップS6では、判定回路12は、データレジスタ11の全体を対象として、ディテクトスキャンを行う。すなわち、判定回路12は、データレジスタ11中の全てのラッチ回路のうちの“1”データを保持するものの総数を計数する。次に、判定回路12は、検査対象のページがパスであるかフェイルであるかを判定する(ステップS8)。
ステップS6からステップS8に移行した場合、判定回路12は、ステップS6で計数された総数が閾値以上であるかを通じて判定を行う。閾値は、例えばデータレジスタ11中の全ラッチ回路の数と同じ(すなわち全ラッチ回路が“1”データを保持)でもよいし、それ以下であってもよい。個数が閾値以上であれば判定はパスであり、書き込みシーケンスは終了する。一方、個数が閾値未満であれば、判定はフェイルであり、処理はステップS2に戻る。
信号ScanEnが、テストモード1を指定している場合、シーケンスはステップS11に移行する。さらに、信号ScanEnは、テストモード1を指定している場合、ゾーンAまたはゾーンBを指定することができる。図9は、まずゾーンAが指定される例を示している。ステップS11において、図8に示されるように、判定回路12はゾーンAについてディテクトスキャンを行う。すなわち、データレジスタ11のゾーンA中の“1”データのメモリセルの個数を閾値と比較する。この閾値は、ゾーンAに含まれる全てのメモリセルの数と同じでもよいし、それ以下であってもよい。判定がパスであれば、判定回路12は信号Detectを検査回路14に供給する。
次いで、シーケンスはステップS12に移行する。ステップS12において、図10に示されるように、判定回路12はゾーンBについてディテクトスキャンを行う。詳細は、ステップS11と、判定対象が異なるのみで同じである。判定がパスであれば、判定回路12は信号Detectを検査回路14に供給する。図9と異なり、ゾーンBの判定が先に行われてもよい。
次いで、処理はステップS14に移行する。ステップS14において、検査回路14(例えば検査回路制御部29)は、ゾーンAおよびゾーンBの一方がパスでかつスタックフラグ24が無効(例えば“0”)であるかを判定する。判定がNoであれば、これは、ゾーンAおよびゾーンBの一方が、以前のループでパスしていることを示す。または、判定がNoであることは、ゾーンAおよびゾーンBのいずれもがパスしていないことを示す。判定がNoであれば、シーケンスはステップS17に移行する。ステップS17において、検査回路制御部29はゾーンAおよびゾーンBの両方がパスしたかを判定する。判定は、例えば検査回路制御部29が、ゾーンAおよびゾーンBの各々についてのDetect信号の受信をラッチ回路などに保持しておくことにより行われる。判定がYesであれば、プログラムシーケンスは終了する。判定がNoであれば処理はステップS2に戻る。ステップS17を経てからのステップS2(すなわち再書き込み電圧印加)では、ゾーンAおよびゾーンBのパスした方に対して追加書き込みは行われない。また、ステップS17を経てからのステップS11、S12では、判定回路12はディテクトスキャンを行わず、以前の結果を利用して単に信号Detectを出力する。
一方、ステップS14の判定がYesであることは、現在のループでゾーンAおよびゾーンBの両方が同時にパスしたか、現在のループでゾーンAおよびゾーンBの一方がパスし、もう一方は未だパスしていないことを示す。判定がYesであればシーケンスはステップS15に移行する。ステップS15において、検査回路14は、例えば検査回路制御部29の制御を通じて、現在のループ回数の値をカウンタ21からスタックレジスタ22にコピーし、スタックフラグ24をセットする(有効にする)。次いで、シーケンスはステップS17に移行する。
テストモード1では、図9の書き込みシーケンスは、図11のフローに継続する。図11は、第1実施形態の半導体記憶装置のスクリーニングテストの一部のフローチャートである。図11に示されるように、ステップS21において、検査回路制御部29の制御を通じて、スタックレジスタ22中の値と、カウンタ21中の現在のループ回数の差を算出する。次いで、コンパレータ25は、ループ回数差が閾値レジスタ27に保持されている閾値以下であれば、パスの旨の値の信号WLPass(例えば“1”)を出力する(ステップS22)。一方、コンパレータ25は、ループ回数差が閾値を超えていれば、フェイルの旨の値の信号WLPass(例えば“0”)を出力する(ステップS23)。ステップS21の判定がYesであっても、信号PCMAXが1、すなわち書き込みがフェイルで終了してステップS21に移行した場合も、フローはステップS23に移行する。ここで、上記のように段切れ不良のためのスクリーニングテスト(テストモード1)を、書き込み不良のためのテスト(テストモード0)に後続させることができる。その結果、段切れ不良のスクリーニングテストの段階ではPCMAXが“1”にならない。故に、段切れ不良のスクリーニングテストを簡略化することができる。
