JP4780476B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、積層基板内に設けられた共振器を備えた電子部品に関する。
ブルートゥース規格の通信装置や無線LAN(ローカルエリアネットワーク)用の通信装置等の、近距離無線通信用の通信装置では、小型化、薄型化の要求が強いことから、それに用いられる電子部品の小型化、薄型化が要求されている。上記通信装置における電子部品の一つに、受信信号を濾波するバンドパスフィルタがある。このバンドパスフィルタにおいても、小型化、薄型化が要求されている。そこで、上記の通信装置における使用周波数帯域に対応でき、且つ小型化、薄型化を実現可能なバンドパスフィルタとして、例えば特許文献1ないし4に示されるように、積層基板における導体層を用いて構成された複数の共振器を備えた積層型のフィルタが提案されている。以下、共振器を構成する導体層を共振器用導体層という。
特許文献1には、少なくとも2つの共振器を備えた積層型バンドパスフィルタが記載されている。このバンドパスフィルタにおいて、各共振器は、短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であって、積層方向に交互に配列された2種類の内部電極を有している。
特許文献2には、それぞれ複数のインダクタ用導体を有する複数個のフィルタを備えた積層型フィルタモジュールが記載されている。このモジュールにおいて、各フィルタは、インダクタ用導体を用いて構成された3つの共振器を有している。このモジュールでは、隣り合うフィルタのインダクタ用導体は、全長に渡って平行に並走する部分を有していない。
特許文献3の図7には、4つの共振器を備えたバンドパスフィルタが記載されている。このバンドパスフィルタにおいて、各共振器は、短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であって、積層方向に交互に配列された2種類の静電容量形成電極を有している。また、特許文献3の図1には、3つの共振器Q1、Q2、Q3を備えたバンドパスフィルタが記載されている。このバンドパスフィルタにおいて、共振器Q1、Q2、Q3は、それぞれインダクタ用ストリップラインを有している。共振器Q1、Q2のインダクタ用ストリップラインはコムライン結合し、共振器Q2、Q3のインダクタ用ストリップラインはインターディジタル結合している。
特許文献4には、同じ誘電体層上に並べて配置された3個の共振器電極を備えた積層型バンドパスフィルタが記載されている。このバンドパスフィルタにおいて、3個の共振器電極は、コムライン型またはインターディジタル型に配置されている。
特開平9−148802号公報 特開2001−119209号公報 特開2005−12258号公報 特開2005−159512号公報
一般的に、複数の共振器を備えたバンドパスフィルタでは、共振器の数を多くすると、通過帯域幅が広くなると共に減衰極が急峻になる。
ところで、複数の共振器を備えた従来の積層型のバンドパスフィルタでは、小型化、薄型化する場合には、隣接する共振器間の距離を短くせざるを得ない。すると、隣接する共振器間の誘導性結合が強くなりすぎて、所望のバンドパスフィルタの特性を実現することが困難になるという問題が発生する。具体的には、隣接する共振器間の誘導性結合が強くなりすぎると、バンドパスフィルタの通過帯域幅が広くなりすぎることになる。
積層型のバンドパスフィルタにおいて、小型化、薄型化を妨げずに、隣接する共振器間の誘導性結合を小さくするために、共振器用導体層の幅を小さくして、その分、隣接する共振器間の距離を大きくすることが考えられる。しかし、そうすると、共振器のQが小さくなるという問題が発生する。
共振器のQを大きくするには、共振器用導体層の表面積を大きくすることが有効である。そこで、共振器のQを低下させずに、隣接する共振器間の距離をある程度大きくするために、各共振器を、複数の共振器用導体層を用いて構成することが考えられる。この場合、特許文献1または特許文献3に記載されているように、短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であって、積層方向に交互に配列された2種類の共振器用導体層を用いて、各共振器を構成することが考えられる。この場合、積層方向に交互に配列された2種類の共振器用導体層は、インターディジタル結合して、インダクタとキャパシタを含む共振器を構成する。
ところで、特許文献1に記載されている積層型バンドパスフィルタでは、入出力用外部電極に接続された引出し電極は、1つの内部電極に対して、容量性結合、誘導性結合または直接結合によって電気結合されている。また、特許文献3の図7に記載されているバンドパスフィルタでは、入力端子電極に接続された引出し電極と、出力端子電極に接続された引出し電極は、それぞれ、1つの静電容量形成電極に接続されている。このように、特許文献1または特許文献3では、短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であって、積層方向に交互に配列された2種類の共振器用導体層のうちの一方の種類の1つの共振器用導体層に対して、信号の入力または出力のための端子を接続している。このような構成では、信号の入力または出力のための端子に接続された共振器のQがあまり大きくならないという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、積層基板内に設けられた共振器を備えた電子部品であって、信号の入力と出力の少なくとも一方のために用いられる端子に接続された共振器のQを大きくすることができるようにした電子部品を提供することにある。
