JP4817615B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的に書き換え可能な半導体記憶装置に係り、特に高耐圧系トランジスタにより構成される周辺回路を有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
不揮発性半導体記憶装置の一つとして、NAND型EEPROMにおいては、NANDセルのプログラム時にはワード線に高電圧の書き込み高電圧Vpgmが印加される。書き込み電圧Vpgmは、ワード線駆動信号線CG0〜CGm(mは自然数)より供給される。ワード線駆動信号線CG0〜CGmとワード線WL0〜WLmとの間には、ワード線転送トランジスタが配置され、プログラム選択/非選択ブロックによって、書き込み電圧Vpgmをワード線WL0〜WLmに転送するか否かをスイッチングする。ワード線転送トランジスタは、約20Vの書き込み電圧Vpgmをカットオフする必要があるので、高耐圧を有するトランジスタが必要となる。しかし、トランジスタの耐圧を高くしようとするとゲート長や、ゲート電極とコンタクト間の距離等を大きく設定する必要があり、その結果チップ面積が増大する問題があった(特許文献1)。
特開2002−141477号公報(例えば、図7参照)
本発明は、ワード線に接続されたワード線転送トランジスタと、ビット線に接続されたビット線スイッチトランジスタにおいて、高耐圧を保ちつつ素子の寸法を縮小する不揮発性半導体記憶装置を提供する。
本発明の第1の特徴は、複数のワード線,複数のビット線,及び前記ワード線と前記ビット線の交点に配置されトンネル絶縁膜を有する電気的に書き込み消去可能なメモリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、ゲート電極、ソース拡散層,チャネル領域及び該チャネル領域上のゲート絶縁膜,及びドレイン拡散層を備え、前記ドレイン拡散層に配置されそれぞれ1個または2個のワード線接続コンタクトプラグを介して前記ワード線に接続され、前記ドレイン拡散層は前記ワード線接続コンタクトプラグ直下にドレイン高濃度領域と前記ドレイン高濃度領域を囲むドレイン低濃領域を有し、ゲート長方向が同じ方向になるように配置された複数のワード線転送トランジスタと、前記ワード線転送トランジスタは半導体基板上に形成され、前記ワード線転送トランジスタ間の前記素子分離領域の底部に配置されるフィールドストッパ不純物層とを備え、前記ワード線転送トランジスタのドレイン拡散層は、隣接するワード線転送トランジスタのドレイン拡散層と素子分離領域を挟んで形成され、前記ワード線転送トランジスタのチャネル幅は前記ワード線接続コンタクトプラグの幅の6倍より大であり、前記ゲート長の方向を第1の方向、該第1の方向と直交する、チャネル幅方向を第2の方向とした場合に、前記第2の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離よりも大であり、かつ、前記第1の方向における素子分離領域幅は、前記第2の方向における素子分離領域幅よりも大である不揮発性半導体記憶装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、複数のワード線,複数のビット線,及び前記ワード線と前記ビット線の交点に配置される電気的に書き込み消去可能なメモリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、ゲート電極、ソース拡散層,チャネル領域及びドレイン拡散層を備え、ゲート長方向が同じ方向になるように配置された複数のワード線転送トランジスタと、前記ワード線転送トランジスタのドレイン拡散層は、隣接するワード線転送トランジスタのドレイン拡散層と素子分離領域を挟んで形成され、前記ドレイン拡散層及び前記ソース拡散層に対してそれぞれ1個だけ配置されるワード線接続コンタクトプラグ及びワード線駆動信号線コンタクトプラグとを備え、前記ドレイン拡散層は前記ワード線接続コンタクトプラグ直下にドレイン高濃度領域と前記ドレイン高濃度領域を囲むドレイン低濃領域を有し、前記ゲート長方向を第1の方向、該第1の方向と直交する、チャネル幅方向を第2の方向とした場合に、前記第2の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離よりも大であり、かつ、前記第1の方向における素子分離領域幅は、前記第2の方向における素子分離領域幅よりも大であることを特徴とし、前記ワード線転送トランジスタは半導体基板上に形成され、前記ワード線転送トランジスタ間の前記素子分離領域の底部に配置されるフィールドストッパ不純物層を更に備え、前記ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚が前記メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚の2倍よりも大きく、かつ前記フィールドストッパ不純物層の不純物密度は、前記半導体基板領域の不純物密度よりも100倍以上高く、前記前記第2の方向における前記フィールドストッパ不純物層端と前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記フィールドストッパ不純物層端と前記素子分離領域端との距離よりも小である揮発性半導体記憶装置であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、複数のワード線,複数のビット線,前記ワード線と前記ビット線の交点に配置される電気的に書き込み消去可能なメモリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、ゲート電極、ソース高濃度領域を有するソース拡散層,ゲート電極,ドレイン拡散層を備え、前記ドレイン拡散層に配置されるビット線接続コンタクトプラグを介して前記ビット線に接続され、前記ソース拡散層に配置されるセンスアンプコンタクトプラグを介してセンスアンプに接続され、前記ドレイン拡散層は前記ビット線接続コンタクトプラグ直下にドレイン高濃度領域と前記ドレイン高濃度領域を囲むドレイン低濃領域を有し、ゲート長方向が同じ方向になるように配置された複数のビット線スイッチトランジスタとを備え、前記ゲート電極と前記ビット線接続コンタクトプラグとの間の距離は、前記ゲート電極と前記センスアンプコンタクトプラグとの間の距離よりも大であり、かつ、
前記ゲート長方向を第1の方向、該第1の方向と直交する、チャネル幅方向を第2の方向とした場合、前記ソース高濃度領域端と前記素子分離領域端との距離は、前記ドレイン高濃度領域端と前記素子分離領域端との距離よりも小である不揮発性半導体記憶装置であることを要旨とする。
本発明によれば、ワード線転送トランジスタと、ビット線スイッチトランジスタにおいて、高耐圧を保ちつつ面積を縮小する不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1乃至第8の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
また以下の説明においては、ワード線転送トランジスタ及びビット線スイッチトランジスタにおいて、ソースからドレインに向かうチャネル長方向を「第1の方向」、チャネル長方向と直交するチャネル幅方向を「第2の方向」と定義する。「チャネル幅に垂直な方向」は「第1の方向」に相当し、「チャネル幅に平行な方向」は「第2の方向」に相当する。
ワード線転送トランジスタ及びビット線スイッチトランジスタのレイアウトパターン方向は回路によって変わるため、「第1の方向」は、メモリセルアレイ内のビット線が延伸するビット線方向に限られず、ビット線方向と直交し、メモリセルアレイ内のワード線が延伸するワード線方向であっても良い。同様に、「第2の方向」は、メモリセルアレイ内のビット線が延伸するビット線方向に限られず、ビット線方向と直交し、メモリセルアレイ内のワード線が延伸するワード線方向であっても良い。
また高耐圧のワード線転送トランジスタ及びビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚よりも2倍以上厚く、好ましくは25nm〜50nmの間の膜厚であることが望ましい。これはメモリセルトランジスタの書き込み電圧Vpgm及び消去電圧Veraを25V以下に設定して、高耐圧のワード線転送トランジスタ及びビット線スイッチトランジスタのゲート電極又は拡散層に25V程度の電圧が印加されてもワード線転送トランジスタ及びビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜が破壊されないように設定するためである。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイをNAND型EEPROMで構成する場合、例えば、図1に示すように、行方向に延伸する複数のワード線WL0〜WLm,列方向に延伸する複数のビット線BL0〜BLnの交差部に配置されるメモリセルトランジスタMCを備えるメモリセルアレイ100と、メモリセルアレイ100の周辺に配置されるロウデコーダ5と、センスアンプ6とから構成される。ロウデコーダ5は、ワード線転送トランジスタ部3と、ブースタ回路9と、アドレスデコーダ1とを備える。メモリセルアレイ100は、ビット線BL側の選択ゲートトランジスタS2と、ソース線SL側の選択ゲートトランジスタS1との間に直列に接続された複数のメモリセルトランジスタMC0〜MCmにより構成されるNANDセルユニット24を備える。NANDセルユニット24が行方向にn個並列に配列されて1つのメモリセルブロックを構成する。メモリセルブロックが複数個、列方向及び行方向にマトリックス状に配置されて、実際のメモリセルアレイ100が構成される。図1においては、NANDセルユニット24がn個、行方向に並列に配列された様子が示されている。
NANDセルユニット24に接続されるビット線BL0〜BLnはセンスアンプ6に接続される。センスアンプ6はデータの読み出し、書き込み時に、データを一時的に保存するラッチ回路を有する。
ロウデコーダ5は、入力アドレスA0〜Anによってブロックを選択するためのアドレスデコーダ1と、ワード線WL0〜WLmや選択ゲート線SGD,SGSに高電圧を転送するための複数のワード線転送トランジスタWTS,WT0〜WTm,WTDからなるワード線転送トランジスタ部3と、ワード線転送トランジスタ部3内のワード線転送トランジスタWTS,WT0〜WTm,WTDのゲート電極に共通接続された転送ゲート線7に昇圧電圧を供給するブースタ回路9とから構成される。ブースタ回路9には、ロウデコーダ用駆動電圧VRDEC が供給される。ワード線転送トランジスタWT0〜WTmは、ソース・ドレイン拡散層の内、一方がワード線WL0〜WLmに接続され、他方がワード線駆動信号線CG0〜CGmに接続されている。選択ゲートトランジスタS1,S2を駆動するワード線転送トランジスタWTD,WTSは、ソース・ドレイン拡散層の内、一方が選択ゲート線SGD,SGSに接続され、他方がSGドライバ線SG2,SG1に接続されている。
メモリセルトランジスタMC0〜MCmの基本的素子断面構造は、図2に示すように、p型半導体基板27内に形成されたnウェル領域26、及びpウェル領域25を備える。このようなウェル構造によって、消去時にpウェル領域25に高電圧の消去電圧Veraを印加することが可能となる。
pウェル領域25上に配置されるメモリセルトランジスタのゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)32上にフローティングゲート8と、コントロールゲート2がゲート間絶縁膜を介して積層されてスタックゲート構造を構成している。隣接するメモリセルトランジスタのソース・ドレイン領域は拡散層18で互いに接続され、NANDセルユニット24を構成する。NANDセルユニット24の両端に配置される選択ゲートトランジスタS1,S2は、基本構造はメモリセルトランジスタMCと同様であるが、フローティングゲート8とコントロールゲート2が電気的に短絡されて、MOSトランジスタを形成している。これらのスタックゲート構造のNANDセルユニット24が、図2に示すように、層間絶縁膜38内に形成される。選択ゲートトランジスタS1のドレインとなる拡散層18は、ビット線コンタクトプラグ40を介して、ビット線電極配線42に接続され、選択ゲートトランジスタS2のソースとなる拡散層18は、ソース線コンタクトプラグ44を介して、ソース線電極配線46に接続されている。
また高耐圧のワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚よりも2倍以上厚く、好ましくは25nm〜50nmの間の膜厚であることが望ましい。これはメモリセルトランジスタの書き込み電圧Vpgm及び消去電圧Veraを25V以下に設定して、高耐圧のワード線転送トランジスタのゲート電極又は拡散層に25V程度の電圧が印加されてもワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜が破壊されないように設定するためである。
(書き込み動作)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、書き込み選択ブロックのNAND型EEPROMの書き込み動作は、図3に示すように、各部の電位が設定される。即ち、書き込み選択ブロックの場合、“1”書き込みのビット線に対して2.5V程度の電源電圧Vdd,“0”書き込みのビット線に対して0Vを与える。ワード線転送トランジスタ部3の転送ゲート線7の電位をVpgm+Vth(25V程度)にして、選択ゲート線SGD,SGSに対しては例えば、電源電圧Vdd或いは0Vが転送され、ワード線WL0〜WLmに対しては、書き込み電圧Vpgm或いは中間電圧Vpassを転送する。
“0”書き込み選択されたメモリセルトランジスタMC0〜MCmの基本的素子断面構造における各部の電位は、図4に示すように、書き込み選択されたメモリセルトランジスタのコントロールゲート2に20V程度の書き込み電圧Vpgmを与え、書き込み非選択のメモリセルトランジスタのコントロールゲート2には10V程度の中間電圧Vpassを与え、ビット線側選択ゲート線SGDには2.5V程度のVddを与え、ソース線側選択ゲート線SGSには0Vを与える。
“0”書き込みでは、チャネル表面は選択ゲートトランジスタS2を介して、ビット線電位の0Vが転送されるため、選択されたメモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜32には高電界が印加され、図6に示すように、フローティングゲート8に対してファウラー・ノルドハイム(FN)電流によって電子が注入される。結果として、図7に示すように、しきい値電圧Vthが変化することで書き込みが行われる。書き込み非選択のメモリセルトランジスタのコントロールゲート2には中間電圧Vpassしかかからないため、FN電流が流れるほどにはフローティングゲート8とpウェル領域25のチャネル間が高電界にならず、メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは変化しない。
“1”書き込み選択されたメモリセルトランジスタMC0〜MCmの基本的素子断面構造における各部の電位は、図5に示すように、書き込み選択されたメモリセルトランジスタのコントロールゲート2に20V程度の書き込み電圧Vpgmを与え、書き込み非選択のメモリセルトランジスタのコントロールゲート2には10V程度の中間電圧Vpassを与え、ビット線側選択ゲート線SGDには2.5V程度のVddを与え、ソース線側選択ゲート線SGSには0Vを与える。
“1”書き込みでは、ビット線電位として電源電圧Vddが与えられているために、ビット線側選択ゲートトランジスタS2がオフ状態となる。このためチャネル電位Vchがフローティング状態となる。選択されたメモリセルトランジスタのコントロールゲート2に書き込み電圧Vpgmが印加されたときには、容量カップリングによってチャネル電位が上昇するため、フローティングゲート8とpウェル領域25のチャネル間はFN電流が流れるほどには高電界にならずメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは変化しない。同様に、書き込み非選択のメモリセルトランジスタのコントロールゲート2には約10V程度の中間電圧Vpassしか印加されないため、FN電流が流れるほどにはフローティングゲート8とpウェル領域25のチャネル間が高電界にならず、メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは変化しない。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、書き込み非選択ブロックのNAND型EEPROMの動作は、図8に示すように、各部の電位が設定される。即ち、書き込み非選択ブロックの場合、“1”書き込みのビット線に対して2.5V程度の電源電圧Vddが与えられ、“0”書き込みのビット線に対して0Vが与えられる。ワード線転送トランジスタ部3の転送ゲート線7の電位は0Vであるため、ワード線転送トランジスタWTD,WT0〜WTm,WTSはオフ状態となり、ワード線駆動信号線CG0〜CGmの電圧はワード線WL0〜WLmに転送されない。従って、選択ゲート線SGD,SGS,ワード線WL0〜WLmは全てフローティング状態となり、この結果、メモリセルトランジスタMC0〜MCmのコントロールゲート2には電圧が印加されないため、書き込み動作は行われない。
