JP3056481B1 - 料金収受システム用車載器 - Google Patents

料金収受システム用車載器

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JP3056481B1
JP3056481B1 JP10437399A JP10437399A JP3056481B1 JP 3056481 B1 JP3056481 B1 JP 3056481B1 JP 10437399 A JP10437399 A JP 10437399A JP 10437399 A JP10437399 A JP 10437399A JP 3056481 B1 JP3056481 B1 JP 3056481B1
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Abstract

【要約】 【課題】 車載器を駆動する電源電圧が低下しても、運
転者が適切な対応処置をとることができ、また電源電圧
が低下状態における電力消費を低減でき料金収受システ
ム用車載器を得る。 【解決手段】 電圧監視部130は電源電圧値VBを第
1の設定電圧値V1および第2の設定電圧値V2と比較
し、表示部14は比較結果によりそれぞれ異なる表示を
行う。電源電圧値VBを第2の設定電圧値V2未満であ
る場合であって、ICカード20が車載器100に正常
に装着された場合または無線通信可能である場合に、表
示部14は所定時間のみ電源電圧に電圧異常があること
を表示してもよい。電源電圧値VBを第2の設定電圧値
V2未満である場合、ICカード20の読み書き動作を
停止してもよい。電源電圧値VBを第1の設定電圧値V
1未満で第2の設定電圧値V2以上である場合、記憶媒
体読み書き動作終了後に、電圧低下を知らせてもよく、
電力消費を低減する省エネモードにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信を利用
した料金収受システムにおける車両に搭載する車載器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、料金支払いをキャッシュレス
化し、料金所の入口ゲート及び出口ゲートの無人化を図
り、かつノンストップで通行可能な有料道路の料金収受
システムが知られている。
【0003】この料金収受システムにおいては、キャッ
シュレス化を図るために、銀行カードやプリペイドカー
ド、または利用者を特定するための情報を記録したIC
カードやクレジットカード等の各種カードを車載器に装
着するようにしている。この場合、車載器にカードが装
着され、そのカードに記憶された情報が適正な場合にそ
のカードを使用可能としている。
【0004】図5は、従来の車載器の一例を示す車載器
の機能構成を示すブロック図である。図において、車載
器1には、CPU(中央処理装置)2が設けられ、無線
検波部5、通信制御部6、記憶媒体インターフェース部
4、記憶媒体装着検出部であるカード装着検出スイッチ
13、メモリ7、表示部14、電圧監視部18を制御す
る。これらの部位には、電源10から電力が供給され
る。電圧監視部18は、これらの部位には供給される電
源電圧を測定し、電源電圧が所定値以下になると、電源
電圧異常をCPU2に出力する。なお、図が複雑になる
のを回避するため、電源10からの各部位に供給される
電力線については省略し、電源10から電圧監視部18
に接続される電力線17のみを示してある。無線検波部
5は、アンテナ11を介して、図示しない路上機からの
無線の強度を検知している。通信制御部6は、アンテナ
11を介して、路上機と無線でデータの送受信を行う。
記憶媒体インターフェース部4は、記憶媒体であるIC
カード20との間でデータを送受信する。メモリ7に
は、路上機およびICカード20との間で料金収受に必
要な情報が格納されている。表示部14は運転者に料金
収受結果の情報を通知する機能を持ち、例えば発光素
子、ディスプレー、音声発生装置等からなる。また、車
載器1には、ICカード20を装着する記憶媒体装着部
12が設けられている。ICカード20が記憶媒体装着
部12に装着されると、記憶媒体検出部であるカード装
着検出スイッチ13がオンし、記憶媒体装着確認信号を
CPU2が受信する。ICカード20には、料金収受に
必要な情報を記録し、保持することができるメモリ22
と、車載器1との間でデータの送受を行う車載器インタ
ーフェース部21が設けられている。
【0005】料金収受システムにおいては、車載器1の
CPU2は、記憶媒体装着部12にICカード20が正
常に装着されたことを確認し、ICカード20のメモリ
