JP5263758B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)31L、31C及び31Rが配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。また、演出用ランプ72は、バス70を介してサブCPU61に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。また、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rの夫々に対応して所定の位置にセンサが設置されており、これらのセンサはリールの基準位置の通過を検知する。基準位置の通過が検知されると、センサから検知信号が出力され、リール基板11を介してメインCPU51に入力される。また、ステッピングモータのステップ数もリール基板11を介してメインCPU51に対して入力される。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、クレジット数表示部25、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ42L、中ストップスイッチ42C、右ストップスイッチ42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
役抽選部101は、後述の遊技進行制御部102によるタイミング制御に応じて、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者にとって有利な特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、役別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したとき、即ち特別役に入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで、特別遊技には、例えばBB(ビッグボーナス)ゲーム及びRB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。
遊技進行制御部102は、役抽選部101や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、遊技進行制御部102は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、遊技進行制御部102の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部103は、役抽選部101によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。なお、後述のように、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオフとなるタイミング)は、当選役の種類に応じて異なっている。例えば、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が開始したことを条件として消去され、特別遊技が開始していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。
リール制御部106は、遊技進行制御部102によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部107は、遊技進行制御部102による制御に応じて、図柄組合せライン群22のうち、1本〜複数本の有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定すると共に、判定結果の情報(入賞役情報)等をサブ制御基板60に送信する。
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、特別遊技の制御を行う。例えば、特別遊技制御部108は、特別遊技中における役抽選部101の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。特に、入賞判定部107による判定の結果、BBに入賞していた場合には、次遊技から役に入賞した場合に払い出されるメダルの総数が所定の終了枚数に達するまでの間、特別遊技(BBゲーム)の制御を行う。例えば、この特別遊技の制御としては、リール制御部106に特別遊技(BBゲーム)用のリール制御を行わせる。また、特別遊技(BBゲーム)においては、上述のように、役抽選テーブル121とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。
払出制御部110は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせたり、クレジット数表示部25におけるクレジット数情報の表示を更新したりする。払出制御部110には払出枚数カウンタ111が含まれている。入賞役がBBである場合、払出枚数カウンタ111は、BBゲーム中のメダルの払出枚数をカウントし、その総数を求める。そして、払出制御部110は、総払出枚数が所定の範囲の終了枚数、例えば465枚に達すると、その旨を特別遊技制御部108に知らせ、特別遊技を終了させる。なお、払出枚数カウンタ111により求められたメダルの総払出枚数の情報は、総払出枚数が所定の終了枚数に達し、一連の特別遊技(BBゲーム)が終了した時点で消去され、総払出枚数はリセットされる。
クレジット数カウント部112は、スロットマシン10に貯留されているメダルの枚数をカウントし、保持する。即ち、クレジット数カウント部112は次のようにして貯留されているメダルの枚数をカウントする。メダル投入口23からメダルが投入された場合には、投入されたメダル枚数から図柄組合せラインが有効化された分のメダル枚数を差し引いた分、カウント値を加算する。また、入賞した役がメダルの払い出しがある役である場合、払い出されるメダル枚数分、カウント値を加算する。メダル払出ボタン44が操作され、メダルの払い出しが行われた場合には、払い出されたメダル枚数分、カウント値を減算する。また、ベットスイッチ群42が操作されることにより、メダルが投入された場合には、当該操作によって投入されたメダル枚数分、カウント値を減算する。クレジット数カウント部112によってカウントされているカウント値は、クレジット数カウント部112を構成するRAM63の一部記憶領域において記憶され、ここで記憶されたカウント値がクレジット数表示部25において逐次表示される。
演出制御部202は、当該遊技時の遊技状態情報及び当選役情報等に対応するコマンドを発生するとともに、後述する演出パターン選択部201がコマンドに応じて選択した演出パターンに基づく演出制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを生成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。更に演出制御部202は、当該遊技時に応じた演出用ランプ72の点灯を制御する。特に、演出制御部202は、特別遊技制御部108によって特別遊技の制御が行われている期間内に、所定回数の演出によって構成される一連の演出ゲームを制御する。
演出パターン選択部201は、演出制御部202が発生したコマンドに対応する演出パターンを選択する。
第1の判定部204は、停電等の原因により、演出制御部202の制御処理が中断した場合、再び電源が投入され、演出表示装置40における画像表示が復帰するとき、その時点における特別遊技の残りの遊技数又は特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数を判定する。制御されている特別遊技がRBゲームである場合には、RBゲームである特別遊技の残りの遊技数が判定され、制御されている特別遊技がBBゲームである場合には、BBゲームである特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数が判定される。
演出間隔決定部203は、演出制御部202の処理が中断するまでに未だ制御していない一連の演出ゲームにおける残りの演出の制御間隔を決定する。その際に、第1の判定部204によって判定された特別遊技の残りの遊技数又は特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数に応じて上記残りの演出の制御間隔を決定する。即ち、演出間隔決定部203は、特別遊技の残りの遊技内で残りの演出が全て制御されるように演出の制御間隔を決定したり、特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数が払い出されるまでに残りの演出が全て制御されるように演出の制御間隔を決定する。
第2の判定部205は、特別遊技の残りの遊技数又は特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数が上記残りの演出を制御する際に不足しているか否かを判定する。ここで、特別遊技の残りの遊技数又は特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数が上記残りの演出を制御する際に不足していると判定された場合、演出間隔決定部203は、上記残りの演出の間隔を所定の間隔又は任意の間隔で決定する。残りの演出の間隔を所定の間隔で行うとは、例えば予め定められた遊技数の間隔で残りの演出を行うことや、予め定められた枚数のメダルの払い出しがある毎に残りの演出を行うことである。また、残りの演出の間隔を任意の間隔で行うとは、例えばランダムな遊技数の間隔で残りの演出を行うことや、払い出し枚数をランダムに設定し、設定された枚数のメダルの払い出しが毎に残りの演出を行うことである。
特典付与部206は、第2の判定部205により、特別遊技の残りの遊技数又は特別遊技の残りのメダルの払い出し枚数が上記残りの演出を制御する際に不足していると判定されたが、遊技者が例えば特別遊技中における当選役に入賞させず、特別遊技の残りの遊技数又は特別遊技の残りの遊技媒体の払い出し数の消化を引き延ばし、残りの演出を全て制御することができた場合、遊技者に対して特典を付与する。遊技者に付与する特典としては、スロットマシンの設定(例えば、設定1〜設定6)に対応する演出画像を演出表示装置40上に表示させること等が考えられる。
きには、特別役のフラグを次遊技に持ち越すこととする(ステップS22、S24)。つ
まり、フラグ情報記憶部103の記憶状態が保持される。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払出数表示部
28:投入枚数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
73:メダル払出口
101:役抽選部
102:遊技進行制御部
103:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:特別遊技制御部
110:払出制御部
111:払出枚数カウンタ
112:クレジット数カウント部
121:役抽選テーブル
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
203:演出間隔決定部
204:第1の判定部
205:第2の判定部
206:特典付与部
Claims (4)
- 複数の図柄を表示した複数のリールと、
役の抽選を行う役抽選手段と、
前記複数のリールの回転を制御するとともに、前記役の抽選手段の抽選結果に基づいて、前記複数のリールの停止位置を決定し、その決定された位置に前記複数のリールを停止制御するリール停止制御手段と、
前記複数のリールの回転が停止した状態時における有効ライン上の図柄の組合せに基づいて入賞した役を判定する入賞役判定手段と、
前記入賞役判定手段により、所定の図柄の組合せが前記有効ライン上に停止表示されることにより開始され、所定の終了条件を満たすまで制御される特別遊技に移行するための特別役に入賞したと判定された場合、前記特別遊技を制御する特別遊技制御手段と、
前記特別遊技制御手段による前記特別遊技の制御期間内に、所定回数の演出によって構成される一連の演出を演出表示装置上で表示させて制御する演出制御手段と、
前記演出制御手段の処理が中断した場合、前記演出表示装置における画像表示が復帰する時点における、前記特別遊技の残りの遊技数又は前記特別遊技の残りの遊技媒体の払い出し数を判定する第1の判定手段と、
前記演出制御手段の処理が中断するまでに未だ制御していない前記一連の演出における残りの演出の間隔を、前記第1の判定手段による判定結果に応じて決定する演出間隔決定手段とを有し、
前記演出制御手段は、前記演出制御手段の処理が中断する前は前記特別遊技の遊技数又は前記特別遊技の遊技媒体の払い出し数に応じた間隔で前記一連の演出を制御し、前記演出制御手段の処理が中断した場合、前記演出間隔決定手段により決定された間隔で前記残りの演出を制御することを特徴とする遊技機。 - 前記演出間隔決定手段は、前記特別遊技の残りの遊技数内に又は前記特別遊技の残りの遊技媒体の払い出し数が払い出されるまでに、前記残りの演出が全て制御されるように前記残りの演出の間隔を決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記特別遊技の残りの遊技数又は前記特別遊技の残りの遊技媒体の払い出し数が前記残りの演出を制御する際に不足しているか否かを判定する第2の判定手段を更に有し、
前記演出間隔決定手段は、前記第2の判定手段により前記特別遊技の残りの遊技数又は前記特別遊技の残りの遊技媒体の払い出し数が前記残りの演出を制御する際に不足していると判定された場合、前記残りの演出の間隔を所定の間隔又は任意の間隔に決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記第2の判定手段により前記特別遊技の残りの遊技数又は前記特別遊技の残りの遊技媒体の払い出し数が前記残りの演出を制御する際に不足していると判定された後、遊技者の操作に応じて前記残りの演出が全て制御された場合、遊技者に対して特典を付与する特典付与手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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