書き込み非選択のメモリセルトランジスタMC0〜MCmの素子断面構造における各部の電位は、図9に示すように、ビット線BLに対してVdd若しくは0Vを与えたとしても、選択ゲートトランジスタS2,S1の選択ゲート線SGD、SGSの電位はフローティング状態であることから、選択ゲートトランジスタS2,S1はカットオフ状態になり、結果として、メモリセルトランジスタMC0〜MCmのコントロールゲート2は全てフローティング状態となる。チャネル電位Vchは初期状態の0Vのままであり、書き込み非選択のメモリセルトランジスタのコントロールゲート2にはフローティング電位しかかからないため、FN電流が流れるほどにはフローティングゲート8とpウェル領域25のチャネル間が高電界にならず、メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは変化しない。
(消去動作)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、消去選択ブロックにおけるNAND型EEPROMの消去動作は、図10に示すように、各部の電位が設定される。即ち、消去選択ブロックのビット線はフローティング状態にあり、ワード線転送トランジスタ部3の転送ゲート線7に対しては2.5V程度の電源電圧Vddが与えられ、ワード線WL0〜WLmにはワード線転送トランジスタWT0〜WTmを介して0Vが与えられ、一方、選択ゲート線SGD,SGSにはワード線転送トランジスタWTD,WTSがカットオフ状態であることから、フローティング電位が与えられる。消去時にはpウェル領域25に20V程度の高電圧の消去電圧Veraが印加される。
消去選択ブロックのメモリセルトランジスタMC0〜MCmの基本的素子断面構造における各部の電位は、図11に示すように、消去選択されたメモリセルトランジスタのコントロールゲート2に0Vを与え、ビット線側選択ゲート線SGD及びソース線側選択ゲート線SGSにはフローティング電位を与える。消去時にはpウェル領域25に20V程度の高電圧の消去電圧Veraが印加されることから、メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜32には高電界がかかり、図12に示すように、フローティングゲート8からファウラー・ノルドハイム(FN)電流によって電子がpウェル領域25に対して掃き出される。結果として、図13に示すように、しきい値電圧Vthがマイナス側にシフトすることで消去動作が行われる。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、消去非選択ブロックのNAND型EEPROMの消去動作は、図14に示すように、各部の電位が設定される。即ち、消去非選択ブロックの場合、ビット線電位はフローティング状態になされ、ワード線転送トランジスタ部3の転送ゲート線7の電位は0Vであるため、ワード線転送トランジスタWTD,WT0〜WTm,WTSはオフ状態となり、ワード線ドライバ電圧はワード線WL0〜WLmに転送されない。従って、選択ゲート線SGD,SGS,ワード線WL0〜WLmは全てフローティング状態となり、この結果、メモリセルトランジスタMC0〜MCmのコントロールゲート2は全てフローティング状態となる。
消去非選択ブロックのメモリセルトランジスタMC0〜MCmの素子断面構造における各部の電位は、図15に示すように、ビット線BLの電位はフローティング状態であり、選択ゲートトランジスタS2,S1の選択ゲート線SGD、SGSの電位もフローティング状態であることから、選択ゲートトランジスタS2,S1はカットオフ状態になり、結果として、メモリセルトランジスタMC0〜MCmのコントロールゲート2は全てフローティング状態となる。消去非選択ブロックのpウェル領域25に20V程度の高電圧の消去電圧Veraが印加され、容量カップリングによってコントロールゲート2も消去電圧Veraに近い高電圧になる。この結果、フローティングゲート8とpウェル領域25からなるチャネル間にはFN電流が流れるほどの高電界は印加されず、メモリセルトランジスタのしきい値Vthは変化しない。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み・消去動作においては、ワード線転送トランジスタWTD,WT0〜WTm,WTSのオン・オフによって、ワード線WL0〜WLmに対して、書き込み電圧Vpgm,中間電圧Vpass,0Vの電位を与え、或いはフローティングする動作を実行する。書き込み・消去動作が正しく行われるためには、ワード線転送トランジスタWTD,WT0〜WTm,WTSが20V程度の書き込み電圧Vpgmや消去電圧Veraをスイッチング出来なければならない。
(ワード線転送トランジスタに印加される主な電圧関係)
ワード線転送トランジスタの等価回路を示す図16(a)において、ワード線転送トランジスタのソース・ドレイン拡散層の一方がワード線駆動信号線CGに、他方がワード線WLに接続されている。ゲート電極は転送ゲート線7に接続されている。
データ書き込み時の選択ブロックの電圧関係は、図16(b)及び図16(c)に示すように与えられ、書き込み電圧Vpgmまたは中間電圧Vpassを転送する。このとき転送ゲート線7は、Vpgm+Vthにバイアスする必要がある。これは書き込み電圧Vpgmをしきい値落ちなく転送するためには、転送したい電圧に加えてワード線転送トランジスタのしきい値電圧Vthに相当する電圧を印加する必要があるためである。このときのしきい値電圧Vthは、書き込み電圧Vpgm相当のバックバイアスを印加した場合のワード線転送トランジスタのしきい値電圧である。しきい値電圧Vthが低いほど転送ゲート線7に印加する電圧は小さくできるので、ゲート酸化膜耐圧や周辺回路の縮小化の観点から好ましい。
データ書き込み時の非選択ブロックの電圧関係は、図16(d)及び図16(e)に示すように、転送ゲート線7を0Vにバイアスすることで、ワード線駆動信号線CGから供給される書き込み電圧Vpgmまたは中間電圧Vpassをカットオフする。
データ消去時の非選択ブロックの電圧関係は、図16(f)に示すように、容量カップリングによって消去電圧Veraに昇圧されたワード線WLの電圧を保持するために、転送ゲート線7を0Vにバイアスすることで、ワード線転送トランジスタをカットオフする。
一方、データ消去時の選択ブロックでは、図16(g)に示すように、ワード線駆動信号線CGから供給された0Vをワード線WLに転送するために、転送ゲート線7に対して電源電圧Vddを印加する。
以上のように、ワード線転送トランジスタは、書き込み電圧Vpgmや消去電圧Veraのような高電圧(20V程度)を転送し、又はカットオフする必要があるために、ワード線転送トランジスタのソース・ドレイン拡散層のジャンクション耐圧や、ソース・ドレイン領域間のカットオフ耐圧を確保することが必要である。更に又、ワード線転送トランジスタ間の素子分離領域の下層の半導体領域であるpウェル領域25におけるフィールド反転耐圧も、書き込み電圧Vpgmや消去電圧Veraのような高電圧以上の性能を確保する必要がある。
(メモリセルアレイとブロック切り替え部の構成)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルアレイ100とブロック切り替え部102との接続関係は、図17に示すように表される。メモリセルアレイ100は、複数のメモリセルブロック10−1,10−2,10−3,…,10−jに分割され、各メモリセルブロック10−1,10−2,10−3,…,10−j内には、メモリセルユニット120が行方向に並列に配列されている。各メモリセルブロック10−1,10−2,10−3,…,10−jとブロック切り替え部102の間にはワード線20−1,20−2,20−3,…,20−jが配線されており、ブロック切り替え部102内で発生された書き込み電圧Vpgm等の比較的高い電圧パルスがワード線20−1,20−2,20−3,…,20−jを介してメモリセルユニット120内のメモリセルトランジスタのコントロールゲート2に転送される。
ブロック切り替え部102内には、各メモリセルブロック10−1,10−2,10−3,…,10−jに対応して、ブロック選択回路部140−1,140−2,140−3,…,140−jが配置されている。各ブロック選択回路部140−1,140−2,140−3,…,140−j内には、一例として、図17内に示されるように、複数のワード線転送トランジスタ22−1,22−2,22−3,…,22−k;23−1,23−2,23−3,…,23−kと、ワード線転送トランジスタ22−1,22−2,22−3,…,22−k;23−1,23−2,23−3,…,23−kにそれぞれ対応する活性化領域16−1,16−2,16−3,…,16−k;17−1,17−2,17−3,…,17−kと、活性化領域16−1,16−2,16−3,…,16−k上に共通に接続されるゲート電極15aと、活性化領域17−1,17−2,17−3,…,17−k上に共通に接続されるゲート電極15bとが配置されている。
尚、図17においては、活性化領域16−1,16−2,16−3,…,16−k;17−1,17−2,17−3,…,17−k内に形成されるワード線接続コンタクトプラグ48とワード線20−1,20−2,20−3,…,20−jが接続される様子は図示を省略しているが、この様子は図18或いは図19に示すように構成される。
図17において、メモリセルユニット120は、例えば、図1に示すNANDセルユニット24の回路構成を備えている。直列接続されるメモリセルトランジスタの数は例えば8個であるが、8個に限られず、16個、32個、64個以上であっても良い。
また、図17において、複数のワード線転送トランジスタ22−1,22−2,22−3,…,22−k;23−1,23−2,23−3,…,23−kの活性化領域16−1,16−2,16−3,…,16−k;17−1,17−2,17−3,…,17−kは、互いに素子分離領域28によって絶縁分離されているが、図面上は省略している。
(ワード線転送トランジスタ部のレイアウトパターン例1)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるワード線転送トランジスタ部3のレイアウトパターン構成として、8個のメモリセルトランジスタで図17のNANDメモリセルブロック10を構成する場合を例とすると、図18に示すように、2列に配列された複数のワード線転送トランジスタ22−1,22−2,22−3,22−4;23−1,23−2,23−3,23−4と、複数のワード線転送トランジスタ22−1,22−2,22−3,22−4;23−1,23−2,23−3,…,23−4の活性化領域16−1,16−2,16−3,16−4;17−1,17−2,17−3,17−4と、活性化領域16−1,16−2,16−3,16−4;17−1,17−2,17−3,17−4内に形成されたワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ(ワード線駆動信号線接続コンタクトプラグ)49と、行方向に配列された複数のワード線転送トランジスタ22−1,22−2,22−3,22−4;23−1,23−2,23−3,23−4のゲートに共通に接続されたゲート電極15a,15bと、メモリセルアレイ100内のメモリセルブロック10を構成するメモリセルユニット120に対して共通に配線されるワード線WL0〜WL7とから構成される。尚、図18において、周辺回路30等から活性化領域16−1,16−2,16−3,16−4;17−1,17−2,17−3,17−4内のCG線接続コンタクトプラグ49に与えられる電極配線等については省略している。
図18のように8個のワード線転送トランジスタが配置され、各ワード線転送トランジスタのワード線接続コンタクトプラグ48がワード線WLに、CG線接続コンタクトプラグ49がワード線駆動信号線CGに接続される。8個のワード線転送トランジスタはNAND長の整数倍の長さに収まるように配置する。
(ワード線転送トランジスタ部のレイアウトパターン例2)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるワード線転送トランジスタ部3の別のレイアウトパターン構成として、2つのNANDブロック間でワード線駆動信号線CGに接続されるコンタクト及び拡散層を共有する例は、図19に示すように、3列に配列された複数のワード線転送トランジスタと、複数のワード線転送トランジスタの活性化領域16−1,16−2,16−3,16−4;17−1,17−2,17−3,17−4と、活性化領域16−1,16−2,16−3,16−4;17−1,17−2,17−3,17−4内に形成されたワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、行方向に配列された複数のワード線転送トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート電極15と、ワード線WL0〜WL7とから構成される。尚、図19において、周辺回路30等から複数のワード線転送トランジスタのCG線接続コンタクトプラグ49に与えられる電極配線等については省略している。図19のように2つのNANDブロック間でワード線駆動信号線CGに接続されるコンタクト及び拡散層を共有することで、ワード線転送トランジスタの面積を縮小することができる。又、NAND長の整数倍のピッチで、ワード線転送トランジスタの配置が繰り返されるようにする。ワード線転送トランジスタは素子分離領域28によって分離され、分離能力を高めるために、素子分離領域28の底部にはフィールドストッパとなるフィールドストッパp+層34を配置するが、図19では図示を省略している。
(ワード線転送トランジスタおよび素子分離領域の寸法の最適化)
(ワード線転送トランジスタ部のレイアウトパターン例3)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置における隣接する4つのワード線転送トランジスタのレイアウトパターン構成は、図20に示すように、2列に配列されたワード線転送トランジスタの活性化領域16−1,16−2;17−1,17−2と、活性化領域16−1,16−2;17−1,17−2内にそれぞれ2個ずつ形成されたワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、行方向に配列されたワード線転送トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート電極15と、活性化領域16−1,16−2;17−1,17−2を互いに分離する素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されるフィールドストッパp+層34とを備える。
図20において、チャネル幅に平行な方向であるI−I線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図21に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,16−2を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対して2個配置されるワード線接続コンタクトプラグ48とを備える。
図20において、チャネル幅方向に垂直な方向であるII−II線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図22に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,17−1を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対して配置されるそれぞれ配置されるワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜31、ゲート絶縁膜31上に配置されるゲート電極15とを備える。
ワード線転送トランジスタのソース・ドレイン拡散層は、ワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49直下の高不純物密度のn+拡散層50と、n+拡散層50を覆うように形成された相対的に低不純物密度のn-拡散層52によって形成されている。n+拡散層50は砒素(As)を不純物添加された層として形成され、n-拡散層52はリン(P)を不純物添加された層として形成されていることが、ジャンクション耐圧を確保すると共に、同時にショートチャネル効果を抑制するためには望ましい。
素子分離領域28の底には比較的高不純物密度のフィールドストッパp+層34が形成されている。ワード線転送トランジスタは比較的低不純物密度のp型半導体基板27上に形成されていても良い。ここでフィールドストッパp+層34の不純物密度は半導体基板27若しくはpウェル領域25の不純物密度の100倍以上であることが、十分なフィールド反転耐圧を実現し、半導体基板27若しくはpウェル領域25とn+拡散層50間のジャンクション耐圧を高くするためには望ましい。