22に予め格納されている情報、例えばユーザーID、
ICカード20の有効期限等を車載器1のメモリ7に格
納されている情報と照合し、ICカード20が料金収受
を行うのに適合しているかを確認する料金収受適合性確
認処理を行う。また、無線検波部5にて、路上機からの
無線の強度を検知し、路上機と通信制御部6とによる料
金収受のデータ通信が可能な無線強度か否かを確認し
て、データ通信可能であれば料金収受通信区間であるこ
とを示す信号をCPU2に送信する。
【0006】図6に車載器1のICカード20が装着さ
れた車載器の構造を示す。図6において、回路基板28
上には、図5に示す無線検波部5、通信制御部6、記憶
媒体インターフェース部4、電圧監視部18、メモリ7
を含む電子回路24および25が形成されている。ま
た、回路基板8上には、表示部14および音声などを発
するブザー部27が形成されている。さらに、回路基板
8上に形成されたアンテナ11を介して、路上機29と
無線通信を行う。回路基板28に隣接して、ICカード
20を着脱可能に装着する記憶媒体装着部12が設けら
れている。回路基板28と装着されたICカード20と
の間には、カード装着検出スイッチ13が設けられ、記
憶媒体装着部12内の露出するように回路基板28の内
面に設けられている。
【0007】図5に戻って、このような車載器1の図示
しない電源スイッチがオンすると、車載器1全体に電力
が供給され、無線検波部5にて路上機からの無線の強度
を検知し、路上機と通信制御部6とによる料金収受のデ
ータ通信が可能な無線強度か否かを確認している。無線
検波部5による路上機からの無線の強度が所定値以上に
なると、料金収受通信区間であると判定されて、ICカ
ード20の料金収受適合性確認が終了した後、料金収受
が行われる。料金収受が行われると、料金収受結果がI
Cカード20に書き込まれるとともに、表示部14に表
示される。また、電圧監視部18は、電源10の電源電
圧を測定し、電源電圧が所定値以下になると、電源電圧
異常をCPU2に出力し、CPU2は表示部14に電源
電圧異常を表示し、運転者に知らせる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載器1では、ICカード20に対して情報を読み出し
および書き込みを行う読み書き動作は特に電力を消費す
るため、ICカード20に対する読み書き動作中に、電
源電圧が低下しいきなり読み書き動作ができなくなる場
合がある。電源電圧の急低下により読み書き動作ができ
なくなる過程で、表示部14に電源電圧異常を表示して
も、運転者は適切な対応処置をとれないという問題があ
った。また、電源電圧が低下しているにもかかわらず、
表示部にその異常を知らせることは、さらに表示部14
で電力を消費してしまうことになるという問題もあっ
た。
【0009】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、車載器を駆動する電源電圧が低下
しても、運転者が適切な対応処置をとることができ、ま
た電源電圧が低下状態における電力消費を低減でき、さ
らに、電源電圧の低下によるICカードに対する読み書
き動作の中断を回避できる料金収受システム用車載器を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る料金収受システム用車載器は、路上機との間で無線通
信を行うとともに、車載器に脱着可能に装着される記憶
媒体の情報に基づき、料金を自動的に徴収させる料金収
受システム用車載器において、記憶媒体に対してデータ
の読み出しおよび書き込みの動作である読み書き動作を
行う記憶媒体読み書き手段と、車載器に電力を供給する
電源の電源電圧値を記憶媒体の読み書き動作は可能であ
るものの電源電圧値の低下を示す値に設定された第1の
設定電圧値と比較する第1比較手段および電源電圧値を
記憶媒体の読み書き動作ができない程度の電源電圧値の
低下を示す値に設定され且つ第1の設定電圧値よりも小
さい値である第2の設定電圧値と比較する第2比較手段
とを有する電圧監視手段と、運転者への情報を提供する
ための警報を発する警報手段と、第1および第2の比較
手段における比較結果に基づいて警報手段を制御する制
御処理手段とを備え、警報手段は電源電圧値が第1の設
定電圧値未満でかつ第2の設定電圧値以上である場合お
よび第2の設定電圧値未満である場合に、それぞれ異な
る警報を発するものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係る料金収受
システム用車載器は、請求項1において、記憶媒体が車
