JP4812393B2 - 蛍光分子計測システム - Google Patents
蛍光分子計測システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4812393B2 JP4812393B2 JP2005303835A JP2005303835A JP4812393B2 JP 4812393 B2 JP4812393 B2 JP 4812393B2 JP 2005303835 A JP2005303835 A JP 2005303835A JP 2005303835 A JP2005303835 A JP 2005303835A JP 4812393 B2 JP4812393 B2 JP 4812393B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- laser
- substrate
- fluorescence
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
- G01N21/64—Fluorescence; Phosphorescence
- G01N21/645—Specially adapted constructive features of fluorimeters
- G01N21/6456—Spatial resolved fluorescence measurements; Imaging
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
- G01N21/64—Fluorescence; Phosphorescence
- G01N21/6428—Measuring fluorescence of fluorescent products of reactions or of fluorochrome labelled reactive substances, e.g. measuring quenching effects, using measuring "optrodes"
Description
などの化学増幅を利用するのが一般的である。これらの化学増幅法を利用する場合、増幅された後の産物を定量することによって増幅前の生体物質の量を推定する。ところが、増幅率にばらつきが必ずあるために、生体物質の定量の推定値は不正確になってしまう。この問題を解決するために、化学増幅を使わずに極微量な生体物質を直接定量することが望まれる。これを実現する方法のひとつが単分子計測と呼ばれる方法である。
ることが可能であるとの記載がある。図1にこの従来法を実現する検出系の構成図を示す。蛍光標識された分子を励起するためのレーザ光はレーザ光源1から出射され、露光時間
を調整するためのシャッター2を通過し、レンズ3で集光され、キャピラリ12に入射される。キャピラリの中には定量することを目的とした生体物質(以下ターゲットと呼ぶ)を含むサンプル溶液が充填されている。いま、ターゲットはキャピラリ12に導入される前に蛍光標識されている。それゆえ、サンプル溶液中にターゲットが含まれていれば、キャピラリに入射された光によって蛍光が発生する。このときサンプル溶液中にターゲットは分散しており、キャピラリ中のレーザが照射された部分(体積:5×10-11L)の領域にあるター
ゲットは点状の発光体として見える。このような発光体を検出するために、レーザ照射領域の像は対物レンズ6によってカメラ7中にあるCCD(Charge Coupled Device)8上に結像させて蛍光画像を得る。取得された画像データにおいて、レーザ照射領域中のバックグラウンドから発光体を識別し、数をカウントすることによって蛍光標識付ターゲット分子を定量する。
mm/sec電気泳動されている。
の間を通過するレーザ光によって励起し、蛍光計測によって分子サイズ別の濃度を定量する。
また、特許文献7内至特許文献9には電気泳動は用いないが、レーザ励起方向と蛍光の計測方向が垂直である構成が公開されている。特に特許文献7には蛍光を測定しようとする蛍光物質あるいは蛍光物質を含む試料は試料セルに充填され、試料セルの一方の端から入射し内部を通過して他方の端から出射する。試料セルはレーザ光の進行方向に沿って長い形状であり、ガラス等の透明材料で形成する。本構成を用い、パルス励起光の出力タイミングに同期した信号に基づいて、蛍光強度の積算値をパルス励起光と略直交する方向から検出し、蛍光寿命を算出することが記載されている。また、特許文献8、特許文献9にも、2枚のガラス板の間にゲルを充填し、レーザ光をガラス板の端からゲル内部に入射することが記載されている。この構成でゲル中に存在する蛍光の濃度を計測する。
さらに、特許文献10には光学測定チップ中にレーザ光を入射し、その蛍光測定の方向と入射レーザ光の方向を異なるようにする構成が開示されている。
一方、特許文献1には、ターゲットを含むサンプル溶液を平面上に保持し、サンプル溶液の裏面または上面からレーザ光で励起することによって、蛍光標識付ターゲット分子からの蛍光を検出するシステムが開示されている。特に、このシステムでは、多くのサンプル溶液中のターゲット濃度を蛍光検出によって定量するために、検出器に対して試料がスキャン(移動)可能となるようにすることが開示されている。
