JP4795701B2 - 固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 - Google Patents

固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)に関するものである。
近年、酸素イオン伝導体を用いたSOFCに関心が高まりつつある。このSOFCは、カルノー効率の制約を受けないために本質的に高いエネルギー変換効率を有するとともに、良好な環境保全が期待できるなどの優れた特徴を有する。このため、特に、エネルギーの有効利用という観点で各分野から期待されている。
従来のSOFCでは、動作温度が900℃〜1000℃と高いために全ての部材をセラミックで構成しなければならず、このためにセルスタックの製造コストを低減するのが困難であった。SOFCの動作温度を800℃以下、好ましくは700℃程度まで低減することができれば、インターコネクタ等に耐熱合金材料を用いることが可能となるため、製造コストの低減が可能となる。ところが、動作温度を低下させると、空気極における電気化学的な抵抗が急激に増えるために過電圧が増大し、出力電圧の低下を招いてしまうという新たな問題を引き起こしてしまう。この空気極の過電圧の増大という問題を解決するために、空気極の微細化や新たな空気極材料の開発が行われている。中でも、空気極を構成している材料の粒径を小さくするという方法は、常に過電圧を低減することが可能となるため、最も有効な方法である。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
W. A. Fischer and A. Hoffmann,Arch. Eisenhuettenwes.,vol.28[11]、P.739-743,1957年
ところで、一般に空気極は、電解質層上に空気極を構成する材料を塗布し焼成して電解質層上に焼き付けることにより形成されるが、このときの焼き付けを過度の高温で行うと、空気極内の粒子同士が合体して粒成長を起こすため、空気極の過電圧の増大を招いてしまう。特に、電解質としてジルコニア系の材料、空気極としてLa系の材料を用いる場合には、Laなどイオン半径の大きな稀土類元素が電解質中へ拡散しやすいため、これによりSrZrO3やパイロクロア相(La2Zr27)など電子伝導性やイオン導電性が極めて低い不活性な物質がジルコニアと空気極の界面に形成されるので、空気極の過電圧の増大を招いてしまう。一方、焼き付け温度が低すぎると、空気極の構成材料とジルコニアとの密着力が低下するため、空気極が電解質から剥がれやすくなる。結果として、熱サイクル特性の低下などを引き起こし、SOFCの信頼性を低下させてしまう。このように従来では、空気極を構成している材料の粒径を小さくすることにより、過電圧を低減させることが困難であった。
そこで、本発明は上述したような課題を解決するためになされたものであり、空気極の過電圧が増大するのを防ぐことができる固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために本発明にかかる固体酸化物型燃料電池は、電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、電解質層と空気極との間に中間層を有する固体酸化物型燃料電池において、電解質層は、稀土類添加ジルコニアから構成され、空気極は、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物から構成され、中間層は、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素と、添加された稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアとを含む混合物の酸化物から構成されることを特徴とする。
また、上記固体酸化物型燃料電池において、稀土類添加ジルコニアは、1〜80wt%の割合で混合されるようにしてもよい。また、中間層の厚さは、0.02μm以上2μm以下であるようにしてもよい。
また、本発明にかかる固体酸化物型燃料電池の製造方法は、電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、電解質層と空気極との間に中間層が形成された固体酸化物型燃料電池の製造方法であって、Fe,Co,Mn,Niのうち何れか1つ以上の元素と、添加される稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアを構成する金属元素とを含む溶液を、稀土類添加ジルコニアからなる電解質層上に塗布し、焼成して中間層を形成する中間層形成ステップと、中間層上に、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物を含むスラリを塗布し、焼成して空気極を形成する空気極形成ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる他の固体酸化物型燃料電池の製造方法は、電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、電解質層と空気極との間に中間層が形成された固体酸化物型燃料電池の製造方法であって、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素と、添加される稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアを構成する金属元素とを含む溶液を、稀土類添加ジルコニアからなる電解質層上に塗布し、乾燥して薄膜を形成する薄膜形成ステップと、薄膜上に、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物を含むスラリを塗布し、焼成して空気極および中間層を形成する形成ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる他の固体酸化物型燃料電池の製造方法は、電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、電解質層と空気極との間に中間層が形成された固体酸化物型燃料電池の製造方法であって、真空成膜法により、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素と、添加される稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアからなる中間層を、稀土類添加ジルコニアからなる電解質層上に形成する中間層形成ステップと、中間層上に、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物を含むスラリを塗布し、焼成して空気極を形成する空気極形成ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素を酸化物からなる中間層を、稀土類添加ジルコニアからなる電解質と、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物との間に形成することにより、空気極の過電圧が増大するのを防ぐことができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる固体酸化物型燃料電池の単セルの構成を模式的に示す断面図である。図1において、単セル1は、電解質層2と、この電解質層2の一の面上に中間層5を介して形成された空気極3と、電解質層2の他の面上に形成された燃料極4とを備えている。
電解質層2は、稀土類添加ジルコニア系酸化物から構成される。
空気極3は、AサイトをLa、または、LaおよびSrが占め、BサイトをFe、Co、Mn、Niなどの遷移金属元素のうち少なくとも何れか1つが占めるLa(Sr)MnO3,La(Sr)Fe0.8Co0.23,LaNi0.6Fe0.43などペロブスカイト型構造(ABO3)を有する多孔質から構成される。
燃料極4は、例えばNiO−YSZなど固体酸化物型燃料電池の燃料極として用いられる材料から構成される。
中間層5は、Fe、Co、Mn、Niなどの遷移金属元素のうち少なくとも何れか1つの元素からなる金属酸化物、または、この遷移金属酸化物と稀土類添加ジルコニア系酸化物の混合体から構成される。
このような単セル1は、次のように形成される。まず、例えばドクターブレード法などの公知の方法により、厚さ10〜10μm程度の電解質層2を形成する。
次いで、電解質層2の一方の面に燃料極4を形成後、電解質層2の他方の面に有機金属塩溶液または無機金属溶液を塗布し、この溶液を熱処理により乾燥および焼成または乾燥させる。これにより、遷移金属酸化物からなる中間層5、または、稀土類添加ジルコニア系酸化物と遷移金属酸化物との混合体からなる薄膜を形成する。なお、RFスパッタリング法などの公知の真空成膜法により中間層5を形成するようにしてもよい。
次いで、中間層5または上記薄膜上にスラリ状に上記空気極3の材料をスクリーン印刷等の公知の方法により塗布し、SOFCの動作温度よりも高い温度で焼成することにより空気極3または空気極3および中間層5を形成する。これにより、図1に示すような単セル1が形成される。
このように形成された単セル1において、中間層5に含まれるFe,Co,Mn,Niなどの金属元素からなる遷移金属酸化物は、ジルコニア、セリアなど螢石型結晶格子を有する固体電解質に、酸化雰囲気中におけるSOFCの動作温度で極めてわずかに固溶する(例えば、非特許文献1参照。)。しかしながら、上記遷移金属酸化物は、LaやSrなどのイオン半径の大きな稀土類元素を含まないので、ジルコニアとの界面に安定に存在させるために高温の熱処理を行っても、電解質層2との間で相互拡散が殆ど生じず、パイロクロアなどの不導体相などが生成されない。このため、上述した中間層5を設けることにより、空気極3の過電圧の増大を防ぐことが可能となる。
また、上述したように中間層5に含まれる遷移金属酸化物が電解質層2にわずかに固溶することにより、中間層5の遷移金属酸化物と電解質層2のジルコニアとの密着力が強くなる。上記遷移金属酸化物は、空気極3を構成するLa(Sr)MnO3,La(Sr)Fe0.8Co0.23,LaNi0.6Fe0.43などABO3で表される組成のペロブスカイト系酸化物のBサイトと同じ金属元素を有しているため、空気極3と容易に相互拡散する。中間層3は、ミクロンオーダーに十分薄く形成されるため、空気極3を中間層5上に焼き付けると、空気極3と中間層5との間の相互拡散領域が電解質層2のジルコニアとの界面まで到達する。このため、空気極3を中間層5の上に焼き付けると、空気極3の焼き付け温度が比較的低温であっても、中間層5を介して電解質層2と空気極3との間で十分な密着力が得られるので、空気極3が電解質層2から剥がれるのを防ぐことができる。また、中間層5の組成も空気極3の組成に近いため、電解質層2と空気極3との間の電気化学的な活性を損なわない。これにより、空気極3の過電圧の増大を防ぐこともできる。
したがって、中間層5の厚さは、遷移金属酸化物から構成される場合、単セル1を作製する際の高温プロセスを経ても中間層5が溶けて消滅しないよう0.01μm以上で、かつ、空気極3と中間層5との間の相互拡散領域が電解質層2のジルコニアとの界面まで到達するよう1μm以下に、望ましくは0.05μm以上0.5μm以下に、より望ましくは0.08μm以上0.2μm以下に形成する。
一方、稀土類添加ジルコニア系酸化物と遷移金属酸化物との混合体から構成される場合、中間層5の厚さは、単セル1を作製する際の高温プロセスを経ても中間層5が溶けて消滅しない0.02μm以上で、かつ、空気極3と中間層5との間の相互拡散領域が電解質層2のジルコニアとの界面まで到達するよう2μm以下に、望ましくは0.04μm以上1μm以下に、より望ましくは0.05μm以上0.5μm以下に形成する。このとき、中間層5に混合させる稀土類添加ジルコニア系酸化物の割合は、1〜80wt%、望ましくは10〜70wt%、より望ましくは40〜60wt%に設定する。
