JP3374415B2 - 給油ノズル - Google Patents

給油ノズル

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンスタンド等給
油所に設置されるベーパリカバリ装置を備えた給油装置
の給油ノズルに関する。 【0002】 【従来の技術】かかる給油ノズルに関し、本出願人は特
願平3−61915号において、提案している。この種
の給油ノズルを図面を参照して説明する。図3におい
て、給油ノズルNを設けた給油機50は、地上に立設さ
れているケース51を備え、そして地下に地下タンク5
2が埋設されている。 【0003】地下タンク52からは、給油管53がケー
ス51内に延びている。そしてこの給油管53にはポン
プ54、流量計55が直列に接続されており、流量計5
5で計量された油量はディスプレイ56で表示されるよ
うになっている。 【0004】給油管53にはエルボ82を介して二重ホ
ース57が接続され、このホース57はケース51に立
設された可撓性の支柱58で支えられ、そして折り返さ
れてその先端に給油ノズルNが接続されている。 【0005】給油作業に際し、自動車のタンク内に発生
したベーパを回収するために、後述のようなベーパコレ
クタ25(図1参照)が給油ノズルNに設けられてお
り、そのベーパコレクタ25からのベーパはブロワ81
で吸引され二重ホース57のベーパ回収路を通ってエル
ボ82の所でベーパ管80に流れ、そして地下タンク5
2に回収されるようになっている。図3中、実線の矢印
は油の流れを示し、点線はベーパの流れを示している。 【0006】なお、ポンプ54およびブロワ81は給油
ノズルNのノズル掛けへの掛け外しに連動したスイッチ
SWにより駆動・停止が行われるようになっている。ま
た、ベーパの回収は、上記ブロワ81によるもの以外
に、バキュームポンプで吸引するものがある。これらの
ブロワやバキュームポンプは、給油ノズルがノズル掛け
から外されている間は常に駆動している。そのために、
給油ノズルを外してから給油を開始するまでの間および
給油が終わってから給油ノズルを掛けるまでの間は、ベ
ーパの代わりに空気を吸引してしまう。さらに流量が少
なくベーパの発生の少ない時はベーパと共に空気を吸引
してしまう不都合がある。 【0007】なお、特開昭50−128210号公報に
はベーパの回収機構の構成について開示され、また、特
開昭64−23997号公報にはチェック弁を介装した
給液装置の技術が開示されている。しかし、前者は給油
機に併設した吸着材の入ったカンを含む蒸気吸着機構に
蒸気戻り管路を切り換え制御する技術であって、給油ノ
ズルにおいてベーパ回収量を制御するものではない。ま
た、後者は満タン給油の流出防止のためのものでベーパ
の回収をする技術ではない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、給油中だ
け、かつ給油流量に応じてベーパを回収するように作動
し、大気の吸引やベーパの大気放出の生じないベーパ制
御弁を有する給油ノズルを提供することを目的としてい
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、吐出管
(24)の周囲に被給油タンクの開口を覆うベーパコレ
クタ(25)を設け、そのベーパコレクタ(25)と給
油ホース(57)に沿って配設されたベーパ回収路(5
7b)とをベーパ回収管(34、26)で接続して発生
したベーパを回収している給油装置の給油ノズル(N)
において、給油ノズル(N)に設けたベーパ制御弁(3
3)を前記ベーパ回収管(34、26)に介装し、かつ
そのベーパ制御弁(33)を給油ノズル(N)の給油路
内に設けられたチェック弁(22)と弁杆(22a)を
介して連動させ、その制御弁(33)およびチェック弁
(22)の両弁を常閉とするばね(23)が設けられ、
もって給油時にはベーパ制御弁(33)はベーパ回収管
(34、26)を通るベーパがチェック弁(22)の移
動量に比例した回収量になるようになっている。 【0010】 【作用効果の説明】上記のように構成された給油ノズル
においては、給油開始まではチェック弁・ベーパ制御弁
共閉じており、給油が開始されるとチェック弁が開か
れ、これに伴い弁杆で連動されたベーパ制御弁が開弁す
る。そして、給油流量が増すとチェック弁の移動量は増
加し、ベーパ制御弁は、回収管を通るベーパがチェック
