JP2009004836A - 帯域通過フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型かつ低価格の広帯域帯域通過フィルタを提供する。
【解決手段】 誘電体を挟んで対向して設けられて結合線路を構成する第1の線路1及び第2の線路2と、前記結合線路の傍に設けられた接地面3a,3bとを備える。前記第1の線路及び第2の線路の厚みの側面Tと前記接地面の厚みの側面Tを対向させることで、前記結合線路と前記接地面の間で生じる容量を低減できる。これにより、偶モードのインピーダンスZe>>奇モードのインピーダンスZoとなる。このことは、共振周波数以外において通過(S11=0)を意味する(0及び共振周波数で遮断)。したがって、0〜共振周波数を通過させる広帯域帯域通過フィルタを実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 誘電体を挟んで対向して設けられて結合線路を構成する第1の線路1及び第2の線路2と、前記結合線路の傍に設けられた接地面3a,3bとを備える。前記第1の線路及び第2の線路の厚みの側面Tと前記接地面の厚みの側面Tを対向させることで、前記結合線路と前記接地面の間で生じる容量を低減できる。これにより、偶モードのインピーダンスZe>>奇モードのインピーダンスZoとなる。このことは、共振周波数以外において通過(S11=0)を意味する(0及び共振周波数で遮断)。したがって、0〜共振周波数を通過させる広帯域帯域通過フィルタを実現できる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、高速の伝送を可能にする超広帯域無線方式などに適用可能な帯域通過フィルタに関する。
近年無線LAN、ブルートゥース等の近距離無線インターフェースが広く使用されるようになってきているが、さらに高速の伝送を可能にする超広帯域無線方式(UWB)が次期システムとして注目されている。使用周波数は、米国では3.1〜10.6GHzの帯域で、日本では3.4〜4.8GHz及び7.25〜10.25GHzの2つの帯域で、比較的大きな出力が認められている。いずれにしてもこのUWBシステムは非常に広帯域の周波数を使用するため400Mbps以上の高速の無線伝送が可能である。このような広帯域の信号を伝送するアンテナを実現することは容易ではないが自己補対アンテナ等の構造で要求を満たすアンテナも提案されている。
上記UWBシステムに用いられるアンテナは非常に広帯域の信号を伝送するものであるが、当該アンテナはUWBの周波数帯域より広い範囲で電波を受信することができる。そのため帯域外の雑音も受信し、その結果雑音が大きくなるという問題がある。これを解決するために、超広帯域アンテナに適するフィルタが求められている。
本発明は、広帯域な通過域をもち、小型かつ低価格の帯域通過フィルタを提供することを目的とする。
本件発明者は、複数の線路からなるブロードサイド結合線路と、接地面とを備える不平衡回路において、Zeを前記結合線路の偶モードの特性インピーダンス、Zoを前記結合線路の奇モードの特性インピーダンス、Zin、Zoutを前記結合線路の両端の端子インピーダンスとしたとき、次の(ア)(イ)の条件を満たすことで、前記不平衡回路は非常に広帯域の帯域通過フィルタとなることを見出した。
(ア) Zo/Ze<<1 すなわち Ze>>Zo
(イ) Zin・Zout〜Ze2/4
すなわち、所定の周波数fi(i=1,2,3,・・・・)のごく近傍では遮断となるものの、他の周波数では反射損失が概ね0となり信号は通過する。
ここでfiは、βeを前記結合線路の偶モードの位相定数、βoを前記結合線路の奇モードの位相定数としたときの、βeL=0、π、2π、・・・、又は、βoL=0、π、2π、・・・の条件を満たす周波数である。一例を挙げれば、f1=0、f2=fo(ただし、foはβoL=πの条件を満たす周波数)である。
(ア) Zo/Ze<<1 すなわち Ze>>Zo
(イ) Zin・Zout〜Ze2/4
すなわち、所定の周波数fi(i=1,2,3,・・・・)のごく近傍では遮断となるものの、他の周波数では反射損失が概ね0となり信号は通過する。
