JP2015050332A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルユニットを構成する選択ゲート電極の溝に起因した悪影響を極力抑制できるようにした不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、第1選択トランジスタと、第2選択トランジスタと、第3選択トランジスタと、複数のメモリセルトランジスタとを備え、メモリセルトランジスタは電荷蓄積層6,7と電極間絶縁膜5を介して形成された制御電極8とを備えると共に第1〜第3の選択トランジスタはメモリセルトランジスタと同一の積層構造に構成された第1〜第4メモリセルユニットを備える。第1及び第4のメモリセルユニットの第1選択トランジスタ、並びに、第2及び第3のメモリセルユニットの第2選択トランジスタと、第1及び第4のメモリセルユニットの第2選択トランジスタ、並びに、第2及び第3のメモリセルユニットの第1選択トランジスタと、は、その閾値電圧が互いに異なる閾値電圧分布内に設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
不揮発性半導体記憶装置は様々な機器に搭載されている。不揮発性半導体記憶装置は、多数のセルユニットを備えるが、セルユニットは、複数の選択トランジスタと複数の選択トランジスタ間のメモリセルトランジスタとを備える。
近年、半導体素子の微細化、高集積化の進展に伴い、セルユニットはますます集積化が要求されている。選択トランジスタとメモリセルトランジスタとは類似した構成を採用しているため同時形成することができる。メモリセルトランジスタは電荷蓄積層と制御電極とを電極間絶縁膜を介して備えるため、電極間絶縁膜に溝を形成することで選択トランジスタの選択ゲート電極を構成している。
特開2009−205764号公報
セルユニットを構成する選択ゲート電極の溝に起因した悪影響を極力抑制できるようにした不揮発性半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は次の構成要素を備える。すなわち、第1選択トランジスタと、第1選択トランジスタに直列接続された第2選択トランジスタと、第3選択トランジスタと、第1及び第2選択トランジスタと第3選択トランジスタとの間に直列接続された複数のメモリセルトランジスタとを備え、メモリセルトランジスタは電荷蓄積層と前記電荷蓄積層上に電極間絶縁膜を介して形成された制御電極とを備えると共に第1〜第3の選択トランジスタはメモリセルトランジスタと同一の積層構造に構成された第1〜第4メモリセルユニットを備える。
また、制御回路と、第1メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部、及び、第2メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部に共通接続された第1ビット線と、第3メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部、及び、第4メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部に共通接続された第2ビット線とを備える。
また、第1及び第4のメモリセルユニットの第3選択トランジスタの端部に共通接続された第1のソース線と、第2及び第3のメモリセルユニットの第3選択トランジスタの端部に共通接続された第2のソース線と、を備える。
また、第1及び第4のメモリセルユニットの第1選択トランジスタ、並びに、前記第2及び第3のメモリセルユニットの第2選択トランジスタと、第1及び第4のメモリセルユニットの第2選択トランジスタ、並びに、第2及び第3のメモリセルユニットの第1選択トランジスタと、は、その閾値電圧が互いに異なる閾値電圧分布内に設定されている。
また、別の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は次の構成要素を備える。すなわち、第1選択トランジスタと、第1選択トランジスタに直列接続された第2選択トランジスタと、第3選択トランジスタと、第1及び第2選択トランジスタと第3選択トランジスタとの間に直列接続された複数のメモリセルトランジスタとをそれぞれ有する第1〜第4メモリセルユニットを備える。また複数のメモリセルトランジスタは第1方向に直列接続され、第1〜第4のメモリセルユニットは前記第1方向に交差する第2方向に隣接して配置されている。
また、第1メモリセルユニットの端部、及び、第2メモリセルユニットの端部に共通接続された第1ビット線と、第3メモリセルユニットの端部、及び、第4メモリセルユニットの端部に共通接続された第2ビット線と、を備える。
また、第1及び第4メモリセルユニットの素子領域上にゲート絶縁膜を介して単一の電極からなる第1選択ゲート電極を配置すると共に、前記第2及び第3メモリセルユニットの素子領域上を通過する第1選択ゲート線を備える。
また、第2及び第3メモリセルユニットの素子領域上にゲート絶縁膜を介して単一の電極からなる第2選択ゲート電極を配置すると共に、前記第1及び第4メモリセルユニットの素子領域上を通過する第2選択ゲート線と、を備える。
第1実施形態において不揮発性半導体記憶装置の電気的構成を概略的に示すブロック図の一例である。 第1実施形態においてメモリセル領域の一部のレイアウトパターンを模式的に示す平面図の一例である。 第1実施形態においてメモリセル領域の一部を模式的に示す縦断面図の一例((A)は図2のA−A線に沿って模式的に示す縦断面図の一例、(B)は図2のB−B線に沿って模式的に示す縦断面図の一例)である。 第1実施形態において選択トランジスタの閾値電圧を目標値に調整するための流れを概略的に示すフローチャートの一例である。 第1実施形態において選択トランジスタの閾値電圧分布を概略的に示す図の一例である。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタを示す平面図の一例である(その1)。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタに電子注入するための各部の電圧条件を示す一例である(その1)。 第1実施形態において閾値電圧の調整非対象となる選択トランジスタに電子注入を抑制するための各部の電圧条件を示す一例である(その1)。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタを示す平面図の一例である(その2)。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタに電子を注入するための各部の電圧条件を示す一例である(その2)。 第1実施形態において閾値電圧の調整非対象となる選択トランジスタに電子を注入を抑制するための各部の電圧条件を示す一例である(その2)。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタを示す平面図の一例である(その3)。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタに電荷を注入するための各部の電圧条件を示す一例である(その3)。 第1実施形態において閾値電圧の調整対象となる選択トランジスタに電荷を注入するための各部の電圧条件を示す一例である(その4)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その1)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その2)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その3)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その4)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その5)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その6)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その7)。 第1実施形態においてメモリセルトランジスタに書込処理するための各部の電圧条件を示す一例である(その8)。 第2実施形態において不揮発性半導体記憶装置の電気的構成を概略的に示すブロック図の一例である。 第2実施形態においてメモリセル領域の一部のレイアウトパターンを模式的に示す平面図の一例である。 第2実施形態においてメモリセル領域の一部を模式的に示す縦断面図の一例である((A)は図24のC−C線に沿って模式的に示す縦断側面図の一例、(B)は図24のD−D線に沿って模式的に示す縦断側面図の一例)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その1)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その2)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その3)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その4)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その5)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その6)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その7)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その8)。 (A)(B)は第2実施形態における一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その9)。 第3実施形態においてメモリセル領域の一部のレイアウトパターンを模式的に示す平面図の一例である。 第3実施形態においてメモリセル領域の一部を模式的に示す縦断面図の一例である((A)は図35のE−E線に沿って模式的に示す縦断側面図、(B)は図35のF−F線に沿って模式的に示す縦断側面図)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す平面図の一例である(その1)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その1)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す平面図の一例である(その2)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その2)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す平面図の一例である(その3)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その3)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す平面図の一例である(その4)。 第3実施形態において一製造段階を模式的に示す縦断側面図の一例である(その4)
以下、不揮発性半導体記憶装置をNAND型のフラッシュメモリ装置に適用した幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下に参照する図面内の記載において、同一または類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。また、説明の都合上、実施形態の説明における上下左右や高低、溝の深浅などの方向は、後述する半導体基板の裏面側を基準とした相対的な位置関係である。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図14を参照しながら説明する。図1は、NAND型のフラッシュメモリ装置の電気的構成をブロック図により概略的に示している。
この図1に示すように、不揮発性半導体記憶装置としてのフラッシュメモリ装置Aは、メモリセルを多数マトリックス状に具備したメモリセルアレイArと、このメモリセルアレイArを駆動するための周辺回路PCとを備える。
周辺回路PCは、メモリセルアレイAr内の各ブロックに対応してワード線WLの昇圧印加電圧をメモリセルに印加するためのロウデコーダ、電流を検知するセンスアンプ等が設けられると共に、外部信号を処理する論理回路、制御回路、電源キャパシタなど(何れも図示せず)が設けられる。周辺回路PC内の構成は、便宜上、詳細説明を省略し、これらの一部又は全部を制御回路CCと定義して説明を行う。制御回路CCは、第1事前処理手段、第2事前処理手段、書込手段として構成される。
メモリセルアレイArは、多数のセルユニットUC1〜UCn(以下、個々のセルユニットについて必要に応じてUCと略す)をX方向に配列している。なお、図1には1ブロック分の構成のみ示しているが、本来は当該1ブロック分のセルユニットUC1〜UCnによるセルユニット群をY方向に配列して構成される。
各セルユニットUCは、3個の選択トランジスタTrs1、Trs2、Trs3と、複数個(例えば64個)のメモリセルトランジスタTrmとを備える。複数個のメモリセルトランジスタTrmは、選択トランジスタTrs1及びTrs2と、選択トランジスタTrs3との間に直列接続されている。複数個のメモリセルトランジスタTrmはセルストリングSCを構成する。
選択トランジスタTrs1は、そのドレイン/ソースの一方がビット線BLに接続されており、その他方が選択トランジスタTrs2のドレイン/ソースの一方に接続されている。また、選択トランジスタTrs2のドレイン/ソースの他方はセルストリングSCの一方に接続されている。セルストリングSCの他方には選択トランジスタTrs3のドレイン/ソースの一方に接続されており、この選択トランジスタTrs3のドレイン/ソースの他方はソース線SL1又はSL2に接続される。
後述するが、これらの選択トランジスタTrs1〜Trs3は、メモリセルトランジスタTrmとほぼ同一の積層構造に構成されている。
図1中、X方向(ワード線方向に相当)に配列された複数のセルユニットUCのメモリセルトランジスタTrmのゲート電極MG(図3参照)はワード線WLで共通接続されている。
また、図1中X方向に配列された選択トランジスタTrs1のゲート電極SGD1(図3参照)は選択ゲート線SGL1により共通接続されており、選択トランジスタTrs2のゲート電極SGD2(図3参照)は、選択ゲート線SGL2により共通接続されている。
さらに、選択トランジスタTrs3のゲート電極SGD3(図3参照)は選択ゲート線SGL3により共通接続されている。選択トランジスタTrs1のドレイン領域にはビット線コンタクトCB(図2のCB1〜CBn/2参照)が設けられ、選択トランジスタTrs3のソース領域にはソース線コンタクトCS(図2のCS1〜CSn/2参照)が設けられる。
図2はメモリセル領域内の1ブロックの一部のレイアウトパターンを模式的に示す平面図の一例である。以下、図2に示す平面図を参照し、ある1ブロックB内のX方向に配列された多数のセルユニットUC1〜UCnの構造的な配線接続説明を行う。図2には符号を示していないが、各セルユニットUC1〜UCnは、各素子領域Sa1〜Sanにそれぞれ配置されている。
ブロックBk(k≧1)の各セルユニットUC1〜UCnは、各ビット線コンタクトCB1〜CBn/2(以下ビット線コンタクトCBと略す)の構成領域を折返し領域としてY方向に線対称に折り返し構成されている。図2に示すように、ブロックBkの選択ゲート線SGL1は、ブロックBk+1の選択ゲート線SGL1とビット線コンタクトCBの形成領域を挟んで対向配置されている。
また、図2に示すように、ブロックBkの各セルユニットUC1〜UCnは、各ソース線コンタクトCS0〜CSn/2(以下ソース線コンタクトCSと略す)の構成領域を折返し領域としてY方向に線対称に折り返し構成されている。
図2に示すように、ブロックBk+1の選択ゲート線SGL3は、ブロックBk+2の選択ゲート線SGL3とソース線コンタクトCSの形成領域を挟んで対向配置されている。
半導体基板1は、例えばシリコン基板を用いて構成され、図2中のY方向に沿ってSTI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離領域Sbが構成されている。各セルユニットUC1〜UCnの素子領域Sa1〜Sanは素子分離領域Sbにより図2中のX方向に互いに分離されている。
これにより、素子領域Sa1〜SanがそれぞれY方向に延伸すると共に互いにX方向に分離して構成されている。これらの素子領域Sa1〜Sanは、互いにX方向に等幅およびX方向に等間隔で形成されている。
1本のビット線コンタクトCBs(s≧1)は、奇数番目のセルユニットUCt-1(但しt≧2s)と偶数番目のセルユニットUCtの2本の素子領域Sat-1及びSat上に連続するように形成され、例えば、楕円柱状を有する構造である。
すなわち、1本のビット線コンタクトCBsは、X方向に隣接する2本の素子領域Sat-1及びSat上に渡り形成されている。この1本のビット線コンタクトCBs上には1本のビット線BLsが構成されている。ビット線BLsは2本の素子領域Sat-1及びSat毎に1本構成されており所謂シェアードビット線構造とされている。
複数のビット線BLsはそれぞれ図2中のY方向に延伸しX方向に離間して構成されている。これらの複数のビット線BLsは、互いにX方向に等幅およびX方向に等間隔で形成されている。そして1本のビット線BLsのX方向幅は1本の素子領域SaのX方向幅よりも広く(例えば素子領域Saの幅の約2倍の幅に)形成されている。
また、奇数番目のビット線コンタクトCBu-1(但しu≧2v:v≧1)は、ブロックBk+1側の選択ゲート線SGL1に第1距離だけ離間して近接して形成されると共に、ブロックBk側の選択ゲート線SGL1から第1距離より遠い第2距離だけ離間して形成されている。
また、偶数番目のビット線コンタクトCBu(但しu≧2v:v≧1)は、ブロックBk側の選択ゲート線SGL1に第3距離だけ離間して近接して形成されると共に、ブロックBk+1側の選択ゲート線SGL1に第3距離より遠い第4距離だけ離間して形成されている。これにより、ビット線コンタクトCB1〜CBn/2は所謂千鳥配置(ジグザグ配置)とされている。
他方、1本のソース線コンタクトCSs(s≧0)は、偶数番目のセルユニットUCt(但しt≧2s)と奇数番目のセルユニットUCt+1の2本の素子領域Sat及びSat+1上に連続するように形成され、例えば、楕円柱状を有している。すなわち、1本のソース線コンタクトCSsは、X方向に隣接する2本の素子領域Sat及びSat+1上に渡り形成されている。
また、奇数番目のソース線コンタクトCSu-1(但しu≧2v:v≧1)は、ブロックBk+2側の選択ゲート線SGL3に第5距離だけ離間して近接して形成されると共に、ブロックBk+1側の選択ゲート線SGL3に第5距離より遠い第6距離だけ離間して形成されている。
また、偶数番目のソース線コンタクトCSu(但しu≧2v:v≧1)は、ブロックBk+1側の選択ゲート線SGL3に第7距離だけ離間して近接して形成されると共に、ブロックBk+2側の選択ゲート線SGL3に第7距離より遠い第8距離だけ離間して形成されている。これにより、ソース線コンタクトCSもまた所謂千鳥配置(ジグザグ配置)とされている。
偶数番目のそれぞれのソース線コンタクトCSu上には第1のソース線SL1が形成されている。図2に示した構造例では、この第1のソース線SL1は、偶数番目のソース線コンタクトCSuの図2中のブロックBk+1の選択ゲート線SGL3側脇に位置して図2中のX方向に沿って延伸形成されている。
そして、第1のソース線SL1の一部が図2中のY方向に突出して構成されることにより当該突出部がソース線コンタクトCSu上に接触して構成されている。これにより第1のソース線SL1は概ねX方向に沿って直線構造状に形成されている。
また、奇数番目のそれぞれのソース線コンタクトCSu-1の上には第2のソース線SL2が形成されている。図2に示すように、この第2のソース線SL2は、奇数番目のソース線コンタクトCSu-1の図2中のブロックBk+2の選択ゲート線SGL3側脇に位置して図2中のX方向に沿って延伸形成されている。
そして、第2のソース線SL2の一部が図2中のY方向に突出して構成されることにより当該突出部がソース線コンタクトCSu-1上に接触して構成されている。これにより、第2のソース線SL2は概ねX方向に沿って直線構造状に形成されている。
前述したように、ビット線BLsは、X方向に隣接する2本の素子領域Sat-1及びSatに対し1本のみ設けられている。ビット線BLsは、例えば銅(Cu)を用いて形成される。このビット線BLsの材料は銅(Cu)に限らず、タングステン(W)、アルミニウム(Al)配線でも良い。
このビット線BLsは配線幅が細く形成されていると、配線抵抗の影響が大きくなる。そこで、本実施形態では、前述したように2本の素子領域Saに対し1本のビット線BLを対応させる所謂シェアードビット線構造を採用している。
後述するが、選択トランジスタTrs1〜Trs3は、それぞれそのゲート電極SGD1,SGD2,SGD3が所謂電荷蓄積層FGを備えた構成に形成されており、当該電荷蓄積層FGに保持される電荷量に応じてその閾値電圧が調整可能に構成されている。周辺回路PCの制御回路CCは、セルユニットUC1〜UCnの何れかを書込選択セルユニットに設定するときに各素子領域Sat-1及びSatを択一的に選択する。
このため、選択トランジスタTrs1及びTrs2は、図2に示すように、それぞれ互いに異なる閾値電圧分布VHth1、VHth2内の閾値電圧Vth1、Vth2となるように調整されている。これらの選択トランジスタをそれぞれDタイプ、Eタイプと称し「D」「E」として図示している。図2には、選択トランジスタTrs1、Trs2の閾値電圧がほぼ同一となるトランジスタにそれぞれ「D」、「E」を付して示している。
ビット線BLsが共有された奇数番目のセルユニットUCt-1と偶数番目のセルユニットUCtにおいて、同一の選択ゲート線SGL1に接続される選択トランジスタTrs1は互いに異なる閾値電圧分布VHth1,VHth2内となるように閾値電圧が調整されている(符号「D」「E」参照)。
ビット線BLsが共有された奇数番目のセルユニットUCt-1と偶数番目のセルユニットUCtにおいて、同一の選択ゲート線SGL2に接続される選択トランジスタTrs2は互いに異なる閾値電圧分布VHth1,VHth2内の閾値電圧となるように調整されている(符号「D」「E」参照)。
第1のソース線SL1が共通接続される対象セルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の選択トランジスタTrs1は、それぞれ第1閾値電圧分布VHth1内の閾値電圧Vth1(図2には「E」と図示)に設定されている。
第1のソース線SL1が共通接続される対象セルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の選択トランジスタTrs2は、それぞれ第2閾値電圧分布VHth2内の閾値電圧Vth2(<第1閾値電圧分布VHth1の閾値電圧Vth1:図2には「D」と図示)に予め設定されている。
第2のソース線SL2が共通接続される対象セルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の選択トランジスタTrs2は、それぞれ第1閾値電圧分布VHth1内の閾値電圧Vth1(図2には「E」と図示)に予め設定されている。
第2のソース線SL2が共通接続される対象セルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の選択トランジスタTrs1は、それぞれ第2閾値電圧分布VHth2内の閾値電圧Vth2(図2には「D」と図示)に予め設定されている。また、選択トランジスタTrs3の閾値電圧は、例えば第1閾値電圧分布VHth1内の閾値に予め設定される。
これ以降、例として、第1閾値電圧分布VHth1内の全ての閾値電圧Vth1、及び、第2閾値電圧分布VHth2内の全ての閾値電圧Vth2は、Vth1 > 0V> Vth2を満たし、対応する選択トランジスタは、それぞれ、エンハンスメント型、ディプレッション型と想定して説明しているが、動作電圧を適切にしていれば、第2閾値電圧分布VHth2内の閾値電圧Vth2は必ずしも負とする必要はない。
このように、各選択トランジスタTrs1及びTrs2の閾値電圧が互い違いにジグザグ状に予め設定されていることで、たとえビット線BLが一対のセルユニットUCt-1,UCtで共有されていたとしても、セルユニットUC1〜UCnの何れかを択一的に選択できるようになる。これにより、各セルユニットUC1〜UCnのメモリセルトランジスタTrmにデータを択一的に書込むことができるようになる。
図3(A)は1つのセルユニットの断面構造について図2のA−A線に沿って模式的に示している。図3(B)はメモリセル領域の断面構造を図2のB−B線に沿って模式的に示している。
前述したように、メモリセルアレイAr内では、主にX方向に第1及び第2のソース線SL1,SL2、主にY方向にビット線BLが伸張して構成されている。これらのソース線SL1,SL2及びビット線BLは平面的に互いに交差する。このため、ソース線SL1及びSL2の配線層とビット線BLの配線層とが、半導体基板1上の互いに異なる層に割当てられている。
図3(A)に示すように、第1のソース線SL1は、ゲート電極MG,SGD1,SGD2の構成層よりも一段階上の配線層を用いている。図示していないが、第2のソース線SL2は第1のソース線SL1と同一層に配置することができる。ゲート電極MG,SGD1,SGD2の構成層は、ワード線WL,選択ゲート線SGL1,SGL2の配線層と同層に配置することができる。他方、ビット線BLの配線層は、当該第1及び第2のソース線SL1及びSL2の配線層よりも上層の配線層を用いて配置される。
第1のソース線SL1は、読出時に低電圧LO(例えば0V)が印加されるため、個別のセルユニットUC毎にコンタクトCSを取得しておらず、その配線層が対象となる複数のセルユニットUC毎(前述参照)に一括接続されている。第2のソース線SL2も同様である。
図3(A)及び図3(B)を参照し、選択トランジスタTrs1〜Trs3及びメモリセルトランジスタTrmの構造を概略的に説明する。
半導体基板1は例えばp型のシリコン基板を用いている。半導体基板1の上部には素子分離溝2が形成されている。この素子分離溝2はX方向に離間してY方向に沿って複数形成されている。これらの素子分離溝2は素子領域Sa1〜SanをX方向に分離する。この素子分離溝2内には素子分離膜3が埋込まれ、これによりSTI構造の素子分離領域Sbを構成する。
素子分離領域Sbによって分離された素子領域Sa1〜San上にはトンネル酸化膜4が形成される。このトンネル酸化膜4上にはゲート電極MGが形成されている。このゲート電極MGは所謂フラットゲート構造のゲート電極であり、電荷蓄積層FGと、電荷蓄積層FG上に形成されたIPD膜(電極間絶縁膜)5と、IPD膜5上に形成された制御電極CGと、を備える。
トンネル酸化膜4は、シリコン基板1の素子領域Sa1〜San上に形成され、例えばシリコン酸化膜により形成される。このトンネル酸化膜4の膜厚は例えば5〜8nm程度に調整されている。電荷蓄積層FGは、例えばリン等のN型不純物がドープされたポリシリコン膜6と、当該ポリシリコン膜6上に形成された例えばシリコン窒化物(SiN)又は酸化ハフニウム(HfO)などからなる電荷トラップ膜7と、を備える。ポリシリコン膜6および電荷トラップ膜7の各膜厚は、例えば10nm以下に調整されている。
IPD膜5は、素子分離膜3の上面、および、電荷蓄積層FGの上面に沿って形成されており、電極間絶縁膜、導電層間絶縁膜とも言い換えることができる。IPD膜5としては、高誘電体膜、(例えば窒素(N)、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)などを含んだ酸化膜)による単層膜、または、シリコン酸化(SiO)膜、さらに、これらの複合膜などを用いることができる。
制御電極CGは、メモリセルトランジスタTrmのワード線WLを構成し、導電層8により構成される。この導電層8は、例えばタングステン層などの金属層、または、例えばリン等の不純物がドープされた多結晶シリコン層、または、シリサイド層、またはこれらの層が複合された層により構成されている。
なお、導電層8とIPD膜5との間には、当該材料に応じて例えばWN、Ti/TiN,TaNなどを用いたバリアメタル(図示せず)が形成される。導電層8の上面には例えばSiNなどを用いたキャップ膜として絶縁膜9が形成されている(図3(A)には図示せず)。
また、図3(A)に示すように、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGは、Y方向に並設されている。また、選択トランジスタTrs1及びTrs2の選択ゲート電極SGD1及びSGD2が、これらのゲート電極MGの一方の脇に離間して配置されている。
また、選択トランジスタTrs3の選択ゲート電極SGD3が、前記のゲート電極MGの他方の脇に離間して配置されている。各ゲート電極MG間、およびゲート電極MG−SGD2間、MG−SGD3間には、電極分離用の溝(符号なし)により互いに電気的に分離されている。この溝内には、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)を用いたシリコン酸化膜(図示せず)が形成されるが、隣接ゲート電極MG間の絶縁性を高めるため空隙が設けられる場合がある。
選択ゲート電極SGD1、SGD2、SGD3の積層構造は、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGとほぼ同一の積層構造であり、所謂電荷蓄積層FGを備えた積層構造となっている。メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGの両脇には不純物拡散領域1aが形成されている。また、ビット線コンタクトCB及びソース線コンタクトCSの直下の半導体基板1にはDDD構造の高濃度不純物拡散領域1bが形成されている。
本実施形態では、選択ゲート電極SGD1,SGD2及びSGD3の積層構造をメモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGの構造と同一の積層構造としている。
選択トランジスタTrs1〜Trs3の各選択ゲート電極SGD1,SGD2,SGD3がメモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGと異なるところは、各選択ゲート電極SGD1,SGD2,SGD3のゲート長が、ゲート電極MGのゲート長に比較して長くなっているところである。
また、選択ゲート電極SGD1−SGD2間の距離、ゲート電極SGD2−MG間の距離、及び、ゲート電極SGD3−MG間の距離は、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MG−MG間の距離より長く構成されている。
ゲート電極MG、SGD1、SGD2、SGD3の上には層間絶縁膜(図示せず)が埋込まれており、この層間絶縁膜にはビット線コンタクトCB(図3(A)中ではCB3)、ソース線コンタクトCS(図3(A)中ではCS2)が半導体基板1上に接触するように形成されている。
ビット線コンタクトCBは、選択ゲート電極SGD1のY方向脇に位置して構成されており、ソース線コンタクトCSは、選択ゲート電極SGD3のY方向脇に位置して構成されている。また、ソース線コンタクトCS上に接触するようにソース線SL1又はSL2(図3(A)中ではSL1)が構成されている。ビット線コンタクトCB上に接触するようにビット線BLが形成されている。
ここで、1つのブロックBにつき選択ゲート線SGLは3本配置されている。すなわち、選択ゲート線SGLの数を少なくすることにより、ブロックBの大きさを小さくすることができる。
本実施形態に係る特徴部分の物理的構造は以上の通りである。各セルユニットUCの選択トランジスタTrs1及びTrs2は、その閾値電圧Vthの閾値電圧分布VHth1,VHth2が互いに異なるように、各選択トランジスタTrs1及びTrs2の閾値電圧が調整されている。以下、この選択トランジスタTrs1及びTrs2の閾値制御方法を説明する。
半導体ウェハの半導体基板1に前述した積層構造を形成した後、出荷前にテスト工程を行う。例えば、このテスト前に、前述した第1又は第2閾値電圧分布VHth1,VHth2内の閾値電圧となるように、選択トランジスタTrs1、Trs2の閾値電圧を調整する。
図4は選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧を調整するためのステップアップ書込処理の流れをフローチャートにより概略的に示している。また図5は選択トランジスタTrs1〜Trs3の各閾値電圧の調整イメージを示している。
まず、周辺回路PCの制御回路CCが、半導体基板1の表層部に設けられたpウェル(図示せず)に高電圧を印加することで、全てのメモリセルトランジスタTrm、選択トランジスタTrs1〜Trs3の各選択ゲート電極SGD1,SGD2,SGD3の電荷蓄積層FGから電子を半導体基板1側に放出させてブロックBに配置されたメモリセルのデータを消去する(図4のS1)。これにより、ブロックBに属する全てのトランジスタTrs1〜Trs3及びTrmの閾値電圧が、第2閾値電圧分布VHth2の閾値電圧Vth2(<第1閾値電圧分布VHth1の閾値電圧Vth1)になる。すなわち、ブロックBに属する全てのトランジスタTrs1〜Trs3及びTrmは、Dタイプ「D」となる。
そして、周辺回路PCの制御回路CCはプログラム用の高電圧Vpgmを対象となる選択トランジスタTrs1〜Trs3の選択ゲート電極SG(SGD1,SGD2,SGD3の何れか)に印加することで、閾値電圧Vthがべリファイ電圧Vvfyより上回ったか否か確認する(S3)。
制御回路CCは、閾値電圧Vthがべリファイ電圧Vvfyを上回らなければ、プログラム電圧Vpgmを所定電圧αだけステップアップして再度高電圧Vpgmを印加する(S4)。これらの処理S2〜S4を繰り返し、プログラム電圧Vpgmを最高値(例えば20V)まで徐々に高く設定して電荷蓄積層FGに電子を注入して書込む。
その後、制御回路CCは、閾値電圧Vthがべリファイ電圧Vvfyを上回ったことを条件として対象セルユニットUCのビット線BLを電源電圧VD(例えば5V)に設定することで非選択とする(S5)。
選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧は、この図4に示す流れで調整される。具体的には、各選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧は個別に調整されることが望ましく、以下のような流れで調整を行う。
以下、詳細説明する。第1のソース線SL1に共通接続されたセルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の選択トランジスタTrs1の選択ゲート電極SGD1の電荷蓄積層FGに電子を注入する。その結果、図6の平面図に示すように、セルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の選択トランジスタTrs1の閾値電圧が上昇し、Eタイプ「E」となる。
このときの電圧条件を図7、図8に示す。図7は選択対象セルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の電圧条件、図8は非選択対象セルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の電圧条件、である。なお、制御回路CCは全てのビット線BLに対し電源電圧VDに近い電圧を印加する。
図7に示すように、制御回路CCが、第1のソース線SL1に低電圧LO(例えば0V)を印加すると共に、選択ゲート線SGL2、SGL3にオンさせるためのオン制御電圧Vonを印加し、さらに、全てのワード線WL(ワード線が64本の場合WL0〜WL63)にパス電圧Vpassを印加する。
すると、制御回路CCは、第1のソース線SL1から素子領域Sa1、Sa4、Sa5、Sa8…に低電圧LO(≒0V)を印加できる。この条件下で、制御回路CCが選択ゲート線SGL1にプログラム用の高電圧Vpgmを前述のステップアップ書込処理にて印加すると、対象セルユニットUC(UC1,UC4,UC5,UC8…)の選択ゲート電極SGD1の電荷蓄積層FGに電子を注入できる。
このとき、非選択対象セルユニットUC(UC2,UC3,UC6,UC7…)では、図8に示すように、周辺回路PCの制御回路CCが、第2のソース線SL2に電源電圧VD(≒+5V)を印加しているため、当該第2のソース線SL2から素子領域Sa2、Sa3、Sa6、Sa7…に対して電源電圧VDに近い電圧を印加できる。
したがって、制御回路CCが、たとえ選択ゲート線SGL1にプログラム用の高電圧Vpgmを印加したとしても、非選択対象セルユニットUC(UC2,UC3,UC6,UC7…)の選択ゲート電極SGD1の電荷蓄積層FGへの電子の注入を抑制できる。
次に、図9に「E」で示すように、第2のソース線SL2に共通接続されたセルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の選択トランジスタTrs2の閾値電圧を、第1閾値電圧分布VHth1(>第2閾値電圧分布VHth2)内の閾値電圧に上昇制御する。その結果、図9の平面図に示すように、セルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の選択トランジスタTrs2の閾値電圧が上昇し、Eタイプ「E」となる。
このときの電圧条件を図10、図11に示す。図10は選択対象セルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の電圧条件、図11は非選択対象セルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の電圧条件である。
図10に示すように、制御回路CCが、第2のソース線SL2に低電圧LO(例えば0V)を印加すると共に、選択ゲート線SGL1、SGL3にオン制御電圧Vonを印加し、さらに、全てのワード線WL(例えば64本の場合WL0〜WL63)にパス電圧Vpassを印加する。
すると、第1のソース線SL1から素子領域Sa2、Sa3、Sa6、Sa7…に低電圧LO(≒0V)を印加できる。この条件下で、制御回路CCが選択ゲート線SGL2にプログラム用の高電圧Vpgmを印加すると、対象セルユニットUC(UC2,UC3,UC6,UC7…)の選択ゲート電極SGD2の電荷蓄積層FGに電子を注入できる。
このとき、非選択対象セルユニットUC(UC1,UC4,UC5,UC8…)では、図11に示すように、周辺回路PCの制御回路CCが、第1のソース線SL1に電源電圧VDを印加しているため、当該第1のソース線SL1から素子領域Sa1、Sa4、Sa5、Sa8…に電源電圧VDに近い電圧を印加できる。
したがって、周辺回路PCの制御回路CCが、たとえ選択ゲート線SGL2にプログラム用の高電圧Vpgmを印加したとしても、非選択対象セルユニットUC(UC1,UC4,UC5,UC8…)の選択ゲート電極SGD2の電荷蓄積層FGに対する電子の注入を抑制できる。
次に、図12に「破線」で示すように、全てのセルユニットUC1〜UCnの選択トランジスタTrs3の選択ゲート電極SGD3の電荷蓄積層FGに電子を注入する。図13は第1のソース線SL1に接続されるセルユニットUC(UC1、UC4、UC5、UC8…)の電圧条件、図14は第2のソース線SL2に接続されるセルユニットUC(UC2、UC3、UC6、UC7…)の電圧条件、を示す。
図13に示すように、制御回路CCが、第1及び第2のソース線SL1、SL2に低電圧LO(例えば0V)を印加すると共に、全てのビット線BLに低電圧LO(例えば0V)を印加し、選択ゲート線SGL1、SGL2にオン制御電圧Vonを印加し、さらに、全てのワード線WL(64本の場合WL0〜WL63)にパス電圧Vpassを印加する。
すると、制御回路CCは、第1のソース線SL1から素子領域Sa1、Sa4、Sa5、Sa8…に低電圧(≒0V)を印加できる。この条件下で、制御回路CCが選択ゲート線SGL3にプログラム用の高電圧を印加すると、対象セルユニットUC(UC1,UC4,UC5,UC8…)の選択ゲート電極SGD3の電荷蓄積層FGに電子を注入できる。
これらのセルユニットUC(UC1,UC4,UC5,UC8…)に隣接するセルユニットUC(UC2,UC3,UC6,UC7…)でも図14に同様に示すように、制御回路CCは、第2のソース線SL2に低電圧LO(例えば0V)を印加すると共に、ビット線BLに低電圧(例えば0V)を印加し、選択ゲート線SGL1、SGL2にオン制御電圧Vonを印加し、さらに、全てのワード線WL(64本の場合WL0〜WL63)にパス電圧Vpassを印加する。
すると、第2のソース線SL2から素子領域Sa2、Sa3、Sa6、Sa7…に低電圧LO(≒0V)を印加できる。この条件下で、制御回路CCが、選択ゲート線SGL3にプログラム用の高電圧Vpgmを印加すると、対象セルユニットUC(UC2,UC3,UC6,UC7…)の選択ゲート電極SGD3の電荷蓄積層FGに電子を注入できる。図13、図14に示す処理は別々に行っても同時に行っても良いが同時に行うと良い。
また、これらの図6〜図8、図9〜図11、図12〜図14の各処理はこの順序で行っても良いし入れ替えて行っても良い。このようにして、選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧Vthを複数の閾値電圧分布内(第1又は第2閾値電圧分布VHth1,VHth2内)に設定できる。
以下、本実施形態に係るメモリセルトランジスタTrmへの書込方法を説明する。本実施形態の結線構造を適用すると、隣接する4セルユニット単位で書込選択セルユニットを設定できる。ここでは、セルユニットUC3〜UC6のうち1つのセルユニットのみを書込対象セルユニットとする例について説明する。
図15〜図18は、制御回路CCが選択ゲート線SGL1に電源電圧VDを印加すると共に、選択ゲート線SGL2に低電圧LO(≒0V)を印加したときの各セルユニットUC3〜UC6の電圧条件を示す。
セルユニットUC3は、選択トランジスタTrs1が第2閾値電圧分布VHth2内の閾値電圧に設定され、選択トランジスタTrs2が第1閾値電圧分布VHth1内の閾値電圧に設定されている。
図15に示すように、制御回路CCが、選択ゲート線SGL1に電源電圧VD、選択ゲート線SGL2に低電圧LO(≒0)、選択ゲート線SGL3に低電圧LO(≒0)を印加すると、選択トランジスタTrs2及びTrs3は共にオフする。このため当該セルユニットUC3のセルストリングSCは非選択(non-select)となる。
セルユニットUC4及びUC5は、選択トランジスタTrs1が第1閾値電圧分布VHth1内の閾値電圧に設定され、選択トランジスタTrs2が第2閾値電圧分布VHth2内の閾値電圧に設定されている。
図16に示すように、制御回路CCが、選択ゲート線SGL1に電源電圧VD、選択ゲート線SGL2に低電圧LO(≒0)、を印加すると、選択トランジスタTrs1及びTrs2が共にオンする。このため、当該セルユニットUC4のセルストリングSCは選択(select)対象セルユニットとなる。なお、制御回路CCは、第1のソース線SL1に電源電圧VDを印加する。
制御回路CCが、書き込むべきデータに応じてビット線BL2の電圧を制御する。例えば、書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を上昇させたい場合にはビット線BL2の電圧を低電圧LOとし、書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を維持させたい場合にはビット線BL2の電圧を電源電圧VDとする。
図16では、ビット線BL2に低電圧LOを与え、書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を上昇させる場合を説明している。制御回路CCが書込非対象メモリセルトランジスタTrmにパス電圧Vpassを印加すると共に、書込対象メモリセルトランジスタTrmの書込対象ワード線WLに高電圧のプログラム電圧Vpgmを印加すると、低電圧LOがメモリセルトランジスタTrmのチャネルに印加され、当該セルユニットUC3の書込対象メモリセルトランジスタTrmにデータを書込むことができる。
図17に示すように、制御回路CCが、選択ゲート線SGL1に電源電圧VD、選択ゲート線SGL2に低電圧LO(≒0)、を印加すると、選択トランジスタTrs1及びTrs2が共にオンする。このため、当該セルユニットUC5のセルストリングSCは選択(select)対象セルユニットとなる。なお、制御回路CCは、第1のソース線SL1に電源電圧VDを印加する。
制御回路CCが、書き込むべきデータに応じてビット線BL3の電圧を制御する。図17では、ビット線BL3に電源電圧VDを与え、書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を維持させる場合を説明する。ビット線BL3に与えられた電源電圧VDは、書込非対象メモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送されるが、この後選択トランジスタTrs1がオフする。
書込非対象メモリセルトランジスタTrmにパス電圧Vpassを印加すると共に、書込対象メモリセルトランジスタTrmの書込対象ワード線WLに高電圧のプログラム電圧Vpgmを印加すると、メモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送された電源電圧VDがカップリングにより上昇する。そのため、プログラム電圧Vpgmが印加されたとしてもメモリセルトランジスタTrmの閾値電圧は上昇しない。その結果、当該セルユニットUC5の書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を維持できる。
セルユニットUC6は、選択トランジスタTrs1が第2閾値電圧分布VHth2内の閾値電圧に設定され、選択トランジスタTrs2が第1閾値電圧分布VHth1内の閾値電圧に設定されている。
図18に示すように、セルユニットUC6においては、選択トランジスタTrs1及びTrs2は共にオフし、当該セルユニットUC6のセルストリングSCは非選択(non-select)となる。
これにより、4つのセルユニットUC3〜UC6のうち、セルユニットUC4、UC5を選択対象セルユニットに設定でき、ビット線BLの電圧により書き込むべきデータを制御できる。その他、第1及び第2のソース線SL1及びSL2、ビット線BL2〜BL3、のバイアス条件を変更することで、セルユニットUC3〜UC6を択一的に選択できる。この説明は前述説明に代えて省略する。
図19〜図22は、制御回路CCが選択ゲート線SGL1に低電圧LO(≒0V)を印加すると共に、選択ゲート線SGL2に電源電圧VDを印加したときの各セルユニットUC3〜UC6の電圧条件を示す。
図19に示すように、制御回路CCが、選択ゲート線SGL1に低電圧LO(≒0)、選択ゲート線SGL2に電源電圧VD、選択ゲート線SGL3に低電圧LO(≒0)を印加すると、セルユニットUC3の選択トランジスタTrs1及びTrs2は共にオンする。このため、当該セルユニットUC3のセルストリングSCは選択(select)対象セルユニットとなる。
制御回路CCが書き込むべきデータに応じてビット線BL2の電圧を制御する。図19では、ビット線BL2に低電圧LOを与え、書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を上昇させる場合を説明する。書込非対象メモリセルトランジスタTrmの書込非対象ワード線WLにパス電圧Vpassを印加すると共に、書込対象メモリセルトランジスタTrmの書込対象ワード線WLに高電圧のプログラム電圧Vpgmを印加すると、低電圧LOがメモリセルトランジスタTrmのチャネルに印加され、当該セルユニットUC3の書込対象メモリセルトランジスタTrmにデータを書込むことができる。
図20に示すように、制御回路CCが、選択ゲート線SGL1に低電圧LO(≒0)、選択ゲート線SGL2に電源電圧VD、選択ゲート線SGL3に低電圧LO(≒0)を印加すると、セルユニットUC4の選択トランジスタTrs1はオフし、選択トランジスタTrs2はオンする。選択トランジスタTrs3はオフしているため、当該セルユニットUC4のセルストリングSCは非選択(non-select)となる。
図21に示すように、セルユニットUC5においては、制御回路CCがビット線BL3に電源電圧VDを印加しているが、選択トランジスタTrs1がオフとなる。したがって、当該セルユニットUC5のセルストリングSCは非選択(non-select)となる。
図22に示すように、セルユニットUC6においては、選択トランジスタTrs1及びTrs2が共にオンする。このため、当該セルユニットUC6のセルストリングSCは選択(select)対象セルユニットとなる。なお制御回路CCは、第2のソース線SL2に電源電圧VDを印加している。
制御回路CCが、書き込むべきデータに応じてビット線BL3の電圧を制御する。図22では、ビット線BL3に電源電圧VDを与え、書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を維持させる場合を説明する。
ビット線BL3に与えられた電源電圧VDは書込非対象メモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送された後、選択トランジスタTrs1がオフする。書込非対象メモリセルトランジスタTrmにパス電圧Vpassを印加すると共に、書込対象メモリセルトランジスタTrmの書込対象ワード線WLに高電圧のプログラム電圧Vpgmを印加すると、メモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送された電源電圧VDがカップリングにより上昇する。そのため、メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧は上昇しない。その結果、当該セルユニットUC6の書込対象メモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を維持させることができる。
このようなバイアス条件下において、4つのセルユニットUC3〜UC6のうちセルユニットUC3、UC6を選択対象セルユニットに設定でき、ビット線BLの電圧により書き込むべきデータを制御できる。その他、第1及び第2のソース線SL1及びSL2、ビット線BL2〜BL3、のバイアス条件を変更することで、対象セルユニットのメモリセルトランジスタTrmに対し択一的に書込みできるようになる。
本実施形態によれば、ビット線BLsを素子領域Saと1対1ではなく、2本の隣接する素子領域Saに対し1本配置し、ビット線BLのピッチを素子領域Sのピッチの約2倍にすることによりピッチ幅を拡大し、かつビット線BLsを太くすることでビット線BLsの信号遅延時間を抑制できる。
また、1本のビット線コンタクトCBが2本の素子領域Sa上に形成されるため、ビット線コンタクトCBの径を大きくすることができ、ビット線コンタクトCBが半導体基板1に非接触状態となることを極力防止できる。
また、制御回路CCが、選択ゲート電極SGD1、SGD2、SGD3の電荷蓄積層FGに電子を注入することにより各選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧Vthを調整できる。本実施形態では、選択ゲート電極SGD1、SGD2、SGD3内のIPD膜5に開口を形成することなく、セルユニットUCの選択トランジスタTrs1〜Trs3を構成できる。また、出荷前のテスト工程において、選択ゲート電極SGD1、SGD2、SGD3に事前書込処理を行うことで、IPD膜5の開口が無い選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧Vthを設定することができる。その結果、製造工程を簡略化することができる。
また、セルユニットUC1及びUC4の選択トランジスタTrs1並びにセルユニットUC2及びUC3の選択トランジスタTrs2は、ほぼ同一の閾値電圧Vth1に設定されている。また、セルユニットUC2及びUC3の選択トランジスタTrs2並びにセルユニットUC1及びUC4の選択トランジスタTrs1はほぼ同一の閾値電圧Vth2に設定されている。そして、これらの閾値電圧Vth1及びVth2は互いに異なる閾値電圧分布VHth1又はVHth2内に設定されている。
これにより、ビット線に共通接続されたセルユニットUC(UC1とUC2、UC3とUC4)のうちいずれかのセルユニットのみを選択対象セルユニットに設定することができる。
また、図4に示す流れに応じて選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧を調整できる。よって、イオンインプランテーション処理等を用いて選択トランジスタTrs1〜Trs3の閾値電圧を調整しなくても良くなる。
このため、選択ゲート電極SGD1、SGD2、SGD3の下領域にイオン注入するボロン(B)のドーズ量を低減でき、非選択対象セルユニットに対するGIDLの減少を図ることができる。また、ビット線コンタクトCB下の抵抗値を低減できる。
選択ゲート線SGL1、SGL2は共にX方向直線状に例えば同一層に形成できるため、配線パターンのパターニングをし易くなる。
(第2実施形態)
図23〜図34は第2実施形態を示す。本実施形態では、選択ゲート電極SGD1、SGD2、SGD3の構造をゲート電極MGの形成工程とは異なるタイミングで別途形成する。その結果、IPD膜5に開口を形成することなく選択ゲート電極(特にSGD1、SGD2)を構成できるようになる。
図23は第2実施形態の電気的構成を概略的に示し、図24は第2実施形態の1ブロックの一部のレイアウトパターンを模式的な平面図により示す。以下、図23及び図24を参照し、ある1ブロックB内のX方向に配列された多数のセルユニットUC1〜UCnの構造的な配線接続説明を行う。
図23に示すように、偶数番目のセルユニットUC2、UC4、〜UCnは、2個の選択トランジスタTrs1及びTrs3と、当該選択トランジスタTrs1及びTrs3間に直列接続された複数(例えば64個)のメモリセルトランジスタTrmとを備える。これらの選択トランジスタTrs1及びTrs3間に直列接続されたメモリセルトランジスタTrmはセルストリングSCを構成する。
また、奇数番目のセルユニットUC1、UC3、〜UCn-1もまた、2個の選択トランジスタTrs2及びTrs3と、当該選択トランジスタTrs2及びTrs3間に直列接続された複数(例えば64個)のメモリセルトランジスタTrmとを備える。これらの選択トランジスタTrs2及びTrs3間に直列接続されたメモリセルトランジスタTrmもまたセルストリングSCを構成する。
偶数番目のセルユニットUC2、UC4、…、UCnの選択トランジスタTrs1は、そのゲート電極SGD1が選択ゲート線SGL1により共通接続されている。また、奇数番目のセルユニットUC1、UC3、…、UCn-1の選択トランジスタTrs2は、そのゲート電極SGD2が選択ゲート線SGL2により共通接続されている。また、奇数番目及び偶数番目のセルユニットUC1〜UCnの選択トランジスタTrs3は、そのゲート電極SGD3が選択ゲート線SGL3により共通接続されている。
図24に示すように、X方向に隣接する2本の素子領域Sat-1及びSatは、ブロックBk−Bk+1間で隣接する選択ゲート線SGL1間で連結されており、1本のビット線コンタクトCBsは、X方向に隣接する2本の素子領域Sat-1及びSat間の連結部上に構成されている。この1本のビット線コンタクトCBs上には1本のビット線BLsが構成されている。ビット線BLsは隣接する2本の素子領域Sat-1及びSat毎に1本構成されており、所謂シェアードビット線構造とされている。
1つのブロックBk+1の各セルユニットUC1〜UCnは、前述実施形態と同様に、各ビット線コンタクトCBの構成領域を折返し領域としてY方向に線対称に折り返し構成されている。同様に、1つのブロックBk+1の各セルユニットUC1〜UCnは、ソース線コンタクトCSの構成領域(ソース線SLの形成領域)を折返し領域としてY方向に線対称に折り返し構成されている。その他、前述実施形態と異なるところは、ソース線SLの構造と、選択ゲート電極SGD1、SGD2の配置形態にある。
図24に示すように、ソース線SLは、隣接するブロックBk+1の選択ゲート線SGL3とブロックBk+2の選択ゲート線SGL3との間のY方向中央に位置して配置されている。このソース線SLは、前述実施形態と異なり、半導体基板1の上面に接触した状態でX方向に延伸形成される配線である。
選択ゲート電極SGD1は、ビット線BLsがシェアードされていない偶数番目及び奇数番目の隣接するセルユニットUC(例えば、UC4−UC5、UC8−UC9等)の素子領域Sa4−Sa5間、Sa8−Sa9間…に連続して単一の電極として形成されている。
これにより、制御回路CCが選択ゲート線SGL1に高電圧を与えることにより、半導体基板1の各素子領域Sa4及びSa5、Sa8及びSa9、…のそれぞれに同時にチャネルを形成可能になっている。
選択ゲート電極SGD2は、前述の選択ゲート電極SGD1が形成されておらず且つビット線BLsがシェアードされていない偶数番目及び奇数番目の隣接するセルユニットUC(例えば、UC2−UC3、UC6−UC7等)の素子領域Sa2−Sa3間、Sa6−Sa7間…に連続して単一の電極として形成されている。
これにより、制御回路CCが、選択ゲート線SGL2に高電圧を与えることにより、半導体基板1の各素子領域Sa2及びSa3、Sa6及びSa7、…のそれぞれを同時にオン、オフ制御可能になっている。
図25(A)、図25(B)は、それぞれ図24のC−C線、D−D線に沿って示す縦断側面図である。半導体基板1は例えばP型のシリコン基板を用いて構成されており、図24のY方向に沿ってSTI構造の素子分離領域Sbが構成されている。各セルユニットUC1〜UCnの素子領域Sa1〜Sanは素子分離領域SbによりそれぞれY方向に延伸すると共に互いにX方向に等幅およびX方向に等間隔で形成されている。
図25(A)に示す断面(図24のC−C断面)では、半導体基板1の隣接する2つの素子領域Sa6及びSa7上にゲート絶縁膜11を介して選択ゲート電極SGD2が形成されている。ここで、選択トランジスタTrs6は素子領域Sa6上にゲート絶縁膜11を介した選択ゲート電極SGD2を有している。また、選択トランジスタTrs7は素子領域Sa7上にゲート絶縁膜11を介した選択ゲート電極SGD2を有している。選択トランジスタTrs6と選択トランジスタTrs7は選択ゲート電極SGD2を共有している。
また、別の異なる選択ゲート電極SGD2は、素子領域Sa6及びSa7直上の選択ゲート電極SGD2からX方向に2つの素子領域Sa8及びSa9を挟んで離間して配置されている。すなわち、半導体基板1の隣接する2つの素子領域Sa10及びSa11上にゲート絶縁膜11を介して選択ゲート電極SGD2が形成されている。ここで、選択トランジスタTrs10は素子領域Sa10上にゲート絶縁膜11を介した選択ゲート電極SGD2を有している。また、選択トランジスタTrs11は素子領域Sa7上にゲート絶縁膜11を介した選択ゲート電極SGD2を有している。選択トランジスタTrs10と選択トランジスタTrs11は選択ゲート電極SGD2を共有している。
この図25(A)に示す断面では現れないが、2つの素子領域Sa8及びSa9上にはゲート絶縁膜(図示せず)を介して選択ゲート電極SGD1(図25(A)には図示せず)が形成されている。
選択ゲート電極SGD2は所謂埋込導電膜12,13のスタック構造を備える。半導体基板1及び素子分離膜3上には層間絶縁膜14及び15が積層されている。層間絶縁膜14には導電膜12の埋込用の孔が形成され、層間絶縁膜15には導電膜13の埋込用の孔が形成されている。ゲート絶縁膜11は層間絶縁膜14に形成された孔内面に沿って形成されている。
導電膜12は、当該層間絶縁膜14の孔内のゲート絶縁膜11上に埋込まれており、導電膜13は、層間絶縁膜15の孔内に埋込まれ導電膜12の上に形成されている。そして、導電膜16が複数の選択ゲート電極SGD2を構成する導電膜13上をX方向に渡って形成されており、これにより選択ゲート線SGL2を構成している。
図25(B)に示すように、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGは前述実施形態と同様の積層構造(下から、トンネル酸化膜4を介して導電膜となるポリシリコン膜6、電荷トラップ膜7、IPD膜5、制御電極CG(導電層8、ワード線WL))に形成されている。薄い膜厚を有するポリシリコン膜6と電荷トラップ膜7が電荷蓄積層として機能する所謂フラット型浮遊ゲートセル構造となっている。
これらのゲート電極MG間には空隙Gを設けることができ、これらのゲート電極MGを覆うように絶縁膜9が形成されており、絶縁膜9上に層間絶縁膜10が形成され、この層間絶縁膜10上に層間絶縁膜15が形成されている。
各ゲート電極MGの両脇には半導体基板1の表層に拡散領域1aを設けることができる。この拡散領域1aは各メモリセルトランジスタTrmのソース/ドレイン領域を構成する。また、図25(B)に示すように、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGのY方向脇に離間して選択ゲート電極SGD1が設けられている。
この選択ゲート電極SGD1は、導電膜12,13の積層構造を備え、導電膜12のY方向側面にもゲート絶縁膜11が覆われている。Y方向において、選択ゲート電極SGD1を挟むようにして、半導体基板1の表層には拡散領域1aが形成されている。
高濃度拡散領域1bの上面にはビット線コンタクトCB5が形成されている。このビット線コンタクトCB5は、図24のD−D線断面では現れないため、半導体基板1の表面方向の比較対象位置を明確化するため破線を用いて図示している。
本形態における書込処理について図23を参照しながら説明する。書込処理時には、4つのセルユニットUC(例えばUC1〜UC4)が一単位で動作する。これらのセルユニットUC1〜UC4の書込処理を一例として説明する。
周辺回路PCの制御回路CCが、例えば、選択ゲート線SGL1に電源電圧VD、SGL2及びSGL3に低電圧(≒0)を印加する。すると、選択トランジスタTrs1はオンし、選択トランジスタTrs2及びTrs3はオフする。
選択トランジスタTrs1がオンすると、ビット線BL1とセルユニットUC2が導通状態になり、セルユニットUC2が選択される。同様に、選択トランジスタTrs1がオンすると、ビット線BL2とセルユニットUC3が導通状態になり、セルユニットUC3が選択される。
一方、選択トランジスタTrs2はオフしているのでビット線BL1とセルユニットUC1、ビット線BL2とセルユニットUC4は非導通状態となっている。よって、セルユニットUC1、UC4は非選択となる。
ここで、制御回路CCは、メモリセルトランジスタTrmに書き込むべきデータに応じて、ビット線BLの電圧を制御する。例えば、セルユニットUC3のメモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を上昇させる場合は、制御回路CCはビット線BL2に低電圧LOを印加する。その結果、セルユニットUC3のメモリセルトランジスタTrmのチャネルにはビット線BL2の印加低電圧LO(≒0)が転送されることになる。
したがって、制御回路CCが各トランジスタTrmのワード線WLにプログラム電圧Vpgmとして高電圧を印加するとトンネル酸化膜4を通じてトンネル電流が流れることになり電荷蓄積層FGに電子を注入できる。すなわち、セルユニットUC3のメモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を上昇させることができる。
逆に、セルユニットUC2のメモリセルトランジスタTrmの閾値電圧を維持させる場合は、制御回路はビット線BL1に電源電圧VDを印加する。ここで、電源電圧VDがセルユニットUC2のメモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送され、この後選択トランジスタTrs1がオフする。
制御回路CCが各トランジスタTrmのワード線WLにプログラム電圧Vpgmとして高電圧を印加する。メモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送された電源電圧VDがカップリングにより上昇する。このため、セルユニットUC2のメモリセルトランジスタTrmは、その電荷蓄積層FGに電子の注入を抑制できる。その結果、セルユニットUC2のメモリセルトランジスタTrmの閾値電圧は維持される。
またセルユニットUC1及びUC4の選択トランジスタTrs2はオフしているので、制御回路CCが各トランジスタTrmのワード線WLにプログラム電圧Vpgmとして高電圧を印加すると、メモリセルトランジスタTrmのチャネルに転送された電圧がカップリングにより上昇する。このため、セルユニットUC1及びUC4の各メモリセルトランジスタTrmは、その電荷蓄積層FGに対して電子の注入を抑制できる。すなわち、セルユニットUC1及びUC3を書込非選択状態(inhibit)にすることができる。
このように、制御回路CCが、書き込むべきデータに応じてビット線BLの電圧を調整すると共に、選択ゲート線SGL1に電源電圧VD、SGL2に低電圧(≒0)を印加することで、セルユニットUC1〜UC4のうちセルユニットUC2、UC3を書込選択状態にできる。説明を省略するが、ビット線BL1、BL2、選択ゲート線SGL1、SGL2、SGL3に印加する電圧を変化させることで、ビット線BLに共通接続されるメモリセルユニットのいずれかのセルユニットを書込選択状態とすることができる。
本実施形態によれば、選択ゲート電極SGD1,SGD2が各素子領域Sa1〜Sanに対し倍ピッチで且つジグザグ(千鳥型)に配置されている。選択ゲート線SGL1が、素子領域Sa1,Sa4に接続する選択ゲート電極SGD1を接続すると共に、素子領域Sa2,Sa3上を通過するように構成されており、選択ゲート線SGL2が、素子領域Sa2,Sa3に接続する選択ゲート電極SGD2を接続すると共に、素子領域Sa1,Sa4上を通過するように構成されている。
選択ゲート電極SGD1には選択ゲート線SGL1を通じて電圧(0、VD)を印加でき、選択ゲート電極SGD2には選択ゲート線SGL2を通じて電圧(0、VD)を印加できる。制御回路CCが選択ゲート電極SGD1、SGD2に印加する電圧を個別に制御することで、書込/読出時にビット線BLsを共有する2本の素子領域Saを独立に選択制御できる。
選択ゲート線SGL1、SGL2は共にX方向直線状に例えば同一層に形成できるため、配線パターンのパターニングし易くなる。
以下、本実施形態に係る製造方法の一例を図26(A)〜図34(A)に示す工程断面図を参照して説明する。なお、図26(A)〜図34(A)は、図25(A)に対応するメモリセル領域の要部の断面構造の一製造段階について模式的に示すものである。
図26(B)〜図34(B)は、図25(B)に対応するメモリセル領域の要部の断面構造の各製造段階について模式的に示すものである。下記では要部のみを説明するが、下記に示す各工程間に実用的に必要な工程又は一般的な工程であれば追加しても良いし、各工程は実用的に可能であれば入れ替えて行っても良い。
製造方法の要部のみを説明するため、図26(A),図26(B)に示す断面構造に至る製造工程については概略的に示す。
まず、半導体基板1の表面にトンネル酸化膜4として例えばシリコン酸化膜を熱酸化法により形成する。トンネル酸化膜4の膜厚は例えば5〜8nm程度とする。このトンネル酸化膜4は、メモリセルトランジスタTrmのトンネル酸化膜(ゲート絶縁膜)として構成されるものである。
トンネル酸化膜4上にシリコン膜6を例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成する。このシリコン膜6の膜厚は例えば10nm程度以下とする。このシリコン膜6は成膜当初はアモルファス状態で形成されるが、後の熱処理でポリシリコン化される。シリコン膜6の上に電荷トラップ膜7を例えば10nm程度以下の膜厚で形成する。この電荷トラップ膜7の材料としては、シリコン窒化物(SiN)、酸化ハフニウム(HfO)などを用いることができる。
電荷トラップ膜7の上に素子分離溝の形成用のハードマスクとして酸化膜等(図示せず)を形成し、この酸化膜等の上にレジストをパターニングし、例えばRIE法により異方性エッチング処理することで素子分離溝2を形成する。
そして、素子分離溝2内に例えばCVD法を用いて素子分離膜3を埋込み、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により平坦化処理する。そして、素子分離膜3の上面及び電荷トラップ膜7の上面上にCVD法(ALD法)などによりIPD膜5を形成する。このIPD膜5としては、例えばシリコン窒化物(SiN)、シリコン酸化物(SiO)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化アルミニウム(AlO)などの単層膜又はこれらの複合膜を用いることができる。
そして、IPD膜5上に導電層8を形成する。この導電層8としては、バリアメタル(例えばCVD−窒化タングステン(WN)、CVD−チタンチタンナイトライド(Ti/TiN),ALD−窒化タンタル(TaN))などを介して金属材(例えばタングステン(W))を埋込み形成することで構成することができる。
また、その他、導電層8は、例えば、ポリシリコン/タングステンや、ポリシリコン/シリサイド(Poly/WSi、Poly/CoSi2、Poly/NiSi)などの組合せでも良い。そして、トンネル酸化膜4、シリコン膜6、電荷トラップ膜7、IPD膜5及び導電層8上にフォトレジストのマスクパターンを形成し、このマスクパターンをマスクとして異方性エッチング処理することでメモリセルトランジスタTrmのゲート電極MG(ワード線WL)を分断し、当該分断領域に空隙Gを設ける。
この製造段階では、前述した選択ゲート電極SGD1、SGD2の埋込ゲート電極の形成領域において半導体基板1の上に積層構造4〜8が残存している。このような工程を経て、図26(A)及び図26(B)に示すような構造を構成できる。
このようにしてゲート電極MG、ワード線WL、の構造を形成した後、各ゲート電極MG間にN型不純物(例えば砒素(As))を打ち込む。この不純物は後に熱処理されることで活性化され各メモリセルトランジスタTrmのソース/ドレインの低濃度拡散領域1aとなる。
そして、図27(A)及び図27(B)に示すように、絶縁膜9を積層することにより各ゲート電極MG間に空隙Gを形成する。この絶縁膜9は例えばプラズマCVD法を用いて形成できる。なお、各ゲート電極MG間(各ワード線WL間)を絶縁膜9で埋め込んでも良く空隙Gを設けなくても良い。
この絶縁膜9上に層間絶縁膜10を例えばCVD法により堆積する。この層間絶縁膜10は、選択ゲート電極SGD1、SGD2及びビット線コンタクトCBの形成領域S1の積層構造4〜8を除去するためのハードマスクとなる。
領域S1の積層構造4〜8を除去するため、当該領域S1に開口を備えたレジスト20のパターニングを行う。そして、図28(A)及び図28(B)に示すように、半導体基板1上の領域S1内の積層構造4〜10を異方性エッチング処理することで全て除去する。そして、レジスト20をアッシングなどの処理によって除去する。
このタイミングにおいて、拡散領域1aを形成するためのN型不純物をイオンインプランテーション技術により半導体基板1の表層に導入する。このタイミングでは、ビット線コンタクトCB下領域には、当該領域のみを開口したリソグラフィ処理を別途行い、高濃度の拡散層を形成するための不純物導入処理を別途行うこともできる。
図29(A)及び図29(B)に示すように、領域S1内に層間絶縁膜14(PMD)を埋込み形成し、当該層間絶縁膜14を全面エッチバック処理する。すると、層間絶縁膜10の上面と層間絶縁膜14の上面を平坦化できる。
図30(A)及び図30(B)に示すように、層間絶縁膜14の上面上にレジスト21を塗布して当該レジストをパターニングし、選択ゲート電極SGD1、SGD2を形成するためのコンタクトホールH1を形成する。ここで、これらのコンタクトホールH1はビット線コンタクトCBを形成するためのホールであり平面的にジグザグ配置するように形成する(形成領域は図24のCB1〜CB8等参照)。
コンタクトホールH1を通じて自己整合的にP型不純物(例えばボロン(B))をイオン注入する(イオン注入領域1c参照)。すると、各選択トランジスタTrs1,Trs2のチャネル1c内の不純物濃度を調整でき、最終的に選択トランジスタTrs1及びTrs2の閾値電圧を調整できる。図31(A)及び図31(B)に示すように、レジスト21を除去処理する。
図32(A)及び図32(B)に示すように、層間絶縁膜10及び14の上面、層間絶縁膜14の内面、及び、半導体基板1の露出上面に沿ってゲート絶縁膜11を例えばシリコン酸化膜により形成する。
このゲート絶縁膜11は選択トランジスタTrs1,Trs2のゲート絶縁膜であり例えばCVD法を用いたHTO膜により形成できる。そして、制御電極となる導電膜12を例えばCVD法を用いてゲート絶縁膜11上に埋込み形成する。この導電膜12は例えば不純物が添加されたポリシリコンによる。
図33(A)及び図33(B)に示すように、再度、層間絶縁膜10及び14の上面が露出するまで導電膜12を全面エッチバック処理する。層間絶縁膜10及び14の上面が露出するまでエッチバック処理しているが、この処理前には層間絶縁膜10及び14の上面にゲート絶縁膜11が形成されているため、このゲート絶縁膜11を残留させるようにしても良い。
図34(A)及び図34(B)に示すように、層間絶縁膜10及び14上に再度層間絶縁膜(PMD)15を例えばCVD法を用いて堆積し、層間絶縁膜15上にレジスト(図示せず)を塗布してパターニングし、このパターニングされたレジストをマスクとして、ヴィアホールH2を形成する。
このヴィアホールH2は、層間絶縁膜14に形成されたコンタクトホールH1に整合するように形成する。また、レジストを剥離した後、さらに別パターンのレジストパターンを形成し、各ヴィアホールH2を渡るようにX方向に沿って溝T1を形成する。
図25(A)及び図25(B)に示すように、これらのヴィアホールH2及び溝T1内に導電膜13,16(例えば金属(例えばタングステン(W)))を埋込む。なお、説明の都合上、導電膜13,16の符号は2つに分けて説明したが、本実施形態ではこれらの導電膜13,16は同時に埋込み形成する。
すると、導電膜13によるヴィアコンタクト、導電膜16による選択ゲート線SGL1及びSGL2、を同時に形成できる。この後、従来同様上層配線と選択ゲート線SGL1及びSGL2を接続するためのコンタクトを形成するが、この工程は従来と同様のため本形態における説明を省略する。
本実施形態では、制御回路CCが、選択ゲート線SGL1、SGL2にそれぞれ低電圧(≒0V)と電源電圧VDを印加することで、書込/読出時に各セルユニットUCを選択状態/非選択状態に切換えることができる。よって、第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態では所謂フラットセル構造を採用している。すなわち、シリコン膜6が極薄に形成されているので異方性エッチング処理をシリコン膜6中で止めることが難しい。
また、異方性エッチング処理の代わりにWETエッチング処理を用いようとすると、IPD膜5の除去にHF薬液が必要となる。しかし、薄い膜厚を有するシリコン膜6がポリシリコンであると、ポリシリコンのグレイン界面にHF薬液が染み込むことで、トンネル酸化膜4を削ってしまいゲート耐圧が劣化するという不具合を生ずる。このためウェットエッチング処理によっても選択ゲート電極SGD1、SGD2用の開口を形成することが困難である。
本実施形態に係る製造方法によれば、選択ゲート電極SGD1,SGD2を形成するために、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGと同様の構造を形成する途中製造段階において電荷蓄積層FG上のIPD膜5に開口を形成する必要がなくなる。
(第3実施形態)
図35〜図44は第3実施形態を示す。本実施形態では、第2実施形態と同様に選択ゲート電極SGD1及びSGD2をジグザグ(千鳥型)に配置している。また、ビット線BLのシェアードビット線構造についても同様に採用している。
第3実施形態では、選択ゲート電極SGD1,SGD2が、それぞれ、メモリセルトランジスタTrmのゲート構造と同一積層構造により構成されている。なお、本実施形態では、選択ゲート電極SGD1,SGD2の製造方法を示すが、選択ゲート電極SGD3も同様の構造を適用しても良いし、同様の製造方法を適用しても良い。
図35は本実施形態に係る埋込型の選択ゲート電極SGD1,SGD2と、選択ゲート線SGL1,SGL2と、ビット線コンタクトCBとを模式的な平面図により示すものであり、図24中の要部拡大図を示す。また、図36は図35のE−E線に沿って示す断面を模式的に示し、図37は図35のF−F線に沿って示す断面を模式的に示す。
本実施形態では、図36及び図37に示すように、メモリセルトランジスタTrmの積層構造4〜8をそのまま選択ゲート電極SGD1,SGD2の下部として残留させるように構成されている。以下の説明では、積層構造4〜8を積層構造G2と符号を付して説明を行う。
絶縁膜9及び層間絶縁膜10がこれらの積層構造G2上に積層されており、これらの絶縁膜9及び層間絶縁膜10に孔が形成され、当該孔にゲートコンタクトC1及びC2が構成されている。このとき、ゲートコンタクトC1は選択ゲート電極SGD1の積層構造G2上に接触するように形成されており、ゲートコンタクトC2が選択ゲート電極SGD2の積層構造G2上に接触するように形成されている。
図35及び図36(A)に示すように、導電膜16は複数のゲートコンタクトC2上を渡るようにX方向に沿って形成され、これにより選択ゲート線SGL2が構成されている。また、図35及び図36(B)に示すように、導電膜16は複数のゲートコンタクトC1上を渡るようにX方向に沿って形成され、これにより選択ゲート線SGL1が構成されている。
図37〜図44を参照しながら製造工程を説明する。図37,図39,図41,図43は、メモリセル領域の選択ゲート電極SGD1,SGD2の製造段階について模式的な平面図により示しており、図38,図40,図42,図44は、それぞれ図37,図39,図41,図43に示す一製造段階におけるメモリセル領域の要部断面について、図35のE−E線に沿って模式的に示す一例である。
なお、下記では要部のみを説明するが、下記に示す各工程間に実用的に必要な工程又は一般的な工程であれば追加しても良いし、各工程は実用的に可能であれば入れ替えて行っても良い。
本実施形態では、第2実施形態と同様の工程を用いて半導体基板1上に積層構造4〜8(すなわちG2)を形成する。図37は、素子領域Sa(Sa1〜San)とこのとき積層構造G2の上面に現れる導電層8の構成領域を概略的に示し、図39は積層構造の断面を模式的に示す。
この製造段階では、メモリセルトランジスタTrmのゲート電極MGの積層構造G2の他、積層構造G2のパターンが選択ゲート電極SGD1,SGD2の形成予定領域R1、ビット線コンタクトCBの形成予定領域R2まで残留することを示している。
これらの積層構造G2上にレジスト(図示せず)を塗布してパターニングし、図39及び図40に示すように、このレジストパターンをマスクとして異方性エッチング処理し、領域R1の積層構造G2をY方向に分断する。これにより、領域R1の積層構造G2を複数本(2本)X方向に延伸させながらY方向に分断する。このとき、領域R2を含むその他の積層構造G2を除去する。
図41及び図42に示すように、領域R1の積層構造G2を異方性エッチング処理する。このとき、領域R1内の選択ゲート電極SGD1用の積層構造G2を、隣接する素子領域Sa4−Sa5,Sa8−Sa9…上にそれぞれ残留させるように異方性エッチング処理する。
また同時に、領域R1内の選択ゲート電極SGD2用の積層構造G2を、隣接する素子領域Sa2−Sa3、Sa6−Sa7、…上にそれぞれ渡って残留させるように異方性エッチング処理する。すると、積層構造G2をジグザグ(千鳥状)に配置できる。
これにより、領域R1内の積層構造G2をそれぞれ選択ゲート電極SGD1,SGD2として残留させることができる。続いて、イオンインプランテーション技術によりソース/ドレイン拡散層を形成するための不純物を半導体基板1の表層部分に導入する。
その後、絶縁膜9、層間絶縁膜10を積層し、平坦化処理した後、図43及び図44に示すように、選択ゲート電極SGD1,SGD2の形成領域R1内にゲートコンタクトC1用のヴィアホールH3を形成する。またこのとき同時又は順次、図43に示すように領域R2内にビット線コンタクトCB用のコンタクトホールH4を形成する。
そして、これらのヴィアホールH3及びコンタクトホールH4内に、それぞれゲートコンタクトC1、ビット線コンタクトCBを埋込み、その後、当該ゲートコンタクトC1、CB上に導電膜16を形成することでビット線BLを構成する。
本実施形態によれば、電荷蓄積層FGを10nm未満としたフラット浮遊電極構造を採用しているため、溝の形成工程を必要とすることなく、積層構造G2を選択ゲート電極SGD1,SGD2として動作させることができる。
本実施形態においても、前述実施形態と同様にビット線BLの印加電位と、選択ゲート線SGL1,SGL2の印加電位を調整することで、隣接する4本のセルユニットUC(例えばUC1〜UC4)のうち1本のセルユニットUCを適切に選択できるようになる。
(他の実施形態)
第1実施形態では、2つの選択トランジスタTrs1、Trs2がビット線コンタクトCB側に形成された形態を示したが、3つ以上の選択ゲートトランジスタをビット線コンタクトCB側に形成しても良い。
前述実施形態では、2値の書込処理でも、3値または4値またはそれ以上の書込処理に適用しても良い。すなわちSLC(Single Level Cell)のNAND型フラッシュメモリに適用したが、MLC(Multi Level Cell)にも適用可能である。前述実施形態では、メモリセルアレイArは単一構成である実施形態を示したが、複数の領域(プレーン)に分割構成されていても良い。
なお、選択トランジスタTrs1とメモリセルトランジスタTrmとの間に1又は複数のダミートランジスタを設けても良い。選択トランジスタTrs2とメモリセルトランジスタTrmとの間に1又は複数のダミートランジスタを設けても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、各実施形態に示した構成、各種条件に限定されることはなく、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、AはNAND型フラッシュメモリ装置(不揮発性半導体記憶装置)、Trs1は選択トランジスタ(第1選択トランジスタ)、Trs2は選択トランジスタ(第2選択トランジスタ)、Trs3は選択トランジスタ(第3選択トランジスタ)、BLはビット線、WLはワード線、SL1は第1のソース線、SL2は第2のソース線、UC1〜UCnはセルユニット(メモリセルユニット)、Trmはメモリセルトランジスタ、FGは電荷蓄積層、CGは制御電極、PCは周辺回路、CCは制御回路(第1事前処理手段、第2事前処理手段、書込手段)を示す。

Claims (9)

  1. 第1選択トランジスタと、前記第1選択トランジスタに直列接続された第2選択トランジスタと、第3選択トランジスタと、前記第1及び第2選択トランジスタと前記第3選択トランジスタとの間に直列接続された複数のメモリセルトランジスタとを備え、前記メモリセルトランジスタは電荷蓄積層と前記電荷蓄積層上に電極間絶縁膜を介して形成された制御電極とを備えると共に前記第1〜第3の選択トランジスタは前記メモリセルトランジスタと同一の積層構造に構成された第1〜第4メモリセルユニットと、
    制御回路と、
    前記第1メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部、及び、前記第2メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部に共通接続された第1ビット線と、
    前記第3メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部、及び、前記第4メモリセルユニットの第1選択トランジスタの端部に共通接続された第2ビット線と、
    前記第1及び第4のメモリセルユニットの第3選択トランジスタの端部に共通接続された第1のソース線と、
    前記第2及び第3のメモリセルユニットの第3選択トランジスタの端部に共通接続された第2のソース線と、を備え、
    前記第1及び第4のメモリセルユニットの第1選択トランジスタ、並びに、前記第2及び第3のメモリセルユニットの第2選択トランジスタと、前記第1及び第4のメモリセルユニットの第2選択トランジスタ、並びに、前記第2及び第3のメモリセルユニットの第1選択トランジスタと、は、その閾値電圧が互いに異なる閾値電圧分布内に設定されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記複数のメモリセルトランジスタは第1方向に直列接続され、
    前記第1〜第4のメモリセルユニットは前記第1方向に交差する第2方向に隣接して配置され、
    前記第1のソース線は、前記第1及び第4のメモリセルユニットの前記第3選択トランジスタの端部上にそれぞれ第1ソース線コンタクトを前記第2方向に離間して備えると共に、前記それぞれの第1ソース線コンタクト上を渡り前記第2方向に直線状に延びる第1配線構造により構成され、
    前記第2のソース線は、前記第2及び第3のメモリセルユニットの前記第3選択トランジスタの端部上にそれぞれ第2ソース線コンタクトを前記第2方向に離間して備えると共に、前記それぞれの第2ソース線コンタクト上を渡り前記第2方向に直線状に延びる第2配線構造により構成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記制御回路は、
    前記第2及び第3のメモリセルユニットの第1選択トランジスタを第1閾値電圧に設定するときに、前記第2のソース線に第1電圧を印加し、前記第1のソース線に前記第1電圧より高い第2電圧を印加し、前記第2及び第3選択トランジスタ並びに前記複数のメモリセルトランジスタを導通状態にし、前記第1選択トランジスタの制御電極にプログラム電圧を印加することで前記第1選択トランジスタの閾値電圧を変化させる第1事前処理手段と、
    前記第1及び第4のメモリセルユニットの第2選択トランジスタを第1閾値電圧に設定するときに、前記第1のソース線に第3電圧を印加し、前記第2のソース線に前記第3電圧より高い第4電圧を印加し、前記第2及び第3選択トランジスタ並びに前記複数のメモリセルトランジスタを導通状態にさせ、前記第2選択トランジスタの制御電極にプログラム電圧を印加することで前記第2選択トランジスタの閾値電圧を変化させる第2事前処理手段と、を実行可能にすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記制御回路は、前記メモリセルトランジスタにデータを書込むときに、書込選択するメモリセルセルユニットの前記第1及び第2選択トランジスタを導通させ、前記第3選択トランジスタをオフし、非書込選択するメモリセルユニットの前記第1または第2選択トランジスタのいずれか少なくとも一方をオフし、前記第3選択トランジスタをオフし、書込選択ワード線を通じて書込対象となる前記メモリセルトランジスタの制御電極にプログラム電圧を印加することを実行可能にすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 第1選択トランジスタと、前記第1選択トランジスタに直列接続された第2選択トランジスタと、第3選択トランジスタと、前記第1及び第2選択トランジスタと前記第3選択トランジスタとの間に直列接続された複数のメモリセルトランジスタとをそれぞれ有する第1〜第4メモリセルユニットと、
    前記複数のメモリセルトランジスタは第1方向に直列接続され、
    前記第1〜第4のメモリセルユニットは前記第1方向に交差する第2方向に隣接して配置され、
    前記第1メモリセルユニットの端部、及び、前記第2メモリセルユニットの端部に共通接続された第1ビット線と、
    前記第3メモリセルユニットの端部、及び、前記第4メモリセルユニットの端部に共通接続された第2ビット線と、
    前記第1及び第4メモリセルユニットの素子領域上にゲート絶縁膜を介して単一の電極からなる第1選択ゲート電極を配置すると共に、前記第2及び第3メモリセルユニットの素子領域上を通過する第1選択ゲート線と、
    前記第2及び第3メモリセルユニットの素子領域上にゲート絶縁膜を介して単一の電極からなる第2選択ゲート電極を配置すると共に、前記第1及び第4メモリセルユニットの素子領域上を通過する第2選択ゲート線と、
    を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1選択ゲート線は、前記第1及び第4メモリセルユニットの素子領域上にゲート絶縁膜を介して第1選択ゲート電極を備えると共に、前記第1選択ゲート電極上に第2方向に直線状に延びる第1導電膜を備え、
    前記第2選択ゲート線は、前記第2及び第3のメモリセルユニットの素子領域上にゲート絶縁膜を介して第2選択ゲート電極を備え、前記第2選択ゲート電極上に前記第2方向に直線状に延びる第2導電膜を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項5または6記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第1〜第4のビット線が、前記素子領域の第2方向の幅の2倍のピッチで形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 請求項5〜7の何れか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリセルトランジスタは電荷蓄積層と前記電荷蓄積層上に電極間絶縁膜を介して形成された制御電極とからなるゲート構造を備え、
    前記第1及び第2の選択ゲート電極は、それぞれ、前記メモリセルトランジスタのゲート積層構造とは異なる埋込型ゲート構造により構成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 請求項5〜7の何れか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記メモリセルトランジスタは電荷蓄積層と前記電荷蓄積層上に電極間絶縁膜を介して形成された制御電極とからなるゲート構造を備え、
    前記第1及び第2の選択ゲート電極は、それぞれ、前記メモリセルトランジスタのゲート構造と同一積層構造のゲート構造により構成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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