JP5005638B2 - コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ及びその製造方法に関するものである。
従来、プリント回路基板等の基板に直接実装されたり、基板に実装された基板側コネクタに接続されたりすることによって、基板の電気回路と他の電気回路等とを接続するために、コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。このようなコネクタは、多数のL字状端子を備えるとともに、該L字状端子を保持するハウジングが一体的に形成されている。
図14は従来のコネクタの製造工程を示す断面図である。
まず、図14(a)に示されるように、それぞれ、L字形状の端子を複数本並べて形成された第1の端子列851a及び第2の端子列851bの一端(図における右端)を保持金型891に取付ける。なお、該保持金型891には、第1の端子列851a及び第2の端子列851bの各端子を受入れて保持するために、端子と同数の図示されない端子保持孔(あな)が形成されている。
また、第1の端子列851aと第2の端子列851bとの間には樹脂から成るスペーサ831が取付けられる。該スペーサ831は、各端子を収容する溝を備え、第1の端子列851aと第2の端子列851bとの間隔を一定に保持するとともに、第1の端子列851aにおける各端子間の間隔及び第2の端子列851bにおける各端子間の間隔を一定に保持する。
続いて、図14(b)に示されるように、保持金型891を下金型892及び上金型893によって上下から挟込む。このとき、第1の端子列851a及び第2の端子列851bの各端子の下端は、下金型892に形成された図示されない端子保持孔内に挿入される。また、第2の端子列851bの上面には、上金型893に形成された凸部893aが当接する。これにより、保持金型891、下金型892及び上金型893に囲繞(にょう)されて形成された空隙(げき)、すなわち、キャビティ内において、第1の端子列851a及び第2の端子列851bの各端子の位置が固定された状態となる。
続いて、図示されない射出成形機から射出された溶融樹脂が前記キャビティ内に充填(てん)される。そして、樹脂が冷却されて固化すると、図14(c)に示されるように、前記キャビティに対応した形状のハウジング811が第1の端子列851a及び第2の端子列851bと一体的に形成されたコネクタを得ることができる。
特開2002−144368号公報
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、各端子の変位や変形を防止するために、各端子を収容する溝を形成したスペーサ831を第1の端子列851aと第2の端子列851bとの間に取付ける必要があるので、製造コストが高くなり、かつ、製造時間が長くなってしまう。特に、端子列の数が3つ以上になると、すなわち、端子が上下方向に3列以上重なる状態になると、スペーサを2つ以上作成して、各端子列の間に取付ける必要があるので、スペーサのコストが高くなり、かつ、スペーサを取付ける作業が複雑で困難なものとなる。
本発明は、前記従来のコネクタの問題点を解決して、オーバーモールドの際の端子の変形防止をより確実なものとし、上下に複数重ねられて配列された端子であっても、その後方部分を上金型によって上方から支持することにより、オーバーモールドの際にも、端子が変形することがなく、複数の端子を配置した場合の各端子間の間隔を一定に保持することができ、製造が容易で、コストが低いコネクタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明のコネクタにおいては、一端に形成された前方接触部を含む前方部分と他端に形成された後方接触部を含む後方部分とを備える端子と、絶縁性材料から成り、前記端子を保持するハウジングとを有するコネクタであって、前記ハウジングは、前記端子の前方部分を保持する第1ハウジング部と、前記端子の後方部分の少なくとも一部を覆うように絶縁性材料でオーバーモールドすることによって第1ハウジング部と一体的に形成された第2ハウジング部とを備え、前記端子の少なくとも1つは、前記後方部分における前記絶縁性材料で覆われる部分に形成され、前記端子の前後方向に対して交差する方向に突出する突起部を備える。
本発明の他のコネクタにおいては、さらに、前記端子は、複数であって、少なくとも前記後方部分における前記絶縁性材料で覆われる部分が上下方向に配列され、前記突起部は、前記端子の前後方向及び上下方向に対して交差する方向に突出し、各端子の突起部は前記端子の前後方向に関して異なる位置に形成される。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記第2ハウジング部を形成する金型装置の上金型は、下方に向けて突出する少なくとも1つの上型凸部を備え、前記突起部の少なくとも1つは前記上型凸部によって上方から支持される。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、少なくとも1つの端子の後方部分は前記上型凸部によって側方から支持される。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記後方部分は、前記端子の前後方向に延在して前記後方接触部と前方部分とを接続する橋渡し部を含み、前記後方接触部は前記橋渡し部の後端から下方へ延出し、前記突起部は、前記後方接触部の上端に形成される。