計測する。以下に計測時間に関わる事柄についてもう少し詳細を記す。図1に示すようにシャッター2とCCD(8)に対して同期信号を,信号線10を通して送り、露光時間とフレーム時間を適切に同期させている。フレーム時間とは1つの像を撮影してから次の像を撮影するまでの1サイクルの時間を示し、露光時間とは1フレームの時間中でサンプル溶液中にレーザが照射されている時間を示す。レーザが照射されている露光時間に発した蛍光像はCCD(8)で電気信号に変換し、画像処理を行うことによって撮像を完了する。このように測定時間を短縮するためにはフレーム時間を短縮しなければならない。一方このフレーム時間はレーザ照射領域の幅と蛍光標識付ターゲット分子の電気泳動速度で規定される。図2中のレーザ照射領域の幅17を蛍光標識付ターゲット分子14が電気泳動による横断が終了したとき、次のフレームの撮像が開始できる。すなわち、フレーム時間は電気泳動速度に反比例し、照射領域幅17に比例する。計測体積を拡大するためには上記のように電気泳動速度を早くしてフレーム時間を短くするかレーザ照射体積16すなわち一度に計測できるサンプル溶液体積を拡大する必要がある。
としている。これ以上レーザ照射領域を拡大すると、SN低減が低減してしまい、一つのターゲットに標識された蛍光体または蛍光体群からの蛍光計測が難しくなる。
レーザの伝播方向にレーザ照射体積を拡大する構成とし、レーザ励起密度を低下させずに計測領域を拡大する。すなわち、図4に示すようにサンプル溶液を保持する試料保持部(以下サンプルセルと略す)の2枚の基板の間にレーザ光を多重反射させ伝播させる。このとき、レーザ光の伝播方向にあるサンプルを同時に励起することができ、この領域にあるターゲットから発する蛍光を一度に撮像することができる。レーザ光は2枚のガラス基板の間をほとんど減衰せずに伝播するため、サンプル溶液中の蛍光標識付ターゲット分子は十分な強度で励起することが可能である。この光照射方式を、以下、横方向入射と呼ぶ。さらに、撮像が終了した時点でサンプルセルを図4の矢印の方向にレーザスポットの幅117分だけ機械的に移動させて、次の撮像を行う。この操作を繰り返し行うことによって計測体積を拡大していく。このように横方向入射とレーザ照射領域の相対的、機械的な移動を行なうことによって、蛍光励起強度を低下させないで計測体積を拡大することができる。
をCCD(8)で計測する。まず、シャッタ(2)によって、露光時間を適切に調節し、この変調
されたレーザ光は、セル104の端面でセルの厚さ方向(z軸方向)にスポットサイズが小
さくなり、楕円形になるように2枚の焦点距離の異なる2枚のシリンドリカルレンズを使
用する。1枚目のシリンドリカルレンズ203はセル104の平行方向のレーザ幅117を規定す
る。シリンドリカルレンズ204はセルの厚さ方向のレーザスポット幅118を規定するレンズである。このレンズの焦点距離はシリンドリカルレンズ203の焦点距離より短い。これに
よってセル入射位置でのレーザスポットの形状が楕円形となる。セルの間に入射されたレーザ光は2枚の石英ガラス板131と132の間を多重反射しながら伝播し、上記2枚の石英ガラスの間に保持されたサンプル溶液中のターゲットの蛍光体を励起する。発生した蛍光は対物レンズ6によって集光しCCD(8)上に結像させる。ここでシャッタ(2)への励起レーザ変調信号に同期してCCDに信号線10を通して露光のトリガー信号を送る。CCD(8)内およびCCDカメラ7で処理された蛍光イメージは信号線11を通して制御系9に転送される。またこのとき、制御系9は1フレーム(画像)取り込まれる時間によって信号線10に送る露光のトリ
ガー信号を発生させる。また、同時にフレーム時間に同期させて制御系9からセル用ステ
ージ移動機構121に駆動信号を送りサンプルセル104を図4のスキャン方向にレーザ幅117分だけ移動させる。移動機構はステッピングモータを用いて行い、移動開始時または終了時にサンプル溶液にかかる加速度によってレーザ照射領域にあった蛍光標識付ターゲット分子が照射領域の外まで移動してしまうような大きな加速度がかからないようにステージの動きを制御する。また、蛍光を計測するときにはステージは停止させて蛍光スポットがぼけてしまうことがないようにした。このとき、図5に示すようにサンプル移動時間とレーザ励起を行う露光時間とは重なりがないように駆動信号をつくる。このようにすることによってサンプルセルの移動時間が短縮され、スループットが向上する。
と小さい。セルの中で計測可能な蛍光標識付ターゲット分子の割合を増やすためにはセルを薄くしなければならない、一方、上記のようにスループットは一度に計測できる面積に比例しているので、基板に平行な方向の入力レーザ幅117は大きくとり、基板の厚さの方向の厚さ118は小さく取った方が好ましい。そのため、入射レーザ光のビーム形状は楕円とした方が望ましい。なお、このビーム形状は、サンプルセル中心部でのビーム(励起光)が鉛直方向の径よりも水平方向の径が大きくなるように制御し、照射効率を高める構成としてもよい。
第2の基板132の間に2つのスペーサ133を形成し、スペーサの厚さ分の溶液を2枚の基板の間に保持する。第1、第2の基板は石英基板を用いる。スペーサの厚みは25mmとし、ポリイミドまたは石英ガラスをドライエッチすることによって形成する。材料としては蛍光を発生しにくい石英の方が望ましい。セル104へのレーザ光の入力部分と出力部分で、保
持されたサンプル溶液が表面張力によって丸くなり、光が散乱されることを避けるために