(ワード線転送トランジスタの面積縮小化と寸法の関係)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、ブレークダウン耐圧が高く、ワード線転送トランジスタの面積を小さくするために、以下の寸法についての指針を提供する。
ワード線転送トランジスタのチャネル幅をW、n+拡散層50と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と平行な方向) をA1、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と平行な方向)をA1’、 フィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と平行な方向)をB1、素子分離領域幅(チャネル幅と平行な方向)をC1、n+拡散層50と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と垂直な方向)をA2、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と垂直な方向)をA2’、 フィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と垂直な方向)をB2、素子分離領域幅(チャネル幅と垂直な方向)をC2、ワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49の幅(或いは直径)をXと定義する。
ここで、ワード線転送トランジスタが同一n+拡散層50上に複数のワード線接続コンタクトプラグ48を有する場合、A1’,A2’で定義されるワード線接続コンタクトプラグ48とは、素子分離領域28端のもっとも近くに配置されたワード線接続コンタクトプラグ48であることを示す。
ワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49が、図20に示すように、1つのn+拡散層50内に複数個ある場合、その間隔は2X以上あることがリソグラフィマージンを確保する点から望ましい。
図20において、ワード線転送トランジスタのチャネル幅Wは同じで、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離(チャネル幅と平行な方向)A1’, n+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1の寸法を縮小した例における、チャネル幅に平行な方向であるI−I線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図23に示すように表される。一方、図20において、ワード線転送トランジスタのチャネル幅Wは同じで、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’,n+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1の寸法を縮小した例における、チャネル幅に垂直な方向であるII−II線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図24に示すように表される。
図23及び図24において特徴的なことは、A1>A2であること及びA1’>A2’であることである。つまり、チャネル幅Wに平行な方向におけるn+拡散層50と素子分離領域28端との間の距離A1が、チャネル幅Wに垂直な方向におけるn+拡散層50と素子分離領域28端との間の距離A2と比較して大きいことに特徴がある。チャネル幅Wに平行な方向におけるワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との間の距離A1’が、チャネル幅Wに垂直な方向におけるワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との間の距離A2’と比較して大きいことに特徴がある。
フィールドストッパp+層34とn+拡散層50との間のジャンクションブレークダウン電圧と、素子分離領域(STI)28端とフィールドストッパp+層34との間の距離B1若しくはB2との関係は、図25に示すような関係にある。同様に、フィールドストッパp+層34とn+拡散層50との間のジャンクションブレークダウン電圧と、素子分離領域(STI)28端とn+拡散層50との間の距離A1若しくはA2との関係は、図26に示すような関係にある。素子分離領域(STI)28端とn+拡散層50との間の距離A1若しくはA2を大きくすることによって、ジャンクション耐圧を向上させることが可能になる。
一方、バックバイアス電圧Vbs(=−Vpgm)印加時のしきい値電圧Vthとワード線転送トランジスタのチャネル幅Wとの関係は、図27に示すような関係にある。ここでバックバイアス電圧Vbsは、Vbs=−Vpgmの関係にあるものとする。ワード線転送トランジスタのチャネル幅Wが大きいほどバックバイアス電圧印加時のしきい値電圧Vthが小さくなるので、書き込み電圧Vpgmを転送するときのワード線転送トランジスタのゲート電圧を低くすることができる。このため周辺回路の動作マージンや面積縮小の観点からは、ワード線転送トランジスタのチャネル幅Wを大きくすることが望ましい。
図23及び図24に示した構造は、図21及び図22に示した構造と比較して、ワード線転送トランジスタのチャネル幅Wは同じで、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’と、n+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1を大きくしている。このためワード線転送トランジスタのバックバイアス電圧印加時のしきい値電圧Vthを上昇させることなく、ジャンクション耐圧を向上させることが可能となる。又、チャネル幅Wが同じなのでワード線転送トランジスタの面積が大きくなることがない。
[第1の実施の形態の変形例]
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅Wに平行な方向であるI−I線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図28に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,16−2を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対して2個配置されるワード線接続コンタクトプラグ48とを備える。
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるII−II線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図29に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,17−1を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対して配置されるワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜31と、ゲート絶縁膜31上に配置されるゲート電極15とを備える。
図28及び図29において特徴的なことは、A1>A2であること及びA1’>A2’であることに加えて、B1<B2、C1<C2であることにある。つまり、チャネル幅Wに平行な方向におけるn+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1が、チャネル幅Wに垂直な方向におけるn+拡散層50と素子分離領域28端との距離A2と比較して大きく、チャネル幅Wに平行な方向におけるワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’が、チャネル幅Wに垂直な方向におけるワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A2’と比較して大きいことに特徴がある。更に加えて、チャネル幅Wと平行な方向におけるフィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離B1が、チャネル幅Wと垂直な方向におけるフィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離B2よりも小さく、チャネル幅Wと平行な方向の素子分離領域幅C1が、チャネル幅Wと垂直な方向の素子分離領域幅C2よりも小さいことである。
このような構造を採用することによって、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において図25乃至図27を参照して説明したように、バックバイアス印加時のしきい値電圧Vth特性を維持しながらジャンクション耐圧を向上させることができる。更にこのような効果に加えて、素子分離領域幅C1を縮小することができるのでワード線転送トランジスタの面積を縮小することができる。即ち、図25乃至図27から明らかなように、チャネル幅Wを一定にしたままA1>A2,A1’>A2’に設定することで、バックバイアス特性を一定にしたままで、ジャンクション耐圧を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置においては、A1>A2,A1’>A2’に設定することでジャンクション耐圧が向上できるので、その分、チャネル幅Wと平行な方向におけるフィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離B1の値を縮小しても結果としてジャンクション耐圧の劣化はない。この結果、素子分離領域幅C1を縮小できるので面積を縮小することが可能となる。
また本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置においては、チャネル幅W>6X(X=コンタクトプラグの直径)であることが、加工マージンおよびバックバイアス特性の観点からは望ましい。
[第2の実施の形態]
(ワード線転送トランジスタ部のレイアウトパターン例4)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置における隣接する4つのワード線転送トランジスタのレイアウトパターン構成は、図30に示すように、2列に配列されたワード線転送トランジスタの活性化領域16−1,16−2;17−1,17−2と、活性化領域16−1,16−2;17−1,17−2内に形成されたワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、行方向に配列されたワード線転送トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート電極15a,15bと、活性化領域16−1,16−2;17−1,17−2を互いに分離する素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されるフィールドストッパp+層34とを備える。
図30において、チャネル幅Wに平行な方向であるIII−III線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図31に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,16−2を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対して配置されるワード線接続コンタクトプラグ48とを備える。
図30において、チャネル幅方向に垂直な方向であるIV−IV線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図32に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,17−1を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に接触して配置されるワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜31、ゲート絶縁膜31上に配置されるゲート電極15a,15bとを備える。
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において特徴的なことは、バックバイアス電圧印加時のしきい値電圧Vthが劣化しない程度にワード線転送トランジスタのチャネル幅Wを大きく設定し、かつワード線接続コンタクトプラグ48或いはCG線接続コンタクトプラグ49が、1個のn+拡散層50に対して、1個だけ配置されている点にある。
一般には、図20に示すように、チャネル幅Wが大きいときには1個のn+拡散層50に対してワード線接続コンタクトプラグ48或いはCG線接続コンタクトプラグ49を複数個配置する。ワード線接続コンタクトプラグ48間の距離は2X以上あることが望ましい。同様に、CG線接続コンタクトプラグ49間の距離も2X以上あることが望ましい。またワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’は、位置合わせ余裕を考慮してX以上あることが望ましい。従って、ワード線接続コンタクトプラグ48を2個配置するために必要な最小のチャネル幅Wは、2X(ワード線接続コンタクトプラグ48の直径×2)+2X(ワード線接続コンタクトプラグ48の間隔)+2X(ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離)=6Xである。同様に、CG線接続コンタクトプラグ49を2個配置するために必要な最小のチャネル幅Wは、2X(CG線接続コンタクトプラグ49の直径×2)+2X(CG線接続コンタクトプラグ49の間隔)+2X(CG線接続コンタクトプラグ49と素子分離領域28端との距離)=6Xである。
W>6Xの場合において、ワード線接続コンタクトプラグ48若しくはCG線接続コンタクトプラグ49を複数個配置する場合の構成と比較すると、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、ワード線接続コンタクトプラグ48若しくはCG線接続コンタクトプラグ49を1個だけ配置することによって、ジャンクション耐圧が向上する。
図30に示した本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置における隣接する4つのワード線転送トランジスタのレイアウトパターン構成では、チャネル幅W>6Xであり、かつ、ソース・ドレイン用の1つのn+拡散層50上にワード線接続コンタクトプラグ48が1個だけ配置されている。このような構造に設定することで、従来のように1つのn+拡散層50上に複数個のワード線接続コンタクトプラグ48を配置する場合と比較して、ワード線接続コンタクトプラグ48−素子分離領域(STI)28端間の距離A1’及びn+拡散層50−素子分離領域(STI)28端間の距離A1を大きく設定することが可能となり、その結果、ジャンクション耐圧が向上する。CG線接続コンタクトプラグ49についてもワード線接続コンタクトプラグ48と同様に配置されている。
図31及び図32において特徴的なことは、A1>A2であること及びA1’>A2’であることにある。つまり、チャネル幅Wに平行な方向での、n+拡散層50と素子分離領域28端との間の距離A1が、チャネル幅Wに垂直な方向のn+拡散層50と素子分離領域28端との間の距離A2と比較して大きく、チャネル幅Wに平行な方向での、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’が、チャネル幅Wに垂直な方向のワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A2’と比較して大きいことに特徴がある。更にW>6Xで、かつ、ソース・ドレイン用の1つのn+拡散層50上にワード線接続コンタクトプラグ48が1個だけ配置されていることである。CG線接続コンタクトプラグ49についてもワード線接続コンタクトプラグ48と同様に配置されている。
図31及び図32に示した構造は、図28及び図29に示した構造と比較して、ワード線転送トランジスタのチャネル幅Wは同じで、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’とチャネル幅Wに平行な方向での、n+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1を大きく設定している。このためワード線転送トランジスタのバックバイアス電圧印加時のしきい値電圧Vthを上昇させることなく、ジャンクション耐圧を向上させることが可能となる。またワード線転送トランジスタのチャネル幅Wが同じなのでワード線転送トランジスタの面積が大きくなることがない。ワード線接続コンタクトプラグ48が1個しかないことで、素子の微細化のためにチャネル幅Wを小さくした場合にもA1およびA1’の値を大きく設定することが容易となり、充分なジャンクション耐圧を実現することができる。
また高耐圧のワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚よりも2倍以上厚く、好ましくは25nm〜50nmの間の膜厚であることが望ましい。これはメモリセルトランジスタの書き込み電圧Vpgm及び消去電圧Veraを25V以下に設定して、高耐圧のワード線転送トランジスタのゲート電極又は拡散層に25V程度の電圧が印加されてもワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜が破壊されないように設定するためである。
[第2の実施の形態の変形例]
本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅Wに平行な方向であるIII−III線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図33に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,16−2を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対して配置されるワード線接続コンタクトプラグ48とを備える。
本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるIV−IV線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造は、図34に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、素子分離領域28の底部に配置されたフィールドストッパp+層34と、活性化領域16−1,17−1を定義するn-拡散層52と、n-拡散層52内に形成されるn+拡散層50と、n+拡散層50に対してそれぞれ配置されるワード線接続コンタクトプラグ48及びCG線接続コンタクトプラグ49と、ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜31と、ゲート絶縁膜31上に配置されるゲート電極15a,15bとを備える。
図33及び図34において特徴的なことは、A1>A2であること及びA1’>A2’であることに加えて、B1<B2、C1<C2であることにある。つまり、チャネル幅Wに平行な方向での、n+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1が、チャネル幅Wに垂直な方向のn+拡散層50と素子分離領域28端との距離A2と比較して大きく、チャネル幅Wに平行な方向での、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’が、チャネル幅Wに垂直な方向のワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A2’と比較して大きいことに特徴がある。更に加えて、チャネル幅Wと平行な方向におけるフィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離B1が、チャネル幅Wと垂直な方向におけるフィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離B2よりも小さく、チャネル幅Wと平行な方向の素子分離領域幅C1が、チャネル幅Wと垂直な方向の素子分離領域幅C2よりも小さいことである。
このような構造を採用することによって、本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、図25乃至図27を参照して説明したように、バックバイアス電圧印加時のしきい値電圧Vth特性を維持しながら、ジャンクション耐圧を向上させることができる。更にこのような効果に加えて、素子分離領域幅C1を縮小することができるのでワード線転送トランジスタの面積を縮小することができる。即ち、図25乃至図27から明らかなように、チャネル幅Wを一定にしたままA1>A2,A1’>A2’に設定することで、バックバイアス特性を一定にしたままで、ジャンクション耐圧を向上させることが可能となる。
本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置においては、A1>A2,A1’>A2’に設定することでジャンクション耐圧が向上できるので、その分、チャネル幅Wと平行な方向におけるフィールドストッパp+層34と素子分離領域28端との距離B1の値を縮小しても、結果としてジャンクション耐圧の劣化はない。この結果、素子分離領域幅C1を縮小できるので面積を縮小することが可能となる。
また本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置においては、チャネル幅W>6X(X=コンタクトプラグの直径)であることが、加工マージンを確保し、バックバイアス特性を維持するという観点からは望ましい。
ビット線接続コンタクトプラグ48或いはCG線接続コンタクトプラグ49が1個しかないことで、素子の微細化のためにチャネル幅Wを小さくした場合にもA1及びA1’を大きくすることが容易となり、充分なジャンクション耐圧を実現することができる。
以上、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、ワード線転送トランジスタにおいて、チャネル幅Wに平行な方向とチャネル幅Wに垂直な方向とで、n+拡散層50と素子分離領域28端との距離A1或いは、ワード線接続コンタクトプラグ48と素子分離領域28端との距離A1’を変えることによって、素子の微細化を実現できる。又、バックバイアス特性を維持しつつ、ジャンクション耐圧特性を確保することができる。
特に、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置ではチャネル幅Wをワード線接続コンタクトプラグ48の直径Xの6倍よりも大に設定し、かつワード線転送トランジスタにおいてひとつのn+ 拡散層50上にワード線接続コンタクトプラグ48或いはCG線接続コンタクトプラグ49を1個だけ配置することで、素子の微細化と、バックバイアス特性及びジャンクション耐圧特性とを両立することができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイをNAND型EEPROMで構成する場合、例えば、図35に示すように、行方向に延伸する複数のワード線WL0〜WLm,列方向に延伸する複数のビット線BL0〜BLnの交差部に配置されるメモリセルトランジスタMCを備えるメモリセルアレイ100と、メモリセルアレイ100の周辺に配置される2個のビット線スイッチトランジスタ部90と、センスアンプ6と、シールド電源110とから構成される。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において示したロウデコーダ5の構成については、図35においては図示を省略している。図1の構成と同様に、ワード線転送トランジスタ部3を配置して、本発明の第1乃至第2の実施の形態において説明したようにワード線転送トランジスタの配置構成に工夫を実施しても良い。
一方のビット線スイッチトランジスタ部90は、メモリセルアレイ100とシールド電源110との間に配置され、他方のビット線スイッチトランジスタ部90は、メモリセルアレイ100とセンスアンプ6との間に配置される。また、ビット線スイッチトランジスタ部90は、ビット線BL0〜BLnにそれぞれ接続された高耐圧のビット線スイッチトランジスタBT0〜BTnから構成される。
メモリセルアレイ100とシールド電源110との間に配置されたビット線スイッチトランジスタ部90を構成するビット線スイッチトランジスタBT0〜BTnのソース・ドレイン領域の内、一方はビット線BL0〜BLnに接続され、他方はシールド電源110に接続される。
メモリセルアレイ100とセンスアンプ6との間に配置されたビット線スイッチトランジスタ部90を構成するビット線スイッチトランジスタBT0〜BTnのソース・ドレイン領域の内、一方はビット線BL0〜BLnに接続され、他方はセンスアンプ6に接続される。
メモリセルアレイ100は、ビット線BL側の選択ゲートトランジスタS2とソース線SL側の選択ゲートトランジスタS1との間にm個直列に接続されたメモリセルトランジスタMC0〜MCmにより構成されるNANDセルユニット24を備える。NANDセルユニット24は、行方向にn個並列に配列されて、メモリセルブロックを構成する。メモリセルブロックが複数個、列方向及び行方向にマトリックス状に配置されて、全体として、1つのメモリセルアレイ100を構成する。図35においては、NANDセルユニット24がm個行方向に並列に配列された様子が示されている。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、NAND型EEPROMの消去動作を説明するメモリセルトランジスタMC0〜MCmの模式的断面構造は、図36に示すように、p型半導体基板27内に形成されたnウェル領域26、及びpウェル領域25を備える。このようなウェル構造によって、消去時にpウェル領域25に高電圧の消去電圧Veraを印加することが可能となっている。
消去動作は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体装置の説明において、すでに図10乃至図13用いて説明した通りである。
ここではビット線電圧に注目してビット線スイッチトランジスタBT0〜BTnの必要性を説明する。図36に示したように、消去時にはpウェル領域25に20V程度の消去電圧Veraが印加される。このときビット線BLもpウェル領域25との容量カップリングによってほぼ消去電圧Veraまで昇圧される。
ビット線スイッチトランジスタ部90を介してビット線BL0〜BLnに接続されたセンスアンプ6やシールド電源110は低耐圧系トランジスタによって構成されているため、消去電圧Veraが印加されるとこれらの低耐圧系トランジスタが破壊される。ビット線スイッチトランジスタBT0〜BTnは消去電圧Veraがセンスアンプ6やシールド電源110に転送されないようにカットオフする役割を有している。
また高耐圧のビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚よりも2倍以上厚く、好ましくは25nm〜50nmの間の膜厚であることが望ましい。これはメモリセルトランジスタの書き込み電圧Vpgm及び消去電圧Veraを25V以下に設定して、高耐圧のビット線スイッチトランジスタのゲート電極又は拡散層に25V程度の電圧が印加されてもビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜が破壊されないように設定するためである。
(ビット線スイッチトランジスタに印加される主な電圧関係)
ビット線スイッチトランジスタの等価回路を示す図37(a)において、ビット線スイッチトランジスタのソース・ドレイン拡散層の一方がセンスアンプ6又はシールド電源110に接続され、他方がビット線BLに接続されている。HVスイッチゲートのゲート電極はビット線スイッチゲート線11に接続されている。
消去動作時においては、図37(b)に示すように、ビット線BLが消去電圧Veraまで昇圧され、消去電圧Veraがソース拡散層に転送されないように、ソース拡散層/ゲート電極に図37(b)乃至図37(d)に示すように、例えば0V/0V、Vdd(2.5V程度)/Vdd、フローティング/Vdd、フローティング/0V等の電圧を印加することでカットオフする。
ここで特徴的なことは、ソース拡散層には5V以下のVddしか印加されないのに対して、ドレイン拡散層には20V程度の消去電圧Veraが印加されることである。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例1)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90のレイアウトパターン構成として、ゲートを共有して複数個配置し、コンタクトプラグの一方はビット線BLに、他方はセンスアンプ6又はシールド電源110に接続する例は、図38に示すように、2列に配列されたビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3と、ビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3の活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3と、活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3内に形成されたn+ 拡散層60と、n+ 拡散層60内に形成されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、行方向に配列されたビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3のゲートに共通に接続されたゲート電極14a;14bとから構成される。尚、図38において、ビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3の活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3に与えられる電極配線等については記載を省略している。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例2)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の別のレイアウトパターン構成として、チャネル幅に垂直な第1の方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うビット線スイッチトランジスタで共有するように、複数個配置することで面積を削減する例は、図39に示すように、ビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3と、ビット線スイッチトランジスタの活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3と、活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3内に形成されたn+ 拡散層60と、n+ 拡散層60内に形成されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、行方向に配列されたビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3のゲートに共通に接続されたゲート電極14とから構成される。尚、図39において、活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3に与えられる電極配線等については記載を省略している。
図39に示すレイアウトパターン構成によれば、第1の方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うビット線スイッチトランジスタで共有するように配置することで面積を削減することが可能となる。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例3)
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、センスアンプ6若しくはシールド電源110に接続される拡散層のみを共有し、ビット線BLに接続される拡散層は各ビット線スイッチトランジスタで独立になるように配置し、ひとつの拡散層を2つのビット線スイッチトランジスタで共有して面積を削減する例は、図40に示すように、ビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3と、ビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3の活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3と、活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3内に形成されたn+ 拡散層60と、n+ 拡散層60内に形成されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、行方向に配列されたビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3のゲートに共通に接続されたゲート電極14a,14bとから構成される。尚、図40において、ビット線スイッチトランジスタ70−1,70−2,70−3;72−1,72−2,72−3の活性化領域12−1,12−2,12−3;13−1,13−2,13−3に与えられる電極配線等については記載を省略している。
図40にはセンスアンプ6若しくはシールド電源110に接続される拡散層のみ共有し、ビット線BLに接続される拡散層は各ビット線スイッチトランジスタで独立になるように配置した例が示されている。或いは又、ビット線BLに接続される拡散層のみ共有し、センスアンプ6若しくはシールド電源110に接続される拡散層は各ビット線スイッチトランジスタで独立になるように配置するようにしてもよい。この場合も1つの拡散層を2つのビット線スイッチトランジスタで共有するために面積を削減することが可能となる。
(ビット線スイッチトランジスタおよび素子分離領域の寸法の最適化)
図38において、チャネル幅に垂直な方向であるV−V線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図41に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図40において、チャネル幅方向に垂直な方向であるVI−VI線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図42に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域12−2,13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対して配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、ブレークダウン耐圧が高く、ビット線スイッチトランジスタの面積を小さくするために、以下の寸法についての指針を提供する。
ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn+拡散層60と素子分離領域28端との間の距離をD、ビット線接続コンタクトプラグ64と素子分離領域28端との間の距離をD’、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn+拡散層60とゲート電極14との間の距離をE、ビット線接続コンタクトプラグ64とゲート電極14との間の距離をE’、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn+拡散層60と素子分離領域28端との間の距離をF、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と素子分離領域28端との間の距離をF’、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn+拡散層60とゲート電極14との間の距離をG、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66とゲート電極14との間の距離をG’と定義する。
以後、ビット線BLに接続され、消去電圧Veraが印加される拡散層をドレイン、センスアンプ6またはシールド電源110に接続され、消去電圧Veraが印加されない拡散層をソースと表現する。
[第3の実施の形態の第1の変形例]
図38乃至図40に対応する第3の実施の形態の第1の変形例を、それぞれ図43乃至図45に示す。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例4)
本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90のレイアウトパターン構成として、チャネル幅に平行な第2の方向にゲート電極14a,14bをそれぞれ共有して複数個配置し、ビット線接続コンタクトプラグ64はビット線BLに、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66はセンスアンプ6又はシールド電源110に接続する例は、図43に示される。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例5)
本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の別のレイアウトパターン構成としてチャネル幅に垂直な第1の方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うビット線スイッチトランジスタで共有するように、複数個配置することで面積を削減する例は、図44に示される。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例6)
本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、センスアンプ6に接続される拡散層のみ共有し、ビット線BLに接続される拡散層は各ビット線スイッチトランジスタで独立になるように配置し、ひとつの拡散層を2つのビット線スイッチトランジスタで共有して面積を削減する例は、図45に示される。
本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に特徴的なことは、ビット線スイッチトランジスタの平面パターン上において、E>G,E’>G’を満足するように配置を設定したことにある。つまり、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn-拡散層62上のn+拡散層60とゲート電極14との間の距離Eは、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn-拡散層62上のn+拡散層60とゲート電極14との間の距離Gよりも大である。また、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn-拡散層62上のビット線接続コンタクトプラグ64とゲート電極14との間の距離E’は、 センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn-拡散層62上のセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66とゲート電極14との間の距離G’よりも大である。
図43において、チャネル幅に垂直な方向であるV−V線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図46に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図45において、チャネル幅方向に垂直な方向であるVI−VI線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図47に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域12−2,13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対して配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図46及び図47に示すように、n+拡散層60はn-拡散層62によって取り囲まれシールドされている。ゲート電極14とn+拡散層60との間のオフセット領域としてn-拡散層62が配置されている。オフセット領域としてn-拡散層62の長さであるLDD長(オフセット長)は、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続された拡散層62ではEであり、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn-拡散層62ではGであることから、オフセット長Eは、オフセット長Gよりも大である。n+拡散層60は砒素(As)を不純物添加された層として形成され、n-拡散層62はリン(P)を不純物添加された層として形成されていることが、ジャンクション耐圧を確保すると共に、同時にショートチャネル効果を抑制するためには望ましい。
ここで、ビット線スイッチトランジスタのゲート長は0.5μm〜2μm程度、ゲート絶縁膜33の膜厚は20〜50nm程度である。
ここで、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn-拡散層62上のn+拡散層60とゲート電極14との間の距離をE、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn-拡散層62上のn+拡散層60とゲート電極14との間の距離をG、ビット線接続コンタクトプラグ64とゲート電極14との間の距離をE’、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66とゲート電極14との間の距離をG’として、E/G>1.5またはE−G>0.2μm、E’/G’>1.5またはE’−G’>0.2μmであることが素子面積の縮小効果を大きくするためには望ましい。
ビット線スイッチトランジスタのソースドレインパンチスルー耐圧と、ゲート電極14のドレイン側端とビット線接続コンタクトプラグ64との間の距離E’(若しくはゲート電極14のドレイン側端とビット線接続コンタクトプラグ64が接続されるn+拡散層60との間の距離E)との関係は、図48に示すような関係にある。
一方、ビット線スイッチトランジスタのソースドレインパンチスルー耐圧と、ゲート電極14のソース側端とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66との間の距離G’(若しくはゲート電極14のソース側端とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66が接続されるn+拡散層60との間の距離G)との関係は、図49に示すような関係にはあるが、あまり顕著な依存性はない。
図48及び図49から明らかなように、ビット線スイッチトランジスタのソースドレインパンチスルー耐圧は、ドレイン側の寸法E,E’に強く依存し、ソース側の寸法G,G’にほとんど依存しない。そのため、高電圧の消去電圧Veraの印加されないソース側の寸法G,G’だけを縮めることで、ドレイン耐圧を劣化させることなく素子面積を縮小することができる。
[第3の実施の形態の第2の変形例]
図38乃至図40に対応する第3の実施の形態の第2の変形例を、それぞれ図50乃至図52に示す。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例7)
本発明の第3の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、チャネル幅に平行な第2の方向にゲート電極14a,14bをそれぞれ共有して複数個配置し、ビット線接続コンタクトプラグ64はビット線BLに、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66はセンスアンプ6又はシールド電源110に接続すると共に、E>G,E’>G’,G=0と設定する例は、図50に示される。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例8)
本発明の第3の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、チャネル幅に垂直な第1の方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うビット線スイッチトランジスタで共有するように、複数個配置することで面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0と設定する例は、図51に示される。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例9)
本発明の第3の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、センスアンプ6又はシールド電源110に接続する拡散層のみ共有し、ビット線BLに接続される拡散層は各ビット線スイッチトランジスタで独立になるように配置し、1つの拡散層を2つの各ビット線スイッチトランジスタで共有して面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0と設定する例は、図52に示される。
図50乃至図52に示した本発明の第3の実施の形態の第2の変形例において特徴的なことは、E>G,E’>G’であることに加えて、G=0つまり、ゲート電極14とn+拡散層60との間の距離Gがゼロであることである。
図50において、チャネル幅に垂直な方向であるVII−VII線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図53に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図52において、チャネル幅方向に垂直な方向であるVIII−VIII線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図54に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域12−2,13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対して配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図53及び図54に示すように、n+拡散層60はn-拡散層62によって取り囲まれシールドされている。ゲート電極14とn+拡散層60との間のオフセット領域にn-拡散層62が配置されている。n-拡散層62の長さであるLDD長は、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続された拡散層62ではEであるが、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn-拡散層62ではG=0であり、E>G=0である。
一方センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn+拡散層60はn-拡散層62によってシールドされ、かつ、ゲート電極14とn+拡散層60との間にオフセット領域が存在しない。
このような構造にすることで、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されるソース側のゲート電極14とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66間の距離G’を更に縮小できる利点がある。
[第3の実施の形態の第3の変形例]
チャネル幅に垂直な方向であるVII−VII線に沿うビット線スイッチトランジスタの別の模式的断面構造として、ソース側拡散層はn+拡散層60のみで形成し、n-拡散層62を形成しない構造は、図55に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、ドレイン側にのみ形成されるn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、ソース側に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
チャネル幅方向に垂直な方向であるVIII−VIII線に沿うビット線スイッチトランジスタの別の模式的断面構造として、ソース側拡散層はn+拡散層60のみで形成し、n-拡散層62を形成しない構造は、図56に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、ドレイン側にのみ形成されるn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、ソース側に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図55及び図56に示すように、ドレイン側のn+拡散層60はn-拡散層62によって取り囲まれシールドされているが、ソース側のn+拡散層60はn-拡散層62によってシールドされていない。ゲート電極14とドレイン側n+拡散層60との間のオフセット領域にn-拡散層62が配置されている。n-拡散層62の長さであるLDD長は、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn-拡散層62ではEである。
一方、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたソース側のn+拡散層60はn-拡散層62によってシールドされていない。又、G=0であり、E>G=0である。
このような構造にすることで、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されるソース側のゲート電極14とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66間の距離G’を縮小できる利点がある。
ここで、ビット線接続コンタクトプラグ64とゲート電極14との間の距離をE’、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66とゲート電極14との間の距離をG’として、 E’/G’>1.5、E’−G’>0.2μm、G’<0.5μmであることが、素子面積縮小の効果を大きくするために望ましい。
また、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn+拡散層60と素子分離領域28端との間の距離Fは、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn+拡散層60と素子分離領域28端との間の距離Dよりも小であり、 センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と素子分離領域28端との間の距離F’は、ビット線接続コンタクトプラグ64と素子分離領域28端との間の距離D’よりも小としてもよい。F,F’を縮小することでジャンクション耐圧は低下するが、センスアンプ6若しくはシールド電源110に接続されるソース側には高電圧は印加されないので問題ない。
[第3の実施の形態の第4の変形例]
図38乃至図40に対応する第3の実施の形態の第4の変形例を、それぞれ図57乃至図59に示す。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例10)
本発明の第3の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、チャネル幅に平行な第2の方向にゲート電極14a,14bをそれぞれ共有して複数個配置し、ビット線接続コンタクトプラグ64はビット線BLに、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66はセンスアンプ6又はシールド電源110に接続すると共に、E>G,E’>G’,G=0,F=0と設定する例は、図57に示される。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例11)
本発明の第3の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、第1の方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うトランジスタで共有するように、複数個配置することで面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0,F=0と設定する例は、図58に示される。
(ビット線スイッチトランジスタ部のレイアウトパターン例12)
本発明の第3の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタ部90の更に別のレイアウトパターン構成として、センスアンプ6若しくはシールド電源110に接続される拡散層のみ共有し、ビット線BLに接続される拡散層は各ビット線スイッチトランジスタで独立になるように配置し、1つの拡散層を2つのビット線スイッチトランジスタで共有して面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0,F=0と設定する例は、図59に示される。
図57乃至図59に示した本発明の第3の実施の形態の第4の変形例において特徴的なことは、E>G,E’>G’を満足することに加えて、G=0つまり、ゲート電極14とソース側のn+拡散層60との間の距離Gがゼロであることである。更にソース側のセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されるn+拡散層60が素子領域全面を覆っている(F=0)ことにある。この結果、n+拡散層60を形成するイオン注入工程において、マスクのリソグラフィマージンを向上することができる。
図57において、チャネル幅に垂直な方向であるIX−IX線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図60に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図59において、チャネル幅方向に垂直な方向であるX−X線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造は、図61に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、活性化領域12−2,13−2を定義するn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対して配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図60及び図61に示すように、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn+拡散層60は、n-拡散層62によって取り囲まれシールドされている。ゲート電極14とビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn+拡散層60との間のオフセット領域にn-拡散層62が配置されている。一方、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn+拡散層60をn-拡散層62が覆い、n+拡散層60とゲート電極14との間にオフセット領域が存在しない。即ち、n-拡散層62の長さであるLDD長は、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn-拡散層62ではEであるが、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn-拡散層62ではG=0であり、E>G=0である。このような構造にすることで、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66とゲート電極14との間の距離G’を更に縮小できる利点がある。更に、図60に示すように、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたn+拡散層60は、素子分離領域28に接触する構造になっている。
[第3の実施の形態の第5の変形例]
チャネル幅に垂直な方向であるIX−IX線に沿うビット線スイッチトランジスタの別の模式的断面構造として、ソース側拡散層はn+拡散層60のみで形成し、n-拡散層62を形成しない構造は、図62に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、ドレイン側にのみ形成されるn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、ソース側に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
チャネル幅方向に垂直な方向であるX−X線に沿うビット線スイッチトランジスタの別の模式的断面構造として、ソース側拡散層はn+拡散層60のみで形成し、n-拡散層62を形成しない構造は、図63に示すように、pウェル領域25と、pウェル領域25内に形成された素子分離領域28と、ドレイン側にのみ形成されるn-拡散層62と、n-拡散層62内に形成されるn+拡散層60と、ソース側に形成されるn+拡散層60と、n+拡散層60に対してそれぞれ配置されるビット線接続コンタクトプラグ64及びセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と、ビット線スイッチトランジスタのゲート絶縁膜33と、ゲート絶縁膜33上に配置されるゲート電極14とを備える。
図62及び図63に示すように、ドレイン側のn+拡散層60はn-拡散層62によって取り囲まれシールドされているが、ソース側のn+拡散層60はn-拡散層62によってシールドされていない。ゲート電極14とドレイン側n+拡散層60とのオフセット領域にn-拡散層62が配置されている。n-拡散層62の長さであるLDD長は、ビット線接続コンタクトプラグ64に接続されたn-拡散層62ではEである。
一方、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されたソース側のn+拡散層60はn-拡散層62によってシールドされていない。又、G=0であり、E>G=0である。
このような構造にすることで、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66に接続されるソース側のゲート電極14とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66間の距離G’を縮小できる利点がある。
ここで、ビット線接続コンタクトプラグ64とゲート電極14との間の距離をE’、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66とゲート電極14との間の距離をG’として、 E’/G’>1.5、E’−G’>0.2μm、G’<0.5μmであることが、素子面積縮小の効果を大きくするために望ましい。
また、センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66と素子分離領域28端との間の距離をF’、ビット線接続コンタクトプラグ64と素子分離領域28端との間の距離をD’として、D’/ F’>1.5、D’− F’>0.1μm、F’<0.3μmであることが、素子面積縮小の効果を大きくするために望ましい。
本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を用いれば、NAND型EEPROMのワード線転送トランジスタやビット線スイッチトランジスタを、耐圧を犠牲にすることなく縮小することが可能となる。
(第4の実施の形態)
(AND構成)
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き換え可能な半導体メモリをメモリセルアレイとして備え、高耐圧系トランジスタにより構成される周辺回路を有する。ワード線に接続されたワード線転送トランジスタと、ビット線に接続されたビット線スイッチトランジスタの高耐圧を保ちつつ、素子の寸法を縮小する不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルアレイ100の回路構成はNAND型に限定されるものではなく他の回路構成を適用することもできる。
本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、メモリセルアレイ100に適用するAND型回路構成のEEPROMは、図64に示すように、点線で囲まれた複数のANDセルユニット23が行方向に配列された構成を有する。ANDセルユニット23は、並列に接続されたメモリセルトランジスタM0〜M15と、選択ゲートトランジスタSG1、SG2から構成される。選択ゲートトランジスタSG1のドレインは、ビット線コンタクトCBを介して、ビット線・・・BLj-1,BLj, BLj+1・・・に接続され、選択ゲートトランジスタSG2のソースは、ソース線コンタクトCSを介して、共通のソース線SLに接続されている。
ANDセルユニット23は、メモリセルトランジスタM0〜M15の各ドレイン領域を共通接続し、又各ソース領域を共通接続する回路構成を有する。並列接続されたメモリセルトランジスタM0〜M15のドレイン領域は、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1に接続され、ソース領域は、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2に接続される。メモリセルトランジスタM0〜M15のゲート電極には、行方向に延伸するワード線WL0〜WL15がそれぞれ接続されている。ビット線側選択ゲートトランジスタSG1のゲート電極には、選択ゲート線SGDが接続されている。ソース線側選択ゲートトランジスタSG2のゲート電極には、行方向に延伸する選択ゲート線SGSが接続されている。
図64に示すAND型回路構成のメモリセルアレイ100の周辺部においても、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ワード線転送トランジスタ部を配置し、或いは本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ビット線スイッチトランジスタ部を配置する。
本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を用いれば、AND型EEPROMのワード線転送トランジスタやビット線スイッチトランジスタを、耐圧を犠牲にすることなく縮小することが可能となる。
(第5の実施の形態)
(NOR構成)
本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、メモリセルアレイ100に適用するNOR型回路構成のEEPROMは、図65に示すように、点線で囲まれた複数のNORセルユニット29が行方向に配列された構成を有する。
NORセルユニット29内において、隣接する2つのメモリセルトランジスタの共通ソース領域はソース線コンタクトCSを介してソース線SLに接続され、共通ドレイン領域はビット線コンタクトCBを介してビット線…BLj-2,BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2…に接続されている。更に、ビット線…BLj-2,BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2…に直交するワード線…WLi-1,WLi,WLi+1…方向にNORセルユニット29が配列されており、各ワード線…WLi-1,WLi,WLi+1…がNORセルユニット29間で、メモリセルトランジスタのゲートを共通に接続している。NOR型回路構成による不揮発性半導体記憶装置では、NAND型構成に比べ高速読み出しができるという特徴を有する。
図65に示すNOR型回路構成のメモリセルアレイ100の周辺部においても、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ワード線転送トランジスタ部を配置し、或いは本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ビット線スイッチトランジスタ部を配置する。
本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を用いれば、NOR型EEPROMのワード線転送トランジスタやビット線スイッチトランジスタを、耐圧を犠牲にすることなく縮小することが可能となる。
(第6の実施の形態)
(2トランジスタ/セル構成)
本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、メモリセルアレイ100に適用する2トランジスタ/セル構成のEEPROMは、図66に示すように、点線で囲まれた複数のメモリセルブロック36が列方向に配列された構成を有する。本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の例では、2トランジスタ/セル方式の構造を基本構造としている。pウェル若しくは半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜をトンネル絶縁膜とし、更にゲート絶縁膜上に配置されたフローティングゲート、ゲート間絶縁膜、コントロールゲートからなるスタックゲート構造のメモリセルトランジスタMTを備えている。メモリセルトランジスタMTのドレイン領域は拡散層を介してビット線コンタクト(CB)に接続され、メモリセルトランジスタMTのソース領域は拡散層を介して選択ゲートトランジスタSTのドレイン領域に接続されている。又、選択ゲートトランジスタSTのソース領域は、拡散層を介してソース線コンタクト(CS)に接続されている。このような2トランジスタ/セル方式のメモリセルがワード線方向に並列に配置されて、図66に示すように、メモリセルブロック36が構成される。1つのメモリセルブロック36内ではワード線WLi-2がメモリセルトランジスタMTのコントロールゲートに共通に接続され、ページ単位35を構成している。尚、複数メモリセルブロック36内のページをまとめてページ単位35とすることもあることは勿論である。更に、選択ゲートトランジスタSTのゲートに対しては選択ゲート線SGSが共通に接続されている。一方、列方向においては、2トランジスタ/セル方式のメモリセルトランジスタMT及び選択ゲートトランジスタSTが、列方向において、ソース線SLを中心に折り返されている。2トランジスタ/セル方式のメモリセルトランジスタMT及び選択ゲートトランジスタSTは、ビット線コンタクトCBを介して、ビット線BL0,BL1,BL2,…,BLnに接続され、ソース線コンタクトCSを介して、ソース線SLされて、図66に示すようなメモリセルアレイ100を構成している。
図66に示す2トランジスタ/セル回路構成のメモリセルアレイ100の周辺部においても、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ワード線転送トランジスタ部を配置し、或いは本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ビット線スイッチトランジスタ部を配置する。
本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を用いれば、2トランジスタ/セル構成のEEPROMのワード線転送トランジスタやビット線スイッチトランジスタを、耐圧を犠牲にすることなく縮小することが可能となる。
(第7の実施の形態)
(3トランジスタ/セル構成)
本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、メモリセルアレイ100に適用する3トランジスタ/セル構成のEEPROMは、図67に示すように、点線で囲まれた複数のメモリセルブロック36が列方向に配列された構成を有する。本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の例では、3トランジスタ/セル方式の構造を基本構造としている。pウェル若しくは半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜をトンネル絶縁膜とし、更にゲート絶縁膜上に配置されたフローティングゲート、ゲート間絶縁膜、コントロールゲートからなるスタックゲート構造のメモリセルトランジスタMTを備えている。
メモリセルトランジスタMTの両側には、選択ゲートトランジスタST1,ST2が配置されている。メモリセルトランジスタMTのドレイン領域はビット線側選択ゲートトランジスタST1を介してビット線コンタクト(CB)に接続され、メモリセルトランジスタMTのソース領域はソース線側選択ゲートトランジスタST2を介してソース線コンタクト(CS)に接続されている。このような3トランジスタ/セル方式のメモリセルがワード線方向に並列に配置されて、図67に示すように、メモリセルブロック36が構成される。1つのメモリセルブロック36内ではワード線WLi-2がメモリセルトランジスタMTのコントロールゲートに共通に接続され、ページ単位35を構成している。尚、複数のブロック内のページをまとめてページ単位とすることもあることは勿論である。更に、ソース線側選択ゲートトランジスタST2のゲートに対しては選択ゲート線SGSが共通に接続され、ビット線側選択ゲートトランジスタST1のゲートに対しては選択ゲート線SGDが共通に接続されている。
一方、列方向においては、3トランジスタ/セル方式のメモリセルトランジスタMT及び選択ゲートトランジスタST1,ST2が、列方向において、ソース線SLを中心に折り返されている。3トランジスタ/セル方式のメモリセルトランジスタMT及び選択ゲートトランジスタST1,ST2は、ビット線コンタクトCBを介して、ビット線BL0,BL1,BL2,…,BLnに接続され、ソース線コンタクトCSを介して、ソース線SLされて、図67に示すようなメモリセルアレイ100を構成している。
図67に示す3トランジスタ/セル回路構成のメモリセルアレイ100の周辺部においても、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ワード線転送トランジスタ部を配置し、或いは本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、ビット線スイッチトランジスタ部を配置する。
本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を用いれば、3トランジスタ/セル構成のEEPROMのワード線転送トランジスタやビット線スイッチトランジスタを、耐圧を犠牲にすることなく縮小することが可能となる。
(第8の実施の形態)
(応用例)
本発明の第1乃至第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の応用例を本発明の第8の実施の形態として図68に示す。図68は、本実施の形態に係るフラッシュメモリ装置及びシステムの主要構成要素の概略的なブロック図である。図68に示すように、フラッシュメモリシステム142はホストプラットホーム144、及びユニバーサル・シリアル・バス(USB)フラッシュ装置146より構成される。
ホストプラットホーム144は、USBケーブル148を介して、USBフラッシュ装置146へ接続されている。ホストプラットホーム144は、USBホストコネクタ150を介してUSBケーブル148に接続し、USBフラッシュ装置146はUSBフラッシュ装置コネクタ152を介してUSBケーブル148に接続する。ホストプラットホーム144は、USBバス上のパケット伝送を制御するUSBホスト制御器154を有する。
USBフラッシュ装置146は、USBフラッシュ装置146の他の要素を制御し、かつUSBフラッシュ装置146のUSBバスへのインタフェースを制御するUSBフラッシュ装置制御器156と、USBフラッシュ装置コネクタ152と、本発明の第1乃至第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置で構成された少なくとも一つのフラッシュメモリモジュール158を含む。
USBフラッシュ装置146がホストプラットホーム144に接続されると、標準USB列挙処理が始まる。この処理において、ホストプラットホーム144は、USBフラッシュ装置146を認知してUSBフラッシュ装置146との通信モードを選択し、エンドポイントという、転送データを格納するFIFOバッファを介して、USBフラッシュ装置146との間でデータの送受信を行う。ホストプラットホーム144は、他のエンドポイントを介してUSBフラッシュ装置146の脱着等の物理的、電気的状態の変化を認識し、受け取るべきパケットがあれば、それを受け取る。
ホストプラットホーム144は、USBホスト制御器154へ要求パケットを送ることによって、USBフラッシュ装置146からのサービスを求める。USBホスト制御器154は、USBケーブル148上にパケットを送信する。USBフラッシュ装置146がこの要求パケットを受け入れたエンドポイントを有する装置であれば、これらの要求はUSBフラッシュ装置制御器156によって受け取られる。
次に、USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158から、或いはフラッシュメモリモジュール158へ、データの読み出し、書き込み、或いは消去等の種々の操作を行う。それとともに、USBアドレスの取得等の基本的なUSB機能をサポートする。USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158の出力を制御する制御ライン160を介して、また、例えば、チップイネーブル信号CE等の種々の他の信号や読み取り書き込み信号を介して、フラッシュメモリモジュール158を制御する。また、フラッシュメモリモジュール158は、アドレスデータバス162によってもUSBフラッシュ装置制御器156に接続されている。アドレスデータバス162は、フラッシュメモリモジュール158に対する読み出し、書き込みあるいは消去のコマンドと、フラッシュメモリモジュール158のアドレス及びデータを転送する。
ホストプラットホーム144が要求した種々の操作に対する結果及び状態に関してホストプラットホーム144へ知らせるために、USBフラッシュ装置146は、状態エンドポイント(エンドポイント0)を用いて状態パケットを送信する。この処理において、ホストプラットホーム144は、状態パケットがないかをチェックし(ポーリング)、USBフラッシュ装置146は、新しい状態メッセージのパケットが存在しない場合に空パケットを、あるいは状態パケットそのものを返す。
以上、USBフラッシュ装置146の様々な機能を実現可能である。上記USBケーブル148を省略し、コネクタ間を直接接続することも可能である。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1乃至第8の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の第1乃至第8の実施の形態の説明においては、主として、2値NAND型EEPROMについて説明した。しかし、3値以上の多値NAND型EEPROMについても適用可能である。例えば、4値NAND型EEPROMであれば、2値NAND型EEPROMに較べ、2倍のメモリ容量を達成することができる。更に又、m値(m>3)以上の多値NAND型EEPROMについても適用可能である。
更に又、本発明の第1乃至第8の実施の形態ではnチャネルトランジスタを例に説明したが、pチャネルトランジスタでも有効である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型EEPROMを説明する模式的ブロック構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルアレイの基本構成となるNAND型メモリセルの模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型EEPROMの書き込み動作を説明する回路構成図(書き込み選択ブロックの場合)。 図3に対応する本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、“0”書き込み動作を説明するNAND型メモリセルの模式的断面構造図。 図3に対応する本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、“1”書き込み動作を説明するNAND型メモリセルの模式的断面構造図。 メモリセル基本構造において、フローティングゲートに対して電子を注入する書き込み動作を説明する模式的断面構造図。 メモリセル基本構造において、フローティングゲートに対して電子注入を実行することで、しきい値電圧シフトが発生する様子を説明するためのしきい値電圧分布図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型EEPROMの書き込み動作を説明する回路構成図(書き込み非選択ブロックの場合)。 図8に対応する本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、書き込み非選択ブロックにおけるNAND型メモリセルの動作を説明する模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型EEPROMの消去動作を説明する回路構成図(消去選択ブロックの場合)。 図10に対応する本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、消去選択ブロックにおけるNAND型メモリセルの動作を説明する模式的断面構造図。 メモリセル基本構造において、フローティングゲートから電子を掃き出す消去動作を説明する模式的断面構造図。 メモリセル基本構造において、フローティングゲートから電子注入を掃き出すことで、しきい値電圧シフトが発生する様子を説明するためのしきい値電圧分布図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、NAND型EEPROMの消去動作を説明する回路構成図(消去非選択ブロックの場合)。 図14に対応する本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、消去非選択ブロックにおけるNAND型メモリセルの動作を説明する模式的断面構造図。 ワード線転送トランジスタに印加される主な電圧関係を表示する図であって、(a)ワード線転送トランジスタの等価回路図、(b)データ書き込み時の選択ブロックの電圧関係、(c)データ書き込み時の選択ブロックの電圧関係、(d) データ書き込み時の非選択ブロックの電圧関係、(e)データ書き込み時の非選択ブロックの電圧関係、(f)データ消去時の非選択ブロックの電圧関係、(g)データ消去時の選択ブロックの電圧関係。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルアレイとブロック切り替え部の模式的構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるワード線転送トランジスタのレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例1:8個のメモリセルトランジスタでNANDブロックを構成する場合)。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるワード線転送トランジスタの別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例2:2つのNANDブロック間でワード線駆動信号線CGに接続されるコンタクト及び拡散層を共有する場合)。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置における隣接する4つのワード線転送トランジスタのレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例3)。 図20において、チャネル幅に平行な方向であるI−I線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 図20において、チャネル幅に垂直な方向であるII−II線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 図20において、Wは同じで、A1’,A1の寸法を最適化した例における、チャネル幅に平行な方向であるI−I線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 図20において、Wは同じで、A1’,A1の寸法を最適化した例における、チャネル幅に垂直な方向であるII−II線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 フィールドストッパp+層34とn+拡散層50との間のジャンクションブレークダウン電圧と、素子分離領域(STI)28端とフィールドストッパp+層34との間の距離との関係。 フィールドストッパp+層34とn+拡散層50との間のジャンクションブレークダウン電圧と、素子分離領域(STI)28端とn+拡散層50との間の距離との関係。 バックバイアス電圧Vbs(=−Vpgm)印加時のしきい値電圧Vthとワード線転送トランジスタのチャネル幅Wとの関係。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に平行な方向であるI−I線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるII−II線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置における隣接する4つのワード線転送トランジスタのレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例4)。 図30において、チャネル幅に平行な方向であるIII−III線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 図30において、チャネル幅に垂直な方向であるIV−IV線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に平行な方向であるIII−III線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図(A1>A2,A1’>A2’,B1<B2,C1<C2)。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるIV−IV線に沿うワード線転送トランジスタの模式的断面構造図(A1>A2,A1’>A2’,B1<B2,C1<C2)。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルアレイとビット線スイッチトランジスタ部との接続関係を示す模式的ブロック構成図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、NAND型EEPROMの消去動作を説明する模式的断面構造図。 ビット線スイッチトランジスタの電圧関係を説明する図であって、(a)ビット線スイッチトランジスタのソース・ドレイン拡散層の一方がビット線に他方がセンスアンプ若しくはシールド電源に接続されることを説明する図、(b)消去動作時にビット線が消去電圧Veraまで昇圧され、ソース拡散層/ゲートに0V/0Vの電圧を印加する様子を説明する図、(c)ソース拡散層/ゲートにVdd(2.5V程度)/Vddの電圧を印加する様子を説明する図、(d)ソース拡散層/ゲートにフローティング/Vddの電圧を印加する様子を説明する図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタのレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例1:ゲートを共有して複数個配置し、コンタクトプラグの一方はビット線に、他方はセンスアンプに接続する例)。