JP2001347043A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2001347043A JP2001347043A JP2000172833A JP2000172833A JP2001347043A JP 2001347043 A JP2001347043 A JP 2001347043A JP 2000172833 A JP2000172833 A JP 2000172833A JP 2000172833 A JP2000172833 A JP 2000172833A JP 2001347043 A JP2001347043 A JP 2001347043A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源復旧時における音制御を電源遮断時の状
態から再開することのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域における遊技の進行を制御する
遊技制御手段(遊技制御装置210)と、該遊技制御手
段からの指令に基づいて音出力装置(例えばスピーカー
ユニットSP)における音出力を制御する音制御手段
(音制御装置250)とを少なくとも備えた遊技機であ
って、前記遊技制御手段と前記音制御手段は、制御情報
を記憶する揮発性の記憶手段(例えばRAM211,2
52)をそれぞれ備え、且つ、各記憶手段は、電源遮断
時において前記制御情報を保持する記憶保持手段をそれ
ぞれ備えるようにした。
態から再開することのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域における遊技の進行を制御する
遊技制御手段(遊技制御装置210)と、該遊技制御手
段からの指令に基づいて音出力装置(例えばスピーカー
ユニットSP)における音出力を制御する音制御手段
(音制御装置250)とを少なくとも備えた遊技機であ
って、前記遊技制御手段と前記音制御手段は、制御情報
を記憶する揮発性の記憶手段(例えばRAM211,2
52)をそれぞれ備え、且つ、各記憶手段は、電源遮断
時において前記制御情報を保持する記憶保持手段をそれ
ぞれ備えるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域における
遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段
からの指令に基づいて音出力装置における音出力を制御
する音制御手段とを備えた遊技機に関し、特に停電時に
おいて制御情報を保持(バックアップ)できる遊技機に
関する。
遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段
からの指令に基づいて音出力装置における音出力を制御
する音制御手段とを備えた遊技機に関し、特に停電時に
おいて制御情報を保持(バックアップ)できる遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】遊技盤に形成された遊技領域における遊
技の進行を制御する遊技制御手段と遊技盤に設けられた
液晶ディスプレイのような画像表示装置(変動表示装
置)の表示制御を行う表示制御手段とを備えた遊技機に
おいて、従来から知られている制御方式として、遊技領
域における遊技の進行を管理制御する遊技制御装置(遊
技制御手段)から画像表示装置の表示制御を行う表示制
御装置(表示制御手段)へ指示を与えることで、画像表
示装置上に形成される複数の変動表示領域に識別情報を
変動表示すると同時に各種ランプやLED等で構成され
る装飾装置を装飾制御装置の制御によって様々な態様で
点滅させるパチンコ遊技機がある。
技の進行を制御する遊技制御手段と遊技盤に設けられた
液晶ディスプレイのような画像表示装置(変動表示装
置)の表示制御を行う表示制御手段とを備えた遊技機に
おいて、従来から知られている制御方式として、遊技領
域における遊技の進行を管理制御する遊技制御装置(遊
技制御手段)から画像表示装置の表示制御を行う表示制
御装置(表示制御手段)へ指示を与えることで、画像表
示装置上に形成される複数の変動表示領域に識別情報を
変動表示すると同時に各種ランプやLED等で構成され
る装飾装置を装飾制御装置の制御によって様々な態様で
点滅させるパチンコ遊技機がある。
【0003】より詳しく説明すると、遊技制御装置が遊
技領域に設けられている特図始動口への遊技球の入賞を
検出すると特典(即ち、大当りや、大当たり後に発生す
る確率変動状態や大当たり後に発生する普図短縮状態等
の遊技価値)を付与するか否かを決定する乱数(いわゆ
る大当たりの決定用乱数)を抽出記憶し、判定時に、記
憶した乱数値を取得して予め設定された判定値と比較判
定し、その判定結果に基づいて表示制御装置へ制御指令
を送信することで、画像表示装置に識別情報を変動表示
させ所定時間後に識別情報を停止して、この停止された
識別情報の組み合わせが所定の組み合わせの場合に、遊
技者に遊技価値を付与するいわゆる大当たり遊技制御を
行うようにしている。
技領域に設けられている特図始動口への遊技球の入賞を
検出すると特典(即ち、大当りや、大当たり後に発生す
る確率変動状態や大当たり後に発生する普図短縮状態等
の遊技価値)を付与するか否かを決定する乱数(いわゆ
る大当たりの決定用乱数)を抽出記憶し、判定時に、記
憶した乱数値を取得して予め設定された判定値と比較判
定し、その判定結果に基づいて表示制御装置へ制御指令
を送信することで、画像表示装置に識別情報を変動表示
させ所定時間後に識別情報を停止して、この停止された
識別情報の組み合わせが所定の組み合わせの場合に、遊
技者に遊技価値を付与するいわゆる大当たり遊技制御を
行うようにしている。
【0004】具体的には、画像表示装置に形成される複
数の変動表示領域に識別情報が変動表示され、例えば、
その識別情報の停止が順に行われる場合には、所定の一
つの変動表示領域の識別情報のみが変動表示中で、他の
全ての変動表示領域の識別情報が停止している状態で、
停止表示されている他の識別情報が、上記した所定の識
別情報の組み合わせのうち現在変動中のものに対応する
識別情報を除いた識別情報と一致しているいわゆる「リ
ーチ状態」と呼ばれる状態が発生する。
数の変動表示領域に識別情報が変動表示され、例えば、
その識別情報の停止が順に行われる場合には、所定の一
つの変動表示領域の識別情報のみが変動表示中で、他の
全ての変動表示領域の識別情報が停止している状態で、
停止表示されている他の識別情報が、上記した所定の識
別情報の組み合わせのうち現在変動中のものに対応する
識別情報を除いた識別情報と一致しているいわゆる「リ
ーチ状態」と呼ばれる状態が発生する。
【0005】そして、このリーチ状態においては、最後
の一つの識別情報が停止した結果、すべての表示識別情
報が上記の所定の識別情報の組み合わせと一致した場合
にはパチンコ遊技機は遊技価値を付与可能ないわゆる
「当たり状態」となるようにされ、所定の識別情報の組
み合わせ以外で停止した場合にはいわゆる「ハズレ状
態」となるように制御される。
の一つの識別情報が停止した結果、すべての表示識別情
報が上記の所定の識別情報の組み合わせと一致した場合
にはパチンコ遊技機は遊技価値を付与可能ないわゆる
「当たり状態」となるようにされ、所定の識別情報の組
み合わせ以外で停止した場合にはいわゆる「ハズレ状
態」となるように制御される。
【0006】また、遊技盤にはスピーカやアンプで構成
される音出力装置が配置されており、音制御手段の制御
により遊技の進行状況に応じたメロディや合成音等が音
出力装置から出力され、興趣を高めるようになってい
る。したがって、音出力装置からの音と遊技の進行は対
応付けされていることから、遊技者は前記変動表示の状
態に加えて、音出力の状況からも遊技状態をある程度感
得することができるようになっている。
される音出力装置が配置されており、音制御手段の制御
により遊技の進行状況に応じたメロディや合成音等が音
出力装置から出力され、興趣を高めるようになってい
る。したがって、音出力装置からの音と遊技の進行は対
応付けされていることから、遊技者は前記変動表示の状
態に加えて、音出力の状況からも遊技状態をある程度感
得することができるようになっている。
【0007】ところで、上記のような遊技機において、
遊技制御手段は、遊技制御情報を揮発性の記憶手段(R
AM等)に格納し、その制御情報を演算装置(CPU
等)により順次読み出すことによって各種制御が実行さ
れている。この揮発性の記憶手段は、通常の動作時にお
いては記憶保持用のバックアップ電源が供給されて制御
情報が保持されているようになっている。
遊技制御手段は、遊技制御情報を揮発性の記憶手段(R
AM等)に格納し、その制御情報を演算装置(CPU
等)により順次読み出すことによって各種制御が実行さ
れている。この揮発性の記憶手段は、通常の動作時にお
いては記憶保持用のバックアップ電源が供給されて制御
情報が保持されているようになっている。
【0008】ところが、停電等の原因によって電源が遮
断されると遊技制御情報が消去されてしまい、電源が再
投入された際に電源遮断前の遊技状態に復帰できないと
いう不都合を生じてしまう。
断されると遊技制御情報が消去されてしまい、電源が再
投入された際に電源遮断前の遊技状態に復帰できないと
いう不都合を生じてしまう。
【0009】より具体的には、例えば遊技機に供給され
る電源(遊技機の外部(例えば、島設備)からAC24
Vで供給される)が遮断(例えば、停電)した際には、
遊技制御装置あるいは排出制御装置に記憶された賞球数
情報(例えば、7個、13個といった賞球データ)が電
源の遮断により消してしまい、停電復旧後において正常
な賞球数を払い出すことができなくなり、本来払い出さ
れるべき数より少なくなったり、あるいは過剰に払い出
されるなどの事態を生じ、遊技者あるいは遊技店の何れ
かに損害を与えるという問題を生じてしまう。そこで、
電源遮断状態において、遊技制御手段の記憶手段の遊技
制御情報を保持するバックアップ手段を設けた遊技機が
提案されている。
る電源(遊技機の外部(例えば、島設備)からAC24
Vで供給される)が遮断(例えば、停電)した際には、
遊技制御装置あるいは排出制御装置に記憶された賞球数
情報(例えば、7個、13個といった賞球データ)が電
源の遮断により消してしまい、停電復旧後において正常
な賞球数を払い出すことができなくなり、本来払い出さ
れるべき数より少なくなったり、あるいは過剰に払い出
されるなどの事態を生じ、遊技者あるいは遊技店の何れ
かに損害を与えるという問題を生じてしまう。そこで、
電源遮断状態において、遊技制御手段の記憶手段の遊技
制御情報を保持するバックアップ手段を設けた遊技機が
提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技制
御手段にバックアップ手段を設けたことにより、電源復
旧後に遊技制御情報をバックアップされた記憶手段から
読み出して電源遮断時の条件で遊技を再開可能ではある
が、遊技制御手段の制御下にある音制御手段においては
電源遮断時における音制御情報がバックアップされてい
ないため、電源遮断時の音出力を再開できないという問
題が依然として残ることが判った。
御手段にバックアップ手段を設けたことにより、電源復
旧後に遊技制御情報をバックアップされた記憶手段から
読み出して電源遮断時の条件で遊技を再開可能ではある
が、遊技制御手段の制御下にある音制御手段においては
電源遮断時における音制御情報がバックアップされてい
ないため、電源遮断時の音出力を再開できないという問
題が依然として残ることが判った。
【0011】即ち、遊技機において遊技制御手段は、音
制御手段に音制御信号を送出し、その後の音制御は音制
御手段が全て司るように構成されているため、電源が遮
断された際に遊技制御手段における遊技制御情報が保持
されたとしても、その際に所定の音を出力していた音出
力装置に関わる音制御情報はバックアップされずに消滅
してしまい、電源復旧後に電源遮断時の音出力を再現で
きないという不都合を生じる。そのため停電復帰時にお
いて遊技状態と対応しない音出力となり、遊技者が違和
感を感じ、遊技機への信頼度が低下する虞がある。
制御手段に音制御信号を送出し、その後の音制御は音制
御手段が全て司るように構成されているため、電源が遮
断された際に遊技制御手段における遊技制御情報が保持
されたとしても、その際に所定の音を出力していた音出
力装置に関わる音制御情報はバックアップされずに消滅