本発明の第1の電子部品は、積層された複数の誘電体層を含む積層基板と、積層基板の外周部に配置され、信号の入力と出力の少なくとも一方のために用いられる端子と、積層基板内に設けられ、端子に接続された共振器とを備えている。共振器は、複数の第1の種類の共振器用導体層と、少なくとも1つの第2の種類の共振器用導体層とを有している。第1および第2の種類の共振器用導体層は、それぞれ短絡端と開放端とを含むと共に短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であり、複数の誘電体層の積層方向に交互に配列されている。端子は、第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されている。なお、本出願において、「直接接続されている」というのは、電磁界結合によらず、導体によって接続されていることを言う。
本発明の第1の電子部品において、共振器は、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器であってもよい。
本発明の第2の電子部品は、積層された複数の誘電体層を含む積層基板と、積層基板の外周部に配置され、信号の入力のために用いられる入力端子と、積層基板の外周部に配置され、信号の出力のために用いられる出力端子と、積層基板内に設けられ、入力端子に接続された第1の共振器と、積層基板内に設けられ、出力端子に接続された第2の共振器とを備えている。第1の共振器は、複数の第1の種類の共振器用導体層と、少なくとも1つの第2の種類の共振器用導体層とを有している。第1および第2の種類の共振器用導体層は、それぞれ短絡端と開放端とを含むと共に短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であり、複数の誘電体層の積層方向に交互に配列されている。入力端子は、第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されている。第2の共振器は、複数の第3の種類の共振器用導体層と、少なくとも1つの第4の種類の共振器用導体層とを有している。第3および第4の種類の共振器用導体層は、それぞれ短絡端と開放端とを含むと共に短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であり、複数の誘電体層の積層方向に交互に配列されている。出力端子は、第3の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されている。
本発明の第2の電子部品において、第1および第2の共振器は、いずれも、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器であってもよい。
また、本発明の第2の電子部品において、第1および第2の共振器は、回路構成上、入力端子と出力端子との間に設けられ、バンドパスフィルタの機能を実現してもよい。なお、本出願において、「回路構成上」という表現は、物理的な構成における配置ではなく、回路図上での配置を指すために用いている。
本発明の第1の電子部品では、信号の入力と出力の少なくとも一方のために用いられる端子が第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されていることにより、端子に接続された共振器のQを大きくすることが可能になるという効果を奏する。
本発明の第2の電子部品では、入力端子が第1の共振器における第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続され、出力端子が第2の共振器における第3の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されていることにより、第1および第2の共振器のQを大きくすることが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに、図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る電子部品の回路構成について説明する。本実施の形態に係る電子部品1は、バンドパスフィルタの機能を有している。図3に示したように、電子部品1は、信号の入力のために用いられる入力端子2と、信号の出力のために用いられる出力端子3と、2つの共振器4,5と、キャパシタ15とを備えている。
共振器4は、インダクタ11とキャパシタ13とを有している。共振器5は、インダクタ12とキャパシタ14とを有している。共振器4,5は互いに誘導性結合する。また、インダクタ11,12も互いに誘導性結合する。図3では、インダクタ11,12間の誘導性結合を、記号Mを付した曲線で表している。