第1の参考例
次に、本発明の第1の参考例について説明する。図2は、固体酸化物型燃料電池の単セルの構成を示す模式図、図3は、図2の単セルを組み込んだ燃料電池の構成を模式的に示す要部断面図、図4は、密着力試験用の単セルの構成を示す模式図である。なお、本参考例は、上述した第1の実施の形態をより具体的に表すものである。
参考例では、後述する所定の条件の下で図2に示すような単セルを形成し、この単セルを図3に示すような燃料電池に組み込んで発電試験を行った。また、空気極の密着力試験を行うために、図4に示すような単セルを形成した。まず、単セルおよびこの単セルを組み込んだ燃料電池について説明する。
単セル10は、図2に示すように、平面視略矩形の板状の形状を有する電解質層11と、この電解質層11の一方の面に形成された平面視略円形の燃料極12と、電解質層11の他方の面に形成された平面視略円形の空気極13と、電解質層11および空気極13の間に形成された中間層14と、空気極13が形成された側の面の電解質層11の縁部に形成された参照極15とを有する。なお、燃料極12および空気極13の表面には、それぞれ集電効率を向上させるために白金メッシュ集電体16,17が形成されている。
燃料電池20は、図3に示すように、上述した単セル10と、シール31を介して単セル10の電解質層11の部分を狭持するとともに単セル10を気密保持するセルカバー30と、単セル10の空気極13側に配設され空気やO2を供給し余分な空気やO2を排気する空気供給部40と、単セル10の燃料極12側に配設されH2、H2+H2O、CH4+H2O等の燃料ガスを供給し排気ガスを排気する燃料供給部50と、単セル10の両極の白金メッシュ集電体16,17に接続され生成された電力を取り出す白金からなる端子60と、単セル10の参照極15から参照電力を取り出す参照端子70とを有する。
次に、単セル10の製造方法について説明する。まず、ドクターブレード法で焼成した厚さ0.2mmのY23添加ジルコニア(YSZまたは0.9ZrO2−0.1Y23)からなる電解質層11の一方の面にNiO−YSZのスラリをスクリーン印刷法で塗布し、この上に白金メッシュ集電体16を載せて1400℃で8時間焼成を行い、厚さ60μmの燃料極12を形成した。ここで、上記NiO−YSZのスラリは、平均粒径が約0.6μmのY23添加ジルコニアが40wt%、平均粒径が約0.2μmのNiO粉末が60wt%含まれたものからなる。
次いで、電解質層11の他方の面に、トルエンで希釈したCoを含んだアルコキシド溶液をスピンコート法により塗布し、400℃で乾燥させた後に1000℃で4時間焼成し、厚さ0.01μm〜0.1μmのコバルト酸化物からなる中間層14を形成した。なお、厚さ0.1μm以上の中間層14については、400℃の乾燥後と上記アルコキシド溶液のスピンコートを繰り返し行うことにより形成した。
次いで、所定の厚さに形成された中間層14上に、AサイトがLaおよびSr、BサイトがMnから構成される粒径約0.8μmのLa0.8Sr0.2MnO3(LSM)のスラリを塗布し、この上に白金メッシュ集電体17を載せて1000℃で2時間焼成し、厚さ60μmの空気極13を形成した。なお、燃料極12および空気極13は何れも直径6mmに形成した。
このような方法により形成した中間層14の厚さが異なる各セルを、それぞれセル#101〜105とする。
また、上述したのと同様の方法で、Co含有アルコキシド溶液に代えて、Fe含有アルコキシド溶液、Mn含有アルコキシド溶液、Ni含有アルコキシド溶液、または、Fe含有アルコキシド溶液とCo含有アルコキシド溶液を用いて中間層14を形成したセルを、それぞれセル#111〜143とする。
また、上述したのと同様の方法で、中間層14を形成せず、電解質層11上に粒径0.8μmのLSM(La0.78Sr0.2MnO3)のスラリを塗布し、この上に白金メッシュ集電体17を載せて1000℃で4時間焼成し、厚さ60μmの空気極13を形成したものを、参照用のセルとして作製した。このセルを#100とする。
上記セル#100〜143を単セル10として図3に示すような燃料電池20に組み込み、800℃において発電試験を行った。この発電試験では、電極性能の指標である界面抵抗を交流インピーダンス法で測定した。また、上記セル#100〜143において、図4に示すように、燃料極12と参照極15を設けず、電解質層11を1cm角の矩形状に形成したセルも併せて作製し、密着力試験を行った。この密着力試験では、焼成後の空気極13にテープを貼り付け、これを剥がした後の残留率を測定した。これらの試験結果を表1に示す。なお、発電試験において、空気供給部40からはO2を供給し、燃料供給部50からは室温加湿水素ガスを供給した。すると、開放起電力として1.12V以上の値が得られた。
Figure 0004795701
表1に示すように、中間層14を形成したセル#101〜143は、中間層14を形成していないセル#100よりも密着力が向上している。また、セル#101〜143は、セル#100よりも低い界面抵抗、すなわちより優れた電極特定が得られた。これは、空気極13の密着力が向上したために空気極13のミクロな剥がれが抑制され、電解質層11のジルコニアとの界面をより強固に密着させることができ、この界面に設けた中間層14の組成が活性の高い空気極13に近いものとなったためと考えられる。以上のように、本参考例によれば、中間層14を形成することにより、従来よりも空気極13をジルコニア系の電解質層11への密着力が向上するとともに、空気極界面抵抗を低い値に安定させることができた。
[第2の参考例
