JP4052478B2 - 空気調和システムの冷凍機油分離回収システムおよび洗浄方法 - Google Patents
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Description
この場合、最近ではオゾン層破壊等の環境問題から、冷媒がHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)系の例えばR22からHFC(ハイドロフルオロカーボン)系の例えばR407CやR410Aに変更されることが多い。このように、冷媒が変わると、使用される冷凍機油が異なることから、異種冷凍機油が混合することによって発生する種々の悪影響を防止するため、旧冷凍機油を洗浄して除去する必要がある。
この更新する空気調和システムの冷媒により洗浄するものとして、特許文献1に示すように室外機に洗浄された旧冷凍機油を回収する機構を内蔵するもの、あるいは特許文献2に示すような回収タンクを室外機と別個に構成したものがある。
また、特許文献2に示すものは、室外機と室内機とを接続する冷媒配管の途中に回収タンクを設けるものであるが、回収される旧冷凍機油に新冷媒が混入しないようにするために、室内機側に分流コントローラを設けて複雑な運転制御を行う必要がある。このため、装置が複雑で、コストが高くなるという問題があった。
すなわち、本発明の第一の態様にかかる空気調和システムの冷凍機油分離回収システムは、冷媒を圧縮する圧縮機、運転モードに応じて圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える四方弁、および室外熱交換器を有する室外機と、膨張弁を備えた少なくとも一台の室内熱交換器を有する室内機と、前記室外機と前記室内機の各膨張弁とを接続する第一冷媒配管と、前記室外機と前記室内機の各室内熱交換器とを接続する第二冷媒配管と、を備えた空気調和システムにおける冷凍機油の分離回収に用いられる分離回収システムであって、該分離回収システムは、分離回収タンクを有し、前記室外機に着脱可能に取り付けられる分離回収ユニットと、前記四方弁および前記第二冷媒配管を接続する室外機冷媒配管の第一分岐点と前記分離回収タンクとを接続する第一分岐ラインと、前記分離回収タンクと、前記室外機冷媒配管の前記第一分岐点よりも前記四方弁側に位置する第二分岐点とを接続する第二分岐ラインと、前記室外機冷媒配管における前記第一分岐点および前記第二分岐点間の流路を開閉する遮断弁と、前記圧縮機から吐出されたホットガスの一部を、前記分離回収ユニットに供給するホットガスラインと、を備え、前記ホットガスラインの分離回収側端部には、前記分離回収タンク内の下部へ連通される開口部が形成され、該開口部の面積は、前記ホットガスラインの断面積よりも大きく構成されていることを特徴とする。
この状態で、冷房運転を行うと、圧縮機で高温高圧にされた新冷媒が、四方弁から室外熱交換器に流入し凝縮液化され、第一冷媒配管に供給される。この液化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミは運ばれる。次いで、液化された新冷媒は、室内機に流入し、膨張弁で減圧されガス化される。ガス化された新冷媒は、流量および流速が増加して室内熱交換器に流入され、さらに第二冷媒配管に流入される。このガス化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミとともに室内熱交換器および第二冷媒配管内のコンタミは押し流されて運ばれる。この第二冷媒配管内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外機冷媒配管および第一分岐ラインを通って分離回収タンク内に流入する。このように、第一分岐ラインから分離回収タンクの広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、重いコンタミは下方に落下して新冷媒と分離されることになる。分離された新冷媒は、第二分岐ラインおよび室外機冷媒配管を通って圧縮機へ還流される。これを繰り返すことで洗浄が行われる。
また、新冷媒をコンタミ等から分離するのに、本発明では、さらに、ホットガスラインで供給される圧縮機から吐出された高温高圧のホットガスを活用する。すなわち、コンタミに含まれる液状の新冷媒はこのホットガスの熱量によって確実に気化され回収される。このため、洗浄後室外機に不足する新冷媒を補充する必要がなくなるので、コストを安くでき、作業時間を短縮できる。
さらに、ホットガスの場合には、配管を接続するだけで処理ができるので、例えば熱源として電気ヒータを用いる場合に必要な電源の確保および電源を利用するための作業が不要となる。また、ホットガスは電気ヒータと比較し、コンパクトで高熱量を得ることができる。さらに、分離回収ユニットは室外機近傍の屋外設置となるが、電気的な接続が不要のため、雨等による漏電の心配をする必要がなくなり、作業が安全に行なえる。
さらに、室外機と第一冷媒配管および第二冷媒配管との連通を切断しても、ホットガスラインおよび第二分岐ラインを利用して、冷凍サイクルが構成できるので、洗浄作業に入る前にこの短縮された冷凍サイクルで所定時間運転する。このようにすると、新冷媒に新冷凍機油が溜り込んでいる新品の圧縮機の運転初期に、新冷凍機油が多く含有された新冷媒が吐出されるが、この状態の新冷媒が第一冷媒配管側へ供給されないので、新冷凍機油が分離回収タンクに大量に回収されてしまうことを防止できる。
また、分離回収ユニットは、室外機から独立して設けられているので、室外機内部の構造を簡素化できる。さらに、分離回収ユニットは、洗浄作業終了後室外機から取り外して、別の空気調和システムの洗浄作業に再活用できるので、システムとして安価にできる。
液化された新冷媒を気化する熱源として高温高圧のホットガスを利用しているので、最終的に貯留された状態でも気化させることができる。このように、洗浄作業が完了した後に新冷媒の気化・回収作業ができるので、洗浄作業中には、ホットガスラインへのホットガスの供給を停止して、新冷媒を全て洗浄作業に振り向けることができる。したがって、洗浄作業が効率的にかつ効果的に行うことができる。
また、ホットガスがコンタミに直接接触しないので、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収されてしまうことを防止できる。
なお、状況により洗浄作業中においても、ホットガスを供給して液化された新冷媒を気化・回収するようにしてもよい。
また、液化された新冷媒を気化する熱源として高温高圧のホットガスを利用し、かつこれを直接供給しているので、最終的に貯留された状態でも気化させることができる。このように、洗浄作業が完了した後に新冷媒の気化・回収作業ができるので、洗浄作業中には、ホットガスラインへのホットガスの供給を停止して、新冷媒を全て洗浄作業に振り向けることができる。したがって、洗浄作業が効率的にかつ効果的に行うことができる。
さらに、ホットガスラインの分離回収側端部には、分離回収タンク内の下部へ連通される開口部が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
なお、状況により洗浄作業中においても、ホットガスを供給して液化された新冷媒を気化・回収するようにしてもよい。
また、ホットガスラインの分離回収側端部には、第一分岐ライン内へ連通される開口部が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
また、ホットガスラインの下流側端部は、第二分岐ラインに接続されているので、ホットガスは分離回収タンクに流入しない。したがって、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収タンクで分離回収されることを防止できる。
この状態で、冷房運転を行うと、圧縮機で高温高圧にされた新冷媒が、四方弁から室外熱交換器に流入し凝縮液化され、第一冷媒配管に供給される。この液化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミは運ばれる。次いで、液化された新冷媒は、室内機に流入し、膨張弁で減圧されガス化される。ガス化された新冷媒は、流量および流速が増加して室内熱交換器に流入され、さらに第二冷媒配管に流入される。このガス化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミとともに室内熱交換器および第二冷媒配管内のコンタミは押し流されて運ばれる。この第二冷媒配管内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外機冷媒配管、第一室外機分岐管および第一回収管を通って分離回収タンク内に流入する。このように、第一回収管から分離回収タンクの広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、重いコンタミは下方に落下して新冷媒と分離されることになる。分離された新冷媒は、第二回収管、第二室外機分岐管および室外機冷媒配管を通って圧縮機へ還流される。これを繰り返すことで洗浄が行われる。
このように、室外機に封入された新冷媒を活用して、再利用部分の洗浄が行われるので、従来の洗浄機で洗浄液を循環させて洗浄するものに比べて、洗浄時間を短縮できるし、洗浄コストを低減できる。
また、ホットガスが分離回収ユニットに供給されているので、この熱量により圧縮機に戻る新冷媒の温度が高くなる。このため、圧縮機から吐出される新冷媒の温度が高くなり、室内熱交換器を流れる新冷媒の温度を高め得るので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
さらに、室外機と第一冷媒配管および第二冷媒配管との連通を切断しても、室外機側ホットガスライン、回収ホットガスライン、第二回収管および第二室外機分岐管を利用して、冷凍サイクルが構成できるので、洗浄作業に入る前にこの短縮された冷凍サイクルで所定時間運転する。このようにすると、新冷媒に新冷凍機油が溜り込んでいる新品の圧縮機の運転初期に、新冷凍機油が多く含有された新冷媒が吐出されるが、この状態の新冷媒が第一冷媒配管側へ供給されないので、新冷凍機油が分離回収タンクに大量に回収されてしまうことを防止できる。
また、分離回収ユニットは、室外機から独立して設けられているので、洗浄作業終了後室外機から取り外して、別の空気調和システムの洗浄作業に再活用できる。
この状態で、冷房運転を行うと、圧縮機で高温高圧にされた新冷媒が、凝縮液化され、第一冷媒配管に供給される。この液化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミは運ばれる。次いで、液化された新冷媒は、室内機に流入し、膨張弁で減圧されガス化される。ガス化された新冷媒は、流量および流速が増加して室内熱交換器に流入され、さらに第二冷媒配管に流入される。このガス化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミとともに室内熱交換器および第二冷媒配管内のコンタミは押し流されて運ばれる。この第二冷媒配管内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外機冷媒配管を通って広い空間を持つ分離回収タンク内に流入する。このように、分離回収タンクの広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、重いコンタミは下方に落下して新冷媒と分離されることになる。分離された新冷媒は、室外機冷媒配管を通って圧縮機へ還流される。これを例えば所定時間繰り返すことで洗浄が行われる。
また、室外機に封入された新冷媒を活用して、再利用部分の洗浄が行われるので、従来の洗浄機で洗浄液を循環させて洗浄するものに比べて、洗浄時間を短縮できるし、洗浄コストを低減できる。
また、ホットガスが分離回収ユニットに供給されているので、この熱量により圧縮機に戻る新冷媒の温度が高くなる。このため、圧縮機から吐出される新冷媒の温度が高くなり、室内熱交換器を流れる新冷媒の温度を高め得るので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
このように、洗浄作業が完了した後に新冷媒の気化・回収作業ができるので、洗浄作業中には、分離回収タンクへのホットガスの供給を停止して、新冷媒を全て洗浄作業に振り向けることができる。したがって、洗浄作業が効率的にかつ効果的に行うことができる。
この状態で、冷房運転を行うと、圧縮機で高温高圧にされた新冷媒が、凝縮液化され、第一冷媒配管に供給される。この液化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミは運ばれる。次いで、液化された新冷媒は、室内機に流入し、膨張弁で減圧されガス化される。ガス化された新冷媒は、流量および流速が増加して室内熱交換器に流入され、さらに第二冷媒配管に流入される。このガス化された新冷媒により第一冷媒配管内のコンタミとともに室内熱交換器および第二冷媒配管内のコンタミは押し流されて運ばれる。この第二冷媒配管内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外機冷媒配管を通って広い空間を持つ分離回収タンク内に流入する。このように、分離回収タンクの広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、重いコンタミは下方に落下して新冷媒と分離されることになる。分離された新冷媒は、室外機冷媒配管を通って圧縮機へ還流される。これを例えば所定時間繰り返すことで洗浄が行われる。
また、室外機に封入された新冷媒を活用して、再利用部分の洗浄が行われるので、従来の洗浄機で洗浄液を循環させて洗浄するものに比べて、洗浄時間を短縮できるし、洗浄コストを低減できる。
また、ホットガスが分離回収ユニットに流入する流体に供給されているので、この熱量により圧縮機に戻る新冷媒の温度が高くなる。このため、圧縮機から吐出される新冷媒の温度が高くなり、室内熱交換器を流れる新冷媒の温度を高め得るので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
さらに、ホットガスの熱量が室外機冷媒配管を通るコンタミを含む新冷媒に供給され、新冷媒中の液化された新冷媒を気化させて分離回収タンクに供給する。分離回収タンクに供給される新冷媒は、ほとんど気化されているので、分離回収タンクにて確実に分離され回収される。
また、新冷媒をコンタミ等から分離するのに、ホットガスラインで供給される圧縮機から吐出された高温高圧のホットガスを利用しているので、洗浄後室外機に不足する新冷媒を補充する必要がなくなり、コストを安くでき、作業時間を短縮できる。
また、ホットガスが分離回収ユニットに供給されているので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
さらに、室外機と第一冷媒配管および第二冷媒配管との連通を切断しても、ホットガスラインおよび第二分岐ラインを利用して、冷凍サイクルが構成できるので、新冷凍機油が分離回収タンクに大量に回収されてしまうことを防止できる。
また、分離回収ユニットは、室外機から独立して設けられているので、室外機内部の構造を簡素化できる。さらに、分離回収ユニットは、洗浄作業終了後室外機から取り外して、別の空気調和システムの洗浄作業に再活用できるので、システムとして安価にできる。
また、ホットガスがコンタミに直接接触しないので、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収されてしまうことを防止できる。
さらに、ホットガスラインの分離回収側端部には、分離回収タンク内の下部へ連通される開口部が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
また、ホットガスラインの分離回収側端部には、第一分岐ライン内へ連通される開口部が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
また、ホットガスラインの下流側端部は、第二分岐ラインに接続されているので、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収タンクで分離回収されることを防止できる。
また、新冷媒をコンタミ等から分離するのに、圧縮機から吐出された高温高圧のホットガスを活用しているので、洗浄後室外機に不足する新冷媒を補充する必要がなくなり、コストを安くでき、作業時間を短縮できる。
また、ホットガスが分離回収ユニットに供給されているので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
さらに、洗浄作業が完了した後に新冷媒の気化・回収作業を行うので、洗浄作業を効率的にかつ効果的に行うことができる。
また、新冷媒をコンタミ等から分離するのに、圧縮機から吐出された高温高圧のホットガスを活用しているので、洗浄後室外機に不足する新冷媒を補充する必要がなくなり、コストを安くでき、作業時間を短縮できる。
また、ホットガスが分離回収ユニットに流入する流体に供給されているので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
さらに、ホットガスの熱量が室外機冷媒配管を通るコンタミを含む新冷媒に供給され、新冷媒中の液化された新冷媒を気化させて分離回収タンクに供給する。分離回収タンクに供給される新冷媒は、ほとんど気化されているので、分離回収タンクにて確実に分離され回収される。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態にかかる空気調和システム1について、図1〜図3を用いて説明する。
空気調和システム1には、室外機3と、室内機5と、液管(第一冷媒配管)7と、ガス管(第二冷媒配管)9と、分離回収ユニット6とが備えられている。
圧縮機11と、オイルセパレータ13と、四方弁15とは、室外高圧配管23で接続されている。また、四方弁15と、アキュムレータ21と、圧縮機11とは、室外低圧配管25で接続されている。
そして、四方弁15から室外熱交換器17およびレシーバタンク19を接続する室外液管27が設けられている。また、ガス管9と四方弁15とを接続する室外ガス管(室外機冷媒配管)29が設けられている。
オイルセパレータ13の冷媒出口部には、ここから分岐された室外機側ホットガスライン33が設けられている。室外機側ホットガスライン33の自由端側には、冷媒加熱弁34が設けられている。
室外液管27には、室外熱交換器17とレシーバタンク19との間に、暖房膨張弁35が、レシーバタンク19の外側に室外液管遮断弁37が、それぞれ設けられている。
室外ガス管29には、室外ガス管遮断弁39の外側に位置する第一分岐点Aから分岐した第一室外分岐遮断弁43を備えた第一室外機分岐管41が設けられている。
室外ガス管29には、室外ガス管遮断弁39の内側に位置する第二分岐点Bから第二室外分岐遮断弁47を備えた第二室外機分岐管45が設けられている。
室内熱交換器53は、内部を通過する冷媒と、室内へ送風される空気との熱交換を行うものであり、冷房運転時にはいわゆるエバポレータとして、また暖房運転時にはいわゆるコンデンサとして機能するものである。
第一回収管62は、分離回収タンク61の側部上方と第一室外機分岐管41とを接続して連通するように構成され、中間位置に第一回収遮断弁63が設けられている。
第二回収管64は、分離回収タンク61の頂部と第二室外機分岐管43とを接続して連通するように構成され、中間位置に第二回収遮断弁65が設けられている。
回収ホットガスライン66は、一端が室外機側ホットガスライン33と接続され、他端が第二回収管64の中間位置に接続されている。回収ホットガスライン66の中間部分は、分離回収タンク61の内側下部に位置し、熱交換部68を形成している。また、分離回収タンク61への導入側にホットガス遮断弁67が設けられている。
ここでは、室外機3と室内機5とを更新し、液管7と、ガス管9とはそのまま既設のものを流用する場合について説明する。そして、旧空気調和システムでは、冷媒として例えばR22(以下、旧冷媒という。)と、冷凍機油として例えば鉱油(以下、旧冷凍機油という。)とを使用しており、新空気調和システムでは、冷媒として例えばR410A(以下新冷媒という。)と、冷凍機油として例えばエステル油(以下、新冷凍機油という。)とを使用するものである。
旧冷凍機油は、新冷媒に対して相溶性が少ないものである。
旧空気調和システム1において、旧冷媒を室外機3側にポンプダウンをし、室外機側へ回収し、室外液管遮断弁37と室外ガス管遮断弁39とを閉鎖する。これにより、旧冷媒は室外機3に保持されることになる。このとき、旧冷凍機油も相当量が室外機3に保持される。なお、室外機3が壊れていて、この作業を実施し得ないような場合には、別途回収機を用いて旧冷媒を回収する。
この状態で、室外機3および室内機5を液管7およびガス管9から取り外す。
そして、新冷媒および新冷凍機油を充填した新しい室外機3と室内機5とを設置し、液管7およびガス管9に接続する。
すなわち、室外液管遮断弁37、室外ガス管遮断弁39、および第一回収遮断弁63を閉鎖する。一方、第二室外分岐遮断弁47、第二回収遮断弁65、冷媒加熱弁34およびホットガス遮断弁67を開放する。
こうすると、圧縮機11から、高圧配管23、室外機側ホットガスライン33、回収ホットガスライン66、第二室外機分岐管64、第二室外機分岐管45、室外機ガス管29、四方弁15およびアキュムレータ21を経由して圧縮機11に戻る冷凍サイクルが形成される。
このショートカットされた冷凍サイクルで2〜30分圧縮機を稼動する。
したがって、前記のように圧縮機11の慣らし運転を行えば、余分な新冷凍機油は、アキュムレータ21に蓄積されるので、圧縮機11には必要量供給されることになり、圧縮機11から吐出される新冷媒に含まれる新冷凍機油はほとんど無い状態とできる。このため、洗浄作業に伴い回収される新冷凍機油が少なくできるので、通常運転になったとき、新冷凍機油が不足するという不具合を防止できる。
これにより、洗浄工程での冷房運転がスムーズに行われる。
このとき、室外ガス管遮断弁39およびホットガス遮断弁67を閉じ、第一室外分岐遮断弁43、第二室外分岐遮断弁47、第一回収遮断弁63および第二回収遮断弁65を開放する。
これにより、ガス管9から室外ガス管29、第一室外機分岐管41、第一回収管62、分離回収タンク61、第二回収管64、第二室外機分岐管45および室外ガス管29を経由して四方弁15へ流れる流路が形成される。
このような弁の開閉状態にしても、室内機側へは冷媒が流れず、ショートカットされた冷凍サイクルで運転することができる。
また、上記のような開閉状態で洗浄工程の前作業を行えば、慣らし運転後、自動的に洗浄運転に移行できる。
すなわち、冷房運転を実施して、洗浄工程(S2)を開始する。
冷房運転を行うと、圧縮機11で高温高圧にされた新冷媒が、四方弁15から室外熱交換器17に流入し凝縮液化され、レシーバタンク19を経由して液管7に供給される。この液化された新冷媒により液管7内の旧冷凍機油等の汚濁物(コンタミ)は運ばれる。
次いで、液化された新冷媒は、室内機5に流入し、膨張弁51で減圧されガス化される。このガス化された新冷媒は、減圧に伴い体積が膨張する。このため、ガス化され体積が膨張した新冷媒は流速が増加して室内熱交換器53に流入し、さらにガス管9に流入する。このガス化された新冷媒により液管7内のコンタミとともに室内熱交換器53およびガス管9内のコンタミは押し流されて運ばれる。
このガス管9内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外ガス管29、第一室外機分岐管41および第一回収管62を通って分離回収タンク61の側面上部に流入する。
このように、第一回収管62から分離回収タンク61の広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、気体成分より重いコンタミは下方に落下して分離回収タンク61の下部に貯留される。そして、ガス化された軽量の新冷媒は、上昇して、第二回収管64、第二室外機分岐管45および室外ガス管29を通って圧縮機11へ還流される。
これを予め定めた所定時間繰り返すことで洗浄工程が終了する(S2)。
このようにすると、回収ホットガスライン66に設けられた熱交換部68に高温高圧のガス状冷媒が供給されるので、分離回収タンク61に貯留されたコンタミが加熱される。コンタミが加熱されると、運転状況により第一回収管62から分離回収タンクに入る段階で液化され、コンタミとともに貯留されている新冷媒がこの熱量により気化する。気化した新冷媒は、上昇して分離回収タンク61の頂部から第二回収管64を通って室外機3側に回収される。
また、ホットガスがコンタミに直接接触しないので、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収されてしまうことを防止できる。
すなわち、圧縮機11の吸入過熱度の上昇あるいは吐出温度の上昇を検知して判断する。これは、ホットガスが、液化された冷媒に熱量を与えていれば、温度が低下した状態で圧縮機11に戻るが、液化された冷媒がなくなり熱交換をしなくなると、熱いホットガスがそのまま圧縮機11に戻ることになるので、吸入過熱度および吐出温度が上昇することを利用している。
また、予め定めた所定時間を経過することにより、気化終了と判断してもよい。これは液化される冷媒の量がわかるように洗浄運転ができるので、種々な条件で試験し、所定時間を求めておき、それに基づき判断する。
すなわち、冷媒加熱弁34および各膨張弁51を閉じる。
この状態で冷房運転をすると、膨張弁51で循環回路が閉塞されているため、膨張弁51から分離回収ユニット6を経由して圧縮機11に至る冷媒回路にある新冷媒を、圧縮機11から室外熱交換器17、レシーバタンク19を経由して膨張弁51に至る高圧冷媒回路側に回収することができる。
なお、ポンプダウン開始時には、膨張弁51から分離回収ユニット6を経由して圧縮機11に至る低圧側冷媒回路内の冷媒は気化したガスの状態で存在することから、低圧冷媒回路内の冷媒量が推定でき、この容積を回収するためのポンプダウン運転時間を算出し、この算出された時間が経過したことで終了の判断を行うこともできる。
このように、分離回収ユニット6に残る新冷媒を回収するので、分離回収ユニット6を外しても、新冷媒が損なわれることはない。このため、空気調和システム1の運転に必要な新冷媒が不足することを防止できる。
洗浄作業が終了すると、第一室外分岐遮断弁43、第二室外分岐遮断弁47、第一回収遮断弁63、第二回収遮断弁65、およびホットガス遮断弁67を閉じて、分離回収ユニット6を室外機3から取り外す。
このように、分離回収ユニット6は、室外機3から独立して設けられているので、室外機3内部の構造を簡素化できる。さらに、分離回収ユニット6は、洗浄作業終了後室外機3から取り外して、別の空気調和システム1の洗浄作業に再活用できるので、システムとして安価にできる。
例えば、室外機3および室内機5を更新して新冷媒に変更する際に、既設の液管7やガス管9等に残る旧冷凍機油等の汚濁物(コンタミ)を除去する作業が必要になる。本実施形態によれば、旧冷媒を回収した状態で、新冷媒を充填した室外機3を交換設置する。そして、分離回収ユニット6を装着してガス管9、室外ガス管29、第一室外機分岐管41、第一回収管62、分離回収タンク、第二回収管64、第二室外機分岐管45、室外ガス管29および四方弁15を連続的に接続する。
この状態で、冷房運転を行うと、圧縮機11で高温高圧にされた新冷媒が、四方弁15から室外熱交換器17に流入し凝縮液化され、液管7に供給される。この液化された新冷媒により液管7内のコンタミは運ばれる。次いで、液化された新冷媒は、室内機5に流入し、各膨張弁51で減圧されガス化される。ガス化された新冷媒は、流速が増加して室内熱交換器53に流入し、さらにガス管9に流入する。このガス化された新冷媒により液管7内のコンタミとともに室内熱交換器53およびガス管9内のコンタミは押し流されて運ばれる。このガス管9内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外ガス管29、第一室外機分岐管41および第一回収管62を通って分離回収タンク61内に流入する。このように、第一回収管62から分離回収タンク61の広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、重いコンタミは下方に落下して新冷媒と分離されることになる。分離された新冷媒は、第二回収管64、第二室外機分岐管45および室外ガス管29を通って圧縮機11へ還流される。これを繰り返すことで洗浄が行われる。
また、新冷媒をコンタミ等から分離するのに、ホットガスラインで供給される圧縮機11から吐出された高温高圧のホットガスを活用する。すなわち、コンタミに含まれる液状の新冷媒はこのホットガスの熱量によって確実に気化され回収される。このため、洗浄後室外機3に不足する新冷媒を補充する必要がなくなるので、コストを安くでき、作業時間を短縮できる。
さらに、ホットガスの場合には、配管を接続するだけで処理ができるので、例えば熱源として電気ヒータを用いる場合に必要な電源の確保および電源を利用するための作業が不要となる。また、ホットガスは電気ヒータと比較し、コンパクトで高熱量を得ることができる。さらに、分離回収ユニット6は室外機3近傍の屋外設置となるが、電気的な接続が不要のため、雨等による漏電の心配をする必要がなくなり、作業が安全に行なえる。
さらに、室外機3と液管7およびガス管9との連通を切断しても、室外機側ホットガスライン33、回収ホットガスライン66、第二回収管64および第二室外機分岐管45を利用して、冷凍サイクルが構成できるので、洗浄作業に入る前にこの短縮された冷凍サイクルで所定時間運転する。このようにすると、新冷媒に新冷凍機油が溜り込んでいる新品の圧縮機11の運転初期に、新冷凍機油が多く含有された新冷媒が吐出されるが、この状態の新冷媒が液管7側へ供給されないので、新冷凍機油が分離回収タンク61に大量に回収されてしまうことを防止できる。
また、分離回収ユニット6は、室外機3から独立して設けられているので、室外機3内部の構造を簡素化できる。
さらに、分離回収ユニット6は、洗浄作業終了後室外機3から取り外して、別の空気調和システム1の洗浄作業に再活用できるので、システムとして安価にできる。
液化された新冷媒を気化する熱源として高温高圧のホットガスを利用しているので、最終的に貯留された状態でも気化させることができる。このように、洗浄作業が完了した後に新冷媒の気化・回収作業ができるので、洗浄作業中には、回収ホットガスライン66へのホットガスの供給を停止して、新冷媒を全て洗浄作業に振り向けることができる。したがって、洗浄作業が効率的にかつ効果的に行うことができる。
また、ホットガスがコンタミに直接接触しないので、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収されてしまうことを防止できる。
図4に示すように、回収ホットガスライン66の分離回収側端部に、分離回収タンク61内の下部へ連通される開口部69を形成してもよい。
このようにすると、回収ホットガスライン66の分離回収側端部に形成された開口部69から分離回収タンク61の下部に貯留されるコンタミに、ホットガスを供給してその熱量によりコンタミに混合している液化された新冷媒を気化して、分離回収タンク61から第二回収管64、第二室外機分岐管45を通り室外ガス管29へ供給する。
また、液化された新冷媒を気化する熱源として高温高圧のホットガスを利用し、かつこれを直接供給しているので、最終的に貯留された状態でも気化させることができる。このように、洗浄作業が完了した後に新冷媒の気化・回収作業ができるので、洗浄作業中には、回収ホットガスライン66へのホットガスの供給を停止して、新冷媒を全て洗浄作業に振り向けることができる。したがって、洗浄作業が効率的にかつ効果的に行うことができる。
さらに、回収ホットガスライン66の分離回収側端部には、分離回収タンク61内の下部へ連通される開口部69が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
なお、状況により洗浄作業中においても、ホットガスを供給して液化された新冷媒を気化・回収するようにしてもよい。
この場合、例えば、図5に示すように開口部69を多数の穴70で構成してもよく、図6に示すように径の大きな開口部69としてもよい。
このようにすると、開口部69の面積は、回収ホットガスライン66の断面積よりも大きく構成されているので、ホットガス供給時ホットガスの噴出速度が低下する。ホットガスの噴出速度が低下すると、コンタミへの衝撃が緩和され、液面乱れが大きくならないので、コンタミが第二回収管64から流出するおそれを少なくできる。
次に、本発明の第二実施形態について、図7および図8を用いて説明する。
本実施形態における空気調和システム1は、回収ユニット6の一部の構成が前述した第一実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第一実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
ここでは、室外機3と室内機5とを更新し、液管7と、ガス管9とはそのまま既設のものを流用する場合について説明する。そして、旧空気調和システムでは、冷媒としてR22(以下、旧冷媒という。)と、冷凍機油として鉱油(以下、旧冷凍機油という。)とを使用しており、新空気調和システムでは、冷媒としてR410A(以下新冷媒という。)と、冷凍機油エステル油(以下、新冷凍機油という。)とを使用するものである。
旧冷凍機油は、新冷媒に対して相溶性が少ないものである。
洗浄作業に入る場合、室外ガス管遮断弁39を閉じ、第一室外分岐遮断弁43、第二室外分岐遮断弁47、第一回収遮断弁63、第二回収遮断弁65およびホットガス遮断弁67を開放する。
これにより、ガス管9から室外ガス管29、第一室外機分岐管41、第一回収管62、分離回収タンク61、第二回収管64、第二室外機分岐管45および室外ガス管29を経由して四方弁15へ流れる流路が形成される。
まず、冷媒加熱弁34を適当量開放する(S11)。
これにより、室外機側ホットガスライン33と回収ホットガスライン66とが連通し、圧縮機11からのホットガスが第一回収管62に供給される。
この状態で、冷房運転を実施して、洗浄工程(S12)を開始する。
冷房運転を行うと、圧縮機11で高温高圧にされた新冷媒が、四方弁15から室外熱交換器17に流入し凝縮液化され、レシーバタンク19を経由して液管7に供給される。この液化された新冷媒により液管7内の旧冷凍機油等の汚濁物(コンタミ)は運ばれる。
次いで、液化された新冷媒は、室内機5に流入し、膨張弁51で減圧されガス化される。このガス化された新冷媒は、減圧に伴い体積が膨張する。このため、ガス化され堆積が膨張した新冷媒は流量および流速が増加して室内熱交換器53に流入し、さらにガス管9に流入する。このガス化された新冷媒により液管7内のコンタミとともに室内熱交換器53およびガス管9内のコンタミは押し流されて運ばれる。
このガス管9内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外ガス管29、第一室外機分岐管41および第一回収管62を通って分離回収タンク61の側面上部に流入する。
このとき、回収ホットガスライン66からホットガスが第一回収管62に供給されているので、高温であるホットガスの熱量により、混合物に含まれる液化された新冷媒はほとんど気化される。
この状態で、第一回収管62から分離回収タンク61の広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、気体成分より重いコンタミは下方に落下して分離回収タンク61の下部に貯留される。そして、ガス化された軽量の新冷媒は、上昇して、第二回収管64、第二室外機分岐管45および室外ガス管29を通って圧縮機11へ還流される。
これを予め定めた所定時間繰り返すことで洗浄工程が終了する(S12)。
また、ホットガスラインの分離回収側端部には、第一分岐ライン内へ連通される開口部が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
このようにすると、電気ヒータ71により分離回収タンク61に貯留されたコンタミが加熱される。コンタミが加熱されると、条件によって第一分岐ライン中を運ばれる新冷媒に含まれる液化された新冷媒の量が、ホットガスが供給する顕熱量以上であり、気化しきれない液化された新冷媒が分離回収タンク61に溜まった場合でも、電気ヒータ71で加熱して気化させ回収することができる。気化した新冷媒は、上昇して分離回収タンク61の頂部から第二回収管64を通って室外機3側に回収される。
気化終了は、規定時間を定めておき、それを経過することで終了と判断する(S14)。
すなわち、冷媒加熱弁34および各膨張弁51を閉じる。
この状態で冷房運転をすると、膨張弁51で循環回路が閉塞されているため、膨張弁51から分離回収ユニット6を経由して圧縮機11に至る冷媒回路にある新冷媒を、圧縮機11から室外熱交換器17、レシーバタンク19を経由して膨張弁51に至る高圧冷媒回路側に回収することができる。
なお、ポンプダウン開始時には、膨張弁51から分離回収ユニット6を経由して圧縮機11に至る低圧側冷媒回路内の冷媒は気化したガスの状態で存在することから、低圧冷媒回路内の冷媒量が推定でき、この容積を回収するためのポンプダウン運転時間を算出し、この算出された時間が経過したことで終了の判断を行うこともできる。
このように、分離回収ユニット6に残る新冷媒を回収するので、分離回収ユニット6を外しても、新冷媒が損なわれることはない。このため、空気調和システム1の運転に必要な新冷媒が不足することを防止できる。
洗浄作業が終了すると、第一室外分岐遮断弁43、第二室外分岐遮断弁47、第一回収遮断弁63、第二回収遮断弁65、およびホットガス遮断弁67を閉じて、分離回収ユニット6を室外機3から取り外す。
このように、分離回収ユニット6は、室外機3から独立して設けられているので、室外機3内部の構造を簡素化できる。さらに、分離回収ユニット6は、洗浄作業終了後室外機3から取り外して、別の空気調和システム1の洗浄作業に再活用できるので、システムとして安価にできる。
例えば、室外機3および室内機5を更新して新冷媒に変更する際に、既設の液管7やガス管9等に残る旧冷凍機油等の汚濁物(コンタミ)を除去する作業が必要になる。本実施形態によれば、旧冷媒を回収した状態で、新冷媒を充填した室外機3を交換設置する。そして、分離回収ユニット6を装着してガス管9、室外ガス管29、第一室外機分岐管41、第一回収管62、分離回収タンク、第二回収管64、第二室外機分岐管45、室外ガス管29および四方弁15を連続的に接続する。さらに、冷媒加熱弁34を開放して、圧縮機11のホットガスを第一回収管62に供給する。
この状態で、冷房運転を行うと、圧縮機11で高温高圧にされた新冷媒が、四方弁15から室外熱交換器17に流入し凝縮液化され、液管7に供給される。この液化された新冷媒により液管7内のコンタミは運ばれる。次いで、液化された新冷媒は、室内機5に流入し、各膨張弁51で減圧されガス化される。ガス化された新冷媒は、流量および流速が増加して室内熱交換器53に流入し、さらにガス管9に流入する。このガス化された新冷媒により液管7内のコンタミとともに室内熱交換器53およびガス管9内のコンタミは押し流されて運ばれる。このガス管9内を運ばれる新冷媒とコンタミとの混合物は、室外ガス管29、第一室外機分岐管41および第一回収管62を通って分離回収タンク61内に流入する。
この状態で、回収ホットガスライン66から第一回収管62に高温のホットガスが供給されているので、新冷媒とコンタミの混合物に含まれる液化された新冷媒は気化されて分離回収タンク61に送られる。
このように、第一回収管62から分離回収タンク61の広い空間に流入すると、新冷媒とコンタミとの混合物の流速が急激に遅くなるので、重いコンタミは下方に落下して新冷媒と分離されることになる。分離された新冷媒は、第二回収管64、第二室外機分岐管45および室外ガス管29を通って圧縮機11へ還流される。これを繰り返すことで洗浄が行われる。
また、新冷媒をコンタミ等から分離するのに、ホットガスラインで供給される圧縮機11から吐出された高温高圧のホットガスも活用する。すなわち、コンタミに含まれる液状の新冷媒はこのホットガスの熱量によって確実に気化され回収される。このため、洗浄後室外機3に不足する新冷媒を補充する必要がなくなるので、コストを安くでき、作業時間を短縮できる。
また、ホットガスが分離回収ユニット6に供給されているので、この熱量により圧縮機に戻る新冷媒の温度が高くなる。このため、圧縮機から吐出される新冷媒の温度が高くなり、室内熱交換器を流れる新冷媒の温度を高め得るので、例えば冬季の洗浄作業の場合に、供給するホットガスの量を調整することにより、室内熱交換器53が凍結しない温度範囲に調整して洗浄作業が実施できる。
また、分離回収ユニット6は、室外機3から独立して設けられているので、室外機3内部の構造を簡素化できる。
さらに、分離回収ユニット6は、洗浄作業終了後室外機3から取り外して、別の空気調和システム1の洗浄作業に再活用できるので、システムとして安価にできる。
また、ホットガスラインの分離回収側端部には、第一分岐ライン内へ連通される開口部が形成されるだけなので、構造が簡単で安価に製造できる。
図9に示すように、第一回収管62との間に熱交換部73を形成した後、第二回収管64に連通されるように構成してもよい。
このようにすると、熱交換部73にて回収ホットガスライン66中を通るホットガスの熱量が第一回収管62中を通るコンタミを含む新冷媒に供給され、新冷媒中の液化された新冷媒を気化させて分離回収タンク61に供給することができる。分離回収タンク61に供給される新冷媒は、ほとんど気化されることになるので、新冷媒が分離回収タンク61にて確実に分離され回収される。
また、回収ホットガスライン66の下流側端部は、第二回収管64に接続されているので、ホットガスは分離回収タンク61に流入しない。したがって、ホットガスに含まれる新冷凍機油が分離回収タンク61で分離回収されることを防止できる。
3 室外機
5 室内機
6 分離回収ユニット
7 液管
9 ガス管
11 圧縮機
15 四方弁
17 室外熱交換器
29 室外ガス管
33 室外機側ホットガスライン
41 第一室外機分岐管
45 第二室外機分岐管
51 膨張弁
53 室内熱交換器
61 分離回収タンク
62 第一回収管
64 第二回収管
66 回収ホットガスライン
68 熱交換部
69 開口部
71 電気ヒータ
72 開口部
73 熱交換部
A 第一分岐点
B 第二分岐点
Claims (5)
- 冷媒を圧縮する圧縮機、運転モードに応じて圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える四方弁、および室外熱交換器を有する室外機と、
膨張弁を備えた少なくとも一台の室内熱交換器を有する室内機と、
前記室外機と前記室内機の各膨張弁とを接続する第一冷媒配管と、
前記室外機と前記室内機の各室内熱交換器とを接続する第二冷媒配管と、
を備えた空気調和システムにおける冷凍機油の分離回収に用いられる分離回収システムであって、
該分離回収システムは、分離回収タンクを有し、前記室外機に着脱可能に取り付けられる分離回収ユニットと、
前記四方弁および前記第二冷媒配管を接続する室外機冷媒配管の第一分岐点と前記分離回収タンクとを接続する第一分岐ラインと、
前記分離回収タンクと、前記室外機冷媒配管の前記第一分岐点よりも前記四方弁側に位置する第二分岐点とを接続する第二分岐ラインと、
前記室外機冷媒配管における前記第一分岐点および前記第二分岐点間の流路を開閉する遮断弁と、
前記圧縮機から吐出されたホットガスの一部を、前記分離回収ユニットに供給するホットガスラインと、
を備え、
前記ホットガスラインの分離回収側端部には、前記分離回収タンク内の下部へ連通される開口部が形成され、
該開口部の面積は、前記ホットガスラインの断面積よりも大きく構成されていることを特徴とする空気調和システムの冷凍機油分離回収システム。 - 冷媒を圧縮する圧縮機、運転モードに応じて圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える四方弁、および室外熱交換器を有する室外機と、
膨張弁を備えた少なくとも一台の室内熱交換器を有する室内機と、
前記室外機と前記室内機の各膨張弁とを接続する第一冷媒配管と、
前記室外機と前記室内機の各室内熱交換器とを接続する第二冷媒配管と、
を備えた空気調和システムにおける冷凍機油の分離回収に用いられる分離回収システムであって、
該分離回収システムは、分離回収タンクを有し、前記室外機に着脱可能に取り付けられる分離回収ユニットと、
前記四方弁および前記第二冷媒配管を接続する室外機冷媒配管の第一分岐点と前記分離回収タンクとを接続する第一分岐ラインと、
前記分離回収タンクと、前記室外機冷媒配管の前記第一分岐点よりも前記四方弁側に位置する第二分岐点とを接続する第二分岐ラインと、
前記室外機冷媒配管における前記第一分岐点および前記第二分岐点間の流路を開閉する遮断弁と、
前記圧縮機から吐出されたホットガスの一部を、前記分離回収ユニットに供給するホットガスラインと、
を備え、
前記ホットガスラインには、前記第一分岐ラインとの間に熱交換部が形成されるとともに、その下流側端部が前記第二分岐ラインに接続されていることを特徴とする空気調和システムの冷凍機油分離回収システム。 - 前記分離回収タンクの外周下部には、加熱手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載された空気調和システムの冷凍機油分離回収システム。
- 冷媒を圧縮する圧縮機を有する室外機と、
膨張弁を備えた少なくとも一台の室内熱交換器を有する室内機と、
前記室外機と前記室内機の各膨張弁とを接続する第一冷媒配管と、
前記室外機と前記室内機の各室内熱交換器とを接続する第二冷媒配管と、を備える空気調和システムの冷媒を交換するときに少なくとも前記第一冷媒配管および前記第二冷媒配管を洗浄する空気調和システムの洗浄方法において、
分離回収タンクを有する分離回収ユニットを、前記分離回収タンクが前記第二冷媒配管と接続される室外機冷媒配管の経路に位置するように接続し、
前記空気調和システムを冷房サイクルで運転し、
前記圧縮機から吐出されたホットガスの一部で、前記分離回収タンクに貯留されたコンタミを加熱する前に、
前記室外機と前記第一冷媒配管および前記第二冷媒配管との連通を断ち、
前記ホットガスを供給するラインを開放して所定時間冷房運転を行うことを特徴とする空気調和システムの洗浄方法。 - 冷媒を圧縮する圧縮機を有する室外機と、
膨張弁を備えた少なくとも一台の室内熱交換器を有する室内機と、
前記室外機と前記室内機の各膨張弁とを接続する第一冷媒配管と、
前記室外機と前記室内機の各室内熱交換器とを接続する第二冷媒配管と、を備える空気調和システムの冷媒を交換するときに少なくとも前記第一冷媒配管および第二冷媒配管を洗浄する空気調和システムの洗浄方法において、
分離回収タンクを有する分離回収ユニットを、前記分離回収タンクが前記第二冷媒配管と接続される室外機冷媒配管の経路に位置するように接続し、
前記空気調和システムを冷房サイクルで運転するとともに前記圧縮機から吐出されたホットガスの一部で、前記分離回収タンクに流入する流体を加熱する前に、
前記室外機と前記第一冷媒配管および前記第二冷媒配管との連通を断ち、前記ホットガスを供給するラインを開放して所定時間冷房運転を行うことを特徴とする空気調和システムの洗浄方法。
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