JP2006254988A - 遊技機 - Google Patents

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弘朗 除田
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Abstract

【課題】 設定内容に係る情報の報知を毎遊技期待させ、稼働率の低下を回避する。
【解決手段】 サブ制御基板は、複数のリールのうちの一部又は全部が所定の停止図柄となった場合に(ステップS203/YES)、設定値に係る情報を報知するための演出パターンを選択し、報知する(ステップS205〜ステップS207、ステップS209)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、設定値を報知可能な遊技機に関するものである。
従来から、遊技店側が遊技者に対して行うサービスとして、遊技者にとっての有利不利を測る一要素である設定値が印刷された札を、該当するスロットマシン自体又はその近傍に取り付けることが行われていた。
しかしながら、上記の札を取り付けるには遊技店側の作業負担がかかることもあり、それに鑑みたものが種々提案されている。例えば、特許文献1には、所定の時間が経過することにより設定値を報知するものが開示されている。また、特許文献2には、大当たり回数が所定の回数となった場合に設定値を報知するものが開示されている。
特開2002−320706号公報 特開2003−19245号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明は、所定の時間が経過するまでは設定値が報知されないため、所定の時間が経過するまで遊技を行わず、設定値が報知される時間まで待たれ、稼働率の低下を招く虞がある。また、特許文献2に開示される発明は、例えば大当たり回数が少なく、設定値が報知される大当たりの回数にしばらく及ばないようなスロットマシンに対しては、遊技者は設定値の報知への期待が薄れ、遊技から遠ざかる可能性があり、同じく稼働率の低下を招く虞がある。
そこで、本発明の目的は、設定内容に係る情報の報知を毎遊技期待させ、稼働率の低下を回避することにある。
本発明の遊技機は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、役の抽選処理を行う抽選手段と、前記抽選手段の役の抽選処理に係る多段階の設定を行うことが可能な設定手段と、前記複数のリールのうちの一部又は全部が所定の停止図柄となった場合に、前記設定手段における設定内容に係る情報を報知する報知手段とを有することを特徴とする。
上記のように、本発明においては、複数のリールのうちの一部又は全部が所定の停止図柄となった場合に、設定手段の設定内容に係る情報を報知するように構成したので、設定内容に係る情報の報知を毎遊技期待させることが可能となり、稼働率の低下を回避することができる。
本発明の遊技機においては、前記所定の停止図柄は、他の停止図柄と比べて比較的低い頻度で出現する停止図柄であることを特徴とする。
上記のように、所定の停止図柄の出現頻度を比較的低くすることで、設定値に係る情報の報知機会を稀少なものとし、当該報知の価値を上げることが可能となる。
本発明においては、前記報知手段は、前記所定の停止図柄の一種が出現した場合、前記設定手段にて設定される設定値を報知することが可能である。例えば、設定手段にて設定される設定値が「5」である場合には、設定値「5」が報知される。
本発明においては、前記報知手段は、前記所定の停止図柄の一種が出現した場合、前記設定手段にて設定される設定値を含む複数の設定値を報知することが可能である。例えば、設定手段にて設定される設定値が「5」である場合には、設定値「5」の他に例えば設定値「6」が報知される。このように、設定手段にて設定される設定値を他の設定値を含めて曖昧に報知することで、設定値を予測する面白みを助長させることが可能となる。
本発明においては、前記報知手段は、前記所定の停止図柄の一種が出現した場合、前記設定手段にて設定される設定値が偶数値であるか奇数値であるかを報知することが可能である。例えば、設定手段にて設定される設定値が「5」である場合には、設定値は奇数であることが報知される。このように、設定手段にて設定される設定値が偶数か奇数かを報知することで、設定値を予測する面白みを助長させることが可能となる。
本発明は、前記報知手段による報知処理を行うか否かを設定する報知処理設定手段を更に有し、前記報知手段は、前記報知処理設定手段により報知処理を行うと設定されている場合に、前記設定手段における設定内容に係る情報を報知することを特徴とする。
上記のように、本発明においては、報知手段による報知処理を実行するか否かを設定することが可能である。従って、設定に係る情報の報知を望む遊技者及び望まない遊技者の双方が、本発明の遊技機による遊技を楽しむことができる。
本発明によれば、設定内容に係る情報の報知を毎遊技期待させることが可能となり、稼働率の低下を回避することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。なお、以下の説明において、「遊技」とはメダルの投入からストップスイッチの操作を経た次のメダルの投入前までの一連の動作をいう。
(スロットマシン10)
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)が配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