ステップS23で出力されたフェイルの旨の値の信号WLPassは、バッドブロック制御回路15により受け取られる。バッドブロック制御回路15は、検査中のページを含んだブロックをバッドブロックとして登録する(バッドブロック化する)。検査中のページのアドレスは、検査回路14が認識しており、例えば検査回路制御部29からバッドブロック制御回路15に供給される。バッドブロックとしての登録は、例えば、図9および図11のフローの一環として行われてもよいし、図11のフロー後に例えばテスタからのコマンドによって行われてもよい。
図12〜図14は、第1実施形態に係るスクリーニングテスト中の種々のケースを例示している。「カウンタ」の行は、ループ回数を示す。ただし、“0”が1回目のループに相当する。また、図12〜図14は、閾値レジスタ27中の値は2の例に関する。
図12は、ゾーンAおよびゾーンBの両方がパスし、ゾーンAおよびゾーンBの各々についてのパスに要したループ回数の差が閾値以下のケースである。図12に示されるように、1回目のループでは、ゾーンAおよびゾーンBのいずれもパスしない。2回目のループで、ゾーンAがパスする。結果、カウンタ21の値(=1)がスタックレジスタ22に保持されるとともに、スタックフラグ24がセットされる(“1“にされる)。続く3回目のループでゾーンBもパスする。ゾーンBがパスした際のカウンタ21中の値(=2)とゾーンAがパスした際のカウンタ21の値すなわちスタックレジスタ22中の値(=1)の差が閾値(=2)以下である。このため、検査対象のページはパスと判定され、パスの旨の信号WLPassが出力される。
図13は、ゾーンAおよびゾーンBの両方が同じループ回数でパスしたケースである。図13に示されるように、5回目のループでゾーンAおよびゾーンBがパスする。ゾーンAおよびゾーンBがパスした際のカウンタ21中の値(=4)がスタックレジスタ22に保持され、スタックフラグ24がセットされる。また、ゾーンAがパスした際のループ回数とゾーンBがパスした際のループ回数との差は閾値以下である。このため、検査対象のページはパスと判定され、パスの旨の信号WLPassが出力される。
図14は、ゾーンAおよびゾーンBの両方がパスしたが、ゾーンAおよびゾーンBの各々がパスするのに要したループ回数の差が閾値を超えるケースである。図14に示されるように、3回目のループでゾーンAがパスし、6回目のループでゾーンBがパスする。このため、スタックレジスタ22に保持されているゾーンAがパスした際のループ回数(=2)とゾーンBがパスした際のループ回数(=5)との差は、閾値を超えている。このため、検査対象のページはフェイルと判定され、フェイルの旨の信号WLPassが出力される。
なお、ゾーンAおよびゾーンBの一方のみがパスした場合、またはいずれもパスしない場合でも条件によっては、ステップS21の条件が満たされる場合がある。例えば、最大ループ回数が4で、ゾーンAが3回目のループでパスし、ゾーンBがループ回数上限に達した場合が該当する。そのような場合は、ステップS21の条件が満たされていても信号PCMAXが“1”であることを以て検査対象のページはフェイルと判定される。また、ゾーンAおよびゾーンBのいずれもがパスせずに最大ループ回数に達した場合も、ステップS21の条件が満たされる。この場合も、信号PCMAXが“1”であることを以て、検査対象のページはフェイルと判定される。ここで、上記のように段切れ不良のためのスクリーニングテスト(テストモード1)を、書き込み不良のためのテスト(テストモード0)に後続させることができる。その結果、段切れ不良のスクリーニングテストの段階ではPCMAXが“1”にならない。故に、段切れ不良のスクリーニングテストを簡略化することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る半導体記憶装置では、ページのゾーンAおよびゾーンBに同時にデータが書き込まれ、検査回路14が、ゾーンAがパスした際のループ回数とゾーンBがパスした際のループ回数との差を閾値と比較する。このため、まず、ゾーンAおよびゾーンBごとに書き込みおよびパス/フェイル判定を行う例に比べ、テストに要する時間を大幅に短縮できる。さらに、ループ回数の差と閾値との比較は半導体記憶装置10により行われ、装置外部に信号が出力される必要はない。このため、この点からもテストに要する時間を短縮できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、ロウデコーダがメモリセルアレイ1の2つの側の内のいずれにあるかが判定に考慮される。