インダクタ11の一端とキャパシタ13,15の各一端は、入力端子2に接続されている。インダクタ11の他端とキャパシタ13の他端はグランドに接続されている。インダクタ12の一端、キャパシタ14の一端および出力端子3は、キャパシタ15の他端に接続されている。インダクタ12の他端とキャパシタ14の他端はグランドに接続されている。
共振器4,5は、回路構成上、入力端子2と出力端子3との間に設けられ、バンドパスフィルタの機能を実現する。共振器4,5はいずれも、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器である。共振器4,5は、それぞれ本発明における第1の共振器、第2の共振器に対応する。
本実施の形態に係る電子部品1では、入力端子2に信号が入力されると、そのうちの所定の周波数帯域内の周波数の信号が選択的に、共振器4,5を用いて構成されたバンドパスフィルタを通過し、出力端子3から出力される。
次に、図1および図2を参照して、電子部品1の構造の概略について説明する。図1は、電子部品1の主要部分を示す斜視図である。図2は、電子部品1の外観を示す斜視図である。
電子部品1は、電子部品1の構成要素を一体化するための積層基板20を備えている。後で詳しく説明するが、積層基板20は、積層された複数の誘電体層と複数の導体層とを含んでいる。インダクタ11,12は、それぞれ、積層基板20内の複数の導体層を用いて構成されている。キャパシタ13〜15は、積層基板20内の複数の導体層と1以上の誘電体層を用いて構成されている。
図2に示したように、積層基板20は、外周部として上面20Aと底面20Bと4つの側面20C〜20Fとを有する直方体形状をなしている。上面20Aと底面20Bは平行であり、側面20C,20Dも平行であり、側面20E,20Fも平行である。側面20C〜20Fは、上面20Aおよび底面20Bに対して垂直になっている。積層基板20において、側面20Eには入力端子22が設けられ、側面20Fには出力端子23が設けられている。また、上面20Aには2つのグランド用端子24,25が設けられ、底面20Bにはグランド用端子26が設けられている。入力端子22は図3における入力端子2に対応し、出力端子23は図3における出力端子3に対応する。グランド用端子24,25,26はグランドに接続される。
積層基板20において、側面20C,20Dに垂直な方向が、複数の誘電体層の積層方向である。図1および図2において、記号Tを付した矢印は、複数の誘電体層の積層方向を表している。
次に、図4ないし図7を参照して、積層基板20における誘電体層と導体層について詳しく説明する。図4において(a)〜(c)は、それぞれ、上から1層目ないし3層目の誘電体層の上面を示している。図5において(a)〜(c)は、それぞれ、上から4層目ないし6層目の誘電体層の上面を示している。図6において(a)〜(d)は、それぞれ、上から7層目ないし10層目の誘電体層の上面を示している。図7において(a)、(b)は、それぞれ、上から11層目、12層目の誘電体層の上面を示している。図7において(c)は、上から12層目の誘電体層およびその下の導体層を、上から見た状態で表したものである。
図4(a)に示した1層目の誘電体層31の上面には、グランド用導体層311が形成されている。この導体層311は、グランド用端子24,26に接続される。
図4(b)に示した2層目の誘電体層32の上面には、共振器用導体層321,322が形成されている。導体層321は、短絡端321aと、その反対側の開放端321bとを含んでいる。短絡端321aは、グランド用端子26に接続される。導体層322は、短絡端322aと、その反対側の開放端322bとを含んでいる。短絡端322aは、グランド用端子26に接続される。
図4(c)に示した3層目の誘電体層33の上面には、共振器用導体層331,332が形成されている。導体層331は、短絡端331aと、その反対側の開放端331bとを含んでいる。短絡端331aは、グランド用端子24に接続される。また、導体層331は、インダクタ構成部331cと接続部331dとを含んでいる。インダクタ構成部331cは、短絡端331aと開放端331bとを結ぶように、図4(c)における上下方向に延びている。接続部331dは、インダクタ構成部331cと入力端子22とを結ぶように図4(c)における左右方向に延びている。接続部331dは、入力端子22に接続される。導体層332は、短絡端332aと、その反対側の開放端332bとを含んでいる。短絡端332aは、グランド用端子25に接続される。また、導体層332は、インダクタ構成部332cと接続部332dとを含んでいる。インダクタ構成部332cは、短絡端332aと開放端332bとを結ぶように、図4(c)における上下方向に延びている。接続部332dは、インダクタ構成部332cと出力端子23とを結ぶように図4(c)における左右方向に延びている。接続部332dは、出力端子23に接続される。
図5(a)に示した4層目の誘電体層34の上面には、共振器用導体層341,342が形成されている。導体層341は、短絡端341aと、その反対側の開放端341bとを含んでいる。短絡端341aは、グランド用端子26に接続される。導体層342は、短絡端342aと、その反対側の開放端342bとを含んでいる。短絡端342aは、グランド用端子26に接続される。
