JP4849323B2 - インサート成形品の製造方法およびインサート成形用の成形型 - Google Patents

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Description

本発明は、インサート成形品の製造方法およびインサート成形用の成形型に関するものである。
インサート部材を成形型内で位置決めし、インサート部材の外面に樹脂成形部をインサート成形するインサート成形品の製造方法としては、下記特許文献1に記載の方法が知られている。この方法によると、金属製のナットと合成樹脂製の保持部材とからなるインサート部材に位置決め孔を設け、下型に設けた位置決めピンを位置決め孔に嵌合させることで、インサート部材を上下方向に位置決めし、成形型を型閉じした後、成形用空間に樹脂を注入して、インサート部材の外面に樹脂成形部がインサート成形されている。
特開2006−142513
しかしながら、この方法では、樹脂成形部が形成される面に位置決め孔を形成しているため、この位置決め孔に位置決めピンを挿入した状態でインサート成形を行うと、インサート成形品の外面には、依然として位置決め孔が外部に露出した状態となり、インサート部材と樹脂成形部との境界部分から水が浸入する等のおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、インサート成形後にインサート部材と樹脂成形部との間の境界部分を外部に露出させないようにしてインサート部材の位置決めを行うことを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、成形型のキャビティ内にインサート部材を収容した状態で、前記キャビティ内に樹脂を注入することにより樹脂成形部が前記インサート部材と一体に成形されるインサート成形品の製造方法であって、前記インサート部材には、両端部に接続部分が形成された接続端子が複数インサート成形されており、前記接続端子の一端が、前記成形型の型抜き方向に沿って突出するとともに、各接続端子の一端と対向する前記キャビティの内面には、前記各接続端子の一端がそれぞれ挿入されるセット孔が複数設けられ、前記成形型は、前記型抜き方向と直交する方向に移動可能で、前記キャビティ面の一部を有するスライド型を備え、このスライド型の先端面には、前記複数の接続端子の他端を一括して収容する逃がし空間が凹設され、前記スライド型の先端面における前記逃がし空間の外周側が前記インサート部材の側面に接触する接触面とされており、前記インサート部材の側面のうち前記接触面と接触する被接触面には、前記接触面に形成されたスライドコアが嵌合および離脱可能な嵌合部が設けられており、前記各接続端子の一端を前記複数のセット孔にそれぞれ挿入し、前記スライドコアを前記嵌合部に嵌合させることで前記インサート部材を位置決めする構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記インサート成形品は、前記被接触面の周縁から前記スライドコアの移動方向に沿って延出するフード部を有し、前記スライドコアは、前記フード部の内周面を成形するキャビティ面を備えるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記嵌合部は、前記被接触面に複数設けられ、前記スライドコアは、前記嵌合部と対応して前記接触面に複数設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記嵌合部は前記被接触面に凹設され、前記スライドコアが前記嵌合部内に嵌合するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、樹脂成形部がインサート部材と一体に成形されてなるインサート品を成形するためのキャビティ面を有する上型、下型、およびスライド型を備え、このスライド型は、上下両型の型抜き方向と直交する方向に移動可能であるとともに、前記キャビティ内にインサート部材を収容した状態で、前記キャビティ内に樹脂を注入することにより前記樹脂成形部を前記インサート部材と一体に成形するインサート成形用の成形型であって、前記インサート部材には、両端部に接続部分が形成された接続端子が複数インサート成形されており、前記接続端子の一端が、前記型抜き方向に沿って突出するとともに、各接続端子の一端と対向する前記キャビティ面には、前記各接続端子の一端がそれぞれ挿入されるセット孔が複数設けられ、前記インサート部材の側面は、前記スライド型の先端面によって被接触状態となる被接触面を備えるとともに、その被接触面には嵌合部を設け、前記スライド型の先端面には、前記複数の接続端子の他端を一括して収容する逃がし空間が凹設され、前記スライド型の先端面における前記逃がし空間の外周側が前記インサート部材の側面に接触する接触面とされており、この接触面には、前記嵌合部に嵌合および離脱するスライドコアが形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記インサート成形品は、前記被接触面の周縁から前記スライドコアの移動方向に沿って延出するフード部を有し、前記スライドコアは、前記フード部の内周面を成形するキャビティ面を備えるところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項5または請求項6に記載のものにおいて、前記嵌合部は、前記被接触面に複数設けられ、前記スライドコアは、前記嵌合部と対応して前記接触面に複数設けられているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記嵌合部は前記被接触面に凹設され、前記スライドコアが前記嵌合部内に嵌合するところに特徴を有する。
