JP2008283452A - デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ - Google Patents

デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008283452A
JP2008283452A JP2007125721A JP2007125721A JP2008283452A JP 2008283452 A JP2008283452 A JP 2008283452A JP 2007125721 A JP2007125721 A JP 2007125721A JP 2007125721 A JP2007125721 A JP 2007125721A JP 2008283452 A JP2008283452 A JP 2008283452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
resonance unit
resonating
unit
resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007125721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4758942B2 (ja
JP2008283452A5 (ja
Inventor
Daisuke Koizumi
大輔 小泉
Kei Sato
圭 佐藤
Shoichi Narahashi
祥一 楢橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2007125721A priority Critical patent/JP4758942B2/ja
Priority to DE602008000100T priority patent/DE602008000100D1/de
Priority to CN2008100887804A priority patent/CN101304108B/zh
Priority to EP08008556A priority patent/EP1990863B1/en
Priority to KR1020080043188A priority patent/KR100944953B1/ko
Priority to US12/118,114 priority patent/US7710222B2/en
Publication of JP2008283452A publication Critical patent/JP2008283452A/ja
Publication of JP2008283452A5 publication Critical patent/JP2008283452A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758942B2 publication Critical patent/JP4758942B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/203Strip line filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/2013Coplanar line filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/08Strip line resonators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract


【課題】2つの通過帯域の中心周波数と帯域幅の計4つの特性値の設計自由度が高く、所望の通過帯域以外の不要な信号を概ね遮断する特性を有し、更に、小型化が可能なデュアルバンドフィルタを実現する。
【解決手段】信号入出力線101は、信号を入出力する。第1共振部102は、一端が信号入出力線101に接続され他端が開放端である。第2共振部103は、一端が地導体105に接続され他端が開放端である。接続線路104は、信号入出力線101と第1共振部102との接続点と第2共振部103上の所定の一点との間を接続するあらかじめ定められた長さの線路である。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にマイクロ波帯・ミリ波帯の平面回路に用いられるデュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタに関する。
従来、通過帯域を2つ持つことを特徴とするデュアルバンドフィルタには、大きく分けて2つの構成方法が存在している。
1つは、図14に示したような外見上1つの形状で、2つの周波数で共振するデュアルバンド共振器が用いられ、それらが入出力ポートと結合され、さらにいくつか連なることによってフィルタを構成するものである(例えば、非特許文献1を参照)。このフィルタでは、入出力線路と結合する両端のデュアルバンド共振器は、2つの帯域両方で所望の周波数および帯域幅となる満足するように結合部の構造および寸法を決定する必要がある。
もう1つは、図15に示したような異なるインピーダンスと線路長をもつ伝送線路の端部同士をいくつも接続してフィルタを構成するものである(例えば、非特許文献2を参照)。このフィルタでは、集中定数素子を用いた等価回路理論に基づいて、フィルタを構成する各伝送線路の特性インピーダンスおよび長さを決定して、デュアルバンドフィルタの特性を得ている。
S. Sun, L. Zhu, "Novel Design of Microstrip Bandpass Filters with a Controllable Dual-Passband Response: Description and Implimentation," IEICE Trans. Electron., vol. E89-C, no. 2, pp. 197-202, February 2006. X. Guan, Z. Ma, P. Cai, Y. Kobayashi, T. Anada, and G. Hagiwara, "Synthesizing Microstrip Dual-Band Bandpass Filters Using Frequency Transformation and Circuit Conversion Technique," IEICE Trans. Electron., vol. E89-C, no. 4, pp. 495-502, April 2006.
