JP4823762B2 - 車両の出力制御装置 - Google Patents

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    • B60W2510/06Combustion engines, Gas turbines
    • B60W2510/0676Engine temperature

Description

本発明は、異なる駆動力特性を有する複数のモードから外部操作により1つのモードを選択し、選択したモードの駆動力特性に従って駆動力指示値を設定する車両の駆動力制御装置に関する。
一般に、自動車等の車両では、燃費性能と走行性能(加速応答性)との双方が良好であることが好ましいが、両者を1台の車両で両立させることは難しい。そのため、1台の車両に、通常のノーマルモード以外に、燃費重視のエコノミーモードや出力重視のパワーモード等、複数の制御モードを設定し、運転者が切換スイッチ等の操作により1つの制御モードを選択することで、1台の車両で燃費性能と走行性能との双方を満足させるようにした技術が知られている。
例えば特許文献1(特開平5−332236号公報)には、運転者が選択した制御モード(エコノミーモードとパワーモードとの一方)に対応する空燃比マップと点火時期マップとを選択し、選択したマップに基づいて燃料噴射制御、及び点火時期制御を行う技術が開示されている。
特開平5−332236号公報
上述した文献に開示されている技術では、運転者が特定のモードを選択した場合、選択後、再度別のモードへ切換えるまで、運転者が選択したモードに従ってエンジン出力が制御されることになる。
しかし、運転者が、例えば冷態始動時においてパワーモードのような出力重視のモードを選択した場合、始動後の暖機運転における燃費及び排気エミッションが悪化してしまう不都合がある。同様に、後進走行時にパワーモードのような出力重視のモードが選択されている場合は、低速での微妙なアクセル操作が難しく、操作性が悪いという問題がある。
このように、複数のモードが選択可能な車両であっても、車両の使用環境や運転者の操作感覚等から判断した場合、運転者の選択したモードに基づいて車両を制御することが好ましくない場合がある。
その対策として、暖機運転中や後進走行時においては、パワーモードのような出力を重視したモードを制限することも考えられるが、モードの切換えに制限を設けることは運転者に不快感を与えることになる。
本発明は、上記事情に鑑み、複数の制御モードを運転者が任意に選択可能な車両であって、モードの切換えに制限を受ける領域であっても、好みのモードへの切換えを可能として運転者に安心感を与え、又、モードが切換えられても排気エミッションの悪化を防止し、且つ良好な操作性を得ることの可能な車両の出力制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明による車両の駆動力制御装置は、異なる駆動力特性を有する複数のモードを記憶する記憶手段と、外部操作手段からの要求信号に基づき前記各モードから1つのモードを選択し、選択した該モードを要求モードとして出力するモード選択演算部と、前記要求モードに対応するモード情報を設定してモード表示手段に表示させるモード表示演算部と、前記要求モードに対応するモードを制御モードとして設定し、又運転状態パラメータに基づいてモード制限条件を判定し、モード制限条件成立のときは該制御モードを前記記憶手段に記憶されている特定モードに強制的に切換える制御モード調停演算部と、前記モード調停演算部で設定した特定モードの前記駆動力特性に基づいて駆動力指示値を演算する制御演算部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、モード表示手段に表示されるモード情報は要求モードに基づいて設定され、又駆動力指示値は制御モードに基づいて演算されるが、モード制限条件が成立しているときは制御モードのみが特定モードに強制的に切換えられるだけであるため、モード表示手段には運転者の選択した要求モードが表示されている。従って、暖機運転中や後進走行時においても運転者が好みの制御モードへの切換えが可能となり、運転者に安心感を与えることが出来る。又、駆動力指示値は特定モードに強制的に切換えられているので排気エミッションの悪化が防止され、且つ、良好な操作性を得ることが出来る。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1にインストルメントパネル及びセンタコンソールを運転席側から見た斜視図を示す。同図に示すように、車両の車室内前部に配設されているインストルメントパネル(以下「インパネ」と略称)1は、車幅方向左右に延出されており、運転席2の前方に位置するインパネ1にコンビネーションメータ(以下「コンビメータ」と略称)3が配設されている。又、このインパネ1の車幅方向ほぼ中央に、周知のカーナビゲーションシステムを構成するセンタディスプレイ4が配設されている。
又、運転席2と助手席5との間に配設されて、インパネ1側から車体後方へ延出するセンタコンソール6に、自動変速機のレンジを選択するシフトセレクトレバー7が配設され、その後方に、エンジンの出力特性を選択する外部操作手段としてのモード選択スイッチ8が配設されている。更に、運転席2の前方にステアリングホイール9が配設されている。
ステアリングホイール9は、エアバッグ等を収容するセンタパッド部9aを有し、このセンタパッド部9aと外周のグリップ部9bとの左右及び下部が、3本のスポーク9cを介して連設されている。このセンタパッド部9aの左下部に表示切換スイッチ10が配設され、又、右下部に外部操作手段としての一時切換スイッチ11が配設されている。
又、図2に示すように、コンビメータ3は、中央寄りの左右に、エンジン回転数を示すタコメータ3aと、車速を表示するスピードメータ3bとが各々配設されている。更に、タコメータ3aの左側に冷却水温を表示する水温計3cが配設され、スピードメータ3bの右側に燃料残量を表示する燃料計3dが配設されている。又、中央部に現在の変速段を表示する変速段表示部3eが配設されている。尚、符号3fはマルチインフォメーションランプ(MIL)、3gはトリップメータをリセットするトリップリセットスイッチである。このトリップリセットスイッチ3gの押しボタンがコンビメータ3から運転席2側に突出されており、運転者等が押しボタンを介してトリップリセットスイッチ3gを設定時間以上ONし続けることで、トリップメータがリセットされる。
更に、タコメータ3aの下部に、走行距離や燃費、エンジン駆動力、エンジンの出力特性を表す制御モード等の情報を複数の表示画面を切換えて、それぞれ表示させるマルチインフォメーションディスプレイ(以下「MID」と略称)12が配設されている。又、スピードメータ3bの下部に、瞬間燃費とトリップ平均燃費との差に基づき経済的な走行を指標する燃費メータ13が配設されている。
