JP4086453B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技領域における遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令に基づいて変動表示装置の表示制御を行う表示制御手段とを備え、変動表示装置に形成された複数の変動表示領域の識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出したときに特典を付与可能な遊技機に関し、特に停電時における制御情報を保持(バックアップ)できる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技盤に形成された遊技領域における遊技の進行を制御する遊技制御手段と遊技盤に設けられた液晶ディスプレイのような画像表示装置(変動表示装置)の表示制御を行う表示制御手段とを備えた遊技機において、従来から知られている制御方式として、遊技領域における遊技の進行を管理制御する遊技制御装置(遊技制御手段)から画像表示装置の表示制御を行う表示制御装置(表示制御手段)へ指示を与えることで、画像表示装置上に形成される複数の変動表示領域に識別情報を変動表示するパチンコ遊技機がある。
【0003】
より詳しく説明すると、遊技制御装置が遊技領域に設けられている特図始動口への遊技球の入賞を検出すると特典(即ち、大当りや、大当たり後に発生する確率変動状態や大当たり後に発生する普図短縮状態等の遊技価値)を付与するか否かを決定する乱数(いわゆる大当たりの決定用乱数)を抽出記憶し、判定時に、記憶した乱数値を取得して予め設定された判定値と比較判定し、その判定結果に基づいて表示制御装置へ制御指令を送信することで、画像表示装置に識別情報を変動表示させ所定時間後に識別情報を停止して、この停止された識別情報の組み合わせが所定の組み合わせの場合に、遊技者に遊技価値を付与するいわゆる大当たり遊技制御を行うようにしている。
【0004】
具体的には、画像表示装置に形成される複数の変動表示領域に識別情報が変動表示され、例えば、その識別情報の停止が順に行われる場合には、所定の一つの変動表示領域の識別情報のみが変動表示中で、他の全ての変動表示領域の識別情報が停止している状態で、停止表示されている識別情報が、上記した所定の識別情報の組み合わせのうち現在変動中のものに対応する識別情報を除いた識別情報と一致しているいわゆる「リーチ状態」と呼ばれる状態が発生する。
【0005】
そして、このリーチ状態においては、最後の一つの識別情報が停止した結果、すべての表示識別情報が上記の所定の識別情報の組み合わせと一致した場合にはパチンコ遊技機は遊技価値を付与可能ないわゆる「当たり状態」となるようにされ、所定の識別情報の組み合わせ以外で停止した場合にはいわゆる「ハズレ状態」となるように制御される。
【0006】
ところで、上記のような遊技機において、遊技制御手段は、遊技制御情報を揮発性の記憶手段(RAM等)に格納し、その制御情報を演算装置(CPU等)により順次読み出すことによって各種制御が実行されている。
【0007】
ところが、停電等の原因によって電源が遮断されると遊技制御情報が消去されてしまい、電源が再投入された際に電源遮断前の遊技状態に復帰できないという不都合を生じてしまう。
【0008】
より具体的には、例えば遊技機に供給される電源(遊技機の外部の例えば、島設備からAC24Vで供給される)が停電等により遮断(例えば、停電)した際には、遊技制御装置あるいは排出制御装置に記憶された賞球数情報(例えば、7個、13個といった賞球データ)が電源の消滅により消去されてしまい、停電復旧後において正常な賞球数を払い出すことができなくなり、本来払い出されるべき数より少なくなったり、あるいは過剰に払い出されるなどの事態を生じ、遊技者あるいは遊技店の何れかに損害を与えるという問題を生じてしまう。そこで、電源遮断状態において、遊技制御手段の記憶手段の遊技制御情報を保持するバックアップ手段を設けた遊技機が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技制御手段にバックアップ手段を設けたことにより、電源復旧後に遊技制御情報をバックアップされた記憶手段から読み出して電源遮断時の条件で遊技を再開可能ではあるが、遊技制御手段の制御下にある表示制御手段においては電源遮断時における表示制御情報がバックアップされていないため、電源遮断時の変動表示ゲームを再開できないという問題が依然として残ることが判った。
【0010】
即ち、遊技機において遊技制御手段は、表示制御手段に表示制御信号を送出し、その後の表示制御は表示制御手段が全て司るように構成されているため、電源が遮断された際に遊技制御手段における遊技制御情報が保持されたとしても、その際に変動表示されていた表示内容に関わる表示制御手段の表示制御情報はバックアップされずに消滅してしまい、電源復旧後に電源遮断時の変動表示内容を再現できないという不都合を生じる。
【0011】
より具体的には、変動表示装置において、大当りや、大当たり後に発生する確率変動状態で変動表示ゲームが行われている最中に、停電が発生した場合には、この変動表示ゲームの内容や進行状況に関するデータが格納されている変動表示装置の揮発性の記憶手段はバックアップされていないためそのデータは消滅してしまい、停電復旧後においても電源遮断時に行われていた変動表示ゲームを再開することはできなかった。したがって、停電復旧時においては、正規の変動表示ゲームに代わる代替表示を行わざるを得ず、遊技者は変動表示ゲームの進行状況を正確に把握できないため、利益獲得の機会を失うなどの不利益を被る虞があった。
【0012】
そこで、表示制御手段の表示制御情報を停電発生時にバックアップさせることを考えた。
【0013】
しかしながら、単に停電発生時にバックアップした表示制御情報を停電復旧時に読み出して表示制御を再開した場合には、遊技制御手段と表示制御手段との制御タイミングにずれを生じてしまう不都合があることが判った。特に、表示制御手段が遊技制御手段からの指令を取りこぼすことがないように、停電発生時の停電処理において遊技制御手段→表示制御手段の順で制御を停止させ、停電復旧時の復帰処理において表示制御手段→遊技制御手段の順で復帰させるようにした場合には、その制御タイミングのズレが顕著となる。
【0014】
即ち、図16に示すように、所定時間T0の変動表示の途中で停電が発生すると、(T11+T12)=(T21+T22)=T0であるため、停電処理において遊技制御装置の制御が停止されてから表示制御装置が立ち下がるまでの時間△t1と、復帰処理において表示制御装置が制御を再開してから遊技制御装置が立ち上がるまでの時間△t2の合計△t1+△t2の分だけ停電復帰後の表示制御装置の制御内容が遊技制御装置の制御内容より先行してしまう。つまり、変動表示ゲーム中に停電が発生した場合には、表示制御装置では遊技制御装置の制御内容よりも△t1+△t2だけ早く変動表示が終わってしまい、遊技者が違和感を感じたり、表示内容と遊技制御内容に齟齬を生じ、停電復旧後の遊技の進行に不具合を起こす虞があった。
【0015】