また、リール31L、31C及び31Rの中心部には、ステッピングモータ(図示せず)が連結されており、このステッピングモータの駆動によってリール31L、31C及び31Rが回転する。従って、遊技者の立場からすると、リール31L、31C及び31Rの図柄が表示窓21内で上下に移動しているように見える。更に、リール31L、31C及び31Rの内側には、バックランプ(図示せず)が設けられている。バックランプはリールごとに3個ずつ配置されており、リールが停止した時に表示窓21から見える総計で9個の図柄の夫々に対応するようにして、リール31L、31C及び31Rの内側に配置されている。また、リール31L、31C及び31Rは透光性を有する材料から形成されており、バックランプの点灯によりリール31L、31C及び31Rに付された図柄が照光されるように構成されている。
フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、有効ライン22a、22b及び22cからなる有効ライン群22が設定されている。有効ライン群22は、水平方向の中段の有効ライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の有効ライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の有効ライン22cとから構成されている。そして、リール31L、31C及び31Rに付された図柄は、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、表示窓21から見える9個の図柄が全てこれらの有効ライン群22上に位置するような間隔で配置されている。
フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて有効ライン22a、22b及び22cの1ライン乃至5ラインが有効になり、有効ラインランプ24が点灯する。投入されたメダルが1枚のときは1つの有効ライン22aが有効になり、2枚のときは水平方向の3つの有効ライン22a及び22bが有効になり、3枚のときはさらに加えて斜め方向の2つの有効ライン22cを含む総計で5つの有効ライン22a〜22cが有効になる。この制御は、後述のメインCPU51(図2参照)により行われる。例えば3枚のメダルが投入されている場合には、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、少なくとも1つの有効ライン22a〜22cに特定の図柄の組み合わせが停止していれば、その組み合わせに応じた役に入賞したこととなる。
更に、フロントパネル20の表示窓21の下方には、クレジット数表示部25、ゲーム数表示部26及び払い出し数表示部27が設けられている。クレジット数表示部25には、クレジットされているメダルの枚数が表示される。ゲーム数表示部26には、特別遊技等において、所定の遊技の残り数や既に行った遊技の数等が表示される。払い出し数表示部27には、メダルが払い出される際に、その枚数が表示される。
フロントパネル20の表示窓21の上側には、カラー画像を表示する液晶表示パネル等の演出表示装置40が遊技者に対して目視可能に設けられている。演出表示装置40は、遊技中の演出を行うときに各種の画像を表示する。また、筐体の前面部には、遊技者が遊技を進行する上で操作する各種の操作スイッチが設けられている。例えば、本実施形態では、スタートスイッチ41、ストップスイッチ群42及びベットスイッチ群43が設けられている。更に、演出表示装置40の左右及びフロントパネル20の下部(メダル払い出し口の近傍)にスピーカ71が設けられている。
スタートスイッチ41は、リール31L、31C及び31Rの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ、例えばレバーである。ストップスイッチ群42は、左リール31Lを停止させるときに操作する左ストップスイッチ42Lと、中リール31Cを停止させるときに操作する中ストップスイッチ42Cと、右リール31Rを停止させるときに操作する右ストップスイッチ42Rとから構成されている。これらのストップスイッチ42L、42C及び42Rは、例えばボタンとして並設されている。ベットスイッチ群43は、遊技者がクレジット内のメダルを投入する際にベット枚数(賭数)を指定するスイッチ群であり、1ベット・2ベットスイッチ43a及びMAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43bから構成されている。これらのベットスイッチ43a及び43bも、例えばボタンとして配置されている。1ベット・2ベットスイッチ43aが操作される度に、ベット枚数が1枚と2枚との間で切り替えられ、MAXベットスイッチ43bが操作されると、ベット枚数が3枚となる。ベットスイッチ43a及び43bの上方には、クレジット数表示部28が設けられており、ベットスイッチ43a及び43bの操作やメダル投入口23からのメダルの投入に応じて、クレジット数表示部28にメダルの投入枚数が表示される。
詳細は後述するが、通常ゲームでは、遊技者がメダル投入口23からメダルを投入するか、ベットスイッチ群43を操作すると、有効ライン22a〜22cがベット枚数に応じて有効化される。更に、遊技者がスタートスイッチ41を操作すると、役の抽選が行われると共に、リール31L、31C及び31Rが回転し始める。そして、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作すると、操作されたボタンに応じてリール31L、31C及び31Rの回転が停止し、有効化されている有効ライン上に並んだ図柄の組み合わせが予め定められた何らかの役の図柄の組み合わせと一致するときは入賞となり、その入賞役に応じたメダルの払い出し等が行われる。但し、リール31L、31C及び31Rの回転の停止に際しては、役の抽選結果に基づいた制御が行われる。
