JP2006271532A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設定値の示唆を行うリール制御を行うことによって、遊技性を付与できるようにする。
【解決手段】 複数種類の図柄を表示した複数のリール31L、31C及び31Rと、役の抽選処理を行う役抽選部103と、役抽選部103の役の抽選処理に係る多段階の設定を行う設定変更スイッチ83及び設定管理部101と、設定変更スイッチ83及び設定管理部101で設定された設定値に応じて、リールの停止制御を行うリール制御部106とを備えるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、役の抽選処理に係る多段階の設定を行う設定手段を備えたスロットマシン、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来のスロットマシンには、特別遊技の頻度を計算し、当該特別遊技の頻度から抽選手段の設定がいずれの段階であるかの予想値を表示して、当該スロットマシンにおける特別役の当選確率やメダルの払い出しに関する設定値を予測できるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−17953号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、特別遊技の頻度を計算するために、ある程度の遊技回数をこなす必要があり、設定値に関する情報を得るには制約があった。また、特許文献1は、単に、特別遊技の頻度から抽選手段の設定における予測値を表示するものであるため、そこに何ら遊技性が存在するものではない。したがって、遊技性の向上の観点からも設定の示唆における遊技内容に改善の余地があった。
本発明は前述の問題点にかんがみてなされたものであり、設定値の示唆を行うのに際して、遊技回数をこなすことなく、かつ遊技性を付与するようにして、遊技者の趣向をより一層高めるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸
態様に想到した。
本発明の遊技機は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、役の抽選処理を行う役抽選手段と、前記役抽選手段の役の抽選処理に係る多段階の設定を行う設定手段と、前記設定手段で設定された設定値に応じて、前記リールの停止制御を行うリール制御手段とを有する。
本発明においては、設定手段で設定された設定値に応じて、リールの停止制御を行うようにしたので、設定値の示唆を行うのに際して、遊技回数をこなすことなく行うことができる。また、遊技者は、リールの停止図柄や、リールが停止する際の図柄の移動数(スベリ)等から設定値を推測することができるので、新たな遊技性を付与することができる。これにより、遊技者の趣向をより一層高めるようにした遊技機を提供することが可能となる。
本発明の遊技機における他の態様は、前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のために遊技者が操作する複数のストップスイッチを更に有し、前記リール制御手段は、前記複数のストップスイッチのうち、少なくともいずれか1つのストップスイッチが所定のタイミングで操作された場合、当該操作されたストップスイッチに対応する前記リールに対して前記停止制御を行う。
本発明においては、ストップスイッチが所定のタイミングで操作された場合に、当該ストップスイッチに対応するリールに対して設定値に応じた停止制御を行うようにしたので、設定値の示唆における遊技性を向上させることができる。
また、本発明の遊技機におけるその他の態様は、前記リールの停止制御パターンを複数格納するリール制御パターンテーブルを更に有し、前記リール制御手段は、前記設定値に応じて、前記リール制御パターンテーブルの中から1つの停止制御パターンを選択し、当該選択した停止制御パターンに基づいて前記停止制御を行う。
本発明においては、設定値に応じてリールの停止制御パターンを選択するようにしたので、設定値に応じた様々なリールの停止パターンを創出することができる。
本発明によれば、設定値の示唆を行うのに際して、遊技回数をこなすことなく、かつ遊技性を付与することができる。これにより、遊技者の趣向をより一層高めるようにした遊技機を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。ここで、本発明の遊技機の実施形態として、スロットマシンを適用した例で説明を行う。
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。
なお、以下の説明において、「遊技」とはメダル(遊技媒体)の投入からストップスイッチの操作を経た次のメダルの投入までの一連の動作をいう。
(スロットマシン10)
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)31L、31C及び31Rが配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
また、リール31L、31C及び31Rの中心部には、ステッピングモータ(図示せず)が連結されており、このステッピングモータの駆動によってリール31L、31C及び31Rが回転する。従って、遊技者の立場からすると、リール31L、31C及び31Rの図柄が表示窓21内で上下に移動しているように見える。更に、リール31L、31C及び31Rの内側には、バックランプ(図示せず)が設けられている。バックランプはリールごとに3個ずつ配置されており、リールが停止した時に表示窓21から見える総計で9個の図柄の夫々に対応するようにして、リール31L、31C及び31Rの内側に配置されている。また、リール31L、31C及び31Rは透光性を有する材料から形成されており、バックランプの点灯によりリール31L、31C及び31Rに付された図柄が照光されるように構成されている。
フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、図柄組合せライン22a、22b及び22cからなる図柄組合せライン群22が設定されている。ここで、図柄組合せライン群22とは、リール31L、31C及び31Rの停止時における図柄の並びラインであって、図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段の図柄組合せライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の図柄組合せライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の図柄組合せライン22cとが、図柄組合せライン群22として設けられている。そして、リール31L、31C及び31Rに付された図柄は、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、表示窓21から見える9個の図柄が全てこれらの図柄組合せライン群22上に位置するような間隔で配置されている。なお、リール31L、31C及び31Rからリール群31が構成されている。
フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて、図柄組合せライン群22は有効ラインとして設定される。ここで、「有効ライン」とは、リール31L、31C、31Rの停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せであるか否かの判別対象となるラインである。投入されたメダルが1枚のときは水平方向の中段の図柄組合せライン22aが有効ラインとして設定され、2枚のときは水平方向の上段、中段及び下段の3本の図柄組合せライン22a及び22bが有効ラインとして設定される。また、投入されたメダルが3枚のときは、さらに加えて右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の図柄組合せライン22cを含む総計で5本の図柄組合せライン22a〜22cが有効ラインとして設定される。
そして、図柄組合せライン22a、22b及び22cの1ライン〜5ラインが有効ラインとして設定されると、有効ラインランプ24が点灯する。この制御は、後述のメインCPU51(図2参照)により行われる。例えば3枚のメダルが投入されている場合には、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、少なくとも1本の図柄組合せライン22a〜22cに特定の図柄の組合せが停止していれば、その組合せに応じた役に入賞したこととなり、役に応じた枚数のメダルが払い出される。
更に、フロントパネル20の表示窓21の下方には、クレジット数表示部25、ゲーム数表示部26及び払い出し数表示部27が設けられている。クレジット数表示部25には、クレジットされているメダルの枚数が表示される。ゲーム数表示部26には、特別遊技等において、所定の遊技の残り数や既に行った遊技の数等が表示される。払い出し数表示部27には、メダルが払い出される際に、その枚数が表示される。
フロントパネル20の表示窓21の上側には、カラー映像を表示する液晶表示パネル等の演出表示装置40が遊技者に対して目視可能に設けられている。演出表示装置40は、遊技中の演出を行うときに各種の画像を表示する。
また、筐体の前面部には、遊技者が遊技を進行する上で操作する各種の操作スイッチ、例えば、スタートスイッチ41、ストップスイッチ群42及びベットスイッチ群43が設けられている。更に、演出表示装置40の左右及びフロントパネル20の下部(メダル払い出し口の近傍)にスピーカ71が設けられている。
スタートスイッチ41は、リール31L、31C及び31Rの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ、例えばレバーである。ストップスイッチ群42は、左リール31Lを停止させるときに操作する左ストップスイッチ42Lと、中リール31Cを停止させるときに操作する中ストップスイッチ42Cと、右リール31Rを停止させるときに操作する右ストップスイッチ42Rとから構成されている。これらのストップスイッチ42L、42C及び42Rは、例えばボタンとして並設されている。ベットスイッチ群43は、遊技者がクレジット内のメダルを投入する際にベット枚数(賭数)を指定するスイッチ群であり、1ベット・2ベットスイッチ43a及びMAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43bから構成されている。これらのベットスイッチ43a及び43bも、例えばボタンとして配置されている。1ベット・2ベットスイッチ43aが操作される度に、ベット枚数が1枚と2枚との間で切り替えられ、MAXベットスイッチ43bが操作されると、ベット枚数が3枚となる。ベットスイッチ43a及び43bの上方には、投入枚数表示部28が設けられており、ベットスイッチ43a及び43bの操作やメダル投入口23からのメダルの投入に応じて、投入枚数表示部28にメダルの投入枚数が表示される。
