JP2007193533A - メモリシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部電圧の低下によるコントローラの誤動作を防止しつつ、部品点数を削減することが可能なメモリシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】 電源電圧が供給される電源ピンと、データが転送されるデータピンとを含む複数の信号ピン113と、基準電圧を生成する基準電圧生成回路119と、電源電圧に基づいて内部電圧を生成し、基準電圧の電圧値に応じて内部電圧の電圧値を制御する内部電圧生成回路118と、内部電圧が供給され、ホスト機器101の要求に応じて不揮発性半導体メモリ107との間で前記データの授受を行うメモリ制御回路115と、内部電圧が供給され、内部電圧を動作電圧としてダミー電流を流すダミー電流発生回路120を具備し、メモリ制御回路115は、ダミー電流発生回路120がダミー電流を流した後に、内部電圧を動作電圧として起動することを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホスト機器に接続して使用するメモリシステムに関し、例えば不揮発性半導体メモリを搭載したメモリカードに関する。
例えば、SDTM(Secure Digital)カードなどのメモリカードは、パーソナルコンピュータなどのホスト機器の記憶媒体として使用されている。これらのメモリカードには、NAND型フラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリと、不揮発性半導体メモリを制御するコントローラが搭載されている。コントローラには、外部から供給された電源電圧に基づいて内部電圧を生成するレギュレータ(内部電圧生成回路)が搭載されており、コントローラの内部回路は、生成された内部電圧で動作する。このコントローラでは、内部回路が動作することにより電流が生じ、レギュレータの出力電圧である内部電圧が低下することがある。このとき、内部電圧の電圧低下がコントローラの保証電圧範囲を超えると、内部回路が誤動作する可能性がある。
このため、従来のメモリカードは、コントローラとは別素子のコンデンサをレギュレータの出力ノードに接続し、内部電圧が供給される配線の容量を大きくすることより、内部回路の消費電流が急激に変化しても、内部電圧が追随して保証電圧範囲を超えないようにしていた。
なお、例えば特許文献1には、レギュレータの出力に、CPU動作時と同じまたはそれ以上の電力を消費する負荷回路を接続し、電源電圧を監視してCPUのリセット状態を制御する非接触ICカードが開示されている。
特開平8−30752号公報
しかしながら、従来のメモリカードでは、コンデンサをコントローラとは別素子として搭載するため、メモリカード全体の部品点数が増加し、メモリカードの組み立て工程が煩雑になり製造コストが増大するという問題があった。
本発明は、以上のことを鑑みてなされたものであり、内部電圧の低下によるコントローラの誤動作を防止しつつ、部品点数を削減することが可能なメモリシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るメモリシステムは、ホスト機器に接続して使用するメモリシステムにおいて、前記ホスト機器から電源電圧が供給される電源ピンと、前記ホスト機器との間でデータが転送されるデータピンとを含む複数の信号ピンと、前記データを格納する不揮発性半導体メモリと、基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記電源電圧に基づいて内部電圧を生成し、前記基準電圧の電圧値に応じて前記内部電圧の電圧値を制御する内部電圧生成回路と、前記内部電圧が供給され、前記ホスト機器の要求に応じて前記不揮発性半導体メモリとの間で前記データの授受を行うメモリ制御回路と、前記内部電圧が供給され、前記内部電圧を動作電圧としてダミー電流を流すダミー電流発生回路を具備し、前記メモリ制御回路は、前記ダミー電流発生回路がダミー電流を流した後に、前記内部電圧を動作電圧として起動することを特徴としている。
本発明によれば、内部電圧の低下によるコントローラの誤動作を防止しつつ、部品点数を削減することが可能なメモリシステムを提供することができる。
以下に、本発明に係るメモリシステムについての実施例を図1乃至10を参照して説明する。なお、ここでは、メモリシステムがSDTMカード(以下、メモリカードと称す)である場合を例に説明する。また、この実施例における図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るメモリカードの概略構成を示す図面である。ホスト機器101は、メモリカード102が複数装着可能なカードインタフェース103と、ホスト機器101の制御中枢をなすCPU104と、RAM(Random access memory)などで構成されるシステムメモリ105と、ホスト機器101の動作などを表示する表示装置106とを備えている。ホスト機器101の例としては、パーソナルコンピュータなどの電子機器が挙げられる。
メモリカード102は、ホスト機器101のカードインタフェース103に装着されることにより電源の供給を受けて動作し、ホスト機器101からのアクセスに応じた処理を行う。このメモリカード102は、NAND型フラッシュメモリ107とコントローラ108を有している。NAND型フラッシュメモリ107とコントローラ108は、それぞれ独立にパッケージングされたLSI(Large scale integrated circuit)である。
NAND型フラッシュメモリ107は、例えば、通常の消去がブロック(複数ページ)単位で行われる不揮発性の半導体メモリである。このブロック単位は、例えば16kByteである。また、NAND型フラッシュメモリ107は、例えば、ページと称する単位で、データの書き込みおよび読み出しが行われるようになっている。このNAND型フラッシュメモリ107は、例えば0.09μmプロセス技術を用いて製作される。即ち、NAND型フラッシュメモリ107のデザインルールは、0.1μm未満となっている。なお、NAND型フラッシュメモリ107は、一つのメモリセルに1ビットの情報を記憶する2値メモリであってもよいし、一つのメモリセルに2ビット以上の情報を記憶する多値メモリであってもよい。また、メモリカード102を実用上有効な製品とするためには、NAND型フラッシュメモリ107の記憶容量は1Gbyte以上であることが望ましい。
NAND型フラッシュメモリ107のデータが書き込まれる領域(データ記憶領域)は、図1に示すように、保存されるデータに応じて複数の領域に区分けされている。NAND型フラッシュメモリ107は、データ記憶領域として、ユーザデータを格納するユーザデータ領域109と、メモリカード102に関する管理情報を主に格納するための管理データ領域110と、機密データを格納する機密データ領域111と、重要なデータを格納するための保護データ領域112とを備えている。
ユーザデータ領域109は、メモリカード102を使用するユーザが自由にアクセスおよび使用することが可能な領域である。保護データ領域112は、メモリカード102に接続されたホスト機器101との相互認証によりホスト機器101の正当性が証明された場合にのみアクセスが可能となる領域である。
管理データ領域110は、メモリカード101のセキュリティ情報やメディアIDなどのカード情報が格納されている領域である。機密データ領域111は、暗号化に用いる鍵情報や認証時に使用する機密データが保存されており、ホスト機器101からはアクセス不可能な領域である。
コントローラ108は、NAND型フラッシュメモリ107内の物理状態を管理するものとして構築されている。コントローラ108は、メモリカード102のインタフェース用端子113と接続されメモリカード102とホスト機器101とのインタフェースをなすIOインタフェース114と、ホスト機器102の要求に応じてNAND型フラッシュメモリ107との間でデータの授受を行うメモリ制御回路115と、制御プログラムが格納されているROM116と、メモリ制御回路115のワーク・バッファメモリとして使用されるSRAM(Static random access memory)117と、電源電圧(Vdd)に基づいて内部電圧(Vin)を生成するレギュレータ118(内部電圧生成回路)と、基準電圧(Vref)を生成する基準電圧生成回路119と、ダミー電流を発生するダミー電流発生回路120とを備えている。
メモリ制御回路115は、メモリカード102全体の動作を制御するものである。メモリ制御回路115は、例えばメモリカード102が電源供給を受けたときに、ROM116に格納されているファームウェア(制御プログラム)に基づいて所定の処理を実行することにより、各種のテーブルをSRAM117上に作成する。また、メモリ制御回路115は、ホスト機器101から書き込みコマンド、読み出しコマンド、消去コマンドを受け取り、NAND型フラッシュメモリ107に対して所定の処理を実行したり、SRAM117を通じたデータ転送処理を制御したりする。
ROM116は、メモリ制御回路115により制御される制御プログラムなどを格納するメモリである。SRAM117は、メモリ制御回路115の作業エリアとして使用され、制御プログラムや各種のテーブルを記憶するメモリである。
インタフェース用端子113は、メモリカードがカードスロットに挿入されたときにホスト機器101のコネクタピンと電気的に接続される。データ信号(DAT0〜DAT3)は、ピンP1,P7,P8,P9に割り当てられている。また、ピンP1はカード検出信号(CD)に対しても割り当てられている。ピンP2はコマンド(CMD)に、ピン5はクロック(CLK)に割り当てられている。ピンP3,P6には接地電位(Vss)が供給され、ピンP4には電源電位(Vdd)が供給される。
このような構成において、メモリカード102は、ホスト機器101のカードスロットに装着されることにより、インタフェース用端子113を介して、ホスト機器101との間の通信を行う。たとえば、メモリカード102のNAND型フラッシュメモリ107にデータを書き込む場合、コントローラ108は、ホスト機器101からピンP5に与えられるクロック信号に同期させて、ピンP2に与えられる書き込みコマンドをシリアルな信号として取り込む。
図2は、上述したメモリカード102の設定可能な動作モードとピンアサインとの関係を示すものである。本実施例において、メモリカード102は3つの動作モード、例えばSD4bitモード、SD1bitモード、および、SPIモードを備えている。すなわち、SDカード100の動作モードは、SDモードとSPIモードとに大別される。SDモードの場合、ホスト機器101からのバス幅変更コマンドによって、メモリカード102は、SD4bitモードまたはSD1bitモードに設定される。
ここで、4つのデータ信号用のピンP1(DAT3),P7(DAT0),P8(DAT1),P9(DAT2)に着目すると、4ビット幅単位でデータ転送を行うSD4bitモードでは、4つのデータ信号用のピンP1,P7,P8,P9のすべてがデータ転送に用いられる。一方、1ビット幅単位でデータ転送を行うSD1bitモードでは、データ信号用のピンP7のみがデータ転送に使用される。データ信号用のピンP8,P9についてはまったく使用されない。
SPIモードでは、データ信号用のピンP7が、メモリカード102からホスト機器へのデータ信号線(DATA OUT)として用いられる。コマンド(CMD)用のピンP2は、ホスト機器からメモリカード102へのデータ信号線(DATA IN)として用いられる。データ信号用のピンP8,P9については、まったく使用されない。
基準電圧生成回路119は、温度特性が小さい基準電圧(Vref)を電源電圧(Vdd)に基づいて生成する。この基準電圧生成回路119の例としては、バンドギャップレファレンス(BGR)回路が挙げられる。バンドギャップレファレンス回路は公知のものが使用できるが、一例を図3に示す。
図3において、電流Ia,Ib,Icは、カレントミラー回路により、Ia=Ib=Ic=Iとなる。抵抗Rbの両端には1個のダイオードDQ1とN個のダイオードDQNの両端に現れる電圧の差分が現れる。抵抗Rcには抵抗Rbに現れた電圧のRc/Rb倍の電圧が加わる。また、出力電圧(基準電圧)VrefはVref=Va+Rc*I=Va+(Rc/Rb)*Vt*ln(N)となる。但し、VaはダイオードDQ1のアノード側の電位、Vtはダイオードの閾値である。Rbの両端に現れる電圧は正の温度特性を有し、Vaは負の温度特性を有するので、RcとRbの比および並列にするダイオードの数Nを適切に設定すると温度依存性の少ない出力電圧Vrefを取り出すことができる。
レギュレータ118には、メモリカード102がホスト機器101のカードスロットに装着された際に、電源電圧(Vdd)が電源電位用のピンP4を介して供給される。レギュレータ118は、電源電圧(Vdd)に基づいて内部電圧(Vin)を生成する。内部電圧(Vin)は、電源電圧(Vdd)よりも低い電圧である。また、レギュレータ118は、基準電圧(Vref)の電圧値に応じて内部電圧(Vin)の電圧値を制御する。レギュレータ118の回路構成を図4に示す。
レギュレータ118は、2つの抵抗R1,R2と、差動増幅回路OPと、N型MOSトランジスタTNとにより構成されている。2つの抵抗R1,R2は直列に接続されており、この抵抗R1,R2により内部電圧Vinと接地電位Vss間の電圧が分圧されている。抵抗R1と抵抗R2との接続ノードは差動増幅回路OPの反転入力端に接続され、基準電圧生成回路119の出力ノードは差動増幅回路OPの非反転入力端に接続されている。差動増幅回路OPの出力端は、トランジスタTNのゲートに接続される。この差動増幅回路OPは、抵抗R1と抵抗R2との接続ノードの電位が基準電圧Vrefよりも低くなったときに、トランジスタTNの駆動能力を上昇させてレギュレータ118の出力ノードを昇圧する。また、差動増幅回路OPは、抵抗R1と抵抗R2との接続ノードの電位が基準電圧Vrefよりも高くなったときに、トランジスタTNの駆動能力を低下させてレギュレータ118の出力ノードを降圧する。これらの差動増幅回路OPの制御により、レギュレータ118は、所望の内部電圧Vinを生成して出力する。