図5(b)に示した5層目の誘電体層35の上面には、共振器用導体層351,352が形成されている。導体層351は、短絡端351aと、その反対側の開放端351bとを含んでいる。短絡端351aは、グランド用端子24に接続される。また、導体層351は、インダクタ構成部351cと接続部351dとを含んでいる。インダクタ構成部351cは、短絡端351aと開放端351bとを結ぶように、図5(b)における上下方向に延びている。接続部351dは、インダクタ構成部351cと入力端子22とを結ぶように図5(b)における左右方向に延びている。接続部351dは、入力端子22に接続される。導体層352は、短絡端352aと、その反対側の開放端352bとを含んでいる。短絡端352aは、グランド用端子25に接続される。また、導体層352は、インダクタ構成部352cと接続部352dとを含んでいる。インダクタ構成部352cは、短絡端352aと開放端352bとを結ぶように、図5(b)における上下方向に延びている。接続部352dは、インダクタ構成部352cと出力端子23とを結ぶように図5(b)における左右方向に延びている。接続部352dは、出力端子23に接続される。
図5(c)に示した6層目の誘電体層36の上面には、共振器用導体層361,362が形成されている。導体層361は、短絡端361aと、その反対側の開放端361bとを含んでいる。短絡端361aは、グランド用端子26に接続される。導体層362は、短絡端362aと、その反対側の開放端362bとを含んでいる。短絡端362aは、グランド用端子26に接続される。
図6(a)に示した7層目の誘電体層37の上面には、共振器用導体層371,372が形成されている。導体層371は、短絡端371aと、その反対側の開放端371bとを含んでいる。短絡端371aは、グランド用端子24に接続される。また、導体層371は、インダクタ構成部371cと接続部371dとキャパシタ構成部371eとを含んでいる。インダクタ構成部371cは、短絡端371aと開放端371bとを結ぶように、図6(a)における上下方向に延びている。接続部371dは、インダクタ構成部371cと入力端子22とを結ぶように図6(a)における左右方向に延びている。接続部371dは、入力端子22に接続される。キャパシタ構成部371eは、インダクタ構成部371cから、接続部371dとは反対側に延びている。導体層372は、短絡端372aと、その反対側の開放端372bとを含んでいる。短絡端372aは、グランド用端子25に接続される。また、導体層372は、インダクタ構成部372cと接続部372dとを含んでいる。インダクタ構成部372cは、短絡端372aと開放端372bとを結ぶように、図6(a)における上下方向に延びている。接続部372dは、インダクタ構成部372cと出力端子23とを結ぶように図6(a)における左右方向に延びている。接続部372dは、出力端子23に接続される。
図6(b)に示した8層目の誘電体層38の上面には、共振器用導体層381,382が形成されている。導体層381は、短絡端381aと、その反対側の開放端381bとを含んでいる。短絡端381aは、グランド用端子26に接続される。導体層382は、短絡端382aと、その反対側の開放端382bとを含んでいる。短絡端382aは、グランド用端子26に接続される。
図6(c)に示した9層目の誘電体層39の上面には、共振器用導体層391,392が形成されている。導体層391は、短絡端391aと、その反対側の開放端391bとを含んでいる。短絡端391aは、グランド用端子24に接続される。また、導体層391は、インダクタ構成部391cと接続部391dとを含んでいる。インダクタ構成部391cは、短絡端391aと開放端391bとを結ぶように、図6(c)における上下方向に延びている。接続部391dは、インダクタ構成部391cと入力端子22とを結ぶように図6(c)における左右方向に延びている。接続部391dは、入力端子22に接続される。導体層392は、短絡端392aと、その反対側の開放端392bとを含んでいる。短絡端392aは、グランド用端子25に接続される。また、導体層392は、インダクタ構成部392cと接続部392dとキャパシタ構成部392eとを含んでいる。インダクタ構成部392cは、短絡端392aと開放端392bとを結ぶように、図6(c)における上下方向に延びている。接続部392dは、インダクタ構成部392cと出力端子23とを結ぶように図6(c)における左右方向に延びている。接続部392dは、出力端子23に接続される。キャパシタ構成部392eは、インダクタ構成部392cから、接続部392dとは反対側に延びている。
図6(d)に示した10層目の誘電体層40の上面には、共振器用導体層401,402が形成されている。導体層401は、短絡端401aと、その反対側の開放端401bとを含んでいる。短絡端401aは、グランド用端子26に接続される。導体層402は、短絡端402aと、その反対側の開放端402bとを含んでいる。短絡端402aは、グランド用端子26に接続される。
