JP2010226515A - 帯域通過フィルタ - Google Patents

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【課題】複数個の共振器がインターディジタル配置でブロードサイド結合してなる共振器群が複数並列に設けられた帯域通過フィルタにおいて、スプリアス帯域を十分に低減した帯域通過フィルタを提供する。
【解決手段】この帯域通過フィルタ1は、互いに同数の複数個の共振器からなる入力側共振器群2、中間部共振器群3、出力側共振器群4を備え、高周波信号が入力される基端部20aと接地導体1A’に接続される先端部20bを有し、入力側共振器群2の最も下側の共振器にブロードサイド結合する入力信号線路20と、フィルタ処理を行った高周波数信号を出力する基端部40aを有し、出力側共振器群4の最も下側の共振器にブロードサイド結合する出力信号線路40と、を備えてなり、λ/4の共振モードに存在するスプリアス帯域を十分に低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波周波数帯などの高周波数領域で使用する帯域通過フィルタに関する。
近年、マイクロ波などの高周波数信号の帯域通過フィルタ(Band Pass Filter : BPF)に関する研究開発が盛んに行われている。この種の帯域通過フィルタは、λ/4(1/4波長)などで共振する共振器をいくつか設けてそれらを結合させ、所望の帯域の高周波信号を共振器から共振器に伝播させることにより構成するのが一般的である。共振器を構成するためには、小型化のために、信号線路及び共振器をパターニングされた薄い導体(いわゆるストリップ導体)としたものが広く用いられている。
一般に、λ/4共振器を用いた帯域通過フィルタは、λ/4の共振モードとその奇数倍の高調波帯域の共振モードを有しているため、本来通過させたいλ/4の共振モードの帯域の他に不要な高調波帯域をも通過させてしまう。このような不要な帯域はスプリアス帯域と称され、それを低減するには、帯域通過フィルタと直列に低域通過フィルタなどの別のフィルタ等を設けることもできるが、小型化には不都合である。
特許文献1に記載の帯域通過フィルタは、エッジ結合している各々のストリップ導体の共振器のインピーダンスを微妙に変化させてスプリアス帯域を低減したものである。なお、エッジ結合は、2個の共振器を横に並べるように同一層に形成して結合させたものである。一方、後述のブロードサイド結合は、2個の共振器を別の層に形成して縦に重なるように配置して結合させたものである。
特許文献1に記載の帯域通過フィルタは、それ自体がスプリアス帯域を低減するので、上記の別のフィルタ等を設ける場合であってもその素子を少なくすることができて小型化に都合が良い。このように、帯域通過フィルタ自体がスプリアス帯域を低減するようなのが好ましい。
特許文献2に記載の帯域通過フィルタは、インターディジタル配置でブロードサイド結合しているストリップ導体の複数個の共振器からなる共振器群が複数並列に設けられたものである。これらは、ストリップ導体を少なくすることができるために、小型化に非常に有利である。なお、インターディジタル配置は、2個の共振器間で、一方の共振器の開放端と他方の共振器の短絡端(接地導体に接続された端)とが対向し、一方の共振器の短絡端と他方の共振器の開放端とが対向した配置のものである。
特開2003−69306号公報 特開2008−92113号公報
しかし、特許文献2に記載されているような帯域通過フィルタは、共振器間の結合が強い(結合係数kが大きい)ため、λ/4の共振モードが分裂する。そのため、その中の1つの共振モードを本来通過させるべき帯域(基本帯域)の共振モード(基本モード)とすると、その他は基本帯域と余り周波数の差がないスプリアス帯域の共振モード(スプリアスモード)となるので、スプリアス帯域はより複雑になる。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数個の共振器がインターディジタル配置でブロードサイド結合してなる共振器群が複数並列に設けられた帯域通過フィルタにおいて、スプリアス帯域を十分に低減した帯域通過フィルタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の帯域通過フィルタは、インターディジタル配置でブロードサイド結合した複数個の共振器からなり、短絡端が接地導体に接続される入力側共振器群と、入力側共振器群と同数のインターディジタル配置のブロードサイド結合した共振器からなり、入力側共振器群の横方向に並列配置されるとともに、短絡端が接地導体に接続される出力側共振器群と、高周波信号が入力される基端部と接地導体に接続される先端部を有し、入力側共振器群の最も上側又は下側の共振器にブロードサイド結合する入力信号線路と、フィルタ処理を行った高周波数信号を出力する基端部を有し、出力側共振器群の最も上側又は下側の共振器にブロードサイド結合する出力信号線路と、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の帯域通過フィルタは、請求項1に記載の帯域通過フィルタにおいて、前記入力側共振器群及び前記出力側共振器群と同数のインターディジタル配置のブロードサイド結合した共振器からなり、入力側共振器群と出力側共振器群の横方向の中間に並列配置されるとともに、短絡端が接地導体に接続される中間部共振器群を更に備えてなることを特徴とする。
請求項3に記載の帯域通過フィルタは、請求項1又は2に記載の帯域通過フィルタにおいて、入力側共振器群と出力側共振器群の間のスプリアスモードの結合係数が基本モードの結合係数の所定割合よりも大きいスプリアス帯域は、入力側共振器群と入力信号線路の間の外部結合係数が所定割合よりも小さいことを特徴とする。
請求項4に記載の帯域通過フィルタは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯域通過フィルタにおいて、出力側共振器群と出力信号線路が重なる長さは、入力側共振器群と入力信号線路が重なる長さと異なることを特徴とする。
本発明の帯域通過フィルタによれば、複数個の共振器がインターディジタル配置でブロードサイド結合した共振器群が複数並列に設けられた帯域通過フィルタにおいて、入力信号線路が入力側共振器群とブロードサイド結合し、かつ、その先端部が接地導体に接続されるので、全てのモードのスプリアス帯域を十分に低減することが可能になる。
本発明の実施形態に係る帯域通過フィルタを透視的に示す斜視図である。 同上の帯域通過フィルタを透視的に示す正面図である。 同上の帯域通過フィルタを透視的に示す平面図と底面図である。 同上の帯域通過フィルタの共振器群を構成する共振器の間隔に対して共振モードの共振周波数が変化することを示す特性図である。 同上の帯域通過フィルタの共振器群の共振モードの電界分布の模式図である。 同上の帯域通過フィルタの共振器群の共振モードの磁界分布の模式図である。 同上の帯域通過フィルタの結合係数等と共振器群間の距離との関係を示す特性図である。 図7と同様の関係を示す別の特性図である。 同上の帯域通過フィルタの外部結合係数とオーバラップ長の関係を示す特性図である。 同上の製作した帯域通過フィルタの特性の測定結果を示す特性図である。
以下、本発明を実施するための好ましい形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る帯域通過フィルタ1を透視的に示す正面左斜め上から見た斜視図である。図2は、帯域通過フィルタ1を透視的に示す正面図である。図3(a)、(b)は帯域通過フィルタ1を透視的に示す平面図、底面図である。
この帯域通過フィルタ1は、横方向に並列配置された入力側共振器群2、中間部共振器群3、出力側共振器群4を有している。また、帯域通過フィルタ1の略直方体状の外郭体1aを成す絶縁材料(例えば、LTCC)の対向する2面に、接地導体1A、1A’が設けられている。図1においては、この絶縁材料と接地導体1A、1A’は透視されている。入力側共振器群2は、インターディジタル配置でブロードサイド結合した複数個の共振器21、22、23、24からなる(図2参照)。共振器21、23の短絡端は接地導体1Aに接続されており、共振器22、24の短絡端は接地導体1A’に接続されている。中間部共振器群3も同様に、インターディジタル配置でブロードサイド結合した複数個の共振器31、32、33、34からなり、短絡端が接地導体1A又は1A’に接続されている。出力側共振器群4も同様に、インターディジタル配置でブロードサイド結合した複数個の共振器41、42、43、44からなり、短絡端が接地導体1A又は1A’に接続されている。これらの共振器21、22、23、24、31、32、33、34、41、42、43、44や後述する入力信号線路20及び出力信号線路40は、ストリップ導体であり、それらの間には前述の外郭体1aの絶縁材料が存在している。また、共振器21、22、23、24、31、32、33、34、41、42、43、44は、λ/4共振器である。
また、帯域通過フィルタ1は、外部からのマイクロ波などの高周波数信号が入力される入力信号線路20と、フィルタ処理を行った高周波数信号を外部に出力する出力信号線路40と、を有している。入力信号線路20は、外郭体1aから端が露出して高周波信号が入力される基端部20aと、接地導体1A’に接続される先端部20bを有している。入力信号線路20は、基端部20aと先端部20bの間の中間部20cで、入力側共振器群2の最も下側の共振器21にブロードサイド結合、すなわち、図3(b)に示すように、所定の長さが共振器21に重なって(オーバラップして)いる。出力信号線路40は、フィルタ処理を行った高周波数信号を出力する基端部40aと、接地導体1A’に接続される先端部40bを有している。出力信号線路40は、基端部40aと先端部40bの間の中間部40cで、出力側共振器群4の最も下側の共振器41にブロードサイド結合、すなわち、図3(b)に示すように、所定の長さが共振器41に重なって(オーバラップして)いる。なお、後述するように、出力信号線路40の先端部は短絡しない場合もある。また、入力信号線路20と出力信号線路40はそれぞれ、最も上側の共振器24、44に結合していてもよい。
