JP4772848B2 - ベーパ回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車へ燃料油を給油する給油所に設置され、給油中に自動車の燃料タンクから流出するガソリンベーパを回収するベーパ回収装置に関する。
ガソリン等の燃料油は揮発性が高く、自動車の燃料タンクへ給油をする際には、燃料タンクから給油量に比例したガソリンベーパが流出してくる。このガソリンベーパが大気中に放出されると、資源が無駄となるだけでなく、引火による火災の危険性や、環境汚染を引き起こす恐れが存在する。
その様な不都合に対処するため、給油中に燃料タンクから流出してくるガソリンベーパを回収し、ガソリンベーパを冷却凝縮して液化し、液化できなかったガソリンベーパを吸着剤に吸着し、ガソリンベーパを含まない気体を大気中へ放出するベーパ回収装置が提案されている(特許文献1参照)。
ここで、係る従来技術(特許文献1)のベーパ回収装置では、ガソリンベーパにより吸着剤が飽和したか否かの判断、換言すれば吸着塔内の吸着剤による吸着と、当該吸着剤の脱着(再生)の切替を、給油時間の総和に基づいて行なっている。
しかし、給油される油量(流量)は全ての給油時間において均一ではなく、給油中に流量が多い場合や、流量を絞っている(流量が少ない)場合が存在する。
例えば、給油される流量が多い態様の給油が長時間に亘って行なわれると、発生するガソリンベーパの量も多くなり、吸着剤を脱着する以前の段階で吸着剤が飽和してしまい、ガソリンベーパを吸着せず、ガソリンベーパを大気中に放出してしまう恐れがある。
一方、給油される流量を絞った態様の給油が長時間に亘って行なわれる場合には、吸着剤の吸着能力が充分に余裕があるにも拘らず、脱着工程に切り替わってしまうという不都合も存在する。
特開2006−198604号
本発明は上記に鑑みてなされたもので、吸着能力が充分ある吸着剤を脱着することがなく、吸着剤が過飽和となってガソリンベーパが大気中に放出されることがない給油機のベーパ回収装置を提供することを目的としている。
本発明のベーパ回収装置(13)は、給油系統とガソリンベーパ回収系統とを備え、給油系統は、一端を貯油タンク(1、1R、1H:地下タンク)に接続し他端を給油ホース(7)に接続した給油管(2)と、該給油管(2)に介装された給油ポンプ(5)及び流量計(6)とを備え、ガソリンベーパ回収系統は、一端が給油ノズル(8)近傍に開口(17)しているベーパ戻り管(回収管15、送気管30、循環管48、48A)に第1のポンプ(圧縮ポンプ19)を介して接続された凝縮装置(凝縮槽20)及び吸脱着装置(第1及び第2の吸着塔33、34)を備え、凝縮装置(20)は水蒸気及びガソリンベーパを凝縮して除去する機能を有しており、前記吸脱着装置(33、34)は凝縮装置(20)の下流側に設けられ内部に吸着剤(35)を充填した第1及び第2の吸着塔(33、34)を有し、その下流に第2のポンプ(真空ポンプ49)を介装しており、制御装置(回収制御部14)を備え、該制御装置(14)は、流量計(6)からの計測信号に基づいて、第1及び第2の吸着塔は、一方の吸着塔がガソリンベーパを吸着する吸着工程を行っている際には、他方の吸着塔は吸着剤を脱着する脱着工程を行い、吸着/脱着の切り替えを行う機能を有していることを特徴としている(請求項1)。
上述した本発明のベーパ回収装置(13)は、貯油タンク(1、1R、1H)に接続された給油管(2)に給油ポンプ(5)及び流量計(6)を介装し、給油管(2)に接続した給油ホース(7)の先端に給油ノズル(8)を設けた給油機(3)のベーパ回収装置(13)において、給油ノズル(8)の先端に開口(17)した回収管(15)に第1のポンプ(19:圧縮ポンプ)を介装し、回収管(15)を凝縮槽(20)を介して気液分離室(21)に開口し、気液分離室(21)は第1及び第2の吸着塔(33、34)に接続しており、第1及び第2の吸着塔(33、34)に接続した循環管(48)に第2のポンプ(49:真空ポンプ)を介装し、第2のポンプ(49)の吐出側を循環管(48A)を介して第1のポンプ(19)の流入側へ接続し、気液分離室(21)を第1又は第2の吸着塔(33、34)に選択的に接続してガソリンベーパを吸着塔(33、34)内の吸着剤(35)へ吸着する吸着工程と、第1又は第2の吸着塔(33、34)を第2のポンプ(49)に選択的に接続して吸着剤(35)に吸着されているガソリンベーパを脱着する脱着工程との切り替えを実行する機能を有する回収制御部(14)を設け、回収制御部(14)は給油機(3)の流量計(6)で計測された給油量に基づいて吸着工程と脱着工程とを切り替える機能を有しているのが好ましい。
そして、前記気液分離室(21)は、開閉弁(31)が介装された送気管(30)を介して第1の吸着塔(33)に接続され、開閉弁(32)が介装された送気管(30)を介して第2の吸着塔(34)に接続され、第1及び第2の吸着塔(33、34)には、一端が大気に開放しており且つ開閉弁(38、39)が介装された吸気管(40)と、一端が大気に開放しており且つ開閉弁(42、43)が介装された排気管(44)が接続されており、第1及び第2の吸着塔(33、34)と第2のポンプ(49)とを接続する循環管(48)には開閉弁(46、47)が介装され、前記制御装置(回収制御部14)は、
第1の吸着塔(33)を脱着工程に切り替え、第2の吸着塔(34)を吸着工程に切り替える場合には、開閉弁(31)を閉じて気液分離室(21)と第1の吸着塔(33)との連通を遮断し、開閉弁(42)を閉じて第1の吸着塔(33)が排気管(44)を介して大気と連通するのを遮断し、開閉弁(38)を開いて第1の吸着塔(33)を吸気管(40)を介して大気と連通せしめ、開閉弁(46)を開いて循環管(48)を介して第1の吸着塔(33)を第2のポンプ(49)の吸引側へ連通し、開閉弁(32)を開いて気液分離室(21)と第2の吸着塔(34)とを連通し、開閉弁(43)を開いて第2の吸着塔(34)を排気管(44)を介して大気と連通せしめ、開閉弁(39)を閉じて第2の吸着塔(34)が吸気管(40)を介して大気と連通するのを遮断し、開閉弁(47)を閉じて第2の吸着塔(34)と第2のポンプ(49)の吸引側との連通を遮断し、
