JP4415279B2 - 電子部品 - Google Patents

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本発明は、複数の共振器を有する電子部品に関する。
ブルートゥース規格の通信装置や無線LAN(ローカルエリアネットワーク)用の通信装置では、小型化、薄型化の要求が強いことから、それに用いられる電子部品の小型化、薄型化が要求されている。上記通信装置における電子部品の一つに、受信信号を濾波するバンドパスフィルタがある。このバンドパスフィルタにおいても、小型化、薄型化が要求されている。そこで、上記の通信装置における使用周波数帯域に対応でき、且つ小型化、薄型化を実現可能なバンドパスフィルタとして、例えば特許文献1ないし3に示されるように、積層基板における導体層を用いて構成された複数の共振器を備えた積層型のフィルタが提案されている。以下、共振器を構成する導体層を共振器用導体層という。
特許文献1に記載されたフィルタは、同じ誘電体層上に並べて配置された3個の共振器電極を備えている。このフィルタにおいて、隣接する共振器電極同士は電磁結合している。
特許文献2に記載されたフィルタは、それぞれ共振器を構成する3個のインダクタ電極を備えている。このフィルタでは、3個のインダクタ電極は、同じ誘電体層上に並べて配置され、互いに接続されている。
特許文献3に記載されたフィルタは、それぞれ共振器を構成する第1ないし第3のストリップラインを備えている。このフィルタでは、第2のストリップラインの配設位置が、誘電体層の積み重ね方向に対して、第1および第3のストリップラインの配設位置と異なっている。また、このフィルタでは、第1のストリップラインと第2のストリップラインが電磁結合し、第2のストリップラインと第3のストリップラインが電磁結合している。
特開2005−159512号公報 特開2002−217668号公報 特開平9−307389号公報
一般的に、複数の共振器を備えたバンドパスフィルタでは、共振器の数を多くすると、通過帯域幅が広くなると共に減衰極が急峻になる。
ところで、複数の共振器を備えた従来の積層型のバンドパスフィルタでは、小型化、薄型化する場合には、隣接する共振器間の距離を短くせざるを得ない。すると、隣接する共振器間の誘導性結合が強くなりすぎて、所望のバンドパスフィルタの特性を実現することが困難になるという問題が発生する。具体的には、隣接する共振器間の誘導性結合が強くなりすぎると、バンドパスフィルタの通過・減衰特性を示す曲線のうちの減衰極の近傍の部分における傾きが小さくなる。すると、通過帯域における通過・減衰特性と通過帯域外における通過・減衰特性とを明確に区別することが難しくなる。
特許文献3には、隣接するストリップラインの配設位置を、誘電体層の積み重ね方向に対して異ならせることによって、隣接するストリップラインの間隔を大きくし、隣接するストリップライン間の電磁干渉を抑える技術が記載されている。しかし、バンドパスフィルタを小型化、薄型化してゆくと、特許文献3に記載された技術を用いても、隣接する共振器間の距離を十分に大きくすることは困難になる。
また、特許文献3には、隣接するストリップライン間の誘電体の厚みを変えることによって隣接するストリップライン間の電磁結合を調整できることが記載されている。しかし、バンドパスフィルタを小型化、薄型化してゆくと、特許文献3に記載された技術を用いても、隣接する共振器間の距離を大きく変えることは困難になり、そのため、バンドパスフィルタの特性の調整も大幅にはできなくなる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の共振器を備えた電子部品であって、共振器間の誘導性結合の大きさを容易に調整可能な電子部品を提供することにある。
本発明の電子部品は、積層された複数の誘電体層を含む積層基板と、積層基板内に設けられた複数の共振器とを備えている。本発明の電子部品において、複数の共振器は、第1および第2の共振器を含んでいる。第1の共振器は、積層基板内に設けられた第1の共振器用導体層を有している。第2の共振器は、積層基板内に設けられた第2の共振器用導体層を有している。第1の共振器用導体層と第2の共振器用導体層は、誘導性結合し且つ電磁波の進行方向についての長さが異なっている。
本発明の電子部品では、誘導性結合する第1および第2の共振器用導体層における電磁波の進行方向についての長さが互いに異なっている。そのため、本発明では、第1および第2の共振器用導体層の長さの違いによって、第1の共振器と第2の共振器の誘導性結合の大きさを調整することができる。