ここでfiは、βeを前記結合線路の偶モードの位相定数、βoを前記結合線路の奇モードの位相定数としたときの、βeL=0、π、2π、・・・、又は、βoL=0、π、2π、・・・の条件を満たす周波数である。一例を挙げれば、f1=0、f2=fo(ただし、foはβoL=πの条件を満たす周波数)である。
上記(ア)(イ)の条件を満たし、かつ、製造上有利で小型化を実現できるものは、以下の構造である。
この発明に係る帯域フィルタは、誘電体と、前記誘電体を挟んで対向して設けられて結合線路を構成する第1の線路及び第2の線路と、前記結合線路の傍に設けられた接地面とを備える不平衡回路であって、
前記第1の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第2の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第1の線路の前記入出力端と前記第2の線路の前記開放端を対向させ、
前記第2の線路の前記入出力端と前記第1の線路の前記開放端を対向させ、
前記結合線路と前記接地面の間で生じる容量を低減するように、前記第1の線路及び第2の線路の厚みの側面と前記接地面の厚みの側面を対向させたものである。
前記第1の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第2の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第1の線路の前記入出力端と前記第2の線路の前記開放端を対向させ、
前記第2の線路の前記入出力端と前記第1の線路の前記開放端を対向させ、
前記結合線路と前記接地面の間で生じる容量を低減するように、前記第1の線路及び第2の線路の厚みの側面と前記接地面の厚みの側面を対向させたものである。
前記第1の線路と前記第2の線路は、いわゆるブロードサイド結合をしている。
前記結合線路と前記接地面は、いわゆるエッジ結合をしている。
ブロードサイド結合とは、基板の上下2つの層に導体を配置することで線路を構成するやり方である。エッジ結合とは、2つの導体を同じ層上に横に並べて配置するやり方である。
上記構成によれば、広帯域な通過域をもつ小型かつ低価格の帯域通過フィルタを提供できる。
前記結合線路と前記接地面は、いわゆるエッジ結合をしている。
ブロードサイド結合とは、基板の上下2つの層に導体を配置することで線路を構成するやり方である。エッジ結合とは、2つの導体を同じ層上に横に並べて配置するやり方である。
上記構成によれば、広帯域な通過域をもつ小型かつ低価格の帯域通過フィルタを提供できる。
前記接地面として、前記第1の線路及び第2の線路にそれぞれ対向する第1の接地面及び第2の接地面を設けるようにしてもよい。
さらに、周波数f1と周波数f2の間で通過から遮断に切り替わる低域通過フィルタを備えてもよい。ただし、前記周波数f1は帯域通過フィルタの第1の通過域の高域側の周波数、前記周波数f2は、前記第1の通過域よりも高い第2の通過域の低域側の周波数である。
分布定数線路を用いたこの帯域通過フィルタは通過と遮断の特性を繰り返すが、非常に広帯域なため遮断される周波数帯域が狭く、次の通過域がすぐそばに存在する。このため次の通過域の雑音の影響が無視できない。上記のように、低域通過フィルタを設けることで第2の通過域を遮断し、この周波帯に起因する雑音を抑止することができる。
前記第1の線路と第2の線路をずらして配置し、前記結合線路の特性インピーダンスを変化させるようにしてもよい。
上記帯域通過フィルタを複数備え、前記複数の帯域通過フィルタの間を単線路を介して接続してもよい。
前記単線路に、所定の周波数において四分の一波長の長さとなる開放線路を接続してもよい。前記開放線路は、帯域阻止フィルタとして機能する。
UWBの通信方式は、伝送電力を小さくして他の無線システムとの干渉を抑止している。しかし同じく個人用途に用いられる5GHz帯無線LANシステムは、同一室内にある場合もあり、この場合は干渉が起きることが確認されている。これに対応するため、無線LANに用いられている5〜6GHz帯は電波を出さないシステムも検討されている。上記のように帯域阻止フィルタを設けることで、帯域内の一部の周波数で急峻に遮断するとともに、他帯域には影響を最小限に抑えることができる。
発明の実施の形態1.