<請求項1および請求項5の発明>
請求項1および請求項5の発明によると、接続端子の一端をセット孔に挿入し、嵌合部にスライドコアを嵌合させることで、インサート部材を位置決めすることができる。このため、インサート成形品の上下面には、例えば位置決めピンによるピン跡等が形成されない。したがって、位置決め構造に起因してインサート部材と樹脂成形部との境界部分が外部に露出することがなく、この境界部分から水が浸入する等のおそれがなく、気密性を保持することができる。
<請求項2および請求項6の発明>
請求項2および請求項6の発明によると、フード部の内周面を成形するためのスライド型を型閉じした際にスライドコアが嵌合部に嵌合してインサート部材の位置決めがなされる。したがって、スライド型をスライドコアとして利用しているから、スライドコアを別途設ける必要がなく、成形型の構造を簡素化することができる。
<請求項3および請求項7の発明>
請求項3および請求項7の発明によると、丸棒状のスライドコアと円孔の嵌合部が各一箇所だけ設けた場合には、インサート部材がスライドコアを軸心として回動するおそれがあるものの、スライドコアと嵌合部がそれぞれ複数設けられているから、回動するおそれがない。したがって、インサート部材の回り止めを行うことができる。
<請求項4および請求項8の発明>
請求項4および請求項8の発明によると、スライドコアを嵌合部内に嵌合させることができるから、インサート成形品の外面に突部を設けなくてもよい。すなわち、インサート部材の外面に突部を設けることによりインサート成形品が大型化することを防ぐことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態におけるインサート成形品1は、図3に示すように、略方形をなすケース体5と、ケース体5の前面から前方に向けて開口する一対の接続部(第1接続部2と第2接続部3とからなる。)とから構成されている。尚、以下において、第1接続部2と第2接続部3の構造説明のうち重複する部分については、第1接続部2を代表として説明する。また、本実施形態において前後方向とは図1における左右方向を基準として右方を前方とし、上下方向とは図1における上下方向を基準とし、幅方向とは図1における紙面に直交する方向を基準とする。
ケース体5は、図4に示すように、下方に開口する形態をなしており、ケース体5の内部には、図示しないプリント基板等が組み込まれるようになっている。ケース体5の外周面における対角部分には、一対の固定部4が設けられている。各固定部4には挿通孔4Aが貫通しており、例えば、挿通孔4Aに図示しないボルトを挿通し、相手材にタッピング加工された雌ネジに螺合することによりインサート成形品1を固定可能である。インサート成形品1は、両接続部2,3に対応する一対のインサート部材10,20を成形型40内にセットし、インサート部材10,20の外面と成形型40のキャビティ内面との間に形成される成形用空間に樹脂を注入し、インサート部材10,20の外面に樹脂成形部30をインサート成形することにより形成される。
第1接続部2は、前方に開口するフード部2Aを有している。フード部2Aの奥壁には、接続端子11が前方に突出している。接続端子11が引き出されている面(フード部2Aの奥壁)には、インサート部材10の前面(本発明における被接触面に相当する。)13が露出している。すなわち、インサート部材10の前面13は、インサート成形時に後述するスライド型43の先端面43Aと接触しているため、樹脂成形部30が成形されないようになっている。インサート部材10は、図5に示すように、第1部材10Aと第2部材10Bとから構成されている。第1部材10Aは、第2部材10Bよりも前後方向に長めとされ、第2部材10Bの上面に載置されている。この状態では両部材10A,10Bの前面が面一をなすことで、インサート部材10の前面13が構成されるようになっている。
両部材10A,10Bの内部には、それぞれ略L字状をなす接続端子11がインサート成形されている。各接続端子11の一端11Aは、下方に突出し、それぞれの下端位置が揃うように設定されている。一方、各接続端子11の他端11Bは、前方に突出し、それぞれの前端位置が揃うように設定されている。第1部材10Aにおいて接続端子11の上方(第2部材10Bとは反対側)には、前方に向けて開口する嵌合部12が凹設されている。嵌合部12は円孔状であって、インサート部材10では図6に示すように幅方向に図示2箇所配され、インサート部材20では図7に示すように幅方向に図示3箇所配されている。したがって、インサート部材10,20は、スライドコア45を軸心として回動するおそれがない。
次に、成形型40の構造について説明する。
