JP2006222664A - コプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタ - Google Patents

コプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】 信号入出力線自身の存在による不要な伝搬モードを抑制しつつ、結合部が要するコプレーナ平面回路基板上の面積を節約して回路の小型化を図り、かつ回路パターン生成後の外部結合量、共振周波数等のパラメータの独立した調整を容易とする。
【解決手段】 両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における任意の回路部への結合構造であって、上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた信号入出力線と、上記信号入出力線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、上記回路部の一部に空隙部を介して対向する誘導性結合部とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、主にマイクロ波帯・ミリ波帯のコプレーナ平面回路に用いられるコプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタに関するものである。
従来、フィルタ等を構成するコプレーナ平面回路入出力部の共振器励振構造としては、励振線の先端を開放して共振器に近接させる容量性結合と、励振線を共振器に直に接続する誘導性結合とが主に用いられていた。
図1は従来の容量性結合を用いた励振構造を表す平面図であり(例えば非特許文献1を参照。)、コプレーナ平面回路1の中央を通る励振線4の先端はT字状に広げられ、開放した状態で長めの空隙部を介して共振器6一端の同じく先端をT字状に広げられた部分と対向されて励振部5が形成されている。なお、コプレーナ平面回路1の両側は地導体2、3で覆われている。
図2は従来の誘導性結合を用いた励振構造を表す平面図であり(例えば非特許文献2を参照。)、共振器6の一端と地導体3との短絡部付近に励振線4が直に接続されて励振部5が形成されている。
また、図3は従来の誘導性結合を用いた励振構造の他の例を表す平面図であり(例えば非特許文献3を参照。)、共振器6の一端に励振線4が直に接続され、その接続部から十字状に地導体2、3と接続される線によって励振部5が形成されている。
小泉,佐藤,楢橋,「寸法誤差の影響を受けにくい結合構造を適用した5GHz帯コプレーナ形λ/4共振器高温超伝導フィルタ」,信学技報MW2004-25, pp. 55-60, May. 2004 河口,馬,小林,「CPW1/4波長スパイラル共振器を用いた5GHz帯域通過フィルタの設計」,信学会2004年ソサイエティ大会,C-2-81, Nov. 2004 河口,馬,小林,「CPW1/4波長共振器を用いた5GHzインターディジタル形BPFの設計」,信学会2004年ソサイエティ大会,C-2-80, Nov. 2004
図1に示したような容量性結合を用いた共振器励振構造の外部結合量は、一般に、誘導性結合を用いた共振器励振構造のそれと比較して弱い。したがって帯域通過フィルタ等を設計する際に、信号入出力部に容量性結合を用いて所望の外部結合量を確保するためには、励振線の先端開放部を共振器中の電荷が集中する部分に近接させる必要がある。しかし、被励振共振器の電荷集中部が構造上の問題で外側とならない場合には、十分な外部結合量を確保するために励振線と共振器が近接する空隙部を長くとることが必要であり、そのため、励振部構造に要する平面回路基板上の面積が肥大化する問題があるとともに、次段の共振器に励振線の影響が及ぶことにより回路本来の特性が悪化するという問題があった。
一方、図2もしくは図3に示したような、共振器に直結の誘導性結合を用いた共振器励振構造においては、逆に外部結合量が大きくなり過ぎる傾向があることから、励振線を共振器に直結する位置をλ/4共振器では短絡部に近い部分にとることが必要であり、励振線の位置を平面回路基板の中央付近に配置することが困難であった。これにより、回路基板を収容する筐体を遮断導波管として考えた場合、不要な伝搬モードが強く励振され回路本来の特性が悪化するという問題があった。
さらに、回路パターン生成後すなわち平面回路基板を製作した後に外部結合量を調整する場合、同時に外部結合の対象である端の共振器の共振周波数にまで影響が及び、パラメータを独立に調整できないという問題もあった。この例として、図4にλ/4スパイラル共振器に励振線を直結した誘導性結合を用いた共振器励振構造を示す。図4において回路パターン生成後に斜線で示した調整部7の地導体を削ることによって共振器6と地導体2の間の励振線側空隙幅gを増加させ、外部結合の強度を調整した場合の共振器6の共振周波数と外部結合量Q(外部Q)の変化を図5に示す。図5から明らかなように、励振線側空隙幅gを増加させることによって外部Qの値が調整できているが、同時に共振器6の共振周波数も変動してしまっていることがわかる。
これまで共振器の励振構造について説明したが、これらの問題点はコプレーナ平面回路内における信号入出力線と任意の回路部との結合部についてもいえることである。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、信号入出力線自身の存在による不要な伝搬モードを抑制しつつ、結合部が要するコプレーナ平面回路基板上の面積を節約して回路の小型化を図り、かつ回路パターン生成後の外部結合量、共振周波数等のパラメータの独立した調整が容易なコプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における任意の回路部への結合構造であって、上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた信号入出力線と、上記信号入出力線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、上記回路部の一部に空隙部を介して対向する誘導性結合部とを備えたコプレーナ平面回路内結合構造を要旨としている。これにより、信号入出力線がコプレーナ平面回路の中央に設けられることで信号入出力線自身の存在による不要な伝搬モードを抑制することができ、回路部との結合を誘導性結合とすることで結合部が要するコプレーナ平面回路基板上の面積を節約して回路の小型化を図ることができ、信号入出力線の一端を地導体の一方に短絡して回路部を結合部とは独立した構成とすることで回路パターン生成後の外部結合量等の独立した調整が容易になる。
また、請求項2に記載されるように、上記誘導性結合部の上記回路部と反対側に空隙部を隔てて存在する地導体の一部を削り空隙幅を増大することにより外部結合量を調整するようにすることができる。これにより、回路パターン生成後に外部結合量を独立に調整することができる。
また、請求項3に記載されるように、上記誘導性結合部は上記信号入出力線の一端を曲げて上記地導体の一方に短絡して形成されるものとすることができる。これにより、容易に誘導性結合部を形成することができる。
また、請求項4に記載されるように、上記誘導性結合部の曲げ部の角を取りもしくは角を丸めたものとすることができる。これにより、電流が集中しやすい角部の影響をなくし、電流の偏りをなくして回路特性を向上させることができる。
また、請求項5に記載されるように、上記誘導性結合部の曲げ部に上記地導体との短絡部と反対側に張り出す折り返し部を設けるようにすることができる。これにより、空隙部を介して回路部と対向する誘導性結合部の長さを増し、誘導性結合部の結合をより強いものとすることができる。
また、請求項6に記載されるように、上記誘導性結合部の曲げ部と上記地導体との短絡部との間に上記回路部の一部を囲んで対向する囲み部を設けるようにすることができる。これにより、空隙部を介して回路部と対向する誘導性結合部の長さを増し、誘導性結合部の結合をより強いものとすることができる。
また、請求項7に記載されるように、両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における任意の回路部への結合構造であって、上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた信号入出力線と、上記信号入出力線の一端に上記回路部の一部を囲んで空隙部を介して対向する囲み部が形成された容量性結合部とを備えたコプレーナ平面回路内結合構造として構成することができる。これにより、信号入出力線がコプレーナ平面回路の中央に設けられることで信号入出力線自身の存在による不要な伝搬モードを抑制することができ、回路部との結合が容量性結合でありながら囲み部によって対向部が長くなることで結合部が要するコプレーナ平面回路基板上の面積を、従来の直線状のパターンを対向させるものと比べて節約し、回路の小型化を図ることができる。また、信号入出力線一端の囲み部によって回路部を結合部とは独立した構成とすることで回路パターン生成後の外部結合量等の独立した調整が容易になる。
また、請求項8に記載されるように、両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における共振器への結合構造であって、上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた励振線と、上記励振線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、上記共振器の一部に空隙部を介して対向する励振部とを備えた共振器励振構造として構成することができる。
また、請求項9に記載されるように、上記共振器は、λ/4スパイラル共振器、λ/4集中定数形メアンダ共振器、λ/2共振器のいずれかであるものとすることができる。
また、請求項10に記載されるように、両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内に1もしくは複数の共振器を配したフィルタであって、上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた励振線と、上記励振線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、初段もしくは終段の上記共振器の一部に空隙部を介して対向する励振部とを備えたフィルタとして構成することができる。
本発明のコプレーナ平面回路内結合構造、共振器励振構造およびフィルタにあっては、信号入出力線自身の存在による不要な伝搬モードを抑制しつつ、結合部が要するコプレーナ平面回路基板上の面積を節約して回路の小型化を図り、かつ回路パターン生成後の外部結合量、共振周波数等のパラメータの独立した調整が容易となるという効果を奏する。特に、遮断導波管内に収容されるマイクロ波・ミリ波帯のコプレーナ平面回路において、共振器の励振による不要な導波管モードの発生を抑制できる小型な励振構造を構成することが可能となり、同時に回路の他のパラメータを殆ど変動させずに外部結合の強度のみを調整することが可能となって、所望の特性を得る回路の実現がしやすくなるという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
