JP2003260185A - 遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法 - Google Patents

遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法

Info

Publication number
JP2003260185A
JP2003260185A JP2002064672A JP2002064672A JP2003260185A JP 2003260185 A JP2003260185 A JP 2003260185A JP 2002064672 A JP2002064672 A JP 2002064672A JP 2002064672 A JP2002064672 A JP 2002064672A JP 2003260185 A JP2003260185 A JP 2003260185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming machine
winning
prize
types
symbol display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002064672A
Other languages
English (en)
Inventor
Motonari Yamamoto
基就 山本
Soichi Kawano
壮一 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUYA SHOKAI KK
Original Assignee
MATSUYA SHOKAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUYA SHOKAI KK filed Critical MATSUYA SHOKAI KK
Priority to JP2002064672A priority Critical patent/JP2003260185A/ja
Publication of JP2003260185A publication Critical patent/JP2003260185A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の入賞のうちの所望の種類の入賞に
対応する図柄を図柄表示部に停止可能にする。 【解決手段】 制御部20は、所定の遊技状態にて、1
回の抽選で異なる複数種類の入賞を当選させる。そし
て、所定の選択条件、例えば、ストップボタン5a〜5
cの操作順序に応じて、複数種類の入賞の一つが選択さ
れる。さらに制御部20は、選択された入賞に基づい
て、図柄表示部であるリール3a〜3cの停止位置を制
御する。例えば、ビッグボーナスの高確率一般遊技状態
において、ボーナスゲームへの移行入賞と他の入賞とい
う複数種類の入賞を当選させる。その一つが選択され、
選択された入賞が得られるようにリールの停止制御が行
われる。移行入賞と他の入賞の所望の方の図柄を揃える
ことができ、高確率一般遊技とボーナスゲームをより多
く行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄を可変表示す
る図柄表示部を有し、抽選による入賞に基づいて図柄表
示部を制御する遊技機に関する。本発明の遊技機は典型
的にはスロットマシーンである。
【0002】
【従来の技術】典型的なスロットマシーンは、周知のよ
うに、3つのリール(回胴)を有し、各リールが複数の
図柄を有する。遊技者がスタートレバーを操作すると、
3つのリールが回転を開始するとともに、乱数を用いた
抽選が行われる。各リールを停止するためのストップボ
タンが遊技者により操作されると、リールを停止させる
制御が行われる。このとき、リールは、ボタン操作時か
ら所定の範囲、通常は5図柄の範囲で停止される。この
範囲で、抽選により当選した入賞に対応する図柄の組合
せ(いわゆるチェリー図柄のように、一つの図柄だけが
入賞に対応する場合を含む)ができるかぎり入賞ライン
上で停止するように、リールの停止が制御される。
【0003】スロットマシーンには、多くのメダルの払
出が期待できる特定の遊技状態がある。この種の遊技状
態としては、例えば、ビッグボーナスおよびレギュラー
ボーナスが知られている。ここではビッグボーナスに着
目する。
【0004】通常の遊技状態からビッグボーナスの遊技
状態へ移行するためには、まず、抽選によりビッグボー
ナスが当選する必要がある。この確率は相当に低い。ビ
ッグボーナスが当選すると、ビッグボーナスに対応する
図柄の組合せが入賞ライン上で揃うようにリールの停止
が制御される。前述のようにストップボタン操作から所
定の範囲でリールが停止するので、ストップボタン操作
によっては、ビッグボーナスの図柄が入賞ラインに揃わ
ない。この場合でも、ビッグボーナスのフラグが維持さ
れており、すなわち当選状態は維持される。したがっ
て、その後のゲームでビッグボーナスに対応する図柄が
揃った時点で、通常遊技状態からビッグボーナス状態へ
と遊技状態が移行する。
【0005】ビッグボーナスは、高確率一般遊技と特殊
入賞連続遊技との、2つの遊技状態で構成される。後者
の特殊入賞連続遊技の状態を、本発明ではボーナスゲー
ムと呼ぶ。ボーナスゲームの遊技状態は、一般に、レギ
ュラーボーナスと同じ遊技状態である。
【0006】図1を参照すると、ビッグボーナスでは、
遊技状態は、まず、高確率一般遊技状態になる。高確率
一般遊技では、高い確率で入賞が当選する。高確率一般
遊技状態にて特定のボーナスゲーム移行入賞(以下、単
に移行入賞という)が当選し、移行入賞に対応する図柄
が揃うと、遊技状態は、ボーナスゲームに移行する。典
型例では、移行入賞に対応する図柄の組合せは、リプレ
イ図柄である。ボーナスゲームでは、役物といわれる特
殊入賞が連続して当選する。ボーナスゲームにて、8回
の特殊入賞が発生したとき、または、12回の遊技が終
了したとき、1セットのボーナスゲームが終了し、遊技
状態は高確率一般遊技状態に戻る。
【0007】このようにして、ビッグボーナスでは、高
確率一般遊技状態とボーナスゲームが繰り返される。3
セットのボーナスゲームが終了したとき、または、高確
率一般遊技状態の通算回数が30回に達したとき、ビッ
グボーナスは終了する。図1の例では、a、b、cの遊
技回数の合計が30回以下でなければならない。ボーナ
スゲームのセット数が3セットに達しないときでも、高
確率一般遊技状態の通算遊技回数が30に達すると、ビ
ッグボーナスは終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ビッグ
ボーナスでは、高確率一般遊技状態の通算回数が制限さ
れ、かつ、ボーナスゲームのセット数が制限されてい
る。典型的には、前者の上限回数が30、後者の上限セ
ット数が3である。遊技者にとっては、高確率一般遊技
状態とボーナスゲームのどちらもできるだけ上限値に近
くまで遊技することが望ましい。このような遊技を達成
できれば、遊技者にとって有利である。
【0009】しかし、従来の遊技機では、高確率一般遊
技状態からボーナスゲームへと遊技状態が移行しやすく
設定されている。そのため、高確率一般遊技状態の遊技
回数が比較的少ないうちに、ビッグボーナスが終了して
しまうことが多い。
【0010】ボーナスゲームへの移行を避けるための遊
技操作手法として、いわゆるリプレイ外しが知られてい
る。リプレイ外し操作は、移行入賞に対応する図柄が揃
わないようなタイミングでストップボタンを押す操作で
ある。この操作をマスターすれば、遊技者は、高確率一
般遊技を上限回数まで行えるように試みることができ
る。しかし、リプレイ外しの操作は熟練を要し、一般の
遊技者にとっては困難である。
【0011】高確率一般遊技状態の回数を上限に到達さ
せ、または上限に近づける技術として、移行入賞の当選
確率を下げることが考えられる。しかし、この構成は、
ボーナスゲームのセット数が上限に達する前にビッグボ
ーナスが終了する確率を高めてしまう。
【0012】仮に、遊技によって入賞確率を変更すれ
ば、高確率一般遊技の回数を増大可能である。高確率一
般遊技状態の回数が少ないときにボーナスゲーム移行入
賞の確率を下げればよい。しかし、ある遊技状態におけ
る入賞確率を遊技によって変更することは許されていな
いので、このような手法を取ることは望ましくない。
【0013】図2は、高確率一般遊技を上限またはそれ
近くまで行うことを可能にするために考えられ得る遊技
機制御処理の一例を示している。この例では、高確率一
般遊技状態における移行入賞の当選確率が高く設定され
る。ただし、高確率一般遊技状態の開始当初は、抽選に
より移行入賞が当選しても、3つのリールが、移行入賞
に対応する図柄の組合せが揃わないように制御される。
すなわち、リールの停止制御により移行入賞が外され
る。一方、移行入賞以外の入賞が当選すれば、その入賞
に対応する図柄の組合せが揃うようにリールが制御され
る。そして、適当な時期がきたときには、移行入賞が当
選すると、移行入賞に対応する図柄の組合せが揃うよう
にリールが制御される。
【0014】図2の制御によれば、移行入賞に対応する
図柄が揃うのを遅くでき、高確率一般遊技の回数を上限
またはそれに近づけることができる。しかしながら、高
確率一般遊技状態において、移行入賞が当選しても、遊
技は外れになるような制御が行われる。その結果、高確