また、遊技(ゲーム)中には、種々の演出、例えばバックランプの点灯、演出表示装置40を用いた画像表示及びスピーカ71からの音声の出力等が行われる。更に、このような演出として、役の当選可能性の告知演出が行われることもある。
次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
(メイン制御基板50)
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
メインCPU51は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいてスロットマシン10全体の制御を行う。
ROM52には、メインCPU51に、後述の図6に示す処理及びその他の遊技の制御に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM53は、メインCPU51が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
I/F回路54は、メイン制御基板50と、サブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板50とサブ制御基板60との間では、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。
(サブ制御基板60)
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、メモリ66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びメモリ66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
サブCPU61は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU61は、ROM62に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板60全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。なお、サブCPU61の処理能力や開発言語等には、何らの制約もない。
ROM62には、サブCPU61に、後述の図8に示す処理及びその他の遊技中の演出に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM63は、サブCPU61が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
これらのサブCPU61、ROM62及びRAM63は、夫々メイン制御基板50に設けられたメインCPU51、ROM52及びRAM53と同様の機能を有するものである。なお、ROM62及びRAM63は、夫々ROM52及びRAM53と同一のものを用いても良いが、これらよりも容量の大きいものを用いても良い。
上述の演出表示装置40は画像制御プロセッサ64に接続されている。画像データROM65には、演出表示装置40に表示されるオブジェクト及び背景等の画像データが記憶されている。また、メモリ66は、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示しようとする画像を作成する時に用いられ、画像データROM65から読み出したデータ等に基づき表示すべき画像データがメモリ66に展開される。
更に、本実施形態には、演出用周辺機器として、演出表示装置40の他にスピーカ71、上述のバックランプ等が設けられている。スピーカ71はアンプ68に接続されている。これらの演出用周辺機器は、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)の出力を行うものであり、サブ制御基板60にのみ接続されており、メイン制御基板50には接続されていない。
I/F回路69は、メイン制御基板50からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。なお、上述のように、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
(リール基板11)
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
(中央表示基板12)
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
セレクタ81は、メダル投入口23から投入されたメダルが正規のものであるか識別し、不正なメダルを排除する。設定表示部82は、フロントパネル20の裏側から見えるように配置されており、確率や払い出しに関する設定(例えば、設定1〜設定6)等が表示される。設定変更スイッチ83は、確率や払い出しに関する設定等を変更する際に操作されるスイッチである。
(電源装置基板13)
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
次に、メイン制御基板50の機能的な構成について説明する。図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばメインCPU51及びROM52内に記録されるプログラムから、以下の各部101、103、106、107、108及び109が構成され、例えばRAM53に、以下の設定値記憶部104及びフラグ情報記憶部105が備えられ、例えばROM52に、以下の抽選テーブル102のデータが記憶されている。
(設定値記憶部104)