又、図3に示すように、モード選択スイッチ8は、プッシュスイッチを併設するシャトルスイッチであり、外部操作者(一般的には運転者であるため、以下においては、「運転者」と称して説明する)がリング状の操作つまみ8aを操作することで、後述する3種類の制御モード(ノーマルモードm1、セーブモードm2、パワーモードm3)を選択することができる。すなわち、本実施形態では、操作つまみ8aを左方向へ回転させることで左側スイッチがON動作されてノーマルモードm1が選択され、右方向へ回転させることで右側スイッチがON動作されてパワーモードm3が選択され、一方、操作つまみ8aを下方向にプッシュすることでプッシュスイッチがON動作してセーブモードm2が選択される。尚、プッシュスイッチにセーブモードm2を割り当てることで、例えば運転中に誤ってプッシュスイッチをONした場合であっても、セーブモードm2は後述するように出力トルクが抑制されているため、制御モードがセーブモードm2に切換えられても駆動力が急に増加されてしまうことがなく、運転者は安心して運転することができる。
ここで、各モードm1〜m3の出力特性について簡単に説明する。ノーマルモードm1は、アクセルペダル14の踏込み量(アクセル開度)に対して出力トルクがほぼリニアに変化するように設定されている(図15(a)参照)、通常運転に適したモードである。
又、セーブモードm2は、エンジントルクのセーブ、及び自動変速機搭載車では変速機のロックアップ制御に同期させてエンジントルクをセーブする等して、十分な出力を確保しながらスムーズな出力特性とし、アクセルワークを楽しむことができるモードに設定されている。更に、セーブモードm2は、出力トルクを抑制しているのでイージードライブ性と低燃費性(経済性)との双方をバランス良く両立させることができる。例えば、3リッタエンジンを搭載する車両であっても、2リッタエンジン相当の十分な出力を確保しながらスムーズな出力特性とし、特に街中などの実用領域における扱い易さを重視した性能が設定されている。
又、パワーモードm3は、エンジンの低回転域から高回転域までレスポンスに優れる出力特性とし、更に、自動変速機搭載車の場合には、エンジントルクに同期させてシフトアップポイントを変更させる等してワインディング路などでのスポーティな走行状況にも積極的に対応可能として、きびきびとした運転ができるようなパワー重視のモードに設定されている。すなわち、このパワーモードm3では、アクセルペダル14の踏込み量に対して高いレスポンス特性が設定されており、例えば3リッタエンジンを搭載する車両であれば、3リッタエンジンの有するポテンシャルを最大限に発揮できるように、早いタイミングで最大トルクを発生させるように設定されている。尚、この各制御モード(ノーマルモードm1、セーブモードm2、パワーモードm3)の駆動力指示値(目標トルク)は、後述するように、エンジン回転数と、運転者のエンジンに対する要求出力を検出する要求出力検出手段としてのアクセル開度との2つのパラメータに基づいて設定される。
表示切換スイッチ10は、MID12に表示される情報を切換える際に操作するもので、順送りスイッチ部10aと逆送りスイッチ部10bと初期画面復帰スイッチ部10cとが設けられている。
図4にMID12に表示される画面毎の項目を例示する。尚、このMID12はカラーディスプレイであっても良い。本実施形態では、(a)〜(f)の6種類の画像が設定されており、順送りスイッチ部10aをONする都度に、(a)〜(f)へ順に切換えられ、(f)の画面が表示されているときに順送りスイッチ部10aをONすると、画面(a)が表示される。一方、逆送りスイッチ部10bをONすると、逆送りで画面が切換えられる。後述するメータ_ECU21では、イグニッションスイッチをOFFする直前に表示されている画面が記憶されており、イグニッションスイッチをONすると、記憶されている画面が表示され、当該画面が初期画面としてMID12に表示される。
画面(a)は、走行距離を表示する画面で、下段にオドメータが表示され、上段にトリップメータが表示され、更に、左端に現在の制御モード(図においてはセーブモードm2を示す「2」)が表示される。
画面(b)は燃費を表示する画面で、下段に、トリップメータによる走行距離と当該走行距離における総燃料噴射パルス幅(パルス時間)とに基づいて算出したトリップ平均燃費[Km/L]が表示され、上段に数秒間の走行距離と、そのときの総燃料噴射パルス幅(パルス時間)とに基づき算出した瞬間燃費[Km/L]が表示される。
画面(c)は、下段に、イグニッションスイッチをONし、或いはエンジンを起動させたときからの運転時間が表示され、上段に外気温[℃]が表示される。
画面(d)には、燃料タンク内の燃料残量とトリップ平均燃費とに基づき算出した、おおよその走行可能距離[Km]が表示される。
画面(e)には、現在選択されている制御モード(図においてはセーブモードm2が示されている)のアクセル−トルク線が表示される。このアクセル−トルク線は、縦軸にエンジの出力トルク、横軸にアクセル開度が示されており、表示されるアクセル−トルク線内にパワー表示領域Pが設定されている。パワー表示領域Pはアクセル開度の増減に連動してパワーレベルが、図の左側から右方向(増加)、或いは右側から左方向(減少)へリニアに表示される。従って、運転者は表示されるパワーレベルを目視することで、現在の運転状態を容易に把握することができる。
画面(f)には、現在時刻が表示される。
図5に示すように、上述した画面(e)に表示されるアクセル−トルク線は、選択されている制御モード(ノーマルモードm1、セーブモードm2、パワーモードm3)毎に相違する。同図(a)はノーマルモードm1選択時に表示されるアクセル−トルク線L1が示され、同図(b)にセーブモードm2選択時に表示されるアクセル−トルク線L2が示され、同図(c)にパワーモードm3選択時に表示されるアクセル−トルク線L3が示されている。
ところで、上述した図4の画面(e)が、イグニッションスイッチをOFFした際の最終画面である場合、イグニッションスイッチをONすると、当該画面(e)が初期画面として表示される。この画面(e)が初期画面として表示されるに際しては、先ず、各アクセル−トルク線L1,L2,L3を同時に表示させ、ある時間遅れで、現在設定されている制御モードに対応するアクセル−トルク線のみが太線で表示され、他のアクセル−トルク線がフェードアウトされる。このような表示処理は、例えば各スイッチ部10a〜10cを操作して画面(e)を表示させた場合にも行われる。