図7(a)に示した11層目の誘電体層41の上面には、共振器用導体層411,412が形成されている。導体層411は、短絡端411aと、その反対側の開放端411bとを含んでいる。短絡端411aは、グランド用端子24に接続される。また、導体層411は、インダクタ構成部411cと接続部411dとを含んでいる。インダクタ構成部411cは、短絡端411aと開放端411bとを結ぶように、図7(a)における上下方向に延びている。接続部411dは、インダクタ構成部411cと入力端子22とを結ぶように図7(a)における左右方向に延びている。接続部411dは、入力端子22に接続される。導体層412は、短絡端412aと、その反対側の開放端412bとを含んでいる。短絡端412aは、グランド用端子25に接続される。また、導体層412は、インダクタ構成部412cと接続部412dとを含んでいる。インダクタ構成部412cは、短絡端412aと開放端412bとを結ぶように、図7(a)における上下方向に延びている。接続部412dは、インダクタ構成部412cと出力端子23とを結ぶように図7(a)における左右方向に延びている。接続部412dは、出力端子23に接続される。
図7(b)に示した12層目の誘電体層42の上面には、共振器用導体層421,422が形成されている。導体層421は、短絡端421aと、その反対側の開放端421bとを含んでいる。短絡端421aは、グランド用端子26に接続される。導体層422は、短絡端422aと、その反対側の開放端422bとを含んでいる。短絡端422aは、グランド用端子26に接続される。
図7(c)に示したように、誘電体層42の下面には、グランド用導体層423が形成されている。この導体層423は、グランド用端子25,26に接続される。
導体層321,331,341,351,361,371,381,391,401,411は、それぞれ短絡端と開放端とを含み、短絡端と開放端の位置関係が交互に反対になるように、複数の誘電体層の積層方向に配列されている。導体層331,351,371,391,411における短絡端と開放端の位置関係は同じである。これらの導体層331,351,371,391,411を第1の種類の共振器用導体層と呼ぶ。また、導体層321,341,361,381,401,421における短絡端と開放端の位置関係は同じである。これらの導体層321,341,361,381,401,421を第2の種類の共振器用導体層と呼ぶ。第1の種類の共振器用導体層である導体層331,351,371,391,411における短絡端と開放端の位置関係と、第2の種類の共振器用導体層である導体層321,341,361,381,401,421における短絡端と開放端の位置関係は、互いに反対である。従って、短絡端と開放端の位置関係が互いに反対である2種類の共振器用導体層、すなわち第1の種類の共振器用導体層と第2の種類の共振器用導体層は、異なる種類の共振器用導体層同士が互いに隣接するように、複数の誘電体層の積層方向に交互に配列されている。
また、第1の種類の共振器用導体層である導体層331,351,371,391,411は、それぞれ、入力端子22に接続された接続部331d,351d,371d,391d,411dを含んでいる。従って、入力端子22は、第1の種類の全ての共振器用導体層331,351,371,391,411に直接接続されている。
第1の種類の共振器用導体層である導体層331,351,371,391,411と、第2の種類の共振器用導体層である導体層321,341,361,381,401,421は、インターディジタル結合して、共振器4のインダクタ11を構成する。また、導体層311,321,331,341,351,361,371,381,391,401,411,421とこれらの間の誘電体層は、共振器4のキャパシタ13を構成する。
導体層322,332,342,352,362,372,382,392,402,412は、それぞれ短絡端と開放端とを含み、短絡端と開放端の位置関係が交互に反対になるように、複数の誘電体層の積層方向に配列されている。導体層332,352,372,392,412における短絡端と開放端の位置関係は同じである。これらの導体層332,352,372,392,412を第3の種類の共振器用導体層と呼ぶ。また、導体層322,342,362,382,402,422における短絡端と開放端の位置関係は同じである。これらの導体層322,342,362,382,402,422を第4の種類の共振器用導体層と呼ぶ。第3の種類の共振器用導体層である導体層332,352,372,392,412における短絡端と開放端の位置関係と、第4の種類の共振器用導体層である導体層322,342,362,382,402,422における短絡端と開放端の位置関係は、互いに反対である。従って、短絡端と開放端の位置関係が互いに反対である2種類の共振器用導体層、すなわち第3の種類の共振器用導体層と第4の種類の共振器用導体層は、異なる種類の共振器用導体層同士が互いに隣接するように、複数の誘電体層の積層方向に交互に配列されている。
また、第3の種類の共振器用導体層である導体層332,352,372,392,412は、それぞれ、出力端子23に接続された接続部332d,352d,372d,392d,412dを含んでいる。従って、出力端子23は、第3の種類の全ての共振器用導体層332,352,372,392,412に直接接続されている。