帯域通過フィルタ1を通過する基本帯域及びスプリアス帯域の強度(大きさ)は、入力側共振器群2、中間部共振器群3、出力側共振器群4における2つの共振器群間の結合の程度を示す結合係数k、入力信号線路20と入力側共振器群2との間の結合の程度を示す外部結合係数kx、共振器群の数、に依存する。各スプリアスモードの結合係数kや外部結合係数kxが小さければ、各スプリアス帯域の強度は小さい。なお、小型化には反するが、共振器群の数を多くすると、基本帯域に対するスプリアス帯域の強度を相対的に小さくすることができる。
以下、図4〜図9に基づき、スプリアス帯域の低減について詳しく順に説明する。
図4は、1つの共振器群において、それを構成する共振器の(縦方向の)間隔Sに対して各々の共振モードの共振周波数が変化することを示す特性図である。この特性は、入力側共振器群2、中間部共振器群3、出力側共振器群4の全てについて共通する。なお、図4のデータは、電磁界分布のシミュレーションソフトであるアンソフト社製HFSSを用いたシミュレーションによるものである。
1つの共振器群は、λ/4の共振モードの他に、その奇数倍(3倍、5倍、・・・)の高調波帯域の共振モードを有しているのであるが、着目すべきは、λ/4の共振モードや高調波帯域の共振モードの各々が更に分裂して、共振周波数が異なる4の共振モードが存在することである。図4では、λ/4の共振モードに存在する4つの共振モードをM11、M12、M13、M14と称し、それらの共振周波数をf11、f12、f13、f14と称す。3倍の高調波帯域に存在する4つの共振モードをM21、M22、M23、M24と称し、それらの共振周波数をf21、f22、f23、f24と称す。
ここで、帯域通過フィルタ1の基本モードは、最低の周波数での共振モードであるM11である。その以外のものはスプリアスモードとみなされる。このλ/4の共振モードに存在するスプリアス帯域を抑圧することが非常に重要である。なお、明細書の直接の要旨ではないが、図4に示すように、共振器間の間隔Sが小さい程、基本モードの共振周波数f11は低下し、スプリアスモードの共振周波数f12との周波数比が大きくなるので、共振器間の間隔を小さくすることで、帯域通過フィルタ1の特性が良くなることが言える。
1つの共振器群における共振器間の電磁界分布について説明する。図5は、M11、M12、M13、M14のそれぞれの電界分布の模式図である。図6は、M11、M12、M13、M14のそれぞれの磁界分布の模式図である。図5、図6に示すように、共振モードによって電磁界分布は異なるため、電磁界が有するエネルギーに応じて共振周波数は複数に分裂しているのである。
2つの共振器群間の結合の程度を示す結合係数kは、以下の(1)式のように、磁気結合係数kと電気結合係数kの差で与えられる。磁気結合係数kと電気結合係数kはそれぞれ、(2)式、(3)式のように、分母の正規化定数は別として、磁界同士の空間重なり(磁気結合成分)を積分した値と電界同士の空間重なり(電気結合成分)を積分した値である。
Figure 2010226515
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図7は、結合係数k、磁気結合係数k、電気結合係数kと共振器群間の距離dの関係を示す特性図である。なお、図7のM11については、結合係数kのラインと磁気結合係数kのラインはほぼ重なっている。図7に示すように、結合係数kは共振モードに応じて異なる。
図8は、図7の結合係数kをまとめ、更に、高調波のスプリアスモードの結合係数kも記入したものである。図8に示すように、M12、M13、M22、M23の結合係数kはM11に比べてほぼ2桁以上小さいので、スプリアス帯域の強度も十分に小さいものである。しかし、M14、M21、M24の結合係数kはM11に比べて10分の1前後小さいだけであり、望ましい比率(所定割合)を10分の1とすると、それよりも大きいか余裕のないものである。結合係数kが基本モードの所定割合よりも大きいスプリアス帯域は以下のようにして抑圧する。