発明の実施の形態1について、図面を参照して説明を加える。
発明の実施の形態1について、図面を参照して説明を加える。
図1は、発明の実施の形態1に係る帯域通過フィルタの構造を示す図である。図1(a)は、その平面図、図1(b)はそのA−A矢視断面図を示す。
図1からわかるように、発明の実施の形態1に係る帯域通過フィルタは、誘電体基板7と、その両面に設けられた複数の導体板(線路)とから構成されている。
1は、誘電体基板7の一方の面(表面、第1面)に設けられた第1の線路である。
2は、誘電体基板7の他方の面(裏面、第2面)に設けられた第2の線路である。
第1の線路1と第2の線路2は、その広い面で互いに結合するブロードサイド2結合線路を構成する。第1の線路1と第2の線路2は、その平面図からわかるように、いずれも細長い長方形であってほぼ同じ大きさである。
2は、誘電体基板7の他方の面(裏面、第2面)に設けられた第2の線路である。
第1の線路1と第2の線路2は、その広い面で互いに結合するブロードサイド2結合線路を構成する。第1の線路1と第2の線路2は、その平面図からわかるように、いずれも細長い長方形であってほぼ同じ大きさである。
第1の線路1と第2の線路2は、誘電体基板7を挟んで対向するように設けられているが、両者は少しずれて配置されている。すなわち、細長い長方形の短辺(第1の線路1と第2の線路2の入出力端)は一致しているものの、細長い長方形の長辺は、一致していない。図1(a)の平面図において言えば、一方の線路(例えば第1の線路の端)の端を基準として、他方の線路(例えば第2の線路)の端は、上下方向に離れている。この「ずれ」の量(図1(b)の符号y)は、線路1,2の幅(線路の延在方向と垂直な方向の幅)よりも小さい。この「ずれ」の量を変えることにより、偶モードおよび奇モードの特性インピーダンスを調整することができる。こうすることで図1のフィルタを接続する相手のインピーダンスと整合をとることが可能になる。偶モードおよび奇モードの特性インピーダンスの調整はずれがなくても、線路幅、線路間隔を調整することで可能であるが、この「ずれ」も利用することでさらに柔軟に調整ができる。
3aは、第1面に設けられた接地面、3bは、第2面に設けられた接地面である。接地面3aと3bは、同じ形状をしているので、図1(a)の平面図では両者を区別することなく、ひとつの符号3で示している。
4は、2つの接地面3aと3bを接続するビアである。
5は、第1の線路1の入出力端子、6は、第2の線路2の入出力端子である。入出力端子5と6は、それぞれ線路の延在方向の両端(図1(a)の左側と右側)に設けられている。第1の線路1及び第2の線路2の両端のうち、入出力端子5,6が設けられていないほうの端(他端)は電気的に開放になっている。
符号xは、線路と接地面との間隔を示す。
4は、2つの接地面3aと3bを接続するビアである。
5は、第1の線路1の入出力端子、6は、第2の線路2の入出力端子である。入出力端子5と6は、それぞれ線路の延在方向の両端(図1(a)の左側と右側)に設けられている。第1の線路1及び第2の線路2の両端のうち、入出力端子5,6が設けられていないほうの端(他端)は電気的に開放になっている。
符号xは、線路と接地面との間隔を示す。
第1の線路1、第2の線路2及び接地面3a,3bについて、その厚みが現れている側面を符号Tで示している。その厚みは、幅と比べると非常に小さい。以下の説明で、符号Tの側面を、厚みの側面と記すことがある。
発明の実施の形態1に係る帯域通過フィルタは、図1に示すように、誘電体基板7と、この第1の面及び第2の面にそれぞれ配された第1の線路1及び第2の線路2と、第1の面及び第2の面にそれぞれ配された接地面3a及び3bと、これらを連結するビアとを備える。第1の線路1及び第2の線路2は、接地面3a及び3bに対向する結合線路である。
第1の線路1及び第2の線路2によるブロードサイド結合線路はその傍に接地面を備えるが、当該接地面は図1(b)に示すように片側に接地面を有してもよいし、第1の線路1及び第2の線路2を挟んでその両側に接地面を有してもよい。但し、第1の線路1及び第2の線路2の上下方向(ブロードサイド側)に接地面を設ける場合は、それが第1の線路1及び第2の線路2に与える影響が無視できるほど(後述する条件(ア)を満足する範囲で、それによる容量の増加が無視できるほど)、離れている必要がある。
第1面に設けられた第1の線路1の片側の端は、信号が入出力される端子5となり、第1の線路1の反対側の端は電気的に開放されている。第2の面に設けられた第2の線路2の片側の端(入出力端子5と反対側の端)は、信号が入出力される端子6となり、第2の線路2の反対側の端は電気的に開放されている。なお、誘電体基板7の第1面及び/又は第2面に別の誘電体基板が積層されてもよい。
図1の装置は、入出力端子5又は6の一方に信号を入力し、その他方から帯域制限された信号を取り出すという帯域通過フィルタである。
次に、発明の実施の形態1に係る帯域通過フィルタの動作について説明する。
以下の説明において、式を簡略化するため、(1)図1の第1の線路1と第2の線路2が接地面3aと3bとそれぞれ同じ距離にあり(すなわち上述の「ずれ」の量はゼロ、図1(b)の点線で示す配置)、かつ、(2)第1の線路1の線路幅と第2の線路2の線路幅が等しいものとしている。なお、上記2つの条件を厳密に満たさない場合(図1(b)にように「ずれ」の量がゼロではない場合(線路幅の数〜数十%程度ずれているような場合)、あるいは、2つの線路1、2の線路幅が異なる場合)においても、以下の説明と類似した結果が得られる。
以下の説明において、式を簡略化するため、(1)図1の第1の線路1と第2の線路2が接地面3aと3bとそれぞれ同じ距離にあり(すなわち上述の「ずれ」の量はゼロ、図1(b)の点線で示す配置)、かつ、(2)第1の線路1の線路幅と第2の線路2の線路幅が等しいものとしている。なお、上記2つの条件を厳密に満たさない場合(図1(b)にように「ずれ」の量がゼロではない場合(線路幅の数〜数十%程度ずれているような場合)、あるいは、2つの線路1、2の線路幅が異なる場合)においても、以下の説明と類似した結果が得られる。
上記2つの条件を満たす場合を考えると、誘電体7の中心線(誘電体7の表面と裏面に平行な平面であって、その表面と裏面を結ぶ線分の中点(誘電体7の厚みの半分)を通る平面)に対して上下が対称となる(なお、図1(b)では「ずれ」の量がゼロではないので上下対称とならない)。
このとき、結合線路1,2は偶モードと奇モードが固有モードになる。この場合、その構造のZ行列は以下のように表される。ここでZe、Zoは偶モード及び奇モードの特性インピーダンス、βe、βoは、偶モード及び奇モードの位相定数を表す。
入力端子インピーダンスZin、出力端子インピーダンスをZoutとしたときのS行列は以下になる。
ここで、Zo/Ze<<1の場合を考える。Zo/Zeが微小であるとして、上記式のZo/Zeの項を無視するとS11は以下のように近似できる。
ただし、βeLまたはβoLが0又はπの整数倍となる場合(その近傍を含む)を除く。このような場合には、csc(βeL)、csc(βoL)、cot(βeL)、cot(βoL)が非常に大きくなるので、Zo/Zeが微小であるとしても、それを含む項を無視することができなくなるからである。
βeLまたはβoLが0又はπの整数倍であることは、すなわち、第1の線路1、第2の線路2で並列共振が生じているということである。言い換えれば、線路1,2で並列共振が生じていない場合は上記数3のように近似できるということである。
ここで、端子インピーダンスZin、Zoutは任意に選べるので以下のように選ぶ。
Zin・Zout〜Ze2/4
Zin・Zout〜Ze2/4
この場合S11は以下のようになる。
S11≒0
これは、反射損失が0であることを意味し、信号はすべて通過となる。
S11≒0
これは、反射損失が0であることを意味し、信号はすべて通過となる。
従って、βeLまたはβoLが0又はπの整数倍となる周波数の近傍を除き、すべて通過となり、非常に広帯域の帯域通過フィルタとなる。
次に、βeLまたはβoLが0又はπの整数倍となる場合について検討する。
βeL≒0、βoL≒0となる場合、すなわちDC付近では、csc(βeL)、csc(βoL)、cot(βeL)、cot(βoL)が非常に大きくなり、S11は以下のように近似されて、結局、S11≒1となる。
βeL≒0、βoL≒0となる場合、すなわちDC付近では、csc(βeL)、csc(βoL)、cot(βeL)、cot(βoL)が非常に大きくなり、S11は以下のように近似されて、結局、S11≒1となる。
これはすべての信号が反射されることに相当し、通過が0なので完全な遮断となる。
βeL≒πまたはβoL≒πとなる場合について検討する。βoL>βeLを考慮すると、周波数を上げていったときに、最初にβoLのほうがπとなる。式を簡単にするために、Zin・Zout〜Ze2/4において、特にZin=Zout〜Ze/2であることを考慮すると、βoLが〜πの近傍において、前述のS11の式は次のようになる。
以上の議論からわかるように、図1の構造の線路は、以下の条件を満たすことで非常に広帯域な帯域通過フィルタとなる。
(ア) Zo/Ze<<1 すなわち Ze>>Zo
(イ) Zin・Zout〜Ze2/4
(ア) Zo/Ze<<1 すなわち Ze>>Zo
(イ) Zin・Zout〜Ze2/4
端子インピーダンスZin、Zoutは任意に選べるので、上記(イ)の条件の実現は容易である。問題となるのは上記(ア)である。上記(ア)の条件を満たすためには、Zeが非常に大きい構造及び/又はZoが非常に小さい構造を作ればよい。
まず、Zeについて検討する。
Zeは概ね、√(線路のインダクタンス/線路の接地との容量)で与えられる。したがって、Zeを非常に大きくするには、(1)線路のインダクタンスを非常に大きくする、及び/又は、(2)線路の接地との容量を非常に小さくする、の2つのやり方がある。
Zeは概ね、√(線路のインダクタンス/線路の接地との容量)で与えられる。したがって、Zeを非常に大きくするには、(1)線路のインダクタンスを非常に大きくする、及び/又は、(2)線路の接地との容量を非常に小さくする、の2つのやり方がある。
(1)のやり方について検討すると、線路のインダクタンスを非常に大きくすることは、線路(図1の第1の線路1及び第2の線路2)を非常に細くしないと実現しない。非常に細い線路を形成するには、非常に高価な露光機等を要するため、製造コストが上昇する。したがって、製造面から考えると(1)のやり方は問題がある。
(2)のやり方は、線路と接地面との距離を大きく取ることで容易に実現できる。特に、図1に示すように、線路1,2の横に接地面3a,3bを配置することで、線路と接地の間に生じる容量はエッジ結合(線路の端と接地の端同士で生じる弱い結合)となり、当該容量を大幅に小さくすることができる。図1は、線路1、2の厚みの側面と接地面3a,3bの厚みの側面同士を対向させることで、当該容量を大幅に小さくしているのである。
これに対し、線路が誘電体基板に埋め込まれ、当該基板の両面又は片面が接地面であるような構造の場合、線路と接地面の間に生じる容量は対向容量となり、当該容量を非常に小さくするためには線路と接地面の距離を非常に大きくする必要がある。したがって、このような構造(対向容量となる構造)は小型化に不利である。
したがって、図1に示す構造(エッジ結合となる構造)を採用することにより、線路の接地との容量の非常な低減(Zeを非常に大きくすること)と、帯域通過フィルタの小型化を両立させることができるのである。
次に、Zoについて検討する。
Zoは第1の線路1と第2の線路2の間の容量で決まる。線路1,2が挟む誘電体7の厚みを薄くすることで当該容量を大きくすることができ、従ってZoを小さくすることができる。これは帯域通過フィルタの小型化にも貢献する。なお、誘電体7の厚みを薄くしても、Zeは小さくならない(両方の線路が同電位であるため)。
Zoは第1の線路1と第2の線路2の間の容量で決まる。線路1,2が挟む誘電体7の厚みを薄くすることで当該容量を大きくすることができ、従ってZoを小さくすることができる。これは帯域通過フィルタの小型化にも貢献する。なお、誘電体7の厚みを薄くしても、Zeは小さくならない(両方の線路が同電位であるため)。
以上のことから、図1に示した構造によれば、帯域通過フィルタのZo/Zeを非常に小さくできる。従って、当該帯域通過フィルタは、非常に広帯域の特性を示すことが期待できる。
なお、当該帯域通過フィルタの特性については後述する。
なお、当該帯域通過フィルタの特性については後述する。
以上の説明から理解できるように、発明の実施の形態1によれば、非常に広帯域な帯域通過フィルタを実現することができる。発明の実施の形態1の構造は、線路のみで構成されるため、小型で、量産性に富み、コストも安いという長所を有する。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2に係る帯域通過フィルタの構造を図2に示す。図2において、図1と同一又は相当部分については同じ符号を付している。
発明の実施の形態2に係る帯域通過フィルタの構造を図2に示す。図2において、図1と同一又は相当部分については同じ符号を付している。
図2の構造は、図1の2つの接地面3a,3bの一方(図2の例では3b)を取り除いたものに相当する。これにともない、ビア4も当然に不要になる。
なお、図2(b)では、接地面3が第1の線路1と同じ平面上に配置されているが、この構造は必須ではない。同図の点線で示すように、接地面3と第1の線路1が同じ平面上になくてもよい。なお、この点は図1(b)においても同じである。要するに、結合線路の横に接地を配置することで、結合線路と接地の間に生じる容量はエッジ結合となり、当該容量を大幅に小さくすることができればよい。「線路の横に接地を配置する」とは、容量を大幅に小さくすることができるように、線路と接地の間でエッジ結合が生じるような配置のことである。