第3の種類の共振器用導体層である導体層332,352,372,392,412と、第4の種類の共振器用導体層である導体層322,342,362,382,402,422は、インターディジタル結合して、共振器5のインダクタ12を構成する。また、導体層322,332,342,352,362,372,382,392,402,412,422,423とこれらの間の誘電体層は、共振器5のキャパシタ14を構成する。
導体層371のキャパシタ構成部371e、導体層392のキャパシタ構成部392eおよび誘電体層37,38は、図3におけるキャパシタ15を構成する。
上述の1層目ないし12層目の誘電体層31〜42および導体層が積層されて、図1および図2に示した積層基板20が形成される。図2に示した端子22〜26は、この積層基板20の外周部に形成される。
なお、本実施の形態において、積層基板20としては、誘電体層の材料として樹脂、セラミック、あるいは両者を複合した材料を用いたもの等、種々のものを用いることができる。しかし、積層基板20としては、特に、高周波特性に優れた低温同時焼成セラミック多層基板を用いることが好ましい。
本実施の形態では、共振器4,5は、それぞれ、インターディジタル結合する2種類の共振器用導体層によって構成されたインダクタ11,12を有している。本実施の形態では、共振器4,5の各インダクタが1つの共振器用導体層のみによって構成されている場合に比べて、インダクタ11,12のQを大きくすることができ、その結果、共振器4,5のQを大きくすることができる。
また、本実施の形態では、第1の種類の共振器用導体層である導体層331,351,371,391,411は、それぞれ、インダクタ構成部331c,351c,371c,391c,411cと入力端子22とを接続する接続部331d,351d,371d,391d,411dを含んでいる。また、第3の種類の共振器用導体層である導体層332,352,372,392,412は、それぞれ、インダクタ構成部332c,352c,372c,392c,412cと出力端子23とを接続する接続部332d,352d,372d,392d,412dを含んでいる。このように、インダクタ構成部と入力端子22または出力端子23とを接続部によって接続する構成とすることにより、電子部品1の設計段階において、入力端子22または出力端子23から見た共振器用導体層のインピーダンスの調整が容易になり、その結果、入力端子22または出力端子23における整合を図ることが容易になる。以下、このことを、第1のシミュレーションの結果を参照して説明する。
図8は、第1のシミュレーションで使用したモデルを示す説明図である。このモデルでは、短絡端50aと開放端50bとを有する長さ300μmの共振器用導体層50において、短絡端50aからLμmの位置に端子51を接続している。共振器用導体層50の長さは、端子51に入力される信号の波長の1/4である。
ここで、図9を参照して、図8に示したモデルにおける端子51から見た共振器用導体層50のインピーダンスについて説明する。図9は、インピーダンスのスミス図表を簡略化して表したものである。図8に示したモデルにおいて、端子51を短絡端50aに接続した場合、すなわちLが0(μm)である場合には、原理的には、端子51から見た共振器用導体層50のインピーダンスZinは、図9における点61で表される。図9に示したスミス図表において、点61はインピーダンスが0であることを表す。また、図8に示したモデルにおいて、端子51を開放端50bに接続した場合、すなわちLが300(μm)である場合には、原理的には、インピーダンスZinは、図9における点62で表される。図9に示したスミス図表において、点62はインピーダンスが無限大であることを表す。図8に示したモデルにおいて、Lを0(μm)から300(μm)まで変化させると、図9に示したスミス図表において、インピーダンスZinを表す点は、点61から点62へ移動する。すなわち、Lを0(μm)から300(μm)まで変化させると、インピーダンスZinは、0から無限大まで変化する。
図10は、第1のシミュレーションで求めた長さLとインピーダンスZinとの関係を示す特性図である。図10から分かるように、図8に示したモデルでは、長さLが大きくなるに従って、インピーダンスZinが大きくなる。
上記の第1のシミュレーションの結果から分かるように、本実施の形態では、第1の種類の共振器用導体層において、短絡端と開放端の間で、インダクタ構成部に対する接続部の接続位置に変えることにより、入力端子22から見た第1の種類の共振器用導体層のインピーダンスを変えることができる。同様に、本実施の形態では、第3の種類の共振器用導体層において、短絡端と開放端の間で、インダクタ構成部に対する接続部の接続位置に変えることにより、出力端子23から見た第3の種類の共振器用導体層のインピーダンスを変えることができる。従って、本実施の形態によれば、電子部品1の設計段階において、入力端子22または出力端子23から見た共振器用導体層のインピーダンスの調整が容易になり、その結果、入力端子22または出力端子23における整合を図ることが容易になる。
なお、図4ないし図7では、第1または第3の種類の共振器用導体層において、接続部は、その一端部が短絡端と一致する位置に配置されている。しかし、上述の原理によって入力端子22または出力端子23から見た共振器用導体層のインピーダンスを調整するために、接続部を、短絡端と開放端の間の任意の位置においてインダクタ構成部に接続してもよい。