第1の吸着塔(33)を吸着工程に切り替え、第2の吸着塔(34)を脱着工程に切り替える場合には、開閉弁(31)を開いて気液分離室(21)と第1の吸着塔(33)とを連通し、開閉弁(42)を開いて排気管(44)を介して第1の吸着塔(33)を大気と連通し、開閉弁(38)を閉じて第1の吸着塔(33)を吸気管(40)を介して大気と連通するのを遮断し、開閉弁(46)を閉じて第1の吸着塔(33)を第2のポンプ(49)の吸引側へ連通するのを遮断し、開閉弁(32)を閉じて気液分離室(21)と第2の吸着塔(34)との連通を遮断し、開閉弁(43)を閉じて排気管(44)を介して第2の吸着塔(34)が大気と連通するのを遮断し、開閉弁(39)を開いて吸気管(40)を介して第2の吸着塔(34)を大気と連通し、開閉弁(47)を開いて循環管(48)を介して第2の吸着塔(34)と第2のポンプ(49)の吸引側とを連通する
機能を有しているのが好ましい。
本発明において、前記制御装置(回収制御部14)は、前記ベーパ戻り管(15)が凝縮装置(22)を経由して接続された気液分離室(21)を第1又は第2の吸着塔(33、34)に選択的に接続してガソリンベーパを吸着塔(33、34)内の吸着剤(35)へ吸着する吸着工程と、第1又は第2の吸着塔(33、34)を第2のポンプ(49)に選択的に接続して吸着剤(35)に吸着されているガソリンベーパを脱着する脱着工程との切り替えを実行する際に、吸着塔(33、34)に接続された管に介装された開閉弁(31、32、38、39、42、43、46、47)の全てを開放し、一定時間(例えば2秒間)経過後に開閉弁(31、32、38、39、42、43、46、47)を開閉制御する機能を有するのが好ましい(請求項2)。
また本発明において、前記制御装置(回収制御部14)は、気液分離室(21)を第1又は第2の吸着塔(33、34)に選択的に接続してガソリンベーパを吸着塔(33、34)内の吸着剤(35)へ吸着する吸着工程と、第1又は第2の吸着塔(33、34)を第2のポンプ(49)に選択的に接続して吸着剤(35)に吸着されているガソリンベーパを脱着する脱着工程との切り替えを実行する際に、第2のポンプ(49)を一定時間(例えば12秒間)停止し、前記一定時間が経過した後、第2のポンプ(49)を駆動する機能を有しているのが好ましい(請求項3)。
そして本発明において、前記吸着塔(33、34)の一方側に接続された送気管(30)と他方側に接続された循環管(48)には圧力センサ(50、51)が設けられ、前記制御装置(回収制御部14)は、圧力センサ(50、51)で計測された圧力が一定範囲から外れた場合に第1及び第2のポンプ(19、49)を停止する機能を有しているのが好ましい(請求項4)。
或いは本発明において、前記凝縮装置(凝縮槽20)の冷却媒体(凝縮槽20内の冷却液22)の温度(冷却液22の液温)を計測する温度センサ(28)と、外気温を計る温度センサ(29)とを設け、前記制御装置(回収制御部14)は、外気温を計る温度センサ(29)の計測結果に基づいて冷却媒体(22)の冷却に必要な時間を決定し、該必要な時間経過後の冷却媒体(22)の温度がしきい値(一定温度)より高温であれば、冷却媒体を冷却する冷却装置(冷却機23)を停止する機能を有しているのが好ましい(請求項5)。
さらに、給油機(3)は複数台設けられており、前記制御装置(回収制御部14)は、給油を行なっている給油機(3)の台数(給油中である旨の信号を発している給油機3の台数)に基づいて前記第1のポンプ(19)の能力(駆動源であるインバータモータの周波数)を制御する機能を有することが好ましい(請求項6)。
本発明の作用効果を以下に列挙する。
(1) 吸着工程と脱着工程との切替は給油量に対応して行なわれるので、吸着能力を多く残した状態で脱着工程に移行してしまうことが防止され、吸着能力を超えて吸着工程が続行してしまうことも防止され、ガソリンベーパの回収の確実性が確保できると共に、不必要な吸着/脱着工程の切替が防止される。
(2) 吸着工程と脱着工程とを切り替える際に、所定時間(例えば2秒間)だけ全ての開閉弁を開弁して管内の圧力が均一となった後に、第1及び第2の吸着塔の吸着工程/脱着工程に対応して開閉弁の開閉制御が行われるので、開閉弁の開閉操作をスムーズに行うことができる。
(3) 吸着工程と脱着工程とを切り替える際に、所定時間(例えば12秒間)だけ第2のポンプの駆動を停止して、脱着工程となった吸着塔からのガソリンベーパの量が正常になってから第2のポンプを駆動するので、第1のポンプの吸引側に吸着塔から脱着されたガソリンベーパのみが供給されてしまうという事態や、吸着塔から脱着されたガソリンベーパが給油側に逆流するという事態を防止することが出来る。
(4) 吸着塔の送気管及び循環管の圧力が一定範囲以外となると停止して報知するので、機器の故障を容易に知ることができ、ガソリンベーパの回収の確実性を確保できる。
(5) 凝縮槽内の冷却液の液温が一定温度以下でないと停止して報知するので、冷却機の故障を容易に知ることができ、ガソリンベーパの回収の確実性を確保することができる。
(6) 複数台の給油機をベーパ回収装置に接続した場合は、給油中の給油機の台数に応じて第1のポンプの駆動速度を制御するので、ガソリンベーパと共に大量の空気を吸い込んでしまうことが防止され、ガソリンベーパを吸い込み損なってしまうことが防止される。
(7) ガソリンベーパを確実に回収することにより、資源の無駄がなくなり、且つ、大気汚染を防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る給油機のベーパ回収装置を設置した給油所の全体を示している。
給油所の地下には貯油タンク1が埋設され、貯油タンク1に接続された給油管2は、給油機3のハウジング4内に配設されている。
ハウジング4内において、給油管2には給油ポンプ5及び流量計6が介装され、給油管2には給油ホース7が接続されている。
給油ホース7の先端には、給油ノズル8が設けられている。給油ノズル8はノズル掛け9に掛けられ、ノズル掛け9にはノズルスイッチ10が設けられている。ノズルスイッチ10は、ノズル掛け9から給油ノズルが外されたときにオン信号を出力する。
給油機3には給油制御部11が設けられている。