設定値情報記憶部104は、役抽選部103による役の抽選処理に係る現在の設定値を示す設定値情報を記憶する。
(役抽選部103)
役抽選部103は、後述の制御部101による制御に応じて、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したとき、即ち特別役に入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで特別遊技には、例えばBB(ビッグボーナス)ゲーム、RB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。
小役とは、入賞により所定枚数のメダルを遊技者に払い出す役であり、例えば複数種類設けられている。なお、本実施形態における小役には、入賞したにも拘わらずメダルの払出しを行わない、換言すると0枚のメダルを払い出す小役(以下では、0枚役と称す)が含まれる。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
なお、役抽選部103は、例えば所定の領域(10進法で0〜65535)の乱数を発生させ、例えばスタートスイッチ41が操作されたとき等、所定の条件が満たされたときに一の乱数を取得する。後述する抽選テーブル102には、役抽選部103が取得可能な乱数値に対して、図5に示すように、BB当選領域、RB当選領域、小役当選領域、リプレイ当選領域及び非当選(ハズレ)領域等が、所定の割合で設定されている。即ち、役抽選テーブルには、乱数値と役との関係が定められており、例えば、乱数値(a)からある乱数値(a+α)がBB当選領域に対して割り当てられ、次の乱数値(a+α+1)から他の乱数値(a+α+1+β)がRB当選領域が割り当てられ、小役当選領域等についても、同様にして乱数値が割り当てられている。そして、役抽選部103が取得した乱数値が含まれる領域の役が、役抽選の結果、当選した役となる。本実施形態では、BB及びRBが特別役に該当し、チェリー、スイカ、ベル及び0枚役が小役に該当する。なお、0枚役は、図5にも示すように他の役に比べて比較的当選確率が低い。従って、表示窓21内に0枚役が入賞する停止図柄が出現する頻度は、他の役が入賞する停止図柄が出現する確率よりも比較的低くなる。
また、例えば抽選テーブル102は、役抽選部103による役の抽選処理に係る設定値(例えば、1〜6)毎に設けられ、高い設定値に対応する抽選テーブル102である程、特別役の当選領域の割合が大きく、反対に低い設定値に対応する抽選テーブル102である程、特別役の当選領域の割合が小さい。
そして、役抽選部103は、設定値記憶部104に記憶されている現在の設定値に対応する役抽選テーブル102を選択し、取得した乱数値を役抽選テーブル102と照らし合わせることにより、その乱数値が属する領域を判定し、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、ハズレと判定する。そして、何らかの役が当選した場合には、その役に対するフラグをオンにする。
また、役抽選部103は、抽選の結果を示す情報(以下、当選役情報と称す)、例えばどの役が当選したかを示す情報等をサブ制御基板60に送信する。
(制御部101)
制御部101は、役抽選部103や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、制御部101は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部103に役の抽選を行わせるとともに、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、制御部101の動作はこれらに限定されるものではない。
(フラグ情報記憶部105)
フラグ情報記憶部105は、役抽選部103によって何らかの役に対するフラグがオンとなった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンとなったことを記憶する。なお、後述のように、フラグ情報記憶部105に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオンとなるタイミング)は、特別役とそれ以外の役とで異なっている。即ち、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が終了したことを条件として消去され、特別遊技が終了していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。
(リール制御部106)
リール制御部106は、制御部101によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定するとともに、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
特に、当該遊技で特別役に当選している場合や、特別役の当選が前遊技から持ち越されていて、且つ当該遊技で小役やリプレイに当選していない場合には、有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止するように、リール31L、31C及び31Rの停止制御の範囲内(例えば、ストップスイッチが操作された時の図柄から当該図柄を含まずに4図柄以内)でできる限り特別役に係る図柄が揃うような引き込み制御を行う。但し、可能な範囲で小役やリプレイに入賞する制御を行うことで、有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止しないように、リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。なお、このようなリール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御は、リール制御用のテーブルを用いて行ってもよい。
