JP4827218B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、小役等の入賞条件に特殊な操作概念を導入したスロットマシン等の遊技機に関するものである。
従来、小役やSB(シングルボーナス)の当選を高確率に設定する一方で、それらの入賞条件としてストップボタンの操作手順や操作タイミング等の操作概念が付与された遊技状態を有するスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。通常遊技時においては、遊技者は小役が当選した場合でもその入賞条件である操作手順等を把握することができず、例え小役等が高確率に設定されていても、設定確率相当の小役の入賞回数を見込むことはできない。
そこで、小役等の入賞条件に特殊な操作概念を導入したスロットマシンにおいては、それらを入賞させるための操作手順等を遊技者に対して所定回数報知する期間、所謂AT(アシストタイム)が設けられており、AT中、遊技者は報知内容に従って操作することにより、特別役(BB(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス))入賞後の遊技状態のようにメダルを有利に獲得することができる。
ところで、近年のスロットマシンの傾向として、趣向性向上のため遊技者参加型の遊技形態の導入が図られている。その一例として、AT継続形態を遊技者が選択可能なスロットマシンが提供されている。このスロットマシンは、予め定められた報知回数分の報知を行うAT継続形態(第1のAT継続形態)、報知回数を抽選し、当選した報知回数分の報知を行うAT継続形態(第2のAT継続形態)、及び、所定の報知回数のATが終了した後に、更に同じ報知回数のATを上乗せする機会を与えるAT継続形態(第3のAT継続形態)を備え、そのうちの何れかのAT継続形態を遊技者に選択させるようにしている。AT継続形態に選択性を付与し遊技者参加型の遊技形態を導入したことは、遊技者のメダル獲得への志向を遊技に反映させることが可能となり、趣向性の向上にも供した結果となった。
しかしながら、遊技者が第1のAT継続形態を選択した場合は所定の報知回数が望めるものの、その他の方法(第2、第3のAT継続形態)を選択した場合は何れも報知回数の決定は最終的にスロットマシン側で行われる。従って、このスロットマシンが複数のAT継続形態を備え、遊技者側が所望のAT継続形態を選択することが可能であっても、ATの長短に関してまでは遊技者が自らの志向に沿って決定することができなかった。
そこで、複数種類の小役から構成される重複小役を当選役に設け、その重複小役が当選した場合、遊技者が当該複数種類の小役から任意の小役を選択可能とし、選択された小役に応じた回数分、当該小役を入賞させるための報知処理を行うことによって、遊技者が報知期間の長短を選択できるようにすることが考えられる。これにより、全体的な遊技の流れのなかでのATの位置付け乃至役割を遊技者自らの志向に沿って決定することが可能となる。
一方で、小役を入賞させるための報知回数をメダル払い出し総数で制限する遊技機に関して、次のような遊技方法が広く知られている。即ち、一般にCT(チャレンジタイム)と呼ばれる遊技状態において、遊技者はメダル払い出し総数が規定枚数に近づくと、小役を入賞させないように狙ってリールを停止させ、メダル払い出し総数が規定枚数を超えないようにして可及的に多くの遊技数を消化することにより、特別役の当選を効率的に待つことができる遊技方法である。
小役を入賞させないように狙ってリールを停止させるためには相当の技量を要し、遊技上の技量次第で有利、不利が明確なものとなる。従って、この点について初心者に対する配慮が必要となるため、報知回数をメダル払い出し総数で制限するのではなく、所定のメダル払い出し総数に相当する小役の入賞回数分だけ報知することが考えられる。
例えば、所定のメダル払い出し総数が60枚、入賞により払い出されるメダルの枚数が15枚の小役であるときには、報知回数は4回に制限される。この場合、4回の報知を行うと、それ以上の報知は小役が4回入賞したか否かに拘わらず終了することになる。また、同じく所定のメダル払い出し総数が60枚、入賞により払い出されるメダルの枚数が12枚の小役であるときには、報知回数は5回に制限される。この場合においては、第2の報知手段は5回の報知を行うと、それ以上の報知は小役が5回入賞したか否かに拘わらず終了することになる。従って、初心者と上級者間における遊技上の有利、不利に関する不均衡を回避することが可能となる。
特開2002−346028号公報
同じメダル60枚を獲得するためには、メダル払い出し枚数が12枚の小役の場合、必要な遊技回数は5回であり、メダル払い出し枚数が15枚の小役の場合、必要な遊技回数は4回となる。従って、遊技回数に応じたメダル消費を踏まえて考察すると、1回の遊技に3枚のメダルを消費する場合、12枚の小役を選択した方が1回のAT当たりメダル獲得枚数が3枚少なくなり、15枚の小役が偏って選択されることになってしまうことが懸念される。小役間のメダル獲得枚数の不均衡が是正されれば、このような懸念が解消され、全体的な遊技の流れのなかでのATの位置付け乃至役割に対する遊技者自らの志向をより現実的に反映させ得る仕組みを提供することが可能となる。
そこで、本発明の目的は、例えば1回の入賞によるメダル獲得枚数が少ない小役が報知対象として選択された場合、報知処理回数を上乗せして遊技回数が多くなった分のメダル消費枚数を補填することにより、重複小役に含まれる小役間のメダル獲得枚数の不均衡を是正し、全体的な遊技の流れのなかでのATの位置付け乃至役割に対する遊技者の志向をより現実的に反映させることにある。
本発明の遊技機の第1の態様は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のために遊技者が操作する操作スイッチと、複数種類の小役の重複当選を抽選結果として含む役の抽選を行う役抽選手段と、前記複数種類の小役から前記遊技者が所望の小役を入賞させるための前記操作スイッチの操作要領を、前記遊技者に対して報知する操作要領報知手段と、前記複数種類の小役から前記遊技者に対して所望の小役の選択を促す小役選択可能報知手段と、前記遊技者の選択操作により選択された小役を報知対象として決定するとともに、当該小役を報知する回数に、当該小役に応じて予め定められている回数を設定する報知対象決定手段と、前記複数種類の小役のうち、所定の小役が、前記報知対象として前記遊技者により選択された回数を選択回数として記憶する選択回数記憶手段と、を有し、前記操作要領報知手段は、前記報知対象決定手段により前記報知対象として決定された前記小役を入賞させるための前記操作スイッチの前記操作要領を、前記遊技者に対して、前記報知回数報知するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が特定の回数になったときにそのときの前記報知回数に所定の回数を加算することを特徴とする。
即ち、本発明においては、役抽選手段による役抽選の結果として複数種類の小役の重複当選を含み、報知対象決定手段は、当該複数種類の小役から遊技者によって選択された所望の小役を報知対象として決定する。操作要領報知手段は、決定された報知対象の小役を入賞させるための操作スイッチの操作要領を、当該小役の種類に応じた回数分、遊技者に
対して報知する。更に、操作要領報知手段は、報知対象となる当該小役の種類に応じて報知処理を上乗せして行う(操作要領を報知する報知回数に所定の回数を加算する)ように構成している。
例えば、「複数種類の小役」の一例として、メダル払い出し枚数が多い小役とメダル払い出し枚数が少ない小役が挙げられる。報知対象決定手段がメダル払い出し枚数が多い小役を報知対象として決定した場合、その小役を入賞させるための報知処理の回数を少なくし、一方、報知対象決定手段がメダル払い出し枚数が少ない小役を報知対象として決定した場合、その小役を入賞させるための報知処理の回数を多くすることが考えられる。しかしながら、報知処理回数が多いことは遊技回数が多くなることも意味し、それに伴ってメダルの消費枚数も増加する。これに対して、本発明は報知対象として決定された小役の種類に応じて報知処理を上乗せする(操作要領を報知する報知回数に所定の回数を加算する)ように構成したので、例えば1回の入賞によるメダル獲得枚数が少ない小役が報知対象として選択された場合、報知処理回数を上乗せし、遊技回数が多くなった分のメダル消費枚数を補填し、重複小役に含まれる小役間のメダル獲得枚数の不均衡を是正することが可能となる。
また、本発明の第1の態様においては、前記操作要領報知手段は、前記報知回数分の前記報知処理を1セットとして当該1セットの報知処理を所定のセット回数実行するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が前記特定の回数になったときにそのときの前記セット回数に前記所定の回数を加算することを特徴としている。
例えば、1セットの報知処理によるメダル払い出し総数が30枚であり、複数種類の小役としてメダル払い出し枚数が6枚の小役と10枚の小役がある場合、メダル払い出し枚数が10枚の小役入賞による5セット目終了時の総メダル獲得枚数は105枚であり、メダル払い出し枚数が6枚の小役入賞による5セット目終了時の総メダル獲得枚数は75枚である。よって、メダル払い出し枚数が6枚の小役が報知対象となった場合には、5セット目終了後、2セットの報知処理を上乗せして行うことで双方の総メダル獲得枚数の不均衡を是正することが可能となる。