成形型40は、図1に示すように、上型41と、下型42と、スライド型43とから構成されている。上下両型41,42は、型抜き方向が上下方向に設定されており、それぞれインサート成形品1の上下面を成形するためのキャビティ面を有している。下型41のキャビティ面には、接続端子11の一端11Aが挿入可能なセット孔44が設けられている。セット孔44は、接続端子11の一端11Aの断面形状とほぼ適合する形状としてある。また、接続端子11の一端11Aをセット孔44に挿入したときには、インサート部材10が、下型42のキャビティ面から浮いた位置にセットされるようになっている。そして、インサート成形後には、接続端子11の一端11Aのうちセット孔44内に挿入されていた部分がインサート成形品1の外面から突出するようになっている。
スライド型43は前後方向(上下両型41,42の型抜き方向と直交する方向)に移動可能で、第1接続部2のフード部2Aの内周面を成形するためのキャビティ面を有している。また、スライド型43の先端面(本発明における接触面に相当する。)43Aには、接続端子11の他端11Bを収容する逃がし空間Sが凹設されている。逃がし空間Sの開口縁部には、インサート成形時にインサート部材10の前面13が密着するため、逃がし空間Sに樹脂が浸入することを防ぐことができる。
スライド型43の先端面43Aにおいてインサート成形時に嵌合部12と対応する位置には、丸棒状のスライドコア45が突出して設けられている。スライドコア45の径寸法は、嵌合部12の孔径とほぼ同じかやや小さめとされている。これにより、スライドコア45は、インサート部材10の嵌合部12と嵌合可能である。スライドコア45が嵌合部12に嵌合した状態では、インサート部材10を上下方向および幅方向(スライドコア45の軸方向に対して直交する方向)に移動不能に位置決めすることができる。
本実施形態は以上のような構造であって、続いてその作用を説明する。
まず、インサート部材10の接続端子11の一端11Aをセット孔44に挿入し、インサート部材10を下型42のキャビティ内面から浮いた位置となるようにセットする。この状態では、インサート部材10が前後方向に移動不能に固定される。インサート部材20についても同様にして、下型42のキャビティ内面から浮いた位置となるようにセットする。
次に、スライド型43をインサート部材10の前面13に向けて移動させると、スライドコア45が嵌合部12内に嵌合する。これにより、インサート部材10は、上下方向および幅方向に移動不能に位置決めされる。インサート部材20についても同様にして位置決めを行う。また、逃がし空間Sの開口縁部にインサート部材10の前面13が密着することで、インサート成形時における逃がし空間S内への樹脂の浸入が規制される。
続いて、上型41を下方へ移動させて型閉じを完了させる。この型閉じ状態では、上型41のキャビティ面と下型42のキャビティ面とスライド型43のキャビティ面とインサート部材10の外面とによって成形用空間が形成されている。そして、この成形用空間に樹脂を注入することで、インサート部材10の外面に樹脂成形部30を成形する。これにより、インサート部材10,20と対応する位置には、第1接続部2と第2接続部3が成形され、インサート部材10,20の後方には、ケース体5が成形される。この後、型開きを行い、インサート成形品1を取り出す。この結果、インサート部材10,20の上下面には、位置決めのためのピン跡が残らず、インサート部材10と樹脂成形部30との境界部分から水が浸入する等のおそれがない。
以上のように、本実施形態では以下のような効果を奏することができる。
1.接続端子11の一端11Aをセット孔44に挿入し、インサート部材10を下型41の底面から浮いた位置にセットした後に、インサート部材10の前面13に設けた嵌合部12にスライドコア45を嵌合させることで、インサート部材10を位置決めすることができる。このため、インサート成形品1の上下面には位置決めピンによるピン跡が形成されない。したがって、位置決め構造に起因してインサート部材10と樹脂成形部30との境界部分が外部に露出することがなく、境界部分から水が浸入するおそれがなく、気密性を保持することができる。
2.フード部2Aの内周面を成形するためのスライド型43を型閉じした際にスライドコア45が嵌合部12に嵌合してインサート部材10の位置決めがなされる。したがって、スライド型43をスライドコア45として利用しているから、スライドコア45を別途設ける必要がなく、成形型40の構造を簡素化することができる。
3.丸棒状のスライドコア45と円孔の嵌合部12が各一箇所だけ設けた場合には、インサート部材10がスライドコア45を軸心として回動するおそれがあるものの、スライドコア45と嵌合部12がそれぞれ複数設けられているから、回動するおそれがない。したがって、インサート部材10の回り止めを行うことができる。
4.スライドコア45を嵌合部12内に嵌合させることができるから、インサート成形品1の外面に突部を設けなくてもよい。すなわち、インサート部材10の外面に突部を設けることによりインサート成形品1が大型化することを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではスライドコア45とスライド型43を一体に形成したものを例示したが、本発明によれば、スライドコア45とスライド型43を別体として設けてもよいし、スライド型43が設けないでスライドコア45のみが設けられている構成としてもよい。
(2)上記実施形態ではスライドコア45が複数設けられているものを例示したが、本発明によれば、スライドコア45を一箇所設けたものとしてもよい。この場合には、スライドコア45の断面形状を略方形とし、嵌合部12の孔形状を略方形とする等して、インサート部材10の回り止めを行うようにしておくことが望ましい。