次に、本発明の第2の参考例について説明する。なお、本参考例において、第1の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態は、上述した第1の参考例のセル#100〜143において、電解質層11の材料をYSZからSSZ(0.9ZrO2−0.1Sc23)に、空気極13の材料をLSMからAサイトがLaおよびSr、BサイトがFeから構成されるLSF(La0.8Sr0.2FeO3)に代えたものを、それぞれセル#200〜243としたものである。このようなセル#200〜243を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表2に示す。
Figure 0004795701
表2に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#201〜#243は、中間層14を形成していないセル#200と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第3の参考例
次に、本発明の第3の参考例について説明する。なお、本参考例において、第1の実施の形態および第1の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
参考例は、上述した第1の参考例のセル#100〜143において、電解質層11の材料をYSZからSASZ(0.89ZrO2−0.1Sc23−0.01Sc23)に、空気極13の材料をLSMからAサイトがLa、BサイトがNiおよびFeから構成されるLNF(LaNi0.6Fe0.43)に代えたものを、それぞれセル#300〜343としたものである。このようなセル#300〜343を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表3に示す。
Figure 0004795701
表3に示すように本参考例においても、中間層14を設けたセル#301〜#343は、中間層14を形成していないセル#300と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第4の参考例
次に、本発明の第4の参考例について説明する。なお、本実施の形態において、第1の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
参考例は、上述した第1の参考例のセル#100〜143において、電解質層11の材料をYSZからYSZ−YDC(0.9{0.9ZrO2−0.1Y23}+0.1{Ce0.80.22})に、空気極13の材料をLSMからAサイトがLaおよびSr、BサイトがFeおよびCoから構成されるLSCF(La0.8Sr0.2Fe0.8Co0.23)に代えたものを、それぞれセル#400〜443としたものである。ここで、中間層14は、400℃で乾燥のみを行い、空気極13を塗布後に空気極13と中間層14とを同時に1000℃で2時間焼成を行った。このようなセル#400〜443を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表4に示す。
Figure 0004795701
表4に示すように本参考例においても、中間層14を設けたセル#401〜#443は、中間層14を形成していないセル#400と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第の実施の形態]
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第1の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、上述した第1の参考例において、Co,Fe,Mn,Niの何れかからなる遷移金属と、電解質層11と同じYSZの組成に対応する金属元素と所定の混合比で混合した溶液をスピンコート法により電解質層11上に塗布し、400℃で乾燥させた後に1000℃で4時間焼成することにより、厚さ0.3μmの中間層14を形成した。このような方法により形成した中間層14の各成分または混合比が異なる各セルを、それぞれセル#501〜531とする。このようなセル#501〜531を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表5に示す。なお、表5において、中間層の組成は、モル混合比(MOXと(Zr+Y)O2の比)を意味する。また、比較のため、表5には、第1の参考例で参照用のセルとして用いたセル#100を併記している。
Figure 0004795701
表5に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#501〜#531は、中間層14を形成していないセル#100と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第の実施の形態]
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第1,2の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、上述した第2の参考例において、Co,Fe,Mn,Niの何れかからなる遷移金属と、電解質層11と同じSSZの組成に対応する金属元素と所定の混合比で混合した溶液をスピンコート法により電解質層11上に塗布し、400℃で乾燥させた後に1000℃で4時間焼成することにより、厚さ0.3μmの中間層14を形成した。このような方法により形成した中間層14の各成分または混合比が異なる各セルを、それぞれセル#601〜631とする。このようなセル#601〜631を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表6に示す。なお、表6において、中間層の組成は、モル混合比(MOXと(Zr+Sc+Al)O2の比)を意味する。また、比較のため、表6には、第2の参考例で参照用のセルとして用いたセル#200を併記している。
Figure 0004795701