してしまい、電源復旧後に電源遮断時の音出力を再現で
きないという不都合を生じる。そのため停電復帰時にお
いて遊技状態と対応しない音出力となり、遊技者が違和
感を感じ、遊技機への信頼度が低下する虞がある。
【0012】本発明は上述のような問題点に鑑みなされ
たもので、電源復旧時における音制御を電源遮断時の状
態から再開することのできる遊技機を提供することを目
的とする。
たもので、電源復旧時における音制御を電源遮断時の状
態から再開することのできる遊技機を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、遊技領域における遊技の進行を制御する遊技
制御手段(遊技制御装置210)と、該遊技制御手段か
らの指令に基づいて音出力装置(例えばスピーカーユニ
ットSP)における音出力(メロディー出力や合成音声
出力等)を制御する音制御手段(音制御装置250)と
を少なくとも備えた遊技機であって、前記遊技制御手段
と前記音制御手段は、制御情報を記憶する揮発性の記憶
手段(例えばRAM211,252)をそれぞれ備え、
且つ、各記憶手段は、電源遮断時において前記制御情報
を保持する記憶保持手段をそれぞれ備えるようにしたも
のである。
本発明は、遊技領域における遊技の進行を制御する遊技
制御手段(遊技制御装置210)と、該遊技制御手段か
らの指令に基づいて音出力装置(例えばスピーカーユニ
ットSP)における音出力(メロディー出力や合成音声
出力等)を制御する音制御手段(音制御装置250)と
を少なくとも備えた遊技機であって、前記遊技制御手段
と前記音制御手段は、制御情報を記憶する揮発性の記憶
手段(例えばRAM211,252)をそれぞれ備え、
且つ、各記憶手段は、電源遮断時において前記制御情報
を保持する記憶保持手段をそれぞれ備えるようにしたも
のである。
【0014】これにより、停電などの電源遮断時におい
て、遊技制御手段の記憶手段の制御情報が保持されるの
に加えて、音制御手段の記憶手段の制御情報も保持され
るので、電源が復旧した際に音制御手段は記憶保持され
た制御情報を読み出すことにより電源遮断時における状
態から音制御を再開することができる。
て、遊技制御手段の記憶手段の制御情報が保持されるの
に加えて、音制御手段の記憶手段の制御情報も保持され
るので、電源が復旧した際に音制御手段は記憶保持され
た制御情報を読み出すことにより電源遮断時における状
態から音制御を再開することができる。
【0015】なお、前記記憶保持手段は、前記記憶手段
に記憶保持用のバックアップ電力を供給する蓄電手段
(例えば、コンデンサC1)で構成されるようにでき
る。また、前記蓄電手段は、前記記憶手段に電源を供給
する電源供給手段に整流素子を介して接続されるコンデ
ンサまたは蓄電池で構成するとよい。これにより、遊技
制御手段および音制御手段の各記憶手段の制御情報の記
憶保持を簡易な構成で実現することができる。
に記憶保持用のバックアップ電力を供給する蓄電手段
(例えば、コンデンサC1)で構成されるようにでき
る。また、前記蓄電手段は、前記記憶手段に電源を供給
する電源供給手段に整流素子を介して接続されるコンデ
ンサまたは蓄電池で構成するとよい。これにより、遊技
制御手段および音制御手段の各記憶手段の制御情報の記
憶保持を簡易な構成で実現することができる。
【0016】また、前記音制御手段は、電源遮断時にお
いて、前記遊技制御手段から送出された指令を前記記憶
手段に保持し、電源再投入時において、前記遊技制御手
段よりも先に復帰して、前記記憶手段に保持されている
指令に基づいて指令受信時の状態から音制御を再開する
ようにできる。これにより、電源復旧時において記憶手
段に保持されている指令に基づいて指令受信時の状態か
ら音制御を再開することができるので、遊技者の違和感
を緩和することができる。また、音制御手段が遊技制御
手段よりも先に復帰するので、音出力装置の音出力によ
り電源の復旧を速やかに報知することができる。
いて、前記遊技制御手段から送出された指令を前記記憶
手段に保持し、電源再投入時において、前記遊技制御手
段よりも先に復帰して、前記記憶手段に保持されている
指令に基づいて指令受信時の状態から音制御を再開する
ようにできる。これにより、電源復旧時において記憶手
段に保持されている指令に基づいて指令受信時の状態か
ら音制御を再開することができるので、遊技者の違和感
を緩和することができる。また、音制御手段が遊技制御
手段よりも先に復帰するので、音出力装置の音出力によ
り電源の復旧を速やかに報知することができる。
【0017】また、前記遊技制御手段は、制御再開後に
復帰指令を前記音制御手段に対して送出し、該音制御手
段は該復帰指令に基づいて前記音装置による音出力を再
開させるようにしてもよい。これにより、遊技制御と音
制御のタイミングの同期をとることができ、遊技制御手
段と音制御手段の起動タイミングのタイムラグによる遊
技の進行と音出力パターンとのずれを回避することがで
きる。
復帰指令を前記音制御手段に対して送出し、該音制御手
段は該復帰指令に基づいて前記音装置による音出力を再
開させるようにしてもよい。これにより、遊技制御と音
制御のタイミングの同期をとることができ、遊技制御手
段と音制御手段の起動タイミングのタイムラグによる遊
技の進行と音出力パターンとのずれを回避することがで
きる。
【0018】また、前記音制御手段は、電源再投入時
に、電源遮断前の通常の音出力に代えて代替音出力の制
御を行うようにしてもよい。なお、代替音には、音出力
残余時間において遊技者が違和感を抱かないように、通
常の音に比べてメロディーを変えたり、テンポやトーン
を切り替えたりする出力態様や、電源再投入による遊技
再開である旨を遊技者に報知する合成音声の出力態様な
どが含まれる。
に、電源遮断前の通常の音出力に代えて代替音出力の制
御を行うようにしてもよい。なお、代替音には、音出力
残余時間において遊技者が違和感を抱かないように、通
常の音に比べてメロディーを変えたり、テンポやトーン
を切り替えたりする出力態様や、電源再投入による遊技
再開である旨を遊技者に報知する合成音声の出力態様な
どが含まれる。
【0019】これにより、停電復帰時における音出力パ
ターンの残余時間が短いような場合にも代替音出力を行
うことにより遊技者の違和感を緩和することができる。
また、代替音出力により停電復帰を遊技者に報知するこ
ともできる。
ターンの残余時間が短いような場合にも代替音出力を行
うことにより遊技者の違和感を緩和することができる。
また、代替音出力により停電復帰を遊技者に報知するこ
ともできる。
【0020】また、前記音制御手段は、電源復旧時か
ら、前記遊技制御手段より所定の復帰指令を受信するま
での間、前記記憶手段に保持されている指令に基づく音
制御を行うようにしてもよい。これにより、遊技制御手
段に記憶保持された制御情報に何らかの不具合があった
場合でも、所定の復帰指令を受信するまでの間、音制御
手段の記憶手段に保持されている指令に基づく音制御を
行うことができ、また、所定の復帰指令を受信した時点
で遊技制御と同期した音制御を再開することができる。
ら、前記遊技制御手段より所定の復帰指令を受信するま
での間、前記記憶手段に保持されている指令に基づく音
制御を行うようにしてもよい。これにより、遊技制御手
段に記憶保持された制御情報に何らかの不具合があった
場合でも、所定の復帰指令を受信するまでの間、音制御
手段の記憶手段に保持されている指令に基づく音制御を
行うことができ、また、所定の復帰指令を受信した時点
で遊技制御と同期した音制御を再開することができる。
【0021】また、前記遊技制御手段の前記記憶手段
が、電源遮断時における制御情報を正常に記憶保持しな
かった場合には、該遊技制御手段は制御再開後に、前記
音制御手段に対して初期化指令を送出し、該音制御手段
は、初期化指令に基づいて該音制御手段の前記記憶手段
の記憶保持領域を初期化するようにしてもよい。これに
より、遊技制御手段の記憶手段が電源遮断時における制
御情報を正常に記憶保持しなかった場合において、音制
御手段の制御との食い違いの発生を未然に防止すること
ができる。
が、電源遮断時における制御情報を正常に記憶保持しな
かった場合には、該遊技制御手段は制御再開後に、前記
音制御手段に対して初期化指令を送出し、該音制御手段
は、初期化指令に基づいて該音制御手段の前記記憶手段
の記憶保持領域を初期化するようにしてもよい。これに
より、遊技制御手段の記憶手段が電源遮断時における制
御情報を正常に記憶保持しなかった場合において、音制
御手段の制御との食い違いの発生を未然に防止すること
ができる。
【0022】また、前記指令は、前記遊技制御手段から
前記音制御手段へ向かう一方向のみに伝達可能に構成し
てもよい。この場合に、前記音制御手段は、前記遊技制
御手段からの入力のみを可能とする信号伝達方向規制手
段を備えるようにしてもよい。
前記音制御手段へ向かう一方向のみに伝達可能に構成し
てもよい。この場合に、前記音制御手段は、前記遊技制
御手段からの入力のみを可能とする信号伝達方向規制手
段を備えるようにしてもよい。
【0023】これにより、音制御手段から遊技制御手段
へ信号が伝達されるのを規制することができ、音制御手
段に不正な改造が加えられた場合であっても不正な信号
が遊技制御手段に伝達される事態を回避することができ
る。
へ信号が伝達されるのを規制することができ、音制御手
段に不正な改造が加えられた場合であっても不正な信号
が遊技制御手段に伝達される事態を回避することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0025】図1は、本発明を適用して好適な遊技機の
一例としてのパチンコ機の遊技盤の構成例を示すもの
で、この実施例ではいわゆる「第1種」に属するタイプ
のパチンコ機の遊技盤を示す。
一例としてのパチンコ機の遊技盤の構成例を示すもの
で、この実施例ではいわゆる「第1種」に属するタイプ
のパチンコ機の遊技盤を示す。
【0026】図1において、符号Yは遊技機本体、Cは
遊技機本体Yに隣接して配設される玉貸用のカードユニ
ットである。
遊技機本体Yに隣接して配設される玉貸用のカードユニ
ットである。
【0027】遊技機本体Yにおいて、符号100で示さ
れているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面
に、下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する
円弧状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊
技(大当たり遊技)における演出表示を行なう特別図柄
表示器102、普通電動役物からなり上記変動ゲームの
起動条件を与える特図始動入賞口103、上記普通電動
役物の始動条件を与える普図始動ゲート104,10
5、アタッカーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入
賞口107,108,109,110,111、特図始
動入賞口への入賞球数を所定数(例えば最大4個)まで
記憶する特図始動入賞記憶表示器121、可変表示を利
用した補助遊技を行なう普通図柄表示器122、普図始
動ゲートへの遊技球の通過数を所定数(例えば最大4
個)まで記憶する普図始動記憶表示器123、遊技の演
出効果を高める装飾ランプ124,125、打球の流れ
にランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材
126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
れているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面
に、下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する
円弧状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊
技(大当たり遊技)における演出表示を行なう特別図柄
表示器102、普通電動役物からなり上記変動ゲームの
起動条件を与える特図始動入賞口103、上記普通電動
役物の始動条件を与える普図始動ゲート104,10
5、アタッカーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入
賞口107,108,109,110,111、特図始
動入賞口への入賞球数を所定数(例えば最大4個)まで
記憶する特図始動入賞記憶表示器121、可変表示を利