図5(b)に、各制御モード毎のアクセル−トルク線L1,L2,L3の出力特性を比較するために、アクセル−トルク線L1,L3を破線で重ねて示す。尚、このアクセル−トルク線L1,L3は、便宜的に示すもので実際には表示されない。同図(b)に示すように、パワーモードm3はアクセルペダルの踏み込みに対してスロットル変化量を大きくした特性で、アクセル開度に対する目標トルクが大きく設定されている。ノーマルモードm1は、アクセルペダルの踏込み量に対してスロットル変化量がほぼリニアに変化するように設定されており、パワーモードm3の出力特性と比較した場合、ノーマルモードm1は、アクセルペダルの踏み込みに対してスロットル変化量が相対的に小さくした特性、すなわち、パワーモードに比しエンジン出力が制限された特性となり、アクセル開度が比較的小さい通常運転領域で良好な運転性能が得られるように設定されている。又、セーブモードm2は、ノーマルモードm1よりもエンジン出力が更に制限された特性を有しており、エンジンの出力トルクを抑制することでアクセルワークを楽しむことができる。尚、図5に表示されている内容(図4(e)の画面)は、タコメータ3a内にインフォメーションディスプレイを別途設け、当該インフォメーションディスプレイに常時表示させるようにしても良い。或いは、MID12に、図5に示す表示内容のみを表示させ、図4に示す他の表示内容については、別途設けたインフォメーションディスプレイに表示させるようにしても良い。
又、燃費メータ13は、中立位置がトリップ平均燃費[Km/L]を示し、このトリップ平均燃費[Km/L]よりも瞬間燃費[Km/L]が高い場合は、指針13aがその偏差に応じてプラス(+)方向へ振れ、一方、トリップ平均燃費[Km/L]よりも瞬間燃費[Km/L]が低い場合、指針13aはその偏差に応じてマイナス(−)方向へ振れる。
ところで、図6に示すように、車両には、CAN(Controller Area Network)通信等の車内通信回線16を通じて、メータ制御装置(メータ_ECU)21、エンジン制御装置(E/G_ECU)22、変速機制御装置(T/M_ECU)23、ナビゲーション制御装置(ナビ_ECU)24等の、車両を制御する制御装置が相互通信可能に接続されている。各ECU21〜24は、マイクロコンピュータ等のコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM等の不揮発性記憶手段等を有している。
メータ_ECU21は、コンビメータ3の表示全体を制御するもので、入力側にモード選択スイッチ8、表示切換スイッチ10、一時切換スイッチ11、及びトリップリセットスイッチ3gが接続されている。又、出力側に、タコメータ3a、スピードメータ3b、水温計3c、燃料計3d等の計器類、及びMIL3fをそれぞれ駆動するコンビメータ駆動部26、MID12を表示駆動するMID駆動部27、燃費メータ13の指針13aを駆動させる燃費メータ駆動部28が接続されている。又、このメータ_ECU21に設けられている不揮発性記憶手段にイグニッションスイッチをOFFする直前の要求モードM_rqst(n-1)が格納されている。
E/G_ECU22は、エンジン全体を制御するもので、入力側に、クランク軸等の回転から、エンジン運転状態の代表であるエンジン回転数を検出する運転状態検出手段としてのエンジン回転数センサ29、エアクリーナの直下流等に配設されて吸入空気量を検出する吸入空気量センサ30、アクセルペダル14の踏込み量からアクセル開度を検出するアクセル開度センサ31、吸気通路に介装されてエンジンの各気筒に供給する吸入空気量を調整するスロットル弁(図示せず)の開度を検出するスロットル開度センサ32、運転条件パラメータとしてのエンジン温度を示す冷却水温を検出する水温センサ33等、車両及びエンジンの運転状態を検出するセンサ類が接続されている。又、E/G_ECU22の出力側に、各気筒の燃焼室に対して所定に計量された燃料を噴射するインジェクタ36、電子制御スロットル装置(図示せず)に設けられているスロットルアクチュエータ37等、エンジン駆動を制御するアクチュエータ類が接続されている。
又、T/M_ECU23は、自動変速機の変速制御、及びロックアップクラッチを動作させるロックアップアクチュエータ44の制御を行うもので、入力側にトランスミッション出力軸の回転数等から車速を検出する車速センサ41、シフトセレクトレバー7のセットされているレンジを検出する運転条件パラメータとしてのインヒビタスイッチ42等が接続され、出力側に自動変速機の変速制御を行うコントロールバルブ43、及びロックアップアクチュエータ44が接続されている。
次に、図7に基づいてメータ_ECU21、E/G_ECU22、T/M_ECU23の各機能について説明する。
メータ_ECU21は、モード選択演算部21aとモード表示演算部21bとを備えている。モード選択演算部21aはモード選択スイッチ8からのモード要求信号M_SW1、一時切換スイッチ11からのモード切換要求信号M_SW2、モード選択禁止フラグ演算部22dからのモード選択禁止フラグF_proh、表示モード演算部からの調停フラグF_cyo及び、モード表示信号M_dispに基づいて運転者及び車両の要求するモード(要求モード)M_rqstを演算し、その要求モードM_rqstをE/G_ECU22の表示モード調停演算部22aに出力する。要求モードM_rqstは、モード選択スイッチ8又は一時切換スイッチ11によって運転者が選択したモード情報と基本的には同一であるが、後述するように車両の状態によっては運転者が選択したモード情報とは異なる場合もある。
一方、モード表示演算部21bは、要求モードM_rqstに基づいてMID駆動部27に対しモード情報を出力しモード表示手段としてのMID12に表示させる。
E/G_ECU22は、表示モード調停演算部22aと制御モード調停演算部22bとスロットル制御演算部22cとモード選択禁止フラグ演算部22dとを備えている。
表示モード調停演算部22aは、モード選択演算部21aからの要求モードM_rqstと、エンジン温度の代表である水温センサ33からの冷却水温Twとに基づいて表示モードM_dispを演算し、その表示モードM_dispをモード選択演算部21aと制御モード調停演算部22bとに出力する。表示モードM_dispは、正常時はモード選択演算部21aからの要求モードM_rqstと同一であるが、エンジンが高温状態であって、且つ、表示モードM_dispがパワーモードm3に設定されているときはノーマルモードm1に強制的に切換えられる。尚、このようなフェイルセーフ状態にあるとき、要求モードM_rqstも表示モードM_dispによって強制的に切換えられる。
制御モード調停演算部22bは、表示モード調停演算部22aからの表示モードM_dispと、冷却水温Twとインヒビタスイッチ42のシフト信号siftとに基づいて制御モード信号M_contを演算し、その制御モード信号M_contをT/M_ECU23のT/M制御演算部23aに出力する。制御モード信号M_contは通常の走行状態においては、表示モードM_dispと同一であるが、モード制限条件を調べ、モード制限条件が成立しているときは、制御モードM_contをノーマルモードm1に強制的に切換える。本実施形態では、冷却水温が所定値以下の冷態始動時やシフトセレクトレバー7がR(後進)レンジ位置にあるときモード制限条件が成立する。