給油制御部11は、ノズルスイッチ10からのオン信号を受けて給油ポンプ5を駆動し、流量計6からの流量信号を計数して給油量を表示器12に表示し、これらの信号をベーパ回収装置13の回収制御部14に伝達するように構成されている。
本発明に係る給油機3のベーパ回収装置は、図1では全体が符号13で示されている。そして、給油機3のベーパ回収装置13は、その全体が模式的に、図2で示されている。
図2において、図示しない自動車の燃料タンクから流出するガソリンベーパは、回収管15により回収される。回収管15は給油ホース7に併設され、給油機3のハウジング4内を経由して、ベーパ回収装置13のハウジング16内に連通している。
回収管15の一端は、給油ノズル8の先端に開口17されている。
回収管15には、チェック弁18及び圧縮ポンプ19(第1のポンプ)が介装されている。そして回収管15の給油ノズル8とは反対側の端部は、凝縮槽20を経由して、気液分離室21に開口している。
凝縮槽20内には冷却液22が充填されており、冷却液22は冷却機23で冷却されている。
回収管15を流れるガソリンベーパ及び水蒸気は、凝縮槽20内を流れる際に、冷却液22と熱交換をして凝縮して、水(液相の状態)となる。
気液分離室21において、凝縮した水は、液化したガソリンとガソリンベーパとから分離され、排水管24を介してベーパ回収装置13の外部へ排出される。液化したガソリンは、気液分離室21の排油管25を介して、給油機3や貯油タンク1等へ回収されるようになっている。
図2において、符号26は排水管24に設けられたコックを示し、気液分離室21内に凝縮水が一定量以上溜まった際にはコック26を開放して、ベーパ回収装置13の外部へ排出する。符号27は排油管25に設けられたコックであり、気液分離室21内に一定量以上の液化したガソリンが溜まった際に開放して、液化したガソリンを給油機3や貯油タンク1等へ送出する。
また、図2における符号28は冷却液22の温度を測る温度センサであり、符号29は外気温を測る温度センサである。
気液分離室21の気相部分(気体が貯留している領域)に接続されている送気管30は、開閉弁31を介装している管と、開閉弁32を介装している管とに分岐され、開閉弁31を介装している管は第1の吸着塔33に接続し、開閉弁32を介装している管は第2の吸着塔34に接続されている。
吸着塔33、34内には吸着剤35が充填されている。吸着剤35は、ガソリンベーパを効率よく吸着し、脱着が容易な材料が選択されており、例えば、孔径4〜100オングストロームのシリカゲルやゼオライトが用いられる。
吸着塔33、34内には冷却管36が配設され、冷却管36は凝縮槽20に連通している。
冷却ポンプ37を駆動することにより、凝縮槽20内の冷却液22が冷却管36を循環して吸着塔33、34内を冷却し、吸着剤35の吸着効率を向上させている。
吸着塔33の下部には開閉弁38を介装した吸気管が接続されており、吸着塔34の下部には開閉弁39を介装した吸気管が接続されている。ここで、開閉弁38を介装した吸気管と開閉弁39を介装した吸気管とは、大気に連通している吸気管40が分岐した吸気管であり、吸気管40には絞り41が介装されている。
一方、吸着塔33の上部には開閉弁42を介装した排気管が接続され、吸着塔34の上部には開閉弁43を介装した排気管が接続されている。そして、開閉弁42を介装した排気管と開閉弁43を介装した排気管とが合流して、排気管44を構成している。排気管44にはリリーフ弁45が介装されており、排気管44の端部は大気側に連通している。
さらに、吸着塔33の上部には開閉弁46を介装した循環管が接続されており、吸着塔34の上部には開閉弁47を介装した循環管が接続されている。開閉弁46を介装した循環管と開閉弁47を介装した循環管とが合流して、循環管48を構成している。
循環管48には真空ポンプ49が介装されており、且つ、循環管48は真空ポンプ49(第2のポンプ)の吸引側に接続されている。
そして、真空ポンプ49の吐出側に接続された循環管48Aは、回収管15において、圧縮ポンプ19の吸引側の領域における合流点B1に接続されて、回収管15と合流している。
図2において、符号50は送気管30内の圧力を測る圧力センサを示している。
また、図2における符号51は、循環管48内の圧力を計測する圧力センサを示している。
図2において、回収管15、送気管30、循環管48、循環管48Aにより、ベーパ戻り管が構成されている。
給油機3のベーパ回収装置13の制御に係る機器が、図3においてブロックで示されている。
図3において、給油機3の給油制御部11は、ノズルスイッチ10のオン−オフ信号及び流量計6の流量信号を受信する機能と、給油ポンプ5へ駆動信号を出力する機能と、表示器12へ給油量表示信号を出力する機能とを有している。
図3において、ベーパ回収装置13の回収制御部14は、温度センサ28、29の温度信号及び圧力センサ50、51の圧力信号を受信する機能を有すると共に、タイマTMから計時信号を受信する機能を有している。
また、ベーパ回収装置13の回収制御部14は、開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47へ開閉制御信号(開閉信号)を出力する機能を有している。
さらに回収制御部14は、ポンプ19、37、49へ駆動信号を出力する機能と、冷却機23へ駆動信号を出力する機能と、報知器52へ報知信号を出力する機能とを有している。
そして、給油制御部11と回収制御部14とは情報的に接続されており、相互に制御信号の授受が行なわれるようになっている。すなわち、ベーパ回収装置13の回収制御部14には、給油機3の給油制御部11から、流量計6の流量信号、すなわち給油量に係る信号が入力される。
次に、図2、図3を参照して、給油機のベーパ回収装置13における作用を説明する。
給油所の営業中においては、冷却機23が駆動して、凝縮槽20内の冷却液22を一定温度(例えば5℃以下)に冷却する。冷却された冷却液22は、吸着塔33、34内の吸着剤35を冷却する。
ここで、第1の吸着塔33がガソリンベーパを吸着し(吸着工程)、第2の吸着塔34が充填されている吸着材の脱着(或いは、再生)を行っている(脱着工程)ものとする。そのような場合には、開閉弁31、39、42、47が開放しており、開閉弁32、38、43、46は閉鎖している。