通常ゲームでは、遊技者がメダル投入口23からメダルを投入するか、あるいはベットスイッチ群43を操作すると、図柄組合せライン22a〜22cがベット枚数に応じて有効ラインとして設定される。更に、遊技者がスタートスイッチ41を操作すると、役の抽選が行われるとともに、リール31L、31C及び31Rが回転し始める。そして、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作すると、操作されたボタンに応じてリール31L、31C及び31Rの回転が停止し、有効ライン上に並んだ図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞となり、その入賞役に応じたメダルの払い出し等が行われる。但し、リール31L、31C及び31Rの回転の停止に際しては、役の抽選結果に基づいた制御が行われる。
また、遊技(ゲーム)中には、種々の演出、例えばバックランプの点灯、演出表示装置40を用いた画像表示及びスピーカ71からの音声の出力等が行われる。更に、このような演出として、役の当選可能性の告知演出が行われることもある。
次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。
スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
(メイン制御基板50)
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
メインCPU51は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいてスロットマシン10全体の制御を行う。
ROM52には、後述の図7−1及び図7−2に示すメインCPU51が行う処理、その他の遊技の制御に必要なプログラム並びにデータ等が記憶されている。また、RAM53は、メインCPU51が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
I/F回路54は、メイン制御基板50と、サブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板50とサブ制御基板60との間では、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。
(サブ制御基板60)
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
サブCPU61は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU61は、ROM62に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板60全体の制御を行う。なお、サブCPU61の処理能力や開発言語等には、何らの制約もない。
ROM62には、サブCPU61が行う処理、その他の遊技中の演出に必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM63は、サブCPU61が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶する。
これらのサブCPU61、ROM62及びRAM63は、夫々メイン制御基板50に設けられたメインCPU51、ROM52及びRAM53と同様の機能を有するものである。なお、ROM62及びRAM63は、夫々ROM52及びRAM53と同一のものを用いても良いが、これらよりも容量の大きいものを用いても良い。
上述の演出表示装置40は、画像制御プロセッサ64に接続されている。画像データROM65には、演出表示装置40に表示される文字、キャラクタ及び背景等の複数種類の画像データが記憶されている。また、ビデオRAM66は、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示しようとする画像を作成する時に用いられ、画像データROM65から読み出したデータ等に基づき表示すべき画像データがビデオRAM66に展開される。
他に、本実施形態においては、演出用周辺機器として、演出表示装置40の他にスピーカ71、上述のバックランプ等が設けられている。スピーカ71はアンプ68に接続されている。これらの演出用周辺機器は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)の出力を行うものであり、サブ制御基板60にのみ接続されており、メイン制御基板50には接続されていない。
I/F回路69は、メイン制御基板50からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。なお、上述のように、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
(リール基板11)
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
(中央表示基板12)
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
セレクタ81は、メダル投入口23から投入されたメダルが正規のものであるか識別し、不正なメダルを排除する。設定表示部82は、フロントパネル20の裏側から見えるように配置されており、後述の設定変更スイッチ83により設定された特別役の当選確率(出玉率)に関する設定値等が表示される。この設定表示部82には、例えば、設定値1〜設定値6が表示され、本発実施形態に係るスロットマシン10では、設定値1が特別役の当選確率(出玉率)が一番低く、設定値6が特別役の当選確率(出玉率)が一番高いものとなっている。設定変更スイッチ83は、特別役の当選確率(出玉率)に関する設定値を変更する際に操作される。
(電源装置基板13)
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定値の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定値の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
次に、メイン制御基板50の機能的な構成について説明する。
図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態においては、例えばメインCPU51及びROM52内に記録されるプログラムから、以下の各部101、103、104、106、107、108及び109が構成され、例えばRAM53に、以下のフラグ情報記憶部105及び設定値記憶部110が備えられ、例えばROM52に、以下の抽選テーブル102及び制御パターンテーブル111のデータが記憶されている。
(設定管理部101)
設定管理部101は、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になった場合にこれを検知し、設定変更スイッチ83を用いた設定値の変更を可能な状態とする。また、設定管理部101は、設定値変更スイッチ83による設定値の操作入力を検知した場合、操作入力後の設定値を設定値記憶部110に格納する。ここで、本実施形態では、設定値変更スイッチ83により最後に設定された設定値のみが設定値記憶部110に記憶されるものとする。
(役抽選部103)
役抽選部103は、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。小役とは、その小役の種類に応じて枚数のメダルを遊技者に払い出す役である。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
また、役抽選部103は、設定値記憶部110に格納されている設定値等に基づいて、ROM52に記憶されている抽選テーブル102の中から所定の抽選テーブルを選択する。ここで、抽選テーブル102には、例えば、各設定値1〜6に対応した抽選テーブルが設けられており、設定1に対応する抽選テーブルが特別役の当選領域が一番狭く(特別役の当選確率が一番低く)、設定2、設定3となるに従って、特別役の当選領域が広く(特別役の当選確率が高く)なり、そして、設定6に対応する抽選テーブルが特別役の当選領域が一番広く(当選確率が一番高く)なっている。そして、役抽選部103は、遊技毎に、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、選択した所定の抽選テーブルを参照し、取得した乱数が属する領域に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する。
即ち、役抽選部103は、例えば所定の領域(10進法で0〜65535)の乱数を発生させ、例えばスタートスイッチ41が操作されたとき等、所定の条件が満たされたときに一の乱数値を取得する。抽選テーブル102の各抽選テーブルには、図4に示すように、役抽選部103が取得可能な乱数値に対して、特別役当選領域、小役当選領域、再抽選役当選領域、及び非当選(ハズレ)領域等が、所定の割合で設定されている。本実施形態では、図4に示す役のうち、BB(ビッグボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が特別役に該当し、チェリー、スイカ及びベルが小役に該当し、RP(リプレイ)が再抽選役に該当する。また、本実施形態では、非当選領域がハズレ1及びハズレ2で構成されている。ここで、ハズレ1は、役抽選の結果は非当選であるが、後述するリール制御部106による設定値に応じたリール制御の実行を可能とするものである。
そして、役抽選部103は、取得した乱数値を抽選テーブル102と照らし合わせることにより、その乱数値が属する領域を判定し、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合には、特別役の当選と決定し、非当選領域に属する場合は、ハズレと判定する。そして、何らかの役に当選した場合又はハズレ1となった場合には、当選役又はハズレ1に対するフラグをオンにする。
(タイミング制御部104)
タイミング制御部104は、役抽選部103や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部104は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部103に役の抽選を行わせるとともに、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部104の動作はこれらに限定されるものではない。
(フラグ情報記憶部105)
フラグ情報記憶部105は、役抽選部103の抽選結果によって何らかの役又はハズレ1に対するフラグがオンになった場合に、当選した役等の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。
(リール制御部106)
リール制御部106は、タイミング制御部104からの指示に基づいて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転及び停止の制御を行う。より詳細には、リール制御部106は、設定変更スイッチ83により設定された設定値(設定値記憶部110に記憶されている設定値)、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部103による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定するとともに、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。図3において、制御パターンテーブル111は、設定変更スイッチ83により設定された設定値(設定値記憶部110に記憶されている設定値)に応じたリール群31の停止制御パターンを複数格納するデータテーブルである。
図5は、図3に示したリール制御部106における構成例を示した図である。
図5に示すように、リール制御部106は、パターン選択部1061、リール始動・停止制御部1602の構成により、リール群31の始動及び停止の制御を行う。
パターン選択部1061は、例えば、役抽選部103が役抽選を終えたタイミングで、設定値記憶部110に記憶されている設定値に応じて、制御パターンテーブル111の中から1つの停止制御パターンを選択する。ここで、停止制御パターンとは、ストップスイッチ群42に対して遊技者が操作したタイミングでリールを停止すべきか、当該タイミングからリール上の所定数の図柄(最短の停止位置から4図柄以内の図柄)分だけリールを回転させてから停止すべきかを定める情報である。すなわち、この停止制御パターンが決まれば、表示可能な図柄群が決まる。
リール始動・停止制御部1602は、例えば、タイミング制御部104からの役抽選部103による役抽選終了の情報に基づいて、パターン選択部1061に対して停止制御パターンの選択を行わせるとともに、リール群31の回転を開始させる。そして、リール始動・停止制御部1602は、役抽選部103による役抽選の結果、ハズレ1となり(フラグ情報記憶部105にハズレ1に対するフラグがオンとなっている状態で)、かつ、ストップスイッチ42L、42C及び42Rのうち、少なくともいずれか1つのストップスイッチが所定のタイミングで操作されたと判断した場合、パターン選択部1061により選択された停止制御パターンに基づいて、当該操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御を行う。ここで、所定のタイミングとは、パターン選択部1061により選択された停止制御パターンに基づき定まる表示可能な図柄群を、リールの停止制御の範囲内(最短の停止位置から4図柄以内)で表示窓21から表示させることが可能なタイミングである。
また、リール始動・停止制御部1602は、例えば、役抽選部103による抽選の結果、何れの役にも当選していないときは、有効になっている有効ライン上にどの役の図柄の組合せも停止しないように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。一方、何らかの役に当選している場合には、有効になっている有効ライン上に当選した役の図柄の組合せが停止するように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。
特に、当該遊技で特別役に当選している場合には、有効になっている有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止するように、リール31L、31C及び31Rの停止制御の範囲内(最短の停止位置から4図柄以内)でできる限り特別役に係る図柄が揃うような引き込み制御を行う。但し、特別役が当選している場合であっても、小役やリプレイに当選したときには、有効化されている有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止しないように、リール31L、31C及び31Rの停止位置を定める。
(入賞判定部107)
図3の入賞判定部107は、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインの何れかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部106は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。
(遊技状態制御部108)
遊技状態制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、特別遊技の制御を行う。例えば、遊技状態制御部108は、特別遊技中における役抽選部103の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。
(払出制御部109)
払出制御部109は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
次に、サブ制御基板60の機能的な構成について説明する。
図6は、サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えば、サブCPU61及びROM62内に記録されるプログラムから、以下の演出パターン選択部201が構成され、サブCPU61及びROM62内に記録されるプログラム、並びに、画像制御プロセッサ64及び画像データROM65内に記録されるプログラム等から演出制御部202が構成される。
(演出パターン選択部201)
演出パターン選択部201は、遊技状態に応じて演出のパターンを選択する。具体的には、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50の役抽選部103からの信号を受けて、当選役等に応じた演出パターンを選択したり、メイン制御基板50の入賞判定部107及び遊技状態制御部108からの信号を受けて、入賞役や遊技状態に応じた演出パターンを選択したりする。
(演出制御部202)
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに基づく演出の制御を行う。即ち、演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに基づいて仮想的な三次元空間内にオブジェクトを配置して画像データを作成し、演出表示装置40上に表示させる。また、演出制御部202は、音源回路67を制御することにより、音源回路67によって音信号が生成され、アンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
次に、前述のように構成された本実施形態に係るスロットマシン10の動作について説明する。
図7−1及び図7−2は、本実施形態に係るスロットマシン10の動作の一例を示すフローチャートである。
遊技者によってメダルが投入された後、まず、ステップS1では、タイミング制御部106は、スタートスイッチ41がオンになったか否かを判断する。この判断の結果、スタートスイッチ41がオンになっていないと判断された場合には、スタートスイッチ41がオンになったと判断されるまで、ステップS1の処理を繰り返す。一方、ステップS1での判断の結果、スタートスイッチ41がオンになったと判断された場合には、ステップS2に進む。
ステップS2では、役抽選部103は、乱数を取得する。続いて、ステップS3では、役抽選部103は、設定値記憶部110に格納されている設定値に基づいて抽選テーブル102の中から所定の抽選テーブルを選択した後、取得した乱数と選択した抽選テーブルとを照らし合わせて役の抽選を行う。続いて、ステップS4では、役抽選部103は、役の抽選の結果、何らかの役に当選した場合又はハズレ1であった場合には、当選役又はハズレ1のフラグをオンにして、そのことをフラグ情報記憶部105に記憶する。
役抽選部103による処理が終了した後、続いて、ステップS5では、パターン選択部1061は、設定値記憶部110に記憶されている設定値に応じて、制御パターンテーブル111の中から1つの停止制御パターンを選択する。
ここで、パターン選択部1061による設定値に応じた停止制御パターンの選択について説明する。
図8は、制御パターンテーブル111に格納されている停止制御パターンの一例を示した図である。図8には、例えば、左リール31Lにおけるリール配列が示されており、当該左リール31Lの回転によって図柄は上から下へと移動するものとする。
図8(a)は、図柄群601aが表示窓21の下段に位置しているときに左ストップスイッチ42Lがオンとなった場合、表示窓21に上から「7」「ベル」「リプレイ」からなる図柄群601bを表示させる第1の停止制御パターンである。図8(b)は、図柄群602aが表示窓21の下段に位置しているときに左ストップスイッチ42Lがオンとなった場合、表示窓21に上から「7」「7」「ベル」からなる図柄群602bを表示させる第2の停止制御パターンである。図8(c)は、図柄群603aが表示窓21の下段に位置しているときに左ストップスイッチ42Lがオンとなった場合、表示窓21に上から「7」「7」「7」からなる図柄群603bを表示させる第3の停止制御パターンである。ここで、図柄群601a、602a及び603aは、それぞれ図柄群601b、602b及び603bに対して、リールの停止制御の範囲内(最短の停止位置から4図柄以内、即ち、ストップスイッチがオンとなった位置から5図柄以内)の図柄である。
図9は、パターン選択部1061による停止制御パターンの選択の際に用いられる選択テーブルを示した図である。
図9(a)は、設定値記憶部110に記憶されている設定値が1又は2の場合に用いられる選択テーブルであり、図8(a)に示した第1の停止制御パターンの選択領域が多くの割合を占めて構成されている。図9(b)は、設定値記憶部110に記憶されている設定値が3又は4の場合に用いられる選択テーブルであり、図8(b)に示した第2の停止制御パターンの選択領域が多くの割合を占めて構成されている。図9(c)は、設定値記憶部110に記憶されている設定値が5又は6の場合に用いられる選択テーブルであり、図8(c)に示した第3の停止制御パターンの選択領域が多くの割合を占めて構成されている。すなわち、図9の各選択テーブルは、ストップスイッチが所定のタイミングでオンとなった際に、表示窓21から表示される停止図柄が設定値に応じて異なるように設定されている。
ここで、図8(a)の図柄群601aの一番上の「スイカ」が表示窓21の下段に位置しているときに左ストップスイッチ42Lがオンとなった場合について考える。
図8(a)の第1の停止制御パターンが選択された場合には、図柄が1つだけ移動して停止することになり、図8(b)の第2の停止制御パターンが選択された場合には、図柄が2つ移動して停止することになり、図8(c)の第3の停止制御パターンが選択された場合には、図柄が3つ移動してから停止することになる。すなわち、図9の各選択テーブルは、ストップスイッチが所定のタイミングでオンとなった場合に、リールが停止する際の図柄の移動数(スベリ)が設定値に応じて異なるように設定されている。
パターン選択部1061は、設定値記憶部110に記憶されている設定値に応じて、図9(a)〜図9(c)の選択テーブルの中から該当する選択テーブルを選び、当該選択テーブルの中から抽選により停止制御パターンを選択する。ここで、選択テーブルの中からの停止制御パターンの抽選は、役抽選部103による役の抽選と同様に、パターン選択部1061が乱数を取得し、取得した乱数と選択した選択テーブルとを照らし合わせることにより行われる。
なお、以降の説明では、制御パターンテーブル111には、図8に示す左リール31Lにおける複数の停止制御パターンが格納されており、設定値に応じたリール制御については、左リール31Lに対して行う形態について説明を行う。
パターン選択部1061による停止制御パターンの選択が終了した後、続いて、ステップS6では、リール始動・停止制御部1602は、リール群31の回転を開始させる。
続いて、ステップS7では、リール始動・停止制御部1602は、ストップスイッチ群42のいずれか1つがオンになったか否かを判断する。この判断の結果、いずれのストップスイッチもオンになっていないと判断された場合には、いずれか1つのストップスイッチがオンになったと判断されるまで、ステップS7の処理を繰り返す。一方、ステップS7での判断の結果、いずれか1つのストップスイッチがオンになったと判断された場合には、ステップS8に進む。
続いて、ステップS8では、リール始動・停止制御部1602は、役抽選部103による抽選の結果、非当選(ハズレ)であるか否かを判断する。この判断の結果、役抽選部103による抽選の結果が非当選であると判断された場合には、ステップS9に進む。一方、ステップS8での判断の結果、役抽選部103による抽選の結果が非当選でない、即ち何らかの役の当選していると判断された場合には、ステップS14に進む。
ステップS9では、リール始動・停止制御部1602は、役抽選部103による抽選の結果がハズレ1であるか否かを判断する。この判断の結果、役抽選部103による抽選の結果がハズレ1であると判断された場合には、ステップS10に進む。一方、ステップS9での判断の結果、役抽選部103による抽選の結果がハズレ1でないと判断された場合には、ステップS13に進む。
ステップS10では、リール始動・停止制御部1602は、オンになったストップスイッチが左ストップスイッチ42Lであるか否かを判断する。この判断の結果、オンになったストップスイッチが左ストップスイッチ42Lであると判断された場合には、ステップS11に進む。一方、ステップS10での判断の結果、オンになったストップスイッチが左ストップスイッチ42Lでないと判断された場合には、ステップS13に進む。
ステップS11では、リール始動・停止制御部1602は、左ストップスイッチ42Lが所定のタイミング、すなわち、ステップS5で選択された停止制御パターンに基づき定まる表示可能な図柄群を、リールの停止制御の範囲内(最短の停止位置から4図柄以内)で表示窓21から表示させることが可能なタイミングでオンしたか否かを判断する。この判断の結果、左ストップスイッチ42Lが所定のタイミングでオンしたと判断された場合には、ステップS12に進む。一方、ステップS11での判断の結果、左ストップスイッチ42Lが所定のタイミングでオンしなかったと判断された場合には、ステップS13に進む。
ステップS12では、リール始動・停止制御部1602は、ステップS5で選択された停止制御パターンに基づいて、左リール31Lの停止制御を行う。
また、ステップS9で役抽選部103による抽選の結果がハズレ1でないと判断された場合、ステップS10でオンになったストップスイッチが左ストップスイッチ42Lでないと判断された場合、あるいはステップS11で左ストップスイッチ42Lが所定のタイミングでオンしなかったと判断された場合、続いて、ステップS13では、リール始動・停止制御部1602は、非当選に応じたリール停止制御を行う。具体的に、リール始動・停止制御部1602は、有効になっている有効ライン上にどの役の図柄の組合せも停止しないように、操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御を行う。
また、ステップS8での判断の結果、役抽選部103による抽選の結果が非当選でない、即ち何らかの役の当選していると判断された場合、続いて、ステップS14では、リール始動・停止制御部1602は、当選役に応じたリール停止制御を行う。具体的に、リール始動・停止制御部1602は、有効になっている有効ライン上に当選した役の図柄の組合せが停止するように、操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御を行う。
ステップS12の処理が終了した後、ステップS13の処理が終了した後、あるいはステップS14の処理が終了した後、続いて、ステップS15では、リール始動・停止制御部1602は、全てのリールが停止したか否かを判断する。この判断の結果、全てのリールは未だ停止していないと判断された場合には、ステップS7に戻る。一方、ステップS15での判断の結果、全てのリールが停止したと判断された場合には、ステップS16に進む。
ステップS16では、入賞判定部107は、有効化された有効ライン上に並んでいる図柄の組合せに基づいて、入賞の有無を判断する。この判断の結果、何も入賞がないと判断された場合には、ステップS1に戻る。一方、ステップS16の判断の結果、何らかの入賞があると判断された場合には、ステップS17に進んで、入賞した役に対応する入賞処理が実行される。その後、ステップS1に戻り、次の遊技に移行する。
このように、図7−1のステップS1〜ステップS7、図7−2のステップS8〜ステップS17までの処理を実行することにより、設定値記憶部110に記憶されている設定値に応じたリールの停止制御が行われる。
なお、本実施形態においては、設定値に応じたリールの停止制御を左リール31Lに対して行う場合の形態について説明を行ったが、左リール31Lに替えて中リール31C、あるいは右リール31Rに対して当該リール停止制御を行うようにする形態でもよい。さらに、当該リール停止制御を複数のリールに対して行うようにする形態でもよい。
また、本実施形態においては、設定値に応じたリールの停止制御を通常の遊技状態において行う場合の形態について説明を行ったが、例えば、特別遊技状態のJACゲーム時のみ等の他の遊技状態で当該リール停止制御を行うようにする形態でもよい。
また、本実施形態においては、役抽選部103による抽選の結果、ハズレ1となったことを契機として設定値に応じたリール制御の実行を可能としているが、例えば、図4に示す抽選テーブル102において非当選領域をハズレ1及びハズレ2と分けずにハズレのみとし、役抽選部103による抽選の結果、ハズレとなった場合に、更に設定値に応じたリール制御の実行を可能とするか否かの抽選を行うようにする形態でもよい。
本発明の実施形態によれば、複数種類の図柄を表示した複数のリール31L、31C及び31Rと、役の抽選処理を行う役抽選部103と、役抽選部103の役の抽選処理に係る多段階の設定を行う設定変更スイッチ83及び設定管理部101と、設定変更スイッチ83及び設定管理部101で設定された設定値に応じて、リールの停止制御を行うリール制御部106とを備えるようにしたので、設定値の示唆を行うのに際して、遊技回数をこなすことなく行うことができる。また、遊技者は、リールの停止図柄や、リールが停止する際の図柄の移動数(スベリ)等から設定値を推測することができるので、新たな遊技性を付与することができる。
また、本発明の実施形態によれば、リール制御部106は、ストップスイッチが所定のタイミングで操作された場合に、当該操作されたストップスイッチに対応するリールに対して設定値に応じた停止制御を行うようにしたので、設定値の示唆における遊技性を向上させることができる。
また、本発明の実施形態によれば、役抽選部103の役の抽選処理に係る多段階の設定に関する設定値を格納する設定値記憶部110と、リールの停止制御パターンを複数格納するリール制御パターンテーブル111とを備え、リール制御部106は、設定値記憶部110に格納されている設定値に応じて、リール制御パターンテーブル111の中から1つの停止制御パターンを選択し、当該選択した停止制御パターンに基づいてリールの停止制御を行うようにしたので、設定値に応じた様々なリールの停止パターンを創出することができる。
本発明の実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段としては、例えば、かかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体や、かかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体が挙げられる。以上、本発明の実施形態について、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのシステム構成を示すブロック図である。 メイン制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 役抽選部で用いる抽選テーブルの一例を示した構成図である。 図3に示したリール制御部における構成例を示した図である。 サブ制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るスロットマシンの動作の一例を示すフローチャートである。 図7−1に引き続き、本実施形態に係るスロットマシンの動作の一例を示すフローチャートである。 制御パターンテーブルに格納されている停止制御パターンの一例を示した図である。 パターン選択部による停止制御パターンの選択の際に用いられる選択テーブルを示した図である。
符号の説明
10:スロットマシン
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
55、70:バス
60:サブ制御基板
61:サブCPU
64:画像制御プロセッサ
65:画像データROM
66:ビデオRAM
67:音源回路
68:アンプ
71:スピーカ
81:セレクタ
82:設定表示部
83:設定値変更スイッチ
91:設定変更有効化スイッチ
92:電源スイッチ
93:ホッパ装置
94:電源装置
101:設定管理部
102:抽選テーブル
103:役抽選部
104:タイミング制御部
105:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
1061:パターン選択部
1062:リール始動・停止制御部
107:入賞判定部
108:遊技状態制御部
109:払出制御部
110:設定値記憶部
111:制御パターンテーブル

Claims (3)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    役の抽選処理を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段の役の抽選処理に係る多段階の設定を行う設定手段と、
    前記設定手段で設定された設定値に応じて、前記リールの停止制御を行うリール制御手段と
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のために遊技者が操作する複数のストップスイッチを更に有し、
    前記リール制御手段は、前記複数のストップスイッチのうち、少なくともいずれか1つのストップスイッチが所定のタイミングで操作された場合、当該操作されたストップスイッチに対応する前記リールに対して前記停止制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記リールの停止制御パターンを複数格納するリール制御パターンテーブルを更に有し、
    前記リール制御手段は、前記設定値に応じて、前記リール制御パターンテーブルの中から1つの停止制御パターンを選択し、当該選択した停止制御パターンに基づいて前記停止制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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