本発明は上述のような問題点に鑑みなされたもので、電源復旧時における遊技制御手段と表示制御手段の制御タイミングのズレを解消したり、遊技者の違和感を緩和することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、遊技領域における遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令に基づいて複数の変動表示領域にて識別情報を変動表示する変動表示装置の表示制御を行う表示制御手段とを備え、前記識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出したときに特典を付与可能に構成され、前記遊技制御手段は、電源遮断時において遊技制御情報を記憶保持する遊技制御情報記憶保持手段を備え、前記表示制御手段は、電源遮断時において表示制御情報を記憶保持する表示制御情報記憶保持手段を備えた遊技機であって、前記表示制御手段は、前記識別情報の変動表示中に電源遮断が発生し、中断していた変動表示を電源復旧後に再開する際に、前記遊技制御手段と前記表示制御手段の制御タイミングのずれを解消する制御タイミング調整手段を備え、前記制御タイミング調整手段は、前記表示制御手段において、電源復旧時から、前記遊技制御手段により所定の復帰指令を受信するまでの間、前記中断した変動表示に替わる代替表示を行うようにしたものである。
【0021】
これにより、例えば停電発生時の停電処理において遊技制御装置の制御が停止されてから表示制御装置が立ち下がるまでの時間△t1と、停電復旧時の復帰処理において表示制御装置が制御を再開してから遊技制御装置が立ち上がるまでの時間△t2の合計△t1+△t2の分を制御タイミング調整手段で補償することにより遊技制御手段と表示制御手段の制御タイミングを整合させることができる。したがって、停電復旧後の表示内容と遊技制御内容を一致させることができ、遊技者が違和感を感じたり、遊技の進行が滞る等の不具合を回避することができる。
【0025】
なお、前記代替表示は、前記中断した変動表示に用いられていた識別情報を一時的に停止させる仮停止態様表示または識別情報を高速に変動表示させる表示とすることができる。
ここで、仮停止態様表示とは、識別情報をその停止位置あるいはその近傍位置において、超低速変動、揺れ動作、回転動作、伸縮動作、色変化、点滅、形状変化等の微動状態で停止表示態様を異ならせて区分した場合や、遊技者が停止態様の確定を認識しない程度の時間の停止態様表示で再度変動表示を行う可能性のある表示状態をいう。これにより、識別情報の変動時間の長短に関わらず遊技者の違和感を軽減することができる。また、仮の停止状態であるから、遊技者は未だに変動表示中であり、図柄が確定していない状態を感得することができる。なお、仮停止する識別情報は、当該変動表示の停止図柄(停止図柄情報は例えば変動表示コマンドの補助指令である図柄指定コマンドによる)であることが望ましい。また、適当な図柄(例えば、リーチはずれ態様の図柄や大当り態様の図柄)を表示して停止コマンド受信時に停止図柄と切り替えるようにしてもよい。
また、代替表示として、識別情報をスクロールさせる変動表示を行うようにしてもよい。これにより、遊技者は変動表示ゲームが継続されているように感じるため違和感を緩和することができる。なお、識別情報をスクロールさせる変動表示とは、一つの変動態様で継続する変動表示であり、一般的な縦スクロール表示などがある。この際のスクロール速度は、遊技者が識別情報(図柄)を認識できない程度とすることにより停電発生時と復旧時における変動表示内容の違いによる誤解等を緩和することができる。なお、スクロールさせる変動表示に代えて、識別情報を回転させる回転表示や、複数の識別情報を切り替えて表示する変動表示とすることも考えられる。
【0026】
また、前記表示制御手段は、前記代替表示を行う際に、通常表示に替わる代替表示である旨を表示するようにしてもよい。これにより、停電復旧時における代替表示で遊技者が戸惑ったり、遊技内容に誤解を生じる虞を解消することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
図1は、本発明を適用して好適な遊技機の一例としてのパチンコ機の遊技盤の構成例を示すもので、この実施例ではいわゆる「第1種」に属するタイプのパチンコ機の遊技盤を示す。
【0031】
図1において、符号Yは遊技機本体、Cは遊技機本体Yに隣接して配設される玉貸用のカードユニットである。
【0032】
遊技機本体Yにおいて、符号100で示されているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面に、下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊技(大当たり遊技)における演出表示を行なう特別図柄表示器102、普通電動役物からなり上記変動表示ゲームの起動条件を与える特図始動入賞口103、上記普通電動役物の始動条件を与える普図始動ゲート104,105、アタッカーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入賞口107,108,109,110,111、特図始動入賞口への入賞球数を所定数(例えば最大4個)まで記憶する特図始動入賞記憶表示器121、可変表示を利用した補助遊技を行なう普通図柄表示器122、普図始動ゲートへの遊技球の通過数を所定数(例えば最大4個)まで記憶する普図始動記憶表示器123、遊技の演出効果を高める装飾ランプ124,125、打球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
【0033】
特に限定されるわけでないが、この実施例では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜111のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出するためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる入賞センサが設けられている。すなわち、特図始動入賞口103の内部には特図始動センサが配置され、変動入賞装置106の内部にはカウントセンサと継続入賞センサ、一般入賞口107〜111の内部には入賞センサがそれぞれ配置されている。そして、遊技球がこれらの入賞口に入賞すると、入賞センサから入賞球検出信号が後述の遊技制御装置(主基板)210へ送られ、遊技制御装置210から排出制御装置(払出制御基板)220へ賞球数データが送信されるようになっている。
【0034】
ここで、上記普図始動ゲート104,105への通過球が検出されると普通図柄表示器122が所定時間可変表示動作されるとともに、その間にさらに普図始動ゲート104,105への通過球が発生するとその球数が記憶され、その記憶数に応じて普図始動入賞記憶表示器123が点灯される。そして、普通図柄表示器122の可変表示が停止したときにその表示内容が所定の態様になると上記普通電動役物からなる特図始動入賞口103が開成される。
【0035】
この開成された特図始動入賞口103あるいは閉成状態の特図始動入賞口103に遊技球が入賞すると特定図柄表示器102が所定時間変動表示動作されるとともに、その間にさらに特図始動入賞口103への入賞球が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。
【0036】
そして、特別始動入賞口103への入賞に関連して抽出された乱数値の判定を行なった後に、当該判定結果に対応した停止図柄を導出すべく、特別図柄表示器102における変動表示を開始し所定時間経た後に前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了する。次いで、上記変動表示の終了を契機に、当該変動表示に係わった前記判定結果が当たりの場合は、上記変動入賞装置106が所定時間又は所定入賞球数に達するまで開成される。
【0037】
さらに、上記変動入賞装置106内には一般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入賞領域に遊技球が入賞したことを条件として上記変動入賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0038】
遊技盤100における上記のような遊技の進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生成は、上記遊技制御装置210が一連のプログラムを実行することによって行なわれる。
【0039】
遊技盤100が取り付けられる遊技枠200の上方には遊技枠200の開閉状態等を示す遊技枠状態表示LED301、遊技枠300を装飾する遊技枠装飾LED302と遊技枠装飾ランプ303が設けられている。これらのLEDやランプの点灯は後述のランプ制御基板240の制御によって行われる。遊技枠300の下方には、遊技球を受ける上受け皿400と下受け皿401が配設され、下受け皿401に隣接して遊技球の発射操作を行うハンドル402、灰皿403が配設されている。
【0040】
カードユニットCには、プリペイドカードを投入するためのカード投入口500が設けられており、プリペイドカードが投入されると所定数の貸球が遊技機本体Yに供給されるようになっている。
【0041】
図2は、遊技機の制御系の構成の概略を示すブロック図である。
【0042】
図2において符号600は電源基板であり、外部から供給されるAC24Vの電源から所要の電源を生成する。
【0043】
より具体的には、電源基板600は、バックアップ電源(DC5VBB)を生成するバックアップ回路601と、その他の電源(DC5V,DC12V,DC32V)を生成する電源回路602と、停電を検出した際に停電検出信号およびリセット信号を出力する停電検出回路603およびヒューズ,電源スイッチ等から構成されている。
【0044】
電源基板600には、信号線や電源線等の配線を介して遊技制御装置210,排出制御装置220,表示制御基板230,ランプ制御基板240,音声制御基板250,発射制御基板260からなる基板群と、盤用外部接続端子盤700,枠用外部接続端子盤701,カードユニット接続基板702等が接続されている。
【0045】
遊技制御装置210は、演算装置としてのCPU211,遊技制御情報を格納する揮発性記憶手段としてRAM212,試射試験信号端子213等を備え、電源基板600からDC5V,DC12V,DC32Vの各電圧の電源およびRAM212のバックアップ電源(DC5VBB)と、停電検出信号およびリセット信号が供給されるように構成されている。なお、RAM212に格納される遊技制御情報としては、CPUのレジスタデータ(汎用レジスタ、アキュムレータ、フラグレジスタ、スタックポインタ、プログラムカウンタ等)や割込み情報などがある。
【0046】
遊技制御装置210の出力側には、普通図柄LED122,大入賞口ソレノイド等のソレノイド群SOL1が接続され、入力側には第1種始動口スイッチ等のスイッチ群SW1とオーバーフロースイッチ等のスイッチ群SW2が接続されている。また、遊技制御装置210には、賞球パラレル通信を行う排出制御装置220と、表示パラレル通信を行う表示制御基板230と、ランプパラレル通信を行うランプ制御基板240と、音声パラレル通信を行う音声制御基板250と、盤用外部情報を伝達する盤用外部接続端子盤700とが信号線を介して接続されている。
【0047】
排出制御装置220は、演算装置としてのCPU221,制御情報を格納する揮発性記憶手段としてRAM222を備え、電源基板600からDC5V,DC12V,DC32Vの各電圧の電源およびRAM222のバックアップ電源(DC5VBB)と、停電検出信号およびリセット信号が供給されるように構成されている。排出制御装置220の出力側には、経路切り替えソレノイド等のソレノイド群SOL2と、払出モータM1が接続され、入力側には賞球検出スイッチ等のスイッチ群SW3が接続されている。
【0048】
また、排出制御装置220には、発射停止信号を伝達する発射制御基板260と、枠用外部情報を伝達する枠用外部接続端子盤701と、カードユニット通信を行うカードユニット接続基板702とが信号線を介して接続されている。なお、カードユニット接続基板702には、カードユニット制御信号の送受信を行うカードユニットCと、操作パネル信号の送受信を行う操作パネル基板703が信号線を介して接続されている。
【0049】
表示制御基板230は、演算装置としてのCPU231,表示制御情報を格納する揮発性記憶手段としてRAM232および試射試験信号端子233等を備え、電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧の電源およびRAM232のバックアップ電源(DC5VBB)と、停電検出信号およびリセット信号が供給されるように構成されている。即ち、電源基板600の停電検出回路603が停電を検出した場合には、表示制御基板230に停電検出信号が送出され、停電発生時におけるRAM232に格納されている表示制御情報は、バックアップ電源(DC5VBB)により保持される。
【0050】
なお、RAM232に格納される表示制御情報としては、受信コマンドの履歴データ、CPUのレジスタデータ(汎用レジスタ、アキュムレータ、フラグレジスタ、スタックポインタ、プログラムカウンタ等)や割込み情報などがある。
【0051】
停電復旧時においては、CPU231はRAM232から停電発生時に格納され保持されている表示制御情報を読み出すことにより停電発生時の条件で表示を再開することができる。また、遊技制御装置210において、何らかの原因により停電発生時にRAM212の遊技制御情報が正常に保持されなかった場合には、遊技機全体の制御の不整合を回避するために、表示制御基板230のRAM232の記憶領域を初期化を指示するリセットコマンドが送られる。なお、表示制御装置230の出力側には、表示装置102としてのLCDモジュールユニット800が接続されている。
【0052】
ランプ制御基板240は、演算装置としてのCPU241等を備え、電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧の電源およびリセット信号が供給されるように構成されている。ランプ制御基板240の出力側には遊技枠状態表示LED301等や遊技枠装飾ランプ303等が接続されている。
【0053】
音声制御基板250は、演算装置としてのCPU251等を備え、電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧の電源およびリセット信号が供給されるように構成されている。音声制御基板250の出力側にはスピーカSPが接続されている。
【0054】
発射制御基板260には、電源基板600からDC5V,DC32Vの各電圧の電源およびリセット信号が供給されるように構成されており、出力側には発射モータM2が接続され、入力側にはタッチセンサ900と発射停止スイッチ901が接続されている。
【0055】