ここで、一方の吸着塔でガソリンベーパの吸着を行なっている際には、他方の吸着塔では、その内部に充填された吸着剤の脱着(或いは再生)が行なわれる。
自動車へ給油をするために、ノズル掛け9から給油ノズル8を外すと、ノズルスイッチ10がオンとなり、オン信号を発信する。オン信号を受けた給油制御部11は、給油ポンプ5を駆動し、ベーパ回収装置13の回収制御部14に対して、給油中である旨の信号を送る。給油制御部11から給油中である旨の信号を受けた回収制御部14は、圧縮ポンプ19を駆動する。
給油ノズル8を、図示しない自動車の燃料タンクに挿入して給油を開始すると、貯油タンク1内のガソリンは、給油ポンプ5で圧送されて、給油ノズル8から図示しない自動車の燃料タンク内へ吐出される。その際に、流量計6で計られた給油量が表示器12に表示されると共に、流量計6の計測結果に基づいた給油量信号が、ベーパ回収装置13の回収制御部14へ送られる。
給油を行う際に、図示しない自動車の燃料タンクからガソリンベーパが流出し、流出したガソリンベーパは、圧縮ポンプ19の作用により、回収管15の開口17から回収管15内に流入する。
回収管15内に流入したガソリンベーパは、凝縮槽20内で冷却されて、その殆どが液化する。液化したガソリンは気液分離室21内の下部に溜まり、排油管25を介して給油機3や貯油タンク1等へ戻される。
凝縮槽20内で液化しなかったガソリンベーパは、送気管30を流れ、開閉弁31を経由して、第1の吸着塔33内へ流入する。なお、吸着塔33内へ流入する気体は、圧縮ポンプ19により、例えば250KPa程度に加圧されている。
第1の吸着塔33内へ流入したガソリンベーパは、吸着塔33内の吸着剤35に吸着され、第1の吸着塔33から排出される気体は、ガソリンベーパを含まない気体となっている。係る気体(ガソリンベーパを含まない気体)は、開閉弁42、リリーフ弁45を経由して、排気管44から大気中へ放出される。
このようにして、給油中に自動車の燃料タンクから流出するガソリンベーパは、その大部分がベーパ回収装置13の凝縮槽20で凝縮して液化され、気液分離室21で回収される。そして、凝縮槽20で液化しなかったガソリンベーパは、吸着塔33の吸着剤35で吸着回収される。
吸着塔33で吸着されたガソリンベーパは、吸着塔33が脱着工程となった際に、吸着剤35から離脱して、開閉弁46を経由し、循環管48を介して、真空ポンプ49で吸引される。真空ポンプ49から吐出されたガソリンベーパは、循環管48A、合流点B1を介して、圧縮ポンプ19の吸引側に流入する。
すなわち、ガソリンベーパは、給油機3外に漏出することなく回収される。
次に、図4を参照して、第1の吸着塔33と第2の吸着塔34との吸着/脱着の切り替えについて説明する。
図4〜図6に関連する説明(吸着塔33、34の吸着/脱着の切り替えの説明)においては、第1の吸着塔33はガソリンベーパを吸着する工程(吸着工程)から、内部に充填された吸着剤を脱着或いは再生する工程(脱着工程)に切り替えられ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替わる場合を例示して説明する。
図4において、ステップST1では、ベーパ回収装置13の回収制御部14は、給油機3の給油制御部11から給油量信号が入力したか否か、換言すれば、給油中であるか否かを判断する。
給油中であれば、すなわち、給油制御部11から回収制御部14に給油量信号が入力されていれば(ステップST1がYES)、給油量の積算値(前回、吸着塔33、34の吸着/脱着の切り替えが行なわれてからの給油量の総和)を求める(ステップST2)。
次に、ステップST2で求めた積算値が、しきい値以上であるか否かを判断する(ステップST3)。
ここで、しきい値は給油量の積算値であって、第1の吸着塔33内の吸着剤35が、ガソリンベーパを十分に吸着して、飽和状態に近づいたと思われる値(例えば500リットル)として設定される。
積算値がしきい値以上となると(ステップST3がYES)、吸着工程を実行していた第1の吸着塔33が脱着工程を実行し、脱着工程を実行していた第2の吸着塔34が吸着工程を実行するように、開閉弁を開閉制御する(ステップST4)。そして、給油量の積算値(ステップST2で求められた積算値)をリセットする(ステップST5)。
ステップST3において、積算値がしきい値未満であれば(ステップST3がNO)、ステップST1に戻る。
ステップST4において、吸着工程を行なっていた第1の吸着塔33が脱着工程を実行し、脱着工程を行なっていた第2の吸着塔34が吸着工程を実行するためには、図2において、開閉弁31、39、42、47を閉鎖し、開閉弁32、38、43、46を開放する。
開閉弁の係る開閉制御により、凝縮槽20で液化しなかったガソリンベーパは、送気管30、開閉弁32を介装された管を介して、第2の吸着塔34に供給される。そして、ガソリンベーパは吸着塔34内の吸着剤35で吸着処理され、ガソリンベーパを含まない空気が排気管44から大気中へ放出される。
一方、第1の吸着塔33は、開閉弁46が介装された管、循環管48を介して、真空ポンプ49と連通する。真空ポンプ49を駆動することにより、第1の吸着塔33内部に負圧が作用し、吸着剤35に吸着されたガソリンベーパが真空ポンプ49に吸引され、吸着剤の脱着が行なわれる。
第1の吸着塔33における脱着を、図2を参照してより詳細に述べると、真空ポンプ49を駆動することにより、第1の吸着塔33内の気体は真空ポンプ49により真空引きされる。ここで、開閉弁38は開放されているので、真空ポンプ49により真空引きされた第1の吸着塔33内には、絞り41により制限された量の空気が吸気管40から流入する。その結果、第1の吸着塔33内は陰圧、例えば−30KPa程度の負圧となり、第1の吸着塔33内の吸着剤35に吸着されていたガソリンベーパも真空ポンプ49に吸引される。
真空ポンプから吐出されたガソリンベーパは、循環管48A、合流点B1、圧縮ポンプ19、回収管15を通って凝縮槽20で冷却されて凝縮する。なお、回収管15にはチェック弁18が設けられているので、ガソリンベーパが給油ノズル8の開口17から大気中へ流出することはない。