一般的にデュアルバンドフィルタは、2つの通過帯域に対して中心周波数と帯域幅を設定しなければならず、つまり合計4つの特性値を制御しなければならない。しかし、図14に示すデュアルバンドフィルタは、単一の部位の構造および寸法のみより4つの特性値を制御しなければならない。したがって、4つの特性値の設計自由度を高く維持したままでデュアルバンドフィルタを設計・構成することが困難であった。
また、図15に示すデュアルバンドフィルタは、入出力の伝送線路同士が直結されているため、所望の通過帯域の両外側のある一定の周波数帯域は遮断されるが、それ以外の不用な周波数帯域の信号も通過してしまうという問題があり、それらの不要な周波数帯域の信号を全てカットするには、もう一つ別の帯域通過フィルタを使用する必要があった。さらに、全てがある長さの伝送線路の端部同士を接続した構造であるため、フィルタの小型化という観点でも不利であった。
本発明における課題は上記のような従来技術の問題点の解消、すなわち2つの通過帯域の中心周波数と帯域幅の計4つの特性値の設計自由度が高く、所望の通過帯域以外の不要な信号を概ね遮断する特性を有し、更に、小型化が可能なデュアルバンドフィルタを実現することにある。
本発明の共振器は、信号入出力線、第1共振部、第2共振部、及び接続線路から構成される。
信号入出力線は、信号を入出力する。第1共振部は、一端が上記信号入出力線に接続され他端が開放端である。第2共振部は、一端が地導体に接続され他端が開放端である。接続線路は、上記信号入出力線と上記第1共振部との接続点と上記第2共振部上の所定の一点との間を接続するあらかじめ定められた長さの線路である。
2つの通過帯域の中心周波数と入出力信号線と共振器の間の外部結合量から決定される帯域幅について、相互の値の設定自由度を下げることなく、任意の中心周波数及び帯域幅に調整することが可能であり、また、所望の通過帯域以外の不要な信号を効果的に遮断することが可能であり、更に、小型化が可能なデュアルバンドフィルタを実現できる。
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態の共振器の構成例である。なお、図の塗られている部分に導体が存在し、色が無く、塗られている部分に囲まれている部分が導体下面の誘電体基板がむき出しになっている部分を示している。以後、この説明は全ての図に適用される。
共振器100は、信号入出力線101、第1共振部102、第2共振部103、及び第1接続線路104を備え、両側に地導体105を配したコプレーナ平面回路内に構成される。
信号入出力線101は、ここから信号の入出力を行う。第1共振部102は一端が信号入出力線101に接続され、他端が開放されている。第2共振部103は一端が接続点Cにおいて地導体105に接続され、他端が開放されている。なお、第1共振部102及び第2共振部103は、それぞれ異なる共振周波数を有する。第1接続線路104は、一端が信号入出力線101と第1共振部102との接続点Aに一端が接続され、他端が第2共振部103上の所定の接続点Bに接続される線路である。
図1の構成では、上側の第2共振部103は折り曲げられて配置されることにより、下側の第1共振部102と比較して長くなっている。このことにより、第2共振部103は第1共振部102と比較して低い周波数で共振し、第1共振部102は高い周波数で共振する。
第1共振部102と第2共振部103とを近接に配置すると共に第1接続線路104によって相互に接続することにより、2つの共振器は誘導的に励振される。このような構成をとることにより、第1接続線路104と第2共振部103との接続点Bの位置を変更し経路長BCの距離を変更することで、第2共振部に相当する帯域の帯域幅を決定する外部結合量を調整することができる。また、第1接続線路104の長さABを変更し経路長ABCの長さを変更することで、第1共振部に相当する帯域の帯域幅を決定する外部結合量を調整することができる。
以上のように、経路長BC及びABCの長さを適宜変更することで、2つの通過帯域の帯域幅をそれぞれ調整することが可能である。また、2つの通過帯域の中心周波数についても、第1、第2共振部自体の形状を変更することにより、それぞれ調整が可能である。
〔変形例〕
図2は第1実施形態の共振器の変形例である。
図1の構成では、第2共振部103は折り曲げられて配置されることにより、直線形状の第1共振部102と比較して長くなっているが、図2では逆に第1共振部102が折り曲げられて配置されることにより、直線形状の第2共振部103と比較して長くなっている。このように第1共振部と第2共振部の長短を逆にしても、どちらの共振部の方が高い(又は低い)周波数で共振するかが逆になるだけで、その他の作用効果については同様であることから、実装時の事情に応じていずれの構成をとっても構わない。
〔第2実施形態〕
図3は第2実施形態の共振器の構成例である。
共振器200は、信号入出力線101、第1共振部202、第2共振部203、及び第1接続線路104から構成される。信号入出力線101、第1接続線路104は先に説明した第1実施形態にて適用されるものと同様である。よって、図3の中で図1と同一の名称・機能を有する部分については同一参照番号を付け、説明は省略する。その他の図面についても同様とする。
第1共振部202及び第2共振部203についても、第1共振部202の一端が信号入出力線101に接続され他端が開放されており、また第2共振部203の一端が接続点Cにおいて地導体105に接続され他端が開放されており、更に第1共振部202及び第2共振部203がそれぞれ異なる共振周波数を有するという点で、第1実施形態の第1共振部102及び第2共振部103と同様である。