本発明のコネクタの製造方法においては、一端に形成された前方接触部を含む前方部分と、他端に形成された後方接触部を含む後方部分と、該後方部分に形成され、前後方向に対して交差する方向に突出する突起部とを備える端子を、上下方向に重ねて配列し、各端子の突起部の位置が前後方向に関して異なるように前記前方部分を絶縁性材料から成る第1ハウジング部に取付ける工程と、金型装置を型閉し、下金型と上金型とによって、各端子の後方部分の少なくとも一部を覆うキャビティを形成するとともに、各端子の突起部を上金型によって上方から支持する工程と、前記キャビティ内に絶縁性材料を充填し、各端子の後方部分の少なくとも一部をオーバーモールドすることによって、第2ハウジング部を前記第1ハウジング部と一体的に形成する工程とを有する。
本発明の他のコネクタの製造方法においては、さらに、少なくとも1つの端子の後方部分は前記上金型の上型凸部によって側方から支持される。
本発明によれば、コネクタは、オーバーモールドの際の端子の変形防止をより確実なものとし、上下に複数重ねられて配列された端子であっても、その後方部分を上金型によって上方から支持してオーバーモールドすることが可能となる。これにより、各端子が変形することがなく、各端子間の間隔を一定に保持することができ、製造を容易にし、コストを低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるコネクタを示す第1の斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるコネクタを示す第2の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるコネクタを示す五面図である。なお、図3において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。
図において、1は本実施の形態におけるコネクタであり、合成樹脂等の絶縁性材料から成る一次成形部としての第1ハウジング部11、該第1ハウジング部11に取付けられた金属等の導電性材料から成る後述される端子51、及び、前記第1ハウジング部11と一体化するように形成され、合成樹脂等の絶縁性材料から成るオーバーモールド部である二次成形部としての第2ハウジング部21を有し、プリント回路基板等の基板101に実装される。なお、第1ハウジング部11と第2ハウジング部21とを統合的に説明する場合には、ハウジング10として説明する。
なお、本実施の形態において、コネクタ1の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記コネクタ1の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。ただし、本実施の形態において、特段の説明のない限り、前後方向とは後述される端子51の接触部53又は橋渡し部63が延在する方向を意味し、上下方向とは第2ハウジング部21を形成するための後述される上金型93及び/又は下金型92が動作する方向であって、前記前後方向と交差(例えば、直交)する方向を意味する。
また、樹脂成形技術のうち、ダブルモールド成形といわれる二色成形(多重成形)、アウトサート成形、インサート成形等の技術をオーバーモールドと称することとする。
本実施の形態におけるコネクタ1は、一方が電線用コネクタに接続され、他方が印刷配線基板に接続され、また、ライトアングルタイプであるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、印刷配線基板と印刷配線基板とを接続するものであってもよく、また、ストレートタイプであってもよい。
前記第1ハウジング部11は、長方形状の天板部12、底板部13及び左右の側板部16を備える略直方体状の部材であり、長手方向の一端面である略正方形の正面部14には、嵌合開口部31が形成されている。該嵌合開口部31は、図示されないケーブルの終端に接続された相手方コネクタとしてのケーブル側コネクタの嵌合凸部が嵌入される部位であり、内部には、端子51の前方接触部としての接触先端部54が取付けられた接続用突部33が配設されている。前記ケーブル側コネクタの嵌合凸部が嵌合開口部31に嵌入されると、前記ケーブル側コネクタが備える図示されない相手方端子の接触部が前記接触先端部54と接触し、これにより、端子51が相手方端子と電気的に接続される。
また、前記第1ハウジング部11において、長手方向の他端面である略正方形の背面部15及び該背面部15近傍の部分には、第2ハウジング部21が、前記第1ハウジング部11と同じ材料による射出成形によって、一体化されている。第2ハウジング部21は、第1ハウジング部11に取付けられた後述される端子51の第2部61を包込むようにオーバーモールド成形された部材であり、第1ハウジング部11と同様の絶縁性材料から成り、第1ハウジング部11と一体化されている。そして、第2ハウジング部21の第2背面部25は、第1ハウジング部11の背面部15と面一に成るように成形されている。なお、第1ハウジング部11の天板部12と面一に成るように成形された第2ハウジング部21の第2天面部22には、オーバーモールド成形に使用される後述される上金型93から取外した際に形成される型抜きの痕(こん)跡としての上側型抜き孔41が複数個形成されている。
また、第1ハウジング部11の底板部13における背面部15近傍の部分には、基板側開口部32が形成され、該基板側開口部32内には、第2ハウジング部21の第2底面部23が凹状態で露出している。そして、該第2底面部23からは、端子51の後方接触部としての基板側接続部64の下端、すなわち、先端が下方に向けて突出している。後方接触部は基板101に形成された回路と端子51を接続する役割をもち、本実施の形態では一例として、後述のように基板101に形成されたスルーホール103にはんだで固着され、対応する導電トレースに接続される。
また、第2底面部23には、オーバーモールド成形に使用される後述される下金型92から取外した際に形成される型抜きの痕跡としての下側型抜き孔42が複数個形成されている。さらに、前記底板部13には、下方に向けて延出する係合脚18が一体的に形成され、前記第2底面部23には、下方に向けて延出する係合脚28が一体的に形成されている。
そして、コネクタ1は、図1及び2に示されるように、基板101の縁部101aに近接した部位の表面に実装される。基板101には該基板101を厚さ方向に貫通する係合孔(こう)102があらかじめ形成されている。該係合孔102は、コネクタ1の係合脚18及び28の各々に対応する位置に形成され、コネクタ1が基板101に実装された状態で、前記係合脚18及び28の先端が挿入されて係合される。該係合脚18及び28の先端が係合孔102と係合することによって、コネクタ1は基板101に確実に取付けられる。
また、基板101には該基板101を厚さ方向に貫通するスルーホール103があらかじめ形成されている。該スルーホール103は、内面に導電性金属被膜が形成され、基板101が備える図示されない導電トレースに電気的に接続された導電性開口であり、コネクタ1が基板101に実装された状態で、端子51の基板側接続部64の先端が挿入され、はんだ等の導電性固着手段によって固着される。これにより、各端子51は、対応する導電トレースに電気的に接続される。
次に、前記構成のコネクタ1の製造方法について説明する。まず、第1ハウジング部11に取付けられた端子51について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における端子を示す斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における端子を示す三面図、図6は本発明の第1の実施の形態における端子をオーバーモールドする前の状態を示す斜視図、図7は本発明の第1の実施の形態における端子をオーバーモールドする前の第1ハウジング部の一部を削除した状態を示す斜視図である。なお、図5において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
本実施の形態において、端子51は、コネクタ1の上下方向に3列となるように上下に重ねて配列され、かつ、コネクタ1の幅方向に2列となるように横並びに配列される。ここでは、最上位に位置する端子51を第1端子51aと称し、中間に位置する端子51を第2端子51bと称し、最下位に位置する端子51を第3端子51cと称することとする。なお、第1端子51a、第2端子51b及び第3端子51cを統合的に説明する場合には、端子51として説明する。そして、第1端子51a、第2端子51b及び第3端子51cの各部を個別に説明する場合には、「第1」、「第2」及び「第3」の呼称を付すとともに符号の末尾に「a」、「b」及び「c」の文字を追加することによって識別を行うこととする。また、第1端子51a、第2端子51b及び第3端子51cの各部を個別に識別することなく説明する場合には「第1」、「第2」及び「第3」の呼称並びに「a」、「b」及び「c」の文字を省略することとする。
前記端子51は、導電性の金属から成る一体的に成形された部材であり、直線的に延在する細長い部材であって第1ハウジング部11によって保持される前方部分としての第1部52と、側面形状が略コ字状又はU字状であってオーバーモールド成形によって第2ハウジング部21に包込まれる後方部分としての第2部61とを有する。そして、前記第1部52は、直線的に延在する細長い帯板状の本体部57と、該本体部57の前端から前方に延出する細長い棒状の接触部53と、該接触部53の前端に接続された接触先端部54とを備える。また、前記第2部61は、前記本体部57の後端から後方に延出する細長い帯板状の接続部67と、該接続部67の後端から上方に延出する細長い帯板状の立上り部62と、該立上り部62の上端から後方に延出する細長い帯板状の橋渡し部63と、該橋渡し部63の後端から下方に延出する細長い帯板状の基板側接続部64とを備える。
また、図5(a)に示されるように、接続部67は、上方から観て、クランク状の形状を備える曲げ部66を介して本体部57に接続されている。これにより、上方から観て、接続部67、立上り部62、橋渡し部63及び基板側接続部64を通る中心軸は、本体部57、接触部53及び接触先端部54を通る中心軸に対して左方(図5(a)における下方)又は右方にオフセットされる。なお、図4及び5に示される端子51は、コネクタ1の幅方向に2列となるように配列された端子51のうちの左側の列に含まれるものであり、第2部61を通る中心軸が第1部52を通る中心軸に対して左方にオフセットされたものである。一方、コネクタ1の幅方向に2列となるように配列された端子51のうちの右側の列に含まれる端子51では、第2部61を通る中心軸は、第1部52を通る中心軸に対して右方にオフセットされる。これにより、左側の列の端子51における第1部52と右側の列の端子51における第1部52との間隔よりも、左側の列の端子51における第2部61と右側の列の端子51における第2部61との間隔の方が広くなる。
本実施の形態において、端子51の第1部52は、圧入されることによって第1ハウジング部11に取付けられる。具体的には、図7に示されるように、第1ハウジング部11が備える端子支持部36には端子圧入孔37が複数形成されており、各端子圧入孔37の後方から端子51の第1部52を挿入する。この場合、各端子51をその接触先端部54を先頭にして端子圧入孔37に挿入し、寸法の大きな本体部57を端子圧入孔37に圧入する。なお、前記本体部57の上下の側縁には凸部55が形成され、前記本体部57の左右の側面には凸部56が形成されているので、前記凸部55及び56が端子圧入孔37の内側壁に喰(くい)込み、これにより、端子51が端子圧入孔37に固定される。
図6に示されるように、第1ハウジング部11における背面部15近傍の部分には、端子51の第2部61が収容される端子収容空間35が形成されている。該端子収容空間35は、前端が端子支持部36によって画定され、左右両側が側板部16によって画定された略直方体状の空間であり、天板部12に形成された長方形状の欠如部12aを通して上方に開放され、底板部13に形成された欠如部13aを通して下方に開放され、背面部15に形成された欠如部15aを通して後方に開放されている。これにより、第1ハウジング部11が備える端子支持部36に対して後方から端子51を移動させ、端子圧入孔37に第1部52を圧入する作業を容易に行うことができる。なお、図7においては、端子収容空間35内の様子を理解しやすくするために、左側の側板部16の一部を削除したものが描画されている。
少なくとも1つの端子51の橋渡し部63には、基板接続部64の上端でもあるその後端の上側縁を切起こして成形された突起部65が形成されている。該突起部65は、コネクタ1の幅方向に2列となるように配列された端子51の橋渡し部63から幅方向の外側に向けて突出するように形成されている。すなわち、図4及び5に示される例のように、左側の列に含まれる端子51であって、第2部61を通る中心軸が第1部52を通る中心軸に対して左方にオフセットされた端子51の場合、突起部65は左方へ突出するように形成される。一方、右側の列に含まれる端子51であって、第2部61を通る中心軸が第1部52を通る中心軸に対して右方にオフセットされた端子51の場合、突起部65は右方へ突出するように形成される。
このような突出する方向は、後述されるように第2ハウジング部21をオーバーモールドによって一体化する際における樹脂の流れに基づいて決定される。
なお、最上位に位置する端子51である第1端子51aについては、突起部65を省略することができる。図7に示される例において、第2端子51b及び第3端子51cは、第2突起部65b及び第3突起部65cを各々備えるが、第1端子51aは突起部65を備えていない。もっとも、第1端子51aに第1突起部65aを形成してもよい。
また、前記突起部65は、必ずしも橋渡し部63を切起こすことによって形成されたものである必要はなく、いかなる方法によって形成されたものであってもよい。例えば、橋渡し部63の一部を膨出させることによって形成されたものであってもよい。また、必ずしも該橋渡し部63と一体的に形成されたものでなくてもよく、例えば、接着又は溶接により、別部材を橋渡し部63に固着することによって形成されたものであってもよい。
さらに、橋渡し部63において突起部65が形成される部位は、必ずしも橋渡し部63の下端近傍である必要はなく、例えば、該橋渡し部63の上端近傍又は上下の中間部分であってもよい。さらに、端子51において突起部65が形成される部位は、必ずしも橋渡し部63である必要はなく、例えば、立上り部62又は基板側接続部64に形成されてもよい。
すなわち、突起部65は、オーバーモールドによって形成される第2ハウジング部21により覆われる部位に形成される。
次に、端子51をオーバーモールドする方法について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における金型組込前の端子の状態を示す斜視図、図9は本発明の第1の実施の形態における金型組込後の端子の状態を示す斜視図、図10は本発明の第1の実施の形態における金型組込後の端子及び一部が削除された第1ハウジング部の状態を示す斜視図、図11は本発明の第1の実施の形態における金型組込後の端子及び一部が削除された第1ハウジング部の状態を示す斜視図であって金型を透視した図である。
まず、オーバーモールド成形に使用される金型装置を型開し、図8に示されるように、上下に離れた下金型92と上金型93との間に端子51が取付けられた第1ハウジング部11をセットする。
なお、図8及び9においては、端子51と下金型92及び上金型93との位置関係の理解を容易にすることを目的として、第1ハウジング部11の図示が省略されている。また、図8〜11においては、同様の目的のために、下金型92及び上金型93を各々支持する上下の金型支持装置、該上下の金型支持装置を駆動する駆動装置等の図示も省略されている。さらに、図8〜11においては、同様の目的のために、上金型93の本体部の図示も省略され、上金型93については、キャビティ内に突出する上型凸部94のみが図示されている。ここでは、第1端子51aを押える上型凸部94を第1上型凸部94aと称し、第2端子51bを押える上型凸部94を第2上型凸部94bと称し、第3端子51cを押える上型凸部94を第3上型凸部94cと称することとする。なお、第1上型凸部94a、第2上型凸部94b及び第3上型凸部94cを統合的に説明する場合には、上型凸部94として説明する。
図8に示されるように、第1端子51a、第2端子51b及び第3端子51cが第1ハウジング部11に取付けられた状態において、第1接触部53a、第2接触部53b及び第3接触部53c並びに第1接触先端部54a、第2接触先端部54b及び第3接触先端部54cは、コネクタ1の上下方向に3列となるように上下に重ねて配列され、かつ、コネクタ1の幅方向に2列となるように横並びに配列されている。この配列は、ケーブル側コネクタが備える相手方端子の接触部の配列に適合したものであり、これにより、接触先端部54の各々は相手方端子の接触部の各々と接触することができる。
一方、第1基板側接続部64a、第2基板側接続部64b及び第3基板側接続部64cは、コネクタ1の前後方向に3列となるように前後に重ねて配列され、かつ、コネクタ1の幅方向に2列となるように横並びに配列されている。この配列は、基板101に形成されたスルーホール103の配列に適合したものであり、これにより、基板側接続部64の各々は基板101のスルーホール103の各々に挿入される。
なお、第1橋渡し部63a、第2橋渡し部63b及び第3橋渡し部63cは、第1接触部53a、第2接触部53b及び第3接触部53c並びに第1接触先端部54a、第2接触先端部54b及び第3接触先端部54cと同様に、コネクタ1の上下方向に3列となるように上下に重ねて配列され、かつ、コネクタ1の幅方向に2列となるように横並びに配列されている。また、第2橋渡し部63b及び第3橋渡し部63cに形成された第2突起部65b及び第3突起部65cは、前後にずれた位置に形成されている。
そして、下金型92は、基板側接続部64の各々の先端を収容する保持孔95並びに内側下型凸部96a及び外側下型凸部96bを有する。前記保持孔95は、下金型92の上面に開口し、上下方向に延在するスリット状の有底孔であり、基板側接続部64の先端の配列に対応して幅方向に2列となるように配列されている。また、内側下型凸部96aは、下金型92の上面よりも上方に延出する1本の四角柱状の部材であり、左側の列の端子51における接続部67、立上り部62及び橋渡し部63と右側の列の端子51における接続部67、立上り部62及び橋渡し部63との間に進入するように、幅方向の中央に形成されている。さらに、外側下型凸部96bは、下金型92の上面よりも上方に延出する一対の四角柱状の部材であり、左側の列の端子51における橋渡し部63の左側と右側の列の端子51における橋渡し部63の右側とに位置するように、幅方向の両側に並ぶように形成されている。
また、第1上型凸部94aは、図示されない上金型93の本体部の下面よりも下方に延出する一対の四角柱状の部材であり、その下端が左側及び右側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの上端に当接又は近接するように、幅方向の両側に並ぶように形成されている。さらに、第2上型凸部94bは、図示されない上金型93の本体部の下面よりも下方に延出する一対の四角柱状の部材であり、左側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの左側と右側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの右側とに位置するとともに、その下端が左側及び右側の列の第2端子51bにおける第2突起部65bの上端に当接又は近接するように、幅方向の両側に並ぶように形成されている。さらに、第3上型凸部94cは、上金型93の本体部の下面よりも下方に延出する一対の四角柱状の部材であり、左側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63a及び第2端子51bにおける第2橋渡し部63bの左側と、右側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63a及び第2端子51bにおける第2橋渡し部63bの右側とに位置するとともに、その下端が左側及び右側の列の第3端子51cにおける第3突起部65cの上端に当接又は近接するように、幅方向の両側に並ぶように形成されている。
続いて、金型装置を型閉して下金型92及び上金型93の図示されないパーティング面同士を当接させる。これにより、下金型92と上金型93との間に第2ハウジング部21の形状に対応した図示されないキャビティが形成され、該キャビティ内に収容された端子51の第2部61は、図9〜11に示されるように、下金型92及び上金型93によって保持される。
各端子51の基板側接続部64の先端は、下金型92の対応する保持孔95内に挿入されて保持される。この場合、基板側接続部64の先端の外周面と保持孔95の少なくとも開口部の内周面との間隔は、溶融樹脂がその間に流入しない程度に微小となるように設定されている。さらに、基板側接続部64の先端と保持孔95の底面とは当接又は近接するように設定されている。
また、下金型92の内側下型凸部96aは、左右の列の端子51における接続部67、立上り部62及び橋渡し部63の間に進入している。この場合、内側下型凸部96aの左側面と、左側の列の端子51における接続部67、立上り部62及び橋渡し部63の右側面とは当接又は近接し、内側下型凸部96aの右側面と、右側の列の端子51における接続部67、立上り部62及び橋渡し部63の左側面とは当接又は近接するように設定されている。
さらに、下金型92の外側下型凸部96bは、左右の列の端子51における橋渡し部63の外側に位置している。この場合、左側の外側下型凸部96bの右側面と、左側の列の端子51における橋渡し部63の左側面とは当接又は近接し、右側の外側下型凸部96bの左側面と、右側の列の端子51における橋渡し部63の右側面とは当接又は近接するように設定されている。
また、上金型93の第1上型凸部94aは、左右の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの真上に位置する。この場合、第1上型凸部94aの下端が左右の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの上端に当接又は近接するように設定されている。
さらに、上金型93の第2上型凸部94bは、左右の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの外側であって第2端子51bにおける第2突起部65bの真上に位置する。この場合、第2上型凸部94bの下端が左右の列の第2端子51bにおける第2突起部65bの上端に当接又は近接するとともに、左側の第2上型凸部94bの右側面と、左側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの左側面とは当接又は近接し、右側の第2上型凸部94bの左側面と、右側の列の第1端子51aにおける第1橋渡し部63aの右側面とは当接又は近接するように設定されている。
さらに、上金型93の第3上型凸部94cは、左右の列の第1端子51a及び第2端子51bにおける第1橋渡し部63a及び第2橋渡し部63bの外側であって第3端子51cにおける第3突起部65cの真上に位置する。この場合、第3上型凸部94cの下端が左右の列の第3端子51cにおける第3突起部65cの上端に当接又は近接するとともに、左側の第3上型凸部94cの右側面と、左側の列の第1端子51a及び第2端子51bにおける第1橋渡し部63a及び第2橋渡し部63bの左側面とは当接又は近接し、右側の第3上型凸部94cの左側面と、右側の列の第1端子51a及び第2端子51bにおける第1橋渡し部63a及び第2橋渡し部63bの右側面とは当接又は近接するように設定されている。
続いて、図示されない射出装置から射出された合成樹脂等の絶縁性材料が溶融した状態で前記キャビティ内に充填される。この際、該キャビティ内に流入した溶融した絶縁性材料の流れから受ける力によって、端子51の第2部61における各部は変位したり、変形したりしやすくなっている。すなわち、第2部61は、第1ハウジング部11に取付けられた第1部52に一端が接続されているが、細長い部材であるので、前記キャビティ内を流れる溶融した絶縁性材料から力を受けると、変位したり、変形したりしやすい状態になっている。しかし、本実施の形態においては、下金型92の保持孔95に加えて、下金型92の内側下型凸部96a及び外側下型凸部96bと上金型93の上型凸部94とによって支持されるので、第2部61における各部が変位したり、変形したりすることがない。
具体的には、各端子51の基板側接続部64は、その先端が保持孔95の底面と当接又は近接しているので、下方から保持孔95の底面によって支持されている。そのため、各端子51の第2部61は、下方に向いた力を受けても、下方に変位したり変形したりすることがない。
そして、第1端子51aの第1橋渡し部63aは、その上端が第1上型凸部94aの下端と当接又は近接しているので、上方から第1上型凸部94aによって支持されている。また、第2端子51bの第2橋渡し部63bは、その第2突起部65bの上端が第2上型凸部94bの下端と当接又は近接しているので、上方から第2上型凸部94bによって支持されている。さらに、第3端子51cの第3橋渡し部63cは、その第3突起部65cの上端が第3上型凸部94cの下端と当接又は近接しているので、上方から第3上型凸部94cによって支持されている。そのため、各端子51の第2部61は、上方に向いた力を受けても、上方に変位したり変形したりすることがない。
また、各端子51の接続部67、立上り部62及び橋渡し部63は、コネクタ1の幅方向における内側の側面が内側下型凸部96aの側面と当接又は近接しているので、幅方向の内方から内側下型凸部96aによって支持されている。そのため、各端子51の第2部61は、内方に向いた力を受けても、内方に変位したり変形したりすることがない。
さらに、各端子51の橋渡し部63は、コネクタ1の幅方向における外側の側面が外側下型凸部96bの側面と当接又は近接しているので、幅方向の外方から外側下型凸部96bによって支持されている。そのため、各端子51の第2部61は、外方に向いた力を受けても、外方に変位したり変形したりすることがない。
さらに、第1端子51aの第1橋渡し部63aは、コネクタ1の幅方向における外側の側面が第2上型凸部94b及び第3上型凸部94cの側面と当接又は近接しているので、幅方向の外方から第2上型凸部94b及び第3上型凸部94cによって支持されている。また、第2端子51bの第2橋渡し部63bは、コネクタ1の幅方向における外側の側面が第3上型凸部94cの側面と当接又は近接しているので、幅方向の外方から第3上型凸部94cによって支持されている。なお、第3端子51cの第3橋渡し部63cは、幅方向の外方から上型凸部94によって支持されてはいないが、保持孔95の開口部に近接しているので、実質的に保持孔95の開口部によって支持されている。そのため、各端子51の第2部61は、外方に向いた力を受けても、外方に変位したり変形したりすることが更にない。
続いて、キャビティ内に充填された絶縁性材料が固化すると、金型装置を型開して成形品を取出す。これにより、成形品として、図1〜3に示されるように、第1ハウジング部11に第2ハウジング部21が嵌(はめ)込まれて一体化されたハウジング10を有するコネクタ1を得ることができる。
また、本実施の形態においては、端子51がコネクタ1の上下方向に3列となるように上下に重ねて配列された例についてのみ説明したが、端子51は、コネクタ1の上下方向に2列となるように上下に重ねて配列されていてもよいし、コネクタ1の上下方向に4列以上となるように上下に重ねて配列されていてもよい。
さらに、本実施の形態においては、端子51がコネクタ1の幅方向に2列となるように横並びに配列された例についてのみ説明したが、端子51は、コネクタ1の幅方向に1列となるように配列されていてもよいし、コネクタ1の幅方向に3列以上となるように配列されていてもよい。
さらに、本実施の形態においては、端子51の第2部61が略コ字状又はU字状の側面形状を備える例についてのみ説明したが、前記第2部61は、略L字状の側面形状を備えるものであってもよい。この場合、立上り部62を省略するとともに基板側接続部64の長さを短縮することによって、略L字状の側面形状を備える第2部61を実現することができる。
このように、本実施の形態において、コネクタ1は、一端に形成された接触先端部54を含む第1部52と他端に形成された基板側接続部64を含む第2部61とを備える端子51であって、上下に重ねて配列された複数の端子51と、絶縁性材料から成り、端子51を保持するハウジング10とを有し、ハウジング10は、各端子51の第1部52を保持する第1ハウジング部11と、各端子51の第2部61の少なくとも一部を覆うように絶縁性材料でオーバーモールドすることによって第1ハウジング部11と一体的に形成された第2ハウジング部21とを備え、各端子51の第2部61は、第2ハウジング部21を形成する金型装置の上金型93によって上方から支持される。
これにより、各端子51の第2部61は、上方に向いた力を受けても、上方に変位したり変形したりすることがない。したがって、各端子51間の間隔を一定に保持することができる。
また、複数の端子51のうちの最上位以外に位置する端子51の第2部61は、側方に突出する突起部65を含む。これにより、最上位以外に位置する端子51であっても、上金型93によって上方から支持することができる。
さらに、上金型93は下方に向けて突出する複数の上型凸部94を備え、各端子51の第2部61は上型凸部94の各々によって上方から支持される。
さらに、少なくとも1つの端子51の第2部61は上型凸部94によって側方から支持される。したがって、各端子51の第2部61は、側方に向いた力を受けても、側方に変位したり変形したりすることがない。
また、コネクタ1の製造方法は、一端に形成された接触先端部54を含む第1部52と他端に形成された基板側接続部64を含む第2部61とを備える端子51を、上下に重ねて配列し、第1部52を絶縁性材料から成る第1ハウジング部11に取付ける工程と、金型装置を型閉し、下金型92と上金型93とによって、各端子51の第2部61の少なくとも一部を覆うキャビティを形成するとともに、各端子51の第2部61を上金型93によって上方から支持する工程と、キャビティ内に絶縁性材料を充填し、各端子51の第2部61の少なくとも一部をオーバーモールドすることによって、第2ハウジング部21を第1ハウジング部11と一体的に形成する工程とを有する。
これにより、各端子51間の間隔が一定に保持されたコネクタ1を容易に、かつ、低いコストで製造することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図12は本発明の第2の実施の形態における端子を示す斜視図、図13は本発明の第2の実施の形態における端子を示す三面図である。なお、図13において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
本実施の形態において、少なくとも1つの端子51の橋渡し部63には、図に示されるように、その後端側の下側縁を切起こして成形された突起部65が形成されている。
このように、突起部65が帯状の橋渡し部63の下側に形成されているので、例えば、第2端子51bの第2突起部65bを第2上型凸部94bの下端に当接又は近接させると同時に、第2上型凸部94bの側面と第2橋渡し部63bの側面とを当接又は近接させることができる。
すなわち、突起部65を橋渡し部63の下側に形成すると、1つの端子51の突起部65に上方から、及び、橋渡し部63に側方から1つの上型凸部94を同時に当接又は近接させることができ、1つの上型凸部94によってその変形を抑制することができる。
なお、その他の点の構成及び動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるコネクタを示す第1の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコネクタを示す第2の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコネクタを示す五面図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 本発明の第1の実施の形態における端子を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における端子を示す三面図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 本発明の第1の実施の形態における端子をオーバーモールドする前の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における端子をオーバーモールドする前の第1ハウジング部の一部を削除した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における金型組込前の端子の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における金型組込後の端子の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における金型組込後の端子及び一部が削除された第1ハウジング部の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における金型組込後の端子及び一部が削除された第1ハウジング部の状態を示す斜視図であって金型を透視した図である。 本発明の第2の実施の形態における端子を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における端子を示す三面図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 従来のコネクタの製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
10、811 ハウジング
11 第1ハウジング部
12 天板部
12a、13a、15a 欠如部
13 底板部
14 正面部
15 背面部
16 側板部
18、28 係合脚
21 第2ハウジング部
22 第2天面部
23 第2底面部
25 第2背面部
31 嵌合開口部
32 基板側開口部
33 接続用突部
35 端子収容空間
36 端子支持部
37 端子圧入孔
41 上側型抜き孔
42 下側型抜き孔
51 端子
51a 第1端子
51b 第2端子
51c 第3端子
52 第1部
53 接触部
53a 第1接触部
53b 第2接触部
53c 第3接触部
54 接触先端部
55、56、893a 凸部
57 本体部
61 第2部
62 立上り部
63 橋渡し部
63a 第1橋渡し部
63b 第2橋渡し部
63c 第3橋渡し部
64 基板側接続部
64a 第1基板側接続部
64b 第2基板側接続部
64c 第3基板側接続部
65 突起部
65b 第2突起部
65c 第3突起部
66 曲げ部
67 接続部
92、892 下金型
93、893 上金型
94a 第1上型凸部
94b 第2上型凸部
94c 第3上型凸部
95 保持孔
96a 内側下型凸部
96b 外側下型凸部
101 基板
101a 縁部
102 係合孔
103 スルーホール
831 スペーサ
851a 第1の端子列
851b 第2の端子列
891 保持金型

Claims (7)

  1. (a)一端に形成された前方接触部(54)を含む前方部分(52)と他端に形成された後方接触部(64)を含む後方部分(61)とを備える端子(51)と、
    (b)絶縁性材料から成り、前記端子(51)を保持するハウジング(10)とを有するコネクタ(1)であって、
    (c)前記ハウジング(10)は、前記端子(51)の前方部分(52)を保持する第1ハウジング部(11)と、前記端子(51)の後方部分(61)の少なくとも一部を覆うように絶縁性材料でオーバーモールドすることによって第1ハウジング部(11)と一体的に形成された第2ハウジング部(21)とを備え、
    (d)前記端子(51)の少なくとも1つは、前記後方部分(61)における前記絶縁性材料で覆われる部分に形成され、前記端子(51)の前後方向に対して交差する方向に突出する突起部(65)を備えることを特徴とするコネクタ(1)。
  2. 前記端子(51)は、複数であって、少なくとも前記後方部分(61)における前記絶縁性材料で覆われる部分が上下方向に配列され、前記突起部(65)は、前記端子(51)の前後方向及び上下方向に対して交差する方向に突出し、各端子(51)の突起部(65)は前記端子(51)の前後方向に関して異なる位置に形成される請求項1に記載のコネクタ(1)。
  3. 前記第2ハウジング部(21)を形成する金型装置の上金型(93)は、下方に向けて突出する少なくとも1つの上型凸部(94)を備え、前記突起部(65)の少なくとも1つは前記上型凸部(94)によって上方から支持される請求項1又は2に記載のコネクタ(1)。
  4. 少なくとも1つの端子(51)の後方部分(61)は前記上型凸部(94)によって側方から支持される請求項3に記載のコネクタ(1)。
  5. 前記後方部分(61)は、前記端子(51)の前後方向に延在して前記後方接触部(64)と前方部分(52)とを接続する橋渡し部(63)を含み、前記後方接触部(64)は前記橋渡し部(63)の後端から下方へ延出し、前記突起部(65)は、前記後方接触部(64)の上端に形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ(1)。
  6. (a)一端に形成された前方接触部(54)を含む前方部分(52)と、他端に形成された後方接触部(64)を含む後方部分(61)と、該後方部分(61)に形成され、前後方向に対して交差する方向に突出する突起部(65)とを備える端子(51)を、上下方向に重ねて配列し、各端子(51)の突起部(65)の位置が前後方向に関して異なるように前記前方部分(52)を絶縁性材料から成る第1ハウジング部(11)に取付ける工程と、
    (b)金型装置を型閉し、下金型(92)と上金型(93)とによって、各端子(51)の後方部分(61)の少なくとも一部を覆うキャビティを形成するとともに、各端子(51)の突起部(65)を上金型(93)によって上方から支持する工程と、
    (c)前記キャビティ内に絶縁性材料を充填し、各端子(51)の後方部分(61)の少なくとも一部をオーバーモールドすることによって、第2ハウジング部(21)を前記第1ハウジング部(11)と一体的に形成する工程とを有することを特徴とするコネクタ(1)の製造方法。
  7. 少なくとも1つの端子(51)の後方部分(61)は前記上金型(93)の上型凸部(94)によって側方から支持される請求項6に記載のコネクタ(1)の製造方法。
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