表6に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#601〜#631は、中間層14を形成していないセル#200と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第の実施の形態]
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第1,3参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、上述した第3の実施例において、Co,Fe,Mn,Niの何れかからなる遷移金属と、電解質層11と同じSASZの組成に対応する金属元素と所定の混合比で混合した溶液をスピンコート法により電解質層11上に塗布し、400℃で乾燥させた後に1000℃で4時間焼成することにより、厚さ0.3μmの中間層14を形成した。このような方法により形成した中間層14の各成分または混合比が異なる各セルを、それぞれセル#701〜731とする。このようなセル#701〜731を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表7に示す。なお、表7において、中間層の組成は、モル混合比(MOXと(Zr+Sc+Al)O2の比)を意味する。また、比較のため、表7には、第3の参考例で参照用のセルとして用いたセル#300を併記している。
Figure 0004795701
表7に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#701〜#731は、中間層14を形成していないセル#300と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第の実施の形態]
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第1,4参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、上述した第4の参考例において、Co,Fe,Mn,Niの何れかからなる遷移金属と、電解質層11と同じYSZ−YDC(0.9{0.9ZrO2−0.1Y23}+0.1{Ce0.80.22})の組成に対応する金属元素と所定の混合比で混合した溶液をスピンコート法により電解質層11上に塗布し、400℃で乾燥のみを行い、空気極13を塗布後に空気極13と中間層14とを同時に1000℃で2時間焼成することにより、厚さ0.3μmの中間層14を形成した。このような方法により形成した中間層14の各成分または混合比が異なる各セルを、それぞれセル#801〜831とする。このようなセル#801〜831を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表8に示す。なお、表8において、中間層の組成は、モル混合比(MOXと(Zr+Ce+Y+Al)O2の比)を意味する。また、比較のため、表8には、第4の参考例で参照用のセルとして用いたセル#400を併記している。
Figure 0004795701
表8に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#801〜#831は、中間層14を形成していないセル#400と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第の実施の形態]
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第1,3の参考例および第4の実施の形態と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、上述した第の実施の形態において、セル#704の中間層の厚さを0.05〜2μmまで変化させたものをセル#901〜905とした。また、セル#714の中間層の厚さを0.05〜2μmまで変化させたものをセル#911〜915とした。このようなセル#901〜915を用いて、第1の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表9に示す。なお、比較のため、表9には、第3の参考例で参照用のセルとして用いたセル#300を併記している。
Figure 0004795701
表9に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#901〜#915は、中間層14を形成していないセル#300と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第5の参考例
次に、本発明の第5の参考例について説明する。なお、本参考例において、第3の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
参考例では、上述した第3の参考例のセル#302〜304,312〜314において、Co34またはFe23をターゲットとしたRFスパッタ法により中間層14を形成したセルを、それぞれセル#1001〜1013としたものである。このようなセル#1001〜1013を用いて、第3の参考例と同様の試験を行った。この試験結果を表10に示す。なお、比較のため、表10には、第3の参考例で参照用のセルとして用いたセル#300を併記している。
Figure 0004795701
表10に示すように本参考例においても、中間層14を設けたセル#1001〜#1013は、中間層14を形成していないセル#300と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
[第の実施の形態]