以上が遊技機の制御系の全体構成である。次に、図3を参照して、表示制御装置(表示制御基板)230の構成の一例を説明する。図3は、表示制御装置230の構成の概略を示すブロック図である。
【0056】
表示制御装置230は、演算装置としてCPU231と画像処理を司るVDP(Video Display Processor)233とを備えている。CPU231とVDP233には発振器234から26.250MHzのクロック信号が2分周されて供給されるようになっている。VDP233にはCGデータを格納したCGROM1000とCGRAM1001がバスを介して接続されている。
【0057】
また、VDP233の映像信号出力部にはRGB信号を受けてデジタル・アナログ変換を行うD/Aコンバータ回路1002と液晶用信号変換を行う液晶インターフェース回路1003が接続されている。液晶インターフェース回路1003には表示装置102を構成するLCDモジュールユニット800が接続され、VDP233から送られる同期信号(SYNC)に基づいて所望の表示が行われる。
【0058】
なお、LCDモジュールユニット800には液晶表示用のバックライトユニット801が設けられ、このバックライトユニット801には表示制御装置230からDC12Vの電源が供給されるようになっている。
【0059】
CPU231の入力ポート231aには、チャタリングを除去するために時定数1μsのフィルタ1100と入力バッファ1101とを介して遊技制御装置210からの信号が入力されている。入力バッファ1101は、信号の流れを遊技制御装置210側から表示制御装置230の一方向に規制する働きをする。これにより、表示制御装置230側から遊技制御装置210に不正な制御信号が流入する事態を未然に防止することができ、不正行為を抑止することができる。
【0060】
また、CPU231の他の入力ポートには、チャタリングを除去するための時定数1μsのフィルタ1200と入力バッファ1201とを介して、電源装置600からの停電検出信号が入力されるようになっている。
【0061】
また、フィルタ1300,入力バッファ1301およびリセットパルス生成回路1302を介して、電源装置600からCPU231とVDP233にリセット信号が入力されるようになっている。
【0062】
また、CPU231およびVDP233には、アドレスバスおよびデータバスを介して制御プログラムを格納したROM1400とワークデータを格納するRAM232が接続されており、RAM232は電源装置600から供給されるバックアップ電源(DC5VBB)によって停電発生等の電源遮断時においても記憶が保持されるように成されている。
【0063】
なお、CPU231には試射試験信号出力バッファ1500を介して試射試験信号端子233が接続されている。
【0064】
また、前出の図16に示すような停電発生時の停電処理において遊技制御装置210の制御が停止されてから表示制御装置230が立ち下がるまでの時間△t1と、停電復旧時の復帰処理において表示制御装置230が制御を再開してから遊技制御装置210が立ち上がるまでの時間△t2の合計△t1+△t2に相当する時間Tを見積もって(例えばT=2秒)、その時間Tを遅延情報としてROM1400またはRAM232に格納し、表示制御装置230は停電復旧時においてこの遅延情報を読み出して、時間Tだけ表示制御の再開を遅延させることにより表示制御装置230による表示制御を遊技制御装置210の遊技制御に同期させることができる。これにより、停電復旧時において表示内容と遊技制御内容がずれることを防止することができ、遊技者が違和感を感じたり、以降の遊技の進行に不具合を生じる事態を回避することができる。
【0065】
また、上記遅延情報に基づく表示開始の遅延に代えて、CGROM1000またはCGRAM1001に代替表示用の表示データを格納しておいて、停電復旧時において、表示制御装置210はまず当該代替表示用の表示データを読み出して表示装置102に代替表示を行い、遊技制御装置210から表示制御用のコマンドが来た時点で通常の表示制御を再開するように構成してもよい。このようにした場合には、停電復旧時において上述のように遊技制御と△t1+△t2だけずれた表示制御が行われなくなり、代わって△t1+△t2だけ例えば表示図柄を点滅させたり上下に微動させたり高速変動させるなどの代替表示を行うことにより、遊技者の違和感を緩和することができる。
【0066】
次に、図4を参照して電源基板600の概略構成を説明する。図4は、電源基板600の概略構成を示すブロック図である。
電源基板600には、外部に設置されるトランス2000から供給される電源(AC24V)が異常電圧となった場合に過電流の流入を防止する過電流保護回路2100が設けられており、この過電流保護回路2100を介して電源のオン・オフを行う電源スイッチ2101が接続されている。
【0067】
電源回路600内の構成は、停電保証電源部600A(停電検出後、リセット信号出力までの電圧を保証する電源)と停電無保証電源部600B(停電検出後、リセット信号出力までの電圧を保証しない電源)
とに大きく分類される。停電保証電源部600Aは、電源スイッチ2101を介して供給される交流(AC24V)を直流に変換する整流回路2102が設けられ、整流回路2102の後段には電流の脈動を吸収する平滑回路2112が接続されている。
【0068】
平滑回路2112を経た電流は4系統に分けられ、1系統は停電検出回路2103に供給され、他の3系統はDC18V生成回路2108,DC12V生成回路2109,DC5V生成回路2110にそれぞれ供給され、DC18V,DC12V,DC5Vの電源を各制御装置に供給する。停電検出回路2103は、平滑回路2112から供給される電圧を監視し、所定値以上の電圧低下を停電発生として検出する。
【0069】
また、停電検出回路2103からの停電検出信号は2系統に分けられ、1系統は出力バッファ2105を介して停電検出信号として各制御装置に供給される。残りの系統はCR遅延回路2106(所定時間だけ遅延させる)と出力バッファ2107を介してリセット信号として表示制御装置230に供給される。
【0070】
なお、CR遅延回路2106は、停電検出信号に遅延させてリセット信号を出力させるためのものであり、停電検出信号を受けて停電処理を完了する時間を考慮した遅延時間とされる。
【0071】
また、図示は省略するが、各々の制御装置内にはリセットパルス生成回路が設けられており、各リセットパルス生成回路で生成されるリセットパルスで各制御装置にリセットをかけるようになっている。このとき生成されるリセットパルスのパルス幅は各制御装置によって異なり、リセットタイミングも異なるようになっている。また、電源装置から出力された停電検出信号も各々の制御装置に入力され、各制御装置の入力フィルタの時定数により停電検出タイミングが異なるように成されている。
【0072】
なお、上記リセットタイミングおよび停電検出タイミングを適当に設定することにより、停電発生時において制御を終了させる順序を遊技制御装置210→表示制御装置230とすることができ、停止時に遊技制御装置210から表示制御装置230に送られた指令を表示制御装置230が取りこぼす事態を回避することができる。また、同様にして電源復旧時において表示制御装置230→遊技制御装置210の順序で起動させることにより制御再開時において遊技制御装置210から送られる指令を表示制御装置210が取りこぼすことを防止することができる。
【0073】
また、DC5V生成回路2110によって生成されたDC5Vの電源は分岐されてDC5VBB生成回路2111に供給される。DC5VBB生成回路2111の具体的な構成は(a)に図示するように、DC5Vとアース(GND)の間に整流素子(ダイオード)D1と蓄電手段としてのコンデンサC1とを直列に接続し、通常時においてはダイオードD1の順方向側からDC5VBBを取り出し、停電発生によりダイオードD1からの電源供給が途絶えた場合には、コンデンサC1に蓄えられた電荷からDC5VBBを取り出して遊技制御装置210のRAM212および表示制御装置230のRAM232にバックアップ電源を供給するように構成されている。なお、コンデンサC1に代えて、NiCd電池やNi−MH電池等の蓄電池を用いる構成としてもよい。
【0074】
一方、停電無保証電源部600Bは、電源スイッチ2101を介して供給される交流(AC24V)を2系統に分岐し、1つの系統は整流回路2200と平滑回路2201を介してDC32Vの電源を生成し、他の系統は整流回路2202を介してNDC24を生成するようになっている。
【0075】
次に、以上の構成の遊技制御装置210と表示制御装置230で実行される停電発生時の処理の一例を、図5〜図9のフローチャートを参照して説明する。
【0076】
まず、遊技制御装置210による処理について説明する。図5と図6のゼネラルフローチャートにおいて、ステップS5〜ステップS20は初期化処理およびメイン処理の手順を示し、ステップS200〜ステップS206は停電復旧処理の手順を示す。なお、図5のフローチャートにおけるステップS1〜ステップS10およびステップS200〜ステップS206の各処理は表示制御装置230における制御と概ね共通である(表示制御装置230ではステップS202は実行されない)。
【0077】
遊技制御装置210において処理が開始されると、まずステップS1で割込みを禁止してからステップS2に移行してCPU211の初期化を行う。このCPU211の初期化では、内蔵デバイスレジスタを設定したり、外部デバイス用デコーダの設定、RAMアクセス許可等が行われる。
【0078】
次いで、ステップS3に進んで全ポートをオフに設定する。即ち、具体的には、普通図柄表示装置を消灯、全ソレノイドを消磁、全コマンド送信ポート等をオフ状態にする。
【0079】
そして、ステップS4で停電検査領域の判定を行い、電源投入である場合にはステップS5以降の初期化処理に進み、停電復旧である場合にはステップS200〜ステップS206の停電復旧処理を行う。
【0080】
初期化処理ではステップS5において全RAM領域を0クリアしてステップS6に移行し、スタックポインタを設定してからステップS7に進む。ステップS7では初期値の必要な領域に所定の初期値を設定してステップS8に移行し、リセットコマンドの送信を行ってからステップS9に進む。ステップS9ではCTC(タイマ割込)を起動し、ステップS10で割込みを許可してからステップS11以降に移行する。なお、ステップS11〜ステップS20は遊技制御装置210におけるメイン処理に相当する。
【0081】
ステップS11では、RAM212のRAM検査領域のチェックを行い、次いでステップS12に移行してRAM検査領域が正常であったか否かが判定される。
【0082】
ステップS12で正常であると判定された場合にはステップS13以降に進み、正常ではないと判定された場合には前記ステップS1に戻る。これにより、停電発生時において遊技制御情報がRAM212に正常に保持されなかった場合には、ステップS8におけるリセットコマンドの送信により表示制御装置230ではRAM232の記憶情報の初期化が行われるため、停電復旧時において遊技制御装置210と表示制御装置230で制御内容が食い違うという事態を回避することができる。
【0083】
ステップS13ではスイッチ入力監視処理のサブルーチン(スイッチを監視し、入力があった場合に各種設定等を行う)が、スイッチ14ではエラー監視処理のサブルーチン(エラー発生/解除を監視し、エラー情報を設定する)が、ステップS15では特別図柄ゲーム処理のサブルーチン(特別図柄ゲームの状態を制御し、各種出力データの編集処理への情報を設定する)が、ステップS16では普通図柄ゲーム処理のサブルーチン(普通図柄の変動を制御し、各種出力データの編集処理への情報を設定する)が、ステップS17ではソレノイド編集処理のサブルーチン(ソレノイドの出力データを設定する)が、ステップS18では外部情報編集処理のサブルーチン(外部情報、試射試験端子の出力データを設定するなど)が、ステップS19ではコマンド編集処理のサブルーチン(ゲーム処理中等で設定された外部基板へのコマンドの送信を送信処理に要求するなど)が、ステップS20では乱数更新処理のサブルーチン(大当り初期値乱数と、演出に関わる乱数を更新するなど)がそれぞれ実行される。
【0084】
次に、ステップS200〜ステップS206の停電復旧処理について説明する。前記ステップS4で停電復旧時であると判定された場合には、ステップS200に進んでスタックポインタを復帰し、ステップS201に移行する。ステップS201では、停電復旧時に初期化する領域に初期値を設定してからステップS202に移行し、停電復旧時コマンドの編集と送信を行ってからステップS203に移行し、出力ポートの状態を停電発生時の状態に復元してからステップS204に進んでCTCを起動し、ステップS205で全レジスタを復帰し、ステップS206で割込み状態を復帰してからメイン処理に戻る。
【0085】
次に、図5と図7を参照して表示制御装置230における処理について説明する。なお、図5のフローチャートにおけるステップS1〜ステップS10およびステップS200〜ステップS207の処理は遊技制御装置210と略共通であり、重複した処理の説明は省略するが、ステップS200〜S206の停電復旧処理により停電発生時の表示状態から制御を再開させることができる。
【0086】
但し、ステップS205では、全レジスタを復帰させるのに代えて或いは全レジスタの復帰に加えて、前述のようにRAM232またはROM1400に格納されている遊技制御装置210と表示制御装置230の制御タイミングのズレ(例えば、時間T=2秒)に相当する遅延情報を読み出し、時間Tだけ表示制御の再開を遅延させる。これにより、表示制御装置230による表示制御を遊技制御装置210の遊技制御に同期させることができるので、停電復旧時において表示内容と遊技制御内容がずれることを防止することができ、遊技者が違和感を感じたり、以降の遊技の進行に不具合を生じる事態を回避することができる。
【0087】
また、ステップS205において、上述のように時間Tだけ表示制御の再開を遅延させるのに代えて、CGROM1000またはCGRAM1001に格納されている代替表示用の表示データを読み出して表示装置102に代替表示を行うようにしてもよい。この場合には、停電復旧時において遊技制御と△t1+△t2だけずれた表示制御に基づく表示に代えて代替表示を行うことができるため、遊技者の違和感を緩和することができる。なお、代替表示の具体例は後述する。
【0088】
そして、表示制御装置230においてはステップS1〜ステップS10の初期化処理を実行後に、図7のメイン処理に移行し、ステップS30でRAM232のRAM検査領域のチェックを行い、次いでステップS31に移行してRAM検査領域が正常であったか否かが判定される。
【0089】
ステップS31で正常であると判定された場合にはステップS32以降に進み、正常ではないと判定された場合には前記ステップS1に戻る。
【0090】
ステップS32では遊技制御装置210から送信されてくるコマンドの解読を行うサブルーチンを実行してからステップS33に移行する。ステップS33では、VDP233の制御データを更新してステップS34に進む。ステップS34では、VDP233からの割込み待ち処理であり、V_BLANK信号を受けてステップS35に移行する。ステップS35では、VDP233へのデータ転送処理を行い前記ステップS30に戻る。
【0091】
なお、コマンド受信処理については図示しないが、受信信号を受けると起動される割込み処理で別に行われるようになっている。
【0092】
これにより、遊技制御装置210から送出される各種コマンドに応じた表示が表示制御装置230の制御により実行される。また、停電発生時においては、前述のように受信コマンドに対応するCPU231内のレジスタの記憶情報をDC5VBBでバックアップされているRAM232内の所定記憶領域に退避させる。これにより電源復旧時にRAM232内のレジスタ情報を読み出すことにより停電発生前の状態で表示を再開することができる。
【0093】
この際に、時間Tに相当する遅延情報をROM1400(またはRAM232)から読み出し、時間Tだけ表示制御の開始を遅延させることにより表示制御を遊技制御に同期させることができる。
【0094】
また、上記遅延情報を読み出して表示を遅延再開するのに代えて、CGROM1000またはCGRAM1001から代替表示用のデータを読み出して代替表示を行うようにしてもよい。
【0095】
次に図8のフローチャートを参照してタイマ割込み処理について説明する。
【0096】
このタイマ割込み処理は500μs周期の割り込みであり、まずステップS50でレジスタを退避してからステップS51に進む。ステップS51はポート出力処理のサブルーチンであり、メインループ(メイン処理)内で設定された出力データ(例えば、普通図柄表示装置表示データ、全ソレノイド出力データ等)を500μsの周期で合成して出力する処理を行う。
【0097】
次いでステップS52に移行して、表示器コマンドの送信要求がある場合にコマンドを送信する表示器コマンド送信処理のサブルーチンを実行してステップS53に進む。ステップS53では、時分割カウンタを更新する。即ち、タイマ割込み内の処理を時分割で行うためのカウンタを+1更新する。続いてステップS54に移行して時分割カウンタの下位3ビットの値に対応する各処理(ステップS541〜ステップS547)を実行する。
【0098】
時分割カウンタの下位3ビットの値=2の時にはステップS541に移行して実行周期4msの払出コマンドの送信を行う払出コマンド送信処理を行い、下位3ビットの値=4の時にはステップS542に移行して実行周期4msの音声コマンドの送信を行う音声コマンド送信処理を行い、下位3ビットの値=6の時にはステップS543に移行して実行周期4msのランプコマンドの送信を行うランプコマンド送信処理を行い、下位3ビットの値=0の時にはステップS544に移行して実行周期4msでメインループで使用するタイマを各々の周期で−1更新するタイマ更新処理2を行い、下位3ビットの値=1,3,5,7の時にはステップS545〜ステップS547の処理に移行する。
【0099】
ステップS545では更新周期1msで乱数を+1更新する乱数更新処理を行い、ステップS546では実行周期1msでメインループで使用するタイマを各々の周期で−1更新するタイマ更新処理1を行い、ステップS547では読込周期1msの2度読みで一致した場合にスイッチの状態を確定するポート入力処理を行う。そして、各時分割処理終了後にステップS55に移行してレジスタを復帰させ、その後ステップS56に進んで割込みを許可してメインループに復帰する。
【0100】
次に、図9のフローチャートを参照して停電発生時の割込み処理(NMI割込み)について説明する。この停電発生時の割込み処理は、遊技制御装置210および表示制御装置230に共通であり、それぞれにおいて行われる。
【0101】
この割込み処理では、まずステップS100で停電発生時の割込み許可/禁止フラグの状態の保存を行う。即ち、停電復旧時に割込み許可状態で復帰するのか、割込み禁止状態で復帰するのかを判断するために判定用の情報の保存を行う。
【0102】
次いで、ステップS101では全レジスタ(受信コマンドを保持するレジスタを含む)の退避を行ってからステップS102に移行し、スタックポインタを退避してステップS103に進む。ステップS103では、全ポートをオフに設定する。即ち、情報図柄表示装置を消灯、全ソレノイドを消磁、全外部情報および全コマンド送信ポートをオフ状態にする。続いてステップS104に移行して停電検査領域を設定する。即ち、正常に停電発生時の処理が終了したことを示す判定値を設定する。次いでステップS105に移行して、RAMアクセスを禁止する。
【0103】
これにより、停電発生時に遊技制御情報および表示制御情報をRAM212および232に退避させて保持することができ、停電復旧時にこれらの情報をCPU211および231で読み出すことにより停電発生時の制御状態から遊技を再開することができる。なお、前述のように時間Tに相当する遅延情報を読み出し、時間Tだけ表示制御の開始を遅延させることにより表示制御を遊技制御に同期させることができる。また、停電発生時の制御状態から表示を再開するのに代えて、CGROM1000またはCGRAM1001から代替表示用のデータを読み出して代替表示を行うようにしてもよい。
【0104】
次に図10の状態遷移図と図11、図12に示すコマンド表を参照して変動表示装置における遊技制御装置からのコマンドに従った表示制御状態の遷移と、停電処理との関係について説明する。
【0105】
まず、受信コマンドが太丸(表示状態を指定するコマンド(主指令)を表す)のコマンドAの場合にはいわゆる「客待ち」のデモンストレーションの表示を行う(図11(a)参照)。この表示中にコマンドの太丸B(図12(a)参照)が送られると変動パターンに従った変動表示に変わり、細丸(補助指令を表す)のコマンドb1,b2,b3(図12の(b)〜(d)参照)により左図柄,中図柄,右図柄の停止態様が指定される。即ち、図12の例によれば、各図柄として「一」、「二」、「冬」等の図柄を指定する。
【0106】
変動表示中に太丸Cのコマンドが送られると全図柄を停止させる(図11(d)参照)。なお、太鎖線の丸のコマンドc1は遊技状態遷移時にのみの補助指令であり、例えば確率状態の高確率の終了を報知したりする。
【0107】
停止表示がはずれ図柄の場合には客待ち表示のコマンドAが送られ、大当り図柄の場合には太丸Dのコマンドが送られ、ファンファーレの画面の表示を行う。細丸のコマンドd1は主指令に関わる補助指令であり、例えば大当り図柄の表示を行う。
【0108】
大当り表示中に太丸Eのコマンド(V入賞前開放中表示コマンド)が送られると、大当りのラウンド(回数)に対応して例えば大当り1ラウンド目の画面を表示する。細丸e1のコマンドは大当り図柄を指定するもので、例えば大当り図柄「七」などを表示する。細鎖線丸のコマンドe2はカウントする毎の補助指令であり、カウント数毎に「1」,「2」…と表示する。細鎖線丸のコマンドe3はV入賞後開放中に送信するコマンドであり、例えばカウント数と「V」の表示を行う。
【0109】
大当り表示中にコマンドの太丸F(インターバル表示コマンド)が送られると、ラウンドとラウンドの間のインターバルの画面を表示し、細丸のコマンドf1は大当り図柄を指定する補助指令であり、例えば大当り図柄「三」等を表示する。
【0110】
大当り表示中に太丸Gのコマンド(終了コマンド)が送られると、特定図柄(確率変動)で大当りの場合には特定図柄大当り終了動作の画面が、また非特定図柄で大当りの場合には通常大当り終了動作の画面を表示する。細丸のコマンドg1は大当り図柄を指定するもので、例えば大当り図柄「八」等の表示を行う。さらに、終了動作画面表示中に客待ちコマンドAが送られると客待ち表示へ移行する。
【0111】
そして、上記各コマンドに対応した表示中に停電等による電源遮断が発生した場合には、前述のNMI割込み処理により全レジスタ、スタックポインタが表示制御装置230内のRAM232の所定記憶領域に退避されて且つバックアップ電源(DC5VBB)により保持される。つまり、コマンドを保持するレジスタに基づいて停電発生時に行っていた表示のコマンドが復帰される。このコマンドに基づいて表示制御が再開される。したがって、停電復旧時にはRAM232の所定記憶領域に記憶保持されている全レジスタ、スタックポインタを復帰させることにより停電発生時の表示を遊技制御装置210からのコマンドの再送なしに再開することができる。
【0112】
なお、図10に現れなかったコマンドとしては、図11(b)の記号「X」に対応する停電復旧コマンド「停電復旧を指示する」、記号「R」に対応するリセットコマンド「リセットを指示する」などがある。
【0113】
図13に示すタイミングチャート1は遅延情報に基づいて表示制御を遅らせる指令体系を採用する場合における電源遮断および電源再投入の状態を示す。
【0114】
この場合には電源が遮断される前に変動パターンの指定(コマンド▲1▼)、停止図柄情報「左」(コマンド▲2▼)、停止図柄情報「中」(コマンド▲3▼)、停止図柄情報「右」(コマンド▲4▼)が遊技制御装置210からコマンド(指令)として表示制御装置230に送信され、RAM232にバックアップされる。そして、電源再投入時(電源復旧時)において、表示制御装置230は、RAM232またはROM1400に格納されている時間Tに相当する遅延情報を読み出し、時間Tだけ表示制御の開始を遅延させる。これにより表示制御装置230の表示制御を遊技制御装置210の遊技制御に同期させることができる。
【0115】
次いで、時間T内に遊技制御装置210から送信されてくる停電復旧信号(コマンド▲5▼)を契機に表示制御装置230はRAM232にバックアップされて保持されている前記コマンドを読み出すことにより変動表示を再開することができる。つまり、電源復旧時において、コマンド▲5▼が送られてくると、表示制御装置230は表示制御を再開し、バックアップされているコマンド▲1▼により変動パターンの指定を行い、コマンド▲2▼〜▲4▼に基づいて停止図柄情報の「右」、「中」、「左」を指定して変動表示を再開する。そして、所定時間経過後に遊技制御装置210から図柄停止指令(コマンド▲6▼)が送られてくると、その指令に従って所定の図柄を停止表示する。
【0116】
なお、バックアップされているコマンドに基づく表示の再開に代えて、CGROM1000またはCGRAM1001に格納されている代替表示用のデータに基づいて代替表示を行うようにしてもよい。代替表示としては、図14の(イ)〜(ニ)に示すような態様が考えられる。即ち、図14の(イ)は、所定の図柄(例えば、3のぞろ目)をその停止位置あるいはその近傍位置において、超低速変動、揺れ動作、回転動作、伸縮動作、色変化、点滅、形状変化等の微動状態で一時的に停止させるいわゆる仮停止態様で代替表示を行う例である。図14の(ロ)は図柄を遊技者に見えない程度の速度で高速にスクロールさせた代替表示を行う例である。図14の(ハ)は所定の図柄(例えば、3のぞろ目)を停止表示させた代替表示を行う例である。また、図14の(ニ)に示すように例えば「停電から復帰しました。表示再開します。」と表示することにより、現在の表示が代替表示であることを遊技者に知らしめ、代替表示の内容による戸惑いや誤解が生じないようにすることもできる。
【0117】
図15に示すタイミングチャート2は停電復旧時に代替表示を行う指令体系を採用する場合における電源遮断および電源再投入の状態を示す。
【0118】
この場合には電源が遮断される前に変動パターンの指定(コマンド▲1▼)、停止図柄情報「左」(コマンド▲2▼)、停止図柄情報「中」(コマンド▲3▼)、停止図柄情報「右」(コマンド▲4▼)が遊技制御装置210からコマンド(指令)として表示制御装置230に送信され、RAM232にバックアップされる。そして、電源再投入時(電源復旧時)において、表示制御装置230は、CGROM1000またはCGRAM1001から代替表示用のデータを読み出して、図14に示したような代替表示を行う。これにより、時間Tだけ制御タイミングのずれた再開表示を行うのに代えて代替表示を行うことができるので、遊技者の違和感を緩和することができる。
【0119】
次いで遊技制御装置210から送られてくる停電復旧信号(コマンド▲5▼)と図柄停止指令(コマンド▲6▼)に基づいて、図柄停止表示を行う。なお、図柄停止指令が来た時点で、遊技制御と表示制御の整合性が図られるので、以降の遊技における制御タイミングの同期をとることができ、以降の代替表示は不要となる。
【0120】
このように何れの指令体系を採る場合にも、遊技制御と表示制御の停電時のタイムラグ△t1と復帰時のタイムラグ△t2時間の和に相当する時間Tだけ制御タイミングのずれた再開表示が行われるのを回避して、遊技者の違和感を緩和できるとともに、以降の遊技制御と表示制御の制御タイミングの同期を図ることにより遊技の進行に不具合を生じる事態を防止することができる。
【0121】
なお、本実施形態では、遊技制御装置210や表示制御装置230の記憶手段としてRAM212,232を用いる場合について説明したが、これに限らず電気的に書き換え可能なEEPROM等の不揮発性半導体メモリをバックアップ用記憶手段として採用してもよい。
【0122】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0123】
【発明の効果】
本発明は、遊技領域における遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令に基づいて複数の変動表示領域にて識別情報を変動表示する変動表示装置の表示制御を行う表示制御手段とを備え、前記識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出したときに特典を付与可能に構成され、前記遊技制御手段は、電源遮断時において遊技制御情報を記憶保持する遊技制御情報記憶保持手段を備え、前記表示制御手段は、電源遮断時において表示制御情報を記憶保持する表示制御情報記憶保持手段を備えた遊技機であって、前記表示制御手段は、前記識別情報の変動表示中に電源遮断が発生し、中断していた変動表示を電源復旧後に再開する際に、前記遊技制御手段と前記表示制御手段の制御タイミングのずれを解消する制御タイミング調整手段を備え、前記制御タイミング調整手段は、前記表示制御手段において、電源復旧時から、前記遊技制御手段より所定の復帰指令を受信するまでの間、前記中断した変動表示に替えて、所定の識別情報を一時的に停止させる仮停止態様表示または識別情報を高速に変動表示させる表示を代替表示として行うようにした。
【0124】
その結果、例えば停電発生時の停電処理において遊技制御装置の制御が停止されてから表示制御装置が立ち下がるまでの時間△t1と、停電復旧時の復帰処理において表示制御装置が制御を再開してから遊技制御装置が立ち上がるまでの時間△t2の合計△t1+△t2の分を制御タイミング調整手段で補償することにより遊技制御手段と表示制御手段の制御タイミングを整合させることができ、停電復旧後の表示内容と遊技制御内容を一致させて、遊技者が違和感を感じたり、遊技の進行が滞る等の不具合を回避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としてのパチンコ機の構成例を示す正面図である。
【図2】本実施形態に係る遊技機の制御系の構成の概略を示すブロック図である。
【図3】表示制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】電源基板の概略構成を示すブロック図である。
【図5】遊技制御装置および表示制御装置における処理の一部を示すゼネラルフローチャートである。
【図6】遊技制御装置における処理の一部を示すゼネラルフローチャートである。
【図7】表示制御装置における処理の一部を示すゼネラルフローチャートである。
【図8】タイマ割込み処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】停電発生時の割込み処理(NMI割込み)のフローチャートである。
【図10】変動表示装置におけるコマンドによる表示状態の遷移状況を示す状態遷移図である。
【図11】変動表示装置におけるコマンドの記号と内容の対応表である。
【図12】変動表示装置におけるコマンドの記号と内容の対応表である。
【図13】遅延情報に基づいて表示制御を遅らせる指令体系を採用する場合における電源遮断および電源再投入の状態を示すタイミングチャートである。
【図14】電源復旧時における代替表示の表示態様を例示する説明図である。
【図15】停電復旧時に代替表示を行う指令体系を採用する場合における電源遮断および電源再投入の状態を示すタイミングチャートである。
【図16】従来の遊技機における遊技制御装置と表示制御装置の制御タイミングのズレの発生を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
Y 遊技機
C カードユニット
100 遊技盤
101 ガイドレール
102 特別図柄表示器(変動表示装置)
103 特図始動入賞口
104,105 普図始動ゲート
106 変動入賞装置
107,108,109,110,111 一般入賞口
121 特図始動入賞記憶表示器
122 普通図柄表示器
123 普図始動入賞記憶表示器
124,125 装飾ランプ
126 打球方向変換部材
300 遊技枠
301 遊技枠状態表示LED
302 遊技枠装飾LED
303 遊技枠装飾ランプ
400 上受け皿
401 下受け皿
402 ハンドル
403 灰皿
500 カード投入口
210 遊技制御装置
211 CPU
212 RAM
213 試射試験信号端子
220 排出制御装置
221 CPU
222 RAM
230 表示制御装置
231 CPU
232 RAM
240 ランプ制御装置
241 CPU
250 音制御装置
251 CPU
260 発射制御基板
600 電源基板
600A 停電保証電源部
600B 停電無保証電源部
601 バックアップ回路
602 電源回路
603 停電検出回路
700 盤用外部接続端子盤
701 枠用外部接続端子盤
702 カードユニット接続基板
800 LCDモジュールユニット
801 バックライトユニット
900 タッチセンサ
901 発射停止スイッチ
1000 CGROM
1001 CGRAM
1002 D/Aコンバータ
1003 液晶インタフェース回路
1100 フィルタ
1101 入力バッファ
1200 フィルタ
1201 入力バッファ
1300 フィルタ
1301 入力バッファ
1302 リセットパルス生成回路
1400 ROM
1500 試射試験信号出力バッファ
2000 トランス
2100 過電流保護回路
2101 電源スイッチ
2102 整流回路
2103 停電検出回路
2104 出力バッファ
2105 出力バッファ
2106 CR遅延回路
2107 出力バッファ
2108 DC18V生成回路
2109 DC12V生成回路
2110 DC5V生成回路
2111 DC5VBB生成回路
2112 平滑回路
D1 ダイオード
C1 コンデンサ
2200 整流回路
2201 平滑回路
2202 整流回路

Claims (3)

  1. 遊技領域における遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令に基づいて複数の変動表示領域にて識別情報を変動表示する変動表示装置の表示制御を行う表示制御手段とを備え、前記識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出したときに特典を付与可能に構成され、前記遊技制御手段は、電源遮断時において遊技制御情報を記憶保持する遊技制御情報記憶保持手段を備え、前記表示制御手段は、電源遮断時において表示制御情報を記憶保持する表示制御情報記憶保持手段を備えた遊技機であって、
    前記表示制御手段は、
    前記識別情報の変動表示中に電源遮断が発生し、中断していた変動表示を電源復旧後に再開する際に、前記遊技制御手段と前記表示制御手段の制御タイミングのずれを解消する制御タイミング調整手段を備え、
    前記制御タイミング調整手段は、
    前記表示制御手段において、電源復旧時から、前記遊技制御手段により所定の復帰指令を受信するまでの間、前記中断した変動表示に替えて、所定の識別情報を一時的に停止させる仮停止態様表示を代替表示として行うことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技領域における遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令に基づいて複数の変動表示領域にて識別情報を変動表示する変動表示装置の表示制御を行う表示制御手段とを備え、前記識別情報の停止態様が特定の組み合わせ態様を導出したときに特典を付与可能に構成され、前記遊技制御手段は、電源遮断時において遊技制御情報を記憶保持する遊技制御情報記憶保持手段を備え、前記表示制御手段は、電源遮断時において表示制御情報を記憶保持する表示制御情報記憶保持手段を備えた遊技機であって、
    前記表示制御手段は、
    前記識別情報の変動表示中に電源遮断が発生し、中断していた変動表示を電源復旧後に再開する際に、前記遊技制御手段と前記表示制御手段の制御タイミングのずれを解消する制御タイミング調整手段を備え、
    前記制御タイミング調整手段は、
    前記表示制御手段において、電源復旧時から、前記遊技制御手段により所定の復帰指令を受信するまでの間、前記中断した変動表示に替えて、識別情報を高速に変動表示させる表示を代替表示として行うことを特徴とする遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、前記代替表示を行う際に、通常表示に替わる代替表示である旨を表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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