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例2:第1の方向と垂直な方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うトランジスタで共有するように、複数個配置し、ソース・ドレイン拡散層を共有して配置することで面積を削減する例)。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例3:センスアンプに接続される拡散層のみ共有し、ビット線に接続される拡散層は各トランジスタで独立になるように配置し、ひとつの拡散層を2つのトランジスタで共有して面積を削減する例)。 図38において、チャネル幅に垂直な方向であるV−V線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 図40において、チャネル幅に垂直な方向であるVI−VI線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタのレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例4:ゲートを共有して複数個配置し、コンタクトプラグの一方はビット線に、他方はセンスアンプ若しくはシールド電源に接続する例)。 本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例5:チャネル幅に垂直な第1の方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うトランジスタで共有するように、複数個配置することで面積を削減する例)。 本発明の第3の実施の形態の第1の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例6:センスアンプに接続される拡散層のみ共有し、ビット線に接続される拡散層は各トランジスタで独立になるように配置し、ひとつの拡散層を2つのトランジスタで共有して面積を削減する例)。 図43において、チャネル幅に垂直な方向であるV−V線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 図45において、チャネル幅に垂直な方向であるVI−VI線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 ソースドレインパンチスルー耐圧と、ゲート電極14のドレイン側端とビット線接続コンタクトプラグ64との間の距離E’(若しくはゲート電極14のドレイン側端とビット線接続コンタクトプラグ64が接続されるn+拡散層60との間の距離E)との関係。 ソースドレインパンチスルー耐圧と、ゲート電極14のソース側端とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66との間の距離G’(若しくはゲート電極14のソース側端とセンスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ66が接続されるn+拡散層60との間の距離G)との関係。 本発明の第3の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例7:ゲートを共有して複数個配置し、コンタクトプラグの一方はビット線に、他方はセンスアンプ若しくはシールド電源に接続すると共に、E>G,E’>G’,G=0と設定する例)。 本発明の第3の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例8:第1の方向と垂直な方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うトランジスタで共有するように、複数個配置することで面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0と設定する例)。 本発明の第3の実施の形態の第2の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例9:センスアンプに接続される拡散層のみ共有し、ビット線に接続される拡散層は各トランジスタで独立になるように配置し、ひとつの拡散層を2つのトランジスタで共有して面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0と設定する例)。 図50において、チャネル幅に垂直な方向であるVII−VII線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 図52において、チャネル幅に垂直な方向であるVIII−VIII線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態の第3の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるVII−VII線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図(ソース側拡散層はn+拡散層のみで形成し、n-拡散層を形成しない構造)。 本発明の第3の実施の形態の第3の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるVIII−VIII線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図(ソース側拡散層はn+拡散層のみで形成し、n-拡散層を形成しない構造)。 本発明の第3の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタのレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例10:ゲートを共有して複数個配置し、コンタクトプラグの一方はビット線に、他方はセンスアンプに接続すると共に、E>G,E’>G’,G=0,F=0と設定する例)。 本発明の第3の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例11:第1の方向と垂直な方向に、ソース・ドレイン拡散層を隣り合うトランジスタで共有するように、複数個配置し、ソース・ドレイン拡散層を共有して配置することで面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0,F=0と設定する例)。 本発明の第3の実施の形態の第4の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線スイッチトランジスタの更に別のレイアウトパターン構成図(レイアウトパターン例12:センスアンプに接続される拡散層のみ共有し、ビット線に接続される拡散層は各トランジスタで独立になるように配置し、ひとつの拡散層を2つのトランジスタで共有して面積を削減すると共に、E>G,E’>G’,G=0,F=0と設定する例)。 図57において、チャネル幅に垂直な方向であるIX−IX線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 図59において、チャネル幅に垂直な方向であるX−X線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態の第5の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるIX−IX線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図(ソース側拡散層はn+拡散層のみで形成し、n-拡散層を形成しない構造)。 本発明の第3の実施の形態の第5の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置において、チャネル幅に垂直な方向であるX−X線に沿うビット線スイッチトランジスタの模式的断面構造図(ソース側拡散層はn+拡散層のみで形成し、n-拡散層を形成しない構造)。 本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置として、メモリセルアレイに適用するAND型EEPROMの回路構成図。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体記憶装置として、メモリセルアレイに適用するNOR型EEPROMの回路構成図。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体記憶装置として、メモリセルアレイに適用する2トランジスタ/セル型EEPROMの回路構成図。 本発明の第7の実施の形態に係る半導体記憶装置として、メモリセルアレイに適用する3トランジスタ/セル型EEPROMの回路構成図。 本発明の第8の実施の形態であって、本発明の第1乃至第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の応用例。
符号の説明
3…ワード線転送トランジスタ部
6…センスアンプ
12,13,16,17…活性化領域
14,15…ゲート電極
22,23…ワード線転送トランジスタ
28…素子分離領域(STI)
34…フィールドストッパp+
48…ワード線接続コンタクトプラグ
49…CG線(ワード線駆動信号線)接続コンタクトプラグ
50,60…n+拡散層
52,62…n-拡散層
64…ビット線接続コンタクトプラグ
66…センスアンプ/シールド電源コンタクトプラグ
70,72…ビット線スイッチトランジスタ
100…メモリセルアレイ
110…シールド電源
MC,MC0〜MCm…メモリセルトランジスタ
BL,BL0〜BLn…ビット線
WL,WL0〜WLm…ワード線
WTS,WT0〜WTm,WTD…ワード線転送トランジスタ
BT0〜BTn…ビット線スイッチトランジスタ

Claims (7)

  1. 複数のワード線,複数のビット線,及び前記ワード線と前記ビット線の交点に配置されトンネル絶縁膜を有する電気的に書き込み消去可能なメモリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、
    ゲート電極、ソース拡散層,チャネル領域及び該チャネル領域上のゲート絶縁膜,及びドレイン拡散層を備え、前記ドレイン拡散層に配置されそれぞれ1個または2個のワード線接続コンタクトプラグを介して前記ワード線に接続され、前記ドレイン拡散層は前記ワード線接続コンタクトプラグ直下にドレイン高濃度領域と前記ドレイン高濃度領域を囲むドレイン低濃領域を有し、ゲート長方向が同じ方向になるように配置された複数のワード線転送トランジスタと、
    前記ワード線転送トランジスタは半導体基板上に形成され、前記ワード線転送トランジスタ間の前記素子分離領域の底部に配置されるフィールドストッパ不純物層
    とを備え、
    前記ワード線転送トランジスタのドレイン拡散層は、隣接するワード線転送トランジスタのドレイン拡散層と素子分離領域を挟んで形成され、
    前記ワード線転送トランジスタのチャネル幅は前記ワード線接続コンタクトプラグの幅の6倍より大であり、前記ゲート長の方向を第1の方向、該第1の方向と直交する、チャネル幅方向を第2の方向とした場合に、前記第2の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離よりも大であり、かつ、前記第1の方向における素子分離領域幅は、前記第2の方向における素子分離領域幅よりも大であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚が前記メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚の2倍よりも大きく、かつ前記フィールドストッパ不純物層の不純物密度は、前記半導体基板領域の不純物密度よりも100倍以上高く、前記前記第2の方向における前記フィールドストッパ不純物層端と前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記フィールドストッパ不純物層端と前記素子分離領域端との距離よりも小であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 複数のワード線,複数のビット線,及び前記ワード線と前記ビット線の交点に配置される電気的に書き込み消去可能なメモリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、
    ゲート電極、ソース拡散層,チャネル領域及びドレイン拡散層を備え、ゲート長方向が同じ方向になるように配置された複数のワード線転送トランジスタと、
    前記ワード線転送トランジスタのドレイン拡散層は、隣接するワード線転送トランジスタのドレイン拡散層と素子分離領域を挟んで形成され、
    前記ドレイン拡散層及び前記ソース拡散層に対してそれぞれ1個だけ配置されるワード線接続コンタクトプラグ及びワード線駆動信号線コンタクトプラグ
    とを備え、前記ドレイン拡散層は前記ワード線接続コンタクトプラグ直下にドレイン高濃度領域と前記ドレイン高濃度領域を囲むドレイン低濃領域を有し、前記ゲート長方向を第1の方向、該第1の方向と直交する、チャネル幅方向を第2の方向とした場合に、前記第2の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記ワード線接続コンタクトプラグと前記素子分離領域端との距離よりも大であり、かつ、前記第1の方向における素子分離領域幅は、前記第2の方向における素子分離領域幅よりも大であることを特徴とし、前記ワード線転送トランジスタは半導体基板上に形成され、前記ワード線転送トランジスタ間の前記素子分離領域の底部に配置されるフィールドストッパ不純物層を更に備え、前記ワード線転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚が前記メモリセルトランジスタのトンネル絶縁膜の膜厚の2倍よりも大きく、かつ前記フィールドストッパ不純物層の不純物密度は、前記半導体基板領域の不純物密度よりも100倍以上高く、前記前記第2の方向における前記フィールドストッパ不純物層端と前記素子分離領域端との距離は、前記第1の方向における前記フィールドストッパ不純物層端と前記素子分離領域端との距離よりも小であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 複数のワード線,複数のビット線,前記ワード線と前記ビット線の交点に配置される電気的に書き込み消去可能なメモリセルトランジスタからなるメモリセルアレイと、
    ゲート電極、ソース高濃度領域を有するソース拡散層,ゲート電極,ドレイン拡散層を備え、
    前記ドレイン拡散層に配置されるビット線接続コンタクトプラグを介して前記ビット線に接続され、前記ソース拡散層に配置されるセンスアンプコンタクトプラグを介してセンスアンプに接続され、前記ドレイン拡散層は前記ビット線接続コンタクトプラグ直下にドレイン高濃度領域と前記ドレイン高濃度領域を囲むドレイン低濃領域を有し、ゲート長方向が同じ方向になるように配置された複数のビット線スイッチトランジスタ
    とを備え、前記ゲート電極と前記ビット線接続コンタクトプラグとの間の距離は、前記ゲート電極と前記センスアンプコンタクトプラグとの間の距離よりも大であり、かつ、
    前記ゲート長方向を第1の方向、該第1の方向と直交する、チャネル幅方向を第2の方向とした場合、前記ソース高濃度領域端と前記素子分離領域端との距離は、前記ドレイン高濃度領域端と前記素子分離領域端との距離よりも小であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記ゲート電極と前記ビット線接続コンタクトプラグとの間の距離は、前記ゲート電極と前記センスアンプコンタクトプラグとの間の距離の1.5倍よりも大であり、前記ソース拡散層には前記メモリセルの消去時に5V以下の正の電圧が印加されることを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記複数のワード線転送トランジスタはマトリクス状に配置され、
    前記第2の方向に隣接する前記複数のワード線転送トランジスタの前記ゲート電極は共通接続されることを特徴とする請求項1〜3の内、いずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記複数のビット線スイッチトランジスタはマトリクス状に配置され、
    前記第2の方向に隣接する前記複数のビット線スイッチトランジスタの前記ゲート電極は共通接続されることを特徴とする請求項4または5に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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