なお、脱着工程を行なっていた第1の吸着塔33が吸着工程を実行し、吸着工程を行なっていた第2の吸着塔34が脱着工程を実行するためには、図2において、開閉弁31、39、42、47を開放し、開閉弁32、38、43、46を閉鎖すれば良い。
図4で示す第1の吸着塔33と第2の吸着塔34との吸着/脱着の切り替えに際して、ステップST4における開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47は、ステップST2で求めた給油量の積算値がしきい値以上となった場合(ステップST3がYES)に、開閉を瞬時に切り替えることも可能である。
しかし、開閉弁の開閉状態を瞬時に切り替えてしまうと、当該開閉弁には正圧と負圧が同時に作用してしまい、確実な開放或いは閉鎖が困難になる場合がある。例えば、吸着塔34を脱着工程から吸着工程に切り替える場合に、開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47の開閉を瞬時に切り替えてしまうと、例えば開閉弁47では、真空ポンプ49側からの負圧(例えば−30KPa程度)と、吸着塔34内に作用する圧縮ポンプ19からの正圧(例えば250KPa)とが同時に作用する恐れがある。
そして開閉弁47に正圧と負圧とが同時に作用すると、閉鎖するべき開閉弁47が完全に閉鎖しない場合がある。
開閉弁に正圧と負圧とが同時に作用しないようにするため、図示の実施形態では、吸着工程と脱着工程との切り替えに際しては、瞬時に開閉弁の開閉切り替えを行なわずに、図5のフローチャートで示す制御を実行している。
図5を参照して、開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47の開閉について説明する。
図5のフローチャートで示す制御は、図4のステップST4で、第1の吸着塔33が吸着工程から脱着工程に切り替えられ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替えられる段階で実施される。従って、図5においては、先ずステップST21で、図4のステップST4における切り替えを行なうべき状態となっているか否かが判断される。
第1の吸着塔33が吸着工程から脱着工程に切り替えられ、且つ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替えられる段階であれば(ステップST21がYES)、全ての開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47を開放すると共に、タイマTM(図3参照)による計時を開始する(ステップST22)。
ここで、タイマTMによる計時は、開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47の全てを、一定時間(例えば2秒間)だけ開放するために行なわれる。そのため、ステップST23では、タイマTMにより計時された時間が当該一定時間(2秒間)となったか否かを判断する。
タイマTMにより計時された時間、換言すれば開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47の全てが開放されている時間が、一定時間(2秒間)だけ経過すれば(ステップST23がYES)、開閉弁31、39、42、47を閉じ、開閉弁32、38、43、46を開く(ステップST24)。
これにより、第1の吸着塔33は脱着工程を実行することが出来て、第2の吸着塔34は吸着工程を実行することが出来る。
ステップST24の開閉制御が終了したならば、ステップST21までリターンする(ステップST25)。ステップST21では、図4の制御においてステップST4が実行されるまで、すなわち吸着と脱着とが切り替えられるまで、ステップST21がNOのループを実行する。
図5で示す制御では、ステップST22で、全ての開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47を一定時間(例えば2秒間)だけ開放することにより、第1の吸着塔33を包含する管系統と、第2の吸着塔34を包含する管系統との圧力とが均等となる。
第1の吸着塔33を包含する管系統と、第2の吸着塔34を包含する管系統との圧力とが均等となった状態で、例えば第1の吸着塔33は脱着工程を実行することが出来て、第2の吸着塔34は脱着工程を実行するべく開閉弁を開閉しても、開閉弁31、32、38、39、42、43、46、47に正圧と負圧とが同時に作用してしまうことはなく、開閉弁の開閉操作がスムーズ且つ確実に行なわれ、開閉弁開閉制御の信頼性を高めることができる。
ここで、開閉弁の開閉状態を瞬時に切り替えてしまうと、上述した問題(開閉弁に正圧と負圧とが同時に作用し、開閉弁の開閉制御が円滑に行なわれず、信頼性を欠いた状態になるという問題)に加えて、次に述べる様な不都合を生じる恐れがある。
上述したように、第1の吸着塔33が吸着工程から脱着工程に切り替えられ、且つ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替えられた場合に、ガソリンベーパを十分に吸着した第1の吸着塔33に対して、真空ポンプ49からの負圧が瞬時に作用すると、第1の吸着塔33内の吸着剤35から大量のガソリンベーパが真空ポンプ49に吸引される。そして、吸引されたガソリンベーパは真空ポンプ49により圧縮された状態で吐出され、循環管48A、合流点B1を介して回収管15に合流する。
すなわち、開閉弁の開閉状態を瞬時に切り替えると、切り替え直後に、圧縮ポンプ19の吸引側に、真空ポンプ49から吐出された高濃度且つ大量のガソリンベーパが供給されることになる。
その様な事態を生じると、給油ノズル8の開口17から圧縮ポンプ19により吸引されて凝縮槽20へ送られるガソリンベーパの量が減少してしまう。或いは、真空ポンプ49から吐出された高濃度且つ大量のガソリンベーパが、給油ノズル8の開口17側に逆流してしまう恐れも存在する。
係る不都合に対して、図示の実施形態においては、図6で示す様な制御を実行することにより対処している。