(入賞判定部107)
入賞判定部107は、制御部101によるタイミング制御に応じて、図柄組合せライン群22のうち、1本〜複数本の有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに停止する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定するとともに、判定結果の情報等をサブ制御基板60に送信する。また、入賞判定部107は、入賞判定の結果、0枚役に入賞したと判定した場合には、設定値記憶部104から現在の設定値情報を読み出すとともに、ステッピングモータの停止時の角度やステップ数等の検知結果から当該0枚役の種類を判定し、上記設定値情報、0枚役の種類を示す0枚役種類情報、及び、入賞した役が0枚役であることを示す入賞役情報をサブ制御基板60に対して送信する。
なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部107が図柄の組合せを判定するのではなく、リール制御部106によってテーブルを用いてリール群31の停止位置を定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組合せを判別するようにしてもよい。
(特別遊技制御部108)
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、特別役の制御を行う。例えば、特別遊技制御部108は、特別遊技中における役抽選部103の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。特に、入賞判定部107による判定の結果、BBやRBに入賞していた場合には、次遊技から所定の終了条件を満たすまでの間、特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)の制御を行う。また、特別遊技(BBゲーム、RBゲーム)においては、図5に示す役抽選テーブル102とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。
(払出制御部109)
払出制御部109は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。なお、上述したように、0枚役が入賞したと判定された場合には、遊技者に対するメダルの払い出しは行われない。
次に、サブ制御基板60の機能的な構成について説明する。図4は、サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えばサブCPU61及びROM62内に記録されるプログラムから演出パターン選択部201が構成され、サブCPU61及びROM62内に記録されるプログラム、並びに、画像制御プロセッサ64及び画像データROM65内に記録されるプログラム等から演出制御部202が構成される。
(演出パターン選択部201)
演出パターン選択部201は、遊技状態に応じて演出のパターンを選択する。具体的には、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50の役抽選部103からの信号を受けて、当選役等に応じた演出パターンを選択したり、メイン制御基板50の入賞判定部107及び特別役遊技制御部108からの信号を受けて、入賞役や遊技状態に応じた演出パターンを選択したりする。特に、演出パターン選択部201は、役抽選部103から当選役が0枚役であることを示す当選役情報を受信し、且つ入賞判定部107から入賞した役が0枚役であることを示す入賞役情報、0枚役種類情報及び現在の設定値情報を受信した場合には、入賞した0枚役の種類に応じた現在の設定値を報知するための演出パターンを選択する。
(演出制御部202)
演出制御部202は、演出パターン選択部201に選択された演出パターンに基づく演出の制御を行う。即ち、演出制御部202は、演出パターン選択部201に選択された演出パターンに基づいて画像データを生成し、演出表示装置40上に表示させるとともに、当該演出パターンに基づく音信号を音源回路67に生成させる。生成された音信号はアンプ68にて増幅され、スピーカ71から出力される。
次に、演出パターン選択部201の詳細な機能構成について説明する。図6は、演出パターン選択部201の詳細な機能構成を示すブロック図である。
(当選役判定部2011)
当選役判定部2011は、メイン制御基板50から受信する当選役情報から当該遊技時の当選役が0枚役であるかその他の役であるかを判定する。
(0枚役種類判定部2012)
0枚役種類判定部2012は、当選役判定部2011が当該遊技時の当選役が0枚役であると判定した場合、メイン制御基板50から送信される入賞役情報及び0枚役種類情報に基づいて、入賞役が0枚役であるか否かを判定し、入賞役が0枚役であると判定した場合に当該0枚役の種類を判定する。本実施形態においては、0枚役として図9(a)〜(c)に示す3種類の0枚役を設けており、リール群31の回転動作中における遊技者のストップスイッチ群42の操作タイミングによって以下のように異なる種類の0枚役が入賞する。
図9(a)は、0枚役の一種を示しており、左リール31Lの中段、中リール31Cの上段及び下段、並びに、右リール31Rの中段に夫々、リプレイの図柄が停止した場合に入賞したと判定される0枚役(以下、この種類の0枚役を第1の0枚役と称す)を示している。