、ガラスまたはPDMS(ポリジメチルシロキサン)製のカバー(135)を接着する。接着
については、ガラス製の場合には紫外線効果接着剤を使用し、PDMS製の場合にはガラスとの接着作用を利用する。カバーは、ビームの入射方向に沿って、サンプルセルの壁面の少なくとも一部に接するものである。本実施例では、サンプルセルのビームの入射方向における壁面を覆う板状の部材が用いられる。このカバーがない場合はサンプル溶液が表面張力によってサンプルセル端面(135を接着する位置)において凹または凸の形状となり入射レーザ光を散乱してしまう。このようなことが起きず効率よく光がサンプルセル内に入射するようにカバーを設ける。特にPDMSを用いることによって接着剤が基板132と131の間に毛細管現象によって、しみ込んでいき、レーザ光にとっての散乱体を形成する可能性を排除できる。そのため、サンプルセルの作製歩留まりを向上することが可能となる。
サンプル溶液に最終濃度を10-7〜10-6Mになるように加え混合する。未反応のモレキュラ
ービーコンプローブは、蛍光エネルギートランスファーにより発光しないため、測定に影響を与えない。ターゲット分子の濃度に応じて蛍光を発するモレキュラービーコンプローブの分子数が増加する。
最後に計測手順について説明する。まず、上記の手順によって調製されたサンプル溶液を第1の基板131と第2の基板132の間に導入する。次に、前記第1の基板131と前記第2の
基板132との間へシリンドリカルレンズ203、204でスポット形状を調整した励起光113を基板と実質的に平行な方向で入射させる。ここで、実質的に平行とは、基板に対しての平行と同一視できる範囲の平行性をいう。このとき、モレキュラービーコンプローブから発生する蛍光を対物レンズ6とCCD(8)で計測する。1フレーム(画面)のデータが取得でき、
制御系9に転送が終了したら、サンプルセル104を矢印5あるいは115の方向に検出部に対して相対的、機械的に移動させ、まだ未計測な部分の領域の観測を行う。これらの蛍光の計測とサンプルセル104の相対的移動を繰り返して行う走査によって、広い範囲のサンプル
溶液中のモレキュラービーコンプローブからの蛍光を計測する。
の石英基板131と132の間に2つのスペーサ133を形成し、スペーサの厚さ分の溶液を2枚
の基板の間に保持する。基板については、低屈折率膜を付する場合と同膜を付さない場合とがある。本実施例では同膜を付さない場合について説明する。
)を仮定した。スペーサの厚さが40μm以上の場合には、厚さが増えると励起強度密度が
低下する。これは一定強度のレーザを入射したにも関わらすスポットサイズが広がっているためである。一方、スペーサ厚さが20μm以下の場合にも励起強度密度が大きく低下す
る。これは溶液厚さが低下すると、実効的に溶液とガラスの界面に対して厚い角度で反射光の割合が増え、界面での反射率が低下するからである。本実施例では両者の効果の中間の厚さとして25μmを採用する。2枚の基板の間隔として好適なのは励起強度密度が1/2以下にならない25±15μmである。
の発明を実施するための最適な形態と同様である。レーザ光を集光するシリンドリカルレンズ203が水平方向のスポット幅117を決め、その焦点距離は150mmとした。また、レンズ2
04は垂直方向のスポット幅118を決め、その焦点距離は25mmとした。サンプルセル直前の
平均光強度は10mWとした。対物レンズ6の倍率は20倍、開口数(NA)は0.75とした。また
、散乱光を排除するために、励起光波長488nmを中心とするノッチフィルタ141をCCDカメ
ラ7と対物レンズ6の間に挿入した。
間を10msec、データ転送時間を190msec、サンプル移動時間を150msecとした。図5にタイムチャートを記した。1フレーム時間は露光時間とデータ転送時間で決定され、200msecである。本実施例ではデータ転送時間がサンプル移動時間より短く設定できたため、サンプル移動とデータ転送を同時に実施することによって、セルの移動回数が増加するにともなって増える計測時間の増加を最小限に抑制した。
て、領域150にサンプル溶液を滴下すると、毛細管現象によって、サンプル溶液が矢印151の方向へ導入される。このとき、内部の空気を抜くために2箇所以上の開口部が必要である。サンプルセル104が大きく傾いている場合には、サンプル溶液が流れてしまうという
不具合が生じる。このため、サンプルセルを保持するアクチュエータ121はサンプルセル
が実質的に水平を維持するようにした。これは、2枚の基板が実質的に水平であるという
ことである。ここで実質的に水平とは、水平と同一視できる程度の水平度をいう。
本鎖DNAにインターカレータYOYO-1でラベルした溶液でDNA濃度は10-12M、YOYO-1濃度
は10-9Mとした。
液中に入射され伝播しながら蛍光標識を励起する。レーザ励起密度を向上するために溶液と石英基板の間に厚さ15 μm程度で溶液より低屈折率の薄膜160を形成する。具体的には
、2枚の基板の各々の向き合う面に各々第1の層と第2の層とが薄膜として形成されてい
る。この低屈折率材料としてはフッ素樹脂が好ましい。本実施例では、アモルファス フ
ルオロポリマー(屈折率1.29)を用いた。低屈折率材料として適用可能な屈折率範囲は溶液の屈折率より0.1%以上小さく、1より大きければよい。屈折率の上限値は溶液の屈折
率に依存している。蛍光標識付ターゲット分子以外の塩や高分子の濃度によって、溶液の屈折率は1.