もっとも、第2実施形態は第1共振部202と第2共振部203の少なくともいずれか一方の開放端の線路幅を他端の線路幅と比べて幅広とする、ステップインピーダンス構造とするものである。
ステップインピーダンス構造とすることで、2つの通過帯域の中心周波数を変化させたい場合に、共振器の物理的長さを延長することなく共振器の電気的長さを延長できるため、共振器の小型化が可能となる。また、ステップインピーダンス構造部分の長さと幅との組み合わせを変化させることにより、柔軟に中心周波数を調整することができる。
なお、本実施形態でも第1実施形態の変形例で説明したように、第1共振部と第2共振部の長さはいずれが長くても構わない。
〔第3実施形態〕
図4は第3実施形態の共振器の構成例である。
共振器300は、信号入出力線101、第1共振部302、第2共振部303、及び第1接続線路104から構成される。信号入出力線101、第1接続線路104は先に説明した第1実施形態にて適用されるものと同様である。
第1共振部302及び第2共振部303についても、第1共振部302の一端が信号入出力線101に接続され他端が開放されており、また第2共振部303の一端が接続点Cにおいて地導体105に接続され他端が開放されており、更に第1共振部302及び第2共振部303がそれぞれ異なる共振周波数を有するという点で、第1実施形態の第1共振部102及び第2共振部103と同様である。
もっとも、第3実施形態は第1共振部302と第2共振部303の少なくともいずれか一方の形状を複数回折り返された、メアンダ構造とするものである。図4は第2共振部303のみをメアンダ構造とした例である。
共振部をメアンダ構造とすることで、ある外形寸法において、より長い共振器を収容できるため、共振器の小型化が可能となる。
なお、本実施形態でも第1実施形態の変形例で説明したように、第1共振部と第2共振部の長さはいずれが長くても構わない。
〔第4実施形態〕
図5は第4実施形態の共振器の構成例である。
共振器400は、信号入出力線101、第1共振部402、第2共振部403、及び第1接続線路104から構成される。信号入出力線101、第1接続線路104は先に説明した第1実施形態にて適用されるものと同様である。
第1共振部402及び第2共振部403についても、第1共振部402の一端が信号入出力線101に接続され他端が開放されており、また第2共振部403の一端が接続点Cにおいて地導体105に接続され他端が開放されており、更に第1共振部402及び第2共振部403がそれぞれ異なる共振周波数を有するという点で、第1実施形態の第1共振部102及び第2共振部103と同様である。
もっとも、第4実施形態は第1共振部402と第2共振部403の少なくともいずれか一方の形状を、折り返しスパイラル状構造とするものである。図5は第2共振部403のみを折り返しスパイラル構造とした例である。
共振部を折り返しスパイラル構造とすることで、第3実施形態と同様、ある外形寸法において、より長い共振器を収容できるため、共振器の小型化が可能となる。
なお、本実施形態でも第1実施形態の変形例で説明したように、第1共振部と第2共振部の長さはいずれが長くても構わない。
〔第5実施形態〕
図6は第5実施形態の共振器の構成例である。
共振器500は、信号入出力線101、第1共振部102、第2共振部103、第1接続線路104、第3共振部501、及び第2接続線路502から構成される。信号入出力線101、第1共振部102、第2共振部103、及び第1接続線路104は先に説明した第1実施形態にて適用されるものと同様である。なお、第1共振部の形状は、信号入出力線の長手方向の中心軸を対称軸として対称な形状であれば、図6のような長方形でもステップインピーダンス構造やその他の形状でもよく、また、第2共振部の形状には、第1〜第4実施形態で説明したいずれの形状を適用してもよい。
第3共振部501は一端が接続点C´において地導体105に接続され、他端が開放されている。第2接続線路502は、一端が信号入出力線101と第1共振部102との接続点Aに接続され、他端が第3共振部501上の所定の接続点B´に接続される線路である。
また、第3共振部501と第2接続線路502は、信号入出力線101の長手方向の中心軸を対称軸として、それぞれ第2共振部103と第1接続線路104に対して、対称な位置・形状に配される。対称配置された第2共振部103と第3共振部501は同じ周波数で一体的に共振し、第1共振部と第2、3共振部とで、2つの通過帯域を有する共振器として動作する。
この構成では、回路が対称軸に対して線対称構造をなしていることから、電磁界シミュレーションを行う際の計算量・計算時間の低減が可能となり、また、不要な非対称の共振モードを抑制し、所望の通過帯域以外の不要な信号を概ね遮断することが可能となる。
図7に示す構造により、経路長BC及びABCを変化させた場合の外部結合量のシミュレーションを行った結果を図8に示す。
図7に示す構造は、第1共振部の開放端をステップインピーダンス構造とし、第2、第3共振部は開放端をステップインピーダンス構造とするとともに中間部をスパイラル構造としたものである。経路長BCはL0の長さを調整することにより変化することができ、経路長ABCは更にW0の長さを調整することにより変化することができる。