用した補助遊技を行なう普通図柄表示器122、普図始
動ゲートへの遊技球の通過数を所定数(例えば最大4
個)まで記憶する普図始動記憶表示器123、遊技の演
出効果を高める装飾ランプ124,125、打球の流れ
にランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材
126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
【0028】特に限定されるわけでないが、この実施例
では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜
111のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出す
るためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる
入賞センサが設けられている。すなわち、特図始動入賞
口103の内部には特図始動センサが配置され、変動入
賞装置106の内部にはカウントセンサと継続入賞セン
サ、一般入賞口107〜111の内部には入賞センサが
それぞれ配置されている。そして、遊技球がこれらの入
賞口に入賞すると、入賞センサから入賞球検出信号が後
述の遊技制御装置(主基板)210へ送られ、遊技制御
装置210から排出制御装置(払出制御基板)220へ
賞球数データが送信されるようになっている。
では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜
111のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出す
るためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる
入賞センサが設けられている。すなわち、特図始動入賞
口103の内部には特図始動センサが配置され、変動入
賞装置106の内部にはカウントセンサと継続入賞セン
サ、一般入賞口107〜111の内部には入賞センサが
それぞれ配置されている。そして、遊技球がこれらの入
賞口に入賞すると、入賞センサから入賞球検出信号が後
述の遊技制御装置(主基板)210へ送られ、遊技制御
装置210から排出制御装置(払出制御基板)220へ
賞球数データが送信されるようになっている。
【0029】ここで、上記普図始動ゲート104,10
5への通過球が検出されると普通図柄表示器122が所
定時間可変表示動作されるとともに、その間にさらに普
図始動ゲート104,105への通過球が発生するとそ
の球数が記憶され、その記憶数に応じて普図始動入賞記
憶表示器123が点灯される。そして、普通図柄表示器
122の可変表示が停止したときにその表示内容が所定
の態様になると上記普通電動役物からなる特図始動入賞
口103が開成される。
5への通過球が検出されると普通図柄表示器122が所
定時間可変表示動作されるとともに、その間にさらに普
図始動ゲート104,105への通過球が発生するとそ
の球数が記憶され、その記憶数に応じて普図始動入賞記
憶表示器123が点灯される。そして、普通図柄表示器
122の可変表示が停止したときにその表示内容が所定
の態様になると上記普通電動役物からなる特図始動入賞
口103が開成される。
【0030】この開成された特図始動入賞口103ある
いは閉成状態の特図始動入賞口103に遊技球が入賞す
ると特定図柄表示器102が所定時間変動表示動作され
るとともに、その間にさらに特図始動入賞口103への
入賞球が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応
じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。
いは閉成状態の特図始動入賞口103に遊技球が入賞す
ると特定図柄表示器102が所定時間変動表示動作され
るとともに、その間にさらに特図始動入賞口103への
入賞球が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応
じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。
【0031】そして、特別始動入賞口103への入賞に
関連して抽出された乱数値の判定を行なった後に、当該
判定結果に対応した停止図柄を導出すべく、特別図柄表
示器102における変動表示を開始し所定時間経た後に
前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了する。次い
で、上記変動表示の終了を契機に、当該変動表示に係わ
った前記判定結果が当たりの場合は、上記変動入賞装置
106が所定時間又は所定入賞球数に達するまで開成さ
れる。
関連して抽出された乱数値の判定を行なった後に、当該
判定結果に対応した停止図柄を導出すべく、特別図柄表
示器102における変動表示を開始し所定時間経た後に
前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了する。次い
で、上記変動表示の終了を契機に、当該変動表示に係わ
った前記判定結果が当たりの場合は、上記変動入賞装置
106が所定時間又は所定入賞球数に達するまで開成さ
れる。
【0032】さらに、上記変動入賞装置106内には一
般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入
賞領域に遊技球が入賞したことを条件として上記変動入
賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入
賞領域に遊技球が入賞したことを条件として上記変動入
賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0033】遊技盤100における上記のような遊技の
進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生
成は、上記遊技制御装置210が一連のプログラムを実
行することによって行なわれる。
進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生
成は、上記遊技制御装置210が一連のプログラムを実
行することによって行なわれる。
【0034】遊技盤100が取り付けられる遊技枠20
0の上方には遊技枠200の開閉状態等を示す遊技枠状
態表示LED201、遊技枠300を装飾する装飾装置
として遊技枠装飾LED302と遊技枠装飾ランプ30
3が設けられている。これらのLEDやランプの点灯は
後述のランプ制御基板240のCPU241の制御によ
って行われる。
0の上方には遊技枠200の開閉状態等を示す遊技枠状
態表示LED201、遊技枠300を装飾する装飾装置
として遊技枠装飾LED302と遊技枠装飾ランプ30
3が設けられている。これらのLEDやランプの点灯は
後述のランプ制御基板240のCPU241の制御によ
って行われる。
【0035】遊技枠300の下方には、遊技球を受ける
上受け皿400と下受け皿401が配設され、下受け皿
401に隣接して遊技球の発射操作を行うハンドル40
2、灰皿403が配設されている。
上受け皿400と下受け皿401が配設され、下受け皿
401に隣接して遊技球の発射操作を行うハンドル40
2、灰皿403が配設されている。
【0036】カードユニットCには、プリペイドカード
を投入するためのカード投入口500が設けられてお
り、プリペイドカードが投入されると所定数の貸球が遊
技機本体Yに供給されるようになっている。
を投入するためのカード投入口500が設けられてお
り、プリペイドカードが投入されると所定数の貸球が遊
技機本体Yに供給されるようになっている。
【0037】また、遊技盤100の裏側の所定位置に
は、音出力装置としてスピーカーおよびアンプ等から構
成されるスピーカーユニットSPが設けられている。こ
のスピーカーユニットSPは後述の音制御装置(音制御
基板)250のCPU251の制御により遊技の進行状
況に対応した所定パターンのメロディや合成音声が出力
されるようになっている。
は、音出力装置としてスピーカーおよびアンプ等から構
成されるスピーカーユニットSPが設けられている。こ
のスピーカーユニットSPは後述の音制御装置(音制御
基板)250のCPU251の制御により遊技の進行状
況に対応した所定パターンのメロディや合成音声が出力
されるようになっている。
【0038】図2は、遊技機の制御系の構成の概略を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【0039】図2において符号600は電源基板であ
り、外部から供給されるAC24Vの電源から所要の電
源を生成する。
り、外部から供給されるAC24Vの電源から所要の電
源を生成する。
【0040】より具体的には、電源基板600は、バッ
クアップ電源(DC5VBB)を生成するバックアップ
回路601と、その他の電源(DC5V,DC12V,
DC32V)を生成する電源回路602と、停電を検出
した際に停電検出信号およびリセット信号を出力する停
電検出回路603およびヒューズ,電源スイッチ等から
構成されている。
クアップ電源(DC5VBB)を生成するバックアップ
回路601と、その他の電源(DC5V,DC12V,
DC32V)を生成する電源回路602と、停電を検出
した際に停電検出信号およびリセット信号を出力する停
電検出回路603およびヒューズ,電源スイッチ等から
構成されている。
【0041】電源基板600には、信号線や電源線等の
配線を介して遊技制御装置210,排出制御装置22
0,表示制御基板230,ランプ制御基板240,音制
御基板250,発射制御基板260からなる基板群と、
盤用外部接続端子盤700,枠用外部接続端子盤70
1,カードユニット接続基板702等が接続されてい
る。
配線を介して遊技制御装置210,排出制御装置22
0,表示制御基板230,ランプ制御基板240,音制
御基板250,発射制御基板260からなる基板群と、
盤用外部接続端子盤700,枠用外部接続端子盤70
1,カードユニット接続基板702等が接続されてい
る。
【0042】遊技制御装置210は、演算装置としての
CPU211,遊技制御情報を格納する揮発性記憶手段
としてRAM212,試射試験信号端子213等を備
え、電源基板600からDC5V,DC12V,DC3
2Vの各電圧の電源およびRAM212のバックアップ
電源(DC5VBB)と、停電検出信号およびリセット
信号が供給されるように構成されている。なお、RAM
212に格納される遊技制御情報としては、CPUのレ
ジスタデータ(汎用レジスタ、アキュムレータ、フラグ
レジスタ、スタックポインタ、プログラムカウンタ等)
や割込み情報などがある。
CPU211,遊技制御情報を格納する揮発性記憶手段
としてRAM212,試射試験信号端子213等を備
え、電源基板600からDC5V,DC12V,DC3
2Vの各電圧の電源およびRAM212のバックアップ
電源(DC5VBB)と、停電検出信号およびリセット
信号が供給されるように構成されている。なお、RAM
212に格納される遊技制御情報としては、CPUのレ
ジスタデータ(汎用レジスタ、アキュムレータ、フラグ
レジスタ、スタックポインタ、プログラムカウンタ等)
や割込み情報などがある。
【0043】遊技制御装置210の出力側には、普通図
柄LED122,大入賞口ソレノイド等のソレノイド群
SOL1が接続され、入力側には第1種始動口スイッチ
等のスイッチ群SW1とオーバーフロースイッチ等のス
イッチ群SW2が接続されている。また、遊技制御装置
210には、賞球排出制御を行う排出制御装置220
と、表示制御を行う表示制御基板230と、ランプ制御
を行うランプ制御基板240と、音制御を行う音制御基
板250と、盤用外部情報を伝達する盤用外部接続端子
盤700とが信号線を介してパラレル通信可能に接続さ
れている。
柄LED122,大入賞口ソレノイド等のソレノイド群
SOL1が接続され、入力側には第1種始動口スイッチ
等のスイッチ群SW1とオーバーフロースイッチ等のス
イッチ群SW2が接続されている。また、遊技制御装置
210には、賞球排出制御を行う排出制御装置220
と、表示制御を行う表示制御基板230と、ランプ制御
を行うランプ制御基板240と、音制御を行う音制御基
板250と、盤用外部情報を伝達する盤用外部接続端子
盤700とが信号線を介してパラレル通信可能に接続さ