弁移動量に比例した回収量となるように作動する。した
がって、給油時だけベーパ回収が行われ、そして給油時
にはベーパ回収量は給油流量に応じた量となるので、空
気の吸引は殆ど起きず、かつ吸引量不足によるベーパの
大気放出が防止される。 【0011】 【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 【0012】図1において、ノズル本体1の握り部2の
基端部には、二重ホース57が設けられ、対向する側に
は、弁座3に離着座する主弁4が設けられ、ノズル本体
1に固設されたカバー6との間に介装されたばね7によ
り閉弁方向に付勢されている。この主弁4の弁杆5は、
ノズル本体1の外部に突出され、端部は後記自動閉鎖機
構Aの摺動杆17の端部に枢着されたノズルレバー8の
基部に係合されている。なお、図中の符号9は弁開保持
用のラッチである。 【0013】前記ノズル本体1の握り部2に連続して形
成された胴部10には、公知技術(本出願人による実公
昭36−17872号公報)による自動閉鎖機構Aが設
けられている。前記胴部10の液室11には流れ方向に
直角なボス部12が形成され、カバー6側には、カバー
13によりダイヤフラム室14が画成されている。その
ダイヤフラム室14には、ばね15で内方に付勢された
ダイヤフラム16が張設されている。他方、ボス部12
の内孔には、摺動杆17が摺動自在に収められ、ばね1
5aによりダイヤフラム16側に付勢されている。そし
て、ダイヤフラム16に取付けられた杆18の頭部18
a、テーパ部18b及び小径部18cは、摺動杆17の
内孔に挿入されている。また、摺動杆17には、軸方向
に直角な小孔17aが穿設され、その小孔17aには、
小球19が設けられ、頭部18aとボス部12とに挟持
され、摺動杆17を係止している。 【0014】前記胴部10に連続して筒先部20が設け
られている。その筒先部20の本体21は、胴部10に
固設され、液室11側には、ばね23に付勢されたチェ
ック弁22が設けられ、対向する側には、給油口係止片
24aを備えた吐出管24が固設されている。この吐出
管24の外周には、耐油性ゴム等で作られたベーパコレ
クタ25が設けられている。そのベーパコレクタ25の
先端部25aは、ラッパ状に拡がり、自動車の給油口と
のシールを容易にし、ベーパを回収するようになってい
る。このベーパコレクタ25の端部位置には、ベーパ回
収管26が開口し、そのベーパ回収管26は、後記する
前室30に接続されている。 【0015】図2をも参照し、チェック弁22の弁杆2
2aは、本体21内に固設された弁箱60の支持部27
に摺動自在に支持されている。弁箱60には、筒先部2
0側の前室30と対向する側の後室31とが画成されて
いる。そして、前室30と後室31との間には、弁座3
2が形成され、その弁座32には、弁杆22aに固設さ
れたベーパ制御弁33が図示のように、チェック弁22
の閉弁時に着座されている。この前室30には、ベーパ
回収管26が開口され、後室31に開口するベーパ回収
管34は、握り部2のペーパ路2aを介して二重管57
の給油路57aを取り巻くベーパ回収路57bに接続さ
れている。 【0016】他方、自動閉鎖機構Aのダイヤフラム室1
4は、連通路39により筒先部20の本体21に形成さ
れた陰圧発生部40に連通され、その陰圧発生部40
は、連通管41により吐出管24の先端付近の開口部4
2に連通されている。なお、二重管57は握り部2に接
続しないで、筒胴部20の側方に接続するようにしても
よい。 【0017】次に作用について説明する。給油に際し、
ノズルレバー8を引いてラッチ9に掛けると、ノズルレ
バー8は摺動杆17の基端を支点として反時計方向に回
動し、主弁4を開く。したがって、二重管57の給油路
57aからの油は、ノズル本体1を通りチェック弁22
を開いて吐出管24から吐出される。同時に、チェック
弁22の移動により、ベーパ制御弁33が開いてベーパ
コレクタ25からのベーパを前室30、後室31、ベー
パ回収管34、ベーパ路2a及び二重管57のベーパ回
収路57bを介して回収する。この際、ベーパの回収量
は、チェック弁22の移動量すなわち流量に比例する。
また、この状態で、陰圧発生部40には陰圧が発生する
が、連通管41により大気に連通しているので、陰圧が
ダイヤフラム室14に作用することはない。 【0018】給油が進み、液面が開口部42を閉じる
と、陰圧発生部40の陰圧がダイヤフラム室14に作用
し、ダイヤフラム16を吸引して外方に膨出させる。こ
れにより杆18は引き上り、小径部18cを小球19の
部分に位置させる。したがって、小球19による摺動杆
17の係止が解かれ、ノズルレバー8の先端が下降し、
主弁4が着座し自動的に給油が停止される。すると、液
室11の液圧が下がり、チェック弁22が閉じ、したが
って、ベーパ制御弁33が閉じて即時にベーパ回収を停
止する。 【0019】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ており下記の効果を奏する。 (a) ベーパ回収量を制御する制御弁は、給油に伴っ
て開弁するチェック弁に連動されており、その弁開量は
給油量に対応した量となって作動する。 (b) したがって、給油時だけベーパ回収が行われ、
そして給油時にはベーパ回収量は給油流量に応じた量と
なるので、空気の吸引は殆ど起きず、かつ吸引量不足に
よるベーパの大気放出が防止される。 (c) 上記ベーパ回収量の制御には、給油機側のブロ
ワの制御を必要とせず、給油ノズルに内蔵されたベーパ
制御弁で給油流量によって自動的に行われる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す側断面図。 【図2】ベーパ制御弁回りを示す側断面図。 【図3】本発明を実施する給油機の正面図。 【符号の説明】 A・・・自動閉鎖機構 1・・・ノズル本体 2・・・握り部 2a・・・ベーパ路 3・・・弁座 4・・・主弁 5・・・弁杆 6・・・カバー 7・・・ばね 8・・・ノズルレバー 9・・・ラッチ 10・・・胴部 11・・・液室 12・・・ボス部 13・・・カバー 14・・・ダイヤフラム室 15、15a・・・ばね 16・・・ダイヤフラム 17・・・摺動杆 17a・・・小孔 18・・・杆 18a・・・頭部 18b・・・テーパ部 18c・・・小径部 19・・・小球 20・・・筒先部 21・・・本体 22・・・チェック弁 22a・・・弁杆 23・・・ばね 24・・・吐出管 24a・・・給油口係止片 25・・・ベーパコレクタ 25a・・・先端部 26・・・ベーパ回収管 27・・・支持部 30・・・前室 31・・・後室 32・・・弁座 33・・・ベーパ制御弁 34・・・ベーパ回収管 35・・・オイルシール 39・・・連通路 40・・・陰圧発生部 41・・・連通管 42・・・開口部 50・・・給油機 51・・・ケース 52・・・地下タンク 53・・・給油管 54・・・ポンプ 55・・・流量計 56・・・ディスプレイ 57・・・二重管 57a・・・給油路 57b・・・ベーパ回収路 58・・・支柱 59・・・ノズル掛け 60・・・弁箱 80・・・ベーパ管 81・・・ブロワ 82・・・エルボ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吐出管(24)の周囲に被給油タンクの
    開口を覆うベーパコレクタ(25)を設け、そのベーパ
    コレクタ(25)と給油ホース(57)に沿って配設さ
    れたベーパ回収路(57b)とをベーパ回収管(34、
    26)で接続して発生したベーパを回収している給油装
    置の給油ノズル(N)において、給油ノズル(N)に設
    けたベーパ制御弁(33)を前記ベーパ回収管(34、
    26)に介装し、かつそのベーパ制御弁(33)を給油
    ノズル(N)の給油路内に設けられたチェック弁(2
    2)と弁杆(22a)を介して連動させ、その制御弁
    (33)およびチェック弁(22)の両弁を常閉とする
    ばね(23)が設けられ、もって給油時にはベーパ制御
    弁(33)はベーパ回収管(34、26)を通るベーパ
    がチェック弁(22)の移動量に比例した回収量になる
    ことを特徴とする給油ノズル。
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KR20040020313A (ko) * 2002-08-30 2004-03-09 박평인 주유시 연료 냄새 흡입 장치
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CN115321810B (zh) * 2022-08-19 2023-09-19 北京科技大学 一种玻璃光纤制备方法

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