図6は本発明の第1の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。図6(a)において、コプレーナ平面回路1の両側には地導体2、3が設けられており、信号入出力線としての励振線4は回路基板を収容する遮断導波管内で不要な伝搬モードを発生させないようにコプレーナ平面回路1の中央部分に設けられている。また、励振線4の先端はL字状に曲げられて地導体2に短絡され、この短絡線路を共振器6の電流集中部に幅αの空隙部を介して近接して対向することにより誘導性結合部としての励振部5が形成されている。外部結合の強度は、空隙部の幅α、励振線4の短絡線路の長さβ、励振線4の短絡線路と地導体2との間の距離s等によって定まる。また、ここでは結合対象となる回路部としての共振器6をλ/4スパイラル共振器としている。図6(b)では励振線4先端の励振部5の位置を共振器6の短絡側としている点が異なる。
一方、回路パターン生成後に共振器6の共振周波数と独立して外部結合の強度を調整する場合は、共振器6とは独立した構造となっている励振線4の短絡線路と地導体との間の距離sを斜線で示す調整部7の地導体を削ることによって拡げることで、外部結合が強くなる方向に変更可能である。図6(a)、(b)の構造において、短絡線・地導体間空隙幅sをパラメータとして共振器6の共振周波数と外部結合の強度(外部Q)をプロットしたグラフをそれぞれ図7(a)、(b)に示す。図7(a)、(b)から明らかなように、短絡線・地導体間空隙幅sを変化させても共振器6の共振周波数は殆ど変化せず、外部Qの値のみが変動していることがわかる。なお、回路パターン生成後に外部結合の強度を調整する場合には、一般に短絡線路の太さが細くなるほど単位長さあたりの外部Qの変動が大きくなる。したがって、地導体までの空隙幅sを地導体を削ることにより適度に変化させることで所望の特性が得られるよう予め設計の際に短絡線路の太さを適切に設定しておくものとする。
次に、図8は本発明の第2の実施形態にかかる励振構造を表す平面図であり、結合する共振器6をλ/4集中定数形メアンダ共振器とし、図8(a)では共振器6の非短絡側に、図8(b)では短絡側に、励振線4をL字状に折り曲げて地導体2、3へ短絡して励振部5を形成した共振器励振構造である。この場合においても前述の図6(a)、(b)と全く同様の効果がある。
この他、共振器6についてはλ/4共振器であればどのような構造の共振器であっても、励振線4一端の励振部5側にその短絡部を近接させることにより、同様の効果を有する励振構造をとることが可能であり、それらはすべて本発明の範囲に含まれる。
図9は本発明の第3の実施形態にかかる励振構造を表す平面図であり、共振器6をλ/2共振器とした場合の例である。この場合についても、励振線4一端の励振部5側に共振器6中で最も電流密度が高くなる共振線の中央部を近接させることにより、同様の効果を有する励振構造をとることが可能である。
図10は本発明の第4の実施形態にかかる励振構造を表す平面図であり、上記L字状の構造の応用として、励振部5の短絡部分の形状につき、図10(a)は角を落とした形状の切り落とし部51を設けたもの、図10(b)は角を丸めた形状の丸め部52を設けたものである。この場合、電流が集中しやすい角部の影響をなくし、電流の偏りをなくして回路特性を向上させることができる。
図11は本発明の第5の実施形態にかかる励振構造を表す平面図であり、励振部5をL字以外の構造としたものである。すなわち、図11(a)、(b)に示すように、励振部5に地導体との短絡部と反対側に張り出す折り返し部53を設けるようにしたものである。この場合、空隙部を介して共振器6と対向する励振部5の長さβを増し、結合をより強いものとすることができる。
図12は本発明の第6の実施形態にかかる励振構造を表す平面図であり、励振部5をL字以外の構造とした他の例を示している。すなわち、図12(a)、(b)に示すように、励振部5の曲げ部と地導体との短絡部との間に共振器6の一部を囲んで対向する囲み部54を設けるようにしたものである。この場合も、空隙部を介して共振器6と対向する励振部5の長さを増し、結合をより強いものとすることができる。
図13は本発明の第7の実施形態にかかる励振構造を表す平面図であり、第1〜第6の実施形態と異なり、励振部5に誘導性結合ではなく容量性結合を用いたものである。すなわち、励振部5に共振器6の一部を囲んで空隙部を介して対向する囲み部55を形成し、囲み部55を開放の状態としたものである。この場合も、励振線4がコプレーナ平面回路1の中央に設けられることで励振線4自身の存在による不要な伝搬モードを抑制することができ、共振器6との結合が容量性結合でありながら囲み部55によって対向部が長くなることで励振部5が要するコプレーナ平面回路1上の面積を、従来の直線状のパターンを対向させるもの(図1)と比べて節約し、回路の小型化を図ることができる。また、囲み部55によって共振器6を励振部5とは独立した構成とすることで回路パターン生成後の外部結合量等の独立した調整が容易になる。
次に、図14は本発明の第8の実施形態にかかるフィルタ10を表す平面図であり、励振線4の一端をL字状に曲げて地導体に短絡して形成した励振部5による共振器励振構造と4個の共振器6(λ/4スパイラル共振器)を用いて4段帯域通過フィルタを構成したパターンの例である。図14(a)〜(f)では、励振部5の配置および共振器6相互間の結合方法の組み合わせを変えてある。
図15は本発明の第9の実施形態にかかるフィルタ10を表す平面図であり、励振線4の一端をL字状に曲げて地導体に短絡して形成した励振部5による共振器励振構造と6個の共振器6(λ/4スパイラル共振器)を用いて6段有極形帯域通過フィルタを構成したパターンの例である。図15(a)、(b)は、励振部5の配置および共振器6相互間の結合方法を変えてある。
