JP4817617B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、活性領域上コンタクトの配置に特徴を有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
NAND型フラッシュEEPROMの大容量化及び低コスト化を実現するためには、スケーリング則にのっとり微細化することが必要不可欠である。しかしながら、微細化が進むにつれて、製造条件が厳しくなるため、微細化されたNAND型フラッシュEEPROMを実現するためのプロセス技術が追いつかなくなってきているのが現状である。
NAND型フラッシュEEPROMの構成は大きく分けると、セルアレイと周辺回路に分類できる。周辺回路は、電流や耐圧などの所望のトランジスタの性能・仕様を満たすために、メモリセルトランジスタに比べると緩いデザインルールが適用される。これに対し、メモリセルトランジスタはトランジスタとしての性能はそれほど要求されないこと、且つ規則的なレイアウトが可能であること、等の理由によってプロセス技術の限界まで徹底的に微細化を追求することが常である。従来型のNAND型フラッシュEEPROMにおいて最小のピッチが現れるのは、(1)活性領域/素子分離領域ピッチ、(2)ゲート電極ピッチ、(3)活性領域上ビット線コンタクト(CB)ピッチ、(4)ビット線ピッチ、などである。上記のような最小ピッチの加工を実現するためには、最先端の高価な製造装置や材料を導入せざるを得ない。従って、最小ピッチ箇所が多ければ多いほど、コスト増を引き起こし製品の競争力が失われる結果となる。
特に(3)の活性領域上ビット線コンタクトピッチは、加工時のコンタクトホールのアスペクト比が最も大きくなるため非常に難易度の高いプロセスである。従来型のNAND型フラッシュEEPROMでは、活性領域上コンタクトは通常ワード線方向に横一列に形成する。コンタクトホールは順テーパ形状となるため、コンタクトホールのボトム位置でハーフピッチを実現しようとすると、トップ位置ではコンタクト間距離が非常に短くなる。この近接したコンタクトは、様々な要因でビット線間ショートを引き起こす危険性がある。まず一つ目の要因を以下に述べる。コンタクトホールに対して、金属材料やポリシリコンなどの導電材料を埋め込む前に、半導体基板表面の自然酸化膜除去を目的とするウェット(又はドライ)エッチング処理を行うのが通例である。このエッチングは同時にコンタクトを隔てる層間膜をも削るために、エッチングレートの変動等で層間膜に穴が空き、ビット線間ショートが起こり得る。二つ目の要因は、層間膜は残っていても薄すぎるために電気的特性上リーク電流を発生し、電圧印加を繰り返すことによって絶縁破壊に至る場合である。
(3)の活性領域上ビット線コンタクトピッチを緩和することが可能となれば、プロセス的な難易度を下げることが可能である。その結果次世代メモリセルトランジスタの開発において、経済的及び人的なリソースを(1)活性領域/素子分離領域ピッチや、(2)ゲート電極ピッチのピッチ緩和が不可能と思われる箇所のプロセス開発に集中することが可能となる。加えて、最先端プロセスを導入しなくても済むために、コストを削減することができる。
以上は不揮発性半導体記憶装置の例として、NAND型フラッシュEEPROMを取り上げて説明したが、他の構造及び動作方式を持つメモリについても同様である。例えば、NAND型フラッシュEEPROM以外の不揮発性半導体記憶装置として、NOR型、DINOR型、AND型、およびフローティングゲートに隣接してアシストゲートを配置したAG−AND型等が代表的である(例えば、非特許文献1参照)。これらの構造においても、メモリトランジスタ若しくは選択ゲートトランジスタをビット線に接続するために、活性領域上コンタクトが密に並んでいる箇所があり、上記の問題は共通問題といえる。
Y.Sasagoら,"新しいAG−ANDセル技術による10メガビット/秒のプログラミング速度を有するギガビットスケールのマルチレベルフラッシュメモリー",2002年国際電子デバイス会議論文集、米国電気電子学会、21.6.1,p.952−954(Y. Sasago, et.al,"10-MB/s Multi-Level Programming of Gb-Scale Flash Memory Enabled by New AG-AND Cell Technology", Technical Digests of International Electron Devices Meeting, 2002 IEEE, 21.6.1, p.952-954)
従来の不揮発性半導体記憶装置は、図40に示すように、素子分離領域59と、活性領域60と、活性領域60内に形成されたメモリセルユニットを複数本並列に含み、かつ選択ゲート線SGU、SGLおよびワード線WLを備えるメモリセルブロック領域62と、活性領域60上に配置されたビット線コンタクト64およびソース線コンタクト65と、ビット線コンタクト64と接続されるビット線BLと、ビット線BLと直交する方向に延伸し、ソース線コンタクト65と接続するソース線63とを備える。活性領域上ビット線コンタクト64はワード線WL方向に横一列に形成され、そのピッチは、従来型のNAND型フラッシュEEPROMでは、活性領域60のピッチに等しい。この近接したコンタクトは、様々な要因でビット線間ショートを引き起こす危険性がある。
図40に示すような横一列に並んだビット線コンタクト64のコンタクトホールを開口する技術は、リソグラフィー技術、エッチング技術の進歩とともにある程度の改善は見られるものの、そろそろ限界に達しつつある。もっとも単純な解決方法として、図41に示すように、ビット線コンタクト64の配置を互い違いにずらして配置する方法が、提案されている。この方法では、ビット線コンタクト64を互い違いにずらして配置することで、ビット線コンタクト64間の距離を稼ぐことができる。しかしながら、図41から明らかなように、メモリセルブロック領域62の間隔を広くとる必要があり、面積の増加が問題となる。
ここで、図40において、素子分離領域59の幅をLSTI,活性領域60の幅をLAA,ビット線コンタクト64の直径をLCBとすると、 ビット線コンタクト64間の距離L1は、
1=LAA+LSTI −LCB (1)
で表すことができる。微細化が進むにつれて、ビット線コンタクト64間の距離L1が小さくなり、隣接するビット線コンタクト64同士が電気的にショートし易くなる。
このように、NAND型EEPROMに代表される不揮発性半導体記憶装置において、微細化が進むにつれてビット線コンタクトCB間が狭くなり、ビット線コンタクト同士が電気的にショートし易くなる問題がある。
本発明の目的は、ビット線コンタクトの配置を工夫し、ビット線コンタクト間のスペースを確保し、微細化が進んだ場合でも、ビット線コンタクト同士の電気的ショートに対するマージンを向上させることができる不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、第1方向に延びるビット線と、前記第1方向と交差する第2方向に延びるソース線と、電気的なデータの書き込み及び消去が可能なメモリセルトランジスタを列方向に配列した第1NANDメモリセルトランジスタ列と、前記第1NANDメモリセルトランジスタ列の両端に第1選択ゲートトランジスタ及び第2選択ゲートトランジスタを有する第1メモリセルユニットと、前記メモリセルトランジスタを列方向に配列した第2NANDメモリセルトランジスタ列と、前記第2NANDメモリセルトランジスタ列の両端に第3選択ゲートトランジスタ及び第4選択ゲートトランジスタを有する第2メモリセルユニットと、前記第1選択ゲートトランジスタを介して、前記第1NANDメモリセルトランジスタ列と前記ビット線を接続するビット線コンタクトと、前記第3選択ゲートトランジスタを介して、前記第2NANDメモリセルトランジスタ列と前記ソース線を接続するソース線コンタクトとを備え、前記第1方向において前記第1メモリセルユニットの第2選択ゲートトランジスタ側と前記第2メモリセルユニットの前記第4選択ゲートトランジスタ側が接続拡散層で接続された、直列メモリセルユニットを形成し、前記直列メモリセルユニットが、前記第2方向に配置され、前記直列メモリセルユニットで1つの前記ビット線コンタクトを共有することによって、前記直列メモリセルユニットで1本のビット線を共有し、前記ビット線コンタクトおよび前記ソース線コンタクトは菱形格子状に配置される不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、電気的なデータの書き込み及び消去が可能なメモリセルトランジスタを列方向に配列したNANDメモリセルトランジスタ列と、前記NANDメモリセルトランジスタ列の両端に選択ゲートトランジスタを有するメモリセルユニットと、第1方向に延びるビット線と、前記第1方向と交差する第2方向に延びる第1のソース線および第2のソース線と、前記第1のソース線および前記第2のソース線間に、前記メモリセルユニットを列方向に3個直列接続したメモリセルユニットアレイと、前記列方向に3個直列接続したメモリセルユニットの内、2個直列接続したメモリセルユニットの一端に配置され、前記ビット線と接続され、前記メモリセルユニットアレイ内で共有されるビット線コンタクトと、前記2個直列接続したメモリセルユニットの他端に配置され、前記第1のソース線または前記第2のソース線と接続され、前記メモリセルユニットアレイ内で共有されるソース線コンタクトとを備え、前記メモリセルユニットがマトリックス状に複数個配列され、前記列方向と交差する行方向に隣接する、前記ビット線コンタクトと前記ソース線コンタクトとの対が、互いに前記列方向に前記メモリセルユニットの1個分だけずれて配置されている不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、ビット線コンタクトの配置を従来の配列と変えることによりビット線コンタクトCB間のスペースを確保し、微細化が進んだ場合でも、ビット線コンタクト同士の電気的ショートに対するマージンを向上させることが出来る。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の代表的な構成は、例えば、図9に示すように、ワード線WLの配線は従来のままで、ビット線コンタクトCB、ソース線コンタクトCSを1つおきに間引いて配置する。隣のビット線コンタクト列、ソース線コンタクト列も1つおきに間引いて形成するが、ワード線WL方向に活性領域60/素子分離領域59の1ピッチ分だけずらす。すなわち、ビット線コンタクトCBおよびソース線コンタクトCSは菱形格子状に配置される。これにより、同一のワード線WL方向に測ったコンタクトピッチは従来の図40の構成に比較して、2倍になる。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の配置方法によって、ビット線BLK方向に直列する2つのNANDメモリセルユニット57および58でビット線コンタクトCB、及びソース線コンタクトCSを共有することになる。
読み出し方式、書き込み/消去方式は基本的に従来の手法に準ずる。しかし、ビット線コンタクトCB及びソース線コンタクトCSを共有するために、直列する2つのNANDメモリセルユニット57或いは58の一方を選択して動作させる場合も、もう一方を同時に駆動する必要がある。このように本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、相補的な駆動方法が実現可能である。
以上によりワード線WL方向のコンタクトピッチを2倍にできるために、プロセス的な難易度を下げ、且つプロセスコストを下げることが可能となる。
また、さらにビット線BLK方向に直列する3つのNANDメモリセルユニットでビット線コンタクトCB、及びソース線コンタクトCSを共有するように、コンタクトを形成することも可能である。この場合、ワード線WL方向のコンタクトピッチは活性領域60/素子分離領域59のピッチの3倍となる。以上が本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術思想を下記のものに特定するものではない。この発明の技術思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの基本構造は、図1に示すように、半導体基板26中に形成されたソース領域又はドレイン領域となる拡散層18と、半導体基板26上に形成されたトンネル絶縁膜30と、拡散層18に挟まれたチャネル領域上にトンネル絶縁膜30を介して形成されたフローティングゲート8と、ソース又はドレインとなる拡散層18に面し、フローティングゲート8の有する2つの側壁にゲート間絶縁膜40を介して接して形成された第1および第2のコントロールゲート2とを備える側壁コントロールゲート構造である。
側壁コントロールゲート型構造を基本構造とする本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図3(a),(b)に示すような回路構成および素子断面構造を有する。側壁コントロールゲート型構造を有するメモリセルトランジスタMCは、フローティングゲート(FG)8の両側をコントロールゲート(CG)2が挟む構成を有する。各コントロールゲート2には、図3(a)に示すように、コントロールゲート線CG0〜CG65が接続されている。このようなメモリセルトランジスタMCを直列に接続して、NANDメモリセルトランジスタ列を構成している。
図3(a)の構成は、NANDメモリセルユニット57,58がビット線BL方向に2つ直列に接続された構造を備えている。2つのNANDメモリセルユニット57および58は、ビット線BLKとソース線SLとの間において、ユニット間拡散層80を介して直列に接続されている。
このようなNANDメモリセルトランジスタ列からなるNANDメモリセルユニット57はビット線BLKとの間に選択ゲートトランジスタSG1を備え、ユニット間拡散層80との間に選択ゲートトランジスタSG2を備え、コントロールゲート線CG33〜CG65に平行にそれぞれ選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートに対して選択ゲート線SGUおよびSGLが接続されている。同様に、NANDメモリセルユニット58はユニット間拡散層80との間に選択ゲートトランジスタSG1を備え、ソース線SLとの間に選択ゲートトランジスタSG2を備え、コントロールゲート線CG0〜CG32に平行にそれぞれ選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートに対して選択ゲート線SGUおよびSGLが接続されている。
隣接するビット線BLK+1に対しては、図3(a)に示すようにビット線コンタクトCBはユニット間拡散層80と接触して配置されている。NANDメモリセルユニットが2個直列に接続される点は前述と同様である。ビット線コンタクトCBの配置が1NANDセルユニット分だけずれて配置されていると見ることもできる。
図3(b)に示すように、NANDメモリセルユニット57のビット線BLK側は、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1の選択ゲート6に接続された選択ゲート線SGUを介してビット線コンタクト領域14に接続される。NANDメモリセルユニット57のソース線SL側は、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2の選択ゲート4に接続された選択ゲート線SGLを介してユニット間拡散層80に接続される。同様に、NANDメモリセルユニット58のビット線BLK側は、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1の選択ゲート6に接続された選択ゲート線SGUを介してユニット間拡散層80に接続される。NANDメモリセルユニット58のソース線SL側は、ソース線側選択ゲートトランジスタSG2の選択ゲート4に接続された選択ゲート線SGLを介してソース線コンタクト領域16に接続される。
メモリセルトランジスタ列に対して更に、このようなソース線側の選択ゲートトランジスタSG1およびビット線側の選択ゲートトランジスタSG2までをも含めた構成を「メモリセルユニット」と呼ぶことにする。図3(a)の57および58の構成は、メモリセルトランジスタ列がNANDメモリセルトランジスタ構成に直列に接続されていることから、「NANDメモリセルユニット」と呼ぶことができる。従って、図3(a)の回路構成では、NANDメモリセルユニットが2個直列に接続された構成を有する。
図3(b)の構造は、図3(a)の回路構成の内、1本のNANDメモリセルユニット部分を模式的に表した断面構造に相当し、尚且つ、後述する図4(b)の平面パターン図においてIV−IV線に沿う模式的断面構造を表している。pウェル若しくはシリコン半導体基板26内に形成されたn型拡散層18はメモリセルトランジスタのソース領域若しくはドレイン領域であり、このソース領域若しくはドレイン領域に挟まれたチャネル領域上に形成されてトンネル絶縁膜30を介して、フローティングゲート8が配置されている。
上記例では、NANDメモリセルユニット1列に対して、ビット線側選択ゲート線SGUが1本、ソース側選択ゲート線SGLが1本の例を示したが、これに限るものではなく、ビット線側選択ゲート線SGUの本数を2本としてもよく、更に本数を増やしても良い。ソース側選択ゲート線SGLに関しても、1本に限ることは無く、2本であっても良く、更に、本数を増やしても良い。
図4(a),(b)は本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的回路構成図と模式的平面パターン図を示す。図4(a),(b)はそれぞれ対応するように描かれており、ビット線コンタクトCBは2個直列に接続されたNANDメモリセルユニット57および58で1個共有し、従って、ビット線BLKは2個のNANDメモリセルユニットで1本配置する。図4(b)のI−I線、II−II線、III−III線に沿う素子断面構造は、それぞれ、図5(a)、図5(b)、図5(c)に示す通りである。更に、IV−IV線の沿う素子断面構造は図3(b)に模式的に示された通りである。図5(a)、(b)から明らかなように、ビット線コンタクトCBは、各ビット線BLにおいて一つ置きに間引いて配置されることから、全体として菱形格子状の平面的配置構成を有する。同様に、図5(a)、(b)から明らかなように、ソース線コンタクトCSは、2個直列に接続されたNANDメモリセルユニットのビット線コンタクトCBと対をなして配置されることから、全体として菱形格子状の平面的配置構成を有する。
2個直列に接続されたNANDメモリセルユニット57および58で1本のビット線を共有する回路形式を採用し、ビット線コンタクトCBを一つ置きにずらして配置することによって、ビット線コンタクトCBの数を減少させ、図5(a)に示すように、ビット線コンタクトCB間のスペースに余裕をとることができる。特に、微細な不揮発性半導体記憶装置においては、ビット線コンタクトCBの配置上、コンタクトホール間の寸法が微細となる。2個直列に接続されたNANDメモリセルユニットで1本のビット線を共有し、かつビット線コンタクトCBを一つ置きにずらして配置する本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路構成を採用することによって、ビット線コンタクトCB間のリークの問題を解決し、歩留まりの向上を図ることができる。
図5(b)から明らかなように、図4(b)のII−II線に沿う断面構造は、フローティングゲート(FG)8部分における断面構造である。トンネル絶縁膜30上にフローティングゲート(FG)8が配置されている。チャネル領域はpウェル26と共通領域であるが、素子分離領域28によって挟まれて形成される。フローティングゲート(FG)8上にはキャップ絶縁膜32が形成され、更に全体を層間絶縁膜52が覆っている。
図5(c)から明らかなように、図4(b)のIII−III線に沿う断面構造は、コントロールゲート線CG30部分における断面構造である。ゲート間絶縁膜40上にコントロールゲート2が配置されている。n型拡散層18はメモリセルトランジスタのソース領域またはドレイン領域であるが、素子分離領域28によって挟まれて形成される。コントロールゲート2上には金属シリサイド膜49が形成され、更に全体を層間絶縁膜52が覆っている。尚、図5(b)では、フローティングゲート8の側壁部に形成されるゲート間絶縁膜40は、説明を簡単にするために省いている。また、図4(b)に示されるソース線コンタクトCSは、ソース線SLに対して電気的に共通に接続される。
メモリセルトランジスタの基本構造が図1に示したような側壁コントロールゲート構造を有する場合における、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のマトリックス回路構成は、例えば、図6に示すように、NANDメモリセルユニット55,57或いは56,58を内部に並列に配置したメモリセルブロック領域62と、行方向に配列された複数本のNANDメモリセルユニット55,56或いは57,58と、コントロールゲート線CG0〜CGnと、選択ゲート線SGU,SGLと、ビット線BLK−2, BLK−1, BLK, BLK+1と、ソース線SLと、ビット線駆動回路10と、コントロールゲート線駆動回路20と、選択ゲート線駆動回路21と、ソース線駆動回路22とから構成される。NANDメモリセルユニットは、図6の例では、任意の個数直列に接続されたメモリセルトランジスタと、コントロールゲート線CGnに隣接して配置される選択ゲート線SGUを備える1個のビット線側選択ゲートトランジスタSG1と、コントロールゲート線CG0に隣接して配置される選択ゲート線SGLを備える1個のソース線側選択ゲートトランジスタSG2とを備え、上記選択ゲートトランジスタを介してそれぞれビット線BL、ソース線SLに接続している。
図6の特徴は、ビット線コンタクトCBの配置構成にある。2個直列に接続されたNANDメモリセルユニット57および58はビット線BLKと接続するビット線コンタクトCBとソース線SLと接続するソース線コンタクトCSを備える。一方NANDメモリセルユニット55と56の間には、図3(b)と同様のユニット間拡散層80が配置され、ビット線BLK−1と接続するビット線コンタクトCBが配置されている。
n個のメモリセルトランジスタMC1.k〜MCn.kが直列に接続され、この端部においてビット線BLK側には、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1.kが接続され、ソース線側にはソース線側選択ゲートトランジスタSG2.kが接続されて1個のNANDメモリセルユニット57を構成している。同様に、n個のメモリセルトランジスタMC1.k〜MCn.kが直列に接続され、この端部においてビット線BLK側には、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1.kが接続され、ソース線側にはソース線側選択ゲートトランジスタSG2.kが接続されて1個のNANDメモリセルユニット58を構成している。更に、これらのNANDメモリセルユニット57および58は直列に接続されている。NANDメモリセルユニット57のビット線側選択ゲートトランジスタSG1.kのドレイン領域はビット線コンタクトCBを介してビット線BLKに接続されている。また、NANDメモリセルユニット58のソース線側選択ゲートトランジスタSG2.kのソース領域はソース線コンタクトCSを介してソース線SLに接続されている。
n個のメモリセルトランジスタMC1.k−1〜MCn.k−1が直列に接続され、この端部においてビット線BLK−1側には、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1.k−1が接続され、ソース線側にはソース線側選択ゲートトランジスタSG2.k−1が接続されて1個のNANDメモリセルユニット55を構成している。同様に、n個のメモリセルトランジスタMC1.k−1〜MCn.k−1が直列に接続され、この端部においてビット線BLK−1側には、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1.k−1が接続され、ソース線側にはソース線側選択ゲートトランジスタSG2.k−1が接続されて1個のNANDメモリセルユニット56を構成している。更に、これらのNANDメモリセルユニット55および56は直列に接続されている。これら直列に接続されたNANDメモリセルユニット55および56の接続点にはビット線BLK−1と接続するためのビット線コンタクトCBが配置されている。即ち、NANDメモリセルユニット55のソース線側選択ゲートトランジスタSG2.k−1のドレイン領域はビット線コンタクトCBを介してビット線BLK−1に接続されている。また、NANDメモリセルユニット56のビット線側選択ゲートトランジスタSG1.k−1のドレイン領域はビット線コンタクトCBを介してビット線BLK−1に接続されている。同様の構成はビット線BLに関して1本置きに実現されており、図6から明らかなように、ビット線コンタクトCBも一つ置きに配置されている。同様にソース線コンタクトCSも一つ置きに配置されている。メモリセルブロック領域62は、図6に示すように、複数個のNANDメモリセルユニットをコントロールゲート線CGが延伸する方向に並列に配置している。
ソース線側選択ゲートトランジスタSG2.k−2,SG2.k−1,SG2.k,SG2.k+1のゲートは選択ゲート線SGLに共通に接続され、ビット線側選択ゲートトランジスタSG1.k−2,SG1.k−1,SG1.k,SG1.k+1のゲートは選択ゲート線SGUに共通に接続されている。これらの選択ゲート線SGU, SGLによってNANDメモリセルユニットが選択される。n個のメモリセルトランジスタMC1.k−2〜MCn.k−2、n個のメモリセルトランジスタMC1.k−1〜MCn.k−1、n個のメモリセルトランジスタMC1.k〜MCn.k、n個のメモリセルトランジスタMC1.k+1〜MCn.k+1等のそれぞれのフローティングゲート8の側壁にはゲート間絶縁膜40を介してコントロールゲート2が配置される。このコントロールゲート2に対して、コントロールゲート線CGn,CGn−1,…,CGn−k+1,CGn−k,CGn−k−1,…,CG1,CG0がそれぞれ共通に接続されている。更に、ビット線BLK−2, BLK−1, BLK, BLK+1には、ビット線駆動回路10が接続され、コントロールゲート線CGn,CGn−1,…,CGn−k+1,CGn−k,CGn−k−1,…,CG1,CG0には、コントロールゲート線(コントロールゲート線)駆動回路20が接続され、選択ゲート線SGU,SGLには、選択ゲート線駆動回路21が接続され、ソース線SLにはソース線駆動回路22が接続されている。図6は8つのNANDメモリセルユニットを示しているが、更にビット線の延長する方向、及びコントロールゲート線の延長する方向に複数配列されていても良い。
NANDメモリセルユニットを2個直列に接続した構成を基本単位とし、しかもこの基本単位を隣接するビット線に対して1メモリセルユニット分だけずらして配置する。結果として、ビット線コンタクトCBおよびソース線コンタクトCSはコントロールゲート線CGが延伸する方向において、一つ置きに配置されることになり、平面パターン形状から見ると菱形格子状にコンタクトCB、CSが配置されている。
上記説明においてメモリセルユニットの端部に配置され選択ゲート線SGLに接続されるソース線側選択ゲートトランジスタをSG2.k−2,SG2.k−1,SG2.k,SG2.k+1と表示し、或いは、選択ゲート線SGUに接続されるビット線側選択ゲートトランジスタをSG1.k−2,SG1.k−1,SG1.k,SG1.k+1として区別して表記しているが、構造的には同一構造のトランジスタによって構成されている。更に、「ビット線側」或いは「ソース線側」という表現は隣接するメモリセルユニット間では反対の関係になる。即ち、図6の例で説明すると、ソース側選択ゲートトランジスタSG2.k−1,SG2.k+1のドレインはビット線コンタクトCBに接続され、ソース線コンタクトCSに接続されているわけではない。直列接続された2つのメモリセルユニットが、ビット線コンタクトCBを中心にして、ビット線BLが延伸する方向に折り返した構造を有するからである。
(システムブロック構成)
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のシステムブロック構成は、例えば、図8に示すように、NAND型フラッシュメモリセルアレイ303と、ビット線制御回路301と、ロウデコーダ310と、カラムデコーダ302と、昇圧回路311とから構成される。NAND型フラッシュメモリセルアレイ303には、図1および図2に示したメモリセルトランジスタ構造をそれぞれ基本構造単位とするメモリセルアレイとして、図6において説明した不揮発性半導体記憶装置を適用することができる。このNAND型フラッシュメモリセルアレイ303には、ビット線制御回路301及びロウデコーダ310が接続されている。ビット線制御回路301は書き込みデータのラッチ、読み出し時のセンス動作等を行う回路である。このビット線制御回路301には、カラムアドレス信号をデコードしてNANDメモリセルユニットの列を選択するためのカラムデコーダ302が接続されている。昇圧回路311は、電源電圧から、書き込み電圧Vpgm、複数の中間電圧Vpass0〜Vpassn、ビット線電圧Vbl等を発生する。ロウデコーダ310は、昇圧回路311に制御信号RDSを供給し、書き込み電圧Vpgm及び中間電圧Vpass0〜Vpassnを受ける。尚、複数の中間電圧Vpass0〜Vpassnは、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作、読み出し動作、消去動作において使用する電圧であって、主としてコントロールゲート線CG0〜CGn或いはワード線WL1〜WLn等に印加する電圧である。このロウデコーダ310は、ロウアドレス信号をデコードし、昇圧回路311から供給された電圧に基づいて、上記NAND型フラッシュメモリセルアレイ303中のメモリセルトランジスタを選択するための書き込み電圧Vpgm,中間電圧Vpass0〜Vpassn、選択ゲート線SGLに印加する電圧Vsgs,選択ゲート線SGUに印加する電圧Vsgd、ソース線SLに印加する電圧Vsl等のデコード信号を出力する。これによって、上記NAND型フラッシュメモリセルアレイ303中のコントロールゲート線CG0〜CGn或いはワード線WL1〜WLn、選択ゲート線SGL,SGUが選択される。更に、ビット線制御回路301は昇圧回路311からビット線電圧Vblを受け、カラムデコーダ302で選択さ
れたNANDメモリセルユニットの列に供給する。尚、図8は必要な最小限の回路のみを示しており、他にもアドレスバッファ、データ入出力バッファ、及びタイミング発生回路等が必要であるが、記載を省略している。
尚、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方式は、後述するスタックゲート型メモリセル構造を有する第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方式と同様である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタの基本構造は、図2に示すように、半導体基板26中に形成されたソース領域又はドレイン領域となる拡散層18と、半導体基板26上に形成されたトンネル絶縁膜30と、拡散層18に挟まれたチャネル領域上にトンネル絶縁膜30を介して形成されたフローティングゲート8と、フローティングゲート8上に層間絶縁膜を介して配置されたコントロールゲート2とを備えるスタック型構造である。
側壁コントロールゲート型構造によれば、フローティングゲート8周辺の寄生容量を削減することができ、コントロールゲート2とフローティングゲート8間の容量を増大することにより、書き込み電圧Vpgm低減することができ、高集積化、高速化が可能な不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。一方、コントロールゲート線の本数は、「側壁コントロールゲート型構造」では2本必要であるのに対して、「スタックゲート型構造」では1本で済み、「スタックゲート型構造」のメモリセルアレイのほうが回路構成は簡単である。但し、実際上は図6および図7を比較すると明らかなように、「側壁コントロールゲート型構造」では、「スタックゲート型構造」に比べて、コントロールゲート線の本数はわずかに1本増加するのみである。1本のコントロールゲートで、2つのメモリセルをコントロールすることになるからである。
メモリセルトランジスタの基本構造が図2に示したようなスタックゲート型構造を有する場合における、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のマトリックス回路構成は、例えば、図7に示すように、NANDメモリセルユニット55,57或いは56,58を内部に並列に配置したメモリセルブロック領域62と、行方向に配列された複数本のNANDメモリセルユニット55,56或いは57,58と、ワード線WL1〜WLnと、選択ゲート線SGU,SGLと、ビット線BLk−2〜BLk+1と、ソース線SLと、ビット線駆動回路10と、コントロールゲート(ワード)線駆動回路20と、選択ゲート線駆動回路21と、ソース線駆動回路22とから構成される。NANDメモリセルユニットは、図7の例では、n個直列に接続されたメモリセルトランジスタと、ワード線WL1に隣接して配置される選択ゲート線SGUを備える1個のビット線側選択ゲートトランジスタSG1と、ワード線WLnに隣接して配置される選択ゲート線SGLを備える1個のソース線側選択ゲートトランジスタSG2とを備え、上記選択ゲートトランジスタを介してそれぞれビット線BL、ソース線SLに接続している。
図7の特徴は、ビット線コンタクトCBの配置構成にある。2個直列に接続されたNANDメモリセルユニット57および58はビット線BLKと接続するビット線コンタクトCBとソース線SLと接続するソース線コンタクトCSを備える。一方NANDメモリセルユニット55と56の間には、図3(b)と同様のユニット間拡散層80が配置され、ビット線BLK−1と接続するビット線コンタクトCBが配置されている。
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、図7に示したメモリマトリックスアレイの回路構成は、メモリセルトランジスタの基本構造が異なるだけであって、基本的には、図6に示した第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリマトリックスの回路構成と同様である。本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴は、ビット線コンタクトCBおよびソース線コンタクトCSの配置構成にある。図7に示したスタックゲート型構造をメモリセルトランジスタの基本単位とするメモリマトリックスアレイにおいても、図6の構成と同様に、以下の特徴を有する。NANDメモリセルユニットを2個直列に接続した構成を基本単位とし、しかもこの基本単位を隣接するビット線に対して1メモリセルユニット分だけずらして配置する。結果として、ビット線コンタクトCBおよびソース線コンタクトCSはワード線WLが延伸する方向において、一つ置きに配置されることになり、平面パターン形状から見ると菱形格子状にコンタクトCB、CSが配置されている。ソース側選択ゲートトランジスタSG2.k−1,SG2.k+1のドレインはビット線コンタクトCBに接続され、ソース線コンタクトCSに接続されているわけではなく、直列接続された2つのメモリセルユニットが、ビット線コンタクトCBを中心にして、ビット線BLが延伸する方向に折り返した構造を有する点も図6と同様である。
(平面的ブロック構成)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面パターン構成は、図9の模式的ブロック構成図に示すように、メモリセルブロック領域62と、活性領域60と、素子分離領域59と、活性領域60上に配置されたビット線コンタクト64およびソース線コンタクト65と、ビット線コンタクト64と接続されるビット線BLと、ビット線BLと直交するワード線WL方向に延伸し、ソース線コンタクト65と接続するソース線63とを備える。活性領域60内に形成されたNANDメモリセルユニット55〜58等は、メモリセルブロック領域62内において、ワード線WL方向に並列に配置されている。選択ゲート線SGU、SGLおよびワード線WLについては記載を省略している。本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴は、ビット線コンタクト64をワード線WL方向に倍ピッチで配置するとともに、ソース線コンタクト65もワード線WL方向に倍ピッチで、しかも互いにずらして配置した点にある。更に又、1つのビット線コンタクト64とソース線コンタクト65との間に配置するメモリセルユニットは、図9に示すように、2個のメモリセルブロック領域62に跨って構成されている点にある。図9に示すように、ビット線コンタクト64とソース線コンタクト65の対はワード線方向において、一つ置きに活性領域60上に配置されている。例えば、図9において、64ページを割り当てることを想定すると、ページ0〜31は一つのメモリセルブロック領域62内の物理的ワード線WLを割り当てることができ、ページ32〜63は別のメモリセルブロック領域62内の物理的ワード線WL割り当てることができる。即ち、図9において、NANDメモリセルユニットの領域Aに対しては、一つのメモリセルブロック領域62に対応するページ32〜63を割り当てることができ、NANDメモリセルユニットの領域Bに対しては、別のメモリセルブロック領域62に対応するページ0〜31を割り当てることができる。
(動作モード)
(読み出しモード)
ページ0〜31を選択する場合の読み出しモードを図10に、ページ32〜63を選択する場合の読み出しモードを図11に示す。ページ0〜31を読むときは、図10に示すように、選択ワード線66を1本だけ選択すればよい。ページ32〜63を読むときは、図11に示すように、2本の選択ワード線66を選択すれば同時に読み出すことができる。図10および図11において、SGUはビット線側(ドレイン側)の選択ゲート線、SGLはソース線側の選択ゲート線を示し、それぞれ0V或いは4V等の所定の電圧が印加される。又、非選択のワード線WLおよび選択のワード線WLに対しても0V或いは5V程度の電圧が印加される。ソース線SLに対して印加される電圧Vslは0Vであり、ビット線BLに印加される電圧Vblは例えば、0.7V程度である。
(書き込みモード)
ページ0〜31を選択する場合の書き込みモードを図12に、ページ32〜63を選択する場合の書き込みモードを図13に示す。複数のメモリセルブロック領域62に跨って、セルフブースト動作を実行することも考えられるが、隣接するメモリセルブロックの繋ぎ目に位置する選択ゲートトランジスタSG1,SG2間の拡散層に負荷が加わり、良好な書き込み特性が得られず、良好な誤書き込み特性が得られないことが予想される。そこで、ビット線BLから初期電位を転送する動作ではなく、NANDメモリセルユニットの両側の選択ゲートトランジスタSG1,SG2をカットオフさせ、容量結合のみで昇圧させる方法が最も簡単な方法である。この場合、ビット線側選択ゲート線SGUに印加する電圧は、0Vを転送可能な十分に低い電圧Vlow(>0V)とする。ソース線側選択ゲート線SGLに印加する電圧は0Vとする。良好な誤書き込み特性を得るためには、上記2つの選択ゲート線SGU、SGLにそれぞれ接続される選択ゲートトランジスタSG1,SG2をカットオフさせる方法が重要となる。
(書き込みモードの変形例1)
選択ゲートトランジスタSG1,SG2のカットオフを十分にするため、隣接するメモリセルブロック領域62を介してユニット間拡散層80へバックバイアス電圧を転送させる。このとき、隣接するメモリセルブロック領域62のワード線WLにはパス電圧(DC)を与える。但し、リードディスターブを悪化させる可能性がある。
(書き込みモードの変形例2)
リードディスターブを緩和するために、パルス的に上記パス電圧を与え、ユニット間拡散層80を充電する。
(書き込みモードの変形例3)
或いは又、メモリセルブロック領域62に隣接する非選択のメモリセルブロック領域62の選択ゲート線SGU,SGL,ワード線WLをすべて0Vにして、カットオフさせる方法もある。
0Vを転送可能な十分に低い電圧Vlow(>0V)を印加するビット線側選択ゲート線SGUに接続された選択ゲートトランジスタSG1は、カットオフが十分ではなくリーク電流が流れ易いが、ユニット間拡散層80が充電されるにつれて自動的にカットオフする。但し、ユニット間拡散層80内の電子が選択ゲートトランジスタSG1,SG2のチャネル領域内に流入するため、書き込み特性が悪化する可能性がある。
(詳細な平面パターン構成)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のより詳細な平面パターンブロック構成は、図14に示すように、メモリセルブロック領域62と、メモリセルユニット(U1)69,メモリセルユニット(U2)70,メモリセルユニット(U3)71,メモリセルユニット(U4)72, メモリセルユニット(U5)73,メモリセルユニット(U6)74,メモリセルユニット(U7)75と、ソース線63と、ビット線コンタクト64と、ソース線コンタクト65とを備える。図14上ではビット線BL、ワード線WL或いはコントロールゲート線CGについては記載を省略している。
1つのメモリセルユニットは、例えば、図7中に示したNANDメモリセルユニット55〜58に示すように、n個のメモリトランジスタ(MC1〜MCn)を、それらのソース若しくはドレイン拡散層を隣接するもの同士で共有する形で直列接続し、さらにその両端に選択ゲートトランジスタSG1,SG2を配置することによって構成されている。メモリセルアレイは上記メモリセルユニットをマトリクス状に配列したものである。同一行にならぶメモリセルユニットの範囲が1つのメモリセルブロック領域62である。メモリセルアレイの行方向に並ぶ複数のメモリセルトランジスタMC及び選択ゲートトランジスタSG1,SG2の制御ゲートは、それぞれ制御ゲート線WL或いはCG及び選択ゲート線SGU,SGLに共通接続されている。メモリセルユニット内にn個のメモリトランジスタがある場合、メモリセルブロック領域62内の制御ゲート線の本数はnである。一本の制御ゲート線WL或いはCGに接続される複数のメモリセルトランジスタが、一括してデータの書き込み及び読み出しを行う範囲である。この書き込み及び読み出しの単位を通常、1ページと定義するが、近年では1本の制御ゲート線に対して複数のページが割り当てられることもある。
本発明の第2の実施の形態においては、列方向に直列した2つのメモリセルユニットの両端で、1つのビット線コンタクト64及び1つのソース線コンタクト65が共有されている。これにより、行方向の活性領域上コンタクトピッチは、行方向の活性領域60のピッチの2倍に緩和される。その結果、従来技術に比べてプロセス的な難易度を大幅に下げることが可能である。
以下にコンタクトの開口における製造方法を2通り説明する。
(製造方法1)
(a)例えば、図15に示したように、半導体基板26に対して素子分離領域28を形成し、厚い層間絶縁膜34を形成後、マスク材35に対してリソグラフィーの段階では大きめに開口しておく(図15(a))。(b)コンタクトホールにおいて、順テーパ形状が形成されるガス供給条件を使用して層間絶縁膜34に対してコンタクトホールを開口する(図15(b))。
(製造方法2)
(a)図16に示したように、半導体基板26に対して素子分離領域28を形成し、厚い層間絶縁膜34を形成後、マスク材35に対してリソグラフィーの段階で、図15(a)と同様に大きめに開口する(図16(a))。
(b)その後、開口部において、層間絶縁膜34に対してコンタクトホールを開口する(図16(b))。
(c)その後、側壁加工することにより側壁絶縁膜48を形成し、コンタクト径を狭める(図16(c))。
以上の製造方法1若しくは製造方法2により、まずリソグラフィーの条件が緩くなり、且つ隣接ビット線コンタクトCB間を隔てる層間膜の厚さを大きく取れるため、ビット線間リークの危険性を下げることができる。
(動作方式)
図14に示すビット線コンタクト(CB)64およびソース線コンタクト(CS)65の配置を有する本発明の第2に実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方式について述べる。
(読み出し方式)
図17に示したセルアレイ中の図中(L)と示されたメモリセルユニットU1を選択した場合を考える。このメモリセルユニットU1及び活性領域AA上に配置されるビット線コンタクト64およびソース線コンタクト65を共有しているメモリセルユニットUA1およびUA2を取り出した図が図18の模式的素子断面構造図である。即ち、図17でU1(L)とU2からなる2個直列接続されたメモリセルユニットを図18においてUA1,UA2で表している。
選択されたメモリセルユニットUA1(L)が共有しているビット線コンタクト64には、Vb1(V)が与えられる。また、共有しているソース線コンタクト65には、十分低い電位Vssが与えられている。また選択ゲートトランジスタSG1、SG2のゲートにはVsgが与えられる。尚、選択ゲートトランジスタSG1、SG2のゲート絶縁膜31の厚さはメモリセルトランジスタを構成するトンネル絶縁膜30の厚さよりも厚く設定する。選択ゲートトランジスタSG1,SG2としてのオン・オフ特性が良好であれば良い。
選択されたメモリセルユニットUA1内の選択されたメモリセルトランジスタのコントロールゲート2には、蓄積データに依存して選択されたメモリセルトランジスタが導通若しくは非導通状態になるような電圧Vread1が与えられる。一方、選択されたメモリセルユニットUA1内の非選択メモリセルトランジスタの制御ゲートには、蓄積データに依らず非選択メモリセルトランジスタを導通させるのに十分な、Vread1よりも大きい電圧Vread2が与えられる。
更に、セル電流Icellを流すためには、活性領域上コンタクトを共有しているメモリセルユニットUA1,UA2内の全ての非選択メモリセルトランジスタを導通させる必要がある。このため、メモリセルユニットUA2内の全ての非選択ワード線WLには、Vread1よりも大きい電圧Vread3が与えられるのが大きな特徴である。図18中において矢印Qで示される方向は、セル電流Icellが流れる方向であることを示す。
(書き込み方式)
次に書き込みの場合について述べる。書き込みの場合、幾つかの状態が考えられる。まず、“0”書き込みの場合として、図19中の(N)と表示されたメモリセルユニットU1が“0”書き込みされる場合を考える。図20は上記メモリセルユニットU1(N)の“0”書き込み時のバイアス関係を示す模式的素子断面構造図である。即ち、図19において、U1(N)とU2からなる2個直列接続されたメモリセルユニットを図20においてUB1,UB2で表している。
メモリセルユニットUB1及びUB2が共有するビット線コンタクト64には十分低い電圧Vbl1(例えば0V)が与えられている。Vbl1をメモリセルユニットUB1に転送するために、メモリセルユニットUB2内の非選択メモリセルトランジスタの制御ゲートにはVpass2が与えられ、また選択ゲートトランジスタSG1、SG2のゲートにはVsgが与えられる。メモリセルユニットUB1内のビット線コンタクト64側の選択ゲートトランジスタSG1の選択ゲート6には、Vlowが与えられている。図20中において、矢印Rで示される方向は、電圧Vbl1を転送する方向であることを示す。
ここで、Vbl1をチャネルに転送できるように
Vlow>Vbl1+Vth_sg1(Vbl1) (1)
という条件を満たす必要がある。(1)式において、Vth_sg1(Vbl1)はVbl1のバックバイアスが印加されたときの選択ゲートトランジスタSG1の閾値を意味する。また、メモリセルユニット(UB1)内のソース線コンタクト65側の選択ゲートトランジスタSG2には、カットオフさせるためのカットオフ電圧Vssが与えられている。この状態でメモリセルユニット(UB1)内の選択メモリセルトランジスタのコントロールゲート2にはVpgmを与え、非選択メモリセルトランジスタのコントロールゲート2にはVpass1を与えることにより、選択メモリセルトランジスタ直下のトンネル絶縁膜30に高電界を印加して“0”書き込みを行う。
次に、“1”書き込みのバイアスとしては、図19中の(M) と表示されたメモリセルユニットU4又は(O)と表示されたメモリセルユニットU1の2種類が考えられる。まず1つ目の“1”書き込みの場合として、図19中の(O)と表示されたメモリセルユニットU1のバイアス条件を図21に示す。即ち、図19において、U1(O)とU2からなる2個直列接続されたメモリセルユニットを図21においてUC1,UC2で表している。
メモリセルユニットUC1およびUC2は、それぞれメモリセルユニットUB1およびUB2と制御ゲート線を共有しているため、ゲート電圧は全て同じである。バイアス条件で異なるのは、ビット線BLK-2,BLK+1にビット線BLK-1のVbl1よりも大きい電圧Vbl2が与えられていることである。このとき、メモリセルユニットUC1とUC2の間のユニット間拡散層80には、ある正の電圧Vnodeが転送される。図21中において、矢印Sで示される方向は、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のバックバイアス用の電圧が転送される方向であることを示す。
メモリセルユニットUC1の選択された制御ゲート線(ワード線)WLにVpgm,非選択のワード線WLにVpass1が与えられたときに、
Vlow<Vnode+Vth_sg1(Vnode) (2)
という関係を満たすならば、メモリセルユニット(UC1)内の選択ゲートトランジスタSG1は自動的にカットオフされ、チャネル及び拡散層が一体化した状態で容量結合によって昇圧される。この昇圧電圧によって、Vpgmが印加されたメモリセルトランジスタ直下のトンネル絶縁膜30に印加される電界が緩和されて、“1”書き込みが行われる。図21中において、メモリセルユニットUC1内の領域Tで示されるメモリセルトランジスタの範囲は、昇圧領域であることを示す。
また、“1”書き込み時のチャネル昇圧の際に、メモリセルユニット(UC1)内の選択ゲートトランジスタSG2を介してリークが起こらないように、ソース線SLには正電圧Vsrcが与えられる。
次に、もう1つの“1”書き込みの状態として、図19中の(M)のメモリセルユニットU4(M)のバイアス条件を図22に示す。即ち、図19において、U4(M)とU3からなる2個直列接続されたメモリセルユニットを図22においてUD1,UD2で表している。
“1”書き込みを実現するためには、メモリセルユニットUD1内の選択ゲートトランジスタSG1及びSG2を共にカットオフする必要がある。まず、選択ゲートトランジスタSG1に着目すると、(2)式の条件を満たすならば、必然的にカットオフされることが分かる。
一方、選択ゲートトランジスタSG2に関しては、メモリセルユニットUD2を介してソース線電圧Vsrcの一部が転送され、メモリセルユニットUD1とUD2の間のユニット間拡散層80の電圧がVnodeに達したとすると、
Vss<Vnode+Vth_sg2(Vnode) (3)
を満たせば、選択ゲートトランジスタSG2はカットオフされる。
以上より、“0”書き込み及び“1”書き込みを実現するためには、(1)式乃至(3)式の条件を満たすように、Vlow,Vbl1,Vbl2,Vpass2,Vsg,Vss,Vsrcの各値を設定する必要がある。図22において、メモリセルユニットUD1内の領域Tで示されたメモリセルトランジスタの範囲が昇圧領域を示し、矢印Vで示された方向が選択ゲートトランジスタSG2,SG1のバックバイアス用の電圧が転送される方向であることを示す。
(第3の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、図20に示すように、選択されたメモリセルユニットUB1のワード線に対して、書き込み時のパルス電圧Vpgm,Vpass1を与えている間、隣接する非選択メモリセルユニットUB2内の全ての制御ゲート(ワード)線にVpass2を印加していた。しかし、この場合Vpass2によるディスターブが問題になる可能性がある。そこで、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、非選択メモリセルユニットU(非選択)がソース側に位置している場合は、図23に示すように、Vpgm,Vpass1を印加する前に、全ての制御ゲート(ワード)線に、パルス的にVpass3を与え、その後0Vに立ち下げる動作を行う。これにより、ユニット間拡散層80に対してVnodeの電位が充電され、この充電されたVnodeの値は、選択メモリセルユニットU内の選択ゲートトランジスタSG2のバックバイアス電圧として働く。図23において、領域Tで示されたメモリセルトランジスタの範囲が昇圧領域を示し、矢印Vで示された方向が選択ゲートトランジスタSG2,SG1のバックバイアス用電圧が転送される方向であることを示す。
(第4の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、図20に示すように、選択されたメモリセルユニットUB1のワード線に対して、書き込み時のパルス電圧Vpgm,Vpass1を与えている間、隣接する非選択メモリセルユニットUB2内の全ての制御ゲート(ワード)線にVpass2を印加していた。しかし、この場合Vpass2によるディスターブが問題になる可能性がある。そこで、本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、非選択メモリセルユニットU(非選択)がソース側に位置している場合は、図24に示すように、非選択メモリセルユニットU(非選択)内の全ての制御ゲート線(ワード線)及び選択ゲートトランジスタSG1,SG2の選択ゲート線に対して、Vssを与える。本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、図24に示すように、選択メモリセルユニットU(選択)内の選択ゲートトランジスタSG2と非選択メモリセルユニットU(非選択)内の選択ゲートトランジスタSG1の両方でカットオフを実現する。図24において、領域Tで示されたメモリセルトランジスタの範囲が昇圧領域を示す。
(第5の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、昇圧領域Tは図21に示すように、選択メモリセルユニットUC1内に限定していた。本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、図25に示すように、選択メモリセルユニットU(選択)と非選択メモリセルユニットU(非選択)の間にある2つの選択ゲートトランジスタSG2,SG1を導通することにより、選択メモリセルユニットU(選択)と非選択メモリセルユニットU(非選択)の両方を昇圧させることを特徴とする。図25中において、領域Tは、昇圧領域であることを示す。
(第6の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、図26に示すように、3つの直列するNANDメモリセルユニット82〜84で活性領域60上のビット線コンタクト64およびソース線コンタクト65を共有している点に特徴を有する。
本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面パターン構成は、図26の模式的ブロック構成図に示すように、メモリセルブロック領域62と、活性領域60と、素子分離領域59と、活性領域60上に配置されたビット線コンタクト64およびソース線コンタクト65と、ビット線コンタクト64と接続されるビット線BLと、ビット線BLと直交するワード線WL方向に延伸し、ソース線コンタクト65と接続するソース線63とを備える。
活性領域60内に形成された例えば、NANDメモリセルユニット82〜84等で代表されるメモリセルユニットは、図14或いは図17に示したように、メモリセルブロック領域62内において、ワード線WL方向に並列に配置されている。選択ゲート線SGU、SGLおよびワード線WLについては記載を省略している。
本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴は、ビット線コンタクト64をワード線WL方向に3倍ピッチで配置するとともに、ソース線コンタクト65もワード線WL方向に3倍ピッチで、しかも互いにずらして配置した点にある。更に又、1つのビット線コンタクト64とソース線コンタクト65との間に配置するメモリセルユニットは、図26に示すように、3個のメモリセルブロック領域62に跨って構成されている点にある。
図26に示すように、3個のメモリセルユニット82〜84を挟むビット線コンタクト64とソース線コンタクト65の対はワード線方向において、3つ置きに活性領域60上に配置されている。例えば、図26において、96ページを割り当てることを想定すると、ページ0〜31は一つのメモリセルブロック領域62内の物理的ワード線WLを割り当てることができ、ページ32〜63は別のメモリセルブロック領域62内の物理的ワード線WL割り当てることができ、更にページ64〜95は別のメモリセルブロック領域62内の物理的ワード線WL割り当てることができる。
尚、図26から明らかなように、ビット線コンタクト64とソース線コンタクトとの間に挟まれ、3個のメモリセルユニット82,83および84を直列接続した構成は、ソース線コンタクト65を中心にして、ビット線方向において折り返した構成を有する。或いは又、ビット線コンタクトCBを中心にして、ビット線BL方向に折り返した構成を有すると考えてもよい。3個のメモリセルユニット82,83および84を直列接続した構成は、ワード線方向において3倍ピッチで配置され、かつビット線方向に折り返した配置構成を採用することで、集積度を高め、かつビット線コンタクト64、ソース線コンタクト65の配置に余裕を持たせることができる。
(第7の実施の形態)
本実施の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、図27に示すように、1つのNANDメモリセルユニット85の一端において、活性領域60上のビット線コンタクト64が配置される構造と、列方向に連続する2個のNANDメモリセルユニット86,87の一端で活性領域60上のビット線コンタクト64を共有する構造とを行方向に交互に配置する点に特徴を有する。その結果として、行方向に隣接する活性領域60上のビット線コンタクト64間ピッチは、行方向に活性領域ピッチの2倍に設定している。
本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面パターン構成は、図27の模式的ブロック構成図に示すように、メモリセルブロック領域62と、活性領域60と、素子分離領域59と、活性領域60上に配置されたビット線コンタクト64と、ビット線コンタクト64と接続されるビット線BLK-2, BLK-1, BLK, BLK+1と、ビット線線BLK-2, BLK-1, BLK, BLK+1と直交するワード線WL方向に延伸するソース線67とを備える。
活性領域60内に形成された例えば、NANDメモリセルユニット85〜86等で代表されるメモリセルユニットは、図14或いは図17に示したように、メモリセルブロック領域62内において、ワード線WL方向に並列に配置されている。選択ゲート線SGU、SGLおよびワード線WLについては記載を省略している。
本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の特徴は、ビット線コンタクト64をワード線WL方向に2倍ピッチで配置するとともに、1つのNANDメモリセルユニット85の一端において、活性領域60上のビット線コンタクト64が配置される構造と、列方向に連続する2個のNANDメモリセルユニット86,87の一端で活性領域60上のビット線コンタクト64を共有する構造とを行方向に交互に配置する点にある。
更に、ソース線67は、ソース線コンタクトCSを介してソース線コンタクト領域16に接触する構成ではなく、拡散層上のサリサイド構造、若しくは埋め込まれた多結晶シリコン、多結晶シリコンとシリサイドとの積層構造、又は金属電極により形成される。このようなソース線67としては、例えば、ソース線コンタクトCSが、数珠繋ぎに形成されて、一連の金属配線を構成する「数珠繋ぎCS」構造によって実現しても良い。或いは又、図2に示されたスタックゲート型構造と同等の構造をソース線コンタクト領域16上に形成し、しかもインターポリ絶縁膜を剥離して全体として一体化された金属配線として構成する「インターポリ膜剥離ゲート線(LI)」を用いても良い。
(読み出しモード)
本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、図27に示したブロック1(Block1)を選択する場合の読み出しモードを図28に、ブロック2(Block2)を選択する場合の読み出しモードを図29に示す。本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、図27に示すように、1つのNANDメモリセルユニット85の一端において、活性領域60上のビット線コンタクト64が配置される構造と、列方向に連続する2個のNANDメモリセルユニット86,87の一端で活性領域60上のビット線コンタクト64を共有する構造とを行方向に交互に配置することから、ブロック1(Block1)〜ブロック3(Block3)を読むときは、隣接するブロックも必ずオンさせる必要がある。更に又、ブロック2を読むときは、ビット線コンタクト64の位置によって流れる電流方向が逆になる。
ブロック1を読み出す場合には、図28に示すように、ブロック1およびブロック2をオンさせる必要がある。ブロック1内の選択ゲート線SGU,SGLに対して、例えば4V,選択ワード線66には0V,非選択ワード線WLには5V、ブロック2内の選択ゲート線SGU,SGLに対しても、例えば4V,非選択ワード線WLにも5Vを印加している。このような電圧パルスを印加することによって、ビット線コンタクト)64とソース線67との間には、矢印Fで示されるような方向に読み出し電流が流れることになる。
読み出し時においては、ソース線67に対して印加される電圧Vslは0Vであり、ビット線BLK-2, BLK-1, BLK, BLK+1に印加される電圧Vblは例えば、0.7V程度である。
ブロック2を読み出す場合には、図29に示すように、ブロック1とブロック2若しくはブロック3とブロック2をオンさせる必要がある。ブロック2内の選択ゲート線SGU,SGLに対して、例えば4V,選択ワード線66には0V,非選択ワード線WLには5V、ブロック1内の選択ゲート線SGU,SGLに対しも、例えば4V,非選択ワード線WLにも5Vを印加している。このような電圧パルスを印加することによって、ビット線コンタクト64とソース線67との間には、矢印Gで示されるような方向に読み出し電流が流れることになる。
読み出し時においては、ソース線67に対して印加される電圧Vslは0Vであり、読み出し電流が流れるビット線BLK-1,BLK+1に印加される電圧Vblは例えば、0.7V程度である。隣接するビット線BLK-2,BLKを読むときは、ブロック2とブロック3が選択されることから、読み出し電流の向きはGと反対方向になる。
(書き込みモード)
本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、図27に示したブロック1を選択する場合の書き込みモードを図30に、ブロック2を選択する場合の書き込みモードを図31に示す。
複数のメモリセルブロック領域62に跨って、セルフブースト動作を実行することも考えられるが、隣接するメモリセルブロック領域62の繋ぎ目に位置する選択ゲートトランジスタSG1,SG2間のユニット間拡散層80に負荷が加わり、良好な書き込み特性が得られず、誤書き込みが発生することが予想される。
そこで、ビット線BLK-2,BLK-1,BLK,BLK+1等から初期電位を転送する動作ではなく、メモリセルユニットの両側の選択ゲートトランジスタSG1,SG2をカットオフさせ、容量結合のみで昇圧させる方法がもっとも簡単な方法である。
この場合、ソース線側選択ゲート線SGLに印加する電圧は、0Vを転送可能な十分に低い電圧Vlow(>0V)とする。ビット線側選択ゲート線SGUに印加する電圧は0Vとする。良好な書き込み特性を得るためには、上記2つの選択ゲート線SGU、SGLをカットオフさせる方法が重要となる。
(書き込みモードの変形例1)
選択ゲートトランジスタSG1,SG2のカットオフを十分にするため、隣接するメモリセルブロック領域62を介してユニット間拡散層80へバックバイアス電圧を転送させる。このとき、隣接するメモリセルブロック領域62のワード線WLにはパス電圧(DC)を与える。
(書き込みモードの変形例2)
パルス的に上記パス電圧を与え、選択ゲートトランジスタSG1,SG2間に配置されるユニット間拡散層80を充電する。これにより、変形例1の場合より、リードディスターブ特性を向上させることができる。
(書き込みモードの変形例3)
或いは又、メモリセルブロック領域62に隣接する非選択のメモリセルブロック領域62の選択ゲート線SGU,SGL,ワード線WLをすべて0Vにして、カットオフさせる方法もある。
0Vを転送可能な十分に低い電圧Vlow(>0V)を印加するビット線側選択ゲート線SGUに接続された選択ゲートトランジスタSG1は、カットオフが十分ではなくリーク電流が流れ易いが、ユニット間拡散層80が充電されるにつれて自動的にカットオフする。但し、ユニット間拡散層80内の電子が選択ゲートトランジスタSG1,SG2のチャネル領域内に流入するため、書き込み特性が悪化する可能性がある。
ブロック1を選択して書き込む場合には、図30に示すように、ブロック1およびブロック2をオンさせる必要がある。ブロック1内の選択ゲート線SGUに対しては0V,SGLに対して、例えば0Vを転送可能な十分に低い電圧Vlow(>0V)を印加する。ブロック1内の選択ワード線66にはVpgm,非選択ワード線WLにはVpassを印加する。
ブロック2内の選択ゲート線SGU,SGLに対しては、例えばVcc,非選択ワード線WLにはVpass2(DC)を印加している。このような電圧パルスを印加することによって、ビット線コンタクト64とソース線67との間には、矢印Jで示されるような方向に書き込み電流が流れることになる。
書き込み時においては、ソース線67に対して印加される電圧Vslは1Vであり、ビット線BLに対して印加される電圧Vblは、例えば、“1”書き込み時にはビット線BLK-2,BLK,BLK+1に対してVccであり、“0”書き込み時にはビット線BLK-1に対して0Vである。図30において、領域Hで示される範囲がブースト領域を示している。
ブロック2を選択して書き込む場合には、図31に示すように、ブロック1とブロック2若しくはブロック3とブロック2をオンさせる必要がある。ブロック2内の選択ゲート線SGUに対しては0V,SGLに対して、例えば0Vを転送可能な十分に低い電圧Vlow(>0V)を印加する。
ブロック2内の選択ワード線66にはVpgm,非選択ワード線WLにはVpassを印加する。ブロック1内の選択ゲート線SGU,SGLに対しては、例えばVcc,非選択ワード線WLにはVpass2(DC)を印加している。このような電圧パルスを印加することによって、ビット線コンタクト64とソース線67との間には、矢印Kで示されるような方向に書き込み電流が流れることになる。
書き込み時においては、ソース線67に対して印加される電圧Vslは1Vであり、ビット線BLに対して印加される電圧Vblは、例えば、ビット線BLK-2,BLK, BLK+1に対して “1”書き込み時にはVccであり、ビット線BLK-1に対して “0”書き込み時には0Vである。
図31において、領域Iで示される範囲がブースト領域を示している。隣接するビット線BLを用いて書き込み動作を行うときは、ブロック2とブロック3が選択されることから、書き込み電流の向きはKと反対方向になる。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置の平面パターン構成は、図32に示すように、活性領域60と、素子分離領域59と、選択ゲート線77,78と、ソース線63と、ワード線79と、ビット線コンタクト64とから構成される。図32において、点線で囲まれた88〜93は、それぞれ1個のNANDメモリセルユニットに対応するパターン部分を示す。
ビット線コンタクト64を活性領域60に対して、一つ置きに千鳥格子状に配置することで、隣接するビット線コンタクト64間の幅を確保することができる。図32において、ワード線79の本数は3本の例で示されているが、8本、16本、32本等に設定しても良いことはもちろんである。
ここで、図32において、図40における定義と同様に、素子分離領域59の幅をLSTI,活性領域60の幅をLAA,ビット線コンタクト64の直径をLCBとすると、 ビット線コンタクト64間の距離をL2は、
2=2×(LAA+LSTI) −LCB (4)
で表すことができる。
図32に示すように、ビット線コンタクト64を一つ置きに千鳥格子状に配置にすることにより、図40の場合に比べ、CB−CB間の幅(L2)を大きくすることができる。CBのコンタクト抵抗を維持しつつ、CB−CB間距離を大きくすることができる。微細化とともに、ビット線コンタクト64間の距離は小さくなるが、ビット線コンタクト64を千鳥格子状に配置することで、同じデザインルールであれば、CB−CB間の幅(L2)を従来の配置よりも大きくできる。
図32に示した平面パターン構成に対応する回路構成は、図33に示すように、ソース線SL1,SL2と、ビット線BL1,BL2と、選択ゲート線SG1−1,SG1−2,SG2−1,SG2−2,SG3−1,SG3−2と、選択ゲートトランジスタSG1,SG2と、選択ゲートトランジスタSG1とSG2の間に直列に接続されたスタックゲート型構造を有するメモリセルトランジスタMCとから構成されている。
図33は図32における活性領域60の2列分に対応しており、点線で囲まれた領域はそれぞれNANDメモリセルユニット88〜93の回路構成に対応している。メモリセルトランジスタMCが直列に接続される数は、図32の例では3個であるが、8個、16個、32個、或いは64個等であっても良い。選択ゲートトランジスタSG1,SG2とその間に直列に接続されるメモリセルトランジスタによってNANDメモリセルユニット88〜93等が構成される。
図33の例では、ソース線SL1およびSL2間に3個のNANDメモリセルユニット88〜90および91〜93がそれぞれ直列に接続されている。3個のNANDメモリセルユニット88〜90は、図33に示すように、2個直列接続されたNANDメモリセルユニット88,89と1個のNANDメモリセルユニット90との間の選択ゲートトランジスタSG1間にビット線コンタクト64を配置し、このビット線コンタクト64を介して、ビット線BL2に接続されている。
同様に、NANDメモリセルユニット91〜93は、2個直列接続されたNANDメモリセルユニット92,93と1個のNANDメモリセルユニット91との間の選択ゲートトランジスタSG1間にビット線コンタクト64を配置し、このビット線コンタクト64を介して、ビット線BL1に接続されている。
一方、2個直列接続されたNANDメモリセルユニット88,89或いは92,93間はユニット間拡散層80を介して接続される。図32および図33から明らかなように、2個直列接続されたNANDメモリセルユニットと1個のNANDメモリセルユニットの構成は、対応する活性領域60毎に、互い違いに配置されている。活性領域60が延伸する方向はビット線BLが延伸する方向である。一つの活性領域60に対してビット線コンタクト64を介してビット線BLが1本接続されることから、2個直列接続されたNANDメモリセルユニットと1個のNANDメモリセルユニットの構成は、対応するビット線毎に、互い違いに配置されている。
(動作モード)
消去動作モードを図34に、“0”書き込み動作モードを図35に、“0”書き込み動作モードのときの同じワード線WLに繋がったメモリセルトランジスタの“1”書き込み動作モードを図36に、読み出し動作モードを図37(a)〜(d)にそれぞれ示す。図34〜図37には、各動作モードにおける動作電圧が示されている。図34〜図37中の上段、下段の表記は図33の回路図の上段、下段と対応している。
(A)消去動作モード
図33に示した回路構成において、NANDメモリセルユニット91〜93からなる上段に示した回路部分の消去動作においては、図34に示すように、ソース線SL1,SL2、選択ゲート線SG1−1,SG1−2,SG2−1,SG2−2,SG3−1,SG3−2、ビット線BL1をすべてオープン(OPEN)状態にし、ワード線WL1−1,WL1−2,WL1−3,WL2−1,WL2−2,WL2−3,WL3−1,WL3−2,WL3−3のすべてに0Vを印加し、更にpウェル若しくは半導体基板(26)に対して消去電圧Veraseを印加する。このように電圧を印加することで、メモリセルトランジスタのフローティングゲート8から電子を引き抜くことで、消去動作を実現することができる。消去電圧Veraseの値としては例えば、約17V程度である。
(B)書き込み動作モード
(“0”書き込みモード)
“0”書き込みの動作電圧を図35に示す。又、そのとき同じワード線WLに繋がっているメモリセルトランジスタの“1”書き込みの動作電圧を図36にそれぞれ示す。
“0”書き込み時、図35から明らかなように、書き込みたいメモリセルトランジスタにはVpgmを印加している。図33に示した回路構成において、NANDメモリセルユニット91〜93からなる上段に示した回路部分のワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタに対して“0”書き込みする動作においては、図35に示すように、WL1−1にVpgm,WL1−2,WL1−3にVpass,選択ゲート線SG1−2にVccを印加し、ソース線SL1,SL2、選択ゲート線SG1−1,SG2−1,SG2−2,SG3−1,SG3−2、ビット線BL1,WL2−1,WL2−2,WL2−3,WL3−1,WL3−2,WL3−3のすべてに0Vを印加する。
このように電圧を印加することで、ワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタに対して“0”書き込みすることができる。書き込み電圧Vpgmの値としては例えば、約20V程度である。中間電圧Vpassの値としては例えば、約10V程度、電源電圧Vccの値としては、例えば、1.5V〜3.3V程度である。他のワード線WL1−2〜WL3−3に接続されるメモリセルトランジスタに対して“0”書き込みする動作においても、図35に示すように、それぞれのラインに印加する電圧を設定すればよい。
(“1”書き込みモード)
図33に示した回路構成において、NANDメモリセルユニット91〜93からなる上段に示した回路部分のワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタに対して“0”書き込みする動作においては、同じワード線WL1−1に書き込み電圧Vpgmが加わるため、NANDメモリセルユニット88〜90からなる下段に示した回路部分のワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタが“1”であった場合には、保護しなければならない。そのときの書き込みを“1”書き込みという。
ワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタに対して“1”書き込みする動作においては、図36に示すように、WL1−1にVpgm,WL1−2,WL1−3にVpass,選択ゲート線SG1−2にVccを印加し、ソース線SL1,SL2、選択ゲート線SG1−1,SG2−1,SG2−2,SG3−1,SG3−2、ビット線BL2,WL2−1,WL2−2,WL2−3,WL3−1,WL3−2,WL3−3のすべてに0Vを印加する。
或いは又、ワード線WL3−1に接続されるメモリセルトランジスタに対して“1”書き込みする動作においては、WL3−1にVpgm,WL2−1〜WL2−3,WL3−2,WL3−3にVpass,選択ゲート線SG2−1,SG2−2,SG3−1にVccを印加し、ソース線SL1,SL2、選択ゲート線SG1−1,SG1−2,SG3−2、ワード線WL1−1〜WL1−3のすべてに0Vを印加する。
このように電圧を印加することで、ワード線WL3−1に接続されるメモリセルトランジスタに対して“1”書き込みすることができる。書き込み電圧Vpgmの値としては例えば、約20V程度である。中間電圧Vpassの値としては、例えば、約10V程度、電源電圧Vccの値としては、例えば、1.5V〜3.3V程度である。他のワード線WL1−2〜WL2−3,WL3−2〜WL3−3に接続されるメモリセルトランジスタに対して“1”書き込みする動作においても、図36に示すように、それぞれのラインに印加する電圧を設定すればよい。
(C)読み出し動作モード
図33に示した回路構成において、NANDメモリセルユニット91〜93からなる上段に示した回路部分の読み出し動作を説明する。
(“1”読み出しモード)
ワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタに“1”が書き込まれている場合、図37(a)に示すように、読み出し対象のメモリセルトランジスタが繋がっているワード線WL1−1には0Vを印加するが、このメモリセルトランジスタはカットオフ状態にあるので、その他のメモリセルトランジスタに読み出し電圧Vread(オン状態になる)を加えても電流は流れない。
(i)読み出し対象のメモリセルトランジスタがビット線BL1より左側にある場合には、図37(a)に示すように、ワード線WL1−1に0Vを印加してワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタのデータ“1”を読み出す際、ワード線WL1−2,WL1−3にVread、選択ゲート線SG1−1,SG1−2にVcc,ビット線BL1にVbl,ソース線SL1,SL2,選択ゲート線SG2−1〜SG3−2,ワード線WL2−1〜WL3−3のすべてに0Vを印加する。尚、読み出し電圧Vreadの値としては、例えば4.5V程度であり、Vblの値としては、例えば0.7V程度である。
(ii)読み出したいメモリセルトランジスタがビット線BL1より右側にある場合には、図37(b)に示すように、ワード線WL2−2に0Vを印加してワード線WL2−2に接続されるメモリセルトランジスタのデータ“1”を読み出す際、ワード線WL2−1,WL2−3,WL3−1〜WL3−3にVread、選択ゲート線SG2−1,SG3−1,SG3−2にVcc,ビット線BL1にVbl,ソース線SL1,SL2,選択ゲート線SG1−1,SG1−2,ワード線WL1−1〜WL1−3のすべてに0Vを印加する。
(“0”読み出しモード)
ワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタに“0”が書き込まれている場合、図37(c)に示すように、読み出し対象のメモリセルトランジスタが繋がっているワード線WL1−1には0Vを印加するが、このメモリセルトランジスタはカットオフ状態にあるので、その他のメモリセルトランジスタにVread(オン状態になる)を加えても電流は流れない。
(iii)読み出し対象のメモリセルトランジスタがビット線BL1より左側にある場合には、図37(c)に示すように、ワード線WL1−1に0Vを印加してワード線WL1−1に接続されるメモリセルトランジスタのデータ“0”を読み出す際、ワード線WL1−2,WL1−3にVread、選択ゲート線SG1−1,SG1−2にVcc,ビット線BL1にVbl,ソース線SL1,SL2,選択ゲート線SG2−1〜SG3−2,ワード線WL2−1〜WL3−3のすべてに0Vを印加する。
(iV)読み出し対象のメモリセルトランジスタがビット線BL1より右側にある場合には、図37(d)に示すように、ワード線WL2−2に0Vを印加してワード線WL2−2に接続されるメモリセルトランジスタのデータ“0”を読み出す際、ワード線WL2−1,WL2−3,WL3−1〜WL3−3にVread、選択ゲート線SG2−1,SG3−1,SG3−2にVcc,ビット線BL1にVbl,ソース線SL1,SL2,選択ゲート線SG1−1〜SG1−2,SG2−1,ワード線WL1−1〜WL1−3のすべてに0Vを印加する。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルユニットをANDメモリセルユニットにて構成した点に特徴を有し、図38に示すように、メモリセルトランジスタM11〜M44と、選択ゲートトランジスタS1,S2と、ビット線BL1〜BL6と、ソース線SL1,SL2と、ワード線WL1〜WL12と、ANDメモリセルユニット94〜97と、ビット線コンタクト64とから構成される。メモリセルトランジスタM11〜M44の基本構成は第2の実施の形態で説明したようなスタックゲート型構造を有する。もちろん、第1の実施の形態で説明したような側壁コントロールゲート型構造を採用しても同様の回路構成およびビット線コンタクト64の配置を実現できることは明らかである。
図38の回路構成構成は、本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す図33と同様の回路構成およびビット線コンタクト64の配置構成を実現している。即ち、図33の例では、メモリセルユニットの基本構成がNANDメモリセルユニット88〜93等であったのに対して、図38の例では、メモリセルユニットの基本構成はANDメモリセルユニット94〜97等である。ビット線コンタクトの配置についても千鳥格子状に配置されており、図33と同様である。
ANDメモリセルユニットにおいては、メモリセルトランジスタのソースおよびドレインはそれぞれ共通に接続されており、ソースとドレインに対してまったく対称に形成されているため、ソース、ドレインを入れ替えてもまったく同様の回路が実現される。又、選択ゲートトランジスタS1,S2に関しても便宜上ビット線コンタクト64に接続される側の選択ゲートトランジスタをS1、ソース線SLに接続される側の選択ゲートトランジスタをS2と呼んでいるに過ぎない。選択ゲートトランジスタS1とS2を入れ替えたとしても実質上はまったく同様のトランジスタが配置されているため、回路構成上は同様のANDメモリセルユニットが実現される。
従って、図38に示したANDメモリセルユニット94〜97等を基本構成とする不揮発性半導体装置においては、ANDメモリセルユニットの配置はそのままで、ビット線コンタクト64の配置とメモリセルユニット間の配線を変更するだけで、極めて容易に、ビット線コンタクトCB間の距離に余裕を持たせた配置構成を実現することができる。尚、第8の実施の形態の変形例としては、例えば、仮想接地型(AND)メモリセルユニットをメモリセルユニットの基本構成とすることもできる。
(適用例)
本発明の第1の実施の形態乃至第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置における適用例を図39に示す。図39は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置によって実現されるフラッシュメモリ装置及びシステムの主要構成要素の概略的なブロック図である。図に示すように、フラッシュメモリシステム142はホストプラットホーム144、及びユニバーサル・シリアル・バス(USB)フラッシュ装置146より構成される。
ホストプラットホーム144は、USBケーブル148を介して、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置によるUSBフラッシュ装置146へ接続されている。ホストプラットホーム144は、USBホストコネクタ150を介してUSBケーブル148に接続し、USBフラッシュ装置146はUSBフラッシュ装置コネクタ152を介してUSBケーブル148に接続する。ホストプラットホーム144は、USBバス上のパケット伝送を制御するUSBホスト制御器154を有する。
USBフラッシュ装置146は、USBフラッシュ装置146の他の要素を制御し、かつUSBフラッシュ装置146のUSBバスへのインタフェースを制御するUSBフラッシュ装置制御器156と、USBフラッシュ装置コネクタ152と、本発明の第1の実施の形態乃至第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置で構成された少なくとも一つのフラッシュメモリモジュール158を含む。
USBフラッシュ装置146がホストプラットホーム144に接続されると、標準USB列挙処理が始まる。この処理において、ホストプラットホーム144は、USBフラッシュ装置146を認知してUSBフラッシュ装置146との通信モードを選択し、エンドポイントという、転送データを格納するFIFOバッファを介して、USBフラッシュ装置146との間でデータの送受信を行う。ホストプラットホーム144は、他のエンドポイントを介してUSBフラッシュ装置146の脱着等の物理的、電気的状態の変化を認識し、受け取るべきパケットがあれば、それを受け取る。
ホストプラットホーム144は、USBホスト制御器154へ要求パケットを送ることによって、USBフラッシュ装置146からのサービスを求める。USBホスト制御器154は、USBケーブル148上にパケットを送信する。USBフラッシュ装置146がこの要求パケットを受け入れたエンドポイントを有する装置であれば、これらの要求はUSBフラッシュ装置制御器156によって受け取られる。
次に、USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158から、あるいはフラッシュメモリモジュール158へ、データの読み出し、書き込み、あるいは消去等の種々の操作を行う。それとともに、USBアドレスの取得等の基本的なUSB機能をサポートする。USBフラッシュ装置制御器156は、フラッシュメモリモジュール158の出力を制御する制御ライン160を介して、また、例えば、/CE等の種々の他の信号や読み取り書き込み信号を介して、フラッシュメモリモジュール158を制御する。また、フラッシュメモリモジュール158は、アドレスデータバス162によってもUSBフラッシュ装置制御器156に接続されている。アドレスデータバス162は、フラッシュメモリモジュール158に対する読み出し、書き込みあるいは消去のコマンドと、フラッシュメモリモジュール158のアドレス及びデータを転送する。
ホストプラットホーム144が要求した種々の操作に対する結果及び状態に関してホストプラットホーム144へ知らせるために、USBフラッシュ装置146は、状態エンドポイント(エンドポイント0)を用いて状態パケットを送信する。この処理において、ホストプラットホーム144は、状態パケットがないかをチェックし(ポーリング)、USBフラッシュ装置146は、新しい状態メッセージのパケットが存在しない場合に空パケットを、あるいは状態パケットそのものを返す。
以上、USBフラッシュ装置146の様々な機能を実現可能である。上記USBケーブル148を省略し、コネクタ間を直接接続することも可能である。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々に変形して実施することができる。なお、上記各実施の形態は、それぞれ組み合わせて実施することができる。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置に共通に適用されるメモリセルトランジスタの基本構造であって、側壁コントロール型構造の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置に共通に適用されるメモリセルトランジスタの基本構造であって、スタックゲート型構造の模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の(a)模式的回路構成図、(b)(a)に対応し、かつ図4(b)のIV−IV線に沿う模式的素子断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の(a)模式的回路構成図、(b)(a)に対応する模式的素子平面パターン構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的素子断面構造図であって、(a)図4(b)のI−I線に沿う素子断面構造図、(b)図4(b)のII−II線に沿う素子断面構造図、(c)図4(b)のIII−III線に沿う素子断面構造図。 メモリセルトランジスタの基本構造が側壁コントロールゲート構造を有する場合における、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的マトリックス回路構成図。 メモリセルトランジスタの基本構造がスタックゲート構造を有する場合における、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的マトリックス回路構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のシステムブロック構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図9に示す本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ページ0〜31を選択する場合の読み出しモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図9に示す本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ページ32〜63を選択する場合の読み出しモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図9に示す本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ページ0〜31を選択する場合の書き込みモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図9に示す本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ページ32〜63を選択する場合の書き込みモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のより詳細な平面パターンブロック構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のコンタクトの開口における製造方法の一例を説明する図であって、(a)半導体基板26に対して素子分離領域28を形成し、厚い層間絶縁膜34を形成後、マスク材35に対してリソグラフィーの段階では大きめに開口する工程図、(b)コンタクトホールにおいて、順テーパ形状が形成されるガス供給条件を使用して層間絶縁膜34に対してコンタクトホールを開口する工程図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のコンタクトの開口における製造方法の別の例を説明する図であって、(a)半導体基板26に対して素子分離領域28を形成し、厚い層間絶縁膜34を形成後、マスク材35に対してリソグラフィーの段階で、大きめに開口する工程図、(b)開口部において、層間絶縁膜34に対してコンタクトホールを開口する工程図、(c)側壁加工することにより側壁絶縁膜48を形成し、コンタクト径を狭める工程図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、読み出し方式を説明するための詳細な平面パターンブロック構成図。 読み出し動作として、図17中の(L)と表示されたメモリセルユニットU1のバイアス条件を説明する図であって、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットUA1およびUA2の読み出し動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、書き込み方式を説明するための詳細な平面パターンブロック構成図。 “0”書き込みのバイアスとして、図19中の(N)と表示されたメモリセルユニットU1のバイアス条件を説明する図であって、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットUB1およびUB2の書き込み動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 “1”書き込みのバイアスとして、図19中の(O)と表示されたメモリセルユニットU1のバイアス条件を説明する図であって、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットUC1およびUC2の書き込み動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 別の“1”書き込みの状態として、図19中の(M)と表示されたメモリセルユニットU4のバイアス条件を説明する図であって、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットUD1およびUD2の書き込み動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットU(非選択)およびU(選択)の書き込み動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットU(非選択)およびU(選択)の書き込み動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ビット線コンタクト(CB)64とソース線コンタクト(CS)65を共有するメモリセルユニットU(非選択)およびU(選択)の書き込み動作電圧を説明する模式的素子断面構造図。 本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 本発明の第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図27において、ブロック1を選択する場合の読み出しモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図27において、ブロック2を選択する場合の読み出しモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図27において、ブロック1を選択する場合の書き込みモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 図27において、ブロック2を選択する場合の書き込みモードを説明する平面パターン構成の模式的ブロック構成図。 本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置の模式的平面パターン構成図。 本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置の模式的回路構成図。 本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置における消去動作モードの動作電圧例。 本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置における“0”書き込み動作モードの動作電圧例。 本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置における“1”書き込み動作モードの動作電圧例。 本発明の第8の実施の形態に係る不揮発性半導体装置において、(a)ビット線BL1より左側にあるメモリセルトランジスタを読み出す際の“1”読み出し動作モードの動作電圧例。(b)ビット線BL1より右側にあるメモリセルトランジスタを読み出す際の“1”読み出し動作モードの動作電圧例。(c)ビット線BL1より左側にあるメモリセルトランジスタを読み出す際の“0”読み出し動作モードの動作電圧例。(d)ビット線BL1より右側にあるメモリセルトランジスタを読み出す際の“0”読み出し動作モードの動作電圧例。 メモリセルユニットをANDメモリセルユニットにて構成した、本発明の第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の模式的回路構成図。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置によって実現されるフラッシュメモリ装置及びシステムの主要構成要素の概略的なブロック図。 横一列に並んだビット線コンタクトCBを備える、従来の不揮発性半導体記憶装置の模式的ブロック構成図。 互い違いにずらして配置したビット線コンタクトCBを備える、従来の不揮発性半導体記憶装置の模式的ブロック構成図。
符号の説明
2…コントロールゲート
4,6…選択ゲート
8…フローティングゲート
10…ビット線駆動回路
14…ビット線コンタクト領域
16…ソース線コンタクト領域
18…拡散層
20…コントロールゲート線駆動回路
21…選択ゲート線駆動回路
22…ソース線駆動回路
26…pウェル若しくは半導体基板
28,59…素子分離領域
30…トンネル絶縁膜
31…ゲート絶縁膜
32…キャップ絶縁膜
34,52…層間絶縁膜
35…マスク材
40…ゲート間絶縁膜
48…側壁絶縁膜
49…金属シリサイド膜
55〜58,69〜76,82〜93…NANDメモリセルユニット
60…活性領域(AA)
62…メモリセルブロック領域
63,67…ソース線(SL)
64…ビット線コンタクト(CB)
65…ソース線コンタクト(CS)
66…選択ワード線(WL)
77,78…選択ゲート線(SG)
79…ワード線(WL)
80…ユニット間拡散層
94〜97…ANDメモリセルユニット
142…フラッシュメモリシステム
144…ホストプラットホーム
146…USBフラッシュ装置
148…USBケーブル
150…USBホストコネクタ
152…USBフラッシュ装置コネクタ
154…USBホスト制御器
156…USBフラッシュ装置制御器
158…フラッシュメモリモジュール
160…制御ライン
162…アドレスデータバス
301…ビット線制御回路
302…カラムデコーダ
303…NAND型フラッシュメモリセルアレイ
310…ロウデコーダ
311…昇圧回路
MC,MC1.k−2, MC2.k−2,…, MCn.k−2,…, MC1.k+1, MC2.k+1,…, MCn.k+1,M11〜M44…メモリセルトランジスタ
SG1.k−2〜SG1.k+1…ビット線側選択トランジスタ
SG2.k−2〜SG2.k+1…ソース線側選択トランジスタ
S1,S2・・・選択ゲートトランジスタ
SGU,SG1…ビット線側選択ゲート線
SGL,SG2・・・ソース線側選択ゲート線
SG1−1,SG1−2,SG2−1,SG2−2,SG3−1,SG3−2・・・選択ゲート線
BL,BLk−1〜BLk+1…ビット線
WL,WL1〜WLn,WL1−1〜WL1−3,WL2−1〜WL2−3,WL3−1〜WL3−3…ワード線(制御ゲート線)
CG0〜CGn…コントロールゲート(制御ゲート線)線
SL,SL1,SL2…ソース線
Cch…1つのメモリトランジスタのチャネル部の空乏層容量と拡散層の接合容量の和
Cox…1つのメモリトランジスタの浮遊ゲート−基板間容量
Cono…1つのメモリトランジスタの制御ゲート−浮遊ゲート間容量
Vth_sg1…ビット線側選択ゲートトランジスタSG1の閾値
Vth_sg2…ソース線側選択ゲートトランジスタSG2の閾値
Vlow…0Vを転送可能な十分に低い電圧
Vsrc…ソース線電圧
Vss…ソース側選択ゲート線に印加する十分に低い電圧(カットオフ電圧)
Vnode…ユニット間拡散層の電位
Vsgd・・・ビット線側選択ゲート線SGUに印加する電圧
Vsgs・・・ソース線側選択ゲート線SGLに印加する電圧
Vbl1,Vbl2…ビット線電圧
Vsl・・・ソース線SLに印加する電圧
Vsgs…ソース側選択ゲートトランジスタSG2.1, SG2.2のカットオフ電圧
Vpgm…書き込み電圧
Vpass, Vpass0〜Vpassn…中間電圧
Vread1,Vread2…読み出し電圧
RDS…ロウデコーダ制御信号
U1〜U7,UA1,UA2,UB1,UB2,UC1,UC2,UD1,UD2…メモリセルユニット
STI・・・素子分離領域59の幅
AA・・・活性領域(AA)60の幅
CB・・・ビット線コンタクト(CB)64の直径
1,L2・・・ビット線コンタクト(CB)64間の距離
cell・・・セル電流

Claims (5)

  1. 第1方向に延びるビット線と、
    前記第1方向と交差する第2方向に延びるソース線と、
    電気的なデータの書き込み及び消去が可能なメモリセルトランジスタを列方向に配列した第1NANDメモリセルトランジスタ列と、前記第1NANDメモリセルトランジスタ列の両端に第1選択ゲートトランジスタ及び第2選択ゲートトランジスタを有する第1メモリセルユニットと、
    前記メモリセルトランジスタを列方向に配列した第2NANDメモリセルトランジスタ列と、前記第2NANDメモリセルトランジスタ列の両端に第3選択ゲートトランジスタ及び第4選択ゲートトランジスタを有する第2メモリセルユニットと、
    前記第1選択ゲートトランジスタを介して、前記第1NANDメモリセルトランジスタ列と前記ビット線を接続するビット線コンタクトと、
    前記第3選択ゲートトランジスタを介して、前記第2NANDメモリセルトランジスタ列と前記ソース線を接続するソース線コンタクト
    とを備え、前記第1方向において前記第1メモリセルユニットの第2選択ゲートトランジスタ側と前記第2メモリセルユニットの前記第4選択ゲートトランジスタ側が接続拡散層で接続された、直列メモリセルユニットを形成し、
    前記直列メモリセルユニットが、前記第2方向に配置され、
    前記直列メモリセルユニットで1つの前記ビット線コンタクトを共有することによって、前記直列メモリセルユニットで1本のビット線を共有し、前記ビット線コンタクトおよび前記ソース線コンタクトは菱形格子状に配置されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1メモリセルユニットの中の、1つの前記第1NANDメモリセルトランジスタ列を選択し、前記選択された前記第1NANDメモリセルトランジスタ列内の1つのメモリセルトランジスタを選択して読み出しを行う際、前記選択された前記第1NANDメモリセルトランジスタ列以外の非選択である前記第2NANDメモリセルトランジスタ列内にあるメモリセルトランジスタのコントロールゲートには、正電圧が与えられることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1メモリセルユニットの中の、1つの前記第1NANDメモリセルトランジスタ列を選択し、前記選択された前記第1NANDメモリセルトランジスタ列内の1つのメモリセルトランジスタを選択して書き込みを行う際、前記選択された前記第1NANDメモリセルトランジスタ列以外の非選択である前記第2NANDメモリセルトランジスタ列内にあるメモリセルトランジスタのコントロールゲートには、正電圧が与えられることを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記ビット線コンタクトは、菱形格子形状の平面配置構成をすることを特徴とする請求項1〜3に記載の不揮発性半導体装置。
  5. 電気的なデータの書き込み及び消去が可能なメモリセルトランジスタを列方向に配列したNANDメモリセルトランジスタ列と、前記NANDメモリセルトランジスタ列の両端に選択ゲートトランジスタを有するメモリセルユニットと、
    第1方向に延びるビット線と、
    前記第1方向と交差する第2方向に延びる第1のソース線および第2のソース線と、
    前記第1のソース線および前記第2のソース線間に、前記メモリセルユニットを列方向に3個直列接続したメモリセルユニットアレイと、
    前記列方向に3個直列接続したメモリセルユニットの内、2個直列接続したメモリセルユニットの一端に配置され、前記ビット線と接続され、前記メモリセルユニットアレイ内で共有されるビット線コンタクトと、
    前記2個直列接続したメモリセルユニットの他端に配置され、前記第1のソース線または前記第2のソース線と接続され、前記メモリセルユニットアレイ内で共有されるソース線コンタクト
    とを備え、前記メモリセルユニットがマトリックス状に複数個配列され、前記列方向と交差する行方向に隣接する前記ビット線コンタクトと前記ソース線コンタクトとの対同士が、互いに前記列方向に前記メモリセルユニットの1個分だけずれて配置されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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