ダミー電流発生回路120には、レギュレータ118が生成した内部電圧(Vin)が供給される。ダミー電流発生回路120は、メモリカード102がホスト機器101のカードスロットに装着され、クロック用のピンP5にクロック信号(CLK)が供給された直後に、内部電圧(Vin)を動作電圧としてダミー電流を流す。このダミー電流により、レギュレータ118の出力電圧(内部電圧)は一時的に低下する。しかし、内部電圧(Vin)が低下すると、内部電圧(Vin)が上昇するようにレギュレータ118は動作するため、一定の時間が経過すると、内部電圧(Vin)はダミー電流発生前の電圧値に回復する。
また、ダミー電流発生回路120は、その一端がレギュレータ118の出力ノードに接続され、他端が接地電源に接続されたスイッチ素子(図示せず)を有している。ダミー電流発生回路120は、このスイッチ素子を導通状態とすることでレギュレータ118の出力ノードから接地電源にダミー電流を流す。
レギュレータ118が生成した内部電圧(Vin)は、メモリ制御回路115にも供給される。メモリ制御回路115は、この内部電圧(Vin)を動作電圧として動作する。メモリカード102の起動時には、メモリ制御回路115は、ダミー電流発生回路120がダミー電流を発生した後に、内部電圧(Vin)を動作電圧として起動する。
次に、本実施形態のメモリカードの動作について図5および図6を参照して説明する。図5は、本実施形態のメモリカードの動作手順を示すフローチャートである。図6は、クロック信号(CLK)が供給されるタイミングと内部電圧(Vin)の消費電流との関係を示す説明図である。図6中の横軸は、時間を示している。また、図6中の縦軸は、内部電圧(Vin)が供給されている回路(メモリ制御回路115およびダミー電流発生回路120)での消費電流を示している。
まず、ホスト機器101のカードスロットにメモリカード102を挿入する(ステップS11)。すると、ホスト機器101からメモリカード102へのクロック信号(CLK)の供給が時刻t11に開始する(ステップS11)。次に、クロック信号の供給が開始されてから2サイクル後の立ち上がりエッジに同期して(時刻t12)、ダミー電流発生回路120がダミー電流を発生させる(ステップS13)。このダミー電流により消費電流が上昇する。続いて、ダミー電流の発生から1サイクル後の立ち上がりエッジに同期して(時刻t13)、メモリ制御回路115が動作を開始する(ステップS14)。そして、所定時間が経過した時刻t14に、メモリ制御回路115が本格的な動作を開始する。
このように、本実施形態のメモリカードは、起動時に、メモリ制御回路115の動作開始に先立ってダミー電流を流すことにより、メモリカードの消費電流を段階的に増加させている。このため、消費電流の急激な増加に起因して内部電圧(Vin)が保証電圧範囲を超えることを防止することができる。
また、本実施形態のメモリカードは、クロック信号(CLK)の供給開始をトリガーとしてダミー電流を発生させている。このため、起動時の適切なタイミングでダミー電流を発生することができる。
更に、本実施形態のメモリカードは、ダミー電流発生回路120を用いてメモリ制御回路115の誤動作を防止している。このため、コントローラ108とは別素子のコンデンサをレギュレータ118の出力ノードに接続しなくとも、メモリ制御回路115の誤動作を防止することが可能となり、メモリカード全体の部品点数を削減することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、クロック信号(CLK)の供給が開始されたときにダミー電流を発生させる場合を説明したが、ダミー電流を発生させるタイミングはこの場合に限られない。第2の実施の形態では、メモリカードにリセット信号が供給されたときにダミー電流を発生させる場合を説明する。
本実施形態のメモリカードの動作について図7および図8を参照して説明する。図7は、本実施形態のメモリカードの動作手順を示すフローチャートである。図8は、リセットコマンドが供給されるタイミングと内部電圧(Vin)の消費電流との関係を示す説明図である。
まず、メモリカード102は、コマンド用のピン(CMD)を介してリセットコマンドR1をホスト機器101から受信する(ステップS21)。このリセットコマンドR1は、メモリカード102を初期化するためのコマンドである。また、メモリカード102がリセットコマンドを受信したときに、ダミー電流発生回路120はダミー電流を発生させる(ステップS22)。このダミー電流により消費電流が上昇する。続いて、メモリ制御回路115が内部電圧(Vin)を動作電圧として動作を開始する(ステップS23)。つまり、メモリ制御回路115は、ダミー電流発生回路120がダミー電流を発生させた後に、リセットコマンドR1をデコードし所定の初期化処理を行う。
一般的に、リセットコマンドが供給された直後は、コントローラ108内の一部の回路しか動作していない。このため、リセットコマンドが供給されたときにダミー電流を発生させ、その後にコントローラ108の本格的な動作を開始することで、内部電圧(Vin)の消費電流を段階的に増加させることができる。また、その他の効果においても、本実施の形態に係るメモリカードは、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では。転送系のコマンドをメモリカード102が受信したときにダミー電流を発生させる場合を説明する。ここで、転送系のコマンドとは、データ信号(DAT0〜DAT3)用のピンP1,P7,P8,P9の少なくとも1つがホスト機器101とメモリカード102との間のデータ転送に使用されるコマンドのことをいう。
以下に、本実施形態のメモリカードの動作について図9および図10を参照して説明する。図9は、本実施形態のメモリカードの動作手順を示すフローチャートである。図10は、転送系のコマンドが供給されるタイミングと内部電圧(Vin)の消費電流との関係を示す説明図である。なお、ここでは、ホスト機器101がメモリカード102に対してシングルライトを行う場合を例に挙げて説明するが、シングルリードなどの他の転送系のコマンドの場合にも本発明は適用できる。
まず、コマンド(CMD)ラインを介して、ホスト機器101からメモリカード102へライトコマンドW1が入力される(ステップS31)。メモリカード102がライトコマンドW1を受信すると、ダミー電流発生回路120はダミー電流を発生させる(ステップS32)。次に、メモリ制御回路115が内部電圧(Vin)を動作電圧として動作を開始し(ステップS33)、コマンド(CMD)用のピンP2からレスポンス信号(Res)をホスト機器101に返信する。続いて、ホスト機器101からデータ0(DAT0)〜データ3(DAT3)のラインを介してメモリカード102へ転送データであるデータブロックが転送される。メモリ制御回路115は、データブロックを受信した段階で、データ転送中にエラーが発生したかどうかのエラー発生状況を通知するCRCステータス信号を、データ0ラインよりホスト機器101へ返信する。さらに、このデータブロックがメモリ制御回路115によりNAND型フラッシュメモリ107に書き込まれるまで、データ0ラインは書き込み中であることを示すビジー(Busy)状態(“L”)となる。
このように、本実施の形態においても、転送系のコマンドが供給された直後にダミー電流を流すため、第1及び第2の実施の形態と同様、消費電流の急激な増加に起因して内部電圧(Vin)が保証電圧範囲を超えることを防止することができる。
なお、以上の実施の形態においては、メモリシステムがSDTMカードである場合を例に説明した。しかしながら、本発明はSDTMカードに限定されず、例えばUSB(Universal serial bus)メモリなどの他のメモリシステムにも適用することができる。
また、以上の実施の形態においては、不揮発性半導体メモリとしてNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明したが、不揮発性半導体メモリはNAND型フラッシュメモリに限定されない。
このように、本発明は、実施段階ではその要旨を変更しない範囲で種々に変形することが可能である。
以上、詳述したように、本発明に係るメモリシステムの特徴をまとめると以下の通りになる。
本発明に係るメモリシステムは、ホスト機器に接続して使用するメモリシステムにおいて、前記ホスト機器から電源電圧が供給される電源ピンと、前記ホスト機器との間でデータが転送されるデータピンとを含む複数の信号ピンと、前記データを格納する不揮発性半導体メモリと、基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記電源電圧に基づいて内部電圧を生成し、前記基準電圧の電圧値に応じて前記内部電圧の電圧値を制御する内部電圧生成回路と、前記内部電圧が供給され、前記ホスト機器の要求に応じて前記不揮発性半導体メモリとの間で前記データの授受を行うメモリ制御回路と、前記内部電圧が供給され、前記内部電圧を動作電圧としてダミー電流を流すダミー電流発生回路を具備し、前記メモリ制御回路は、前記ダミー電流発生回路がダミー電流を流した後に、前記内部電圧を動作電圧として起動することを特徴としている。
また、本発明に係るメモリシステムは、前記複数の信号ピンは、前記ホスト機器からクロック信号が供給されるクロックピンを更に含み、前記ダミー電流発生回路は、前記クロック信号の供給が開始されたときに前記ダミー電流を流すことを特徴としている。
更に、本発明に係るメモリシステムは、前記複数のピンは、前記ホスト機器からコマンド信号が供給されるコマンドピンを更に含み、前記ダミー電流発生回路は、前記ホスト機器から前記コマンドピンにリセットコマンドが供給されたときに前記ダミー電流を流すことを特徴としている。
更に、本発明に係るメモリシステムは、前記複数のピンは、前記ホスト機器からコマンド信号が供給されるコマンドピンを更に含み、前記ダミー電流発生回路は、前記ホスト機器から前記コマンドピンに転送系のコマンドが供給されたときに前記ダミー電流を流すことを特徴としている。