載器に正常に装着されたことを検出する装着状態検出手
段を備え、警報手段は、電源電圧値が第2の設定電圧値
未満である場合であって、記憶媒体が車載器に正常に装
着された場合に、所定時間のみ、電源電圧に電圧異常が
あることを知らせる警報を発するものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係る料金収受
システム用車載器は、請求項1あるいは請求項2におい
て、路上機と無線通信可能であることを検知する無線通
信検知手段を備え、警報手段は、電源電圧値が第2の設
定電圧値未満である場合であって、無線通信可能を検知
した場合に、所定時間のみ、電源電圧に電圧異常がある
ことを知らせる警報を発するものである。
【0013】また、この発明の請求項4に係る料金収受
システム用車載器は、請求項1乃至請求項3のいずれか
において、記憶媒体読み書き手段は、電源電圧値が第2
の設定電圧値未満である場合に読み書き動作を停止する
ものである。
【0014】また、この発明の請求項5に係る料金収受
システム用車載器は、請求項1乃至請求項4のいずれか
において、記憶媒体が車載器に正常に装着されたことを
検出する装着状態検出手段と、記憶媒体読み書き手段の
動作の終了を判定する読み書き完了検知手段とを備え、
警報手段は、電源電圧値が第1の設定電圧値未満でかつ
第2の設定電圧値以上である場合であって、記憶媒体が
車載器に正常に装着され、かつ記憶媒体読み書き手段の
動作が終了した場合に、所定時間のみ、電源電圧に電圧
低下があることを知らせる警報を発するものである。
【0015】また、この発明の請求項6に係る料金収受
システム用車載器は、請求項1乃至請求項5のいずれか
において、電力消費を低減する省エネモード手段を備
え、制御処理手段は、電源電圧値が第1の設定電圧値未
満でかつ第2の設定電圧値以上である場合に、省エネモ
ード手段を動作させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図を参照して説明する。図1は、この発
明の実施の形態1の料金収受システムにおける車両に搭
載された車載器周辺の機能構成を示すブロック図であ
る。図1において、電圧監視部130の構成が図5と異
なる。図1において、図5と同一の構成要素には、同一
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0017】図において、車載器1には、CPU(中央
処理装置)2が設けられ、無線検波部5、通信制御部
6、記憶媒体インターフェース部4、記憶媒体装着検出
部であるカード装着検出スイッチ13、メモリ7、表示
部14、電圧監視部130、省エネモード部19を制御
する。これらの部位には、電源10から電力が供給され
る。電源10は、車載器100に内蔵された例えばリチ
ウム(Li)電池である。
【0018】図2は、この発明の実施の形態の機能構成
をさらに詳細に示すブロック図である 図1および図2に基づいて、この実施の形態を説明す
る。車載器100は、路上機29(図6参照)との間で
無線通信を行うとともに、この車載器100に脱着可能
に装着される記憶媒体であるICカード20の情報に基
づき、料金を自動的に徴収させる料金収受システム用車
載器を構成している。
【0019】電圧監視部130には、車載器100に電
力を供給する電源10の電源電圧値VBを所定の電圧値
と比較するコンパレータ131、132が2つ設けら
れ、コンパレータ131は第1比較手段、コンパレータ
132は、第2比較手段を構成している。コンパレータ
131では、電源電圧値VBと第1の設定電圧値V1と
を比較し、その比較結果が制御処理手段を構成するCP
U2に送信される。コンパレータ132では、電源電圧
値VBと第1の設定電圧値よりも小さい第2の設定電圧
値V2とを比較し、その比較結果がCPU2に送信され
る。
【0020】表示部14は運転者に料金収受結果の情報
を通知するとともに、ディスプレーであり、運転者へ電
源電圧の状態に関する情報を提供するための警報を発す
ることができる警報手段を構成している。すなわち、表
示部14は、CPU2により制御され、電源電圧値VB
が第1の設定電圧値V1未満でかつ第2の設定電圧値以
上である場合(V1>VB>=V2の場合)、電源電圧
が低下していることを運転者に警告すべく、たとえば
「電源低下」の文字を表示できるように構成されてい
る。また、表示部14は、電源電圧値VBが第2の設定
電圧値V2未満である場合(V2>VBの場合)、電源
電圧が異常であり、記憶媒体であるICカード20に対
してデータの読み出しおよび書き込みの動作ができない
ほど電源電圧が低下しているを警告すべく、たとえば
「電源異常」および「媒体読み書き不可」の文字を表示
できるように構成されている。ここで、第1の設定電圧
値V1と第2の設定電圧値V2との間には、運転者が電
源電圧の低下の表示を認識してから、その後の電力消費
によりICカード20に対する読み書き動作ができなく
なるまでに、運転者等が電池交換あるいは電源電圧の低
下原因の究明および修理といった適切な対応処置がとれ
る程度の差を設ける。
【0021】CPU2は、記憶媒体インターフェース部
4を介してICカード20との間でデータを送受信し、
記憶媒体インターフェース部4とともに、ICカード2
0に対してデータの読み出しおよび書き込みの動作を行
う記憶媒体読み書き手段を構成している。また、CPU
2は、ICカード20との間で送受信するデータからI
Cカード20に対する読み書きの動作の終了を判定する
読み書き完了検知手段を構成している。さらに、CPU
2は、アンテナ11を介して路上機と無線でデータの送
受信を行って料金収受を行う通信制御部6および無線検
波部5を制御し、路上機との無線通信可能か否かを検知
する無線通信検知手段を構成している。
【0022】メモリ7には、路上機およびICカード2
0との間で料金収受に必要な情報が格納されている。カ
ード装着検出スイッチ13は、ICカード20が車載器
100に正常に装着されたことを検出する装着状態検出
手段を構成している。また、車載器100には、ICカ
ード20を装着する記憶媒体装着部12が設けられ、I
Cカード20が車載器100に脱着可能に装着できるよ
うになっている。ICカード20が記憶媒体装着部12
に装着されると、カード装着検出スイッチ13がオン
し、記憶媒体装着確認信号をCPU2が受信する。
【0023】さらに、省エネモード部19は、CPU2
により制御され、車載器100全体の電力消費を低減す
るためにCPU2の制御クロックを遅くするでき、ま
た、表示部14は、CPU2の制御によりディスプレー
の照度を落とすことができる省エネモード手段を構成し
ている。
【0024】次に図3のフローチャートを参照しなが
ら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態の動
作について説明する。図2において、車載器1の図示し
ない電源スイッチがオンすると、車載器1全体に電力が
供給され、車載器100が起動する(ステップS15
1)。
【0025】次に、記憶媒体であるICカード20が車
載器100の記憶媒体装着部12に正常に装着されてい
るか否かを判定する媒体装着判定を行う(ステップS1
52)。この媒体装着判定は、カード装着検出スイッチ
13から送信される記憶媒体装着確認信号をCPU2が
判別し、ICカード20が車載器100の記憶媒体装着
部12に正常に装着され、カード装着検出スイッチ13
がオンすると、媒体が装着されたと判定し、ステップS
153へと進む。一方、カード装着検出スイッチ13が
オフの場合、ステップS152を繰り返す。
【0026】カード装着検出スイッチ13がオンする
と、電源電圧値VBと第2の設定電圧値V2との大小関
係を判定する(ステップS153)。電源電圧値VBが
第2の設定電圧値V2未満である場合(V2>VBの場
合)、ICカード20に対する読み書き動作を停止し
(ステップS154)、表示部14に所定時間「媒体読
み書き不可」の文字を表示する(ステップS155)。
また、表示部14に所定時間「電源異常」の文字も表示
し、(ステップS156)、ステップS152に戻る。
【0027】一方、電源電圧値VBが第2の設定電圧値
V2以上である場合(V2=<VBの場合)、ICカー
ド20の読み書き動作を行いその結果を表示部14に表
示する(ステップS157)。
【0028】電源電圧値VBと第1の設定電圧値V1と
の大小関係を判定する(ステップS158)。電源電圧
値VBが第1の設定電圧値V1未満である場合(V1>
VBの場合)、表示部14に所定時間「電源低下」の文
字も表示する(ステップS159) また、車載器100全体の電力消費を低減するためにC
PU2の制御クロックを遅くし、また、表示部14はC
PU2の制御によりディスプレーの照度を落とす省エネ
モードに移行し(ステップS160)、ステップS15
2に戻る。一方、電源電圧値VBが第1の設定電圧値V
1以上である場合(V1=<VBの場合)、そのままス
テップS152に戻る。
【0029】このように、運転者は、ICカード20に
対する読み書き動作を行えなくなる前に、事前に電源電
圧の低下を知らされるので、適切な対応処置をとりやす
い。車載器100の電力消費を低減する省エネモードに
移行するので、電源10の電池寿命が向上する。また、
ICカード20に対する読み書き動作を行えなくなる程
すなわちICカード20の読み書き動作を行うと、読
み書き動作中に読み書き動作が中断、もしくは不能とな
る可能性がある電圧まで電圧低下すると、読み書き動作
を停止するので、CPU2はICカード20に対する読
み書き動作を失敗することがない。さらに、運転者は、
ICカード20に対する読み書き動作ができないことを
知らされるので、適切な対応処置をとりやすい。
【0030】なお、電源電圧値VBが第2の設定電圧値
V2未満の場合は、ICカードに対する読み書き動作が
できず料金収受できないので、ステップS155および
ステップS156における表示部14の表示は所定時間
に限らず、この状態が続く限り継続表示してもよい。ま
た、電源10は、車載器100に内蔵した電池に限る必
要はなく、車載器100を搭載した車両のバッテリであ
ってもよい。さらに、電源電圧値VBと第1の設定電圧
値V1および第2の設定電圧値V2との比較は、電源電
圧値VBをA/D変換器にてデジタルデータに変換し
て、CPU2において、メモリ7に予め設定された第1
の設定電圧値V1および第2の設定電圧値V2と比較し
てもよい。
【0031】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図1のブロック図および図4のフローチャートを
参照して説明する。発明の実施の形態1では、ICカー
ド20が車載器100に装着された場合の処理を示した
が、路上機29との無線通信可能な状態で電源電圧VB
が低下した場合、以下の処理を行ってもよい。。図4に
おいて、車載器1の図示しない電源スイッチがオンする
と、車載器1全体に電力が供給され、車載器100が起
動する(ステップS251)。
【0032】次に、車載器100が路上機と無線通信可
能な検知エリアに入ったかを判定する(ステップS25
2)。無線通信可能か否かは、CPU2が無線検波部5
と路上機との無線強度を検知して通信制御部6によるの
データ通信可能であるかを判定する。無線通信可能であ
る場合は、ステップS253へと進む。一方、無線通信
可能でない場合はステップS252を繰り返す。
【0033】無線通信可能である場合は、電源電圧値V
Bと第2の設定電圧値V2との大小関係を判定する(ス
テップS253)。電源電圧値VBが第2の設定電圧値
V2未満である場合(V2>VBの場合)、料金収受の
無線通信しても、ICカード20の読み書き動作ができ
ないために結局料金収受が適正に行われないので、表示
部14に所定時間「無線通信不可」の文字を表示する
(ステップS255)。また、表示部14に所定時間
「電源異常」の文字も表示し、(ステップS256)、
ステップS252に戻る。
【0034】一方、電源電圧値VBが第2の設定電圧値
V2以上である場合(V2=<VBの場合)、料金収受
の無線通信および料金収受についてのICカード20の
読み書き動作を行いその結果を表示部14に表示する
(ステップS257)。
【0035】料金収受の無線通信を終了し、料金収受に
ついてのICカード20の読み書き動作を行い、その結
果を表示した後、次に、電源電圧値VBと第1の設定電
圧値V1との大小関係を判定する(ステップS25
8)。電源電圧値VBが第1の設定電圧値V1未満であ
る場合(V1>VBの場合)、表示部14に所定時間
「電源低下」の文字を表示する(ステップS259) また、車載器100全体の電力消費を低減するためにC
PU2の制御クロックを遅くし、また、表示部14はC
PU2の制御によりディスプレーの照度を落とす省エネ
モードに移行し(ステップS260)、ステップS25
2に戻る。一方、電源電圧値VBが第1の設定電圧値V
1以上である場合(V1=<VBの場合)、そのままス
テップS252に戻る。
【0036】このように、CPU2が、無線通信による
料金収受ができなくなる前に、事前に電源電圧の低下を
知らされるので、運転者は適切な対応処置をとりやす
い。車載器100の電力消費を低減する省エネモードに
移行するので、電源10の電池寿命が向上する。また、
運転者は、無線通信不可であることをを知らされるの
で、適切な対応処置をとりやすい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、路上機との間で無線通信を行うとともに、車載器
に脱着可能に装着される記憶媒体の情報に基づき、料金
を自動的に徴収させる料金収受システム用車載器におい
て、記憶媒体に対してデータの読み出しおよび書き込み
の動作である読み書き動作を行う記憶媒体読み書き手段
と、車載器に電力を供給する電源の電源電圧値を記憶媒
体の読み書き動作は可能であるものの電源電圧値の低下
を示す値に設定された第1の設定電圧値と比較する第1
比較手段および電源電圧値を記憶媒体の読み書き動作が
できない程度の電源電圧値の低下を示す値に設定され且
第1の設定電圧値よりも小さい値である第2の設定電
圧値と比較する第2比較手段とを有する電圧監視手段
と、運転者への情報を提供するための警報を発する警報
手段と、第1および第2の比較手段における比較結果に
基づいて、警報手段を制御する制御処理手段とを備え、
警報手段は電源電圧値が第1の設定電圧値未満でかつ第
2の設定電圧値以上である場合および第2の設定電圧値
未満である場合に、それぞれ異なる警報を発するので、
車載器の電源電圧が低下しても、電圧低下の程度に応じ
て、運転者が適切な対応処置をとることができる。
【0038】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、記憶媒体が車載器に正常に装着されたこ
とを検出する装着状態検出手段を備え、警報手段は、電
源電圧値が第2の設定電圧値未満である場合であって、
記憶媒体が車載器に正常に装着された場合に、所定時間
のみ、電源電圧に電圧異常があることを知らせる警報を
発するので、運転者に適切なタイミングで電圧異常を知
らせることができるとともに、所定時間のみ表示により
電源電圧低下状態におけるさらなる電力消費を低減でき
る。
【0039】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1あるいは請求項2において、路上機と無線通信可能
であることを検知する無線通信検知手段を備え、警報手
段は、電源電圧値が第2の設定電圧値未満である場合で
あって、無線通信可能を検知した場合に、所定時間の
み、電源電圧に電圧異常があることを知らせる警報を発
するので、運転者に適切なタイミングで電圧異常を知ら
せることができるとともに、所定時間のみ表示により電
源電圧低下状態におけるさらなる電力消費を低減でき
る。
【0040】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1乃至請求項3のいずれかにおいて、記憶媒体読み書
き手段は電源電圧値が第2の設定電圧値未満である場合
に読み書き動作を停止するので、記録媒体に対する読み
書き動作を失敗することがないとともに、電源電圧低下
状態におけるさらなる電力消費を低減できる。
【0041】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1乃至請求項4のいずれかにおいて、記憶媒体が車載
器に正常に装着されたことを検出する装着状態検出手段
と、記憶媒体読み書き手段の動作の終了を判定する読み
書き完了検知手段とを備え、警報手段は、電源電圧値が
第1の設定電圧値未満でかつ第2の設定電圧値以上であ
る場合であって、記憶媒体が車載器に正常に装着され、
記憶媒体読み書き手段の動作が終了した場合に、所定時
間のみ、電源電圧に電圧低下があることを知らせる警報
を発するので、運転者は、記録媒体に対する読み書き動
作を行えなくなる前に、事前に電源電圧の低下を知らさ
れるので、適切な対応処置をとりやすい。
【0042】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1乃至請求項5のいずれかにおいて、電力消費を低減
する省エネモード手段を備え、制御処理手段は、電源電
圧値が第1の設定電圧値未満でかつ第2の設定電圧値以
上である場合に、省エネモード手段を動作させるので、
車載器を駆動する電源の電池寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の料金収受システム
用車載器周辺の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の料金収受システム
用車載器の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2のの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 従来の料金収受システム用車載器周辺の機能
構成を示すブロック図である。
【図6】 従来の料金収受システム用車載器の構造を示
す側面図である。
【符号の説明】
2 CPU(制御処理手段、記憶媒体読み書き手段、読
み書き完了検知手段)、5 無線検波部(無線通信検知
手段)、10 電源、12 記憶媒体装着部、13 カ