図9は、入力信号線路20と入力側共振器群2との重なる長さ(オーバラップ長)Lに対して外部結合係数kxがどのように変わるかを示した図である。外部結合係数kxは、入力信号線路20と入力側共振器群2との間の結合の程度を示すものであって、外部Q値の逆数である。図9に示すように、M14は、オーバラップ長Lが約1.1mm以上で消失している。また、M21、M24はそれぞれ、オーバラップ長Lが約0.2mm、0.4mm以上で消失している。従って、オーバラップ長Lを約1.1mm以上にすれば、M14、M21、M24の外部結合係数kxは所定割合よりも小さくなるため、それらのスプリアス帯域は抑圧される。このように、入力側共振器群2と出力側共振器群3の間のスプリアスモードの結合係数kが基本モードの結合係数kに比べて十分に小さくない場合は、入力信号線路20の先端を短絡して入力信号線路20と入力側共振器群2との重なる長さを調整することによって、全てのスプリアス帯域について抑圧することができる。なお、入力信号線路20の先端を開放した場合は、M14、M21、M24が消失する条件はなかった。
このようにして入力信号線路20の形状や配置について決められるが、出力信号線路40については、入力信号線路20と同様にしなくてもよい。すなわち、基本帯域について外部との整合条件を満たし、スプリアス帯域を抑圧できるのならば、出力信号線路40を入力信号線路20とは異なる形状とすることができる。具体的には、出力側共振器群4と出力信号線路40が重なる長さを入力側共振器群2と入力信号線路20が重なる長さと違えてもよいし、出力信号線路40を開放してもよい。
以上のようにして、λ/4の共振モードに存在するスプリアス帯域を含む全てのモードのスプリアス帯域を十分に低減することが可能になるのである。図10は、LTCC(低温同時焼結セラミックス)に組み入れて製作した帯域通過フィルタ1の特性の測定結果である。図中の曲線S11は反射特性、曲線S21は通過特性である。基本帯域の共振周波数f11は3.5GHzである。なお、外郭体1aのサイズは、長さ(基端部20aから基端部40aまでの長さ)が1.8mm、幅が1.6mm、高さが0.73mmであり、絶縁材料の比誘電率は18.3、ストリップ導体の導電率は3.8×10 S/mである。 図10より、30GHzまでの極めて広い帯域に渡ってスプリアス帯域が−20dB以下に十分に抑圧されていることが分かる。
以上、本発明の実施形態に係る帯域通過フィルタについて説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、本実施形態の中間部共振器群3はスプリアス帯域の望まれる低減の程度によっては必要でないし、逆に、中間部共振器群3を2つ以上に増やすことも可能である。また、本実施形態では、入力側共振器群2、中間部共振器群3、出力側共振器群4を構成する共振器の数を4個としているが、2個、3個、或いは5個以上とすることも可能である。また、本実施形態で説明した帯域通過フィルタは、マイクロストリップライン、コプレーナライン、SIR(Stepped Impedance Resonator)などにおいて、形成することができる。
1 帯域通過フィルタ
1a 外郭体
1A、1A’ 接地導体
2 入力側共振器群
21〜24 入力側共振器群を構成する共振器
20 入力信号線路
20a 入力信号線路の基端部
20b 入力信号線路の先端部
4 出力側共振器群
41〜44 出力側共振器群を構成する共振器
40 出力信号線路
40a 出力信号線路の基端部
40b 出力信号線路の先端部

Claims (4)

  1. インターディジタル配置でブロードサイド結合した複数個の共振器からなり、短絡端が接地導体に接続される入力側共振器群と、
    入力側共振器群と同数のインターディジタル配置のブロードサイド結合した共振器からなり、入力側共振器群の横方向に並列配置されるとともに、短絡端が接地導体に接続される出力側共振器群と、
    高周波信号が入力される基端部と接地導体に接続される先端部を有し、入力側共振器群の最も上側又は下側の共振器にブロードサイド結合する入力信号線路と、
    フィルタ処理を行った高周波数信号を出力する基端部を有し、出力側共振器群の最も上側又は下側の共振器にブロードサイド結合する出力信号線路と、を備えてなることを特徴とする帯域通過フィルタ。
  2. 請求項1に記載の帯域通過フィルタにおいて、
    前記入力側共振器群及び前記出力側共振器群と同数のインターディジタル配置のブロードサイド結合した共振器からなり、入力側共振器群と出力側共振器群の横方向の中間に並列配置されるとともに、短絡端が接地導体に接続される中間部共振器群を更に備えてなることを特徴とする帯域通過フィルタ。
  3. 請求項1又は2に記載の帯域通過フィルタにおいて、
    入力側共振器群と出力側共振器群の間のスプリアスモードの結合係数が基本モードの結合係数の所定割合よりも大きいスプリアス帯域は、入力側共振器群と入力信号線路の間の外部結合係数が所定割合よりも小さいことを特徴とする帯域通過フィルタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯域通過フィルタにおいて、
    出力側共振器群と出力信号線路が重なる長さは、入力側共振器群と入力信号線路が重なる長さと異なることを特徴とする帯域通過フィルタ。
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