シミュレーションは、(1)L0を0に固定してW0を0.8〜3.84まで変化させた場合、(2) L0を2.24に固定してW0を0.8〜3.84まで変化させた場合、(3) W0を0.8に固定してL0を0〜2.24まで変化させた場合、(4) W0を3.84に固定してL0を0〜2.24まで変化させた場合の4通りについて、第1共振部の通過帯域の外部結合量Qea、第2共振部の通過帯域の外部結合量Qebがどのように変化するかについて行った。なお、シミュレーションにおいては、誘電体基板の比誘電率を9.68、誘電体基板の厚さを0.5mm、基板上部空間の高さ4.0mm、基板下部空間の高さを3.5mmとして計算を行っている。
図8に示すシミュレーション結果から、4つの線で囲まれた内側の範囲の外部結合量Qea、Qebの組み合わせであればL0を0〜2.24、W0を0.8〜3.84の中から適宜選ぶことで実現することがわかる。
従って、L0、W0を変化させることにより外部結合量Qea、Qebを共に調整できる。なお、外部結合量が大きいほど通過帯域は広くなり、小さいほど通過帯域は狭くなる。
このシミュレーションではパラメータをL0、W0の長さとして定義したが、経路BCもしくは経路ABCの長さを変更させることができれば、パラメータはどのように定義しても構わない。
〔第6実施形態〕
図9は第6実施形態の共振器の構成例である。
共振器600は、信号入出力線101、第1共振部102、第2共振部103、第1接続線路104、及びビアホール601を備え、ビアホール601以外は先に説明した第1実施形態にて適用されるものと同様である。
ビアホール601は、基板表面に形成される第2共振部103と基板裏面に形成される地導体602との電気的導通を確保するために基板に形成される貫通穴である。
第1実施形態の共振器100は、両側に地導体105を配したコプレーナ平面回路として構成されるのに対し、第6実施形態の共振器600は基板表面(図9(a))に回路を形成し、基板裏面(図9(b))に地導体602を形成したマイクロストリップ構造により構成される。
マイクロストリップ構造では、ビアホールを形成する必要があり、また基板両面に導体を施す必要があるため、片面のみで足りるコプレーナ構造よりコスト面でやや不利があるが、地導体が全て基板裏面に存在するため、元々の回路の特性にあまり影響を与えることなく追加の機能を付加するための線路を共振器の脇に容易に追加できる点において優れている。
なお、第2〜第5実施形態についても、同様にマイクロストリップ構造により構成することが可能である。
〔第7実施形態〕
第1〜第6実施形態のいずれか、若しくはそれらを組み合わせた構造を有する共振器を両端に配して多段化することにより、デュアルバンドフィルタを構成することができる。
図10は、第1共振部に第3実施形態のメアンダ構造、第2共振部に第4実施形態のスパイラル構造を適用し、かつそれぞれの開放端に第2実施形態のステップインピーダンス構造を適用した共振器を両端に有する4段デュアルバンドフィルタの構成例である。このように構成することより、フィルタの小型化を図ることができる。
また、図11は、図6に示す第5実施形態の構造に第2実施形態のステップインピーダンス構造を組み合わせた共振器を両端に有する4段デュアルバンドフィルタの構成例である。回路パターン全体が横方向の軸に対して線対称構造をなしていることから、電磁界シミュレーションを行う際の計算量・計算時間を低減することができ、また、不要な非対称の共振モードを抑制することができる。更に、共振器にステップインピーダンス構造、メアンダ構造を適用することにより、フィルタの小型化を図ることができる。
図12に示す構造により、フィルタの電気特性のシミュレーションを行った結果を図13に示す。図12は、第1共振部の開放端をステップインピーダンス構造とし、第2、第3共振部の開放端をステップインピーダンス構造とするとともに中間部をスパイラル構造とした共振器を対向させた2段デュアルバンドフィルタである。
図13は、1GHz〜5GHzまでの入力信号に対する図12の構造のフィルタの反射特性(S11:細線)及び通過特性(S21:太線)のシミュレーション結果である。この結果から、両外側に配置された第2共振部、第3共振部が一体的につくった通過帯域が2.1GHz付近に形成され、中央の対称軸上に配置された第1共振部がつくった通過帯域が3.7GHz付近に形成され、かつ、所望の通過帯域以外の不要な信号を概ね遮断できていることが確認できる。
本発明は、主にマイクロ波帯・ミリ波帯の平面回路をデュアルバンド対応の回路として構成する場合の構成要素として有用である。
第1実施形態の共振器の構成例の平面図。 第1実施形態の変形例の平面図。 第2実施形態の共振器の構成例の平面図。 第3実施形態の共振器の構成例の平面図。 第4実施形態の共振器の構成例の平面図。 第5実施形態の共振器の構成例の平面図。 第5実施形態における特性シミュレーションに用いた構成の平面図。 第5実施形態における特性シミュレーション結果を示す図。 第6実施形態の共振器の構成例の平面図。 第7実施形態のデュアルバンドフィルタの構成例の平面図。 第7実施形態の別のデュアルバンドフィルタの構成例の平面図。 第7実施形態における特性シミュレーションに用いた構成の平面図。 第7実施形態における特性シミュレーション結果を示す図。 従来のデュアルバンドフィルタの構成例の平面図。 従来の他のデュアルバンドフィルタの構成例の平面図。

Claims (10)

  1. 異なる周波数で共振する2つの共振部を有する共振器であって、
    信号を入出力する信号入出力線と、
    一端が上記信号入出力線に接続され、他端が開放されている第1共振部と、
    一端が地導体に接続され、他端が開放されている第2共振部と、