れている。
【0044】排出制御装置220は、演算装置としての
CPU221,制御情報を格納する揮発性記憶手段とし
てRAM222を備え、電源基板600からDC5V,
DC12V,DC32Vの各電圧の電源およびRAM2
22のバックアップ電源(DC5VBB)と、停電検出
信号およびリセット信号が供給されるように構成されて
いる。排出制御装置220の出力側には、経路切り替え
ソレノイド等のソレノイド群SOL2と、払出モータM
1が接続され、入力側には賞球検出スイッチ等のスイッ
チ群SW3が接続されている。
CPU221,制御情報を格納する揮発性記憶手段とし
てRAM222を備え、電源基板600からDC5V,
DC12V,DC32Vの各電圧の電源およびRAM2
22のバックアップ電源(DC5VBB)と、停電検出
信号およびリセット信号が供給されるように構成されて
いる。排出制御装置220の出力側には、経路切り替え
ソレノイド等のソレノイド群SOL2と、払出モータM
1が接続され、入力側には賞球検出スイッチ等のスイッ
チ群SW3が接続されている。
【0045】また、排出制御装置220には、発射停止
信号を伝達する発射制御基板260と、枠用外部情報を
伝達する枠用外部接続端子盤701と、カードユニット
通信を行うカードユニット接続基板702とが信号線を
介して接続されている。なお、カードユニット接続基板
702には、カードユニット制御信号の送受信を行うカ
ードユニットCと、操作パネル信号の送受信を行う操作
パネル基板703が信号線を介して接続されている。
信号を伝達する発射制御基板260と、枠用外部情報を
伝達する枠用外部接続端子盤701と、カードユニット
通信を行うカードユニット接続基板702とが信号線を
介して接続されている。なお、カードユニット接続基板
702には、カードユニット制御信号の送受信を行うカ
ードユニットCと、操作パネル信号の送受信を行う操作
パネル基板703が信号線を介して接続されている。
【0046】音制御基板250は、演算装置としてのC
PU251を備えている。また、CPU251の内部ま
たは外部に記憶手段としてのRAM252を備えてい
る。音制御基板250には、電源基板600からDC5
V,DC12Vの電源電圧の電源およびリセット信号が
供給されるとともに、RAM252に対するバックアッ
プ電源(DC5VBB)および停電検出信号が供給され
るように構成されている。また、音制御基板250の出
力側にはスピーカSPが接続されている。そして、電源
基板600の停電検出回路603が停電を検出した場合
には、音制御基板250に停電検出信号が送出され、停
電発生時においてRAM252に格納されている音制御
情報は、バックアップ電源(DC5VBB)により保持
される。なお、RAM242に格納される音制御情報と
しては、CPU251のレジスタデータ(汎用レジス
タ、アキュムレータ、フラグレジスタ、スタックポイン
タ、プログラムカウンタ等)や割込み情報などがある。
PU251を備えている。また、CPU251の内部ま
たは外部に記憶手段としてのRAM252を備えてい
る。音制御基板250には、電源基板600からDC5
V,DC12Vの電源電圧の電源およびリセット信号が
供給されるとともに、RAM252に対するバックアッ
プ電源(DC5VBB)および停電検出信号が供給され
るように構成されている。また、音制御基板250の出
力側にはスピーカSPが接続されている。そして、電源
基板600の停電検出回路603が停電を検出した場合
には、音制御基板250に停電検出信号が送出され、停
電発生時においてRAM252に格納されている音制御
情報は、バックアップ電源(DC5VBB)により保持
される。なお、RAM242に格納される音制御情報と
しては、CPU251のレジスタデータ(汎用レジス
タ、アキュムレータ、フラグレジスタ、スタックポイン
タ、プログラムカウンタ等)や割込み情報などがある。
【0047】したがって、停電復旧時においては、CP
U251はRAM252から停電発生時に格納され保持
されている音制御情報を読み出すことにより停電発生時
の態様(パターン)で音出力を再開することができる。
また、遊技制御装置210において、何らかの原因によ
り停電発生時にRAM212の遊技制御情報が正常に保
持されなかった場合には、遊技機全体の制御の不整合を
回避するために、音制御基板250のRAM252の記
憶領域を初期化を指示するリセットコマンドが送られ
る。なお、音出力としては、音楽等のメロディー出力や
合成音声出力等が含まれる。
U251はRAM252から停電発生時に格納され保持
されている音制御情報を読み出すことにより停電発生時
の態様(パターン)で音出力を再開することができる。
また、遊技制御装置210において、何らかの原因によ
り停電発生時にRAM212の遊技制御情報が正常に保
持されなかった場合には、遊技機全体の制御の不整合を
回避するために、音制御基板250のRAM252の記
憶領域を初期化を指示するリセットコマンドが送られ
る。なお、音出力としては、音楽等のメロディー出力や
合成音声出力等が含まれる。
【0048】表示制御基板230は、演算装置としての
CPU231および試射試験信号端子233等を備え、
電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧の電
源と、停電検出信号およびリセット信号が供給されるよ
うに構成されている。なお、表示制御装置230の出力
側には、表示装置102としてのLCDモジュールユニ
ット800が接続されている。
CPU231および試射試験信号端子233等を備え、
電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧の電
源と、停電検出信号およびリセット信号が供給されるよ
うに構成されている。なお、表示制御装置230の出力
側には、表示装置102としてのLCDモジュールユニ
ット800が接続されている。
【0049】装飾制御装置240は、演算装置としての
CPU241等を備えている。装飾制御装置240に
は、電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧
の電源およびリセット信号が供給されるように構成され
ている。ランプ制御基板240の出力側には遊技枠状態
表示LED301等や遊技枠装飾ランプ303等の装飾
装置が接続されている。
CPU241等を備えている。装飾制御装置240に
は、電源基板600からDC5V,DC12Vの各電圧
の電源およびリセット信号が供給されるように構成され
ている。ランプ制御基板240の出力側には遊技枠状態
表示LED301等や遊技枠装飾ランプ303等の装飾
装置が接続されている。
【0050】発射制御基板260には、電源基板600
からDC5V,DC32Vの各電圧の電源およびリセッ
ト信号が供給されるように構成されており、出力側には
発射モータM2が接続され、入力側にはタッチセンサ9
00と発射停止スイッチ901が接続されている。
からDC5V,DC32Vの各電圧の電源およびリセッ
ト信号が供給されるように構成されており、出力側には
発射モータM2が接続され、入力側にはタッチセンサ9
00と発射停止スイッチ901が接続されている。
【0051】以上が遊技機の制御系の全体構成である。
次に、図3を参照して、音制御装置(音制御基板)25
0の構成の一例を説明する。図3は、音制御装置250
の構成の概略を示すブロック図である。
次に、図3を参照して、音制御装置(音制御基板)25
0の構成の一例を説明する。図3は、音制御装置250
の構成の概略を示すブロック図である。
【0052】音制御装置250は、演算装置としてCP
U251と音を合成する音LSI254を備えている。
なお、本実施例では、CPU251はROM253とR
AM252を内蔵したシングルチップマイコンで構成さ
れている。但し、ROM253とRAM252をCPU
251の外部に設ける構成としてもよい。なお、RAM
252は電源装置600から供給されるバックアップ電
源(DC5VBB)によって停電発生等の電源遮断時に
おいても記憶が保持されるように構成されている。
U251と音を合成する音LSI254を備えている。
なお、本実施例では、CPU251はROM253とR
AM252を内蔵したシングルチップマイコンで構成さ
れている。但し、ROM253とRAM252をCPU
251の外部に設ける構成としてもよい。なお、RAM
252は電源装置600から供給されるバックアップ電
源(DC5VBB)によって停電発生等の電源遮断時に
おいても記憶が保持されるように構成されている。
【0053】CPU251と音LSI254には発振器
244から26.250MHzのクロック信号が2分周されて
供給されるようになっている。音LSI254の入力側
には音データを格納した音データROM255が接続さ
れている。なお、音データROM255内には、通常の
遊技進行に対応した音データのほかに、停電復旧時に音
出力する代替音の音データを格納させることができる。
また、音LSI254の出力側には音量調整回路256
と増幅回路257が接続され、増幅回路257にはスピ
ーカーユニットSPが接続されている。
244から26.250MHzのクロック信号が2分周されて
供給されるようになっている。音LSI254の入力側
には音データを格納した音データROM255が接続さ
れている。なお、音データROM255内には、通常の
遊技進行に対応した音データのほかに、停電復旧時に音
出力する代替音の音データを格納させることができる。
また、音LSI254の出力側には音量調整回路256
と増幅回路257が接続され、増幅回路257にはスピ
ーカーユニットSPが接続されている。
【0054】CPU251の入力ポート251aには、
チャタリングを除去するために時定数1μsのフィルタ
1100と入力バッファ1101とを介して遊技制御装
置210からの信号が入力されている。入力バッファ1
101は、信号の流れを遊技制御装置210側から音制
御装置250の一方向に規制する働きをする。これによ
り、音制御装置250側から遊技制御装置210に不正
な制御信号が流入する事態を未然に防止することがで
き、不正行為を抑止することができる。
チャタリングを除去するために時定数1μsのフィルタ
1100と入力バッファ1101とを介して遊技制御装
置210からの信号が入力されている。入力バッファ1
101は、信号の流れを遊技制御装置210側から音制
御装置250の一方向に規制する働きをする。これによ
り、音制御装置250側から遊技制御装置210に不正
な制御信号が流入する事態を未然に防止することがで
き、不正行為を抑止することができる。
【0055】また、CPU251の他の入力ポートに
は、チャタリングを除去するための時定数1μsのフィ
ルタ1200と入力バッファ1201とを介して、電源
装置600からの停電検出信号が入力されるようになっ
ている。
は、チャタリングを除去するための時定数1μsのフィ
ルタ1200と入力バッファ1201とを介して、電源
装置600からの停電検出信号が入力されるようになっ
ている。
【0056】次に、図4を参照して電源基板600の概
略構成を説明する。図4は、電源基板600の概略構成
を示すブロック図である。電源基板600には、外部に
設置されるトランス2000から供給される電源(AC
24V)が異常電圧となった場合に過電流の流入を防止
する過電流保護回路2100が設けられており、この過
電流保護回路2100を介して電源のオン・オフを行う
電源スイッチ2101が接続されている。
略構成を説明する。図4は、電源基板600の概略構成
を示すブロック図である。電源基板600には、外部に
設置されるトランス2000から供給される電源(AC
24V)が異常電圧となった場合に過電流の流入を防止
する過電流保護回路2100が設けられており、この過
電流保護回路2100を介して電源のオン・オフを行う
電源スイッチ2101が接続されている。
【0057】電源回路600内の構成は、停電保証電源
部600A(停電検出後、リセット信号出力までの電圧
を保証する電源)と停電無保証電源部600B(停電検
出後、リセット信号出力までの電圧を保証しない電源)
とに大きく分類される。停電保証電源部600Aは、電
源スイッチ2101を介して供給される交流(AC24
V)を直流に変換する整流回路2102が設けられ、整
流回路2102の後段には電流の脈動を吸収する平滑回
路2112が接続されている。
部600A(停電検出後、リセット信号出力までの電圧
を保証する電源)と停電無保証電源部600B(停電検