図6にフローチャートで示す制御は、図4のステップST4で、第1の吸着塔33が吸着工程から脱着工程に切り替えられ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替えられる段階で実施される。
従って、図6においても、先ずステップST26で、図5の制御と同様に、図4のステップST4における切り替えを行なうべき状態となっているか否かが判断される。
第1の吸着塔33が吸着工程から脱着工程に切り替えられ、且つ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替えられる段階であれば(ステップST26がYES)、真空ポンプ49を停止すると共に、タイマTMによる計時を開始する(ステップST27)。
ステップST28では、タイマTMにより計時されている時間、すなわち真空ポンプ49が停止している時間が、一定時間(例えば12秒間)経過したか否かを判断する。一定時間(12秒間)が経過すると(ステップST28がYES)、真空ポンプ49の駆動を開始すると共に、タイマTMをリセットする(ステップST29)。
そして、ステップST26までリターンする。ステップST26へリターンすると、図4の制御においてステップST4が実行されるまで、すなわち吸着と脱着とが切り替えられるまで、ステップST26がNOのループを実行する。
図6で示す制御では、第1の吸着塔33が吸着工程から脱着工程に切り替えられ、且つ、第2の吸着塔34は脱着工程から吸着工程に切り替えられた瞬間から、一定時間(例えば12秒間)だけ真空ポンプ49が停止し、その間は圧縮ポンプ19のみが駆動される。
真空ポンプ49が停止している間には、圧縮ポンプ19のみが駆動しており、脱着工程に移行した第1の吸着塔33には、圧縮ポンプ19の吸引側の負圧のみが作用し、圧縮ポンプ19の吸引側の負圧に対応する量及び濃度のガソリンベーパのみが、循環管48、真空ポンプ49、循環管48A、合流点B1を介して回収管15に合流する。そのため、第1の吸着塔33から高濃度のガソリンベーパが大量に吸引されてしまうことはない。
ここで、一定時間(12秒間)が経過するまでの間、圧縮ポンプ19の吸引側の負圧により、或る程度のガソリンベーパは第1の吸着塔33から脱着されているので、一定時間経過後、真空ポンプ49が駆動しても、真空ポンプ49から高濃度且つ大量のガソリンベーパが吐出されることはない。
この様に、図6で示す制御を実行することにより、給油ノズル8の開口17から圧縮ポンプ19により吸引されて凝縮槽20へ送られるガソリンベーパの量が減少してしまうという不都合や、真空ポンプ49から吐出された高濃度且つ大量のガソリンベーパが、給油ノズル8の開口17側に逆流してしまうという不都合は防止されるのである。
次に、図7を参照して、冷却機23の故障を検知する制御について説明する。
図7において、先ず、冷却機23の電源が入ったか否かを判断し(ステップST31)、電源が入ると(ステップST31がYES)、回収制御部14は、温度センサ29から外気温度信号を取り入れる(ステップST32)。
次にステップST33において、回収制御部14は、入力された外気温度信号に基づいて、凝縮槽20内の冷却液22が一定温度以下に冷却される時間を設定する。係る時間は、例えば外気温度が30℃であれば60分、外気温度が20℃であれば30分に設定される。それと共にステップST33では、タイマTMによる計時を開始する。
ステップS34では、冷却液22が冷却される時間、すなわちタイマTMにより計時された時間が、設定時間だけ経過したか否かを判断する。冷却液22が冷却される時間が設定時間になると(ステップST34がYES)、温度センサ28で計測された冷却液22の液温信号を回収制御部14に入力する(ステップST35)。
そしてステップST36で、温度センサ28の計測結果(冷却液22の液温)が一定温度(しきい値)以下であるか否かを判断する。冷却液22の液温がしきい値以下であれば(ステップST36がYES)、冷却機23が正常に駆動されていると判断して、ステップST37に進む。
ステップST37では電源がOFFとなったか否かを判断し、電源が切られていなければ(ステップST37がNO)、ステップST35に戻る。一方、電源が切られたならば(ステップST37がYES)制御を終了する。
ステップST36で、電源を入れてから一定時間経過しても冷却液22が一定温度以下にならない場合は(ステップST36がNO)、冷却系等に異常が生じたと判断し、冷却機23を停止し、報知器52を作動して冷却系統の異常を知らせる(ステップST38)。
ここで、冷却液22が一定温度(しきい値)以下に下がったとしても(ステップST36がYES)、ステップST37がNOのループを実行している間に、冷却液22の液温がしきい値以上に昇温した場合には(ステップST36がNO)、冷却機23を停止し、報知器52を作動する(ステップST38)。
図7の制御によれば、冷却系統の異常が報知されるので、係る異常に対処することにより、ガソリンベーパが凝縮槽20で凝縮或いは液化せずに吸着塔33、34に流入するという不都合を防止することができる。その結果、吸着塔33、34における吸着量が異常に増加し、吸着/脱着の切替が行なわれる以前の段階で吸着剤が飽和し、ガソリンベーパが排気管44から大気中に放出される事態が防止できる。
次に図8を参照して、ガソリンベーパの回収時において、吸着工程を実行している吸着塔(例えば、第1の吸着塔33)を包含する系統における異常を検知する制御について説明する。
図8において、回収制御部14は給油中である旨の信号が入力されているか否か、換言すれば、給油中であるか否かを判断する(ステップST41)。給油中である旨の信号を受信していれば(ステップST41がYES)、圧縮ポンプ19を駆動すると共に、タイマTMによる計時を開始する(ステップST42)。
そして、タイマTMにより、圧縮ポンプ19を駆動した後、回収管15、気液分離室21、送気管30、吸着工程にある吸着塔33、排気管44内の圧力が安定すると思われる一定時間(例えば10秒間)が経過したか否かを判断する(ステップST43)。
圧縮ポンプ19を駆動した後、一定時間(例えば10秒間)が経過すると(ステップST43がYES)、圧力センサ50の計測結果を示す圧力信号が回収制御部14に入力される(ステップST44)。