本発明の電子部品において、第1の共振器は、更に、第1の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第1のキャパシタを有し、第2の共振器は、更に、第2の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第2のキャパシタを有し、第1および第2の共振器用導体層の各他端部はグランドに接続されていてもよい。この場合、第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さよりも小さく、第2のキャパシタのキャパシタンスは、第1のキャパシタのキャパシタンスよりも大きくてもよい。
また、本発明の電子部品において、複数の共振器は、更に第3の共振器を含んでいてもよい。この場合、第3の共振器は、積層基板内に設けられた第3の共振器用導体層を有している。第2の共振器用導体層は、第1の共振器用導体層と第3の共振器用導体層との間に配置されている。第3の共振器用導体層と第2の共振器用導体層は誘導性結合している。第3の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さと等しい。第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さおよび第3の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さと異なっている。
第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さおよび第3の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さよりも小さくてもよい。
また、第1の共振器用導体層と第3の共振器用導体層は、第2の共振器用導体層を通り第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向に平行な仮想の直線を中心として線対称となる形状を有していてもよい。
また、第1の共振器は、更に、第1の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第1のキャパシタを有し、第2の共振器は、更に、第2の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第2のキャパシタを有し、第3の共振器は、更に、第3の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第3のキャパシタを有し、第1ないし第3の共振器用導体層の各他端部はグランドに接続されていてもよい。この場合、第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さおよび第3の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さよりも小さく、第2のキャパシタのキャパシタンスは、第1のキャパシタのキャパシタンスおよび第3のキャパシタのキャパシタンスよりも大きくてもよい。
また、本発明の電子部品において、第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さの25%以上100%未満であってもよい。あるいは、第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さの25%以上75%以下であってもよい。
また、本発明の電子部品において、複数の共振器は、いずれも、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器であってもよい。
また、本発明の電子部品は、更に、積層基板の外周部に配置された入力端子および出力端子を備え、入力端子に入力された信号のうちの所定の周波数帯域内の周波数の信号が選択的に、第1ないし第3の共振器を用いて構成されたバンドパスフィルタを通過し、出力端子から出力されてもよい。
本発明の電子部品では、誘導性結合する第1および第2の共振器用導体層における電磁波の進行方向についての長さが互いに異なっている。そのため、本発明では、第1および第2の共振器用導体層の長さの違いによって、第1の共振器と第2の共振器の誘導性結合の大きさを調整することができる。従って、本発明によれば、共振器間の誘導性結合の大きさを容易に調整することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに、図4を参照して、本発明の一実施の形態に係る電子部品の回路構成について説明する。本実施の形態に係る電子部品1は、バンドパスフィルタの機能を有している。図4に示したように、電子部品1は、入力端子2と、出力端子3と、3つの共振器4,5,6と、キャパシタ17〜19とを備えている。
共振器4は、インダクタ11とキャパシタ14とを有している。共振器5は、インダクタ12とキャパシタ15とを有している。共振器6は、インダクタ13とキャパシタ16とを有している。共振器5は、共振器4と共振器6との間に配置されている。また、インダクタ12は、インダクタ11とインダクタ13との間に配置されている。インダクタ11,12は隣接し、誘導性結合している。インダクタ12,13も隣接し、誘導性結合している。図4では、インダクタ11,12間の誘導性結合と、インダクタ12,13間の誘導性結合を、それぞれ記号Mを付した曲線で表している。