また、本発明の遊技機の第2の態様は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のために遊技者が操作する操作スイッチと、複数種類の小役の重複当選を抽選結果として含む役の抽選を行う役抽選手段と、前記複数種類の小役から前記遊技者が所望の小役を入賞させるための前記操作スイッチの操作要領を、前記遊技者に対して報知する操作要領報知手段と、報知対象となる前記小役の種類に応じて、報知処理の上乗せを行うか否かを抽選する上乗せ抽選手段と、前記複数種類の小役から前記遊技者に対して所望の小役の選択を促す小役選択可能報知手段と、前記遊技者の選択操作により選択された小役を報知対象として決定するとともに、当該小役を報知する報知回数に、当該小役に応じて予め定められている回数を設定する報知対象決定手段と、前記複数種類の小役のうち、所定の小役が、前記報知対象として前記遊技者により選択された回数を選択回数として記憶する選択回数記憶手段と、を有し、前記操作要領報知手段は、前記報知対象決定手段により前記報知対象として決定された前記小役を入賞させるための前記操作スイッチの前記操作要領を、前記遊技者に対して、前記報知回数報知するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が特定の回数になったときに前記上乗せ抽選手段による抽選を行い、前記上乗せ抽選手段において前記報知処理の上乗せが当選した場合、そのときの前記報知回数に所定の回数を加算することを特徴とする。
即ち、本発明の第2の態様においては、役抽選手段による役抽選の結果として複数種類の小役の重複当選を含み、報知対象決定手段は、当該複数種類の小役から遊技者によって選択された所望の小役を報知対象として決定する。操作要領報知手段は、決定された報知対象の小役を入賞させるための操作スイッチの操作要領を、当該小役の種類に応じた回数分、遊技者に対して報知する。更に、上乗せ抽選手段が報知対象となる小役の種類に応じて、報知処理の上乗せを行うか否かを抽選し、その抽選の結果当選した場合、報知処理を上乗せして行う(操作要領を報知する報知回数に所定の回数を加算する)ように構成している。
本発明の第2の態様によれば、上乗せ抽選手段による抽選の結果当選した場合、例えば
、1回の入賞によるメダル獲得枚数が少ない小役が報知対象として決定されると、その報知処理回数を上乗せする(操作要領を報知する報知回数に所定の回数を加算する)ことにより、遊技回数が多くなった分のメダル消費枚数を補填し、重複小役に含まれる小役間のメダル獲得枚数の不均衡を是正することが可能となる。
また、本発明の第2の態様においては、前記操作要領報知手段は、前記報知回数分の前記報知処理を1セットとして当該1セットの報知処理を所定のセット回数実行するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が前記特定の回数になったときに前記上乗せ抽選手段による抽選を行い、前記上乗せ抽選手段において前記報知処理の上乗せが当選した場合、そのときの前記セット回数に前記所定の回数を加算することを特徴としている。
例えば、1セットの報知処理によるメダル払い出し総数が30枚であり、複数種類の小役としてメダル払い出し枚数が6枚の小役と10枚の小役がある場合、メダル払い出し枚数が10枚の小役入賞による5セット目終了時の総メダル獲得枚数は105枚であり、メダル払い出し枚数が6枚の小役入賞による5セット目終了時の総メダル獲得枚数は75枚である。よって、メダル払い出し枚数が6枚の小役が報知対象となった場合には、例えば、1セット目〜5セット目の任意の報知処理時に、2セットの報知処理の上乗せに係る抽選処理を行うことで双方の総メダル獲得枚数の不均衡を是正することが可能となる。
本発明によれば、例えば1回の入賞によるメダル獲得枚数が少ない小役が報知対象として選択された場合、報知処理回数を上乗せしてベット回数が多くなった分のメダル消費枚数を補填することにより、重複小役に含まれる小役間のメダル獲得枚数の不均衡を是正し、全体的な遊技の流れのなかでのATの位置付け乃至役割に対する遊技者の志向をより現実的に反映させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。なお、以下の説明において、「遊技」とはメダルの投入からストップスイッチの操作を経た次のメダルの投入前までの一連の動作をいう。
(スロットマシン10)
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)が配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
また、リール31L、31C及び31Rの中心部には、ステッピングモータ(図示せず)が連結されており、このステッピングモータの駆動によってリール31L、31C及び31Rが回転する。従って、遊技者の立場からすると、リール31L、31C及び31Rの図柄が表示窓21内で上下に移動しているように見える。更に、リール31L、31C及び31Rの内側には、バックランプ(図示せず)が設けられている。バックランプはリールごとに3個ずつ配置されており、リールが停止した時に表示窓21から見える総計で9個の図柄の夫々に対応するようにして、リール31L、31C及び31Rの内側に配置されている。また、リール31L、31C及び31Rは透光性を有する材料から形成されており、バックランプの点灯によりリール31L、31C及び31Rに付された図柄が照光されるように構成されている。
フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、有効ライン22a、22b及び22cからなる有効ライン群22が設定されている。有効ライン群22は、水平方向の中段の有効ライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の有効ライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の有効ライン22cとから構成されている。そして、リール31L、31C及び31Rに付された図柄は、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、表示窓21から見える9個の図柄が全てこれらの有効ライン群22上に位置するような間隔で配置されている。
フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて有効ライン22a、22b及び22cの1ライン乃至3ラインが有効になり、有効ラインランプ24が点灯する。投入されたメダルが1枚のときは1つの有効ライン22aが有効になり、2枚のときは水平方向の3つの有効ライン22a及び22bが有効になり、3枚のときはさらに加えて斜め方向の2つの有効ライン22cを含む総計で5つの有効ライン22a〜22cが有効になる。この制御は、後述のメインCPU51(図2参照)により行われる。例えば3枚のメダルが投入されている場合には、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、少なくとも1つの有効ライン22a〜22cに特定の図柄の組み合わせが停止していれば、その組み合わせに応じた役に入賞したこととなる。
更に、フロントパネル20の表示窓21の下方には、クレジット数表示部25、ゲーム数表示部26及び払い出し数表示部27が設けられている。クレジット数表示部25には、クレジットされているメダルの枚数が表示される。ゲーム数表示部26には、特別遊技等において、所定の遊技の残り数や既に行った遊技の数等が表示される。払い出し数表示部27には、メダルが払い出される際に、その枚数が表示される。
フロントパネル20の表示窓21の上側には、カラー画像を表示する液晶表示パネル等の演出表示装置40が遊技者に対して目視可能に設けられている。演出表示装置40は、遊技中の演出を行うときに各種の画像を表示する。また、筐体の前面部には、遊技者が遊技を進行する上で操作する各種の操作スイッチが設けられている。例えば、本実施形態では、スタートスイッチ41、ストップスイッチ群42及びベットスイッチ群43が設けられている。更に、演出表示装置40の左右及びフロントパネル20の下部(メダル払い出し口の近傍)にスピーカ71が設けられている。
スタートスイッチ41は、リール31L、31C及び31Rの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ、例えばレバーである。ストップスイッチ群42は、左リール31Lを停止させるときに操作する左ストップスイッチ42Lと、中リール31Cを停止させるときに操作する中ストップスイッチ42Cと、右リール31Rを停止させるときに操作する右ストップスイッチ42Rとから構成されている。これらのストップスイッチ42L、42C及び42Rは、例えばボタンとして並設されている。ベットスイッチ群43は、遊技者がクレジット内のメダルを投入する際にベット枚数(賭数)を指定するスイッチ群であり、1ベット・2ベットスイッチ43a及びMAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43bから構成されている。これらのベットスイッチ43a及び43bも、例えばボタンとして配置されている。1ベット・2ベットスイッチ43aが操作される度に、ベット枚数が1枚と2枚との間で切り替えられ、MAXベットスイッチ43bが操作されると、ベット枚数が3枚となる。ベットスイッチ43a及び43bの上方には、クレジット数表示部28が設けられており、ベットスイッチ43a及び43bの操作やメダル投入口23からのメダルの投入に応じて、クレジット数表示部28にメダルの投入枚数が表示される。
詳細は後述するが、通常ゲームでは、遊技者がメダル投入口23からメダルを投入するか、ベットスイッチ群43を操作すると、有効ライン22a〜22cがベット枚数に応じて有効化される。更に、遊技者がスタートスイッチ41を操作すると、役の抽選が行われると共に、リール31L、31C及び31Rが回転し始める。そして、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作すると、操作されたボタンに応じてリール31L、31C及び31Rの回転が停止し、有効化されている有効ライン上に並んだ図柄の組み合わせが予め定められた何らかの役の図柄の組み合わせと一致するときは入賞となり、その入賞役に応じたメダルの払い出し等が行われる。但し、リール31L、31C及び31Rの回転の停止に際しては、役の抽選結果に基づいた制御が行われる。
また、遊技(ゲーム)中には、種々の演出、例えばバックランプの点灯、演出表示装置40を用いた画像表示及びスピーカ71からの音声の出力等が行われる。更に、このような演出として、役の当選可能性の告知演出が行われることもある。
次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
(メイン制御基板50)
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
メインCPU51は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいてスロットマシン10全体の制御を行う。
ROM52には、メインCPU51に、後述の図7−1〜図7−3に示す処理及びその他の遊技の制御に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM53は、メインCPU51が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
I/F回路54は、メイン制御基板50と、サブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板50とサブ制御基板60との間では、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。
(サブ制御基板60)
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
サブCPU61は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU61は、ROM62に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板60全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。なお、サブCPU61の処理能力や開発言語等には、何らの制約もない。
ROM62には、サブCPU61に、後述の図8−1乃至図8−2に示す処理及びその他の遊技中の演出に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM63は、サブCPU61が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
これらのサブCPU61、ROM62及びRAM63は、夫々メイン制御基板50に設けられたメインCPU51、ROM52及びRAM53と同様の機能を有するものである。なお、ROM62及びRAM63は、夫々ROM52及びRAM53と同一のものを用いても良いが、これらよりも容量の大きいものを用いても良い。
上述の演出表示装置40は画像制御プロセッサ64に接続されている。画像データROM65には、演出表示装置40に表示されるキャラクタ、文字及び背景等の画像データが記憶されている。また、ビデオRAM66は、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示しようとする画像を作成する時に用いられ、画像データROM65から読み出したデータ等に基づき表示すべき画像データがビデオRAM66に展開される。
更に、本実施形態には、演出用周辺機器として、演出表示装置40の他にスピーカ71、上述のバックランプ等が設けられている。スピーカ71はアンプ68に接続されている。これらの演出用周辺機器は、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)の出力を行うものであり、サブ制御基板60にのみ接続されており、メイン制御基板50には接続されていない。
I/F回路69は、メイン制御基板50からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。なお、上述のように、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
(リール基板11)
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
(中央表示基板12)
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
セレクタ81は、メダル投入口23から投入されたメダルが正規のものであるか識別し、不正なメダルを排除する。設定表示部82は、フロントパネル20の裏側から見えるように配置されており、確率や払い出しに関する設定(例えば、設定1〜設定6)等が表示される。設定変更スイッチ83は、確率や払い出しに関する設定等を変更する際に操作されるスイッチである。
(電源装置基板13)
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
次に、メイン制御基板50の機能的な構成について説明する。図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばメインCPU51及びROM52内に記録されるプログラムから、以下の各部101、102、103、105、106、107及び108が構成され、例えばRAM53に、以下のフラグ情報記憶部104が備えられ、例えばROM52に、以下の役抽選テーブル109のデータが記憶されている。
(役抽選部101)
役抽選部101は、役(特別役、重複小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。重複小役とは、所定枚数のメダルを遊技者に払い出す役である複数種類の小役から構成された役であり、重複小役の当選はそれら複数種類の小役が重複して当選したことに相当する。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
また、役抽選部101は、遊技毎に、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、ROM52に記憶されている役抽選テーブル109を参照し、取得した乱数が属する領域に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する。
即ち、役抽選部101は、例えば所定の領域(10進法で0〜65535)の乱数を発生させ、例えばスタートスイッチ41が操作されたとき等、所定の条件が満たされたときに一の乱数値を取得する。後述の役抽選テーブル109には、役抽選部101が取得可能な乱数値に対して、特別役当選領域、重複小役当選領域、リプレイ当選領域、及び非当選(ハズレ)領域等が、所定の割合で設定されている。図4に役抽選テーブル109の構成を示す。図4に示す役のうち、BB及びRBが特別役に該当し、RPがリプレイに該当する。
そして、役抽選部101は、取得した乱数値を役抽選テーブル109と照らし合わせることにより、その乱数値が属する領域を判定し、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、ハズレと判定する。そして、何らかの役が当選した場合には、その役に対するフラグをオンにする。
(操作手順割当部102)
操作手順割当部102は、役抽選部101による抽選の結果重複小役が当選した場合に、重複小役を構成する各小役(本実施形態では、「ベル」、「スイカ」)にストップスイッチ42の操作順序を割り当てる。これら割り当てられた操作順序を示す割当情報はサブ制御基板60に対して送信される。重複小役の当選後、遊技者が割り当てられた操作手順でストップスイッチ42を操作すると、リール制御部105は、当該操作手順に該当する小役が入賞するようにリール制御を行う。一方、割り当てられた操作手順以外の順序でストップスイッチ42が操作された場合は、何れの役にも当選しなかった場合(ハズレ)に対応するリール制御がなされ、当該小役の入賞が排除される。
上記のように、重複小役を構成する各小役は操作手順割当部の機能により押し順概念が与えられる役である。ストップスイッチ42L、42C及び42Rの操作手順としては、「左→中→右」、「左→右→中」、「中→左→右」、「中→右→左」、「右→左→中」、及び「右→中→左」の6通り挙げられるが、役抽選部101による抽選で重複小役が当選した場合には、重複小役に含まれる小役群に対応した操作手順が上記6通りの操作順序のうちから夫々割り当てられる。遊技者への操作手順の報知対象となるのは、遊技者が上記小役群から選択した一の小役に対応した操作順序であり、その操作順序でストップスイッチ42L、42C及び42Rが操作された場合にのみ、有効化されている有効ライン上に後述のリール制御によって重複小役用の図柄の組み合わせが並べられ、所望の小役が入賞する。
(タイミング制御部103)
タイミング制御部103は、役抽選部101や、後述のリール制御部105及び入賞判定部106等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部103は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部105にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部105にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部106に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部103の動作はこれらに限定されるものではない。
(フラグ情報記憶部104)
フラグ情報記憶部104は、役抽選部101の抽選結果によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。
(リール制御部105)
リール制御部105は、タイミング制御部103からの指示に基づいて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部105は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
例えば、役抽選部101による抽選の結果、いずれの役にも当選していないときは、有効になっている有効ライン上にどの役の図柄の組み合わせも停止しないように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。一方、何らかの役に当選している場合には、有効になっている有効ライン上に当選した役の図柄の組み合わせが停止するように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。
特に、当該遊技で特別役に当選している場合には、有効になっている有効ライン上に特別役の図柄の組み合わせが停止するように、リール31L、31C及び31Rの停止制御の範囲内(例えば、4図柄以内)でできる限り特別役に係る図柄が揃うような引き込み制御を行う。但し、特別役が当選している場合であっても、小役やリプレイに当選したときは、有効化されている有効ライン上に特別役の図柄の組み合わせが停止しないように、リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。なお、このようなリール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御は、リール制御用のテーブルを用いて行ってもよい。
また、当該遊技で重複小役に当選している場合においては、実際のストップスイッチ群42の操作手順が重複小役を構成する何れかの小役に該当するとき、当該小役を入賞させるためのリール引き込み制御がなされる。一方、実際のストップスイッチ群42の操作手順が重複小役を構成する何れの小役にも該当しない場合は、何れの役にも当選しなかった場合(ハズレ)に対応するリール制御がなされ、何れの小役の入賞も排除される。
(入賞判定部106)
入賞判定部106は、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインのいずれかに役の図柄の組み合わせが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部106は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部106が図柄の組み合わせを判定するのではなく、リール制御部105によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組み合わせを判別するようにしてもよい。
(特別遊技制御部107)
特別遊技制御部107は、入賞判定部106による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定回数の遊技の間、特別遊技の制御を行う。例えば、特別遊技制御部107は、特別遊技中における役抽選部101の抽選結果に応じて、リール制御部105に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。
(払出制御部108)
払出制御部108は、入賞判定部106による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
また、本実施形態のスロットマシン10には、セレクタ81からホッパ装置93間のメダル通過経路上にメダル投入を検出するメダル検出部95が備えられている。メダル検出部95は、メダル通過経路のメダル通過によりメダルの投入を検出し、その検出信号をメダル投入信号として出力する。メダル投入信号はメイン制御基板50を介してサブ制御基板60に送信される。同じく、ベットスイッチ43からは遊技者の操作に応じてメダル投入信号が出力され、メイン制御基板50を介してサブ制御基板60に対して送信される。なお、詳細は後述するが、重複小役を構成する小役から遊技者によって選択された小役を決定するための処理は、サブ制御基板60の上記メダル投入信号の受信タイミングに基づいて行われる。
次に、サブ制御基板60の機能的な構成について説明する。図5は、サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばサブCPU61及びROM62内に記録されるプログラムから、以下の各部201〜205が構成され、例えばRAM63に、以下の記憶部206〜208、210が備えられ、例えばROM62に、以下のAT回数抽選テーブル209のデータが記憶されている。
(演出パターン選択部201)
演出パターン選択部201は、スタートスイッチ41が操作されて遊技が開始されてから3個目のストップスイッチが操作され、全リール31が停止するまでの間に行う演出のパターンや、3個目のストップスイッチが操作されて遊技が終了した時に、何らかの役に入賞していた場合に当該入賞役の種類等に応じた演出のパターンを選択する。なお、演出のパターンは、例えばROM62に記憶されている。
(演出制御部202)
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択されたパターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
(AT抽選部203)
AT抽選部203は、メイン制御基板50から送信される当選役情報に基づいてAT抽選処理を行う。このAT抽選処理には、AT遊技状態への移行の可否を抽選するAT当否抽選処理、及び、当該AT当否抽選処理によりAT遊技状態への移行が可能という抽選結果(当選)が得られた場合に限り実行されるAT回数抽選処理が含まれる。AT回数抽選処理は、AT回数抽選テーブル209を用いて行われる。なお、「当選役情報」とは役抽選部101による役抽選結果が示された情報である。また、ここでいう「AT遊技状態」とは、報知対象決定部205により決定された小役を入賞させるための操作手順(ストップスイッチ群42の操作手順)の報知を行う遊技状態のことをいう。さらに、「AT回数」はATのセット回数である。以下では、このセット回数のことをAT回数と称す。なお、本実施形態における1セット当たりの操作手順の報知回数は、重複小役から選択された小役の種類に応じて異なる。また、AT抽選部203は、例えば、重複小役から「ベル」が選択された場合と、「スイカ」が選択された場合との総メダル獲得枚数の均衡を図るためのAT上乗せ抽選を行う。
(AT開始抽選部204)
AT開始抽選部204は、AT抽選部203によるAT当否抽選処理の結果、当選した場合にAT開始抽選処理を行う。このAT開始抽選処理によりAT開始が当選すると、スロットマシン10は次遊技からAT遊技状態となる。
(報知対象決定部205)
報知対象決定部205は、役抽選部101による抽選の結果、重複小役に当選した場合に、重複小役を構成する複数種類の小役から遊技者によって選択された小役を、メイン制御基板50を介して送信されるメダル投入信号に基づいて判断し、当該小役をAT遊技状態における操作手順の報知対象として決定する。
(AT遊技中フラグ情報記憶部206)
AT遊技中フラグ情報記憶部206は、当該遊技がAT遊技状態にあるとき又は次遊技からAT遊技状態となるときにAT遊技中フラグをオンの状態で記憶し、当該遊技が非遊技状態にあるとき又は次遊技から非AT遊技状態となるときにAT遊技中フラグをオフの状態で記憶する。
(AT連荘(レンチャン)回数情報記憶部207)