図14および図15に示す帯域通過フィルタは共振器励振構造として図6の構造を採用し、共振器6としてλ/4スパイラル共振器を用いた例であるが、共振器励振構造として図10〜図13のような構造を用い、共振器6としてλ/4集中定数形メアンダ共振器やλ/2共振器も含めたその他の共振器を用いても同様の特性を得ることができ、それらすべてが本発明の範囲に含まれる。また、共振器の数、その他の共振器同士の結合のとり方によって様々なパターンが考えられるが、フィルタの入出力部に本発明の共振器励振構造を用いたものもすべて本発明の範囲に含まれる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
従来の容量性結合を用いた励振構造を表す平面図である。 従来の誘導性結合を用いた励振構造を表す平面図(その1)である。 従来の誘導性結合を用いた励振構造を表す平面図(その2)である。 従来の誘導性結合を用いた励振構造における外部結合量の調整方法の例を示す図である。 図4における励振線側空隙幅と外部結合量および共振周波数の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 図6における地導体間空隙幅と外部結合量および共振周波数の関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 本発明の第3の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 本発明の第4の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 本発明の第5の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 本発明の第6の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 本発明の第7の実施形態にかかる励振構造を表す平面図である。 本発明の第8の実施形態にかかるフィルタを表す平面図である。 本発明の第9の実施形態にかかるフィルタを表す平面図である。
符号の説明
1 コプレーナ平面回路
10 フィルタ
2、3 地導体
4 励振線
5 励振部
51 切り落とし部
52 丸め部
53 折り返し部
54、55 囲み部
6 共振器
7 調整部

Claims (10)

  1. 両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における任意の回路部への結合構造であって、
    上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた信号入出力線と、
    上記信号入出力線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、上記回路部の一部に空隙部を介して対向する誘導性結合部とを備えたことを特徴とするコプレーナ平面回路内結合構造。
  2. 上記誘導性結合部の上記回路部と反対側に空隙部を隔てて存在する地導体の一部を削り空隙幅を増大することにより外部結合量を調整することを特徴とする請求項1に記載のコプレーナ平面回路内結合構造。
  3. 上記誘導性結合部は上記信号入出力線の一端を曲げて上記地導体の一方に短絡して形成されることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のコプレーナ平面回路内結合構造。
  4. 上記誘導性結合部の曲げ部の角を取りもしくは角を丸めたことを特徴とする請求項3に記載のコプレーナ平面回路内結合構造。
  5. 上記誘導性結合部の曲げ部に上記地導体との短絡部と反対側に張り出す折り返し部を設けたことを特徴とする請求項3または4のいずれか一項に記載のコプレーナ平面回路内結合構造。
  6. 上記誘導性結合部の曲げ部と上記地導体との短絡部との間に上記回路部の一部を囲んで対向する囲み部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のコプレーナ平面回路内結合構造。
  7. 両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における任意の回路部への結合構造であって、
    上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた信号入出力線と、
    上記信号入出力線の一端に上記回路部の一部を囲んで空隙部を介して対向する囲み部が形成された容量性結合部とを備えたことを特徴とするコプレーナ平面回路内結合構造。
  8. 両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内における共振器への結合構造であって、
    上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた励振線と、
    上記励振線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、上記共振器の一部に空隙部を介して対向する励振部とを備えたことを特徴とする共振器励振構造。
  9. 上記共振器は、λ/4スパイラル共振器、λ/4集中定数形メアンダ共振器、λ/2共振器のいずれかであることを特徴とする請求項8に記載の共振器励振構造。
  10. 両側に地導体を配したコプレーナ平面回路内に1もしくは複数の共振器を配したフィルタであって、
    上記コプレーナ平面回路の中央に設けられた励振線と、
    上記励振線の一端を上記地導体の一方に短絡して形成され、初段もしくは終段の上記共振器の一部に空隙部を介して対向する励振部とを備えたことを特徴とするフィルタ。
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