ード装着検出スイッチ(記憶媒体装着検出部、装着状態
検出手段)、14 表示部(警報手段)、19 省エネ
モード部(省エネモード手段)、20ICカード(記憶
媒体)、100 車載器、130 電圧監視部(電圧監
視手段)、131 コンパレータ(第1比較手段)、1
32 コンパレータ(第2比較手段)、V1 第1の設
定電圧値、V2 第2の設定電圧値、VB 電源電圧
値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 15/00 510 G06K 17/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路上機との間で無線通信を行うととも
    に、車載器に脱着可能に装着される記憶媒体の情報に基
    づき、料金を自動的に徴収させる料金収受システム用車
    載器において、上記記憶媒体に対してデータの読み出しおよび書き込み
    の動作である読み書き動作を行う記憶媒体読み書き手段
    と、 上記車載器に電力を供給する電源の電源電圧値を上記記
    憶媒体の上記読み書き動作は可能であるものの上記電源
    電圧値の低下を示す値に設定された第1の設定電圧値と
    比較する第1比較手段および上記電源電圧値を上記記憶
    媒体の読み書き動作ができない程度の上記電源電圧値の
    低下を示す値に設定され且つ上記第1の設定電圧値より
    も小さい値である第2の設定電圧値と比較する第2比較
    手段とを有する電圧監視手段と、 運転者への情報を提供するための警報を発する警報手段
    と、 上記第1および第2の比較手段における比較結果に基づ
    いて、上記警報手段を制御する制御処理手段とを備え、 上記警報手段は上記電源電圧値が上記第1の設定電圧値
    未満でかつ上記第2の設定電圧値以上である場合および
    上記第2の設定電圧値未満である場合に、それぞれ異な
    る警報を発することを特徴とする料金収受システム用車
    載器。
  2. 【請求項2】 上記記憶媒体が上記車載器に正常に装着
    されたことを検出する装着状態検出手段を備え、 上記警報手段は、上記電源電圧値が上記第2の設定電圧
    値未満である場合であって、上記記憶媒体が上記車載器
    に正常に装着された場合に、所定時間のみ、上記電源電
    圧に電圧異常があることを知らせる警報を発することを
    特徴とする請求項1に記載の料金収受システム用車載
    器。
  3. 【請求項3】 上記路上機と無線通信可能であることを
    検知する無線通信検知手段を備え、 上記警報手段は、上記電源電圧値が上記第2の設定電圧
    値未満である場合であって、上記無線通信可能を検知し
    た場合に、所定時間のみ、上記電源電圧に電圧異常があ
    ることを知らせる警報を発することを特徴とする請求項
    1あるいは請求項2に記載の料金収受システム用車載
    器。
  4. 【請求項4】記記憶媒体読み書き手段は、上記電源
    電圧値が上記第2の設定電圧値未満である場合に上記読
    み書き動作を停止することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の料金収受システム用車載器。
  5. 【請求項5】 上記記憶媒体が上記車載器に正常に装着
    されたことを検出する装着状態検出手段と、上記記憶媒
    体読み書き手段の動作の終了を判定する読み書き完了検
    知手段とを備え、 上記警報手段は、上記電源電圧値が上記第1の設定電圧
    値未満でかつ上記第2の設定電圧値以上である場合であ
    って、上記記憶媒体が上記車載器に正常に装着され、か
    つ上記記憶媒体読み書き手段の動作が終了した場合に、
    所定時間のみ、上記電源電圧に電圧低下があることを知
    らせる警報を発することを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の料金収受システム用車載器。
  6. 【請求項6】 電力消費を低減する省エネモード手段を
    備え、 上記制御処理手段は、上記電源電圧値が上記第1の設定
    電圧値未満でかつ上記第2の設定電圧値以上である場合
    に、上記省エネモード手段を動作させることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の料金収受シ
    ステム用車載器。
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