33〜1.37程度まで変化する。使用する条件における溶液の屈折率の変動が小さい場合、
使用する溶液の屈折率に対して0.1%以上小さい膜を形成し、励起レーザ光の2枚のガラス基板の間の伝播させることができる。0.1%以下の屈折率差の場合はレーザの入射条件が
厳しく現実的でない。屈折率差は大きい方が溶液屈折率変化への安定性が高く、望ましいが、蛍光体の励起に使われる波長領域で1より小さな屈折率を実現するためには光の吸収が伴うため不適当である。実際には1.2〜1.35の屈折率範囲が好適である。図8を用いて
この低屈折率薄膜160の効果を説明する。このグラフはセル中に保持された溶液の厚さに
対してサンプルセルへの入力レーザ強度を10 mWと一定としたときの励起強度密度の平均値を示している。実線は低屈折率薄膜がない場合、点線は低屈折率薄膜がある場合の励起強度密度を示している。溶液としては純水(屈折率1.33)を仮定している。溶液の厚さが薄くなるほど、レーザ励起密度が向上することが分かる。レーザ励起密度が上がると蛍光分子の検出感度が向上する。また、溶液を薄くすることは蛍光以外のバックグランドノイズ(水のラマン散乱や溶液中の分子の散乱などによる散乱)の影響を相対的に小さくすることもできる。なお、本実施例ではサンプルセル中に保持した溶液の厚さ(低屈折率の薄膜たる第1の層と第2の層との間隔)を15μmとした。サンプル溶液の厚さをあまり薄く
しすぎるとレーザ照射体積が小さくなってしまい。スループットが低下するため、厚さを15μm以上とすることが望ましく、15μmとした。しかし、ターゲットの計測感度は薄い方が高いため、用途に応じてスループットと蛍光標識の蛍光強度の兼ね合いから厚さを決定することになる。
、溶液とガラス基板の界面での反射率を向上することもレーザ励起密度向上のために有効である。最も簡単な構成として誘電体(単層)薄膜を反射膜に用いたサンプルセルの断面図を図16に示す。上記低屈折薄膜(図11の160)の換わりに基板の屈折率よりも屈折
率の高い誘電体膜166を形成した。すなわち、2枚の基板の各々の向き合う面に各々第1の誘電体膜と第2の誘電体膜とが薄膜として形成されている。こうすることによって誘電体薄膜166と溶液167との界面で全反射は起きず、かなりの強度の光が反射せずに通過するが
、誘電体薄膜166の屈折率がガラス基板131、132の屈折率より高く設定しているため、誘
電体薄膜166とガラス基板(131または132)との界面で全反射がおきる。これによって溶
液167厚さを比較的薄くして、光が反射するため、より高い励起レーザ密度をえることが
できる。誘電体膜としてSiN(屈折率1.95、厚さ0.4μm)としたときの励起レーザ密度を図1
7中の△のデータで示した。図17から分かるように低屈折率薄膜を用いた場合よりは励
起密度が低いが、ガラスのみを用いた場合よりは励起密度が向上していることが分かる。誘電体薄膜の屈折率範囲は基板であるガラスの屈折率より大きくしなければならないためガラス基板の屈折率が1.45のとき1.45以上の屈折率が必要になる。サンプル溶液の厚さは15μmとして良好なレーザ励起強度を得ることができる。サンプル溶液の厚さ範囲は10〜3
0μm 範囲が最適である。また、上記誘電体膜を多層にすることも可能であることは言う
までもない。この場合、各々の誘電体膜は各々屈折率の異なる複数の層を具備してもよく
、例えば各々が2層からなる場合には、溶液と接する層が基板と接する層よりも屈折率が高いものとしてもよい。多層化の最も簡単な場合は、上記誘電体膜と基板との間に屈折率の良く制御されたクラッド層としてSiO2層(屈折率1.45)を厚さ15μm挿入してもよい。
これをすることよってより安定した全反射が得られる。
形成し、その上に溶液が保持されるようにする。また、上側のガラス基板の表面には上下反転した順序で同様の2層を形成する。これによって99%以上の高反射率を確保すること
が可能でレーザ励起密度を向上することができる。上記の例は多層膜として二層より構成した反射膜を示したが、より多数の層を組み合わせて反射膜を形成してもよい。
このように誘電体膜を用いることのメリットは溶液に接触する面を安定にたもち、サンプル溶液への不要な化学物質の混入の可能性を極力排除することが可能であることである。
サンプルセル104に照射し、蛍光を512×512ピクセルの冷却型CCD(8)で計測する。基本的な構成は上記の発明を実施するための最適な形態と同様である。レーザ光を集光するシリンドリカルレンズの焦点距離は水平方向のスポット幅117を決めるレンズ203を150mmとして垂直方向のスポット幅118を決めるレンズ204を25mmとした。セル直前の平均光強度は10mWとした。対物レンズ6の倍率は20倍、開口数は0.75とした。また、散乱光を排除するため
に、励起光波長488nmを中心とするノッチフィルタ141をCCDカメラ7と対物レンズ6の間に
挿入した。
データ転送時間を190msec、サンプル移動時間を150msecとした。また、サンプル移動の時にセル104はわずかに傾くことも考えられる。そのため、セル104に対してレーザスポットが垂直方向(図5のy方向)に最適位置からずれる可能性が想定される。このようになるとレーザ励起強度密度が低下するため、正確な定量ができなくなる。これを避けるために
、本実施例ではセルを通過した光の強度をモニタする光パワーメータ(光検出器)140を
配置し、この出力を制御系9に出力するようにした。この制御系は、光パワーメータの出
力に応じてサンプル移動アクチュエータ121に対して位置制御の指令を与える。すなわち
、光パワーメータの出力に応じてz方向(サンプルセルの厚さ方向)の位置を調整するための指令を与える。ここで、z方向とは鉛直方向であってもよい。本実施例では特に、光パワーメータ140の出力が最大になるようにサンプル移動アクチュエータ121でz方向(サンプルセルの厚さ方向)の位置をフィードバック制御した。
た。サンプルセル104は2枚の石英基板(第1の基板161と第2の基板162)から構成され
、下側の第2の基板162は多角形の形で窪み163がドライエッチによって形成されている。
この窪みの部分にサンプル溶液を収め、かつサンプル溶液が流れることになる。サンプル溶液は入力ポート164からサンプルセルに入り、出力ポート165から排出される。サンプル溶液の流れは矢印171、172、173に示した。
2の間に満たされた溶液中を、多重反射を繰り返しなら伝播する。レーザビーム113はドライエッチングで形成した窪み163の壁面を通過するが、この壁面での光の散乱が十分抑制
されるように、エッチング断面は平坦かつ垂直になるようにエッチング条件を調整する。
光を計測するためには対物レンズのNAは大きくなくてはならない。これは、蛍光が等方的に放射されるため、大きなNAの対物レンズを使うことによってより広い角度に放射した蛍光を取り込むためである。しかし、大きなNAの対物レンズを一つだけをつかってCC
Dカメラ7に光を入力すると光学系の倍率が大きくなってしまう。このため、一回の観測
領域が狭まってしまうという問題がある。この問題を解決するために第1の対物レンズ19
0と第2の対物レンズ191を組み合わせる。いま、第1のレンズ190の倍率をM1、開口数をN
A1とし、第2のレンズ191の倍率をM2、開口数をNA2とするとき、NA2 > NA1 × M1が成立するようにする。この条件の下では、2枚のレンズ系の倍率はM = NA1/NA2であるからM < M
1が成立しており、開口数NA1を高く維持したまま、倍率をM1単独よりも低く設定でき、一回の観測領域をおおきくとることができる。これは特に単分子計測に必要な高い感度と広い観測視野を両立させるための構成に関して見出した課題を解決するための構成であり、従来の蛍光顕微鏡等ではこのような課題は生じない。
あり、高い感度を実現することができる。図14にサンプルセルをレーザ入射方向とは垂直方向に切断した断面図を示す。サンプルセルは2枚の基板から構成されており、溶液の下側の基板132の上にポリイミドまたは石英製のスペーサ133を配置し、その上にレンズ付の上面ガラスまたは基板205を接着する。ここで、レンズは上面ガラスまたは基板205に凹凸部を設けることによって設置されてもよい。基板材料は蛍光を発しなければポリマ材料等を用いてもよい。基板205上にCCD(8)上に視野に合わせて周期的にレンズ上の凸形状を
形成し、蛍光標識付分子206からの光を集光し、ノッチフィルタ141と第2のレンズ191を
通してCCD(8)上に結像するようにする。このような構成では基板201条に形成した第1の
レンズは蛍光分子により接近しているため、大きなNAを得ることができる。すなわち、高感度に蛍光を計測することが可能である。絞り
することが望ましい。
、溶液とガラス基板の界面での反射率を向上することもレーザ励起密度向上のために有効である。最も簡単な構成として誘電体(単層)薄膜を反射膜に用いたサンプルセルの断面図を図22に示す。上記低屈折薄膜(図21の160)の換わりに基板の屈折率よりも屈折
率の高い誘電体膜166を形成した。すなわち、2枚の基板の各々の向き合う面に各々第1の誘電体膜と第2の誘電体膜とが薄膜として形成されている。こうすることによって誘電体薄膜166と溶液167との界面で全反射は起きず、かなりの強度の光が反射せずに通過するが
、誘電体薄膜166の屈折率がガラス基板131、132の屈折率より高く設定しているため、誘
電体薄膜166とガラス基板(131または132)との界面で全反射がおきる。これによって溶
液167厚さを比較的薄くして、光が反射するため、より高い励起レーザ密度をえることが
できる。誘電体膜としてSiN(屈折率1.95、厚さ0.4μm)としたときの励起レーザ密度を図1
7中の△のデータで示した。図17から分かるように低屈折率薄膜を用いた場合よりは励
起密度が低いが、ガラスのみを用いた場合よりは励起密度が向上していることが分かる。誘電体薄膜の屈折率範囲は基板であるガラスの屈折率より大きくしなければならないためガラス基板の屈折率が1.45のとき1.45以上の屈折率が必要になる。サンプル溶液の厚さは15μmとして良好なレーザ励起強度を得ることができる。サンプル溶液の厚さ範囲は10〜3
0μm 範囲が最適である。また、上記誘電体膜を多層にすることも可能であることは言う
までもない。この場合、各々の誘電体膜は各々屈折率の異なる複数の層を具備してもよく
、例えば各々が2層からなる場合には、溶液と接する層が基板と接する層よりも屈折率が高いものとしてもよい。多層化の最も簡単な場合は、上記誘電体膜と基板との間に屈折率の良く制御されたクラッド層としてSiO2層(屈折率1.45)を厚さ15μm挿入してもよい。
これをすることよってより安定した全反射が得られる。
形成し、その上に溶液が保持されるようにする。また、上側のガラス基板の表面には上下反転した順序で同様の2層を形成する。これによって99%以上の高反射率を確保すること
が可能でレーザ励起密度を向上することができる。上記の例は多層膜として二層より構成した反射膜を示したが、より多数の層を組み合わせて反射膜を形成してもよい。
このように誘電体膜を用いることのメリットは溶液に接触する面を安定にたもち、サンプル溶液への不要な化学物質の混入の可能性を極力排除することが可能であることである。
また,図21と図22においてサンプルフローセルの入射部分に窓用ガラス板136を設けている。これは石英基板132,131の凸凹をガラスとほぼ同じ屈折率の接着剤を用いてガラス板136を貼り付けることによって,サンプルフローセルへ入射時に前記凸凹による光の散乱が生じて,溶液中まで伝播する光の強度が減数しないようにしている。
本鎖DNAにインターカレータであるYOYO-1で標識した溶液を使用した。DNA濃度を10-14M、10-13M,10-12Mの3種類の溶液を準備し,これらの溶液をサンプルフローセル中に一定速度でフローさせて,標識付ターゲット分子数を計測した。このときのフロー速度はラインセンサの採用によって,励起レーザ強度密度を5倍に向上できているため,スループットは5倍だけ向上することができた。以下にフロー速度が5倍に向上できた理由を記す。
図23から本実施例の構成によって,5倍のスループットで濃度が未知のサンプルの分子数を計測し,この値と測定体積から濃度定量ができることが実証できた。
2 露光時間を決定するシャッター
3 従来例におけるレーザ集光用レンズ
4 本発明における蛍光標識ターゲット
5 レーザ光源1出たレーザ光
6 対物レンズ
7 CCDカメラ
8 CCD(Charge Coupled Device)
9 制御コンピュータ
10 同期信号線
11 画像データ転送用信号線
12 キャピラリ
13 従来例におけるレーザビーム
14 従来例における蛍光標識ターゲット
15 蛍光標識ターゲットの電気泳動方向
16 従来例におけるレーザ照射体積
17 レーザ照射領域の幅
18 レーザ照射領域の高さ
19 キャピラリの幅
20 キャピラリの高さ
21 液体制御部
22 廃液溜め
23 1次元状CCDカメラ
24 1次元状CCD素子
26 蛍光標識付ターゲット分子をカウントする粒子数計数部
27 サンプルフローセルへ試料溶液を送るガラスキャピラリ
28 条件(1),(2),(3),(4)のいずれかを満たしたCCD光検出素子
29 28のCCD光検出素子を含むカメラ
104 サンプル溶液を保持したセル
105 2枚の基板によるサンプルフローセル
106 サンプルフローセル
113 レーザスポット
115 サンプルセルの相対的移動方向
116 レーザ照射領域
117 レーザスポット幅
118 レーザスポット厚さ
119 セルのレーザ伝播方向の幅
120 セルのレーザ伝播方向に対して垂直方向の幅
120 2枚のガラス基板の間隔(溶液厚さ)
121 セル用ステージ移動機構
131 セルを構成するガラス基板(上側)
132 セルを構成するガラス基板(下側)
133 2枚のガラスの間隔を決定するスペーサ
135 レーザ入射・出射部光散乱防止板
136 フローセルにおける レーザ入射部光散乱防止板
137 フローセル
140 出力レーザ強度モニタ
141 ノッチフィルタ
150 サンプル溶液滴下領域
151 サンプル溶液浸透方向
160 光伝播用低屈折率薄膜
161 流路つきセルを構成するガラス基板(上側)
162 流路つきセルを構成するガラス基板(下側)
163 サンプルフローセルにおける試料流路部
164 サンプル流路入り口
165 サンプル流路出口
166 試料流路部中のサンプル溶液
167 誘電体膜(SiN)
168 サンプル溶液
171 サンプルの流れの方向(入り口付近)
172 サンプルの流れの方向(レーザ照射領域付近)
173 サンプルの流れの方向(出口付近)
174 レーザ照射方向
175 実施例6におけるレーザ光伝播の軌跡
176 実施例6におけるレーザ光伝播の軌跡
180 エッチングで形成したサンプルセル
190 対物レンズ(第1レンズ)
191 対物レンズ(第2レンズ)
203 1枚目のシリンドリカルレンズ
204 2枚目のシリンドリカルレンズ
205 上側ガラス基板に形成した対物レンズ
206 蛍光標識付サンプル
207 レーザ集光用アクロマティックレンズ。
Claims (7)
- 第1の基板と第2の基板とを具備し,前記第1と第2の基板の間に試料溶液を保持する試料保持部と,
前記第1の基板と前記第2の基板との間であって前記第1の基板と前記第2の基板に実質的に平行に、かつ前記試料溶液の流れの方向と実質的に垂直の方向へ励起光を照射する光照射部と,
前記試料保持部の内部で生じる蛍光を検出する検出部と,
前記試料保持部を前記検出部に対して相対的に移動させる移動手段とを有することを特徴とする蛍光検出装置。 - 前記第1の基板と前記第2の基板とは,各々の向き合う面に各々第1の層と第2の層とを有し,前記第1の層と前記第2の層とは前記試料よりも屈折率が低いことを特徴とする請求項1に記載の蛍光検出装置。
- 前記第1の基板と前記第2の基板とは,各々の向き合う面に各々第1の誘電体膜と第2の誘電体膜とを有し,前記第1の誘電体膜と前記第2の誘電体膜とは,前記第1の基板及び前記第2の基板よりも屈折率が高いことを特徴とする請求項1に記載の蛍光検出装置。
- 前記第1の基板及び前記第2の基板が水平に設置されることを特徴とする請求項1内至請求項3に記載の蛍光検出装置。
- 前記第1の基板と前記第2の基板とは実質的に平行に設置されることを特徴とする請求項1内至請求項3に記載の蛍光検出装置。
- 前記試料保持部は、試料導入口と試料導出口を有することを特徴とする請求項1記載の蛍光検出装置。
- 前記移動手段は、前記試料保持部を前記検出部に対して機械的に移動させることを特徴とする請求項1記載の蛍光検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005303835A JP4812393B2 (ja) | 2005-03-04 | 2005-10-19 | 蛍光分子計測システム |
US11/349,898 US7439522B2 (en) | 2005-03-04 | 2006-02-09 | Counting system for fluorescent molecules |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005059858 | 2005-03-04 | ||
JP2005059858 | 2005-03-04 | ||
JP2005303835A JP4812393B2 (ja) | 2005-03-04 | 2005-10-19 | 蛍光分子計測システム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006276000A JP2006276000A (ja) | 2006-10-12 |
JP2006276000A5 JP2006276000A5 (ja) | 2008-05-01 |
JP4812393B2 true JP4812393B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=36943257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005303835A Expired - Fee Related JP4812393B2 (ja) | 2005-03-04 | 2005-10-19 | 蛍光分子計測システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7439522B2 (ja) |
JP (1) | JP4812393B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5202971B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2013-06-05 | オリンパス株式会社 | 測定装置及び測定方法 |
WO2010004835A1 (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 株式会社日立製作所 | 光計測装置 |
WO2010085548A2 (en) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | Li-Cor, Inc. | Single molecule proteomics with dynamic probes |
US8993972B2 (en) * | 2009-01-23 | 2015-03-31 | University Of Maryland Baltimore County | Fluorescence based sensors utilizing a mirrored cavity |
JP5660464B2 (ja) * | 2011-07-25 | 2015-01-28 | 横河電機株式会社 | 濃度測定方法、および濃度測定システム |
KR20140090509A (ko) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | 성균관대학교산학협력단 | 내부 전반사기를 이용한 형광 검출 장치 |
CN103776806B (zh) * | 2014-01-06 | 2016-01-06 | 浙江农林大学 | 包合物包合率测定仪的测定方法 |
JP2015184114A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 富士フイルム株式会社 | 増強ラマン分光装置 |
WO2016063912A1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | 国立大学法人東京大学 | 粒子検出方法、粒子検出装置および粒子検出システム |
US10181190B2 (en) * | 2014-11-04 | 2019-01-15 | Olympus Corporation | Microscope and microscope image acquisition method |
JP6635052B2 (ja) * | 2015-02-05 | 2020-01-22 | 株式会社ニコン | 構造化照明顕微鏡、及び観察方法 |
WO2016171198A1 (ja) * | 2015-04-21 | 2016-10-27 | 国立大学法人東京大学 | 微粒子検出システム及び微粒子検出プログラム |
WO2016178856A1 (en) * | 2015-05-01 | 2016-11-10 | The Board Of Regents Of The University Of Texas System | Uniform and scalable light-sheets generated by extended focusing |
US10509215B2 (en) * | 2016-03-14 | 2019-12-17 | Olympus Corporation | Light-field microscope |
US10876970B2 (en) | 2016-04-12 | 2020-12-29 | The Board Of Regents Of The University Of Texas System | Light-sheet microscope with parallelized 3D image acquisition |
JP7217677B2 (ja) * | 2019-07-16 | 2023-02-03 | 株式会社日立製作所 | サンプル測定装置、及びサンプル測定方法 |
CN111220588B (zh) * | 2020-03-24 | 2023-05-16 | 哈尔滨工业大学(威海) | 一种基于油膜荧光亮度的流场辐聚辐散测量方法 |
Family Cites Families (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6162843A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-31 | Hitachi Ltd | 螢光検出型電気泳動装置 |
JPS6321556A (ja) | 1986-07-15 | 1988-01-29 | Hitachi Ltd | Dna塩基配列決定装置 |
JPS6483136A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-28 | Hitachi Ltd | Fluorescence detection type electrophoretic apparatus |
JPH0695073B2 (ja) * | 1988-09-01 | 1994-11-24 | 工業技術院長 | 蛍光測定用試料保持体 |
US5184192A (en) * | 1991-07-17 | 1993-02-02 | Millipore Corporation | Photometric apparatus with a flow cell coated with an amorphous fluoropolymer |
JP2785530B2 (ja) * | 1991-09-13 | 1998-08-13 | 株式会社日立製作所 | 電気泳動装置 |
US5296911A (en) * | 1992-07-16 | 1994-03-22 | Schiapparelli Biosystems, Inc. | Optical test system for a chemical analyzer |
JPH07134101A (ja) | 1993-11-11 | 1995-05-23 | Hitachi Electron Eng Co Ltd | Dna塩基配列決定装置 |
JPH08105834A (ja) | 1994-10-06 | 1996-04-23 | Hitachi Ltd | 蛍光検出電気泳動装置 |
SE9500361D0 (sv) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | Pharmacia Biotech Ab | Förfarande och anordning för detektering av fluoroformärkta substanser |
SE9500360D0 (sv) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | Pharmacia Biotech Ab | Förfarande och anordning för detektering av märkta substanser |
JP3395468B2 (ja) | 1995-08-04 | 2003-04-14 | 株式会社日立製作所 | 蛍光検出装置 |
JPH09229859A (ja) | 1996-02-21 | 1997-09-05 | Bunshi Bio Photonics Kenkyusho:Kk | 蛍光寿命測定装置および方法 |
JP2692680B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-12-17 | 株式会社日立製作所 | 蛍光検出型電気泳動装置 |
JP3387783B2 (ja) * | 1997-07-04 | 2003-03-17 | 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 | スキャナ装置 |
AT410718B (de) | 1998-10-28 | 2003-07-25 | Schindler Hansgeorg Dr | Vorrichtung zur visualisierung von molekülen |
US7119345B2 (en) * | 2003-02-28 | 2006-10-10 | Applera Corporation | Excitation and emission filter |
JP2000338086A (ja) * | 1999-05-27 | 2000-12-08 | Hitachi Ltd | 電気泳動装置 |
ATE363653T1 (de) * | 2001-03-06 | 2007-06-15 | Evotec Ag | Verfahren zur untersuchung chemischer und/oder biologischer proben |
JP3678192B2 (ja) * | 2001-11-21 | 2005-08-03 | 横河電機株式会社 | 計測装置 |
JP2003177097A (ja) | 2001-12-12 | 2003-06-27 | Mitsubishi Chemicals Corp | 光学分析用チップ |
FI20020018A0 (fi) * | 2002-01-08 | 2002-01-08 | Wallac Oy | Viritysvalolaitteisto |
JP2003315308A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-06 | Hitachi High-Technologies Corp | 電気泳動装置及びその製造方法並びにその使用方法 |
JP2004069395A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Nec Corp | マイクロチップ、マイクロチップの製造方法および成分検出方法 |
JP2004069397A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Nec Corp | 分析チップおよび分析装置 |
US6999173B2 (en) * | 2003-09-25 | 2006-02-14 | Ffa Sciences Llc | Method and apparatus for ratio fluorometry |
JPWO2005088280A1 (ja) * | 2004-03-17 | 2008-01-31 | オリンパス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
US7315376B2 (en) * | 2005-01-07 | 2008-01-01 | Advanced Molecular Systems, Llc | Fluorescence detection system |
-
2005
- 2005-10-19 JP JP2005303835A patent/JP4812393B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-02-09 US US11/349,898 patent/US7439522B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060197034A1 (en) | 2006-09-07 |
JP2006276000A (ja) | 2006-10-12 |
US7439522B2 (en) | 2008-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4812393B2 (ja) | 蛍光分子計測システム | |
JP4763485B2 (ja) | 蛍光検出装置 | |
JP3429282B2 (ja) | 自動化されたシステム、及びサンプルの分析方法 | |
JP5816083B2 (ja) | マイクロアレイ評価システム及び方法 | |
US20070008536A1 (en) | Light measurement apparatus and light measurement method | |
US8384044B2 (en) | Apparatus and method for reading fluorescence | |
US20120319009A1 (en) | Optical analysis device, optical analysis method and computer program for optical analysis | |
US20040038386A1 (en) | Multianalyte determination system and methods | |
JP5432186B2 (ja) | 蛍光検出装置 | |
KR100590548B1 (ko) | 광검출 장치 | |
US8680485B2 (en) | Optical analysis method using the detection of a single light-emitting particle | |
JP5094484B2 (ja) | 蛍光検出方法および蛍光検出装置 | |
KR100500610B1 (ko) | 형광 현미경 및 이를 사용한 관측 방법 | |
WO2014077158A1 (ja) | 蛍光検出装置 | |
US8246803B2 (en) | Capillary electrophoresis apparatus and electrophoresis method | |
JP2000131282A (ja) | キャピラリーアレイ電気泳動装置 | |
US20210010920A1 (en) | Spectroscopic analysis device, spectroscopic analysis method, program, recording medium, and microscope | |
CN101939635B (zh) | 基于倏逝照明和荧光的分子诊断系统 | |
US20230221178A1 (en) | Apparatus and a method for fluorescence imaging | |
JP2001074656A (ja) | 画像情報読取装置 | |
WO2014017433A1 (ja) | 光学式検体検出装置 | |
JP2005043278A (ja) | 蛍光相関分光測定装置及び不均一系試料における拡散係数測定方法 | |
JP2009002774A (ja) | 生体物質検出装置 | |
WO2002103339A1 (fr) | Procede d'analyse spectroscopique a conversion photothermique et systeme d'analyse spectroscopique a conversion photothermique permettant d'executer ledit procede | |
JP2005070031A (ja) | マイクロチップを用いた成分分析装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080215 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110325 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4812393 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |