JP4889029B2 - 遊技機 - Google Patents
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本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)31L、31C及び31Rが配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、クレジット数表示部25、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
役抽選部101は、後述のタイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、役別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したとき、即ち特別役に入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで、特別遊技には、例えばBB(ビッグボーナス)ゲーム及びRB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。
タイミング制御部102は、役抽選部101や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部102は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部102の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部103は、役抽選部101によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。なお、後述のように、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオフとなるタイミング)は、特別役とそれ以外の役とで異なっている。即ち、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が終了したことを条件として消去され、特別遊技が入賞していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。
リール制御部106は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部107は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、図柄組合せライン群22のうち、1本〜複数本の有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定すると共に、判定結果の情報(入賞役情報)等をサブ制御基板60に送信する。
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、特別遊技の制御を行う。例えば、特別遊技制御部108は、特別遊技中における役抽選部101の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。特に、入賞判定部107による判定の結果、BBに入賞していた場合には、次遊技から役に入賞した場合に払い出されるメダルの総数が所定の終了枚数に達するまでの間、特別遊技(BBゲーム)の制御を行う。例えば、この特別遊技の制御としては、リール制御部106に特別遊技(BBゲーム)用のリール制御を行わせる。また、特別遊技(BBゲーム)においては、上述のように、役抽選テーブル121とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。
払出制御部110は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせたり、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示を更新したりする。払出制御部110には払出枚数カウンタ111が含まれている。入賞役がBBである場合、払出枚数カウンタ111は、BBゲーム中のメダルの払出枚数をカウントし、その総数を求める。そして、払出制御部110は、総払出枚数が所定の範囲の終了枚数、例えば465枚に達すると、その旨を特別遊技制御部108に知らせ、特別遊技を終了させる。なお、払出枚数カウンタ111により求められたメダルの総払出枚数の情報は、総払出枚数が所定の終了枚数に達し、一連の特別遊技(BBゲーム)が終了した時点で消去され、総払出枚数はリセットされる。
払出タイミング決定部113は、入賞判定部107によって役が入賞したと判定された場合、当該遊技時の役抽選部101の役の抽選結果に応じて、メダルの払い出しタイミングを決定する。本実施形態においては、特別役以外のメダルの払い出しがある役の入賞が入賞判定部107によって判定された場合、払出タイミング決定部113は、その遊技時においてフラグ情報記憶部103に記憶されるフラグを参照する。その結果、特別役(BB又はRB)の当選を表すフラグがフラグ情報記憶部103に記憶されている場合には、通常のメダルの払い出しタイミングとするか、通常のメダルの払い出しとは異なる特定のメダルの払い出しタイミングとするかを抽選により決定する。なお、本実施形態における上記特定の払い出しタイミングは、通常の払い出しタイミングより遅れたメダルの払い出しタイミングであるが、本発明はこれに限られず、通常の払い出しタイミングより早いメダルの払い出しタイミングであってもよいし、通常の払い出しタイミングとは異なるタイミングであれば、その具体的な態様は限定されない。
ホッパ装置制御部112は、払出タイミング決定部113によって決定された払い出しタイミングに、所定の単位数量のメダルを払い出すようホッパ装置93を制御する。この制御により、ホッパ装置93では、払出タイミング決定部113によって決定された払い出しタイミングで、所定の単位数量のメダルの払い出しが行われる。本実施形態における上記所定の単位数量は1枚としているが、本発明においては、任意の枚数を上記所定の単位数量とすることができる。
クレジット数カウンタ114は、入賞判定部107によりメダルの払い出しのある役が入賞したと判定された場合、50枚を上限に貯留されるメダルの枚数をカウントする。
クレジット数表示制御部115は、クレジット数カウンタ114によるカウント値と一致するクレジット数情報をクレジット数表示部25に表示させる。また、クレジット数表示制御部115は、払出タイミング決定部113によって決定された払い出しタイミングで、クレジット数情報を所定の単位枚数(ここでは、1枚)分更新させてクレジット数表示部25に表示させる。
演出パターン選択部201は、スタートスイッチ41が操作されてから3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止するまでの間に行う演出のパターン、3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止した時に何らかの役が入賞していた場合に行う演出のパターン等を選択する。
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット投入枚数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
28:投入枚数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
101:役抽選部
102:タイミング制御部
103:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:特別遊技制御部
110:払出制御部
111:払出枚数カウンタ
112:ホッパ装置制御部
113:払出タイミング決定部
114:クレジット数カウンタ
115:クレジット数表示制御部
121:役抽選テーブル
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
Claims (4)
- 複数の図柄を表示した複数のリールと、
入賞するまで当選した状態が持ち越される所定の役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
前記複数のリールのそれぞれに対応して備えられ、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
前記役抽選手段の抽選結果と、前記ストップスイッチの操作タイミングとに基づいて、前記リールの停止位置を決定するとともに、その決定された位置に前記リールを停止制御するリール停止制御手段と、
前記リールの停止位置に基づいて、役の入賞を判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により役が入賞したと判定された場合、前記役抽選手段の抽選結果に応じて、所定の単位数量の遊技媒体を払い出すタイミングを、当該タイミングがそれぞれ異なる第1の払い出しタイミング及び第2の払い出しタイミングを含む払い出しタイミングの中から決定する払出タイミング決定手段と、
前記役抽選手段の役の抽選結果に応じて、前記払出タイミング決定手段により決定された遊技媒体の払い出しタイミングに対応するタイミングで所定の演出を行う演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、
前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンの演出を制御する演出制御手段と、を有し、
前記払出タイミング決定手段は、前記所定の役とは異なる役に当選して入賞している場合に、前記役の入賞に応じて払い出される前記遊技媒体のうち、最後の遊技媒体の前記払い出しタイミングを前記第1の払い出しタイミング及び前記第2の払い出しタイミングのいずれかに決定し、
前記演出パターン選択手段は、
前記役抽選手段による抽選の結果、前記所定の役に当選して持ち越されている状態で、前記役抽選手段により前記所定の役とは異なる役が当選して入賞している場合は、前記払出タイミング決定手段により決定された払い出しタイミングと一致するタイミングで前記所定の演出を行う演出パターンを選択し、
前記所定の役に当選していない状態で、前記役抽選手段により前記所定の役とは異なる役が当選して入賞している場合は、前記払出タイミング決定手段により決定された払い出しタイミングと異なるタイミングで前記所定の演出を行う演出パターンを選択することを特徴とする遊技機。 - 前記払出タイミング決定手段は、前記所定の単位数量の遊技媒体の払い出しタイミングを、前記第1の払い出しタイミングとするか、又は、前記第2の払い出しタイミングとするかを抽選により決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段と、
前記払出制御手段の制御に基づいて、遊技媒体の払い出し処理を行う遊技媒体払出手段と、を更に有し、
前記払出制御手段は、前記払出タイミング決定手段により決定されたタイミングで前記所定の単位数量の遊技媒体を払い出すように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 貯留された遊技媒体の数をカウントするクレジット数カウント手段と、
前記クレジット数カウント手段によるカウント値を示すクレジット数情報をクレジット数表示部に表示させるクレジット数表示制御手段と、を更に有し、
前記クレジット数表示制御手段は、前記払出タイミング決定手段により決定されたタイミングでクレジット数情報を前記所定の単位数量分更新させて前記クレジット数表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遊技機。
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