AT連荘回数情報記憶部207は、AT抽選部203によるAT回数抽選の結果当選したAT回数をAT連荘回数として記憶する。スロットマシン10は、AT連荘回数情報記憶部207に記憶されたAT連荘回数に基づいて、高い確率でAT連荘回数分連続的にATを発生させる。
(報知回数情報記憶部208)
報知回数情報記憶部208は、報知対象決定部205により操作手順の報知対象となる小役が決定されると、その小役の種類に応じた操作手順の報知回数Nを記憶する。なお、ここでいう「報知回数」とは、1回のATにおける報知処理の回数のことである。
(AT回数抽選テーブル209)
AT回数抽選テーブル209は、例えば図6に示すようなテーブル構成を有しており、AT回数毎に所定の当選領域が割り当てられている。AT抽選部203は、AT回数抽選処理の際、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、本AT回数抽選テーブル209内において取得した乱数が属する領域に基づいて、当選したAT回数を判定する。
(ベル選択回数記憶部210)
ベル選択回数記憶部210は、メダル払い出し枚数が多い「スイカ」及びメダル払い出し枚数が少ない「ベル」から構成される重複小役が当選したときに、遊技者によって「ベル」が選択された回数を記憶している。
なお、メイン制御基板50及びサブ制御基板60にこれらの機能以外の機能が設けられていてもよい。
次に、上述のように構成された本実施形態に係るスロットマシン10の動作について説明する。図7−1乃至図7−3は、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートであり、図8−1乃至図8−2は、サブ制御基板60による制御を示すフローチャートである。
図7−1において、タイミング制御部103は、メダルの投入を監視しており、メダル投入口23からのメダルの投入があるか、又はクレジットがある場合にベットスイッチ43a又は43bが操作されると、メダルが投入されたと判断する(ステップS101)。
続いて、遊技者によってスタートスイッチ41が操作されると、タイミング制御部103はスタートスイッチ41がオンになったことを検知し、役抽選部101が乱数を取得する(ステップS102、S103)。また、遊技者によりスタートスイッチ41が操作されず、タイミング制御部103がスタートスイッチ41がオンとなったことを検知できなかった場合は、ステップS101のメダル投入監視処理に戻り、スタートスイッチがオンとなったことを検知するまでステップS101とステップS102の処理を繰り返し実行する。
役抽選部101は、取得した乱数と役抽選テーブル109とを照らし合わせて役の抽選処理を行う(ステップS104)。抽選の結果、何らかの役の当選があった場合、フラグ情報記憶部104内において当該役のフラグをオンにさせる。役抽選部101による抽選結果は、当選役情報としてI/F回路54を介してサブ制御基板60に送信される(ステップS105)。
リール制御部105は、フラグ情報記憶部104内における重複小役のフラグ状態に基づいて、AT(アシストタイム)対応役である重複小役に当選しているか否かを判断する(ステップS201)。重複小役に当選している場合、ストップスイッチ群42の何れか1個が操作されると、リール制御部105は、そのストップスイッチが重複小役を構成する何れかの小役の入賞条件として最初に操作されるべきストップスイッチであるか否かを判断するとともに、入賞条件に該当する小役の図柄がストップスイッチの操作時点において引き込み制御範囲内に位置しているか否かを判断する(ステップS202、S203)。
操作されたストップスイッチが最初に操作されるべきストップスイッチであり、且つ当該小役の図柄がストップスイッチの操作時点において引き込み制御範囲内に位置する場合、リール制御部105は、当該小役に入賞可能となるようなリール制御を行って(引き込み制御)、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS204)。一方、操作されたストップスイッチが最初に操作されるべきスイッチでない場合、或いは、操作されたストップスイッチが最初に操作されるべきスイッチではあるが、ストップスイッチ操作時点において当該小役の図柄が引き込み制御範囲外に位置する場合、リール制御部105は、何れの役にも当選しなかった場合(ハズレ)に対応するリール制御を行う(ステップS205)。
続いて、リール制御部105は、ストップスイッチ群42の他の1個が操作されると、そのストップスイッチが重複小役を構成する何れかの小役の入賞条件として2番目に操作されるべきストップスイッチであるか否かを判断するとともに、入賞条件に該当する小役の図柄がストップスイッチの操作時点において引き込み制御範囲内に位置しているか否かを判断する(ステップS206、S207)。
操作されたストップスイッチが2番目に操作されるべきストップスイッチであり、且つ当該小役の図柄がストップスイッチの操作時点において引き込み制御範囲内に位置する場合、リール制御部105は、当該小役に入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS208)。一方、操作されたストップスイッチが2番目に操作されるべきスイッチでない場合、或いは、操作されたストップスイッチが2番目に操作されるべきスイッチではあるが、当該小役の図柄が引き込み制御範囲外に位置する場合、リール制御部105は、何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う(ステップS209)。
続いて、リール制御部105は、ストップスイッチ群42の残りの1個が操作されると、そのストップスイッチが重複小役を構成する何れかの小役の入賞条件として3番目に操作されるべきストップスイッチであるか否かを判断するとともに、入賞条件に該当する小役の図柄がストップスイッチの操作時点において引き込み制御範囲内に位置しているか否かを判断する(ステップS210、S211)。
操作されたストップスイッチが3番目に操作されるべきストップスイッチであり、且つ当該小役の図柄がストップスイッチの操作時点において引き込み制御範囲内に位置する場合、リール制御部105は、当該小役に入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS212)。一方、操作されたストップスイッチが3番目に操作されるべきスイッチでない場合、或いは、操作されたストップスイッチが3番目に操作されるべきスイッチではあるが、当該小役の図柄が引き込み制御範囲外に位置する場合、リール制御部105は、何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う(ステップS213)。
なお、本実施形態では、最初に操作されたストップスイッチが最初に操作されるべきストップスイッチでない場合でも、2番目に操作されたストップスイッチ及び最後に操作されたストップスイッチが当該小役の入賞条件を満たしているか否か、及び、当該小役の図柄が引き込み制御範囲内に位置するかを判断しているが、最初に操作されたストップスイッチが最初に操作されるべきストップスイッチでない場合には、このような判断を省略して2番目及び最後に停止させるリールに対して何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行うようにしてもよい。
AT対応役である重複小役に当選していない場合、即ち、特別役又はRPの当選の場合は、ストップスイッチ群42のいずれか1個が操作されると、リール制御部105は、当選役が入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS214、S215)。なお、何れの役にも当選していない場合には、リール制御部105は、ステップS215において、何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う。
リール制御部105は、ステップS215のリール制御を行った後、ストップスイッチ群42の他の1個が操作されると、当選役が入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS216、S217)。なお、何れの役にも当選していない場合には、リール制御部105は、ステップS217において、何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う。
リール制御部105は、ステップS217のリール制御を行った後、ストップスイッチ群42の残りの1個が操作されると、当選役が入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS218、S219)。なお、何れの役にも当選していない場合には、リール制御部105は、ステップS219において、何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う。
以上のように、リール制御部105が全てのリール31L、31C及び31Rの回転を停止させた後、有効化された有効ライン上に並んでいる図柄の組合せに基づいて入賞判定部106が入賞の有無を判断する(ステップS301)。この結果、いずれの役の入賞もない場合には、入賞判定部106は、その旨を示す信号をサブ制御基板60に送信する(ステップS310)。一方、何らかの入賞がある場合には、入賞判定部106は入賞している役の情報をサブ制御基板60に送信する(ステップS302)。
入賞役が特別役である場合、次の遊技から特定回数だけの特別遊技を実行するための移行処理を特別役遊技制御部107が行う(ステップS303、S304)。続いて、特別役遊技制御部107は、特別遊技中において、特別役であるビッグボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲームに応じた遊技状態を遊技者に提供するよう、リール制御部105に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする(ステップS311)。ビッグボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲースの規定回数の遊技を終えると、通常遊技に移行する処理を行う(ステップS312)。
入賞役が特別役でない場合、フラグ情報記憶部104において特別役のフラグがオンの状態で記憶されていれば、フラグ情報記憶部104でのそのフラグの記録状態は次遊技に持ち越される(ステップS303、S305、S306)。
また、入賞役がリプレイである場合、入賞判定部106はタイミング制御部103に対して当該遊技でのベット数(賭数)を次遊技に持ち越させる(ステップS307、S309)。一方、入賞役が特別役でもリプレイでもない場合には、払出制御部108が入賞役に応じた枚数のメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる(ステップS307、308)。
次に、サブ制御基板60の動作について説明する。
先ず、AT抽選部203は、サブ制御基板60におけるメイン制御基板50からの当選役情報の受信を待って、受信した当該当選役情報に基づきAT抽選を行うか否かを判断する(ステップS401、402)。
本実施形態では、AT抽選部203は、当選役情報において「ハズレ」が示されていた場合、AT抽選を実行すると判断し、当選役情報において何らかの当選役(BB、RB、重複小役、リプレイ)が示されていた場合には、AT抽選を実行しないと判断する。いま、メイン制御基板50からサブ制御基板60が受信した当選役情報には、「ハズレ」が示されているものとすると、サブ制御基板60の処理はステップS403のAT抽選処理に移行する。なお、本発明では、当選役情報に「ハズレ」が示されている場合をAT抽選の起因としているが、これに限られず、任意の当選役をAT抽選の起因とすることができる。
ステップS403のAT抽選処理においては、先ず、ストップスイッチ群42の操作手順の報知を行うAT遊技状態への移行の可否が抽選され(AT当否抽選処理)、AT遊技状態への移行が可能という抽選結果(当選)を得られた場合に限りAT回数抽選が続けて行われる。AT回数抽選の際には、AT抽選部203は、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、図6に示すROM62に記憶されているAT回数抽選テーブル内において取得した乱数が属する領域に基づいて、当選したAT回数を判定する。
上記AT当否抽選処理の結果当選した場合、AT回数抽選処理により当選したAT回数がAT連荘回数情報記憶部207内においてAT連荘回数Mに加算登録される(ステップS404、S405)。ここでは、AT回数"2"が当選し、このAT抽選処理の直前におけるAT連荘回数Mが"5"であったとすると、今回登録されるAT連荘回数Mは"7"となる。
ここで、AT遊技中フラグ情報記憶部206における現在のAT遊技中フラグの状態がオフ(非AT遊技状態)であるとすると(ステップS406)、処理は図8−2のステップS501に移行し、AT開始抽選部204によってAT連荘回数Mが"0"であるか否かが判断される(ステップS501)。AT開始抽選部204は、AT連荘回数Mが"0"である場合にはAT開始の抽選を行わず、AT連荘回数Mが"1"以上である場合にはAT開始抽選を行う。いま、AT連荘回数Mは"7"であるため、AT開始抽選部204によるAT開始の抽選が行われる(ステップS502)。
なお、AT開始抽選部204がAT連荘回数"0"である場合にAT開始抽選を行わないのは、この場合におけるステップS403のAT抽選処理において未だATに当選しておらず、ATを開始するか否かを抽選する必要がないからである。
AT開始抽選の結果当選した場合(AT開始が決定した場合)は、後述のステップS507におけるAT当選報知処理により遊技者にAT開始(AT当選)が報知され、次遊技からAT遊技状態となる。AT開始抽選の結果AT開始に当選しなかった場合は、ステップS507のAT当選報知処理は行われず、AT連荘回数Mを消化する機会(AT開始の機会)は次遊技以降に持ち越される。
AT開始抽選の後、演出パターン選択部201は当選役情報に応じた演出パターンを選択し、演出制御部202は、選択された演出パターンに基づく演出の制御を行う(ステップS503、S504)。いま対象となる当選役情報は「ハズレ」を示しているので、「ハズレ」に対応した演出パターンの演出制御がなされることになる。また、当選役情報において「AT対応役(重複小役)」が示されている場合には、重複小役の何れかの小役に対応する操作手順を当該遊技時のみに報知する演出パターンの演出制御がなされることもある。
続いて、演出パターン選択部201は、全リール31が停止するのを待って(ステップS505)、ステップS502のAT開始抽選結果に基づいてAT当選を遊技者に対して報知するための演出パターンを選択する。ここではAT開始抽選の結果当選したものとすると、演出パターン選択部201はAT当選報知用の演出パターンを選択する。演出制御部202は、選択された演出パターンに基づいてAT当選報知の演出制御を行う(ステップS506、S507)。
演出パターン選択部201は、重複小役を構成する複数種類の小役(本実施形態では、「ベル」、「スイカ」)から所望の小役を遊技者に選択させるための演出パターンを選択し、演出制御部202は、選択された演出パターンに基づく演出制御を行う。この演出制御により演出表示装置40及びスピーカ71のうち少なくとも何れか一方が作動し、上記複数種類の小役からの所望の小役の選択が遊技者に対して促される。遊技者は、この演出により所望の小役を選択すべきことを把握し、後述する小役の選択操作を行う。
報知対象決定部205は、操作手順の報知対象となる小役が遊技者により選択されたか否かを判断する(ステップS508)。本実施形態では、報知対象となる小役が遊技者により選択されたか否かはメダル投入に基づいて判断される。より詳細には、演出制御部202の制御により演出表示装置40上に各小役に対応した画像が移動表示され、報知対象決定部205は、各小役に対応した画像が移動表示されている期間中にメダルが投入された場合に遊技者によって報知対象となる小役が選択されたと判断し、メダル投入時点における表示画像に対応する小役を報知対象として決定する。
なお、ここでいう「メダル投入」は、メダル投入口23からなされたメダル投入であるか、或いはベットスイッチ43の操作によりなされたメダル投入であるかを問わない。メダル投入口23からメダルが投入された場合には、メダル検出部95がメダル投入を検出し、その検出信号をメダル投入信号としてメイン制御基板50を介してサブ制御基板60に送信することにより、報知対象決定部205はメダル投入タイミングを認識することができる。また、ベットスイッチ43の操作によりメダルが投入された場合には、操作に応じてベットスイッチ43から出力される信号がメダル投入信号としてメイン制御基板50を介してサブ制御基板60に送信されることにより、報知対象決定部205はメダル投入タイミングを認識することができる。
続いて、報知対象決定部205は、遊技者によって選択された小役がベルであるか否かを判断する(ステップS509)。いま、遊技者によって5回目の「ベル」が選択されたものとすると、ベル選択回数情報記憶部210に記憶されるベル選択回数Lの値が1加算登録される(ステップS510)。この処理の直前におけるベル選択回数Lは"4"であり、今回1加算された結果、ベル選択回数Lは"5"となる。
続いて、報知対象決定部205は、ベル選択回数記憶部210に記憶されるベル選択回数Lの値が"5"であるか否かを判断する(ステップS511)。いま、ベル選択回数Lは"5"であるため、処理はステップS512に移行する。次に、報知対象決定部205は、AT連荘回数Mが"0"であるか否かを判断する(ステップS512)。いま、AT連荘回数Mは"7"であるため、処理はステップS513に移行し、AT抽選部203は2回分のATを上乗せ当選させる。AT連荘回数情報記憶部207内においては、上乗せ当選した分のAT回数(2回)がAT連荘回数Mに加算登録され、AT連荘回数Mの値は"9"となる(ステップS513)。その後、ベル選択回数記憶部201内ではベル選択回数Lが"0"にリセットされる(ステップS514)。このように、本実施形態では、重複小役から「ベル」が5回選択されると、2回のAT回数(所定の上乗せセット回数)を上乗せ当選するように構成している。
次に、報知回数情報記憶部208において、報知対象として選択された小役の種類(ここでは、「ベル」)に応じて予め定められている報知回数(ここでは、5回)が報知回数Nとしてセットされ、続いて、AT遊技中フラグ情報記憶部206において、AT遊技中フラグがオンにセットされる(ステップS515、S516)。