率一般遊技状態であるにも拘わらず入賞の可能性が低下
してしまい、遊技状態が本来の高確率一般遊技状態では
なくなってしまう。
【0015】図3は、高確率一般遊技を上限またはそれ
近くまで行うことを可能にするために考えられ得る遊技
機制御処理のもう一つの例を示している。この制御処理
は、高確率一般遊技状態にて、抽選により移行入賞が当
選したとき、その移行入賞がストックされる。移行入賞
のフラグが立てられる。3つのリールは、移行入賞に対
応する図柄の組合せが揃わないように制御される。すな
わち、図2と同様、リールの停止の制御により移行入賞
が外される。
【0016】以降の遊技では、移行入賞以外の入賞が当
選すれば、その入賞に対応する図柄の組合せが揃うよう
にリールが制御される。移行入賞が当選したときには、
移行入賞を外すようにリール停止が制御される。そし
て、適当な時期がきたときに、移行入賞に対応する図柄
の組合せが揃うようにリールが制御される。
【0017】図3の制御によっても、図2の制御と同
様、移行入賞に対応する図柄が揃うのを遅くでき、高確
率一般遊技の回数を上限またはそれに近づけることがで
きる。しかしながら、図2の制御と同様、高確率一般遊
技状態において、遊技が外れに終わる可能性が高くな
り、遊技状態が本来の高確率一般遊技状態ではなくなっ
てしまう。
【0018】以上に説明したように、ビッグボーナスで
は、遊技者にとって有利な遊技を実現するためには、高
確率一般遊技とボーナスゲームをより多く行えるように
することが求められる。そして、このような要求に十分
に応える適当な技術の提供が求められる。
【0019】なお、ここでは、ビッグボーナスを取り上
げて、本発明の背景を説明した。ただし、本発明の適用
範囲はビッグボーナスに限定されなくてよい。複数種類
の入賞があり得る遊技状態では、特に、他の遊技状態へ
移行する入賞とその遊技状態を維持する入賞という複数
種類の入賞があり得る遊技状態では(ビッグボーナスの
場合には前者がボーナスゲーム移行入賞で後者が他の入
賞)、同様の技術が求められ得る。また、ビッグボーナ
スが、別の名前で呼ばれることもある。さらに、スロッ
トマシーン以外の遊技機においても同様の技術が求めら
れ得る。
【0020】本発明は上記背景の下でなされたものであ
り、その目的は、遊技者の利益のために、複数種類の入
賞があり得る遊技状態において好適な制御を行う遊技機
を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機は、図柄
を可変表示する図柄表示部と、遊技媒体を賞として提供
する媒体提供部と、抽選により当選した入賞に基づいて
前記図柄表示部を制御し、当選した入賞に対応する図柄
が前記図柄表示部にて停止したときに遊技媒体を前記媒
体提供部に提供させる制御部と、を含み、前記制御部
は、所定の遊技状態にて、一度の抽選に対して異なる複
数種類の入賞を当選させ、所定の選択条件に従って前記
複数種類の入賞の一つを選択し、選択された入賞に基づ
いて前記図柄表示部を制御する。好ましくは、前記複数
種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させる種類の
入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態に移行さ
せる種類の入賞と、を含む。
【0022】本発明の遊技機によれば、抽選により複数
種類の入賞が当選する。そして、所定の選択条件に従っ
て前記複数種類の入賞の一部が選択される。そして、選
択された入賞に基づいて前記図柄表示部が制御される。
したがって、複数種類の入賞のうちの所望の種類の入賞
に対応する図柄を図柄表示部に表示させることができ
る。
【0023】典型的には、前記遊技機はスロットマシー
ンであり、前記所定の遊技状態はビッグボーナスの一般
遊技状態であり、前記異なる遊技状態はビッグボーナス
のボーナスゲーム状態である。この場合、本発明によれ
ば、一般遊技状態において、ボーナスゲームへの移行入
賞と他の入賞が当選する。そして、これらの一方が選択
され、選択された入賞に対応する図柄を停止させるため
の制御が行われる。ボーナスゲームへ移行すべき状況
と、そうでない状況で、必要な図柄が停止するように図
れる。したがって、一般遊技およびボーナスゲームをで
きる限り多く行うように図れる。
【0024】なお、一般のスロットマシーンでは、スト
ップボタン操作から所定範囲(通常は5図柄)で図柄を
停止させるという制約がある。このような制約がある場
合には、入賞に対応する図柄を図柄表示部に停止させる
制御は、この制約の範囲内で行われればよい。
【0025】ただし、本発明の適用範囲は、既に述べた
ように、スロットマシーンのビッグボーナスには限定さ
れなくてよい。さらに、本発明は、スロットマシーンに
も限定されなくてよい。
【0026】好ましくは、前記所定の選択条件は、遊技
者による遊技機への操作であり、前記制御部は、遊技者
の操作に応じて異なる種類の入賞を選択する。好ましく
は、前記制御部は、前記図柄表示部の図柄を停止させる
停止操作に応じて異なる種類の入賞を選択する。遊技者
は、遊技操作によって、複数種類の入賞のうちの所望の
入賞が得られるようにすることができる。
【0027】例えば、通常のスロットマシーンでは、3
つの回胴(リール)に対応する3つのストップボタンが
設けられている。左から順にボタンを押す操作は「順押
し」といわれ、右から順にボタンを押す操作は「逆押
し」といわれる。本発明では、例えば、「逆押し」が行
われると、ボーナスゲームへの移行入賞以外の入賞が選
択される。そして、「順押し」が行われると、ボーナス
ゲームへの移行入賞が選択される。
【0028】好ましくは、本発明の遊技機は、所望の種
類の入賞が選択されるための操作を遊技者に案内する案
内手段を含む。好ましくは、本発明の遊技機は、遊技者
の操作と選択されるべき入賞の関係を可変設定する選択
設定手段を含み、前記案内手段は、前記選択設定手段に
より設定された操作と選択されるべき入賞の関係に基づ
く情報を遊技者に伝える。
【0029】好ましくは、前記図柄表示部には複数の表
示部分が設けられ、前記複数の表示部分をそれぞれ停止
させる複数の停止操作器が設けられ、前記複数の停止操
作器の操作順序と選択されるべき入賞との関係が可変設
定される。複数の停止操作器の操作順序は、典型的に
は、スロットマシーンにおけるストップボタンの操作順
序である。
【0030】好ましくは、前記制御部は、乱数と入賞を
対応付ける入賞テーブルを参照して抽選を行うように構
成され、前記所定の遊技状態では、少なくとも一部の乱
数を前記複数種類の入賞と対応付けた入賞テーブルを用
いる。一部の乱数は、典型的には、入賞テーブル中のあ
る範囲である。従来は、一度の抽選では、一種類の入賞
しか当選しなかった。これに対し、本発明では、上記の
入賞テーブルを用いることにより、一度の抽選で複数種
類の入賞を当選させることができる。この複数種類の入
賞を選択にかけることで、上述した本発明の利点が得ら
れる。
【0031】本発明の別の態様は、それぞれが複数の図
柄を有する複数の回胴で構成される図柄表示部と、遊技
者により操作され、前記複数の回胴をそれぞれ停止させ
る複数の停止操作器と、抽選により当選した入賞に対応
する図柄を表示した状態で前記複数の回胴が停止するよ
うに前記図柄表示部を制御する制御部と、を有する遊技
機において、前記制御部は、所定の遊技状態にて、異な
る複数種類の入賞を当選させ、遊技者による前記複数の
停止操作器の操作順序に応じて前記複数種類の入賞の一
つを選択し、選択された入賞に基づいて前記図柄表示部
を制御する。好ましくは、前記複数種類の入賞は、前記
所定の遊技状態を維持させる種類の入賞と、前記所定の
遊技状態を異なる遊技状態に移行させる種類の入賞と、
を含む。
【0032】本態様によれば、いわゆるスロットマシー
ンといわれる回胴式の遊技機において、上述した本発明
の利点が好適に得られる。
【0033】本発明は、上述した遊技機の態様には限定
されない。本発明の別の態様は、例えば、遊技機制御装
置、遊技機制御方法、その方法を遊技機のコンピュータ
に実行させるプログラムおよびプログラム記録媒体であ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態)を図面を参照して説明する。
【0035】図4は、本実施形態の遊技機の外観を示し
ている。本実施形態の遊技機は、スロットマシーンであ
り、特開昭59−186580号公報、特開平8−28
0873号公報、特開2000−317044号公報等
に開示された通常のスロットマシーンの基本的構成を備
える。
【0036】図4に示されるように、スロットマシーン
1は、3つのリール(回胴)3a、3b、3cを有し、
これらは本発明の図柄表示部に対応する。各リールの外
周には複数の図柄が描かれている。3つのリール3a、
3b、3cにそれぞれ対応して、3つのストップボタン
5a、5b、5cが設けられている。
【0037】ストップボタン5cの右方にはメダル投入
口7が設けられており、ストップボタン5aの左方には
スタートレバー9が設けられている。また、スタートレ
バー9の上方にはベットボタン10が設けられている。
さらに、装置下方にはメダルの払出口11が設けられて
いる。払出口11は、ホッパーと呼ばれる、内蔵された
メダル供給装置につながっている。また、リール3cの
右方には、適宜情報を提供するための表示部13が設け
られている。
【0038】メダル投入口7にメダルが投入され、また
