JPH08200896A - 冷媒回収装置 - Google Patents
冷媒回収装置Info
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- JPH08200896A JPH08200896A JP989295A JP989295A JPH08200896A JP H08200896 A JPH08200896 A JP H08200896A JP 989295 A JP989295 A JP 989295A JP 989295 A JP989295 A JP 989295A JP H08200896 A JPH08200896 A JP H08200896A
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動的にガス冷媒のみを圧縮機に供給するこ
とのできる冷媒回収装置を提供する。 【構成】 被回収機器1が接続される接続口2と被回収
機器1の冷媒を収容する回収ボンベ12との間に少なく
とも蒸発器3、冷媒圧縮機5、凝縮器11を冷媒配管順
に接続して冷媒回路を構成する。そして、冷媒回路の蒸
発器3と接続口2との間にアキュームレータ10を設け
る一方、このアキュームレータ10の冷媒出口側に設け
られて所定圧力以下で開く圧力弁と、この圧力弁をバイ
パスするように一端をアキュームレータ10の液冷媒中
に開くバイパス管43中に設けられて冷媒圧縮機5の運
転時に両端間の液冷媒圧力差が所定圧力より大きくなる
キャピラリーチューブ44とにより、蒸発器3へ流す冷
媒の流量を被回収機器1から接続口2を介して得られる
冷媒の気液混合状態に応じて自動調整する。
とのできる冷媒回収装置を提供する。 【構成】 被回収機器1が接続される接続口2と被回収
機器1の冷媒を収容する回収ボンベ12との間に少なく
とも蒸発器3、冷媒圧縮機5、凝縮器11を冷媒配管順
に接続して冷媒回路を構成する。そして、冷媒回路の蒸
発器3と接続口2との間にアキュームレータ10を設け
る一方、このアキュームレータ10の冷媒出口側に設け
られて所定圧力以下で開く圧力弁と、この圧力弁をバイ
パスするように一端をアキュームレータ10の液冷媒中
に開くバイパス管43中に設けられて冷媒圧縮機5の運
転時に両端間の液冷媒圧力差が所定圧力より大きくなる
キャピラリーチューブ44とにより、蒸発器3へ流す冷
媒の流量を被回収機器1から接続口2を介して得られる
冷媒の気液混合状態に応じて自動調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーエアコンや、ルー
ムエアコン或いは冷蔵庫等の機器から冷凍サイクル内の
冷媒を回収する冷媒回収装置に関し、特に被回収機器か
ら吸い込まれる冷媒をガス化させて圧縮機に供給する構
造に関する。
ムエアコン或いは冷蔵庫等の機器から冷凍サイクル内の
冷媒を回収する冷媒回収装置に関し、特に被回収機器か
ら吸い込まれる冷媒をガス化させて圧縮機に供給する構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーエアコンや、ルームエアコン
或いは冷蔵庫等の冷凍サイクルを有する機器を解体する
際、オゾン層破壊の原因となるR−12やR−22等の
冷媒を大気中に放出することがないよう機器を解体する
前に冷媒を冷媒回収装置により回収している。ここで、
このような冷媒回収装置としては、例えば特開平3−1
05180号公報に示されるもののように、冷媒圧縮機
と、この冷媒圧縮機からの吐出ガスを凝縮させる凝縮器
と、凝縮した冷媒を収容する回収タンクとを冷媒配管を
介して直列に並べた構成のものがある。
或いは冷蔵庫等の冷凍サイクルを有する機器を解体する
際、オゾン層破壊の原因となるR−12やR−22等の
冷媒を大気中に放出することがないよう機器を解体する
前に冷媒を冷媒回収装置により回収している。ここで、
このような冷媒回収装置としては、例えば特開平3−1
05180号公報に示されるもののように、冷媒圧縮機
と、この冷媒圧縮機からの吐出ガスを凝縮させる凝縮器
と、凝縮した冷媒を収容する回収タンクとを冷媒配管を
介して直列に並べた構成のものがある。
【0003】ところで、このような構成の冷媒回収装置
においては、図7に示すように冷媒回収運転を開始した
際、分離型空気調和機の室外ユニット等の被回収機器か
らガス冷媒と共に流入する液冷媒を圧縮機が吸い込まな
いように被回収機器1が接続される接続口(回収ポー
ト)2と、蒸発器3との間にキャピラリーチューブ4を
設け、冷媒回収運転を開始した際、被回収機器1から流
入する液冷媒の量をキャピラリーチューブ4で調節し、
液冷媒の流量を蒸発器3の気化能力以下に抑制して冷媒
圧縮機5が液冷媒を吸い込まないように構成していた。
なお、被回収機器1は、同図に示すように図示しない室
内ユニットの熱交換器と共に冷凍サイクルを形成するキ
ャピラリチューブ1a、凝縮器1b、圧縮機1c及びア
キュームレータ1d等を備えている。
においては、図7に示すように冷媒回収運転を開始した
際、分離型空気調和機の室外ユニット等の被回収機器か
らガス冷媒と共に流入する液冷媒を圧縮機が吸い込まな
いように被回収機器1が接続される接続口(回収ポー
ト)2と、蒸発器3との間にキャピラリーチューブ4を
設け、冷媒回収運転を開始した際、被回収機器1から流
入する液冷媒の量をキャピラリーチューブ4で調節し、
液冷媒の流量を蒸発器3の気化能力以下に抑制して冷媒
圧縮機5が液冷媒を吸い込まないように構成していた。
なお、被回収機器1は、同図に示すように図示しない室
内ユニットの熱交換器と共に冷凍サイクルを形成するキ
ャピラリチューブ1a、凝縮器1b、圧縮機1c及びア
キュームレータ1d等を備えている。
【0004】一方、冷媒回収運転が開始されてから暫く
すると、被回収機器1中に液で存在していた液冷媒の流
入が終了し、被回収機器1からはオイル等から気化した
ガス冷媒のみが流入するようになる。そして、このよう
にガス冷媒のみが流入するようになると、今度はガス冷
媒をキャピラリーチューブ4に並列に設けられた通常の
冷媒管6でキャピラリーチューブ4をバイパスさせてガ
ス冷媒の回収率を上げていた。
すると、被回収機器1中に液で存在していた液冷媒の流
入が終了し、被回収機器1からはオイル等から気化した
ガス冷媒のみが流入するようになる。そして、このよう
にガス冷媒のみが流入するようになると、今度はガス冷
媒をキャピラリーチューブ4に並列に設けられた通常の
冷媒管6でキャピラリーチューブ4をバイパスさせてガ
ス冷媒の回収率を上げていた。
【0005】なお、この冷媒経路の変更は、キャピラリ
ーチューブ4及び冷媒管6と接続口2との間に設けられ
た三方弁7を手動にて切り換えることにより行われるよ
うになっており、この三方弁7は冷媒回収運転を開始す
る前にはキャピラリーチューブ4側に切り換えられるよ
うになっている。そして、冷媒回収運転が開始される
と、操作員はキャピラリーチューブ4及び冷媒管6と冷
媒圧縮機5との間に配されたサイトグラス8により冷媒
圧縮機5に流入する冷媒の状態を監視し、冷媒圧縮機5
に向かう冷媒がガス冷媒のみとなった時に三方弁7を冷
媒管6側に切り換えるようにしている。
ーチューブ4及び冷媒管6と接続口2との間に設けられ
た三方弁7を手動にて切り換えることにより行われるよ
うになっており、この三方弁7は冷媒回収運転を開始す
る前にはキャピラリーチューブ4側に切り換えられるよ
うになっている。そして、冷媒回収運転が開始される
と、操作員はキャピラリーチューブ4及び冷媒管6と冷
媒圧縮機5との間に配されたサイトグラス8により冷媒
圧縮機5に流入する冷媒の状態を監視し、冷媒圧縮機5
に向かう冷媒がガス冷媒のみとなった時に三方弁7を冷
媒管6側に切り換えるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の冷媒回収装置においては、このように冷媒の状態
をサイトグラスにて監視して三方弁の切り換えを行うよ
うにした場合、弁切換時期の判断が難しいので冷媒回収
運転開始から弁切換えまでの間はサイトグラスから目を
離すことができないという問題点があった。また、冬場
等、気温の低い時にはサイトグラスに着霜や結氷が生じ
ることがあり、このようにサイトグラスに着霜や結氷が
生じた場合には、冷媒の状態を監視することができない
という問題点もあった。
従来の冷媒回収装置においては、このように冷媒の状態
をサイトグラスにて監視して三方弁の切り換えを行うよ
うにした場合、弁切換時期の判断が難しいので冷媒回収
運転開始から弁切換えまでの間はサイトグラスから目を
離すことができないという問題点があった。また、冬場
等、気温の低い時にはサイトグラスに着霜や結氷が生じ
ることがあり、このようにサイトグラスに着霜や結氷が
生じた場合には、冷媒の状態を監視することができない
という問題点もあった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、自動的にガス冷媒のみ
を冷媒圧縮機に供給することのできる冷媒回収装置を提
供することを目的とするものである。
するためになされたものであり、自動的にガス冷媒のみ
を冷媒圧縮機に供給することのできる冷媒回収装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被回
収機器の冷媒を回収タンクに収容させる冷媒回収装置に
おいて、前記被回収機器が接続される接続口と、この接
続口と前記回収タンクとの間に順に少なくとも蒸発器、
冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配管で直列に接続しこの凝縮
器で液化させた冷媒を前記回収タンクに供給する冷媒回
路と、前記冷媒回路の蒸発器と接続口との間に設けら
れ、前記被回収機器から接続口を介して得られる冷媒の
気液混合状態に応じて前記蒸発器へ流す冷媒の流量を自
動調整する流量調整機構とを備えたものである。
収機器の冷媒を回収タンクに収容させる冷媒回収装置に
おいて、前記被回収機器が接続される接続口と、この接
続口と前記回収タンクとの間に順に少なくとも蒸発器、
冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配管で直列に接続しこの凝縮
器で液化させた冷媒を前記回収タンクに供給する冷媒回
路と、前記冷媒回路の蒸発器と接続口との間に設けら
れ、前記被回収機器から接続口を介して得られる冷媒の
気液混合状態に応じて前記蒸発器へ流す冷媒の流量を自
動調整する流量調整機構とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明は、被回収機器の冷媒を回
収タンクに収容させる冷媒回収装置において、前記被回
収機器が接続される接続口と、この接続口と前記回収タ
ンクとの間に順に少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮
器を冷媒配管で直列に接続しこの凝縮器で液化させた冷
媒を前記回収タンクに供給する冷媒回路と、前記冷媒回
路の蒸発器と接続口との間に設けられ液冷媒をガス化さ
せた後前記蒸発器に供給する気液分離器とを備え、前記
気液分離器にはさらに、所定圧力以下でガス冷媒の流路
を開く圧力弁と、前記圧力弁をバイパスするように一端
を前記気液分離器の液冷媒中に開くバイパス管と、前記
バイパス管中に設けられ、前記圧縮機の運転による両端
間の液冷媒の冷媒圧力差が前記所定圧力より大きくなる
よに設定したキャピラリーチューブとを備えたものであ
る。
収タンクに収容させる冷媒回収装置において、前記被回
収機器が接続される接続口と、この接続口と前記回収タ
ンクとの間に順に少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮
器を冷媒配管で直列に接続しこの凝縮器で液化させた冷
媒を前記回収タンクに供給する冷媒回路と、前記冷媒回
路の蒸発器と接続口との間に設けられ液冷媒をガス化さ
せた後前記蒸発器に供給する気液分離器とを備え、前記
気液分離器にはさらに、所定圧力以下でガス冷媒の流路
を開く圧力弁と、前記圧力弁をバイパスするように一端
を前記気液分離器の液冷媒中に開くバイパス管と、前記
バイパス管中に設けられ、前記圧縮機の運転による両端
間の液冷媒の冷媒圧力差が前記所定圧力より大きくなる
よに設定したキャピラリーチューブとを備えたものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、被回収機器が接続される
接続口と被回収機器の冷媒を収容する回収タンクとの間
に少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配管順
に接続して冷媒回路を構成すると共に、冷媒回路の蒸発
器と接続口との間に設けられた流量調整機構により、蒸
発器へ流す冷媒の流量を被回収機器から接続口を介して
得られる冷媒の気液混合状態に応じて自動調整するよう
にする。
接続口と被回収機器の冷媒を収容する回収タンクとの間
に少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配管順
に接続して冷媒回路を構成すると共に、冷媒回路の蒸発
器と接続口との間に設けられた流量調整機構により、蒸
発器へ流す冷媒の流量を被回収機器から接続口を介して
得られる冷媒の気液混合状態に応じて自動調整するよう
にする。
【0011】請求項2の発明では、被回収機器が接続さ
れる接続口と被回収機器の冷媒を収容する回収タンクと
の間に少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配
管順に接続して冷媒回路を構成する。そして、冷媒回路
の蒸発器と接続口との間に気液分離器を設ける一方、こ
の気液分離器の冷媒出口側に設けられて所定圧力以下で
開く圧力弁と、この圧力弁をバイパスするように一端を
気液分離器の液冷媒中に開くバイパス管中に設けられて
冷媒圧縮機の運転時に両端間の液冷媒圧力差が所定圧力
より大きくなるキャピラリーチューブとにより、蒸発器
へ流す冷媒の流量を被回収機器から接続口を介して得ら
れる冷媒の気液混合状態に応じて自動調整するようにす
る。
れる接続口と被回収機器の冷媒を収容する回収タンクと
の間に少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配
管順に接続して冷媒回路を構成する。そして、冷媒回路
の蒸発器と接続口との間に気液分離器を設ける一方、こ
の気液分離器の冷媒出口側に設けられて所定圧力以下で
開く圧力弁と、この圧力弁をバイパスするように一端を
気液分離器の液冷媒中に開くバイパス管中に設けられて
冷媒圧縮機の運転時に両端間の液冷媒圧力差が所定圧力
より大きくなるキャピラリーチューブとにより、蒸発器
へ流す冷媒の流量を被回収機器から接続口を介して得ら
れる冷媒の気液混合状態に応じて自動調整するようにす
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係る冷媒回収
装置の冷媒配管系統図である。なお、同図において、図
7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
装置の冷媒配管系統図である。なお、同図において、図
7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0014】同図において、9は冷媒回収装置であり、
この冷媒回収装置9は、主としてガス冷媒と液冷媒とを
分離する気液分離器であるアキュームレータ10と、蒸
発器3と、冷媒圧縮機5と、圧縮された冷媒を凝縮させ
る凝縮器11と、凝縮された冷媒を収容する回収タンク
である回収ボンベ12とを冷媒配管で直列に接続したも
のである。
この冷媒回収装置9は、主としてガス冷媒と液冷媒とを
分離する気液分離器であるアキュームレータ10と、蒸
発器3と、冷媒圧縮機5と、圧縮された冷媒を凝縮させ
る凝縮器11と、凝縮された冷媒を収容する回収タンク
である回収ボンベ12とを冷媒配管で直列に接続したも
のである。
【0015】なお、このアキュームレータ10は、後ほ
ど詳しく説明する圧力弁を備えた冷媒管41と、キャピ
ラリーチューブ44を備えたバイパス管43とにより被
回収機器1から接続口2を介して得られる冷媒の気液混
合状態に応じて蒸発器3へ流す冷媒の流量を自動調整す
る流量調整機構を構成するものである。
ど詳しく説明する圧力弁を備えた冷媒管41と、キャピ
ラリーチューブ44を備えたバイパス管43とにより被
回収機器1から接続口2を介して得られる冷媒の気液混
合状態に応じて蒸発器3へ流す冷媒の流量を自動調整す
る流量調整機構を構成するものである。
【0016】一方、同図において、S1,S2は被回収
機器1が接続される接続口2につながると共に電磁開閉
弁にて構成される入口弁であり、冷媒回収装置9の所定
位置に設けられた図示しない制御装置からの信号で冷媒
回収装置9の運転時に開かれ、運転終了時に閉じられ
る。13は、これら2つの入口弁S1,S2と接続口2
間の冷媒圧力、即ち被回収機器1の冷媒サイクル圧力
(以下取入口圧力という)(PI)を検出する第1圧力
検出器、14は蒸発器3に流入する冷媒の圧力(以下エ
バ前圧力という)(PE)を検出する第2圧力検出器、
15は回収ボンベ12のボンベ入口圧力(又は、後述す
るボンベ入口弁S4が開いている時はボンベ内圧力)
(PB)を検出する第3圧力検出器、16は回収ボンベ
12の重量(以下ボンベ重量という)(PO)を計量す
る重量計である。
機器1が接続される接続口2につながると共に電磁開閉
弁にて構成される入口弁であり、冷媒回収装置9の所定
位置に設けられた図示しない制御装置からの信号で冷媒
回収装置9の運転時に開かれ、運転終了時に閉じられ
る。13は、これら2つの入口弁S1,S2と接続口2
間の冷媒圧力、即ち被回収機器1の冷媒サイクル圧力
(以下取入口圧力という)(PI)を検出する第1圧力
検出器、14は蒸発器3に流入する冷媒の圧力(以下エ
バ前圧力という)(PE)を検出する第2圧力検出器、
15は回収ボンベ12のボンベ入口圧力(又は、後述す
るボンベ入口弁S4が開いている時はボンベ内圧力)
(PB)を検出する第3圧力検出器、16は回収ボンベ
12の重量(以下ボンベ重量という)(PO)を計量す
る重量計である。
【0017】また、S3は電磁開閉弁にて構成されると
共に開かれた際、冷媒圧縮機5の吸込側と吐出側との圧
力を強制的に均圧させて冷媒圧縮機5の起動を容易にす
る均圧弁、S4は凝縮器11と回収ボンベ12に設けら
れた2口バルブ17の液側バルブ18との間に設けら
れ、信号で開かれるボンベ開閉弁、S5は2口バルブ1
7のガス側バルブ19と冷媒圧縮機5との間に設けられ
ると共に、電磁開閉弁にて構成されるボンベ出口弁であ
り、冷媒回収運転中に開いて回収ボンベ12内のガス冷
媒を再圧縮して液化させる冷媒再圧縮回路を構成する。
共に開かれた際、冷媒圧縮機5の吸込側と吐出側との圧
力を強制的に均圧させて冷媒圧縮機5の起動を容易にす
る均圧弁、S4は凝縮器11と回収ボンベ12に設けら
れた2口バルブ17の液側バルブ18との間に設けら
れ、信号で開かれるボンベ開閉弁、S5は2口バルブ1
7のガス側バルブ19と冷媒圧縮機5との間に設けられ
ると共に、電磁開閉弁にて構成されるボンベ出口弁であ
り、冷媒回収運転中に開いて回収ボンベ12内のガス冷
媒を再圧縮して液化させる冷媒再圧縮回路を構成する。
【0018】さらに、20は減圧量を調整する膨張弁、
21は凝縮器11と回収ボンベ12との間に設けられた
安全弁、22はエアパージ用の手動弁、23は凝縮器1
1と回収ボンベ12との間に設けられた手動弁、24は
冷媒回路中の冷媒に含まれている汚れを除去するための
ストレーナ、25はメンテナンス用の冷媒管26に設け
られ、必要に応じてバキュームポンプにつなげられる手
動弁である。
21は凝縮器11と回収ボンベ12との間に設けられた
安全弁、22はエアパージ用の手動弁、23は凝縮器1
1と回収ボンベ12との間に設けられた手動弁、24は
冷媒回路中の冷媒に含まれている汚れを除去するための
ストレーナ、25はメンテナンス用の冷媒管26に設け
られ、必要に応じてバキュームポンプにつなげられる手
動弁である。
【0019】またさらに、27は蒸発器3と逆止弁28
との間に接続されて被回収機器1から回収された冷媒中
のオイルを分離するオイルセパレータ、29はオイルセ
パレータ27からのオイルを排出する際に開かれて回収
したオイルが冷媒回収装置9中のオイルと混じらないよ
うにする手動弁、30は冷媒圧縮機5の二次側に設けら
れ、冷媒圧縮機5の吸込側の圧力に応じて凝縮器11に
供給される冷媒圧力が常に所定圧力以上になるように調
整する圧力調整弁である。
との間に接続されて被回収機器1から回収された冷媒中
のオイルを分離するオイルセパレータ、29はオイルセ
パレータ27からのオイルを排出する際に開かれて回収
したオイルが冷媒回収装置9中のオイルと混じらないよ
うにする手動弁、30は冷媒圧縮機5の二次側に設けら
れ、冷媒圧縮機5の吸込側の圧力に応じて凝縮器11に
供給される冷媒圧力が常に所定圧力以上になるように調
整する圧力調整弁である。
【0020】また、31は冷媒圧縮機5から流出したオ
イルを冷媒から分離すると共に、このオイルをキャピラ
リーチューブにて構成された戻り管32を介して冷媒圧
縮機5に戻すためのオイルセパレータ、33は凝縮器1
1の二次側の冷媒管の圧力を検出するための圧力計、3
4は圧力計33につながる冷媒管35に設けられ、圧力
計33のメンテナンス時に閉じられる手動弁、36はレ
シーバタンク、37はフィルタドライヤーである。
イルを冷媒から分離すると共に、このオイルをキャピラ
リーチューブにて構成された戻り管32を介して冷媒圧
縮機5に戻すためのオイルセパレータ、33は凝縮器1
1の二次側の冷媒管の圧力を検出するための圧力計、3
4は圧力計33につながる冷媒管35に設けられ、圧力
計33のメンテナンス時に閉じられる手動弁、36はレ
シーバタンク、37はフィルタドライヤーである。
【0021】また、38は低圧冷媒の圧力を検出する圧
力計、39は圧力計38につながれる冷媒管40に設け
られ、圧力計39のメンテナンス時に閉じられる手動
弁、F1は蒸発器用ファン(以下内ファンという)、F
2は凝縮器用ファン(以下外ファンという)である。
力計、39は圧力計38につながれる冷媒管40に設け
られ、圧力計39のメンテナンス時に閉じられる手動
弁、F1は蒸発器用ファン(以下内ファンという)、F
2は凝縮器用ファン(以下外ファンという)である。
【0022】ところで、冷媒回収運転を開始した際、被
回収機器1から流入するガス冷媒及び液冷媒は、一旦、
接続口2と蒸発器3との間に設けられたアキュームレー
タ10を経て蒸発器3に向かうようになっている。ここ
で、このアキュームレータ10は、図2に示すように上
部に溜まったガス冷媒Gを蒸発器3に向かわせる冷媒管
41と、この冷媒管41に設けられ、所定圧力以下で開
く圧力弁である圧力調整弁42と、この圧力調整弁42
をバイパスするように一端をアキュームレータ10の液
冷媒中に開くバイパス管43とを備えており、このバイ
パス管43中に蒸発器3に向かう液冷媒の流量を調整す
るキャピラリーチューブ44が設けられている。
回収機器1から流入するガス冷媒及び液冷媒は、一旦、
接続口2と蒸発器3との間に設けられたアキュームレー
タ10を経て蒸発器3に向かうようになっている。ここ
で、このアキュームレータ10は、図2に示すように上
部に溜まったガス冷媒Gを蒸発器3に向かわせる冷媒管
41と、この冷媒管41に設けられ、所定圧力以下で開
く圧力弁である圧力調整弁42と、この圧力調整弁42
をバイパスするように一端をアキュームレータ10の液
冷媒中に開くバイパス管43とを備えており、このバイ
パス管43中に蒸発器3に向かう液冷媒の流量を調整す
るキャピラリーチューブ44が設けられている。
【0023】そして、この圧力調整弁42は、所定の設
定圧力(P1)、本実施例においては2kg/平方セン
チメートル以下で開くように設定されている。なお、こ
の圧力調整弁42の開閉動作には適宜のディファレンシ
ャルが設定されている。また、キャピラリーチューブ4
4は、冷媒圧縮機5の運転時に両端圧力(P2)が、外
周温度が5℃〜35℃の範囲において圧力調整弁42の
設定圧力(P1)よりも大きくなるような径(断面積)
に設定されている。
定圧力(P1)、本実施例においては2kg/平方セン
チメートル以下で開くように設定されている。なお、こ
の圧力調整弁42の開閉動作には適宜のディファレンシ
ャルが設定されている。また、キャピラリーチューブ4
4は、冷媒圧縮機5の運転時に両端圧力(P2)が、外
周温度が5℃〜35℃の範囲において圧力調整弁42の
設定圧力(P1)よりも大きくなるような径(断面積)
に設定されている。
【0024】ここで、このようにキャピラリーチューブ
44を設定すると、冷媒圧縮機5を運転することによっ
て生じる冷媒吸引力でアキュームレータ10内の圧力が
冷媒圧縮機5の吸い込み側に対して高くなる。そして、
この圧力によってアキュームレータ10内のガス冷媒、
液冷媒の両方が圧縮機5に吸われるが液冷媒の流路がキ
ャピラリーチューブ44で絞られているのでこのキャピ
ラリーチューブ44の両端間の圧力差が高くなり、アキ
ュームレータ10内の前記圧力も同時に高くなる。
44を設定すると、冷媒圧縮機5を運転することによっ
て生じる冷媒吸引力でアキュームレータ10内の圧力が
冷媒圧縮機5の吸い込み側に対して高くなる。そして、
この圧力によってアキュームレータ10内のガス冷媒、
液冷媒の両方が圧縮機5に吸われるが液冷媒の流路がキ
ャピラリーチューブ44で絞られているのでこのキャピ
ラリーチューブ44の両端間の圧力差が高くなり、アキ
ュームレータ10内の前記圧力も同時に高くなる。
【0025】したがって、このように2つの圧力P1,
P2を設定することにより、液冷媒Lが冷媒貯溜部10
a内に存在している間は、圧力調整弁42が閉じ、液冷
媒Lのみがキャピラリーチューブ42を経て蒸発器3に
供給される。なお、この時、キャピラリーチューブ42
の抵抗値(液冷媒の流量調整値)は、蒸発器3の冷媒気
化能力を越えないような値、本実施例においては圧力調
整弁42の設定圧力(P1)の2kg/平方センチメー
トルに対して5〜6kg/平方センチメートルになるよ
うに設定されている。
P2を設定することにより、液冷媒Lが冷媒貯溜部10
a内に存在している間は、圧力調整弁42が閉じ、液冷
媒Lのみがキャピラリーチューブ42を経て蒸発器3に
供給される。なお、この時、キャピラリーチューブ42
の抵抗値(液冷媒の流量調整値)は、蒸発器3の冷媒気
化能力を越えないような値、本実施例においては圧力調
整弁42の設定圧力(P1)の2kg/平方センチメー
トルに対して5〜6kg/平方センチメートルになるよ
うに設定されている。
【0026】一方、このようにして液冷媒Lが全て圧縮
器3に供給され、アキュームレータ10内の液冷媒Lが
なくなると、キャピラリーチューブ44内にガス冷媒が
流れるようになる。ここで、液冷媒とガス冷媒とでは同
じキャピラリーチューブ44に対し粘性が異なり、ガス
冷媒が液冷媒に対して流量が充分に多くなる。したがっ
て、キャピラリーチューブ44の両端間の圧力が小さく
なりアキュームレータ10内の圧力が低下し、設定圧力
(P1)以下になると、圧力調整弁42が開かれ、ガス
冷媒Gがキャピラリーチューブ44より充分に太い圧力
調整弁42の流路を通って蒸発器3に向かうようにな
る。なお、ガス冷媒は、この圧力調整弁42によってそ
の圧力が、2kg/平方センチメートル以下に調整され
るので蒸発器3を介して冷媒圧縮機5に多量に供給され
ても特に問題はない。
器3に供給され、アキュームレータ10内の液冷媒Lが
なくなると、キャピラリーチューブ44内にガス冷媒が
流れるようになる。ここで、液冷媒とガス冷媒とでは同
じキャピラリーチューブ44に対し粘性が異なり、ガス
冷媒が液冷媒に対して流量が充分に多くなる。したがっ
て、キャピラリーチューブ44の両端間の圧力が小さく
なりアキュームレータ10内の圧力が低下し、設定圧力
(P1)以下になると、圧力調整弁42が開かれ、ガス
冷媒Gがキャピラリーチューブ44より充分に太い圧力
調整弁42の流路を通って蒸発器3に向かうようにな
る。なお、ガス冷媒は、この圧力調整弁42によってそ
の圧力が、2kg/平方センチメートル以下に調整され
るので蒸発器3を介して冷媒圧縮機5に多量に供給され
ても特に問題はない。
【0027】このように、アキュームレータ10に流入
した液冷媒L及びガス冷媒Gのうち、まず液冷媒Lをキ
ャピラリーチューブ44にその流量を蒸発器3での冷媒
気化能力以下に調整して蒸発器3に向かわせ、次にガス
冷媒Gを冷媒管45を通過させて蒸発器3に向かわせる
ことにより、常にガス冷媒Gを圧縮器3に供給すること
ができるようになっている。そして、このように自動的
にガス冷媒Gを圧縮器3に供給できるので、操作員がサ
イトグラスを監視して三方弁を切り換える手間が省ける
だけでなく圧縮器3を損傷するということもない。
した液冷媒L及びガス冷媒Gのうち、まず液冷媒Lをキ
ャピラリーチューブ44にその流量を蒸発器3での冷媒
気化能力以下に調整して蒸発器3に向かわせ、次にガス
冷媒Gを冷媒管45を通過させて蒸発器3に向かわせる
ことにより、常にガス冷媒Gを圧縮器3に供給すること
ができるようになっている。そして、このように自動的
にガス冷媒Gを圧縮器3に供給できるので、操作員がサ
イトグラスを監視して三方弁を切り換える手間が省ける
だけでなく圧縮器3を損傷するということもない。
【0028】ところで、このような構成の冷媒回収装置
9を制御する制御装置は、図3に示す表のようなスイッ
チ部50及びセンサー部51からの各種信号に応じて制
御機器52の駆動制御及び表示系53の点灯制御を行う
ようになっている。そして、この制御装置からの信号に
より表示系53の電源(PW)表示は電源(POWE
R)スイッチがONとなるとONとなり、運転(RN)
表示は回収開始(START)スイッチがONとなると
ONとなるようになっている。
9を制御する制御装置は、図3に示す表のようなスイッ
チ部50及びセンサー部51からの各種信号に応じて制
御機器52の駆動制御及び表示系53の点灯制御を行う
ようになっている。そして、この制御装置からの信号に
より表示系53の電源(PW)表示は電源(POWE
R)スイッチがONとなるとONとなり、運転(RN)
表示は回収開始(START)スイッチがONとなると
ONとなるようになっている。
【0029】また、ガス欠(GS)表示は第1圧力検出
器13により検出される取入口圧力(PI)が被回収装
置1に冷媒が存在しないか、または被回収装置1と冷媒
回収装置9との間で冷媒が漏れている等の理由により、
例えば2kg/平方センチメートル(以下第1圧力とい
う)よりも高くならない場合にONとなるようになって
いる。
器13により検出される取入口圧力(PI)が被回収装
置1に冷媒が存在しないか、または被回収装置1と冷媒
回収装置9との間で冷媒が漏れている等の理由により、
例えば2kg/平方センチメートル(以下第1圧力とい
う)よりも高くならない場合にONとなるようになって
いる。
【0030】なお、このガス欠(GS)表示はリセット
(RESET)スイッチがONとなるとOFFとなるよ
うになっているが、取入口圧力(PI)が第1圧力より
も高くならない限り再度ONとなるようになっているの
で、このガス欠(GS)表示がONとなった場合には冷
媒回収装置9に冷媒が回収されていない他の被回収装置
1を接続するか、被回収装置1との接続を確実にするよ
うにして取入口圧力(PI)を上昇させるようにする。
(RESET)スイッチがONとなるとOFFとなるよ
うになっているが、取入口圧力(PI)が第1圧力より
も高くならない限り再度ONとなるようになっているの
で、このガス欠(GS)表示がONとなった場合には冷
媒回収装置9に冷媒が回収されていない他の被回収装置
1を接続するか、被回収装置1との接続を確実にするよ
うにして取入口圧力(PI)を上昇させるようにする。
【0031】また、点検(CK)表示は、第2圧力検出
器14により検出されるエバ前圧力(PE)が冷媒圧縮
機5の異常等により冷媒圧縮機5が起動されてから、例
えば15分経過しても、0.5kg/平方センチメート
ル(以下第2圧力という)以下とならない場合にONと
なるようになっている。なお、この点検(CK)表示は
リセット(RESET)スイッチがONとなるとOFF
となるようになっているが、冷媒圧縮機5に異常等があ
る限り再度ONとなるので、この点検(CK)表示がO
Nとなった場合には冷媒圧縮機5の点検等を行って起動
後15分以内でエバ前圧力(PE)が第2圧力以下とな
るようにする。
器14により検出されるエバ前圧力(PE)が冷媒圧縮
機5の異常等により冷媒圧縮機5が起動されてから、例
えば15分経過しても、0.5kg/平方センチメート
ル(以下第2圧力という)以下とならない場合にONと
なるようになっている。なお、この点検(CK)表示は
リセット(RESET)スイッチがONとなるとOFF
となるようになっているが、冷媒圧縮機5に異常等があ
る限り再度ONとなるので、この点検(CK)表示がO
Nとなった場合には冷媒圧縮機5の点検等を行って起動
後15分以内でエバ前圧力(PE)が第2圧力以下とな
るようにする。
【0032】また、高圧(HP)表示は、第3圧力検出
器15により検出されるボンベ入口圧力(PB)が、冷
媒管の詰まり等の理由で例えば15kg/平方センチメ
ートル以上(以下第3圧力という)となる場合にONと
なるようになっている。なお、この高圧(HP)表示は
リセット(RESET)スイッチがONとなるとOFF
となるようになっているが、ボンベ入口圧力(PB)が
第3圧力よりも低くならない限り再度ONとなるように
なっているので、この高圧(HP)表示がONとなった
場合には、冷媒管の清掃等を行って詰まりをなくすよう
にしてボンベ入口圧力(PB)を下げるようにする。
器15により検出されるボンベ入口圧力(PB)が、冷
媒管の詰まり等の理由で例えば15kg/平方センチメ
ートル以上(以下第3圧力という)となる場合にONと
なるようになっている。なお、この高圧(HP)表示は
リセット(RESET)スイッチがONとなるとOFF
となるようになっているが、ボンベ入口圧力(PB)が
第3圧力よりも低くならない限り再度ONとなるように
なっているので、この高圧(HP)表示がONとなった
場合には、冷媒管の清掃等を行って詰まりをなくすよう
にしてボンベ入口圧力(PB)を下げるようにする。
【0033】また、低圧(LP)表示は、回収開始(S
TART)スイッチがONとなった後、第1圧力検出器
13により検出される取入口圧力(PI)が、被回収装
置1と冷媒回収装置9との間で冷媒が漏れている等の理
由により、例えば0kg/平方センチメートル(以下第
4圧力という)以下となる場合にONとなるようになっ
ている。
TART)スイッチがONとなった後、第1圧力検出器
13により検出される取入口圧力(PI)が、被回収装
置1と冷媒回収装置9との間で冷媒が漏れている等の理
由により、例えば0kg/平方センチメートル(以下第
4圧力という)以下となる場合にONとなるようになっ
ている。
【0034】なお、この低圧(LP)表示はリセット
(RESET)スイッチがONとなるとOFFとなるよ
うになっているが、取入口圧力(PI)が第4圧力より
も高くならない限り再度ONとなるようになっているの
で、この低圧(LP)表示がONとなった場合には、被
回収装置1との接続を確実にするようにして取入口圧力
(PI)を上げるようにする。
(RESET)スイッチがONとなるとOFFとなるよ
うになっているが、取入口圧力(PI)が第4圧力より
も高くならない限り再度ONとなるようになっているの
で、この低圧(LP)表示がONとなった場合には、被
回収装置1との接続を確実にするようにして取入口圧力
(PI)を上げるようにする。
【0035】また、満タン(FL)表示は重量計16か
らの信号によりボンベ重量(BO)が例えば満タンを示
す32kg以上であると制御装置が判断した場合にON
となるようになっている。なお、この満タン(FL)表
示は、リセット(RESET)スイッチがONとなると
OFFとなるようになっているが、回収ボンベ12を交
換しない限り再度ONとなるようになっているので、満
タン(FL)表示がONとなった場合には回収ボンベ1
2を交換するようにする。
らの信号によりボンベ重量(BO)が例えば満タンを示
す32kg以上であると制御装置が判断した場合にON
となるようになっている。なお、この満タン(FL)表
示は、リセット(RESET)スイッチがONとなると
OFFとなるようになっているが、回収ボンベ12を交
換しない限り再度ONとなるようになっているので、満
タン(FL)表示がONとなった場合には回収ボンベ1
2を交換するようにする。
【0036】一方、スイッチ部50のスイッチの種類と
しては、電源(POWER)スイッチ、回収開始(ST
ART)スイッチ、リセット(RESET)スイッチの
他に、冷媒回収装置9を緊急停止させるための緊急停止
(EMG)スイッチがある。
しては、電源(POWER)スイッチ、回収開始(ST
ART)スイッチ、リセット(RESET)スイッチの
他に、冷媒回収装置9を緊急停止させるための緊急停止
(EMG)スイッチがある。
【0037】また、センサー部51のセンサーの種類と
しては第1圧力検出器13、第2圧力検出器14、第3
圧力検出器15、重量計16の他に回収開始スイッチ
(START)がONとされた際、ボンベ出口弁S5を
開いてから5秒経過した後にボンベ入口弁S4を開かせ
るための第1タイマーT1と、冷媒回収装置9を3分間
運転するための第2タイマーT2と、冷媒圧縮機5の異
常を検出するためエバ前圧力(PE)が第2圧力以下と
ならない場合でも15分間冷媒圧縮機5を駆動させるた
めの第3タイマーT3と、冷媒回収運転終了後、蒸発す
る未回収冷媒の圧力の検出を開始させるための第4タイ
マーT4とがある。
しては第1圧力検出器13、第2圧力検出器14、第3
圧力検出器15、重量計16の他に回収開始スイッチ
(START)がONとされた際、ボンベ出口弁S5を
開いてから5秒経過した後にボンベ入口弁S4を開かせ
るための第1タイマーT1と、冷媒回収装置9を3分間
運転するための第2タイマーT2と、冷媒圧縮機5の異
常を検出するためエバ前圧力(PE)が第2圧力以下と
ならない場合でも15分間冷媒圧縮機5を駆動させるた
めの第3タイマーT3と、冷媒回収運転終了後、蒸発す
る未回収冷媒の圧力の検出を開始させるための第4タイ
マーT4とがある。
【0038】ここで、この第4タイマーT4は、3分間
の冷媒回収運転が終了して冷媒圧縮機5を停止した後、
所定時間、本実施例においては、30秒が経過した後、
第1圧力検出器13により取入口圧力(PI)を検出さ
せるためのものである。そして、制御装置は、この時の
取入口圧力(PI)が、例えば0.3kg/平方センチ
メートル(以下第5圧力という)以上であればオイルに
含まれている残留ガス冷媒が多量にあると判断して再び
3分間の冷媒回収運転を開始するようにしている。
の冷媒回収運転が終了して冷媒圧縮機5を停止した後、
所定時間、本実施例においては、30秒が経過した後、
第1圧力検出器13により取入口圧力(PI)を検出さ
せるためのものである。そして、制御装置は、この時の
取入口圧力(PI)が、例えば0.3kg/平方センチ
メートル(以下第5圧力という)以上であればオイルに
含まれている残留ガス冷媒が多量にあると判断して再び
3分間の冷媒回収運転を開始するようにしている。
【0039】さらに、このようにして再度冷媒回収を行
っても、30秒経過した後の取入口圧力(PI)が第5
圧力以上の時は、取入口圧力(PI)が第5圧力以下と
なるまで冷媒回収運転を繰り返し行う。なお、このよう
にして冷媒回収運転を繰り返し行って取入口圧力(P
I)が第5圧力以下となると、制御装置は冷媒の回収が
終了したと判断して第1,第2,第3,第4タイマT
1,T2,T3,T4をリセットすると共に、運転(R
N)表示をOFFとして、次の冷媒回収運転に備えるよ
うにしている。
っても、30秒経過した後の取入口圧力(PI)が第5
圧力以上の時は、取入口圧力(PI)が第5圧力以下と
なるまで冷媒回収運転を繰り返し行う。なお、このよう
にして冷媒回収運転を繰り返し行って取入口圧力(P
I)が第5圧力以下となると、制御装置は冷媒の回収が
終了したと判断して第1,第2,第3,第4タイマT
1,T2,T3,T4をリセットすると共に、運転(R
N)表示をOFFとして、次の冷媒回収運転に備えるよ
うにしている。
【0040】次に、このように構成された冷媒回収装置
の冷媒回収運転制御について図4〜図6に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
の冷媒回収運転制御について図4〜図6に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
【0041】図4に示すフローチャートに示すように電
源(POWER)スイッチがONとされると、制御装置
は電源(PW)表示をONとする(処理60)一方、ま
ず均圧弁S3及び外ファンF2をONとすると共に他の
制御器機及びセンサー(図2参照)をオフとし(処理6
1)、次に第1圧力検出器13からの圧力信号により取
入口圧力(PI)が、第1圧力以上となっているか否か
を判断し(判断62)、取入口圧力(PI)が第1圧力
以下の時は(判断62のN)、ガス欠(GS)表示をO
Nとする(処理63)。
源(POWER)スイッチがONとされると、制御装置
は電源(PW)表示をONとする(処理60)一方、ま
ず均圧弁S3及び外ファンF2をONとすると共に他の
制御器機及びセンサー(図2参照)をオフとし(処理6
1)、次に第1圧力検出器13からの圧力信号により取
入口圧力(PI)が、第1圧力以上となっているか否か
を判断し(判断62)、取入口圧力(PI)が第1圧力
以下の時は(判断62のN)、ガス欠(GS)表示をO
Nとする(処理63)。
【0042】ここで、このようにガス欠(GS)表示が
ONとなった場合にはリセット(RESET)スイッチ
をONとすると(判断64のY)、ガス欠(GS)表示
は消えるが、取入口圧力(PI)が第1圧力以下の状態
のままでは(判断62のN)、再びONするようになる
ので、この場合は回収装置9に冷媒が回収されていない
他の被回収装置1を接続するか、被回収装置1との接続
を確実にすることにより取入口圧力(PI)を第1圧力
以上とする。
ONとなった場合にはリセット(RESET)スイッチ
をONとすると(判断64のY)、ガス欠(GS)表示
は消えるが、取入口圧力(PI)が第1圧力以下の状態
のままでは(判断62のN)、再びONするようになる
ので、この場合は回収装置9に冷媒が回収されていない
他の被回収装置1を接続するか、被回収装置1との接続
を確実にすることにより取入口圧力(PI)を第1圧力
以上とする。
【0043】一方、取入口圧力(PI)が第1圧力以上
の時は(判断62のY)、次に第3圧力検出器15から
の圧力信号によりボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
下となっているか否かを判断し(判断65)、冷媒管の
詰まり等の理由でボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
上となっている時は(判断65のY)、高圧(HP)表
示をONとする(処理66)。
の時は(判断62のY)、次に第3圧力検出器15から
の圧力信号によりボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
下となっているか否かを判断し(判断65)、冷媒管の
詰まり等の理由でボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
上となっている時は(判断65のY)、高圧(HP)表
示をONとする(処理66)。
【0044】ここで、このように高圧(HP)表示がO
Nとなった場合にはリセット(RESET)スイッチを
ONとすると(判断64のY)、ガス欠(GS)表示は
消えるが、取入口圧力(PI)が第1圧力以下の状態の
ままでは(判断62のN)、再びONするようになるの
で、この場合は回収装置9に冷媒が回収されていない他
の被回収装置1を接続するか、被回収装置1との接続を
確実にすることにより取入口圧力(PI)を第1圧力以
上とする。
Nとなった場合にはリセット(RESET)スイッチを
ONとすると(判断64のY)、ガス欠(GS)表示は
消えるが、取入口圧力(PI)が第1圧力以下の状態の
ままでは(判断62のN)、再びONするようになるの
で、この場合は回収装置9に冷媒が回収されていない他
の被回収装置1を接続するか、被回収装置1との接続を
確実にすることにより取入口圧力(PI)を第1圧力以
上とする。
【0045】一方、取入口圧力(PI)が第1圧力以上
の時は(判断62のY)、次に第3圧力検出器15から
の圧力信号によりボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
下となっているか否かを判断し(判断65)、冷媒管の
詰まり等の理由でボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
上となっている時は(判断65のY)、高圧(HP)表
示をONとする(処理66)。
の時は(判断62のY)、次に第3圧力検出器15から
の圧力信号によりボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
下となっているか否かを判断し(判断65)、冷媒管の
詰まり等の理由でボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以
上となっている時は(判断65のY)、高圧(HP)表
示をONとする(処理66)。
【0046】ここで、このように高圧(HP)表示がO
Nとなった場合にはリセット(RESET)スイッチを
ONとすると(判断67のY)、高圧(HP)表示は消
えるが、ボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以上の状態
が続くと(判断65のY)、再びONするようになるの
で、この場合は清掃等により冷媒管の詰まり等をなくす
ようにしてボンベ入口圧力(PB)を第3圧力以下とす
る。
Nとなった場合にはリセット(RESET)スイッチを
ONとすると(判断67のY)、高圧(HP)表示は消
えるが、ボンベ入口圧力(PB)が第3圧力以上の状態
が続くと(判断65のY)、再びONするようになるの
で、この場合は清掃等により冷媒管の詰まり等をなくす
ようにしてボンベ入口圧力(PB)を第3圧力以下とす
る。
【0047】また、ボンベ入口圧力(PB)が第3圧力
以下の時は(判断65のN)、次に重量計16からの信
号によりボンベ重量(BO)が32kg以下であるか否
かを判断し(判断68)、回収ボンベ12が32kg以
上で満タンである時は(判断68のN)、満タン(F
L)表示をONとする(処理69)。
以下の時は(判断65のN)、次に重量計16からの信
号によりボンベ重量(BO)が32kg以下であるか否
かを判断し(判断68)、回収ボンベ12が32kg以
上で満タンである時は(判断68のN)、満タン(F
L)表示をONとする(処理69)。
【0048】ここで、このように満タン(FL)表示が
ONとなった場合にはリセット(RESET)スイッチ
をONとすると(判断70のY)、満タン(FL)表示
は消えるが、回収ボンベ12が交換されるまでは再びO
Nするようになるので、この場合は回収ボンベ12を交
換するようにする。
ONとなった場合にはリセット(RESET)スイッチ
をONとすると(判断70のY)、満タン(FL)表示
は消えるが、回収ボンベ12が交換されるまでは再びO
Nするようになるので、この場合は回収ボンベ12を交
換するようにする。
【0049】そして、この状態で、図5に示すフローチ
ャートのように回収開始(START)スイッチがON
とされると、制御装置15は運転(RN)表示をONと
する(処理71)一方、取入口圧力(PI)及びボンベ
入口圧力(PB)の異常、満タンを示す各フラグ(G
S,HP,FL,LP)の他に、点検中を示すフラグ
(CK)がOFFとなっているか否かを判断する(判断
72)。
ャートのように回収開始(START)スイッチがON
とされると、制御装置15は運転(RN)表示をONと
する(処理71)一方、取入口圧力(PI)及びボンベ
入口圧力(PB)の異常、満タンを示す各フラグ(G
S,HP,FL,LP)の他に、点検中を示すフラグ
(CK)がOFFとなっているか否かを判断する(判断
72)。
【0050】そして、通常はこれらのフラグ(GS,H
P,FL,LP,CK)はOFFとなっているので(判
断72のY)、均圧弁S3及びボンベ入口弁S4のみを
OFFとすると共にその他のセンサ及び制御器機をON
とする(処理73)。これにより、第1タイマーT1が
作動し、この第1タイマーT1により5秒が経過するま
では(判断74のY)、この状態が続く。
P,FL,LP,CK)はOFFとなっているので(判
断72のY)、均圧弁S3及びボンベ入口弁S4のみを
OFFとすると共にその他のセンサ及び制御器機をON
とする(処理73)。これにより、第1タイマーT1が
作動し、この第1タイマーT1により5秒が経過するま
では(判断74のY)、この状態が続く。
【0051】ここで、このように均圧弁S3及びボンベ
入口弁S4を除いて全てのセンサ及び制御器機をONと
することにより、ボンベ出口弁S5が開放されると共に
冷媒圧縮機5が起動され、回収ボンベ12内のガス冷媒
が冷媒圧縮機5側に吸い出されて回収ボンベ12内の圧
力が下がるようになる。
入口弁S4を除いて全てのセンサ及び制御器機をONと
することにより、ボンベ出口弁S5が開放されると共に
冷媒圧縮機5が起動され、回収ボンベ12内のガス冷媒
が冷媒圧縮機5側に吸い出されて回収ボンベ12内の圧
力が下がるようになる。
【0052】ところで、冷媒圧縮機5が起動されると、
その冷媒吸引力によりアキュームレータ10内の圧力が
高くなってアキュームレータ10内のガス冷媒、液冷媒
の両方が吸われるが流路の違いからキャピラリーチュー
ブ44のある流路側の圧力が高くなり、液冷媒Lのみが
キャピラリーチューブ42を経て蒸発器3に供給され
る。
その冷媒吸引力によりアキュームレータ10内の圧力が
高くなってアキュームレータ10内のガス冷媒、液冷媒
の両方が吸われるが流路の違いからキャピラリーチュー
ブ44のある流路側の圧力が高くなり、液冷媒Lのみが
キャピラリーチューブ42を経て蒸発器3に供給され
る。
【0053】また、液冷媒Lが全て圧縮器3に供給さ
れ、冷媒貯溜部10a内の液冷媒Lがなくなるとキャピ
ラリーチューブ44をガス冷媒が流れるようになり、こ
れによりアキュームレータ10内の圧力が低下して設定
圧力(P1)以下になると、圧力調整弁42が開かれ、
ガス冷媒Gが圧力調整弁42の流路を通って蒸発器3に
向かうようになる。
れ、冷媒貯溜部10a内の液冷媒Lがなくなるとキャピ
ラリーチューブ44をガス冷媒が流れるようになり、こ
れによりアキュームレータ10内の圧力が低下して設定
圧力(P1)以下になると、圧力調整弁42が開かれ、
ガス冷媒Gが圧力調整弁42の流路を通って蒸発器3に
向かうようになる。
【0054】そして、このようにアキュームレータ10
に流入した液冷媒L及びガス冷媒Gのうち、まず液冷媒
Lをキャピラリーチューブ44にその流量を蒸発器3で
の冷媒気化能力以下に調整して蒸発器3に向かわせ、次
にガス冷媒Gを冷媒管45を通過させて蒸発器3に向か
わせることにより、常にガス冷媒Gが冷媒圧縮機5に供
給されるようになる。
に流入した液冷媒L及びガス冷媒Gのうち、まず液冷媒
Lをキャピラリーチューブ44にその流量を蒸発器3で
の冷媒気化能力以下に調整して蒸発器3に向かわせ、次
にガス冷媒Gを冷媒管45を通過させて蒸発器3に向か
わせることにより、常にガス冷媒Gが冷媒圧縮機5に供
給されるようになる。
【0055】一方、5秒が経過すると(判断74の
Y)、図6に示すフローチャートのようにボンベ入口弁
S4が開かれ(処理75)、液冷媒の回収ボンベ12内
への収納が開始される。これに伴い、制御装置15は第
1圧力検出器13からの圧力信号により取入口圧力(P
I)が第4圧力以下となっているか否かを検出し(判断
76)、取入口圧力(PI)が第4圧力以下の時は(判
断76のY)、低圧(LP)表示をONとする(処理7
7)。
Y)、図6に示すフローチャートのようにボンベ入口弁
S4が開かれ(処理75)、液冷媒の回収ボンベ12内
への収納が開始される。これに伴い、制御装置15は第
1圧力検出器13からの圧力信号により取入口圧力(P
I)が第4圧力以下となっているか否かを検出し(判断
76)、取入口圧力(PI)が第4圧力以下の時は(判
断76のY)、低圧(LP)表示をONとする(処理7
7)。
【0056】さらに、図4のフローチャートに示すよう
に第1,第2,第3,第4タイマT1,T2,T3,T
4のRESET(処理95)、運転(RN)表示のOF
F(処理96)を行った後、再度均圧弁S3及び外ファ
ンF2をONとすると共に他の制御器機をOFFとする
(処理61)。なお、この場合には、既述したように被
回収装置1との接続を確実にするようにして冷媒漏れを
なくようにする。
に第1,第2,第3,第4タイマT1,T2,T3,T
4のRESET(処理95)、運転(RN)表示のOF
F(処理96)を行った後、再度均圧弁S3及び外ファ
ンF2をONとすると共に他の制御器機をOFFとする
(処理61)。なお、この場合には、既述したように被
回収装置1との接続を確実にするようにして冷媒漏れを
なくようにする。
【0057】一方、取入口圧力(PI)が第4圧力を越
えている時は(判断76のN)、次に重量計16からの
信号によりボンベ重量(BO)が32kg以下であるか
否かを判断し(判断78)、回収運転により回収ボンベ
12が満タンである32kgとなった時は(判断78の
Y)、満タン(FL)表示をONとする(処理79)。
さらに、第1,第2,第3,第4タイマT1,T2,T
3,T4のRESET(処理95)、運転(RN)表示
のOFF(処理96)を行った後、再び均圧弁S3及び
外ファンF2をONとすると共に他の制御器機をOFF
とする(処理61)。なお、この場合には、既述したよ
うに回収ボンベ12を交換する。
えている時は(判断76のN)、次に重量計16からの
信号によりボンベ重量(BO)が32kg以下であるか
否かを判断し(判断78)、回収運転により回収ボンベ
12が満タンである32kgとなった時は(判断78の
Y)、満タン(FL)表示をONとする(処理79)。
さらに、第1,第2,第3,第4タイマT1,T2,T
3,T4のRESET(処理95)、運転(RN)表示
のOFF(処理96)を行った後、再び均圧弁S3及び
外ファンF2をONとすると共に他の制御器機をOFF
とする(処理61)。なお、この場合には、既述したよ
うに回収ボンベ12を交換する。
【0058】また、ボンベ重量(BO)が32kg以下
の時は(判断78のY)、第2圧力検出器14からの圧
力信号によりエバ前圧力(PE)が、通常冷媒圧縮機5
が正常に駆動されていることを示す第2圧力以下となっ
ているか否かを判断する(判断80)。そして、冷媒圧
縮機5が正常な場合にはエバ前圧力(PE)は第2圧力
以下となるので、このようにエバ前圧力(PE)が第2
圧力以下となると(判断80のY)、次に第2タイマT
2をONとする(処理81)。
の時は(判断78のY)、第2圧力検出器14からの圧
力信号によりエバ前圧力(PE)が、通常冷媒圧縮機5
が正常に駆動されていることを示す第2圧力以下となっ
ているか否かを判断する(判断80)。そして、冷媒圧
縮機5が正常な場合にはエバ前圧力(PE)は第2圧力
以下となるので、このようにエバ前圧力(PE)が第2
圧力以下となると(判断80のY)、次に第2タイマT
2をONとする(処理81)。
【0059】そして、3分が経過するまでは(判断82
のN)冷媒回収運転を行うと共に、取入口圧力(P
I)、ボンベ重量(BO)及びエバ前圧力(PE)の監
視を行い異常があれば直ちに第1,第2,第3,第4タ
イマT1,T2,T3,T4のRESET(処理9
5)、運転(RN)表示のOFF(処理96)を行った
後、均圧弁S3及び外ファンF2をONとすると共に他
の制御器機をOFFとする(処理61)。なお、この場
合には既述したように冷媒漏れをなくしたり、回収ボン
ベ12を交換する等の処置を行うようにする。
のN)冷媒回収運転を行うと共に、取入口圧力(P
I)、ボンベ重量(BO)及びエバ前圧力(PE)の監
視を行い異常があれば直ちに第1,第2,第3,第4タ
イマT1,T2,T3,T4のRESET(処理9
5)、運転(RN)表示のOFF(処理96)を行った
後、均圧弁S3及び外ファンF2をONとすると共に他
の制御器機をOFFとする(処理61)。なお、この場
合には既述したように冷媒漏れをなくしたり、回収ボン
ベ12を交換する等の処置を行うようにする。
【0060】一方、これらの異常が生じることなく3分
が経過すると(判断82のY)、制御装置15は均圧弁
S3及び外ファンF2をONとし他のセンサーや制御器
機をOFFとすると共に(処理83)、第4タイマT4
をONとし(処理84)、30秒経過した後に取入口圧
力(PI)が、第5圧力以下となっているか否かを判断
する(判断85)。
が経過すると(判断82のY)、制御装置15は均圧弁
S3及び外ファンF2をONとし他のセンサーや制御器
機をOFFとすると共に(処理83)、第4タイマT4
をONとし(処理84)、30秒経過した後に取入口圧
力(PI)が、第5圧力以下となっているか否かを判断
する(判断85)。
【0061】ここで、取入口圧力(PI)が第5圧力以
上の時は(判断85のY)、第1,第2,第3,第4タ
イマをRESET(処理86)すると共に、図4,5の
フローチャートに示すように再び冷媒回収運転を行う。
上の時は(判断85のY)、第1,第2,第3,第4タ
イマをRESET(処理86)すると共に、図4,5の
フローチャートに示すように再び冷媒回収運転を行う。
【0062】そして、このようにして3分間の冷媒回収
運転を再度行い、30秒経過した後に取入口圧力(P
I)を検出し(判断85)、取入口圧力(PI)が第5
圧力以上の時は(判断85のY)、再び冷媒回収を行
う。そして、このように冷媒回収運転を繰り返すと、や
がて取入口圧力(PI)が第5圧力以下となり、このよ
うに取入口圧力(PI)が第5圧力以下となると(判断
85のN)、冷媒の回収が終了したと判断して図4のフ
ローチャートに示すように第1,第2,第3,第4タイ
マをRESET(処理86)すると共に、運転(RN)
表示のOFF(処理96)を行い、次の冷媒回収運転に
備える。
運転を再度行い、30秒経過した後に取入口圧力(P
I)を検出し(判断85)、取入口圧力(PI)が第5
圧力以上の時は(判断85のY)、再び冷媒回収を行
う。そして、このように冷媒回収運転を繰り返すと、や
がて取入口圧力(PI)が第5圧力以下となり、このよ
うに取入口圧力(PI)が第5圧力以下となると(判断
85のN)、冷媒の回収が終了したと判断して図4のフ
ローチャートに示すように第1,第2,第3,第4タイ
マをRESET(処理86)すると共に、運転(RN)
表示のOFF(処理96)を行い、次の冷媒回収運転に
備える。
【0063】ところで、冷媒圧縮機5に異常があると、
エバ前圧力(PE)は第2圧力以下とならず(判断80
のN)、この状態が15分が経過するまでは(判断86
1のN)制御装置15は冷媒回収運転を続けるが、15
分が経過した場合には(判断861のY)、点検(C
K)表示をONとする(処理87)。そして、第1,第
2,第3,第4タイマT1,T2,T3,T4のRES
ET(処理95)、運転(RN)表示のOFF(処理9
6)を行った後、均圧弁S3及び外ファンF2をONと
すると共に他の制御器機をOFFとする(処理61)。
エバ前圧力(PE)は第2圧力以下とならず(判断80
のN)、この状態が15分が経過するまでは(判断86
1のN)制御装置15は冷媒回収運転を続けるが、15
分が経過した場合には(判断861のY)、点検(C
K)表示をONとする(処理87)。そして、第1,第
2,第3,第4タイマT1,T2,T3,T4のRES
ET(処理95)、運転(RN)表示のOFF(処理9
6)を行った後、均圧弁S3及び外ファンF2をONと
すると共に他の制御器機をOFFとする(処理61)。
【0064】なお、この場合には、既述したように冷媒
圧縮機5の点検を行って駆動後15分以内でエバ前圧力
(PE)が第2圧力以下となるようにする。また、この
ように冷媒圧縮機5の点検を行った後、リセット(RE
SET)スイッチをONとすることにより(処理8
8)、点検(CK)表示をOFFとし(処理89)、点
検中を示すフラグ(CK)をOFFとする。
圧縮機5の点検を行って駆動後15分以内でエバ前圧力
(PE)が第2圧力以下となるようにする。また、この
ように冷媒圧縮機5の点検を行った後、リセット(RE
SET)スイッチをONとすることにより(処理8
8)、点検(CK)表示をOFFとし(処理89)、点
検中を示すフラグ(CK)をOFFとする。
【0065】このように、3分間の冷媒回収運転を行っ
た後、30秒経過した後に取入口圧力(PI)を検出
し、取入口圧力(PI)が第5圧力以上の時は、取入口
圧力(PI)が第5圧力以下となるまで冷媒回収運転を
繰り返し行うことにより、オイルに含まれている残留ガ
ス冷媒も確実に回収することができる。
た後、30秒経過した後に取入口圧力(PI)を検出
し、取入口圧力(PI)が第5圧力以上の時は、取入口
圧力(PI)が第5圧力以下となるまで冷媒回収運転を
繰り返し行うことにより、オイルに含まれている残留ガ
ス冷媒も確実に回収することができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被回収機
器と蒸発器との間に設けた気液分離器にてまず冷媒の蒸
発器への供給量を蒸発器の気化能力以下に規制し、液冷
媒が無くなった後は冷媒を規制することなしに蒸発器に
向かわせることにより、冷媒圧縮機には常にガス冷媒を
供給することができ、これによりサイトグラスを監視す
ることなく常にガス冷媒のみを自動的に冷媒圧縮機に供
給することができる。
器と蒸発器との間に設けた気液分離器にてまず冷媒の蒸
発器への供給量を蒸発器の気化能力以下に規制し、液冷
媒が無くなった後は冷媒を規制することなしに蒸発器に
向かわせることにより、冷媒圧縮機には常にガス冷媒を
供給することができ、これによりサイトグラスを監視す
ることなく常にガス冷媒のみを自動的に冷媒圧縮機に供
給することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る冷媒回収装置の冷媒配
管系統図。
管系統図。
【図2】上記冷媒回収装置に設けられた流量調整機構の
構造を示す図。
構造を示す図。
【図3】上記冷媒回収装置の制御装置に接続される入出
力装置を示す表。
力装置を示す表。
【図4】上記冷媒回収装置の冷媒回収運転制御の一部を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図5】上記冷媒回収装置の冷媒回収運転制御の他の一
部を示すフローチャート。
部を示すフローチャート。
【図6】上記冷媒回収装置の冷媒回収運転制御のその他
の一部を示すフローチャート。
の一部を示すフローチャート。
【図7】従来の冷媒回収装置の冷媒配管系統図。
1 被回収機器 2 接続口 3 蒸発器 4,44 キャピラリ管 5 冷媒圧縮機 6,41 冷媒管 9 冷媒回収装置 10 アキュームレータ 11 凝縮器 12 回収ボンベ 42 圧力調整弁 43 バイパス管 G ガス冷媒 L 液冷媒
Claims (2)
- 【請求項1】 被回収機器の冷媒を回収タンクに収容さ
せる冷媒回収装置において、前記被回収機器が接続され
る接続口と、この接続口と前記回収タンクとの間に順に
少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配管で直
列に接続しこの凝縮器で液化させた冷媒を前記回収タン
クに供給する冷媒回路と、前記冷媒回路の蒸発器と接続
口との間に設けられ、前記被回収機器から接続口を介し
て得られる冷媒の気液混合状態に応じて前記蒸発器へ流
す冷媒の流量を自動調整する流量調整機構とを備えたこ
と特徴とする冷媒回収装置。 - 【請求項2】 被回収機器の冷媒を回収タンクに収容さ
せる冷媒回収装置において、前記被回収機器が接続され
る接続口と、この接続口と前記回収タンクとの間に順に
少なくとも蒸発器、冷媒圧縮機、凝縮器を冷媒配管で直
列に接続しこの凝縮器で液化させた冷媒を前記回収タン
クに供給する冷媒回路と、前記冷媒回路の蒸発器と接続
口との間に設けられ液冷媒をガス化させた後前記蒸発器
に供給する気液分離器とを備え、前記気液分離器にはさ
らに、所定圧力以下でガス冷媒の流路を開く圧力弁と、
前記圧力弁をバイパスするように一端を前記気液分離器
の液冷媒中に開くバイパス管と、前記バイパス管中に設
けられ、前記圧縮機の運転による両端間の液冷媒の冷媒
圧力差が前記所定圧力より大きくなるよに設定したキャ
ピラリーチューブとを備えたことを特徴とする冷媒回収
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP989295A JPH08200896A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 冷媒回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP989295A JPH08200896A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 冷媒回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200896A true JPH08200896A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11732791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP989295A Pending JPH08200896A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 冷媒回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08200896A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170707A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 可燃性冷媒処理装置 |
JP2021173480A (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-01 | ダイキン工業株式会社 | 空調管理システム及び冷媒回収管理装置 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP989295A patent/JPH08200896A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170707A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 可燃性冷媒処理装置 |
JP4699196B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2011-06-08 | パナソニック株式会社 | 可燃性冷媒処理装置 |
JP2021173480A (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-01 | ダイキン工業株式会社 | 空調管理システム及び冷媒回収管理装置 |
WO2021220651A1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | ダイキン工業株式会社 | 空調管理システム及び冷媒回収管理装置 |
US12066227B2 (en) | 2020-04-27 | 2024-08-20 | Daikin Industries, Ltd. | Air-conditioning management system and refrigerant recovery management apparatus |
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