なお、ステップS509において、重複小役から選択された小役が「ベル」でないと判断された場合、AT回数の上乗せ当選は行われず、選択された小役(この場合、「スイカ」)の種類に応じた報知回数(この場合、3回)が報知回数Nとしてセットされ、ステップS516以降の処理が実行される。或いは、ステップS511において、ベル選択回数Lが"5"でないと判断された場合も、AT回数の上乗せ当選は行われず、選択された小役(この場合、「ベル」)の種類に応じた報知回数(この場合、5回)が報知回数Nとしてセットされ、ステップS516以降の処理が実行される。また、ステップS512において、AT連荘回数Mが"0"であると判断された場合、AT回数の上乗せ当選処理(ステップS513)はATが連荘し得る状態にある期間を対象に行っているので、処理はステップS513をスキップしてステップS514のベル選択回数Lのリセット処理へ移行する。
ところで、本実施形態においては、重複小役を構成する小役として、入賞によるメダル払い出し枚数が10枚の「スイカ」、及び、同じく入賞によるメダル払い出し枚数が6枚の「ベル」の2種類の小役を用意している。本実施形態では、遊技者がこのうちの何れの小役を選択した場合でもメダルの総払い出し枚数が均一(30枚)になるように、遊技者により「スイカ」が選択された場合には報知回数Nに"3(回)"がセットされ、「ベル」が選択された場合には報知回数Nに"5(回)"がセットされる。
遊技者は、メダル払い出し枚数が10枚の「スイカ」を入賞させるための報知を3回行ってもらうか、或いはメダル払い出し枚数が6枚の「ベル」を入賞させるための報知を5回行ってもらうか、何れかの報知方法を選択することができる。遊技上の志向として短期間のうちにメダルを獲得し、次の遊技状態に早く移行したい遊技者にとっては「スイカ」を選択した方が好ましく、ATを長く保ち遊技数の消化を図りたい遊技者にとっては「ベル」を選択した方が好ましい。遊技者は、このような自らの遊技上の志向に応じて報知対象となる小役を選択し、全体的な遊技の流れにおけるATの位置付け乃至役割を決定することが可能である。
ここで、スロットマシンの遊技技術として、スロットマシンが小役を入賞させるための報知回数を獲得枚数で制限していた場合、遊技者は獲得枚数が規定枚数に近づくと、小役を入賞させないように狙ってリールを停止させ、メダルの獲得枚数が規定枚数を超えないようにして可及的に多くの遊技数を消化することにより、特別役の当選を効率的に待つ遊技技術が広く知られている。しかしながら、小役を入賞させないように狙ってリールを停止させるためには相当の技量を要し、技量次第で遊技上の有利、不利が明確なものとなる。従って、この点について初心者に対する配慮が必要となるが、本実施形態においては、1回のATにおける報知回数をメダル獲得枚数30枚に相当する小役の入賞回数分に制限しており、例えば「ベル」が選択された場合には報知回数は5回に制限され、それ以上の報知は「ベル」が5回入賞したか否かに拘わらず終了することになる。従って、初心者と上級者との技量の差に基づく遊技上の有利、不利に関する不均衡を回避することが可能となる。
続いて、サブ制御基板60の処理は再びステップS401に移行する。AT抽選部203は、サブ制御基板60におけるメイン制御基板50からの当選役情報の受信を待って、受信した当選役情報に基づいてAT抽選を行うか否かを判断する(ステップS401、S402)。
今回、ステップS401において受信した当選役情報には「重複小役」が示されているものとすると、現在、AT遊技中フラグはオンにセットされ(AT遊技状態)、且つAT対応小役である「重複小役」に当選している状態にあることになる。従って、AT遊技中フラグはオンであると判断され(ステップS406)、演出パターン選択部201は、ステップS508において選択された小役(ここでは、「ベル」)に対応する操作手順を報知するための演出パターンを選択し、演出制御部202は、選択された演出パターンに基づく演出制御を行う(ステップS407、S408)。ここでは、遊技者によって選択された小役が「ベル」であるので、演出パターン選択部201は「ベル」に対応するストップスイッチ群42の操作順序を報知するための演出パターンを、メイン制御基板50から送信される割当情報に基づいて選択する。演出制御部202は、選択された演出パターンに従って「ベル」に対応する操作手順を遊技者に報知するための制御を行う。これにより、演出表示装置40及びスピーカ71の少なくとも何れか一つが作動し、遊技者に当該操作手順が報知される。遊技者は、報知内容に従ってストップスイッチ群42を操作させることにより、「ベル」を入賞させることができる。続いて、報知回数情報記憶部208内に記録される報知回数Nは1減算される(ステップS409)。
ちなみに、当選役がAT対応役でない例えば「リプレイ」である場合、遊技中演出パターン選択部201は「リプレイ」に対応する演出パターンを選択し、演出制御部202は選択された演出パターンに基づく演出制御を行う(ステップS410、S411)。これにより、現在の当選役が「リプレイ」であることが入賞前に遊技者に対して報知される。
続いて、全リール31の停止を待って、報知回数Nが"0"となっているか否かが判断される(ステップS412、S413)。ここでは、遊技者によって「ベル」が選択され、現在報知回数Nが"5"にセットされている状態にあるので、処理は再びステップS401に移行する。以降、途中のステップS409の減算処理によって報知回数Nが"0"となるまでステップS401〜ステップS413の処理が繰り返される。この処理の繰り返しにより、選択された小役「ベル」を入賞させるための報知処理が1回のATあたり5回実行されることになる。
報知回数Nが"0"となると、AT遊技中フラグ情報記憶部206においてAT遊技中フラグはオフにセットされる(ステップS414)。続いて、演出パターン選択部201はAT終了を報知するための演出パターンを選択し、演出制御部202は選択された演出パターンに基づく演出制御を行う(ステップS415)。これにより、遊技者に対して1回のATが終了したことが報知される。そして、AT連荘回数Mは1減算される(ステップS416)。現在のAT連荘回数Mが"7"であるので、ステップS416の減算処理によりAT連荘回数Mは"6"となる。このようにして1回分のATが終了することとなったが、AT連荘回数Mは"6"であるので再びステップS406、S501の処理を経てステップS502のAT開始抽選が直ぐに行われ、ATが連続的に開始される可能性が高い。このように、1回分のATが終了し、ステップS406、ステップS501〜ステップS507の処理を介して連続的に次のAT遊技に移行する。
本実施形態では、遊技者が「スイカ」、「ベル」の何れを選択した場合でも同じメダル獲得枚数(30枚)となることを前提としているが、遊技回数に応じたメダル消費を踏まえて実際のメダル獲得枚数を考察すると、1回の遊技に3枚のメダルを消費した場合、「ベル」を選択した方が1回のATあたりメダル獲得数が6枚少なくなる。これに対して、本実施形態では、「ベル」が選択された場合の不利を是正すべく、所定回数(ここでは、5回)「ベル」が選択された場合には、2回のAT回数を上乗せ当選し、「スイカ」が5回選択された場合と総メダル獲得枚数を均等にすることによって上記不利を是正している。
・「スイカ」が5回選択された場合の総メダル獲得枚数
(30(AT1回分のメダル払い出し枚数)−9(AT1回分のメダル消費枚数)×5(回)=105(枚)
・「ベル」が5+2(上乗せ分)回選択された場合の総メダル獲得枚数
(30(AT1回分のメダル払い出し枚数)−15(AT1回分のメダル消費枚数)×7(回)=105(枚)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図9は、本実施形態に係るサブ制御基板の動作の流れを示す、第1の実施形態の説明で用いた図8−2と対応するフローチャートである。図9においては、図8−2と同一内容の処理ステップについては同一の符号で示している。なお、図8−1に対応する本実施形態のフローチャートは、本実施形態も第1の実施形態と同様の動作を行うので図示を省略している。
本実施形態においては、AT抽選部203は、ベル選択回数Lの値が"3"又は"5"であり、且つAT連荘回数Mの値が"0"でないときにATの上乗せ抽選処理を行う(ステップS601、S512、S602、S603、S604)。このATの上乗せ抽選処理(ステップS602、S604)では夫々1/2の確率で当選するAT当否抽選処理が行われ、当選した場合は2回分のAT遊技を上乗せすることによって「スイカ」が5回選択された場合と総メダル獲得枚数を均等にしている。
本実施形態では、「ベル」の選択行為が所定回数目(ここでは、3回目、5回目)となった場合には、2回分のAT遊技(報知対象小役「ベル」)の上乗せが1/2の確率で当選するAT抽選処理を行っている。このATの上乗せ抽選処理の期待値は、「スイカ」が5回選択された場合の総メダル獲得枚数と均等にできるAT遊技の上乗せ回数(2回)と一致し、上記不利の是正を図ることができる。
・2(AT上乗せ回数)×1/2(AT3回目後の上乗せ当選確率)+2(AT上乗せ回数)×1/2(AT5回目後の上乗せ当選確率)=2(上記不利を是正するために必要なAT上乗せ回数)
なお、上記の説明では、「ベル」が選択された場合の上記不利の是正に必要なAT上乗せ回数と、ATの上乗せに係るAT抽選処理における期待値を一致させているが、本実施形態では、これらの値が必ずしも一致する必要はなく、上記不利の是正に必要なAT上乗せ回数の値から或る一定範囲内に含まれる値の期待値でAT抽選処理(ステップS602、S603)を行っても良い。また、上記では、「ベル」の選択行為が3回目、5回目となった後に、2回分のAT遊技の上乗せを夫々1/2確率で当選させる構成を例示したが、上記不利の是正に必要なAT上乗せ回数と略一致するような期待値のAT上乗せに係るAT抽選処理であればよいので、そのAT上乗せに係るAT抽選処理は様々な態様が考えられる。例えば、「ベル」の選択行為の毎回数目後に1/5の確率で2回分のAT遊技の上乗せ抽選を行うことでも上記不利の是正を図ることができる。
さらに他の実施形態として、ステップS604のATの上乗せ抽選処理(3回目の「ベル」選択後のAT抽選処理)において当選した場合は、ステップS602のATの上乗せ抽選処理(5回目の「ベル」選択後のAT抽選処理)では当選しないようにし、反対にステップS604のATの上乗せ抽選処理において当選しなかった場合は、ステップS602のATの上乗せ抽選処理で必ず当選させるようにしてもよい。これによっても上記不利の是正が図れる。
またさらに他の実施形態として、図8−2のステップS515における選択小役に応じた1回のAT当たりの報知回数設定処理において、「ベル」が選択された場合の報知回数を"7"回とし、[スイカ]が選択された場合の報知回数は上記実施形態と同様に"3"回としても上記不利を是正することが考えられる。
・「スイカ」が選択された場合のAT1回当たりのメダル獲得枚数は、30(10×3(報知回数))−9(3×3(報知回数))=21(メダル獲得枚数)
・「ベル」が選択された場合のAT1回当たりのメダル獲得枚数は、42(6×7(報知回数))−21(3×7(報知回数))=21(メダル獲得枚数)
即ち、本実施形態では、所定のメダル獲得枚数(ここでは、21枚)に相当する入賞回数分、該当する小役を入賞させるための報知処理を1回のAT遊技中に行うことにより、重複小役から選択された小役の違いによる上記不利を是正することができる。
なお、上記実施形態では、報知対象決定部205は、メダルの投入タイミングに基づいて報知対象となる小役を決定しているが、重複小役を構成する小役の選択方法はこれに限られず、例えば、小役選択のための特定の選択スイッチを新たに設け、遊技者がこの選択スイッチを操作することにより小役を選択してもよい。選択スイッチの具体例としては、重複小役を構成する小役毎に設けられた選択スイッチ、操作方向に基づいて報知対象となる小役を選択可能な選択スイッチ等が挙げられる。その他の小役選択方法としては、例えば、AT当選後(例えば、次遊技時)に小役選択のための特別な遊技状態の遊技を設け、当該遊技時の停止図柄の組合せに基づいて報知対象となる小役を選択してもよい。この場合、遊技者が各小役に対応する停止図柄の組合せを予め把握していることを前提としており、遊技者は所望の小役に対応する図柄を狙ってリール31を停止させることにより、報知対象となる小役を選択することが可能となる。
上記実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段は、プログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体やプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体であってもよい。以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのシステム構成を示すブロック図である。 メイン制御基板の構成を示す機能ブロック図である。 役抽選テーブルの構成を示す図である。 サブ制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 AT抽選テーブルの構成を示す図である。 メイン制御基板の動作の流れを示すフローチャートである。 メイン制御基板の動作の流れを示すフローチャートである。 メイン制御基板の動作の流れを示すフローチャートである。 サブ制御基板の動作の流れを示すフローチャートである。 サブ制御基板の動作の流れを示すフローチャートである。 サブ制御基板の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10:スロットマシン
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
95:メダル検出部
101:役抽選部
102:操作手順割当部
103:タイミング制御部
104:フラグ情報記憶部
105:リール制御部
106:入賞判定部
107:特別遊技制御部
108:払出制御部
109:役抽選テーブル
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
203:AT抽選部
204:AT開始抽選部
205:報知対象決定部
206:AT遊技中フラグ情報記憶部
207:AT連荘回数情報記憶部
208:報知回数情報記憶部
209:AT回数抽選テーブル
210:ベル選択回数記憶部

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のために遊技者が操作する操作スイッチと、
    複数種類の小役の重複当選を抽選結果として含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記複数種類の小役から前記遊技者が所望の小役を入賞させるための前記操作スイッチの操作要領を、前記遊技者に対して報知する操作要領報知手段と、
    前記複数種類の小役から前記遊技者に対して所望の小役の選択を促す小役選択可能報知手段と、
    前記遊技者の選択操作により選択された小役を報知対象として決定するとともに、当該小役を報知する報知回数に、当該小役に応じて予め定められている回数を設定する報知対象決定手段と、
    前記複数種類の小役のうち、所定の小役が、前記報知対象として前記遊技者により選択された回数を選択回数として記憶する選択回数記憶手段と、を有し、
    前記操作要領報知手段は、前記報知対象決定手段により前記報知対象として決定された前記小役を入賞させるための前記操作スイッチの前記操作要領を、前記遊技者に対して、前記報知回数報知するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が特定の回数になったときにそのときの前記報知回数に所定の回数を加算することを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作要領報知手段は、前記報知回数分の前記報知処理を1セットとして当該1セットの報知処理を所定のセット回数実行するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が前記特定の回数になったときにそのときの前記セット回数に前記所定の回数を加算することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のために遊技者が操作する操作スイッチと、
    複数種類の小役の重複当選を抽選結果として含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記複数種類の小役から前記遊技者が所望の小役を入賞させるための前記操作スイッチの操作要領を、前記遊技者に対して報知する操作要領報知手段と、
    報知対象となる前記小役の種類に応じて、前記報知処理の上乗せを行うか否かを抽選する上乗せ抽選手段と、
    前記複数種類の小役から前記遊技者に対して所望の小役の選択を促す小役選択可能報知手段と、
    前記遊技者の選択操作により選択された小役を報知対象として決定するとともに、当該小役を報知する報知回数に、当該小役に応じて予め定められている回数を設定する報知対象決定手段と、
    前記複数種類の小役のうち、所定の小役が、前記報知対象として前記遊技者により選択された回数を選択回数として記憶する選択回数記憶手段と、を有し、
    前記操作要領報知手段は、前記報知対象決定手段により前記報知対象として決定された前記小役を入賞させるための前記操作スイッチの前記操作要領を、前記遊技者に対して、前記報知回数報知するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が特定の回数になったときに前記上乗せ抽選手段による抽選を行い、前記上乗せ抽選手段において前記報知処理の上乗せが当選した場合、そのときの前記報知回数に所定の回数を加算することを特徴とする遊技機。
  4. 前記操作要領報知手段は、前記報知回数分の前記報知処理を1セットとして当該1セットの報知処理を所定のセット回数実行するとともに、前記選択回数記憶手段に記憶されている前記所定の小役に対する前記選択回数が前記特定の回数になったときに前記上乗せ抽選手段による抽選を行い、前記上乗せ抽選手段において前記報知処理の上乗せが当選した場合、そのときの前記セット回数に前記所定の回数を加算することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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