図15は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示すブロック図である。具体的には、図15は、半導体記憶装置のうちの段切れ不良を有するメモリを検出するためのスクリーニングテストに関する部分を示している。全体の構成は、第1実施形態(図4)と同じである。ワード線制御回路6の一部であるロウデコーダ(ドライバ)、または少なくともその出力部は、メモリセルアレイ1の対向する2つの側に分散される場合がある。例えばブロックごとに対応するロウデコーダが設けられ、奇数番目のブロックのためのロウデコーダはメモリセルアレイ1の一方の側に、偶数番目のブロックのためのロウデコーダはメモリセルアレイ1のもう一方の側に設けられる。図15は、そのような例を示している。すなわち、半導体記憶装置10は、ロウデコーダ31A、31Bを含んでいる。ロウデコーダ31Aは、メモリセルアレイ1の対抗する2つの側の一方(図では左側)に位置し、ロウデコーダ31Bは、もう一方の側(図では右側)に位置する。ロウデコーダ31A、31Bは、それぞれブロック1、ブロック2中のワード線WLと接続されている。図15は、簡略化のために2つのブロックおよび2つのロウデコーダのみを示している。
段切れ不良を有するワード線WLは、そのどこか途中において不良を有している。このため、典型的には、ロウデコーダから見て不良位置を超えた位置、すなわち1ページを構成する全メモリセルのうちのロウデコーダと反対側のメモリセルへの書き込み性能が悪くなっている。そこで、第2実施形態では、ゾーンAおよびゾーンBのうちのロウデコーダから遠い側のものについてのパス時のループ回数から近い側のものについてのパス時のループ回数を減じた差が閾値と比較される。
図15に示されるように、検査回路14は、位置判定フラグ保持部(位置判定フラグ)34をさらに具備する。位置判定フラグ34は、検査中のページがゾーンA側のロウデコーダ31Aにより駆動されていて且つディテクトスキャンAがパスした際にスタックフラグ24が無効である場合にセットされる。また、位置判定フラグ34は、検査中のページがゾーンB側のロウデコーダ31Bにより駆動されていて且つディテクトスキャンBがパスした際にスタックフラグ24が無効である場合にセットされる。検査中のページがロウデコーダ31A、31Bのいずれによって駆動されているかは、検査中のページのアドレスから特定できる。検査中のページのアドレスは、検査回路14(例えば検査回路制御部29)が認識している。
図16は、第2実施形態の半導体記憶装置のスクリーニングテストの一部のフローチャートである。図16に示されるように、ステップS11は、ステップS31に継続する。ステップS31において、検査回路制御部29は、検査中のページがゾーンA側のロウデコーダ31Aにより駆動されていて、且つディテクトスキャンAがパスしており、且つスタックフラグ24が無効であるかを判定する。ステップS31の判定がYesの場合、これはゾーンA(ロウデコーダ31Aに近い方)がゾーンBより先にパスしたことを示し得る。そこで、検査回路制御部29は位置判定フラグ34をセットする(ステップS32)。ステップS31の判定がNoの場合、処理はステップS12に移行する。ステップS12は、ステップS34に継続する。ステップS34において、検査回路制御部29は、検査中のページがゾーンB側のロウデコーダ31Bにより駆動されていて、且つディテクトスキャンBがパスしており、且つスタックフラグ24が無効であるかを判定する。ステップS34の判定がYesの場合、これはゾーンB(ロウデコーダ31Bに近い方)がゾーンAより先にパスしたことを示し得る。そこで、検査回路制御部29は位置判定フラグ34をセットする(ステップS35)。ステップS34の判定がNoの場合、処理はステップS14に移行する。
テストモード1では、図16のフロー(書き込みシーケンス)は、図17フローに継続する。図17は、第2実施形態の半導体記憶装置のスクリーニングテストの一部のフローチャートである。図17に示されるように、ステップS41においてステップS21と同様に、ゾーンAおよびゾーンBの各々がパスした時点でのループ回数の差が閾値と比較される。また、ステップS41において、検査回路制御部29は、位置判定フラグ34がセットされているかも判定する。位置判定フラグ34がセットされているということは、ゾーンAおよびゾーンBのうちロウデコーダ31A(または31B)に近い方が先にパスしたことを示す。そこで、ステップS41において、ループ回数差が閾値を超えていて位置判定フラグ34がセットされている場合に、検査中のページが段切れ不良を有すると正しく判定される。このような判定は、ゾーンAおよびゾーンBのうちのロウデコーダ31A(または31B)に遠い方がパスした時点のループ回数から、近い方がパスした時点のループ回数の差が閾値と比較されることに相当する。そこで、ステップS41において、ループ回数差が閾値を超えていて位置判定フラグ34がセットされている場合に、検査中のページが段切れ不良を有すると正しく判定される。この結果、シーケンスはステップS23に移行する。ループ回数差が閾値を超えていても位置判定フラグ34がセットされていない場合、少なくとも段切れ不良を奏するページが検出されたとは判定されない。この場合、処理はステップS22に移行する。ただし、ステップS22でのパスとの判定は、少なくとも段切れ不良を有するページが特定されていないという意味でのパス判定である。
以上説明したように、第2実施形態に係る半導体記憶装置では、第1実施形態と同じく、ページのゾーンAおよびゾーンBに同時にデータが書き込まれ、検査回路14がパス時のループ回数差を閾値と比較する。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。また、第2実施形態では、ゾーンAおよびゾーンBのうちのロウデコーダ31A(または31B)に近い側が遠い側より先にパスしたことが、検査中のページが段切れ不良と判定される条件に用いられる。このため、段切れ不良を有するページをさらに正確に検出できる。
その他、各実施形態は、上記のものに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の実施形態が抽出され得る。例えば、上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が実施形態として抽出され得る。
1…メモリセルアレイ、2…ビット線制御回路、3…カラムデコーダ、4…データバッファ、5…データ入出力端子、6…ワード線制御回路、7…制御回路、8…制御信号入力端子、9…電圧生成回路、10…半導体記憶装置、11…データレジスタ、12…判定回路、14…検査回路、15…バッドブロック制御回路、21…カウンタ、22…スタックレジスタ、24…スタックフラグ保持部、25…コンパレータ、27…閾値レジスタ、29…検出回路制御部、31A、31B…ロウデコーダ、34…位置判定フラグ保持部。

Claims (5)

  1. 複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルを共通に接続するワード線とを有するメモリセルアレイと、
    1つの前記ワード線の第1の側の第1メモリセル群への書き込みが成功したかを判定し、1つの前記ワード線の前記第1の側と反対の第2の側の第2メモリセル群への書き込みが成功したかを判定する判定回路と、
    1つの前記ワード線への書き込みの間の書き込み電圧の印加回数を計数し、前記第1メモリセル群への書き込みおよび前記第2メモリセル群への書き込みの一方が成功した時点の前記書き込み電圧の印加回数と前記第1メモリセル群への書き込みおよび前記第2メモリセル群への書き込みの他方が成功した時点の前記書き込み電圧の印加回数との差を閾値と比較し、比較の結果を出力する、検査回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記検査回路は、
    1つの前記ワード線への書き込み電圧の印加回数を計数し、保持するカウンタと、
    前記第1メモリセル群への書き込みおよび前記第2メモリセル群への書き込みの一方が先に成功した時点の前記書き込み電圧の印加回数を保持するレジスタと、
    前記第1メモリセル群への書き込みおよび前記第2メモリセル群への書き込みの他方が成功した時点の前記書き込み電圧の印加回数と、前記レジスタ中の値との差を前記閾値と比較し、前記結果を出力するコンパレータと、
    を具備し、
    前記結果が前記差が前記閾値を超えていることを示す場合、前記閾値を超えていると判定されたワード線を含むブロックを不良ブロックとして登録する制御回路をさらに具備する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線は、前記第1の側または前記第2の側で、前記ワード線を駆動するためのデコーダと接続され、
    前記検査回路は、前記第1メモリセル群および前記第2メモリセル群のうちの前記デコーダから遠い方への書き込みが成功した時点での前記書き込み電圧の印加回数から前記第1メモリセル群および前記第2メモリセル群のうちの前記デコーダに近い方への書き込みが成功した時点での前記書き込み電圧の印加回数を減じた差を前記閾値と比較する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 制御回路をさらに具備し、
    前記制御回路は、
    前記第1メモリセル群と前記第2メモリセル群にデータを同時に書き込み、
    前記第1メモリセル群と前記第2メモリセル群のデータを同時に読み出し、
    前記判定回路は、前記読み出した結果に基づいて判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 複数のメモリセルを有し且つデータを保持するページに、1回以上の書き込み電圧の印加を繰り返してデータを、前記書き込み電圧の印加回数を計数しながら書き込むことと、
    前記ページの第1の側の第1メモリセル群への書き込みが成功したかを判定することと、
    前記ページの前記第1の側と反対の第2の側の第2メモリセル群への書き込みが成功したかを判定することと、
    前記第1メモリセル群への書き込みおよび前記第2メモリセル群への書き込みの一方が成功した時点の前記書き込み電圧の印加回数と前記第1メモリセル群への書き込みおよび前記第2メモリセル群への書き込みの他方が成功した時点の前記書き込み電圧の印加回数との差を閾値と比較し、比較の結果を出力することと、
    を具備する半導体記憶装置のテスト方法。
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