    上記信号入出力線と上記第1共振部との接続点と、上記第2共振部の所定の一点との間を接続する、あらかじめ定められた長さの第1接続線路と、
    を備える共振器。
  2. 請求項1に記載の共振器において、
    上記第1共振部または上記第2共振部の少なくともいずれか一方の開放端の線路幅が、他端の線路幅と比べて幅広になっているステップインピーダンス構造であることを特徴とする共振器。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の共振器において、
    上記第1共振部または上記第2共振部のうち少なくともいずれか一方が、メアンダ構造であることを特徴とする共振器。
  4. 請求項1または2のいずれかに記載の共振器において、
    上記第1共振部または上記第2共振部のうち少なくともいずれか一方がスパイラル構造であることを特徴とする共振器。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の共振器において、
    上記信号入出力線の長手方向の中心軸を対称軸として、
    上記対称軸を挟んで上記第2共振部と対称な位置・形状に配された第3共振部と、
    上記対称軸を挟んで上記第1線路と対称な位置・形状に配された第2接続線路と、
    を更に備えることを特徴とする共振器。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の共振器は、
    上記第1共振部と上記第2共振部とが同時に誘導的に励振されることを特徴とする共振器。
  7. 請求項5に記載の共振器は、
    上記第1共振部と上記第2共振部と上記第3共振部とが同時に誘導的に励振されることを特徴とする共振器。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の共振器は、
    両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内に構成されていることを特徴とする共振器。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載の共振器は、
    地導体を基板の裏面に配したマイクロストリップ構造により構成されることを特徴とする共振器。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の共振器を備えることを特徴とするデュアルバンドフィルタ。
JP2007125721A 2007-05-10 2007-05-10 デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ Expired - Fee Related JP4758942B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007125721A JP4758942B2 (ja) 2007-05-10 2007-05-10 デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ
CN2008100887804A CN101304108B (zh) 2007-05-10 2008-05-07 双频带谐振器及双频带滤波器
EP08008556A EP1990863B1 (en) 2007-05-10 2008-05-07 Dual band resonator and dual band filter
DE602008000100T DE602008000100D1 (de) 2007-05-10 2008-05-07 Doppelband-Resonator und Doppelband-Filter
KR1020080043188A KR100944953B1 (ko) 2007-05-10 2008-05-09 듀얼 밴드 공진기 및 듀얼 밴드 필터
US12/118,114 US7710222B2 (en) 2007-05-10 2008-05-09 Dual band resonator and dual band filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007125721A JP4758942B2 (ja) 2007-05-10 2007-05-10 デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008283452A true JP2008283452A (ja) 2008-11-20
JP2008283452A5 JP2008283452A5 (ja) 2010-04-08
JP4758942B2 JP4758942B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=39493212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007125721A Expired - Fee Related JP4758942B2 (ja) 2007-05-10 2007-05-10 デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7710222B2 (ja)
EP (1) EP1990863B1 (ja)
JP (1) JP4758942B2 (ja)
KR (1) KR100944953B1 (ja)
CN (1) CN101304108B (ja)