図9(b)は、0枚役の他の一種を示しており、左リール31Lの中段、中リール31Cの上段及び下段、並びに、右リール31Rの中段に夫々、ベルの図柄が停止した場合に入賞したと判定される0枚役(以下、この種類の0枚役を第2の0枚役と称す)を示している。
図9(c)は、0枚役の他の一種を示しており、左リール31Lの中段、中リール31Cの上段及び下段、並びに、右リール31Rの中段に夫々、「7」の図柄が停止した場合に入賞したと判定される0枚役(以下、この種類の0枚役を第3の0枚役と称す)を示している。
(第1の設定値報知用演出パターン決定部2013a)
第1の設定値報知用演出パターン決定部2013aは、0枚役種類判定部2012によって第1の0枚役が入賞したと判定された場合、メイン制御基板50から受信する設定値情報に基づいて、現在の設定値を報知する演出パターンを決定する。
(第2の設定値報知用演出パターン決定部2013b)
第2の設定値報知用演出パターン決定部2013bは、0枚役種類判定部2012によって第2の0枚役が入賞したと判定された場合、メイン制御基板50から受信する設定値情報に基づいて、現在の設定値と他の一つの設定値とを報知する演出パターンを決定する。例えば現在の設定値が「5」であれば、設定値「5」以外の他の一つの設定値、例えば設定値「6」を現在の設定値「5」とともに報知すること等が挙げられ、現在の設定値が「5」又は「6」であるように報知すると、遊技者は現在の設定値を正確に把握することができないが、当該スロットマシン10が高い設定値に設定されていることは把握することができる。
(第3の設定値報知用演出パターン決定部2013c)
第3の設定値報知用演出パターン決定部2013cは、0枚役種類判定部2012によって第3の0枚役が入賞したと判定された場合、メイン制御基板50から受信する設定値情報に基づいて、現在の設定値が奇数であるか偶数であるかを報知する演出パターンを決定する。例えば現在の設定値が「5」であれば、現在の設定値が奇数であることを報知する。従って、遊技者は現在の設定値が奇数であることを把握することができる。
(通常演出パターン決定部2014)
通常演出パターン決定部2014は、当選役判定部2011が判定した当選役が0枚役以外の役であった場合、その当選役に対応する演出パターンや当該当選役の入賞結果に対応する演出パターンを選択したり、当選役判定部2011が判定した当選役が0枚役であり、且つ0枚役種類判定部2012が0枚役は入賞しなかったと判定された場合、0枚役の当選に対応する演出パターンや0枚役が入賞しなかったことに対応する演出パターンを選択したりする。
上記の第1の設定値報知用演出パターン決定部2013a、第2の設定値報知用演出パターン決定部2013b、第3の設定値報知用演出パターン決定部2013c及び通常演出パターン決定部2014によって決定された演出パターン情報は演出制御部202に対して送信され、演出制御部202は、これらの演出パターン決定部2013a、2013b、2013c及び2014によって決定された演出パターン情報に基づく演出制御を行う。
次に、上述のように構成された本実施形態に係るスロットマシン10の動作について説明する。図7は、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。図8は、サブ制御基板60による制御を示すフローチャートである。
図7において、遊技者によってメダルが投入され、スタートスイッチ41が操作されると、制御部101は、スタートスイッチ41がオンになったことを検知し、役抽選部103は役の抽選処理を行う(ステップS101/YES、ステップS102)。一方、遊技者によりスタートスイッチ41が操作されず、制御部101がスタートスイッチ41がオンとなったことを検知できなかった場合は、スタートスイッチ41がオンとなったことを検知するまでステップS101の処理を繰り返し実行する。
ステップS102の役抽選処理においては、役抽選部103は、乱数を取得し、取得した乱数と抽選テーブル102とを照らし合わせて役の抽選処理を行う。抽選の結果、何らかの役の当選があった場合、フラグ情報記憶部105内において当該役のフラグをオンにさせる。役抽選部103による抽選結果は、当選役情報としてI/F回路54を介してサブ制御基板60に送信される(ステップS103)。例えば、0枚役が当選した場合には、0枚役が当選した旨の当選役情報がサブ制御基板50に対して送信される。
リール制御部106は、ストップスイッチ群42の何れか1個が操作されたか否かを判断する(ステップS104)。何れか1個のストップスイッチが操作されると(ステップS104/YES)、当選役が入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS105)。なお、ステップS102の役抽選処理においては何れの役にも当選していなかった場合は(ハズレの当選した場合)、リール制御部106は、ステップS105において何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う。
続いて、リール制御部106は、全てのストップスイッチが操作され、全リールが停止したか否かを判断する(ステップS106)。全リールが未だ停止していない場合には(ステップS106/NO)、ステップS104におけるストップスイッチ操作の有無の検出処理からの処理を繰り返す。