はベットボタン10が操作され、スタートレバー9が操
作されると、リール3a、3b、3cが回転を開始す
る。そして、ストップボタン5a、5b、5cが押され
ると、対応するリールが停止する。すべてのリールが停
止したときに、入賞に対応する図柄が入賞ライン上で揃
っていると、所定の数のメダルが賞として払出口11か
ら払い出される。なお、入賞ラインは、図4に示される
ように、5本設定されている。有効化される入賞ライン
の本数は、投入されるメダルの数(ベットの数)によっ
て異なる。
【0039】図5は、スロットマシーン1の構成を示す
ブロック図である。制御部20は、CPU、ROM、R
AMを含むマイコンで構成され、遊技機全体を制御す
る。
【0040】各リール3a、3b、3cに対応して、モ
ータ22a、22b、22cおよび回転位置センサ24
a、24b、24cが設けられている。回転位置センサ
24a、24b、24cは、リールの回転方向の位置を
検出する。制御部20は、センサ24a、24b、24
cの検出信号に基づいてモータ22a、22b、22c
を制御することにより、所望の図柄が所望の位置にある
ときにリール3a、3b、3cを停止させることができ
る。この制御のために、制御部20は、各リール3a、
3b、3cのどの位置にどの図柄が描かれているかを表
す情報を記憶している。
【0041】制御部20は、ストップボタン5a、5
b、5cとも接続されており、ストップボタン5a、5
b、5cから制御部20へ、ボタン押下げを示す信号が
入力される。また、制御部20は、ベットボタン10と
接続されており、ベットボタン10から制御部20へ、
ボタン押下げを示す信号が入力される。1回のボタン操
作は、1枚のメダルのベットに対応する。
【0042】投入メダルセンサ26は、メダルの投入を
検出し、制御部20に伝える。これにより、制御部20
は、メダルの投入およびその枚数を知る。スタートスイ
ッチ28は、スタートレバー9が操作されたことを検出
し、制御部20に伝える。ホッパー30は、制御部20
に制御されて、メダルを払出口11へ払い出す。表示部
13は、LED等で構成され、制御部20に制御されて
遊技者に情報を伝える。例えば、クレジット数の情報が
伝えられる。
【0043】スロットマシーン1は、さらに、乱数発生
器34およびサンプリング回路36を有する。サンプリ
ング回路36は、乱数発生器34が発生する乱数をサン
プリングする。このサンプリングされた乱数が制御部2
0に伝えられる。制御部20は、取得した乱数を使っ
て、入賞の抽選を行う。なお、乱数発生器34およびサ
ンプリング回路36の機能は、制御部20に設けられて
もよい。
【0044】図6は、制御部20の構成を示している。
制御部20は、リール回転制御部40、入賞判定部4
2、入賞テーブル記憶部44、リール停止制御部46お
よびメダル払出制御部48を有する。
【0045】リール回転制御部40は、投入メダルセン
サ26によりメダルの投入が検出され、ベットボタン1
0からボタン操作を示す信号が入力され、スタートスイ
ッチ28からレバー操作を示す信号が入力されると、モ
ータ22a、22b、22cを制御して、リール3a、
3b、3cの回転を開始させる。ベットボタン10の操
作回数に応じて有効化される入賞ラインの数が異なる
が、3本の入賞ラインが有効化されることが多い。
【0046】入賞判定部42は、リール3a、3b、3
cの回転が開始すると、入賞テーブル記憶部44に記憶
された入賞テーブルを参照して、乱数を用いた抽選を行
う。入賞テーブル記憶部44は、複数の入賞テーブルを
記憶している。入賞判定部4は、遊技状態によって異な
る入賞テーブルを用いる。乱数は、前述のように、乱数
発生器34にて生成され、サンプリング回路36にてサ
ンプリングされる。その乱数が、入賞テーブルで入賞と
対応するとき、入賞が当選する。乱数が入賞テーブル中
で外れに該当するときは、後述する制御にてメダルが払
い出されない。
【0047】リール停止制御部46は、ストップボタン
5a、5b、5cからボタン押下げを示す信号が入力さ
れると、対応するモータを制御してリールを停止させ
る。ここで、前述したように、制御部20は、回転位置
センサ24a、24b、24cの検出信号に基づき、所
望の図柄が表示されているときにリール3a、3b、3
cを停止させることができる。ただし、リール3a、3
b、3cは、ボタン押下げから所定の範囲(5図柄)で
停止される。要するに、リール3a、3b、3cは、ボ
タン押下げから5図柄の範囲内で、制御部20により停
止位置が制御される。
【0048】入賞判定にて入賞が当選しているときは、
制御部20は、5図柄の範囲内で、入賞に対応する図柄
の組合せが入賞ライン上で揃うように、リール3a、3
b、3cの停止位置を制御する。入賞に対応する図柄の
組合せを揃えられないときは、他の入賞に対応する図柄
が揃わないように、すなわち結果が外れになるように、
停止位置を制御する。また、入賞判定にて入賞が当選し
ていないときは、結果が外れになるように、すなわち、
入賞に対応する図柄が揃うことのないように、リール停
止位置が制御される。
【0049】メダル払出制御部48は、入賞に対応する
図柄が入賞ライン上で揃った状態でリール3a、3b、
3cが停止したとき(入賞の成立、確定)、対応する数
のメダルをホッパー30に払い出させる。メダルはホッ
パー30から払出口11に供給される。
【0050】その他、表示制御部50は、表示部13を
制御して、遊技者に遊技関連の情報を伝える。
【0051】以上、スロットマシーン1の基本的構成お
よび動作について説明した。
【0052】図7は、スロットマシーン1に設定されて
いる複数の遊技状態のうちで、通常遊技とビッグボーナ
スの遊技状態の移り変わりを示している。通常遊技M1
にて、ビッグボーナス移行入賞M2が当選し、移行入賞
M2に対応する図柄が揃うと、遊技状態は、ボーナスゲ
ームM3へ移行する。
【0053】ビッグボーナスM3では、遊技状態は、ま
ず、高確率一般遊技状態M4になる。高確率一般遊技状
態M4では、高い確率で入賞が当選する。高確率一般遊
技状態M4で、ボーナスゲーム移行入賞M5以外の入賞
に対応する図柄が揃ったとき、あるいは、遊技の結果が
外れのときは、高確率一般遊技状態M4が維持される。
移行入賞M5に対応する図柄が揃ったときは、遊技状態
は、ボーナスゲームM6へ移行する。
【0054】通常のスロットマシーンでは、移行入賞M
5に対応する図柄は、一般的にはリプレイ図柄であり、
そして、リプレイ図柄の数は比較的多い。したがって、
従来のマシーンでは、移行入賞M5が当選したときは、
前述の5図柄以内のリール停止制御によりリプレイ図柄
が揃う可能性が高く、遊技状態がボーナスゲームM6へ
移行する可能性が高い。
【0055】ボーナスゲームM6では、役物といわれる
特殊入賞が連続して当選する。ボーナスゲームM6に
て、8回の特殊入賞が発生(成立)したとき、または、
12回の遊技が終了したとき、1セットのボーナスゲー
ムが終了し、遊技状態は高確率一般遊技状態M4に戻
る。
【0056】このようにして、ビッグボーナスM3で
は、高確率一般遊技状態M4とボーナスゲームM6が繰
り返される。3セットのボーナスゲームが終了したとき
(M7)、または、高確率一般遊技状態の通算回数が3
0回に達したとき(M8)、ビッグボーナスM3は終了
する。
【0057】図8は、通常遊技(図7、M1)にて使用
される入賞テーブルの簡略化された例を示してる。入賞
テーブルは、0〜16383までの整数で構成される。
この数値範囲内に、複数種類の入賞および外れに対応す
る領域が設定されている。図の例では、0〜100がビ
ッグボーナスであり、101〜200がレギュラーボー
ナスであり、201〜1000がリプレイであり、10
01〜5000は、小役の領域であり、5001から1
6383が外れである。
【0058】入賞判定処理では、取得された乱数が属す
る領域によって判定結果が決まる。乱数が0〜100で
あれば、ビッグボーナスが当選する。
【0059】図9は、高確率一般遊技状態(図7、M
4)にて使われる従来一般の入賞テーブルを簡略化して
示している。図9の入賞テーブルには、ビッグボーナ
ス、レギュラーボーナスおよびリプレイの領域がない。
これらは、高確率一般遊技には設定されていないからで
ある。また、この入賞テーブルでは、ボーナスゲームへ
の移行入賞の領域が広く、全体の1/6に設定されてい
る。さらに、入賞テーブルには、移行入賞以外の他の入
賞に対応する領域も設定されている。図示のように、高
確率一般遊技状態の入賞テーブルでは、外れの領域が狭
い。したがって、高い確率で入賞が当選する。
【0060】しかし、図9の入賞テーブルを用いた場合
の問題点として、移行入賞が比較的高い確率で当選す
る。しかも、移行入賞にはリプレイ図柄が対応し、リプ
レイ図柄の数は多いので、移行入賞が当選すると、図柄
が揃う可能性が高い。したがって、高確率一般遊技状態
は長く継続しづらい。その結果、従来技術では、高確率
一般遊技状態とボーナスゲームのどちらもできるだけ上
限値に近くまで遊技可能にすることは困難である。
【0061】高確率一般遊技状態を長く続けられるよう
に、移行入賞が当選したときでも、制御部20のリール
停止制御部46が、意図的に、移行入賞図柄が揃うのを
阻止し、結果を外れにすることが考えられる。しかし、
この場合には、外れの可能性が高くなり、遊技状態が、
本来の高確率一般遊技状態でなくなってしまう。
【0062】図10は、本実施形態において用いられ
る、高確率一般遊技状態のための入賞テーブルを示して
いる。従来の入賞テーブルとの相違点として、一つの領
域に複数種類の入賞が割り当てられている。すなわち、
図8および図9のテーブルでは、一つの領域には一つの
種類の入賞のみが割り当てられているのと異なり、図1
0のテーブルでは、一つの領域に、ボーナスゲームへの
移行入賞と、他の入賞とが割り当てられている。このよ
うなテーブルを用いることにより、一度の遊技の一度の
抽選で、複数種類の入賞を当選させることができる。
【0063】なお、図示のように、図10のテーブルで
は、入賞の領域が相当に広く、全体の約9割(10/1
1)に設定されている。したがって、入賞は高い確率で
当選する。また、高確率一般遊技状態に、移行入賞以外
に複数の入賞が設定されている場合には、例えば、図1
0の入賞領域を複数に分け、各領域では、ある入賞と移
行入賞を当選させることが好適である。
【0064】また、図10では、全部の入賞領域に、移
行入賞と他の入賞の両方が設定された。しかし、本発明
はこれに限定されない。例えば、一部の領域では、移行
入賞または他の入賞のみが設定されてもよい。また例え
ば、一部の領域では、移行入賞または他の入賞と外れの
組合せが設定されてもよい。ただし、この種の領域は比
較的少ない方が本発明の利点が好適に得られると考えら
れる。
【0065】また、図10のテーブルは、高確率一般遊
技状態では常に用いられる。したがって、高確率一般遊
技状態では、入賞確率は一定である。これは、ある遊技
状態では入賞確率を変えるべきではないという要請に応
えている。本実施形態は、上述の複数種類の入賞を同時
に当選させるテーブルを用いることにより、入賞確率を
可変にしないでも、後述するように、高確率一般遊技と
ボーナスゲームを最大限まで行うことを可能としてい
る。ただし、ある遊技状態の入賞確率を変えてもよい状
況では、確率変更制御が、本発明の技術と組み合わされ
てもよい。
【0066】図11は、図10のテーブルを使用する本
実施形態のスロットマシーン1の動作を示している。高
確率一般遊技状態においては、図10のテーブルを用い
るので、入賞判定処理では、高確率で、移行入賞と他の
入賞という2種類の入賞が当選する。
【0067】リール停止制御は、ストップボタン5a、
5b、5cの押下げに応じて、対応するリール3a、3
b、3cが停止される。このとき、本実施形態では、最
初に押されたストップボタンがいずれであるかによっ
て、制御処理が異なる。右側のストップボタン5cまた
は中央のストップボタン5bが最初に押された場合、既
に当選している複数種類の入賞の中から、移行入賞以外
の入賞(他入賞)が選択される。一方、左側のストップ
ボタン5aが最初に押された場合には、移行入賞が選択
される。このように、本実施形態では、ストップボタン
の操作順序を選択条件として、この選択条件に従って、
入賞判定の抽選で当選した複数種類の入賞の一つが選択
される。
【0068】そして、リール停止制御は、上述のように
して選択された入賞に対応する図柄が入賞ライン上で停
止するように、リール3a、3b、3cの停止位置を制
御する。すなわち、移行入賞以外の入賞が選択された場
合には、その入賞に対応する図柄が入賞ライン上で停止
するように、リールの停止位置が制御される。一方、移
行入賞が選択された場合には、その移行入賞に対応する
図柄が入賞ライン上で停止するように、リールの停止位
置が制御される。
【0069】ただし、リールの停止位置は、既に説明し
たように、ボタン操作時から所定範囲(5図柄)という
制約の下で制御される。この制約下での制御も、本発明
では、入賞に対応する図柄を停止させる制御に含まれ
る。
【0070】図12は、上述の処理を含む、高確率一般
遊技状態におけるスロットマシーンの制御処理を示すフ
ローチャートである。
【0071】高確率一般遊技状態において、メダル投入
またはベットボタン操作が検出され、スタートレバーの
操作が検出されると、制御部20のリール回転制御部4
0が、リールの回転を開始させる(S10)。次に、高
確率一般遊技状態では、入賞判定部42が、図10に示
される入賞テーブルをセットする(S12)。そして、
入賞判定部42は、取得された乱数を用いて、入賞テー
ブルを参照して、抽選を行う(S14)。図10のテー
ブルを用いているので、高い確率で、移行入賞と他の入
賞が同時に当選する。
【0072】S14で外れの場合、すなわち、乱数が入
賞テーブルの入賞領域に入らなかった場合、S16に進
み、リールの停止制御が行われる。この停止制御では、
入賞に対応する図柄が入賞ライン上で揃わないように、
リール停止位置が制御される。停止制御の後、ビッグボ
ーナスが終了していなければ、S10に戻る。ここで
は、高確率一般遊技状態の通算遊技回数が上限の30回
に達していなければ、S10に戻る。
【0073】S14の判断結果が外れでない場合、S2
0に進み、遊技者により最初に操作されるストップボタ
ンが、どれであるかが判定される。右側のストップボタ
ン5cまたは中央のストップボタン5bが最初に操作さ
れたとき、S22に進み、S14で当選した複数種類の
入賞から、移行入賞以外の入賞が選択される。そして、
選択された入賞に対応する図柄が揃うように、リールの
停止位置が制御される(S24)。
【0074】S24にて入賞に対応する図柄が揃ったと
きは、メダル払出制御部48によりホッパーが制御さ
れ、その入賞に対応する数のメダルが払い出される(S
26)。ただし、ストップボタン操作からリール停止ま
での回転範囲(いわゆるすべりの範囲)が制限されてい
るので、入賞に対応する図柄が揃わないこともあり得
る。この場合には、メダルは払い出されない。
【0075】S26の処理の後、ビッグボーナスが終了
していなければ、S10に戻る。ここでは、高確率一般
遊技状態の通算遊技回数が上限の30回に達していなけ
れば、S10に戻る。
【0076】一方、S20にて、左側のストップボタン
3aが最初に操作されたと判定されたときは、S28に
進み、S14で当選した複数種類の入賞から、移行入賞
が選択される。そして、選択された移行入賞に対応する
図柄が揃うように、リールの停止位置が制御される(S
30)。ここでは、順押しが行われたときに移動入賞の
図柄が揃うような停止制御が行われてもよい。S30に
て移行入賞に対応する図柄が揃うと、メダル払出制御部
48によりホッパーが制御され、予め定められた所定数
のメダルが払い出される(S32)。S32の処理の
後、遊技状態は、ビッグボーナスのボーナスゲームへと
移行する。
【0077】ここでも、リール停止までの回転範囲が制
限されているので、移行入賞に対応する図柄が揃わない
こともあり得る。この場合には、メダルは払い出されな
い。また、遊技状態はボーナスゲームへ移行しない。通
算遊技回数が30回に達していれば、ビッグボーナスが
終了する。ただし、移行入賞には、数の多いリプレイ図
柄が対応しているので、移行入賞に対応する図柄が揃う
可能性が高い。
【0078】図13は、本実施形態のスロットマシーン
1を使って遊技が行われるときの、ビッグボーナスでの
遊技状態の移り変わりの例を示している。
【0079】ビッグボーナスに入ると、まず、遊技状態
は、高確率一般遊技状態になる。遊技者は、高確率一般
遊技状態での最初の9回は、右側のストップボタン5c
を最初に押す。これに応じて、複数種類の入賞から、移
行入賞以外の入賞が選択される。したがって、遊技状態
がボーナスゲームへ移行することなく、高確率一般遊技
状態が継続する。この間、高い確率で、移行入賞以外の
入賞によりメダルが払い出される。
【0080】遊技者は、10回目の遊技にて、左側のス
トップボタン5aを最初に押す。これにより、移行入賞
が選択される。移行入賞に対応ずる図柄が揃い、その結
果、遊技状態はボーナスゲームになる。
【0081】ボーナスゲームが終了すると、遊技状態
は、再び、高確率一般遊技状態になる。遊技者は、高確
率一般遊技状態での通算遊技回数が11回目から19回
目に到達するまで、右側のストップボタン5cを最初に
押す。したがって、遊技状態がボーナスゲームへ移行す
ることなく、高確率一般遊技状態が継続する。
【0082】さらに、遊技者は、20回目の遊技にて、
左側のストップボタン5aを最初に押す。移行入賞に対
応ずる図柄が揃い、遊技状態はボーナスゲームになる。
【0083】ボーナスゲームが終了すると、遊技状態
は、再び、高確率一般遊技状態になる。遊技者は、通算
遊技回数が21回目から27回目に到達するまで、右側
のストップボタン5cを最初に押す。したがって、遊技
状態がボーナスゲームへ移行することなく、高確率一般
遊技状態が継続する。
【0084】遊技者は、28回目の遊技にて、左側のス
トップボタン5aを最初に押す。しかし、移行入賞に対
応する図柄は揃わない。遊技の結果は外れとなる。この
原因としては、入賞テーブルを使った抽選の結果が外れ
である場合と、抽選には当たったが、リールの停止制御
で、回転範囲内で移行入賞の図柄を揃えられなかった場
合とが考えられる。
【0085】遊技者は、29回目の遊技でも、左側のス
トップボタン5aを最初に押す。このときは、抽選にて
当選し、さらに移行入賞が選択され、リール停止制御に
より移行入賞の図柄が揃えられる。したがって、遊技状
態は、ボーナスゲームへと移行する。
【0086】ボーナスゲームが終了すると、ボーナスゲ
ームのセット数が上限値の3に達したので、ビッグボー
ナスが終了する。結果として、遊技者は、通算29回の
高確率一般遊技と、3セットのボーナスゲームを行って
いる。高確率一般遊技とボーナスゲームをできるだけ最
大限まで行うことができている。
【0087】なお、上述の例では、遊技者は、28回目
の高確率一般遊技にて、左ボタンを最初に押す操作を開
始している。これは、以下の理由による。
【0088】上述の例に見られるように、左ボタンを最
初に押したからといって、確実に移行入賞の図柄が揃う
わけではない。左ボタンを最初に押す操作を、30回目
に初めて行った場合、3セット目のボーナスゲームを行
うことなく、通算遊技回数が30回になり、ビッグボー
ナスが終了する可能性がある。しかし、遊技者として
は、ボーナスゲームをできるだけ3セット行いたい。そ
こで、ボーナスゲームを3セット行う前にビッグボーナ
スが終了することを極力避けるために、安全を見て、少
し早めの段階で、左ボタンを最初に押す操作を開始して
いる。
【0089】上記の実施形態では、右ボタンまたは中央
ボタンが最初に押されると、移行入賞以外の入賞が選択
される。一方、左ボタンが最初に押されると、移行入賞
が選択される。このように、遊技者の操作と選択される
べき入賞の関係が固定されている。
【0090】これに対し、遊技者の操作と選択されるべ
き入賞の関係は、可変設定されてよい。例えば、乱数を
用いた抽選を行い、遊技によって、移行入賞が選択され
るために最初に押されるべきボタンがランダムに変更さ
れる。そのほかの所定の条件に従って可変設定が行われ
てもよい。
【0091】可変設定を行う場合、好ましくは、制御部
20の表示制御部50が、表示部13(図5)を制御
し、移行入賞が選択されるために最初に押されるべきボ
タンを表示部13に表示させ、遊技者に案内する。逆
に、移行入賞以外の入賞が選択されるために最初に押さ
れるボタンが案内されてもよい。また、最初に押される
べきボタンだけでなく、順押しのように、3つのボタン
の操作順序が指示または案内されてもよい。
【0092】このような可変設定を行う構成によれば、
遊技者は、遊技によって、案内に従い、ボーナスゲーム
に移行したいかどうかによって、最初に押すボタンを変
更する。案内により得をした印象を遊技者に与えること
ができ、遊技がより面白くなると考えられる。
【0093】以上、本発明の好適な実施形態を説明し
た。
【0094】本発明によれば、上述のように、抽選によ
り複数種類の入賞が当選する。そして、所定の選択条
件、実施形態では遊技操作に従って複数種類の入賞の一
つが選択される。そして、選択された入賞に基づいて図
柄表示部が制御される。したがって、複数種類の入賞の
うちの所望の種類の入賞に対応する図柄を図柄表示部に
表示させるように図ることができる。上述の実施形態で
は、この技術をボーナスゲームに適用することにより、
高確率一般遊技と、ボーナスゲームとをできるだけ多く
行うことが可能となっている。
【0095】本発明の適用範囲は、スロットマシーンの
ビッグボーナスには限定されない。本発明は、上述のよ
うに、複数種類の入賞のうちの所望の入賞に対応する図
柄を図柄表示部に停止させることを可能にする。このよ
うなことは、複数種類の入賞がある別の遊技状態におい
ても求められることがあり得、特に、他の遊技状態へ移
行する入賞とその遊技状態を維持する入賞という複数種
類の入賞がある遊技状態にて求められることがあり得
る。このような遊技状態には本発明が好適に適用され
る。
【0096】さらには、ビッグボーナスが、別の名前で
呼ばれることもある。さらに、スロットマシーン以外の
遊技機においても同様の技術が求められ得る。このよう
な場合にも本発明を適用可能である。
【0097】また、本発明によれば、所定の選択条件
は、上述の実施形態にて例示されたように、遊技者によ
る遊技機への操作である。制御部は、遊技者の操作に応
じて異なる種類の入賞を選択する。これにより、遊技者
は、遊技操作によって、複数種類の入賞のうちの所望の
入賞が得られるようにすることができる。
【0098】また、本発明によれば、制御部は、図柄表
示部の図柄を停止させる停止操作に応じて異なる種類の
入賞を選択する。上記実施形態では、停止操作器である
ストップボタンの操作順序に応じて異なる種類の入賞が
選択される。このようにして、本発明によれば、遊技者
は、通常の遊技と同様に停止操作を行いつつ、その操作
内容を変えるだけという簡単な操作で容易に、所望の入
賞を遊技機に選択させることができ、より多く遊技を楽
しめると考えられる。
【0099】また、本発明によれば、所望の種類の入賞
が選択されるための操作を遊技者に案内する案内手段が
設けられる。案内手段は、上述の例では、LED等の表
示部で構成される。液晶、ドットマトリックス等の表示
部が適用されてもよい。本発明によれば、遊技者は、所
望の種類の入賞が選択されるための操作を容易に知るこ
とができ、所望の入賞を得るための操作を容易にでき
る。
【0100】また、本発明によれば、遊技者の操作と選
択されるべき入賞の関係を可変設定する選択設定手段が
設けられる。上記の案内手段は、選択設定手段により設
定された操作と選択されるべき入賞の関係に基づく情報
を遊技者に伝える。上述の実施形態では、制御部が選択
設定手段として機能している。本発明によれば、可変設
定される操作と入賞選択の関係が遊技者に示され、遊技
者は、所望の入賞を得るための操作を容易にできる。遊
技者は、遊技によって、案内に従い、どの種類の入賞を
遊技機に選択させたいかによって、操作を変更する。案
内により得をした印象を遊技者に与えることができ、遊
技がより面白くなると考えられる。
【0101】また、本発明によれば、図柄表示部には複
数の表示部分(実施形態では複数のリール)が設けら
れ、複数の表示部分をそれぞれ停止させる複数の停止操
作器が設けられ、複数の停止操作器の操作順序と選択さ
れるべき入賞との関係が可変設定される。上述の例で
は、停止操作器がストップボタンであり、その操作順序
と選択される入賞の関係が可変設定され、かつ、表示部
を用いて案内された。このような可変設定を行う構成に
よれば、遊技者は、遊技によって、案内に従い、どの種
類の入賞を遊技機に選択させたいかによって、操作順序
を変更する。案内により得をした印象を遊技者に与える
ことができ、遊技がより面白くなると考えられる。
【0102】また、本発明によれば、制御部は、乱数と
入賞を対応付ける入賞テーブルを参照して抽選を行うよ
うに構成され、所定の遊技状態では、少なくとも一部の
乱数を複数種類の入賞と対応付けた入賞テーブルを用い
る。従来は、入賞テーブルにて一つの乱数に一種類の入
賞のみが対応するので、一度の遊技では一種類の入賞し
か当選しなかった。これに対し、本発明では、上記の入
賞テーブルを用いることにより、一度の遊技で複数種類
の入賞を当選させることが可能となる。そして、この複
数種類の入賞を選択にかけることで、上述した本発明の
利点が得られる。
【0103】その他、本発明が上述の実施形態に限定さ
れないことはもちろんである。当業者は、本発明の範囲
内で上述の実施形態を変形できる。
【0104】例えば、上述の実施形態では、遊技媒体が
メダルであった。しかし、遊技媒体はメダルでなくても
よい。遊技媒体は物体でなくてもよい。すなわち、入賞
によりクレジット数を提供するなど、媒体が数値であっ
てもよい。
【0105】また、上述の実施形態では、図柄表示部は
リール(回胴)を有している。このリールは、ディスプ
レイの画像上で表現されてもよい。画像を用いるとき、
複数の図柄は、回転しなくてもよい。例えば、パチンコ
で採用されているような種々の画像を採用できる。さら
に、上述の実施形態では、3つのリールが設けられ、3
つの図柄が可変表示された。これに対し、可変表示され
る図柄は、このようなものに限定されなくてよい。
【0106】また、本発明は、遊技機に関する法律およ
び規制等に従い、それらが認める範囲内で実現されるべ
きであることはもちろんである。
【0107】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、遊技者の利益のために、複数種類の入賞があり得る
遊技状態において好適な制御を行う遊技機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスロットマシーンのビッグボーナスにお
ける、高確率一般遊技状態とボーナスゲーム状態の移り
変わりを示す図である。
【図2】高確率一般遊技状態を長く続けさせるために考
えられる遊技機制御処理の一例を示す図である。
【図3】高確率一般遊技状態を長く続けさせるために考
えられる遊技機制御処理のもう一つの例を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態のスロットマシーンの外観を
示す図である。
【図5】本発明の実施形態のスロットマシーンの構成を
示すブロック図である。
【図6】図5の制御部の構成を示すブロック図である。
【図7】図5のスロットマシーンにおける幾つかの遊技
状態の移り変わりを示す図である。
【図8】通常遊技で使われる入賞テーブルの例を示す図
である。
【図9】高確率一般遊技状態にて従来使われている入賞
テーブルの例を示す図である。
【図10】本実施形態の遊技機が高確率一般遊技状態に
て使用する好適な入賞テーブルの例を示す図である。
【図11】図10の入賞テーブルを使ったときの、入賞
選択処理を含む、遊技機の制御処理を示す図である。
【図12】図10の入賞テーブルを使ったときの、入賞
選択処理を含む、遊技機の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図13】本実施形態の遊技機を使うことにより、高確
率一般遊技とボーナスゲームを最大限まで行う遊技の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 スロットマシーン 3a、3b、3c リール 5a、5b、5c ストップボタン 11 払出口 13 表示部 20 制御部 22a、22b、22c モータ 24a、24b、24c 回転位置センサ 30 ホッパー 34 乱数発生器 36 サンプリング回路 40 リール回転制御部 42 入賞判定部 44 入賞テーブル記憶部 46 リール停止制御部 48 メダル払出制御部 50 表示制御部

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を可変表示する図柄表示部と、 遊技媒体を提供する媒体提供部と、 抽選による入賞に基づいて前記図柄表示部を制御し、入
    賞に対応する図柄が前記図柄表示部にて停止したときに
    遊技媒体を前記媒体提供部に提供させる制御部と、 を含む遊技機において、 前記制御部は、所定の遊技状態にて、一度の抽選に対し
    て異なる複数種類の入賞を当選させ、所定の選択条件に
    従って前記複数種類の入賞の一つを選択し、選択された
    入賞に基づいて前記図柄表示部を制御することを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記複数種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させ
    る種類の入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態
    に移行させる種類の入賞と、を含むことを特徴とする遊
    技機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機において、 前記遊技機はスロットマシーンであり、前記所定の遊技
    状態はビッグボーナスの一般遊技状態であり、前記異な
    る遊技状態はビッグボーナスのボーナスゲーム状態であ
    ることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機
    において、 前記所定の選択条件は、遊技者による遊技機への操作で
    あり、前記制御部は、遊技者の操作に応じて異なる種類
    の入賞を選択することを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の遊技機において、 前記制御部は、前記図柄表示部の図柄を停止させる停止
    操作に応じて異なる種類の入賞を選択することを特徴と
    する遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の遊技機におい
    て、 所望の種類の入賞が選択されるための操作を遊技者に案
    内する案内手段を含むことを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の遊技機において、 遊技者の操作と選択されるべき入賞の関係を可変設定す
    る選択設定手段を含み、前記案内手段は、前記選択設定
    手段により設定された操作と選択されるべき入賞の関係
    に基づく情報を遊技者に伝えることを特徴とする遊技
    機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の遊技機において、 前記図柄表示部には複数の表示部分が設けられ、前記複
    数の表示部分をそれぞれ停止させる複数の停止操作器が
    設けられ、前記複数の停止操作器の操作順序と選択され
    るべき入賞との関係が可変設定されることを特徴とする
    遊技機。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機
    において、 前記制御部は、乱数と入賞を対応付ける入賞テーブルを
    参照して抽選を行うように構成され、前記所定の遊技状
    態では、少なくとも一部の乱数を前記複数種類の入賞と
    対応付けた入賞テーブルを用いることにより、一度の抽
    選に対して前記複数種類の入賞を当選させることを特徴
    とする遊技機。
  10. 【請求項10】 それぞれが複数の図柄を有する複数の
    回胴で構成される図柄表示部と、 遊技者により操作され、前記複数の回胴をそれぞれ停止
    させる複数の停止操作器と、 抽選による入賞に対応する図柄を表示した状態で前記複
    数の回胴が停止するように前記図柄表示部を制御する制
    御部と、 を有する遊技機において、 前記制御部は、所定の遊技状態にて、一度の抽選に対し
    て異なる複数種類の入賞を当選させ、遊技者による前記
    複数の停止操作器の操作順序に応じて前記複数種類の入
    賞の一つを選択し、選択された入賞に基づいて前記図柄
    表示部を制御することを特徴とする遊技機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の遊技機において、 前記複数種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させ
    る種類の入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態
    に移行させる種類の入賞と、を含むことを特徴とする遊
    技機。
  12. 【請求項12】 図柄を可変表示する図柄表示部と、遊
    技媒体を提供する媒体提供部と、を有する遊技機を制御
    する遊技機制御装置であって、抽選による入賞に基づい
    て前記図柄表示部を制御し、入賞に対応する図柄が前記
    図柄表示部にて停止したときに遊技媒体を前記媒体提供
    部に提供させる遊技機制御装置において、 所定の遊技状態にて、一度の抽選に対して異なる複数種
    類の入賞を当選させ、所定の選択条件に従って前記複数
    種類の入賞の一つを選択し、選択された入賞に基づいて
    前記図柄表示部を制御することを特徴とする遊技機制御
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の遊技機制御装置に
    おいて、 前記複数種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させ
    る種類の入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態
    に移行させる種類の入賞と、を含むことを特徴とする遊
    技機制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の遊技機制御装置に
    おいて、 前記所定の遊技状態はスロットマシーンのビッグボーナ
    スの一般遊技状態であり、前記異なる遊技状態はビッグ
    ボーナスのボーナスゲーム状態であることを特徴とする
    遊技機制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれかに記載の
    遊技機制御装置において、 前記所定の選択条件は、遊技者による遊技機への操作で
    あり、遊技者の操作に応じて異なる種類の入賞を選択す
    ることを特徴とする遊技機制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の遊技機制御装置に
    おいて、 前記図柄表示部の図柄を停止させる停止操作に応じて異
    なる種類の入賞を選択することを特徴とする遊技機制御
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の遊技機
    制御装置において、 遊技者の操作と選択されるべき入賞の関係を可変設定す
    る選択設定機能と、 選択設定手段により設定された操作と選択されるべき入
    賞の関係に基づく情報を遊技者に伝えるための処理を行
    う案内機能と、 を有することを特徴とする遊技機制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の遊技機制御装置に
    おいて、 前記図柄表示部には複数の表示部分をそれぞれ停止させ
    る複数の停止操作器の操作順序と選択されるべき入賞と
    の関係を可変設定することを特徴とする遊技機制御装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項12〜18のいずれかに記載の
    遊技機制御装置において、 乱数と入賞を対応付ける入賞テーブルを参照して抽選を
    行うように構成され、前記所定の遊技状態では、少なく
    とも一部の乱数を前記複数種類の入賞と対応付けた入賞
    テーブルを用いることにより、一度の抽選に対して前記
    複数種類の入賞を当選させることを特徴とする遊技機制
    御装置。
  20. 【請求項20】 それぞれが複数の図柄を有する複数の
    回胴で構成される図柄表示部と、遊技者により操作さ
    れ、前記複数の回胴をそれぞれ停止させる複数の停止操
    作器と、を有する遊技機を制御する遊技機制御装置であ
    って、抽選による入賞に対応する図柄を表示した状態で
    前記複数の回胴が停止するように前記図柄表示部を制御