発明の実施の形態2では、第2面(図2(b)の下面)に配置されるべき接地面がないため、第2の線路2、当該線路の接地に対する容量が若干低下する。また、基板の中心面に対する上下の対称性が崩れるため、発明の実施の形態1で示したような式は成り立たず、その解析は近似的に行うしかなくなる。しかし、図2の構造でも、図1の構造と同等の性能を有することを確認した。
この構造のS11及びS21の周波数特性を図3に示す。
この構造は、具体的には次の通りである。
・誘電体の比誘電率=3.5、誘電体の厚さ=0.1mm、誘電正接=0.002
・第1の線路1及び第2の線路2いずれも、線路長=12mm、線路幅=0.3mm、接地面3、3a,3bとの間隔=0.15mm(この間隔は、図1のxに相当する。このとき「ずれ」の量はゼロである)
・誘電体の比誘電率=3.5、誘電体の厚さ=0.1mm、誘電正接=0.002
・第1の線路1及び第2の線路2いずれも、線路長=12mm、線路幅=0.3mm、接地面3、3a,3bとの間隔=0.15mm(この間隔は、図1のxに相当する。このとき「ずれ」の量はゼロである)
図2の構造では、図1の構造と比べて接地面が少ないため、線路と接地間の容量がわずかに小さくなるため、最適の端子インピーダンスは高くなる。図1の構造では端子インピーダンスは92Ω、図2の構造では99Ωとなっている。
図3の実線は、図1の構造によるフィルタの特性を示す。ここで、通過域を挿入損失が−1dB以下となる周波数範囲と定義すると、当該フィルタは、1.2GHz〜6.3GHzで通過となっており、比帯域幅136%と極めて広帯域の特性が得られている。
図3の点線は、図2の構造によるフィルタの特性を示す。図3からわかるように、図1の場合とほぼ同じ特性が得られている。
なお、図3において、7GHzの信号が遮断されているが、これは線路長=12mmが
当該信号の1/2波長に相当し、そこで並列共振が生じている(定在波が発生している)からである。言い換えると7GHzにおいて、βoLがπ(βoL=nπ、n=1)となるからである。
当該信号の1/2波長に相当し、そこで並列共振が生じている(定在波が発生している)からである。言い換えると7GHzにおいて、βoLがπ(βoL=nπ、n=1)となるからである。
図3のような広帯域の特性を、仮に、上及び/又は下に接地面を配置した構造で達成しようとすると、非常に微細の線路幅かつ線路間隔を実現しなければならない。そのためには、非常に高価な露光機等を要するため、製造コストが上昇するとともに、装置が大型化する。これに対し、発明の実施の形態1及び2に係るフィルタは、そのような欠点はもたない。
発明の実施の形態2によれば、発明の実施の形態1と同様の性能のフィルタを実現できる。発明の実施の形態2に係るフィルタの構造は、発明の実施の形態1と比べて、接地面の数が減少し、しかも接地面間を接続するビアも不要である。このように、発明の実施の形態2に係るフィルタは、その構造が簡単であることから、その製造が容易で、量産性に富み、コストも安いという特長を備える。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3に係るフィルタの構造を、図4に示す。図4(a)は、発明の実施の形態3に係るフィルタの平面図、図4(b)はB−B矢視断面図を示す。
発明の実施の形態3に係るフィルタの構造を、図4に示す。図4(a)は、発明の実施の形態3に係るフィルタの平面図、図4(b)はB−B矢視断面図を示す。
図4のフィルタは、発明の実施の形態1又は2のフィルタを複数設け、これらの入出力端子間を単線路23で接続したものである。第1面にある一方の端子に信号を入力して他方の出力端子から信号を取り出す、という構造を繰り返したものである。すなわち、発明の実施の形態1又は2のフィルタを複数直列に接続することで、フィルタを多段化したものである。
なお、図4では、線路幅、線路間隔、線路の接地面との距離について、複数のフィルタのいずれでも同じであるが、これには限定されない。線路幅、線路間隔、線路の接地面との距離のいずれかが異なっていてもよい。
図4において、入出力端子5から入った信号は、第1の線路1−1と、第2の線路2−1で構成されるフィルタで通過域が制限され、その出力信号は第2の面に配置された単線路23を介して、第1の線路1−2と、第2の線路2−2で構成されるフィルタに入力され、さらに通過域が制限される。図4の構成によれば、図1又は図2の構成に比べて、より深い遮断特性を得ることができる。したがって、帯域外の不要信号をより大きな遮断量で取り除くことができる。
発明の実施の形態4.