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第5の参考例と同等の構成要素には、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、上述した第5の参考例において、SASZターゲットとCo34、または、SASZターゲットとFe23とを用いた2次元同時RFスパッタにより、所定の組成を有する厚さ0.2μmの中間層14を形成した。このような方法により形成した中間層14の各成分または混合比が異なる各セルを、それぞれセル#1101〜1114とする。このようなセル#1101〜1114を用いて第5の参考例と同等の試験を行った。この試験結果を表11に示す。なお、表11において、中間層の組成は、SASZとMoX(M=Co,Fe)の混合比を(Zr+Sc+Al):Mとして変化させたものである。また、比較のため、表11には、第3の参考例で参照用のセルとして用いたセル#300を併記している。
Figure 0004795701
表11に示すように本実施の形態においても、中間層14を設けたセル#1101〜#1114は、中間層14を形成していないセル#300と比較して、密着力が向上するとともに、界面抵抗においても同等または良好な特性が得られた。
本発明の固体酸化物型燃料電池の単セルの構成を示す断面図である。 (a)本発明の固体酸化物型燃料電池の単セルの構成を示す平面図、(b)本発明の固体酸化物型燃料電池の単セルの構成を示す断面図である。 図2の単セルを組み込んだ燃料電池の構成を示す要部断面図である。 密着力試験用の単セルの構成を示す模式図である。
符号の説明
1…単セル、2…電解質層、3…空気極、4…燃料極、5…中間層、10…単セル、11…電解質層、12…燃料極、13…空気極、14…中間層、15…参照極、16…白金メッシュ集電体、20…燃料電池、30…セルカバー、31…シール、40…空気供給部、50…燃料供給部、60…端子、70…参照端子。

Claims (6)

  1. 電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、前記電解質層と前記空気極との間に中間層を有する固体酸化物型燃料電池において、
    前記電解質層は、稀土類添加ジルコニアから構成され、
    前記空気極は、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物から構成され、
    前記中間層は、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素と、添加された稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアとを含む混合体の酸化物から構成される
    ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。
  2. 前記稀土類添加ジルコニアは、1〜80wt%の割合で混合される
    ことを特徴とする請求項記載の固体酸化物型燃料電池。
  3. 前記中間層の厚さは、0.02μm以上2μm以下である
    ことを特徴とする請求項または記載の固体酸化物型燃料電池。
  4. 電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、前記電解質層と前記空気極との間に中間層が形成された固体酸化物型燃料電池の製造方法であって、
    Fe,Co,Mn,Niのうち何れか1つ以上の元素と、添加される稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアを構成する金属元素とを含む溶液を、稀土類添加ジルコニアからなる前記電解質層上に塗布し、焼成して前記中間層を形成する中間層形成ステップと、
    前記中間層上に、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物を含むスラリを塗布し、焼成して前記空気極を形成する空気極形成ステップと
    を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池の製造方法。
  5. 電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、前記電解質層と前記空気極との間に中間層が形成された固体酸化物型燃料電池の製造方法であって、
    Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素と、添加される稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアを構成する金属元素とを含む溶液を、稀土類添加ジルコニアからなる前記電解質層上に塗布し、乾燥して薄膜を形成する薄膜形成ステップと、
    前記薄膜上に、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物を含むスラリを塗布し、焼成して前記空気極および前記中間層を形成する形成ステップと
    を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池の製造方法。
  6. 電解質層の両面に空気極と燃料極が設けられ、前記電解質層と前記空気極との間に中間層が形成された固体酸化物型燃料電池の製造方法であって、
    真空成膜法により、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素と、添加される稀土類がSc,Y,Ceのうち少なくとも何れか1つである稀土類添加ジルコニアからなる前記中間層を、稀土類添加ジルコニアからなる前記電解質層上に形成する中間層形成ステップと、
    前記中間層上に、LaまたはLaおよびSrからなる第1の金属と、Fe,Co,Mn,Niのうち少なくとも何れか1つの元素からなる第2の金属とからなるペロブスカイト構造の金属酸化物を含むスラリを塗布し、焼成して前記空気極を形成する空気極形成ステップと
    を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池の製造方法。
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