    する遊技機制御装置において、 所定の遊技状態にて、一度の抽選に対して異なる複数種
    類の入賞を当選させ、遊技者による前記複数の停止操作
    器の操作順序に応じて前記複数種類の入賞の一つを選択
    し、選択された入賞に基づいて前記図柄表示部を制御す
    ることを特徴とする遊技機制御装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の遊技機制御装置に
    おいて、 前記複数種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させ
    る種類の入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態
    に移行させる種類の入賞と、を含むことを特徴とする遊
    技機制御装置。
  22. 【請求項22】 図柄を可変表示する図柄表示部と、遊
    技媒体を提供する媒体提供部と、を有する遊技機を制御
    する遊技機制御方法であって、抽選による入賞に基づい
    て前記図柄表示部を制御し、入賞に対応する図柄が前記
    図柄表示部にて停止したときに遊技媒体を前記媒体提供
    部に提供させる遊技機制御方法において、 所定の遊技状態にて、一度の抽選に対して異なる複数種
    類の入賞を当選させ、所定の選択条件に従って前記複数
    種類の入賞の一つを選択し、選択された入賞に基づいて
    前記図柄表示部を制御することを特徴とする遊技機制御
    方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の遊技機制御方法に
    おいて、 前記複数種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させ
    る種類の入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態
    に移行させる種類の入賞と、を含むことを特徴とする遊
    技機制御方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の遊技機制御方法に
    おいて、 前記所定の遊技状態はスロットマシーンのビッグボーナ
    スの一般遊技状態であり、前記異なる遊技状態はビッグ
    ボーナスのボーナスゲーム状態であることを特徴とする
    遊技機制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項22〜24のいずれかに記載の
    遊技機制御方法において、 前記所定の選択条件は遊技者による遊技機への操作であ
    り、遊技者の操作に応じて異なる種類の入賞を選択する
    ことを特徴とする遊技機制御方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の遊技機制御方法に
    おいて、 遊技者の操作と選択されるべき入賞の関係を可変設定す
    る選択設定処理と、 選択設定手段により設定された操作と選択されるべき入
    賞の関係に基づく情報を遊技者に伝えるための処理を行
    う案内処理と、 を行うことを特徴とする遊技機制御方法。
  27. 【請求項27】 請求項22〜26のいずれかに記載の
    遊技機制御方法において、 乱数と入賞を対応付ける入賞テーブルを参照して抽選が
    行われ、 前記所定の遊技状態では、少なくとも一部の乱数を前記
    複数種類の入賞と対応付けた入賞テーブルを用いること
    により、一度の抽選に対して前記複数種類の入賞を当選
    させることを特徴とする遊技機制御方法。
  28. 【請求項28】 それぞれが複数の図柄を有する複数の
    回胴で構成される図柄表示部と、遊技者により操作さ
    れ、前記複数の回胴をそれぞれ停止させる複数の停止操
    作器と、を有する遊技機を制御する遊技機制御方法であ
    って、抽選による入賞に対応する図柄を表示した状態で
    前記複数の回胴が停止するように前記図柄表示部を制御
    する遊技機制御方法において、 所定の遊技状態にて、一度の抽選に対して異なる複数種
    類の入賞を当選させ、遊技者による前記複数の停止操作
    器の操作順序に応じて前記複数種類の入賞の一つを選択
    し、選択された入賞に基づいて前記図柄表示部を制御す
    ることを特徴とする遊技機制御方法。
  29. 【請求項29】 図柄を可変表示する図柄表示部と、遊
    技媒体を提供する媒体提供部と、を有する遊技機を制御
    するためのコンピュータにて実行可能なプログラムであ
    って、 前記プログラムは、抽選による入賞に基づいて前記図柄
    表示部を制御し、入賞に対応する図柄が前記図柄表示部
    にて停止したときに遊技媒体を前記媒体提供部に提供さ
    せる処理を前記コンピュータに実行させ、 さらに、前記プログラムは、所定の遊技状態にて、一度
    の抽選に対して異なる複数種類の入賞を当選させ、所定
    の選択条件に従って前記複数種類の入賞の一つを選択
    し、選択された入賞に基づいて前記図柄表示部を制御す
    る処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とす
    るプログラム。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のプログラムにおい
    て、 前記複数種類の入賞は、前記所定の遊技状態を維持させ
    る種類の入賞と、前記所定の遊技状態を異なる遊技状態
    に移行させる種類の入賞と、を含むことを特徴とするプ
    ログラム。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のプログラムにおい
    て、 前記所定の遊技状態はスロットマシーンのビッグボーナ
    スの一般遊技状態であり、前記異なる遊技状態はビッグ
    ボーナスのボーナスゲーム状態であることを特徴とする
    プログラム。
  32. 【請求項32】 請求項29〜31のいずれかに記載の
    プログラムにおいて、 前記所定の選択条件は遊技者による遊技機への操作であ
    り、遊技者の操作に応じて異なる種類の入賞を選択する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする
    プログラム。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載のプログラムにおい
    て、 遊技者の操作と選択されるべき入賞の関係を可変設定す
    る選択設定処理と、 選択設定手段により設定された操作と選択されるべき入
    賞の関係に基づく情報を遊技者に伝えるための処理を行
    う案内処理と、 を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプロ
    グラム。
  34. 【請求項34】 請求項29〜33のいずれかに記載の
    プログラムにおいて、乱数と入賞を対応付ける入賞テー
    ブルを参照して抽選が行われ、 前記所定の遊技状態では、少なくとも一部の乱数を前記
    複数種類の入賞と対応付けた入賞テーブルを用いること
    により、一度の抽選に対して前記複数種類の入賞を当選
    させる処理を前記コンピュータに実行させることを特徴
    とするプログラム。
  35. 【請求項35】 それぞれが複数の図柄を有する複数の
    回胴で構成される図柄表示部と、遊技者により操作さ
    れ、前記複数の回胴をそれぞれ停止させる複数の停止操
    作器と、を有する遊技機を制御するためのコンピュータ
    にて実行可能なプログラムであって、 前記プログラムは、抽選による入賞に対応する図柄を表
    示した状態で前記複数の回胴が停止するように前記図柄
    表示部を制御する処理を前記コンピュータに実行させ、 さらに、前記プログラムは、所定の遊技状態にて、一度
    の抽選に対して異なる複数種類の入賞を当選させ、遊技
    者による前記複数の停止操作器の操作順序に応じて前記
    複数種類の入賞の一つを選択し、選択された入賞に基づ
    いて前記図柄表示部を制御する処理を前記コンピュータ
    に実行させることを特徴とするプログラム。
  36. 【請求項36】 請求項29〜35のいずれかに記載の
    プログラムを記録した、コンピュータにて読取可能な記
    録媒体。
JP2002064672A 2002-03-11 2002-03-11 遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法 Pending JP2003260185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002064672A JP2003260185A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002064672A JP2003260185A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003260185A true JP2003260185A (ja) 2003-09-16

Family