又、スロットル制御演算部22cは、制御モード調停演算部22bで設定した制御モードM_contに対応するモードマップMp1,Mp2或いはMp3を選択し、選択したモードマップに基づいてスロットル開度を演算し、このスロットル開度に対応するスロットル開度信号を、スロットル弁を駆動するスロットルアクチュエータ37に出力してスロットル弁の開度を制御する。尚、図示しないがE/G_ECU22は、燃料噴射制御演算部を備えており、この燃料噴射制御演算部では、入力された各センサ類からの検出信号に基づき、インジェクタ36に対する燃料噴射タイミング、及び燃料噴射パルス幅(パルス時間)を設定する。
更に、モード選択禁止フラグ演算部22dは、水温センサ33からの冷却水温Twに基づいてモード選択禁止フラグF_prohを演算し、そのモード選択禁止フラグF_prohをモード選択演算部21aに出力する。エンジンが暖機中にはセットされた値を有するモード選択禁止フラグF_proh(F_proh=1)が、モード選択演算部21aに出力され、パワーモードm3の選択が禁止される。
以上の表示モード調停演算部22aと制御モード調停演算部22bとモード選択禁止フラグ演算部22dとはいずれも運転者の要求にかかわらず、車両側の要求によって制御モードを特定のモードに変更し、又は、特定の制御モードへの切換を禁止するという機能を担う点で共通する。しかし、表示モード調停演算部22aは運転者からの要求を一旦受け入れた上でその要求に基づく制御モードとは異なる制御モードを出力する。従って、後述するような方法によって運転者からの要求と車両側の要求の両方をモード表示演算部21bに反映させることができる。また、制御モード調停演算部22bは、制御モード信号M_contのみを制御することができる。従って、モード表示信号M_dispを変更することなく、すなわち、MID12の表示を変えることなく、制御モードのみを変更することができる。
又、モード選択禁止フラグ演算部22dは運転者からの要求そのものを禁止することができる。従って、暖機中のように車両は正常な状態であっても、排気エミッションの抑制のために所定のモード情報については、E/G_ECU22への入力自体を禁止することができる。つまり、制御モード調停演算部22bは車両が異常な状態にある場合に対応するためのものであるのに対し、モード選択禁止フラグ演算部22dは車両が正常な状態にある場合に対応するためのものである点で、演算部22c,22dは相違している。
ところで、E/G_ECU22には駆動力設定手段の一部を構成する不揮発性記憶手段が設けられており、この不揮発性記憶手段には、異なる複数の出力特性がマップ形式で格納されている。各出力特性として、本実施形態では3種類のモードマップMp1,Mp2,Mp3を備えており、図15(a)〜(c)に示すように、各モードマップMp1,Mp2,Mp3は、アクセル開度とエンジン回転数とを格子軸とし、各格子点に基本目標トルクTRQ1,TRQ2,TRQ3を各々格納する3次元マップで構成されている。
この各モードマップMp1,Mp2,Mp3は、基本的には、モード選択スイッチ8の操作により選択される。すなわち、モード選択スイッチ8にてノーマルモードm1を選択した場合、モードマップとしてノーマルモードマップMp1が選択され、セーブモードm2を選択した場合、セーブモードマップMp2が選択され、又、パワーモードm3を選択した場合、パワーモードマップMp3が選択される。
以下、各モードマップMp1,Mp2,Mp3の出力特性について説明する。図15(a)に示すノーマルモードマップMp1は、アクセル開度が比較的小さい領域で基本目標トルクTRQ1がリニアに変化させる特性に設定されており、又、スロットル弁の開度が全開付近で最大トルクとなるように設定されている。
又、同図(b)に示すセーブモードマップMp2は、上述したノーマルモードマップMp1に比し、基本目標トルクTRQ2の上昇が抑えられており、アクセルペダル14を全踏しても、出力トルクを抑制することで、アクセルペダル14を思い切り踏み込む等のアクセルワークを楽しむことができる。更に、基本目標トルクTRQ2の上昇が抑えられているため、イージードライブ性と低燃費性との双方をバランス良く両立させることができる。例えば3リッタエンジンを搭載する車両であっても、2リッタエンジン相当の充分な出力を確保しながらスムーズな出力特性とし、特に街中などの実用領域における扱い易さを重視したトルクが設定される。
又、同図(c)に示すパワーモードマップMp3は、ほぼ全運転領域でアクセル開度の変化に対する基本目標トルクTRQ3の変化率が大きく設定されている。従って、例えば3リッタエンジンを搭載する車両であれば、3リッタエンジンの有するポテンシャルを最大限に発揮できるような基本目標トルクTRQ3が設定される。尚、各モードマップMp1,Mp2,Mp3のアイドル回転数を含む極低回転領域は、ほぼ同じ出力特性に設定されている。
このように、本実施形態によれば、運転者がモード選択スイッチ8を操作して、何れかのモードm1,m2,m3を選択すると、対応するモードマップMp1,Mp2,或いはMp3が選択され、当該モードマップMp1,Mp2,或いはMp3に基づいて基本目標トルクTRQ1,TRQ2,TRQ3が設定されるため、1つの車両で全く異なる3種類のアクセルレスポンスを楽しむことができる。尚、スロットル弁の開閉速度も、セーブモードマップMp2では緩やかに、パワーモードマップMp3では素早く動作するように設定されている。
又、T/M_ECU23はトランスミッション制御演算部23aを備えている。このトランスミッション制御演算部23aは、インヒビタスイッチ42からのシフト信号siftに基づきシフトセレクトレバー7のセットしたレンジを判定し、Dレンジにセットされているときは、制御モード調停演算部22bで設定した制御モードM_contに対応する変速パターンを選択し、当該変速パターンに従い、その変速信号をコントロールバルブ43へ出力して変速制御を行う。又、ロックアップ条件が満足されたときはロックアップアクチュエータ44にスリップロックアップ信号或いはロックアップ信号を出力し、トルクコンバータの入出力要素間を、コンバータ状態からスリップロックアップ状態、或いはロックアップ状態に切換える。
ナビ_ECU24は、周知のカーナビゲーションシステムに設けられているもので、GPS衛星等から得られる位置データに基づいて車両の位置を検出すると共に、目的地までの誘導路を演算する。そして、自車の現在地及び誘導路がセンタディスプレイ4上の地図データに表示される。本実施形態では、このセンタディスプレイ4に、MID12に表示させる各種情報を表示させることができるようにしている。
次に、上述したメータ_ECU21のモード選択演算部21aで実行される演算処理について、図8、図9に示すフローチャートに従って説明する。図8に示す始動時制御ルーチンは、イグニッションスイッチをONした直後、1回のみ実行される。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で、前回のイグニッションスイッチをOFFする直前まで設定されていた要求モードM_rqst(n-1)(M_rqst:ノーマルモードm1、セーブモードm2、パワーモードm3)を読込む。