DE (1) DE602008000100D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015052903A1 (ja) 2013-10-07 2015-04-16 日本電気株式会社 同軸配線装置及び送受信一体型分波器
JP2017216589A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 キヤノン株式会社 フィルタ
JP2021072458A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 三菱電機株式会社 振幅イコライザ

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5060498B2 (ja) * 2008-02-22 2012-10-31 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ デュアルバンド帯域通過型共振器およびデュアルバンド帯域通過型フィルタ
CN101944645A (zh) * 2010-08-19 2011-01-12 华东交通大学 一种基于dgw结构的微带s波段带通滤波器
CN102522615B (zh) * 2011-12-01 2014-11-12 华南理工大学 小型化的低通带可调的双通带带通滤波器
KR101258034B1 (ko) * 2011-12-20 2013-04-24 충남대학교산학협력단 계단형 임피던스 공진기를 이용한 마이크로스트립 이중대역 대역통과 필터
US9331379B2 (en) * 2012-02-14 2016-05-03 Htc Corporation Mobile device and manufacturing method thereof
US9331391B2 (en) * 2012-02-14 2016-05-03 Htc Corporation Mobile device
US20130249764A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 Her Majesty The Queen In Right Of Canada, As Represented By The Minister Of Industry Compact planar inverted f-antenna for multiband communication
CN105144319B (zh) * 2013-04-18 2017-10-31 松下知识产权经营株式会社 共振耦合器
TWI568070B (zh) * 2015-05-15 2017-01-21 國立清華大學 微型帶通濾波器
KR20170004235A (ko) * 2015-07-01 2017-01-11 주식회사 이너트론 멀티 채널 멀티플렉서
KR102180144B1 (ko) 2020-01-08 2020-11-17 유현교 공조기의 양압에 대응하는 커버 프레임
CN112768854B (zh) * 2020-12-29 2021-10-29 西安空间无线电技术研究所 基于阶梯阻抗谐振器的高选择性差分双通带微带滤波器
CN112865716B (zh) * 2020-12-31 2023-03-28 四川天巡半导体科技有限责任公司 一种基于多阶梯枝节匹配网络的宽频高效率功率器件
CN114639930B (zh) * 2022-02-25 2023-05-30 中国电子科技集团公司第十研究所 一种高通带隔离的双通带滤波器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000516060A (ja) * 1996-07-31 2000-11-28 松下電器産業株式会社 積層型2帯域フィルタ
JP2006222664A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Ntt Docomo Inc コプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタ
JP2007074293A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Ntt Docomo Inc コプレーナ共振器及びフィルタ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58127401A (ja) * 1982-01-22 1983-07-29 Nec Corp 帯域通過フイルタ
JP2005117433A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Eudyna Devices Inc フィルタ
JP2005223392A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Ntt Docomo Inc 結合線路およびフィルタ
US7102470B2 (en) * 2004-11-02 2006-09-05 Integrated System Solution Corp. Dual-band bandpass filter with stepped-impedance resonators