ID=28671082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002064672A Pending JP2003260185A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003260185A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005103040A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Samii Kk 遊技機
JP2005102858A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Samii Kk 遊技機
JP2005131304A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Aruze Corp 遊技機
JP2005192907A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Samii Kk 遊技機
JP2005261484A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Samii Kk 遊技機
JP2005278824A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Samii Kk スロットマシン
JP2005278825A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Samii Kk スロットマシン
JP2006006683A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2007143854A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2007185364A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007295983A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Aruze Corp 遊技機
JP2008253530A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2010000270A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sammy Corp スロットマシン
JP2010269194A (ja) * 2010-09-09 2010-12-02 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2010279816A (ja) * 2010-09-27 2010-12-16 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015006409A (ja) * 2014-08-12 2015-01-15 サミー株式会社 スロットマシン
JP2015006414A (ja) * 2014-08-19 2015-01-15 サミー株式会社 スロットマシン
JP2015142783A (ja) * 2015-04-02 2015-08-06 サミー株式会社 スロットマシン

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102858A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Samii Kk 遊技機
JP2005103040A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Samii Kk 遊技機
JP4627139B2 (ja) * 2003-09-30 2011-02-09 サミー株式会社 遊技機
JP2005131304A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Aruze Corp 遊技機
JP2005192907A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Samii Kk 遊技機
JP2005261484A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Samii Kk 遊技機
JP4707133B2 (ja) * 2004-03-16 2011-06-22 サミー株式会社 遊技機
JP2005278824A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Samii Kk スロットマシン
JP2005278825A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Samii Kk スロットマシン
JP2006006683A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Sophia Co Ltd 遊技機
JP4683867B2 (ja) * 2004-06-28 2011-05-18 株式会社ソフイア 遊技機
JP2007143854A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Daito Giken:Kk 遊技台
JP4613134B2 (ja) * 2006-01-13 2011-01-12 株式会社三共 スロットマシン
JP2007185364A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007295983A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Aruze Corp 遊技機
JP2008253530A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2010000270A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sammy Corp スロットマシン
JP2010269194A (ja) * 2010-09-09 2010-12-02 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2010279816A (ja) * 2010-09-27 2010-12-16 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015006409A (ja) * 2014-08-12 2015-01-15 サミー株式会社 スロットマシン
JP2015006414A (ja) * 2014-08-19 2015-01-15 サミー株式会社 スロットマシン
JP2015142783A (ja) * 2015-04-02 2015-08-06 サミー株式会社 スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3718417B2 (ja) 遊技機
JP2003260185A (ja) 遊技機、遊技機制御装置および遊技機制御方法
JP3905336B2 (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20060046833A1 (en) Gaming machine deciding a continuation of a special play mode by a lottery
JP2006141654A (ja) スロットマシン
JP4040438B2 (ja) 遊技装置
JP2002119645A (ja) スロットマシン
JP3751234B2 (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2021168758A (ja) 遊技機
JP2006239295A (ja) スロットマシン及びスロットマシンの制御方法
JP2006166944A (ja) スロットマシン
JP4955555B2 (ja) 遊技機
JP2003190388A (ja) スロットマシン
JP2003135677A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2001314559A (ja) 遊技機およびそのゲームプログラムを記録した記録媒体
JP5021267B2 (ja) 回胴式遊技機
JP2009100860A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003305176A (ja) 遊技機の制御方法、遊技機、および遊技機の制御プログラム
JP7260809B2 (ja) 遊技機
JP4671157B2 (ja) スロットマシン
JP2003180944A (ja) 遊技機ならびにプログラムおよび記録媒体
JP3863453B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004024676A (ja) 遊技機
JP2004136131A (ja) 遊技台
JP2006180903A (ja) 遊技機