次いで、ステップS2で、要求モードM_rqstが、パワーモードm3か否かを調べ、パワーモードm3のときは、ステップS3へ進み、要求モードM_rqstをノーマルモードm1に強制的に設定して(M_rqst←m1)、ルーチンを終了する。
又、要求モードM_rqstが、パワーモードm3以外の、ノーマルモードm1、或いはセーブモードm2に設定されているときはそのままルーチンを終了する。
このように、前回のイグニッションスイッチをOFFしたときの要求モードM_rqstがパワーモードm3に設定されている場合、今回、イグニッションスイッチをONしたときの要求モードM_rqstがノーマルモードm1へ強制的に切換えられるため、運転者が始動後にアクセルペダル14をやや強く踏み込んでも車両が急発進してしまうことが無く、良好な発進性能を得ることができる。
そして、この始動時制御ルーチンが終了すると、図9に示すモード選択ルーチンが設定演算周期毎に実行される。このルーチンでは、先ず、ステップS11で、モード選択スイッチ8からのモード要求信号M_SW1がONされたか否か、すなわち、運転者からモード切換え要求があったか否かを調べ、ONの切換え要求有りのときは、ステップS12,S13で、モード要求信号M_SW1に基づき何れのモードm1,m2,m3への切換え要求かを調べる。又、モード要求信号M_SW1がOFFのとき、すなわち、モード切換え要求が無い場合は、ステップS19へジャンプする。
以下においては、先ず、モード要求信号M_SW1がON、すなわち、モード切換え要求有りの場合の処理について説明し、次いで、モード要求信号M_SW1がOFFのモード切換え要求なしの場合の処理について説明する。
モード切換え要求有り(M_SW1=ON)と判定されてステップS12へ進むと、ステップS12,S13で、何れの制御モードへの切換え要求かを、モード要求信号M_SW1に基づいて判定する。図3に示すように、本実施形態では、運転者がモード選択スイッチ8の操作つまみ8aを右側へ回転させることでパワーモードm3への切換え要求がなされ、又、左側へ回転させることでノーマルモードm1への切換え要求がなされる。更に、操作つまみ8aを下方へ押圧することでセーブモードm2への切換え要求がなされる。
ステップS12で、M_SW1=m3のパワーモードm3への切換え要求と判定されるとステップS14へ進み、モード選択禁止フラグF_prohがセットされているか否かを調べる。モード選択禁止フラグF_prohがセットされているときは(F_proh=1)、ステップS15へ進み、要求モードM_rqstをパワーモードm3に設定し(M_rqst←m3)ルーチンを抜ける。一方、モード選択禁止フラグF_prohがセットされていないときは(F_proh=0)、そのままルーチンを抜ける。上述したモード選択禁止フラグF_prohは、図10に示すモード選択禁止ルーチンにおいてセット或いはクリアされる。
図10に示すルーチンでは、先ず、ステップS25で水温センサ33で検出した冷却水温Twを読込み、暖機判定温度TL(例えば70[℃])と比較する。そして、冷却水温Twが暖機判定温度TL以上(Tw≧TL)のときはステップS26へ進み、モード選択禁止フラグF_prohをセットして(F_proh←1)、ルーチンを抜ける。一方、冷却水温Twが暖機判定温度TL未満(Tw<TL)のときは、モード選択禁止フラグF_prohをクリアして(F_proh←0)、ルーチンを抜ける。従って、始動後の暖機運転中に際して、運転者がモード選択スイッチ8を操作してパワーモードm3を選択しても、要求モードM_rqstがパワーモードm3に設定されることはなく、暖機運転中の排気エミッションの排出量が抑制される。
又、図9のステップS12で、M_SW1≠m3のパワーモード以外への切換え要求と判定されると、ステップS13へ分岐し、ノーマルモードm1への切換え要求か否かを調べ、M_SW1=m1のノーマルモードm1への切換え要求と判定された場合は、ステップS16へ進み、要求モードM_rqstをノーマルモードm1に設定し(M_rqst←m1)、ステップS18へ進む。又、M_SW1≠m1のときはセーブモードm2への切換え要求であるためステップS17へ分岐し、要求モードM_rqstをセーブモードm2に設定し(M_rqst←m2)、ステップS18へ進む。
ステップS16、或いはステップS17からステップS18へ進むと、一時記憶要求モードM_rqst(buf)を要求モードM_rqstで設定し(M_rqst(buf)←M_rqst)、ルーチンを抜ける。尚、この一時記憶要求モードM_rqst(buf)は、要求モードM_rqstがパワーモードm3の状態で一時切換スイッチ11をON動作させた際に読込まれる。
又、モード要求信号M_SW1がOFFのモード切換え要求なしと判定されて、ステップS19へジャンプすると、一時切換要求があるか否かを、一時切換スイッチ11からのモード切換要求信号M_SW2に基づいて調べ、M_SW2=ONの一時切換要求有りと判定したときは、ステップS20へ進み、M_SW2=OFFの一時切換要求なしと判定したときは、ステップS21へ分岐する。
ステップS20では、現在の要求モードM_rqstがパワーモードm3か否かを調べ、パワーモードm3のときは(M_rqst=m3)、ステップS22へ進み、要求モードM_rqstを一時記憶要求モードM_rqst(buf)で設定して(M_rqst←M_rqst(buf))、ルーチンを抜ける。従って、運転者がパワーモードm3で走行中に一時切換スイッチ11をON動作させて、一時切換要求を行うと、要求モードM_rqstがステップS18で設定した一時記憶要求モードM_rqst(buf)に強制的に切換えられる。
一方、ステップS20で、M_rqst≠m3と判定したときはステップS14へ戻る。従って、運転者がノーマルモードm1,或いはセーブモードm2で走行中に一時切換スイッチ11をON動作させると、暖機運転中(F_proh=1)のときは、ステップS14で要求モードM_rqstの切換え要求がキャンセルされ、又、暖機運転完了後(F_proh=0)は、ステップS15において、要求モードM_rqstがパワーモードm3に切換えられる。
又、ステップS19からステップS21へ分岐すると、後述する調停フラグF_cyoがセットされているか否かを調べ、セットされているときは(F_cyo=1)、ステップS23へ進み、要求モードM_rqstを表示モードM_dispで設定して(M_rqst←M_disp)、ステップS18へ進む。このように、調停フラグF_cyoがセットされているとき(F_cyo=1)、すなわち、後述する図11に示す表示モード調停ルーチンにおいて、エンジンが高温と判定されたときは、後述するE/G_ECU22の表示モード調停演算部22aで設定した表示モードM_dispで要求モードM_rqstが強制的に切換えられる。尚、調停フラグF_cyoの初期値は0に設定されている。