全てのリールが停止すると(ステップS106/YES)、入賞判定部107は、有効化された有効ライン上に並んでいる図柄の組合せに基づいて入賞の有無を判断する(ステップS107)。この結果、何らかの入賞がある場合には(ステップS107/YES)、入賞した役に対応する入賞処理が実行される(ステップS108)。即ち、入賞役が特別役である場合、次の遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、特別遊技を実行するための移行処理を特別遊技制御部108が行う。一方、ステップS107において、何も入賞がないと判断された場合には(ステップS107/NO)、処理はステップS101に戻る。続いて、特別遊技制御部108は、特別遊技中において、特別役であるビッグボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲームに応じた遊技状態を遊技者に提供するよう、リール制御部106に特別遊技中のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。ビッグボーナスゲーム又はレギュラーボーナスゲームの規定回数の遊技を終えると、通常遊技に移行する処理を行う。
入賞役が特別役でない場合、フラグ情報記憶部105において特別役のフラグがオンの状態で記憶されていれば、フラグ情報記憶部105でのそのフラグの記憶状態は次遊技に持ち越される。
また、入賞役がリプレイである場合、入賞判定部107は、制御部101に対して当該遊技でのベット(賭数)を次遊技に持ち越させる。一方、入賞役が小役である場合には、払出制御部109が入賞役に応じた枚数のメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。なお、入賞役が小役であっても0枚役である場合には、ホッパ装置93によるメダルの払い出しは行われないが、入賞判定部107から入賞役が0枚役であることを示す入賞役情報、入賞した0枚役の種類を示す0枚役種類情報及び現在の設定値情報がサブ制御基板60に対して送信される。
次に、サブ制御基板60の動作について説明する。図8において、先ず演出パターン選択部201内の当選役判定部2011がメイン制御基板50から当選役情報を受信したか否かを判断する(ステップS201)。この判断処理は、当選役情報を受信したと判断するまで繰り返し行われる。
ステップS201において、当選役情報を受信したと判断された場合(ステップS201/YES)、当選役判定部2011は、受信した当選役情報により示される当選役が0枚役であるかその他の役であるかを判断する(ステップS202)。当選役情報により示される当選役が0枚役であると判断された場合(ステップS202/YES)、0枚役種類判定部2012は、メイン制御基板50から受信する入賞役情報から0枚役が入賞したか否かを判断する(ステップS203)。
入賞役が0枚役であると判断された場合(ステップS203/YES)、0枚役種類判定部2012は、同じくメイン制御基板50から受信する0枚役種類情報から入賞した0枚役の種類を判定する(ステップS204)。
ステップS204にて判定された0枚役が第1の0枚役である場合、第1の設定値報知用演出パターン決定部2013aは、メイン制御基板50から受信する設定値情報に基づいて、現在の設定値を報知する演出パターンを決定する。
また、ステップS204にて判定された0枚役が第2の0枚役である場合、第2の設定値報知用演出パターン決定部2013bは、メイン制御基板50から受信する設定値情報に基づいて、現在の設定値と他の一つの設定値とを報知する演出パターンを決定する。
また、ステップS204にて判定された0枚役が第3の0枚役である場合、第3の設定値報知用演出パターン決定部2013cは、メイン制御基板50から受信する設定値情報に基づいて、現在の設定値が奇数であるか偶数であるかを報知する演出パターンを決定する。
なお、ステップS202の判断処理において、通常演出パターン決定部2014は、当選役判定部2011が判定した当選役が0枚役以外の役であった場合(ステップS202/NO)、当該当選役に対応する演出パターンや当該当選役の入賞結果に対応する演出パターンを選択する(ステップS208)。また、ステップS203の判断処理において、当選役判定部2011が当選役は0枚役であると判断し、且つ0枚役種類判定部2012が当選役である0枚役が入賞しなかったと判断された場合(ステップS202/YES、ステップS203/NO)、通常演出パターン選択部2014は、0枚役の当選に対応する演出パターンや0枚役が入賞しなかったことに対応する演出パターンを選択したりする(ステップS208)。
ステップS205〜ステップS208において選択された演出パターン情報は、演出制御部202に送信され、演出制御部202は受信した演出パターンに対応する演出制御を行う(ステップS209)。
演出制御部202による演出制御に基づく演出表示装置40上での演出画像の一例を図9に示す。図9に示す演出画像は、所定の時間の間だけ演出表示装置40上で表示される。この表示時間は任意の時間を設定することができ、例えば一瞬のみ表示させるように設定すること等ができる。
図9(a)は、第1の設定値報知用演出パターン決定部2013aにより決定された演出パターンに基づく演出画像の一例を示しており、この演出画像により現在の設定値(図9aの例では、「5」)が報知される。
図9(b)は、第2の設定値報知用演出パターン決定部2013bにより決定された演出パターンに基づく演出画像の一例を示しており、この演出画像により現在の設定値(例えば、「5」)と他の一つの設定値(例えば、「6」)が報知される。なお、本実施形態では、現在の設定値の他に報知する他の設定値を一つとしているが、他の実施形態として他の設定値を複数報知することもできる。
図9(c)は、第3の設定値報知用演出パターン決定部2013cにより決定された演出パターンに基づく演出画像の一例を示しており、この演出画像により現在の設定値が奇数であるか偶数であるか(図9(c)の例では、奇数)が報知される。