発明の実施の形態4に係るフィルタの構造を、図5に示す。図5は、発明の実施の形態4に係るフィルタの平面図を示す。
発明の実施の形態4に係るフィルタの構造を、図5に示す。図5は、発明の実施の形態4に係るフィルタの平面図を示す。
図5のフィルタは、発明の実施の形態3のものに、遮断したい周波数において波長の1/4の長さとなる他端が開放された線路35を並列に設けたものである。すなわち、2つのフィルタを接続する単線路23の部分に、遮断したい周波数において波長の1/4の長さとなる他端が開放された線路35が接続されている。
図5のフィルタによれば、単線路23の部分に、遮断したい周波数で波長の1/4の長さの開放線路が並列に接続されているため、当該遮断したい周波数においてその接続点が短絡に近くなる。従って信号はほぼ全反射されてその周波数は通過できなくなり、当該遮断したい周波数の信号を阻止するという、帯域阻止フィルタの特性が得られる。
図5のフィルタの電磁界シミュレーションによる周波数特性を図6に示す。図6は、発明の実施の形態1又は2(その特性は図3参照)を2つ直列に接続するとともに、接続点(単線路23)に線路長16.05mm、線路幅0.1mmの線路35を並列に接続した場合のフィルタ特性を示す。
図6によれば、線路35により3.8GHz近傍に遮断域が形成できている。他の周波数特性は、概ね図3に示した帯域通過フィルタの特性と同じである。
発明の実施の形態4によれば、線路35を設けることで、帯域通過フィルタの帯域内で一部の周波数を遮断することができる。線路35は遮断周波数以外の周波数には影響をほとんど与えないので、発明の実施の形態4によれば、発明の実施の形態1,2の優れた帯域通過特性を維持したまま、所望の周波数に対する遮断域を設けることができる。
発明の実施の形態5.