そして、上述したモード選択演算部21aで設定した要求モードM_rqstがモード表示演算部21bへ出力される。モード表示演算部21bは、要求モードM_rqstに対応するモード情報をMID駆動部27に対して出力し、MID12に要求モードM_rqstに対応するモード情報を、例えば図5に示すように表示させる。従って、正常運転時は、運転者がモード選択スイッチ8を操作して選択したモード情報がMID12に即時に表示されるので、良好な表示レスポンスを得ることが出来る。又、調停フラグF_cyoは、MID12に表示するモード情報が強制的に切換えられ、或いは運転者が切換え要求したモードがキャンセルされたときにセット(F_cyo=1)されるもので、F_cyo=1のときは、MID駆動部27を介してMIL3f等に点滅信号を出力し、MIL3f等を点滅させて制御モードが強制的に切換えられ、或いは運転者の要求したモードがキャンセルされたことを知らせる。
又、上述した調停フラグF_cyo、及び表示モードM_dispは、E/G_ECU22に設けられている表示モード調停演算部22aで設定される。この表示モード調停演算部22aで実行する調停フラグF_cyo、及び表示モードM_dispの設定は、具体的には、図11に示す表示モード調停ルーチンに従って、所定演算周期毎に処理される。
このルーチンでは、先ず、ステップS31で現在の表示モードM_dispを読込み、又、ステップS32で、冷却水温Twと予め設定されている高温判定温度TH(例えば120[℃])とを比較する。
そして、Tw≧THのエンジン温度が高温のときは、ステップS33へ進みフェイルセーフ処理を実行する。又、Tw<THのときはステップS37へジャンプする。
ステップS33へ進むと、表示モードM_dispがパワーモードm3か否かを調べ、パワーモードm3のときは(M_disp=m3)、ステップS34へ進み、表示モードM_dispをノーマルモードm1に強制的に切換え(M_disp←m1)、ステップS35で調停フラグF_cyoをセットして(F_cyo←1)、ルーチンを抜ける。
又、ステップS33で、表示モードM_dispがノーマルモードm1、或いはセーブモードm2と判定されてステップS36へ進むと、要求モードM_rqstがパワーモードm3か否かを調べ、パワーモードm3のときは(M_rqst=m3)、ステップS35へ進み、調停フラグF_cyoをセットして(F_cyo←1)、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS32からステップS37へ進むと、表示モードM_dispを要求モードM_rqstで設定して(M_disp←M_rqst)、ステップS38へ進み、調停フラグF_cyoをクリアして(F_cyo←0)、ルーチンを抜ける。
本ルーチンでは、例えばパワーモードm3で走行中にエンジン温度がTw≧THの高温と判定されると、ステップS34で表示モードM_dispがノーマルモードm1に強制的に切換えられ、ステップS35で調停フラグF_cyoがセットされる。そして、次回のルーチン実行時における表示モードM_dispはノーマルモードm1に設定されているため、ステップS36へ分岐し、依然として運転者からの要求で要求モードM_rqstがパワーモードm3に設定される場合は、ステップS35で調停フラグF_cyoがセットされる。
ところで、この調停フラグF_cyoは、上述した図9のステップS21で読込まれ、調停フラグF_cyoがセットされた最初のルーチンでは、要求モードM_rqstが表示モードM_dispで設定される。従って、調停フラグF_cyoがセットされた後のルーチンでは、M_rqst=m1であるため、図11のステップS36からステップS37へ進み、表示モードM_dispが要求モードM_dispで設定され、その後、ステップS38で調停フラグF_cyoがクリアされる。
その結果、Tw≧THのエンジン温度が高温と判定されている状態で、運転者がモード選択スイッチ8、或いは一時切換スイッチ11を操作して、要求モードM_rqstをパワーモードm3にセットしても、パワーモードm3への切換えが禁止され、要求モードM_rqstはノーマルモードm1へ強制的に戻される。
又、上述した表示モード調停演算部22aで設定される表示モードM_dispは、制御モード調停演算部22bにおいても読込まれる。この制御モード調停演算部22bで実行される制御モードの調停は、具体的には、図12に示す制御モード調停ルーチンに従って所定演算周期毎に処理される。
このルーチンでは、先ず、ステップS51、ステップS52でモード制限条件を判定する。すなわち、ステップS51では水温センサ33で検出した冷却水温Twと、暖機判定温度TL(例えば70[℃])と比較する。又、ステップS52ではインヒビタスイッチ42から出力される、シフトセレクトレバー7のシフト位置を示すシフト信号siftに基づきシフトセレクトレバー7がR(後進)レンジにセットされているか否かを調べる。
そして、ステップS51で冷却水温Twが暖機判定温度TL未満(Tw<TL)の暖機運転中と判定され、或いはステップS52でシフトセレクトレバー7がRレンジにセットされていると判定されたときは、モード制限条件成立と判定し、ステップS53へ進む。
ステップS53では、制御モードM_contを、特定モードとしてのノーマルモードm1に強制的に切換えて(M_cont←m1)、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS51で冷却水温Twが暖機判定温度TL以上(Tw≧TL)の暖機運転完了後と判定され、且つステップS52で、シフトセレクトレバー7がRレンジ以外のレンジにセットされていると判定されたときは、モード制限条件不成立と判定し、ステップS54へ進み、制御モードM_contを表示モードM_dispで設定して(M_cont←M_disp)、ルーチンを抜ける。
このように、本実施形態では、モード制限条件を判定し、モード制限条件成立の場合、制御モードM_contをノーマルモードm1へ強制的に切換えるようにしたので、暖機運転中(Tw<TL)においては排気エミッションの排出量が抑制される。又、後進走行時においてはアクセル感覚が一定となり、良好な操作性を得ることができる。
特に、後進走行時は、運転者が後ろ向きで周囲に注意を払いながら低速走行し、その際、ハンドル操作とアクセル操作とを同時に行うため、アクセル感覚を一定にすることで、例えばバック駐車ではハンドル操作とアクセル操作とのタイミングが常に一定の感覚となり、良好な操作性を得ることができる。
又、制御モードM_contがノーマルモードm1に切換えられても、MID12には運転者の選択した要求モードM_rqstが表示されているため、運転者は自己の要求するモードが車両に反映されていると判断し安心感を覚えさせることが出来る。