上記の実施形態では、0枚役が入賞することにより、現在の設定値に係る情報を報知するように構成しているが、他の実施形態として、その他の役の入賞により現在の設定値に係る情報を報知するようにしてもよい。この場合でも、設定値に係る情報を報知する演出を稀少なものとし、当該演出の価値を上げる観点から当該その他の役が入賞する確率を低くすることが好ましい。
また、上記の実施形態では、リール群31の全ての停止図柄が所定の図柄である場合に、設定値に係る情報を報知するように構成しているが、他の実施形態として、リール群31の一部、例えば左リール31Lが所定の停止図柄となった場合に設定値に係る情報を報知するようにしてもよい。
また、他の実施形態として、設定値に係る情報の報知を実行するか否かを設定することもできるように構成してもよい。例えば、0枚役が当選した場合に演出表示装置40上に設定値に係る情報を報知するか否かを問い合わせる画面を表示し、ストップスイッチ群42等の操作によって設定値に係る情報の報知処理のオン/オフを選択できるようにしてもよいし、遊技者が遊技を始める前に予め設定値に係る情報の報知処理のオン/オフを選択できるようにしてもよい。このようにすることで、設定値に係る情報の報知を望む遊技者及び望まない遊技者の双方が本スロットマシン10による遊技を楽しむことが可能となる。
更に、本発明の実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段としては、例えば、かかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体や、かかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体が挙げられる。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのシステム構成を示すブロック図である。 メイン制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 サブ制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 抽選テーブルの構成を概念的に示す図である。 演出パターン選択部の詳細な機能構成を示すブロック図である。 メイン制御基板による制御を示すフローチャートである。 サブ制御基板による制御を示すフローチャートである。 0枚役の種類の一例を示す図である。 演出表示装置上での設定値に係る情報を報知する画面表示例を示す図である。
符号の説明
10:スロットマシン
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット投入枚数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
28:投入枚数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
101:制御部
102:抽選テーブル
103:役抽選部
104:設定値記憶部
105:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:遊技状態制御部
109:払出制御部
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
2011:当選役判定部
2012:0枚役種類判定部
2013a:第1の設定値報知用演出パターン決定部
2013b:第2の設定値報知用演出パターン決定部
2013c:第3の設定値報知用演出パターン決定部
2014:通常演出パターン決定部

Claims (6)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記複数のリールの停止制御を行うリール制御手段と、
    役の抽選処理を行う抽選手段と、
    前記抽選手段の役の抽選処理に係る多段階の設定を行うことが可能な設定手段と、
    前記複数のリールのうちの一部又は全部が所定の停止図柄となった場合に、前記設定手段における設定内容に係る情報を報知する報知手段とを有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記所定の停止図柄は、他の停止図柄と比べて比較的低い頻度で出現する停止図柄であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記報知手段は、前記所定の停止図柄の一種が出現した場合、前記設定手段にて設定される設定値を報知することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記報知手段は、前記所定の停止図柄の一種が出現した場合、前記設定手段にて設定される設定値を含む複数の設定値を報知することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遊技機。
  5. 前記報知手段は、前記所定の停止図柄の一種が出現した場合、前記設定手段にて設定される設定値が偶数値であるか奇数値であるかを報知することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の遊技機。
  6. 前記報知手段による報知処理を行うか否かを設定する報知処理設定手段を更に有し、
    前記報知手段は、前記報知処理設定手段により報知処理を行うと設定されている場合に、前記設定手段における設定内容に係る情報を報知することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の遊技機。
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