そしてステップST45において、圧力センサ50で計測された圧力が一定範囲以内、例えば150KPa〜250KPaであるか否かが判断される。
圧力センサ50で計測された圧力が一定範囲以内(150KPa〜250KPa)であれば(ステップST45がYES)、第1の吸着塔33を包含する系統における圧力は正常であると判断される。そしてステップST41にリターンして、図8の制御を繰り返す。
一方、ステップST45において、圧力センサ50で計測された圧力が一定範囲を外れている場合(ステップST45がNO)、例えば150KPaよりも低圧であると、圧縮ポンプ19の故障、回収管15の目詰まり、その他の異常が発生して、第1の吸着塔33を包含する系統における圧力が昇圧しない状態にあると判断する。一方、圧力センサ50で計測された圧力が250KPaよりも高圧であると、吸着塔33又は排気管44の目詰まり等により、第1の吸着塔33を包含する系統における圧力が異常に上昇していると判断する。
何れの場合においても、圧縮ポンプ19を停止し、報知器52で異常を報知する(ステップST46)。
次に図9を参照して、脱着工程を実行している吸着塔(例えば吸着塔34)を介装している系統における異常を検出する制御について説明する。
図9において、回収制御部14は、真空ポンプ49が駆動しているか否かを判断し(ステップST51)、真空ポンプ49が駆動しているならば(ステップST51がYES)、タイマTMによる計時を開始する(ステップST52)。
ここで、タイマTMは、真空ポンプ49の駆動後、吸気管40、脱着工程を実行している吸着塔34、循環管48内の圧力が安定すると思われる一定時間(例えば10秒間)が経過したか否かを判断するために、計時を行なう。
ステップST53ではタイマTMにより計時された時間が、前記一定時間(例えば10秒間)を経過したか否かを判断し、一定時間(10秒間)が経過したならば(ステップST53がYES)、圧力センサ51で計測された圧力に対応する圧力信号を、回収制御部14に入力する(ステップST54)。
ステップST55では、圧力センサ51で計測された圧力が一定範囲(例えば−10KPa〜−50KPa)内にあるか否かを判断する。圧力センサ51で計測された圧力が一定範囲内の数値であれば(ステップST55がYES)、脱着工程を実行している吸着塔34を介装している系統は正常であると判断する。そしてステップST51にリターンして、図9の制御を繰り返す。
ステップST55において、圧力センサ51で計測された圧力が一定範囲(例えば−10KPa〜−50KPa)から外れていれば(ステップST55がNO)、例えば−50KPaよりも低圧であると、吸気管40又は吸着塔34の目詰まり等により、吸着塔34を包含する系統が異常に減圧されてしまっていると判断する。
一方、圧力センサ51で計測された圧力が−10KPaよりも高圧であると、真空ポンプ49の故障等により、吸着塔34を包含する系統が減圧できない状態にあると判断する。
何れにおいても、真空ポンプ49を停止し、報知器52で異常を報知する(ステップST56)。
図示の実施形態では、一台の給油機3のガソリンベーパを一台のベーパ回収装置13で処理しても良いし、複数台の給油機3のガソリンベーパを一台のベーパ回収装置13で処理しても良い。
複数台の給油機3のベーパを一台のベーパ回収装置13で処理する場合は、各給油機3の給油制御部11と、ベーパ回収装置13の回収制御部14とで信号の授受を行ない、給油中の給油機3の台数に対応して、圧縮ポンプ19の駆動を制御する必要がある。ここで、圧縮ポンプ19を図示しないインバータモータで駆動することにより、容易に駆動制御を行なうことができる。
複数台の給油機3のベーパを一台のベーパ回収装置13で処理する場合の圧縮ポンプ19の駆動の制御について、主として図10を参照して説明する。
図10において、ステップST61では、ベーパ回収装置13の回収制御部14は、各給油機3の給油制御部11から給油中である旨を示す信号を受信する。そして回収制御部14は、一台の給油機3からのみ給油中である旨を示す信号が受信されているか否かを判断する(ステップST62)。
ステップST62において、一台の給油機3からのみ給油中である旨を示す信号が受信されている場合には(ステップST62がYES)、圧縮ポンプ19を通常の能力で駆動する(ステップST63)。
一方、複数台の給油機3から、給油中である旨を示す信号が受信されている場合には(ステップST62がNOで、ステップST64がYES)、圧縮ポンプ19を高速駆動する(ステップST65)。
どの給油機3からも給油中である旨の信号が入力されていない場合は(ステップST62がNOで、且つ、ステップST64がNO)、ステップST61に戻る。
ここで、圧縮ポンプ19を図示しないインバータモータで駆動している場合には、ステップST63で、圧縮ポンプ19を通常の能力で駆動するのであれば、例えば周波数50Hzでインバータモータを駆動する。
一方、ステップST65で、圧縮ポンプ19を高速駆動するのであれば、例えば70Hzでインバータモータを駆動する。
そして、インバータモータの駆動周波数が変化することにより、ステップST63とステップST65では、圧縮ポンプ19の能力が異なっている。
この様に、1台の給油機3のガソリンベーパを一台のベーパ回収装置13で処理する場合と、複数台の給油機3のガソリンベーパを一台のベーパ回収装置13で処理する場合とで、圧縮ポンプ19の出力(或いは能力)を切り替えることにより、給油中に、図示しない自動車の燃料タンクから流出するガソリンベーパを、効率良く回収することができる。
図11、図12で示すように、給油装置3A、3Bは、油種の異なるガソリン、すなわちレギュラーガソリンとハイオクガソリンとが給油可能であり、図示しない自動車の燃料タンクから発生するガソリンベーパも、レギュラーガソリンのベーパとハイオクガソリンのベーパの2種類が存在する。
図11、図12において、符号1Rはレギュラーガソリン貯油タンクを示し、符号1Hはハイオクガソリン貯油タンクを示している。
図示の実施形態では、図11で示すように、レギュラーガソリンのベーパとハイオクガソリンのベーパも単一のベーパ回収装置13で回収し、回収したガソリンベーパは、回収系統RRで、レギュラーガソリン貯油タンク1R或いは貯油タンク1Rからのレギュラーガソリン給油系統に戻す様に構成することが出来る。
ハイオクタンガソリンのベーパをレギュラーガソリンの供給源側(貯油タンク1R或いはレギュラーガソリン給油系統)に戻しても、コンタミネーションの問題は生じないからである。
しかし、図12で示すように、レギュラーガソリン専用のベーパ回収装置13Rと、ハイオクガソリン専用のベーパ回収装置13Hとを設けることも出来る。
図12において、レギュラーガソリン専用のベーパ回収装置13Rにおける回収系統RRは、レギュラーガソリン貯油タンク1R或いは貯油タンク1Rからのレギュラーガソリン給油系統に戻され、ハイオクガソリン専用のベーパ回収装置13Hにおける回収系統RHは、ハイオクガソリン貯油タンク1H或いは貯油タンク1Hからのハイオクガソリン給油系統に戻される。
図11、図12のベーパ回収装置13、13R、13Hのその他の構成及び作用効果は、図1〜図10で説明した実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
本発明に係る給油機のベーパ回収装置を設置した給油所の模式図。 本発明の第1実施形態のブロック図。 給油機のベーパ回収装置の制御に係る機器を示すブロック図。 第1実施形態における吸着/脱着の切り替え制御のフローチャート。 第1実施形態の吸着/脱着切り替えにおける開閉弁の開閉制御を示すフローチャート。 第1実施形態の吸着/脱着切り替えにおける真空ポンプの制御フローチャート。 第1実施形態における冷却機の故障判断制御を示すフローチャート。 第1実施形態における吸着工程を実行している吸着塔を介装している系統の異常検知制御を示すフローチャート。 第1実施形態における脱着工程を実行している吸着塔を介装している系統の異常検知制御を示すフローチャート。 複数台の給油機を有する場合における圧縮ポンプの駆動制御を示すフローチャート。 レギュラーガソリンのベーパとハイオクガソリンのベーパを、同一のベーパ回収装置で回収する態様を示すブロック図。 レギュラーガソリンのベーパとハイオクガソリンのベーパを、それぞれ専用のベーパ回収装置で回収して、別々に戻す態様を示すブロック図。
符号の説明
1、1R、1H・・・貯油タンク
2・・・給油管
3、3A、3B・・・給油機
4、16・・・ハウジング
5・・・給油ポンプ
6・・・流量計
7・・・給油ホース
8・・・給油ノズル
9・・・ノズル掛け
10・・・ノズルスイッチ
11・・・給油制御部
12・・・表示器
13、13R、13H・・・ベーパ回収装置
14・・・回収制御部
15・・・回収管
17・・・開口
18・・・チェック弁
19・・・圧縮ポンプ
20・・・凝縮槽
21・・・気液分離室
22・・・冷却液
23・・・冷却機
24・・・排水管
25・・・排油管
26、27・・・コック
28、29・・・温度センサ
30・・・送気管
31、32、38、39、42、43、46、47・・・開閉弁
33、34・・・吸着塔
35・・・吸着剤
36・・・冷却管
37・・・冷却ポンプ
40・・・吸気管
41・・・絞り
44・・・排気管
45・・・リリーフ弁
48・・・循環管
49・・・真空ポンプ
50、51・・・圧力センサ
52・・・報知器

Claims (6)

  1. 給油系統とガソリンベーパ回収系統とを備え、給油系統は、一端を貯油タンクに接続し他端を給油ホースに接続した給油管と、該給油管に介装された給油ポンプ及び流量計とを備え、ガソリンベーパ回収系統は、一端が給油ノズル近傍に開口しているベーパ戻り管に第1のポンプを介して接続された凝縮装置及び吸脱着装置を備え、凝縮装置は水蒸気及びガソリンベーパを凝縮して除去する機能を有しており、前記吸脱着装置は凝縮装置の下流側に設けられ内部に吸着剤を充填した第1及び第2の吸着塔を有し、その下流に第2のポンプを介装しており、制御装置を備え、該制御装置は、流量計からの計測信号に基づいて、第1及び第2の吸着塔は、一方の吸着塔がガソリンベーパを吸着する吸着工程を行っている際には、他方の吸着塔は吸着剤を脱着する脱着工程を行い、吸着/脱着の切り替えを行う機能を有していることを特徴とするベーパ回収装置。
  2. 前記制御装置は、前記ベーパ戻り管が凝縮装置を経由して接続された気液分離室を第1又は第2の吸着塔に選択的に接続してガソリンベーパを吸着塔内の吸着剤へ吸着する吸着工程と、第1又は第2の吸着塔を第2のポンプに選択的に接続して吸着剤に吸着されているガソリンベーパを脱着する脱着工程との切り替えを実行する際に、吸着塔に接続された管に介装された開閉弁の全てを開放し、一定時間経過後に開閉弁を開閉制御する機能を有する請求項1のベーパ回収装置。
  3. 前記制御装置は、気液分離室を第1又は第2の吸着塔に選択的に接続してガソリンベーパを吸着塔内の吸着剤へ吸着する吸着工程と、第1又は第2の吸着塔を第2のポンプに選択的に接続して吸着剤に吸着されているガソリンベーパを脱着する脱着工程との切り替えを実行する際に、第2のポンプを一定時間停止し、前記一定時間が経過した後、第2のポンプを駆動する機能を有している請求項1、2何れかのベーパ回収装置。
  4. 前記吸着塔の一方側に接続された送気管と他方側に接続された循環管とに圧力センサが設けられ、前記制御装置は、圧力センサで計測された圧力が一定範囲から外れた場合に第1及び第2のポンプを停止する機能を有している請求項1〜3の何れか1項のベーパ回収装置。
  5. 前記凝縮装置の冷却媒体の温度を計測する温度センサと、外気温を計る温度センサとを設け、前記制御装置は、外気温を計る温度センサの計測結果に基づいて冷却媒体の冷却に必要な時間を決定し、該必要な時間経過後の冷却媒体の温度がしきい値より高温であれば、冷却媒体を冷却する冷却装置を停止する機能を有している請求項1〜4の何れか1項のベーパ回収装置。
  6. 給油機は複数台設けられており、前記制御装置は、給油を行なっている給油機の台数に基づいて前記第1のポンプの能力を制御する機能を有する請求項1〜5の何れか1項のベーパ回収装置。
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