尚、本実施形態では、モード制限条件が成立すると制御モードM_contが一律にノーマルモードm1に切換えられ、従って、このノーマルモードm1が特定モードを兼用しているが、ノーマルモードm1やセーブモードm2に対応するモードマップMp1,MP2とは異なる駆動力特性のモードマップを有する特定モードを別途設け、当該特定モードで制御モードを設定するようにしても良い。又、暖機運転時の特定モードとシフトセレクトレバー7をRレンジセットしたときの特定モードとで異なる駆動力特性のモードマップを設定するようにしても良い。
又、制御モードM_contは、後述するようにスロットル制御演算部22c、及びトランスミッション制御演算部23aで読込まれるだけであり、上述したメータ_ECU21では読込まれないため、制御モードM_contがノーマルモードm1に強制的に切換えられたとしても、当該モードに対応するモード情報がMID12に反映されて表示されることはない。すなわち、暖機運転や後進走行は一時的な要素が強く、実際に変更された制御モードM_contに対応してMID12に表示するモード情報を変更した場合、運転者は要求したモードが反映されていないとの印象を受けてしまう。
従って、例えば運転者が暖機運転中に、モード選択スイッチ8、或いは一時切換スイッチ11を操作して、要求モードM_rqstを、ノーマルモードm1或いはセーブモードm2に切換えた場合、MID12の表示は、当該モードm1,m2を示すモード情報に切換えられる。同様に、暖機完了後の後進走行において、シフトセレクトレバー7をRレンジにセットした状態で、モード選択スイッチ8、或いは一時切換スイッチ11を操作して、要求モードM_rqstを、各モードm1,m2,m3の何れかに切換えた場合も、MID12には、対応するモード情報が表示される。
この制御モード調停演算部22bで設定した制御モードM_contは、スロットル制御演算部22cとT/M_ECU23のトランスミッション制御演算部23aとで読込まれる。
スロットル制御演算部22cで実行されるエンジン制御は、具体的には、図13に示すモードマップ選択ルーチン、及び図14に示すエンジン駆動制御ルーチンに従って所定演算周期毎に処理される。
図13に示すルーチンでは、先ず、ステップS61で、制御モードM_contを読込み、ステップS62で、この制御モードM_contがモードm1,m2,m3の何れに設定されるかを判定する。
そして、M_cont=m1のノーマルモードm1が設定されていると判定したときはステップS63へ進み、ノーマルモードマップMp1(図15(a)参照)を選択してルーチンを抜ける。M_cont=m2のセーブモードm2が設定されていると判定したときはステップS64へ進み、セーブモードマップMp2(図15(b)参照)を選択してルーチンを抜ける。又、M_cont=m3のパワーモードm3が設定されていると判定したときはステップS65へ進み、パワーモードマップMp3(図15(c)参照)を選択してルーチンを抜ける。
上述したモードマップ選択ルーチンで選択したモードマップは、図14に示すエンジン駆動制御ルーチンで読込まれる。このルーチンでは、先ず、ステップS71で選択したモードマップ(Mp1,Mp2,或いはMp3:図15参照)を読込み、続く、ステップS72で、エンジン回転数センサ29で検出したエンジン回転数Neとアクセル開度センサ31で検出したアクセル開度θacc[%]とを読み込む。その後、ステップS73へ進み、両パラメータNe,θaccに基づき、ステップS71で読込んだモードマップを補間計算付きで参照して目標トルクτeを決定する。次いで、ステップS74へ進み、目標トルクτeに対応する目標スロットル開度θeを決定する。
その後、ステップS75へ進み、スロットル開度センサ32で検出したスロットル開度θthを読込み、ステップS76で、スロットル開度θthが目標スロットル開度θeに収束するように、電子制御スロットル装置に設けられているスロットル弁を開閉動作させるスロットルアクチュエータ37をフィードバック制御して、ルーチンを抜ける。
その結果、運転者がアクセルペダル14を操作すると、アクセル開度θaccとエンジン回転数Neとをパラメータとして、運転者が選択した要求モードM_rqst(M:ノーマルモードm1、セーブモードm2、パワーモードm3)に対応するモードマップMp1,Mp2,Mp3に従いスロットル弁が開閉動作し、制御モードM_contがノーマルモードm1に設定されている場合は、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開度θacc)に対して出力トルクがほぼリニアに変化するため、通常の運転を行うことができる。
又、セーブモードm2に設定されている場合は、目標トルクの上昇が抑えられているため、アクセルペダル14を思い切り踏み込む等のアクセルワークを楽しむことができるばかりでなく、イージードライブ性と低燃費性との双方をバランス良く両立させることができる。従って、例えば3リッタエンジンを搭載する車両であっても、2リッタエンジン相当の十分な出力を確保しながらスムーズな運転を行うことができ、街中などの実用領域に良好な運転性能を得ることができる。更に、パワーモードm3に設定されている場合は、高いレスポンスが得られるため、よりスポーティな走りを得ることができる。
その結果、1台の車両で全く異なる3種類のアクセルレスポンスを楽しむことができる。従って、運転者は、車両を購入後も好みの出力特性を任意に選択することができ、1台の車両で、異なる特性を有する3台分の車両を運転することができる。
又、モード制限条件成立(暖機運転中(Tw<TL)、或いはシフトセレクトレバー7がRレンジにセット)のときは、制御モードM_contがノーマルモードm1に強制的に切換えられて、エンジン及びトランスミッションが、ノーマルモードm1による出力特性で制御されるが、MID12に表示されるモード情報は、運転者の選択した要求モードに対応するモード情報が表示されるため、運転者は自己が要求したモードが反映されているという安心感を得ることが出来る。尚、暖機運転中、或いはシフトセレクトレバー7をRレンジにセットした状態で、モード選択スイッチ8、或いは一時切換スイッチ11を操作して、パワーモードm3を選択した場合も、当該パワーモードm3を示す情報がMID12に表示される。そして、暖機運転が完了し、或いはシフトセレクトレバー7をDレンジにセットすると、制御モードM_contが運転者の選択したパワーモードm3に設定される。
尚、本実施形態では、フェイルセーフ状態にあるとき、要求モードM_rqstが表示モードM_dispによって強制的に切換えられるため、要求モードM_rqstの切換と同時にMID12の表示も切換えられる。この場合、MID12の表示の切換えタイミングに所定のディレイ時間を設けてもよい。例えば、表示モード調停演算部22aからの調停フラグF_cyoの出力タイミングを表示モード選択演算部22aからの表示モードM_dispの出力タイミングに対してある程度遅らせるようにする。そして、表示モード調停演算部22aからモード選択演算部21aに表示モードM_dispと調停フラグF_cyoとの両方が出力されている場合に、要求モードM_rqstが表示モードM_dispに切換えられ、切換えられた要求モードM_rqstがモード表示演算部21bに出力されるようにする。
そうすることで、エンジンが高温状態にあるときに、運転者がモード選択スイッチ8を操作してパワーモードm3を選択した場合、MID12には、図5(c)に示すパワーモードm3選択時の画面が一時的に表示され、所定のディレイ時間経過後、図5(a)に示すノーマルモードm1選択時の画面に切換えられる。従って、運転者はモード選択スイッチ8の操作が受け入れられた上で強制的にノーマルモードm1へ切換えられたことを認識することができる。その結果、モード選択スイッチ8の不良等でパワーモードm3が選択できないと誤認することがない。
又、本実施形態では、制御モード調停演算部22bとモード選択禁止信号演算部22dにおける暖機判定のための暖機判定温度TLを同一のものとしたが、これに限らず、例えば、モード選択禁止信号演算部22dにおける暖機判定温度の方を高く設定し、冷態始動の初期にはノーマルモードm1に固定し、その後、パワーモードm3の選択を禁止するようにしてもよい。
尚、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、例えば本実施形態では、電子制御スロットル装置に装備されているスロットル弁を駆動するスロットルアクチュエータ37を制御対象として説明したが、制御対象は、これに限らず、例えばディーゼルエンジンでは、制御対象をインジェクタ駆動装置とし、このインジェクタ駆動装置から噴射される燃料噴射量を目標トルクτeに基づいて設定するようにしても良い。又、吸気弁を電磁動弁機構で開閉動作させるエンジンでは、制御対象を電磁動弁機構とし、この電磁動弁機構にて駆動する吸気弁の弁開度を目標トルクτeに基づいて設定するようにしても良い。
又、本発明は複数の駆動力特性を有するT/M_ECU23を運転者の要求に反して強制的に切換えた場合にも適用することができる。更に、制御モードM_contを運転者の要求に反して強制的に切換えた場合は、MIL3fを点滅させるようにしても良い。
インストルメントパネル及びセンタコンソールを運転席側から見た斜視図 コンビネーションメータの正面図 モード選択スイッチの斜視図 マルチインフォメーションディスプレイの表示例を示す説明図 モードを切換えた際のマルチインフォメーションディスプレイの表示例を示す説明図 車両の出力制御装置の構成図 車両の出力制御装置の機能ブロック図 始動時螺制御ルーチンを示すフローチャート モード選択ルーチンを示すフローチャート モード選択禁止ルーチンを示すフローチャート 表示モード調停ルーチンを示すフローチャート 制御モード調停ルーチンを示すフローチャート モードマップ選択ルーチンを示すフローチャート エンジン駆動制御ルーチンを示すフローチャート (a)はノーマルモードマップの概念図、(b)はセーブモードマップの概念図、(c)はパワーモードマップの概念図
符号の説明
1…インストルメントパネル、
7…シフトセレクトレバー、
8…モード選択スイッチ、
11…一時切換スイッチ、
12…マルチインフォメーションディスプレイ、
21…メータ_ECU、
21a…モード選択演算部、
21b…モード表示演算部、
22…E/G_ECU、
22a…表示モード調停演算部、
22b…制御モード調停演算部、
22c…エンジン制御演算部、
23…T/M_ECU、
23a…トランスミッション制御演算部、
27…MID駆動部、
29…エンジン回転数センサ、
31…アクセル開度センサ、
32…スロットル開度センサ、
33…水温センサ、
37…スロットルアクチュエータ、
42…インヒビタスイッチ、
θacc…アクセル開度、
θe…目標スロットル開度、
θth…スロットル開度、
τe…目標トルク、
F_cyo…調停フラグ、
F_proh…モード選択禁止フラグ、
M_SW1…モード要求信号、
M_SW2…モード切換要求信号、
M_cont…制御モード、
M_disp…表示モード、
M_rqst…要求モード、
Mp1…ノーマルモードマップ、
Mp2…セーブモードマップ、
Mp3…パワーモードマップ、
Ne…エンジン回転数、
TL…暖機判定温度、
TRQ1,TRQ2,TRQ3…基本目標トルク、
Tw…冷却水温、
m1…ノーマルモード、
m2…セーブモード、
m3…パワーモード

Claims (5)

  1. 異なる駆動力特性を有する複数のモードを記憶する記憶手段と、
    外部操作手段からの要求信号に基づき前記各モードから1つのモードを選択し、選択した該モードを要求モードとして出力するモード選択演算部と、
    前記要求モードに対応するモード情報を設定してモード表示手段に表示させるモード表示演算部と、
    前記要求モードに対応するモードを制御モードとして設定し、又運転状態パラメータに基づいてモード制限条件を判定し、モード制限条件成立のときは該制御モードを前記記憶手段に記憶されている特定モードに強制的に切換える制御モード調停演算部と、
    前記モード調停演算部で設定した特定モードの前記駆動力特性に基づいて駆動力指示値を演算する制御演算部と
    を備えることを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. 前記運転条件パラメータはエンジン温度であり、前記制御モード調停演算部では該エンジン温度が暖機判定温度以下のときはモード制限条件成立と判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力制御装置。
  3. 前記運転条件パラメータはシフト位置であり、前記制御モード調停演算部では該シフト位置が後進レンジにセットされているときはモード制限条件成立と判定する
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の車両の駆動力制御装置。
  4. 前記記憶手段に記憶されている前記制御モードが少なくとも通常運転に適した駆動力特性の第1モードとパワーを抑制した駆動力特性の第2モードとを有し、前記特定モードが該第1モードで兼用されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の駆動力制御装置。
  5. 前記記憶手段に記憶されている前記制御モードが少なくとも通常運転に適した駆動力特性の第1モードとパワーを重視した駆動力特性の第3モードとを有し、前記特定モードが該第1モードで兼用されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の駆動力制御装置。
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