インダクタ11の一端とキャパシタ14,17,19の各一端は、入力端子2に接続されている。インダクタ11の他端とキャパシタ14の他端はグランドに接続されている。インダクタ12の一端とキャパシタ15,18の各一端は、キャパシタ17の他端に接続されている。インダクタ12の他端とキャパシタ15の他端はグランドに接続されている。インダクタ13の一端、キャパシタ16の一端、キャパシタ19の他端および出力端子3は、キャパシタ18の他端に接続されている。インダクタ13の他端とキャパシタ16の他端はグランドに接続されている。
共振器4,5,6は、バンドパスフィルタの機能を実現する。共振器4,5,6はいずれも、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器である。隣接する共振器4,5は誘導性結合し、隣接する共振器6,5も誘導性結合している。共振器4,5,6は、それぞれ本発明における第1の共振器、第2の共振器、第3の共振器に対応する。キャパシタ14,15,16は、それぞれ本発明における第1のキャパシタ、第2のキャパシタ、第3のキャパシタに対応する。
本実施の形態に係る電子部品1では、入力端子2に信号が入力されると、そのうちの所定の周波数帯域内の周波数の信号が選択的に、共振器4,5,6を用いて構成されたバンドパスフィルタを通過し、出力端子3から出力される。
次に、図1および図2を参照して、電子部品1の構造の概略について説明する。図1は、電子部品1の主要部分を示す斜視図である。図2は、電子部品1の外観を示す斜視図である。
電子部品1は、電子部品1の構成要素を一体化するための積層基板20を備えている。後で詳しく説明するが、積層基板20は、積層された複数の誘電体層と複数の導体層とを含んでいる。インダクタ11〜13は、いずれも、積層基板20内の1つ以上の導体層を用いて構成されている。キャパシタ14〜19は、積層基板20内の導体層と誘電体層を用いて構成されている。
図2に示したように、積層基板20は、外周部として、上面と、底面と、4つの側面を有する直方体形状をなしている。積層基板20における1つの側面には、入力端子22と、その両側に配置された2つのグランド用端子24,25が設けられている。積層基板20において、入力端子22が設けられた側面と反対側の側面には、出力端子23と、その両側に配置された2つのグランド用端子26,27が設けられている。入力端子22は図4における入力端子2に対応し、出力端子23は図4における出力端子3に対応する。グランド用端子24,25,26,27はグランドに接続される。
次に、図5ないし図7を参照して、積層基板20における誘電体層と導体層について詳しく説明する。図5において(a)〜(c)は、それぞれ、上から1層目ないし3層目の誘電体層の上面を示している。図6において(a)〜(c)は、それぞれ、上から4層目ないし6層目の誘電体層の上面を示している。図7において(a)〜(c)は、それぞれ、上から7層目ないし9層目の誘電体層の上面を示している。
図5(a)に示した1層目の誘電体層31の上面には導体層は形成されていない。図5(b)に示した2層目の誘電体層32の上面には、グランドに接続されるグランド用導体層321が形成されている。この導体層321は、グランド用端子24〜27に接続される。また、誘電体層32には、導体層321に接続されたスルーホール322が形成されている。
図5(c)に示した3層目の誘電体層33の上面には、共振器用導体層111,121,131が形成されている。導体層111,121,131は、いずれも一方向に長い形状を有している。導体層111,121,131は、それぞれの長手方向が平行になり、且つ導体層121が導体層111と導体層131との間に配置されるように、並べて配置されている。導体層111,131の長手方向の長さは等しく、導体層121の長手方向の長さは、導体層111,131の長手方向の長さよりも小さくなっている。導体層111,121は隣接し、誘導性結合している。導体層121,131も隣接し、誘導性結合している。導体層111における長手方向の一端部はグランド用端子25に接続される。導体層131における長手方向の一端部はグランド用端子27に接続される。
また、誘電体層33には、導体層111における他端部に接続されたスルーホール331と、導体層121における長手方向の両端部に接続されたスルーホール332,333と、導体層131における他端部に接続されたスルーホール334とが形成されている。スルーホール332は、スルーホール322に接続されている。
図6(a)に示した4層目の誘電体層34の上面には、共振器用導体層112,122,132が形成されている。導体層112,122,132の形状、配置および相互の関係は、導体層111,121,131と同様である。導体層112における長手方向の一端部はグランド用端子25に接続される。導体層132における長手方向の一端部はグランド用端子27に接続される。
また、誘電体層34には、導体層112における他端部に接続されたスルーホール341と、導体層122における長手方向の両端部に接続されたスルーホール342,343と、導体層132における他端部に接続されたスルーホール344とが形成されている。スルーホール341,342,343,344は、それぞれスルーホール331,332,333,334に接続されている。
図6(b)に示した5層目の誘電体層35の上面には、共振器用導体層113,123,133が形成されている。導体層113,123,133の形状、配置および相互の関係は、導体層111,121,131と同様である。導体層113における長手方向の一端部はグランド用端子25に接続される。導体層133における長手方向の一端部はグランド用端子27に接続される。
また、誘電体層35には、導体層113における他端部に接続されたスルーホール351と、導体層123における長手方向の一端部に接続されたスルーホール353と、導体層133における他端部に接続されたスルーホール354とが形成されている。スルーホール351,353,354は、それぞれスルーホール341,343,344に接続されている。また、スルーホール342は、導体層123における長手方向の他端部に接続されている。
導体層111,112,113は、スルーホール331,341とグランド用端子25を介して互いに接続されている。導体層111,112,113は、図4におけるインダクタ11を構成する。また、導体層111,112,113は、本発明における第1の共振器用導体層に対応する。
導体層121,122,123は、スルーホール332,333,342,343を介して互いに接続されている。導体層121,122,123は、図4におけるインダクタ12を構成する。また、導体層121,122,123は、本発明における第2の共振器用導体層に対応する。
導体層131,132,133は、スルーホール334,344とグランド用端子27を介して互いに接続されている。導体層131,132,133は、図4におけるインダクタ13を構成する。また、導体層131,132,133は、本発明における第3の共振器用導体層に対応する。
図6(c)に示した6層目の誘電体層36の上面には、キャパシタ用導体層361,362が形成されている。また、誘電体層36には、導体層361およびスルーホール351に接続されたスルーホール363と、導体層362およびスルーホール354に接続されたスルーホール364と、スルーホール353に接続されたスルーホール365とが形成されている。
図7(a)に示した7層目の誘電体層37の上面には、キャパシタ用導体層371,372が形成されている。また、誘電体層37には、スルーホール363に接続されたスルーホール373と、スルーホール364に接続されたスルーホール374と、スルーホール365に接続されたスルーホール375とが形成されている。
図7(b)に示した8層目の誘電体層38の上面には、キャパシタ用導体層381,382,383が形成されている。導体層381は入力端子22に接続される。導体層382は出力端子23に接続される。また、導体層381,382,383には、それぞれ、スルーホール373,374,375が接続されている。
図7(c)に示した9層目の誘電体層39の上面には、グランドに接続されるグランド用導体層391が形成されている。この導体層391は、グランド用端子24〜27に接続される。
図7(b)に示した導体層381は、複数のスルーホールを介して、導体層111,112,113,361に接続されている。導体層382は、複数のスルーホールを介して、導体層131,132,133,362に接続されている。導体層383は、複数のスルーホールを介して、導体層121,122,123に接続されている。導体層381,382,383は、誘電体層38を介して導体層391に対向している。導体層381,391および誘電体層38は、図4におけるキャパシタ14を構成している。導体層382,391および誘電体層38は、図4におけるキャパシタ16を構成している。導体層383,391および誘電体層38は、図4におけるキャパシタ15を構成している。
図7(a)に示した導体層371は、誘電体層37を介して導体層381,382,383に対向している。導体層371,381,383および誘電体層37は、図4におけるキャパシタ17を構成している。導体層371,382,383および誘電体層37は、図4におけるキャパシタ18を構成している。
図7(a)に示した導体層372は、誘電体層37を介して導体層381,382に対向している。導体層372,381,382および誘電体層37は、図4におけるキャパシタ19を構成している。
上述の1層目ないし9層目の誘電体層31〜39および導体層が積層されて、図1および図2に示した積層基板20が形成される。図2に示した端子22〜27は、この積層基板20の外周部に形成される。
なお、本実施の形態において、積層基板20としては、誘電体層の材料として樹脂、セラミック、あるいは両者を複合した材料を用いたもの等、種々のものを用いることができる。しかし、積層基板20としては、特に、高周波特性に優れた低温同時焼成セラミック多層基板を用いることが好ましい。
本実施の形態では、共振器4は、インダクタ11を構成する共振器用導体層111〜113と、キャパシタ14とを有している。共振器5は、インダクタ12を構成する共振器用導体層121〜123と、キャパシタ15とを有している。共振器6は、インダクタ13を構成する共振器用導体層131〜133と、キャパシタ16とを有している。
ここで、図3を参照して、共振器用導体層111〜113と、共振器用導体層121〜123と、共振器用導体層131〜133の形状、配置および相互の関係について詳しく説明する。図3は、これら共振器用導体層を示す平面図である。なお、以下、導体層111,121,131について説明するが、以下の説明は、導体層112,122,132と、導体層113,123,133にも当てはまる。
前述のように、導体層111,121,131は、それぞれの長手方向が平行になり、且つ導体層121が導体層111と導体層131との間に配置されるように、並べて配置されている。導体層111の長手方向の長さL1と導体層131の長手方向の長さL3は等しく、導体層121の長手方向の長さL2は、導体層111の長手方向の長さL1および導体層131の長手方向の長さL3よりも小さくなっている。導体層111,121は隣接し、誘導性結合している。導体層121,131も隣接し、誘導性結合している。
導体層111,121,131において、電磁波の進行方向は、各導体層111,121,131の長手方向である。そのため、導体層111,121,131の長手方向の長さは、導体層111,121,131の電磁波の進行方向についての長さと等しい。従って、本実施の形態では、誘導性結合する導体層111,121における電磁波の進行方向についての長さL1,L2は互いに異なっている。同様に、誘導性結合する導体層131,121における電磁波の進行方向についての長さL3,L2も互いに異なっている。
また、本実施の形態では、導体層113の長さL3は、導体層111の長さL1と等しく、導体層121の長さL2は、導体層111の長さL1および導体層131の長さL3と異なっている。本実施の形態では、特に、導体層121の長さL2は、導体層111の長さL1および導体層131の長さL3よりも小さくなっている。
また、本実施の形態では、図3に示したように、導体層111と導体層131は、導体層121を通り導体層121の電磁波の進行方向に平行な仮想の直線CLを中心として線対称となる形状を有している。
本実施の形態では、導体層111〜113と導体層121〜123が誘導性結合し、導体層131〜133と導体層121〜123が誘導性結合している。また、本実施の形態では、共振器4は、導体層111〜113の一端部とグランドとの間に設けられたキャパシタ14を有している。共振器5は、導体層121〜123の一端部とグランドとの間に設けられたキャパシタ15を有している。共振器6は、導体層131〜133の一端部とグランドとの間に設けられたキャパシタ16を有している。導体層111〜113,121〜123,131〜133の各他端部はグランドに接続されている。
本実施の形態では、キャパシタ16のキャパシタンスは、キャパシタ14のキャパシタンスと等しく、キャパシタ15のキャパシタンスは、キャパシタ14のキャパシタンスおよびキャパシタ16のキャパシタンスよりも大きい。以下、この意味について説明する。共振器4〜6のように、共振器用導体層とキャパシタとを有する共振器の共振器周波数は、共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さが小さくなるほど高くなり、キャパシタのキャパシタンスが大きくなるほど低くなる。本実施の形態では、導体層121〜123の長さL2が、導体層111〜113の長さL1および導体層131〜133の長さL3よりも小さいので、キャパシタ15のキャパシタンスをキャパシタ14,16のキャパシタンスよりも大きくすることによって、共振器5の共振周波数を、共振器4,6の共振周波数に合わせることが可能になる。
本実施の形態では、導体層111〜113の長さL1と導体層121〜123の長さL2が互いに異なっていることから、この長さL1,L2の違いによって、導体層111〜113と導体層121〜123との誘導性結合の大きさを調整することができる。同様に、本実施の形態では、導体層131〜133の長さL3と導体層121〜123の長さL2が互いに異なっていることから、この長さL3,L2の違いによって、導体層131〜133と導体層121〜123との誘導性結合の大きさを調整することができる。従って、本実施の形態によれば、隣接する共振器4,5間の誘導性結合の大きさと、隣接する共振器6,5間の誘導性結合の大きさを容易に調整することができる。その結果、本実施の形態によれば、バンドパスフィルタの特性を容易に調整することが可能になる。
特に、本実施の形態によれば、長さL2が長さL1,L3と等しい場合に比べて、共振器4,5間の誘導性結合の大きさおよび共振器6,5間の誘導性結合の大きさを小さくすることができる。これにより、本実施の形態によれば、長さL2が長さL1,L3と等しい場合に比べて、バンドパスフィルタの通過・減衰特性を示す曲線のうちの減衰極の近傍の部分における傾きを大きくすることができる。そのため、本実施の形態によれば、通過帯域における通過・減衰特性と通過帯域外における通過・減衰特性とを明確に区別することが可能になる。
本実施の形態に係る電子部品1は、例えば、2.4〜2.5GHzの周波数帯域における減衰量を小さくし、2.17GHzの近傍の周波数帯域における減衰量を大きくしたい場合に有効である。2.4〜2.5GHzという周波数帯域は、ブルートゥース規格の通信装置や無線LAN用の通信装置において用いられるバンドパスフィルタの通過帯域である。2.17GHzの近傍の周波数帯域は、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)方式の携帯電話で使用される周波数帯域である。
また、本実施の形態によれば、電子部品1の小型化、薄型化に伴って隣接する共振器間の距離を短くせざるを得ない場合であっても、隣接する共振器間の誘導性結合の大きさを小さくすることができるので、電子部品1の小型化、薄型化が容易になる。
また、導体層111〜113,121〜123,131〜133のうち、中央の導体層121〜123の長さL2を、導体層111〜113の長さL1および導体層131〜133の長さL3よりも小さくすることにより、積層基板20内の限られた空間を効率よく利用して導体層111〜113,121〜123,131〜133を配置することが可能になる。
なお、長さL2が長さL1,L3に比べて小さくなりすぎると、共振器4,5間の誘導性結合の大きさおよび共振器6,5間の誘導性結合の大きさが小さくなりすぎるので、長さL2は長さL1,L3の25%以上であることが好ましい。従って、長さL2は、長さL1,L3の25%以上100%未満であることが好ましい。また、本実施の形態に係る電子部品1の効果を顕著に発揮させるために、長さL1,L3の25%以上75%以下であることがより好ましい。なお、長さL1,L3に対する長さL2の比率は、要求されるバンドパスフィルタの特性に応じて変えればよい。
次に、本実施の形態に係る電子部品1の効果を示すシミュレーションの結果について説明する。このシミュレーションでは、バンドパスフィルタの通過帯域がおよそ2.4〜2.5GHzになり、2.17GHzの近傍に減衰極が形成されるように設計された電子部品1の第1ないし第4のモデルを使用した。図8における(a)〜(d)は、それぞれ第1ないし第4のモデルにおける共振器用導体層の形状を表している。図8に示したように、第1ないし第4のモデルは、第1ないし第3の共振器用導体層115,125,135を有している。導体層115,125,135は、いずれも一方向に長い形状を有している。導体層115,125,135は、それぞれの長手方向が平行になり、且つ導体層125が導体層115と導体層135との間に配置されるように、並べて配置されている。また、導体層115,125,135は、縦1200μm、横2000μmの矩形の誘電体層の上に配置されている。導体層115は本実施の形態における導体層111〜113に対応し、導体層125は本実施の形態における導体層121〜123に対応し、導体層135は本実施の形態における導体層131〜133に対応している。なお、第1ないし第4のモデルの回路構成は、図4に示した通りである。
第1ないし第4のモデルにおいて、導体層115の長さと導体層135の長さは、いずれも1600μmである。図8(a)に示した第1のモデルでは、導体層125の長さは、導体層115,135の長さと等しく、1600μmである。第1のモデルは、導体層115,125,135の長さが等しいため、本実施の形態に対する比較例となる。
第2ないし第4のモデルでは、導体層125の長さは、導体層115,135の長さよりも小さい。従って、第2ないし第4のモデルは、本実施の形態に対応したモデルである。図8(b)に示した第2のモデルでは、導体層125の長さは、導体層115,135の長さの75%である1200μmである。図8(c)に示した第3のモデルでは、導体層125の長さは、導体層115,135の長さの50%である800μmである。図8(d)に示した第4のモデルでは、導体層125の長さは、導体層115,135の長さの25%である400μmである。図8において、二点鎖線の楕円は、隣接する導体層の間の誘導性結合の大きさを概念的に表している。
図9は、第1ないし第4のモデルの通過・減衰特性を示している。図9では、導体層125の長さが1600μmである第1のモデルの特性を点線で表し、導体層125の長さが1200μmである第2のモデルの特性を実線で表し、導体層125の長さが800μmである第3のモデルの特性を破線で表し、導体層125の長さが400μmである第4のモデルの特性を一点鎖線で表している。
図9から分かるように、導体層125の長さが小さくなるほど、通過・減衰特性を示す曲線のうちの減衰極の近傍の部分における傾きが大きくなっている。なお、図9に示した例では、2.17GHzにおける減衰量は、第2のモデルにおいて最も大きくなっている。
図9に示した結果から、導体層115,135の長さに対する導体層125の長さの比率を変えることによって、バンドパスフィルタの特性、特にバンドパスフィルタの通過・減衰特性を示す曲線のうちの減衰極の近傍の部分における傾きを容易に調整できることが分かる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、実施の形態では、インダタク11〜13をそれぞれ3つの共振器用導体層によって構成したが、インダタク11〜13は、それぞれ、1つまたは2つの共振器用導体層によって構成してもよいし、4つ以上の共振器用導体層によって構成してもよい。
また、本発明の電子部品は、バンドパスフィルタに限らず、複数の共振器を備えた電子部品全般に適用することができる。本発明の電子部品は、少なくとも第1の共振器と第2の共振器を備えていればよく、電子部品に含まれる共振器は、2つでもよいし、4つ以上であってもよい。
本発明の電子部品は、ブルートゥース規格の通信装置や無線LAN用の通信装置において用いられるフィルタ、特にバンドパスフィルタとして有用である。
本発明の一実施の形態に係る電子部品の主要部分を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における共振器用導体層を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る電子部品の回路構成を示す回路図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の1層目ないし3層目の誘電体層の上面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の4層目ないし6層目の誘電体層の上面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態における積層基板の7層目ないし9層目の誘電体層の上面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る電子部品の効果を示すシミュレーションで用いた第1ないし第4のモデルを示す説明図である。 図8に示した第1ないし第4のモデルの通過・減衰特性を示す特性図である。
符号の説明
1…電子部品、2…入力端子、3…出力端子、4〜6…共振器、11〜13…インダクタ、14〜19…キャパシタ、20…積層基板、111〜113,121〜123,131〜133…共振器用導体層。

Claims (7)

  1. 積層された複数の誘電体層を含む積層基板と、前記積層基板内に設けられた複数の共振器とを備えた電子部品であって、
    前記複数の共振器は、第1ないし第3の共振器を含み、
    前記第1の共振器は、前記積層基板内に設けられた第1の共振器用導体層によって構成された第1のインダクタを有し、
    前記第2の共振器は、前記積層基板内に設けられた第2の共振器用導体層によって構成された第2のインダクタを有し、
    前記第3の共振器は、前記積層基板内に設けられた第3の共振器用導体層によって構成された第3のインダクタを有し、
    前記第2の共振器用導体層は、第1の共振器用導体層と第3の共振器用導体層との間に配置され、
    前記第1の共振器用導体層と第2の共振器用導体層誘導性結合し
    前記第3の共振器用導体層と第2の共振器用導体層は誘導性結合し、
    前記第1の共振器は、更に、前記第1の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第1のキャパシタを有し、
    前記第2の共振器は、更に、前記第2の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第2のキャパシタを有し、
    前記第3の共振器は、更に、前記第3の共振器用導体層の一端部とグランドとの間に設けられた第3のキャパシタを有し、
    前記第1ないし第3の共振器用導体層の各他端部はグランドに接続され、
    前記第3の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、前記第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さと等しく、
    前記第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、前記第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さおよび前記第3の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さよりも小さく、
    前記第2のキャパシタのキャパシタンスは、前記第1のキャパシタのキャパシタンスおよび前記第3のキャパシタのキャパシタンスよりも大きく、
    電子部品は、更に、前記第1のインダクタと第2のインダクタを接続する第4のキャパシタと、前記第2のインダクタと第3のインダクタを接続する第5のキャパシタと、前記第1のインダクタと第3のインダクタを接続する第6のキャパシタとを備え、
    前記積層基板は、スルーホールを介して前記第1の共振器用導体層に接続された第1のキャパシタ用導体層と、スルーホールを介して前記第2の共振器用導体層に接続された第2のキャパシタ用導体層と、スルーホールを介して前記第3の共振器用導体層に接続された第3のキャパシタ用導体層とを有し、
    前記第1ないし第3のキャパシタ用導体層は、1つの誘電体層の上面に形成され、
    前記第1キャパシタ用導体層は、前記第1、第4および第6のキャパシタを構成するために用いられ、
    前記第2キャパシタ用導体層は、前記第2、第4および第5のキャパシタを構成するために用いられ、
    前記第3キャパシタ用導体層は、前記第3、第5および第6のキャパシタを構成するために用いられていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記積層基板は、グランド用導体層を有し、
    前記第1ないし第3のキャパシタ用導体層は、前記グランド用導体層に対向し、
    前記第1のキャパシタ用導体層とグランド用導体層によって前記第1のキャパシタが構成され、
    前記第2のキャパシタ用導体層とグランド用導体層によって前記第2のキャパシタが構成され、
    前記第3のキャパシタ用導体層とグランド用導体層によって前記第3のキャパシタが構成され、
    前記積層基板は、更に、前記第1ないし第3のキャパシタ用導体層に対向する第4のキャパシタ用導体層と、前記第1および第3のキャパシタ用導体層に対向する第5のキャパシタ用導体層とを有し、
    前記第1、第2および第4のキャパシタ用導体層によって前記第4のキャパシタが構成され、
    前記第2、第3および第4のキャパシタ用導体層によって前記第5のキャパシタが構成され、
    前記第1、第3および第5のキャパシタ用導体層によって前記第6のキャパシタが構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記第1の共振器用導体層と第3の共振器用導体層は、前記第2の共振器用導体層を通り第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向に平行な仮想の直線を中心として線対称となる形状を有していることを特徴とする請求項1または2記載の電子部品。
  4. 前記第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、前記第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さの25%以上100%未満であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品。
  5. 前記第2の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さは、前記第1の共振器用導体層の電磁波の進行方向についての長さの25%以上75%以下であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品。
  6. 前記複数の共振器は、いずれも、一端が開放され他端が短絡された1/4波長共振器であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品。
  7. 更に、前記積層基板の外周部に配置された入力端子および出力端子を備え、
    前記入力端子に入力された信号のうちの所定の周波数帯域内の周波数の信号が選択的に、前記第1ないし第3の共振器を用いて構成されたバンドパスフィルタを通過し、前記出力端子から出力されることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品。
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