また、本実施の形態では、入力端子22は、第1の種類の全ての共振器用導体層331,351,371,391,411に直接接続されている。同様に、出力端子23は、第3の種類の全ての共振器用導体層332,352,372,392,412に直接接続されている。以下、これらによる効果について、第2のシミュレーションの結果を参照して説明する。
図11ないし図14は、第2のシミュレーションで使用した第1ないし第4のモデルを示す説明図である。第1ないし第4のモデルは、いずれも、第1の種類の共振器用導体層111,112,113,114と、第2の種類の共振器用導体層121,122,123とを有している。第1の種類の共振器用導体層と第2の種類の共振器用導体層は、異なる種類の共振器用導体層同士が互いに隣接するように、複数の誘電体層の積層方向に交互に配列されている。
図11に示した第1のモデルでは、第1の種類の共振器用導体層111,112,113,114のうち、導体層112のみが、接続部112dを有し、入力端子22に接続されている。
図12に示した第2のモデルでは、第1の種類の共振器用導体層111,112,113,114のうち、導体層112,113のみが、それぞれ接続部112d,113dを有し、入力端子22に接続されている。
図13に示した第3のモデルでは、第1の種類の共振器用導体層111,112,113,114のうち、導体層112,113,114のみが、それぞれ接続部112d,113d,114dを有し、入力端子22に接続されている。
図14に示した第4のモデルでは、第1の種類の全ての共振器用導体層111,112,113,114が、それぞれ接続部111d,112d,113d,114dを有し、入力端子22に接続されている。
第2のシミュレーションでは、上記の第1ないし第4のモデルについて、第1の種類の共振器用導体層と第2の種類の共振器用導体層によって構成されるインダクタの無負荷のQ(以下、Quと記す。)を求めた。その結果を図15に示す。図15において、横軸の「引き出し数」というのは接続部の数を指す。従って、第1ないし第4のモデルにおける引き出し数は、それぞれ1,2,3,4である。図15から、引き出し数が多くなるほど、インダクタのQuが大きくなることが分かる。特に、引き出し数が4の場合、すなわち、入力端子22が第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されている場合には、それ以外の場合に比べて、インダクタのQuが顕著に大きくなる。
第2のシミュレーションの結果から分かるように、本実施の形態によれば、入力端子22が第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されていることにより、第1および第2の種類の共振器用導体層によって構成されるインダクタのQを大きくすることができ、その結果、入力端子22に接続された共振器4のQを大きくすることが可能になる。
同様に、本実施の形態によれば、出力端子23が第3の種類の全ての共振器用導体層に直接接続されていることにより、第3および第4の種類の共振器用導体層によって構成されるインダクタのQを大きくすることができ、その結果、出力端子23に接続された共振器5のQを大きくすることが可能になる。
本実施の形態に係る電子部品1は、例えば、通過帯域がおよそ2.4〜2.5GHzのバンドパスフィルタとして機能するように設計される。なお、2.4〜2.5GHzという周波数帯域は、ブルートゥース規格の通信装置や無線LAN用の通信装置において用いられるバンドパスフィルタの通過帯域に対応する。図16は、シミュレーションによって得られた本実施の形態に係る電子部品1の通過・減衰特性の一例を示している。このシミュレーションでは、電子部品1は、通過帯域がおよそ2.4〜2.5GHzのバンドパスフィルタとして機能するように設計されている。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明において、第1の種類の共振器用導体層と第3の種類の共振器用導体層は、それぞれ複数必要であるが、第2の種類の共振器用導体層と第4の種類の共振器用導体層は、それぞれ1つであってもよい。
また、本発明の電子部品は、バンドパスフィルタに限らず、1以上の共振器を備えた電子部品全般に適用することができる。例えば、本発明に係る電子部品は、1つの共振器と、この共振器に接続され、信号の入力および出力のために用いられる端子とを備えたノッチフィルタであってもよい。また、本発明に係る電子部品は、隣接する2つの共振器同士が誘導性結合するように積層基板内に設けられた3つ以上の共振器を備えていてもよい。
本発明の電子部品は、ブルートゥース規格の通信装置や無線LAN用の通信装置において用いられるフィルタ、特にバンドパスフィルタとして有用である。