出後、リセット信号出力までの電圧を保証しない電源)
とに大きく分類される。停電保証電源部600Aは、電
源スイッチ2101を介して供給される交流(AC24
V)を直流に変換する整流回路2102が設けられ、整
流回路2102の後段には電流の脈動を吸収する平滑回
路2112が接続されている。
【0058】平滑回路2112を経た電流は4系統に分
けられ、1系統は停電検出回路2103に供給され、他
の3系統はDC18V生成回路2108,DC12V生
成回路2109,DC5V生成回路2110にそれぞれ
供給され、DC18V,DC12V,DC5Vの電源を
各制御装置に供給する。停電検出回路2103は、平滑
回路2112から供給される電圧を監視し、所定値以上
の電圧低下を停電発生として検出する。
けられ、1系統は停電検出回路2103に供給され、他
の3系統はDC18V生成回路2108,DC12V生
成回路2109,DC5V生成回路2110にそれぞれ
供給され、DC18V,DC12V,DC5Vの電源を
各制御装置に供給する。停電検出回路2103は、平滑
回路2112から供給される電圧を監視し、所定値以上
の電圧低下を停電発生として検出する。
【0059】また、停電検出回路2103からの停電検
出信号は2系統に分けられ、1系統は出力バッファ21
05を介して停電検出信号として各制御装置に供給され
る。残りの系統はCR遅延回路2106(所定時間だけ
遅延させる)と出力バッファ2107を介してリセット
信号として音制御装置250に供給される。
出信号は2系統に分けられ、1系統は出力バッファ21
05を介して停電検出信号として各制御装置に供給され
る。残りの系統はCR遅延回路2106(所定時間だけ
遅延させる)と出力バッファ2107を介してリセット
信号として音制御装置250に供給される。
【0060】なお、CR遅延回路2106は、停電検出
信号に遅延させてリセット信号を出力させるためのもの
であり、停電検出信号を受けて停電処理を完了する時間
を考慮した遅延時間とされる。
信号に遅延させてリセット信号を出力させるためのもの
であり、停電検出信号を受けて停電処理を完了する時間
を考慮した遅延時間とされる。
【0061】また、図示は省略するが、各々の制御装置
内にはリセットパルス生成回路が設けられており、各リ
セットパルス生成回路で生成されるリセットパルスで各
制御装置にリセットをかけるようになっている。このと
き生成されるリセットパルスのパルス幅は各制御装置に
よって異なり、リセットタイミングも異なるようになっ
ている。また、電源装置から出力された停電検出信号も
各々の制御装置に入力され、各制御装置の入力フィルタ
の時定数により停電検出タイミングが異なるように成さ
れている。
内にはリセットパルス生成回路が設けられており、各リ
セットパルス生成回路で生成されるリセットパルスで各
制御装置にリセットをかけるようになっている。このと
き生成されるリセットパルスのパルス幅は各制御装置に
よって異なり、リセットタイミングも異なるようになっ
ている。また、電源装置から出力された停電検出信号も
各々の制御装置に入力され、各制御装置の入力フィルタ
の時定数により停電検出タイミングが異なるように成さ
れている。
【0062】なお、上記リセットタイミングおよび停電
検出タイミングを適当に設定することにより、停電発生
時において制御を終了させる順序を遊技制御装置210
→音制御装置250とすることができ、停止時に遊技制
御装置210から音制御装置250に送られた指令を音
制御装置250が取りこぼす事態を回避することができ
る。また、同様にして電源復旧時において音制御装置2
50→遊技制御装置210の順序で起動させることによ
り制御再開時において遊技制御装置210から送られる
指令を音制御装置250が取りこぼすことを防止するこ
とができる。
検出タイミングを適当に設定することにより、停電発生
時において制御を終了させる順序を遊技制御装置210
→音制御装置250とすることができ、停止時に遊技制
御装置210から音制御装置250に送られた指令を音
制御装置250が取りこぼす事態を回避することができ
る。また、同様にして電源復旧時において音制御装置2
50→遊技制御装置210の順序で起動させることによ
り制御再開時において遊技制御装置210から送られる
指令を音制御装置250が取りこぼすことを防止するこ
とができる。
【0063】また、DC5V生成回路2110によって
生成されたDC5Vの電源は分岐されてDC5VBB生
成回路2111に供給される。DC5VBB生成回路2
111の具体的な構成は(a)に図示するように、DC
5Vとアース(GND)の間に整流素子(ダイオード)
D1と蓄電手段としてのコンデンサC1とを直列に接続
し、通常時においてはダイオードD1の順方向側からD
C5VBBを取り出し、停電発生によりダイオードD1
からの電源供給が途絶えた場合には、コンデンサC1に
蓄えられた電荷からDC5VBBを取り出して遊技制御
装置210のRAM212および音制御装置250のR
AM252にバックアップ電源を供給するように構成さ
れている。なお、コンデンサC1に代えて、NiCd電
池やNi−MH電池等の蓄電池を用いる構成としてもよ
い。
生成されたDC5Vの電源は分岐されてDC5VBB生
成回路2111に供給される。DC5VBB生成回路2
111の具体的な構成は(a)に図示するように、DC
5Vとアース(GND)の間に整流素子(ダイオード)
D1と蓄電手段としてのコンデンサC1とを直列に接続
し、通常時においてはダイオードD1の順方向側からD
C5VBBを取り出し、停電発生によりダイオードD1
からの電源供給が途絶えた場合には、コンデンサC1に
蓄えられた電荷からDC5VBBを取り出して遊技制御
装置210のRAM212および音制御装置250のR
AM252にバックアップ電源を供給するように構成さ
れている。なお、コンデンサC1に代えて、NiCd電
池やNi−MH電池等の蓄電池を用いる構成としてもよ
い。
【0064】一方、停電無保証電源部600Bは、電源
スイッチ2101を介して供給される交流(AC24
V)を2系統に分岐し、1つの系統は整流回路2200
と平滑回路2201を介してDC32Vの電源を生成
し、他の系統は整流回路2202を介してNDC24V
を生成するようになっている。
スイッチ2101を介して供給される交流(AC24
V)を2系統に分岐し、1つの系統は整流回路2200
と平滑回路2201を介してDC32Vの電源を生成
し、他の系統は整流回路2202を介してNDC24V
を生成するようになっている。
【0065】次に、以上の構成の遊技制御装置210と
音制御装置250で実行される停電発生時の処理の一例
を、図5〜図9のフローチャートを参照して説明する。
音制御装置250で実行される停電発生時の処理の一例
を、図5〜図9のフローチャートを参照して説明する。
【0066】まず、遊技制御装置210による処理につ
いて説明する。図5と図6のゼネラルフローチャートに
おいて、ステップS5〜ステップS20は初期化処理お
よびメイン処理の手順を示し、ステップS200〜ステ
ップS206は停電復旧処理の手順を示す。なお、図5
のフローチャートにおけるステップS1〜ステップS1
0およびステップS200〜ステップS206の各処理
は音制御装置250における制御と概ね共通である(音
制御装置250ではステップS202は実行されな
い)。
いて説明する。図5と図6のゼネラルフローチャートに
おいて、ステップS5〜ステップS20は初期化処理お
よびメイン処理の手順を示し、ステップS200〜ステ
ップS206は停電復旧処理の手順を示す。なお、図5
のフローチャートにおけるステップS1〜ステップS1
0およびステップS200〜ステップS206の各処理
は音制御装置250における制御と概ね共通である(音
制御装置250ではステップS202は実行されな
い)。
【0067】遊技制御装置210において処理が開始さ
れると、まずステップS1で割込みを禁止してからステ
ップS2に移行してCPU211の初期化を行う。この
CPU211の初期化では、内蔵デバイスレジスタを設
定したり、外部デバイス用デコーダの設定、RAMアク
セス許可等が行われる。
れると、まずステップS1で割込みを禁止してからステ
ップS2に移行してCPU211の初期化を行う。この
CPU211の初期化では、内蔵デバイスレジスタを設
定したり、外部デバイス用デコーダの設定、RAMアク
セス許可等が行われる。
【0068】次いで、ステップS3に進んで全ポートを
オフに設定する。即ち、具体的には、普通図柄表示装置
を消灯、全ソレノイドを消磁、全コマンド送信ポート等
をオフ状態にする。
オフに設定する。即ち、具体的には、普通図柄表示装置
を消灯、全ソレノイドを消磁、全コマンド送信ポート等
をオフ状態にする。
【0069】そして、ステップS4で停電検査領域の判
定を行い、電源投入である場合にはステップS5以降の
初期化処理に進み、停電復旧である場合にはステップS
200〜ステップS206の停電復旧処理を行う。
定を行い、電源投入である場合にはステップS5以降の
初期化処理に進み、停電復旧である場合にはステップS
200〜ステップS206の停電復旧処理を行う。
【0070】初期化処理ではステップS5において全R
AM領域を0クリアしてステップS6に移行し、スタッ
クポインタを設定してからステップS7に進む。ステッ
プS7では初期値の必要な領域に所定の初期値を設定し
てステップS8に移行し、リセットコマンドの送信を行
ってからステップS9に進む。ステップS9ではCTC
(タイマ割込)を起動し、ステップS10で割込みを許
可してからステップS11以降に移行する。なお、ステ
ップS11〜ステップS20は遊技制御装置210にお
けるメイン処理に相当する。
AM領域を0クリアしてステップS6に移行し、スタッ
クポインタを設定してからステップS7に進む。ステッ
プS7では初期値の必要な領域に所定の初期値を設定し
てステップS8に移行し、リセットコマンドの送信を行
ってからステップS9に進む。ステップS9ではCTC
(タイマ割込)を起動し、ステップS10で割込みを許
可してからステップS11以降に移行する。なお、ステ
ップS11〜ステップS20は遊技制御装置210にお
けるメイン処理に相当する。
【0071】ステップS11では、RAM212のRA
M検査領域のチェックを行い、次いでステップS12に
移行してRAM検査領域が正常であったか否かが判定さ
れる。
M検査領域のチェックを行い、次いでステップS12に
移行してRAM検査領域が正常であったか否かが判定さ
れる。
【0072】ステップS12で正常であると判定された
場合にはステップS13以降に進み、正常ではないと判
定された場合には前記ステップS1に戻る。これによ
り、停電発生時において遊技制御情報がRAM212に
正常に保持されなかった場合には、ステップS8におけ
るリセットコマンドの送信により音制御装置250では
RAM252の記憶情報の初期化が行われるため、停電
復旧時において遊技制御装置210と音制御装置250
で制御内容が食い違うという事態を回避することができ
る。
場合にはステップS13以降に進み、正常ではないと判
定された場合には前記ステップS1に戻る。これによ
り、停電発生時において遊技制御情報がRAM212に
正常に保持されなかった場合には、ステップS8におけ
るリセットコマンドの送信により音制御装置250では
RAM252の記憶情報の初期化が行われるため、停電
復旧時において遊技制御装置210と音制御装置250
で制御内容が食い違うという事態を回避することができ
る。
【0073】ステップS13ではスイッチ入力監視処理
のサブルーチン(スイッチを監視し、入力があった場合
に各種設定等を行う)が、スイッチ14ではエラー監視
処理のサブルーチン(エラー発生/解除を監視し、エラ
ー情報を設定する)が、ステップS15では特別図柄ゲ
ーム処理のサブルーチン(特別図柄ゲームの状態を制御
し、各種出力データの編集処理への情報を設定する)
が、ステップS16では普通図柄ゲーム処理のサブルー
チン(普通図柄の変動を制御し、各種出力データの編集
処理への情報を設定する)が、ステップS17ではソレ
ノイド編集処理のサブルーチン(ソレノイドの出力デー
タを設定する)が、ステップS18では外部情報編集処
理のサブルーチン(外部情報、試射試験端子の出力デー
タを設定するなど)が、ステップS19ではコマンド編
集処理のサブルーチン(ゲーム処理中等で設定された外
部基板へのコマンドの送信を送信処理に要求するなど)
が、ステップS20では乱数更新処理のサブルーチン
(大当り初期値乱数と、演出に関わる乱数を更新するな
ど)がそれぞれ実行される。
のサブルーチン(スイッチを監視し、入力があった場合
に各種設定等を行う)が、スイッチ14ではエラー監視
処理のサブルーチン(エラー発生/解除を監視し、エラ
ー情報を設定する)が、ステップS15では特別図柄ゲ
ーム処理のサブルーチン(特別図柄ゲームの状態を制御
し、各種出力データの編集処理への情報を設定する)
が、ステップS16では普通図柄ゲーム処理のサブルー
チン(普通図柄の変動を制御し、各種出力データの編集
処理への情報を設定する)が、ステップS17ではソレ
ノイド編集処理のサブルーチン(ソレノイドの出力デー
タを設定する)が、ステップS18では外部情報編集処
理のサブルーチン(外部情報、試射試験端子の出力デー
タを設定するなど)が、ステップS19ではコマンド編
集処理のサブルーチン(ゲーム処理中等で設定された外
部基板へのコマンドの送信を送信処理に要求するなど)
が、ステップS20では乱数更新処理のサブルーチン
(大当り初期値乱数と、演出に関わる乱数を更新するな
ど)がそれぞれ実行される。
【0074】次に、ステップS200〜ステップS20
6の停電復旧処理について説明する。前記ステップS4
で停電復旧時であると判定された場合には、ステップS
200に進んでスタックポインタを復帰し、ステップS
201に移行する。ステップS201では、停電復旧時
に初期化する領域に初期値を設定してからステップS2
02に移行し、停電復旧時コマンドの編集と送信を行っ
てからステップS203に移行し、出力ポートの状態を
停電発生時の状態に復元してからステップS204に進
んでCTCを起動し、ステップS206で全レジスタを
復帰し、ステップS206で割込み状態を復帰してから
メイン処理に戻る。
6の停電復旧処理について説明する。前記ステップS4
で停電復旧時であると判定された場合には、ステップS
200に進んでスタックポインタを復帰し、ステップS
201に移行する。ステップS201では、停電復旧時
に初期化する領域に初期値を設定してからステップS2
02に移行し、停電復旧時コマンドの編集と送信を行っ
てからステップS203に移行し、出力ポートの状態を
停電発生時の状態に復元してからステップS204に進
んでCTCを起動し、ステップS206で全レジスタを
復帰し、ステップS206で割込み状態を復帰してから
メイン処理に戻る。
【0075】次に、図5と図7を参照して音制御装置2
50における処理について説明する。なお、図5のフロ
ーチャートにおけるステップS1〜ステップS10およ
びステップS200〜ステップS206の処理は遊技制
御装置210と略共通であり、重複した処理の説明は省
略するが、ステップS200〜S206の停電復旧処理
により停電発生時の音パターンで音制御を再開させるこ
とができる。
50における処理について説明する。なお、図5のフロ
ーチャートにおけるステップS1〜ステップS10およ
びステップS200〜ステップS206の処理は遊技制
御装置210と略共通であり、重複した処理の説明は省
略するが、ステップS200〜S206の停電復旧処理
により停電発生時の音パターンで音制御を再開させるこ
とができる。
【0076】音制御装置250においてはステップS1
〜ステップS10の初期化処理を実行後に、図7のメイ
ン処理に移行し、ステップS30でRAM2402のR
AM検査領域のチェックを行い、次いでステップS31
に移行してRAM検査領域が正常であったか否かが判定
される。
〜ステップS10の初期化処理を実行後に、図7のメイ
ン処理に移行し、ステップS30でRAM2402のR
AM検査領域のチェックを行い、次いでステップS31
に移行してRAM検査領域が正常であったか否かが判定
される。
【0077】ステップS31で正常であると判定された
場合にはステップS32以降に進み、正常ではないと判
定された場合には前記ステップS1に戻る。
場合にはステップS32以降に進み、正常ではないと判
定された場合には前記ステップS1に戻る。
【0078】ステップS32では遊技制御装置210か
ら送信されてくるコマンドの解読を行うサブルーチンを
実行してからステップS33に移行する。ステップS3
3では、音パターンの制御データを更新して前記ステッ
プS30に戻る。
ら送信されてくるコマンドの解読を行うサブルーチンを
実行してからステップS33に移行する。ステップS3
3では、音パターンの制御データを更新して前記ステッ
プS30に戻る。
【0079】なお、コマンド受信処理については図示し
ないが、受信信号を受けると起動される割込み処理で別
に行われるようになっている。
ないが、受信信号を受けると起動される割込み処理で別
に行われるようになっている。
【0080】これにより、遊技制御装置210から送出
される各種コマンドに応じた音出力が音制御装置250
の制御により実行される。また、停電発生時において
は、前述のように受信コマンドに対応するCPU251
内のレジスタの記憶情報をDC5VBBでバックアップ
されているRAM252内の所定記憶領域に退避させ
る。これにより電源復旧時にRAM252内のレジスタ
情報を読み出すことにより停電発生前の状態で音出力を
再開することができる。
される各種コマンドに応じた音出力が音制御装置250
の制御により実行される。また、停電発生時において
は、前述のように受信コマンドに対応するCPU251
内のレジスタの記憶情報をDC5VBBでバックアップ
されているRAM252内の所定記憶領域に退避させ
る。これにより電源復旧時にRAM252内のレジスタ
情報を読み出すことにより停電発生前の状態で音出力を
再開することができる。
【0081】また、上記レジスタ情報を読み出して音出
力を再開するのに代えて、音データROM254から代
替音出力用の音データを読み出して代替音の出力を行う
ようにしてもよい。
力を再開するのに代えて、音データROM254から代
替音出力用の音データを読み出して代替音の出力を行う
ようにしてもよい。
【0082】なお、上記コマンドをレジスタに代えてR
AM252等の半導体メモリの所定記憶領域に保持する
ようにしてもよい。レジスタに保持する場合には受信時
の処理が速く、半導体メモリに保持する場合には停電発
生時の処理が速いというメリットがある。レジスタを用
いるか半導体メモリを用いるかはハードウェアあるいは
ソフトウェアの設計次第で適宜選択することができる。
AM252等の半導体メモリの所定記憶領域に保持する
ようにしてもよい。レジスタに保持する場合には受信時
の処理が速く、半導体メモリに保持する場合には停電発
生時の処理が速いというメリットがある。レジスタを用
いるか半導体メモリを用いるかはハードウェアあるいは
ソフトウェアの設計次第で適宜選択することができる。
【0083】次に図8のフローチャートを参照してタイ
マ割込み処理について説明する。
マ割込み処理について説明する。
【0084】このタイマ割込み処理は500μs周期の
割り込みであり、まずステップS50でレジスタを退避
してからステップS51に進む。ステップS51はポー
ト出力処理のサブルーチンであり、メインループ(メイ
ン処理)内で設定された出力データ(例えば、普通図柄
表示装置表示データ、全ソレノイド出力データ等)を5
00μsの周期で合成して出力する処理を行う。
割り込みであり、まずステップS50でレジスタを退避
してからステップS51に進む。ステップS51はポー
ト出力処理のサブルーチンであり、メインループ(メイ
ン処理)内で設定された出力データ(例えば、普通図柄
表示装置表示データ、全ソレノイド出力データ等)を5
00μsの周期で合成して出力する処理を行う。
【0085】次いでステップS52に移行して、表示器
コマンドの送信要求がある場合にコマンドを送信する表
示器コマンド送信処理のサブルーチンを実行してステッ
プS53に進む。ステップS53では、時分割カウンタ
を更新する。即ち、タイマ割込み内の処理を時分割で行
うためのカウンタを+1更新する。続いてステップS5
4に移行して時分割カウンタの下位3ビットの値に対応
する各処理(ステップS541〜ステップS547)を
実行する。
コマンドの送信要求がある場合にコマンドを送信する表
示器コマンド送信処理のサブルーチンを実行してステッ
プS53に進む。ステップS53では、時分割カウンタ
を更新する。即ち、タイマ割込み内の処理を時分割で行
うためのカウンタを+1更新する。続いてステップS5
4に移行して時分割カウンタの下位3ビットの値に対応
する各処理(ステップS541〜ステップS547)を
実行する。
【0086】時分割カウンタの下位3ビットの値=2の
時にはステップS541に移行して実行周期4msの払
出コマンドの送信を行う払出コマンド送信処理を行い、
下位3ビットの値=4の時にはステップS542に移行
して実行周期4msの音コマンドの送信を行う音コマン
ド送信処理を行い、下位3ビットの値=6の時にはステ
ップS543に移行して実行周期4msのランプコマン
ドの送信を行うランプコマンド送信処理を行い、下位3
ビットの値=0の時にはステップS544に移行して実
行周期4msでメインループで使用するタイマを各々の
周期で−1更新するタイマ更新処理2を行い、下位3ビ
ットの値=1,3,5,7の時にはステップS545〜
ステップS547の処理に移行する。
時にはステップS541に移行して実行周期4msの払
出コマンドの送信を行う払出コマンド送信処理を行い、
下位3ビットの値=4の時にはステップS542に移行
して実行周期4msの音コマンドの送信を行う音コマン
ド送信処理を行い、下位3ビットの値=6の時にはステ
ップS543に移行して実行周期4msのランプコマン
ドの送信を行うランプコマンド送信処理を行い、下位3
ビットの値=0の時にはステップS544に移行して実
行周期4msでメインループで使用するタイマを各々の
周期で−1更新するタイマ更新処理2を行い、下位3ビ
ットの値=1,3,5,7の時にはステップS545〜
ステップS547の処理に移行する。
【0087】ステップS545では更新周期1msで乱
数を+1更新する乱数更新処理を行い、ステップS54
6では実行周期1msでメインループで使用するタイマ
を各々の周期で−1更新するタイマ更新処理1を行い、
ステップS547では読込周期1msの2度読みで一致
した場合にスイッチの状態を確定するポート入力処理を
行う。そして、各時分割処理終了後にステップS55に
移行してレジスタを復帰させ、その後ステップS56に
進んで割込みを許可してメインループに復帰する。
数を+1更新する乱数更新処理を行い、ステップS54
6では実行周期1msでメインループで使用するタイマ
を各々の周期で−1更新するタイマ更新処理1を行い、
ステップS547では読込周期1msの2度読みで一致
した場合にスイッチの状態を確定するポート入力処理を
行う。そして、各時分割処理終了後にステップS55に
移行してレジスタを復帰させ、その後ステップS56に
進んで割込みを許可してメインループに復帰する。
【0088】次に、図9のフローチャートを参照して停
電発生時の割込み処理(NMI割込み)について説明す
る。この停電発生時の割込み処理は、遊技制御装置21
0および音制御装置250に共通であり、それぞれにお
いて行われる。
電発生時の割込み処理(NMI割込み)について説明す
る。この停電発生時の割込み処理は、遊技制御装置21
0および音制御装置250に共通であり、それぞれにお
いて行われる。
【0089】この割込み処理では、まずステップS10
0で停電発生時の割込み許可/禁止フラグの状態の保存
を行う。即ち、停電復旧時に割込み許可状態で復帰する
のか、割込み禁止状態で復帰するのかを判断するために
判定用の情報の保存を行う。
0で停電発生時の割込み許可/禁止フラグの状態の保存
を行う。即ち、停電復旧時に割込み許可状態で復帰する
のか、割込み禁止状態で復帰するのかを判断するために
判定用の情報の保存を行う。
【0090】次いで、ステップS101では全レジスタ
(受信コマンドを保持するレジスタを含む)の退避を行
ってからステップS102に移行し、スタックポインタ
を退避してステップS103に進む。ステップS103
では、全ポートをオフに設定する。即ち、情報図柄表示
装置を消灯、全ソレノイドを消磁、全外部情報および全
コマンド送信ポートをオフ状態にする。続いてステップ
S104に移行して停電検査領域を設定する。即ち、正
常に停電発生時の処理が終了したことを示す判定値を設
定する。次いでステップS105に移行して、RAMア
クセスを禁止する。
(受信コマンドを保持するレジスタを含む)の退避を行
ってからステップS102に移行し、スタックポインタ
を退避してステップS103に進む。ステップS103
では、全ポートをオフに設定する。即ち、情報図柄表示
装置を消灯、全ソレノイドを消磁、全外部情報および全
コマンド送信ポートをオフ状態にする。続いてステップ
S104に移行して停電検査領域を設定する。即ち、正
常に停電発生時の処理が終了したことを示す判定値を設
定する。次いでステップS105に移行して、RAMア
クセスを禁止する。
【0091】これにより、停電発生時に遊技制御情報お
よび音制御情報をRAM212および252に退避させ
て保持することができ、停電復旧時にこれらの情報をC
PU211および251で読み出すことにより停電発生
時の制御状態から遊技を再開することができる。
よび音制御情報をRAM212および252に退避させ
て保持することができ、停電復旧時にこれらの情報をC
PU211および251で読み出すことにより停電発生
時の制御状態から遊技を再開することができる。
【0092】また、停電発生時の制御状態から音出力を
再開するのに代えて、音データROM255から代替音
出力用の音データを読み出して代替音を出力するように
してもよい。
再開するのに代えて、音データROM255から代替音
出力用の音データを読み出して代替音を出力するように
してもよい。
【0093】次に図10の状態遷移図と図11、図12
に示すコマンド表を参照して音制御装置250における
遊技制御装置210からのコマンドに従った音制御状態
の遷移と、停電処理との関係について説明する。
に示すコマンド表を参照して音制御装置250における
遊技制御装置210からのコマンドに従った音制御状態
の遷移と、停電処理との関係について説明する。
【0094】まず、いわゆる「客待ち」のデモンストレ
ーション状態では音出力を行わない無音状態となる。こ
のデモンストレーション状態でコマンドAが送られると
変動音1〜48の何れかが指定され変動開始時の音出力
が行われる(図11(a)参照)。
ーション状態では音出力を行わない無音状態となる。こ
のデモンストレーション状態でコマンドAが送られると
変動音1〜48の何れかが指定され変動開始時の音出力
が行われる(図11(a)参照)。
【0095】次に、コマンドBが送られると大当り発生
を知らせるファンファーレの音出力を行う(図12
(d)参照)。次いで、コマンドCが送られると大入賞
口開放時(大当り動作)の大当り音の出力を行う(図1
2(e)参照)。続いて、コマンドDが送られるとイン
ターバル時の音出力を行う(図12(f)参照)。この
インターバル時の音出力が終わると先の大当り動作の音
出力に戻る。
を知らせるファンファーレの音出力を行う(図12
(d)参照)。次いで、コマンドCが送られると大入賞
口開放時(大当り動作)の大当り音の出力を行う(図1
2(e)参照)。続いて、コマンドDが送られるとイン
ターバル時の音出力を行う(図12(f)参照)。この
インターバル時の音出力が終わると先の大当り動作の音
出力に戻る。
【0096】また、大当り動作の音出力中にコマンドE
が送られてくると最終回の大入賞口閉鎖時の音出力を行
って(図12(g)参照)から「客待ち」のデモンスト
レーションの無音状態または変動中の音出力に戻る。
が送られてくると最終回の大入賞口閉鎖時の音出力を行
って(図12(g)参照)から「客待ち」のデモンスト
レーションの無音状態または変動中の音出力に戻る。
【0097】そして、上記各コマンドに対応した音出力
中に停電等による電源遮断が発生した場合には、前述の
NMI割込み処理により全レジスタ、スタックポインタ
が音制御装置250内のRAM252の所定記憶領域に
退避され、且つバックアップ電源(DC5VBB)によ
り保持される。つまり、コマンドを保持するレジスタに
基づいて停電発生時に行っていた音出力のコマンドが復
帰される。このコマンドに基づいて音制御が再開され
る。したがって、停電復旧時にはRAM252の所定記
憶領域に記憶保持されている全レジスタ、スタックポイ
ンタを復帰させることにより停電発生時の音出力を遊技
制御装置210からのコマンドの再送なしに再開するこ
とができる。
中に停電等による電源遮断が発生した場合には、前述の
NMI割込み処理により全レジスタ、スタックポインタ
が音制御装置250内のRAM252の所定記憶領域に
退避され、且つバックアップ電源(DC5VBB)によ
り保持される。つまり、コマンドを保持するレジスタに
基づいて停電発生時に行っていた音出力のコマンドが復
帰される。このコマンドに基づいて音制御が再開され
る。したがって、停電復旧時にはRAM252の所定記
憶領域に記憶保持されている全レジスタ、スタックポイ
ンタを復帰させることにより停電発生時の音出力を遊技
制御装置210からのコマンドの再送なしに再開するこ
とができる。
【0098】なお、図10に現れなかったコマンドとし
ては、図11(b)の記号「X」に対応する停電復旧時
の音出力、記号記号「R」に対応するリセット時の音出
力、図12の(h)の第1種始動口入賞時に音出力のコ
マンドなどがある。
ては、図11(b)の記号「X」に対応する停電復旧時
の音出力、記号記号「R」に対応するリセット時の音出
力、図12の(h)の第1種始動口入賞時に音出力のコ
マンドなどがある。
【0099】図13に示すタイミングチャートは、音出
力開始時に音パターンを指定する指令体系を採用する場
合における電源遮断および電源再投入の状態を示す。
力開始時に音パターンを指定する指令体系を採用する場
合における電源遮断および電源再投入の状態を示す。
【0100】この場合には電源が遮断される前に音パタ
ーンが遊技制御装置210からコマンドとして音制御
装置250に送信されている。したがって、停電発生時
にこれらのコマンドがRAM252にバックアップさ
れ、電源再投入時(電源復旧時)に遊技制御装置210
から送信されてくる停電復旧信号(コマンド)を契機
に音制御装置250はRAM252にバックアップされ
て保持されている前記コマンドを読み出すことにより
電源遮断前の音出力を再開することができる。そして、
所定時間経過後に遊技制御装置210から送信されてく
る次の指令に基づいて次の音出力を開始することとな
る。
ーンが遊技制御装置210からコマンドとして音制御
装置250に送信されている。したがって、停電発生時
にこれらのコマンドがRAM252にバックアップさ
れ、電源再投入時(電源復旧時)に遊技制御装置210
から送信されてくる停電復旧信号(コマンド)を契機
に音制御装置250はRAM252にバックアップされ
て保持されている前記コマンドを読み出すことにより
電源遮断前の音出力を再開することができる。そして、
所定時間経過後に遊技制御装置210から送信されてく
る次の指令に基づいて次の音出力を開始することとな
る。
【0101】これにより、音制御装置250において電
源遮断が発生する以前に遊技制御装置210から送られ
た指令信号は前述のNMI割込み処理等の停電処理によ
りRAM252の所定領域に退避されると共に、バック
アップ電源により記憶保持されるため、電源復旧後にお
ける制御再開時において電源遮断時の音パターンで音出
力を再開することができる。したがって、制御情報の消
滅による不適切な音出力が行われる事態を未然に回避す
ることができ遊技者の違和感を緩和することができる。
源遮断が発生する以前に遊技制御装置210から送られ
た指令信号は前述のNMI割込み処理等の停電処理によ
りRAM252の所定領域に退避されると共に、バック
アップ電源により記憶保持されるため、電源復旧後にお
ける制御再開時において電源遮断時の音パターンで音出
力を再開することができる。したがって、制御情報の消
滅による不適切な音出力が行われる事態を未然に回避す
ることができ遊技者の違和感を緩和することができる。
【0102】なお、バックアップされているコマンドに
基づく音出力の再開に代えて、音データROM255に
格納されている代替音出力用の音データに基づいて代替
音の出力を行うようにしてもよい。
基づく音出力の再開に代えて、音データROM255に
格納されている代替音出力用の音データに基づいて代替
音の出力を行うようにしてもよい。
【0103】また、本実施形態では、遊技制御装置21
0や音制御装置250の記憶手段としてRAM212,
252を用いる場合について説明したが、これに限らず
電気的に書き換え可能なEEPROM等の不揮発性半導
体メモリをバックアップ用記憶手段として採用してもよ
い。
0や音制御装置250の記憶手段としてRAM212,
252を用いる場合について説明したが、これに限らず
電気的に書き換え可能なEEPROM等の不揮発性半導
体メモリをバックアップ用記憶手段として採用してもよ
い。
【0104】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示され
た実施の形態はすべての点で例示であって開示された技
術に限定されるものではないと考えるべきである。すな
わち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態におけ
る説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あく
までも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであ
り、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許
請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示され
た実施の形態はすべての点で例示であって開示された技
術に限定されるものではないと考えるべきである。すな
わち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態におけ
る説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あく
までも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであ
り、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許
請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0105】
【発明の効果】本発明は、遊技領域における遊技の進行
を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令
に基づいて音出力装置における音出力を制御する音制御
手段とを少なくとも備えた遊技機であって、前記遊技制
御手段と前記音制御手段は、制御情報を記憶する揮発性
の記憶手段をそれぞれ備え、且つ、各記憶手段は、電源
遮断時において前記制御情報を保持する記憶保持手段を
それぞれ備えるようにしたので、停電などの電源遮断時
において、遊技制御手段の記憶手段の制御情報が保持さ
れるのに加えて、音制御手段の記憶手段の制御情報も保
持されるので、電源が復旧した際に音制御手段は記憶保
持された制御情報を読み出すことにより電源遮断時にお
ける状態から音制御を再開することができるという効果
がある。
を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令
に基づいて音出力装置における音出力を制御する音制御
手段とを少なくとも備えた遊技機であって、前記遊技制
御手段と前記音制御手段は、制御情報を記憶する揮発性
の記憶手段をそれぞれ備え、且つ、各記憶手段は、電源
遮断時において前記制御情報を保持する記憶保持手段を
それぞれ備えるようにしたので、停電などの電源遮断時
において、遊技制御手段の記憶手段の制御情報が保持さ
れるのに加えて、音制御手段の記憶手段の制御情報も保
持されるので、電源が復旧した際に音制御手段は記憶保
持された制御情報を読み出すことにより電源遮断時にお
ける状態から音制御を再開することができるという効果
がある。
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としての
パチンコ機の構成例を示す正面図である。
パチンコ機の構成例を示す正面図である。
【図2】本実施形態に係る遊技機の制御系の構成の概略
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】装飾制御装置の構成例を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】電源基板の概略構成を示すブロック図である。
【図5】遊技制御装置および音制御装置における処理の
一部を示すゼネラルフローチャートである。
一部を示すゼネラルフローチャートである。
【図6】遊技制御装置における処理の一部を示すゼネラ
ルフローチャートである。
ルフローチャートである。
【図7】音制御装置における処理の一部を示すゼネラル
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】タイマ割込み処理の手順を示すフローチャート
である。
である。
【図9】停電発生時の割込み処理(NMI割込み)のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】音出力装置におけるコマンドによる装飾状態
の遷移状況を示す状態遷移図である。
の遷移状況を示す状態遷移図である。
【図11】音制御装置におけるコマンドの記号と内容の
対応表である。
対応表である。
【図12】装飾制御装置におけるコマンドの記号と内容
の対応表である。
の対応表である。
【図13】音出力開始時に音パターンを指定する指令体
系を採用する場合における電源遮断および電源再投入の
状態を示すタイミングチャートである。
系を採用する場合における電源遮断および電源再投入の
状態を示すタイミングチャートである。
Y 遊技機 C カードユニット 100 遊技盤 101 ガイドレール 102 特別図柄表示器(変動表示装置) 103 特図始動入賞口 104,105 普図始動ゲート 106 変動入賞装置 107,108,109,110,111 一般入賞口 121 特図始動入賞記憶表示器 122 普通図柄表示器 123 普図始動入賞記憶表示器 124,125 装飾ランプ 126 打球方向変換部材 300 遊技枠 301 遊技枠状態表示LED 302 遊技枠装飾LED 303 遊技枠装飾ランプ 400 上受け皿 401 下受け皿 402 ハンドル 403 灰皿 500 カード投入口 210 遊技制御装置 211 CPU 212 RAM 213 試射試験信号端子 220 排出制御装置 221 CPU 222 RAM 230 表示制御装置 231 CPU 232 RAM 240 ランプ制御装置 241 CPU 250 音制御装置 251 CPU 252 RAM 253 ROM 254 音LSI 255 音データROM 256 音量調節回路 257 増幅回路 SP スピーカーユニット 260 発射制御基板 500 発振器 600 電源基板 600A 停電保証電源部 600B 停電無保証電源部 601 バックアップ回路 602 電源回路 603 停電検出回路 700 盤用外部接続端子盤 701 枠用外部接続端子盤 702 カードユニット接続基板 900 タッチセンサ 901 発射停止スイッチ 1100 フィルタ 1101 入力バッファ 1200 フィルタ 1201 入力バッファ 1300 フィルタ 1301 入力バッファ 1302 リセットパルス生成回路 1400 ROM 2000 トランス 2100 過電流保護回路 2101 電源スイッチ 2102 整流回路 2103 停電検出回路 2104 出力バッファ 2105 出力バッファ 2106 CR遅延回路 2107 出力バッファ 2108 DC18V生成回路 2109 DC12V生成回路 2110 DC5V生成回路 2111 DC5VBB生成回路 2112 平滑回路 D1 ダイオード C1 コンデンサ 2200 整流回路 2201 平滑回路 2202 整流回路
Claims (10)
- 【請求項1】 遊技領域における遊技の進行を制御する
遊技制御手段と、 該遊技制御手段からの指令に基づいて音出力装置におけ
る音出力を制御する音制御手段と、 を少なくとも備えた遊技機であって、 前記遊技制御手段と前記音制御手段は、制御情報を記憶
する揮発性の記憶手段をそれぞれ備え、且つ、各記憶手
段は、電源遮断時において前記制御情報を保持する記憶
保持手段をそれぞれ備えることを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記記憶保持手段は、 前記記憶手段に記憶保持用のバックアップ電力を供給す
る蓄電手段で構成されることを特徴とする請求項1記載
の遊技機。 - 【請求項3】 前記蓄電手段は、前記記憶手段に電源を
供給する電源供給手段に整流素子を介して接続されるコ
ンデンサまたは蓄電池で構成されることを特徴とする請
求項2に記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記音制御手段は、 電源遮断時において、前記遊技制御手段から送出された
指令を前記記憶手段に保持し、 電源再投入時において、前記遊技制御手段よりも先に復
帰して、前記記憶手段に保持されている指令に基づいて
電源遮断時に行っていた音制御を指示した指令の受信時
の状態から音制御を再開することを特徴とする請求項1
から請求項3の何れかに記載の遊技機。 - 【請求項5】 前記遊技制御手段は、制御再開後に復帰
指令を前記音制御手段に対して送出し、該音制御手段は
該復帰指令に基づいて前記音出力装置による音出力を再
開させることを特徴とする請求項4記載の遊技機。 - 【請求項6】 前記音制御手段は、 電源再投入時に、電源遮断前の音出力に代えて代替音出
力の制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5
の何れかに記載の遊技機。 - 【請求項7】 前記音制御手段は、 電源再投入時から、前記遊技制御手段より所定の指令を
受信するまでの間、前記記憶手段に保持されている指令
に基づく音制御を行うことを特徴とする請求項1から請
求項6の何れかに記載の遊技機。 - 【請求項8】 前記遊技制御手段の前記記憶手段が、電
源遮断時における制御情報を正常に記憶保持しなかった
場合には、該遊技制御手段は制御再開後に、前記音制御
手段に対して初期化指令を送出し、 該音制御手段は、初期化指令に基づいて該音制御手段の
前記記憶手段の記憶保持領域を初期化することを特徴と
する請求項1から請求項7の何れかに記載の遊技機。 - 【請求項9】 前記指令は、前記遊技制御手段から前記
音制御手段へ向かう一方向のみに伝達可能に構成されて
いることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに
記載の遊技機。 - 【請求項10】 前記音制御手段は、前記遊技制御手段
からの入力のみを可能とする信号伝達方向規制手段を備
えることを特徴とする請求項9記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172833A JP2001347043A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172833A JP2001347043A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001347043A true JP2001347043A (ja) | 2001-12-18 |
Family
ID=18675162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000172833A Pending JP2001347043A (ja) | 2000-06-09 | 2000-06-09 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001347043A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007307420A (ja) * | 2007-08-31 | 2007-11-29 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2010063735A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2010184159A (ja) * | 2010-06-04 | 2010-08-26 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012166087A (ja) * | 2012-06-13 | 2012-09-06 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014155786A (ja) * | 2014-02-12 | 2014-08-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2017080074A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2021003232A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003233A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003230A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003220A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003221A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003231A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003234A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
-
2000
- 2000-06-09 JP JP2000172833A patent/JP2001347043A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007307420A (ja) * | 2007-08-31 | 2007-11-29 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP4656110B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2011-03-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2010063735A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2010184159A (ja) * | 2010-06-04 | 2010-08-26 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012166087A (ja) * | 2012-06-13 | 2012-09-06 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014155786A (ja) * | 2014-02-12 | 2014-08-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2017080074A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2021003232A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003233A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003230A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003220A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003221A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003231A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2021003234A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
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