JP2005131112A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スロットマシンのメイン制御基板50には、遊技者が空回しの意思を伝達する際に操作する空回しスイッチ44が操作された場合や、リール群31が回転し始めてからの経過時間が所定時間に達したことを計時部111が検知した場合に空回し時の演出を制御する空回し制御部112が設けられている。空回し時の演出としては、リールを用いた種々の演出が行われる。例えば、見映えのする図柄の組み合わせが表示されるようにリールを停止させて、所謂リーチ目の演出を行うリール制御や、全てのリールが回転中であれば、特別役を入賞させるための図柄の組み合わせが横一列に並んだ状態で通常時よりも遅い速度でリールを回転させるリール制御が行われる。
【選択図】 図3
Description
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)が配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、空回しスイッチ44、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
役抽選部101は、後述のタイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、役(特別役、特定役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、特別役の図柄の組み合わせが有効ラインに停止したとき、即ち特別役が入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで、特別遊技には、例えばBB(ビックボーナス)ゲーム及びRB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。これらの特別遊技では、いずれも、上限遊技回数が予め定められている。したがって、遊技者は、特別遊技の上限遊技回数を最大限に利用して、当選役をできるだけ多く入賞させることにより、より多くのメダル獲得を目指すこととなる。
タイミング制御部102は、役抽選部101や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部102は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。また、タイミング制御部102は、空回しスイッチ44が操作されたことを条件として、空回し制御部112に空回し時の制御を開始させる。なお、タイミング制御部102の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部103は、役抽選部101によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。なお、後述のように、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオフとなるタイミング)は、特別役とそれ以外の役とで異なっている。即ち、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が終了したことを条件として消去され、特別遊技が終了していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。
リール制御部106は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部107は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインのいずれかに役の図柄の組み合わせが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判別部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部107が図柄の組み合わせを判定するのではなく、リール制御部106によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組み合わせを判別するようにしてもよい。
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定回数の遊技の間、特別遊技の制御を行う。例えば、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。また、特別遊技においては、上述のように、役抽選テーブル121とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。
払出制御部110は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
計時部(タイマ)111は、リール制御部106が、タイミング制御部102の制御に基づいてリール31L、31C及び31Rを回転させると計時を開始し、3個のストップスイッチ42L、42C及び42Rが全て操作されるか、又は計時開始から所定時間、例えば30秒間経過するまで計時を継続する。そして、計時開始から上記の所定時間を経過するまでに、ストップスイッチ42L、42C又は42Rのいずれかが操作されていない場合には、空回し制御部112に、所定時間が経過した旨を知らせる。
空回し制御部(操作意思判定手段)112は、計時部111から所定時間が経過した旨を知らせられるか、又は空回しスイッチ44が操作された旨をタイミング制御部102から知らせられると、演出手段の一部として、ROM52から空回し時演出内容を読み出して空回し時の演出の制御を開始する。この制御では、例えば、空回し時の演出として、リール制御部106に空回し時のリール制御を行わせる。また、空回し時の制御の内容は、例えば、ROM52に記憶されている内部中リール制御抽選テーブル122又は通常遊技中リール制御抽選テーブル123を用いた抽選により決定され、その内容自体(空回し時演出内容)も、例えばROM52に記憶されている。特別役のフラグが立っているときに実行可能なリールを用いた複数種類の演出内容がROM52に記憶されており、これらの種類に応じて割り当てられた領域が各演出内容の当選領域として内部中リール制御抽選テーブル122に設定されている。同様に、特別役のフラグが立っていないときに実行可能なリールを用いた複数種類の演出内容もROM52に記憶されており、これらの種類に応じて割り当てられた領域が各演出内容の当選領域として通常遊技中リール制御抽選テーブル123に設定されている。
演出パターン選択部201は、スタートスイッチ41が操作されてから3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止するまでの間に行う演出のパターン(通常時演出内容)や、3個目のストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止した時に、何らかの役に入賞していた場合に行う演出のパターンを当該入賞役の種類等に応じて選択する。なお、通常時演出内容等の演出のパターンは、例えばROM62に記憶されている。
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択されたパターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット投入枚数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
28:投入枚数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
44;空回しスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
101:役抽選部
102:タイミング制御部
103:フラグ情報記憶部
104:特別役入賞可能回数記憶部
105:加算部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:特別遊技制御部
110:払出制御部
111:計時部
112:空回し制御部
121:役抽選テーブル
122:内部中リール制御抽選テーブル
123:通常遊技中リール制御抽選テーブル
Claims (8)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
前記複数のリールの各々に対応して設けられ、前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作する複数の停止操作スイッチと、
遊技者に対して行う演出の内容を少なくとも2種類記憶した演出内容記憶手段と、
所定の条件が満たされた時に、遊技者が前記複数の停止操作スイッチの少なくとも1個を自ら操作しようとはしていないと判定する操作意思判定手段と、
前記複数のリールが回転を開始してから前記複数のリールの全ての回転が停止するまでの間、前記操作意思判定手段による判定結果に基づいて、前記演出内容記憶手段から演出内容を選択すると共に、読み出して演出を行う演出手段と、
を有することを特徴とする遊技機。 - 前記操作意思判定手段は、前記複数のリールが回転を開始してからの経過時間を計測するタイマを有し、前記経過時間が所定値に達したことを条件として、遊技者が前記複数の停止操作スイッチの少なくとも1個を自ら操作しようとはしていないと判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記操作意思判定手段は、遊技者が前記複数のリールのうちで回転中のリールに対応する停止操作スイッチを操作しないという意思を表明するときに操作する空回しスイッチを有し、前記空回しスイッチが操作されたことを条件として、遊技者が前記複数の停止操作スイッチの少なくとも1個を自ら操作しようとはしていないと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記演出内容記憶手段は、少なくとも、
前記操作意思判定手段によって遊技者が前記複数の停止操作スイッチの少なくとも1個を自ら操作しようとはしていないと判定されるまでの間に用いられる通常時演出内容と、
前記操作意思判定手段によって遊技者が前記複数の停止操作スイッチの少なくとも1個を自ら操作しようとはしていないと判定された後に用いられる空回し時演出内容と、
を記憶していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。 - 前記空回し時演出内容には、特定の図柄の組み合わせを遊技者に視認させるように、前記複数のリールを停止させることが含まれていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記特定の図柄の組み合わせは、役の抽選結果に基づくものであることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
- 前記空回し時演出内容には、前記複数のリールを不規則な順番で停止させることが含まれていることを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
- 前記操作意思判定手段は、前記複数のリールが回転を開始してから前記複数の停止操作スイッチの全てが操作されるまでの間、前記所定の条件が満たされているか否かの監視を繰り返し行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遊技機。
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- 2003-10-30 JP JP2003370806A patent/JP2005131112A/ja active Pending
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