更に、本発明に係るメモリシステムは、前記ダミー電流発生回路は、その一端が前記内部電圧生成回路の出力ノードに接続され、他端が接地電源に接続されたスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を導通状態とすることで前記内部電圧生成回路の出力ノードから前記接地電源に前記ダミー電流を流すことを特徴としている。
本発明の実施の形態に係るメモリカードの基本構成を示す概略図。 本発明の実施の形態に係るメモリカードの設定可能な動作モードとピンアサインとの関係を示す説明図。 バンドギャップレファレンス回路の構成を示す回路図。 レギュレータの構成を示す回路図。 本発明の第1の実施の形態に係るメモリカードの動作手順を示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係るメモリカードのダミー電流を流すタイミングを示す説明図。 本発明の第2の実施の形態に係るメモリカードの動作手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係るメモリカードのダミー電流を流すタイミングを示す説明図。 本発明の第3の実施の形態に係るメモリカードの動作手順を示すフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係るメモリカードのダミー電流を流すタイミングを示す説明図。
符号の説明
101…ホスト機器
102…メモリカード
103…カードインタフェース
104…CPU
105…システムメモリ
106…表示装置
107…NAND型フラッシュメモリ
108…コントローラ
109…ユーザデータ領域
110…管理データ領域
111…機密データ領域
112…保護データ領域
113…インタフェース用端子
114…IOインタフェース
115…メモリ制御回路
116…ROM
117…SRAM
118…レギュレータ
119…基準電圧発生回路
120…ダミー電流発生回路

Claims (5)

  1. ホスト機器に接続して使用するメモリシステムにおいて、
    前記ホスト機器から電源電圧が供給される電源ピンと、前記ホスト機器との間でデータが転送されるデータピンとを含む複数の信号ピンと、
    前記データを格納する不揮発性半導体メモリと、
    基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記電源電圧に基づいて内部電圧を生成し、前記基準電圧の電圧値に応じて前記内部電圧の電圧値を制御する内部電圧生成回路と、
    前記内部電圧が供給され、前記ホスト機器の要求に応じて前記不揮発性半導体メモリとの間で前記データの授受を行うメモリ制御回路と、
    前記内部電圧が供給され、前記内部電圧を動作電圧としてダミー電流を流すダミー電流発生回路を具備し、
    前記メモリ制御回路は、前記ダミー電流発生回路がダミー電流を流した後に、前記内部電圧を動作電圧として起動することを特徴とするメモリシステム。
  2. 前記複数の信号ピンは、前記ホスト機器からクロック信号が供給されるクロックピンを更に含み、
    前記ダミー電流発生回路は、前記クロック信号の供給が開始されたときに前記ダミー電流を流すことを特徴とする請求項1記載のメモリシステム。
  3. 前記複数のピンは、前記ホスト機器からコマンド信号が供給されるコマンドピンを更に含み、
    前記ダミー電流発生回路は、前記ホスト機器から前記コマンドピンにリセットコマンドが供給されたときに前記ダミー電流を流すことを特徴とする請求項1記載のメモリシステム。
  4. 前記複数のピンは、前記ホスト機器からコマンド信号が供給されるコマンドピンを更に含み、
    前記ダミー電流発生回路は、前記ホスト機器から前記コマンドピンに転送系のコマンドが供給されたときに前記ダミー電流を流すことを特徴とする請求項1記載のメモリシステム。
  5. 前記ダミー電流発生回路は、その一端が前記内部電圧生成回路の出力ノードに接続され、他端が接地電源に接続されたスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を導通状態とすることで前記内部電圧生成回路の出力ノードから前記接地電源に前記ダミー電流を流すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のメモリシステム。
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JP2008217147A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Toshiba Corp メモリシステム

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