(3)上記実施形態では嵌合部12をインサート部材10の前面13に凹設したものを例示したが、本発明によれば、嵌合部13をインサート部材10の前面13から突出して設けるとともに、スライドコア45の先端に嵌合部13を内部に嵌合可能な凹部を設けるようにしてもよい。
実施形態1におけるインサート部材を成形型内において位置決めされた状態を示す断面図 その位置決めされた状態にあるインサート部材に対して樹脂を注入し、樹脂成形部がインサート成形された状態を示す断面図 そのインサート成形品の底面図 そのインサート成形品の断面図 そのインサート部材の側面図 そのインサート部材10の正面図 そのインサート部材20の正面図
符号の説明
1…インサート成形品
2A…フード部
10…インサート部材
11…接続端子
11A…接続端子の一端
11B…接続端子の他端
12…嵌合部
13…インサート部材の前面(被接触面)
20…インサート部材
30…樹脂成形部
40…成形型
41…上型
42…下型
43…スライド型
43A…スライド型の先端面(接触面)
44…セット孔
45…スライドコア

Claims (8)

  1. 成形型のキャビティ内にインサート部材を収容した状態で、前記キャビティ内に樹脂を注入することにより樹脂成形部が前記インサート部材と一体に成形されるインサート成形品の製造方法であって、
    前記インサート部材には、両端部に接続部分が形成された接続端子が複数インサート成形されており、前記接続端子の一端が、前記成形型の型抜き方向に沿って突出するとともに、各接続端子の一端と対向する前記キャビティの内面には、前記各接続端子の一端がそれぞれ挿入されるセット孔が複数設けられ、
    前記成形型は、前記型抜き方向と直交する方向に移動可能で、前記キャビティ面の一部を有するスライド型を備え、このスライド型の先端面には、前記複数の接続端子の他端を一括して収容する逃がし空間が凹設され、前記スライド型の先端面における前記逃がし空間の外周側が前記インサート部材の側面に接触する接触面とされており、前記インサート部材の側面のうち前記接触面と接触する被接触面には、前記接触面に形成されたスライドコアが嵌合および離脱可能な嵌合部が設けられており、
    前記各接続端子の一端を前記複数のセット孔にそれぞれ挿入し、前記スライドコアを前記嵌合部に嵌合させることで前記インサート部材を位置決めすることを特徴とするインサート成形品の製造方法。
  2. 前記インサート成形品は、前記被接触面の周縁から前記スライドコアの移動方向に沿って延出するフード部を有し、前記スライドコアは、前記フード部の内周面を成形するキャビティ面を備えることを特徴とする請求項1記載のインサート成形品の製造方法。
  3. 前記嵌合部は、前記被接触面に複数設けられ、前記スライドコアは、前記嵌合部と対応して前記接触面に複数設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のインサート成形の製造方法。
  4. 前記嵌合部は前記被接触面に凹設され、前記スライドコアが前記嵌合部内に嵌合することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインサート成形品の製造方法。
  5. 樹脂成形部がインサート部材と一体に成形されてなるインサート品を成形するためのキャビティ面を有する上型、下型、およびスライド型を備え、このスライド型は、上下両型の型抜き方向と直交する方向に移動可能であるとともに、前記キャビティ内にインサート部材を収容した状態で、前記キャビティ内に樹脂を注入することにより前記樹脂成形部を前記インサート部材と一体に成形するインサート成形用の成形型であって、
    前記インサート部材には、両端部に接続部分が形成された接続端子が複数インサート成形されており、前記接続端子の一端が、前記型抜き方向に沿って突出するとともに、各接続端子の一端と対向する前記キャビティ面には、前記各接続端子の一端がそれぞれ挿入されるセット孔が複数設けられ、
    前記インサート部材の側面は、前記スライド型の先端面によって被接触状態となる被接触面を備えるとともに、その被接触面には嵌合部を設け、前記スライド型の先端面には、前記複数の接続端子の他端を一括して収容する逃がし空間が凹設され、前記スライド型の先端面における前記逃がし空間の外周側が前記インサート部材の側面に接触する接触面とされており、この接触面には、前記嵌合部に嵌合および離脱するスライドコアが形成されていることを特徴とするインサート成形用の成形型。
  6. 前記インサート成形品は、前記被接触面の周縁から前記スライドコアの移動方向に沿って延出するフード部を有し、前記スライドコアは、前記フード部の内周面を成形するキャビティ面を備えることを特徴とする請求項5記載のインサート成形用の成形型。
  7. 前記嵌合部は、前記被接触面に複数設けられ、前記スライドコアは、前記嵌合部と対応して前記接触面に複数設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6記載のインサート成形用の成形型。
  8. 前記嵌合部は前記被接触面に凹設され、前記スライドコアが前記嵌合部内に嵌合することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の成形型。
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