JP4693086B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)が配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68、インタフェース回路(I/F回路)69及びタイマ72が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67、I/F回路69、タイマ72はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。更に、サブ制御基板60の外部から操作部材44がバス70に対して接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82、設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
役抽選部101は、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。小役とは、その小役の種類に応じて枚数のメダルを遊技者に払い出す役であり、本実施形態では、メダルの払い出し枚数が15枚(小役1)、8枚(小役2)、2枚(小役3)の3種類の小役を用意している。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
RPがリプレイに該当する。
操作手順割当部102は、役抽選部101による抽選の結果、入賞させるための操作手順の報知対象となる小役(本実施形態では、小役1(ベル))が当選した場合に、ストップスイッチ42の操作順序を割り当てる。これら割り当てられた操作順序を示す割当情報はサブ制御基板60に対して送信される。小役1の当選後、遊技者が割り当てられた操作手順でストップスイッチ42を操作すると、リール制御部105は、小役1が入賞するようにリール制御を行う。一方、割り当てられた操作手順以外の順序でストップスイッチ42が操作された場合は、何れの役にも当選しなかった場合(ハズレ)に対応するリール制御がなされ、当該小役の入賞が排除される。
タイミング制御部103は、役抽選部101や、後述のリール制御部105及び入賞判定部106等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部103は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部105にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部105にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部106に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部103の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部104は、役抽選部101の抽選結果によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。
リール制御部105は、タイミング制御部103からの指示に基づいて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部105は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部106は、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインのいずれかに役の図柄の組み合わせが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部106は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部106が図柄の組み合わせを判定するのではなく、リール制御部105によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組み合わせを判別するようにしてもよい。
特別遊技制御部107は、入賞判定部106による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定回数の遊技の間、特別遊技の制御を行う。例えば、特別遊技制御部107は、特別遊技中における役抽選部101の抽選結果に応じて、リール制御部105に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。
払出制御部108は、入賞判定部106による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
演出パターン選択部201は、スタートスイッチ41が操作されて遊技が開始されてから3個目のストップスイッチが操作され、全リール31が停止するまでの間に行う演出のパターン、3個目のストップスイッチが操作されて遊技が終了した時に、何らかの役に入賞していた場合に当該入賞役の種類等に応じた演出のパターン、及び、操作部材44が操作されるまでに未だ報知処理がなされていない分のAT当選結果に関する情報を遊技者等に報知するための演出パターン等を選択する。なお、演出のパターンは、例えばROM62に記憶されている。
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択されたパターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64が演出表示装置40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
AT抽選部203は、メイン制御基板50から送信される当選役情報に基づいてAT抽選処理を行う。このAT抽選処理には、AT遊技状態への移行の可否を抽選するAT当否抽選処理、及び、当該AT当否抽選処理によりAT遊技状態への移行が可能という抽選結果(当選)が得られた場合に限り実行されるAT回数抽選処理が含まれる。AT回数抽選処理は、AT回数抽選テーブル209を用いて行われる。なお、「当選役情報」とは役抽選部101による役抽選結果が示された情報である。また、ここでいう「AT遊技状態」とは、報知対象決定部205により決定された小役を入賞させるための操作手順(ストップスイッチ群42の操作手順)の報知を行う遊技状態のことをいう。さらに、「AT回数」はATのセット回数である。以下では、このセット回数のことをAT回数と称す。1セット当たりの操作手順の報知回数は、後述の報知回数抽選部204の抽選処理によって決定される。
報知回数抽選部204は、AT抽選部203によるAT当否抽選処理の結果、当選している状態で報知回数の抽選処理を行う。なお、「報知回数」とは、AT回数1回分で報知処理がなされる遊技数のことである。また、報知回数抽選部204は、有効化された操作部材44が操作された場合、その時点において後述のAT連荘回数情報記憶部207に記憶されているAT連荘回数を所定の単位の値、例えば報知回数に換算する。
AT遊技中フラグ情報記憶部206は、当該遊技がAT遊技状態にあるとき又は次遊技からAT遊技状態となるときにAT遊技中フラグをオンの状態で記憶し、当該遊技が非遊技状態にあるとき又は次遊技から非AT遊技状態となるときにAT遊技中フラグをオフの状態で記憶する。
AT連荘回数情報記憶部207は、AT抽選部203によるAT回数抽選の結果当選したAT回数をAT連荘回数として記憶する。スロットマシン10は、AT連荘回数情報記憶部207に記憶されたAT連荘回数に基づいて、高い確率でAT連荘回数分連続的にATを発生させる。
報知回数情報記憶部208は、報知回数抽選部204による抽選の結果、当選したAT回数1回分の報知回数を記憶する。
AT回数抽選テーブル209は、例えば図6に示すようなテーブル構成を有しており、AT回数毎に所定の当選領域が割り当てられている。AT抽選部203は、AT回数抽選処理の際、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、本AT回数抽選テーブル209内において取得した乱数が属する領域に基づいて、当選したAT回数を判定する。
残報知回数記憶部210は、報知回数抽選部204によって算出された報知回数を記憶する。
報知回数抽選テーブル211は、例えば図7に示すようなテーブル構成を有しており、遊技数毎に所定の当選領域が割り当てられている。報知回数抽選部204は、報知回数の抽選処理の際、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、本報知回数抽選テーブル211内において取得した乱数が属する領域に基づいて、当選した報知回数を判定する。
操作部材有効化部212は、タイマ72が所定の時間の経過(例えば、開店から13時間後)を計時した時、又は、所定の時刻(例えば、23時)を計時した時に、操作部材44を有効化し、遊技者やホール係員等からの操作が受け付けられる状態となる。一方で、操作部材有効化部212は、それ以前の操作部材44に対する操作は無効とし、サブ制御基板60はその操作を受け付けない。
先ず、図9−1に示すように、AT抽選部203は、メイン制御基板50からの当選役情報の受信を待って、受信した当選役情報に基づきAT抽選を行うか否かを判断する(ステップS401/YES、S402)。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
44:操作部材
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
71:スピーカ
72:タイマ
101:役抽選部
102:操作手順割当部
103:タイミング制御部
104:フラグ情報記憶部
105:リール制御部
106:入賞判定部
107:特別遊技制御部
108:払出制御部
109:役抽選テーブル
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
203:AT抽選部
204:報知回数抽選部
206:AT遊技中フラグ情報記憶部
207:AT連荘回数情報記憶部
208:報知回数情報記憶部
209:AT回数抽選テーブル
210:残報知回数記憶部
211:報知回数抽選テーブル
212:操作部材有効化部
Claims (2)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
前記各リールに対応して設けられ、前記各リールの回転停止のための遊技者が操作する操作スイッチと、
小役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段にて当選した小役を入賞させるための前記操作スイッチの操作要領を、遊技者に対して報知する操作要領報知手段と、
前記操作要領報知手段によって報知処理を行うか否かの抽選を行うとともに、前記報知処理の回数を抽選により決定する報知処理抽選手段と、
前記報知処理抽選手段により決定された前記報知処理の前記回数を累積して記憶するとともに、当該報知処理が実行される毎に前記回数を減じる報知処理回数記憶手段と、
前記報知処理毎の最初の遊技において、当該報知処理において前記操作要領を報知する遊技回数を抽選により決定する報知回数抽選手段と、
時間を計る計時手段と、
所定の操作に応じて、それまでに未だ実行されていない前記報知処理の前記回数を前記報知処理回数記憶手段から読み出して、当該回数分、前記報知回数抽選手段により前記遊技回数の抽選を行い、当該報知回数抽選手段で決定された前記遊技回数の合計値を出力する抽選結果出力手段と、を有し、
前記抽選結果出力手段は、前記計時手段において所定の時間が経過するまでに、又は、前記計時手段において所定の時刻となるまでに前記所定の操作があっても無効として前記遊技回数の合計値を出力しないことを特徴とする遊技機。 - 前記抽選結果出力手段により前記遊技回数の合計値が算出されたときに、当該遊技回数の合計値に相当する前記報知処理が行われたとすると得ることができるであろうメダル獲得枚数を算出する当選結果演算手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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