発明の実施の形態5に係るフィルタの構造を、図7に示す。図7は、発明の実施の形態5に係るフィルタの平面図を示す。
発明の実施の形態5に係るフィルタの構造を、図7に示す。図7は、発明の実施の形態5に係るフィルタの平面図を示す。
図7のフィルタは、発明の実施の形態1又は2のものに低域通過フィルタ44を設けたものである。低域通過フィルタ44は公知のものであるので、その構造についての説明は省略する。
図7において、結合線路1,2の右端と入出力端子6の間に公知の低域通過フィルタ44を備える。発明の実施の形態1又は2のフィルタは、図3に示すように、通過域が繰り返し現れる(図3では1.2GHz〜6.3GHzが通過域であり、7GHzを周期として同様の通過帯域が現れる。図3では右端が示されていないが、8GHz〜約13.3GHzも通過域である)。ここで、第1の通過域の最高周波数をf1(例えば、6.3GHz)、第2の通過域の最低周波数をf2(例えば、8GHz)とおくと、低域通過フィルタ44は、f1とf2の間の周波数で通過と遮断が切り替わる低域通過フィルタである。
上記のような低域通過フィルタ44を備えることで、図7のフィルタは、線路1,2及び接地面3で構成される帯域通過フィルタでの通過域と、低域通過フィルタ44の通過域の両方を通過する周波数のみが通過域となる。上記例では、帯域通過フィルタの第1の通過域(例えば1.2GHz〜6.3GHz)のみを通過させ、帯域通過フィルタの第2以降の通過域(例えば8GHz〜約13.3GHz、あるいはこれより高い通過域)を阻止するフィルタを構成することができる。
発明の実施の形態5によれば、通過帯域として第1の通過域のみを選択することができる。発明の実施の形態1、2のように帯域通過特性が特に広帯域でかつ繰り返し存在し、第2の通過域が第1の通過域のすぐ近くに存在するような場合に、不要な第2の通過域を除き、雑音を低減することができる。
本発明の実施の形態1乃至5は、UWBのシステムだけでなく、他の広帯域通信システムにも適用できることはいうまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
1,1−1,1−2 第1の線路
2,2−1,2−2 第2の線路
3,3a,3b 接地面
5,6 入出力端子
7 誘電体基板
23 単線路
35 四分の一波長開放端線路
44 低域通過フィルタ
T 厚みの側面
x 線路と接地面との間隔
y ずれの量
2,2−1,2−2 第2の線路
3,3a,3b 接地面
5,6 入出力端子
7 誘電体基板
23 単線路
35 四分の一波長開放端線路
44 低域通過フィルタ
T 厚みの側面
x 線路と接地面との間隔
y ずれの量
Claims (7)
- 誘電体と、前記誘電体を挟んで対向して設けられて結合線路を構成する第1の線路及び第2の線路と、前記結合線路の傍に設けられた接地面とを備える不平衡回路であって、
前記第1の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第2の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第1の線路の前記入出力端と前記第2の線路の前記開放端を対向させ、
前記第2の線路の前記入出力端と前記第1の線路の前記開放端を対向させ、
前記結合線路と前記接地面の間で生じる容量を低減するように、前記第1の線路及び第2の線路の厚みの側面と前記接地面の厚みの側面を対向させたことを特徴とする帯域通過フィルタ。 - 前記接地面として、前記第1の線路及び第2の線路それぞれに対向する第1の接地面及び第2の接地面を設けたことを特徴とする請求項1記載の帯域通過フィルタ。
- さらに、周波数f1と周波数f2の間で通過から遮断に切り替わる低域通過フィルタを備え、前記周波数f1は帯域通過フィルタの第1の通過域の高域側の周波数、前記周波数f2は、前記第1の通過域よりも高い第2の通過域の低域側の周波数であることを特徴とする請求項1記載の帯域通過フィルタ。
- 前記第1の線路と第2の線路をずらして配置し、前記結合線路の特性インピーダンスを変化させたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の帯域通過フィルタ。
- 請求項1記載の帯域通過フィルタを複数備え、前記複数の帯域通過フィルタの間を単線路で接続したことを特徴とする帯域通過フィルタ。
- 前記単線路に、所定の周波数において四分の一波長の長さとなる開放線路を接続したことを特徴とする請求項4記載の帯域通過フィルタ。
- 誘電体と、前記誘電体を挟んで対向して設けられて結合線路を構成する第1の線路及び第2の線路と、前記結合線路の傍に設けられた接地面とを備える不平衡回路であって、
前記第1の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第2の線路の一端を入出力端とし、他端を開放端とし、
前記第1の線路の前記入出力端と前記第2の線路の前記開放端を対向させ、
前記第2の線路の前記入出力端と前記第1の線路の前記開放端を対向させ、
Zeを前記結合線路の偶モードの特性インピーダンス、Zoを前記結合線路の奇モードの特性インピーダンス、Zin、Zoutを前記結合線路の両端の端子インピーダンスとしたとき、下記(ア)(イ)の条件を満たすことを特徴とする帯域通過フィルタ。
(ア) Ze>>Zo
(イ) Zin・Zout〜Ze2/4
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007161060A JP2009004836A (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 帯域通過フィルタ |
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JP2007161060A JP2009004836A (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 帯域通過フィルタ |
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ID=40320789
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JP2007161060A Withdrawn JP2009004836A (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 帯域通過フィルタ |
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2007
- 2007-06-19 JP JP2007161060A patent/JP2009004836A/ja not_active Withdrawn
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