本発明の一実施の形態に係る電子部品の主要部分を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電子部品の回路構成を示す回路図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の1層目ないし3層目の誘電体層の上面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の4層目ないし6層目の誘電体層の上面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の7層目ないし10層目の誘電体層の上面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の11層目および12層目の誘電体層の上面および12層目の誘電体層の下面を示す説明図である。 第1のシミュレーションで使用したモデルを示す説明図である。 インピーダンスのスミス図表を簡略化して表す説明図である。 第1のシミュレーションの結果を示す特性図である。 第2のシミュレーションで使用した第1のモデルを示す説明図である。 第2のシミュレーションで使用した第2のモデルを示す説明図である。 第2のシミュレーションで使用した第3のモデルを示す説明図である。 第2のシミュレーションで使用した第4のモデルを示す説明図である。 第2のシミュレーションの結果を示す特性図である。 本発明の一実施の形態に係る電子部品の通過・減衰特性を示す特性図である。
符号の説明
1…電子部品、2…入力端子、3…出力端子、4,5…共振器、11,12…インダクタ、13〜15…キャパシタ、20…積層基板、331,351,371,391,411…第1の種類の共振器用導体層、321,341,361,381,401,421…第2の種類の共振器用導体層、332,352,372,392,412…第3の種類の共振器用導体層、322,342,362,382,402,422…第4の種類の共振器用導体層。

Claims (4)

  1. 積層された複数の誘電体層を含む積層基板と、
    前記積層基板の外周部に配置され、信号の入力のために用いられる入力端子と、
    前記積層基板の外周部に配置され、信号の出力のために用いられる出力端子と、
    前記積層基板内に設けられ、前記入力端子に接続された第1の共振器と、
    前記積層基板内に設けられ、前記出力端子に接続された第2の共振器と
    一端が前記入力端子に接続され、他端が前記出力端子に接続されたキャパシタとを備えた電子部品であって、
    前記第1の共振器は、複数の第1の種類の共振器用導体層と、少なくとも1つの第2の種類の共振器用導体層とを有し、前記第1および第2の種類の共振器用導体層は、それぞれ短絡端と開放端とを含むと共に前記短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であり、前記複数の誘電体層の積層方向に交互に配列され、
    前記入力端子は、前記第1の種類の全ての共振器用導体層に直接接続され、
    前記第2の共振器は、複数の第3の種類の共振器用導体層と、少なくとも1つの第4の種類の共振器用導体層とを有し、前記第3および第4の種類の共振器用導体層は、それぞれ短絡端と開放端とを含むと共に前記短絡端と開放端の位置関係が互いに反対であり、前記複数の誘電体層の積層方向に交互に配列され、
    前記出力端子は、前記第3の種類の全ての共振器用導体層に直接接続され
    前記第1の種類の共振器用導体層の1つは、第1のインダクタ構成部および第1のキャパシタ構成部を含み、
    前記第3の種類の共振器用導体層の1つは、第2のインダクタ構成部および第2のキャパシタ構成部を含み、
    前記第1のインダクタ構成部および第1のキャパシタ構成部を含む第1の種類の共振器用導体層と前記第2のインダクタ構成部および第2のキャパシタ構成部を含む第3の種類の共振器用導体層は、互いに異なる誘電体層の上に配置され、
    前記第1のインダクタ構成部と第2のインダクタ構成部は、それらの間の誘電体層を介して対向しておらず、前記第1のキャパシタ構成部と第2のキャパシタ構成部は、それらの間の誘電体層を介して対向しており、
    前記キャパシタは、前記第1のキャパシタ構成部と第2のキャパシタ構成部とそれらの間の誘電体層とによって構成されていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記第1および第2の共振器は、いずれも、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器であることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記第1および第2の共振器は、回路構成上、前記入力端子と出力端子との間に設けられ、バンドパスフィルタの機能を実現することを特徴とする請求項1または2記載の電子部品。
  4. 前記積層基板の外周部は、前記複数の誘電体層の各面に対して垂直な底面を有し、
    電子部品は、更に、前記底面に設けられたグランド用端子を備え、
    前記第1ないし第4の種類の全ての共振器用導体層は、前記グランド用端子に対して垂直であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品。
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