JP4851962B2 - メモリシステム - Google Patents

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    • G11C5/143Detection of memory cassette insertion or removal; Continuity checks of supply or ground lines; Detection of supply variations, interruptions or levels ; Switching between alternative supplies

Description

本発明は、メモリシステムに関し、例えば不揮発性半導体メモリとこのメモリを制御するコントローラとを有するメモリシステムに関する。
不揮発性半導体メモリとこのメモリを制御するコントローラを有するメモリカードが知られている。メモリカードは、ホスト機器に挿入されて、ホスト機器からの要求に従って、データを記憶したり、記憶されたデータを出力したりする。メモリカードは、ホスト機器からの電源供給を受けて動作する。ホスト機器からの電源は、メモリカードのコントローラおよびメモリに供給される。
ホスト機器として、ユーザの利便性に供するために様々の形態および特徴を有する装置が存在し、具体的には例えばデジタルカメラ、プリンタ、USB(universal serial bus)メモリ、PC(personal computer)カードリーダ/ライタ等が該当する。このような様々な形態のホスト装置が、様々なメーカーによって製造されている。
メモリカードの動作(書き込み、読み出し等)の高速化に対するユーザからの要求は常に高まっている。この高速化要求を満たすために、様々な新たな技術が提案、実用化されている。これら新たな技術は、概して通常の動作よりも大きな電流を消費する。なお、どの程度の電流が消費されるかは、高速化技術によって異なる。このように、メモリカードの消費電流は上昇傾向にある。
ホスト機器は、メモリカードに対して、規格により定められた電圧を印加できることが要請されている。しかしながら、メモリカードが大きな電流を消費すると、一部のホスト機器は、その電源供給回路の設計等に起因して、規定の電圧を供給することができない。供給電圧が規定値を下回ると、メモリカードは誤動作を起こし得る。ある消費電流に対して、一部のホスト機器は規定の電圧を供給することができるが、一部のホスト機器は規定の電圧を供給できない。換言すれば、ホスト機器の電源の消費電流に対する強度は、ホスト機器によって異なる。
強度の弱い電源を有するホスト機器をもサポートするためには、メモリカードの消費電流を一律に抑制することが考えられる。しかし、この手法では、メモリカードが有し得る性能が発揮できない。また、この手法では、高い電源供給能力を有し且つメモリカードに対して高速のアクセスを行い得るホスト機器の性能も抑制されてしまう。
本発明は、ホスト機器の電源供給能力に応じて最適な動作を行うことができるメモリシステムを提供しようとするものである。
本発明の一態様によるメモリシステムは、ホスト機器から電源を供給され、ホスト機器からの要求によってデータの記憶および記憶されたデータの出力を行うメモリシステムであって、(1)不揮発性の半導体メモリと、(2)前記ホスト機器からの要求に応じて前記半導体メモリへのデータの書き込みおよび前記半導体メモリからのデータの読み出しを制御するコントローラと、を具備し、前記コントローラが、第1番目から第n番目(nは2以上の自然数)に向って順に大きくなるn個の値の電流が前記電源から引かれるように動作し、前記n個の値のそれぞれの電流が引かれるときに前記電源の電圧が予め設定された検知電圧を下回るか否かを第1番目から第n番目に向って順に判定し、前記n個のうちのp番目(pは2以上n以下の自然数)の値の電流によって前記電源の電圧が前記検知電圧を下回ることが検知されると前記n個のうちのp番目の値より少ない値の電流のみが前記メモリシステム内で消費されるように動作する、ことを特徴とする。
本発明の一態様によるメモリシステムは、ホスト機器から電源を供給され、ホスト機器からの要求によってデータの記憶および記憶されたデータの出力を行うメモリシステムであって、(1)不揮発性の半導体メモリと、(2)前記ホスト機器からの要求に応じて前記半導体メモリへのデータの書き込みおよび前記半導体メモリからのデータの読み出しを制御するコントローラと、を具備し、前記コントローラが、第1番目から第n番目(nは2以上の自然数)に向って順に大きくなるn個の値の電流が前記電源から引かれるように動作し、前記n個の値のそれぞれの電流が引かれるときに前記電源の電圧が予め設定された検知電圧を下回るか否かを第1番目から第n番目に向って順に判定し、前記n個のうちのp番目(pは2以上n以下の自然数)の値の電流によって前記電源の電圧が前記検知電圧を下回ることが検知されると前記n個のうちのp番目の値より少ない値に1を超える共通の値を乗じた値の電流のみが前記メモリシステム内で消費されるように動作する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ホスト機器の電源供給能力に応じて最適な動作を行うことができるメモリシステムを提供できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
また、以下に示す各実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
なお、以下、本発明の実施形態に係るメモリシステムの一例としてメモリカードを用いて説明を行う。しかしながら、本実施形態に係るメモリシステムは、以下に述べるメモリ(メモリチップ)とこのメモリを制御するコントローラとを含んでいる限り、これら以外の部分において任意の構成を取り得、以下に例示するものに限定されない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るメモリカードの概略的な構成を示す図である。本発明の各実施形態における各機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェア、のいずれかまたは両者の組み合わせとして実現することができる。このため、各ブロックは、これらのいずれでもあることが明確となるように、概してそれらの機能の観点から以下に説明される。このような機能が、ハードウェアとして実行されるか、またはソフトウェアとして実行されるかは、具体的な実施態様またはシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、具体的な実施態様ごとに、様々な方法でこれらの機能を実現し得るが、そのような実現を決定することは本発明の範疇に含まれるものである。
図1に示すように、メモリカード1は、NAND型フラッシュメモリ(以下、単にメモリと記載する)11のチップ、このメモリ11を制御するカードコントローラ12、および複数の信号ピン(第1ピン乃至第9ピン)13を備えている。また、メモリカード1は、ホスト機器2に設けられたスロットに対して抜き差し可能なように形成されている。
メモリカード1は、ホスト機器2とインターフェース14を介して信号の授受を行う。メモリカード1は、信号ピン13を介して、ホスト機器2と電気的に接続される。
複数の信号ピン13は、カードコントローラ12と電気的に接続されている。信号ピン13は、第1ピン乃至第9ピンを含んでいる。第1ピン乃至第9ピンには、例えば、データ信号0乃至データ信号3、カード検出信号、コマンド、接地電位Vss、電源電位Vdd、クロック信号が適宜割り当てられている。
ホスト機器2の電源回路10は、信号ピンを介して、メモリカード1に電源を供給する。ホスト機器2は、コマンドを、信号ピン13を介してカードコントローラ12にシリアルな信号として送出する。カードコントローラ12は、信号ピン13から供給されているクロック信号に応答して、コマンドおよびデータを取り込む。
メモリ11とカードコントローラ12との間の通信は、NAND型フラッシュメモリ用のインターフェースによって行われる。すなわち、メモリ11とカードコントローラ12とはパラレルな8ビットの入出力(I/O)線(図示せぬ)により接続されている。例えば書き込みの際、カードコントローラ12は、I/O線を介してデータ入力コマンド、カラムアドレス、ページアドレス、データ、書き込み(プログラム)コマンドをメモリ11に順次入力する。
図2は、第1実施形態に係るメモリカードの構成をより詳細に示すブロック図である。図2に示すように、ホスト機器2は、インターフェース14を介してメモリカード1にアクセスするためのハードウェアおよびソフトウェアを備えている。
メモリ11は、複数のNAND型フラッシュメモリ11(11a、11b)を有していてもよい。図2では、2個を例示しているが、1個であっても良いし、3個以上であってもよい。以下、各メモリを区別する必要がない場合は、包括的にメモリ11と記載する。
メモリ11は、所定の大きさの記憶単位(ページと称される)でデータの記憶および読み出しを行う。各ページは、複数のメモリセルトランジスタを含んでいる。各メモリセルは、いわゆる積層ゲート構造型のMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)からなる。積層ゲート構造のMOSトランジスタは、積層されたトンネル絶縁膜、浮遊ゲート電極、電極間絶縁膜、制御ゲート電極と、ソース/ドレイン拡散層と、を含む。各メモリセルトランジスタは、浮遊ゲート電極に蓄えられる電子の数に応じて閾値電圧が変化し、この閾値電圧の違いに応じた情報を記憶する。データの書き込みおよび読み出しは複数のメモリセルトランジスタの集合毎に行われ、このメモリセルトランジスタの集合からなる記憶領域が1つのページに対応する。また、メモリ11は、複数のページからなる消去単位(ブロック)で消去を行う。
図3は、メモリ11の記憶領域の構造を示している。メモリ11の各ページは、例えば2112B(512B分のデータ記憶部×4+10B分の冗長部×4+24B分の管理データ記憶部)を有しており、例えば128ページ分が1つの消去単位(256kB+8kB(ここで、kは1024))である。
また、メモリ11は、メモリ11へのデータ入出力の際に用いられるページバッファ11Aを備えている。ページバッファ11Aの記憶容量は、例えば2112B(2048B+64B)である。
メモリ11の記憶領域は、保存されるデータの種類に応じて複数の領域に区分けされていてもよい。データ記憶領域として、例えば、管理データ領域、機密データ領域、保護データ領域、ユーザデータ領域、が定義される。
図2に戻って、カードコントローラ12は、メモリ11内部の物理状態(例えば、何処の物理ブロックに何番目の論理セクタアドレスのデータが含まれているか、および何処のブロックが消去状態であるか)を管理する。また、論理アドレスによって個別に特定される書き込みデータを、どのブロックに書き込むか(割り当てるか)を決定する。
カードコントローラ12は、例えば、ホストインターフェースモジュール21、MPU(micro processing unit)22、フラッシュコントローラ23、ROM(read only memory)24、RAM(random access memory)25、バッファ26、電圧検知回路27を有する。これらの、カードコントローラ12内の各要素は、カードコントローラ12から独立して設けられていてもよい。
ホストインターフェースモジュール21は、カードコントローラ12とホスト機器2との間のインターフェース処理を行う。ホストインターフェースモジュール21のハードウェアの構成としては、上記のように、複数の信号ピン13を備えている。
MPU22は、メモリカード1全体の動作を制御する。MPU22は、例えばメモリカード1が電源供給を受けたときに、ROM24に格納されているファームウェア(制御プログラム)をRAM25上に読み出して所定の処理を実行する。
MPU22は、また、ホスト機器2から書き込み、読み出し、消去コマンドを受け取り、メモリ11に対して所定の処理を実行したり、バッファ26を通じたデータ転送を制御したりする。MPU22(カードコントローラ12)は、メモリカード1での高速な処理を実現するために、メモリ11へ様々なアクセス(書き込み、読み出し)方法を実現できるように構成されている。また、MPU22は、適当な範囲内の様々なシステム周波数で動作ができるように構成されている。
カードコントローラ12(MPU22)のメモリ11へのアクセス方法には、様々なものが現在存在し、また将来作り出されることが予想される。したがって、本明細書で全てに触れることは不可能であるので、以下に幾つかを例示する。しかしながら、本発明の範囲は、アクセス方法そのものに限定されず、将来提案されるであろうアクセス方法が用いられる場合も含んでいる。
アクセス方法の1つとして、例えば1つのページ(1つのメモリ11のページ)のみに対する書き込み処理(単一書き込み処理)がある。単一書き込み処理では、カードコントローラ12の指示によって、一度に、1つのメモリ11がデータの書き込みを行う。単一書き込み処理では、メモリカード1は、様々な書き込み処理の中で最も少ない電流を消費する。
別のアクセス方法として、例えば書き込みと読み出しの同時処理(書き込み・読み出し処理)がある。書き込み・読み出し処理では、カードコントローラ12の指示によって、複数のメモリ11(11a、11b)の1つがデータの書き込みを行い、別の1つがデータの読み出しを行う。このアクセス方法によって、メモリカード1での処理速度を速めることができる。しかしながら、書き込み・読み出し同時処理が行われることによって、メモリカード1は、1つのメモリのみにアクセスするときの消費電流よりも大きな電流を消費する。
さらに別のアクセス方法として、複数の書き込み処理を同時に行う処理(同時書き込み処理)がある。同時書き込み処理では、カードコントローラ12の指示によって、複数のメモリ11a、11bが同時にデータの書き込みを行う。このアクセス方法によっても、メモリカード1での処理速度を速めることができる。しかしながら、メモリカード1での書き込みには大きな電流が必要なので、同時書き込み処理が行われることによって、メモリカード1は、読み出し・書き込み同時処理によって消費される電流よりも大きな電流を消費する。
その他にも、2つのメモリ11a、11bから同時に読み出したり、メモリ11で書き込みが行われている間にコントローラ11が次の書き込みの準備をしたりするアクセス方法がある。コントローラ11が、読み出されたデータを処理している間に、メモリ11からの読み出しを行わせることもできる。また、データの消去も1つのアクセス方法である。さらに、いわゆるマルチページコピーも1つのアクセス方法である。マルチページコピーとは、複数のページに記憶されたデータを、異なる複数のページに1つのコマンドシーケンスでコピーする動作をいう。
ROM24は、MPU22に上記の様々なアクセス含む様々な処理を実行させるためのプログラムなどを格納する。RAM25は、MPU22の作業エリアとして使用され、ROM24上のプログラムや各種のテーブル(表)を記憶する。
フラッシュコントローラ23は、カードコントローラ12とメモリ11との間のインターフェース処理を行う。
バッファ26は、ホスト機器2またはメモリ11から送られてくるデータのうちの一定量(例えば、1ページ分)を一時的に記憶する。
電圧検知回路27は、後述の手順に従って、ホスト機器2の電圧供給能力を検査する。電圧検知回路27は、少なくとも比較回路を含んでいる。電圧検知回路27B、27Cについては、第2、第3実施形態でそれぞれ説明する。
図2内の各部分を相互に接続する線は、この線を介して、信号、および(または)電源電位、接地電位が授受されることを示している。
次に、図4、図5を参照して、第1実施形態のメモリカードの動作について説明する。図4は、第1実施形態に係る試験アクセス時の消費電流、電源電圧の波形を示している。図5は、第1実施形態に係る試験アクセスのフローチャートである。
メモリカード1は、ホスト機器2からの電源の供給開始に伴い、ホスト機器2とメモリカード1との間のアクセスを行える状態に移行するための初期化処理を行う。そして、初期化処理の間(通常動作に到る前)に、ホスト機器2の電圧供給能力に応じたアクセスレベルを判定するために試験アクセスを実施する。
MPU22は、ROM24に格納されているプログラムに従って、電圧検知回路27を用いて、以下に述べる手順に従って、メモリカード1での消費電流のアクセスレベルを判定する。このアクセスレベルは、ホスト機器2の電源電圧をメモリカード1が誤動作を起こし得る値以下まで低下させない、メモリカード1の動作条件に一致する。
図4、図5に示すように、MPU22は、ステップS1において、以下に示す第1試験アクセスを実施する。第1試験アクセスにおいて、MPU22は、メモリカード1での消費電流のピークが第1値となる状態を意図的に作り出す。この状態は、カードコントローラ12およびメモリ11が実際に動作することによって作り出される。第1試験アクセスの動作状態は、例えば、メモリカード1での消費電流が最も少ない動作が行われる状態に対応する。より具体的な例として、第1試験アクセスの動作状態は、例えば単一書き込み処理で且つMPU22が最低のシステム周波数で動作している状態に一致する。
そして、第1試験アクセスの動作状態で、メモリカード1は、電源回路10から電圧の供給を受ける。第1試験アクセスが実行されることによって、消費電流は、スタンバイ状態での値より高くなる。そして、第1試験アクセスの動作状態が要求する電流が電源回路10から引かれることによって、電源回路10の電圧(電源電圧)は低下する。
ステップS2において、電圧検知回路27は、第1試験アクセス時の電源電圧を、電圧検知回路27に予め設定された検知電圧と比較する。第1試験アクセスの動作状態によって消費される電流を引かれた電源10が供給する電圧が検知電圧を下回ると、処理はステップS3に移行する。ステップS3において、電圧検知回路27は、その旨の信号をMPU22に供給する。MPU22は、この信号を受けると、電源回路10が、第1試験アクセスの動作状態によって消費される電流によって検知電圧を維持できないことを知得する。検知電圧は、例えばメモリカード1が誤動作を起こさないために必要な、最低のメモリカード1への供給電圧値とすることができる。
第1試験アクセスによって電源電圧が検知電圧を下回ったことを受けると、MPU22は、アクセスレベル1でメモリカード1を動作させることを決定する。アクセスレベル1は、第1試験アクセスでの動作状態によって消費される電流より小さな消費電流のみを要する動作条件である。以降、メモリカード1は、通常動作においてアクセスレベル1で動作を行う。なお、例えば第1試験アクセスの動作状態でも電源電圧が検知電圧を下回るホスト機器2からのアクセスは、データの読み出しのみに制限するようにすることができる。
第1試験アクセスにおいて電源電圧が検知電圧を下回らない場合、ステップS4において第2試験アクセスが実行される。第2試験アクセスにおいて、MPU22は、メモリカード1での消費電流のピークが第2値となる状態を意図的に作り出す。第2試験アクセスの動作状態は、第1試験アクセスの動作状態よりも大きな電流を消費する(より大きな電流ピークが現れる)。第2試験アクセスの動作状態は、例えば、読み出し・書き込み同時処理と、最低システム周波数より高い周波数での動作と、のいずれか一方または両方が行われる状態である。第2試験アクセスの動作状態でメモリカード1が電源回路10からの電源の供給を受けることにより、電源電圧は、第1試験アクセス時よりも低下する。
次に、ステップS5において、電圧検知回路27は、第2試験アクセス時の電源電圧を検知電圧と比較する。第2試験アクセスの動作状態によって消費される電流を引かれた電源10が供給する電圧が検知電圧を下回ると、処理はステップS6に移行する。ステップS6において、電圧検知回路27は、その旨の信号をMPU22に供給する。MPU22は、この信号を受けると、電源回路10が、第2試験アクセスの動作状態によって消費される電流によって検知電圧を維持できないことを知得する。
第2試験アクセスによって電源電圧が検知電圧を下回ったことを受けると、MPU22は、アクセスレベル2でメモリカード1を動作させることを決定する。アクセスレベル2は、第2試験アクセスの動作状態において消費される電流より小さな消費電流、例えば第1試験アクセスの動作条件で消費される値以下の電流のみを要する動作条件である。以降、メモリカード1は、通常動作においてアクセスレベル2で動作を行う。
第2試験アクセスにおいて電源電圧が検知電圧を下回らない場合、ステップS7において第3試験アクセスが実行される。第3試験アクセスにおいて、MPU22は、メモリカード1での消費電流のピークが第3値となる状態を意図的に作り出す。第3試験アクセスの動作状態は、第2試験アクセスの動作状態よりも大きな電流を消費する。第3試験アクセスの動作状態は、例えば、同時書き込み処理と、第2試験アクセスの動作状態でのシステム周波数より高い周波数での動作と、のいずれか一方または両方が行われる状態である。第3試験アクセスの動作状態でメモリカード1が電源回路10からの電源の供給を受けることにより、電源電圧は、第2試験アクセス時よりも低下する。
次に、ステップS8において、電圧検知回路27は、第3試験アクセス時の電源電圧を検知電圧と比較する。第3試験アクセスの動作状態によって消費される電流を引かれた電源10が供給する電圧が検知電圧を下回ると、処理はステップS9に移行する。ステップS9において、電圧検知回路27は、その旨の信号をMPU22に供給する。MPU22は、この信号を受けると、電源回路10が第3試験アクセスの動作状態によって消費される電流によって検知電圧を維持できないことを知得する。
第3試験アクセスによって電源電圧が検知電圧を下回ったことを受けると、MPU22は、アクセスレベル3でメモリカード1を動作させることを決定する。アクセスレベル3は、第3試験アクセス時に消費される電流より小さな消費電流、例えば第2試験アクセスの動作状態で消費される値以下の電流のみを要する動作条件である。以降、メモリカード1は、通常動作においてアクセスレベル3で動作を行う。なお、図4は、第3試験アクセスにおいて、電源電圧が検知電圧を下回った例を示している。
第3試験アクセスにおいて電源電圧が検知電圧を下回らない場合、ステップS10において、MPU22は、アクセスレベル4(最大アクセスレベル)でメモリカード1を動作させることを決定する。アクセスレベル4は、あらゆるアクセス方法を許容するレベルである。
試験アクセスの例として、3つを挙げたが、本発明はこれに限られない。そして、動作条件をより細分化することができる。例えば、最大アクセスレベルでのアクセスが認められる条件として、消費電流が最大の動作条件でも電源電圧が検知電圧を下回らないことが要求される。消費電流が最大の動作条件として、例えば、最大の電流を消費するアクセス方法(例えば同時書き込み処理)で且つ最大のシステム周波数での動作条件が該当する。また、より多くの動作状態を用いることによって、メモリ11にとってより最適なアクセスレベルを決定することができる。
また、各試験アクセスでの消費電流を設定する方法は、アクセス方法、システム周波数、その他の要因の様々な組み合わせで制御することができる。
以上述べたように、カードコントローラ12は、消費電流が徐々に大きくなる動作状態を作り出し、各動作状態において電源電圧と検知電圧を比較する。そして、カードコントローラ12は、電源電圧を検知電圧以下まで低下させない消費電流のみを要求するアクセスレベルで動作およびメモリへのアクセスを行う。この結果、ホスト機器2の電源電圧が検知電圧を下回らない範囲で最高性能のアクセスを行うように、カードコントローラ12の動作を最適化することができる。
また、本実施形態は、以下の効果も奏する。製造工程のばらつきに起因して、複数のメモリ相互間で、その特性が異なることがある。このため、コントローラ11からのアクセス方法が同じであったとしても、メモリ11相互間で、またはメモリカード1相互間で、消費電流が異なる。すなわち、同じホスト機器2からの電源供給を受け且つ同じ特性を有することを目標として製造された複数のメモリ11であっても、許容されるアクセスレベルが異なることがある。さらに、メモリカード1とホスト機器2の相性によっては、電源電圧の低下の程度、およびメモリカード1での電流の消費の程度が変動する。本実施形態によれば、これらの違いをも考慮して各メモリ11に対する最適なアクセスレベルでの処理が可能となる。
なお、図6に示すように、電源電圧が検知電圧を下回った時点で、カードコントローラ12がホスト機器2に対してリセット信号を発行するようにすることもできる。
以上述べたように、第1実施形態に係るメモリカードによれば、初期化時に、電源電圧が検知電圧を下回らない電流のみを消費するアクセスレベルを判定することができる。このため、通常動作時に、電源電圧が検知電圧を下回ることを回避しつつ、メモリカード1およびホスト機器2の動作を最適化できる。
また、第1実施形態によれば、メモリ11の特性のばらつきをも考慮して、最適なアクセスレベルを求めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、電圧検知回路が、第1実施形態と異なる。
第2実施形態に係るメモリカードは、第1実施形態(図2)の電圧検知回路27に代えて電圧検知回路27Bを有する。また、第2実施形態では、第1実施形態と動作が異なることに起因して、ROM24が第1実施形態と異なるプログラムを格納している。これについて直接は説明しないが、以下の第2実施形態の動作の説明によって間接的に説明される。
電圧検知回路27Bは、図7に示す構成を有する。図7は、第2実施形態に係る電圧検知回路27Bの構成を示すブロック図である。
図7に示すように、電圧検知回路27Bは、電流消費回路31と比較回路32とを含んでいる。電流消費回路31は、後述のように、予め設定され且つ相互に値の異なる複数の電流を消費できるように構成されている。そして、どの値の電流を消費するかは、例えばMPU22により制御される。
比較回路32は、第1実施形態の電圧検知回路27が有する機能と同じ機能を有し、ホスト機器2の電源電圧を、予め設定された検知電圧と比較する。電源電圧が検知電圧を下回ったことを検知すると、その旨の信号をMPU22に出力する。
次に、図8を参照して、第2実施形態に係るメモリカード1の動作について説明する。図8は、第2実施形態に係る試験アクセス時の消費電流の波形を示している。MPU22は、ROM24に格納されているプログラムに従って、電圧検知回路27Bを用いて、第1実施形態と同様に、メモリカード1でのアクセスレベルを判定する。第2実施形態は、第1実施形態と、試験アクセス時の消費電流の設定の仕方が異なる。
第2実施形態では、MPU22が電流消費回路31を制御して、図8に示すように、各試験アクセスにおいて、階段状に上昇する電流を消費させる。電流消費回路31に設定された各設定値は、アクセス方法および(または)システム周波数および(または)その他の要因の様々な組み合わせにおいてメモリカード1で消費されると見込まれる電流値を考慮して決定される。各設定値の数は、例えば8個とすることができる。また、例えば、各設定値の差は、3mAとすることができる。
より具体的には、例えば、値が最小の設定値として、複数のメモリカードにおける単一書き込みおよび(または)あるシステム周波数時の消費電流の平均値とすることができる。
同様に、最低システム周波数より高いシステム周波数での動作および(または)より高い電流を消費するアクセス方法における消費電流を次の設定値とすることができる。
MPU22は、1つの試験アクセスで1つの設定値を消費電流として用いながら、アクセスレベルを判定する。ある試験アクセスにおいて用いられる消費電流の設定値は、1つ前の試験アクセスでの消費電流の設定値より高い値である。このようにして、順次消費電流を増加させながら、アクセスレベルが判定される。アクセスレベルの判定の具体的な方法は、第1実施形態と同じである。
第2実施形態では、消費電流の設定値が予め与えられているので、MPU22がアクセスレベルを判定するまでに要する時間は短い。
なお、第1実施形態と同様に、電源電圧が検知電圧を下回った時点で、カードコントローラ12がホスト機器2に対してリセット信号を発行するようにすることもできる。
以上述べたように、第2実施形態係るメモリカードによれば、同じく電源電圧が検知電圧を下回らない電流のみを消費するアクセスレベルが判定される。このため、第1実施形態と同じ効果を得られる。さらに、第2実施形態によれば、アクセスレベルの判定を容易且つ短時間で完了できるメモリカード1を実現できる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、電圧検知回路の動作が第1と異なる。
第3実施形態に係るメモリカードは、第1実施形態(図2)の電圧検知回路27に代えて電圧検知回路27Cを有する。また、第3実施形態では、第1実施形態と動作が異なることに起因して、ROM24が第1実施形態と異なるプログラムを格納している。これについて直接は説明しないが、以下の第3実施形態の動作の説明によって間接的に説明される。
電圧検知回路27Cは、図9に示す構成を有する。図9は、第3実施形態に係る電圧検知回路27Cの構成を示すブロック図である。
図9に示すように、電圧検知回路27Cは、少なくとも比較回路41、42を有する。比較回路41は、ホスト機器2の電源電圧が、予め設定された検知電圧を下回ったときに、その旨の信号をMPU22に出力する。比較回路42は、ホスト機器2の電源電圧が、予め設定された準検知電圧を下回ったときに、その旨の信号をMPU22に出力する。準検知電圧は、検知電圧より高い値を有する。この逆であっても良い。以下の説明では、準検知電圧が検知電圧より高い場合を例に取るが、逆の場合も同様の考え方が適用される。
次に、図10を参照して、第3実施形態に係るメモリカード1の動作について説明する。図10は、第3実施形態に係る試験アクセス時の電源電圧の波形を示している。MPU22は、ROM24に格納されているプログラムに従って、電圧検知回路27Cを用いて、メモリカード1での消費電流の変化の傾きを測定する。
MPU22は、第1実施形態と同じく、メモリカード1の複数の動作状態(アクセス方法、システム周波数、さらにこれ以外の要素の組み合わせ)で電流が消費される状態を意図的に作り出す。または、電圧検知回路27C内に、第2実施形態と同じ電流消費回路32が設けられ、MPU22の制御によって電流消費回路32が電流を消費する構成とされていてもよい。
MPU22は、第1または第2実施形態と同じ手順によって、各試験アクセスを順次実施する。各試験アクセスの実行中、ホスト機器2の電源電圧が準検知電圧を下回ると、比較回路42は、その旨の信号をMPU22に供給する。MPU22は、例えば計測部(図示せぬ)を用いて、電源電圧が準検知電圧を下回った時点(t1)から、続けて検知電圧をも下回った時点(t2)までの時間を測定する。そして、MPU22は、この測定時間と、準検知電圧と検知電圧との差と、から電源電圧の変化の傾きを知得する。
ホスト機器2によっては、電源電圧がある基準値を下回ったとしても、その時間が極短い場合は対応できるが、長い場合は誤動作を起こす場合がある。MPU22は、例えばホスト機器2の電源電圧の変化の傾きが所定の大きさ以上であることが検知されたとき、この事象が発生した試験アクセスと同じ動作条件が生じないように通常動作での動作条件を制限する。
電源電圧の変化の傾きの検査のみならず、これと平行して、第1または第2実施形態と同じ方法によって、アクセスレベルを判定することもできる。アクセスレベルを判定するための基準として、比較回路41に設定された検知電圧を用いることができる。
以上述べたように、第3実施形態に係るメモリカードによれば、ホスト機器2の電源電圧の変化の傾きを検出できる。このため、メモリカード1での処理を、変化の傾きの程度に応じた動作条件でのみ行うように調整することができる。また、アクセスレベルの判定も同時に行うことによって、第3実施形態は、第1実施形態と同じ効果をももたらすことができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、電圧検知回路の動作が第1実施形態と異なる。
第4実施形態に係るメモリカードの構成は、第3実施形態と同じである。また、第4実施形態では、第3実施形態と動作が異なることに起因して、ROM24が第3実施形態と異なるプログラムを格納している。これについて直接は説明しないが、以下の第4実施形態の動作の説明によって間接的に説明される。
次に、図11を参照して、第4実施形態に係るメモリカード1の動作について説明する。図11は、第4実施形態に係る試験アクセス時の消費電流の波形を示している。MPU22は、ROM24に格納されているプログラムに従って、電圧検知回路27Cを用いて、メモリカード1でのアクセスレベルを判定する。
上記のように、第1、第2実施形態において、試験アクセス中に電源電圧が検知電圧を下回った際、カードコントローラ12がホスト機器2に対してリセット信号を発行する構成とすることができる。しかしながら、試験アクセスによって電源電圧が検知電圧を下回ってリセット信号が実際に発行されると、初期化処理が停止するので、通常動作に移行するまでの時間が長くなる。そこで、試験アクセスにおいては、リセット信号が発行されないことが好ましい場合がある。
MPU22は、第1実施形態と同じ手順によって、順に試験アクセスを実行する。ただし、第3実施形態に係る試験アクセスでは、各試験アクセスにおいて用いられる消費電流が、第1実施形態に係る試験アクセスの半分の値を有する。すなわち、第1試験アクセスでの消費電流I1は、第1実施形態に係る試験アクセス時の消費電流I1oの半分である。また、第2試験アクセスでの消費電流I2は、第1実施形態に係る試験アクセス時の消費電流I2oの半分である。第3試験アクセスでの消費電流I3は、第1実施形態に係る試験アクセス時の消費電流I3oの半分である。以下、図示しないが、第4試験アクセス以降でも同じ法則が適用される。
各試験アクセスでの消費電流が、第1実施形態に係る試験アクセスでの消費電流の半分であるため、電源電圧の低下の程度も、第1実施形態に係る試験アクセスでの電源電圧の低下の程度よりも小さい。すなわち、第1試験アクセス時の最低の電源電圧V1は、第1実施形態の試験アクセス時の最低の電源電圧V1oより高い。また、第2試験アクセス時の最低の電源電圧V2は、第1実施形態の試験アクセス時の最低の電源電圧V2oより高い。また、第3試験アクセス時の最低の電源電圧V3は、第1実施形態の試験アクセス時の最低の電源電圧V3oより高い。第4試験アクセス以降でも同じである。以下の説明では、第1乃至第3試験アクセスまでを代表として取り上げて説明を行う。
そして、準検知電圧として、電源電圧V1o、V2o、V3oのいずれか(例えば電源電圧V3o)が検知電圧を下回ったときに、対応する電源電圧V1、V2、V3(例えばV3)が準検知電圧を下回るように、消費電流と電源電圧の低下の程度の関連を考慮して、決定される。すなわち、図11の例では、消費電流I3により生じる電源電圧V3が準検知電圧を下回ったことを検知することによって、消費電流I3の2倍の消費電流I3oを実際に流さずとも、消費電流I3oによって電源電圧V3oが検知電圧を下回ることが検知されると見做す。このような検知ができるように、準検知電圧が決定される。
ある試験アクセス(例えば第3試験アクセス)で電源電圧が準検知電圧を下回ったとすると、この試験アクセスでの消費電流の2倍の消費電流によって、電源電圧が検知電圧を下回ることが予想される。そこで、メモリカード1は、通常動作において、第2試験アクセス以下の各消費電流の2倍の消費電流を要する動作のみを行う。
このようなアクセスレベルの決定方法とすることによって、電源電圧が検知電圧を下回った際にリセット信号が発行される構成であっても、試験アクセスの際にリセット信号を発行させることなく、アクセスレベルを決定できる。
なお、試験アクセスにおいて用いられる消費電流として、第1実施形態での各試験アクセスで用いられる消費電流の半分の値が用いられる例、すなわち第1実施形態での第1乃至第n試験アクセスでの各消費電流が第4実施形態の第1乃至第n試験アクセスでの各消費電流の2倍である例を説明した。しかし、これ以外の割合とすることも可能である。すなわち、第1実施形態での第1乃至第n試験アクセスでの消費電流の各値が、第4実施形態での第1乃至第n試験アクセスでの消費電流の各値に、1を超える共通の値を乗じた値の関係を有していればよい。
以上述べたように、第4実施形態に係るメモリカードによれば、同じく電源電圧が検知電圧を下回らない電流のみを消費するアクセスレベルが判定される。このため、第1実施形態と同じ効果を得られる。
また、第4実施形態によれば、電源電圧が検知電圧を下回ったときにメモリカード1がリセット信号を発行する構成の場合でも、リセット信号の発生前に、アクセスレベルを判定することができる。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
第1実施形態のメモリカードの概略的な構成を示す図。 第1実施形態のメモリカードの構成をより詳細に示すブロック図。 メモリの記憶領域の構造を示す図。 第1実施形態の試験アクセス時の消費電流、電源電圧の波形を示す図。 第1実施形態の試験アクセスのフローチャート。 第1実施形態の他の例の試験アクセス時の消費電流、電源電圧の波形を示す図。 第2実施形態の電圧検知回路の構成を示すブロック図。 第2実施形態の試験アクセス時の消費電流の波形を示す図。 第3実施形態の電圧検知回路の構成を示すブロック図。 第3実施形態の試験アクセス時の消費電流、電源電圧の波形を示す図。 第4実施形態の試験アクセス時の消費電流、電源電圧の波形を示す図。
符号の説明
1…メモリカード、2…ホスト機器、10…電源回路、11a、11b…NAND型フラッシュメモリ、12…カードコントローラ、14…インターフェース、21…ホストインターフェースモジュール、22…MPU、23…フラッシュコントローラ、24…ROM、25…RAM、26…バッファ、27、27B、27C…電圧検知回路。

Claims (5)

  1. ホスト機器から電源を供給され、ホスト機器からの要求によってデータの記憶および記憶されたデータの出力を行うメモリシステムであって、
    不揮発性の半導体メモリと、
    前記ホスト機器からの要求に応じて前記半導体メモリへのデータの書き込みおよび前記半導体メモリからのデータの読み出しを制御するコントローラと、
    を具備し、
    前記コントローラが、
    第1番目から第n番目(nは2以上の自然数)に向って順に大きくなるn個の値の電流が前記電源から引かれるように動作し、
    前記n個の値のそれぞれの電流が引かれるときに前記電源の電圧が予め設定された検知電圧を下回るか否かを第1番目から第n番目に向って順に判定し、
    前記n個のうちのp番目(pは2以上n以下の自然数)の値の電流によって前記電源の電圧が前記検知電圧を下回ることが検知されると前記n個のうちのp番目の値より少ない値の電流のみが前記メモリシステム内で消費されるように動作する、
    ことを特徴とするメモリシステム。
  2. 前記n個の値が、前記メモリシステムでの動作に応じて実際に前記メモリシステムにおいて電流が消費される状態を作り出すことによって形成されるか、予め設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリシステム。
  3. 前記コントローラが、
    前記電源の電圧が前記検知電圧よりも高い準検知電圧を下回るか否かを判定する判定回路をさらに具備し
    前記n個の値の1つの電流が前記電源電圧から引かれている間に、前記電源の電圧が前記準検知電圧を下回った時点と前記検知電圧を下回った時点との間の時間と、前記検知電圧と前記準検知電圧との差と、から前記電源の電圧の変化の傾きを測定する機能をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリシステム。
  4. ホスト機器から電源を供給され、ホスト機器からの要求によってデータの記憶および記憶されたデータの出力を行うメモリシステムであって、
    不揮発性の半導体メモリと、
    前記ホスト機器からの要求に応じて前記半導体メモリへのデータの書き込みおよび前記半導体メモリからのデータの読み出しを制御するコントローラと、
    を具備し、
    前記コントローラが、
    第1番目から第n番目(nは2以上の自然数)に向って順に大きくなるn個の値の電流が前記電源から引かれるように動作し、
    前記n個の値のそれぞれの電流が引かれるときに前記電源の電圧が予め設定された検知電圧を下回るか否かを第1番目から第n番目に向って順に判定し、
    前記n個のうちのp番目(pは2以上n以下の自然数)の値の電流によって前記電源の電圧が前記検知電圧を下回ることが検知されると前記n個のうちのp番目の値より少ない値に1を超える共通の値を乗じた値の電流のみが前記メモリシステム内で消費されるように動作する、
    ことを特徴とするメモリシステム。
  5. p−1番目以下の値の電流のみが前記メモリシステム内で消費されるように前記メモリシステムが動作することが、前記半導体メモリでのデータの書き込みと、前記半導体メモリでのデータの読み出しと、前記半導体メモリでのデータの消去と、前記コントローラでの前記半導体メモリへのデータの書き込み指示の準備と、の並行処理の組み合わせの選択、および前記コントローラの動作周波数の変更、を用いて実現されることを特徴とする請求項1に記載のメモリシステム。
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