JP5060498B2 (ja) * 2008-02-22 2012-10-31 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ デュアルバンド帯域通過型共振器およびデュアルバンド帯域通過型フィルタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000516060A (ja) * 1996-07-31 2000-11-28 松下電器産業株式会社 積層型2帯域フィルタ
JP2006222664A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Ntt Docomo Inc コプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタ
JP2007074293A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Ntt Docomo Inc コプレーナ共振器及びフィルタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015052903A1 (ja) 2013-10-07 2015-04-16 日本電気株式会社 同軸配線装置及び送受信一体型分波器
US9793590B2 (en) 2013-10-07 2017-10-17 Nec Corporation Coaxial wiring device and transmission/reception integrated splitter
US10347959B2 (en) 2013-10-07 2019-07-09 Nec Corporation Coaxial wiring device and transmission/reception integrated splitter
US10714804B2 (en) 2013-10-07 2020-07-14 Nec Corporation Coaxial wiring device and transmission/reception integrated splitter
JP2017216589A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 キヤノン株式会社 フィルタ
JP2021072458A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 三菱電機株式会社 振幅イコライザ
JP7394584B2 (ja) 2019-10-29 2023-12-08 三菱電機株式会社 振幅イコライザ

Also Published As

Publication number Publication date
US20080278265A1 (en) 2008-11-13
KR100944953B1 (ko) 2010-03-02
JP4758942B2 (ja) 2011-08-31
US7710222B2 (en) 2010-05-04
DE602008000100D1 (de) 2009-10-01
CN101304108A (zh) 2008-11-12
EP1990863B1 (en) 2009-08-19
KR20080099811A (ko) 2008-11-13
CN101304108B (zh) 2012-07-04
EP1990863A1 (en) 2008-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4758942B2 (ja) デュアルバンド共振器およびデュアルバンドフィルタ
JP5060498B2 (ja) デュアルバンド帯域通過型共振器およびデュアルバンド帯域通過型フィルタ
JP5039162B2 (ja) 回路素子、可変共振器、可変フィルタ
JP2011078138A (ja) Lh特性を有する伝送線路及び結合器
JP2002151908A (ja) 高周波フィルタおよびそれを用いたフィルタ装置およびそれらを用いた電子装置
JP5745322B2 (ja) 複数帯域共振器及び複数帯域通過フィルタ
JP6112675B2 (ja) 伝送線路共振器並びに伝送線路共振器を用いた帯域通過フィルタ、分波器、合成器、帯域阻止フィルタ、高域通過フィルタ、バランス型帯域通過フィルタ及び低域通過フィルタ
JP5094524B2 (ja) 高周波結合線路および高周波フィルタ
JP4411315B2 (ja) 帯域阻止フィルタ
JP6262437B2 (ja) 有極型帯域通過フィルタ
US9799937B2 (en) Waveguide E-plane filter structure
US11211678B2 (en) Dual-band resonator and dual-band bandpass filter using same
US8446231B2 (en) High-frequency filter
JP4209352B2 (ja) インターディジタルフィルター
JP2013143734A (ja) 導波管有極フィルタおよび導波管分波器
JP3767825B1 (ja) 誘電体装置
JP2013093811A (ja) 共振器、フィルタ及びフィルタバンク
JP2009004836A (ja) 帯域通過フィルタ
JP2009010578A (ja) 導波管スイッチおよび単極多投導波管スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4758942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees